JPH1196304A - 文字認識方法、文字認識用パターン辞書作成方法および記録媒体 - Google Patents
文字認識方法、文字認識用パターン辞書作成方法および記録媒体Info
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- JPH1196304A JPH1196304A JP9255383A JP25538397A JPH1196304A JP H1196304 A JPH1196304 A JP H1196304A JP 9255383 A JP9255383 A JP 9255383A JP 25538397 A JP25538397 A JP 25538397A JP H1196304 A JPH1196304 A JP H1196304A
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- pattern dictionary
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V30/00—Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
- G06V30/10—Character recognition
- G06V30/24—Character recognition characterised by the processing or recognition method
- G06V30/242—Division of the character sequences into groups prior to recognition; Selection of dictionaries
Landscapes
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Character Discrimination (AREA)
Abstract
に対してクラスタリング処理を行ない、その結果を利用
して階層的なマッチング処理を行なうことにより、認識
結果を変えることなくマッチングに要する処理時間を短
縮する。 【解決手段】 パターン辞書作成部3では、非階層的ク
ラスタリング手法を用いて、パターン辞書2を複数のク
ラスタに分割する。文字認識部5の代表マッチング部6
では、各クラスタの代表パターン辞書レコードと入力特
徴量とのマッチング処理を行ない、その結果を基に、パ
ターン辞書レコードとのマッチング処理を行なう有効ク
ラスタを求める。次いで、詳細マッチング部7では、有
効クラスタ内の各パターン辞書レコードと入力特徴量と
のマッチングを行ない、相違度の小さい順に候補を出力
する。
Description
グ処理を行う文字認識方法、文字認識用パターン辞書作
成方法および記録媒体に関する。
いて適当なクラスタリング処理を施すことによって、少
ない辞書レコード数で高精度な認識処理を可能とする手
法がいくつか提案されている。例えば、特開平1−15
4297号公報に記載されている文字認識用辞書作成方
法では、パターン辞書作成用の特徴ベクトル群を階層的
な手法でクラスタリングすることで、文字認識に用いる
辞書を作成している。
ら提案されている手法は、作成されたパターン辞書につ
いてそのパターン辞書レコードをクラスタリングし、そ
の情報を利用して認識結果が変わらない条件の元で認識
速度を向上させる手法ではない。
もので、本発明の目的は、既に作成されているパターン
辞書中の特徴量(特徴ベクトル)に対してクラスタリン
グ処理を行ない、その結果を利用して階層的なマッチン
グ処理を行なうことにより、認識結果を変えることなく
マッチングに要する処理時間を短縮した文字認識方法、
文字認識用パターン辞書作成方法および記録媒体を提供
することにある。
に、請求項1記載の発明では、入力された文字の特徴量
とパターン辞書の特徴量とを照合することにより文字を
認識する文字認識方法であって、前記パターン辞書内の
特徴量を複数のクラスタに分割した状態で保存し、各ク
ラスタの代表特徴量と前記入力特徴量との第1のマッチ
ング処理を行い、次いで、各クラスタ内の特徴量と前記
入力特徴量との第2のマッチング処理を行い、前記多段
階のマッチング処理によって算出されるそれぞれの相違
度を基に認識結果を求めることを特徴としている。
階層的なマッチング処理のためのパターン辞書を、非階
層的なクラスタリング手法を用いて作成する文字認識用
のパターン辞書作成方法であって、各クラスタの代表特
徴量とのマッチング処理によって第1のクラスタが第1
候補となった場合に、次いで行なわれるクラスタ内の特
徴量とのマッチング数が多い、前記第1のクラスタを優
先して分割することを特徴としている。
