JPH118855A - デジタル・ビデオ信号エンコーダ及び符号化方法 - Google Patents

デジタル・ビデオ信号エンコーダ及び符号化方法

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JPH118855A
JPH118855A JP10002381A JP238198A JPH118855A JP H118855 A JPH118855 A JP H118855A JP 10002381 A JP10002381 A JP 10002381A JP 238198 A JP238198 A JP 238198A JP H118855 A JPH118855 A JP H118855A
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frame
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video signal
operatively coupled
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Wei Ding
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】符号化されたビデオ信号のノイズ除去。 【解決手段】動きベクトル誤差は所定の動きスレショル
ドと比較される。特定の動きベクトル誤差が動きスレシ
ョルド未満である場合、比較的重い時間フィルタをマク
ロブロック間に適用する。逆に、特定の動きベクトル誤
差が動きスレショルド未満でない場合、空間フィルタの
みをいずれのマクロブロックにも適用する。空間フィル
タは比較的軽く適用され、ノイズを減らしつつ、例え
ば、フィルタ処理の結果発生するぼけのような信号損失
を最少に抑える。動きスレショルドは、符号化されてい
るビデオ信号のノイズ分散に応じて設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル・ビデオ
信号の圧縮に関し、特に、ITU規格H.261および
H.263ならびにISO規格MPEG−1、MPEG
−2およびMPEG−4のようなデジタル・ビデオ規格
にしたがってデジタル・ビデオ信号を符号化するための
特に効率的な信号フィルタ処理および圧縮機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル衛星サービス(DSS)ならび
にインターネット上におけるビデオ・ストリームの格納
および検索(retrieval)、そして特にワール
ド・ワイド・ウエブ(Wolrd Wide Web)
というようなデジタル・ビデオ製品およびサービスの出
現に伴い、デジタル・ビデオ信号は増々身近なものとな
り、市場において関心が高まりつつある。デジタル信号
記憶容量の制限ならびにネットワークおよび同報通信帯
域の限界のために、デジタル・ビデオ信号の圧縮は、デ
ジタル・ビデオの記憶および送信には必須のものとなっ
ている。その結果、デジタル・ビデオ信号の圧縮および
符号化について、多くの規格が公表されている。例え
ば、国際電気通信連合(ITU)は、デジタル・ビデオ
の符号化に対してH.261およびH.263規格を公
表している。加えて、国際標準化機構(ISO)は、デ
ジタル・ビデオの符号化に対して、Motion Pi
cture Experts Group (MPE
G)、MPEG−1、およびMPEG−2規格を公表し
ている。
【0003】これらの規格は、符号化デジタル・ビデオ
信号の形態を詳細に指定し、更にこのような信号をどの
ように復号化して観察者に提示するのかについて指定す
る。しかしながら、デジタル・ビデオ信号をどのように
して、元の非圧縮フォーマットから指定された符号化フ
ォーマットに変換するかに関しては、殆ど自由裁量に委
ねられている。その結果、現在では多くの異なるデジタ
ル・ビデオ信号エンコーダが存在し、多くの手法を用い
てデジタルビデオ信号を符号化するため、圧縮の達成度
合いにばらつきが生じている。
【0004】いずれのデジタル・ビデオ信号エンコーダ
においても、その主要目的は、ビデオ信号の重大な損失
なく高い圧縮度を達成することである。ビデオ信号の圧
縮は、通常、画像の同一部分または類似部分の頻度をで
きるだけ少なく表現し冗長性を回避することによって行
われる。その結果、非常に荒い細部のみを有し異なる色
が非常に少ない画像は、大量の細密部および多くの異な
る色を有する画像の圧縮表現と比較すると、大幅に小さ
な表現に圧縮することができる。しかしながら、ビデオ
・カメラおよび他のビデオ信号捕捉機器は、ビデオ信号
にノイズを混入させる。ビデオ信号処理の観点からは、
ノイズは一般的にビデオ信号の主題における細密部とは
区別することができない。例えば、白黒画像における通
常のノイズは、クローズ・アップして撮影されたテリー
織物のタオルの細密部および織地から区別できない可能
性がある。
【0005】加えて、ノイズは、動画ビデオ信号を圧縮
することができる度合いに、即ち、動画ビデオ信号の主
題における細密部のこのような圧縮に対して、一層厳し
い悪影響を与える可能性がある。即ち、細密部を有する
ビデオ画像に含まれるピクチャ要素、即ち、画素は、互
いに部分的に(incrementally)異なるだ
けであり、細密部の他の部分を表す多くの他の画素は同
一であることが多い。例えば、ニット・セータにおける
細密部の画像は、典型的に、同じ色または少数の色の異
なる濃淡を表す多数の画素を含み、各濃淡は相当な数の
画素で表現される。例えば、離散コサイン変換(DC
T)を用いた圧縮の期間、このような画像は非常に大量
に圧縮することができる。何故なら、同じ色または少数
の色の異なる濃淡は、典型的に、狭いスペクトルに集合
化され、そのスペクトル以外は破棄されるからである。
ノイズは、このような圧縮に特に悪影響を及ぼす。何故
なら、ノイズはビデオ画像の主題とは多くの場合無関係
であるため、狭いスペクトルの外側に画素値が頻繁に変
換されることになり、より多くの変換画素データ・スペ
クトル部分を、圧縮ビデオ信号に含ませることが必要と
なるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画質向上および圧縮量
増大を図るためには、ビデオ信号エンコーダは、ビデオ
信号を符号化するのに先だって、当該ビデオ信号に頻繁
にフィルタ処理を行う。しかしながら、特に強力なフィ
ルタを使用すると、信号の損失を増大させるという犠牲
のもとに、圧縮量増大を達成し、特に軽いフィルタは、
圧縮度合いを低めに抑えるという犠牲のもとに、原信号
をより多く保存する。このようなシステムの1つが、1
993年7月27日にゴンザレス等に付与された”Mo
tionVideo Compression Sys
tem with Adaptive Bit All
ocation and Quantization”
という名称の米国特許第5、231、484号に記載さ
れている(以下「’484特許」と呼ぶ)。’484特
許は、MPEG符号化フレームのマクロブロックにおけ
る誤差予測を用いて、どの強さのフィルタを当該マクロ
ブロックに適用すべきかの判定を行うシステムについて
記載している。しかしながら、’484特許における誤
差予測は、フレームの画像内の誤差を画像の細部から適
切に区別するものではない。加えて、’484特許に記
載されているシステムによって行われるフィルタ処理は
平滑化空間フィルタ処理であり、特にノイズの多い画像
では、信号の損失は容認できないレベルとなるという欠
点がある。
【0007】したがって、ビデオ信号においてノイズと
細密部との間の区別をより良く行い、ノイズの除去を最
大に高めるようにビデオ信号のフィルタ処理を行うこと
