JPH1154227A - 増設コネクタ - Google Patents
増設コネクタInfo
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- JPH1154227A JPH1154227A JP22000297A JP22000297A JPH1154227A JP H1154227 A JPH1154227 A JP H1154227A JP 22000297 A JP22000297 A JP 22000297A JP 22000297 A JP22000297 A JP 22000297A JP H1154227 A JPH1154227 A JP H1154227A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】マスタ装置のパネル上に多数の出力コネクタを
配置することなく、複数のスレーブ装置を接続可能にす
る増設コネクタを提供する。 【解決手段】増設コネクタ２００、２００ａ、…は略矩
形状の本体２０５と、その両面に対向配置された入力側
コネクタ２１０、２１０ａ、…及び分配側コネクタ２２
０、２２０ａ、…を有する。本体２０５は、スレーブ装
置２７０、２７０ａ、…にケーブル２４０、２４０ａ、
…を介して接続され、内部にドライバ２６２、レシーバ
２６１及び電源（＋Ｖ）２６５、接地ライン２６６を含
んでいる。これら複数の増設コネクタ２００、２００
ａ、…がマスタ装置２５８の単一の出力コネクタ２５９
に縦属接続可能である。
配置することなく、複数のスレーブ装置を接続可能にす
る増設コネクタを提供する。 【解決手段】増設コネクタ２００、２００ａ、…は略矩
形状の本体２０５と、その両面に対向配置された入力側
コネクタ２１０、２１０ａ、…及び分配側コネクタ２２
０、２２０ａ、…を有する。本体２０５は、スレーブ装
置２７０、２７０ａ、…にケーブル２４０、２４０ａ、
…を介して接続され、内部にドライバ２６２、レシーバ
２６１及び電源（＋Ｖ）２６５、接地ライン２６６を含
んでいる。これら複数の増設コネクタ２００、２００
ａ、…がマスタ装置２５８の単一の出力コネクタ２５９
に縦属接続可能である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は増設コネクタ、特に
電気通信インターフェース回路に使用する接続用電気コ
ネクタに関する。
電気通信インターフェース回路に使用する接続用電気コ
ネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電気通信インターフェースの接続
では、図４に示す如く、機器のパネル１００等に取付け
られた出力コネクタ１０１に、ケーブル側コネクタ１０
２を接続する構成である。これら出力コネクタ１０１及
びケーブル側コネクタ１０２共に多数の相補コンタクト
（図示せず）を有する。また、ケーブル側コネクタ１０
２には多芯のケーブル１０３の各導体がこれらコンタク
トに接続されている。
では、図４に示す如く、機器のパネル１００等に取付け
られた出力コネクタ１０１に、ケーブル側コネクタ１０
２を接続する構成である。これら出力コネクタ１０１及
びケーブル側コネクタ１０２共に多数の相補コンタクト
（図示せず）を有する。また、ケーブル側コネクタ１０
２には多芯のケーブル１０３の各導体がこれらコンタク
トに接続されている。
【０００３】この従来の電気通信インターフェース接続
構成では、全く同一インターフェースの接続先が複数必
要な場合がある。この場合、インターフェース出力回路
にて電気信号を分配し、出力コネクタ１０１を必要個数
用意する必要がある。
構成では、全く同一インターフェースの接続先が複数必
要な場合がある。この場合、インターフェース出力回路
にて電気信号を分配し、出力コネクタ１０１を必要個数
用意する必要がある。
【０００４】尚、図４に示す所定例にあっては４個のコ
ネクタ１０１、１０２を使用しているが、コネクタの個
数は任意であり、用途に応じて増減すること勿論であ
る。
ネクタ１０１、１０２を使用しているが、コネクタの個
数は任意であり、用途に応じて増減すること勿論であ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の電気通信
