【発明の詳細な説明】
蛍光分光光度計測による流体中の所期の溶質のオンライン検出
発明の分野
本発明は、一般に、溶液サンプルにおける所期の溶質を検出する方法に関わる
。さらに特定的には、微分移動分離法によって生成される溶出サンプルにおいて
、所期の溶質を検出するオンライン技術に関わる。
発明の背景
微分移動分離法は、生物学、および、化学分野ではよく知られており、通常、
ある液体サンプル中に存在する溶質混合物を分離するのに用いられる。微分移動
分離法の一例としては、クロマトグラフィーがある。クロマトは、通常、2ない
し3相間での分配差分によって溶質を分離するもので、この相は、固相と液相で
あることが多い。溶質分配は、標本中の各種溶質が、流体相の存在下に、個体粒
子から成る基質を貫通移動するその移動差分から生ずる。固相基質を通過する溶
質の移動は、通常、圧勾配によって駆動される。使用する固相基質の特定のタイ
プによって、クロマトは、どのような数の特性に基づいても、溶質を分離するの
に使用することができる。その特性とは、例えば、大きさ、電荷量、疎水性、親
水性、および・または、基質にたいする特定の親和性、すなわち、基質に結合す
るリガンド、がある。
微分移動分離法のもう一つの例としては、電気泳動がある。電気泳動は、通常
、基質を通過する際の、電気泳動移動差分に基づいて、溶質を分離する。そのよ
うな系における溶質の移動は、印加された電場による電圧勾配によって駆動され
る。
すぐに分かるように、微分移動分離法は、各種溶質が、特定のタイプの
基質を通過して移動する速度の差を利用するものである。微分移動分離法の生産
物は、通常、基質から流れ出る連続流体であり、その中には、混合物中の各種溶
質が、互いに空間的に分離されている。この流出流体における、各種溶質、また
は、ある所期の、特定の溶質の位置の決定は、この流出流体を、一連の、不連続
な分画として収集し、次に、当業者にとっては熟知の手段のいずれかを用いて、
この分画を採取し、その内容物を特定することによって達せられる。溶液中の各
種分析対象を検出するための当分野において既知の例としては、米国特許第 4,2
07,075 号、発明家 Liburdy、1980 年6月 10 日発行、米国特許第 3,998,943
号、発明家 Ullman、1976 年 12 月 21 日発行、ヨーロッパ特許申請第 290,269
号、1988 年 11 月9日出版、ヨーロッパ特許申請第 242,527 号、1987 年 10
月 28 日出版、Huang ら、"Direct and Homogeneous Immunoassay for IgG anal
ysis,"(「IgG 分析のための直接および均質免疫定量法」)、"Biotechnology and B
ioengineering," 40 巻、913−8ページ (1992),Haidukewych,"Therapeutic Dr
ug Monitoring By Automated Fluorescence Polarization Immunoassay,"(「自
動式蛍光偏光免疫定量法による治療薬監視」)"Immunoassay Technology," 2巻
、71-103(1985)および、"Automated Fluorescence/Photometer System for Homo
geneous Immunoassay,"(「均質免疫定量用自動式蛍光光度計装置」),Clinical Che
mistry,29 巻、1628-34ページ(1983)。上記全てを本明細書中で参考として援用
する。
上記の溶質検出法の問題の一つは、通常、基質(またはその大部分)を活性化
した全流出体を、一連の収集サンプルの形で集め、次に、各収集サンプル(また
は、その、相当の部分量)それぞれについて、溶質の有無を調べなければならな
いことである。すぐに分かるように、このような試験法は、多くの場合、時間が
かかり、単調で、かつ、高価である。さらに、上記の方法では、試験目的のため
に、サンプルは、もはや流出サンプルと
しては存在しえず、流出サンプルは、必ず、一連の不連続な収集サンプルに変更
されるということも了解されるであろう。さらに、各収集サンプルは、通常、基
質をかなりの長時間に渡って活性化してきた複数の溶質を含んでいるのであるか
ら、上記の方法は、流出流体において、所期の溶質が正確にどのような分布をし
ているかに関しては、限られた情報しか与えない。流出流体において所期の溶質
が正確にどのような分布をするのかに関して得られるこのような情報は、微分移
動分離法のどの変数が修飾されているのかを決めるのに有用な場合がしばしばあ
る。
前述した種類の問題に対応するために取られた一つの方法が、米国特許第 5,2
34,586 号、発明家 Afeyan ら、1993 年8月 10 日発行に記載されており、ここ
に引用することによって本明細書中に参考として援用する。前記 Afeyan らの特
許は、ある流出流体中における、あらかじめ定められた溶質ないし溶質群の存在
および位置を急速に特定するためのオンライン法に関わる。この方法では、先ず
、混合物を、その混合物の溶質を分離することのできる装置の中を通過させ、そ
れによって、溶質が液相(流出流体)としてその装置を抜け出たとき、それら溶
質を、時間的にも空間的にも互いにある程度隔てるようにする。この第1の装置
は、液体クロマト、例えば、カラムや、電気泳動モヂュールのようなその他の溶
質分離手段でもよい。次に、この第1の溶質分離装置から得られた流出流体を、
紫外線(UV)吸収検出器中を通過させ、それによって、すべての UV 吸収性溶質(
例えば、蛋白質、核酸、その他)の溶出プロフィールを描く第1の出力を得る。
次に、これらたくさんの UV 吸収性溶質の中から、所期の、特定の UV 吸収性溶
質を特定するには、この流出流体の少なくとも一部を、この所期の溶質を、液相
から選択的に取り出すことのできる第2の装置の中を通過させて行なう。このた
めには、できれば、免疫吸収剤、および、免疫親和性基質を用いることが好まし
い。次に、この第2の装置を抜け出した流出
流体を、同じ、または、類似の UV 検出器中を通過させ、この第2の装置を抜け
出した、すべての UV 吸収性溶質の溶出プロフィールを描く第2の出力を得る。
この第2の装置は、所期の溶質を、流出流体中の他の溶質の時間的、および・ま
たは、空間的配置を変更することなく、選択的に取り出すのであるから、第1と
第2の出力の差は、その流体流出中の所期の溶質の存在および位置を決定するの
に用いることができる。
Afeyan らの特許に開示された、一つの実施態様によれば、IgG が所期の溶質
であり、第2の装置は、還流性タンパク A 親和性基質を含む。
本発明者は、Afeyan らの方法について、いくつかの欠点を特定した。そのよ
うな欠点の一つは、流出流体から所期の溶質を取り出すのに使用される第2の装
置が、所期の溶質によって速やかに飽和されるので、そのために、定期的に洗浄
したり、交換したりして、問題の溶質が、未検出のまま出て行くのを防止しなけ
ればならないことである。Afeyan らの方法の第2の欠点は、第2の装置によっ
て取り除かれる溶質の範囲が、基質の上に定着させることのできる親和性溶媒の
種類によって限定される可能性のあることである。さらに、親和性溶媒の定着が
実行可能な場合においてすら、定着用コストは高くなる可能性がある。特に、蛋
白 A や蛋白 G のようなある種の親和性溶媒の場合はそうである。Afeyan ら
の方法の第3の欠点は、第1と第2の出力差を特定することが困難なことがあり
得るということである。特に、1個以上の溶質が、問題の溶質と一緒にカラムか
ら溶出するような場合はそうである。Afeyan らの方法の第4の欠点は、UV 吸収
は、約 0.1mg/ml 未満の生体分子の濃度を検出できない、さらに高濃度の場合で
も、干渉性溶質の存在下では検出できない、ことである。Afeyan らの方法の第
5の欠点は、ここに使用される親和性基質が、流出サンプル中の他の溶質と何ら
かの相互作用を引き起こし、それによって、親和性基質を活性化する溶質の空間
分布を変化させ、それが、所期の溶質の特定を困難に
させるかもしれない可能性を持つことである。
発明の大要
溶出サンプルにおいて所期の溶質を検出する新規の方法を提供するのが本発明
の目的である。
オンライン検出法である、前記方法を提供するのが本発明のもう一つの目的で
ある。
既存の方法に関連して前述した問題の内の少なくともいくつかを解決する、前
記方法を提供するのが本発明のさらにもう一つの目的である。
本発明のその他の目的は、本発明の特質や利点と同様に、一部は、以下の詳細
な説明の中で、触れられ、一部は、詳細な説明から自ずから明らかにされようし
、また、一部は、本発明の実施を通じて習得することもできよう。本説明におい
ては、本説明の一部を形成する付属の図を参照する。また、本説明においては、
例示として、本発明を実行する特定の実施態様が示される。これらの実施態様は
、当業者ならば、本発明を実施できるように十分詳細に書かれている。したがっ
て、本発明の範囲から逸脱することなく、その他の実施態様を利用し得ること、
ならびに、変更を加え得ることを了解しなければならない。したがって、下記の
詳細な説明は、制限的な意味に取ってはならない。また、本発明の範囲は、付属
の請求の範囲にもっとも完全に定義されている。
本発明の一局面によれば、溶出サンプルにおける所期の溶質の有無を検出する
方法が提供される。前記方法は、次の諸工程から成る。すなわち、(a)できれば
、所期の溶質に結合することが好ましい蛍光剤であって、その蛍光が、その溶質
に結合した場合は、その溶質に結合しない場合と異なる、そのような蛍光剤を、
溶出サンプルに添加する工程、(b)溶出サンプルを活性化する工程てあって、そ
れによって、流体の長さ全体を活性化する工程であって、それによって、蛍光剤
に、その溶質に結合しているか否かを、
その蛍光によって呈示させる工程、および、(c)溶出サンプルから発せられる蛍
光を検出する工程であって、それによって、蛍光剤か所期の溶質に結合したこと
に基づく検出蛍光が、その溶出サンプル中における所期の溶質の存在を示す工程
。
上記方法に委ねられる溶出サンプルは、クロマトや電気泳導法のような微分移
動分離法によって生成されてもよい。溶出サンプルに添加される蛍光剤は、でき
れば、所期の溶質に親和性を持つ半量体と、牛血清アルブミン(BSA)にたいし
てあまり大きな陽性反応を与えない蛍光性半量体との複合体であることが好まし
い。大抵の蛍光染料は、BSA にたいして取扱い可能な陽性反応を示すので、蛍光
半量体として好適である。さらに、蛍光剤にたいする BSA の陽性反応をさらに
低下させるために、蛍光剤と一緒に、遊離蛍光染料をサンプルに添加してもよい
。所期の溶質が、IgG のような免疫グロブリンの場合には、蛍光剤は、(I)蛍光
染料と蛋白 A、(ii)蛍光染料と蛋白 G、または、(iii)それらの混合物、例え
ば、1:1 混合物、の複合体であることが好ましい。所期の溶質が、アンチトロン
ビン III である場合には、8-ヒドロキシピレン-1,3,6-トリスルフォン酸三ナト
リウム塩(HPTS)をそれ自体蛍光剤として用いてもよいし、あるいは、ヘパリンと
結合させて、蛍光剤を形成してもよい。
本発明のもう一つの局面によれば、ある長さの流体における所期の溶質の分布
を決定する方法が提供される。この際、流体は、クロマトや電気泳動のような微
分移動分離法によって形成されることが好ましい。前記方法は、次の工程から成
る。すなわち、(a)できれば所期の溶質に結合することが好ましく、かつ、その
蛍光は、その溶質に結合した場合は、その溶質に結合しない場合と異なる、その
ような蛍光剤を、流体の長さ全体に渡って添加する工程、(b)流体の長さ全体を
活性化する工程であって、それによって、蛍光剤に、その溶質に結合しているか
否かを、その蛍光によって呈示
させる工程、(c)流体の長さから発せられる蛍光を、流体の長さ内部の位置の関
数として検出する工程、および、(d)前記検出工程の結果を用いて、流体長さ内
部における所期の溶質の分布を確かめる工程。
本発明のさらにもう一つの局面によれば、流体内部における所期の溶質の存在
と位置を決定する方法が提供される。ここに、前記方法は、以下の工程から成る
。すなわち、(a)溶出サンプルを、第1流体と、第2流体に縦分割する工程であ
って、ここに、第1と第2の流体は比例的化学組成を持つ。また、この溶出サン
プルは、クロマトや電気泳動のような微分移動分離法によって生成されたもので
あることが好ましい。(b)蛍光分光光度法によって第1の流体における所期の溶
質の存在と位置を決定する工程、(c)第1と第2の流体の時間相関を決定する工
程、および、(d)前記溶質の存在と位置を決定する工程、および、前記時間相関
を決定する工程の結果を用いて、第2の流体における所期の溶質の存在と位置を
決定する工程。
すぐに分かるように、第2の流体における所期の溶質の位置が一旦決定された
ならば、第2の流体の、問題の溶質を含む部分だけを収集することもできる。
本発明のさらにもう一つの局面によれば、流体内部における所期の溶質の分布
を決定する方法が提供される。ここに、前記方法は、以下の工程から成る。すな
わち、(a)溶出サンプルを、第1流体と、第2流体に縦分割する工程であって、
ここに、第1と第2の流体は比例的化学組成を持つ。また、この溶出サンプルは
、クロマトや電気泳動のような微分移動分離法によって生成されたものであるこ
とが好ましい。(b)蛍光分光光度法によって第1の流体における所期の溶質の分
布を決定する工程、(c)第1と第2の流体の時間相関を決定する工程、および、(
d)前記分布を決定する工程、および、前記時間相関を決定する工程の結果を用い
て、第2の流体における所期の溶質の分布を決定する工程。
すぐに分かるように、第2の流体における所期の溶質の分布が一旦決定された
ならば、第2の流体の、問題の溶質の最大高濃度を含む部分だけを収集すること
もできる。さらに、溶出サンプルが、微分移動分離法の産物である場合には、第
2の流体における溶質の分布は、用いた分離法の効率を表わす。したがって、前
記方法は、用いた分離法のどれかの変数が変更されたかどうかを手早く評価する
ためのオンライン器具を与える。
