【発明の詳細な説明】
安定な高ＳＰＦファンデーション
発明の分野
本発明は安定な高いＳＰＦ（Sun Protection Factor）値のファンデーション
、およびその製造法に関する。
発明の背景
皮膚化粧品の大きな目的の１つは外面の、特に顔の外観を改善することにある
。典型的には、ファンデーションはその気付いた欠点をマスクする又は特徴を高
めるために使用される、ファンデーションは典型的には、他の着色化粧品を塗布
する前に、塗布されるので、メイキャップの全体の外観を改善する適用範囲（co
verage）及び色の均一なベースを与える。ファンデーションを選ぶときに、消費
者が考慮する特徴はつぎの３つの一般的な範囲に属する：外観（又は塗布中或い
は除去後の外観）、感触（例えば、塗布の容易さ及び仕上げ領域の感触）、およ
び着用性（耐水性、耐油性、耐研磨性など）。このようなファンデーションは一
般に液状、半液状又はクリーム懸濁液、エマルジョン、ゲル、並びに圧縮粉或い
は、無水油及びワックス組成物の形態で利用される。
最近、シリコーン油の開発により、油中水型タイプのファンデーションに集中
されている。
水性相中に水相溶性の膜成形性重合体及び可塑化溶媒を含有する、膜成形性油
中水型エマルジョンファンデーションは、ＰＣＴ特許出願番号US 96/4302（Cant
er,Barforld and Hofrichter）に開示されている。
紫外線から皮膚を保護するために、酸化チタンが紫外線反射剤として通常使用
される。しかしながら、大きな粒度の酸化チタンは皮膚に対して望ましくない高
い適用範囲を生ずる。
超微細粒度二酸化チタンは、適当な適用範囲効果及び高いＳＰＦ値を有する化
粧品を得るために非常に有効であることが知られている。しかしながら、超微細
二酸化チタンを単にエマルジョンファンデーションと混合した場合は、超微細二
酸化チタンは凝集する。結果として、高い適用範囲効果及び低いＳＰＦ値を有す
るファンデーションしか得ることができない。また、ファンデーションが超微細
二酸化チタンを高レベルで含有する場合は、十分な塗布性及び塗布時の適当な感
触を得ることができない。
上記の問題を解決するために、分散剤を用いた超微細二酸化チタンの水分散液
又は油分散液が市場の化粧品に利用されている。超微細二酸化チタンの水分散液
又は油分散液を含有するファンデーションは、最小量の超微細二酸化チタンで、
適当な適用範囲及び良好なＳＰＦ値を得ることができる。不幸なことに、最近の
超微細二酸化チタンの水分散液又は油分散液を含有する油中水型ファンデーショ
ンは、下記のことを含むある種の欠点を有する：
（１）超微細二酸化チタンの油分散液を含有する油中水型ファンデーションは、
使用者にタイトな感じを生じさせる。このタイトな感じの感覚は、超微細二酸化
チタンがファンデーションの油相中に安定に分散されているが、エマルジョンの
相外にあることから生ずる。
（２）超微細二酸化チタンの水分散液を含有する油中水型ファンデーションは、
安定なエマルジョンのバランスを破壊するのみならず、超微細二酸化チタンを凝
集させる（凝集した二酸化チタンは安定に分散しているが）。この破壊及び凝集
は、超微細二酸化チタンの水分散液が親水性分散剤を含有するという事実による
ものである。しかしながら、超微細二酸化チタンの水分散液を含有するファンデ
ーションはタイトな感じを生じさせない。
ＰＣＴ特許公開番号 WO/94/15880(1994年7月21日公開；発明者Jorgensen)は、
表面が処理されている微細な顔料及びカルボン酸重合体を含有する着色水中油型
エマルジョンを開示している。日本特開平１−１８０８１９号（1989年7月18日
公開；発明者Kawai,Mouri及びOkuda）は、特定の狭い範囲の粒度を有する超微細
二酸化チタン及び水溶性高分子物質を含有する化粧品を開示している。Yasuhiro
Ohara 及び Shu Sakuyama のFragrance Journal，第12巻,14-16頁（1993）は水
溶性重合体が分散液の安定化のために使用することができることを開示してい
る。
しかしながら、超微細二酸化チタンの水分散液を含有する油中水型エマルジョ
ンファンデーションは、なお安定なエマルジョンのバランスを破壊し且つ超微細
二酸化チタンを凝集させる。従って、安定なエマルジョンのバランスを破壊せず
且つ超微細二酸化チタンを凝集させない、分散剤を含有する超微細二酸化チタン
の水分散液含有する安定な油中水型エマルジョンファンデーションの必要性があ
る。
発明の要約
本発明は安定な油中水型エマルジョンファンデーションに関するもので、水性
内部相が
ａ）ファンデーションの約０．１重量％〜約１０重量％の水溶性又は水分散性重
合体；
ｂ）ファンデーションの約０．５重量％〜約３０重量％の可塑化溶媒；および
ｃ）ファンデーションの約１重量％〜約３０重量％の超微細粒度二酸化チタン；
を含有するものである。水分散液はファンデーションの約０．２重量％〜約１８
重量％の超微細二酸化チタンおよび約０．００２重量％〜約７．２重量％のノニ
オン界面活性剤を含有する。
また、本発明は、
ａ）油溶性成分を混合して油混合物を得；
ｂ）水溶性成分及び水溶性又は油溶性重合体を混合して水性混合物を得；
ｃ）水性混合物及び油混合物を一緒に混合してエマルジョンを得；及び
ｄ）エマルジョン及び超微細二酸化チタン水分散液を一緒に混合し、その際水分
散液は超微細二酸化チタン及びノニオン界面活性剤を含有する；
工程を包含する安定な油中水型エマルジョンファンデーションの製造法に関する
。
発明の詳細な記載
特記しないかぎり、ここで特定される全ての量は重量パーセントである。
下記で使用されるように、用語“ファンデーション”は、ローション、クリー
ム、ゲル、ペーストなど、これらに限定されないが、を含む液状、半液状の皮膚
化粧品をいう。典型的には、ファンデーションは、皮膚、例えば顔の広い範囲に
使用されて特別の外観を与える。このような組成物は典型的には、油中水型エマ
ルジョンの形態である。
本発明のファンデーションは、エマルジョンの水性（内部）相中に、水溶性又
は水分散性重合体、可塑化溶媒及び超微細二酸化チタン水分散液を含有するもの
である。これは、化粧品の塗布中に、使用者の手及び指における重合体の不快な
ねばねばした感覚を最小にする。また、これは超微細粒度二酸化チタンに関連す
るタイトな感じも最小にする。水性相重合体と溶媒の組み合わせは、ファンデー
ションの作業性の拡充のための重合体の溶解性及び適当な蒸発速度を与え、塗布
の完了後まで粘稠さを感ずるのを延ばすように選択される。
超微細二酸化チタン以外の顔料は油中水型エマルジョンの油相中に存在し、フ
ァンデーションの初期の塗布中にむらのない適用範囲を与えることが好ましい。
このようなファンデーションは、安定なエマルジョンのバランスを破壊せず且
つ超微細二酸化チタンを凝集させない、超微細二酸化チタンの水分散液含有する
安定な油中水型エマルジョンファンデーションの必要性を満足させるものである
。
本発明のファンデーションの他の可能な利益は改良されたＳＰＦ値を有するこ
とである。
さらに本発明のファンデーションの他の可能な利益は、（ｉ）塗布中の適当な
感触及び外観（ii）塗布後の優れた着用性及び外観利益；（iii）他のファンデ
ーションに似たフレキシブルな軽い感触；及び（iv）石鹸及び水での容易な除去
である。Ａ．エマルジョン
油中水型エマルジョンは、疎水性又は“油”状の物質に分散された親水性又は
水性物質であると当業者には理解されている。従って、内部相又は分散相は水性
又は“水〃のような性質であり、これを“水性相”と呼ぶ。外部相又は連続相は
疎水性であり、これを“油相”と呼ぶ。
エマルジョンの水性相は水溶性又は水分散性重合体、可塑化溶媒及び水溶性添
加剤、例えば湿潤剤、電解質及び水のようなを含有する。好ましくは、水はファ
ンデーションの約６０重量％まで含有させることができる。好ましくは、水はフ
ァンデーションの約１０重量％〜約５０重量％含有させることができる。
油（外部）相は分岐パラフィン、炭化水素、エステル、エーテル、シリコーン
などを含有することができる。好ましくは、油相は揮発性物質からなり且つC.T.