インターフェース接続では、接続先が複数になると、出
力コネクタをそれに応じて増加する必要があり、出力コ
ネクタを配置するためにパネル面上等に大きな設置面積
を占め、電気通信インターフェースを有する例えばパー
ソナルコンピュータ（ＰＣ）等の装置の小型化を困難に
していた。
インターフェース接続では、接続先が複数になると、出
力コネクタをそれに応じて増加する必要があり、出力コ
ネクタを配置するためにパネル面上等に大きな設置面積
を占め、電気通信インターフェースを有する例えばパー
ソナルコンピュータ（ＰＣ）等の装置の小型化を困難に
していた。
【０００６】また、出力コネクタの設置数は、装置設計
の段階において最大数分を見積り、用意する必要があ
り、設計後にインターフェース増設は不可能であった。
の段階において最大数分を見積り、用意する必要があ
り、設計後にインターフェース増設は不可能であった。
【０００７】更に機能的に極めてまれにしか接続するこ
とのない、最大数の出力コネクタを用意すると、大多数
の用途では出力コネクタ数が過剰となり、無駄を生じる
こととなった。
とのない、最大数の出力コネクタを用意すると、大多数
の用途では出力コネクタ数が過剰となり、無駄を生じる
こととなった。
【０００８】従って、本発明の目的は、かかる従来シス
テムの課題を克服する新規な増設コネクタ及びかかるコ
ネクタを使用するシステムを提供することである。
テムの課題を克服する新規な増設コネクタ及びかかるコ
ネクタを使用するシステムを提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による増設コネクタは、マスタ装置に複数の
スレーブ装置を電気的に接続するための増設コネクタに
おいて、略矩形状の本体と、該本体の対向する面に夫々
配置された入力側コネクタ及び分配側コネクタと、前記
本体内に配置された分配回路とを備える。
め、本発明による増設コネクタは、マスタ装置に複数の
スレーブ装置を電気的に接続するための増設コネクタに
おいて、略矩形状の本体と、該本体の対向する面に夫々
配置された入力側コネクタ及び分配側コネクタと、前記
本体内に配置された分配回路とを備える。
【００１０】ここで、前記本体内には、前記入力側コネ
クタ及び前記分配コネクタを介して電源及び接地ライン
を有し、前記スレーブ装置は、ケーブルを介して前記増
設コネクタに接続される。また、前記本体内のレシーバ
及びドライバとして差動型を使用する。
クタ及び前記分配コネクタを介して電源及び接地ライン
を有し、前記スレーブ装置は、ケーブルを介して前記増
設コネクタに接続される。また、前記本体内のレシーバ
及びドライバとして差動型を使用する。
【００１０】このように、本発明の増設コネクタは、略
矩形状の本体の対向する両面に夫々入力側コネクタ及び
出力側コネクタを配置している。本体内にはドライバ及
びレシーバの分配回路と、電源及び接地ラインを有す
る。この増設コネクタの入力側コネクタをマスタ装置の
出力コネクタに接続すると共に出力側コネクタに順次他
の増設コネクタの入力側コネクタを縦属接続することが
可能である。スレーブ装置はケーブルを介して増設コネ
クタの本体に接地される。
矩形状の本体の対向する両面に夫々入力側コネクタ及び
出力側コネクタを配置している。本体内にはドライバ及
びレシーバの分配回路と、電源及び接地ラインを有す
る。この増設コネクタの入力側コネクタをマスタ装置の
出力コネクタに接続すると共に出力側コネクタに順次他
の増設コネクタの入力側コネクタを縦属接続することが
可能である。スレーブ装置はケーブルを介して増設コネ
クタの本体に接地される。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の増設コネクタの好
適実施例を、添付図、特に図１乃至図３を参照して詳細
に説明する。
適実施例を、添付図、特に図１乃至図３を参照して詳細
に説明する。
【００１２】図１は、本発明の増設コネクタの一実施形
態の物理的構成を示し、図２は図１の増設コネクタを使
用するシステムの回路構成例を示し、図３は図１の増設
コネクタを複数個縦読（又は多段）接続した例を示す斜
視図である。
態の物理的構成を示し、図２は図１の増設コネクタを使
用するシステムの回路構成例を示し、図３は図１の増設
コネクタを複数個縦読（又は多段）接続した例を示す斜
