JPH1153680A - 輸送計画作成装置 - Google Patents

輸送計画作成装置

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JPH1153680A
JPH1153680A JP21173897A JP21173897A JPH1153680A JP H1153680 A JPH1153680 A JP H1153680A JP 21173897 A JP21173897 A JP 21173897A JP 21173897 A JP21173897 A JP 21173897A JP H1153680 A JPH1153680 A JP H1153680A
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JP
Japan
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request
transportation
classified
transport
unit
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JP21173897A
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English (en)
Inventor
Jiyakuou Kise
若桜 木瀬
Shingo Tsujimichi
信吾 辻道
Hiroshi Hosono
弘 細野
Yuichi Tagawa
雄一 田川
Kenichi Kanbe
賢一 神部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 需要要求に応じた航空機の臨時便に対して適
用しようとした場合、各輸送要求の輸送元が異なったと
きの輸送計画を作成できない、また、所要時間等の輸送
能力が異なる複数種の移動体を持つときに効率的な輸送
計画を作成できないという課題があった。 【解決手段】 人員・貨物等輸送要求を入力し移動体毎
輸送要求を出力する移動体数決定手段1と、移動体毎輸
送要求を入力し分類済要求を出力する要求分類手段2
と、輸送能力情報を格納する輸送能力ファイル3と、輸
送能力情報と分類済要求を入力し分類済要求毎の輸送計
画を出力する分類済要求毎経路構成部4と、分類済要求
毎の輸送計画を入力し全体輸送計画を出力する要求毎統
合手段5とを備えた。 【効果】 輸送元が異なる輸送に対しての輸送計画、並
びに所要時間等の輸送能力が異なる複数種の移動体を持
っていたときに効率よい輸送計画を作成することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車やトラッ
クや航空機等の移動体を利用し、人や貨物等の輸送を行
うための輸送計画作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の輸送計画作成装置について図17
から図22までを参照しながら説明する。図17は、例
えば、山口裕人著「配送スケジューリングシステムの開
発」、オペレーションズ・リサーチ、Vol.39,N
o.3(1994年3月号)第125頁〜第130頁に
示された従来の輸送計画作成装置の構成を示すブロック
図である。
【0003】図17において、従来の輸送計画作成装置
は、輸送先分類手段101と、輸送能力ファイル102
と、ゾーン内経路作成手段103と、ゾーン間経路変更
手段104と、経路改良手段105と、移動体対経路割
当手段106とから構成されている。
【0004】輸送先分類手段101は、「輸送要求」を
入力し、各輸送先により分類し、「分類輸送先」を出力
する。また、輸送能力ファイル102は、「移動体の移
動時間」等の「輸送能力情報」を格納する。次に、ゾー
ン内経路作成手段103は、前記分類輸送先を入力し、
輸送元から分類輸送先まで輸送を行うための経路を作成
し、「ゾーン内輸送先対輸送元経路」を出力する。次
に、ゾーン間経路変更手段104は、前記ゾーン内輸送
先対輸送元経路を複数入力し、ゾーン間の変更を行い
「修正経路」を出力する。次に、経路改良手段105
は、前記修正経路を入力し、経路の改良を行い、「改良
経路」を出力する。次に、移動体対経路割当手段106
は、前記改良経路を入力し、これをどの移動体で輸送し
たらよいかを決定し、「輸送計画」を出力する。
【0005】つぎに、前述した従来の輸送計画作成装置
の動作について図18から図22までを参照しながら説
明する。
【0006】輸送先分類手段101は、輸送要求を入力
し、これらを地理的状況を考慮しながら分類する。ここ
で、輸送要求とは、一意な番号である「要求番号」と、
どこに輸送すべきかという「輸送先」と、その量を示す
「輸送量」とから構成されるものである。
【0007】輸送要求の例を図18に示す。例えば、輸
送要求「1」では、「B」地点まで「30」の量を運ぶ
ということを表している。
【0008】ここで、輸送先が図19のような位置関係
にあったとする。この時、輸送先「B」と「D」が近
く、輸送先「C」と「E」が近くに位置している。
【0009】そのため、輸送要求を図20のように分類
輸送先に分類し、出力する。
【0010】次に、ゾーン内経路作成手段103は、前
記分類輸送先と輸送能力ファイル102に格納されてい
る輸送能力情報を入力し、該輸送能力情報の制約内でゾ
ーン内輸送先対輸送元経路を作成する。ここで、輸送能
力情報とは、「移動体の積載量」、「移動のために必要
な時間」等が含まれる。
【0011】例えば、BとDが含まれるゾーンにおい
て、図21のような移動時間と、積載量が「50」であ
る移動体があったとする。この時、移動体の積載量の範
囲内で輸送可能なゾーン内輸送先対輸送元経路として、
例えば、「A→B→D→A」を出力する。
【0012】次に、ゾーン間経路変更手段104は、前
記のようにして作成されたゾーン内輸送先対輸送元経路
を入力し、ゾーン間にまたがる経路の追加を行う。例え
ば、前記「A→B→D→A」の積載量は「37」であ
り、輸送要求Cを加えても移動体の積載量の制約を満た
した輸送ができる。これらの追加を行った経路を修正経
路とする。例えば、図21の場合、「A→B→D→C→
A」を修正経路とする。需要をすべてみたした場合、す
べての経路を経路改良手段105に対して出力する。そ
うでない場合、残りのゾーンと要求を満たしていない点
を前記ゾーン内経路作成手段103に対して出力する。
【0013】次に、経路改良手段105は、前記修正経
路を入力し、経路の改良を行う。改良の例としては、輸
送に要する総時間の減少がある。例えば、「A→B→D
→C→A」と「A→E→A」という2個の修正経路が入
力されたとする。この時、輸送時間は「15.6+8.