の代表特徴量は、各クラスタ内の特徴量の一つを選択す
ることを特徴としている。
表特徴量は、クラスタ内の各特徴量について、同一クラ
スタ内の他の特徴量との相違度を算出し、その最大値の
最も小さい特徴量をクラスタの代表特徴量とすることを
特徴としている。
階層的なマッチング処理のためのパターン辞書を、非階
層的なクラスタリング手法を用いて作成する文字認識用
のパターン辞書作成方法であって、前記パターン辞書内
の特徴量を複数のクラスタに分割するときのクラスタ数
を、各クラスタの代表特徴量とのマッチング数と各クラ
スタ内の特徴量とのマッチング数の合計が最小となるよ
うに定めることを特徴としている。
チング処理において第1のクラスタ内の特徴量が候補に
残らないことが確定する場合、該第1のクラスタ内の特
徴量については前記第2のマッチング処理を行なわない
ことを特徴としている。
チング処理の過程において、第1候補クラスタの代表特
徴量と入力特徴量の間の相違度と、マッチング処理中の
第1のクラスタの代表特徴量と該第1のクラスタ内の他
の特徴量の間の相違度の最大値と、前記マッチング処理
中の第1のクラスタの代表特徴量と入力特徴量の間の相
違度とを基に、前記第1のクラスタ内の特徴量が候補に
残るか否かを判断することを特徴としている。
チング処理の過程において、第1候補クラスタの代表特
徴量と入力特徴量の間の相違度と、マッチング処理中の
第1のクラスタの代表特徴量と入力特徴量の間の相違度
とを基に、前記第1のクラスタ内の特徴量が候補に残る
か否かを判断することを特徴としている。
チング処理を行なうとき、クラスタの代表特徴量とのマ
ッチング処理を行なわないことを特徴としている。
字の特徴量とパターン辞書の特徴量とを照合することに
より文字を認識するために、前記パターン辞書内の特徴
量を複数のクラスタに分割した状態で保存する機能と、
各クラスタの代表特徴量と前記入力特徴量との第1のマ
ッチング処理を行う機能と、次いで、各クラスタ内の特
徴量と前記入力特徴量との第2のマッチング処理を行う
機能と、前記多段階のマッチング処理によって算出され
るそれぞれの相違度を基に認識結果を求める機能をコン
ピュータに実現させるためのプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とし
ている。
用いて具体的に説明する。図1は、本発明の実施例の構
成を示す。図において、1は、原稿などを読み取って認
識すべき文字パターンを入力する画像入力部、2は、文
字の特徴量(特徴ベクトル)を登録したパターン辞書、
3は、パターン辞書内の特徴量を複数のクラスタに分割
するクラスタリング部4を備えたパターン辞書作成部、
5は、入力特徴量と各クラスタの代表パターン辞書レコ
ードとのマッチング処理を行なう代表マッチング部6
と、代表マッチングの結果得られる有効パターン辞書レ
コードと入力特徴量のマッチング処理を行なう詳細マッ
チング部7を備え、入力文字の認識結果を求める文字認
識部、8は、認識結果を出力する出力部である。
トである。まず、パターン辞書は非階層的クラスタリン
グ手法を用いていくつかのクラスタに分割される(ステ
ップ101)。その際、各クラスタ毎に代表パターン辞
書レコード、クラスタ内の各レコードと代表パターン辞
書レコードとの相違度の最大値を求め、クラスタのデー
タとしてそれぞれ保存する。
代表パターン辞書レコードと入力特徴量とのマッチング
処理を行なう(ステップ102)。このマッチング処理
を「代表マッチング」と呼ぶ。
パターン辞書の特徴量は複数のクラスタに分割され、各
クラスタは代表パターン辞書レコードと一乃至複数のパ
ターン辞書レコードから構成されている。
書レコードとの相違度を算出することにより、パターン
辞書レコードとのマッチング処理を行なうクラスタを求
めることができる。このクラスタを「有効クラスタ」と
呼ぶ。
ーン辞書レコードとのマッチングの結果から、クラスタ
内のパターン辞書レコードが候補に残らないクラスタを
求めることができる。このようなクラスタを「無効クラ
スタ」と呼ぶ。
コードと入力特徴量とのマッチングを行ない、相違度の
小さい順に候補パターン辞書レコードを抽出する(ステ
ップ103)。このマッチング処理を「詳細マッチン
グ」と呼ぶ。図4は、詳細マッチングを示す図である。
それぞれの処理の詳細について、以下に説明する。
ードのクラスタリング方法〉 (1)非階層的クラスタリング方法 本発明で用いるクラスタリング手法について以下説明す
る。 ステップ201;全パターン辞書レコード中において、
パターン辞書レコード間の相違度が最大となるパターン
辞書の組みを求め、初期シード点(2点)とする。 ステップ202;Within Group Erro
rの最小値を(十分大きな値に)初期化する。ここで、
Within Group Errorは、クラスタを
