JPH1189854A - 頸椎矯正保持具 - Google Patents

頸椎矯正保持具

Info

Publication number
JPH1189854A
JPH1189854A JP9250841A JP25084197A JPH1189854A JP H1189854 A JPH1189854 A JP H1189854A JP 9250841 A JP9250841 A JP 9250841A JP 25084197 A JP25084197 A JP 25084197A JP H1189854 A JPH1189854 A JP H1189854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertebra
aggregate
holder
cervical
hook member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9250841A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Miki
尭明 三木
広幸 ▲高▼橋
Hiroyuki Takahashi
Yoshio Nanba
吉雄 難波
Kenji Doi
憲司 土居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP9250841A priority Critical patent/JPH1189854A/ja
Publication of JPH1189854A publication Critical patent/JPH1189854A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • A61B17/7001Screws or hooks combined with longitudinal elements which do not contact vertebrae
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • A61B17/7047Clamps comprising opposed elements which grasp one vertebra between them
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • A61B17/7055Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant connected to sacrum, pelvis or skull
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • A61B17/7062Devices acting on, attached to, or simulating the effect of, vertebral processes, vertebral facets or ribs ; Tools for such devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接した環軸椎同士の固定を行う手術におい
て、その安全性を高めた上で手術に長時間を要さず、か
つ、骨同士の内部固定を確実に行うことができるように
する。 【解決手段】 手術により生体内に埋設することによっ
て頸骨の環軸椎91a,91bの亜脱臼を矯正して整復
する頸椎矯正保持具1であって、環軸椎91a,91b
に装着される保持具本体2と、装着された保持具本体2
を環軸椎91a,91bに締結するフック部材7とが備
えられ、保持具本体2は、隣接した環軸椎91a,91
bの椎弓間に挿入される幅方向一対のスペーサー5と、
これら一対のスペーサー5間に架橋されたブリッジ3
と、各スペーサー5の上面部から上下方向に延びる幅方
向一対のブレード4と、フック部材7を保持具本体2に
着脱自在に固定する螺設突片6とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、慢性関節リウマチ
等によって環軸椎間に亜脱臼が生じた頸骨に適用される
頸椎矯正保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】慢性関節リウマチにかかると脊椎に特異
な病変(環軸椎病変)の生じることが知られている。こ
の環軸椎病変は、頸骨における軸椎歯突起と環椎前弓と
の間および軸椎歯突起と後方の横靱帯との間にある滑膜
関節や、軸椎の両横にある側方環軸関節の突起が、滑膜
炎に冒されることよって侵食されて細くなって関節が機
能しなくなり、これによって歯突起が骨折したり、横靱
帯が緩んだりして環軸椎間に水平方向および垂直方向に
向かう亜脱臼が生じるものである。このような環軸椎病
変が進行すると、環軸椎が脊髄を圧迫して四肢の麻痺や
呼吸麻痺が発症したり、最悪の場合は延髄麻痺が起って
生命に係ることになる。
【0003】従来、このような慢性関節リウマチに起因
した環軸椎病変の発症を抑えるために、頸椎手術が施さ
れることが知られている。この頸椎手術は、亜脱臼を元
の正常な状態に整復して整復位を保持することを目的と
して行われるものであり、患部の互いに隣接した環軸椎
の椎弓間に移植骨を配置して鋼線で締結する方法(垂直
方向の矯正を行うものをブロックス(Brooks)
法、前後方向の矯正を行うものをガリー(Galli)
法という)や、隣接した環軸椎の側方関節同士を金属螺
子で貫通して固定する方法(メイゲル(Magerl)
法)等が知られている。
【0004】ところで、上記ブロックス法やガリー法
は、鋼線の締結力の緩み等によって体内で骨同士を固定
する力(内固定力)が弱くなるめ、患部を被着式のハロ
ーベスト等で固定して長期間に亘って動かないようにす
る等の、いわゆる外固定との併用が必須であり、患者に
長期間に亘って苦痛を与えるとともに、骨同士の融合も
良好に行われ難く、偽関節の発生も多いという問題点を
有していた。
【0005】また、上記メイゲル法は、骨の中に螺子を
通すという繊細な操作を行わなければならず、高度な技
術が要求される他、脊髄損傷の危険性が高いという問題
点を有していた。
【0006】そこで、上記問題点を解決するものとし
て、インスルメント(頸椎矯正保持具)を体内に埋め込
む方式(例えばルーキー(Luque)法)の頸椎手術
が近年脚光を浴びている。この方式は、金属製の棒状体
を曲折して形成した縦長の環状体や、逆U字体からなる
矯正保持具を頭骨と頸骨との間に配置してこの矯正保持
具と頭および頸骨とを鋼線で締結するものであり、こう
することによって内固定力が向上するため、上記ブロッ
クス法やガリー法ような外固定の必要性は少なくなり、
患者に長期間に亘る苦痛を強いることがないばかりか、
メイゲル法程には手術が困難ではないという利点を備え
ている。このような埋め込み方式の頸椎手術に用いられ
る矯正保持具は、例えば特開平1−190347号公報
によって開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上記
頸椎矯正保持具は、単なる環状体や逆U字体であること
から、これを頭骨や頸骨に固定しようとすれば、手術時
にこれらの骨に鋼線を通す小孔を予め穿設し、この小孔
に鋼線を通して骨と矯正保持具とを互いに結わえ付ける
ようにして両者を締結したり、頸骨の突起部や椎弓に鋼
線を同様に結わえ付けなければならず、小孔の穿設操作
時や、小孔や椎弓下に鋼線を通すときに脊髄を傷付ける
ことがある等、手術の危険性が高いという問題点は完全
には解消されていない。
【0008】また、頭骨や頸骨に多くの小孔を穿設しな
ければならないばかりか、各小孔に鋼線を通して指先の
細かい操作で締結しなければならず、手術に長時間がか
かるという問題点を有している。
【0009】さらに、頸骨の整復状態は、鋼線の締結の
強さのみに依存しているため、鋼線の緩みによって整復
状態が乱れ易いという問題点を有している。
【0010】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、隣接した環軸椎同士の固定
を行う手術において、その安全性を高めた上で手術に長
時間を要さず、かつ、骨同士の内部固定を確実に行うこ
とができる頸椎矯正保持具を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
頸椎矯正保持具は、手術により生体内に埋設することに
よって頸骨の環軸椎の亜脱臼を矯正して整復する頸椎矯
正保持具であって、環軸椎に装着される保持具本体と、
装着された保持具本体を環軸椎に締結する締結手段とが
備えられ、上記保持具本体は、隣接した環軸椎の椎弓間
に挿入される幅方向一対のスペーサーと、これら一対の
スペーサー間に架橋されたブリッジと、上記各スペーサ
ーの上面部から上下方向に延びる幅方向一対のブレード
と、上記締結手段を保持具本体に着脱自在に固定する固
定部材とから構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0012】この頸椎矯正保持具によれば、頸骨の整復
手術時に、隣接する環軸椎の椎弓間にブリッジで一体に
連結された幅方向一対のスペーサーを挿入することによ
り、隣接した環軸椎間の離間距離が適正に維持される。
この状態で締結手段によって上下の環軸椎を締結すると
ともに、締結操作の完了した締結手段を固定部材によっ
て保持具本体に固定することにより、頸椎矯正保持具が
隣接した環軸椎の椎弓間に装着された状態になる。そし
て、頸椎矯正保持具が椎弓間に装着された状態で、各ス
ペーサーから上下に延設されたブレードの上方部分が上
部の環椎の椎弓に当接した状態になるとともに、同下方
部分が下部の軸椎の椎弓に当接した状態になり、これに
よって隣接した環軸椎の相互の水平方向に向かう位置ず
れが規制されるとともに、環軸椎の相互の回旋が規制さ
れ、環軸椎の亜脱臼が確実に防止された整復状態にな
る。
【0013】このように、請求項1記載の頸椎矯正保持
具を用いると、頸骨の矯正手術時に隣接した環軸椎間に
保持具本体を装着して締結手段で締結するという簡単な
操作で慢性リウマチ等に起因した頸骨の異常を正常に整
復することができるとともに、亜脱臼を確実に防止する
ことが可能になり、従来のように環軸椎に多くの小孔を
穿設して各小孔に鋼線を通したり、頸骨の突起部や椎弓
に鋼線を同様に結わえ付けて環軸椎に頸椎矯正保持具を
結着する矯正方式に比較して、手術時間の短縮が実現す
る。さらに、鋼線のみで頸椎矯正保持具を環軸椎に取り
付けた場合には、鋼線の弛みで締結状態が不安定にな
り、従って、頸椎矯正保持具の環軸椎への結合状態が安
定するまでハローベスト等による外固定が必要になると
いう従来の不都合が解消され、外固定の必要性がほとん
どなくなるという優れた効果を得ることができる。
【0014】本発明の請求項2記載の頸椎矯正保持具
は、請求項1記載の頸椎矯正保持具において、上記スペ
ーサーおよび上記ブレードの内のいずれか一方または双
方は、隣接した椎弓間に骨材を架橋した状態で支持する
骨材支持部を有していることを特徴とするものである。
