JPH1193675A - 筒内噴射式火花点火機関 - Google Patents

筒内噴射式火花点火機関

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JPH1193675A
JPH1193675A JP9252503A JP25250397A JPH1193675A JP H1193675 A JPH1193675 A JP H1193675A JP 9252503 A JP9252503 A JP 9252503A JP 25250397 A JP25250397 A JP 25250397A JP H1193675 A JPH1193675 A JP H1193675A
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swirl chamber
swirl
chamber
intake
valve
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    • F02B23/08Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
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    • F02B23/104Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder the injector being placed on a side position of the cylinder
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B75/12Other methods of operation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブリセスを設けることなく吸気弁とピス
トン冠面との干渉回避を行えて吸気弁の可変動弁特性に
よる機関出力の向上を図る。 【解決手段】 ピストン2の冠面に設けられるキャビテ
ィ燃焼室13を、2つの吸気弁5,5の投影面を包含す
る所要の面積範囲でそれぞれ凹設されて互いに連通する
第1スワール室14と第2スワール室15とで構成する
ことにより、可変動弁特性の吸気弁5としてあってもピ
ストン冠面との干渉が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃焼室に直接燃料を
噴霧する筒内噴射式火花点火機関に関する。
【0002】
【従来の技術】筒内噴射式火花点火機関は、例えば特開
平8−35429号公報に示されているように、高負荷
運転域(以下、単に高負荷域と称する)では燃焼室に略
均質な空燃比の混合気を形成して所謂均質燃焼を行わせ
る一方、低負荷運転域(以下、単に低負荷域と称する)
では点火プラグ周りにのみ比較的濃い混合気を形成し、
平均的な空燃比を非常に大きく(稀薄化)して所謂成層
燃焼を行わせるようにしたものである。
【0003】このような筒内噴射式火花点火機関は、ペ
ントルーフタイプの燃焼室を形成するシリンダヘッドの
一側部に2つの吸気弁を、および他側部に2つの排気弁
を配設し、燃焼室中央に点火プラグを配設すると共に燃
焼室側部の2つの吸気ポート開口部間近傍に燃料噴射弁
を配設する一方、ピストン冠面は燃焼室のペントルーフ
形状に合わせて山形に形成して、該ピストン冠面の吸気
弁配置側の一側部に偏寄して、前記点火プラグのプラグ
電極を受容できる範囲に非円形のキャビティ燃焼室を凹
設してある。
【0004】吸気弁をそれぞれ配設した吸気ポートは例
えばサイヤミズドポートとしてそれぞれ独立ポートに形
成し、そのうちの一方の吸気ポートは燃焼室で吸気に強
いスワールを付与し得るようにヘリカルポートとして構
成している。
【0005】そして、低負荷域では圧縮行程でピストン
上死点付近において前記燃料噴射弁から、キャビティ燃
焼室に生成された吸気のスワール(以下、単にスワール
と称する)の上流側に向けて燃料を噴霧することにより
前述した成層燃焼を可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】機関の出力を高めるた
めに吸気弁の作動角やバルブリフトを大きくしたり、あ
るいは吸排気弁のバルブオーバーラップを大きくしたり
する要請があるが、このような弁特性を設定する場合前
述のピストン冠面には吸気弁との干渉を避けるためにバ
ルブリセスを形成する必要がある。
【0007】一方、前述したキャビティ燃焼室は圧縮比
との兼ね合いで非円形の開口面積をむやみに大きくする
ことはできず、自ずとその開口形成エリアが制限される
ことから該ピストン冠面にバルブリセスを設けようとす
ると、該バルブリセスがキャビティ燃焼室の開口縁に部
分的に跨るようになってしまう。
【0008】この結果、成層燃焼時にキャビティ燃焼室
に強いスワールを生成してもその一部がバルブリセスか
らキャビティ燃焼室外へ逃げてしまい、また、燃料噴射
弁からキャビティ燃焼室に向けて噴霧された燃料も、そ
の一部がバルブリセスからキャビティ燃焼室外へ逃げて
しまうことから、点火プラグ周りでの濃い混合気の形成
が不十分となってしまい、結果的には平均的な空燃比を
非常に大きく(稀薄化)することができなくなってしま
う。
【0009】そこで、本発明は成層燃焼の安定性や機関
圧縮比を損なうことなく吸気弁とピストン冠面との干渉
を回避できて、可変動弁機構等による吸気弁の弁特性を
可変とすることができる筒内噴射式火花点火機関を提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、複数の吸気弁と、燃焼室中央に配置した点火プラ
グ、および燃焼室に直接燃料を噴霧する燃料噴射弁等と
を備えると共に、ピストン冠面にキャビティ燃焼室を備
え、吸気にスワールを付与した状態で圧縮行程中に前記
キャビティ燃焼室に向けて燃料噴射を行うことにより成
層燃焼を行わせるようにした筒内噴射式火花点火機関に
おいて、前記キャビティ燃焼室を、複数の吸気弁の投影
面を包含する所要の面積範囲でそれぞれ凹設されて互い