安定状態にするための条件設定であり、これについては
非階層的なクラスタ分析手法として、例えば、河口至商
著「多変量解析入門II」(森北出版)を参照された
い。 ステップ203;各パターン辞書レコードを相違度の最
も小さいシード点に割り当て、クラスタを生成する。 ステップ204;各クラスタ内でパターン辞書レコード
間の相違度の最大値を求め、その(全クラスタでの)総
和をWithin Group Errorとする。 ステップ205;Within Group Erro
rをWithin Group Errorの最小値と
比較して、Within Group Errorが減
少しない場合には、ステップ208に進み、それ以外の
場合にはWithin Group Error最小値
を更新してステップ206に進む。 ステップ206;各クラスタの代表パターン辞書レコー
ドを抽出する。 ステップ207;求めた各クラスタの代表パターン辞書
レコードをシード点としてステップ203に進む。 ステップ208;マッチングを省略できるレコード数の
期待値Eoを算出し、データとして保存する。各クラス
タ内のパターン辞書レコード、代表パターン辞書レコー
ドおよび代表パターン辞書レコードとクラスタ内のパタ
ーン辞書レコードの相違度の最大値もデータとして保存
する。 ステップ209;分割するクラスタを決定する。分割す
るクラスタがない場合(全てのクラスタ内のパターン辞
書レコード数が1の場合)処理を終了する。 ステップ210;シード点を再設定する。 ステップ211;ステップ202に戻る。 それぞれの処理の詳細は後述する。
って、代表マッチングを行なった場合、代表マッチング
の結果得られる各クラスタの代表パターン辞書レコード
と入力特徴量の相違度を用いて、無効クラスタを検出す
ることができる。
きるパターン辞書レコード数(無効クラスタ内のパター
ン辞書レコード数。この様なパターン辞書レコードを
「無効パターン辞書レコード」と呼ぶ。また、無効パタ
ーン辞書レコードではないパターン辞書レコードを「有
効パターン辞書レコード」と呼ぶ)が多いほど、マッチ
ング全体の処理を高速に行なうことが可能となる。つま
り、代表マッチングにおいて各クラスタが第1候補にな
った場合の無効パターン辞書レコード数を適当な方法で
推定し、代表マッチングで第1候補になった場合に、無
効パターン辞書レコード数が多いクラスタが残る方向
(代表マッチングで第1候補になった場合でも無効パタ
ーン辞書レコード数が少ないクラスタを分割する方向)
にパターン辞書レコードのクラスタリング処理を進める
ことが好ましい。
ては相違度による候補数の足きり/マッチングの打ち切
りを行なっている。本発明では、式(1)により候補の
足きりを行なう。
タ、Dは足きり判定対象のパターン辞書レコードと入力
特徴量の相違度、D1は第1候補のパターン辞書レコー
ドと入力特徴量の相違度である。
きい相違度が算出されたパターン辞書レコードは候補に
残さないものとする。
う場合に、無効クラスタを検出する方法として、次の2
通りの方法がある。
法 あるクラスタBについて、クラスタBの代表パターン辞
書レコードとクラスタB内の各パターン辞書レコードと
の相違度の最大値をDbmとする。ここで、各クラスタ
の代表パターン辞書レコードと入力特徴量との間で相違
度を算出した結果、クラスタAの代表パターン辞書レコ
ードとの相違度が最小でその相違度がDa(=D1)の
場合、クラスタBの代表パターン辞書レコードと入力特
徴量との相違度Dbが次の条件を満たす場合、クラスタ
B内のパターン辞書レコードは式(1)の足きりにより
候補に残らないことが確定する(クラスタBは無効クラ
スタである)。
の相違度の最大値は、クラスタAの代表パターン辞書レ
コードとの相違度より小さくならない。従って、有効パ
ターン辞書レコード(足きりされないパターン辞書レコ
ード)の入力特徴量との相違度は最大でもαDaであ
り、クラスタB内のパターン辞書レコードと入力特徴量
との相違度がこの値より大きいと判断できる場合には、
クラスタB内のパターン辞書レコードは無効パターン辞
書レコードと判断できる。クラスタB内のパターン辞書
レコードと入力特徴量との相違度はDb−Dbmより小
さくはならないことから、式(2)が導かれる)。
説明する図である。図5(a)は、α=1の場合に、2
次元空間で市街地距離を算出する例を示す。識別境界の
左側はクラスタBのパターン辞書レコードの存在する範
囲であり、BはクラスタBの代表パターン辞書レコード
である。また、識別境界の右側はクラスタAのパターン
辞書レコードの存在する範囲であり、AはクラスタAの
代表パターン辞書レコードである。そして、太線で囲ま
れた範囲Cは、境界からの距離((Db−Da)/2)
より、クラスタAの代表パターン辞書レコードからの距