2=23.8」である。これを「A→B→D→A」と
「A→C→E→A」の2経路に変更する。これによっ
て、輸送時間が「9.6+9.2=18.8」となり、
「5.0」だけ減少する。従って、後者を改良経路とし
て出力する。
【0014】次に、移動体対経路割当手段106は、前
記改良経路を利用し、移動体の時刻の制約を考慮しなが
ら、移動体に各経路の割当てを行い、輸送計画表を出力
する。前記の「A→B→D→C→A」と「A→E→A」
の場合、例えば、Aの出発時刻を8:00とすると、図
22のような輸送計画を作成できる。この輸送計画は、
利用する移動体の番号と、途中の経路ならびにその時刻
から表される。例えば、計画番号1の場合、Aを8時に
出発し、途中B、D、Cを経由し、Aに11時1分に戻
ってくる。なお、図21の「1」単位は、この場合10
分として図22を作成している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
輸送計画作成装置では、以上のように構成されているた
め、例えば、需要要求に応じた航空機の臨時便に対して
適用しようとした場合、各輸送要求の輸送元が異なった
場合の輸送計画を作成できないという問題点があった。
【0016】また、所要時間等の輸送能力が異なる複数
種の移動体を持つ場合、効率的な輸送計画を作成できな
いという問題点があった。
【0017】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、輸送元が異なる輸送に対しての輸
送計画、ならびに異なる所要時間を持つ複数種の移動体
を持っていたときに効率よい輸送計画を作成することが
できる輸送計画作成装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る輸送計画
作成装置は、入力した輸送要求に基づき移動体毎輸送要
求を出力する移動体数決定手段と、前記移動体毎輸送要
求に基づき分類済要求を出力する要求分類手段と、輸送
能力情報を格納する輸送能力ファイルと、前記分類済要
求及び前記輸送能力情報に基づき分類済要求毎輸送計画
を出力する分類済要求毎経路構成部と、前記分類済要求
毎輸送計画に基づき全体輸送計画を出力する要求毎統合
手段とを備えたものである。
【0019】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、前記分類済要求毎経路構成部が、前記分類済要求及
び前記輸送能力情報に基づき選択輸送要求を出力する輸
送要求選択手段と、前記選択輸送要求及び前記輸送能力
情報に基づき選択移動体を出力する移動体選択手段と、
前記選択輸送要求及び前記選択移動体に基づき分類済要
求毎輸送計画を出力する要求順序決定手段とを有するも
のである。
【0020】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、前記要求分類手段が、前記移動体毎輸送要求の期日
に基づき前記期日毎の複数の分類済要求を出力し、前記
分類済要求毎経路構成部が、前記輸送要求選択手段、前
記移動体選択手段、及び前記要求順序決定手段を複数組
有して前記分類済要求毎輸送計画を出力するものであ
る。
【0021】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、前記分類済要求毎経路構成部が、前記分類済要求に
基づき拠点−分類済要求割当を作成して出力する拠点対
要求割当部と、前記拠点−分類済要求割当及び前記輸送
能力情報に基づき選択輸送要求を出力する輸送要求選択
手段と、前記選択輸送要求及び前記輸送能力情報に基づ
き選択移動体を出力する移動体選択手段と、前記選択輸
送要求及び前記選択移動体に基づき拠点毎輸送計画を出
力する要求順序決定手段と、前記拠点毎輸送計画に基づ
き分類済要求毎輸送計画を出力する拠点毎計画統合手段
とを有するものである。
【0022】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、前記要求分類手段が、前記移動体毎輸送要求の期日
に基づき前記期日毎の複数の分類済要求を出力し、前記
分類済要求毎経路構成部が、前記拠点対要求割当部、前
記輸送要求選択手段、前記移動体選択手段、前記要求順
序決定手段、及び前記拠点毎計画統合手段を複数組有し
て前記分類済要求毎輸送計画を出力するとともに、前記
輸送要求選択手段、前記移動体選択手段、及び前記要求
順序決定手段を拠点毎に有して前記拠点毎輸送計画を出
力するものである。
【0023】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、前記分類済要求毎経路構成部が、前記分類済要求に
基づき機種毎要求割当を作成して出力する機種分割手段
と、前記機種毎要求割当及び前記輸送能力情報に基づき
選択輸送要求を出力する輸送要求選択手段と、前記選択
輸送要求及び前記輸送能力情報に基づき選択移動体を出
力する移動体選択手段と、前記選択輸送要求及び前記選
択移動体に基づき機種毎輸送計画を出力する要求順序決
定手段と、前記機種毎輸送計画に基づき分類済要求毎輸
送計画を出力する機種合併手段とを有するものである。
【0024】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、前記要求分類手段が、前記移動体毎輸送要求の期日
に基づき前記期日毎の複数の分類済要求を出力し、前記
分類済要求毎経路構成部が、前記機種分割手段、前記輸
送要求選択手段、前記移動体選択手段、前記要求順序決
定手段、及び前記機種合併手段を複数組有して前記分類
済要求毎輸送計画を出力するとともに、前記輸送要求選
択手段、前記移動体選択手段、及び前記要求順序決定手
段を機種毎に有して前記機種毎輸送計画を出力するもの
である。
【0025】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、さらに、前記要求毎統合手段から出力された全体輸
送計画を格納するとともに、前記分類済要求毎経路構成
部へ前記格納した全体輸送計画を出力する計画案ファイ
ルを備えたものである。