に連通する複数の凹部で構成したことを特徴としてい
る。
【0011】請求項2の発明にあっては、2つの吸気弁
と、燃焼室中央に配置した点火プラグ、および燃焼室に
直接燃料を噴霧する燃料噴射弁等とを備えると共に、ピ
ストン冠面に点火プラグとの干渉を避けるプラグ逃げ溝
を有するキャビティ燃焼室を備え、吸気にスワールを付
与した状態で圧縮行程中に前記キャビティ燃焼室に向け
て燃料噴射を行うことにより成層燃焼を行わせるように
した筒内噴射式火花点火機関において、前記キャビティ
燃焼室を、2つの吸気弁の投影面を包含する所要の面積
範囲でそれぞれ凹設されて互いに連通する略円形の第1
スワール室と第2スワール室とで構成したことを特徴と
している。
【0012】請求項3の発明にあっては、請求項2に記
載の第1スワール室と第2スワール室は、それぞれ吸気
弁の投影面部に最深部を備えていることを特徴としてい
る。
【0013】請求項4の発明にあっては、請求項3に記
載の最深部の底面を平坦に形成したことを特徴としてい
る。
【0014】請求項5の発明にあっては、請求項2〜4
に記載のキャビティ燃焼室は、燃料噴射弁から噴霧され
た燃料を該キャビティ燃焼室内にガイドする噴霧ガイド
溝を備えていることを特徴としている。
【0015】請求項6の発明にあっては、請求項3〜5
に記載の第1スワール室と第2スワール室の両最深部の
隣接部分に、底面をこれら最深部の底面と整合して同一
面に形成した連設部を設けて、該連設部によって前記両
最深部を連通したことを特徴としている。
【0016】請求項7の発明にあっては、請求項3〜5
に記載の第1スワール室と第2スワール室の両最深部の
隣接部分に、底面をプラグ逃げ溝の底面と整合して同一
面に形成した連設部を設けて、該連設部によってプラグ
逃げ溝を前記両最深部と連通したことを特徴としてい
る。
【0017】請求項8の発明にあっては、請求項7に記
載のプラグ逃げ溝の底面と連設部の底面を、第1スワー
ル室と第2スワール室の両最深部の底面と整合して同一
面に形成したことを特徴としている。
【0018】請求項9の発明にあっては、請求項7,8
に記載の第1スワール室および第2スワール室の両最深
部の周壁とプラグ逃げ溝の周壁との連設部分を、これら
第1スワール室および第2スワール室で生成される吸気
のスワールの略接線方向に直線的に形成したことを特徴
としている。
【0019】請求項10の発明にあっては、請求項2〜
9に記載の第1スワール室と第2スワール室を、それぞ
れピストン冠面の吸気弁と対向配置した排気弁設置側に
向けて略楕円形状に拡大して形成したことを特徴として
いる。
【0020】請求項11の発明にあっては、請求項10
に記載の第1スワール室と第2スワール室の両最深部
を、それぞれピストン冠面の排気弁設置側に向けて略楕
円形状に拡大して形成したことを特徴としている。
【0021】請求項12の発明にあっては、請求項7又
は9〜11に記載の第1スワール室の最深部とプラグ逃
げ溝および連設部の各底面を、第2スワール室の最深部
の底面よりも一段下げて形成したことを特徴としてい
る。
【0022】請求項13の発明にあっては、請求項7又
は9〜11に記載の第2スワール室の最深部とプラグ逃
げ溝および連設部の各底面を、第1スワール室の最深部
の底面よりも一段下げて形成したことを特徴としてい
る。
【0023】請求項14の発明にあっては、請求項7又
は9〜11に記載のプラグ逃げ溝と連設部の両底面を、
第1スワール室および第2スワール室の両最深部の底面
よりも一段下げて形成したことを特徴としている。
【0024】請求項15の発明にあっては、請求項2〜
14に記載の第1スワール室および第2スワール室の各
プラグ逃げ溝に隣接する側の周壁をリエントラント形状
に形成したことを特徴としている。
【0025】請求項16の発明にあっては、請求項2〜
15に記載の第1スワール室に対応する吸気弁を配設し
た第1吸気ポート、および第2スワール室に対応する吸
気弁を配設した第2吸気ポートをそれぞれ独立したスト
レートポートとして構成し、これら吸気ポートの一方に
は成層燃焼時に該一方の吸気ポートを遮蔽し、均質燃焼
時に該一方の吸気ポートを開放する遮蔽弁を設けたこと
を特徴としている。
【0026】請求項17の発明にあっては、請求項2〜
16に記載の吸気弁は、機関の運転条件に合わせて開閉
特性を変化させる可変動弁機構を備えていることを特徴
としている。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ピスト
ン冠面のキャビティ燃焼室を構成する複数の凹部は、各
吸気弁の投影面を包含する所要の面積範囲でそれぞれ凹
設してあるため、機関の出力向上を目的として吸気弁の
作動角,バルブリフト等の弁特性を可変とした場合に、
該吸気弁がピストン冠面と干渉するのを回避することが
できる。
【0028】そして、ピストン冠面にはキャビティ燃焼
室に跨るバルブリセスを設けていないため、成層燃焼時
にスワールおよび燃料がキャビティ燃焼室外へ逃げるよ
うなことがなく、従って、強いスワールを生成できて成
層燃焼の安定性を維持することができ、しかも、キャビ
ティ燃焼室の開口面積を必要以上に拡大することもない
ので機関圧縮比の低下を回避することができる。
【0029】更に、成層燃焼時に圧縮行程中にキャビテ
ィ燃焼室の凹部に向けて噴霧された燃料は当該凹部で生
成された強いスワールに乗って、燃焼室中央の点火プラ
グ周りに集合して、該点火プラグ周りに濃い混合気が形
成されるため良好な着火性を維持することができる。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、ピストン
冠面のキャビティ燃焼室を構成する第1スワール室と第
2スワール室は、各吸気弁の投影面を包含する所要の面
積範囲でそれぞれ略円形に凹設してあるため、機関の出
力向上を目的として吸気弁の作動角,バルブリフト等の
弁特性を可変とした場合に、該吸気弁がピストン冠面と
干渉するのを回避することができる。
【0031】そして、ピストン冠面にはキャビティ燃焼
室に跨るバルブリセスを設けていないため、成層燃焼時
にスワールおよび燃料がキャビティ燃焼室外へ逃げるよ