視図である。
【００１３】先ず、図１を参照すると、本発明の好適実
施形態による増設コネクタ２００は、電気通信インター
フェースのマスタ（本体）側の出力コネクタに接続され
る入力側コネクタ２１０及び他の同様の増設コネクタ
（図示せず）に増設接続される分配側コネクタ２２０を
略矩形状の本体２０５の反対面、例えば左右両側面に有
する。この増設コネクタ２００には、電気通信インター
フェース信号をスレーブ（従属）装置２７０まで延長す
るための多芯ケーブル２４０に接続されている。また、
スレーブ装置２７０には、出力側コネクタ２３０が接続
されている。
施形態による増設コネクタ２００は、電気通信インター
フェースのマスタ（本体）側の出力コネクタに接続され
る入力側コネクタ２１０及び他の同様の増設コネクタ
（図示せず）に増設接続される分配側コネクタ２２０を
略矩形状の本体２０５の反対面、例えば左右両側面に有
する。この増設コネクタ２００には、電気通信インター
フェース信号をスレーブ（従属）装置２７０まで延長す
るための多芯ケーブル２４０に接続されている。また、
スレーブ装置２７０には、出力側コネクタ２３０が接続
されている。
【００１４】図１中、（ａ）は本発明の増設コネクタ２
００、ケーブル２４０及びスレーブ装置２７０を含む装
置全体の正面図を示す。（ｂ）は増設コネクタ２００の
ａ方向の矢視図を示し、入力側コネクタ２１０の正面図
であり、多数の入力側ピンコンタクト２１１を示す。ま
た、（ｃ）は増設コネクタ２００のｂ方向矢視図であっ
て、分配側コネクタ２２０の正面図を示し、多数のソケ
ットコンタクト２２１が所定の配列をされている。
（ｄ）は、増設コネクタ２００の矢印ｄ方向の矢視図で
あって、増設コネクタ２００の本体２０５、入力側コネ
クタ２１０及び分配側コネクタ２２０を含む上面図を示
す。また、（ｄ）はスレーブ装置２７０の矢印ｄ方向の
矢視図であり、出力側コネクタ２３０の多数のソケット
コンタクト２３１を含む正面図を示す。換言すると、図
１（ｂ）、（ｃ）及び（ｅ）は、夫々入力側コネクタ２
１０、分配側コネクタ２２０及び出力側コネクタ２３０
の嵌合面を示す。
００、ケーブル２４０及びスレーブ装置２７０を含む装
置全体の正面図を示す。（ｂ）は増設コネクタ２００の
ａ方向の矢視図を示し、入力側コネクタ２１０の正面図
であり、多数の入力側ピンコンタクト２１１を示す。ま
た、（ｃ）は増設コネクタ２００のｂ方向矢視図であっ
て、分配側コネクタ２２０の正面図を示し、多数のソケ
ットコンタクト２２１が所定の配列をされている。
（ｄ）は、増設コネクタ２００の矢印ｄ方向の矢視図で
あって、増設コネクタ２００の本体２０５、入力側コネ
クタ２１０及び分配側コネクタ２２０を含む上面図を示
す。また、（ｄ）はスレーブ装置２７０の矢印ｄ方向の
矢視図であり、出力側コネクタ２３０の多数のソケット
コンタクト２３１を含む正面図を示す。換言すると、図
１（ｂ）、（ｃ）及び（ｅ）は、夫々入力側コネクタ２
１０、分配側コネクタ２２０及び出力側コネクタ２３０
の嵌合面を示す。
【００１５】次に、図２を参照して、本発明の増設コネ
クタ２００を使用するシステムの電気回路構成の一例を
説明する。この特定例にあっては、ＰＣ本体等のマスタ
装置２５８はインターフェース用マスタ側回路２５０を
含んでいる。このマスタ側回路２５０には伝信信号（Ｓ
ｅｎｄ）２５１用ドライバ２５３、受信信号（Ｒｅｃｅ
ｉｖｅ）２５２用レシーバ２５４、電源（＋Ｖ）２５５
及び接地（ＧＮＤ）２５６の各ラインを含んでいる。こ
のマスタ側回路２５０の上述した各ラインは、マスタ装
置２５８のパネル等に取付けられた出力コネクタの出力
側ソケットコンタクト２５７に接続されている。
クタ２００を使用するシステムの電気回路構成の一例を
説明する。この特定例にあっては、ＰＣ本体等のマスタ
装置２５８はインターフェース用マスタ側回路２５０を
含んでいる。このマスタ側回路２５０には伝信信号（Ｓ
ｅｎｄ）２５１用ドライバ２５３、受信信号（Ｒｅｃｅ
ｉｖｅ）２５２用レシーバ２５４、電源（＋Ｖ）２５５
及び接地（ＧＮＤ）２５６の各ラインを含んでいる。こ
のマスタ側回路２５０の上述した各ラインは、マスタ装
置２５８のパネル等に取付けられた出力コネクタの出力
側ソケットコンタクト２５７に接続されている。