F.A（The Cosmetic，Toiletry，and Fragrance Association）Cosmetic Ingredi
ent Handbook，第３版，Cosmetic and Fragrance Assn.,Inc.,Wasington D.C．
（1982））［その全体がここに参考として合体される］により定義されるような
“油”は含有しない。さらに好ましくは、油相はシリコーンを含有し、より好ま
しくは油相の約９０％までが揮発性シリコーン、非揮発性シリコーン及びそれら
の混合物である。さらに好ましくは、これらのシリコーンはシクロメチコーン、
ジメチコーン及びそれらの混合物から選択される。これらの物質は当該技術にお
いて知られており、しばしば商業的に入手可能である。従って、好ましい“油”
相の１つを考慮することができ、“シリコーン”相と定義され、かくしてファン
デーションはシリコーン中水型エマルジョンと定義される。
“シリコーン中水型”エマルジョンの態様においては、シリコーンは油相に使
用され、シリコーンは１つ以上の揮発性シリコーン、非揮発性シリコーン及びそ
れらの混合物を含有する。さらに、シリコーンはファンデーションの約１重量％
〜５０重量％の量で存在する。適当なシリコーンは環状及び線状揮発性ポリオル
ガノシロキサン（ここで使用するように“揮発性”とは周囲条件において測定可
能な蒸気圧を有する物質をいう）を包含する。種々の揮発性シリコーンの記述は
Toddらの“Volatile Silicone Fluids for Cosmetics”，91 Cosmetics and Toi
letries 27-32（1976）に見いだされる。好ましい揮発性シリコーンは環状及び
線状ポリジメチルシロキサンである。
好ましい揮発性線状シリコーンは一般に、２５℃で約５センチストーク未満の
粘度を有し、好ましい揮発性環状シリコーンは典型的には、約１０センチストー
ク未満の粘度を有する。本発明において有用な揮発性シリコーンのいくつかの例
としては：Dow Corningの344，345，244，245及び200シリコーン（Dow Corning
Corp.製造）；Silicone 7207及びＳilicone 7158（Union Carbide Corp．製造）
、SF1202（General Electric製造）Siloxane 5223（Wacker Siliconesから入手
可能）などがある。もちろん、他のものも利用され、当該技術において知られて
いる。
適当な非揮発性シリコーンは２５℃で約１０〜約2,000,000センチストーク、
より好ましくは約１０〜約50,000センチストーク、さらに好ましくは約５０〜約
５０００センチストークの平均粘度を有することが好ましい。もちろん、より高
い粘度の非揮発性シリコーンコンディショニング剤を使用することもできる。適
当な非揮発性シリコーン流体としては、例えばポリアルキルシロキサン、ポリア
リールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、アミノ官能置換基を有す
るポリシロキサンポリエーテルシロキサン共重合体及びそれらの混合物がある。
使用することができる好ましい非揮発性シロキサン流体としては、例えばポリジ
メチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン、ポリアルキルシロキサン及
びポリエーテルシロキサン共重合体などがある。これらのシロキサンは例えば、
Dow Corning Corp.からDow Corning 200系,Dow Croning DC-1248,Dow Croning D
C-593,556 Cosmetic Grade Fluid,Dow corning 2502として、又はGenearal Elec
tric CompanyからSF 1075メチルフェニル流体,SF1202などとして入手可能である
。適当なシリコーン流体を開示する参考文献は、米国特許第2,826,551号（1958
年3月11日発行:発明者Green）；米国特許第3,964,500号（1976年6月22日発行：
発明者Drakoff）；米国特許第4,364,837号（1982年12月21日発行：発明者Parder
）［これらはその全体がここに参考として合体される］がある。また、Petrarch
Systems Inc.,の“Silicone Compounds”1984は、適当なシリコーン流体の広範
な（排他的ではないが）リストを提供している。他の適当な好ましいシリコーン
はその全体がここに参考として合体される米国特許第5,143,722号（1992年9月1
日発行：発明者Hollenbergら）に開示されている。
油相は付加的に油溶性成分、例えば乳化剤、着色剤又は顔料、緩和剤、芳香剤
、ワックス、安定剤、分散剤などを含有することができる。Ｂ．水溶性又は水分散性重合体
本発明のファンデーション組成物に使用される水溶性又は水分散性重合体はエ
マルジョンの水性相と相溶性があり、そして単なる溶液中又は水中油型エマルジ
ョン中よりむしろ、油中水型エマルジョンの内部相に組み入れられる。該重合体
は水分散性又は水溶性であるが、架橋又は水膨潤性重合体ではない。該重合体は
皮膚と物理的に接着又は相互作用する薄い弾性膜を形成することができる。重合
体膜は、それが形成されたとき、水で除去可能、即ち水又は石鹸で容易に除去さ
れなければならない、ねばねばした感触を与えない重合体を使用することが好ま
しい。
水溶性又は水分散性重合体はエマルジョンの水性相中に配合される。重合体は
、好ましくは約室温から約体温までのガラス転移温度（Ｔｇ）を仕上がりファン
デーションに与えるように選択される。“ガラス転移温度”又は“Ｔｇ”とは、
可塑剤の不存在下で重合体が軟化又は脆性から可塑性へ転移する温度をいう。こ
れは塗布及び着用中に可撓性重合体を与える。Ｔｇが高すぎると、ファンデーシ
ョンは塗布には硬く、フレークであることができる。Ｔｇが低くすぎると、ファ
ンデーションは殆ど接着せず（そして恐らくより凝集性であり）且つ塗布の際に
ボールアップ（ball-up）しがちとなるであろう。
勿論、重合体自身のＴｇは変えることができる。仕上がりファンデーションを
適当なＴｇを与えるならば、例えば、約６０℃まで又はそれ以上のＴｇを有する
重合体が有用である。例えばポリビニルピロリドンは９０℃より高いＴｇを有す
ると考えられるが、本発明では有用である。本発明で使用される典型的な重合体
は熱硬化性よりむしろ熱可塑性である。
なお、重合体は、取り扱いの際に十分流体状であり且つ分散相又は内部相とし
て最終エマルジョンへ合理的に合体される水性相を与えるように選択されるべき
である。ゲル化した及び非常に粘稠な溶液を使用することができるが、合体の容
易さ及び最終粘度に影響を与える。従って、最終水性相の作業性を維持しながら
、膜形成利益及び拡大利益が生ずるレベルで加えることができる重合体を選択す
ることが好ましい。
許容しうるＴｇ、皮膚接着性及び粘度を有する好ましい重合体のエマルジョン
の例としては、スルホポリエステル樹脂、例えばＡＱスルホポリエステル樹脂、
例えばAQ29D，AQ35S，AQ38D，AQ38S，A48S，AQ55S（Eastman Chemicalsから入手
可能）；Vinex樹脂(ポリ酢酸ビニル／ポリビニルアルコール樹脂)、例えば、Vin
ex 2034，Vinex 2144及びVinex 2019（Air Productsから入手可能）；Dermacryl
アクリル樹脂（水分散性アクリル樹脂：National Starchから入手可能）；Luvis
kol K17，K30及びK90（BASFから入手可能）を含むポリビニルピロリドン（ＰＶ
Ｐ）；ＰＶＰ／ポリビニルアルコール共重合体，PVP/VA S-630及びW-735を含む
ＰＶＰの水溶性共重合体、およびＰＶＰ／ジメチルアミノエチルメタクリレート
共重合体、例えばCopolymer 845及びCopolymer 937（ISPから入手可能）などが
ある。好ましい重合体はＰＶＰである。
重合体が１０％より多いレベルで存在する場合は、粘着性が望ましくないレベ
ルとなる。重合体が０．１％未満のレベルで存在する場合は、ファンデーション
は十分に安定ではない。
典型的には、重合体はファンデーションの約０．１重量％〜約１０重量％のレ
ベルで存在する。より好ましくは、重合体のレベルはファンデーションの約０．
５重量％〜約８重量％である。
薄い弾性膜の形成のためには、重合体のレベルはファンデーションの少なくと
も約０．５重量％である。
上記のパラメーターを使用し、且つ重合体の選択に基づいて、重合体のレベル
は変えられる。例えば、膜形成重合体としてＰＶＰを用いた場合は、より好まし
いレベルは約０．５重量％〜約５重量％である。他の例としては、スルホポリエ
ステルAQ38Sを用いた場合は、より好ましいレベルは約２重量％〜約８重量％で
ある。
ここで使用するように、用語“スルホポリエステル”又は“ＡＱ樹脂”とは、上
記したように、Eastman Chemicals（Rochester，New York）から入手可能なAQ29
D,AQ35S,AQ38D,AQ38S,AQ48S及びAQ55SのようなＡＱスルホポリエステル樹脂をい
う。
ここで使用するように、用語、ポリ酢酸ビニルぽりびにるアルコールとは、当
該技術で知られているような重合体のことである。これらの好ましい例は、上記
したAir ProductsからVinex 2034及びVinex 2019として入手可能な“Vinex”又
は“Vinex resins”がある。
水分散性アクリル樹脂は当該技術において知られている。“Dermacryl”は、
このような水分散性アクリル樹脂の好ましい一族であり、Dermacryl LTなどとし
てNational Starchから入手可能である。
ポリビニルピロリドンはE.S.BarabasのEncyclopedia of Polymer Science and Engineering
，第２版、第１７巻，198-257頁に開示されている。Ｃ．可塑化溶媒
ここで使用する用語“可塑化溶媒”とは、ゆっくり蒸発する水混和性又は分散
性共溶媒であり、それは１）一般に安全であると認められており（ＧＲＡＳ：一
般に安全と認められいる）、これらの多くはC.T.F.A，Cosmetic Ingredient Han
dbook，第３版，Cosmetic and Fragrance Assn.,Inc.,Wasington D.C.（1982）
pp 575-580）［その全体がここに参考として合体される］にリストされている、
又は２）ゆっくり蒸発するグリコール及びグリコールエーテル、例えばプロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ジプ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル（通常ＤＰＭとし
て知られている）、プロピレングリコールフェニルエーテル及びＰＥＧ４及びＰ
ＥＧ８のようなポリエチレングリコール（ＰＥＧ）を包含する。該溶媒の他のク
ラスとしてはプロピレンカーボネート、ジメチルイソソルバイド及びそれらの混
合物がある。より好ましい溶媒はプロピレングリコール、ブチレングリコール、
ジプロピレングリコール、グリセリン及びそれらの混合物である。
