JPH1168778A - コンピュータ・ネットワークにおけるサーバ多重化方法 - Google Patents

コンピュータ・ネットワークにおけるサーバ多重化方法

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JPH1168778A
JPH1168778A JP9228545A JP22854597A JPH1168778A JP H1168778 A JPH1168778 A JP H1168778A JP 9228545 A JP9228545 A JP 9228545A JP 22854597 A JP22854597 A JP 22854597A JP H1168778 A JPH1168778 A JP H1168778A
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Tatsuo Uno
達夫 宇野
Masato Konuki
理人 小貫
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NEC Communication Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RFC1577(Classical IP and ARP over ATM)
を使用するATM-LAN環境において論理IPサブネット(LI
S)内に複数のATMARPサーバを設置し、サーバ障害によ
るIP over ATM 通信の停止を回避する。 【解決手段】 LIS内のクライアントは自身に登録した
サーバリストのうち、任意の1台のサーバとSVC(Switc
hed Virtual Connection)を設定してアドレス解決を行
う。SVCを設定しているサーバが障害となってこのSVCが
解放された場合、サーバリストから他のサーバを選択し
てSVCを設定してIP over ATM 通信を継続させる。一
方、各サーバについては「サーバ間アドレス解決機能」
により他の全サーバとSVCを設定する。このため、全ク
ライアントが同一サーバを選択して使用する必要がな
く、各クライアントは常に任意の1台のサーバを選択し
てSVCを設定することで、LIS内の他のクライアントのAT
Mアドレスを求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のサーバを
有するコンピュータ・ネットワークにおけるサーバ多重
化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IP(Internet Protocol)パケットの通
信をATM(Asynchronous Transfer Mode)ネットワーク
を使用して行う方法は、IETF(Internet Engineering T
ask Force)におけるRFC(Request For Comment)1577
(Classical IP and ARP over ATM)によって定義され
ている。RFC1577では、ATMネットワークを論理IPサブネ
ット(Logical IP Subnet 以下、LISと称する)とし
て、同一LIS内に位置するATMARP(ATM Address Resolut
ion Protocol)クライアント(以下、クライアントと称
する)間で通信を行う方式(以下、この通信方式をIP o
ver ATM 通信と称する)について定義している。クライ
アント間をSVC(Switched Virtual Connection)で接続
する場合、送信先IPアドレスをキーとして接続先クライ
アントのATMアドレスを知る(以下、アドレス解決と称
する)ために、ATMARPサーバ(以下、サーバと称する)
をLIS内に設置する。
【0003】図11は従来技術におけるLISのネットワ
ーク構成図の例である。この図において、LIS・1100は1
台のサーバS111と複数のクライアントC111〜C115で構成
されている。クライアントは、IP over ATM 通信を行う
場合にサーバのATMアドレスを登録しておき、クライア
ント起動時にサーバに対してSVCを設定し、自クライア
ントのIPアドレスとATMアドレスを登録する。(以下、
この処理をアドレス登録と称する)サーバはクライアン
トのIPアドレスとATMアドレスの対応表をATMARPテーブ
ルとして持ち、他のクライアントからのアドレス解決要
求に対し、このATMARPテーブルを検索して答える。
【0004】図12はクライアント〜サーバ間における
アドレス解決を示すシーケンスである。この図におい
て、クライアントC111およびC112は起動時にサーバS111
に対してSVC設定(ステッフ゜1201, 1205)およびアドレス登
録を行う(ステッフ゜1202, 1206)。クライアントC111がク
ライアントC112にIPデータグラムを送信しようとした場
