JPH1164183A - 尿沈渣を自動的に保持する尿分析用の定量遠心分離チューブ - Google Patents

尿沈渣を自動的に保持する尿分析用の定量遠心分離チューブ

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JPH1164183A
JPH1164183A JP21337297A JP21337297A JPH1164183A JP H1164183 A JPH1164183 A JP H1164183A JP 21337297 A JP21337297 A JP 21337297A JP 21337297 A JP21337297 A JP 21337297A JP H1164183 A JPH1164183 A JP H1164183A
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JP
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tube
urine
extension
chamber
quantitative
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JP21337297A
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Bokei Cho
懋 桂 張
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スムーズかつ衛生的に操作することができる
定量遠心分離チューブを提供する。 【解決手段】 定量遠心分離チューブは、一端に開口部
11が形成されたチューブ1を有し、内部に円錐孔14
を規定する切頭円錐部13がチューブ1の下部に形成さ
れ、円錐孔14から縮小されるように縮小開口部141
が切頭円錐部13の中央底部に形成され、内部に規定さ
れる底部チャンバ17を備えた閉塞端の底キャップ部1
6が切頭円錐部13の下方に位置してチューブ1の最下
端に形成されている。これにより、チューブ1の上部か
ら尿液を注ぎ出す場合に、チューブ1の底部チャンバ1
7内の尿液および尿沈渣は、衛生的で精密な尿沈渣の検
査のために、円錐孔14の縮小開口部141における尿
液の表面張力によって底キャップ部16内に自動的に保
持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心分離された尿
液および尿沈渣を、衛生的で精密な尿沈渣の検査を行う
ために、一定量を自動的に保持することができる尿分析
用の定量遠心分離チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】ミッチェルらによる米国特許第4,56
3,332号には、検査および分析用の尿の如き液体の
サンプルを準備するための装置が開示されている。この
装置は、図5に示されるように、一の端部24において
閉塞され他端において開口するチューブ20と、当該チ
ューブ20に挿入される寸法とされたピペット36とを
有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チュー
ブ20の上部から溶液を注ぎ出すとき、液体の認識でき
る体積が、患者の尿の粘性および表面張力のため、拡大
チャンバ42の外壁とチューブ20の内壁との間のコー
ナーCに、いまだなお貯溜されるであろう。チューブ壁
に貯溜される液体はそれから、チューブが直立して位置
されるときに底部チャンバ50内に排出され、結果的に
液体の総量を増加させ、検査液内の粒子や細胞の集中を
希釈するであろう。これにより、検査エラーを生じさ
せ、検査の精度および信頼性に影響を及ぼすことにな
る。
【0004】遠心分離後にチューブから上部の溶液を注
ぎ出すとき、上方膨出部40は、チューブの底部に捕捉
される検査液の外部流出を防止すべく、チャンバ42が
底部の検査液とシールされるように注意深く押し下げら
れなければならない。もし十分にシールされずに検査液
が偶発的に外部流出した場合には、その検査は失敗とな
って再度繰り返さなければならず、検査の効率に影響を
及ぼすであろう。
【0005】また、チューブから尿を注ぎ出すことは、
検査室の作業者の手を汚すおそれがある。したがって、
従来のチューブは、衛生的若しくは健康的な観点におい
て欠点を有している。
【0006】本願発明者は、これら従来技術の欠点に鑑
みて鋭意研究した結果、本発明の完成に至ったものであ
る。本発明の目的は、スムーズかつ衛生的に操作するこ
とができる定量遠心分離チューブを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一端に開口部が形成されたチューブを有
し、前記チューブの他端側の円筒部に形成され内部に円