溶媒が３０％より多いレベルで存在する場合は、粘着性が望ましくないレベル
となる。溶媒が０．５％未満のレベルで存在する場合は、塗布中に十分な溶解性
、安定性、低揮発効果及び適した感触及び外観を期待することができない。
これらの溶媒は本発明のファンデーション中に約０．５重量％〜約３０重量％
、好ましくは約５重量％〜約２０重量％のレベルで存在することが好ましい。溶
媒は、溶媒と重合体の割合が約１０：１〜１：１、より好ましくは約８：１〜２
：１であることが好ましいようである。実際のレベル及び割合は所望の溶媒和及
び蒸発速度なでに基づいて調整することができる。
可塑化溶媒は、水共溶解力、重合体に関して適当な溶解度、低揮発性、安定性
及び勿論安全性（即ち、毒性のないこと）を与えるように選択される。従って、
ファンデーションは、塗布領域において冷やす又は粘着な感覚がないか、又は殆
どない安全な溶媒を使用する。例えば、ポリエチレングリコールを包含するグリ
コールはいずれも有用であることが期待される。また、これらの溶媒は水素結合
すること及びゲルが混入することなどを最小にする双極中性溶媒であることがで
きる。例えば、ＤＭＳＯ（ジメチルスルホキシド）又はＤＭＦ（Ｎ，Ｎ−ジホル
ムアミド）は許容しうる溶媒であるが、安全性については溶媒にかかわる。
典型的には、好ましい重合体及び可塑化溶媒は、これらがエマルジョンの水性
相中にあるように選択される。これは化粧品の初期塗布中に使用者の手及び指に
接触する重合体の粘着な感覚のいずれも低下させる。典型的には、顔料は均等に
油相中にある。溶媒はそのゆっくりした蒸発速度及びその水性相中の存在及び溶
媒和特性により選択される。典型的には、溶媒はファンデーションの作業性を広
げ、そして知覚する粘着性をできるだけ長く、好ましくは２分まで延ばす。Ｄ．超微細二酸化チタン−水分散液
超微細二酸化チタン−水分散液は、最小量の超微細二酸化チタンにより、適当
な被覆効果及びＳＰＦ値を得るために有用である。
本発明で有用な超微細二酸化チタン−水分散液は日本特開平７−２４７１１９
号（1995年9月26日公開:発明者Okuda,Futamata及びIida）に開示されている。
超微細二酸化チタン−水分散液は、水、超微細二酸化チタン及び分散剤として
ノニオン界面活性剤を含有する。
ファンデーションが、その３０重量％より多い超微細二酸化チタン−水分散液
を含有する場合は、適当な被覆及び十分な塗布性が維持できない。ファンデーシ
ョンが、その１重量％未満の超微細二酸化チタン−水分散液を含有する場合は、
十分なＳＰＦ値を有しないであろう。ファンデーションは好ましくはファンデー
ションの約１重量％〜約３０重量％、より好ましくは約５重量％〜約１０重量％
の量で超微細二酸化チタン−水分散液を含有する。
超微細二酸化チタンは約１０ｎｍ〜約１００ｎｍの平均粒度を有することが好
ましい。
好ましくは、超微細二酸化チタンの粒子表面は、シロキサン、シランカップリ
ング剤、チタネートカップリング剤、アルミニウムカップリング剤、フッ素カッ
プリング剤、高級脂肪酸、高級アルコール、少なくとも６の炭素原子を有するア
ルキル基を少なくとも１つ有するアミン、およびそれらの混合物からなる群から
選ばれる疎水性を与える薬剤により粒子を疎水性にするために、疎水的に処理さ
れている。疎水性を与える薬剤は超微細二酸化チタンの約０．５重量％〜約８重
量％、好ましくは約２重量％〜約５重量％のレベルで存在する。
超微細二酸化チタンは、その粒子表面に疎水性が与えられる前に、アルミニウ
ム、シリカ、ジルコニウム、チタン、亜鉛および錫からなる群から選ばれる金属
の酸化物又は水酸化物により被覆されることが好ましい。
超微細二酸化チタン−水分散液がファンデーションの約１８重量％より多い超
微細二酸化チタンを含有する場合は、超微細二酸化チタンが凝集する。水分散液
がファンデーションの約０．２重量％未満の超微細二酸化チタンを含有する場合
は、ファンデーションの十分なＳＰＦ値を得ることができない。
超微細二酸化チタン−水分散液は、ファンデーションの約０．２重量％〜約１
８重量％（水分散液の約２０重量％〜約６０重量％）の超微細二酸化チタンを含
有する。
有用なノニオン界面活性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピ
レングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
カスター油、ポリオキシエチレン硬化カスター油、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリ
オキシエチレン蜂ワックス誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ジメチコ
ーンコポリオール（シリコーングリコール共重合体）及びポリオキシエチレン脂
肪酸エステルがある。好ましいノニオン界面活性剤はポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ジメチコーンコポ
リオール、ソルビタン脂肪酸エステル及び糖脂肪酸エステルである。より好まし
いノニオン界面活性剤はジメチコーンコポリオール及びポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステルである。
ノニオン界面活性剤のレベルは二酸化チタンの粒度、ノニオン界面活性剤の種
類などに依存する。しかしながら、超微細二酸化チタン−水分散液がファンデー
ションの約７．２重量％より多いノニオン界面活性剤を含有する場合は、ファン
デーションに粘着な感触が生ずる。水分散液がファンデーションの約０．００２
重量％未満のノニオン界面活性剤を含有する場合は、超微細二酸化チタンが凝集
する。
ノニオン界面活性剤のレベルは、ファンデーションの約０．００２重量％〜約
７．２重量％（超微細二酸化チタンの約１重量％〜約４０重量％）が好ましい。Ｅ．他の成分
ａ）顔料、着色剤及び充填剤
ファンデーション組成物に使用される顔料、着色剤又は充填剤粉末には制限は
ない。各々は、ボディー顔料、無機白色顔料、無機着色顔料、真珠化剤などであ
ることができる。特定の例としては、タルク、マイカ、炭酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウムマグネシウム、シリカ、二酸
化チタン、酸化亜鉛、赤色酸化鉄、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、ウルトラマリーン
、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、メタクリレート粉末、ポリエステル粉末、
シルク粉末、結晶性セルロース、澱粉、チタン化マイカ、酸化鉄チタン化マイカ
、ビスマスオキシクロライドなどである。これらの顔料及び粉末は単独で及び組
み合わせて使用することができる。
顔料は不透明化剤又は着色剤として使用することが好ましい。これらはファン
デーションを販売する容器中で組成物へ好みの色を与えるのに十分で且つ塗布し
たときに皮膚へ所望の適用範囲及び着色を授けるのに十分な濃度で存在する。こ
れらの顔料は処理された粒子として、又は粗顔料自身として使用することができ
る。典型的な顔料レベルはファンデーションの特定の目的により選択される。例
えば、色白の剥がれた個人用のファンデーションでは、典型的には明るい顔料が
少ない量で使用されるが、色黒の剥がれた個人用のファンデーションはより暗い
顔料着色及び／又はより顔料着色が必要である。これらのレベル及び顔料タイプ
の決定は当業者の裁量である。一般に安全と認められている顔料は、C.T.F.A，C
osmetic Ingredient Handbook，第３版，Cosmetic and Fragrance Assn.,Inc.,W
asington D.C.（1982）［その全体がここに参考として合体される］にリストさ
れている。
顔料は、付加された着色安定性及び配合容易性を与えるために、その表面が処
理されていることが好ましい。疎水性に処理された顔料は、それが油相中により
容易に分散されるので、より好ましい。なお、顔料をシリコーン相と相溶性であ
る物質で処理することが有用である。シリコーン中水型エマルジョンに使用する
特に有用な疎水性顔料の処理は、ここに参考として合体される米国特許第5,143,
722号（1992年9月1日発行：発明者Hollenberg Lombardi及びTietjen）に開示の
ようなポリシロキサン処理である。
充填剤粉末は、組成物の密度、感触又は粘性の変性のために、又は皮膚の欠陥
を隠し光沢を押さえるためのマッテ仕上げ剤として使用することができる。この
ような化粧品に許容しうる薬剤はC.T.F.A，Cosmetic Ingredient Handbook，第
３版，Cosmetic and Fragrance Assn.,Inc.,Wasington D.C.（1982）［その全
体がここに参考として合体される］に開示のものがある。例えば、球状シリカ、
水和シリカ、シリコーン処理シリカビーズ、マイカ、タルク、ポリエチレン、ベ
ントナイト、カオリン、チョーク、ケイソウ土、アタプルガイトなどが使用でき
る。マッテ仕上げ剤として有用な成分のうち、低光沢顔料、タルク、ポリエチレ
ン、水和シリカ、カオリン、二酸化チタン、チタン化マイカ（二酸化チタンで被
覆されたマイカ）及びそれらの混合物が好ましい。
ｂ）乳化剤
乳化剤の親水性−親油性バランス値（ＨＬＢ）は油中水型エマルジョンを与え
るように選択される。この要因は、Wilkinson and MooreのHarry's Cosmeticolo gy
，第７版，1982，738頁及びSchick and Fowkes，Surfacatant Science Series
第２巻，Solvent Properties of Surfactant Solution，607頁［その全体がここ
に参考として合体される］に引用されている。油中水型エマルジョンを造るため
の界面活性剤エマルジョンのＨＬＢ値は約３〜６である。これらのエマルジョン
は、C.T.F.A,Cosmetic Ingredient Handbook，第３版，Cosmetic and Fragrance
Assn.,Inc.,Wasington D.C.(1982),587-592頁：Remington's Pharmaceutical S
cience，第１５版,1995年,335〜337頁［その全体がここに参考として合体される
］に開示のものを包含する。これらのエマルジョンは当該技術において知られて
おり、これらの混合物も使用することができ、その全体がここに参考として合体
されるMcCutcheon'sのEmulsifiers & Detergents,第１巻,1994，North American
Edition，236〜239頁に記載のものが包含される。
シリコーン中水型エマルジョンに特に有用な乳化剤としてはポリジオルガノシ
ロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体である。このような共重合体はその全
体がここに参考として合体される米国特許第4,268,499号（1981年5月19日発行：
発明者Keil）に記載されている。適当な共重合体は公知であり、多くは商業的に
入手可能である。ここで好ましい乳化剤はジメチコーンコポリオールとしてC.T.