【0015】この頸椎矯正保持具によれば、骨材を骨材
支持部に支持させた状態で、保持具本体を隣接した環軸
椎間に装着することにより、骨材の両端部が上下の椎弓
に当接した状態になるため、手術後に骨材と環軸椎の椎
弓とが相互に融合し、これによって頸椎矯正保持具の環
軸椎に対する一体化が確実になる。
【0016】本発明の請求項3記載の頸椎矯正保持具
は、請求項2記載の頸椎矯正保持具において、上記骨材
支持部は、上記ブレードの表面に設定された骨材装着面
によって形成されていることを特徴とするものである。
【0017】この頸椎矯正保持具によれば、骨材の長さ
寸法をブレードの長さ寸法よりも若干長めに設定した上
で、この骨材を骨材装着面に載置して結着その他で固定
し、この骨材の装着された保持具本体を隣接した環軸椎
の椎弓間に装着することにより、骨材の両側部が上下の
椎弓に当接した状態になるため、手術後に骨材が上下の
椎弓に融合し、これによって保持具本体と環軸椎との内
固定がより確実なものになる。
【0018】本発明の請求項4記載の頸椎矯正保持具
は、請求項2記載の頸椎矯正保持具において、上記骨材
支持部は、上記スペーサーを上下方向に貫通した骨材装
填孔によって形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0019】この頸椎矯正保持具によれば、骨材の長さ
寸法をブレードの長さ寸法よりも若干長めに設定した上
で、この骨材を骨材装填孔に貫入し、この骨材の装着さ
れた保持具本体を隣接した環軸椎の椎弓間に装着するこ
とにより、骨材の両端部が上下の椎弓に当接した状態に
なるため、手術後に骨材が上下の椎弓に融合し、これに
よって保持具本体と環軸椎との内固定がより確実なもの
になる。
【0020】本発明の請求項5記載の頸椎矯正保持具
は、請求項1記載の頸椎矯正保持具において、上記スペ
ーサーは、骨材によって形成されていることを特徴とす
るものである。
【0021】この頸椎矯正保持具によれば、スペーサー
そのものが骨材によって形成されているため、スペーサ
ーと環軸椎との当接面積が大きくなり、これによって手
術後の骨材と環軸椎との融合がより確実に行われる。
【0022】本発明の請求項6記載の頸椎矯正保持具
は、請求項1乃至5のいずれかに記載の頸椎矯正保持具
において、上記固定部材は上記ブリッジの中央部に設け
られ、上記締結手段は、上記固定部材に装着される棒状
のフック部材によって形成され、上記フック部材は上記
ブリッジの延びる方向に直交するように上記固定部材に
着脱自在に装着され、このフック部材の一方の端部に軸
椎棘突起に係止されるフック部が設けられていることを
特徴とするものである。
【0023】この頸椎矯正保持具によれば、保持具本体
を隣接する環軸椎の椎弓間に装着した後、フック部を軸
椎棘突起に係止した状態でフック部材を固定部材に装着
して固定することにより、保持具本体の環軸椎に対する
装着固定が確実に行われるようになる。
【0024】本発明の請求項7記載の頸椎矯正保持具
は、請求項6記載の頸椎矯正保持具において、上記締結
手段は、上記フック部材と、このフック部材によって環
軸椎に締結された保持具本体を環軸椎に結着するワイヤ
とによって構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0025】この頸椎矯正保持具によれば、フック部材
による保持具本体の環軸椎への固定に加えて、ワイヤに
よる結着によって上記固定状態がさらに強固なものにな
る。
【0026】本発明の請求項8記載の頸椎矯正保持具
は、請求項6または7記載の頸椎矯正保持具において、
上記固定部材は、上記ブリッジの中央部に後方に向かっ
て突設され、かつ、先端側に雄ねじの螺設された螺設突
片と、この螺設突片に螺着されるナットとから構成さ
れ、上記螺設突片は、先端面から前方に向けて切り込ま
れた上下方向に延びる切込み溝を有し、この切込み溝
は、上記フック部材が摺接状態で嵌まり込み得る溝幅に
寸法設定されていることを特徴とするものである。
【0027】この頸椎矯正保持具によれば、フック部材
やワイヤは、それらを切込み溝に嵌め込んだ状態でナッ
トを雄ねじに螺着することにより、螺設突片に締結さ
れ、かつ、固定された状態になるため、フック部材や鋼
線の保持具本体への取り付け操作が容易なり、これによ
って手術時間の短縮化を図ることが可能になる。
【0028】本発明の請求項9記載の頸椎矯正保持具
は、請求項1乃至8のいずれかに記載の頸椎矯正保持具
において、上記保持具本体および締結手段は、チタン製
またはセラミック製であることを特徴とするものであ
る。
【0029】この頸椎矯正保持具によれば、チタンやセ
ラミックは生体に馴染み易く生体に対して悪影響を及ぼ
すことがないため、保持具本体および締結手段は、生体
埋設用として好適なものになる。また、チタンやセラミ
ックは磁性体ではないため、磁気検査(MRI検査)を
行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の頸椎矯正保持具を説明す
るに先立って、頸椎矯正保持具が適用される頸骨につい
て図1および図2を基に説明する。図1は、頸骨を示す
背面図であり、図2は同側面図である。なお、これらの
図において、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方
向、Z−Z方向を上下方向といい、特に−X方向を左
方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後
方、−Z方向を下方、+Z方向を上方という。図1およ
び図2に示すように、頸骨は、後頭骨90の下部に上下
方向に連なったC1環椎91a、C2軸椎91b、C3
頸椎〜C7頸椎91c〜91gからなる7個の頸椎91
によって形成されている。特にC1環椎91aは、前半
分に形成された弓なりの前弓92と、後半分に形成され
た椎弓93とを備えて形成されている。
【0031】そして、このような頸椎91の中央部に
は、脊髄を通す穴94が形成され、脊髄はこの穴94に
通された状態でそれぞれの頸椎91により保護されるよ
うになっている。
【0032】また、C2軸椎91bの前半分には、中央
部の上面に突起が上方に向かって突設され、この突起が
C1環椎91aの穴94の前方に嵌め込まれている。ま
た、C3〜C7椎91c〜91gの前半分には、中央部
に椎体95aが形成され、これら上下の椎体95a間に
軟骨が介在されている。
【0033】また、各頸椎91a〜91gの幅方向両側
部には、上下で互いに反対方向に突出した関節面95
c,95dが形成され、上下で隣接した頸椎91の関節
面95c,95dとが骨膜を介して当接している。ま
た、椎弓93の中央部には、先下がりで後方に向かって
突出した棘突起96が形成され、首を後方に反らせた状
態でこの棘突起96が下方の頸椎の棘突起に当接し、こ
れによって首の過度の湾曲が防止されるようになってい
る。
【0034】このようなC1〜C7頸椎91a〜91g
は、上下方向に延びる複数の靱帯に保持されて頸骨とし
て合体され、この頸骨は、頸筋肉の所定の運動によって
前屈、後屈、側屈、さらには回旋するようになってい
る。
【0035】そして、慢性関節リウマチによる環軸椎病
変においては、C1環椎91aとC2軸椎91bとの間
における突起95bおよび突起95bと後方の横靱帯と
の間にある滑膜関節や、関節面95c,95dそのもの
が、滑膜炎に冒されることよって侵食されて細くなり、
これによって突起95bが骨折したり、横靱帯が緩んだ
りしてC1環椎91aとC2軸椎91bとの間に水平方
向および垂直方向に向かう亜脱臼が生じる。
【0036】そして、本実施形態においては、このよう
な亜脱臼を抑止するために、頸椎手術を施して上記C1
環椎91aの椎弓93とC2軸椎91bの椎弓93との
間に本発明に係る頸椎矯正保持具1が適用される。
【0037】図3は、本発明に係る頸椎矯正保持具の第
1実施形態を示す分解斜視図であり、図4はその組み立
て斜視図である。なお、図3および図4において、X−
X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向、Z−Z方向を
上下方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右
方、−Y方向を前方、+Y方向を後方、−Z方向を下
方、+Z方向を上方という。図3および図4に示すよう
に、頸椎矯正保持具1は、保持具本体2と、この保持具
本体2に装着されるフック部材(締結手段)7と、この
フック部材7を上記保持具本体2に締結するナット8と
を備えた基本構成を有している。上記螺設突片6とナッ
ト8とで本発明に係る、フック部材7を保持具本体2に
固定する固定部材の一実施形態が形成されている。
【0038】上記保持具本体2は、本実施形態において
は、C1環椎91aの椎弓93と、C2軸椎91bの椎
弓93との間に介設されるものであり、椎弓93の湾曲
形状に沿ったブリッジ3と、このブリッジ3の幅方向両
側部に接続された幅方向一対のブレード4と、各ブレー
ド4の中央部前面から前方に向かって突設されたスペー
サー5と、上記ブリッジ3の後面中央部に後方に向かっ
て突設された円柱状の螺設突片6とを備えて形成されて
いる。
【0039】上記ブリッジ3は、後方に凸の弓なりに形
成され、その円弧長は椎弓93の略半分の長さに寸法設
定されている。このブリッジ3の後面中央部には後方に
向かって膨出した正方形状の台座31が設けられ、この
台座31の表面中央部に上記螺設突片6が一体に取り付
けられている。
【0040】上記ブレード4は、ブリッジ3の幅方向両
側部から上方に向かって突設された幅方向一対の上ブレ
ード41と、同下方に向かって突設された下ブレード4
2とからなっている。上ブレード41は、C1環椎91
aの椎弓93の上下幅と略同一寸法に設定されていると
ともに、下ブレード42は、C2軸椎91bの椎弓93
の上下幅と略同一に寸法設定され、これによって下ブレ
ード42の方が上ブレード41より若干長くなってい
る。
【0041】また、特に下ブレード42は、先端側が後
方に向かって先上がりに傾斜され、この傾斜によって保
持具本体2がC1環椎91aとC2軸椎91bとの間に
装着された状態で下ブレード42の前面がC2軸椎91
bの椎弓93に面接触し得るようになっている。
【0042】このようなブレード4には、その後面に骨
材装着面40が形成され、保持具本体2がC1、C2軸
椎91a,91b間に装着された状態でこの骨材装着面
40に縦長の骨材Bを載置し、手術用の糸で結着するな
どして骨材Bを骨材装着面40に装着するようにしてい
る。上記骨材Bは、通常、患者の腰骨(腸骨)から採取
した柱状移植骨が適用されるが、移植骨に限定されるも
のではなく、人工骨を採用してもよい。このような骨材
装着面40には、小さな突起が多数突設されており、骨
材装着面40に装着された骨材Bはこれらの突起によっ
て滑り止めされた状態になり、これによって骨材Bの骨
材装着面40に対する固定性が向上するようになってい
る。
【0043】上記スペーサー5は、ブレード4の略中央
部の前面であって、ブリッジ3の幅方向両側部に対応し
