JPH117359A - 内部ネットワークを備えた記憶制御装置 - Google Patents

内部ネットワークを備えた記憶制御装置

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JPH117359A
JPH117359A JP9160990A JP16099097A JPH117359A JP H117359 A JPH117359 A JP H117359A JP 9160990 A JP9160990 A JP 9160990A JP 16099097 A JP16099097 A JP 16099097A JP H117359 A JPH117359 A JP H117359A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Host CPU から1台の装置に見え、
柔軟かつ容易な拡張性と、拡張に合わせたスケーラブル
な性能向上が見込めるアーキテクチャとを備えた記憶制
御装置を提供する。 【解決手段】 内部ネットワークを有するSub DK
Cと呼ぶディスクコントローラが複数あって、前記Su
b DKCが内部ネットワークを介して互いに接続し1
台の記憶制御装置を構成する。記憶装置のディスク容量
を増やす場合は、1台以上のディスクドライブと制御回
路から成るDKA Unitと呼ぶコンポーネントを2
つ1組としてデータのミラーリングを行いつつ拡張す
る。本発明による記憶装置の最少拡張単位はデータミラ
ーリングされたドライブ1台分の容量であり高い信頼性
を維持しつつユーザニーズに応じた柔軟な拡張が可能と
なる。また拡張による制御回路規模の増大に対しては、
内部ネットワークの拡張を行なうことで制御回路同士の
通信ネックを回避し、装置規模に応じた性能向上が見込
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ディスク
アレイ及びディスクコントローラを用いた大規模記憶シ
ステムにおけるディスクコントローラのような記憶制御
装置に係り、特に、システムの拡張に際して、高い信頼
性を維持しつつ、かつ性能がスケーラブルに向上し得
る、柔軟な拡張性が求められる大規模記憶システムに用
いて好適な記憶制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行等のオンラインシステムの分野で
は、サービスの多様化により顧客データベース上で各個
人に必要な情報量が増加傾向にある。このため、顧客情
報を保存する大規模記憶システムに対しては、情報量増
加に応じて、装置容量が柔軟かつ容易に拡張可能である
ことへのニーズが強まっている。また拡張が行なわれて
も高い信頼性を維持し、かつ性能がスケーラブルに向上
することも望まれている。
【0003】図2は、従来の大規模記憶システムの一例
を示し、U.S.Patent5,237,658に示
されるものと類似の構成である。
【0004】すなわち、2つのディスクコントローラ
(以下DKCと略す)DKC0(227)、DKC1
(228)は、外部ネットワーク(237)により4台
のホストプロセッサ(以下Host CPUと略す)C
PU0(201)ないしCPU3(204)に接続され
るようになっている。
【0005】また、DKC0(227)、DKC1(2
28)は、ドライブパス(213)ないし(216)に
より、磁気ディスクドライブ(以下Driveと略す)
(229)ないし(236)に接続される。
【0006】DKC0(227)、DKC1(228)
の内部共有バス(221)、(222)には、以下に述
べる各種の印刷回路板Printed Circuit
Board(以下PCBと略す)が実装、接続されて
いる。PCBには、キャッシュメモリ(以下Cache
と略す)、チャネルアダプタ(以下CHAと略す)、デ
ィスクアダプタ(以下DKAと略す)の3種類のPCB
がある。
【0007】Cache00(238)、Cache1
0(239)は、Drive(229)ないし(23
6)内に保存されたデータのコピーと、Host CP
U(201)ないし Host CPU(204)より
転送され、これから、Drive(229)ないし(2
36)に保存されるデータとが存在する半導体メモリで
ある。
【0008】CHA00(217)ないしCHA11
(220)は、外部ネットワーク(237)とも接続さ
れ、Host CPU(201)ないし(204)とC
ache00(238)、Cache10(239)と
