JPH1153310A - データ送信装置及びデータ送信方法 - Google Patents

データ送信装置及びデータ送信方法

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JPH1153310A
JPH1153310A JP9206175A JP20617597A JPH1153310A JP H1153310 A JPH1153310 A JP H1153310A JP 9206175 A JP9206175 A JP 9206175A JP 20617597 A JP20617597 A JP 20617597A JP H1153310 A JPH1153310 A JP H1153310A
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JP
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data
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computer
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JP9206175A
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English (en)
Inventor
Kiyousuke Nomura
享右 野村
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの利用適格を有していないコンピュー
タにデータを送信してしまうことを、確実にかつ手間の
面で有利に防止し、データの作成者の利益を保護するの
に好適なデータ送信装置およびデータ送信方法を提供す
る。 【解決手段】 送信元コンピュータでは、いずれかのコ
ンピュータから送信要求があったときに、その送信要求
のあったコンピュータに要求データを送信し、送信要求
のあったコンピュータから要求データに対応する所定の
応答データを受信したときに、送信要求のあったコンピ
ュータに送信要求に該当するデータを送信し、送信要求
のあったコンピュータから所定の応答データを受信しな
いときに、送信要求のあったコンピュータにダミーデー
タを送信し、データの利用適格を有しているコンピュー
タでは、送信元コンピュータから要求データを受信した
ときに、送信元コンピュータに所定の応答データを送信
するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、送信元コンピュ
ータにデータの送信要求があったときに、送信要求に該
当するデータを送信要求のあったコンピュータに送信す
るデータ送信装置およびデータ送信方法に係り、特に、
データの利用適格を有していないコンピュータにデータ
を送信するのを防止するのに好適なデータ送信装置およ
びデータ送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信データの盗聴、改ざんなどの
不正アクセスから通信データを保護する技術として、通
信暗号化技術がある。これには、暗号化/復号化ソフト
を利用してデータを暗号化/復号化するものがあって、
例えば、次のようにしてデータの送受信を行う。
【0003】まず、いずれかのコンピュータにおいて、
送信元コンピュータに保有されているデータの作成者か
らそのデータの利用を許諾された許諾者は、送信元コン
ピュータに対して所望するデータの送信要求を発する。
送信元コンピュータでは、データの送信要求があると、
暗号化ソフトによって、送信要求に該当するデータが暗
号化され、送信要求のあったコンピュータに送信され
る。このとき、送信要求に該当するデータは、所定の暗
号キーで暗号化される。
【0004】そして、送信要求を発したコンピュータに
おいて、許諾者は、復号化ソフトを利用して、受信した
暗号化データを復号化する。このとき、受信した暗号化
データは、許諾者が入力する復号キーで復号化される
が、暗号化データの暗号キーと所定の関係を有している
復号化するための復号キーが入力されたときにのみ正常
に復号化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記通信
暗号化技術は、通信過程におけるデータの機密を保護す
るのには有効である。しかしながら、送信要求を発した
コンピュータが、暗号化データの利用適格を有している