本発明のさらにもう一つの局面によれば、流体内部のある位置における、所期
の溶質の濃度を決定する方法が提供される。ここに、前記方法は、以下の工程か
ら成る。すなわち、(a)溶出サンプルを、第1流体と、第2流体に縦分割する工
程であって、ここに、第1と第2の流体は比例的化学組成を持つ。また、この溶
出サンプルは、クロマトや電気泳動のような微分移動分離法によって生成された
ものであることが好ましい。(b)蛍光分光光度法によって第1の流体のある位置
における所期の溶質の濃度を決定する工程、(c)第1と第2の流体の時間相関を
決定する工程、(d)第1と第2の流体の容量相関を決定する工程、および、(e)前
記濃度を決定する工程、前記時間相関を決定する工程、および、前記容量相関を
決定する工程の結果を用いて、第2の流体の対応する位置における所期の溶質の
濃度を決定する工程。
本発明の別の一つの局面によれば、所期の溶質に関して、流体を監視する装置
が提供される。ここに、前記装置は、以下の手段から成る。すなわち、(a)溶出
サンプルを、第1流体と、第2流体に縦分割する手段であって、ここに、第1と
第2の流体は比例的化学組成を持つ。(b)できれば所期の溶質に結合することが
好ましく、かつ、その蛍光は、その溶質に結合した場合は、その溶質に結合しな
い場合と異なる、そのような蛍光剤、(c)蛍光剤を第1の流体と混合する手段、(
d)第1の流体について、蛍光剤の蛍光に基づいて、所期の溶質の有無を監視する
手段、および、(e)第1と第2の
流体の時間相関を取る手段であって、それによって第1の流体に関して得られた
結果を、第2の流体に当てはめることができる、そのような手段。
本発明の別のもう一つの局面によれば、溶質の混合物から、所期の溶質を精製
する方法が与えられる。ここに、前記方法は、以下の諸工程から成る。すなわち
、(a)溶質の混合物を適当な微分移動分離法にかける工程であって、これによっ
て、所期の溶質が、残余の溶質とある程度分離された溶出サンプルが生成される
工程、(b)溶出サンプルを、第1流体と、第2流体に縦分割する工程であって、
ここに、第1と第2の流体は比例的化学組成を持つ。(c)蛍光分光光度法によっ
て第1の流体における所期の溶質の濃度ピークの位置を決定する工程、(d)第1
と第2の流体の時間相関を決定する工程、(e)前記濃度ピークを決定する工程、
および、前記時間相関を決定する工程の結果を用いて、第2の流体における、所
期の溶質の対応する濃度ピークの位置を決定する工程、および、(f)所期の溶質
の濃度ピークに相当する、第2の流体の部分を収集する工程。
図面の簡単な説明
ここに収められ、本明細書の一部を形成する付属の図面は、本発明の好ましい
実施態様を例示するものであり、説明とあいまって、本発明の原理を明らかにす
るのを助ける。この図においては、同様の参照番号は、同様部分を表わす。
第1図は、ある流体について、所期の溶質の有無を監視するための自動オンラ
イン装置の一実施態様の模式図であり、ここに、前記オンライン装置は、本発明
の指示によって構成される。
第 2(a)および 2(b)図は、それぞれ、MES 無し蛋白 G-DTAF および MES 付き
蛋白 G-DTAF を用いて得られた、5μgHIgG,500μgBSA と 5μg HIgG の混合物、
および、500μg BSAにたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施
例5において実施した。
第 3(a)および 3(b)図は、それぞれ、蛋白 A-HCCS および蛋白 G-HCCS を用い
て得られた、5μg HIgG,500μg BSA と 5μg HIgG の混合物、および、500μg
BSA にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例6において実
施した。
第 4(a)および 4(b)図は、それぞれ、蛋白 A-MCCS および蛋白 G-MCCS を用い
て得られた、5μg HIgG,500μg BSA と 5μg HIgG の混合物、および、500μg
BSA にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例7において実
施した。
第5図は、流速 2ml/分の蛋白 A-CFSE および蛋白 G-CFSE の 1:1 混合物を用
いて得られた、HIgG,BSA,migG,RIgG,BIgG,ヤギ抗-mIgG および、ヤギ抗-RI
gG にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例8において実
施した。
第6図は、流速 2ml/分の蛋白 A-FHSE および蛋白 G-FHSE の 1:1 混
合物を用いて得られた、HIgG,BSA,migG,RIgG,BIgG,ヤギ抗-mIgG および、
ヤギ抗-RIgG にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例9に
おいて実施した。
第7図は、76日保存蛋白 G-DTAF を用いで得られた、HIgG,BSA,migG,RIgG
,BIgG,ヤギ抗-mIgG および、ヤギ抗-RIgG にたいする蛍光信号強度のグラフ表
示である。これは、実施例 10 において実施した。
第8図は、RIgG-CFSE を用いて得られた、ヤギ抗ウサギ IgG、ヤギ抗-mIgG、
および、HIgG にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例 11
において実施した。
第9図は、HIgG-CFSE 複合体を用いて得られた、ヤギ抗-HIgG、および、BSA
にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例 12 において実施
した。
第 10 図は、HIgG-FITC 複合体を用いて得られた、抗-HIgG、蛋白A、および
、BSA にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例 13 におい
て実施した。
第 11 図は、HIgG-DATF 複合体を用いて得られた、抗-HIgG、蛋白 A、および
、蛋白 C にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例 14 に
おいて実施した。
第 12(a)および 12(b)図は、それぞれ、PBS 濃度 0.0002 mg/ml と0.0008 mg/
ml の抗 HIgG-DATF 複合体による HIgG にたいする蛍光信号強度のグラフ表示で
ある。これは、実施例 16 において実施した。
第 13 図は、蛋白 A-CFSE と RIgG を用いて得られた、ヤギ抗-RIgG、および
、HIgG にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例 17 にお
いて実施した。
第 14 図は、蛋白 G-CFSE と RIgG の複合体を用いて得られた、ヤギ抗-RIgG
、および、HIgG にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。こ
れは、実施例 18 において実施した。
第 15 図は、蛋白 G-DTAF とヤギ抗-RIgG の複合体を用いて得られた、RIgG、
HIgG,BIgG,mIgG,および、BSA にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。
これは、実施例 19 において実施した。
第 16 図は、蛋白 G-FHSE とヤギ抗-RIgG の複合体を用いて得られた、RIgG、
および、HIgG にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例 20
において実施した。
第 17 図は、カッパ・ロック-DTAF 複合体を用いて得られた、RIgG、HIgG,mI
gG,および、BSA にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例
21 において実施した。
第 18 図は、カッパ・ロック-DTAF とヤギ抗RIgG 複合体を用いて得られた、R
IgG、HIgG,mIgG,および、BSA にたいする蛍光信号強度のグラフ表示である。
これは、実施例 22 において実施した。
第 19 図は、カッパ・ロック-FHSE を用いて得られた、RIgG、HIgG,mIgG,BI
gG,ヤギ抗-mIgG、ヤギ抗-RIgG、および、BSA にたいする蛍光信号強度のグラフ
表示である。これは、実施例 23 において実施した。
第 20 図は、コンアルブミン-CFSE 複合体によるコンカナバリン A にたいす
る蛍光信号強度のグラフ表示である。これは、実施例 24 において実施した。
第 21 図は、実施例 25 で得られた結果のグラフ表示である。
第 22 図は、実施例 26 で得られた結果のグラフ表示である。
第 23 図は、実施例 27 で得られた結果のグラフ表示である。
好ましい実施態様の詳細な説明
第1図を参照すると、溶出サンプルについて、所期の溶質の有無を監視するた
めの自動オンライン装置の1つの実施態様の模式図図が示される。前記装置は、
本発明の指示によって構成され、一般に、参照番号 11 によって示される。
第1図に例示したように、装置 11 の考えられる用法の一つとして、溶質の混
合物を含む液体サンプル 15 を、微分移動分離装置 17 を通過させることによっ
て得られる溶出サンプル 13 を監視する工程がある。ここに、この分離装置は、
所期の溶質を、混合物の中の残余の溶質から物理的に分離することが可能である
。装置17は、例えば、クロマトのカラム、電気泳動ゲル、または、同様のもので
あってもよい。
装置 11 は、UV 吸収検出装置 21 を含む。この装置は、サンプルに UV 光を
照射する手段(図示せず)とサンプルによって吸収された UV 光を測定する手段
(図示せず)を含む。溶出サンプル 13 は、装置 21 を通過させられ、それによっ
て、サンプル 13 中に存在する、すべての UV 吸収性溶質(例えば、蛋白質、核
酸など)の空間的分布に一致する連続出力を生成する。このような溶質の空間分
布は、グラフとして表わすと、通常、一連のピークとなる。ここに、各ピークは
、サンプル 13 の特定の位置における、1個以上の溶質の高濃度を表わす。
装置 11 は、さらに、装置 21 の下流側に流体縦分割バルブ 25 を含む。バル
ブ 25 は、溶出サンプル 13 を、大流体 27 と、小流体 29 に縦分割する。ここ
に、小流 29 は、大流 27 と同じ相対的化学組成を持つが、流体 27 に比べると
はるかに低い容量を持つことが好ましい。例えば、流体 29 対流体 27 の容量比
は、それぞれ、1:10 の範囲にあってもよい。
装置 11 は、さらに、バルブ 25 の下流側に、小流 29 の流路にそってミ
キサー 31 を含む。ミキサー 31 は、小流 29 がミキサー 31 を貫通するさいに
、分析液 33(以下この名前で呼ぶ)を、小流 29 に投じて混合するためのもの
である。ミキサー 31 は、分析液 33 と小流 29 とをμl 容量で、できれば、約
5μl の小容量で混合できるマイクロ・ミキサーであってもよい。また、別法と
して、ミキサー 31 は、分析液 33 と小流 29 とを ml 容量で、通常は約 1ml
で混合できるダイナミック・ミキサーであってもよい。装置 11 において、ダイ
ナミック・ミキサーに比べて、マイクロ・ミキサーを使用することによる利点の
一つは、ダイナミック・ミキサーを使用した場合よりも、所期の溶質の区間的分
布をはるかに高精度で検出することができることである。その理由は、マイクロ
ミキサーの方が比較的小容量であり、そのため、ダイナミック・ミキサーに比べ
で、それ以前の工程で空間的に分離された溶質を、溶出サンプル内で大容量で掻
き回す恐れが少ないからである。すぐに分かるように、マイクロ・ミキサーに特
有のこの利点は、流速が比較的速い場合、極めて大きいものになる。マイクロ・
ミキサーにたいして、ダイナミック・ミキサーを使用することの利点の一つは、
ダイナミック・ミキサーは、その設計上、マイクロ・ミキサーよりも、分析液 3
3 と小流 29 をより徹底的に混合することができることである。しかしながら、
すぐ分かるように、マイクロ・ミキサーと、ダイナミック・ミキサーの両者の効
率差は、比較する特定の実施態様に依存する。
装置 11 は、さらに、分析液 33 を、ミキサーに駆動するポンプ 35、できれ
ば、約 1から 8ml/分の速度をもつポンプを含む。
分析液 33 は、蛍光剤であって、できれば所期の溶質に結合し、その蛍光が、
1個以上の点(例えば、強度、減衰時間、極性、など)で、所期の溶質に結合した
場合が、所期の溶質に結合しない場合とは異なる蛍光剤を含む。蛍光剤の一つの
タイプは、蛍光染料と、所期の溶質にたいして親和性を持つ半量体との複合体で
ある。溶質混合物が、牛血清アルブミン(BSA)を
含む、あるいは、含む可能性が高く、かつ、BSA 以外の溶質が所期の溶質である
場合には、前記蛍光染料としては、通常蛍光染料が好ましい。なぜなら、蛍光染
料は、通常、牛血清アルブミン(BSA)にたいして、例えあったとしても、ごく
僅かな、適当に処理できる陽性反応しか示さないからである(さらに、BSA にた
いする前記陽性反応にしても、分析液 33 に、少量の加水分解された遊離蛍光染
料を、例えば、約 10-7 mg/ml から約10-9 mg/ml となるようにさらに添加する
ことによって、その反応を効果的に打ち消すことができる)。本発明に使用して
好適な蛍光染料の例としては、蛍光イソチオシアネート(FITC),5-ブロモメチル
フルオレサン(BMF)、5-(と 6-)-ヨードアセタミドフルオレサン(IAF)、5-(4,6-
ジクロロトリアジニル)アミノフルオレサン (DATF)、5-(と 6-)-カルボキシフル
オレサン・サクシニミヂル・エステル(CFSE)、および、6-(フルオレサン-5-(と-
6)-カルボキサミド)ヘキサノイン酸サクシニミヂル・エステル)(FHSE)があ
る。前記の蛍光染料の中では、CFSE と FHSE が好ましい。なぜなら、これらは