離Daの方が近い範囲を表わしている。
る範囲を示す。つまり、境界からの距離((Db−D
a)/2)より、クラスタAの代表パターン辞書レコー
ドからの距離Daの方が近い範囲に完全に含まれる範囲
を示している。
代表パターン辞書レコードからの距離Daのα倍より、
境界からの距離((Db−Da)/2)が遠くなればよ
い。つまり、 Da<(Db−Da)/2α (3) の条件を満たせばよい。
ラスタB内のパターン辞書レコードは、式(1)の足き
りにより候補に残らないことが確定し、クラスタBは無
効クラスタとなる。
スタAの代表パターン辞書レコードの間の相違度が最小
の場合の、無効クラスタ(式(2)あるいは式(3)の
条件を満たす)の集合をO={O1,O2,...,
On}、無効クラスタ内のパターン辞書レコード数をN
={No1,No2,...,Non}、とする場合、無
効辞書レコード数Noは以下の式で算出できる。
した場合に無効パターン辞書レコード数が効果的に増え
ることが好ましい。従って、代表パターン辞書レコード
が代表マッチングで第1候補になる場合に、無効パター
ン辞書レコード数の期待値が小さいクラスタを分割対象
とする。
待値を算出する手法について説明する。まず、入力特徴
量はパターン辞書レコードとほぼ同じ分布をしていると
仮定する。例えば、クラスタA内のパターン辞書レコー
ドを入力特徴量の集合Fa=F1,F2,..,FNaと仮
定する(勿論この場合、パターン辞書作成に用いたデー
タ全てなどを入力特徴量の集合として用いても良い)。
ここで、それぞれのFaが入力特徴量の場合の無効辞書
レコード数を、前述した手法(式(2),(3),(4)
参照)を用いて推定し(ここで、全クラスタとのマッチ
ング処理において、クラスタA内のパターン辞書レコー
ドは、必ずクラスタAの代表パターン辞書レコードとの
相違度が最小となるので、D1はクラスタAの代表パタ
ーン辞書レコードとFaとの相違度(Da)である)、
その平均(Noの平均)を算出すると、その値は代表マ
ッチング処理において、クラスタAとマッチした場合に
省略出来るパターン辞書レコード数の期待値Eoと見倣
すことができる。
タ(代表マッチングにおいて、代表パターン辞書レコー
ドが第1候補となった場合に、詳細マッチングにおける
無効パターン辞書レコード数が少ないと想定されるクラ
スタ)を分割対象として、新しいシード点を設定する。
ただし、クラスタ内のパターン辞書レコードの数が1の
場合には、それ以上分割が不可能であるので、クラスタ
内のパターン辞書レコード数が2以上のクラスタを分割
対象とする。
ドの抽出 本発明では、代表マッチングにおいて、クラスタ内のパ
ターン辞書レコードの1つを代表パターン辞書レコード
として用いる(各クラスタ内のパターン辞書レコードの
平均特徴量は用いない)。このようにすることで、次の
効果が期待できる。すなわち、・詳細マッチングを行な
う際に、(代表マッチングで既に相違度が算出されてい
る)代表パターン辞書レコードとのマッチングが省略可
能となり、マッチング処理全体の処理速度が向上する。
定が容易である(無効パターン辞書レコード数の推定、
図5を参照)。
は、代表パターン辞書レコードとクラスタ内のそれ以外
のパターン辞書レコードとの相違度の最大値が小さくな
ることが好ましい。従ってクラスタ内のパターン辞書レ
コードP={P1,P2,...Pq}について、次の条
件を満たすパターン辞書レコードm1をクラスタの代表
パターン辞書レコードとする。
度である。
ード点の設定方法 シード点の設定に関しては、同じパターン辞書が入力さ
れた場合には同じクラスタリング結果が得られるように
考慮する。本発明の手法では、分割対象となったクラス
タ中で、相違度の最大となるパターン辞書レコードの組
みを新しいシード点として用いる。
たクラスタから求めた2つのシード点と分割対象となら
なかったクラスタの代表パターン辞書レコードを初期シ
ード点として、クラスタリング処理を行う。
数)を変更する毎にマッチングを省略できるレコード数
の期待値Eoをデータとして保存する。
ードとのマッチング処理) ・詳細マッチング(代表マッチングで有効パターン辞書
レコードと判断された各パターン辞書レコードとのマッ
チング処理) の2段階の処理からなり、マッチング処理の対象となる
レコード数Nm(代表マッチングと詳細マッチングの合
計)はクラスタ数をn、無効パターン辞書レコード数の
期待値をEo、無効クラスタの数をn0、パターン辞書
レコード数をNとした場合、次のように求めることがで
きる。
ーン辞書レコード(代表パターン辞書レコード)数は Nr=n (6) である。そして、詳細マッチングでのマッチングパター
ン辞書レコード数は Nd=N−Eo−(n−n0) (7) であるので、全体のマッチングパターン辞書レコード数