【００１６】次に、増設コネクタ２００の内部構成につ
き説明する。この増設コネクタ２００は、増設回路２６
０を含んでいる。この増設回路２６０は、マスタ装置２
５８の出力コネクタの出力側ソケットコンタクト２５７
と電気的接地される上述した入力側ピンコンタクト２１
１を有する入力側コネクタの出力信号及び電源等を受け
るレシーバ２６１、ドライバ２６２、合成回路２６３、
電源（＋Ｖ）２６５及び接地（ＧＮＤ）２６６を含んで
いる。更に、レシーバ２６１の出力はドライバ２６
１’、ドライバ２６２にはレシーバ２６２’が分配接続
され、これらには分配側コネクタ２２０のソケットコン
タクト２２１が接続されている。また、増設回路２６０
には、レシーバ２６７及びドライバ２６８を含み、上述
したケーブル２４０を介してスレーブ装置２７０の出力
側コネクタ２３０のコンタクトピン２３１に接続されて
いる。
き説明する。この増設コネクタ２００は、増設回路２６
０を含んでいる。この増設回路２６０は、マスタ装置２
５８の出力コネクタの出力側ソケットコンタクト２５７
と電気的接地される上述した入力側ピンコンタクト２１
１を有する入力側コネクタの出力信号及び電源等を受け
るレシーバ２６１、ドライバ２６２、合成回路２６３、
電源（＋Ｖ）２６５及び接地（ＧＮＤ）２６６を含んで
いる。更に、レシーバ２６１の出力はドライバ２６
１’、ドライバ２６２にはレシーバ２６２’が分配接続
され、これらには分配側コネクタ２２０のソケットコン
タクト２２１が接続されている。また、増設回路２６０
には、レシーバ２６７及びドライバ２６８を含み、上述
したケーブル２４０を介してスレーブ装置２７０の出力
側コネクタ２３０のコンタクトピン２３１に接続されて
いる。
【００１７】スレーブ装置２７０も、スレーブ側回路２
７１を含み、送信信号（Ｓｅｎｄ）２７４用ドライバ２
７２、受信信号（Ｒｅｃｅｉｖｅ）２７５用レシーバ２
７３及び接地（ＧＮＤ）を含んでいる。これらドライバ
２７２、レシーバ２７３及び接地の各ラインは、出力側
コネクタ２３０のソケットコンタクト２３１、ピンコン
タクト２７６を介してケーブル２４０に接続されてい
る。
７１を含み、送信信号（Ｓｅｎｄ）２７４用ドライバ２
７２、受信信号（Ｒｅｃｅｉｖｅ）２７５用レシーバ２
７３及び接地（ＧＮＤ）を含んでいる。これらドライバ
２７２、レシーバ２７３及び接地の各ラインは、出力側
コネクタ２３０のソケットコンタクト２３１、ピンコン
タクト２７６を介してケーブル２４０に接続されてい
る。
【００１８】また、増設コネクタ２００の分配側コネク
タ２２０のソケットコンタクト２２１には、対応するス
レーブ装置２７０ａのケーブル２４０ａを介して接続さ
れている別の増設コネクタ２００ａが接続されている。
同様に、この別の増設コネクタ２００ａには、図示せず
も更に別の増設コネクタ２００ｂ、２００ｃ、…が接続
可能であること勿論である。
タ２２０のソケットコンタクト２２１には、対応するス
レーブ装置２７０ａのケーブル２４０ａを介して接続さ
れている別の増設コネクタ２００ａが接続されている。
同様に、この別の増設コネクタ２００ａには、図示せず
も更に別の増設コネクタ２００ｂ、２００ｃ、…が接続
可能であること勿論である。
【００１９】図２から容易に理解される如く、各増設コ
ネクタ２００、２００ａ、…の増設回路２６０、２６０
ａ、…には駆動電源＋Ｖ及び接地ＧＮＤが共通に供給さ
れるので、夫々別の電源を外部から供給することなく独
立して動作する。マスタ装置２５８からの送信信号は、
各増設コネクタ２００、２００ａ、…のレシーバ２６
１、ドライバ２６１’を介して、いずれの増設回路２６
０、２６０ａ、…にも送信可能である。一方、受信信号
については、合成回路２６３、２６３ａ、…を介して合
成されてドライバ２６２、２６２ａ、…を介してマスタ
装置２５８へ送信される。
ネクタ２００、２００ａ、…の増設回路２６０、２６０
ａ、…には駆動電源＋Ｖ及び接地ＧＮＤが共通に供給さ
れるので、夫々別の電源を外部から供給することなく独
立して動作する。マスタ装置２５８からの送信信号は、
各増設コネクタ２００、２００ａ、…のレシーバ２６
１、ドライバ２６１’を介して、いずれの増設回路２６
０、２６０ａ、…にも送信可能である。一方、受信信号
については、合成回路２６３、２６３ａ、…を介して合