か否かまでは、確認することができなかった。このた
め、送信元コンピュータは、データの利用適格を有して
いないコンピュータに対してまでも、その送信要求に対
してデータを送信してしまう。送信されるデータは、暗
号化されているとはいえ、データの利用適格を有してい
ないコンピュータにまで送信されれば、暗号化データを
受信した第三者によって、その暗号化データが解読され
るおそれがある。
【0006】通常、暗号化されるようなデータは、機密
度が極めて高いものであるため、第三者によって解読さ
れたりすると、データの作成者は、著しい損害を被る危
険性にさらされる。
【0007】そこで、送信元コンピュータで、送信要求
に該当するデータを送信しようとするときには、送信要
求のあったコンピュータがそのデータの利用適格を有し
ているか否かを確認するために、例えば、ユーザIDや
パスワードの入力を求めるようにする。そして、送信要
求のあったコンピュータで入力されたユーザIDやパス
ワードがあらかじめ登録されているものと一致したとき
に、送信要求に該当するデータを送信するという方法が
考えられる。
【0008】しかしながら、このような方法であって
も、通常、ユーザIDやパスワードなどは、利用者(デ
ータの利用適格を有する者)がさほど頻繁に変更しない
ことから、入力されたユーザIDやパスワードが送信元
コンピュータに送信される過程で第三者に盗聴された場
合には、これがその第三者によって利用される恐れがあ
る。だからといって、ユーザIDやパスワードを頻繁に
変更するようにしてしまえば、変更するたびに送信元コ
ンピュータおよび送信要求を発するコンピュータで新規
のユーザIDやパスワードを登録しなおさなければなら
ないという手間がかかってしまう。
【0009】そこで、本発明は、このような従来の問題
を解決することを課題としており、データの利用適格を
有していないコンピュータにデータを送信してしまうこ
とを、確実にかつ手間の面で有利に防止し、データの作
成者の利益を保護するのに好適なデータ送信装置および
データ送信方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載のデータ送信装置は、い
ずれかのコンピュータからデータの送信要求があったと
きにその送信要求のあったコンピュータに所定の応答を
要求するための要求データを送信する要求データ送信処
理と、前記送信要求のあったコンピュータから前記要求
データに対応する所定の応答データを受信したときに送
信要求に該当するデータを前記送信要求のあったコンピ
ュータに送信するデータ送信処理と、前記送信要求のあ
ったコンピュータから前記所定の応答データを受信しな
いときに前記送信要求に該当するデータとは異なるダミ
ーデータを前記送信要求のあったコンピュータに送信す
るダミーデータ送信処理と、を送信元コンピュータで実
行するようになっており、前記送信元コンピュータから
前記要求データを受信したときに前記所定の応答データ
を前記送信元コンピュータに送信する応答データ送信処
理を、データの利用適格を有しているコンピュータに実
行させるようになっている。
【0011】このような構成であれば、いずれかのコン
ピュータからデータの送信要求があったときに、送信元
コンピュータでは、送信要求のあったコンピュータがデ
ータの利用適格を有しているか否かを確認するために、
要求データ送信処理により、要求データが送信要求のあ
ったコンピュータに送信される。
【0012】そして、送信要求を発したコンピュータが
送信要求に該当するデータの利用適格を有しているとき
には、その送信要求を発したコンピュータでは、応答デ
ータ送信処理が実行させられるようになっているので、
送信元コンピュータから要求データが受信されると、応
答データ送信処理により、要求データに対応する応答デ
ータが送信元コンピュータに送信される。送信元コンピ
ュータでは、要求データに対応する応答データが受信さ
れるので、データ送信処理により、送信要求に該当する
データが送信要求のあったコンピュータに送信される。
【0013】ところが、送信要求を発したコンピュータ
が送信要求に該当するデータの利用適格を有していない
ときには、送信要求を発したコンピュータでは、送信元
コンピュータから要求データが受信されても、これに対
して応答データが送信元コンピュータに送信されない。
送信元コンピュータでは、応答データが受信されないの
で、ダミーデータ送信処理により、ダミーデータが送信
要求のあったコンピュータに送信される。