の間のデータ転送制御を行う。
【0009】DKA00(223)ないしDKA11
(226)は、ドライブパス(213)ないし(21
6)を介して、Drive(229)ないし(236)
と接続し、Cache00(238)、Cache10
(239)とDrive(229)ないし(236)と
の間のデータ転送制御を行う。Cache00(23
6)、Cache10(239)には、CHA、DKA
が行うデータ転送制御に必要となる制御情報も保存され
る。
【0010】内部共有バス(221)、(222)は、
CHA、DKAとCache00(238)、Cach
e10(239)間のデータ転送及び制御情報アクセ
ス、並びに、CHA、DKA間の通信のためのパスとし
て用いられる。
【0011】DKC0(227)、DKC1(228)
は、自身が接続するDrive(229)ないし(23
6)に対し、信頼性・性能向上のためのRAID制御を
行なう。広く採用されているRAID制御としては、レ
ベル0(ストライピング)、レベル1(ミラーリン
グ)、レベル3(ストライピング+パリティ)、レベル
5(ストライピング+パリティの分散配置)の各RAI
D制御が挙げられる。これら各RAID制御レベルの詳
細は、文献「A Case for Redundan
t Arrays of Inexpensive D
isks (RAID),in ACM SIGMOD
Conference ,Chicago,IL ,
(June 1988)」( D.Patterso
n, G.Gibson,and R.H.Kartz
著)に述べられている。
【0012】上述した従来技術の構成は、元は、1つの
DKC0(227)のみで構成されていた記憶システム
に対して、外部ネットワーク(237)に新たな記憶装
置DKC1(228)を接続し、記憶システム全体の容
量を拡張する例である。
【0013】また、各DKCの内部共有バス(22
1)、(222)は、CHA、DKA及びCache間
を自在に接続できるが、接続が「同時にはただ一つ」
(oneat a time)である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術により実
現された記憶システムは、複数の記憶装置から構成され
るために、Host CPUは、求めるデータがどの記
憶装置内のDrive内に存在するかを常に管理する必
要がある。また、拡張時に新たな装置を接続する必要が
あるため、本来装置が1台であれば1つで済むサービス
プロセッサ等の部品を複数含むシステムとなりコスト高
となる。
【0015】また、拡張単位の観点から見ると、一般
に、記憶装置は、RAID制御の単位となる、パリティ
グループと呼ばれるDrive群を拡張単位とするが、
拡張単位となるパリティグループの容量は、Drive
単体容量の増大に伴い増加傾向にあり、現状では数十ギ
ガバイト(GB)にもなる場合がある。これに伴って、
ユーザニーズに合わせた細かい単位での容量拡張が困難
となりつつある。
【0016】さらに、アーキテクチャの観点から見る
と、記憶装置では多くの場合、内部のPCB間の接続に
共有バスを用いている。このため一つの装置に多くのP
CBを増設していくと共有バスネックが発生し、拡張に
合せたスケーラブルな性能向上が望めない。
【0017】本発明の目的は、Host CPUから1
台の装置に見え、柔軟かつ容易な拡張性と、拡張に合わ
せたスケーラブルな性能向上が見込めるアーキテクチャ
とを備えた記憶制御装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内部ネ
ットワークを有するSub DKCと呼ぶ比較的小さな
記憶制御装置(ディスクコントローラ)が複数あって、
前記Sub DKCが内部ネットワークを介して互いに
接続し1台の大きな記憶制御装置を構成する。この大き
な記憶制御装置において記憶装置(ディスク)の容量を
増やす場合は、1台以上の記憶ユニット(ディスクドラ
イブ)と制御回路とから成るDKA Unitと呼ぶコ
ンポーネントを2つ1組としてデータのミラーリングを
行いつつ拡張する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態のシ
ステム構成図を示す。ここでは図2と同様の構成、同じ
動作をする部分については説明を省略し、図2とは異な
る部分についてのみ説明する。
【0020】最初に本発明による記憶システムの全体構
成を述べる。図1に示す記憶システムは、図2のDKC