合、クライアントC111はクライアントC112のATMアドレ
スを求めるために、サーバS111に対してATMARP-request
パケットを送信する(ステッフ゜1209)。ATMARP-requestパ
ケットを受信したサーバS111はATMARPテーブルを検索し
(ステッフ゜1210)、クライアントC112のATMアドレスを設定
したATMARP-replyパケットをクライアントC111へ送信す
る(ステッフ゜1211)。ただし、サーバS111にクライアントC
112のATMARPテーブルが存在しない場合、アドレス解決
が行えなかったことを示すATMARPーNAKパケットを、ATMA
RP-replyパケットの代わりに送信する。ATMARP-replyパ
ケットを受信したクライアントC111は、クライアントC1
12へSVCを設定し(ステッフ゜1213〜1215)、IPデータグラム
を送信する(ステッフ゜1217)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術ではLIS内に1台のサーバのみを設置して集中的
に処理させており、またサーバ障害時の対策が明確に規
定されていないため、そのサーバが障害になるとアドレ
ス解決手段が無くなってIP over ATM 通信が行えなくな
るという問題があった。なお、IETFにおける「1996年11
月26日、INTERNET DRAFT Classical IP and ARP over A
TM」では、1組のLIS内に複数のサーバを設置して各ク
ライアントにサーバのリストを登録することができると
記述されているが、この場合のアドレス解決方式につい
ては明確に記述されていない。
【0006】この発明はこのような点を考慮してなされ
たもので、1台のサーバが故障しても他のサーバによっ
て通信処理を続行することができるコンピュータ・ネッ
トワークにおけるサーバ多重化方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数のサーバおよび複数のクライアントで構成された論
理IPサブネット内でSVC設定を行うATM通信方法におい
て、前記サーバが前記論理IPサブネット内の全サーバの
エントリ数およびATMアドレスを登録したサーバリスト
を有し、前記エントリ数をもとに前記サーバリストを検
索する第1の過程と、ATMアドレスをもとに他の全サー
バに対してSVCの設定を行う第2の過程と、を有するこ
とを特徴とするコンピュータ・ネットワークにおけるサ
ーバ多重化方法である。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のサ
ーバ多重化方法において、前記サーバが前記サーバリス
トを検索して、他サーバのATMアドレスと自身のATMアド
レスを比較して、他サーバのATMアドレスの方が大きい
場合にそのサーバに対しSVCの設定を行うことにより、
同一サーバ間でSVCが重複して設定されるのを避けるこ
とを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のサーバ多重化方法において、前記サーバが優先順
位を登録したサーバリストを具備し、前記クライアント
からのアドレス解決要求に対し自サーバ内でアドレス解
決ができない場合に、次の優先順位のサーバを選択して
問い合わせを行うことで、SVC設定およびアドレス解決
を行うことを可能にすることを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかの項記載のサーバ多重化方法において、前記クラ
イアントが論理IPサブネット内の全サーバのエントリ
数、ATMアドレス、優先順位を登録したサーバリストを
有し、エントリ数をもとに前記サーバリストを検索し、
ATMアドレスをもとに優先順位の最も高いサーバを選択
してSVCを設定し、そのサーバが障害となりSVCが解放さ
れた場合、別のサーバを選択してSVCを設定することを
特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施形態について説明する。図1はこの発明の一実施
形態によるLISのネットワーク構成例を示すブロック図
である。この図において、LIS・100はサーバS01〜S03
と、クライアントC01〜C05で構成されている。全てのサ
ーバには、この実施形態独特の機能である「サーバ間ア
ドレス解決機能」が実装されている。これは、クライア
ントからのアドレス解決要求に対して自サーバでアドレ
ス解決ができない場合のための機能である。このため、
各サーバS01〜S03にはLIS・100内に存在する全てのサー
バリストを登録する。そして、サーバが起動すると、10
2〜104で示すように、サーバリストに登録している全て
のサーバに対してSVCを設定する。また、サーバリスト
には「サーバ間アドレス解決」の問い合わせを行う順序
(サーバの優先順位)も登録する。各クライアントC01