うなことがなく、従って、強いスワールを生成できて成
層燃焼の安定性を維持することができ、しかも、キャビ
ティ燃焼室の開口面積を必要以上に拡大することもない
ので機関圧縮比の低下を回避することができる。
【0032】更に、成層燃焼時に圧縮行程中にキャビテ
ィ燃焼室の第1スワール室又は第2スワール室に向けて
噴霧された燃料は当該スワール室で生成された強いスワ
ールに乗って、これら第1スワール室と第2スワール室
との中間部分のプラグ逃げ溝に集合して、点火プラグ周
りに濃い混合気が形成されるため良好な着火性を維持す
ることができる。
【0033】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、第1スワール室および第2スワ
ール室には、それぞれ対応する吸気弁の投影面部に最深
部を設定してあるため、キャビティ燃焼室をその開口面
積をピストン冠面の制約された面積範囲内で吸気弁と干
渉することなく極力小さくし、かつ、最適な機関圧縮比
が得られる容積として形成することができる。
【0034】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
の発明の効果に加えて、第1スワール室および第2スワ
ール室の各最深部の底面を平坦に形成してあるため、こ
れら最深部の底面にデポジットが生じるのを回避できる
と共に、燃料の壁面付着を回避して燃焼性を向上できる
ためスモークの発生をなくしてHCの低減を実現するこ
とができる。
【0035】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
〜4の発明の効果に加えて、成層燃焼時に圧縮行程のピ
ストン上死点付近でキャビティ燃焼室に向けて噴霧され
た燃料は、噴霧ガイド溝によって全キャビティ燃焼室に
供給され、噴霧燃料の一部がピストン冠面に当ってキャ
ビティ燃焼室へ逃げるのを回避できるため、成層燃焼の
安定性向上と燃費の向上を実現することができる。
【0036】請求項6に記載の発明によれば、請求項3
〜5の発明の効果に加えて、第1スワール室と第2スワ
ール室の両最深部は、底面がこれら両最深部の底面と整
合して同一面に形成された連設部で連通しているため、
これら両最深部でも燃料の相互移動がスムーズに行われ
て燃料の混合,拡散と気化促進を良好に行え、しかも、
燃焼期間中における燃料の壁面付着を回避できるため、
成層燃焼の安定性向上とスモークの発生をなくしてHC
の低減を実現することができる。
【0037】請求項7に記載の発明によれば、請求項3
〜5の発明の効果に加えて、プラグ逃げ溝は底面を該プ
ラグ逃げ溝の底面と同一面に整合して形成した連設部を
介して第1スワール室と第2スワール室の両最深部と連
通しているため、これら両最深部でもそれらの周面に沿
うスワールに乗って流動する燃料をプラグ逃げ溝に集め
て点火プラグ周りに濃い混合気を形成できるため、着火
性を高められて成層燃焼の安定性向上と燃費の向上とを
実現することができる。
【0038】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
の発明の効果に加えて、プラグ逃げ溝の底面と連設部の
底面は、第1スワール室と第2スワール室の両最深部の
底面と同一面に整合してあるから、前記燃料のプラグ逃
げ溝への集合をスムーズに行えて着火性をより一層高め
られることと併せて燃料の壁面付着を回避できることに
よって、成層燃焼の安定性と燃費を更に向上できると共
に、スモークの発生をなくしてHCの低減を実現するこ
とができる。
【0039】請求項9に記載の発明によれば、請求項
7,8の発明の効果に加えて、第1スワール室および第
2スワール室の両最深部の周壁とプラグ逃げ溝の周壁と
の連設部分を、これら第1スワール室および第2スワー
ル室で生成されるスワールの略接線方向に直線的に形成
してあるため、前記燃料のプラグ逃げ溝への集合をより
一層スムーズに行わせることができる。
【0040】請求項10に記載の発明によれば、請求項
2〜9の発明の効果に加えて、第1スワール室と第2ス
ワール室を、それぞれピストン冠面の排気弁設置側に向
けて略楕円形状に拡大して形成してあるため、これら第
1スワール室および第2スワール室の容積を広げられて
成層燃焼時における燃料のキャビティ燃焼室外への逃げ
を可及的に抑えることができて、成層燃焼の安定性と燃
費をより一層向上できると共にスモークの発生をなくし
てHCの低減を実現することができる。
【0041】請求項11に記載の発明によれば、請求項
10の発明の効果に加えて、第1スワール室と第2スワ
ール室の両最深部も、それぞれピストン冠面の排気弁設
置側に向けて略楕円形状に拡大して形成してあるため、
第1スワール室,第2スワール室の容積の拡大化をピス
トンの構造上無理なく実現できて、成層燃焼の安定性等
を更に向上することができる。
【0042】請求項12に記載の発明によれば、請求項
7又は9〜11の発明の効果に加えて、第1スワール室
の最深部とプラグ逃げ溝および連設部の各底面を、第2
スワール室の最深部の底面よりも一段下げて形成してあ
るため、成層燃焼時に第1スワール室側に向けて燃料を
噴霧した場合に、該第1スワール室側とプラグ逃げ溝と
に燃料を溜めて気化を促進させ、点火プラグ周りに濃い
混合気を確実に形成できるため、成層燃焼の安定性等を
更に向上することができる。
【0043】請求項13に記載の発明によれば、請求項
7又は9〜11の発明の効果に加えて、第2スワール室
の最深部とプラグ逃げ溝および連設部の各底面を、第1
スワール室の最深部の底面よりも一段下げて形成してあ
るため、成層燃焼時に第1スワール室側に向けて燃料を
噴霧した場合に、第1スワール室から速かにプラグ逃げ
溝へ燃料を集合させて気化を促進させ、点火プラグ周り
に濃い混合気を確実に形成できて着火性を向上できると
共に、第2スワール室側への火陥伝播を速かに行え、か
つ、燃焼の後期に燃料のキャビティ燃焼室外への逃げを
抑えて成層燃焼の安定性向上と燃費の向上とを実現する
ことができる。
【0044】請求項14に記載の発明によれば、請求項
7又は9〜11の発明の効果に加えて、プラグ逃げ溝と
連設部の両底面を、第1スワール室および第2スワール