F.A指定によるものが知られている。さらに、好ましい乳化剤は米国特許第5,143
,722号（1992年9月1日発行：発明者Hollenberg Lombardi及びTietjen）に開示さ
れている。ファンデーションは約０．５重量％〜約１０重量％、好ましくは約１
重量％〜約５重量％、より好ましくは約１．５重量％〜約３重量％の１つ又はそ
れ以上の乳化剤を含有する。
ｃ）ワックス
場合により、ファンデーションは粘性、感触又は安定性に影響を与えるために
１つ又はそれ以上のワックスを含有することができる。ワックスは低溶融有機混
合物又は高分子量の化合物であり、室温で固体で、一般に、グリセリンを除くア
ルコール及び脂肪酸の組み合わせに似たものである。これらは炭化水素、アルコ
ール又は脂肪酸のエステルであることができる。本発明で有用なワックスは動物
ワックス、植物ワックス、鉱物ワックス、天然ワックス、合成ワックス、石油ワ
ックス、エチレン系重合体、炭化水素、シリコーンワックス及びそれらの混合物
であることができる。
ｄ）湿潤剤
場合により、１つ又はそれ以上の湿潤剤をファンデーション組成物似使用する
ことができる。ファンデーション組成物に有用な湿潤剤のうち、グリセリン、水
素澱粉加水分解物、ソルビトール、加水分解シルクなどとして周知の商業的に有
効な湿潤剤がある。これらの薬剤はC.T.F.A，Cosmetic Ingredient Handbook，
第３版，Cosmetic and Fragrance Assn.,Inc.,Wasington D.C.（1982）［その
全体がここに参考として合体される］に定義されている。
ｅ）芳香剤
また、芳香剤は、塗布中に明るい、望ましい香りを与え及び／又は組成物の匂
いをマスクするために、場合により上記ファンデーション組成物に存在する。
ｆ）防腐剤
典型的には、C.T.F.A，Cosmetic Ingredient Handbook，第３版,Cosmetic and
Fragrance Assn.,Inc.,Wasington D.C.（1982），575〜580頁にリストされて
いるような防腐剤をファンデーションに使用することができる。これらの防腐剤
のレベルは当業者により容易に決定される。例えば、好ましいレベルはしばしば
５％未満であり、典型的には１％未満である。
ｇ）その他の成分
本発明の範囲又は精神から逸脱することなしに、他の物質を配合物に合体する
ことができる。例えば、付加された貯蔵温度での安定性、増粘性などのような塗
布時の良好な感触、例えばワックス；増加した粘度；湿ったときの着色などを与
えるために、物質を加えることができる。
水分散性及び油分散性クレイは本発明の水又は油相を増粘させるのに有用であ
ある。水分散性クレイはベントナイト及びヘクトライト、例えばRheoxからのBen
tone EW,LT；珪酸マグネシウムアルミニウム、例えばVanderbilt Co.からのVeeg
um；Engelhard,Inc.からのAttasorb又はPharamasorbのようなアタプルガイト；E
EC AmericaからのGelwhiteのようなラポナイト及びモノトモリロナイト；及び
それらの混合物を含有する。油分散性クレイは、RhenoxからのBentone 34及
び38のようなquaternium-18ヘクトライト；及びそれらの混合物を含有する。他
の粒状又は有機増粘剤は、ファンデーションの機能及び美観を損なわない限り、
有用である。
塩化ナトリウムのような電解質はエマルジョンを安定化に有用である。
エステル油及び脂肪酸エステルのような分散剤は顔料を分散させるのに有用で
ある。
他の任意成分は、１つ以上の紫外線吸収剤を含有する。紫外線吸収剤はしばし
ば光遮蔽剤と記載され、組成物の全重量の約１重量％〜約１２重量％の濃度で存
在させることができる。Ｆ．油中水型エマルジョンファンデーションの製造法
また、本発明は、ａ）油溶性分を混合して油混合物を得；
ｂ）水溶性又は水分散性重合体、可塑化溶媒及び水溶性添加剤を混合して水性混
合物を得；ｃ）水性混合物及び油混合物を一緒に混合してエマルジョンを得；及
びｄ）エマルジョン及び超微細二酸化チタン水分散液を一緒に混合し、その際水
分散液は超微細二酸化チタン及びノニオン界面活性剤を含有する；
工程を包含する安定な油中水型エマルジョンファンデーションの製造法に関する
。
油溶性成分としては、揮発性シリコーン及び非揮発性シリコーン、乳化剤、着
色剤又は顔料、芳香剤、ワックス、分散剤、油溶性安定剤、油溶性防腐剤などが
ある。油溶性成分は好ましくは、シリコーン、乳化剤、着色剤又は顔料及び分散
剤を含有する。ファンデーションがその約８０重量％より多い油溶性成分を含有
する場合は、ファンデーションの粘着感が生じる。ファンデーションがその約２
０重量％未満の油溶性成分を含有する場合は、この方法により造られるファンデ
ーションは乳化できない。油溶性成分のレベルは、好ましくはファンデーション
の約２０重量％〜約８０重量％、より好ましくは約４０重量％〜約７０重量％で
ある。水溶性添加剤としては、湿潤剤、電解液、水、水溶性防腐剤などがある。
ファンデーションがその約７５重量％より多い水溶性添加剤を含有する場合は、
この方法で造られたファンデーションは乳化できない。ファンデーションがその
約１０重量％未満の水溶性添加剤を含有する場合は、ファンデーションに粘着感
が生じる。水溶性添加剤のレベルは好ましくはファンデーションの約１０重量％
〜約７５重量％、より好ましくは約１５重量％〜約５０重量％である。
水溶性又は水分散性重合体、可塑化溶媒、及び超微細二酸化チタン及びノニオ
ン界面活性剤を含有する超微細二酸化チタン−水分散液は上記したようなもので
ある。
工程（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）における混合はホモミキサー又はアンカーミキ
サーを使用して少なくとも３０分間行うことができる。
ファンデーションがシリコーンを含有する態様においては、本発明の方法が３
０℃を越える温度で行われるならば、エマルジョンは不安定となる。ファンデー
ションがシリコーンを含有する場合は、本発明の方法は約２３℃〜約３０℃、好
ましくは約２５℃〜約２８℃の温度で行うことが好ましい。さもなくば、約２３
℃〜約９８℃、より好ましくは約２５℃〜約９５℃である。Ｇ．実施例
下記の実施例は本発明の範囲内の好ましい態様をさらに記載し且つ実証するも
のである。これらの実施例は単に説明の目的にのみ与えられているものであり、
本発明を限定するものと解すべきではなく、本発明の精神及び範囲を逸脱するこ
となく、その多くの改変が可能である。
実施例組成物番号１〜６はＥｘ１〜６として表１に示す。
これらの実施例において、油相中の小さな変化はファンデーションの性質を変
えるものとは考えられない。
注：（１）ＰＶＰＫ−１７(供給者:BASF)
（２）二酸化チタン TTW-2(供給者:Ishihara Sangyo)
実施例組成物番号１〜６（Ｅｘ１〜６）は、次ぎの方法で調製した。高速分散
機又は高剪断ミル又は他の当該技術で公知の方法を使用して油相液体中に顔料を
分散して均一な着色及び顔料の有効な使用を確保した。残りの成分を油相に加え
、よく混合されるまで剪断し、固体ワックスの溶融させるために必要ならば加熱
する。全ての水性成分（重合体を除く）を組み合わせで混合する。その供給者の
文献に記載の方法を用いて水性相に重合体を加える。両相を室温に冷却し、ゆっ
くりと水性相を油相に加え、撹拌機、ホモジナイザー又は公知の他の方法で混合
してエマルジョンを形成させる。エマルジョンの完結後、超微細二酸化チタン−
水分散液をエマルジョンに加え、撹拌機、ホモジナイザー又は公知の他の方法で
混合する。エマルジョンの最終の性質、例えば粘度は、当業者には明らかなよう
に混合のタイプ及び量により調節され得る。
本発明の組成物は、水溶性又は水分散性重合体を含有しない組成物と比較して
、改良された安定性を有する。組成物が有機ＵＶ吸収剤を含有しない組成物でさ
えも、本発明の組成物では改良されたＳＰＦ値が得られる。
ここに記載の実施例及び態様は説明のためのみであり、それに照らして種々の
変更及び改変が当業者に支持され且つ本願の範囲及び精神、および請求の範囲に
包含されるべきものと理解すべきである。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Stable high SPF foundation
Field of the invention
The present invention is a foundation with a stable high SPF (Sun Protection Factor) value
, And a method for producing the same.