0(227)、DKC1(228)内の共有バス(22
1)、(222)に代って、それぞれ、内部ネットワー
ク(137−0)、(137−1)を用い、これら各D
KCのDKC内部ネットワーク(137−0)、(13
7−1)は統合接続されて、一つの統合内部ネットワー
ク(137)を形成している。
【0021】この統合接続された統合内部ネットワーク
(137)により、各DKC(140)、(141)内
部のPCBを接続するとともに、DKC(140)、
(141)相互間も、統合接続された内部ネットワーク
(137)により接続することにより、Host CP
U(142)ないし(145)からは、図1に破線で示
すように、全体で一つの装置DKC(127)に見え
る。以下、図1の各DKC(140)、(141)をS
ub DKCと呼び、Host CPUから見える一つ
の装置としての仮想的な統合DKC(127)とは区別
する。
【0022】次に、本発明による装置のRAID制御に
ついて述べる。各DKA(123)ないし(126)の
配下に、SCSIインタフェース(113)ないし(1
18)を介して、接続するDrive(129)ないし
(136)毎に、RAID0(データストライピング、
パリティ無し)の制御を行なう。そして2組のDKA
(例えば、DKA0とDKA1)配下のDrive同士
でRAID1(データミラーリング)の制御を行なう。
【0023】上記のように、 RAID0及びRAID
1の2種類のRAID制御を採用することにより、DK
Aは、Driveからのデータリード(Read)時及
びDriveへのデータライト(Write)時に、デ
ータストライピングの処理と、組みを成すもう一方のD
KAへのデータ送信処理とを行なえば良い。この結果、
従来のRAID制御よりも処理が単純化され高速処理が
可能となる。なお、Read処理及びWrite処理の
詳細は、図6、図7、図8を用いて後述する。
【0024】次に、本発明による装置の拡張方法につい
て述べる。本発明では、2組のDKA Unitと呼ぶ
コンポーネントを拡張単位とする。1組のDKA Un
itは、一つのDKA、例えば、DKA(123)と、
その下に接続する複数台のDrive(129)及び
(130)とから構成される。各DKA Unit内の
Drive数は任意で良いが、 RAID1制御(デー
タミラーリング)を行なうために、2組のDKA Un
itのDrive容量は等しくする必要がある。
【0025】DKA Unit内のDrive数を1台
とすることにより本発明の最小の拡張単位は、Driv
e 1台分となる。また、多数のDKA Unitを一
台の装置に見せて大規模な拡張を行ないたい場合は、内
部ネットワークを介して新しいSub DKCを接続す
ることで実現できる。
【0026】このように、本発明による装置ではユーザ
の要求に合わせて自由度の高い装置容量のシステム構成
が可能となる。
【0027】図3は、Sub DKCの実装イメージを
図示したものである。Sub DKCの筐体(301)
の背面のマザーボード上に内部ネットワークを形成する
ための二つのハブHUB0(302)及びHUB1(3
03)が実装されている。HUB0(302)及びHU
B1(303)からは、隣接するSub DKCへの接
続コネクタ(313)及び(314)と、自Sub D
KCの筐体(301)内のPCB群への接続コネクタ
(306)が出ている。
【0028】HUBが、ハブHUB0(302)及びH
UB1(303)の2組ある理由は二つである。一つ
は、片方のHUBに障害が起きても装置を動作可能とす
るなど、HUB障害時のSub DKCの可用性向上の
ためであり、もう一つは、性能向上のためである。ま
た、同じ理由でPCB群−HUB間の接続(304)及
び(305)、隣り合うSub DKC間の接続(31
5)、(316)も二重化されている。
【0029】PCB群は、各PCBが制御するハードウ
ェアリソースと一体化されてUnitと呼ぶコンポーネ
ントを構成する。Unitは3種類があり、既に説明し
たDKA Unit(307)と、Cache及びキャ
ッシュメモリが一体化されたCache Unit(3
11)と、CHA及びチャネル(312)が一体化され
たCHA Unit(310)とである。各Unit
は、HUB0(302)、HUB1(303)と接続す
るための2重化されたコネクタ(309)を備えてい
る。このような実装構成を採ることにより、装置の構成
変更を容易化できる。
【0030】図4、図5は、本発明による記憶装置のS