室の両最深部の底面よりも一段下げて形成してあるた
め、成層燃焼時に第1スワール室,第2スワール室のス
ワールに乗った燃料を連設部からプラグ逃げ溝へより速
かに集合させて気化を促進させ、点火プラグ周りに濃い
混合気を形成できて成層燃焼の安定性等を更に向上する
ことができる。
【0045】請求項15に記載の発明によれば、請求項
2〜14の発明の効果に加えて、第1スワール室および
第2スワール室の各プラグ逃げ溝に隣接する側の周壁を
リエントラント形状に形成してあるため、キャビティ燃
焼室の容積を拡大できることと相俟ってキャビティ燃焼
室外へのスワールおよび燃料の逃げをなくして点火プラ
グ周りに確実に濃い混合気を形成できて、成層燃焼の安
定性を更に向上することができる。
【0046】請求項16に記載の発明によれば、請求項
2〜15の発明の効果に加えて、第1吸気ポートと第2
吸気ポートの何れも独立したストレートポートとして構
成し、一方の吸気ポートは遮蔽弁により成層燃焼時には
該吸気ポートを遮蔽し、均質燃焼時には該吸気ポートを
開放するようにしてあるため、成層燃焼時に該一方の吸
気ポートを遮蔽して他方の吸気ポートからのみ吸気を行
わせることによって良好にスワールを生成することがで
き、従来のようにスワール生成のため一方の吸気ポート
をヘリカルポートとしてポート径を絞らなくてもよいか
ら充填効率を高めて機関出力を高めることができる。
【0047】請求項17に記載の発明によれば、請求項
2〜16発明の効果に加えて、2つの吸気弁は可変動弁
機構によって機関運転条件に合わせて開閉特性を変化さ
せるようにしてあるから、成層燃焼を行う低負荷域およ
び均質燃焼を行う高負荷域のそれぞれの運転状態に合わ
せて作動角やバルブリフト等の弁特性を最適に制御でき
て、安定した燃焼性と出力の向上とを図ることができ
る。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0049】図1,2において、1はシリンダブロッ
ク、2はピストン、3はシリンダヘッド、4はこれらシ
リンダブロック1,ピストン2およびシリンダヘッド3
とで形成された燃焼室を示す。
【0050】燃焼室4はペントルーフタイプの燃焼室形
状に形成してあって、前記ピストン2の冠面はこの燃焼
室4のペントルーフ形状に合わせて冠面中央部に分水嶺
を持つ山形に形成して周縁部にスキッシュエリアSを形
成してある。
【0051】シリンダヘッド3は2つの吸気弁5,5
と、該吸気弁5,5と対向配置した2つの排気弁6,6
を備え、一側の吸気ポート7から吸気して他側の排気ポ
ート8から排気するクロスフローポート構造としてあ
る。
【0052】吸気弁5,5を配設した第1吸気ポート7
Aと第2吸気ポート7Bは、何れも独立したストレート
ポートとして構成してあり、下流側を2股に分岐させて
サイヤミズド構造とした吸気マニホールド9に連通接続
してある。
【0053】第2吸気ポート7Bには成層燃焼を行う低
負荷域では該第2吸気ポート7Bを遮蔽し、均質燃焼を
行う高負荷域では運転状態に合わせて弁開度が制御され
て該第2吸気ポート7Bを開放する遮蔽弁10を配設し
てあり、成層燃焼時にスワールが生成されるようにして
ある。
【0054】また、シリンダヘッド3には燃焼室4の略
中央部にプラグ電極11aを臨ませて点火プラグ11を
配設してあると共に、燃焼室4の側部の2つの吸気ポー
ト7A,7Bの開口部間近傍に後述するキャビティ燃焼
室13に燃料噴射方向が指向する所用の俯角で燃料噴射
弁12を設けて、該燃料噴射弁12から直接燃料を燃焼
室4に噴霧するようにしてある。
【0055】ピストン冠面にはその頂部の稜線から前記
吸気弁5,5を設置した側に偏寄した略半部にキャビテ
ィ燃焼室13を形成してある。
【0056】このキャビティ燃焼室13は図3〜5にも
示すように、前記第1吸気ポート7Aの吸気弁5および
第2吸気ポート7Bの吸気弁5の投影面を包含する所要
の面積範囲でそれぞれ凹設されて互いに連通する略円形
(楕円形を含む)の第1スワール室14と第2スワール
室15とで構成している。
【0057】第1スワール室14および第2スワール室
15は何れも互いにラップする部分で相互に連通する円
形に形成してあり、これら第1スワール室14,第2ス
ワール室15は、それぞれ吸気弁5,5の投影面部に底
面を平坦に形成した最深部16,17を備えている。
【0058】隣接する最深部16,17は中央の突縁部
18で区画され、他の周側壁は傾斜して立上がるキャビ
ティ傾斜面19として形成してある。
【0059】キャビティ燃焼室13は点火プラグ11の
プラグ電極11aとの干渉を避けるためピストン冠面に
凹設されたプラグ逃げ溝20を含んでいて、このプラグ
逃げ溝20は第1スワール室14と第2スワール室15
のピストン冠面中心側の交点部分に形成してある。
【0060】第1スワール室14および第2スワール室
15は何れも全体として吸気弁5,5の位置よりもピス
トン冠面中心側に偏心して形成してあり、前記キャビテ
ィ傾斜面19の傾斜角度がプラグ逃げ溝20を設けた部
分が他の部分よりも緩傾斜となって、後述する噴霧燃料
がプラグ逃げ溝20に集合し易く、かつ、点火プラグ1
1のプラグ電極11aに向けて上昇し易いようにしてあ
る。
【0061】前記燃料噴射弁12は燃料が第1スワール
室14側で図3の矢印で示す流れ方向に生成されるスワ
ールに沿って噴霧されるように噴霧角度が任意に設定さ
れている。
【0062】また、第1スワール室14と第2スワール
室15のピストン冠面周縁側の交点部分(燃料噴射弁1
2の下方位置となる部分)には、キャビティ燃焼室4側
に向けて傾斜する噴霧ガイド溝21を設けてあり、成層
燃焼時に圧縮行程のピストン上死点付近で燃料噴射弁1
2から噴霧される燃料の一部がピストン冠面に当ってキ
ャビティ燃焼室4外へ逃げることなく、この噴霧ガイド
溝21に沿って全ての燃料がキャビティ燃焼室4に供給
され得るようにしてある。
【0063】一方、前記吸気弁5,5は可変動弁機構3
0によって、機関の運転条件に合わせて開閉特性が制御
されるようになっている。
【0064】この可変動弁機構30として、例えば吸気
弁5,5のリフトカーブを切り換え制御する公知(特開