た部分に、前方に向かって突設されている。図5は、図
4における頸椎矯正保持具1のU線矢視図であり、図6
は、図4における頸椎矯正保持具1のV線矢視図である
が、これらの図に示すように、スペーサー5は、基端側
から前方に向かって上下方向の寸法が漸増するように先
広がりに形成され、これによってスペーサー5の先端部
に上下方向一対の突出部51が形成されている。各突出
部51とブレード4との間には上下の椎弓93に外嵌さ
れる外嵌凹部52がそれぞれ形成され、上部の外嵌凹部
52がC1環椎91aの椎弓93に嵌め込まれるととも
に、下部の外嵌凹部52がC2軸椎91bの椎弓93に
嵌め込まれることによって、頸椎矯正保持具1の頸骨へ
の装着状態が安定するようになっている。
【0044】上記螺設突片6は、図3に示すように、台
座31の後面に後方に向かって立設された逆円錐台状の
基部61と、この基部61に連設された雄螺子部62と
を備えて形成されている。また、上記雄螺子部62に
は、頂部から前方に向かって切り込まれた切込み溝63
が設けられ、この切込み溝63に上記フック部材7が嵌
め込まれた状態でナット8が螺着され、これによってフ
ック部材7が螺設突片6に締結されるようになってい
る。
【0045】上記フック部材7は、直線状の直状部71
と、この直状部71の上端部から上方に向かって延設さ
れた頭骨支持部72と、上記直状部71の下端部に設け
られたフック部73とからなっている。上記直状部71
は、長さ寸法がC2軸椎91bの椎弓93の上下幅寸法
よりも若干長めに寸法設定され、その上部が螺設突片6
の操作凹部63に嵌め込まれた状態で雄螺子部62にナ
ット8を螺着締結することによってフック部材7が螺設
突片6に固定されるようになっている。
【0046】また、上記頭骨支持部72は、直状部71
に対して後方に向かって若干傾斜するように設けられて
おり、頸椎矯正保持具1を頸骨に装着した状態で、頭骨
支持部72が後頭骨90に当接し、これによって後頭骨
90の後屈が抑制されるようになっている。
【0047】また、上記フック部73は、直状部71
に、その下端部から頭骨支持部72の傾斜方向と反対方
向に180°折り返された状態で延設されている。一
方、上記C2軸椎91bの椎弓93には、棘突起96の
根本部分に上下方向に貫通した装着孔93aが穿設さ
れ、装着孔93aにフック部73を貫通した状態で、保
持具本体2をC1環椎91aとC2軸椎91bとの間に
装着することによって、C2軸椎91bの椎弓93がブ
リッジ3から下方に向けて離間するのを阻止するように
なっている。
【0048】このような頸椎矯正保持具1は、保持具本
体2がC1環椎91aおよびC2軸椎91bの椎弓93
間に装着され、C1環椎91aとC2軸椎91bとが保
持具本体2を介して鋼線(ワイヤ)Wによって結着さ
れ、さらにフック部73が装着孔93aに嵌入された状
態で直状部71が切込み溝63に嵌め込まれた状態でナ
ット8によって雄螺子部62に締結されることによって
頸骨に固定されるようになっている。
【0049】そして、本実施形態においては、保持具本
体2、フック部材7およびナット8は、それぞれ生体用
の金属として多用されているチタンが採用されており、
これによって体内に埋め込まれた頸椎矯正保持具1は、
手術後に生体と良好に適合するようにしている。なお、
保持具本体2等の材質は、チタンに限定されるものでは
なく、セラミック製であってもよい。
【0050】図7は、第1実施形態の頸椎矯正保持具1
の装着過程を説明するための説明図であり、(イ)は保
持具本体2のスペーサー5をC1環椎91aおよびC2
軸椎91bの椎弓93間に嵌め込んだ状態、(ロ)はフ
ック部73が椎弓93の装着孔93aに嵌入されたフッ
ク部材7の直状部71を螺設突片6の切込み溝63に嵌
め込んだ状態、(ハ)はC1環椎91aおよびC2軸椎
91bの椎弓93間に装着された頸椎矯正保持具1およ
びブレード4の上部に配置された骨材Bが鋼線Wによっ
て締結されるとともに、フック部材7および鋼線Wがナ
ット8によって締結された状態をそれぞれ示している。
【0051】頸椎矯正保持具1を頸骨に装着するに際し
ては、まず、C1環椎91aおよびC2軸椎91bの椎
弓93間にスペーサー5を挿入する。そうすると、図7
の(イ)に示すように、C1環椎91aおよびC2軸椎
91bの椎弓93がスペーサー5の外嵌凹部52にそれ
ぞれ嵌まり込んだ状態になるとともに、C1環椎91a
およびC2軸椎91bの椎弓93の後面部が、ブレード
4(上ブレード41および下ブレード42)の前面部に
それぞれ面接触で当接した状態になる。
【0052】ついで、フック部材7のフック部73をC
2軸椎91bの装着孔93aに下方から挿入するととも
に、直状部71の上部を螺設突片6の切込み溝63に嵌
め込むことによって、図7の(ロ)に示すように、フッ
ク部材7が螺設突片6の雄螺子部62とC2軸椎91b
との間に架橋された状態になる。
【0053】この状態で骨材Bをその上下端部が上下の
椎弓93に当接するようにして、ブレード4の骨材装着
面40に配置し、この骨材Bをブレード4に鋼線Wによ
ってたすき掛け状態で結着固定するとともに、別の鋼線
Wを切込み溝63を通してC1環椎91aおよびC2軸
椎91bの椎弓93にたすき掛け状態で掛け回し、両端
部を結着する。ついで、ナット8を螺設突片6の雄螺子
部62に螺着して締結することにより、図7の(ハ)に
示すように、頸椎矯正保持具1がC1環椎91aおよび
C2軸椎91bの椎弓93間に装着された状態になる。
【0054】なお、骨材Bの骨材装着面40への装着に
ついては、手術時に骨材Bを鋼線Wでブレード4に結着
する代わりに、予め骨材Bを骨材装着面40にかしめ止
め等で固定しておいてもよい。こうすることによって手
術時に骨材Bの結着操作を省略することが可能になり、
その分手術時間の短縮に寄与される。
【0055】第1実施形態の頸椎矯正保持具1によれ
ば、保持具本体2は、幅方向一対のブレード4がブリッ
ジ3によって結合され、かつ、各ブレード4には上下の
椎弓93間に嵌装されるスペーサー5を備えた構成とさ
れているため、簡単な構造でありながらこれを椎弓93
間に埋め込むことによって、鋼線Wの使用量を最小限度
に抑えた上で環軸椎91a,91bの亜脱臼を確実に防
止することができる。
【0056】具体的には、頸椎矯正保持具1を環軸椎9
1a,91bに装着することにより、C1環椎91aお
よびC2軸椎91bの椎弓93は、それぞれがスペーサ
ー5の外嵌凹部52に嵌まり込むとともに、各椎弓93
の後面がブレード4に当接した状態になり、これによっ
て、C1環椎91aおよびC2軸椎91bは、所定の離
間状態が維持され、かつ、フック部材7および鋼線Wに
よる保持具本体2への締結によって相互の前後方向への
ずれが確実に防止された状態になる。従って、C2軸椎
91bの突起95b(図1および図2参照)の骨折およ
び関節面の骨膜炎等によってC1環椎91aとC2軸椎
91bとの間の離間距離が縮まったり、水平方向に向か
うC1環椎91aの亜脱臼が確実に防止される。
【0057】また、骨材Bを各端部が上下の椎弓93に
当接した状態でブレード4の後面(骨材装着面40)に
固定するようにしているため、手術後に骨材Bが上下の
椎弓93に融合し、これによってC1環椎91aとC2
軸椎91bとの内固定がより確実なものになる。
【0058】また、各軸椎91a,91bと保持具本体
2とを締結する締結具であるフック部材7および鋼線W
は、それらを螺設突片6の切込み溝63に嵌め込んだ状
態でナット8を雄螺子部62に螺着締結するという簡単
な操作で保持具本体2と各軸椎91a,91bとに容易
に装着され、従来のように、頸椎矯正保持具を装着する
に際し、頸骨に多くの挿通孔を穿設するとともに、各挿
通孔に鋼線を通すことによって頸椎矯正保持具を骨に一
々結着するという面倒な操作から開放され、頸骨手術の
時間短縮を図る上で有効である。
【0059】図8は、本発明に係る頸椎矯正保持具の第
2実施形態を示す斜視図である。この図に示すように、
第2実施形態の頸椎矯正保持具1aにおいては、保持具
本体2aのスペーサー5aに上下方向に延びる骨材装填
孔53が貫設されており、この骨材装填孔53に、両端
部を外部に若干突出させた状態で骨材Bを装填するよう
に構成されている。その他の構成については、第1実施
形態の頸椎矯正保持具1と同様である。
【0060】第2実施形態の頸椎矯正保持具1aによれ
ば、第1実施形態のようにブレード4の骨材装着面40
に骨材Bを配置して鋼線で結束するのに比べて、骨材B
の保持具本体2aへの装着状態が安定するとともに、骨
材Bの両端部をC1環椎91aおよびC2軸椎91bの
椎弓93に確実に当接させることが可能であり、手術後
の椎弓93と骨材Bとの融合がより確実に行われるよう
になる。
【0061】図9は、本発明に係る頸椎矯正保持具の第
3実施形態を示す斜視図である。この図に示すように、
第3実施形態の頸椎矯正保持具1bにおいては、スペー
サー5bそのものが骨材で形成されており、この骨材が
かしめ釘54によってブレード4の前面に固定されてい
る。その他の構成については、第1実施形態の頸椎矯正
保持具1と同様である。
【0062】第3実施形態の頸椎矯正保持具1bによれ
ば、スペーサー5bは全体的に骨材によって形成されて
いるため、C1環椎91aおよびC2軸椎91bの椎弓
93との当接面積を大きくすることが可能であり、これ
によって手術後の骨材と椎弓93との融合がより確実に
行われる。
【0063】図10は、本発明に係る頸椎矯正保持具の
第4実施形態を示す斜視図である。この図に示すよう
に、第3実施形態の頸椎矯正保持具1cにおいては、保
持具本体2cは、幅方向一対のブレード4における上ブ
レード41および下ブレード42にそれぞれフック部材
44が取り付けられて形成されている。
【0064】上記フック部材44は、ブレード4に摺接
状態で上下動可能に外嵌される環状本体44aと、この
環状本体44aの外周面から椎弓93を抱き込むように
前方に向かって突設されたフック片44bとからなって
いる。このフック片44bは、先端部と環状本体44a
の外周面との間隙寸法が椎弓93の前後幅寸法より若干
大きめに設定されている。そして、保持具本体2cを椎
弓93間に装着した状態で環状本体44aを椎弓93の
方向にずらせることによってフック片44bが椎弓93
に係合する。その後、フック片44bをかしめることに
よってブレード4に固定するようにしている。なお、フ
ック片44bのブレード4への固定については、上記か
しめ止めの他、ねじ止めを採用してもよい。
【0065】第4実施形態の頸椎矯正保持具1cによれ
ば、保持具本体2cをC1環椎91aおよびC2軸椎9
1bの椎弓93間に装着した状態で、フック部材44を
ブレード4に沿ってずらせてかしめることにより、フッ
ク片44bで椎弓93を係止することができるため、特
に鋼線Wを用いることなく保持具本体2cを椎弓93間
に固定することが可能になり、鋼線Wを用いない分、手
術時間の短縮が実現する。そして、フック部材44は手
術後に筋肉組織に包まれた状態になるため、フック部材
44のブレード4に沿った移動は確実に抑制され、椎弓
93に対するフック部材44の係止状態は安定する。