、BSA にたいして全く陽性反応を示さないからてある。それ以外の蛍光染料とし
ては、1-アルキロキシーピレン-3,6,8-トリスルフォン酸ナトリウム塩(キャスケ
ード・ブルー)、および、5,7-ジメチル-4,4-ジフロロ-4-ボラ-3a,4a-ジアザ-s-
インダシン(BODIPY FL)がある。小さく、親水性を持ち、アミノ基を持たない
蛍光染料ならば、BSA が所期の溶質でないか、溶質混合物に含まれる恐れがない
場合なら、他のものでも、蛍光染料として好適である。
蛋白 A と蛋白 G はそれぞれ、多くの動物種の、広範な免疫グロブリン(例
えば、IgG,IgA,IgD,IgM など)に結合する。もっとも著明な例外は、ニワト
リ IgG とヒト IgD である。したがって、ニワトリ IgG および・または、ヒト
IgD 以外の免疫グロブリンが所期の溶質である場合には、適当な蛍光剤は、(I)
蛍光染料と蛋白 A の複合体、(ii)蛍光染料と蛋白 G の
複合体、または、(iii)蛍光染料/蛋白 A、および、蛍光染料/蛋白 G 複合体
のの混合物である。所期の溶質が、免疫グロブリンの様々な集合体である場合に
は、蛋白 A と蛋白 G 複合体同士の混合物が特に好ましい。なぜなら、蛋白
A と蛋白 G の親和性は、多くの免疫グロブリンにたいして相補的だからであ
る。(例えば、蛋 G は、蛋白 A よりも強力に牛 IgG に結合する)。蛍光染
料と、蛋白 A または蛋白 G の複合体の合成は、実質的には、Bioconjugate C
hem.,3巻、2-13 ページ(1992)のM.Brinkley によって開示された方法で実行す
ることができる。本文献を、ここに引用することによって本明細書中で参考とし
て援用する。分析液 33 における蛋白A(または G)/蛍光染料複合体の実効
濃度は 0.0001 から 0.1mg/ml の範囲にある。
所期の溶質がアンチトンビンIII である場合、蛍光剤は、(I)8-ヒドロキシピ
レン-1,3,6-トリスルフォン酸三ナトリウム塩(HPTS)でも、(ii)ヘパリンと HP
TS の複合体、のいずれを用いてもよい。驚くべきことに、本発明者は、HPTS 自
身がアンチロンビン III に親和性を持つこと、したがって、親和性半量体に複
合させる必要のないことを発見した。
本発明の蛍光剤は、また、蛍光染料/蛋白 A(または G)複合体と、蛋白
A(または蛋白 G)と所期の溶質の両方にたいして親和性を持つ半量体との間
の錯体の形を取ってもよい。
分析液 33 はさらに、蛍光剤が溶解されるバッファー液を含んでいる。バッフ
ァー系の機能は、蛍光剤を、相当程度定常な pH に維持することである。これは
、蛍光染料の蛍光強度が、pH とともに増加する傾向があるからである。すぐに
分かるように、本発明における定常な pH の維持は、分析液 33 が、小流 29 と
混合されることによって複雑化する。なぜなら、小流自体もまた通常バッファー
を含むからであり(例えば、サンプル・バッファー、または、溶出バッファー)
、それも、溶液 33 のバッファーの同じ pH
である場合もあるし、ない場合もある。にも拘わらず、強いバッファー、例えば
、リン酸ナトリウム・バッファー(できれば、0.05-0.2M,pH 7-8.9)を用いる
ことによって、および・または、サンプル・バッファーの pH を、溶出バッファ
ーよりもやや低い範囲、溶出バッファーよりも 2pH 単位上に維持することによ
って、および・または、好適なマイクロ・ミキサー 31 を使用することによって
、先に示唆した種類の問題は最小に留めることができると考えられる。また、注
目すべきこととして、抗原は、塩濃度が 0.5M よりも高いと、同程度には結合し
ない。
装置 11 はさらに、小流 29 の流路にそって、ミキサー 31 の下流に位置する
蛍光検出装置 41 を含む。蛍光検出装置 41 は、小流 29 に添加された蛍光剤を
活性化する手段(図示せす)を含む。その活性化により、蛍光剤は、それが、所
期の溶質に結合しているか否かにしたがって、蛍光を発する、そのような手段で
ある。また、小流の興奮部位から発せられる蛍光を測定する手段(図示せず)を
含む。本実施態様においては、この測定手段は、蛍光強度を測定するが、測定手
段は、また別法として、減衰時間、極性、または、その他の、どのような識別性
の蛍光特性を測定するものであってもよい。小流 29 を装置 41 中を通過させる
ことによって、小流 29 中の所期の溶質の空間的分布に一致する連続出力が得ら
れる。所期の溶質の空間分布は、グラフとして表わすと、通常、一つのピークを
含む。このピークは、流れ 29 内部の特定位置において、その溶質が高濃度であ
ることを表わす。すぐ分かるように、ピークの形は、装置 17 によって実行され
る分離の有効性に関してある情報を与える。すなわち、広いピークは一般に、鋭
いピークよりも分離の悪いことを示す。
装置 11 はさらに、コンピュータ 51 を含む。コンピュータ 51 は、UV 吸収
検出装置 21 と蛍光検出装置 41 に電気的に結合され、かつ、それらの装置から
それぞれの出力を受け取る。コンピュータ 51 は、これらの出力を処
理し、それらをディスプレー 53 にグラフ的に表示する。さらに、コンピュータ
51 は、装置 21 と 41 からの出力を、装置の流速(0.1 から 30ml/分の範囲
にあってもよい)に関してコンピュータに入力されたデータと一緒に用いて、大
流 27 における、所期の溶質のピーク濃度の位置を求める。次に、コンピュータ
51 は、この情報を用いて、大流 27 の流路にあるバルブ 55 を制御することに
よって、所期の溶質のピーク濃度を含む、大流 27 の部分のみを選択的に収集す
る。
ここに示した実施態様においては、コンピュータ 51 はさらに、電気的にバル
ブ 25 に接続される。これは、それによって、UV 吸収性溶質が、装置 21 によ
って検出されて始めて、サンプル 13 が縦分割されるようにするためである。さ
らに、コンピュータ 51 は、ミキサー 31 に電気的に接続される。これは、それ
によって、ミキサー 31 が、バルブ 25 が、サンプル 13 を大流 27 と小流 29
のに縦分割して始めて活性化されるようにするためである。
すぐ分かるように、コンピュータ 51 に、蛍光強度と濃度を関係づける適当な
標準を与えることによって、装置 11 は、、サンプル 13 における所期の溶質の
濃度を求めるのに用いることができる。
完全に UV 依存性のオンライン検出装置に比べた場合の、装置 11 の利点の一
つは、装置 11 は、0.01 mg/ml もの低濃度の所期の溶質を検出することができ
ることである。一方、前記 UV 装置の検出限界は、0.1mg/ml である。さらに、
装置 11 は、500μg の BSA 存在下に 5μg もの少量の IgG を検出することが
てきるのにたいし、UV 依存性の装置ではできない。
下記の実施例は、本発明の多様な局面のほんの例示的なものであり、いかなる
意味でも、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1
蛋白 A-FITC 複合体を下記に従って合成した。20 mg/mlの蛋白 A 0.2ml を、
0.2M の炭酸水素ナトリウム・バッファー 0.5ml と pH9で混合した。1mg の FI
TC を渦流によって 0.1ml の DMSO に溶解した。次に、この FITC 溶液を蛋白
A 溶液に加え、得られた混合液を、10分間の渦流の後、室温で7時間振とう器
の上で攪拌した。得られた蛋白 A-FITC 複合体を、0.02% アジ化ナトリウムを
含む PBS を負荷バッファー、および、溶出バッファーとして用い、ゲル浸透ク
ロマト(Ultrogel AcA 44,BioSepra,Marlborough,MA)で精製した。第1バンド
(10ml)を複合体として収集した。複合体の濃度は、約 0.4mg/ml であり、次にこ
れを PBS で 0.001mg/ml に希釈した。
実施例2
蛋白 G-FITC 複合体を、蛋白 A-FITC について実施例1で記載されているのと
同じやり方で、合成した。
実施例3
蛋白 A-DTAF 複合体と蛋白 G-DTAF 複合体を、蛋白 A-FITC について実施例1
で記載されているのと同じやり方で、合成した。ただし、この場合、反応時間を
2.5 時間とした。
実施例4
蛋白 A-FITC、蛋白 A-DTAF、および、蛋白 G-DTAF を、装置 11 と同様のオン
ライン検出装置に用い、5μg の HIgG と 500μg の BSA を含む混合物における
ヒト IgG(HIgG)を検出した。三つすべての複合体が、BSA にたいして比較的小
さなピークを、HIgG にたいしては比較的大きなピークを示した。しかしながら
、この小さな BSA ピークは、複合体の
0.001mg/ml 溶液 200ml に、遊離した加水分解 FITC の 0.1 mg/ml 溶液約 2μl
を加えることによってノイズ・レベルまで下げることができた。ここに、遊離
FITC の最終濃度は、約 10-6 mg/ml であった。この遊離 FITC は、BSA にたい
しては陰性作用を呈するのにたいし、IgG にたいしては陽性作用を呈することが
判明した。このようにして、遊離 FITC による陰性 BSA ピークは、HIgG ピーク
には悪影響を与えることなく、複合体による陽性 BSA ピークを相殺した。
蛋白 A-FITC と蛋白 G-DTAF をさらに、装置 11 と同様のオンライン検出装置
に用いて、それぞれ、5μg の マウスIgG(mIgG)、ウシ IgG(BIgG)、および、ウ
サギ IgG(RIgG)を検出した。複合体は両方とも、三つすべての免疫グロブリンに
たいして、容易に検出可能なピークを示した。ウサギ IgG にたいする陽性ピー
クは、5μg のウサギ IgG と 500μg の BSA を含む混合物にたいして、蛋白 G-
DTAF を用いたときに見られた。また、マウス IgG にたいする陽性ピークは、5
μg のマウス IgG と 500μg の BSA を含む混合物にたいして、蛋白 A-FTIC を
用いたときに見られた。しかしながら、ウシ IgG を検出するのに蛋白 A-FITC
を用いた場合、HIgG,mIgG,および、RIgG を検出するのに蛋白 A-FITC を使用
した場合に観察されたものよりも弱いピークが見られた。本発明者は、いかなる
理論にも制限されることを望まないので、この弱いピークは、蛋白 A の BIgG
にたいする結合力がいく分弱いという事実から生ずるのであろうと考える。BIgG
にたいする反応を改善したいという気持ちから、また、蛋白 A よりも蛋白 G
の方が BIgG に強く結合するという事実に基づいて、次に、蛋白 A-FITC と蛋
白 G-DTAF の混合物を用いて、BIgG の検出を行なった。ピークの増加が見られ
た。
実施例5
pH9 の 0.2M 炭酸水素ナトリウム 0.7ml 中の蛋白 G(4mg)を、0.1ml の DMSO
と室温で 2.5 時間複合体反応させた後、1M MES(2−メルカプトエタン・スルフ
ォン酸ナトリウム塩)0.1ml を添加して反応を停止させ、さらに、BSA ピークを
下げるために、蛋白 G-DTAF に陰性電荷を負荷した。得られた混合物を、室温で
、2時間攪拌した。この蛋白 G-DTAF 複合体を、GPC(Ultrogel AcA 44)と、PB
S を溶出液として用い、分離した。MES は、既に蛋白 G に付着した DTAF の残
余のクロロ基と反応させることによって、複合体に付着させることができた。第
2(a),2(b)図から分かるように、ある程度の MES 基(したがって、より陰性電
荷を持つ)を含む蛋白 G-DTAF 複合体は、MES を持たない蛋白 G-DTAF よりも、
BSA にたいする反応がいく分低い。にも拘わらず、BSA ピークは完全には除去さ
れてはいない。MES を含むと否とに拘わらず、蛋白 A-DTAF は同じように振る舞
った。
実施例6
蛋白 A-HCCS(7-ヒドロキシクマリン-3-カルボキシル酸、サクシニミヂル・エ
ステル)複合体は下記のように合成した。pH 8.3 の 0.2M 炭酸水素ナトリウムに
溶解した 20mg/ml の蛋白 A 溶液 0.2ml を、0.1ml DMSO に溶解した 2mg の
HCCS と、室温で 3 時間反応させた。この反応を、1M NH2OH の 0.1ml を添加
して停止させ、次に、得られた混合液を室温で1時間攪拌した。得られた蛋白 A
-HCCS 複合体を、GPC と、溶質バッファーとして PBS を用いて分離した。蛋白
G-HCCS 複合体は、同様の方法によって調製した。
第 3(a),3(b)図から分かるように、蛋白 A-HCCS,蛋白 G-HCCS 複合体のいず
れもが、HIgG ピークばかりでなく、かなり強い BSA ピークを与えた。本発明者
は、いかなる理論にも制限されることを望まないので、
この強い BSA ピークは、クマリン半量体に十分な親和性が不足しているためで
あろうと考える。
実施例7
蛋白 A-MCCS(7-メトキシクマリン-3-カルボキシル酸、サクシニミヂル・エス
テル)、および、蛋白 G-MCCS は、実施例6において、それぞれ、蛋白 A-HCCS,
蛋白 G-HCCS について記載されていたものと同様にして合成した。第 4(a),4(b
)図から分かるように、蛋白 A-MCCS と蛋白 G-MCCS は、BSA にたいして、それ
ぞれ、蛋白 A-HCCS、蛋白 G-MCCS よりも大きなピークを与えた。さらに、蛋白
A-MCCS と蛋白 G-MCCS は、HIgG にたいして反応しなかった。
実施例8
蛋白 A-CFSE (カルボキシルフルオレセン・サクシニミヂル・エステル)、
蛋白 G-CFSE、蛋白 A-FHSE (6-(フルオレセン-5-(と-6-)-カルボキサミド)ヘ
キサノイン酸・サクシニミヂル・エステル)、および、蛋白 G-FSE 複合体は、
実施例6に記載されているものと一致するやり方で合成した。第5図から分かる
ように、2ml/分の流速で移動する蛋白 A-CFSE(0.0003mg/ml)と蛋白 G-CFSE(0.