Background of the Invention
One of the major purposes of skin cosmetics is to improve the appearance of the exterior, especially the face
. Typically, foundations mask or highlight features that they have noticed.
The foundation is typically used to apply other colored cosmetics
Before being applied, the coverage (co) improves the overall appearance of the makeup
verage) and gives a uniform base of color. Consumption when choosing a foundation
The characteristics considered by the user fall into three general ranges: appearance (or during application or
Is the appearance after removal), the feel (eg, ease of application and feel of the finished area), and
Wear resistance (water resistance, oil resistance, polishing resistance, etc.). One such foundation
Generally liquid, semi-liquid or cream suspensions, emulsions, gels and compressed powders or
Is utilized in the form of anhydrous oil and wax compositions.
Recently focused on water-in-oil type foundation due to the development of silicone oil
Have been.
Film-forming oil containing water-compatible film-forming polymer and plasticizing solvent in aqueous phase
The water-in-water emulsion foundation is available under PCT Patent Application No. US 96/4302 (Cant
er, Barforld and Hofrichter).
Titanium oxide is commonly used as a UV reflector to protect skin from UV rays
Is done. However, large particle sizes of titanium oxide are undesirable for the skin
New coverage.
Ultra fine particle size titanium dioxide has suitable coverage effect and high SPF value
It is known to be very effective for obtaining cosmetics. However, ultra-fine
If titanium dioxide is simply mixed with the emulsion foundation,
Titanium oxide aggregates. As a result, it has high coverage effect and low SPF value
You can only get a foundation. In addition, the foundation is super fine
If titanium dioxide is contained at a high level, sufficient coatability and appropriate
I can't get the touch.
To solve the above problems, an aqueous dispersion of ultrafine titanium dioxide using a dispersant
Alternatively, oil dispersions are used in cosmetics on the market. Aqueous dispersion of ultrafine titanium dioxide
Or the foundation containing the oil dispersion is a minimal amount of ultrafine titanium dioxide,
Suitable application ranges and good SPF values can be obtained. Unfortunately, recent
Water-in-oil foundation containing water dispersion or oil dispersion of ultrafine titanium dioxide
Have some disadvantages, including:
(1) A water-in-oil foundation containing an oil dispersion of ultrafine titanium dioxide is
Causes the user to feel tight. The feeling of this tight feeling is
Although titanium is stably dispersed in the oil phase of the foundation,
Arising from being out of phase.
(2) A water-in-oil foundation containing an aqueous dispersion of ultrafine titanium dioxide is
Not only does it break the balance of a stable emulsion,
(Although the aggregated titanium dioxide is stably dispersed). This destruction and cohesion
Is due to the fact that the aqueous dispersion of ultrafine titanium dioxide contains a hydrophilic dispersant
Things. However, foundations containing aqueous dispersions of ultrafine titanium dioxide
The solution does not give a tight feeling.
PCT Patent Publication No. WO / 94/15880 (published July 21, 1994; inventor Jorgensen)
Colored oil-in-water type containing fine pigment and carboxylic acid polymer whose surface is treated
An emulsion is disclosed. JP-A-1-180819 (July 18, 1989)
Published; inventors Kawai, Mouri and Okuda) report ultrafine particles with a specific narrow range of particle sizes.
A cosmetic product containing titanium dioxide and a water-soluble polymer is disclosed. Yasuhiro
Ohara and Shu Sakuyama's Fragrance Journal, Vol. 12, pages 14-16 (1993)
Discloses that soluble polymers can be used for dispersion stabilization.
You.
However, water-in-oil emulsions containing aqueous dispersions of ultrafine titanium dioxide
Foundation breaks the balance of the still stable emulsion and
Aggregate the titanium dioxide. Therefore, without breaking the balance of a stable emulsion
Ultrafine titanium dioxide containing a dispersant and not coagulating ultrafine titanium dioxide
There is a need for a stable water-in-oil emulsion foundation containing an aqueous dispersion of
You.
Summary of the Invention
The present invention relates to a stable water-in-oil emulsion foundation,
Internal phase
a) from about 0.1% to about 10% by weight of the foundation of a water-soluble or water-dispersible weight;
Coalescence;
b) about 0.5% to about 30%, by weight of the foundation, of a plasticizing solvent;
c) from about 1% to about 30% by weight of the foundation of ultrafine particle size titanium dioxide;
It contains. The aqueous dispersion may comprise from about 0.2% to about 18% by weight of the foundation.
Wt% ultrafine titanium dioxide and about 0.002 wt% to about 7.2 wt% noni.
Contains on-surfactant.
Also, the present invention
a) mixing the oil-soluble components to obtain an oil mixture;
b) mixing a water-soluble component and a water-soluble or oil-soluble polymer to obtain an aqueous mixture;
c) mixing the aqueous mixture and the oil mixture together to obtain an emulsion; and
d) mixing the emulsion and the ultrafine titanium dioxide aqueous dispersion together,
The dispersion contains ultrafine titanium dioxide and a nonionic surfactant;
A method for producing a stable water-in-oil emulsion foundation including a process
.
Detailed description of the invention
Unless otherwise specified, all amounts specified herein are weight percentages.
As used below, the term “foundation” refers to lotion, cream,
Liquid, semi-liquid skin including, but not limited to,
Refers to cosmetics. Typically, the foundation is applied to a large area of the skin, for example the face
Used to give a special look. Such compositions are typically water-in-oil
It is in the form of a revolution.
The foundation of the present invention comprises a water-soluble or aqueous phase in the aqueous (internal) phase of the emulsion.
Contains a water-dispersible polymer, a plasticizing solvent and an aqueous dispersion of ultrafine titanium dioxide
It is. This can cause unpleasant polymer discomfort in the user's hands and fingers during cosmetic application.
Minimize the sticky feeling. This is also relevant for ultrafine grained titanium dioxide.
Minimize tight feeling. The combination of the aqueous phase polymer and the solvent
Give the polymer solubility and an appropriate evaporation rate to enhance the workability of the
Is selected to prolong the feeling of consistency until after completion of the process.
Pigments other than ultrafine titanium dioxide are present in the oil phase of the water-in-oil emulsion.
It is preferred to provide an even coverage during the initial application of the foundation.
Such a foundation does not destroy the balance of the stable emulsion and
Contains an aqueous dispersion of ultrafine titanium dioxide that does not aggregate ultrafine titanium dioxide
Satisfies the need for a stable water-in-oil emulsion foundation
.
Another possible benefit of the foundation of the present invention is that it has an improved SPF value.
And
Yet another possible benefit of the foundation of the present invention is that (i) suitable
Feel and appearance (ii) excellent wearability and appearance benefits after application; (iii) other foundations
And a flexible light feel, similar to the solution; and (iv) easy removal with soap and water
It is.A. Emulsion
Water-in-oil emulsions are hydrophilic or dispersed in a hydrophobic or "oil" -like substance.
It is understood by those skilled in the art that it is an aqueous substance. Therefore, the internal or dispersed phase is aqueous
Or "water-like" properties, which we call the "aqueous phase."
It is hydrophobic and is called the "oil phase".
The aqueous phase of the emulsion comprises a water-soluble or water-dispersible polymer, a plasticizing solvent and a water-soluble additive.
Contains additives such as wetting agents, electrolytes and water. Preferably, the water is
Up to about 60% by weight of the foundation can be included. Preferably, the water is
About 10% to about 50% by weight of the foundation can be included.
Oil (external) phase is branched paraffin, hydrocarbon, ester, ether, silicone
And the like. Preferably, the oil phase consists of volatile substances and C.T.