〜C05にもサーバと同様にLIS・100内に存在する全てのサ
ーバリストを登録する。さらに、クライアントが持つサ
ーバリストには使用するサーバの順序(サーバの優先順
位)も登録する。クライアントに登録するサーバの優先
順位については、同一のサーバにアドレス解決要求が集
中するのを避けるため、各クライアント毎に異なる優先
順位を登録する。そして、クライアントが起動すると、
図1の105〜109で示すように、サーバリストの優先順位
に従って選択した1台のサーバとSVCを設定してアドレ
ス登録を行う。
【0012】図2は各サーバおよびクライアントに登録
するサーバリストの構成図である。サーバリストについ
ては、サーバとクライアントで使用方法は異なるが、サ
ーバのエントリ数、ATMアドレスおよび優先順位の3つ
の要素で構成する点は共通である。優先順位は1から始
まる連番の正の数値とし、1が最も優先度が高いとす
る。
【0013】図3(A)は各サーバに登録されているサ
ーバリストであり、図3(B)および図4はサーバ起動
時におけるサーバ間のSVC設定動作を示すシーケンスお
よびフローチャートである。図4のフローチャートを参
照すると、サーバは登録されたサーバリストを検索する
(ステッフ゜400)。そして、サーバリストのATMアドレスと
自サーバのATMアドレスを数値として比較して(ステッフ゜40
1)サーバリストのATMアドレスの方が大きい場合(ステッフ
゜402)、サーバリストのATMアドレスへSVCの設定を行う
(ステッフ゜403, 404)。これは、同一サーバ間にSVCが重複
して設定されるのを避けるためである。図3(A)にお
ける各サーバのATMアドレスの比較式は、”サーバS01
< サーバS02 < サーバS03” である。従って、サー
バS03が起動された場合、図4のフローチャートによれ
ばサーバS03から他のサーバへのSVC設定は行われない。
【0014】次に、図3においてサーバS01が起動され
ると(ステッフ゜300)、サーバS02およびサーバS03へSVC設
定を行う(ステッフ゜301, 303)。ここでは、サーバS03へは
SVCが設定されるが(ステッフ゜304)、サーバS02はまだ起動
されていないためSVC設定は失敗する(ステッフ゜302)。SVC
設定が失敗した場合、監視タイマーを設定してタイムア
ウト後に再設定を行う(ステッフ゜309, 310)。続いてサー
バS02が起動されると(ステッフ゜305)、サーバS02からサー
バS03へSVC設定を行う(ステッフ゜306, 307)。以上の手順
で全サーバ間にSVCを設定する。
【0015】図5(A)はクライアントC01に登録され
ているサーバリストであり、図5(B)はクライアント
起動時に行なわれるSVC設定およびアドレス登録のシー
ケンスである。クライアントC01は、起動時にサーバリ
スト(図5(A))上で優先順位の最も高いサーバS01
に対してSVC設定およびアドレス登録を行う。しかし、
サーバS01へのSVC設定が失敗した(ステッフ゜502)ので、サ
ーバS01の次の優先順位であるサーバS02に対してSVC設
定(ステッフ゜503)およびアドレス登録を行う。今度は、SV
Cは設定されたが(ステッフ゜504)アドレス登録が失敗した
(ステッフ゜505)ので、クライアントC01はサーバS02からSV
Cを解放して(ステッフ゜506, 507)、サーバS02の次の優先
順位のサーバS03に対してSVC設定(ステッフ゜508, 509)お
よびアドレス登録(ステッフ゜510)を行う。なお、全てのサ
ーバに対してSVC設定またはアドレス登録が失敗した場
合、一定時間後に上記の処理を繰り返す。また、運用中
にサーバ障害等によりSVCが解放された場合も上記の処
理を行う。
【0016】以上に述べたように、各クライアントがそ
れぞれのサーバリストに従ってSVC設定を行うため、図
1の105〜109で示すように、全てのクライアントが同一
サーバを使用するとは限らない。これは、各クライアン
トのサーバリストの違いや起動する順番、あるいはATM
ネットワークの状態に依存するためである。従って、ク
ライアントがサーバに対してATMARP-requestパケットを
使用してアドレス解決要求を行ったとき、要求したサー
バ上でアドレス解決できない場合が発生する。
【0017】図6(B)はこの問題を解決するための方
法である「サーバ間アドレス解決」を示すシーケンスで
ある。また、図6(A)はサーバS01に登録されている
サーバリストである。「サーバ間アドレス解決」は、他
サーバへアドレス解決要求を行う「ATMアドレス要求パ
ケット」、その応答である「ATMアドレス応答パケッ
ト」、および解決できなかったことを通知する「ATMア
ドレス無しパケット」を使用して行われる。ここでは、
クライアントC01はサーバS01に、クライアントC05はサ
ーバS03に、それぞれSVC設定およびアドレス登録を行っ