0003mg/ml)の 1:1 混合物は、BSA にたいしては全くピークを示さなかったが
、HIgG、mIgG、RIgG、および、BIgG にたいしては十分な信号を生じ、ヤギ抗-mI
gG、および、ヤギ抗-RIgG にたいしても検出可能なピークを与えた。
実施例9
第6図を参照すると、蛋白 A-FHSE と蛋白 G-FHSE の 1:1 混合物は、BSA に
たいして何の反応も示さなかったが、IgG 類にたいしては、実施例
8で述べた蛋白 A-CFSE と蛋白 G-CFSE の混合物の与えたものと同様の反応を与
えた。ただし、BIgG、ヤギ抗-mIgG、およびヤギ抗-RIgG にたいする信号は、実
施例8の場合よりも弱かった。
実施例10
冷蔵庫に 76 日間保存しておいた蛋白 G-DTAF を、希釈(0.0003mg/ml)PBS
溶液に溶解して、ピーク検出剤として用いた。第7図から分かるように、蛋白 G
-DTAF は、HIgG、RIgG、mIgG、ヤギ抗-RIgG、ヤギ抗-HIgG、および、ヤギ抗-mIg
G にたいして、依然として有効にピークを与えた。BSA にたいする小ピークも検
出された。
実施例11
ウサギ IgG(RIgG)6.3mgを、実施例8に記載のものと同様にして、2.1mg の
CFSE と複合させた。第8図から分かるように、この RIgG-CFSE 複合体(0.0005
mg/ml PBS 溶液)は、ヤギ抗−ウサギ IgG、および、mIgG にたいして弱い信号
を生じたが、HIgG にたいしてはピークを生じなかった。
実施例12
10mg の HIgG を、実施例 11 に記載のものと同様にして、1mg の CFSE と複
合させた。第9図から分かるように、この HIgG−CFSE 複合体(0.0005mg/ml PB
S 溶液)は、ヤギ抗-H1gG にたいしては陰性信号を生じたが、BSA にたいしては
信号を生じなかった。
実施例13
HIgG−FITC 複合体は、Jackson Immune Research,West Grove,PA か
ら購入した。この複合体の希釈溶液(0.0005mg/ml PBS 溶液)を用いて、ヤギ
抗−HIgG のピーク検出に用いた。第 10 図から分かるように、この複合体は、
ヤギ抗−HIgG にたいしてきわめで弱い陰性ピーク、蛋白 A にたいしてはきわ
めて弱い陽性ピークを生じたか、BSA にたいしてはピークを生じなかった。
実施例14
15mg の HIgG を 2.3mg の DTAF と、実施例3に記載と同様のやり方で、複合
させた。第 11 図から分かるように、HIgG−DTAF 複合体(0.0005mg/ml PBS 溶
液)は、ヤギ抗−HIgG にたいしては信号を生ぜず、蛋白 A にたいしては陽性信
号、蛋白 G にたいしては陰性信号を生じた。
実施例15
pH8.3 の 0.2M の炭酸水素ナトリウム 0.5ml に溶解したヤギ抗−RIgG(1ml、2
.4mg/ml)を、0.1ml の DMSO に溶解した 1mg の CFSE と室温で3時間反応させ
た。反応を、1M NH2OH 0.1ml を添加して停止させた。反応混合液を室温で 1
時間攪拌した。得られたヤギ抗 RIgG - CFSE を、GPC を用いて分離した。この
複合体(0.0005mg/ml PBS溶液)は、RIgG や、HIgG にたいして反応を生じなか
った。
実施例16
ヤギ抗 HIgG−DTAF 複合体は、Pierce,Rockford,Illinois から購入し、HIgG
のピーク検出に用いた。第 12(a)図から分かるように、この複合体(0.0002mg/m
l PBS 溶液)は、HIgG にたいしては検出可能な陽性ピークを示したが、BSA にた
いしてはピークを示さなかった。この複合体の濃度を 0.0008mg/ml に増やすと
、HIgG にたいする強度は改善された(第 12
(b)図参照)。
実施例17
蛋白 A-CFSE 複合体(0.1ml、0.3mg/ml)を、2.3mg/ml の RIgG 0.1ml と混合
した。RIgG は蛋白 A-CFSE とよく結合する。得られた混合物は、室温で 10 分
間放置し、次に、100ml の PBS に移した。次に、得られた溶液を、ヤギ抗−RIg
G と HIgG のピーク検出に用いた。第 13 図から分かるように、ヤギ抗−RIgG
にたいするピークは得られなかった。さらに、HIgG にたいするピークも得られ
なかった。これは、遊離の蛋白 A-CFSE がないことを示す。なぜなら、蛋白 A-C
FSE は、過剰にあった RIgG に全て結合したはずだからである。
実施例18
実施例 17 の実験を繰り返した。ただし、この場合、蛋白 A-CFSE の代わりに
、蛋白 G-CFSE を用いた。第 14 図から分かるように、何のピークも検出されな
かった。
実施例19
蛋白 G-DTAF(0.1ml、0.3mg/ml)を、0.5mlの PBS に溶解した 0.5mg のヤギ抗
−RIgG と、室温で 10 分間インキュベートした。次に、このインキュベートし
た溶液を 100ml の PBS に加え、RIgG、HIgG、BIgG、mIgG、および、BSA を検出
するのに用いた。第 15 図から分かるように、RIgG、HIgG、BIgG、および、BSA
にたいしては、何のピークも検出されなかった。しかしながら、mIgG にたいし
てはピークが検出された。このピークは、mIgG が蛋白 G-DTAF にたいして、過
剰の RIgG と競合できるほどに強く結合する結果によるものと考えられる。
実施例20
蛋白 G-FHSE(0.1ml、0.3mg/ml)を、0.5ml の PBS に溶解した 1mg のヤギ抗
−RIgG と、室温で 10 分間インキュベートした。得られた液を、100ml の PBS
に加え、RIgG、および、HIgG のピーク検出に用いた。第 16 図から分かるよう
に、RIgG にたいして広い、陰性のピークが検出された。HIgG にたいしてはピー
クは検出されなかった。
実施例21
pH9 の0.2M 炭酸水素ナトリウム 0.7ml に溶解した、4.3mg のカッパ・ロック
(Aaton,Natick,MA)−これは、IgG の Fab 域に結合できる軽鎖 Fab である
−を、0.1ml の DMSO に溶解した 2.1mg の DTAF と室温で 3 時間反応させた
。この反応を、1M NH2OH 0.1ml を添加して停止させた。カッパ・ロック−DTAF
複合体を、PBS 溶液において、GPC により分離した。この複合体を、PBSに 0.00
03mg/ml となるように希釈し、RIgG、mIgG、および、BSA を検出するのに用い
た。第 17 図から分かるように、この複合体は、RIgG、HIgG、および、BSA にた
いしては弱いピークを生じたが、mIgG にたいしては強いピークを生じた。
実施例22
カッパ・ロック−DTAF とヤギ抗−RIgG 間のサンドイッチ(すなわち、錯体)
を、0.3mg/ml カッパ・ロック−DTAF の 0.1ml を、2.3mg/ml ヤギ抗−RIgG
の 0.5ml と混合し、室温で 10 分間インキュベートして形成した。えられたサ
ンドイッチを、100ml の PBS に移し、RIgG、HIgG、mIgG、および、BSA を検出
するための作業液(0.0003mg/ml)として用いた。第 18 図から分かるように、
このサンドイッチは、カッパ・ロック−
DTAF を用いて得られたものと同じピークを生じた。実際は、サンドイッチによ
るピーク強度は、カッパ・ロック−DTAF を用いて得たものよりもいく分悪かっ
た。
実施例23
カッパ・ロック-FHSE 複合体を、実施例 21 で使用したものと同じ方法を用い
て調製した。ただし、pH8.3 の 0.2M 炭酸水素ナトリウムの 0.7ml に溶解した
、4.2mg のカッパ・ロックを、0.1ml の DMSO に溶解した 2mg の FHSE と、室
温で 3 時間反応させた。次に、この複合体を、RIgG,HIgG、mIgG、BIgG、BSA、
ヤギ抗−mIgG、および、ヤギ抗−RIgG を検出するのに用いた。第 19 図に見ら
れるように、カッパ・ロック−FHSE は、mIgG を除いては、大抵の IgG類にたい
して十分な反応を呈しなかった。
実施例24
p H 8.3 の 0.2M の炭酸水素ナトリウム 0.7ml に溶解した 2.3mg のコンカナ
バリン A を、0.1ml の DMSO に溶解した 1mg の CFSE と、室温で 3 時間反
応させた。この反応を、1M NH2OH 0.1ml を添加して停止させた。この混合液を
、さらに 1 時間室温で攪拌し、次に、GPC と、PBS を溶出液として精製した。
コナカバリン−CFSE を同様にして調製した。ただし、4.3mg のコナルブミンと
2.2mg の CFSE を用いた。コンカナバリン A-CFSE 複合体(0.001 mg/ml PBS溶
液)は、コナルブミンにたいしては何の信号も呈しなかったが、コナルブミン−
CFSE(0.001mg/ml PBS 溶液)は、コンカナバリン A にたいしてごく弱いピー
クを示した(第 20 図参照)。
実施例25
カラムを用いずに、20m M トリスと 150Mm NaCl の混合液 pH 7.45 に溶解し
た、0.05mg/ml AT3(Miles)100μl の標本を、流速 2ml/分で流れる 70% PB
S と 30%の水の混合液流体の中にポンプで注ぎ込み、静水ミキサーに導いた。
このミキサーにおいて、、流速 2ml/分でこのミキサーにポンプされた、PBS に
溶解した 0.0001mg/ml HPTS 流体と混合した。得られた混合液は、蛍光検出器
に流れこんだ。検出器は、第 21 図に示すように、ブランク(20Mm と 150mM NaC
l)にまさる、AT3 による蛍光強度の増加を示した。これは、蛋白 A や、蛋白
G のような抗原を用いずに、蛍光染料のみによって、非−IgG蛋白を蛍光検出し
た一例である。
実施例26
pH 5.1 の0.2M NaOAc に溶解した5mg/ml BSA、および、0.05mg/ml HIgG 100
μl を、S-HyperD(商標)溶媒中に通過させた。ここに、孔にハイドロゲルを満
たした多孔性酸化ケイソ/ポリスチレン組成支持体(BioSepra,Marlborough,M
A によって市販されており、かつ、米国特許第 5,268,097 号に開示されている
。この文献をここに引用することによって本請求書中に参考として援用する)は
、ザルフォプロピル・イオン交換特性を持つ。さらに、pH 5.1、0.2M NaOAc と
、1M 食塩勾配を用いて分離した。クロマト溶媒を活性化する溶出サンプルを、
装置 11 と同様の装置を用いて監視した。ここに、分析液は、p H8.9 0.2M Na2H
PO4 に溶解した蛋白 A-CFSE と蛋白 G-CFSE の混合物を含む。第 22 図から分か
るように、BSA に相当する第1のピークは蛍光監視には何の反応も与えないが、
一方、HIgG に相当する第2の広い UV ピークは、十分な蛍光ピークを生じた。
実施例27
pH 6 の 0.2M トリスに溶解した 5mg/ml BSA、および、0.05mg/ml HIgG を
含む 100μl サンプルを、Q-HyperD(商標)溶媒中に通過させた。ここに、孔に
ハイドロゲルを満たした多孔性酸化ケイソ/ポリスチレン組成支持体(これもBi
oSepra,Marlborough,MA によって市販されている)は、4級アミン・イオン交換
特性を持つ。さらに、pH 5.5、0.2M トリスと、1M NaCl 勾配を用いて分離した
。クロマト溶媒を活性化する溶出サンプルを、装置 11 と同様の装置を用いて監
視した。ここに、分析液は、pH8.40.2M トリスに溶解した蛋白 A-FHSE を含む。
第 23 図から分かるように、第 1 のピーク(HIgG)は十分な蛍光ピークをあた
えるか、第2のピーク(BSA)は、蛍光信号を生じなかった。ここに、食塩勾配溶
出の間、蛍光の基線は低下したことは注目すべきである。
前述の本発明の実施態様は、単に例示的なものを意図したものであって、当業
者ならば、本発明の精神を逸脱するこどなしに、本発明にたくさんの変更や修正
を加えることが可能であろう。例えば、UV 吸収試験部 21 は、大流 27 の流路
にそって、バルブ 25 のの後に置くことも可能であろう。このような変更や修正
はすべて、付属の請求項に定義するように本発明の範囲内にあるとするものであ
る。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
On-line detection of desired solutes in fluids by fluorescence spectrophotometry
Field of the invention
The present invention generally relates to a method for detecting an intended solute in a solution sample.