ub DKCの拡張方法の異なるタイプの例を一般的に
示す。
【0031】図4の例は、隣接する複数のSub DK
C、すなわち、Sub DKC0(401)ないしSu
b DKCn(403)が、2倍の数のHUB(40
6)ないし(419)により接続され、全体としてリン
グ構造のトポロジを持つ統合内部ネットワークを形成す
る。
【0032】図4の例によれば、Sub DKC(40
1)ないし(403)の他に特別なコンポーネントを必
要としないので内部ネットワークを安価に構築できる。
【0033】また、一つのHUB又はSub DKCの
障害発生時には、リングネットワークの反対方向からの
アクセスが可能であり、HUBやSub DKCの故障
にも耐えるシステムとなっている。
【0034】図5の例は、各Sub DKC(501)
ないし(503)のHUB(506)ないし(519)
を、メインハブMain Hub0(509)、Mai
nHub1(515)を介して統合接続し、全体として
ツリー構造のトポロジを持つ統合内部ネットワークを形
成する。
【0035】図5の例によれば、任意のSub DKC
間の通信がMain Hubを一回経由するだけで行な
うことができるので、均一なオーバーヘッドで高速な通
信を可能とする。
【0036】また、各HUB(506)ないしHUB
(519)に接続するMain Hubの数を増やすこ
とにより、Main Hubの耐故障性を高め、かつ、
ネットワークの性能を上げることができる。
【0037】図4、図5の例とも装置規模の拡大に合わ
せて内部ネットワークの規模も拡大させていくことがで
き、内部ネットワークがネックになることなく、装置規
模に合わせた性能向上が見込める。
【0038】図6、図7、図8に、本発明による記憶シ
ステムのRead処理及びWrite処理の流れを示
す。
【0039】本発明による記憶システムでは、ミラーリ
ングされたデータの一方が、マスタドライブDrive
−M(Master)に保存され、もう一方が、スレー
ブドライブDrive−S(Slave)に保存され
る。Drive−Mは、DKA−Mによって制御され、
Drive−SはDKA−Sによって制御される。CH
AからのデータのRead要求、Write要求は必ず
DKA−Mに対して行なわれ、DKA−Sは、Writ
e時のデータ変更内容の反映処理を行なう。このように
一つのReadジョブ又はWriteジョブを、一つの
DKA M(Master)が集中的に行なうことによ
り、DKA間で同期を取る回数を削減し、処理を単純化
かつ高速化できる。
【0040】またDKA間で処理負荷の偏りがあると、
マスタMasterの処理負荷が高くなるが、これを避
けるため以下の方法を取ることができる。すなわち、D
KA配下のDrive群を二つに分けて、一方をマスタ
MasterのDrive群とし、もう一方をスレーブ
SlaveのDrive群とする。これによりランダム
アクセスを仮定すれば、各DKAで行なわれるRead
ジョブ及びWriteジョブの内、半分でMaster
の処理、もう半分でSlaveの処理を行なうことにな
り処理負荷の均一化が図れる。
【0041】また、本発明による記憶システムでは、S
ub DKC内で共有して用いられるキャッシュCac
heの他に、各DKA内にも、ローカルキャッシュLo
cal Cacheを備えており、各DKA配下のDr
iveに保存されるデータを一時的に保持できる。これ
によりデータがSub DKC内のCache及びDK
A内のLocal Cacheの間で多重化されるため
高い信頼性が得られる。Sub DKC内のCache
及びDKA内のLocal Cacheの容量は可変で
あり、システム構成、ユーザニーズに合せたチューンナ
ップが可能である。Drive配下のデータがDKAの
Local Cacheに存在するか否か、Sub D
KC内のCacheに存在するか否かについての管理
と、キャッシュヒットミスの判定とは、各DKAで行な
う。このようにCacheの分散管理を行なうことによ
り共有メモリを用いた集中管理を行なった場合に発生す
る共有メモリアクセスネックの問題を解消できる。この
ため各DKA Unit毎にCache管理用のディレ
クトリメモリが必要となる。DKA Unitの構成、
実装の詳細については図9、図10で後述する。
【0042】以下各図毎にRead処理、Write処
理の流れを述べる。
【0043】まず、図6により、Read時に、Cac
heにヒットした場合の処理を述べる。
【0044】<ステップstep6−1>Host C