平5−332112号公報,特開平6−123207号
公報参照)の可変バルブリフト装置を用いることができ
る。
【0065】図27〜29はこの可変バルブリフト装置
30を示すもので2つの吸気弁5,5に対応して平面略
方形の単一のメインロッカーアーム31が設けられてい
る。
【0066】このメインロッカーアーム31の基端はロ
ッカーシャフト32を介してシリンダヘッド3に揺動自
在に支持され、その先端には吸気弁5,5のステム頂部
を当接させるアジャストスクリュー33を配設してあ
る。
【0067】吸気弁駆動用カムシャフト34には低速用
カム35と高速用カム36とが設けられ、機関の低回転
時と高回転時において要求されるバルブリフト特性を満
足するように異なる形状(大きさが異なる相似形も含
む)に形成されており、高速用カム36は低速用カム3
5と較べせてバルブリフト量を大きくするカムプロフィ
ルを有している。
【0068】メインロッカーアーム31には低速用カム
35に対応する位置にローラー37を回転自在に軸支し
て、該ローラー37を低速用カム35に転接させてい
る。
【0069】メインロッカーアーム31の高速用カム3
6に対応する位置にはサブロッカーアーム38を支軸4
3を介してメインロッカーアーム31と相対回転可能に
軸支してある。
【0070】このサブロッカーアーム38は吸気弁5,
5に当接する部位は持たず、その先端上面には高速用カ
ム36に当接するカムフォロワ39を設けてあり、その
下側には該カムフォロワ39を高速用カム36に押し付
けるロストモーションスプリング40を配設してある。
【0071】また、サブロッカーアーム38の先端には
サブロッカーアーム38のメインロッカーアーム31に
対する相対回転を停止(ロック)させるための連結手段
41を設けてある。
【0072】この連結手段41はサブロッカーアーム3
8とメインロッカーアーム31とに跨って同軸上に隣接
配置した複数個のプランジャを備え、ロッカーシャフト
32の中心部に設けたオイルギャラリ42を介して該プ
ランジャ連の一端側に作動油圧が供給されることにより
ロック作動してサブロッカーアーム38の相対回転を停
止(ロック)し、作動油圧が解除されることによってロ
ック解除作動するもので、この作動油圧の切換制御は図
外のソレノイドバルブによって行われ、機関の高回転時
には前記連結手段41への油圧供給を行い、機関の低回
転時には油圧解除を行わせるようにしてある。
【0073】即ち、この可変バルブリフト装置30は機
関の高回転時にはサブロッカーアーム38が連結手段4
1によってロックされることにより、低速用カム35と
高速用カム36のうち該高速用カム36による2つの吸
気弁5,5の開閉作動が優先され(ローラー37は低速
用カム35から離間する)、該高速用カム36のカムプ
ロフィルによって2つの吸気弁5,5のバルブリフト量
が拡大される。
【0074】そして、機関の低回転時には前記連結手段
41がロック解除作動することによってサブロッカーア
ーム38の相対回転が許容されるから、高速用カム36
の回転によってもサブロッカーアーム38が空振り回転
するだけで、2つの吸気弁5,5は低速用カム35のカ
ムプロフィルで設定されたバルブリフト量に切り換えら
れ、以て、吸気弁5,5を機関の高回転時と低回転時と
でそれぞれ適切なリフトカーブに切り換えて出力の向上
を図ることができる。
【0075】以上の実施形態の構造によれば、成層燃焼
を行う低負荷域では第2吸気ポート7Bが遮蔽弁10に
よって遮蔽されて第1吸気ポート7Aからのみ図3の矢
印で示すように吸気が行われるため、燃焼室4内には同
図矢印で示すようにスワールが生成されると共に、圧縮
行程でキャビティ燃焼室13の第1スワール室および第
2スワール室15で強いスワールが生成される。
【0076】この圧縮行程のピストン上死点付近で燃料
噴射弁12により第1スワール室14に向けて該第1ス
ワール室14のスワールに沿って燃料が噴射されると、
燃料は該第1スワール室14のスワールに乗ってプラグ
逃げ溝20側に移動し、第2スワール室15のスワール
と共に混合と拡散が行われ、壁面の熱により気化が促進
されながら燃料の一部がプラグ逃げ溝20に集合するよ
うになり、点火プラグ11のプラグ電極11a周りに濃
い混合気が形成される。
【0077】従って、該点火プラグ11による着火が確
実に行われると共に、第2スワール室15で燃焼が継続
されるようになり、この結果、平均的な空燃比を非常に
大きく(稀薄化)しても安定した成層燃焼が行われる。
【0078】ここで、キャビティ燃焼室13を構成する
第1スワール室14と第2スワール室15は、吸気弁
5,5の投影面を包含する所要の面積範囲でそれぞれ円
形に凹設してあるため、吸気弁5,5を可変動弁機構3
0によって機関の運転条件に合わせて開閉特性を可変と
してあっても、これら吸気弁5,5がピストン冠面と干
渉するようなことがなく、従って、成層燃焼を行う低負
荷域および均質燃焼を行う高負荷域のそれぞれの運転状
態に合わせて該可変動弁機構30により吸気弁5,5の
弁特性を最適に制御できて、安定した燃焼性と出力の向
上とを図ることができる。
【0079】そして、キャビティ燃焼室4を前述の特定
の形状構造とすることによって、ピストン冠面にはキャ
ビティ燃焼室4に跨るバルブリセスを設ける必要がない
ため、前記成層燃焼時にスワールおよび燃料がキャビテ
ィ燃焼室4外へ逃げるようなことがなく、第1スワール
室14および第2スワール室15で強いスワールを生成
できて成層燃焼の安定性を維持することができる。
【0080】しかもキャビティ燃焼室4の開口面積を吸
気バルブ5,5との干渉回避のため必要以上に大きくす
ることもないので機関圧縮比の低下を回避することがで
きる。
【0081】特に、本実施形態では、第1スワール室1
4および第2スワール室15には、それぞれ対応する吸
気弁5,5の投影面部に最深部16,17を設定してあ
るため、キャビティ燃焼室4はその開口面積をピストン
冠面の制約された面積範囲内で吸気弁5,5と干渉する
ことなく極力小さくして、かつ、最適な機関圧縮比が得
られる容積として形成することができる。
【0082】また、この最深部16,17はその底面を