. More specifically, in eluted samples generated by differential transfer separation
Involved in online technology for detecting expected solutes.
Background of the Invention
Differential transfer separation is well known in the fields of biology and chemistry.
Used to separate a solute mixture present in a liquid sample. Differential movement
An example of a separation method is chromatography. Chromatography is usually 2
The solute is separated by the difference in distribution among the three phases. This phase consists of a solid phase and a liquid phase.
There are many. Solute partitioning means that various solutes in a sample
Resulting from its differential movement through the substrate consisting of the daughters. Dissolution through solid phase substrate
The movement of quality is usually driven by a pressure gradient. The specific type of solid phase substrate used
Depending on the number of properties, chromatography can separate solutes
Can be used for The properties include, for example, size, charge, hydrophobicity,
Aqueous and / or specific affinity for the substrate, i.e.
Ligand.
Another example of the differential transfer separation method is electrophoresis. Electrophoresis is usually
Separate the solute based on the difference in electrophoretic migration as it passes through the substrate. That's it
Solute transport in such systems is driven by a voltage gradient due to the applied electric field.
You.
As can be seen, differential transfer separation is a method in which various solutes are
It utilizes the difference in the speed of movement through a substrate. Production of differential transfer separation method
An object is usually a continuous fluid that flows out of a substrate, and contains various solvents in the mixture.
The qualities are spatially separated from each other. Various solutes in this effluent,
The determination of the location of a particular solute at a given time requires that
Fractions, and then, using any of the means familiar to those skilled in the art,
This is achieved by collecting this fraction and identifying its contents. Each in solution
Examples known in the art for detecting species analytes include U.S. Pat.
No. 07,075, Inventor Liburdy, issued June 10, 1980, U.S. Pat.No. 3,998,943
Issue, Inventor Ullman, issued December 21, 1976, European Patent Application No. 290,269
Published November 9, 1988, European Patent Application No. 242,527, October 1987
Published by Huang et al., "Direct and Homogeneous Immunoassay for IgG anal"
ysis, "(" Direct and homogeneous immunoassays for IgG analysis ")," Biotechnology and B
ioengineering, "Volume 40, pages 913-8 (1992), Haidukewych," Therapeutic Dr
ug Monitoring By Automated Fluorescence Polarization Immunoassay, "("
Therapeutic Drug Monitoring by Dynamic Fluorescence Polarization Immunoassay ")" Immunoassay Technology, "Volume 2
, 71-103 (1985) and "Automated Fluorescence / Photometer System for Homo
geneous Immunoassay, "(" Automatic Fluorometer for Homogeneous Immunoassay "), Clinical Che
mistry, Vol. 29, pp. 1628-34 (1983). All of the above are incorporated herein by reference.
I do.
One of the problems with the above solute detection methods is that they usually activate the substrate (or most of it).
Of all collected effluents in the form of a series of collected samples, and then each collected sample (and
Must be examined for the presence of solutes
That is. As will be readily apparent, such tests are often time consuming.
Costly, tedious, and expensive. In addition, the above method is used for testing purposes.
The sample is no longer
Effluent samples must be changed to a series of discrete collections
It will also be appreciated that In addition, each collected sample is usually
Does it contain multiple solutes that have activated the quality for quite some time?
Furthermore, the method described above determines exactly how the desired solute is distributed in the effluent.
Gives only limited information about Expected solute in effluent
Such information, which can be obtained about exactly how
It is often useful to determine which variables in a dynamic separation method have been modified.
You.
One approach that has been taken to address problems of the type described above is U.S. Pat.
No. 34,586, published by the inventor Afeyan et al. On August 10, 1993,
And incorporated herein by reference. The features of Afeyan et al.
The existence of a predetermined solute or group of solutes in a certain effluent is
And online methods for rapid location. In this method, first
The mixture is passed through a device capable of separating solutes of the mixture,
As a result, when solutes exit the device as a liquid phase (outflow fluid), they
The quality is separated from each other to some extent both temporally and spatially. This first device
Is compatible with liquid chromatography, for example, columns and other solvents such as electrophoresis modules.
Quality separation means may be used. Next, the effluent obtained from the first solute separation device is
Pass through an ultraviolet (UV) absorption detector, thereby allowing all UV absorbing solutes (
Obtain a first output that describes the elution profile of, for example, proteins, nucleic acids, etc.).
Next, among these many UV-absorbing solutes, the intended, specific UV-absorbing solute
To determine the quality, at least a portion of this effluent, the intended solute
By passing through a second device which can be selectively removed from the second device. others
If possible, it is preferable to use immunosorbents and immunoaffinity substrates.
No. Next, the spill out of this second device
The fluid is passed through the same or similar UV detector and exits this second device.
A second output is obtained that describes the elution profile of all the UV absorbing solutes issued.
This second device converts the desired solute over time and / or other solutes in the effluent.
Or, because it is selectively extracted without changing the spatial arrangement,
The difference in the second output determines the presence and location of the desired solute in the fluid effluent.
Can be used.
According to one embodiment disclosed in the Afeyan et al. Patent, IgG is
And the second device comprises a refluxable protein A affinity substrate.
The present inventors have identified some drawbacks with the Afeyan et al. Method. That's it
One such drawback is the second device used to remove the desired solute from the effluent.
The system is quickly saturated with the desired solutes, so
Or exchange to prevent the solute in question from leaving undetected.
That is what we have to do. A second drawback of the Afeyan et al. Method is that it requires a second device.
The range of solutes to be removed is determined by the affinity solvent that can settle on the substrate.
It may be limited by type. Furthermore, the fixation of the affinity solvent
Even where feasible, fusing costs can be high. In particular,
This is the case for certain affinity solvents such as white A and protein G. Afeyan et al.
A third disadvantage of the method is that it may be difficult to determine the difference between the first and second outputs.
Is to gain. In particular, if one or more solutes are
This is the case when elution occurs. The fourth disadvantage of Afeyan et al. Is that UV absorption
Is not detectable at concentrations of biomolecules below about 0.1 mg / ml,
Is not detectable in the presence of interfering solutes. Afeyan et al.
The drawback of 5 is that the affinity substrate used here is unlike any other solute in the effluent sample.
Solute space that triggers some interaction, thereby activating the affinity substrate
Changing distribution, which makes it difficult to identify the desired solute
Is to have the potential to make it happen.
Summary of the Invention
The present invention provides a novel method for detecting desired solutes in eluted samples
Is the purpose.
It is another object of the present invention to provide said method, which is an online detection method
is there.
Solve at least some of the problems described above in relation to existing methods,
It is yet another object of the present invention to provide such a method.
Other objects of the invention, as well as the features and advantages of the invention, are, in part, in the following details.
In the detailed description, some were touched on and some were apparent from the detailed description.
, And in part, could be learned through the practice of the present invention. In this description
Reference is now made to the accompanying figures that form a part of this description. Also, in this description,
By way of illustration, specific embodiments implementing the invention are shown. These embodiments are
It has been described in sufficient detail to enable those skilled in the art to practice the invention. Accordingly
That other embodiments may be utilized without departing from the scope of the invention.
And understand that changes can be made. Therefore,
The detailed description should not be taken in a limiting sense. Also, the scope of the present invention is
Is most completely defined in the following claims:
According to one aspect of the present invention, the presence or absence of a desired solute in an eluted sample is detected.
A method is provided. The method comprises the following steps. That is, (a) if possible
A fluorescent agent that preferably binds to the desired solute, the fluorescence of which is
When bound to a different fluorescent agent than when not bound to the solute,
There is a step of adding to the eluted sample, and (b) a step of activating the eluted sample.
Thereby activating the entire length of the fluid, whereby the fluorescent agent
Whether or not it is bound to the solute
The step of presenting by the fluorescence, and (c) the fluorescence emitted from the eluted sample.
The step of detecting light, thereby binding to the fluorescent agent or desired solute
Detection fluorescence based on the presence of the desired solute in the eluted sample
.
The eluted sample subjected to the above method is subjected to differential transfer such as chromatography or electrophoresis.
It may be generated by a dynamic separation method. The fluorescent agent added to the eluted sample can be
The half-mer with affinity for the desired solute and bovine serum albumin (BSA)
And a complex with a fluorescent halfmer that does not give too much positive reaction.
No. Most fluorescent dyes show a positive reaction to BSA that can
It is suitable as a halfmer. In addition, a positive reaction of BSA for fluorescent
Free fluorescent dye may be added to the sample along with the fluorescent agent to reduce
. If the desired solute is an immunoglobulin such as IgG, the fluorescent agent may be (I) fluorescent
Dye and protein A, (ii) fluorescent dye and protein G, or (iii) mixtures thereof, such as
For example, a composite of a 1: 1 mixture is preferable. The intended solute is antitron
If it is bottle III, trihydroxy 8-pyrene-1,3,6-trisulfonate
Lithium salt (HPTS) may itself be used as a fluorescent agent, or
It may be combined to form a fluorescent agent.
According to another aspect of the invention, the desired solute distribution in a length of fluid
Is provided. At this time, the fluid is fine, such as chromatograph and
It is preferably formed by a transfer-separation method. The method comprises the following steps:
You. That is, it is preferable that (a) bind to the desired solute if possible, and
Fluorescence is different when bound to the solute than when it is not bound to the solute.