は Nm=n+(N−Eo−(n−n0))=N+n0−Eo (8) と見積もることができる。本発明の手法では、クラスタ
数2からNの場合のそれぞれについてNmを算出し、N
mが最小となるクラスタ数を最適なクラスタ数とする
(なお、部分マッチングの実験は最適なクラスタ数の元
で行なう)。
ーン辞書レコードとのマッチング処理(代表マッチン
グ)を行なう。入力特徴量と各クラスタの代表パターン
辞書レコードとの相違度を算出すれば、前述した手法
で、無効クラスタを特定できる(式(2),(3)を参
照)。
の間の相違度算出の過程においても、全ての次元の間の
相違度を求める前に、無効クラスタであることが確定す
る場合がある。それぞれの代表パターン辞書レコードと
の相違度算出の時点で、第1候補の相違度(それまでに
算出された相違度のなかで最も小さい相違度)に基づい
て、式(2),式(3)の条件から無効クラスタになら
ないための相違度の条件が次のように算出できる。
に、式(9)を用いて無効クラスタとするしきい値を算
出し、各次元毎の相違度算出の過程で相違度がしきい値
を超える場合には、そのクラスタは無効クラスタである
ことが確定するので、相違度算出処理を中止し、次の代
表パターン辞書レコードとの相違度算出処理に移る。
効パターン辞書レコードとのマッチング処理を行なう。
ただし、詳細マッチングでは代表パターン辞書レコード
との相違度は既に代表マッチングで算出されているの
で、改めて算出する必要はない。
の相違度を算出し、相違度が式(1)の条件を満たすパ
ターン辞書レコードについては相違度の小さい順に候補
として出力し、認識結果を得る。
ず、ソフトウェアによっても実現することができる。本
発明をソフトウェアによって実現する場合には、図6に
示すように、CPU、メモリ、表示装置、ハードディス
ク、キーボード、CD−ROMドライブ、スキャナなど
からなるコンピュータシステムを用意し、CD−ROM
などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、本発
明の文字認識機能を実現するプログラム、パターン辞書
などが記録されている。また、スキャナなどの画像入力
手段から入力された原稿画像などは一時的にハードディ
スクなどに格納される。そして、該プログラムが起動さ
れると、一時保存された画像データが読み込まれて、文
字認識処理を実行し、その認識結果をディスプレイなど
に出力する。
ば、既に作成されているパターン辞書の特徴量をクラス
タリングした上で、入力特徴量と各クラスタの代表特徴
量とをマッチングさせ、次いで有効クラスタ内の特徴量
とをマッチングさせる2段階のマッチング処理を行って
いるので、マッチングに要する時間を短縮することがで
き、従って認識速度を大幅に向上させることが可能とな
る。
効クラスタの決定を説明する図である。
構成例を示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 入力された文字の特徴量とパターン辞書
の特徴量とを照合することにより文字を認識する文字認
識方法であって、前記パターン辞書内の特徴量を複数の
クラスタに分割した状態で保存し、各クラスタの代表特
徴量と前記入力特徴量との第1のマッチング処理を行
い、次いで、各クラスタ内の特徴量と前記入力特徴量と
の第2のマッチング処理を行い、前記多段階のマッチン
グ処理によって算出されるそれぞれの相違度を基に認識
結果を求めることを特徴とする文字認識方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の階層的なマッチング処理
のためのパターン辞書を、非階層的なクラスタリング手
法を用いて作成する文字認識用のパターン辞書作成方法
であって、各クラスタの代表特徴量とのマッチング処理
によって第1のクラスタが第1候補となった場合に、次
いで行なわれるクラスタ内の特徴量とのマッチング数が
多い、前記第1のクラスタを優先して分割することを特
徴とする文字認識用パターン辞書作成方法。 - 【請求項3】 前記各クラスタの代表特徴量は、各クラ
スタ内の特徴量の一つを選択することを特徴とする請求
項2記載の文字認識用パターン辞書作成方法。 - 【請求項4】 前記選択する代表特徴量は、クラスタ内
の各特徴量について、同一クラスタ内の他の特徴量との
相違度を算出し、その最大値の最も小さい特徴量をクラ
スタの代表特徴量とすることを特徴とする請求項3記載
の文字認識用パターン辞書作成方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の階層的なマッチング処理
のためのパターン辞書を、非階層的なクラスタリング手
法を用いて作成する文字認識用のパターン辞書作成方法
であって、前記パターン辞書内の特徴量を複数のクラス
タに分割するときのクラスタ数を、各クラスタの代表特