【0014】すなわち、送信元コンピュータでは、保有
しているデータのうち送信要求に該当するデータを送信
する前に、送信要求のあったコンピュータがデータの利
用適格を有しているか否かが判定されるので、データの
利用適格を有しているコンピュータにのみ、送信要求に
該当するデータが送信される。これに対して、データの
利用適格を有していないコンピュータには、ダミーデー
タが送信される。
【0015】この場合において、ダミーデータは、デー
タの利用適格を有していないコンピュータに対して、あ
たかも送信要求に該当するデータであるかのように見せ
かけるために送信するものである。このようにダミーデ
ータを送信するようにすれば、データの利用適格を有し
ていないコンピュータでは、送信要求に該当するデータ
を受信したものと誤認する可能性が高いため、さほど知
識のない第三者に対しては不正にデータを取得しようと
する行為をある程度抑制することができる。また、送信
元コンピュータで所定の応答データでないと認められる
と、ダミーデータが送信されるようになっているので、
試行錯誤を繰り返してデータを取得しようとするには、
膨大な時間が必要となる。このため、知識のある第三者
に対しても、不正にデータを取得しようとする行為をあ
る程度抑制することができる。
【0016】この請求項1記載の発明において、要求デ
ータに対応する所定の応答データとは、例えば、要求デ
ータに対して所定の演算を施したデータであるとか、要
求データの値に応じてあらかじめ設定された対応表から
特定されるデータであるとかが挙げられ、さらにこれら
データに、送信要求を発したコンピュータのIPアドレ
スや、送信要求を発した者のユーザIDなどのデータを
付加したものも考えられる。
【0017】さらに、本発明に係る請求項2記載のデー
タ送信装置は、請求項1記載のデータ送信装置におい
て、前記ダミーデータは、前記送信要求に該当するデー
タと同等またはそれ以上のデータサイズからなってい
る。
【0018】このような構成であれば、送信要求を発し
たコンピュータがデータの利用適格を有していないとき
には、送信元コンピュータでは、ダミーデータ送信処理
により、送信要求に該当するデータと同等またはそれ以
上のデータサイズからなるダミーデータが送信要求のあ
ったコンピュータに送信される。
【0019】一方、本発明に係る請求項3記載のデータ
送信方法は、送信元コンピュータから送信される要求デ
ータを入力として所定の応答データを生成し、それを前
記送信元コンピュータに送信する処理を、データの利用
適格を有しているコンピュータにあらかじめ実行させる
ようにしておき、いずれかのコンピュータからデータの
送信要求があったときに、その送信要求のあったコンピ
ュータに前記要求データを送信し、前記送信要求のあっ
たコンピュータから前記所定の応答データを受信したと
きに、送信要求に該当するデータを前記送信要求のあっ
たコンピュータに送信し、前記送信要求のあったコンピ
ュータから前記所定の応答データを受信しないときに、
前記送信要求に該当するデータとは異なるダミーデータ
を前記送信要求のあったコンピュータに送信する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るデータ
送信装置およびデータ送信方法による実施の形態を示す
ブロック図である。
【0021】この実施の形態は、本発明に係るデータ送
信装置およびデータ送信方法を、図1に示すように、デ
ータを保有している送信元コンピュータ1が送信先コン
ピュータ2a,2bからデータの送信要求を受けたとき
に、送信先コンピュータ2a,2bがデータの利用適格
を有しているか否かを確認することによって、データの
利用適格を有していない送信先コンピュータにデータを
送信してしまうことを防止するのに適用したものであ
る。
【0022】図中、送信要求に応じて保有しているデー
タを送信する送信元コンピュータ1と、送信元コンピュ
ータ1にデータの送信要求を発する送信先コンピュータ
2a,2bとは、データを伝送するためのデータ伝送路
3で接続されている。
【0023】送信元コンピュータ1および送信先コンピ
ュータ2a,2bは、図2に示すように、同一機能を有
して構成されており、演算およびシステム全体を制御す
る演算処理装置4と、データの読み出しおよび書き込み
が可能な主記憶装置5および補助記憶装置6と、外部か
らのデータ入力が可能なヒューマンインターフェースと
してのキーボード7と、データ伝送路3およびキーボー
ド7とのデータの入出力を行うインターフェース部8
