JPH1181257A - コーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は従来の殺風景なコーンを広告灯、
宣伝利用の商品に使用としたもので色彩的に十分満たせ
るばかりか、注目を集めることができるようにするコー
ンを提供する。 【解決手段】 基台２を備え且つ底部付近にねじ部分
３を有する第一のコーン本体１と、この第一のコーン本
体１と略相似で該コーンとねじ込み構造の第二のコーン
本体１０と前記第一のコーン本体１との間に設置された
報知部材５とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用利用分野】この発明は、道路等の工事現
場に置かれ、この工事現場とそうでない領域とを区分け
して、安全地域と危険地域を識別知するコーンに関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば道路の補修或は構造物の建
設等の際、必ずこれらの場所に立ち入らないように、危
険地帯と安全地帯とを区別するためにプラスチック等で
出来た円錐状のいわゆるコーンが設置される。このコー
ンは円錐状であるが故に収納に幾つかを重ね合わせるこ
ともできる上に倒れることがなく、また、運搬に重ね合
わせても重くなって運べないということもなく大きさ、
重さ、形状、設置の安定感といった条件を満たすので大
いに受け入れられて、重宝で便利に利用されているもの
である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしこのような便利
なコーンであっても外周をよく見ると以外に殺風景で、
工事現場に同化するきらいがある。その為、こういった
現場を通る人はただ漫然と「ああ工事なんだ」といった
認識に止まっている人が多い・こういった認識である
と、せっかく工事現場を区別して知らせようとしても訴
える力が弱まってしまっている。

【０００４】この発明の課題は、コーンの本来の認識を
高めると同時に、殺風景な様子を解消し同時にコーンに
更に別の機能を付加し商業的効果を期待できるコーンを
提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、内部に電球等、照明手段が収容された開口した円
錐状の内側コーン本体の下側の基部に、内側コーンネジ
を形成し、他方、この内側コーン本体より、やや寸法が
大きく、且つ相似形の外側コーン本体の開口内側に設け
た外側コーンネジを前記内側コーン ネジにねじ込む構造に
し、外側コーン本体と内側コーン本体の両者で形成され
る間に、文字、模様等からなる印刷物等の宣伝紙片を介
在したものである。

【０００６】

【作用】上記の構成からなるコーンを構成する場合は、
内側コーン本体の外周を展開したような形状の印刷物を
予め印刷形成しておき、これを外周に添接した後に内側
コーン本体の頂部を外側コーン本体の開口から徐々に挿
入し内側コーン本体に設けた内側コーンネジ部分と外側
コーン本体の内側に設けた外側コーンネジ部分とをネジ
合わせて一体化したコーンにする。

【０００７】

【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。

【０００８】図１に示す様に内側コーン本体１は光透過
性の合成樹脂からなり、その内部には発光装置４例えば
電球等が組み込まれる。前記内側コーン本体１は円錐形
で下側の開口周縁には角形の基台２が一体的に形成して
ある。この基台２は内側コーン本体１を道路等に置くた
めに何らかの外力で簡単に転倒しないように安定性を得
るため他の部分より重くし、厚みも確保してある。前記
内側コーン本体１の基台２の形成付近の周囲には、内側
コーンネジ部分３が設けてあってこれに後述する外側コ
ーン本体の外側コーンネジ部分がねじ込まれる。

【０００９】図５に示す宣伝用の印刷物５は前記内側コ
ーン本体１の外壁に張り付ける。この場合、印刷物５の
形状は予め外壁に張り付けることができる形状にして形
成しておく。印刷物５は更に張り付けてもよいが外壁に
被さるように形成しておいて、内側コーン本体１に取り
付けてもよい。

【００１０】図２は外側コーン本体１０で、この外側コ
ーン本体１０は内側コーン本体１と同様に光り透過性の
合成樹脂からなり形状も内側コーン本体よりやや大きめ
の相似形にしてある。この外側コーン本体１０の開口部
分の内側周囲には前記内側コーン本体１の内輪がコーン
ネジ部がねじ込まれる外側コーンネジ部１１が形成して
ある。

【００１１】図３は図１と図２とを組み合わせたもの
で、前記内側コーン本体１の内側コーンネジ部分３に前
記外側コーンネジ部分１１をねじ込んで取り付けたもの
である。図４はその要部A を断面して示したものであ
る。そして、図５に示すような印刷物５が内側コーン本
体１と外側コーン本体１０との間に介在していることが
わかる。

【００１２】つぎに、以上のようなコーンを組み立てる
場合、予め、宣伝、注意書き等を印刷した印刷物を図５
の形状で印刷しておく、これを内側コーン本体１の外壁
の周囲に張り付ける、この場合、印刷物５の裏側は接着
剤等で接着機能を持たせておく。この印刷物５のうえか
ら外側コーン本体１０の開口側を内側コーン本体１の先
端から徐々に被せる。外側コーン本体１０は内側コーン
本体１より若干大きめに形成してあるから、スムーズに
被せることができる。

【００１３】外側コーン本体１０を被せたら前記内側コ
ーンネジ部分３に前記外側コーンネジ部分１１をねじ込
んで確実にねじ込み固定する。外側コーン本体１０は光
透過性の合成樹脂であるから内部に広告された印刷物５
は外から視ることができる。夜間になった場合、また
は、薄暗い箇所に設置する場合は標識灯として内部の電
灯に点灯をすれば標識灯の機能と宣伝広告灯の両機能を
合わせもつことになり、大変効果的で実用的なコーンで
ある。

【００１４】尚、上記実施例では外側コーン本体と内側
コーン本体とを単にねじ込んで固定していたが、固定を
一層確実なものとするために、外側コーン本体の先端の
内側に突起を突設し、他方内側コーン本体の先端にはこ
の突起が挿入できる凹み又は穴を設ければ、両コーンの
取り付けの際、突起が凹み又は穴に挿入され両コーンの
軸が一致してずれずに確実に内部で内側コーン本体がが
たつかず固定できる。また、外側コーン本体のカラーを
変えれば一層色彩豊かになる。

【００１５】

【発明の効果】以上のように、この発明に係わるコーン
は、従来のコーンのように殺風景で、そのため、コーン
としての十分な認識を与えるのに不十分であったが、宣
伝的、広告てき要素も兼備し、コーンとして十分認識さ
れ、また殺風景な風景を解消できる。また、外側コーン
のカラーをかえれば一層色彩豊かなコーンが提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係わる内側コーン本体の斜視図。

【図２】この発明に係わる外側コーン本体の斜視図。

【図３】図１と図２とを組み合わせた場合の斜視図。

【図４】要部Ａの断面拡大図。

【図５】この発明に係わる印刷物の展開図。

【符号の説明】

１ 内側コーン本体 ２ 基台 ３ 内側コーンねじ部分 ４ 発光装置 ５ 印刷物 １０ 外側コーン本体 １１ 外側コーンねじ部分

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 基台を備え且つ底部付近にねじ部分を有
   する第一のコーン本体と、この第一のコーン本体と略相
   似で該コーンとねじ込み構造の第二のコーン本体と、こ
   の第二のコーン本体と前記第一のコーン本体との間に設
   置された報知部材とからなるコーン。