【0026】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、前記分類済要求毎経路構成部が、前記計画案ファイ
ルに格納されている輸送計画を修正することにより新た
な輸送計画を作成するものである。
【0027】さらに、この発明に係る輸送計画作成装置
は、前記分類済要求毎経路構成部が、前記分類済要求及
び前記輸送能力情報に基づき選択輸送要求及び選択移動
体を出力する最小機数移動体・要求割当手段と、前記選
択輸送要求及び前記選択移動体に基づき分類済要求毎輸
送計画を出力する要求順序決定手段とを有するものであ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の実施の形態1について図1か
ら図6までを参照しながら説明する。図1は、この発明
の実施の形態1に係る輸送計画作成装置の構成を示すブ
ロック図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相
当部分を示す。
【0029】図1において、この実施の形態1に係る輸
送計画作成装置は、移動体数決定手段1と、要求分類手
段2と、輸送能力ファイル3と、分類済要求毎経路構成
部4と、要求毎統合手段5とから構成されている。
【0030】また、同図において、上記分類済要求毎経
路構成部4は、輸送要求選択手段41と、移動体選択手
段42と、要求順序決定手段43とを複数組並べたもの
である。
【0031】移動体数決定手段1は、人員・貨物等の輸
送要求を入力し、必要な移動体数を見積り、移動体毎輸
送要求を出力する。次に、要求分類手段2は、前記移動
体毎輸送要求を入力し、分類基準により移動体毎輸送要
求を分類し、分類済要求を出力する。また、輸送能力フ
ァイル3は、移動体の移動時間等の輸送能力情報を格納
する。次に、分類済要求毎経路構成部4は、該分類済要
求と、輸送能力ファイル3に格納されている輸送能力情
報を入力して各分類済要求毎の輸送計画を作成し出力す
る。そして、要求毎統合手段5は、該分類済要求毎の輸
送計画を入力し、それらを統合し、全体輸送計画を作成
する。
【0032】分類済要求毎経路構成部4において、輸送
要求選択手段41は、分類済要求と輸送能力情報を入力
して、必要な輸送要求を選択し選択輸送要求を出力す
る。次に、移動体選択手段42は、前記選択輸送要求と
輸送能力情報を入力して、輸送を担当する選択移動体を
決定し出力する。そして、要求順序決定手段43は、前
記選択移動体と前記選択輸送要求を入力し、輸送要求を
実行する要求順序と経路を決定し、分類済要求毎の輸送
計画を出力する。
【0033】次に、この実施の形態1の動作について図
2から図6までを参照しながら説明する。
【0034】まず、移動体数決定手段1は、人員・貨物
等の輸送要求を入力し、前記人員・貨物等の輸送要求か
ら必要な移動体数、移動体の種類を見積り、移動体毎輸
送要求を生成する。ここで、人員・貨物等の輸送要求と
は、輸送を行う期日・区間・人員・貨物から構成される
ものであり、移動体毎輸送要求とは、要求番号・期日・
区間・機種から構成されるものである。
【0035】図2に、人員・貨物等の輸送要求の例を示
す。図2の1行目の場合、3/4(3月4日)に、Bか
らCまでの区間を、40人の人員と、10単位の貨物を
運ぶという要求が出されていることを意味する。
【0036】この時、20人の人員、かつ、5単位の貨
物を輸送可能である移動体の種類K1(例えば、航空
機)を利用するとした場合、2機必要であるため、例え
ば、図3のように要求番号「00101」、「0010
2」のような移動体毎輸送要求を出力する。ここでは、
図2の1行目について説明したが、他の行の場合につい
ても同様である。
【0037】次に、要求分類手段2は、前記移動体毎輸
送要求を入力し、各移動体毎輸送要求を分類基準により
分類し、分類済要求を分類済要求毎経路構成部4に対し
て出力する。分類基準としては、日付、時刻等がある。
例えば、前記図3のように移動体毎輸送要求が与えられ
ていたとする。
【0038】これらを日付毎に分類すると、図4のよう
に分類される。図4の場合、3/4の移動体毎輸送要求
は要求番号「00101」、「00102」であるた
め、3/4輸送要求としてこれらの2行に分類し出力す
る。同様にして、3/5輸送要求と、3/10輸送要求
も分類済要求として出力する。
【0039】輸送能力ファイル3は、輸送要求に応える
ため資源の持つ輸送能力情報を格納する。ここで資源と
は、航空機のような移動体を指す。また、輸送能力情報
とは、例えば各移動体がどの基地に所属しているか、可
動であるか、輸送可能時間はどれほどであるかという情
報のことである。
【0040】図5は、輸送能力情報を示すものである。
例えば、この1行目の例の場合、移動体が所属している
拠点を表す拠点番号が「1」、移動体の機種が「K
1」、移動体に一意につけられている機種番号が「K1
−1」、移動体が現在動くことができるかということを
表す可動・非可動が「可動」、移動体が移動できる時間
を示す移動可能時間が「100」であることを表す。
【0041】次に、分類済要求毎経路構成部4は、前記
分類済要求を入力して、該分類済要求に対して分類済要
求毎の輸送計画を作成して、要求毎統合手段5に対して
出力する。
【0042】ここで、分類済要求毎経路構成部4の詳細
な動作を次に説明する。
【0043】まず、輸送要求選択手段41は、前記分類
済要求と輸送能力情報を入力して、どの要求を選択した
らよいかを決定し、選択輸送要求を出力する。例えば、
3/4分類済要求「00101」、「00102」の中
で、「00101」の要求番号の値が低い。従って、要
求番号の値が低いという基準で選択する場合には、要求
番号「00101」を選択するということになる。ここ
では要求番号の値が低いということで例を示したが、要
求を実行するために必要な時間、あるいは機種等の基準
で選択してもかまわない。
【0044】次に、移動体選択手段42は、前記選択輸
送要求と輸送能力情報を入力して、輸送を行うためにど
の移動体を割当てたらよいか特定の移動体を選択する。
この時、輸送能力情報が図5のように与えられていたと
すると、要求番号「00101」の要求に対して利用可