F.A (The Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association) Cosmetic Ingredi
ent Handbook, 3rd edition, Cosmetic and Fragrance Assn., Inc., Washington DC.
(1982)) as defined by [in its entirety hereby incorporated by reference].
Contains no "oil". More preferably, the oil phase contains silicone, more preferably
Or up to about 90% of the oil phase is a volatile silicone, a non-volatile silicone and
Is a mixture of More preferably, these silicones are cyclomethicone,
It is selected from dimethicone and mixtures thereof. These substances are known in the art.
And are often commercially available. Therefore, the preferred "oil"
One of the phases can be considered and is defined as the "silicone" phase and thus the fan
Dations are defined as water-in-silicone emulsions.
In the "water-in-silicone" emulsion embodiment, silicone is used in the oil phase.
Silicones, one or more volatile silicones, non-volatile silicones and
Contains these mixtures. In addition, silicone is about 1% by weight of the foundation
It is present in an amount of ５０50% by weight. Suitable silicones are cyclic and linear volatile polyols.
Ganosiloxane (as used herein "volatile" can be measured at ambient conditions
Which have a good vapor pressure). Descriptions of various volatile silicones
“Volatile Silicone Fluids for Cosmetics” by Todd et al., 91 Cosmetics and Toi
found in letries 27-32 (1976). Preferred volatile silicones are cyclic and
It is a linear polydimethylsiloxane.
Preferred volatile linear silicones generally have less than about 5 centistokes at 25 ° C.
Viscous, preferred volatile cyclic silicones typically have a viscosity of about 10 centistokes.
It has a viscosity of less than Some examples of volatile silicones useful in the present invention
Include: Dow Corning's 344, 345, 244, 245 and 200 silicones (Dow Corning
Corp.); Silicone 7207 and Silicone 7158 (manufactured by Union Carbide Corp.)
, SF1202 (manufactured by General Electric) Siloxane 5223 (obtained from Wacker Silicones)
Possible). Of course, others can be used and are known in the art.
I have.
Suitable non-volatile silicones are about 10 to about 2,000,000 centistokes at 25 ° C,
More preferably from about 10 to about 50,000 centistokes, even more preferably from about 50 to about 50,000 centistokes.
Preferably, it has an average viscosity of 5000 centistokes. Of course, higher
Non-volatile silicone conditioning agents of low viscosity can also be used. Suitable
Such non-volatile silicone fluids include, for example, polyalkylsiloxanes,
Reel siloxane, polyalkylaryl siloxane, with amino functional substituent
Polysiloxane polyether siloxane copolymers and mixtures thereof.
Preferred non-volatile siloxane fluids that can be used include, for example, polydiene.
Methylsiloxane, polymethylphenylsiloxane, polyalkylsiloxane and
And polyether siloxane copolymers. These siloxanes are, for example,
Dow Corning 200 from Dow Corning Corp., Dow Croning DC-1248, Dow Croning D
C-593,556 Cosmetic Grade Fluid, Dow corning 2502 or Genearal Elec
Available from tric Company as SF 1075 methylphenyl fluid, SF1202 etc.
. A reference disclosing suitable silicone fluids is U.S. Pat. No. 2,826,551 (1958).
Issued March 11, 1992: Green, inventor; US Pat. No. 3,964,500 (issued June 22, 1976:
Inventor Drakoff); U.S. Patent No. 4,364,837 (issued December 21, 1982: Inventor Parder)
) [These are incorporated herein by reference in their entirety]. Also, Petrarch
Systems Inc., "Silicone Compounds" 1984, is a broad range of suitable silicone fluids.
Provide (although not exclusively) a list. Other suitable preferred silicone
No. 5,143,722 (September 1, 1992), incorporated herein by reference in its entirety.
Published by Hollenberg et al.).
The oil phase may additionally contain oil-soluble components such as emulsifiers, colorants or pigments, emollients, fragrances
, A wax, a stabilizer, a dispersant and the like.B. Water-soluble or water-dispersible polymer
The water-soluble or water-dispersible polymer used in the foundation composition of the present invention is d.
Emulsions that are compatible with the aqueous phase of the marjon and are simply in solution or oil-in-water
Rather than into the internal phase of the water-in-oil emulsion. The polymer
Is water-dispersible or water-soluble but is not a crosslinked or water-swellable polymer. The polymer is
A thin, elastic membrane that physically adheres or interacts with the skin can be formed. polymerization
The body membrane, when formed, is removable with water, i.e., easily removed with water or soap.
It is preferable to use polymers that do not impart a sticky feel that must be
New
The water-soluble or water-dispersible polymer is incorporated into the aqueous phase of the emulsion. The polymer is
A glass transition temperature (Tg) from about room temperature to about body temperature, preferably
It is selected to give to the date. "Glass transition temperature" or "Tg"
The temperature at which the polymer transitions from soft or brittle to plastic in the absence of a plasticizer. This
It gives a flexible polymer during application and wearing. If Tg is too high, foundation
The coating can be hard and flake for application. If Tg is too low,
The foundation hardly adheres (and is probably more cohesive) and does not
It will tend to be ball-up.
Of course, the Tg of the polymer itself can be varied. Finish foundation
Provide appropriate Tg, for example, have a Tg up to about 60 ° C. or higher
Polymers are useful. For example, polyvinylpyrrolidone has a Tg higher than 90 ° C
It is believed that this is useful in the present invention. Typical polymers used in the present invention
Are thermoplastic rather than thermoset.
It should be noted that the polymer is sufficiently fluid at the time of handling and may be in a dispersed or internal phase.
Should be selected to give an aqueous phase that is reasonably coalesced into the final emulsion
It is. Gelled and very viscous solutions can be used, but the
Affects ease and final viscosity. Therefore, while maintaining the workability of the final aqueous phase
Select a polymer that can be added at a level where film formation benefits and expansion benefits occur.
Preferably.
Preferred polymeric emulsion with acceptable Tg, skin adhesion and viscosity
Examples of the sulfopolyester resin, for example, AQ sulfopolyester resin,
For example, AQ29D, AQ35S, AQ38D, AQ38S, A48S, AQ55S (obtained from Eastman Chemicals)
Possible); Vinex resin (polyvinyl acetate / polyvinyl alcohol resin), for example, Vin
ex 2034, Vinex 2144 and Vinex 2019 (available from Air Products); Dermacryl
Acrylic resin (water-dispersible acrylic resin: available from National Starch); Luvis
Polyvinylpyrrolidone (PV) containing kol K17, K30 and K90 (available from BASF)
P); including PVP / polyvinyl alcohol copolymer, PVP / VA S-630 and W-735
Water-soluble copolymer of PVP, and PVP / dimethylaminoethyl methacrylate
Copolymers such as Copolymer 845 and Copolymer 937 (available from ISP)
is there. The preferred polymer is PVP.
If the polymer is present at a level greater than 10%, tackiness is an undesirable level.
It becomes. If the polymer is present at a level below 0.1%, the foundation
Is not stable enough.
Typically, the polymer will comprise from about 0.1% to about 10% by weight of the foundation.
Exists in the bell. More preferably, the level of polymer is about 0.5% of the foundation.
5% to about 8% by weight.
For the formation of thin elastic films, the polymer level should be at least as low as the foundation.
Is also about 0.5% by weight.
Using the above parameters and based on the choice of polymer, the level of polymer
Can be changed. For example, when PVP is used as the film-forming polymer, it is more preferable.
Low levels are from about 0.5% to about 5% by weight. Another example is sulfopolyer
With steal AQ38S, a more preferred level is from about 2% to about 8% by weight.
is there.
As used herein, the terms "sulfopolyester" or "AQ resin" are defined above.
As noted, AQ29 available from Eastman Chemicals (Rochester, New York).
AQ sulfopolyester resins such as D, AQ35S, AQ38D, AQ38S, AQ48S and AQ55S
U.
As used herein, the term polyvinyl acetate alcohol is used for
A polymer as known in the art. These preferred examples are described above.
“Vinex” or “Vinex” available from Air Products as Vinex 2034 and Vinex 2019
Has "Vinex resins".
Water-dispersible acrylic resins are known in the art. “Dermacryl”
A preferred family of such water-dispersible acrylic resins is Dermacryl LT, etc.
Available from National Starch.
Polyvinylpyrrolidone is available from E.S.BarabasEncyclopedia of Polymer Science and Engineering
, Second Edition, Vol. 17, pp. 198-257.C. Plasticizing solvent
As used herein, the term “plasticizing solvent” refers to a water-miscible or dispersible solvent that evaporates slowly.
Is a co-solvent, which is 1) generally recognized as safe (GRAS:
Generally recognized as safe), many of which are C.T.F.A., Cosmetic Ingredient Han
dbook, 3rd edition, Cosmetic and Fragrance Assn., Inc., Washington D.C. (1982)
pp 575-580) [listed here in its entirety for reference]
Or 2) glycols and glycol ethers that evaporate slowly, such as propyle
Glycol, butylene glycol, hexylene glycol, glycerin, zip
Propylene glycol, dipropylene glycol methyl ether (usually DPM
Propylene glycol phenyl ether and PEG4 and P
Includes polyethylene glycol (PEG) such as EG8. Other solvents in the solvent
Glasses include propylene carbonate, dimethyl isosorbide and mixtures thereof.