により、ビデオ信号の画質を向上させると同時に、ビデ
オ信号の圧縮量も最大に高めることを可能にするデジタ
ル・ビデオ信号エンコーダが必要とされている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ビデオ
信号を符号化している間に判定される動きベクトルおよ
び動きベクトル誤差を用いて、2つ以上のフレームの各
マクロブロックが当該フレームによって表される動きに
よって変位するにも拘わらず同じ主題を表すか否かにつ
いての判定がなされる。特に、動きベクトル誤差が所定
の動きスレショルドと比較される。特定の動きベクトル
誤差がこの動きスレショルド未満である場合、この動き
ベクトル誤差に対応するマクロブロックは実質的に同一
の主題を表すものと判定され、対応する動きベクトルは
主題の動きに起因するフレーム間の主題の変位を表す。
したがって、動きベクトル誤差に対応するマクロブロッ
ク間の差は主にノイズによるものであり、主題の相違に
よるものではないと判定される。この場合、比較的重い
時間フィルタがマクロブロック間に適用される。実質的
に同一の主題を表すマクロブロックは、加重平均時間フ
ィルタ(weighted average temp
oral filter)において結合されるので、重
いフィルタを用いてもビデオ信号の損失が発生する結果
とはならない。その一方で、重い時間フィルタは、ビデ
オ信号における顕著なノイズ低減をもたらすので、ビデ
オ信号の品質を高めると同時に、ビデオ信号の符号化に
よって達成されるビデオ信号の圧縮度を大幅に高めるこ
とになる。
【0009】逆に、特定の動きベクトル誤差が動きスレ
ショルド未満でない場合、この動きベクトル誤差に対応
するマクロブロックは異なる主題を表すものと判定さ
れ、空間フィルタのみがいずれのマクロブロックにも適
用される。空間フィルタは比較的軽く適用され、信号損
失、例えば、フィルタ処理の結果発生するぼけ(blu
r)を最少に抑えつつ、信号ノイズが低減される。した
がって、時間フィルタを用いて効果的にフィルタ処理が
可能なビデオ信号のマクロブロックでは、重い時間フィ
ルタ処理によってノイズを大幅に低減すると共に圧縮量
を増やし、時間フィルタを用いて効果的にマクロブロッ
クをフィルタ処理することができない場合、軽い空間フ
ィルタが信号の過度の損失を回避する。更に、ビデオ信
号の符号化の過程で判定される動きベクトルおよび動き
ベクトル誤差は、動きを予測するための冗長な計算およ
びこのような予測に伴う誤差を減らすために用いられ
る。
【0010】更に、本発明によれば、動きスレショルド
は、符号化されつつあるビデオ信号のノイズ分散(no
ise variance)にしたがって設定される。
ビデオ信号のノイズ分散は、ビデオ信号を捕捉するため
に用いられるビデオ信号捕捉機器、例えば、ビデオ・カ
メラを用いて測定可能であり、あるいはビデオ信号自体
から予測することも可能である。ビデオ信号捕捉機器か
らノイズ分散を測定する場合、この機器を用いて実質的
に同じ主題の2つの別個の画像を捕捉する。ノイズ分散
は、2つの画像間で測定された差から計算される。ビデ
オ信号自体からノイズ分散を予測する場合、特定のフレ
ームに対する動きベクトル誤差が検査される。最も小さ
い動きベクトル誤差に対応する多数のマクロブロックが
選択される。最も小さい動きベクトル誤差を選択するの
は、このようなマクロブロック間の差は、当該マクロブ
ロックの主題および各動きベクトルによって識別される
対応するマクロブロックの差に起因するものではなく、
ノイズによるものである可能性が高いからである。選択
したマクロブロックと、各動きベクトルによって識別さ
れる対応するマクロブロックとの間の差を測定し、測定
した差を用いて、予測されたノイズ分散が計算される。
同様に、多数の後続のフレームの各々から、新しい予測
されたノイズ分散が計算される。符号化された各フレー
ムについて、当該フレームの符号化に先だって計算した
最も小さい予測されたノイズ分散にしたがって、動きス
レショルドが決定される。最も小さい予測されたノイズ
分散を用いるのは、予測ノイズ分散が大きい程、対応す
る動きベクトル化されたマクロブロックに表されている
主題の小さな変動の故に大きくなる傾向があるからであ
る。
【0011】更に本発明によれば、符号化されたフレー
ムを変換して、ビデオ信号の不必要な損失を防止するよ
うに変換係数が量子化される。時間フィルタによって処
理されたマクロブロックの係数は、空間フィルタによっ
て処理されたマクロブロックの係数を量子化するために
用いる量子化パラメータよりも小さな量子化パラメータ
を用いて量子化される。時間フィルタによって処理され
たマクロブロックに対しての方が良好なフィルタ処理結
果および大きな圧縮量が得られるので、このようなマク
ロブロックの変換係数は、より小さな量子化パラメータ
を用いて信号を保存することで量子化される。時間量子
化パラメータを空間量子化パラメータよりも小さくする
量は、空間量子化パラメータの特定の値によって異な
る。空間量子化パラメータが大きい程、大きな量で小さ
くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によれば、ビデオ信号を符
号化している間に判定される動きベクトルおよび動きベ
クトル誤差を用いて、2以上のフレームの各マクロブロ
ックが、当該フレームによって表される動きによる変位
にも拘わらず、同じ主題を表すか否かについて、判定が
なされる。
【0013】MPEG符号化デジタル・ビデオ信号に精
通していれば、以下の代表的な実施の形態の記載におい
て、本発明の理解が容易に得られよう。MPEG符号化
デジタル・ビデオ信号については、先の’484特許に
一層詳しく記載されており、その記載内容はこの言及に
よりその全体が本願にも援用されるものとする。端的に
言えば、ビデオ・ストリームとも時として呼ばれるデジ
タル・動画ビデオ画像は、1つ以上のフレームを含むピ
クチャの群に階層的に組織化される。各フレームは、当
該ビデオ・ストリームの一連の画像の中の個々の画像を
表す。各フレームは、当該フレームのビデオ画像の各部
分を定義する多数のマクロブロックを含む。I−フレー
ムは、他の全フレームとは独立して符号化されるもので
あり、したがって、ビデオ・ストリームの一連の画像内
の1画像を完全に表す。P−フレームおよびB−フレー
ムは動き補償されたフレームであり、したがって、他の
フレームに依存するように符号化される。P−フレーム
は予測動き補償されたフレームであり、1つのI−フレ
ームのみに依存するか、あるいは、ビデオ画像の一連の
フレームにおいて当該P−フレームに先立つ他のP−フ
レームのみに依存する。B−フレームは両方向動き補償
されたフレームであり、ビデオ画像の一連のフレームに
おいて当該B−フレームに先立つ1つ以上のフレームま
たは当該B−フレームに続く1つ以上のフレームに依存
する。
【0014】全てのフレームは、単一フレーム内の画像
データの冗長性を低下させることによって圧縮される。
動き補償されたフレームは、更に、一連のフレーム内の
画像データの冗長性を低下させることによって圧縮され
る。動画ビデオ信号は、互いに部分的に相違するだけの
一連の画像を含むので、多数のフレームを動き補償され
たフレームとして、即ち、P−フレームまたはB−フレ
ームとして符号化することにより、大量の圧縮が実現可
能である。しかしながら、ビデオ信号の連続画像におけ
るノイズが画像間の付加的な差として誤って解釈される
可能性があり、したがって、P−フレームおよびB−フ
レームが連続画像を表すことができる効率を低下させる
可能性がある。
【0015】本発明によるビデオ信号圧縮器100を図
1に示す。ビデオ信号圧縮器100は、ビデオ供給源
(図示せず)からビデオ信号のフレームを受け取る。ビ
デオ供給源は、例えば、ビデオ・カメラ、ビデオ・カセ