成されてドライバ２６２、２６２ａ、…を介してマスタ
装置２５８へ送信される。
【００２０】また、各増設コネクタ２００、２００ａ、
…に接続されるスレーブ装置２７０、２７０ａ、…で
は、対応するケーブル２４０、２４０ａ、…を介して送
／受信信号を出力側コネクタ２３０、２３０ａ、…のソ
ケットコンタクト２３１、２３１ａ、…とスレーブ装置
側の入力側ピンコンタクト２７６の接続により電気的に
接続される。そこで、各スレーブ装置２７０、２７０
ａ、…の送信信号２７４、２７４ａ、…は、ドライバ２
７２、２７２ａ、…及びケーブル２４０、２４０ａ、…
を介して増設コネクタ２００、２００ａ、…に送信し、
受信信号２７５、２７５ａ、…はレシーバ２７３、２７
３ａ、…で受信する。かかる構成の増設コネクタ２００
を１個又は複数個使用することにより、マスタ装置２５
８と１台以上のスレーブ装置２７０、２７０ａ、…間で
自由に通信可能であることが理解できよう。
…に接続されるスレーブ装置２７０、２７０ａ、…で
は、対応するケーブル２４０、２４０ａ、…を介して送
／受信信号を出力側コネクタ２３０、２３０ａ、…のソ
ケットコンタクト２３１、２３１ａ、…とスレーブ装置
側の入力側ピンコンタクト２７６の接続により電気的に
接続される。そこで、各スレーブ装置２７０、２７０
ａ、…の送信信号２７４、２７４ａ、…は、ドライバ２
７２、２７２ａ、…及びケーブル２４０、２４０ａ、…
を介して増設コネクタ２００、２００ａ、…に送信し、
受信信号２７５、２７５ａ、…はレシーバ２７３、２７
３ａ、…で受信する。かかる構成の増設コネクタ２００
を１個又は複数個使用することにより、マスタ装置２５
８と１台以上のスレーブ装置２７０、２７０ａ、…間で
自由に通信可能であることが理解できよう。
【００２１】次に、図２の増設コネクタ２００を使用す
るシステムの増設回路２６０、２６０ａ、…の電源供給
につき説明する。増設回路２６０、２６０ａ、…の電源
（＋Ｖ）として５ボルトを使用し、各素子も５Ｖで動作
するものを使用する。回路中の総消費電流は約１５０ｍ
Ａとする。その内訳は、ドライバ２６２、２６１’、２
６８は差動式のものを使用して約７０ｍＡ、レシーバ２
６１、２６２’、２６７も同様で約７０ｍＡ、また合成
回路２６３はＡＮＤゲートを使用し、約１０ｍＡであ
る。この増設回路２６０の消費電流は全てマスタ装置２
５８のマスタ側回路２５０の電源（＋Ｖ）２５５と接地
（ＧＮＤ）２５６から供給される。従って、増設回路２
６０の電源供給は、増設コネクタ２００、２００ａ、
…、２００ｎの最大１０個連結されると仮定すると、１
５０ｍＡ×１０＝１．５Ａの電源として設計する。
るシステムの増設回路２６０、２６０ａ、…の電源供給
につき説明する。増設回路２６０、２６０ａ、…の電源
（＋Ｖ）として５ボルトを使用し、各素子も５Ｖで動作
するものを使用する。回路中の総消費電流は約１５０ｍ
Ａとする。その内訳は、ドライバ２６２、２６１’、２
６８は差動式のものを使用して約７０ｍＡ、レシーバ２
６１、２６２’、２６７も同様で約７０ｍＡ、また合成
回路２６３はＡＮＤゲートを使用し、約１０ｍＡであ
る。この増設回路２６０の消費電流は全てマスタ装置２
５８のマスタ側回路２５０の電源（＋Ｖ）２５５と接地
（ＧＮＤ）２５６から供給される。従って、増設回路２
６０の電源供給は、増設コネクタ２００、２００ａ、
…、２００ｎの最大１０個連結されると仮定すると、１
５０ｍＡ×１０＝１．５Ａの電源として設計する。
【００２２】尚、電源供給は、増設コネクタの連結によ
る接続低続による電圧降下及び電力損失も加味して設計
する必要がある。使用するコンタクト２５７、２１１と
して金めっきコンタクトを使用し、５ｍΩの接触抵抗が
あると仮定すると、電圧降下Ｖ＝５（ｍΩ）×１０×２
×１．５（Ａ）＝０．１５（Ｖ）である。
る接続低続による電圧降下及び電力損失も加味して設計
する必要がある。使用するコンタクト２５７、２１１と
して金めっきコンタクトを使用し、５ｍΩの接触抵抗が
あると仮定すると、電圧降下Ｖ＝５（ｍΩ）×１０×２
×１．５（Ａ）＝０．１５（Ｖ）である。
【００２３】次に、増設回路２６０、２６０ａ、…の送
受信動作を説明する。増設回路２６０では、マスタ側回
路２５０のドライバ２５３より出力される電気信号をレ
シーバ２６１で受信し、ドライバ２６１’、２６８に分