ている(ステッフ゜600〜602, 603〜605)。クライアントC01
からクライアントC05へIPデータグラム送信要求が発生
した場合(ステッフ゜606)、クライアントC01はクライアン
トC05のATMアドレスを求めるために、サーバS01に対し
てATMARP-requestを送信する(ステッフ゜607)。ATMARP-req
uestを受信したサーバS01(ステッフ゜608)は図7に示す処
理を行う。
【0018】図7はサーバのATMARP-request受信処理を
示すフローチャートである。サーバS01はクライアントC
01からのATMARP-request送信(ステッフ゜607)で要求された
C05のIPアドレスをキーとして、自サーバ内部のATMARP
テーブルを検索する(ステッフ゜700)。自サーバ内でアドレ
ス解決できる場合(ステッフ゜701)、サーバS01はクライア
ントC01に対してATMARP-replyを送信する(ステッフ゜70
8)。一方、サーバS01がクライアントC05のATMARPテー
ブルを持っていない場合、次に他サーバへのアドレス解
決用管理テーブル(以下、管理テーブルと称す)を検索
して(ステッフ゜702)、既にそのサーバが他のサーバへ問い
合わせ中であるか確認する。これは、同一IPアドレス
(ここではクライアントC05のIPアドレス)に対してア
ドレス解決を重複させないためである。例えば、今クラ
イアントC01からC05へデータ送信を行おうとしていると
ころに、クライアントC02がC05へ同時にデータ送信を行
おうとすると、アドレス解決が重複してしまう。管理テ
ーブルが存在しない場合には、サーバ間アドレス解決を
行うための管理テーブルを新たに作成する(ステッフ゜70
4)。
【0019】図8はサーバ間アドレス解決を行うために
使用する管理テーブルの構成図である。管理テーブル80
0は、問い合わせ中のIPアドレス(ここではクライアン
トC05のIPアドレス)、自サーバが問い合わせ中の相手
サーバの優先順位、ATMアドレス応答受信を監視するた
めのタイマー情報、およびクライアントSVC(ATMARP-re
plyを送信するSVC)情報テーブルポインタで構成され
る。クライアントSVC情報テーブル801は、クライアント
SVC情報テーブルポインタ、ATMARP-requestを受信したS
VC(ATMARP-replyを送信するSVC)接続の有無をサーバ
内部で管理するための識別子、およびATMARP-reply送信
バッファポインタで構成される。また、受信したATMARP
-requestのバッファは、ATMARP-reply送信用バッファ80
2とそのままリンクされる。また、同一IPアドレスに対
するアドレス解決要求をもう1つのクライアント、例え
ばC02から同時に受信した場合、同一管理テーブルにそ
のクライアントSVC情報テーブル803をリンクする。そし
てクライアントC01の送信処理が終了するまでクライア
ントC02を待機させておく。
【0020】再び図7を参照すると、管理テーブル作成
(ステッフ゜704)およびクライアントSVC情報テーブル作成
(ステッフ゜705)後、他サーバへのATMアドレス要求パケッ
ト送信処理を行う(ステッフ゜706)。
【0021】図9は他サーバへのATMアドレス要求パケ
ット送信処理を示すフローチャートである。図9では、
管理テーブルの優先順位(新規作成したテーブルの初期
値は0とする)の次の優先順位を持つサーバを選択し
て、そのサーバへATMアドレス要求パケットを送信する
処理を示している。ここでは、まず、ステッフ゜900にて新規
作成した管理テーブルの初期値0とサーバエントリ数と
が比較される。サーバエントリ数はS01〜S03の3つであ
るから、ステッフ゜901へ進んで管理テーブルの優先順位が1
つ増えて1となり、さらにステッフ゜902でサーバリストを検
索した結果、優先順位1のサーバS01が選択される。し
かし、ステッフ゜903において、サーバS01は自分自身である
ので、ステッフ゜900へ戻り、今度は管理テーブル優先順位1
とサーバエントリ数3が比較される。次にステッフ゜901へ進
んで管理テーブルの優先順位が1つ増えて2となり、ステ
ッフ゜902でサーバリストを検索した結果、優先順位2のサ
ーバS02が選択される。今度はステッフ゜903でのYESの条件を
満たしているのでステッフ゜904へ進み、ここでサーバS02と
は既にSVCが設定済みなので、ステッフ゜905でサーバS01から
サーバS02に対してATMアドレス要求パケットが送信され
る。一方、サーバS02、S03の何れに対してもATMアドレ
ス要求パケットを送信できなかった場合、次に管理テー
ブルの優先順位は3となり、サーバエントリ数と等しく
なる。この場合、管理テーブルにリンクする全てのSVC
接続に対してATMARPーNAKが送信され(ステッフ゜906)、管理
テーブル、クライアントSVC情報テーブルが削除される