ット・プレーヤ、ビデオ・レーザ・ディスク・プレー
ヤ、または同様のビデオ供給源を含むことができる。ビ
デオ信号圧縮器100は、以前にバッファ102に格納
されていたあらゆるフレームをバッファ104に移動さ
せた後に、受け取ったフレームをバッファ102に格納
する。したがって、ビデオ信号圧縮器100は、2つの
連続するフレームを、バッファ102、104に格納す
る。バッファ102に格納されているフレームのこと
を、ここでは時として現フレームと呼ぶこともあり、バ
ッファ104に格納されているフレームのことを、ここ
では時として前フレームと呼ぶこともある。ビデオ信号
圧縮器100の動き予測器106は、バッファ102、
104から各フレームを読み出し、現フレームと前フレ
ームとの間の動きを表す動きベクトルを導出する。現フ
レームの1つ以上のマクロブロックの各々について、動
き予測器106は、当該マクロブロックが対応する前フ
レームの部分を指定する動きベクトル、および関連する
動きベクトル誤差信号を導出する。動きベクトルは、他
のフレームの等しいサイズの部分に対するベクトルに関
して、動き補償されたマクロブロックを指定する。特定
のマクロブロックの動きベクトルによって指定されたマ
クロブロックのことを、ここでは時として、当該特定の
マクロブロックから時間的に変位したマクロブロックと
呼ぶこともある。動きベクトル誤差信号は、マクロブロ
ックと、そのマクロブロックの時間的に変位したマクロ
ブロックとの間の変動量を示す。動き予測器106、な
らびに動き予測器106による動きベクトルおよび動き
ベクトル誤差信号の導出は従来通りのものであるので、
ここではこれ以上述べないことにする。
【0016】ビデオ信号圧縮器100のフィルタ処理モ
ジュール108は、ビデオ・フレーム内に含ませるため
のマクロブロックの圧縮および符号化を行うのに先だっ
て、現フレームの個々のマクロブロックにフィルタ処理
を行う。本発明によれば、フィルタ処理モジュール10
8は、それぞれバッファ102、104にある現フレー
ムと前フレームとの間に高い相関が存在する場合には時
間フィルタを適用し、現フレームと前フレームとの間に
低い相関が存在する場合には空間フィルタを適用する。
ビデオ信号圧縮器100のフィルタ処理モジュール10
8は、バッファ102、104からそれぞれ現フレーム
および前フレームを読み出し、動き予測器106から、
導出された動きベクトルおよび関連する動きベクトル誤
差信号を受け取る。
【0017】図2に、フィルタ処理モジュール108を
更に詳細に示す。また、現フレームの各マクロブロック
の処理は論理流れ図300(図3)に示してあり、処理
はステップ302から開始する。ステップ302におい
て、フィルタ処理モジュール108の比較器202(図
2)は、動き予測器106から動きベクトルおよび動き
ベクトル誤差信号を受け取る。比較器202は、動きベ
クトル誤差信号とスレショルド・レジスタ204内に示
されている所定のスレショルド値とを比較する。所定の
スレショルド値のことを、ここでは時として、動きスレ
ショルドとも呼ぶ。動きベクトル誤差信号が動きスレシ
ョルドより小さい誤差を示す場合、処理は検査ステップ
302(図3)からステップ304に移行する。
【0018】ステップ304において、比較器202
(図2)はフィルタ処理モジュール108の時間フィル
タ206を活性化し、フィルタ処理モジュール108の
出力として、セレクタ210に時間フィルタ206の出
力を選択させる。1つの実施の形態では、セレクタ21
0はマルチプレクサである。時間フィルタ206は、バ
ッファ102からの現フレームのマクロブロック、およ
びバッファ104からの前フレームの時間的に変位した
マクロブロックの双方を受け取り、これら2つのマクロ
ブロック間に時間フィルタを適用して、現フレームのフ
ィルタ処理済みのマクロブロックを生成する。動きベク
トル誤差信号は比較的低い誤差を表すので、即ち、動き
スレショルド未満であるので、現フレームのマクロブロ
ックと前フレームの時間的に変位したマクロブロックと
の間の差は、主にノイズによるものと判定される。した
がって、時間フィルタ206では特に重いフィルタが用
いられる。1つの実施の形態では、時間フィルタ206
が生成するマクロブロックの画素は、現フレームのマク
ロブロックと前フレームの時間的に変位したマクロブロ
ックとの各画素の加重平均である。時間的に変位したマ
クロブロックの画素のことを時として前フレーム画素と
呼び、現フレームのマクロブロックの画素のことを時と
して現フレーム画素と呼ぶ。1つの実施の形態では、こ
れらの画素には等しく重み付けされる。あるいは、
(i)1対3、(ii)3対5、または(iii)7対
9の比率の中から1つを用いて、前フレーム画素および
現フレーム画素は重み付けされる。
【0019】検査ステップ302(図3)において、比
較器202(図2)が、動きベクトル誤差信号が動きス
レショルド未満ではない誤差を示すと判定した場合、処
理は検査ステップ302(図3)からステップ306に
移行する。ステップ306において、比較器202(図
2)はフィルタ処理モジュール108の空間フィルタ2
08を活性化し、フィルタ処理モジュール108の出力
として、セレクタ201に空間フィルタ208の出力を
選択させる。空間フィルタ208はバッファ102から
の現フレームのマクロブロックのみを受け取り、これら
のマクロブロックに空間フィルタを適用し、当該マクロ
ブロックによって表される画像部分におけるノイズを減
らす。動きベクトル誤差信号は比較的高い誤差を示すの
で、即ち、動きスレショルドよりも大きいので、現フレ
ームのマクロブロックと前フレームの時間的に変位した
マクロブロックとの間の差は、主に、マクロブロックの
各々において表される画像の主題の差に起因するもので
あり、ノイズによるものではないと判定される。したが
って、現フレームのマクロブロックにのみ、空間フィル
タが用いられる。空間フィルタは、典型的に、ノイズ除
去の間にビデオ信号を浸食するので、比較的軽いフィル
タが用いられる。例えば、カーネルが(1/8、6/
8、1/8)である空間フィルタを、水平方向、垂直方
向または両方向に適用することができる。あるいは、カ
ーネルが(1/16、14/16、1/16)のフィル
タを、水平方向、垂直方向または両方向に適用すること
もできる。
【0020】ステップ304またはステップ306(図
3)のいずれかの後、処理は論理流れ図300にしたが
って終了する。したがって、マクロブロックと関連する
時間的に変位したマクロブロックとの間の差が小さい場
合、マクロブロックは殆ど同一の画像を表すと想定さ
れ、これらの差は、当該マクロブロックによって表され
る画像におけるノイズによるものであると想定される。
したがって、できるだけ多くのノイズを排除するため
に、重いフィルタ処理が両方のマクロブロック間に用い
られる。信号は実質的に同一であるがノイズは信号に対
して全体的に不規則であり、したがってマクロブロック
間では非常に異なる2つのマクロブロックを用いること
により、信号損失を非常に少なく抑えつつ、顕著なノイ
ズ低減が得られる。その結果、ビデオ信号の圧縮量を格
段に増大しつつ、同時にビデオ信号の信号品質の著しい
向上が達成される。逆に、2つの時間的に変位したマク
ロブロック間の差が大きい場合、これらのマクロブロッ
クは異なる主題を有する異なる画像を表すものとされ、
時間フィルタは不適切であると推定される。その結果、
空間フィルタ処理のみが用いられるが、このフィルタ処
理は、不必要なデータ損失を回避するために軽いもので
ある。
【0021】スレショルド・レジスタ204(図2)内
に格納されている動きスレショルドは、ほぼ同一の主題
を表す2つの別個のマクロブロックにおけるノイズが、
合理的な確実性をもって、2つのマクロブロックに対応
