JPH119185A - ぬか床の水抜き器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ぬか床の余分な水分を除去し、余分な水分ない
適度な、硬さを維持してぬかの補充や入れ替えの手数を
省き、長持ちさせて、漬物をおいしく漬けることを目的
にした、ぬか床の水抜き器を提供する。 【解決手段】集水器（１）に穴（２）と水溜まり（３）
を設け、そして中に入れる導水ブラシ（４）を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ぬか床に発生す
る余分な水分を集水し、抜き採って、ぬか床を適度な硬
さに維持する、ぬか床の水抜き器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より漬物の量や回数が多くなると当
然乍ら漬物自体から発生する水分と空気の湿気からの水
分などによりぬか床に水が溜まってくる。この水を採る
ために器ですくい採ったり、ざるを押し入れて布で拭き
取ったり、新たにぬかを多めに入れたりなど、適切な方
法がなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

イ、ぬか床を使い始めてしばらくすると余分な水分が溜
まってきて軟らかくなり漬物がおいしく漬からない。 ロ、余分な水分のためにぬか床のぬかが軟らかくなって
早く消耗していた。 ハ、水分を取り除く有効な方法がなく、ぬかの補充と入
れ替えの回数が多く経済的でなかった。 本発明は、以上の欠点を解決するためになされたもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】集水器（１）に穴（２）
と水溜り（３）を設けそして集水器（１）の中央に入れ
る導水ブラシ（４）を設ける。本発明は、以上の構成よ
りなる、ぬか床の水抜き器である。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明を使用するときは、ぬか床
に本発明を縦に入れておくだけで、集水器（１）の穴
（２）から出た導水ブラシ（４）の毛先に導かれた水を
水溜り（３）に集められる。これを除去する。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例をのべる。 （イ）底のある円筒状の上部に開口部をもつ集水器
（１）に穴（２）及び水溜り（３）設ける。 （ロ）集水器（１）の開口部から導水ブラシ（４）を縦
に挿入し、毛先を穴（２）の表面から少し出す。 （ハ）集水器（１）の上部をぬか床から少し出し縦に入
れる、穴（２）から出した導水ブラシ（４）の毛先が水
を含んだぬかに接すると水だけが導かれて水溜り（３）
に溜まってくる。 （ニ）時間が経って集水器（１）の水溜まり（３）に溜
まった水を集水器（１）ごと取出して除去する。 本発明は以上の構成よりなっている。本発明を使用する
ときは、集水器（１）の開口部から導水ブラシ（４）の
毛先を穴（２）から少し出し、毛先よりブラシ軸側が若
干下になるように挿入する。集水器（１）をぬか床に上
部を少し出し縦に入れる。ぬか床に余分な水分がある限
り毛細管現象により、集水器（１）の穴（２）から出
た、導水ブラシ（４）の毛先に導かれ、水溜まり（３）
に集水するのである。

【０００７】

【発明の効果】本発明を使用することによつて、余分な
水分が何時でも除去できて、ぬか床を長持ちさせて、補
充と入れ替え手数を省き、余分な水分のない適度な硬さ
を保ち漬物がおいしく漬かって、主婦の苦労を解決す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の分解斜視図

【符号の説明】

１ 集水器 ２ 穴 ３ 水溜まり ４ 導水ブラシ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】集水器（１）に穴（２）と水溜り（３）を
   設ける、そして、中に入れる導水ブラシ（４）を設け
   た、ぬか床の水抜き器。