配する。マスタ側回路２５０及び増設回路２６０のドラ
イバ／レシーバには、差動型素子を使用しており、差動
する２極の電圧差で、インターフェースレベルのＨ／Ｌ
（ハイ／ロー）を決定している。
受信動作を説明する。増設回路２６０では、マスタ側回
路２５０のドライバ２５３より出力される電気信号をレ
シーバ２６１で受信し、ドライバ２６１’、２６８に分
配する。マスタ側回路２５０及び増設回路２６０のドラ
イバ／レシーバには、差動型素子を使用しており、差動
する２極の電圧差で、インターフェースレベルのＨ／Ｌ
（ハイ／ロー）を決定している。
【００２４】尚、ドライバ２６８からの出力電圧がレシ
ーバ２７３受信端で電圧変動を生じる要因として、レシ
ーバ２７３の負荷電流と、レシーバ２７３までのケーブ
ル２４０の外来ノイズ、反射の影響が大きい。これら
は、差動型ドライバ／レシーバの電気通信上のノイズと
なるため、ドライバ２６１’の出力をドライバ２６１’
と２６８とに分配し、ドライバ２６８で仕切直すこと
で、ドライバ２６８以下のノイズマージンを保証してい
る。かかる分配回路を用いないで電気回路をパス接続し
た場合、増設コネクタ２００ａ、２００ｂ、…の増設行
ためで、１つのドライバに多段のレシーバが接続され、
負荷電流も、ドライバ配下のケーブル長も増すため、電
気的なノイズマージンの劣化を生じることとなる。
ーバ２７３受信端で電圧変動を生じる要因として、レシ
ーバ２７３の負荷電流と、レシーバ２７３までのケーブ
ル２４０の外来ノイズ、反射の影響が大きい。これら
は、差動型ドライバ／レシーバの電気通信上のノイズと
なるため、ドライバ２６１’の出力をドライバ２６１’
と２６８とに分配し、ドライバ２６８で仕切直すこと
で、ドライバ２６８以下のノイズマージンを保証してい
る。かかる分配回路を用いないで電気回路をパス接続し
た場合、増設コネクタ２００ａ、２００ｂ、…の増設行
ためで、１つのドライバに多段のレシーバが接続され、
負荷電流も、ドライバ配下のケーブル長も増すため、電
気的なノイズマージンの劣化を生じることとなる。
【００２５】図３は４個の増設コネクタ２００、２００
ａ、２００ｂ及び２００ｃを縦属接続した一例の斜視図
である。図４から明らかな如く、マスタ装置２５８は、
ただ１個の出力コネクタ２５９のみを有するので、マス
タ装置２５８の小型化を可能にする。
ａ、２００ｂ及び２００ｃを縦属接続した一例の斜視図
である。図４から明らかな如く、マスタ装置２５８は、
ただ１個の出力コネクタ２５９のみを有するので、マス
タ装置２５８の小型化を可能にする。
【００２６】以上、本発明の増設コネクタの好適実施形
態及びそれを使用するシステム構成例を説明した。しか
し、本発明は、何らかかる特定実施形態のみに限定する
べきでなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能で
あることが当業者には容易に理解できよう。
態及びそれを使用するシステム構成例を説明した。しか
し、本発明は、何らかかる特定実施形態のみに限定する
べきでなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能で
あることが当業者には容易に理解できよう。
【００２７】
【発明の効果】上述の説明から容易に理解される如く、
本発明の増設コネクタによると、マスタ装置にただ１個
の出力コネクタを設けるのみで、任意個数の増設コネク
タを用途に応じて複数個縦属接続することが可能であ
る。また、各増設コネクタ内には分配回路及び電源回路
を有するので、外部から電源供給を受けることなく、マ
スタ装置から供給される電源により正常動作させること
が可能である等の実用上の顕著な効果を有する。
本発明の増設コネクタによると、マスタ装置にただ１個
の出力コネクタを設けるのみで、任意個数の増設コネク
タを用途に応じて複数個縦属接続することが可能であ
る。また、各増設コネクタ内には分配回路及び電源回路
を有するので、外部から電源供給を受けることなく、マ
スタ装置から供給される電源により正常動作させること
が可能である等の実用上の顕著な効果を有する。
【図１】本発明の増設コネクタの好適実施形態の外観
図。
図。
【図２】図１の増設コネクタを使用するシステムの回路
図。
図。
【図３】図１の増設コネクタを複数縦属接続した斜視