PUよりRead要求を受けたCHA(601)からD
KA−M(602)へデータRead要求が発行され
る。
【0045】<ステップstep6−2a>DKA−M
(602)におけるキャッシュヒットミス判定の結果、
DKA−M (602)のLocal Cacheにヒ
ットした場合、DKA−M(602)からCHA(60
1)にデータが送信される。
【0046】<ステップstep6−2b−1>DKA
−M(602)におけるキャッシュヒットミス判定の結
果、Sub DKC内のCache(603)にヒット
した場合、DKA−M(602)からCache(60
3)にデータ転送を指示する。
【0047】<ステップstep6−2b−2>Cac
he(603)からCHA(601)へデータが送信さ
れる。Readデータを受信したCHA(601)は、
Host CPUへデータを返す。
【0048】次に、図7により、Read時にCach
eにヒットミスした場合の処理を述べる。
【0049】<ステップstep7−1>Host C
PUよりRead要求を受けたCHA(701)からD
KA−M(702)へデータRead要求が発行され
る。
【0050】<ステップstep7−2>DKA−M
(702)におけるキャッシュヒットミス判定の結果が
ミスとなり、Drive M(704)からDKA−M
(702)内のLocal CacheへデータがRe
adされる。
【0051】<ステップstep7−3>Readされ
たデータがDKA−M(702)からCHA(701)
とCache(703)とへ転送される。転送パスが空
いているときは、CHA(701)とCache(70
3)とへの転送は並列に行なえる。Readデータを受
信したCHA(701)は、Host CPUへデータ
を返す。
【0052】さらに、図8により、Write時の処理
を述べる。
【0053】<ステップstep8−1>Host C
PUよりWrite要求を受けたCHA(801)から
DKA−M(802)へデータWrite要求及びWr
iteデータが送信される。Writeデータは、DK
A−M(802)内のLocal Cacheに保持さ
れる。
【0054】<ステップstep8−2>DKA−M
(802)はキャッシュヒットミス判定を行なう。判定
結果がヒットであればDKA−M(802)は、Cac
he(803)上で該当するデータが存在する領域にデ
ータWriteを指示する。判定結果がミスであればD
KA−M(802)は、Cache(803)上の新し
い領域に、データWriteを指示する。
【0055】<ステップstep8−3>Cache
(803)は、データWrite終了後に、CHA(8
01)にWrite処理終了を告知し、CHA(80
1)からHost CPUへWrite終了が伝えられ
る。Write終了は以下のステップstepで行なわ
れるDriveへのデータ書き込みの終了を待つ必要は
ない。
【0056】<ステップstep8−4>DKA−M
(802)内のLocal Cache上に保持されて
いるWriteデータをDrive M(804)へ書
き込む。
【0057】<ステップstep8−5>DKA−M
(802)は、Local Cache上に保持されて
いるWriteデータをDKA−S(805)に転送
し、Drive−S(806)への書き込みを指示す
る。
【0058】<ステップstep8−6>DKA−S
(805)は、WriteデータをDrive−S(8
06)へ書き込む。
【0059】本発明による記憶システムでは、処理の単
純化、高速化のために、Cache、Driveで操作
されるデータは全て固定長フォーマットとするのが望ま
しい。もし、Host CPUが可変長フォーマットの
データを取り扱っている場合、DKA/Cacheのレ
ベルで可変長−固定長のフォーマット変換を行なう。
【0060】Read時はCache上の固定長データ
から必要なサイズのデータを切り出してCHAに送信す
る。Write時はCache上の固定長データの部分
領域へのWriteを行なう。この方法を取ることによ
りCHAの処理を単なるデータ移行処理のみに単純化で
き処理の高速化が可能となる。
【0061】図9は、DKA Unitの実装イメージ
の斜視図(a)及び平面図(b)である。DKA Un
itはDKA Unit マザーボード(901)上
に、DKA ボード(902)、MP Module
(911)、Memory Module(909)、
Drive(905)ないし(912)が配置される。