Adding such a fluorescent agent over the entire length of the fluid, (b) adding the entire length of the fluid
An activation step whereby the fluorescent agent is bound to the solute
Whether or not is indicated by the fluorescence
(C) the fluorescence emitted from the length of the fluid is related to the position inside the length of the fluid.
Detecting as a number, and (d) using the result of the detecting step, within the fluid length
The process of confirming the expected solute distribution in the part.
According to yet another aspect of the invention, the presence of the desired solute within the fluid
And a method for determining the position is provided. Here, the method comprises the following steps:
. That is, (a) a step of vertically dividing an eluted sample into a first fluid and a second fluid.
Thus, here, the first and second fluids have proportional chemical compositions. In addition, this eluted sun
Pulls are generated by differential transfer separation methods such as chromatography and electrophoresis.
Preferably, there is. (b) the expected dissolution in the first fluid by fluorescence spectroscopy
Determining the presence and location of the quality, (c) determining the time correlation of the first and second fluids;
And (d) determining the presence and location of the solute, and the time correlation
Using the results of the step of determining the presence and location of the desired solute in the second fluid.
The step of determining.
As can be seen, the location of the desired solute in the second fluid has been determined once
Then, only the portion of the second fluid containing the solute in question can be collected.
According to yet another aspect of the invention, the desired solute distribution within the fluid
Is provided. Here, the method includes the following steps. sand
That is, (a) a step of vertically dividing the eluted sample into a first fluid and a second fluid,
Here, the first and second fluids have a proportional chemical composition. Also, this eluted sample
Must have been generated by differential transfer separation methods such as chromatography or electrophoresis.
Is preferred. (b) the fraction of the desired solute in the first fluid by fluorescence spectroscopy
Determining a cloth; (c) determining a time correlation of the first and second fluids; and
d) determining the distribution, and using the result of the step of determining the time correlation
Determining the desired solute distribution in the second fluid.
As can be seen, the desired solute distribution in the second fluid has been determined once.
If so, collect only the portion of the second fluid that contains the highest concentration of the solute in question
Can also. In addition, if the eluted sample is a product of differential transfer separation,
The solute distribution in the two fluids reflects the efficiency of the separation method used. Therefore, before
The method quickly assesses whether any variables of the separation method used have changed.
Give online equipment for.
According to yet another aspect of the present invention, at a location inside the fluid,
A method is provided for determining the concentration of a solute of Here, the method comprises the following steps:
Consisting of That is, (a) a process of vertically dividing an eluted sample into a first fluid and a second fluid.
Wherein the first and second fluids have proportional chemical compositions. Also, this solution
Outgoing samples were generated by differential transfer separation methods such as chromatography and electrophoresis.
Preferably, it is (b) A position of the first fluid by fluorescence spectrophotometry
Determining the desired solute concentration in step (c), determining the time correlation of the first and second fluids.
Determining; (d) determining a volume correlation between the first and second fluids; and (e)
Determining the concentration, determining the time correlation, and determining the volume correlation.
Using the result of the determining step, the desired solute at the corresponding location of the second fluid is
Determining the concentration.
According to another aspect of the present invention, an apparatus for monitoring a fluid for a desired solute
Is provided. Here, the device comprises the following means. That is, (a) elution
Means for vertically dividing the sample into a first fluid and a second fluid, wherein the first and the second fluids are divided into
The second fluid has a proportional chemical composition. (b) If possible, bind to the desired solute
Preferably, and if the fluorescence binds to the solute, it does not bind to the solute.
(C) means for mixing the fluorescent agent with the first fluid,
d) For the first fluid, monitor for the presence of the expected solute based on the fluorescence of the fluorescent agent.
Means, and (e) first and second
Means for time correlating the fluid, thereby obtaining for the first fluid
Such a means by which the result can be applied to a second fluid.
According to another aspect of the present invention, a desired solute is purified from a mixture of solutes.
A way to do is given. Here, the method includes the following steps. Ie
(A) subjecting the mixture of solutes to an appropriate differential transfer separation method,
Eluted sample is generated in which the desired solute is separated to some extent from the remaining solute
(B) vertically dividing the eluted sample into a first fluid and a second fluid,
Here, the first and second fluids have a proportional chemical composition. (c) Fluorescence spectrophotometry
(D) determining the location of the desired solute concentration peak in the first fluid,
And determining the time correlation of the second fluid, (e) determining the concentration peak,
And using the result of the step of determining the time correlation to determine a location in the second fluid.
Determining the location of the corresponding concentration peak of the desired solute; and (f) the desired solute
Collecting a portion of the second fluid corresponding to the concentration peak of
BRIEF DESCRIPTION OF THE FIGURES
The accompanying drawings, which are incorporated in and form a part of this specification, illustrate preferred embodiments of the present invention.
FIG. 3 illustrates an embodiment, and together with the description, clarifies the principles of the invention.
Help you. In this figure, like reference numerals represent like parts.
FIG. 1 shows an automatic online monitoring system for monitoring the presence or absence of a desired solute in a fluid.
FIG. 1 is a schematic view of an embodiment of an in-device, wherein the on-line device is a device according to the present invention.
It is configured by the instructions of
Figures 2 (a) and 2 (b) show the protein without MES and G-DTAF and MES, respectively.
A mixture of 5 μg HIgG, 500 μg BSA and 5 μg HIgG, obtained using the protein G-DTAF,
And a graphical representation of the fluorescence signal intensity for 500 μg BSA. This is implemented
Performed in Example 5.
Figures 3 (a) and 3 (b) show the results using protein A-HCCS and protein G-HCCS, respectively.
5μg HIgG, 500μg mixture of BSA and 5μg HIgG, and 500μg
6 is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for BSA. This is the case in Example 6.
gave.
Figures 4 (a) and 4 (b) show the results using protein A-MCCS and protein G-MCCS, respectively.
5μg HIgG, 500μg mixture of BSA and 5μg HIgG, and 500μg
6 is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for BSA. This is the case in Example 7.
gave.
Fig. 5 shows the results obtained using a 1: 1 mixture of protein A-CFSE and protein G-CFSE at a flow rate of 2 ml / min.
, BSA, migG, RIgG, BIgG, goat anti-mIgG and goat anti-RI
6 is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for gG. This is the case in Example 8.
gave.
Figure 6 shows a 1: 1 mixture of protein A-FHSE and protein G-FHSE at a flow rate of 2 ml / min.
HIgG, BSA, migG, RIgG, BIgG, goat anti-mIgG obtained using the compound,
FIG. 4 is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for goat anti-RIgG. This is in Example 9.
Was carried out.
FIG. 7 shows HIgG, BSA, migG, and RIgG obtained using the 76-day storage protein G-DTAF.
Graph of fluorescence signal intensity for, BIgG, goat anti-mIgG and goat anti-RIgG
It is shown. This was performed in Example 10.
FIG. 8 shows goat anti-rabbit IgG, goat anti-mIgG, obtained using RIgG-CFSE.
5 is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for HIgG. This is similar to Example 11
Was carried out.
FIG. 9 shows goat anti-HIgG and BSA obtained using the HIgG-CFSE complex.
5 is a graph showing the fluorescence signal intensity of the graph of FIG. This was done in Example 12.
did.
FIG. 10 shows that anti-HIgG, protein A, and
7 is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for BSA. This is the smell in Example 13.
It was carried out.
FIG. 11 shows that anti-HIgG, protein A, and
7 is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for protein C. This is described in Example 14.
Was carried out.
Figures 12 (a) and 12 (b) show the PBS concentrations of 0.0002 mg / ml and 0.0008 mg / ml, respectively.
graphical representation of the fluorescence signal intensity for HIgG by ml of anti-HIgG-DATF complex.
is there. This was performed in Example 16.
FIG. 13 shows goat anti-RIgG obtained using protein A-CFSE and RIgG, and
7 is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for HIgG. This is described in Example 17.
It was carried out.
Fig. 14 shows goat anti-RIgG obtained using the complex of protein G-CFSE and RIgG.
7 is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for HIgG. This
This was performed in Example 18.
FIG. 15 shows the results obtained using a complex of protein G-DTAF and goat anti-RIgG,
It is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for HIgG, BIgG, mIgG, and BSA.
This was performed in Example 19.
FIG. 16 shows the results obtained using a complex of protein G-FHSE and goat anti-RIgG,
5 is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for HIgG. This is similar to Example 20
Was carried out.
Fig. 17 shows the results of RIgG, HIgG, mI obtained using the kappa lock-DTAF complex.
It is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for gG and BSA. This is an example
21.
FIG. 18 shows the results obtained by using kappa lock-DTAF and a goat anti-RIgG complex.
It is a graphical representation of the fluorescence signal intensity for IgG, HIgG, mIgG, and BSA.
This was performed in Example 22.
Fig. 19 shows RIgg, HIgG, mIgG and BI obtained using Kappa lock-FHSE.
Graph of fluorescence signal intensity for gG, goat anti-mIgG, goat anti-RIgG, and BSA
It is a display. This was performed in Example 23.
Fig. 20 shows the effect of concanavalin A on conalbumin-CFSE complex.
7 is a graphical representation of the intensity of the fluorescent signal. This was performed in Example 24.
FIG. 21 is a graphical representation of the results obtained in Example 25.
FIG. 22 is a graphical representation of the results obtained in Example 26.
FIG. 23 is a graphical representation of the results obtained in Example 27.
Detailed Description of the Preferred Embodiment
Referring to FIG. 1, the elution sample was monitored for the presence of the expected solute.
A schematic diagram of one embodiment of an automatic online device for the present invention is shown. The device comprises:
Consists of the teachings of the present invention and is generally designated by the reference numeral 11.
As illustrated in FIG. 1, one possible use of device 11 is to mix solutes.
The liquid sample 15 containing the compound is passed through the differential moving separation device 17
There is a process to monitor the eluted sample 13 obtained by Here, this separation device
Expected solutes can be physically separated from the remaining solutes in the mixture
. Apparatus 17 may be, for example, a chromatographic column, an electrophoresis gel, or the like.
There may be.
The device 11 includes a UV absorption detection device 21. This instrument applies UV light to the sample
Means for irradiating (not shown) and means for measuring UV light absorbed by the sample
(Not shown). The eluted sample 13 is passed through device 21 and thereby
All UV-absorbing solutes (e.g., proteins, nuclei)
Produces a continuous output that matches the spatial distribution of the Such a solute space component
Cloth, when represented graphically, is usually a series of peaks. Where each peak is
, Representing a high concentration of one or more solutes at a particular location in sample 13.
Apparatus 11 further includes a fluid split valve 25 downstream of apparatus 21. Bal
The block 25 vertically divides the eluted sample 13 into a large fluid 27 and a small fluid 29. here
In contrast, stream 29 has the same relative chemical composition as stream 27, but compared to stream 27
It is preferable to have a much lower capacity. For example, the volume ratio of fluid 29 to fluid 27
May each be in the range 1:10.
Apparatus 11 is further downstream of valve 25 along a stream of small stream 29.
Includes Ksar 31. Mixer 31 is used when stream 29 penetrates mixer 31.
, To mix the analysis solution 33 (hereinafter called this name) into the stream 29
It is. The mixer 31 mixes the analysis solution 33 and the small stream 29 in a volume of μl, preferably about
A micro-mixer that can mix in a small volume of 5 μl may be used. Also, with another law
Then, the mixer 31 mixes the analysis solution 33 and the small stream 29 in a ml volume, usually about 1 ml.
May be a dynamic mixer that can be mixed by the above method. In device 11, the die
The advantages of using a micro-mixer over a natural mixer
One is that the desired solutes are more segmented than when using a dynamic mixer.
The ability to detect cloth with much higher accuracy. The reason is micro
Mixers have relatively small capacities and, therefore,
Solutes that have been spatially separated in previous steps
This is because there is little fear of turning. As you can see immediately, the special
This advantage is significant when the flow rate is relatively high. micro·
One of the advantages of using a dynamic mixer over a mixer is that
Dynamic mixers are, by design, more efficient than micromixers.
3 and stream 29 can be mixed more thoroughly. However,
As you can see, the effects of both micro and dynamic mixers
The rate difference depends on the particular embodiment being compared.
Apparatus 11 also includes a pump 35, which drives the analyte 33 to a mixer.
For example, include a pump having a rate of about 1 to 8 ml / min.
The analysis solution 33 is a fluorescent agent, and preferably binds to a desired solute, and its fluorescence is
Bound to the desired solute at one or more points (eg, strength, decay time, polarity, etc.)