錐孔を規定すると共に中央底部に縮小開口部を備える切
頭円錐部を設け、前記切頭円錐部の底部に前記チューブ
の長手方向中心に規定される軸を直交して横切る延展部
が形成され、前記チューブの他端側の閉塞端部に形成さ
れ前記延展部の他端側に位置して底部チャンバを内部に
規定する底キャップ部を設け、前記チューブ内の尿液の
前記開口部側の溶液を注ぎ出す場合に、底部チャンバ内
の尿液および尿沈渣は、前記縮小開口部における液体の
表面張力によって排出されることなく前記底部チャンバ
内に保持されることを特徴とする尿分析用の定量遠心分
離チューブを提供するものである。
【0008】また、前記延展部の下方に位置する前記底
キャップ部内の前記底部チャンバは、尿分析のための一
定量を規定する。この底キャップ部は、前記切頭円錐部
の他端側に前記延展部と一体的に形成することができ
る。
【0009】また、前記底キャップ部は、前記底部チャ
ンバ内に保持される検査尿サンプルの量に応じて当該底
部チャンバの内容積を変化させるために、当該底キャッ
プ部の大きさを変えることによって複数のサイズを設定
することが可能である。この底キャップ部は、前記チュ
ーブの前記切頭円錐部の他端側の前記延展部の底部に結
合される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3に示されるように、本
発明の一実施の形態に係る定量遠心分離チューブは、上
端に形成される上開口部11を備えたチューブ1を有
し、チューブ1の下円筒部12に形成され内部に円錐孔
14を規定すると共に中央底部に縮小開口部141を備
える切頭円錐部13を設け、切頭円錐部13の底部にチ
ューブ1の長手方向中心に規定される縦軸10を水平に
横切る水平延展部15が形成され、チューブ1の上開口
部11と反対側の閉塞端部に形成されると共に水平延展
部15の下方に位置して底部チャンバ17を内部に規定
する底キャップ部16が設けられる。
【0011】水平延展部15の下方に位置する底キャッ
プ部16内の底部チャンバ17は、例えば0.8cc、
あるいは検査若しくは尿分析の目的の他の特定量である
所定量(容積)を規定する。
【0012】底キャップ部16は、プラスチック・モー
ルド法、あるいは溶接、軟ろう付け、若しくはその他の
結合方法により、切頭円錐部13の下方に水平延展部1
5と一体的に形成される。
【0013】底部チャンバ17の内容積は、底部チャン
バ17内の尿サンプル量に調整するために、底キャップ
部16の大きさの変化によって変化される。その場合
に、底キャップ部16は、チューブ1の切頭円錐部13
の底部に付着あるいは溶接などの方法により結合され
る。
【0014】チューブ1は、透明なプラスチック材料、
あるいはその他の透明性を有する適当な材料から構成さ
れている。
【0015】尿分析や検査のために本発明を用いると
き、検査液で満たされたチューブ1は遠心分離機にかけ
られ、図2に示されるように、切頭円錐部13のスロー
プ面を通ってチューブ1の底部チャンバ17内に尿沈渣
Sの発生が促進される。それから上方溶液Lは、図3に
示されるように、チューブ1の向きを変えることにより
注ぎ出され、底キャップ部16の底部チャンバ17内に
尿液および沈渣が残る。縮小開口部141における液体
の表面張力によって底部チャンバ17内の定量の液体の
外部流出が防止されるため、上方溶液Lを注ぎ出すと
き、底部チャンバ17内の尿液は、外部に排出されない
であろう。
【0016】それから懸濁液が底部チャンバに加えら
れ、ピペットが供給されて、底部チャンバ17内の検査
尿溶液を吸い上げ、図4に示されるように、患者の尿分
析に関する異常あるいは正常をチェックするために、例
えば膿細胞、赤血球、尿円柱、バクテリア、およびトリ
コモナスの数を計数するなどの顕微鏡検査用として、ス
ライド2に検査尿溶液が放たれる。
【0017】本発明は、従来技術(例えば米国特許第
4,563,332号)にはない優れた作用効果を奏す
るものであって、以下に示す利点を有している。
【0018】1.上方溶液をチューブから注ぎ出すとき
に尿液および尿沈渣を有するチューブの下部をシールす
るための、拡張された膨出部のような保持(閉止)手段
を設ける必要がなくなる。
【0019】2.手で押される保持(閉止)手段を省略
することができるため、検査室の作業者が患者の検査品
によって汚されることがない。
【0020】3.チューブの向きを変えると、上方溶液
は、切頭円錐部13のスロープ面を通ってスムーズに注
ぎ出されて外部に排出される。これにより、精度良く、
信頼性も高く、かつ標準化された尿分析のために、底部
チャンバ17内の検査尿溶液の一定量を保証することが
できる。
【0021】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
を限定するために記載されたものではなく、本発明の技
術思想から逸脱することなく、特許請求の範囲の範囲内