と、で構成されており、演算処理装置4、主記憶装置
5、補助記憶装置6およびインターフェース部8は、デ
ータを伝送するための信号線であるバスで相互に接続さ
れている。
【0024】主記憶装置5は、所定領域にあらかじめ演
算処理装置4の制御プログラム等を格納しているROM
と、ROMまたは補助記憶装置6から読み込んだデータ
や演算処理装置4の演算過程で必要な演算結果を格納す
るRAMと、で構成されている。
【0025】補助記憶装置6は、FDDまたはHDD等
の不揮発性記憶媒体からなり、送信しようとするデータ
または受信したデータを格納するように構成されてい
る。送信元コンピュータ1の演算処理装置4は、マイク
ロプロセッシングユニットMPU等からなり、送信先コ
ンピュータ2a,2bからのアクセスに応じて、主記憶
装置5のROMの所定領域に格納されている所定のプロ
グラムを起動させ、補助記憶装置5に格納されている送
信可能なデータを、選択可能に提示するようになってい
るとともに、送信先コンピュータ2a,2bから提示し
たデータの送信要求を受信するのに応じて、図3のフロ
ーチャートに示す処理を実行するように構成されてい
る。
【0026】ここで、送信元コンピュータ1の演算処理
装置4において、送信先コンピュータ2a,2bからデ
ータの送信要求を受信するのに応じて実行される処理
は、次のように構成されている。
【0027】まず、図中、ステップS1では、送信要求
のあった送信先コンピュータに所定の応答を要求するた
めの要求データを送信し、ステップS2に移行して、送
信要求のあった送信先コンピュータから所定時間内に応
答データを受信したか否かを判定し、所定時間内に応答
データを受信したと判定されたときには、ステップS3
に移行するようになっている。
【0028】ステップS3では、図5に示すように、あ
らかじめ設定した要求データと応答データとの対応テー
ブルを参照して、受信した応答データが送信した要求デ
ータに対応する所定の応答データと一致しているか否か
を判定し、所定の応答データと一致していると判定され
たときには、ステップS4に移行して、送信要求に該当
するデータを送信要求のあった送信先コンピュータの公
開鍵で暗号化し、ステップS5に移行して、送信要求の
あった送信先コンピュータに暗号化した送信要求に該当
するデータを送信し、一連の処理を終了するようになっ
ている。
【0029】一方、ステップS2で、所定時間内に応答
データを受信しないと判定されたときには、一連の処理
を終了するようになっている。また一方、ステップS3
で、受信した応答データが所定の応答データと一致しな
いと判定されたときには、ステップS6に移行して、送
信要求に該当するデータと同一のデータサイズで、か
つ、乱数データからなるダミーデータを生成し、ステッ
プS7に移行して、生成したダミーデータを送信要求の
あった送信先コンピュータに送信し、一連の処理を終了
するようになっている。
【0030】送信先コンピュータ2aの演算処理装置4
は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からな
り、送信元コンピュータ1から提示されたデータのうち
所望するデータをダウンロードしようとするときには、
主記憶装置5のROMの所定領域に格納されている所定
のプログラムを起動させ、図4のフローチャートに示す
処理を実行するように構成されている。
【0031】ここで、送信先コンピュータ2aの演算処
理装置4において、送信元コンピュータ1から提示され
たデータのうち所望するデータをダウンロードしようと
するときに実行される処理は、次のように構成されてい
る。
【0032】まず、図中、ステップS11では、送信元
コンピュータ1から提示されたデータのうち所望するデ
ータの送信要求を送信し、ステップS12に移行して、
送信元コンピュータ1から所定時間内に要求データを受
信したか否かを判定し、所定時間内に要求データを受信
したと判定されたときには、ステップS13に移行し
て、そうでないと判定されたときには、ステップS11
に移行するようになっている。
【0033】ステップS13では、図5に示すように、
あらかじめ送信先コンピュータ1と共通に設定した要求
データと応答データとの対応テーブルを参照して、受信
した要求データに対応する所定の応答データを送信元コ
ンピュータ1に送信し、ステップS14に移行して、送
信コンピュータ1から所定時間内に送信要求に該当する
データを受信したか否かを判定し、所定時間内に送信要