The case contains a different fluorescer than when it does not bind to the desired solute. One of the fluorescent agents
The type is a complex of a fluorescent dye and a halfmer that has an affinity for the desired solute.
is there. The solute mixture converts bovine serum albumin (BSA)
Contains, or is likely to contain, and the solute other than BSA is the desired solute
In such a case, the fluorescent dye is usually preferably a fluorescent dye. Because the fluorescent dye
The charge is usually very small, if at all, for bovine serum albumin (BSA).
It shows only a few positive reactions that can be adequately processed (furthermore,
In the case of any of the above positive reactions, a small amount of hydrolyzed free fluorescent
Fee, for example, about 10-7 mg / ml to about 10-9 Add more to become mg / ml
This can effectively counteract the reaction). Use in the present invention
Examples of suitable fluorescent dyes include fluorescent isothiocyanate (FITC), 5-bromomethyl
Fluoresan (BMF), 5- (and 6-)-iodoacetamidofluoresan (IAF), 5- (4,6-
Dichlorotriazinyl) aminofluoresan (DATF), 5- (and 6-)-carboxyfur
Olesan succinimidyl ester (CFSE) and 6- (fluorescein-5- (and-
6) -Carboxamide) succinimidyl hexanoate (FHSE)
You. Among the above fluorescent dyes, CFSE and FHSE are preferred. Because these are
Because it shows no positive response to BSA. Other fluorescent dyes
1-alkyloxypyrene-3,6,8-trisulfonic acid sodium salt (Cascade
Blue) and 5,7-dimethyl-4,4-difluoro-4-bora-3a, 4a-diaza-s-
There is Indacin (BODIPY FL). Small, hydrophilic, no amino groups
With fluorescent dyes, BSA is not the desired solute or is not likely to be included in the solute mixture
In such cases, other materials are suitable as fluorescent dyes.
Protein A and Protein G each represent a wide range of immunoglobulins (eg,
(Eg, IgG, IgA, IgD, IgM). The most notable exception is the elder
IgG and human IgD. Therefore, chicken IgG and / or human
If an immunoglobulin other than IgD is the desired solute, a suitable fluorescent agent is (I)
Complex of fluorescent dye and protein A; (ii) complex of fluorescent dye and protein G
Complex or (iii) fluorescent dye / protein A and fluorescent dye / protein G complex
Is a mixture of When the desired solute is a different aggregate of immunoglobulins
Is particularly preferably a mixture of protein A and protein G complexes. Because protein
The affinity between A and protein G is complementary to many immunoglobulins.
You. (For example, protein G binds to bovine IgG more strongly than protein A). Fluorescent dye
The synthesis of the complex of protein A and protein G is essentially the same as that of Bioconjugate C.
hem., vol. 3, page 2-13 (1992).
Can be This document is hereby incorporated by reference herein.
Invite. Effectiveness of protein A (or G) / fluorescent dye complex in assay solution 33
Concentrations range from 0.0001 to 0.1 mg / ml.
If the desired solute is Antithombin III, the fluorescent agent may be (I) 8-hydroxy
Len-1,3,6-trisulfonic acid trisodium salt (HPTS) also (ii) heparin and HP
Any of the complexes of TS may be used. Surprisingly, the inventors have found that HPTS
Body has an affinity for antithrombin III and therefore has an affinity half-mer.
Found that there was no need to match.
The fluorescent agent of the present invention also comprises a fluorescent dye / protein A (or G) complex,
Between the A (or protein G) and the half-mer that has affinity for both the desired solute
May take the form of a complex of
The analysis solution 33 further contains a buffer solution in which the fluorescent agent is dissolved. Buff
The function of the key system is to maintain the fluorescent agent at a fairly steady pH. this is
This is because the fluorescence intensity of the fluorescent dye tends to increase with pH. Soon
As can be seen, the maintenance of a constant pH in the present invention is based on the fact that the analysis solution 33
It is complicated by being mixed. Because the stream itself is also usually a buffer
(Eg, sample buffer or elution buffer)
The same pH of the buffer in solution 33
May or may not. Nevertheless, strong buffers, for example
Use sodium phosphate buffer (preferably 0.05-0.2M, pH 7-8.9)
And / or adjust the pH of the sample buffer
Slightly lower than the pH of the elution buffer and 2 pH units above the elution buffer.
And / or by using a suitable micromixer 31
It is believed that the types of problems suggested above can be minimized. Also note
It should be noted that antigen binds to the same extent at salt concentrations above 0.5M.
Absent.
Apparatus 11 is further located downstream of mixer 31 along the flow path of stream 29
Includes fluorescence detector 41. The fluorescence detector 41 detects the fluorescent agent added to the stream 29.
Activating means (not shown) is included. Upon activation, the fluorescent agent will
Fluoresce, depending on whether it is bound to
is there. Also, a means (not shown) for measuring the fluorescence emitted from the excitement site of the small stream is provided.
Including. In this embodiment, this measuring means measures the fluorescence intensity.
The steps may also, or alternatively, be of any distinctive nature, such as decay time, polarity, or other
May be used to measure the fluorescence characteristics of Pass stream 29 through device 41
This gives a continuous output consistent with the desired spatial distribution of solutes in stream 29.
It is. The desired spatial distribution of solutes, when represented as a graph, usually has one peak.
Including. This peak occurs at a specific location within stream 29 where the solute is highly concentrated.
Indicates that As can be seen, the shape of the peak is performed by instrument 17
Provide some information about the effectiveness of the separation. That is, broad peaks are generally sharper.
This indicates that the separation is worse than that of the peak.
Apparatus 11 further includes a computer 51. Computer 51 UV Absorption
Detector 21 and fluorescence detector 41 are electrically coupled to and
Receive each output. Computer 51 processes these outputs.
And display them graphically on the display 53. In addition, computers
51 uses the output from devices 21 and 41 at the flow rate of the device (range 0.1 to 30 ml / min).
Together with data entered into the computer for
Find the location of the desired solute peak concentration in stream 27. Next, the computer
51 uses this information to control valve 55 in the flow of large stream 27.
Therefore, only the part of the large stream 27 containing the expected solute peak concentration is selectively collected.
You.
In the embodiment shown, the computer 51 further comprises an electronically
Connected to node 25. This allows UV absorbing solutes to be
This is done so that the sample 13 is vertically divided only after it is detected. Sa
Further, the computer 51 is electrically connected to the mixer 31. This is it
Mixer 31, valve 25, and sample 13 flow 27
This is for the purpose of being activated only after the vertical division.
As can be readily seen, the computer 51 has an appropriate link between fluorescence intensity and concentration.
By providing a standard, device 11 can be used to determine the expected solute in sample 13.
Can be used to determine concentration.
One of the advantages of instrument 11 when compared to a fully UV-dependent online detector
First, instrument 11 can detect the expected solute at concentrations as low as 0.01 mg / ml.
Is Rukoto. On the other hand, the detection limit of the UV device is 0.1 mg / ml. further,
Device 11 can detect as little as 5 μg of IgG in the presence of 500 μg of BSA.
It cannot be done with UV-dependent equipment.
The following examples are merely illustrative of various aspects of the present invention, and
In no sense, it does not limit the scope of the present invention.
Example 1
The protein A-FITC conjugate was synthesized as follows. 0.2 mg of 20 mg / ml protein A
It was mixed with 0.5 ml of 0.2 M sodium bicarbonate buffer at pH 9. 1mg FI
TC was dissolved in 0.1 ml of DMSO by vortex. Next, this FITC solution was
A. Add the mixture to the solution and vortex for 10 minutes, then shake for 7 hours at room temperature.
With stirring. The protein A-FITC complex obtained was treated with 0.02% sodium azide.
Using PBS as loading buffer and elution buffer.
Purified by chromatography (Ultrogel AcA 44, BioSepra, Marlborough, MA). 1st band
(10 ml) was collected as a complex. The concentration of the complex is about 0.4 mg / ml, then
This was diluted to 0.001 mg / ml with PBS.
Example 2
The protein G-FITC complex was compared to that described in Example 1 for protein A-FITC.
Synthesized in the same way.
Example 3
A protein A-DTAF complex and a protein G-DTAF complex were combined with protein A-FITC in Example 1.
Synthesized in the same manner as described in. However, in this case, the reaction time
2.5 hours.
Example 4
Protein A-FITC, protein A-DTAF, and protein G-DTAF were turned on in the same manner as in device 11.
For a line detector, a mixture containing 5 μg HIgG and 500 μg BSA
Human IgG (HIgG) was detected. All three complexes are relatively small relative to BSA
The smaller peak showed a relatively large peak for HIgG. However
, This small BSA peak
Approximately 2 μl of a 0.1 mg / ml solution of the released hydrolyzed FITC in 200 ml of a 0.001 mg / ml solution
To the noise level. Here, free
The final concentration of FITC is about 10-6 mg / ml. This free FITC is
Can have a negative effect, but can have a positive effect on IgG.
found. In this way, the negative BSA peak due to free FITC
The positive BSA peak due to the conjugate was canceled without adversely affecting the BSA.
Protein A-FITC and protein G-DTAF were added to the on-line detection system
5 μg of mouse IgG (mIgG), bovine IgG (BIgG) and
Egret IgG (RIgG) was detected. Both complexes are associated with all three immunoglobulins
In contrast, it showed easily detectable peaks. Positive peak for rabbit IgG
In a mixture containing 5 μg of rabbit IgG and 500 μg of BSA, protein G-
Found when using DTAF. In addition, the positive peak for mouse IgG was 5
Protein A-FTIC was added to a mixture containing μg mouse IgG and 500 μg BSA.
Seen when used. However, to detect bovine IgG, protein A-FITC
Uses protein A-FITC to detect HIgG, mIgG, and RIgG when used
A weaker peak was observed than observed. The present inventor
Without wishing to be bound by theory, this weak peak is due to the BIgG
It is thought to be caused by the fact that the binding force on BIgG
Wanting to improve the response to protein G and protein G rather than protein A
Next, based on the fact that BIGG binds better to BIgG,
BIgG was detected using a mixture of white G-DTAF. There is an increase in the peak
Was.
Example 5
Protein G (4 mg) in 0.7 ml of 0.2 M sodium bicarbonate, pH 9, was added to 0.1 ml of DMSO
And a complex reaction at room temperature for 2.5 hours, followed by 1M MES (2-mercaptoethane sulfonate).
The reaction was stopped by adding 0.1 ml of sodium sulfonate), and the BSA peak was
To reduce, the protein G-DTAF was loaded with a negative charge. The resulting mixture is allowed to stand at room temperature
And stirred for 2 hours. This protein G-DTAF complex is combined with GPC (Ultrogel AcA 44) and PB
Separation was performed using S as the eluate. MES shows that the residual DTAF already attached to protein G
By reacting with the remaining chloro group, it was possible to attach to the complex. No.
As can be seen from FIGS. 2 (a) and 2 (b), some MES groups (and thus more negative
The G-DTAF complex, which contains a GES-containing protein, has a higher
Response to BSA is somewhat low. Nevertheless, the BSA peak was completely removed.
Not. Protein A-DTAF behaves the same whether or not it contains MES
Was.
Example 6
Protein A-HCCS (7-hydroxycoumarin-3-carboxylic acid, succinimidyl ether
The stell) complex was synthesized as follows. 0.2M sodium bicarbonate at pH 8.3
0.2 ml of the dissolved 20 mg / ml protein A solution was added to 2 mg of the dissolved protein A in 0.1 ml DMSO.
It was reacted with HCCS at room temperature for 3 hours. This reaction is performed with 1M NHTwoAdd 0.1 ml of OH
And then the resulting mixture was stirred at room temperature for 1 hour. The obtained protein A
The -HCCS complex was separated from GPC using PBS as a solute buffer. Protein
The G-HCCS complex was prepared by a similar method.
As can be seen from Figs. 3 (a) and 3 (b), either of the protein A-HCCS or protein G-HCCS complex
All gave not only the HIgG peak but also a rather strong BSA peak. The inventor
Does not want to be limited to any theory,
This strong BSA peak is due to a lack of sufficient affinity for coumarin half-mers.
I think it is.
Example 7
Protein A-MCCS (7-methoxycoumarin-3-carboxylic acid, succinimidyl S
Ter) and protein G-MCCS were identified in Example 6 as protein A-HCCS and
The protein was synthesized in the same manner as described for G-HCCS. 4 (a), 4 (b
As can be seen from the figure, protein A-MCCS and protein G-MCCS
The peaks were larger than those of protein A-HCCS and protein G-MCCS, respectively. In addition, protein
A-MCCS and protein G-MCCS did not react with HIgG.