(ステッフ゜907)。すなわち、管理テーブルの優先順位とサ
ーバエントリ数が等しくなるということは、C05のIPア
ドレスを管理しているサーバが存在しないことを意味し
ている。
【0022】再び図6を参照すると、上述の課程を経て
ステッフ゜608の時点でサーバS01はサーバリストの優先順位
2のサーバS02を選択して、ATMアドレス要求パケットを
送信する(ステッフ゜609)。ATMアドレス要求パケットを受
信したサーバS02(ステッフ゜610)は、自サーバのATMARPテ
ーブルを検索する。ここで、サーバS02はクライアントC
05のATMARPテーブルを検索できないため、サーバS01へA
TMアドレス無しパケットを送信する(ステッフ゜611)。ATM
アドレス無しパケットを受信したサーバS01(ステッフ゜61
2)は、次にサーバリストの優先順位3のサーバS03を選
択して、再び図9に示す他サーバATMアドレス要求パケ
ット送信する(ステッフ゜613)。なお、サーバS01からのATM
アドレス要求パケット送信(ステッフ゜609)に対してサーバ
S02の応答が無かった場合も、管理テーブルの監視タイ
マータイムアウト時に同一の処理を行う。
【0023】サーバS01からATMアドレス要求パケットを
受信したサーバS03(ステッフ゜614)は、自サーバのATMARP
テーブルを検索する。サーバS03はクライアントC05のAT
MARPテーブルを持っているため、検索したATMARPテーブ
ルからクライアントC05のATMアドレスと、ATMARPテーブ
ルの有効時間を設定したATMアドレス応答パケットを送
信する(ステッフ゜615)。ATMARPテーブルの有効時間とは、
ある一定時間クライアントに対してIPアドレス情報の更
新がなされなかった場合、そのクライアントがいなくな
ったと判断してサーバがATMARPテーブルを廃棄するまで
の残り時間である。
【0024】図10は問い合わせ応答パケットを受信し
たサーバの処理を示すフローチャートである。図6でサ
ーバS03からATMアドレス応答パケットを受信したサーバ
S01(ステッフ゜616)は、図10に示すように受信したATMア
ドレス応答パケットを元にクライアントC05のATMARPテ
ーブルを作成して(ステッフ゜1001)有効期間を設定した
後、管理テーブルに関連づけられた全てのSVC(ここで
は、クライアントC01のSVC)へATMARP-replyを送信する
(ステッフ゜1002)。その後、管理テーブルとクライアントS
VC情報テーブルを削除する(ステッフ゜1003)。
【0025】ここで、ATMARPテーブルに有効時間を設定
することは、クライアントC05が通信を終了した場合等
にサーバS01がサーバS03よりも長時間ATMARPテーブルを
保持することを防ぐために有効である。こうしないと、
クライアントC05が通信を終了しているのに、サーバS01
が有効でないATMARPテーブルを保持しているため、他の
クライアントがサーバS01に対しクライアントC05のATM
アドレスを要求したときにアドレス解決ができてしまう
ため、他のクライアントがクライアントC05がすでに通
信終了していることに気づかないということになる。
【0026】図6でサーバS01からATMARP-replyを受信
したクライアントC01(ステッフ゜618)は、クライアントC05
へSVCを設定して(ステッフ゜619〜621)、クライアントC05
へIPデータグラム(ステッフ゜622)を送信する。
【0027】なお、サーバS01からのATMアドレス要求送
信(ステッフ゜613)に対してもサーバS03からATMアドレス無
しパケットを受信した場合、またはタイムアウトした場
合、サーバS01は図9で示すように次サーバを検索する
が、全てのサーバに問い合わせてしまったため、クライ
アントC01に対してATMARPーNAKパケットを送信する。他
サーバへ問い合わせて作成したATMARPテーブルは、有効
時間を超えた時点で削除する。もしくは、再びサーバ間
アドレス解決を行い再有効化する。
【0028】
【発明の効果】以上説明した様に、この発明によれば、
サーバ間でSVC設定が行われ、また各クライアントが同
一のサーバを選択する必要がなく、各クライアント毎に
サーバの優先順位を変えてサーバを選択することができ
るため、LIS内に複数のサーバを設置したIP over ATM
通信においてもアドレス解決手段を提供することがで
き、従って、サーバ障害となった場合でも、他にサーバ
があれば通信を継続できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるLIS構成図の例
である。
【図2】 各サーバ、クライアントに登録するサーバリ
ストの構成図である。
【図3】 サーバ起動時に行う、サーバ間SVC設定動作
を示すシーケンスである。
【図4】 サーバ起動時に行う、サーバ間SVC設定動作
のサーバの処理を示すフローチャートである。