で種々変更が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の尿分析用の
定量遠心分離チューブによれば、遠心分離された尿液お
よび尿沈渣の一定量を自動的に保持することができ、衛
生的で精密な尿沈渣の検査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の縦断面図である。
【図2】 直立して位置され検査尿液で満たされた状態
の本発明の斜視図である。
【図3】 本発明のチューブから上方の溶液を注ぎ出す
様子を示す斜視図である。
【図4】 尿サンプルを本発明のチューブから顕微鏡検
査用の透明なスライドに移したときの当該スライドを示
す斜視図である。
【図5】 例えば米国特許第4,563,332号に開
示されるような従来のチューブを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…チューブ、 10…縦軸(軸)、 11…上開口部(開口部)、 12…下円筒部(他端側の円筒部)、 13…切頭円錐部、 14…円錐孔、 141…縮小開口部、 15…水平延展部(延展部)、 16…底キャップ部、 17…底部チャンバ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口部(11)が形成されたチュ
    ーブ(1)を有し、 前記チューブ(1)の他端側の円筒部(12)に形成さ
    れ内部に円錐孔(14)を規定すると共に中央底部に縮
    小開口部(141)を備える切頭円錐部(13)を設
    け、 前記切頭円錐部(13)の底部に前記チューブ(1)の
    長手方向中心に規定される軸(10)を直交して横切る
    延展部(15)が形成され、 前記チューブ(1)の他端側の閉塞端部に形成され前記
    延展部(15)の他端側に位置して底部チャンバ(1
    7)を内部に規定する底キャップ部(16)を設け、 前記チューブ(1)内の尿液の前記開口部(11)側の
    溶液を注ぎ出す場合に、底部チャンバ(17)内の尿液
    および尿沈渣は、前記縮小開口部(141)における液
    体の表面張力によって排出されることなく前記底部チャ
    ンバ(17)内に保持されることを特徴とする尿分析用
    の定量遠心分離チューブ。
  2. 【請求項2】 前記延展部(15)の他端側に位置する
    前記底キャップ部(16)内の前記底部チャンバ(1
    7)は、尿分析のための一定量を規定することを特徴と
    する請求項1記載の尿分析用の定量遠心分離チューブ。
  3. 【請求項3】 前記底キャップ部(16)は、前記切頭
    円錐部(13)の他端側に前記延展部(15)と一体的
    に形成されることを特徴とする請求項2記載の尿分析用
    の定量遠心分離チューブ。
  4. 【請求項4】 前記底キャップ部(16)は、前記底部
    チャンバ(17)内に保持される検査尿サンプルの量に
    応じて当該底部チャンバ(17)の内容積を変化させる
    ために、当該底キャップ部(16)の大きさを変えるこ
    とによって複数のサイズを設定可能としたことを特徴と
    する請求項1記載の尿分析用の定量遠心分離チューブ。
  5. 【請求項5】 前記底キャップ部(16)は、前記チュ
    ーブ(1)の前記切頭円錐部(13)の下方の前記延展
    部(15)の底部に結合されることを特徴とする請求項
    4記載の尿分析用の定量遠心分離チューブ。
JP21337297A 1997-08-07 1997-08-07 尿沈渣を自動的に保持する尿分析用の定量遠心分離チューブ Pending JPH1164183A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002002735A1 (en) * 2000-06-21 2002-01-10 Soon Wook Lee Top and bottom open centrifuge tube
EP1293164A1 (de) 2001-09-14 2003-03-19 Sarstedt AG & Co. Vorrichtung und Verfahren zum Nachweis von Partikeln im Urin
CN107926766A (zh) * 2017-10-17 2018-04-20 杭州晶雁电子科技有限公司 一种自动移动的方法

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CN107926766B (zh) * 2017-10-17 2023-07-14 杭州晶雁电子科技有限公司 一种自动移动的方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991005