There is a compound. More preferred solvents are propylene glycol, butylene glycol,
Dipropylene glycol, glycerin and mixtures thereof.
If the solvent is present at a level greater than 30%, the tackiness is at an undesirable level
Becomes Sufficient solubility during application when solvent is present at levels below 0.5%
, Stability, low volatility and suitable feel and appearance cannot be expected.
These solvents are present in the foundation of the present invention in an amount of about 0.5% to about 30% by weight.
Preferably, it is present at a level of from about 5% to about 20% by weight. Dissolution
The medium has a solvent to polymer ratio of about 10: 1 to 1: 1, more preferably about 8: 1 to 2: 1.
: 1 seems to be preferred. Actual levels and ratios may vary
It can be adjusted based on the evaporation rate.
Plasticizing solvent has water co-solubility, appropriate solubility for polymer, low volatility, stability
And, of course, selected to provide safety (ie, no toxicity). Therefore,
The foundation should have little or no cooling or sticky sensation in the application area.
Use safe solvents that do not melt. For example, glycols including polyethylene glycol
All calls are expected to be useful. In addition, these solvents form hydrogen bonds
And a neutral solvent that minimizes gel contamination.
Wear. For example, DMSO (dimethyl sulfoxide) or DMF (N, N-diform
Is an acceptable solvent, but it is solvent-related for safety.
Typically, preferred polymers and plasticizing solvents are those in which the aqueous
Selected to be in phase. This applies to the user's hands and fingers during the initial application of cosmetics.
It reduces any of the sticky sensations of the contacting polymer. Typically, pigments are evenly distributed
It is in the oil phase. The solvent has a slow evaporation rate and its presence and dissolution in the aqueous phase.
It is selected according to the solvation characteristics. Typically, solvents enhance the workability of the foundation.
And extend the perceived stickiness as long as possible, preferably up to 2 minutes.D. Ultrafine titanium dioxide-water dispersion
Ultrafine Titanium Dioxide-Water dispersion is suitable with minimal amount of Ultrafine Titanium Dioxide
It is useful for obtaining a good covering effect and an SPF value.
The ultrafine titanium dioxide-water dispersion useful in the present invention is disclosed in JP-A-7-247119.
No. (published September 26, 1995: inventors Okuda, Futamata and Iida).
Ultrafine titanium dioxide-water dispersion is used as water, ultrafine titanium dioxide and dispersant.
Contains nonionic surfactant.
Ultrafine titanium dioxide-water dispersion having a foundation of more than 30% by weight
In the case of containing, an appropriate coating and sufficient applicability cannot be maintained. Foundation
If the solution contains less than 1% by weight of the ultrafine titanium dioxide-water dispersion,
Will not have enough SPF value. The foundation is preferably a foundation
From about 1% to about 30%, more preferably from about 5% to about 10%, by weight of the
Of ultrafine titanium dioxide-water dispersion.
The ultrafine titanium dioxide preferably has an average particle size of about 10 nm to about 100 nm.
Good.
Preferably, the surface of the ultrafine titanium dioxide particles is
Coupling agent, titanate coupling agent, aluminum coupling agent, fluorine cap
Coupling agents, higher fatty acids, higher alcohols, alcohols having at least 6 carbon atoms.
Amines having at least one alkyl group, and mixtures thereof
Hydrophobically treated to render the particles hydrophobic with the selected hydrophobizing agent.
Have been. The agent for imparting hydrophobicity is about 0.5% to about 8% by weight of the ultrafine titanium dioxide.
%, Preferably at a level of about 2% to about 5% by weight.
Ultra-fine titanium dioxide is made of aluminum before the surface of the particles becomes hydrophobic.
Metal selected from the group consisting of silica, zirconium, titanium, zinc and tin
Is preferably coated with an oxide or hydroxide of
Ultra fine titanium dioxide-water dispersion having more than about 18% by weight of the foundation
When fine titanium dioxide is contained, ultrafine titanium dioxide aggregates. Aqueous dispersion
Contains less than about 0.2% by weight of the foundation of ultrafine titanium dioxide
Cannot obtain a sufficient SPF value of the foundation.
The ultrafine titanium dioxide-water dispersion comprises from about 0.2% to about 1% by weight of the foundation.
8% by weight (from about 20% to about 60% by weight of the aqueous dispersion) of ultrafine titanium dioxide.
Have.
Useful nonionic surfactants include polyglycerin fatty acid esters, propylene
Ren glycol fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, sorbitan fatty acid
Esters, sugar fatty acid esters, polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters,
Polyoxyethylene sorbite fatty acid ester, polyethylene glycol fatty acid
Ester, polyoxyethylene glycerin fatty acid ester, polyoxyethylene
Castor oil, polyoxyethylene hardened caster oil, polyoxyethylene alkyl
Ether, polyoxyethylene phytosterol, polyoxyethylene polyoxy
Cypropylene alkyl ether, polyoxyethylene alkyl phenyl ether
, Polyoxyethylene lanolin, polyoxyethylene lanolin alcohol, poly
Oxyethylene bee wax derivative, polyoxyethylene fatty acid amide, dimethico
Polyester (silicone glycol copolymer) and polyoxyethylene fat
There are fatty acid esters. A preferred nonionic surfactant is polyoxyethylene sorby
Tan fatty acid ester, polyoxyethylene alkyl ether, dimethicone kappo
Riol, sorbitan fatty acid esters and sugar fatty acid esters. More preferred
Nonionic surfactants are dimethicone copolyol and polyoxyethylene sol
It is a bitane fatty acid ester.
The level of nonionic surfactant depends on the particle size of titanium dioxide, the type of nonionic surfactant
Depends on the kind. However, ultrafine titanium dioxide-water dispersions are
If it contains more than about 7.2% by weight of the nonionic surfactant,
A sticky feel occurs on the skin. Water dispersion is about 0.002 of foundation
Ultra-fine titanium dioxide agglomerates when it contains less than non-ionic surfactant by weight
I do.
The level of nonionic surfactant can range from about 0.002% by weight of the foundation to about
7.2% by weight (about 1% to about 40% by weight of ultrafine titanium dioxide) is preferred.E. FIG. Other ingredients
a) Pigments, colorants and fillers
There are no restrictions on pigments, colorants or filler powders used in foundation compositions
Absent. Each is a body pigment, inorganic white pigment, inorganic coloring pigment, pearlizing agent, etc.
Can be Specific examples include talc, mica, magnesium carbonate, carbonate
Calcium, magnesium silicate, aluminum magnesium silicate, silica, diacid
Titanium oxide, zinc oxide, red iron oxide, yellow iron oxide, black iron oxide, ultramarine
, Nylon powder, polyethylene powder, methacrylate powder, polyester powder,
Silk powder, crystalline cellulose, starch, titanated mica, iron oxide titanated mica
, Bismuth oxychloride and the like. These pigments and powders may be used alone or in combination.
Can be used in combination.
The pigments are preferably used as opacifiers or colorants. These are fans
Sufficient to give the composition the desired color in the container in which the
When present at a concentration sufficient to impart the desired coverage and coloration to the skin. This
These pigments can be used as treated particles or as crude pigments themselves.
You. Typical pigment levels are selected for the particular purpose of the foundation. An example
For example, a light-coloured pigment is typically found in an off-white personal foundation.
Used in small quantities, but darker, peeled personal foundation is darker
Pigmentation and / or more pigmentation is required. These levels and pigment types
Is at the discretion of those skilled in the art. Pigments generally accepted as safe are C.T.F.A., C.
osmetic Ingredient Handbook, 3rd edition, Cosmetic and Fragrance Assn., Inc., W
asington D.C. (1982), which is incorporated herein by reference in its entirety.
Have been.
The pigment is surface treated to provide added color stability and ease of formulation.
It is preferred that Pigments that have been treated to be hydrophobic are more likely to be in the oil phase.
It is more preferable because it is easily dispersed. The pigment must be compatible with the silicone phase.
It is useful to treat with a substance. Used for water-in-silicone emulsions
Particularly useful treatments of hydrophobic pigments are described in U.S. Pat.
No. 722 (issued September 1, 1992: inventors Hollenberg Lombardi and Tietjen)
Such a polysiloxane treatment.
Filler powders may be used to modify the density, feel or viscosity of the composition, or
And can be used as a matte finish to suppress the luster. this
Such cosmetically acceptable agents are described in C.T.F.A., Cosmetic Ingredient Handbook,
Third Edition, Cosmetic and Fragrance Assn., Inc., Washington DC (1982)
The bodies are incorporated herein by reference]. For example, spherical silica,
Hydrated silica, siliconized silica beads, mica, talc, polyethylene,
Can be used such as lignite, kaolin, chalk, diatomaceous earth, and attapulgite.