【0066】図11は、本発明に係る頸椎矯正保持具の
第5実施形態を示す斜視図である。この図に示すよう
に、第5実施形態の頸椎矯正保持具1dは、フック部材
7aのフック部73aが二股状に形成され、この二股状
の部分による2点支持でC2軸椎91bの椎弓93を棘
突起96を挟んで係止するようにしている。
【0067】具体的には、上記フック部73aは、直状
部71の下端部から前方に折り曲げられて形成した曲折
部73bと、この曲折部73bの下端部から幅方向に向
けて延設され、かつ、両端部が上方に向かって折り曲げ
られて形成した幅方向一対のフック73cとからなって
いる。上記各フック73cは、曲折部73bの上端部が
棘突起96の先端の二股部分に嵌まり込んだ状態で、C
2軸椎91bの椎弓93下面の所定の部位に位置するよ
うに寸法設定されている一方、上記椎弓93の所定の部
位には手術時に幅方向一対の装着孔が穿設され、この装
着孔にフック73cの先端部が嵌入されるようになって
いる。
【0068】また、フック部材7aは、頭骨支持部72
の上端部に幅方向に延びるように付設された頭部支持杆
74を有しており、頸椎矯正保持具1dが椎弓93間に
装着された状態でこの頭部支持杆74が後頭骨90に当
接するようにしている。
【0069】第5実施形態の頸椎矯正保持具1dによれ
ば、C2軸椎91bが左右対称に形成された幅方向一対
のフック73cによって保持具本体2に係止されるた
め、フック部材7aを介した保持具本体2によるC2軸
椎91bの係止状態が左右対象になり安定する。また、
頭部支持杆74が頸骨に当接することにより、手術後こ
の頭部支持杆74が後頭骨90と一体化し、頭部の固定
がより良好に行われるようになる。
【0070】図12は、本発明に係る頸椎矯正保持具の
第6実施形態を示す斜視図である。この図に示すよう
に、第5実施形態の頸椎矯正保持具1eは、保持具本体
2dのブレード4aが長尺に形成され、この長尺のブレ
ード4aによってC3頸椎91c以下の頸椎をも固定し
得るようになっている。このために、ブレード4aは、
上記同様の上ブレード41および下ブレード42に加え
て、下ブレード42の下端部から下方に向かって延設さ
れた幅方向一対の長尺ブレード43を有している。この
長尺ブレード43の長さ寸法は適宜任意に設定され、最
大長のものはその下端部がC7頸椎91gに届く寸法に
設定されている。
【0071】第6実施形態の頸椎矯正保持具1eによれ
ば、保持具本体2dをC1環椎91aおよびC2軸椎9
1bの椎弓93間に装着した状態で、幅方向一対の長尺
ブレード43は、C3軸椎91c以下の頸椎91の椎弓
93に当接し得るようになるため、これらの環軸椎91
a,91bをも鋼線Wを用いて長尺ブレード43に固定
することができ、頸骨を全体的に固定する上で好都合で
ある。
【0072】図13は、本発明に係る頸椎矯正保持具の
第7実施形態を示す斜視図である。この図に示すよう
に、第5実施形態の頸椎矯正保持具1fは、本発明の保
持具本体として棒状体をU字形状に折り曲げたU字体2
1が用いられている。このU字体21は、中央部でC2
軸椎91bの椎弓93の下部形状に沿い、かつ、後方に
向かって膨出するように折り曲げられて形成した湾曲部
22と、この湾曲部22の両側部から上方に向かって延
設された幅方向一対の直状部23と、各直状部23の先
端側に形成された幅方向一対の雄ねじ部24とを備えて
構成されている。
【0073】上記湾曲部22の膨出量は、直状部23が
C2軸椎91bの後面部に棘突起96を挟んで当接した
状態で、湾曲部22の中央部が棘突起96の先端より前
方に位置するように寸法設定されている。また、上記一
対の直状部23は互いに平行になるように延びる方向が
設定されているとともに、各直状部23間の距離は、C
2軸椎91bの幅寸法の略半分に寸法設定されている。
また、各直状部23の長さ寸法は、C1環椎91aおよ
びC2軸椎91bの椎弓93の合計上下寸法よりも若干
長めに寸法設定されている。
【0074】そして、第7実施形態においては、このよ
うなU字体21の一対の直状部23のそれぞれにスペー
サー5cが取り付けられている。このスペーサー5c
は、U字体21の直状部23に摺接状態で外嵌される摺
接孔55cの穿設された基部55aと、この基部55a
から前方に向かって延設された、同一幅寸法で上下方向
に前広がりに形状設定された扇状部55bとからなって
いる。この扇状部55bは、上縁部がC1環椎91aの
椎弓93下面の周形状に沿うように形状設定されている
とともに、下縁部がC2軸椎91bの椎弓93上面の周
形状に沿うように形状設定されている。
【0075】また、本実施形態においては、本発明の締
結部材は、U字体21の直状部23のスペーサー5cよ
り先端側に装着される幅方向一対の円弧部材75によっ
て形成されている。この円弧部材75は、U字体21の
直状部23に摺接状態で外嵌される摺接孔75cの穿設
された基部75aと、この基部75aから前方に向かっ
て延設された円弧部75bとからなっている。上記円弧
部75bは、上方に向かって凸の円弧状に形成され、下
面がC1環椎91aの椎弓93の上部形状に沿うように
形状設定されている。
【0076】また、本実施形態においては、本発明の固
定部材は、上記雄ねじ部24に螺着されるナット8aに
よって形成されている。
【0077】第7実施形態の頸椎矯正保持具1fによれ
ば、頸椎矯正保持具1fを頸骨に装着するに際し、まず
ナット8aを緩めて円弧部材75の上方への移動範囲を
大きくしておく。ついで、U字体21の湾曲部22を棘
突起96より下方に位置させた状態でスペーサー5cの
扇状部55bをC1環椎91aの椎弓93とC2軸椎9
1bの椎弓93との間に嵌め込むとともに、円弧部材7
5の円弧部75bをC2軸椎91bと後頭骨90との間
に嵌め込む。
【0078】この状態でナット8aを締結することによ
り、C1環椎91aの椎弓93は、円弧部材75の円弧
部75bの下縁面と、スペーサー5cの扇状部55bの
上縁面とに挟持された状態になるとともに、C2軸椎9
1bの椎弓93は、棘突起96に係止されたU字体21
の湾曲部22と、スペーサー5aの扇状部55bの下縁
面とに挟持され、これによって頸椎矯正保持具1fが環
軸椎91a,91b間に固定された状態になる。
【0079】このように、第7実施形態の頸椎矯正保持
具1fによれば、鋼線Wを用いることなく頸椎矯正保持
具1fを頸椎91に確実に固定することができ、鋼線W
の結着操作を省略することができる分だけ手術時間の短
縮化を図ることが可能になる。
【0080】また、先の実施形態のように保持具本体か
ら後方に向かって突設された螺設突片6を有しないた
め、手術後に螺設突片6が頸部の皮膚を外方に向かって
膨出させるような不都合は生じず、手術後の頸部の外嵌
視を見苦しくないようにすることができる。
【0081】さらに、先の実施形態の頸椎矯正保持具に
比べて各部品の形状が簡単であるとともに材料の使用量
も少なく済ませることが可能であり、その分製造コスト
の低減化を実現することができる。
【0082】本発明は以上の実施形態に限定されるもの
ではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0083】(1)上記の実施形態においては、頸椎矯
正保持具1、1b、1c、1dまたは1eは、保持具本
体2,2a,2b,2cまたは2dがC1環椎91aの
椎弓93と、C2軸椎91bの椎弓93との間に装着さ
れるように構成されているが、本発明は、保持具本体
2,2a,2b,2cまたは2dをC1環椎91aおよ
びC2軸椎91bの椎弓93間に装着することに限定さ
れるものではなく、他の頸椎91間に挿入して隣接する
頸椎91の亜脱臼を防止するようにしてもよい。
【0084】(2)上記の第1実施形態等においては、
C2軸椎91bの椎弓93にフック部材7のフック部7
3を嵌入するための装着孔93aが穿設されているが、
本発明は、上記椎弓93に装着孔93aを穿設すること
に限定されるものではなく、例えば、フック部73を棘
突起96に係止する等、適宜のくぼみ部分や突起部分を
利用するようにすれば、特に装着孔93aを設けなくて
もフック部73を環軸椎91に止めることができる。
【0085】(3)上記の第1〜第6実施形態において
は、締結手段としてフック部材7,7a(実施形態)お
よび鋼線Wが用いられ、第7実施形態においては、U字
体21および円弧部材75が用いられているが、上記締
結手段(フック部材およびワイヤの内のいずれか一方ま
たは双方)を用いた上記の実施形態以外の締結方式の採
用が可能である。図14の(イ)〜(ト)は、他の締結
方式を示す側面視の説明図であり、これらの締結方式も
本発明の範囲に含まれる。以下図14を基に締結手段の
他の適用例について説明する。なお、図14の(イ)は
鋼線Wのみによる締結方式、(ロ)〜(ニ)は鋼線Wと
フック部材との併用方式、(ホ)〜(ト)はフック部材
のみによる締結方式をそれぞれ示している。
【0086】まず、図14の(イ)に示す締結方式は、
螺設突片6を介してC1環椎91aおよびC2軸椎91
bの椎弓93に鋼線Wを掛け回すものである。この方式
によれば、保持具本体2にフック部材7を装着する必要
がなくなり、その分材料コストの低減を図ることができ
る。
【0087】図14の(ロ)に示す締結方式は、螺設突
片6に頭骨支持部72のない短尺のフック部材7bを、
そのフック部73が上方に位置するように装着し、フッ
ク部73によってC1環椎91aの椎弓93を係止する
とともに、鋼線Wも併用するものである。この方式は、
所定の理由でC2軸椎91bの椎弓93にフック部73
を適用し得ない場合に採用される。
【0088】図14の(ハ)に示す締結方式は、第4実
施形態(図10)の変形例であり、ブレード4の上端部
(上ブレード41)にのみフック部材44を設け、この
フック部材44でC1環椎91aの椎弓93を係止する
ととに、鋼線Wを併用するものである。この方式も、所
定の理由でC2軸椎91bの椎弓93にフック部73を
適用し得ない場合に採用される。
【0089】図14の(ニ)に示す締結方式は、ブレー
ド4の下端部(下ブレード42)にのみフック部材44
を設け、このフック部材44でC2軸椎91bの椎弓9
3を係止するとともに、鋼線Wを併用するものである。
この方式は、所定の理由でフック部材7,7a,7bを
適用し得ない場合に採用される。
【0090】図14の(ホ)に示す締結方式は、フック
部73を下方に向けた状態で螺設突片6にフック部材7
bを装着し、このフック部材7bによってC2軸椎91
bの椎弓93を係止するとともに、上ブレード41にフ
ック部材44を装着し、このフック部材44によってC
1環椎91aを係止するものである。この方式によれ
ば、鋼線Wを用いなくても頸椎矯正保持具1を環軸椎9
1a,91bの椎弓93間に固定することができる。
【0091】図14の(ヘ)に示す締結方式は、上記と
は逆にフック部材7bによってC1環椎91aの椎弓9
3を係止するとともに、下ブレード42に装着されたフ
ック部材44によってC2軸椎91bの椎弓93を係止
し、これによって頸椎矯正保持具10を環軸椎91a,
91bの椎弓93間に固定するものである。この方式に
よっても鋼線Wを用いずして頸椎矯正保持具10を環軸