する動きベクトル誤差信号(これは動きスレショルドよ
りも小さい)を有するように、一方、似ているが幾らか
異なる主題を表す2つのマクロブロックが、合理的な確
実性をもって、2つのマクロブロックに対応する動きベ
クトル誤差信号(これは動きスレショルドよりも大き
い)を有するように選択される。動きスレショルドの決
定については、以下で更に詳しく説明する。
【0022】フィルタ処理モジュール108の時間フィ
ルタ206または空間フィルタ208のいずれかによっ
て生成されたフィルタ処理済みのフレームは、動き補償
器110(図1)によって受け取られる。動き補償器1
10は従来通りであり、完全を期するために簡単に説明
する。動き補償器110は、動き予測器106から、バ
ッファ102に格納されている現フレームに対応する動
きベクトルおよび動きベクトル誤差信号を受け取り、動
きベクトルおよびフィルタ処理モジュール108から受
け取ったフィルタ処理済みのフレームから、現在の動き
補償されたフレームを生成する。
【0023】動き補償器110は動き補償されたフレー
ムを変換コーダ112に渡し、変換コーダ112は動き
補償されたフレームの動き補償されたマクロブロックに
離散コサイン変換(DCT)を行い、変換されたフレー
ムを生成する。変換コーダ112は変換されたフレーム
を量子化器114に渡す。量子化器114は、変換コー
ダにおいて用いられた係数を量子化する。これらの係数
は、フィルタ処理モジュール108によって生成された
フィルタ処理済みのフレームの圧縮を完了するために、
変換されたフレームをハフマン符号化する際に後に用い
られる。量子化器114による量子化が重要なのは、変
換パラメータの量子化の間に、圧縮量増大のために相当
の信号損失が発生するからである。変換コーダ112に
おいて用いられる係数の量子化は公知であり、例えば、
先に引用することにより本願にも援用される’484特
許に記載されている。量子化は量子化パラメータQを必
要とする。このパラメータQは、符号化されたビデオ信
号における信号解像度と、ビデオ信号の符号化において
実現される圧縮度との間で選択される妥協点を表す。通
常、量子化パラメータQが大きい程、信号損失の増大を
犠牲にして圧縮度が高められる。逆に、量子化パラメー
タQが小さい程、圧縮度の低下という犠牲の下で信号損
失が少なくなる。
【0024】量子化パラメータQは、通常、MBモード
およびQ制御装置116によって決定され、パラメータ
は、ビデオ信号圧縮器100によって行われる符号化を
微調整するために、ユーザーにより従来のユーザー・イ
ンターフェース技法を用いて設定される。現フレームの
特定のマクロブロックに対応する動きベクトル誤差信号
が動きスレショルドよりも大きい場合、変換されたマク
ロブロックを量子化するために、公称量子化パラメータ
Qが従来の方法で用いられる。何故なら、空間フィルタ
処理がこの特定のマクロブロックに適用されたからであ
る。逆に、マクロブロックに対応する動きベクトル誤差
信号が動きスレショルドよりも小さい場合、低い方の量
子化パラメータQLが用いられる。時間フィルタ処理さ
れたマクロブロックを量子化する際にQLを用いること
ができるのは、このようなマクロブロックにおけるノイ
ズは既に相当減少しており、したがって、更に大量の信
号損失を伴うことなく、圧縮度の上昇が既に実現可能と
なっているからである。
【0025】量子化パラメータQLは、通常、量子化パ
ラメータQよりもオフセット量だけ小さい。このオフセ
ット量自体は量子化パラメータQにしたがって決定され
る。通常、量子化パラメータQLは、量子化パラメータ
Qが大きい程、大きな量だけ小さくなる。しかしなが
ら、1つの実施の形態では、量子化パラメータQLは決
して1未満ではない。特に、量子化パラメータQとQL
との間の関係は以下の式で表される。
【0026】
【数1】 QL=max(1、Q−Δ) (1) 式(1)において、Δは量子化パラメータQにしたがっ
て決定される。特に、1つの実施の形態では、以下の式
にしたがって決定される。
【0027】
【数2】 1つの実施の形態では、q1およびq2は、それぞれ、6
および10に等しい。したがって、量子化パラメータQ
が6未満である場合、量子化パラメータQLは量子化パ
ラメータQに等しく、量子化パラメータQが少なくとも
6で10以下である場合、量子化パラメータQLは量子
化パラメータQよりも1だけ小さい。また、量子化パラ
メータQが10より大きい場合、量子化パラメータQL
は量子化パラメータQよりもだけ2小さい。
【0028】したがって、時間フィルタ処理されたマク
ロブロックについて量子化パラメータを調節することに
よって、信号解像度が保存される。このような時間フィ
ルタ処理されたマクロブロックではノイズが大幅に減少
しているので、容認可能な圧縮度が達成される。
【0029】また、ビデオ信号圧縮器100は、逆量子
化器118、変換デコーダ120、動き補償器122お
よびループ・フィルタ124をも備える。これらは、従
来通りに動作し、ループをサポートするビデオ符号化プ
ロトコルにおいて、以前に符号化されたマクロブロック
を復号化する。このようなプロトコルには、ITUによ
って公表されたH.261ビデオ圧縮規格が含まれる。
【0030】動きスレショルドの決定 上述のように、スレショルド・レジスタ(図2)に格納
される動きスレショルドの選択は、ほぼ同一の主題を表
す2つの別個のマクロブロックにおけるノイズが、合理
的な確実性をもって、2つのマクロブロックに対応する
動きベクトル誤差信号(これは動きスレショルドより小
さい)を有するように、一方、似ているが幾らか異なる
主題を表す2つのマクロブロックが、合理的な確実性を
もって、2つのマクロブロックに対応する動きベクトル
誤差信号(これは動きスレショルドよりも大きい)を有
するように行われる。1つの実施の形態では、動きスレ
ショルドは以下の式にしたがって計算される。
【0031】
【数3】 t=256(2var)1/2 (3) 式(3)において、tは動きスレショルド、varは、
ビデオカメラのような特定のビデオ信号源に関連するノ
イズ分散である。ノイズ分散は、当該ビデオ信号源を用
いて経験的な測定によって決定することができ、あるい
は、ビデオ信号自体から予測することも可能である。
【0032】ビデオ信号源のノイズ分散の経験的測定
は、同一の主題の2つの別個のビデオ画像の比較を含
む。例えば、同一場面の2つの連続した映像を撮るよう
にビデオ・カメラを設定することができる。好ましく
は、2つの映像を捕捉する間、カメラを移動せず、場面
も全く変化させない。例えば、カメラを三脚の上に取り
付け、遠隔操作によって作動させることができ、場面は
室内に設定するか、あるいは、事実上風がない場合にの
み、戸外に設定することができる。理解されるように、
完全に同一の主題を有する別個の画像を捕獲することは
実際上不可能である。しかしながら、画像は、実行でき
る限り同一に近い主題を有するべきである。こうするこ
とによって、ビデオ信号源のノイズ分散を、2つの画像
の各画素の比較によって決定することができる。即ち、
ビデオ信号源のノイズ分散は、以下の式にしたがって計
算される。
【0033】
【数4】 式(4)において、IおよびJは、それぞれ、水平方向
および垂直方向の画素数であり、p1(i、j)および
2(i、j)は、それぞれ、第1および第2の画像の
i番目の列およびj番目の行における画素の値である。
【0034】時として、動き分散の直接測定が事実上不
可能な場合もある。また、場合によって、ビデオ信号が
既に何らかの記憶媒体に格納されており、ビデオ・スト
リームを形成するためのビデオ信号の符号化が、ビデオ
信号のフォーマット変換の間に行われることがある。し
たがって、ビデオ信号源は使用可能でないか又はビデオ
信号の最初の捕捉以来大きく変化しているので、ビデオ