求に該当するデータを受信したと判定されたときには、
ステップS15に移行して、受信した送信要求に該当す
るデータを自己の秘密鍵で復号化し、一連の処理を終了
するようになっている。
【0034】一方、ステップS14で、所定時間内に送
信要求に該当するデータを受信しないと判定されたとき
には、ステップS13に移行するようになっている。次
に、上記実施の形態の動作を図面を参照しながら説明す
る。図6は、送信元コンピュータ1に保有されているデ
ータの利用適格を有している送信先コンピュータ2aが
データをダウンロードする場合と、データの利用適格を
有していない送信先コンピュータ2bがデータをダウン
ロードする場合とにおける各データの送受信の状態を示
す図である。
【0035】始めに、データの利用適格を有している送
信先コンピュータ2aが、送信元コンピュータ1に保有
されているデータのうち所望するデータをダウンロード
しようとする場合について説明する。
【0036】まず、送信先コンピュータ2aがデータを
ダウンロードしようとして送信元コンピュータ1にアク
セスするものとすると、送信元コンピュータ1では、補
助記憶装置5に格納されている送信可能なデータが送信
先コンピュータ2aに対して提示される。
【0037】このとき、送信先コンピュータ2aが提示
されたデータのうち所望するデータ(例えば、
“D1 ”)の送信要求を送信元コンピュータ1に送信す
るものとすると(図6中)、送信元コンピュータ1で
は、送信要求を受信して図5の対応テーブルに登録され
ている要求データのうち任意の要求データ(例えば、図
5中“A”)が送信先コンピュータ2aに送信される
(図6中)。
【0038】次いで、送信先コンピュータ2aでは、要
求データ“A”を受信すると、図5の対応テーブルが参
照され、要求データ“A”に対応する所定の応答データ
“x 1 ”が送信元コンピュータ1に送信される(図6中
)。送信元コンピュータ1では、図5の対応テーブル
が参照され、受信した応答データ“x1 ”が送信した要
求データ“A”に対応する所定の応答データ“x1 ”と
一致すると判定されるので、送信要求に該当するデータ
“D1 ”が送信先コンピュータ2aの公開鍵で暗号化さ
れ、暗号化されたデータ送信要求に該当するデータ“D
1 ”が送信先コンピュータ2aに送信される(図6中
)。
【0039】そして、送信先コンピュータ2aでは、暗
号化されたデータ送信要求に該当するデータ“D1 ”が
自己の秘密鍵で復号化される。なお、送信先コンピュー
タ2aで、所望するデータの送信要求を送信したにもか
かわらず、送信元コンピュータ1から要求データを受信
できないときには、要求データを受信するまで、データ
の送信要求が送信元コンピュータ1に送信される。ま
た、送信先コンピュータ2aで、受信した要求データに
対応する所定の応答データを送信したにもかかわらず、
送信元コンピュータ1から送信要求に該当するデータを
受信できないときには、送信要求に該当するデータを受
信するまで、受信した要求データに対応する所定の応答
データが送信元コンピュータ1に送信される。
【0040】その次に、データの利用適格を有していな
い送信先コンピュータ2bが、送信元コンピュータ1に
保有されているデータのうち所望するデータをダウンロ
ードしようとする場合について説明する。
【0041】まず、送信先コンピュータ2bがデータを
ダウンロードしようとして送信元コンピュータ1にアク
セスするものとすると、送信元コンピュータ1では、補
助記憶装置5に格納されている送信可能なデータが送信
先コンピュータ2bに対して提示される。
【0042】このとき、送信先コンピュータ2bが提示
されたデータのうち所望するデータ(例えば、
“D2 ”)の送信要求を送信元コンピュータ1に送信す
る(図6中)ものとすると、送信元コンピュータ1で
は、送信要求を受信して図5の対応テーブルに登録され
ている要求データのうち任意の要求データ(例えば、図
5中“C”)が送信先コンピュータ2bに送信される
(図6中)。
【0043】次いで、送信先コンピュータ2bでは、要
求データ“C”を受信するが、これに対応するための処
理が実行されないので、いかなる応答データも送信元コ
ンピュータ1に送信されない。そうすると、送信元コン
ピュータ1では、所定時間内に応答データを受信しない
と判定されるので、送信先コンピュータ2aにいかなる
データも送信されない。
【0044】なお、仮に、送信先コンピュータ2bが要
求データ“C”を受信したときに、これに対して適当な