椎91a,91bの椎弓93間に固定することができ
る。
【0092】図14の(ト)に示す締結方式は、2本の
フック部材7bを用い、1本のフック部材7bをC1環
椎91aに係止するとともに、他の1本のフック部材7
bをC2軸椎91bに係止するものであり、これによっ
て鋼線Wを用いずして頸椎矯正保持具10を環軸椎91
a,91b間に固定するものである。
【0093】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の頸椎矯正保持具
によれば、環軸椎に装着される保持具本体と、装着され
た保持具本体を環軸椎に締結する締結手段とから頸椎矯
正保持具を構成し、この保持具本体を、隣接した環軸椎
の椎弓間に挿入される幅方向一対のスペーサーと、これ
ら一対のスペーサー間に架橋されたブリッジと、各スペ
ーサーの上面部から上下方向に延びる幅方向一対のブレ
ードと、締結手段を保持具本体に着脱自在に固定する固
定部材とから構成したため、頸骨の整復手術時に、隣接
する環軸椎の椎弓間にブリッジで一体に連結された幅方
向一対のスペーサーを挿入することにより、隣接した環
軸椎間の離間距離が適正に維持される。この状態で締結
手段によって上下の環軸椎を締結するとともに、締結操
作の完了した締結手段を固定部材によって保持具本体に
固定することにより、頸椎矯正保持具を隣接した環軸椎
の椎弓間に装着することができる。
【0094】そして、頸椎矯正保持具が椎弓間に装着さ
れた状態で、各スペーサーから上下に延設されたブレー
ドの上方部分が上部の環軸椎の椎弓に当接した状態にな
るとともに、同下方部分が下部の環軸椎の椎弓に当接し
た状態になり、これによって隣接した環軸椎の相互の水
平方向に向かう位置ずれを規制することができるととも
に、環軸椎の相互の回旋をも規制することができ、これ
によって環軸椎の亜脱臼が確実に防止された整復状態に
することができる。
【0095】このように、請求項1記載の頸椎矯正保持
具を用いると、頸骨の矯正手術時に隣接した環軸椎間に
保持具本体を装着して締結手段で締結するという簡単な
操作で慢性リウマチ等に起因した頸骨の異常を正常に整
復することができるとともに、亜脱臼を確実に防止する
ことが可能になり、従来のように環軸椎に多くの小孔を
穿設して各小孔に鋼線を通して環軸椎に頸椎矯正保持具
を結着する矯正方式に比較して、手術時間の短縮が実現
する。さらに、鋼線のみで頸椎矯正保持具を環軸椎に取
り付けた場合には、鋼線の弛みで締結状態が不安定にな
り、従って、頸椎矯正保持具の環軸椎への結合状態が安
定するまでハローベスト等による外固定が必要になると
いう従来の不都合が解消され、外固定の必要性がほとん
どなくなるという優れた効果を得ることができる。
【0096】本発明の請求項2記載の頸椎矯正保持具に
よれば、スペーサーおよびブレードの内のいずれか一方
または双方に、隣接した椎弓間に骨材を架橋した状態で
支持する骨材支持部を設けたため、骨材を骨材支持部に
支持させた状態で保持具本体を隣接した環軸椎間に装着
することにより、骨材の両端部が上下の椎弓に当接した
状態になり、手術後に骨材と椎弓とが相互に融合し、こ
れによって頸椎矯正保持具の環軸椎に対する一体化が確
実に行われる。
【0097】本発明の請求項3記載の頸椎矯正保持具に
よれば、骨材支持部をブレードの表面に設定された骨材
装着面によって形成したため、骨材の長さ寸法をブレー
ドの長さ寸法よりも若干長めに設定した上で、この骨材
を骨材装着面に載置して結着その他で固定し、この骨材
の装着された保持具本体を隣接した環軸椎の椎弓間に装
着することにより、骨材の両側部が上下の椎弓に当接し
た状態になるため、手術後に骨材が上下の椎弓に融合
し、これによって保持具本体と環軸椎との内固定をより
確実なものにすることができる。
【0098】本発明の請求項4記載の頸椎矯正保持具に
よれば、骨材支持部をスペーサーを上下方向に貫通した
骨材装填孔によって形成したため、骨材の長さ寸法をブ
レードの長さ寸法よりも若干長めに設定した上で、この
骨材を骨材装填孔に貫入し、この骨材の装着された保持
具本体を隣接した環軸椎の椎弓間に装着することによ
り、骨材の両端部が上下の椎弓に当接した状態になるた
め、手術後に骨材が上下の椎弓に融合し、これによって
保持具本体と環軸椎との内固定をより確実なものにする
ことができる。
【0099】本発明の請求項5記載の頸椎矯正保持具に
よれば、スペーサーを骨材によって形成したため、スペ
ーサーと環軸椎との当接面積が大きくなり、これによっ
て手術後の骨材と環軸椎との融合をより確実に行わせる
ことができる。
【0100】本発明の請求項6記載の頸椎矯正保持具に
よれば、締結手段を、中央部でに直交するようにブリッ
ジに固定部材を介して着脱自在に装着される棒状のフッ
ク部材によって形成し、このフック部材の一方の端部に
軸椎棘突起に係止されるフック部を設けたため、保持具
本体を隣接する環軸椎の椎弓間に装着した後、フック部
を棘突起に係止した状態でフック部材を固定部材に装着
して固定することにより、保持具本体の環軸椎に対する
装着固定をより確実に行うことができる。
【0101】本発明の請求項7記載の頸椎矯正保持具に
よれば、締結手段を、フック部材と、このフック部材に
よって環軸椎に締結された保持具本体を環軸椎に結着す
るワイヤによって構成したため、フック部材による保持
具本体の環軸椎への固定に加えて、ワイヤによる結着に
よって固定状態をさらに強固なものにすることができ
る。
【0102】本発明の請求項8記載の頸椎矯正保持具に
よれば、上記固定部材は、ブリッジの中央部に後方に向
かって突設され、かつ、先端側に雄ねじの螺設された螺
設突片と、この螺設突片に螺着されるナットとから構成
され、螺設突片は、先端面から前方に向けて切り込まれ
た上下方向に延びる切込み溝を有しているため、フック
部材やワイヤは、それらを切込み溝に嵌め込んだ状態で
ナットを雄ねじに螺着することにより、螺設突片に締結
され、かつ、固定された状態になり、フック部材や鋼線
の保持具本体への取り付け操作が容易なることによって
手術時間の短縮化を図ることができる。
【0103】本発明の請求項9記載の頸椎矯正保持具に
よれば、保持具本体および締結手段は、チタン製または
セラミック製にしたため、チタンやセラミックは生体に
馴染み易く生体に対して悪影響を及ぼすことがなく、保
持具本体および締結手段を生体埋設用として好適なもの
にすることができる。また、チタンやセラミックは磁性
体ではないため、磁気検査(MRI検査)を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】頸骨を示す背面図である。
【図2】図1に示す脛骨の側面図である。
【図3】本発明に係る頸椎矯正保持具の第1実施形態を
示す分解斜視図である。
【図4】図3に示す頸椎矯正保持具の組み立て斜視図で
ある。
【図5】図4における頸椎矯正保持具のU線矢視図であ
る。
【図6】図4における頸椎矯正保持具のV線矢視図であ
る。
【図7】(イ)〜(ハ)は、第1実施形態の頸椎矯正保
持具の装着過程を説明するための説明図である。
【図8】本発明に係る頸椎矯正保持具の第2実施形態を
示す分解斜視図である。
【図9】本発明に係る頸椎矯正保持具の第3実施形態を
示す分解斜視図である。
【図10】本発明に係る頸椎矯正保持具の第4実施形態
を示す斜視図である。
【図11】本発明に係る頸椎矯正保持具の第5実施形態
を示す斜視図である。
【図12】本発明に係る頸椎矯正保持具の第6実施形態
を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る頸椎矯正保持具の第7実施形態
を示す斜視図である。
【図14】(イ)〜(ト)は、他の締結方式を示す側面
視の説明図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,10 頸椎
矯正保持具 2,2a,2b,2c,2d,21 保持具本体 21 U字体(保持具本体) 22 湾曲部 23 直状部 24 雄ねじ部 3 ブリッジ 31 台座 4 ブレード 40 骨材装着面 41 上ブレード 42 下ブレード 43 骨材装着面 44 フック部材(締結手段) 44a 環状本体 44b フック片 5,5a,5b,5c スペーサー 51 突出部 52 外嵌凹部 53 骨材装填孔 54 かしめ釘 5c スペーサー 55a 基部 55b 扇状部 6 フック部材 61 基部 62 雄螺子部 63 切込み溝 7,7a,7b フック部材 71 直状部 72 頭骨支持部 73,73a フック部 73b 曲折部 73c フック 74 頭部支持杆 8 ナット 90 後頭骨 91 頸椎 91a C1環椎 91b C2軸椎 91c〜91g C3〜C9頸椎 92 前弓 93 椎弓 94 穴 95a 椎体 95b 突起 95c,95d 関節面 96 棘突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 憲司 神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式 会社神戸製鋼所神戸本社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術により生体内に埋設することによっ
    て頸骨の環軸椎の亜脱臼を矯正して整復する頸椎矯正保
    持具であって、環軸椎に装着される保持具本体と、装着
    された保持具本体を環軸椎に締結する締結手段とが備え
    られ、上記保持具本体は、隣接した環軸椎の椎弓間に挿
    入される幅方向一対のスペーサーと、これら一対のスペ
    ーサー間に架橋されたブリッジと、上記各スペーサーの
    上面部から上下方向に延びる幅方向一対のブレードと、
    上記締結手段を保持具本体に着脱自在に固定する固定部
    材とから構成されていることを特徴とする頸椎矯正保持
    具。
  2. 【請求項2】 上記スペーサーおよび上記ブレードの内
    のいずれか一方または双方は、隣接した椎弓間に骨材を
    架橋した状態で支持する骨材支持部を有していることを
    特徴とする請求項1記載の頸椎矯正保持具。
  3. 【請求項3】 上記骨材支持部は、上記ブレードの表面
    に設定された骨材装着面によって形成されていることを
    特徴とする請求項2記載の頸椎矯正保持具。
  4. 【請求項4】 上記骨材支持部は、上記スペーサーを上
    下方向に貫通した骨材装填孔によって形成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の頸椎矯正保持具。
  5. 【請求項5】 上記スペーサーは、骨材によって形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の頸椎矯正保持
    具。
  6. 【請求項6】 上記固定部材は上記ブリッジの中央部に
    設けられ、上記締結手段は、上記固定部材に装着される
    棒状のフック部材によって形成され、上記フック部材は
    上記ブリッジの延びる方向に直交するように上記固定部
    材に着脱自在に装着され、このフック部材の一方の端部