平坦に形成してあるため、該底面にデポジットが生じる
のを回避できると共に、燃料の壁面付着を回避して燃焼
性を向上できるため失火や不完全燃焼によるスモークの
発生をなくしてHCの低減を実現することができる。
【0083】しかも、キャビティ燃焼室4には成層燃焼
時に圧縮行程のピストン上死点付近で燃料噴射弁12か
ら噴霧された燃料を該キャビティ燃焼室4へガイドする
噴霧ガイド溝21を設けてあるため、噴霧燃料の一部が
ピストン冠面に当ってキャビティ燃焼室4外へ逃げるこ
とがなく、燃料の全てをキャビティ燃焼室4へ供給でき
るため成層燃焼の安定性向上と燃費の向上とを実現する
ことができる。
【0084】更に、本実施形態ではキャビティ燃焼室4
の第1スワール室14に対応した吸気弁5を配設した第
1吸気ポート7A、および第2スワール室15に対応し
た吸気弁5を配設した第2吸気ポート7Bの何れも独立
したストレートポートとして構成し、この第2吸気ポー
ト7Bを遮蔽弁10により成層燃焼時には遮蔽し、均質
燃焼時には開放するようにしてあるため、成層燃焼時に
第1吸気ポート14からのみ吸気を行わせることによっ
て良好にスワールを発生させることができ、従来のよう
に第1吸気ポート14をスワール生成のためヘリカルポ
ートとしてポート径を絞らなくてもよいから充填効率を
高めて機関出力を高めることができる。
【0085】図6〜26はキャビティ燃焼室13の各異
なる例を示すもので、これらは何れも第1スワール室1
4の最深部16と第2スワール室15の最深部17とを
連設部22によって連通して形成してある。
【0086】図6〜8に示す実施形態にあっては、第1
スワール室14の最深部16と第2スワール室15の最
深部17とを区画していた突縁部18を切除して連設部
22を設け、該連設部22によって前記両最深部16,
17を連通している。
【0087】この連設部22はその底面を最深部16,
17の底面と整合して同一面に形成してキャビティ燃焼
室13の底面全体を平坦に形成してある。
【0088】従って、この実施形態の構造によれば、第
1スワール室14の最深部16と第2スワール室15の
最深部17との間でも連設部22を通してスワールの相
互移動がスムーズに行われるため、燃料の混合,拡散と
気化促進を良好に行わせることができると共に、燃焼期
間中における燃料の壁面付着を回避できて、成層燃焼の
安定性向上とスモークの発生をなくしてHCの低減を実
現することができる。
【0089】図9〜11に示す実施形態は、第1スワー
ル室14と第2スワール室15の両最深部16,17の
隣接部分に、底面をプラグ逃げ溝20の底面と整合して
同一面に形成した連設部22を設けて、該連設部22に
よってプラグ逃げ溝20を前記最深部16,17と連通
してある。
【0090】本実施形態ではプラグ逃げ溝20の底面と
連設部22の底面を、前記最深部16,17の底面と整
合して同一面に形成して、このプラグ逃げ溝20の底面
を含めてキャビティ燃焼室13の底面全体を平坦に形成
してある。
【0091】この実施形態の構造によれば、プラグ逃げ
溝20がその底面部で連設部22を介して最深部16,
17と連通しているため、これら最深部16,17の部
分でもそれらの周面に沿うスワールに乗って流動する燃
料をプラグ逃げ溝20に集合させ易くなって、点火プラ
グ11周りに濃い混合気を確実に形成できるようにな
り、従って、着火性を高められて成層燃焼の安定性向上
と燃費の向上とを実現することができる。
【0092】特に、本実施形態では前述のようにプラグ
逃げ溝20の底面を含めてキャビティ燃焼室13の底面
全体を平坦に形成してあるから、前記燃料のプラグ逃げ
溝20への集合をスムーズに行えて着火性をより一層高
めることができることと併せて燃料の壁面付着を回避で
きることによって、成層燃焼の安定性と燃費を更に向上
できると共に、スモークの発生をなくしてHCの低減を
実現することができる。
【0093】このように本実施形態では、スワール室1
4と第2スワール室15の両最深部16,17からプラ
グ逃げ溝20に亘る連続した平坦な底面部構造によっ
て、点火プラグ11の周囲に濃い混合気が形成され易く
なるが、均質燃焼が行われる高負荷域では燃料噴射弁1
2の燃料噴射タイミングが適切に制御されるため、均質
燃焼に特に問題となるようなことはなく、むしろ、該均
質燃焼時にあっても点火プラグ11周りに濃い燃焼混合
気が形成されるため、着火性が良好となって均質燃焼の
安定性を向上することもできる。
【0094】図12に示す実施形態は前記第3実施形態
に示したキャビティ燃焼室13の構造を基本構造とし
て、第1スワール室14および第2スワール室15の両
最深部16,17の周壁とプラグ逃げ溝20の周壁との
周壁連設部分を、これら第1スワール室14および第2
スワール室15で生成されるスワールの略接線方向に直
線的に形成してある。
【0095】従って、この実施形態の構造によれば、前
記第3実施形態の構造と較べて、プラグ逃げ溝20がテ
ーパ状に広がって最深部16,17に連通しているため
スワールに乗った燃料のプラグ逃げ溝20への集合がよ
りスムーズに行われて着火性を更に高めることができる
と共に、着火後に第2スワール室15で燃焼が継続され
る際の火陥伝播が速かに行われるようになって成層燃焼
の安定性を更に高めることができる。
【0096】図13〜15に示す実施形態は前記第3実
施形態に示したキャビティ燃焼室13の構造を基本構造
として、第1スワール室14と第2スワール室15をそ
れぞれピストン冠面の排気弁6を設置した側に向けて拡
大したもので、具体的にはこれら第1スワール室14と
第2スワール室15の各キャビティ傾斜面19,19を
前記ピストン冠面の排気弁設置側に向けて略楕円形状に
拡大して形成してある。
【0097】この実施形態の構造によれば、第1スワー
ル室14および第2スワール室15の容積を広げられる
ため、成層燃焼時における燃料のキャビティ燃焼室13
外への逃げを可及的に抑えることができて、成層燃焼の
安定性と燃費をより一層向上できると共に、スモークの
発生をなくしてHCの低減を実現することができる。
【0098】図16示す実施形態は図13〜15に示し
た前記第5実施形態のキャビティ燃焼室4の構造を基本