徴量とのマッチング数と各クラスタ内の特徴量とのマッ
チング数の合計が最小となるように定めることを特徴と
する文字認識用パターン辞書作成方法。 - 【請求項6】 前記第1のマッチング処理において第1
のクラスタ内の特徴量が候補に残らないことが確定する
場合、該第1のクラスタ内の特徴量については前記第2
のマッチング処理を行なわないことを特徴とする請求項
1記載の文字認識方法。 - 【請求項7】 前記第1のマッチング処理の過程におい
て、第1候補クラスタの代表特徴量と入力特徴量の間の
相違度と、マッチング処理中の第1のクラスタの代表特
徴量と該第1のクラスタ内の他の特徴量の間の相違度の
最大値と、前記マッチング処理中の第1のクラスタの代
表特徴量と入力特徴量の間の相違度とを基に、前記第1
のクラスタ内の特徴量が候補に残るか否かを判断するこ
とを特徴とする請求項6記載の文字認識方法。 - 【請求項8】 前記第1のマッチング処理の過程におい
て、第1候補クラスタの代表特徴量と入力特徴量の間の
相違度と、マッチング処理中の第1のクラスタの代表特
徴量と入力特徴量の間の相違度とを基に、前記第1のク
ラスタ内の特徴量が候補に残るか否かを判断することを
特徴とする請求項6記載の文字認識方法。 - 【請求項9】 前記第2のマッチング処理を行なうと
き、クラスタの代表特徴量とのマッチング処理を行なわ
ないことを特徴とする請求項1記載の文字認識方法。 - 【請求項10】 入力された文字の特徴量とパターン辞
書の特徴量とを照合することにより文字を認識するため
に、前記パターン辞書内の特徴量を複数のクラスタに分
割した状態で保存する機能と、各クラスタの代表特徴量
と前記入力特徴量との第1のマッチング処理を行う機能
と、次いで、各クラスタ内の特徴量と前記入力特徴量と
の第2のマッチング処理を行う機能と、前記多段階のマ
ッチング処理によって算出されるそれぞれの相違度を基
に認識結果を求める機能をコンピュータに実現させるた
めのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9255383A JPH1196304A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 文字認識方法、文字認識用パターン辞書作成方法および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9255383A JPH1196304A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 文字認識方法、文字認識用パターン辞書作成方法および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1196304A true JPH1196304A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17278004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9255383A Pending JPH1196304A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 文字認識方法、文字認識用パターン辞書作成方法および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1196304A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014131277A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Konicaminolta Laboratory Usa Inc | 文書画像圧縮方法及びその文書認証への適用 |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP9255383A patent/JPH1196304A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014131277A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Konicaminolta Laboratory Usa Inc | 文書画像圧縮方法及びその文書認証への適用 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Request for written amendment filed |
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