図。
図。
【図４】従来の電気通信インターフェース用コネクタの
斜視図。
斜視図。
２００、２００ａ 増設コネクタ ２０５ 本体 ２１０ 入力側コネクタ ２２０ 分配側コネクタ ２４０ ケーブル ２５８ マスタ装置 ２５９ 出力コネクタ ２７０ スレーブ装置 ２６５ 電源ライン ２６６ 接地ライン ２６１、２６２’、２６７ レシーバ ２６２、２６１’、２６８ ドライバ
Claims (4)
- 【請求項１】マスタ装置に複数のスレーブ装置を電気的
に接続するための増設コネクタにおいて、略矩形状の本
体と、該本体の対向する面に夫々配置された入力側コネ
クタ及び分配側コネクタと、前記本体内に配置された分
配回路とを備えることを特徴とする増設コネクタ。 - 【請求項２】前記本体内には、前記入力側コネクタ及び
前記分配コネクタを介して電源及び接地ラインを有する
ことを特徴とする請求項１に記載の増設コネクタ。 - 【請求項３】前記スレーブ装置は、ケーブルを介して前
記増設コネクタに接続されることを特徴とする請求項１
又は２に記載の増設コネクタ。 - 【請求項４】前記本体内のレシーバ及びドライバとして
差動型を使用することを特徴とする請求項１、２又は３
に記載の増設コネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22000297A JPH1154227A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 増設コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22000297A JPH1154227A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 増設コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1154227A true JPH1154227A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16744399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22000297A Pending JPH1154227A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 増設コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1154227A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002353663A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-06 | Fujitsu Ltd | 通信装置 |
| US6692311B1 (en) | 1999-10-25 | 2004-02-17 | Omron Corporation | Sensor system and connector used therefor |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP22000297A patent/JPH1154227A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6692311B1 (en) | 1999-10-25 | 2004-02-17 | Omron Corporation | Sensor system and connector used therefor |
| US6945828B2 (en) | 1999-10-25 | 2005-09-20 | Omron Corporation | Sensor system and connector used therefor |
| JP2002353663A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-06 | Fujitsu Ltd | 通信装置 |
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