構造として、第1スワール室14および第2スワール室
15の各最深部16,17も、それぞれピストン冠面の
排気弁設置側に向けて略楕円形状に拡大して形成したも
ので、この構造よればキャビティ燃焼室13の開口面積
の拡大を抑えて第1スワール室14および第2スワール
室15の容積の拡大化をピストン2の構造上無理なく実
現することができる。
【0099】図17〜19に示す実施形態は、スワール
室14の底面とプラグ逃げ溝20の底面および連設部2
2の底面とを整合して同一面に形成すると共に、これら
の底面を第2スワール室15の底面よりも一段下げて形
成してある。
【0100】この実施形態の構造によれば、成層燃焼時
に燃料噴射弁12から第1スワール室14のスワールの
流れに沿って燃料が噴霧されると、この燃料は第1スワ
ール室14から連設部22を経由してプラグ逃げ溝20
に溜められて気化が促進されるようになり、点火プラグ
11周りに濃い混合気をより確実に形成できるようにな
って成層燃焼の安定性および燃費を更に向上することが
できる。
【0101】図20,21に示す実施形態は前記第7実
施形態とは逆に、第2スワール室15の底面とプラグ逃
げ溝20の底面および連設部22の底面とを整合して同
一面に形成すると共に、これらの底面を第1スワール室
14の底面よりも一段下げて形成してある。
【0102】この実施形態の場合は、成層燃焼時に燃料
噴射弁12から第1スワール室14のスワールの流れに
沿って燃料が噴霧されると、該第1スワール室14から
速かにプラグ逃げ溝20へ燃料を集合させて気化を促進
させ、点火プラグ11周りに濃い混合気を確実に形成で
きて着火性を向上できると共に、第2スワール室15側
への火陥伝播を速やかに行え、かつ、燃焼の後期に燃料
のキャビティ燃焼室13外への逃げを抑えて成層燃焼の
安定性向上と燃費の向上とを実現することができる。
【0103】図22〜24に示す実施形態にあっては、
連設部22をプラグ逃げ溝20と同一幅にしてそれらの
底面を整合して同一面に形成すると共に、これらプラグ
逃げ溝20と連設部22の両底面を、第1スワール室1
4および第2スワール室15の両最深部16,17の底
面よりも一段下げて形成してある。
【0104】この実施形態の構造によれば、成層燃焼時
に第1スワール室14および第2スワール室15のスワ
ールに乗った燃料を連設部22からプラグ逃げ溝20へ
より速かに集合させて気化を促進させ、点火プラグ11
周りに濃い混合気を形成できて成層燃焼の安定性の向上
と燃費の向上とを実現することができる。
【0105】図25,26に示す実施形態は前記図9〜
11に示した第3実施形態のキャビティ燃焼室13の底
部構造を基本構造として、第1スワール室14および第
2スワール室15の各プラグ逃げ溝20に隣接する側の
周壁をリエントラント形状に形成してある。
【0106】従って、この実施形態の構造によれば、第
1スワール室14,第2スワール室15の周壁のリエン
トラント形状により、キャビティ燃焼室13の容積を拡
大できることと、キャビティ燃焼室13外へのスワール
および燃料の逃げをなくして点火プラグ11周りに確実
に濃い混合気を形成できることによって、成層燃焼の安
定性、燃費を更に向上することができると共に、スモー
クの発生をなくしてHCを低減することができる。
【0107】なお、前述の実施形態では吸気ポート7の
第1吸気ポート7Aおよび第2吸気ポート7Bを何れも
独立したストレートポートとして、第2吸気ポート7B
に遮蔽弁10を設けた構造を示したが、従来のように第
1吸気ポート7Aをヘリカルポートとし、ストレートポ
ートの第2吸気ポート7Bにスワールコントロールバル
ブを設けた吸気系構造をとしても所期の目的を達成する
ことができる。
【0108】また、キャビティ燃焼室13の底面部構造
は前記各実施形態のものに限定されることはなく、請求
項に記載した範囲で任意に組合わせることができる。
【0109】更に、可変動弁機構30として吸気弁5の
リフトカーブを可変にする可変バルブリフト装置を例示
したが、この他、吸気弁5のバルブタイミングを可変に
する可変バルブタイミング装置を用いることもできる。
【0110】また前記実施形態では2つの吸気弁を持つ
機関を例示したが、3つ以上の吸気弁を持つ機関に適用
して前述と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る筒内噴射式火花点火機関を示す断
面図。
【図2】図1のA−A線矢視図。
【図3】キャビティ燃焼室の第1実施形態を示す平面
図。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図。
【図5】図3のC−C線に沿う断面図。
【図6】キャビティ燃焼室の第2実施形態を示す平面
図。
【図7】図6のD−D線に沿う断面図。
【図8】図6のE−E線に沿う断面図。
【図9】キャビティ燃焼室の第3実施形態を示す平面
図。
【図10】図9のF−F線に沿う断面図。
【図11】図9のG−G線に沿う断面図。
【図12】キャビティ燃焼室の第4実施形態を示す平面
図。
【図13】キャビティ燃焼室の第5実施形態を示す平面
図。
【図14】図13のH−H線に沿う断面図。
【図15】図13のI−I線に沿う断面図。
【図16】キャビティ燃焼室の第6実施形態を示す平面
図。
【図17】キャビティ燃焼室の第7実施形態を示す平面
図。
【図18】図17のJ−J線に沿う断面図。
【図19】図17のK−K線に沿う断面図。
【図20】キャビティ燃焼室の第8実施形態を示す平面
図。
【図21】図20のL−L線に沿う断面図。
【図22】キャビティ燃焼室の第9実施形態を示す平面
図。
【図23】図22のM−M線に沿う断面図。
【図24】図22のN−N線に沿う断面図。
【図25】キャビティ燃焼室の第10実施形態を示す平
面図。
【図26】図25のO−O線に沿う断面図。
【図27】可変動弁機構の一例を示す平面図。
【図28】図27のP−P線に沿う断面図。
【図29】図27のQ−Q線に沿う断面図。
【符号の説明】