    に軸椎棘突起に係止されるフック部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の頸椎
    矯正保持具。
  7. 【請求項7】 上記締結手段は、上記フック部材と、こ
    のフック部材によって環軸椎に締結された保持具本体を
    環軸椎に結着するワイヤとによって構成されていること
    を特徴とする請求項6記載の頸椎矯正保持具。
  8. 【請求項8】 上記固定部材は、上記ブリッジの中央部
    に後方に向かって突設され、かつ、先端側に雄ねじの螺
    設された螺設突片と、この螺設突片に螺着されるナット
    とから構成され、上記螺設突片は、先端面から前方に向
    けて切り込まれた上下方向に延びる切込み溝を有し、こ
    の切込み溝は、上記フック部材が摺接状態で嵌まり込み
    得る溝幅に寸法設定されていることを特徴とする請求項
    6または7記載の頸椎矯正保持具。
  9. 【請求項9】 上記保持具本体および締結手段は、チタ
    ン製またはセラミック製であることを特徴とする請求項
    1乃至8のいずれかに記載の頸椎矯正保持具。
JP9250841A 1997-09-16 1997-09-16 頸椎矯正保持具 Withdrawn JPH1189854A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9250841A JPH1189854A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 頸椎矯正保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9250841A JPH1189854A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 頸椎矯正保持具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1189854A true JPH1189854A (ja) 1999-04-06

Family

ID=17213818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9250841A Withdrawn JPH1189854A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 頸椎矯正保持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1189854A (ja)

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1281363A3 (en) * 2001-08-01 2004-01-07 Showa IKA Kohgyo Co., Ltd. Implant for bone connector
US6860884B2 (en) 2001-08-01 2005-03-01 Showa Ika Kohgyo Co., Ltd. Implant for bone connector
JP2005533627A (ja) * 2002-07-19 2005-11-10 トリアージ メディカル、 インコーポレイテッド 脊椎固定方法および脊椎固定装置
FR2870109A1 (fr) * 2004-05-17 2005-11-18 Spine Next Sa Cale intervertebrale pour vertebres cervicales
CN102784001A (zh) * 2012-09-10 2012-11-21 董大明 后路寰枢椎复位器
CN105326548A (zh) * 2015-10-28 2016-02-17 郑明辉 颈前路提拉固定装置
US9408648B2 (en) 2001-03-30 2016-08-09 Interventional Spine, Inc. Method and apparatus for bone fixation with secondary compression
US9522028B2 (en) 2013-07-03 2016-12-20 Interventional Spine, Inc. Method and apparatus for sacroiliac joint fixation
US9522070B2 (en) 2013-03-07 2016-12-20 Interventional Spine, Inc. Intervertebral implant
JP2017516627A (ja) * 2014-05-27 2017-06-22 プロビデンス メディカル テクノロジー インコーポレイテッド 外側塊固定インプラント
CN106974713A (zh) * 2017-03-31 2017-07-25 张银顺 一种后路寰椎骨折复位固定器
US9839530B2 (en) 2007-06-26 2017-12-12 DePuy Synthes Products, Inc. Highly lordosed fusion cage
US9883951B2 (en) 2012-08-30 2018-02-06 Interventional Spine, Inc. Artificial disc
US9895236B2 (en) 2010-06-24 2018-02-20 DePuy Synthes Products, Inc. Enhanced cage insertion assembly
US9913727B2 (en) 2015-07-02 2018-03-13 Medos International Sarl Expandable implant
US9931223B2 (en) 2008-04-05 2018-04-03 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant
US9993349B2 (en) 2002-06-27 2018-06-12 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral disc
US10058433B2 (en) 2012-07-26 2018-08-28 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable implant
US10111695B2 (en) 2001-03-30 2018-10-30 DePuy Synthes Products, Inc. Distal bone anchors for bone fixation with secondary compression
CN109700517A (zh) * 2019-02-01 2019-05-03 西安增材制造国家研究院有限公司 一种用于寰枢椎脱位的辅助复位器械及其制作方法
US10390963B2 (en) 2006-12-07 2019-08-27 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US10398563B2 (en) 2017-05-08 2019-09-03 Medos International Sarl Expandable cage
US10433977B2 (en) 2008-01-17 2019-10-08 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant and associated method of manufacturing the same
US10500062B2 (en) 2009-12-10 2019-12-10 DePuy Synthes Products, Inc. Bellows-like expandable interbody fusion cage
US10537436B2 (en) 2016-11-01 2020-01-21 DePuy Synthes Products, Inc. Curved expandable cage
US10548741B2 (en) 2010-06-29 2020-02-04 DePuy Synthes Products, Inc. Distractible intervertebral implant
US10888433B2 (en) 2016-12-14 2021-01-12 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant inserter and related methods
US10940016B2 (en) 2017-07-05 2021-03-09 Medos International Sarl Expandable intervertebral fusion cage
US11344424B2 (en) 2017-06-14 2022-05-31 Medos International Sarl Expandable intervertebral implant and related methods
US11426290B2 (en) 2015-03-06 2022-08-30 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant, system, kit and method
US11426286B2 (en) 2020-03-06 2022-08-30 Eit Emerging Implant Technologies Gmbh Expandable intervertebral implant
US11446156B2 (en) 2018-10-25 2022-09-20 Medos International Sarl Expandable intervertebral implant, inserter instrument, and related methods
US11452607B2 (en) 2010-10-11 2022-09-27 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable interspinous process spacer implant
US11510788B2 (en) 2016-06-28 2022-11-29 Eit Emerging Implant Technologies Gmbh Expandable, angularly adjustable intervertebral cages
US11596522B2 (en) 2016-06-28 2023-03-07 Eit Emerging Implant Technologies Gmbh Expandable and angularly adjustable intervertebral cages with articulating joint
US11612491B2 (en) 2009-03-30 2023-03-28 DePuy Synthes Products, Inc. Zero profile spinal fusion cage