DKA Unit マザーボード(901)上のDri
veは活線状態での交換が可能である。
【0062】DKA Unit マザーボード(90
1)は、SCSIに代表されるような標準的なDriv
e用バス(903)とPCIに代表されるような標準的
なローカルバス(904)と電源ラインを備えている。
Drive用バス(903)にはDKA ボード(90
2)とDrive(905)、(912)が接続する。
ローカルバス(904)にはDKA ボード (90
2)、MP Module(911)、Memory
Module(909)が接続する。
【0063】DKA ボード(902)は、内部ネット
ワーク接続用のコネクタ(910)を有し、Drive
用バス(903)、ローカルバス(904)、内部ネッ
トワークとの間のインタフェース処理を行なう。MP
Module(911)は、DKA Unitの処理を
制御するプロセッサを内蔵する。Memory Mod
ule(909)はDKA UnitのLocal C
acheとCache管理のためのディレクトリメモリ
として用いる。
【0064】図10は、DKA Unitの内部構成図
を示す。ローカルバス(1010)にDKAボード(1
025)、マイクロプロセッサモジュール(Micro
Processor Module)MP Modul
e0(1013)ないしMPModule2(101
5)、メモリモジュール(Memory Modul
e)Memory(1012)が接続する。
【0065】DKA ボード(1025)は、DKAボ
ード内バス(1009)を持つ。DKAボード内バス
(1009)には、スカジプロトコルコントローラ(S
CSIProtocol Controller)SP
C(1005)、ネットワークインタフェース(Net
work Interface)NIF0(100
6)、 NIF1(1007)、ブリッジ(Bridg
e)BRG(1008)が接続する。
【0066】SPC(1005)は、Drive(10
01)のI/F(インタフェース)処理を行なう。NI
F0(1006)、NIF1(1007)は、内部ネッ
トワークのI/F処理を行なう。BRG(1008)
は、ローカルバス(1010)に対するブリッジであ
る。DKA ボード(1025)は、Drive(10
01)、Memory Module(1012)内の
Local Cache、内部ネットワーク間のデータ
転送制御を行なう。Memory Module(10
12)は、Local CacheあるいはCache
管理用のディレクトリとして用いられるMemoryア
クセス制御を行なうメモリモジュールコントロールMM
C(1011)を備えている。Memory Modu
le(1012)は、必要に応じて複数接続可能であ
る。Module0(1013)ないしModule2
(1015)は,内部にローカルバス(1010)I/
FのブリッジインタフェースBIF0(1022)ない
しBIF2(1024)、マイクロプロセッサMP0
(1016)ないしMP2(1018)、プログラム保
存用メモリ(Program Memory)PM0
(1019)ないしPM2(1021)を持つ。本発明
における記憶装置ではMP毎に特化した処理を行なわせ
る。図10の例ではマイクロプロセッサMP0(101
6)はDKA Masterの処理を行い、マイクロプ
ロセッサMP1(1017)はDKA Slaveの処
理を行い、マイクロプロセッサMP2(1018)はD
riveへのRead/Write制御を専門に行な
う。このような処理分担を行なうことでMP間の同期回
数を削減し処理の高速化が図れる。
【0067】以上本発明の実施の形態を、RAID構成
および制御の磁気ディスクアレイの場合を例にとって、
説明したが、本発明はこれに限らず、光ディスク装置及
びそのライブラリ装置、その他の大容量記憶装置を用い
た記憶システムの記憶制御装置に適用できるものであ
る。
【0068】また、統合内部ネットワークを構成するの
に用いたハブ(HUB、Hub)としては、公知のファ
イバチャネルFabric、その他の接続装置を適宜用
いることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による記憶
システムにおける最小拡張単位は、データミラーリング
されたドライブ1台分の容量であり高い信頼性を維持し
つつユーザニーズに応じた柔軟な拡張が可能となる。
【0070】また拡張による制御回路規模の増大に対し
ては、内部ネットワークの拡張を行なうことで制御回路