能な移動体は、機種番号「K1−1」、「K1−2」、
「K1−3」である。この時、移動可能時間がもっとも
長い機種番号を選択するという基準の場合、もっとも移
動可能時間が長いものは「K1−1」であるので、「K
1−1」を選択移動体として出力する。これも前記輸送
要求選択手段41と同様に、各機種が要求を実行するた
めに必要な移動時間等で特定の移動体を選択してもかま
わない。
【0045】そして、要求順序決定手段43は、前記選
択輸送要求と前記選択移動体と輸送能力情報を入力し、
移動体の輸送能力と効率を勘案した上で、どの順序で輸
送要求を実行したらよいかを決定する。
【0046】例えば、図5における機種番号「K1−
2」を利用して、図4における3/4輸送要求である要
求番号「00101」と「00102」の輸送要求を実
行する場合を考える。この時、「00101」→「00
102」の順に実行しても、逆の「00102」→「0
0101」と実行しても輸送すべき経由が同じであるた
め、時間が同じである。しかし、輸送すべき区間がB→
DとD→Cであった場合、B→D→Cと経由し輸送を行
う場合と、D→C→B→Dと経由し輸送を行う場合とで
は経路が異なり、結果として時間も異なってくる。この
ような場合、見つかった中でもっとも時間の短い輸送経
路を採用する。これらの採用結果を分類済要求毎の輸送
計画として出力する。
【0047】分類済要求毎の輸送計画は、計画番号、日
付、機種、機種番号、出発地、区間、到着地等から構成
される。分類済要求毎の輸送計画の例を図6に示す。こ
れは、計画番号が「1」で、「拠点1」を8時に出発
し、途中B、Cを経由し、「拠点1」に12時20分に
戻るということを意味する。また、輸送要求は最初は行
わず回送し、次に、「00101」の輸送要求の輸送を
実施し、最後は回送するということを意味する。
【0048】そして、要求毎統合手段5は、前記分類済
要求毎の輸送計画を複数個入力して、統合し、全体輸送
計画を生成し出力する。
【0049】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、輸送元が異なる輸送に対しての輸送計画、ならびに
所要時間等の輸送能力が異なる複数種の移動体を持って
いたときに効率よい輸送計画を作成することができる。
【0050】すなわち、この実施の形態1に係る輸送計
画作成装置は、人員・貨物等輸送要求を入力し、移動体
毎輸送要求を出力する移動体数決定手段1と、前記移動
体毎輸送要求を入力し、分類済要求を出力する要求分類
手段2と、輸送能力情報を格納する輸送能力ファイル3
と、該輸送能力情報と前記分類済要求を入力し、分類済
要求毎の輸送計画を出力する分類済要求毎経路構成部4
と、該分類済要求毎の輸送計画を入力し、全体輸送計画
を出力する要求毎統合手段5とを備えるとともに、前記
分類済要求毎経路構成部4は、前記移動体毎輸送要求と
前記輸送能力情報を入力して、選択輸送要求を出力する
輸送要求選択手段41と、該選択輸送要求と前記輸送能
力情報を入力して、選択移動体を出力する移動体選択手
段42と、該選択移動体と前記選択輸送要求を入力し、
分類済要求毎輸送計画を出力する要求順序決定手段43
とを有するように構成したので、輸送元が異なる輸送に
対しての輸送計画、ならびに所要時間等の輸送能力が異
なる複数種の移動体を持っていたときに効率よい輸送計
画を作成することができる。
【0051】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
ついて図7から図10までを参照しながら説明する。図
7は、この発明の実施の形態2に係る輸送計画作成装置
の構成を示すブロック図である。
【0052】図7において、44は前記分類済要求を入
力して、拠点−分類済要求割当を作成する拠点対要求割
当部であり、45は拠点毎輸送計画を入力し、分類済要
求毎輸送計画を出力する拠点毎計画統合手段である。さ
らに、前記輸送要求選択手段41と、移動体選択手段4
2と、要求順序決定手段43とを拠点毎に用意し、拠点
毎輸送計画を出力するようにし、これらにより分類済要
求毎経路構成部4Aを構成したものである。なお、他の
構成は上記実施の形態1と同様である。
【0053】次に、この実施の形態2の動作について説
明する。分類済要求毎経路構成部4Aにおいて、拠点対
要求割当部44は、前記分類済要求を入力して、それら
をどの拠点が担当するかを決定し、その結果を拠点−分
類済要求割当として出力する。割当ての基準としては、
各拠点から各分類済要求を実行するために要する時間等
を利用する。
【0054】例えば、拠点が3つ存在し、各拠点で「0
0101」、「00102」の輸送要求を行うためにか
かる時間が図8のように与えられていたとする。これ
は、例えば、要求番号「00101」を実行するために
要する時間が「拠点1」では「11」、「拠点2」では
「5」、「拠点3」では「6」ということを意味する。
この中でもっとも時間が短いのは「拠点2」であるの
で、要求番号「00101」に対しては「拠点2」で輸
送要求を担当するということを決定する。
【0055】拠点対要求割当部44は、これらを繰り返
し、どの拠点がどの輸送要求を担当するかを示した拠点
−分類済要求割当行列を算出する。この拠点−分類済要
求割当行列の例を図9に示す。これは、行が要求を、列
が拠点を表しており、「1」が要求を担当する、「0」
が要求を担当しないということを意味している。
【0056】これから、各拠点がどの要求を担当するか
という拠点−分類済割当を作成する。これは、図9にお
いて、各拠点列に対応する値が「1」になっている分類
済要求を列挙することによって求められる。図9に対応
する、拠点−分類済割当の例を図10に示す。
【0057】前記輸送要求選択手段41では、前記分類
済要求の代わりに、拠点−分類済要求割当を入力する。
また、要求順序決定手段43においては、分類済要求毎
輸送計画の代わりに、拠点毎輸送計画を作成する。それ
らの動作は上記実施の形態1のものとまったく同じであ
るため、説明を省略する。そして、拠点毎計画統合手段
45は、前記拠点毎輸送計画を入力して、統合し、分類
済要求毎輸送計画を作成する。