2 ピストン 4 燃焼室 5 吸気弁 6 排気弁 7A 第1吸気ポート 7B 第2吸気ポート 10 遮蔽弁 11 点火プラグ 12 燃料噴射弁 13 キャビティ燃焼室 14 第1スワール室 15 第2スワール室 16 第1スワール室の最深部 17 第2スワール室の最深部 20 プラグ逃げ溝 21 噴霧ガイド溝 22 連設部 30 可変動弁機構

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吸気弁と、燃焼室中央部分に配置
    した点火プラグ、および燃焼室に直接燃料を噴霧する燃
    料噴射弁等とを備えると共に、ピストン冠面にキャビテ
    ィ燃焼室を備え、吸気にスワールを付与した状態で圧縮
    行程中に前記キャビティ燃焼室に向けて燃料噴射を行う
    ことにより成層燃焼を行わせるようにした筒内噴射式火
    花点火機関において、前記キャビティ燃焼室を、複数の
    吸気弁の投影面を包含する所要の面積範囲でそれぞれ凹
    設されて互いに連通する複数の凹部で構成したことを特
    徴とする筒内噴射式火花点火機関。
  2. 【請求項2】2つの吸気弁と、燃焼室中央部分に配置し
    た点火プラグ、および燃焼室に直接燃料を噴霧する燃料
    噴射弁等とを備えると共に、ピストン冠面に点火プラグ
    との干渉を避けるプラグ逃げ溝を有するキャビティ燃焼
    室を備え、吸気にスワールを付与した状態で圧縮行程中
    に前記キャビティ燃焼室に向けて燃料噴射を行うことに
    より成層燃焼を行わせるようにした筒内噴射式火花点火
    機関において、前記キャビティ燃焼室を、2つの吸気弁
    の投影面を包含する所要の面積範囲でそれぞれ凹設され
    て互いに連通する略円形の第1スワール室と第2スワー
    ル室とで構成したことを特徴とする筒内噴射式火花点火
    機関。
  3. 【請求項3】 第1スワール室と第2スワール室は、そ
    れぞれ吸気弁の投影面部に最深部を備えていることを特
    徴とする請求項2に記載の筒内噴射式火花点火機関。
  4. 【請求項4】 最深部の底面を平坦に形成したことを特
    徴とする請求項3に記載の筒内噴射式火花点火機関。
  5. 【請求項5】 キャビティ燃焼室は、燃料噴射弁から噴
    霧された燃料を該キャビティ燃焼室内にガイドする噴霧
    ガイド溝を備えていることを特徴とする請求項2〜4の
    何れかに記載の筒内噴射式火花点火機関。
  6. 【請求項6】 第1スワール室と第2スワール室の両最
    深部の隣接部分に、底面をこれら最深部の底面と整合し
    て同一面に形成した連設部を設けて、該連設部によって
    前記両最深部を連通したことを特徴とする請求項3〜5
    の何れかに記載の筒内噴射式火花点火機関。
  7. 【請求項7】 第1スワール室と第2スワール室の両最
    深部の隣接部分に、底面をプラグ逃げ溝の底面と整合し
    て同一面に形成した連設部を設けて、該連設部によって
    プラグ逃げ溝を前記両最深部と連通したことを特徴とす
    る請求項3〜5の何れかに記載の筒内噴射式火花点火機
    関。
  8. 【請求項8】 プラグ逃げ溝の底面と連設部の底面を、
    第1スワール室と第2スワール室の両最深部の底面と整
    合して同一面に形成したことを特徴とする請求項7に記
    載の筒内噴射式火花点火機関。
  9. 【請求項9】 第1スワール室および第2スワール室の
    両最深部の周壁とプラグ逃げ溝の周壁との連設部分を、
    これら第1スワール室および第2スワール室で生成され
    る吸気のスワールの略接線方向に直線的に形成したこと
    を特徴とする請求項7,8に記載の筒内噴射式火花点火
    機関。
  10. 【請求項10】 第1スワール室と第2スワール室を、
    それぞれピストン冠面の吸気弁と対向配置した排気弁設
    置側に向けて略楕円形状に拡大して形成したことを特徴
    とする請求項2〜9の何れかに記載の筒内噴射式火花点
    火機関。
  11. 【請求項11】 第1スワール室と第2スワール室の両
    最深部を、それぞれピストン冠面の排気弁設置側に向け
    て略楕円形状に拡大して形成したことを特徴とする請求
    項10に記載の筒内噴射式火花点火機関。
  12. 【請求項12】 第1スワール室の最深部とプラグ逃げ
    溝および連設部の各底面を、第2スワール室の最深部の
    底面よりも一段下げて形成したことを特徴とする請求項
    7又は9〜11の何れかに記載の筒内噴射式火花点火機
    関。
  13. 【請求項13】 第2スワール室の最深部とプラグ逃げ
    溝および連設部の各底面を、第1スワール室の最深部の
    底面よりも一段下げて形成したことを特徴とする請求項
    7又は9〜11の何れかに記載の筒内噴射式火花点火機
    関。
  14. 【請求項14】 プラグ逃げ溝と連設部の両底面を、第
    1スワール室および第2スワール室の両最深部の底面よ
    りも一段下げて形成したことを特徴とする請求項7又は
    9〜11の何れかに記載の筒内噴射式火花点火機関。
  15. 【請求項15】 第1スワール室および第2スワール室
    の各プラグ逃げ溝に隣接する側の周壁をリエントラント
    形状に形成したことを特徴とする請求項2〜14の何れ
    かに記載の筒内噴射式火花点火機関。
  16. 【請求項16】 第1スワール室に対応する吸気弁を配
    設した第1吸気ポート、および第2スワール室に対応す
    る吸気弁を配設した第2吸気ポートをそれぞれ独立した
    ストレートポートとして構成し、これら吸気ポートの一
    方には成層燃焼時に該一方の吸気ポートを遮蔽し、均質
    燃焼時に該一方の吸気ポートを開放する遮蔽弁を設けた
    ことを特徴とする請求項2〜15の何れかに記載の筒内
    噴射式火花点火機関。
  17. 【請求項17】 吸気弁は機関の運転条件に合わせて開
    閉特性を変化させる可変動弁機構を備えていることを特
    徴とする請求項2〜16の何れかに記載の筒内噴射式火
    花点火機関。
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