信号源からの動き分散のあらゆる直接測定の読み取りは
的外れとなる。例えば、VHSビデオ・カセット・テー
プまたはレーザー・ディスク上に記憶されているビデオ
信号を読み出し、このビデオ信号の全部または一部を捕
捉した特定のビデオ・カメラまたはフィルム・カメラに
アクセスすることなく、MPEGまたは同様のフォーマ
ットに符号化することができる。このような場合、動き
分散は、ビデオ信号自体から予測される。
【0035】通常、ビデオ信号の連続する2つのフレー
ムが比較される。特定のフレームについては、動きベク
トル誤差信号が最も小さいマクロブロックの割合が選択
される。1つの実施の形態では、マクロブロックの25
%が選択され、動きベクトル誤差信号が最も小さいマク
ロブロックが選択されるる。動きベクトル誤差信号が最
も小さいマクロブロックを選択するのは、このようなマ
クロブロックは、他のフレームの対応するマクロブロッ
クからの差が最も少ないからである。言い換えると、こ
のようなマクロブロックの主題は、対応する時間的に変
位したマクロブロックの主題に最も類似しており、それ
らの差はいずれもノイズによる可能性が一層高いからで
ある。動き分散初期予測値は、以下の式にしたがって、
選択したマクロブロックから計算される。
【0036】
【数5】 式(5)において、Var0はビデオ信号自体から導出
された動き分散の初期予測値である。Nは、先に説明し
たように選択したマクロブロックの数である。選択した
マクロブロックの特定の画素の輝度は、yn(k、i、
j)で表され、直前のフレームにおける対応する時間的
に変位したマクロブロックの対応する画素の輝度は、p
n(k、i、j)で表される。
【0037】したがって、動き分散の初期予測値Var
0は、ビデオ信号の連続する2つのフレームの選択され
たマクロブロックから導出される。この予測された動き
分散から動きスレショルドが計算され、先により詳細に
説明したように、時間フィルタ206(図2)または空
間フィルタ208のいずれを適用するかについて判定を
行うために用いられる。動き分散の新たな予測値は、式
(5)にしたがって、ビデオ信号の後続の各フレームか
ら導出される。新たな予測値が以前に用いた予測動き分
散よりも小さい場合、この新たな予測された動き分散か
ら新たな動きスレショルドを計算してスレショルド・レ
ジスタ204に格納し、これによって、以前に格納した
動きスレショルドを上書きする。
【0038】ビデオ信号圧縮器のコンピュータ・システ
ムへの実装 1つの実施の形態では、ビデオ信号圧縮器100(図
1)は、コンピュータ・システム内で実行される。特
に、コンピュータ・システム400(図4)は、プロセ
ッサ402、およびバス406を通じてこのプロセッサ
402に結合されているメモリ404を含む。プロセッ
サ402はメモリ404からコンピュータ命令を取り出
し、取り出したコンピュータ命令を実行する。加えて、
プロセッサ402は、モデムまたはイーサネット・ネッ
トワーク・アクセス回路のようなネットワーク・アクセ
ス回路460を通じて、コンピュータ・ネットワーク4
70からコンピュータ命令を取り出すことも可能であ
る。また、プロセッサ402は、取り出されて実行され
たコンピュータ命令にしたがって、メモリ404との間
でデータの読み出しおよびデータの書き込みを行い、バ
ス406を通じて1つ以上のコンピュータ表示装置42
0にデータおよび制御信号を送ると共に、バス406を
通じて1つ以上のコンピュータ・ユーザー入力装置43
0からデータおよび制御信号を受け取る。
【0039】メモリ404は任意のタイプのコンピュー
タ・メモリを含むことができ、ランダム・アクセス・メ
モリ(RAM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)お
よび磁気ディスクおよび/または光ディスクのような記
憶媒体を含む記憶装置を含むことができるが、これらに
限定されるものではない。メモリ404は、メモリ40
4から読み出されプロセッサ402において実行される
コンピュータ・プロセスの全部または一部であるビデオ
信号圧縮器100を含む。コンピュータ・プロセスと
は、一般的に、コンピュータ・システム400によって
実行されるタスクを集合的に定義するコンピュータ命令
およびデータの集合のことである。
【0040】コンピュータ表示装置420の各々は任意
のタイプのコンピュータ表示装置とすることができ、プ
リンタ、陰極線管(CRT)、発光ダイオード(LE
D)ディスプレイまたは液晶ディスプレイ(LCD)を
含むが、これらに限定される訳ではない。コンピュータ
表示装置420の各々は、プロセッサ402から制御信
号およびデータを受け取り、このような制御信号に応答
して、受け取ったデータを表示する。コンピュータ表示
装置420、および、プロセッサ402によるその制御
は従来通りである。
【0041】ユーザー入力装置430の各々は任意のタ
イプのユーザー入力装置とすることができ、キーボー
ド、数値キーパッド、あるいは電子マウス、トラックボ
ール、ライトペン、接触感応パッド、デジタル化タブレ
ット、サム・ホイールまたはジョイスティックのような
ポインティング・デバイスを含むが、これらに限定され
るものではない。ユーザー入力装置の各々はユーザーに
よる物理的操作に応答して信号を発生し、その信号をバ
ス406を通じてプロセッサ402に送る。
【0042】上述のように、ビデオ信号圧縮器100
は、プロセッサ402内において、メモリ404から実
行される。即ち、プロセッサ402がビデオ信号圧縮器
100からのコンピュータ命令を取り出し、これらのコ
ンピュータ命令を実行する。プロセッサ402は、ビデ
オ信号圧縮器100を実行する際、ソース・ビデオ信号
440からフレームを読み取り、上述のようにこれらの
フレームの処理および符号化を行い、この符号化された
フレームを符号化されたビデオ信号450に格納する。
【0043】以上の記載は例示であり、限定するもので
はない。本発明は特許請求の範囲によってのみ限定され
るものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビデオ信号圧縮器のブロック図。
【図2】図1のフィルタ処理モジュールのブロック図。
【図3】図2のフィルタ処理モジュールの処理を示す論
理流れ図。
【図4】図1のビデオ信号プロセッサを含むコンピュー
タ・システムのブロック図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597004720 2550 Garcia Avenue,MS PAL1−521,Mountain V iew,California 94043− 1100,United States of America

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画ビデオ信号のビデオ画像の少なくと
    も一部分を圧縮する方法であって、 前記動画ビデオ信号の異なるビデオ画像の別の部分を選
    択するステップであって、前記別の部分が前記一部分か
    ら時間的に変位したものであるステップと、 前記一部分と前記別の部分との差を表す誤差信号を生成
    するステップと、 前記誤差信号を所定のスレショルドと比較するステップ
    と、 前記誤差信号が前記所定のスレショルド未満である場
    合、前記一部分と前記別の部分に時間フィルタを適用
    し、フィルタ処理済みの部分を生成するステップと、を
    含む方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、更に、 前記誤差信号が前記所定のスレショルド未満でない場
    合、前記一部分および前記別の部分に空間フィルタを適
    用し、フィルタ処理済みの部分を生成するステップを含