US11752009B2 (en) 2021-04-06 2023-09-12 Medos International Sarl Expandable intervertebral fusion cage
US11850160B2 (en) 2021-03-26 2023-12-26 Medos International Sarl Expandable lordotic intervertebral fusion cage
US11911287B2 (en) 2010-06-24 2024-02-27 DePuy Synthes Products, Inc. Lateral spondylolisthesis reduction cage

Cited By (78)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10111695B2 (en) 2001-03-30 2018-10-30 DePuy Synthes Products, Inc. Distal bone anchors for bone fixation with secondary compression
US10349991B2 (en) 2001-03-30 2019-07-16 DePuy Synthes Products, Inc. Method and apparatus for bone fixation with secondary compression
US9408648B2 (en) 2001-03-30 2016-08-09 Interventional Spine, Inc. Method and apparatus for bone fixation with secondary compression
US6860884B2 (en) 2001-08-01 2005-03-01 Showa Ika Kohgyo Co., Ltd. Implant for bone connector
EP1281363A3 (en) * 2001-08-01 2004-01-07 Showa IKA Kohgyo Co., Ltd. Implant for bone connector
US9993349B2 (en) 2002-06-27 2018-06-12 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral disc
JP2005533627A (ja) * 2002-07-19 2005-11-10 トリアージ メディカル、 インコーポレイテッド 脊椎固定方法および脊椎固定装置
US8945190B2 (en) 2002-07-19 2015-02-03 Interventional Spine, Inc. Method and apparatus for spinal fixation
US9713486B2 (en) 2002-07-19 2017-07-25 DePuy Synthes Products, Inc. Method and apparatus for spinal fixation
FR2870109A1 (fr) * 2004-05-17 2005-11-18 Spine Next Sa Cale intervertebrale pour vertebres cervicales
WO2005122924A1 (fr) * 2004-05-17 2005-12-29 Abbott Spine Cale intervertebrale pour vertebres cervicales
AU2005253757B2 (en) * 2004-05-17 2010-12-23 Zimmer Spine Intervertebral wedge for cervical vertebrae
US8491633B2 (en) 2004-05-17 2013-07-23 Zimmer Spine Intervertebral spacer for cervical vertebrae
US10398566B2 (en) 2006-12-07 2019-09-03 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US11432942B2 (en) 2006-12-07 2022-09-06 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US11273050B2 (en) 2006-12-07 2022-03-15 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US11712345B2 (en) 2006-12-07 2023-08-01 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US11660206B2 (en) 2006-12-07 2023-05-30 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US10583015B2 (en) 2006-12-07 2020-03-10 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US11642229B2 (en) 2006-12-07 2023-05-09 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US10390963B2 (en) 2006-12-07 2019-08-27 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US11497618B2 (en) 2006-12-07 2022-11-15 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US9839530B2 (en) 2007-06-26 2017-12-12 DePuy Synthes Products, Inc. Highly lordosed fusion cage
US11622868B2 (en) 2007-06-26 2023-04-11 DePuy Synthes Products, Inc. Highly lordosed fusion cage
US10973652B2 (en) 2007-06-26 2021-04-13 DePuy Synthes Products, Inc. Highly lordosed fusion cage
US10449058B2 (en) 2008-01-17 2019-10-22 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant and associated method of manufacturing the same
US10433977B2 (en) 2008-01-17 2019-10-08 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant and associated method of manufacturing the same
US11737881B2 (en) 2008-01-17 2023-08-29 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant and associated method of manufacturing the same
US9931223B2 (en) 2008-04-05 2018-04-03 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant
US11602438B2 (en) 2008-04-05 2023-03-14 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant
US11617655B2 (en) 2008-04-05 2023-04-04 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant
US11712341B2 (en) 2008-04-05 2023-08-01 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant
US10449056B2 (en) 2008-04-05 2019-10-22 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant
US9993350B2 (en) 2008-04-05 2018-06-12 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant
US11707359B2 (en) 2008-04-05 2023-07-25 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant
US11712342B2 (en) 2008-04-05 2023-08-01 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant
US11701234B2 (en) 2008-04-05 2023-07-18 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant
US11612491B2 (en) 2009-03-30 2023-03-28 DePuy Synthes Products, Inc. Zero profile spinal fusion cage
US11607321B2 (en) 2009-12-10 2023-03-21 DePuy Synthes Products, Inc. Bellows-like expandable interbody fusion cage
US10500062B2 (en) 2009-12-10 2019-12-10 DePuy Synthes Products, Inc. Bellows-like expandable interbody fusion cage
US9895236B2 (en) 2010-06-24 2018-02-20 DePuy Synthes Products, Inc. Enhanced cage insertion assembly
US10966840B2 (en) 2010-06-24 2021-04-06 DePuy Synthes Products, Inc. Enhanced cage insertion assembly
US11872139B2 (en) 2010-06-24 2024-01-16 DePuy Synthes Products, Inc. Enhanced cage insertion assembly
US11911287B2 (en) 2010-06-24 2024-02-27 DePuy Synthes Products, Inc. Lateral spondylolisthesis reduction cage