【0058】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、あらかじめ拠点に対して要求の割当てを行うため、
拠点の地理的特性を生かし、輸送元が異なる複数種の移
動体を持っていたときの効率的な輸送計画を作成するこ
とができる。
【0059】すなわち、この実施の形態2に係る輸送計
画作成装置は、輸送要求選択手段41の前に、分類済要
求を入力して、拠点−分類済要求割当を作成して出力す
る拠点対要求割当部44と、要求順序決定手段43の後
に、拠点毎輸送計画を入力し、分類済要求毎輸送計画を
出力する拠点毎計画統合手段45を設け、これらにより
分類済要求毎経路構成部4Aを構成したので、拠点の地
理的特性を生かし、輸送元が異なる複数種の移動体を持
っていたときの効率的な輸送計画を作成することができ
る。
【0060】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
ついて図11から図13までを参照しながら説明する。
図11は、この発明の実施の形態3に係る輸送計画作成
装置の構成を示すブロック図である。
【0061】図11において、46は前記分類済要求を
入力して、機種毎要求割当を出力する機種分割手段、4
7は機種毎輸送計画を入力し、分類済要求毎輸送計画を
出力する機種合併手段である。さらに、前記輸送要求選
択手段41と、移動体選択手段42と、要求順序決定手
段43とを機種毎に用意し、機種毎輸送計画を出力する
ようにし、これらにより分類済要求毎経路構成部4Bを
構成したものである。なお、他の構成は上記実施の形態
1と同様である。
【0062】次に、この実施の形態3の動作について説
明する。分類済要求毎経路構成部4Bにおいて、機種分
割手段46は、前記分類済要求を入力して、該分類済要
求の機種により分割し、機種毎要求割当を算出する。
【0063】例えば、図12のように、分類済要求「0
1101」、「01102」、「01201」、「01
301」が与えられたとする。この時、「0110
1」、「01102」、「01201」は機種K1を利
用し、「01301」は機種K2を利用することになっ
ているため、分類済要求を、図13のように、機種K1
の要求と、機種K2の要求に分割する。この結果を機種
毎要求割当として出力する。
【0064】前記輸送要求選択手段41では、前記分類
済要求の代わりに、前記機種毎要求割当を入力する。ま
た、要求順序決定手段43においては、分類済要求毎輸
送計画の代わりに、機種毎輸送計画を作成する。それら
の動作は上記実施の形態1のものとまったく同じである
ため、説明を省略する。そして、機種合併手段47は、
前記機種毎輸送計画を入力して、合併し、分類済要求毎
輸送計画を作成する。
【0065】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、あらかじめ機種に対して要求を割当てを行うため、
機種の輸送能力の考慮を行った上で、輸送元が異なる複
数種の移動体を持っていたときの効率的な輸送計画を作
成することができる。
【0066】すなわち、この実施の形態3に係る輸送計
画作成装置は、輸送要求選択手段41の前に、分類済要
求を入力して、機種毎要求割当を作成して出力する機種
分割手段46と、要求順序決定手段43の後に、機種毎
輸送計画を入力し、分類済要求毎輸送計画を出力する機
種合併手段47を備え、これらにより分類済要求毎経路
構成部4Bを構成したので、機種の輸送能力の考慮を行
った上で、輸送元が異なる複数種の移動体を持っていた
ときの効率的な輸送計画を作成することができる。
【0067】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
ついて図14及び図15を参照しながら説明する。図1
4は、この発明の実施の形態4に係る輸送計画作成装置
の構成を示すブロック図である。
【0068】図14において、6は輸送計画を格納する
計画案ファイルであり、該輸送計画を分類済要求毎経路
構成部4に出力させるように構成したものである。その
他の構成は上記実施の形態1と同様である。
【0069】次に、この実施の形態4の動作について説
明する。計画案ファイル6は、上記実施の形態1、2又
は3のいずれかによってできた輸送計画をあらかじめ格
納しておく。この時、輸送能力ファイル3の内容に変化
が起こり、輸送計画を作成しなおさなければならないと
きに、この計画案ファイル6に格納されている輸送計画
を修正することによって、新たな輸送計画を作成しよう
というものである。
【0070】例えば、図5のような輸送能力をもってお
り、図6のような輸送計画が前記計画案ファイル6に格
納されているとする。この時、輸送要求の機種番号「K
1ー2」が利用不可能になったと場合、図6の輸送計画
をそのまま利用し、移動体選択手段7によって機種番号
「K1ー3」を選択し、輸送計画を修正し、新たな輸送
計画を作成する。修正された輸送計画の例を図15に示
す。
【0071】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、あらかじめ作成されている輸送計画を修正すること
によって、新たな輸送計画を作成するため、すでに実行
中の輸送計画を考慮した輸送計画を作成することができ
る。また、最初から輸送計画をつくり直すよりも短時間
で、輸送計画を作成することができる。
【0072】すなわち、この実施の形態4に係る輸送計
画作成装置は、要求毎統合手段5の後に、全体輸送計画
を格納し、分類済要求毎経路構成部4に対して出力する
計画案ファイル6を備えるように構成したので、あらか
じめ作成されている輸送計画を修正することによって、
新たな輸送計画を作成し、すでに実行中の輸送計画を考
慮した輸送計画を作成することができる。また、最初か
ら輸送計画をつくり直すよりも短時間で、輸送計画を作
成することができる。
【0073】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
ついて図16を参照しながら説明する。図16は、この
発明の実施の形態5に係る輸送計画作成装置の分類済要
求毎経路構成部の構成を示すブロック図である。