同士の通信ネックを回避し、装置規模に応じた性能向上
が見込める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成図。
【図2】従来の記憶装置の一例を示す構成図。
【図3】図1のSub DKCの実装イメージ図。
【図4】リング状に拡張された記憶制御装置のブロック
図。
【図5】ツリー状に拡張された記憶制御装置のブロック
図。
【図6】記憶装置のキャッシュヒット時のデータ読み出
し(Read)の流れを示す図。
【図7】記憶装置のキャッシュミス時のデータ読み出し
(Read)の流れを示す図。
【図8】記憶装置のデータ書き込み(Write)の流
れを示す図。
【図9】DKA Unitの実装イメージを示す斜視図
(a)及び平面図(b)。
【図10】DKA Unitの内部構成図。
【符号の説明】
142ないし145…Host CPU、150…外部
ネットワーク、140、141…Sub DKC、12
7…統合記憶制御装置(統合DKC)、137−0,1
37−1…DKC内部ネットワーク、137…統合内部
ネットワーク、117ないし120…CHA、123な
いし126…DKA、138ないし139…キャッシュ
Cache、113ないし116…ドライブパス、12
9ないし136…ドライブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金澤 広 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地日 立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホストインタフェースネットワークを介し
    て上位装置と接続されるチャネルインタフェース回路
    と、配下の記憶装置と接続されたドライブインタフェー
    ス回路と、キャッシュメモリとを持つ記憶制御装置にお
    いて、上記ホストインタフェースネットワークとは別
    に、上記チャネルインタフェース回路、ドライブインタ
    フェース回路及びキャッシュメモリの間を相互に接続す
    る内部ネットワークを設け、上記内部ネットワークは、
    他の記憶制御装置の内部ネットワークと統合接続され、
    統合内部ネットワークを構成可能になっていることを特
    徴とする内部ネットワークを備えた記憶制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1の記憶制御装置において、統合内
    部ネットワークを、各記憶制御装置の内部ネットワーク
    を、ハブHUBを経由して接続したスイッチングネット
    ワークとしたことを特徴とする記憶制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1の記憶制御装置において、チャネ
    ルインタフェース回路は、アクセスのあった記憶装置に
    対応したドライブインタフェース回路に内部ネットワー
    クを通じてコマンドを送信し、データのキャッシュ管理
    制御は各ドライブインタフェース回路が行う記憶制御装
    置であって、記憶装置のディレクトリ情報をドライブイ
    ンタフェース回路内に持たせ、拡張可能なメモリ基板を
    実装し、ドライブ容量に応じて、メモリを随時増設でき
    ることを特徴とする記憶制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1の記憶制御装置において、各ドラ
    イブインタフェース回路は、自己に属する記憶装置にR
    AID0制御を行うとともに、内部ネットワークを通じ
    て、対となるドライブインタフェース回路に同じデータ
    を書き込むことによりRAID1制御を行うことを特徴
    とする記憶制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1の記憶制御装置において、ディス
    クインタフェース回路内のキャッシュメモリにいったん
    データを蓄え、また、対となるディスクインタフェース
    回路内のキャッシュメモリにも同じデータを格納するこ
    とにより、共有のキャッシュメモリがない場合でもデー
    タの二重性を保つように構成したことを特徴とする記憶
    制御装置。
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