    む方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法であって、前記一部
    分および前記別の部分は、それぞれ、第1マクロブロッ
    クおよび第2マクロブロックであり、 別の部分を選択する前記ステップは、 前記一部分の動きを予測して、第2フレームにおける前
    記別の部分に対する動きベクトルを生成するステップを
    含み、前記動きベクトルが前記別の部分を識別する方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法であって、前記誤差
    信号は、動きを予測する前記ステップにおいて前記動き
    ベクトルと関連付けて生成される動きベクトル誤差信号
    である方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の方法であって、第1フレ
    ームは動き補償されたフレームであり、更に、前記動き
    ベクトルは前記第1フレームを圧縮フォーマットに符号
    化する際に用いられる方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法であって、更に、 前記ビデオ信号のノイズ分散にしたがって、前記所定の
    スレショルドを決定するステップを含む方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の方法であって、前記所定
    のスレショルドを決定する前記ステップは、 実質的に同一の主題を有する少なくとも第1および第2
    のビデオ画像を捕捉するステップと、 前記第1および第2のビデオ画像を比較し、前記第1お
    よび第2のビデオ画像におけるノイズ分散を測定するス
    テップと、を含む方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の方法であって、前記所定
    のスレショルドを決定する前記ステップは、 第1フレームから1つ以上の選択された部分を選択する
    ステップと、 前記選択された部分を第2フレームの対応する部分と比
    較し、前記選択された部分と前記対応する部分との間の
    差を測定するステップと、 前記の測定した差から前記動き分散を予測するステップ
    と、から成る方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の方法であって、更に、 後続のフレームに対する後続のノイズ分散を計算するス
    テップと、 前記の最初に述べたノイズ分散と前記後続のノイズ分散
    との内の小さい方にしたがって、前記所定のスレショル
    ドを決定するステップと、を含む方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の方法であって、更に、 変換係数を用いて前記のフィルタ処理済みのフレームを
    変換するステップと、 量子化パラメータを用いて前記変換係数を量子化するス
    テップと、 前記一部分に対して、前記量子化パラメータを調節する
    ステップと、を含む方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の方法であって、調節
    する前記ステップが前記量子化パラメータを所定のマー
    ジンだけ小さくするステップを含む方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の方法であって、更
    に、 前記量子化パラメータにしたがって、多数の所定のマー
    ジンから前記所定のマージンを選択するステップを含む
    方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の方法であって、前記一
    部分はマクロブロックである方法。
  14. 【請求項14】 動画ビデオ信号のビデオ画像の少なく
    とも一部分を圧縮するビデオ信号圧縮器であって、 前記動画ビデオ信号の異なるビデオ画像の別の部分を選
    択するように構成された動き予測器であって、前記別の
    部分が前記一部分から時間的に変位したものであり、更
    に、前記一部分と前記別の部分との差を表す誤差信号を
    生成するように構成された動き予測器と、 前記動き予測器に動作的に結合され、前記誤差信号を所
    定のスレショルドと比較するように構成された比較器
    と、 前記比較器に動作的に結合され、前記誤差信号が前記所
    定のスレショルド未満である場合、前記一部分および前
    記別の部分に時間フィルタを適用し、フィルタ処理済み
    の部分を生成するように構成された時間フィルタ・モジ
    ュールと、を含むビデオ信号圧縮器。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、更に、 前記比較器に動作的に結合され、前記誤差信号が前記所
    定のスレショルド未満でない場合、前記一部分に空間フ
    ィルタを適用し、フィルタ処理済みの部分を生成するよ
    うに構成された空間フィルタ・モジュールを含むビデオ
    信号圧縮器。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、前記一部分および前記別の部分は、それぞれ、
    第1マクロブロックおよび第2マクロブロックであり、
    前記動き予測器は、 前記一部分の動きを予測して、第2フレームにおける前
    記別の部分に対する動きベクトルを生成するように構成
    された動きベクトル発生器を含み、前記動きベクトルが
    前記別の部分を識別するビデオ信号圧縮器。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、前記誤差信号は、動きを予測する前記ステップ
    において前記動きベクトルと関連付けて生成される動き
    ベクトル誤差信号であるビデオ信号圧縮器。
  18. 【請求項18】 請求項16記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、第1フレームは動き補償されたフレームであ
    り、前記動きベクトルは第1フレームを圧縮フォーマッ
    トに符号化する際に用いられるビデオ信号圧縮器。
  19. 【請求項19】 請求項14記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、更に、 前記比較器に動作的に結合され、前記ビデオ信号のノイ
    ズ分散にしたがって、前記所定のスレショルドを決定す
    るように構成されたスレショルド発生器を含むビデオ信
    号圧縮器。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、前記スレショルド発生器は、 実質的に同一の主題を有する少なくとも第1および第2
    のビデオ画像を捕捉するように構成されたビデオ画像受
    信モジュールと、 前記ビデオ画像受信モジュールに動作的に結合され、前
    記第1および第2のビデオ画像を比較し、前記第1およ
    び第2のビデオ画像におけるノイズ分散を測定するよう
    に構成されたビデオ画像比較モジュールと、を含むビデ
    オ信号圧縮器。
  21. 【請求項21】 請求項19記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、前記スレショルド発生器は、 第1フレームから1つ以上の選択された部分を選択する
    ように構成されたフレーム選択モジュールと、 前記フレーム選択モジュールに動作的に結合され、前記