US11654033B2 (en) 2010-06-29 2023-05-23 DePuy Synthes Products, Inc. Distractible intervertebral implant
US10548741B2 (en) 2010-06-29 2020-02-04 DePuy Synthes Products, Inc. Distractible intervertebral implant
US11452607B2 (en) 2010-10-11 2022-09-27 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable interspinous process spacer implant
US10058433B2 (en) 2012-07-26 2018-08-28 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable implant
US9883951B2 (en) 2012-08-30 2018-02-06 Interventional Spine, Inc. Artificial disc
CN102784001A (zh) * 2012-09-10 2012-11-21 董大明 后路寰枢椎复位器
US11497619B2 (en) 2013-03-07 2022-11-15 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US9522070B2 (en) 2013-03-07 2016-12-20 Interventional Spine, Inc. Intervertebral implant
US11850164B2 (en) 2013-03-07 2023-12-26 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US10413422B2 (en) 2013-03-07 2019-09-17 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant
US9522028B2 (en) 2013-07-03 2016-12-20 Interventional Spine, Inc. Method and apparatus for sacroiliac joint fixation
US11006991B2 (en) 2013-07-03 2021-05-18 DePuy Synthes Products, Inc. Method and apparatus for sacroiliac joint fixation
US10166056B2 (en) 2013-07-03 2019-01-01 DePuy Synthes Products, Inc. Method and apparatus for sacroiliac joint fixation
JP2017516627A (ja) * 2014-05-27 2017-06-22 プロビデンス メディカル テクノロジー インコーポレイテッド 外側塊固定インプラント
US11426290B2 (en) 2015-03-06 2022-08-30 DePuy Synthes Products, Inc. Expandable intervertebral implant, system, kit and method
US9913727B2 (en) 2015-07-02 2018-03-13 Medos International Sarl Expandable implant
CN105326548A (zh) * 2015-10-28 2016-02-17 郑明辉 颈前路提拉固定装置
US11596523B2 (en) 2016-06-28 2023-03-07 Eit Emerging Implant Technologies Gmbh Expandable and angularly adjustable articulating intervertebral cages
US11596522B2 (en) 2016-06-28 2023-03-07 Eit Emerging Implant Technologies Gmbh Expandable and angularly adjustable intervertebral cages with articulating joint
US11510788B2 (en) 2016-06-28 2022-11-29 Eit Emerging Implant Technologies Gmbh Expandable, angularly adjustable intervertebral cages
US10537436B2 (en) 2016-11-01 2020-01-21 DePuy Synthes Products, Inc. Curved expandable cage
US10888433B2 (en) 2016-12-14 2021-01-12 DePuy Synthes Products, Inc. Intervertebral implant inserter and related methods
CN106974713A (zh) * 2017-03-31 2017-07-25 张银顺 一种后路寰椎骨折复位固定器
US10398563B2 (en) 2017-05-08 2019-09-03 Medos International Sarl Expandable cage
US11446155B2 (en) 2017-05-08 2022-09-20 Medos International Sarl Expandable cage
US11344424B2 (en) 2017-06-14 2022-05-31 Medos International Sarl Expandable intervertebral implant and related methods
US10940016B2 (en) 2017-07-05 2021-03-09 Medos International Sarl Expandable intervertebral fusion cage
US11446156B2 (en) 2018-10-25 2022-09-20 Medos International Sarl Expandable intervertebral implant, inserter instrument, and related methods
CN109700517A (zh) * 2019-02-01 2019-05-03 西安增材制造国家研究院有限公司 一种用于寰枢椎脱位的辅助复位器械及其制作方法
CN109700517B (zh) * 2019-02-01 2024-03-19 西安增材制造国家研究院有限公司 一种用于寰枢椎脱位的辅助复位器械及其制作方法
US11806245B2 (en) 2020-03-06 2023-11-07 Eit Emerging Implant Technologies Gmbh Expandable intervertebral implant
US11426286B2 (en) 2020-03-06 2022-08-30 Eit Emerging Implant Technologies Gmbh Expandable intervertebral implant
US11850160B2 (en) 2021-03-26 2023-12-26 Medos International Sarl Expandable lordotic intervertebral fusion cage
US11752009B2 (en) 2021-04-06 2023-09-12 Medos International Sarl Expandable intervertebral fusion cage

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1189854A (ja) 頸椎矯正保持具
US6364883B1 (en) Spinous process clamp for spinal fusion and method of operation
US6589243B1 (en) Posterior backbone osteosynthesis device
US9044279B2 (en) Device and method for expanding the spinal canal with spinal column stabilization and spinal deformity correction
EP1132052B1 (en) Bone plating system
CA2437575C (en) Method and device for treating abnormal curvature of the spine
US4987892A (en) Spinal fixation device
KR100968836B1 (ko) 다축 헤드를 가진 뼈 고정용 임플란트
KR20060109426A (ko) 로드-플레이트 전방 시스템을 이용한 척추 기형의 교정방법
US20100137914A1 (en) Adjustable rod and connector device
US20040153155A1 (en) Laminoplasty cage
US20080215096A1 (en) Devices to Stabilise the Lamina
JPH07501735A (ja) 脊髄の骨接合具
JP2007530144A (ja) 脊椎変形を矯正するためのシステム
JP2009512465A (ja) ヒンジ多軸ネジ及びその利用方法
JP2002529136A (ja) 医療機器
US20200214744A1 (en) Spinal implant with ball and socket joint having multiple radius tear shaped geometry
Mohan et al. History of surgery for the correction of spinal deformity
US20030187437A1 (en) Serrated spinal hook
JP2002065682A (ja) 高位脛骨骨切り手術用プレート
AU2019250253B2 (en) Occipital plate with angled screw opening
US20060293658A1 (en) Orthopedic clamps
KR101178966B1 (ko) 추체 소관절면 계면 안정장치
KR100507615B1 (ko) 척추경 나사못 및 이를 갖는 척추경 나사못 조립체
KR101078666B1 (ko) 인공 척추 지지체

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207