【図5】 クライアント起動時に行う、サーバへのSVC
設定動作を示すシーケンスである。
【図6】 サーバ間アドレス解決の動作を示すシーケン
スである。
【図7】 クライアントからのアドレス解決要求を受信
した場合のサーバの処理を示すフローチャートである。
【図8】 サーバ間アドレス解決で使用する管理テーブ
ルの構成図である。
【図9】 他サーバへATMアドレス要求パケットを送信
する場合のサーバの処理を示すフローチャートである。
【図10】他サーバからATMアドレス応答パケットを受
信した場合のサーバの処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】従来技術におけるLIS構成図の例である。
【図12】従来技術におけるサーバを使用したクライア
ント間通信を示すシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
100, 1100 Logical IP Subnet(LIS) S01〜S03, S111 ATMARPサーバ C01〜C05, C111〜C115 ATMARPクライアント 102〜104 サーバ〜サーバ間SVC 105〜109 サーバ〜クライアント間SVC 200 サーバリスト構成図 800 サーバ間アドレス解決用管理
テーブル 801, 803 クライアントSVC情報テーブ
ル 802, 804 ATMARP-reply送信用バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小貫 理人 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサーバおよび複数のクライアント
    で構成された論理IPサブネット内でSVC(Switched Virt
    ual Connection)設定を行うATM(Asynchronous Transf
    er Mode)通信方法において、 前記サーバは、前記論理IPサブネット内の全サーバのエ
    ントリ数およびATMアドレスを登録したサーバリストを
    有し、 前記エントリ数をもとに前記サーバリストを検索する第
    1の過程と、 前記ATMアドレスをもとに他の全サーバに対してSVCの設
    定を行う第2の過程と、 を有することを特徴とするコンピュータ・ネットワーク
    におけるサーバ多重化方法。
  2. 【請求項2】 前記サーバは、前記サーバリストを検索
    して、他サーバのATMアドレスと自身のATMアドレスを比
    較して、他サーバのATMアドレスの方が大きい場合にそ
    のサーバに対しSVCの設定を行うことにより、同一サー
    バ間でSVCが重複して設定されるのを避けることを特徴
    とする請求項1記載のコンピュータ・ネットワークにお
    けるサーバ多重化方法。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、優先順位を登録したサー
    バリストを具備し、前記クライアントからのアドレス解
    決要求に対し自サーバ内でアドレス解決ができない場合
    に、次の優先順位のサーバを選択して問い合わせを行う
    ことで、SVC設定およびアドレス解決を行うことを可能
    にすることを特徴とする請求項1または2記載のコンピ
    ュータ・ネットワークにおけるサーバ多重化方法。
  4. 【請求項4】 前記クライアントは、論理IPサブネット
    内の全サーバのエントリ数、ATMアドレス、優先順位を
    登録したサーバリストを有し、エントリ数をもとに前記
    サーバリストを検索し、ATMアドレスをもとに優先順位
    の最も高いサーバを選択してSVCを設定し、そのサーバ
    が障害となりSVCが解放された場合、別のサーバを選択
    してSVCを設定することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかの項記載のコンピュータ・ネットワークにおける
    サーバ多重化方法。
JP9228545A 1997-08-25 1997-08-25 コンピュータ・ネットワークにおけるサーバ多重化方法 Expired - Lifetime JP3020901B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100383490B1 (ko) * 2000-05-17 2003-05-12 주식회사 신텔정보통신 고가용성 네트워크 구현방법
US6738812B1 (en) 1999-05-14 2004-05-18 Nec Corporation MIB integrative management method for an ATM server

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