    選択された部分を第2フレームの対応する部分と比較
    し、前記選択された部分と前記対応する部分との間の差
    を測定するように構成されたフレーム比較モジュール
    と、 前記フレーム比較モジュールに動作的に結合され、前記
    の測定した差から前記動き分散を予測するように構成さ
    れた動き分散予測モジュールと、を含むビデオ信号圧縮
    器。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、前記スレショルド発生器は、 前記動き分散予測モジュールに動作的に結合され、前記
    最初に述べたノイズ分散と後続のフレームについて計算
    した後続のノイズ分散との内の小さい方にしたがって、
    前記所定のスレショルドを決定するように構成されたス
    レショルド比較モジュールを含むビデオ信号圧縮器。
  23. 【請求項23】 請求項14記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、更に、 前記時間フィルタモジュールに動作的に結合され、変換
    係数を用いて前記のフィルタ処理済みのフレームを変換
    するように構成された変換モジュールと、 前記変換モジュールに動作的に結合され、量子化パラメ
    ータを用いて前記変換係数を量子化するように構成され
    た量子化モジュールと、 前記量子化モジュールに動作的に結合され、前記一部分
    に対して前記量子化パラメータを調節するように構成さ
    れた量子化パラメータ調節モジュールと、を含むビデオ
    信号圧縮器。
  24. 【請求項24】 請求項23記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、前記量子化パラメータ調節モジュールは、更
    に、前記量子化パラメータを所定のマージンだけ小さく
    するように構成されているビデオ信号圧縮器。
  25. 【請求項25】 請求項24記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、前記量子化モジュール調節モジュールは、更
    に、前記量子化パラメータにしたがって、多数の所定の
    マージンから前記所定のマージンを選択するように構成
    されているビデオ信号圧縮器。
  26. 【請求項26】 請求項14記載のビデオ信号圧縮器で
    あって、前記一部分はマクロブロックであるビデオ信号
    圧縮器。
  27. 【請求項27】 動画ビデオ信号のビデオ画像の少なく
    とも一部分を圧縮するためのコンピュータ読み取り可能
    コードが具体化されているコンピュータ使用可能媒体を
    含むコンピュータ・プログラム生産物であって、前記コ
    ンピュータ読み取り可能コードが、 前記動画ビデオ信号の異なるビデオ画像の別の部分を選
    択するように構成された動き予測部であって、前記別の
    部分が前記一部分から時間的に変位したものであり、更
    に、前記一部分と前記別の部分との間の差を表す誤差信
    号を生成するように構成された動き予測部と、 前記動き予測部に動作的に結合され、前記誤差信号を所
    定のスレショルドと比較するように構成された比較部
    と、 前記比較部に動作的に結合され、前記誤差信号が前記所
    定のスレショルド未満である場合、前記一部分および前
    記別の部分に時間フィルタを適用し、フィルタ処理済み
    の部分を生成するように構成された時間フィルタ・モジ
    ュールと、を含むコンピュータ・プログラム生産物。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、更に、 前記比較部に動作的に結合され、前記誤差信号が前記所
    定のスレショルド未満でない場合、前記一部分に空間フ
    ィルタを適用し、フィルタ処理済みの部分を生成するよ
    うに構成された空間フィルタ・モジュールを含むコンピ
    ュータ・プログラム生産物。
  29. 【請求項29】 請求項27記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、前記一部分および前記別の部分
    は、それぞれ、第1マクロブロックおよび第2マクロブ
    ロックであり、更に、前記動き予測部は、 前記一部分の動きを予測して、第2フレームにおける前
    記別の部分に対する動きベクトルを生成するように構成
    された動きベクトル発生部を含み、前記動きベクトルが
    前記別の部分を識別するコンピュータ・プログラム生産
    物。
  30. 【請求項30】 請求項29記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、前記誤差信号は、動きを予測す
    る前記ステップにおいて前記動きベクトルと関連付けて
    生成される動きベクトル誤差信号であるコンピュータ・
    プログラム生産物。
  31. 【請求項31】 請求項29記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、第1フレームは動き補償された
    フレームであり、前記動きベクトルは第1フレームを圧
    縮フォーマットに符号化する際に用いられるコンピュー
    タ・プログラム生産物。
  32. 【請求項32】 請求項27記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、更に、 前記比較部に動作的に結合され、前記ビデオ信号のノイ
    ズ分散にしたがって、前記所定のスレショルドを決定す
    るように構成されたスレショルド発生部を含むコンピュ
    ータ・プログラム生産物。
  33. 【請求項33】 請求項32記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、前記スレショルド発生部は、 実質的に同一の主題を有する少なくとも第1および第2
    のビデオ画像を捕捉するように構成されたビデオ画像受
    信モジュールと、 前記ビデオ画像受信モジュールに動作的に結合され、前
    記第1および第2のビデオ画像を比較し、前記第1およ
    び第2のビデオ画像におけるノイズ分散を測定するよう
    に構成されたビデオ画像比較モジュールと、を含むコン
    ピュータ・プログラム生産物。
  34. 【請求項34】 請求項32記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、前記スレショルド発生部は、 第1フレームから1つ以上の選択された部分を選択する
    ように構成されたフレーム選択モジュールと、 前記フレーム選択モジュールに動作的に結合され、前記
    選択された部分を第2フレームの対応する部分と比較
    し、前記選択された部分と前記対応する部分との間の差
    を測定するように構成されたフレーム比較モジュール
    と、 前記フレーム比較モジュールに動作的に結合され、前記
    の測定した差から前記動き分散を予測するように構成さ
    れた動き分散予測モジュールと、を含むコンピュータ・
    プログラム生産物。
  35. 【請求項35】 請求項34記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、前記スレショルド発生部は、 前記動き分散予測モジュールに動作的に結合され、前記
    の最初に述べたノイズ分散と後続のフレームについて計
    算した後続のノイズ分散との内の小さい方にしたがって
    前記所定のスレショルドを決定するように構成されたス
    レショルド比較モジュールを含むコンピュータ・プログ