【0074】図16において、48は最小機数移動体・
要求割当手段であり、これを輸送要求選択手段41と、
移動体選択手段42の代わりに設け、分類済要求毎経路
構成部4Cを構成したものである。他の構成は上記実施
の形態1と同様である。
【0075】次に、この実施の形態5の動作について説
明する。分類済要求毎経路構成部4Cにおいて、最小機
数移動体・要求割当手段48は、分類済要求と、輸送能
力情報を入力とし、以下の数式(1)に基づき、まず、
移動体対分類済要求を決定する。ただし、Mは移動体の
数、Nは分類済要求の数、Xijは移動体対分類済要求
であり、最初のΣはi=1〜M、{}内のΣはj=1〜
Nである。
【0076】 minΣ[min{1,ΣXij}] ・・・(1)
【0077】上記の数式(1)は、整数計画法の分枝限
定法等を利用して最小機数で輸送可能である移動体対分
類済要求を同時に決定することを意味している。これに
より、移動体対分類済要求を決定した後、要求順序決定
手段43は、各移動体の分類済輸要求の順序の決定を行
い、その結果を要求毎統合手段5に対して出力する。
【0078】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、輸送に必要な機数を最小にする輸送計画を作成する
ことができる。
【0079】すなわち、この実施の形態5に係る輸送計
画作成装置は、前記分類済要求と、前記輸送能力情報を
入力とし、選択移動体と選択輸送要求を出力する最小機
数移動体・要求割当手段48と、該選択移動体と該選択
輸送要求を入力し、分類済要求毎輸送計画を出力する要
求順序決定手段43を備え、これらにより分類済要求毎
経路構成部4Cを構成したため、輸送に必要な機数を最
小にする輸送計画を作成することができる。
【0080】
【発明の効果】この発明に係る輸送計画作成装置は、以
上説明したとおり、入力した輸送要求に基づき移動体毎
輸送要求を出力する移動体数決定手段と、前記移動体毎
輸送要求に基づき分類済要求を出力する要求分類手段
と、輸送能力情報を格納する輸送能力ファイルと、前記
分類済要求及び前記輸送能力情報に基づき分類済要求毎
輸送計画を出力する分類済要求毎経路構成部と、前記分
類済要求毎輸送計画に基づき全体輸送計画を出力する要
求毎統合手段とを備えたので、輸送元が異なる輸送に対
しての輸送計画、ならびに所要時間等の輸送能力が異な
る複数種の移動体を持っていたときに効率よい輸送計画
を作成することができるという効果を奏する。
【0081】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、以上説明したとおり、前記分類済要求毎経路構成部
が、前記分類済要求及び前記輸送能力情報に基づき選択
輸送要求を出力する輸送要求選択手段と、前記選択輸送
要求及び前記輸送能力情報に基づき選択移動体を出力す
る移動体選択手段と、前記選択輸送要求及び前記選択移
動体に基づき分類済要求毎輸送計画を出力する要求順序
決定手段とを有するので、輸送元が異なる輸送に対して
の輸送計画、ならびに要時間等の輸送能力が異なる複数
種の移動体を持っていたときに効率よい輸送計画を作成
することができるという効果を奏する。
【0082】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、以上説明したとおり、前記要求分類手段が、前記移
動体毎輸送要求の期日に基づき前記期日毎の複数の分類
済要求を出力し、前記分類済要求毎経路構成部が、前記
輸送要求選択手段、前記移動体選択手段、及び前記要求
順序決定手段を複数組有して前記分類済要求毎輸送計画
を出力するので、輸送元が異なる輸送に対しての輸送計
画、ならびに所要時間等の輸送能力が異なる複数種の移
動体を持っていたときに効率よい輸送計画を作成するこ
とができるという効果を奏する。
【0083】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、以上説明したとおり、前記分類済要求毎経路構成部
が、前記分類済要求に基づき拠点−分類済要求割当を作
成して出力する拠点対要求割当部と、前記拠点−分類済
要求割当及び前記輸送能力情報に基づき選択輸送要求を
出力する輸送要求選択手段と、前記選択輸送要求及び前
記輸送能力情報に基づき選択移動体を出力する移動体選
択手段と、前記選択輸送要求及び前記選択移動体に基づ
き拠点毎輸送計画を出力する要求順序決定手段と、前記
拠点毎輸送計画に基づき分類済要求毎輸送計画を出力す
る拠点毎計画統合手段とを有するので、拠点の地理的特
性を生かし、輸送元が異なる複数種の移動体を持ってい
たときの効率的な輸送計画を作成することができるとい
う効果を奏する。
【0084】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、以上説明したとおり、前記要求分類手段が、前記移
動体毎輸送要求の期日に基づき前記期日毎の複数の分類
済要求を出力し、前記分類済要求毎経路構成部が、前記
拠点対要求割当部、前記輸送要求選択手段、前記移動体
選択手段、前記要求順序決定手段、及び前記拠点毎計画
統合手段を複数組有して前記分類済要求毎輸送計画を出
力するとともに、前記輸送要求選択手段、前記移動体選
択手段、及び前記要求順序決定手段を拠点毎に有して前
記拠点毎輸送計画を出力するので、拠点の地理的特性を
生かし、輸送元が異なる複数種の移動体を持っていたと
きの効率的な輸送計画を作成することができるという効
果を奏する。
【0085】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、以上説明したとおり、前記分類済要求毎経路構成部
が、前記分類済要求に基づき機種毎要求割当を作成して
出力する機種分割手段と、前記機種毎要求割当及び前記
輸送能力情報に基づき選択輸送要求を出力する輸送要求
選択手段と、前記選択輸送要求及び前記輸送能力情報に
基づき選択移動体を出力する移動体選択手段と、前記選
択輸送要求及び前記選択移動体に基づき機種毎輸送計画
を出力する要求順序決定手段と、前記機種毎輸送計画に
基づき分類済要求毎輸送計画を出力する機種合併手段と