You. Among the components useful as matte finishes, low gloss pigments, talc, polyethylene
Hydrated silica, kaolin, titanium dioxide, titanated mica (coated with titanium dioxide)
Coated mica) and mixtures thereof are preferred.
b) emulsifier
The hydrophilic-lipophilic balance value (HLB) of the emulsifier gives a water-in-oil emulsion.
To be selected. This factor is due to Wilkinson and Moore'sHarry's Cosmeticolo gy
, 7th edition, 1982, p. 738 and Schick and Fowkes, Surfacatant Science Series.
Volume 2,Solvent Properties of Surfactant Solution, 607 [The whole here
For reference]. To make a water-in-oil emulsion
Have a HLB value of about 3-6. These emulsions
Is the C.T.F.A., Cosmetic Ingredient Handbook, Third Edition, Cosmetic and Fragrance
Assn., Inc., Wasington D.C. (1982), pp. 587-592: Remington's Pharmaceutical S
cience, 15th edition, 1995, pp. 335-337 [all of which are incorporated herein by reference.
] Are disclosed. These emulsions are known in the art
And mixtures of these can also be used, the entirety of which is hereby incorporated by reference.
McCutcheon'sEmulsifiers & Detergents, Volume 1, 1994, North American
Edition, pp. 236-239.
A particularly useful emulsifier for water-in-silicone emulsions is polydiorgano
It is a loxane-polyoxyalkylene copolymer. Such copolymers are all
US Patent No. 4,268,499, incorporated herein by reference, issued May 19, 1981:
Inventor Keil). Suitable copolymers are known and many are commercially available.
Available. The preferred emulsifier here is C.T.
F.A designation is known. Further, preferred emulsifiers are described in U.S. Pat.
No. 722 (issued September 1, 1992: inventors Holllenberg Lombardi and Tietjen)
Have been. The foundation is present in an amount of about 0.5% to about 10% by weight, preferably about 1%.
% To about 5%, more preferably from about 1.5% to about 3% by weight of one or more thereof.
Contains more than one emulsifier.
c) wax
In some cases, foundations may affect viscosity, feel or stability.
One or more waxes can be included. Wax is a low melting organic blend
Compounds or high molecular weight compounds that are solid at room temperature and generally excluding glycerin
It is similar to the combination of alcohol and fatty acids. These are hydrocarbons, alcohols
Or esters of fatty acids. Waxes useful in the present invention are animals
Wax, vegetable wax, mineral wax, natural wax, synthetic wax, petroleum wax
, Ethylene-based polymer, hydrocarbon, silicone wax and mixtures thereof
Can be
d) wetting agent
Optionally, one or more wetting agents are used in the foundation composition
be able to. Among the humectants useful in foundation compositions, glycerin, water
A commercially available product known as starch hydrolyzate, sorbitol, hydrolyzed silk, etc.
There are effective wetting agents. These drugs are available from C.T.F.A., Cosmetic Ingredient Handbook,
Third Edition, Cosmetic and Fragrance Assn., Inc., Washington D.C. (1982)
The entirety of which is incorporated herein by reference].
e) air freshener
The fragrance may also provide a bright, desirable scent during application and / or the odor of the composition.
It is optionally present in the above-mentioned foundation composition to mask the skin.
f) Preservative
Typically, C.T.F.A., Cosmetic Ingredient Handbook, Third Edition, Cosmetic and
Listed in Fragrance Assn., Inc., Washington DC, (1982), pp. 575-580.
Such preservatives can be used in the foundation. These preservatives
Is easily determined by those skilled in the art. For example, the preferred level is often
Less than 5%, typically less than 1%.
g) Other ingredients
Incorporating other substances into the formulation without departing from the scope or spirit of the invention
be able to. For example, coatings such as stability at added storage temperature, thickening, etc.
Good feel when clothed, eg wax; increased viscosity; imparts color when wet
Substances can be added to obtain
Water dispersible and oil dispersible clays are useful for thickening the water or oil phase of the present invention.
is there. Water dispersible clays are bentonite and hectorite, such as Ben from Rheox
tone EW, LT; magnesium aluminum silicate, for example Veeg from Vanderbilt Co.
um; Attapulgite such as Attasorb or Pharamasorb from Engelhard, Inc .; E
Laponite and monotomorillonite, such as Gelwhite from EC America; and
Contains mixtures thereof. Oil dispersible clays are available from Bentone 34 and Rhenox
Quaternium-18 hectorite, such as E.C. and 38; and mixtures thereof. other
As long as the granular or organic thickener does not impair the function and aesthetics of the foundation,
Useful.
An electrolyte such as sodium chloride is useful for stabilizing the emulsion.
Dispersants such as ester oils and fatty acid esters are useful for dispersing pigments.
is there.
Other optional ingredients contain one or more UV absorbers. UV absorbers often
Light-blocking agents and are present in concentrations from about 1% to about 12% by weight of the total weight of the composition.
Can be located.F. Manufacturing method of water-in-oil emulsion foundation
Also, the present invention provides a) mixing an oil-soluble component to obtain an oil mixture;
b) mixing a water-soluble or water-dispersible polymer, a plasticizing solvent and a water-soluble additive to form an aqueous mixture;
C) mixing the aqueous mixture and the oil mixture together to obtain an emulsion;
And d) mixing the emulsion and the ultrafine titanium dioxide aqueous dispersion together,
The dispersion contains ultrafine titanium dioxide and a nonionic surfactant;
A method for producing a stable water-in-oil emulsion foundation including a process
.
Oil-soluble components include volatile and non-volatile silicones, emulsifiers,
Coloring agents or pigments, fragrances, waxes, dispersants, oil-soluble stabilizers, oil-soluble preservatives, etc.
is there. The oil-soluble component is preferably silicone, emulsifier, colorant or pigment and dispersion
Agent. The foundation contains more than about 80% by weight of oil-soluble components
In this case, the foundation has a sticky feeling. Foundation is about 2
If the composition contains less than 0% by weight of an oil-soluble component,
The emulsion cannot be emulsified. The level of oil-soluble ingredients should preferably be foundation
From about 20% to about 80%, more preferably from about 40% to about 70% by weight of
is there. Examples of the water-soluble additive include a wetting agent, an electrolytic solution, water, and a water-soluble preservative.
If the foundation contains more than about 75% by weight of the water-soluble additive,
Foundations made in this way cannot be emulsified. The foundation is
When the content of the water-soluble additive is less than about 10% by weight, the foundation has a sticky feeling.
Occurs. The level of water-soluble additive is preferably about 10% by weight of the foundation
To about 75% by weight, more preferably from about 15% to about 50% by weight.
Water-soluble or water-dispersible polymer, plasticizing solvent, and ultrafine titanium dioxide and nonio
The ultrafine titanium dioxide-water dispersion containing the surfactant is as described above.
is there.
The mixing in the steps (a), (b), (c) and (d) is performed using a homomixer or an anchor mixer.
This can be done for at least 30 minutes using a sir.
In embodiments where the foundation contains silicone, the method of the present invention
If performed at temperatures above 0 ° C., the emulsion will be unstable. Foundation
If the solution contains silicone, the method of the present invention may be carried out at about 23 ° C to about 30 ° C,
Preferably, it is carried out at a temperature of about 25C to about 28C. Otherwise, about 23
C. to about 98.degree. C., more preferably from about 25.degree. C. to about 95.degree.G. FIG. Example
The following examples further describe and demonstrate preferred embodiments within the scope of the present invention.
It is. These examples are given for illustrative purposes only,
It should not be construed as limiting the invention, which departs from the spirit and scope of the invention.
Many modifications are possible.
Example composition numbers 1 to 6 are shown in Table 1 as Ex1 to Ex6.
In these examples, small changes in the oil phase change the nature of the foundation.
It is not thought that it can be obtained.
Note: (1) PVPK-17 (supplier: BASF)
(2) Titanium dioxide TTW-2 (supplier: Ishihara Sangyo)
Example composition numbers 1 to 6 (Ex1 to 6) were prepared by the following method. Fast dispersion
The pigment is incorporated into the oil phase liquid using a mill or high shear mill or other methods known in the art.
Dispersion ensured uniform coloring and effective use of pigment. Add the remaining ingredients to the oil phase
Shear until well mixed, heat if necessary to melt solid wax
I do. Mix all aqueous components (except polymer) in combination. Of its supplier
The polymer is added to the aqueous phase using methods described in the literature. Cool both phases to room temperature and
Add the aqueous phase to the oil phase and mix with a stirrer, homogenizer or other known method.
To form an emulsion. After completion of the emulsion, ultra-fine titanium dioxide
Add the aqueous dispersion to the emulsion and use a stirrer, homogenizer or other known methods.
Mix. The final properties of the emulsion, such as viscosity, will be apparent to those skilled in the art.
Can be adjusted according to the type and amount of mixing.
The composition of the present invention is compared with a composition containing no water-soluble or water-dispersible polymer.
, With improved stability. The composition does not contain an organic UV absorber
Furthermore, the compositions of the present invention provide improved SPF values.
The examples and embodiments described herein are for illustration only, and various light
Changes and modifications will be obvious to those skilled in the art and are within the scope and spirit of the present application and the appended claims.
It should be understood to be included.