    ラム生産物。
  36. 【請求項36】 請求項27記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、更に、 前記時間フィルタモジュールに動作的に結合され、変換
    係数を用いて前記のフィルタ処理済みのフレームを変換
    するように構成された変換モジュールと、 前記変換モジュールに動作的に結合され、量子化パラメ
    ータを用いて前記変換係数を量子化するように構成され
    た量子化モジュールと、 前記量子化モジュールに動作的に結合され、前記一部分
    に対して前記量子化パラメータを調節するように構成さ
    れた量子化パラメータ調節モジュールと、を含むコンピ
    ュータ・プログラム生産物。
  37. 【請求項37】 請求項36記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、前記量子化パラメータ調節モジ
    ュールは、更に、前記量子化パラメータを所定のマージ
    ンだけ小さくするように構成されているコンピュータ・
    プログラム生産物。
  38. 【請求項38】 請求項37記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、前記量子化モジュール調節モジ
    ュールは、更に、前記量子化パラメータにしたがって多
    数の所定のマージンから前記所定のマージンを選択する
    ように構成されているコンピュータ・プログラム生産
    物。
  39. 【請求項39】 請求項27記載のコンピュータ・プロ
    グラム生産物であって、前記一部分はマクロブロックで
    あるコンピュータ・プログラム生産物。
  40. 【請求項40】 (i)コンピュータ読み取り可能媒体
    上に格納されており、(ii)コンピュータによって実
    行可能であり、(iii)各々前記コンピュータによっ
    て実行される少なくとも1つの機能を実行するように構
    成され、集合的に動画ビデオ信号のビデオ画像の少なく
    とも一部分を圧縮するように構成された少なくとも1つ
    のモジュールを含むコードを分配するシステムであっ
    て、 前記動画ビデオ信号の異なるビデオ画像の別の部分を選
    択するように構成された動き予測部であって、前記別の
    部分が前記一部分から時間的に変位したものであり、更
    に、前記一部分と前記別の部分との間の差を表す誤差信
    号を生成するように構成された動き予測部と、 前記動き予測部に動作的に結合され、前記誤差信号を所
    定のスレショルドと比較するように構成された比較部
    と、 前記比較部に動作的に結合され、前記誤差信号が前記所
    定のスレショルド未満である場合、前記一部分および前
    記別の部分に時間フィルタを適用し、フィルタ処理済み
    の部分を生成するように構成された時間フィルタ・モジ
    ュールと、を含むシステム。
  41. 【請求項41】 請求項40記載のシステムであって、
    更に、 前記比較部に動作的に結合され、前記誤差信号が前記所
    定のスレショルド未満でない場合、前記一部分に空間フ
    ィルタを適用し、フィルタ処理済みの部分を生成するよ
    うに構成された空間フィルタ・モジュールを含むシステ
    ム。
  42. 【請求項42】 請求項40記載のシステムであって、
    前記一部分および前記別の部分は、それぞれ、第1マク
    ロブロックおよび第2マクロブロックであり、更に、前
    記動き予測部は、 前記一部分の動きを予測して、第2フレームにおける前
    記別の部分に対する動きベクトルを生成するように構成
    された動きベクトル発生部を含み、前記動きベクトルが
    前記別の部分を識別するシステム。
  43. 【請求項43】 請求項42記載のシステムであって、
    前記誤差信号は、動きを予測する前記ステップにおいて
    前記動きベクトルと関連付けて生成される動きベクトル
    誤差信号であるシステム。
  44. 【請求項44】 請求項42記載のシステムであって、
    第1フレームは動き補償されたフレームであり、前記動
    きベクトルは第1フレームを圧縮フォーマットに符号化
    する際に用いられるるシステム。
  45. 【請求項45】 請求項40記載のシステムであって、
    更に、 前記比較部に動作的に結合され、前記ビデオ信号のノイ
    ズ分散にしたがって、前記所定のスレショルドを決定す
    るように構成されたスレショルド発生部を含むシステ
    ム。
  46. 【請求項46】 請求項45記載のシステムであって、
    前記スレショルド発生部は、 実質的に同一の主題を有する少なくとも第1および第2
    のビデオ画像を捕捉するように構成されたビデオ画像受
    信モジュールと、 前記ビデオ画像受信モジュールに動作的に結合され、前
    記第1および第2のビデオ画像を比較し、前記第1およ
    び第2のビデオ画像におけるノイズ分散を測定するよう
    に構成されたビデオ画像比較モジュールと、を含むシス
    テム。
  47. 【請求項47】 請求項45記載のシステムであって、
    前記スレショルド発生部は、 前記第1フレームから1つ以上の選択された部分を選択
    するように構成されたフレーム選択モジュールと、 前記フレーム選択モジュールに動作的に結合され、前記
    選択された部分を第2フレームの対応する部分と比較
    し、前記選択された部分と前記対応する部分との間の差
    を測定するように構成されたフレーム比較モジュール
    と、 前記フレーム比較モジュールに動作的に結合され、前記
    の測定した差から前記動き分散を予測するように構成さ
    れた動き分散予測モジュールと、を含むシステム。
  48. 【請求項48】 請求項47記載のシステムであって、
    前記スレショルド発生部は、 前記動き分散予測モジュールに動作的に結合され、前記
    の最初に述べたノイズ分散と後続のフレームについて計
    算した後続のノイズ分散との内の小さい方にしたがっ
    て、前記所定のスレショルドを決定するように構成され
    たスレショルド比較モジュールを含むシステム。
  49. 【請求項49】 請求項40記載のシステムであって、
    更に、 前記時間フィルタ・モジュールに動作的に結合され、変
    換係数を用いて前記のフィルタ処理済みのフレームを変
    換するように構成された変換モジュールと、 前記変換モジュールに動作的に結合され、量子化パラメ
    ータを用いて前記変換係数を量子化するように構成され
    た量子化モジュールと、 前記量子化モジュールに動作的に結合され、前記一部分
    に対して前記量子化パラメータを調節するように構成さ
    れた量子化パラメータ調節モジュールと、を含むシステ
    ム。
  50. 【請求項50】 請求項49記載のシステムであって、
    前記量子化パラメータ調節モジュールは、更に、前記量
    子化パラメータを所定のマージンだけ小さくするように
    構成されているシステム。
  51. 【請求項51】 請求項50記載のシステムであって、
    前記量子化モジュール調節モジュールは、更に、前記量
    子化パラメータにしたがって、多数の所定のマージンか
    ら前記所定のマージンを選択するように構成されている
    システム。
  52. 【請求項52】 請求項40記載のシステムであって、
    前記一部分はマクロブロックであるシステム。
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