を有するので、機種の輸送能力の考慮を行った上で、輸
送元が異なる複数種の移動体を持っていたときの効率的
な輸送計画を作成することができるという効果を奏す
る。
【0086】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、以上説明したとおり、前記要求分類手段が、前記移
動体毎輸送要求の期日に基づき前記期日毎の複数の分類
済要求を出力し、前記分類済要求毎経路構成部が、前記
機種分割手段、前記輸送要求選択手段、前記移動体選択
手段、前記要求順序決定手段、及び前記機種合併手段を
複数組有して前記分類済要求毎輸送計画を出力するとと
もに、前記輸送要求選択手段、前記移動体選択手段、及
び前記要求順序決定手段を機種毎に有して前記機種毎輸
送計画を出力するので、機種の輸送能力の考慮を行った
上で、輸送元が異なる複数種の移動体を持っていたとき
の効率的な輸送計画を作成することができるという効果
を奏する。
【0087】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、以上説明したとおり、さらに、前記要求毎統合手段
から出力された全体輸送計画を格納するとともに、前記
分類済要求毎経路構成部へ前記格納した全体輸送計画を
出力する計画案ファイルを備えたので、あらかじめ作成
されている輸送計画を修正することによって、新たな輸
送計画を作成でき、すでに実行中の輸送計画を考慮した
輸送計画を作成することができ、また、最初から輸送計
画をつくり直すよりも短時間で、輸送計画を作成するこ
とができるという効果を奏する。
【0088】また、この発明に係る輸送計画作成装置
は、以上説明したとおり、前記分類済要求毎経路構成部
が、前記計画案ファイルに格納されている輸送計画を修
正することにより新たな輸送計画を作成するので、すで
に実行中の輸送計画を考慮した輸送計画を作成すること
ができ、また、最初から輸送計画をつくり直すよりも短
時間で、輸送計画を作成することができるという効果を
奏する。
【0089】さらに、この発明に係る輸送計画作成装置
は、以上説明したとおり、前記分類済要求毎経路構成部
が、前記分類済要求及び前記輸送能力情報に基づき選択
輸送要求及び選択移動体を出力する最小機数移動体・要
求割当手段と、前記選択輸送要求及び前記選択移動体に
基づき分類済要求毎輸送計画を出力する要求順序決定手
段とを有するので、輸送に必要な機数を最小にする輸送
計画を作成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る輸送計画作成
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る人員・貨物等
輸送要求の例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る移動体毎輸送
要求の例を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る分類済要求の
例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る輸送能力の例
を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る分類済要求毎
輸送計画の例を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る輸送計画作成
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係る輸送要求を行
うためにかかる時間の例を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に係る拠点−分類済
要求割当行列の例を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2に係る拠点−分類
済要求割当の例を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態3に係る輸送計画作
成装置の構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態3に係る分類済要求
の例を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態3に係る機種毎要求
割当の例を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態4に係る輸送計画作
成装置の構成を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態4に係る修正された
輸送計画の例を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態5に係る輸送計画作
成装置の分類済要求毎経路構成部の構成を示すブロック
図である。
【図17】 従来の輸送計画作成装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図18】 従来の輸送要求の例を示す図である。
【図19】 輸送先の位置関係の例を示す図である。
【図20】 分類輸送先の例を示す図である。
【図21】 移動時間の例を示す図である。
【図22】 従来の輸送計画の例を示す図である。
【符号の説明】
1 移動体数決定手段、2 要求分類手段、3 輸送能
力ファイル、4、4A、4B、4C 分類済要求毎経路
構成部、5 要求毎統合手段、6 計画案ファイル、4
1 輸送要求選択手段、42 移動体選択手段、43
要求順序決定手段、44 拠点対要求割当部、45 拠
点毎計画統合手段、46 機種分割手段、47 機種合
併手段、48 最小機数移動体・要求割当手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田川 雄一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 神部 賢一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した輸送要求に基づき移動体毎輸送