Example 8
Protein A-CFSE (Carboxyfluorescein succinimidyl ester),
Protein G-CFSE, Protein A-FHSE (6- (fluorescein-5- (and-6-)-carboxamide)
Xanoic acid / succinimidyl ester) and protein G-FSE complex
Synthesized in a manner consistent with that described in Example 6. Fig. 5 shows
Thus, protein A-CFSE (0.0003 mg / ml) and protein G-CFSE (0.
0003 mg / ml) did not show any peak for BSA,
, HIgG, mIgG, RIgG, and BIgG produce sufficient signal and goat anti-mI
gG and goat anti-RIgG also gave detectable peaks.
Example 9
Referring to FIG. 6, a 1: 1 mixture of protein A-FHSE and protein G-FHSE is converted to BSA.
The reaction did not show much reaction.
A reaction similar to that given for the mixture of protein A-CFSE and protein G-CFSE described in 8 was given.
I got it. However, the signals for BIgG, goat anti-mIgG, and goat anti-RIgG are
It was weaker than in the case of Example 8.
Example 10
Protein G-DTAF stored in the refrigerator for 76 days is diluted (0.0003mg / ml) with PBS.
It was dissolved in a solution and used as a peak detector. As can be seen from FIG. 7, protein G
-DTAF for HIgG, RIgG, mIgG, goat anti-RIgG, goat anti-HIgG, and goat anti-mIg
G still effectively peaked. Detect small peaks for BSA
Was issued.
Example 11
6.3 mg of rabbit IgG (RIgG) was prepared in the same manner as described in Example 8 to obtain 2.1 mg of rabbit IgG (RIgG).
Combined with CFSE. As can be seen from FIG. 8, this RIgG-CFSE complex (0.0005
mg / ml PBS solution), the signal was weak for goat anti-rabbit IgG and mIgG.
But did not produce a peak for HIgG.
Example 12
10 mg of HIgG was combined with 1 mg of CFSE in the same manner as described in Example 11.
Combined. As can be seen from FIG. 9, this HIgG-CFSE complex (0.0005 mg / ml PB
S solution) produced a negative signal for goat anti-H1gG, but no signal for BSA.
No signal was generated.
Example 13
The HIgG-FITC complex is available from Jackson Immune Research, West Grove, PA.
Purchased. Using a diluted solution of this complex (0.0005 mg / ml in PBS),
Used for peak detection of anti-HIgG. As can be seen in FIG. 10, this complex is
A very weak negative peak for goat anti-HIgG, a pronounced negative for protein A
Produced only a weakly positive peak or no peak for BSA.
Example 14
Combine 15 mg of HIgG with 2.3 mg of DTAF in a similar manner as described in Example 3.
I let it. As can be seen from FIG. 11, the HIgG-DTAF complex (0.0005 mg / ml in PBS
Liquid) does not produce a signal for goat anti-HIgG and a positive signal for protein A.
No, a negative signal was generated for protein G.
Example 15
Goat anti-RIgG (1 ml, 2 ml) dissolved in 0.5 ml of 0.2 M sodium bicarbonate pH 8.3
.4 mg / ml) was reacted with 1 mg of CFSE dissolved in 0.1 ml of DMSO at room temperature for 3 hours.
Was. Reaction was performed with 1M NHTwoThe reaction was stopped by adding 0.1 ml of OH. Bring the reaction mixture to room temperature
Stirred for hours. The resulting goat anti-RIgG-CFSE was separated using GPC. this
Complex (0.0005mg / ml in PBS) does not react to RIgG or HIgG
Was.
Example 16
Goat anti-HIgG-DTAF conjugate was purchased from Pierce, Rockford, Illinois, and
Was used for peak detection. As can be seen from FIG. 12 (a), this complex (0.0002 mg / m
l PBS solution) showed a detectable positive peak for HIgG, but a
No peak was shown. Increasing the concentration of this complex to 0.0008 mg / ml
And the intensity against HIgG was improved (No. 12).
(B) See FIG.).
Example 17
Mix protein A-CFSE complex (0.1 ml, 0.3 mg / ml) with 0.1 ml of 2.3 mg / ml RIgG
did. RIgG binds well to protein A-CFSE. The resulting mixture is allowed to stand at room temperature for 10 minutes.
And then transferred to 100 ml of PBS. Next, the resulting solution was transformed with goat anti-RIg.
Used for peak detection of G and HIgG. As can be seen from FIG. 13, goat anti-RIgG
No peak was obtained. In addition, peaks for HIgG were also obtained.
Did not. This indicates that there is no free protein A-CFSE. Because protein A-C
FSE must have bound to any excess RIgG.
Example 18
The experiment of Example 17 was repeated. However, in this case, instead of protein A-CFSE,
The protein G-CFSE was used. As can be seen from Fig. 14, no peak was detected.
won.
Example 19
Protein G-DTAF (0.1 ml, 0.3 mg / ml) was dissolved in 0.5 ml of PBS and 0.5 mg of goat anti-
-Incubated with RIgG for 10 minutes at room temperature. Then this incubation
Add the solution to 100 ml of PBS to detect RIgG, HIgG, BIgG, mIgG, and BSA
Used to do. As can be seen from Fig. 15, RIgG, HIgG, BIgG, and BSA
No peak was detected. However, for mIgG
And a peak was detected. This peak is too high for mIgG relative to protein G-DTAF.
This may be due to the binding of the excess RIgG so strong that it can compete.
Example 20
Protein G-FHSE (0.1 ml, 0.3 mg / ml) dissolved in 0.5 ml of PBS and 1 mg of goat anti-
-Incubated with RIgG for 10 minutes at room temperature. The obtained liquid is added to 100 ml of PBS.
In addition, it was used for peak detection of RIgG and HIgG. As can be seen from Fig. 16
In addition, a broad negative peak was detected for RIgG. Pea for HIgG
No cracks were detected.
Example 21
4.3 mg of kappa lock dissolved in 0.7 ml of 0.2 M sodium bicarbonate at pH 9
(Aaton, Natick, MA)-This is a light chain Fab that can bind to the Fab region of IgG.
Was reacted with 2.1 mg of DTAF dissolved in 0.1 ml of DMSO for 3 hours at room temperature.
. This reaction is performed with 1M NHTwoThe reaction was stopped by adding 0.1 ml of OH. Kappa Lock-DTAF
The complex was separated by GPC in a PBS solution. Add this complex to PBS at 0.00
Dilute to 03mg / ml and use to detect RIgG, mIgG and BSA
Was. As can be seen from FIG. 17, this complex is associated with RIgG, HIgG, and BSA.
In contrast, a weak peak was produced, but a strong peak was produced for mIgG.
Example 22
Sandwich (ie, complex) between kappa rock-DTAF and goat anti-RIgG
With 0.1 ml of 0.3 mg / ml kappa lock-DTAF and 2.3 mg / ml goat anti-RIgG.
And formed by incubating at room temperature for 10 minutes. Obtained sa
Transfer the sandwich to 100 ml of PBS to detect RIgG, HIgG, mIgG and BSA
(0.0003 mg / ml). As can be seen from Fig. 18,
This sandwich is kappa rock-
The same peak was obtained as obtained with DTAF. In fact, the sandwich
Peak intensities are somewhat worse than those obtained with kappa rock-DTAF.
Was.
Example 23
The Kappa-Lock-FHSE complex was used using the same method as used in Example 21.
Prepared. However, it was dissolved in 0.7 ml of 0.2 M sodium bicarbonate at pH 8.3.
, 4.2 mg of kappa lock, 2 mg of FHSE in 0.1 ml of DMSO, and
The reaction was performed for 3 hours at room temperature. Next, this complex was converted into RIgG, HIgG, mIgG, BIgG, BSA,
It was used to detect goat anti-mIgG and goat anti-RIgG. See Figure 19
As shown, Kappa Rock-FHSE is found on most IgGs, except for mIgG.
Did not respond sufficiently.
Example 24
2.3 mg of concana dissolved in 0.7 ml of 0.2 M sodium bicarbonate at pH 8.3
Valine A was reacted with 1 mg of CFSE dissolved in 0.1 ml of DMSO for 3 hours at room temperature.
I responded. This reaction is performed with 1M NHTwoThe reaction was stopped by adding 0.1 ml of OH. This mixture
The mixture was further stirred at room temperature for 1 hour, and then purified using GPC and PBS as eluents.
Conacabalin-CFSE was prepared in a similar manner. However, 4.3mg of conalbumin and
2.2 mg of CFSE was used. Concanavalin A-CFSE complex (0.001 mg / ml in PBS)
Liquid) did not give any signal to conalbumin, but conalbumin-
CFSE (0.001 mg / ml in PBS) is a very weak peak against Concanavalin A.
(See Figure 20).
Example 25
Dissolve in a mixture of 20 mM Tris and 150 mM NaCl pH 7.45 without using a column.
A sample of 0.05 mg / ml AT3 (Miles) (100 μl) was run at a flow rate of 2 ml / min.
It was pumped into a mixture fluid of S and 30% water and led to a hydrostatic mixer.
In this mixer, PBS was pumped into the mixer at a flow rate of 2 ml / min.
It was mixed with the dissolved 0.0001 mg / ml HPTS fluid. The resulting mixture is used as a fluorescence detector
Flowed into As shown in Fig. 21, the detector was blank (20 mM and 150 mM NaC).
It showed an increase in the fluorescence intensity due to AT3 over l). This is protein A and protein
Fluorescence detection of non-IgG protein using only a fluorescent dye without using an antigen such as G
This is just one example.
Example 26
5 mg / ml BSA dissolved in 0.2 M NaOAc, pH 5.1, and 0.05 mg / ml HIgG 100
μl was passed into S-HyperD ™ solvent. Here, fill the hole with hydrogel
A porous porous oxide / polystyrene composition support (BioSepra, Marlborough, M
A and are disclosed in U.S. Pat.No. 5,268,097.
. This document is hereby incorporated by reference herein by reference)
Has zalfopropyl ion exchange properties. In addition, pH 5.1, 0.2M NaOAc
, Using a 1M saline gradient. The elution sample that activates the chromatographic solvent is
Monitoring was performed using the same device as device 11. Here, the analysis solution is pH 8.9 0.2M Na2H
Contains a mixture of protein A-CFSE and protein G-CFSE dissolved in PO4. Figure 22
As such, the first peak, corresponding to BSA, has no effect on fluorescence monitoring,
On the other hand, the second broad UV peak, corresponding to HIgG, produced a sufficient fluorescent peak.
Example 27
5 mg / ml BSA and 0.05 mg / ml HIgG dissolved in 0.2 M Tris pH 6
The containing 100 μl sample was passed through Q-HyperD ™ solvent. Here in the hole
Hydrogel filled porous oxide / polystyrene composition support (also Bi
oSepra, marketed by Marlborough, MA) is a quaternary amine ion exchange
Has characteristics. Separated using a pH 5.5, 0.2 M Tris and 1 M NaCl gradient.
. The eluted sample that activates the chromatographic solvent is monitored using a device similar to device 11.
I watched. Here, the analysis solution contains protein A-FHSE dissolved in pH 8.40.2M Tris.
As can be seen from FIG. 23, the first peak (HIgG) has a sufficient fluorescent peak.
Rather, the second peak (BSA) did not produce a fluorescent signal. Here, salt gradient solution
It should be noted that the fluorescence baseline dropped during the outing.
The foregoing embodiments of the present invention are intended to be illustrative only and
Person may make numerous changes and modifications to the invention without departing from the spirit of the invention.
Could be added. For example, the UV absorption test section 21
It would be possible to place it after valve 25, according to Such changes or corrections
Are all intended to be within the scope of the invention as defined in the appended claims.
You.
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
G01N 33/53 G01N 33/53 N
33/533
33/533 27/26 301A
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,
DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I
L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK
,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,
MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R
U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR
,TT,UA,UG,UZ,VN──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (51) Int.Cl. 6 Identification code FI G01N 33/53 G01N 33/53 N 33/533 33/533 27/26 301A (81) Designated country EP (AT, BE, CH, DE, DK, ES, FI, FR, GB, GR, IE, IT, LU, MC, NL, PT, SE), OA (BF, BJ, CF, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE, SN, TD, TG), AP (KE, LS, MW, SD, SZ, UG), UA (AM, AZ, BY, KG, KZ, MD, RU, TJ, TM), AL, AM, AT, AU, AZ, BB, BG, BR, BY, CA, CH, CN, CZ, DE, DK, EE, ES, FI, GB, GE, HU, IL, IS, JP, KE, KG KP, KR, KZ, LK, LR, LS, LT, LU, LV, MD, MG, MK, MN, MW, MX, NO, NZ, PL, PT, RO, RU, SD, SE, SG, SI , SK, TJ, TM, TR, TT, UA, UG, UZ, VN