応答データ(所定の応答データでないデータ)を送信す
るものとすると、送信元コンピュータ1では、図5の対
応テーブルが参照され、受信した応答データが送信した
要求データ“C”に対応する応答データ“y1 ”と一致
しないと判定されるので、ダミーデータが送信先コンピ
ュータ2bに送信される(図6中)。
【0045】このようにして、送信元コンピュータ1で
は、送信先コンピュータ2aからデータの送信要求があ
ったときに、送信先コンピュータ2aに要求データを送
信し、送信先コンピュータ2aから要求データに対応す
る所定の応答データを受信したときにのみ、送信要求に
該当するデータを送信先コンピュータ2aに送信し、送
信先コンピュータ2aでは、送信元コンピュータ1から
要求データを受信したときに、所定の応答データを送信
元コンピュータ1に送信するようにしたから、データの
利用適格を有していない送信先コンピュータ2bにデー
タを送信してしまう可能性を、従来に比して確実に、か
つ、手間の面で有利に低減することができ、もってデー
タの作成者の利益を有効に保護することができる。
【0046】特に、送信元コンピュータ1では、送信先
コンピュータ2bから所定の応答データを受信しないと
きに、ダミーデータを送信先コンピュータ2bに送信す
るようにしたから、第三者が不正にデータを取得しよう
とする行為をある程度抑制することができる。
【0047】また、ダミーデータを送信要求に該当する
データと同一のデータサイズで構成するようにしたか
ら、データの利用適格を有していない送信先コンピュー
タ2bに対して、ダミーデータを送信要求に該当するデ
ータであるものと誤認させ、受信に要する時間を浪費さ
せることができ、第三者が不正にデータを取得しようと
する行為をより抑制することができる。
【0048】なお、上記実施の形態においては、送信元
コンピュータ1で、所定時間内に応答データを受信しな
いと判定したときには、送信要求のあった送信先コンピ
ュータにいかなるデータも送信しないように構成した
が、これに代えて、送信要求のあった送信先コンピュー
タにダミーデータを送信するように構成してもよい。
【0049】また、上記実施の形態においては、ダミー
データを送信要求に該当するデータと同一のデータサイ
ズで構成したが、これに限らず、送信要求に該当するデ
ータと同等またはそれ以上のデータサイズで構成しても
よい。
【0050】さらに、上記実施の形態においては、送信
元コンピュータ1で、送信した要求データに対応する応
答データを受信したか否かを、図5の対応テーブルを参
照することにより判定するように構成したが、これに限
らず、例えば、送信先コンピュータ2aで、受信した要
求データを自己の秘密鍵で暗号化して送信し、送信元コ
ンピュータ1で、受信した応答データを送信先コンピュ
ータ2aの公開鍵で正常に復号化できたときに、所定の
応答データを受信したと判定するように構成してもよ
い。
【0051】さらに、上記実施の形態において、図3お
よび図4のフローチャートに示す処理を実行するにあた
ってはいずれも、主記憶装置5のROMにあらかじめ格
納されているプログラムを実行する場合について説明し
たが、これに限らず、これらの手順を示したプログラム
が記録された記録媒体から、そのプログラムを主記憶装
置5のRAMに読み込んで実行するようにしてもよい。
【0052】ここで、記録媒体とは、RAM、ROM、
FD、コンパクトディスク、ハードディスク、光磁気デ
ィスクまたは紙等の記録媒体であって、電子的、磁気
的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コ
ンピュータで読み取り可能な記録媒体であれば、あらゆ
る記録媒体を含むものである。
【0053】さらに、上記実施の形態において、図3お
よび図4のフローチャートに示す処理はいずれも、ソフ
トウェアで構成した場合について説明したが、これに代
えて、比較回路、演算回路、論理回路等の電子回路を組
み合わせるように構成してもよい。
【0054】上記実施の形態において、ステップS1
は、請求項1記載の要求データ送信処理に対応し、ステ
ップS2からS5までは、請求項1記載のデータ送信処
理に対応し、ステップS2、S6およびS7、または、
ステップS2、S3、S6およびS7は、請求項1記載
のダミーデータ送信処理に対応し、ステップS12およ
びS13は、請求項1記載の応答データ送信処理に対応
している。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデー
タ送信装置およびデータ送信方法によれば、データの利
用適格を有していないコンピュータにデータを送信して
しまう可能性を、従来に比して確実に、かつ、手間の面
で有利に低減することができ、もってデータの作成者の
利益を有効に保護することができるという効果が得られ
る。さらには、送信元コンピュータで、所定の応答デー
タを受信しないときには、ダミーデータを送信するよう
にしたから、第三者が不正にデータを取得しようとする
行為をある程度抑制することができるという効果が得ら
れる。
【0056】また、本発明に係る請求項2記載のデータ
送信装置によれば、データの利用適格を有していないコ
ンピュータに対して、ダミーデータを送信要求に該当す
るデータであるものと誤認させ、受信に要する時間を浪
費させることができるから、第三者が不正にデータを取
得しようとする行為をより抑制することができるという
効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における送信元コンピュータおよび送信先
コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図3】送信元コンピュータで実行される処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】データの利用適格を有している送信先コンピュ
ータで実行される処理を示すフローチャートである。
【図5】要求データに対応する所定の応答データを登録
した対応テーブルを示す図である。
【図6】送信元コンピュータおよび送信先コンピュータ
間におけるデータの送受信の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 送信元コンピュータ 2a,2b 送信先コンピュータ 3 データ伝送路 4 演算処理装置 5 主記憶装置 6 補助記憶装置 7 キーボード 8 インターフェース部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 いずれかのコンピュータからデータの送
    信要求があったときにその送信要求のあったコンピュー
    タに所定の応答を要求するための要求データを送信する
    要求データ送信処理と、前記送信要求のあったコンピュ
    ータから前記要求データに対応する所定の応答データを
    受信したときに送信要求に該当するデータを前記送信要
    求のあったコンピュータに送信するデータ送信処理と、
    前記送信要求のあったコンピュータから前記所定の応答
    データを受信しないときに前記送信要求に該当するデー
    タとは異なるダミーデータを前記送信要求のあったコン
    ピュータに送信するダミーデータ送信処理と、を送信元
    コンピュータで実行するようになっており、 前記送信元コンピュータから前記要求データを受信した
    ときに前記所定の応答データを前記送信元コンピュータ
    に送信する応答データ送信処理を、データの利用適格を
    有しているコンピュータに実行させるようになっている
    ことを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 前記ダミーデータは、前記送信要求に該
    当するデータと同等又はそれ以上のデータサイズからな
    っていることを特徴とする請求項1記載のデータ送信装
    置。
  3. 【請求項3】 送信元コンピュータから送信される要求
    データを入力として所定の応答データを生成し、それを
    前記送信元コンピュータに送信する処理を、データの利
    用適格を有しているコンピュータに予め実行させるよう
    にしておき、 いずれかのコンピュータからデータの送信要求があった
    ときに、その送信要求のあったコンピュータに前記要求
    データを送信し、前記送信要求のあったコンピュータか
    ら前記所定の応答データを受信したときに、送信要求に
    該当するデータを前記送信要求のあったコンピュータに
    送信し、前記送信要求のあったコンピュータから前記所
    定の応答データを受信しないときに、前記送信要求に該
    当するデータとは異なるダミーデータを前記送信要求の
    あったコンピュータに送信することを特徴とするデータ
    送信方法。
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