    要求を出力する移動体数決定手段と、 前記移動体毎輸送要求に基づき分類済要求を出力する要
    求分類手段と、 輸送能力情報を格納する輸送能力ファイルと、 前記分類済要求及び前記輸送能力情報に基づき分類済要
    求毎輸送計画を出力する分類済要求毎経路構成部と、 前記分類済要求毎輸送計画に基づき全体輸送計画を出力
    する要求毎統合手段とを備えたことを特徴とする輸送計
    画作成装置。
  2. 【請求項2】 前記分類済要求毎経路構成部は、 前記分類済要求及び前記輸送能力情報に基づき選択輸送
    要求を出力する輸送要求選択手段と、 前記選択輸送要求及び前記輸送能力情報に基づき選択移
    動体を出力する移動体選択手段と、 前記選択輸送要求及び前記選択移動体に基づき分類済要
    求毎輸送計画を出力する要求順序決定手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の輸送計画作成装置。
  3. 【請求項3】 前記要求分類手段は、前記移動体毎輸送
    要求の期日に基づき前記期日毎の複数の分類済要求を出
    力し、 前記分類済要求毎経路構成部は、前記輸送要求選択手
    段、前記移動体選択手段、及び前記要求順序決定手段を
    複数組有して前記分類済要求毎輸送計画を出力すること
    を特徴とする請求項2記載の輸送計画作成装置。
  4. 【請求項4】 前記分類済要求毎経路構成部は、 前記分類済要求に基づき拠点−分類済要求割当を作成し
    て出力する拠点対要求割当部と、 前記拠点−分類済要求割当及び前記輸送能力情報に基づ
    き選択輸送要求を出力する輸送要求選択手段と、 前記選択輸送要求及び前記輸送能力情報に基づき選択移
    動体を出力する移動体選択手段と、 前記選択輸送要求及び前記選択移動体に基づき拠点毎輸
    送計画を出力する要求順序決定手段と、 前記拠点毎輸送計画に基づき分類済要求毎輸送計画を出
    力する拠点毎計画統合手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載の輸送計画作成装置。
  5. 【請求項5】 前記要求分類手段は、前記移動体毎輸送
    要求の期日に基づき前記期日毎の複数の分類済要求を出
    力し、 前記分類済要求毎経路構成部は、前記拠点対要求割当
    部、前記輸送要求選択手段、前記移動体選択手段、前記
    要求順序決定手段、及び前記拠点毎計画統合手段を複数
    組有して前記分類済要求毎輸送計画を出力するととも
    に、前記輸送要求選択手段、前記移動体選択手段、及び
    前記要求順序決定手段を拠点毎に有して前記拠点毎輸送
    計画を出力することを特徴とする請求項4記載の輸送計
    画作成装置。
  6. 【請求項6】 前記分類済要求毎経路構成部は、 前記分類済要求に基づき機種毎要求割当を作成して出力
    する機種分割手段と、 前記機種毎要求割当及び前記輸送能力情報に基づき選択
    輸送要求を出力する輸送要求選択手段と、 前記選択輸送要求及び前記輸送能力情報に基づき選択移
    動体を出力する移動体選択手段と、 前記選択輸送要求及び前記選択移動体に基づき機種毎輸
    送計画を出力する要求順序決定手段と、 前記機種毎輸送計画に基づき分類済要求毎輸送計画を出
    力する機種合併手段とを有することを特徴とする請求項
    1記載の輸送計画作成装置。
  7. 【請求項7】 前記要求分類手段は、前記移動体毎輸送
    要求の期日に基づき前記期日毎の複数の分類済要求を出
    力し、 前記分類済要求毎経路構成部は、前記機種分割手段、前
    記輸送要求選択手段、前記移動体選択手段、前記要求順
    序決定手段、及び前記機種合併手段を複数組有して前記
    分類済要求毎輸送計画を出力するとともに、前記輸送要
    求選択手段、前記移動体選択手段、及び前記要求順序決
    定手段を機種毎に有して前記機種毎輸送計画を出力する
    ことを特徴とする請求項6記載の輸送計画作成装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記要求毎統合手段から出力さ
    れた全体輸送計画を格納するとともに、前記分類済要求
    毎経路構成部へ前記格納した全体輸送計画を出力する計
    画案ファイルを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    輸送計画作成装置。
  9. 【請求項9】 前記分類済要求毎経路構成部は、前記計
    画案ファイルに格納されている輸送計画を修正すること
    により新たな輸送計画を作成することを特徴とする請求
    項8記載の輸送計画作成装置。
  10. 【請求項10】 前記分類済要求毎経路構成部は、 前記分類済要求及び前記輸送能力情報に基づき選択輸送
    要求及び選択移動体を出力する最小機数移動体・要求割
    当手段と、 前記選択輸送要求及び前記選択移動体に基づき分類済要
    求毎輸送計画を出力する要求順序決定手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の輸送計画作成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002005156A1 (fr) * 2000-07-06 2002-01-17 Nissho Iwai Corporation Dispositif d'ajustement des opérations
WO2016143037A1 (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 株式会社日立製作所 ロジスティクス計画生成方法およびシステム
WO2019026608A1 (ja) * 2017-08-04 2019-02-07 オムロン株式会社 シミュレーション装置、制御装置、及びシミュレーションプログラム

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