JPH11508650A - ドリルストリング用油圧スラスター - Google Patents
ドリルストリング用油圧スラスターInfo
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- JPH11508650A JPH11508650A JP9504176A JP50417697A JPH11508650A JP H11508650 A JPH11508650 A JP H11508650A JP 9504176 A JP9504176 A JP 9504176A JP 50417697 A JP50417697 A JP 50417697A JP H11508650 A JPH11508650 A JP H11508650A
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
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Abstract
(57)【要約】
ドリルストリングの下端に配置されたドリルビットへの推力を発生する油圧スラスター(1)を提供する。該スラスターはドリルストリングの上部に連結可能な第1の部材(3)と、ドリルストリングの下部に連結可能な第2の部材(5)を含み、これらの部材は相互に入れ子式に配置され、掘削中にドリルストリングの上部と下部の間でトルクを伝達することができる。掘削液がドリルストリングを通ってドリルビットまで流れるように前記部材(3,5)を貫通する流路(9)と、掘削中にドリルストリングの上部と下部の間でトルクが伝達されると前記部材の内方向入れ子反応を生じる手段(11,15)も設ける。
Description
【発明の詳細な説明】
ドリルストリング用油圧スラスター
本発明はドリルストリングの下端に配置されたドリルビットへの推力を発生す
る油圧スラスターに関する。油圧スラスターは一般に、ドリルビットにより鑿井
の底に加えられる力である所望のビット荷重(WOB)を発生するため、又は底
部掘削孔アセンブリからドリルストリングの軸方向振動を分離するために利用さ
れる。特に傾斜した鑿井や水平鑿井では、ドリルストリングの相当量の軸方向力
がドリルストリングと鑿井壁の間の摩擦により散逸されるため、所望のWOBを
発生するためにスラスターを利用する必要がある。慣用スラスターは、ドリルス
トリングの上部に連結された固定部材と、下げ孔アセンブリに連結された移動部
材との2つの入れ子部材から構成され、軸方向スプライン/溝装置により2部材
間にトルクを伝達している。スラスターは下げ孔アセンブリをドリルストリング
の上部に対して軸方向に移動させる。従って、発生する推力はドリルストリング
の軸方向位置から独立しており、更に推力は鉛直配置と水平配置の間で変動し得
るドリルストリングの傾斜からも独立している。更に、WOBはスラスターの有
効横断面積と、スラスターの内液圧と外液圧の差に依存するので正確に制御する
ことができる。スラスターは更に、ドリルビットをドリルストリングから軸方向
に分離することにより、アセンブリの動的挙動を改善する。
米国特許第4,901,806号は、ドリルビットに加えられる力(即ちWO
B)を制御し、ドリルストリングに作用する軸方向振動を分離するためにドリル
ストリングで使用する装置、従って、実際にスラスターを形成する装置を開示し
ている。この公知スラスターは、ドリルストリングの上部に連結可能な第1の部
材とドリルストリングの下部に連結可能な第2の部材を相互に入れ子式に配置し
、掘削中に上部部材と下部部材の間に捩り力を伝達できるようにすると共に、前
記部材を貫通する流路を設け、掘削液がドリルストリングを通ってドリルビット
まで流れるようにしている。
この公知スラスターに伴う1つの問題は、掘削液圧の変動によりWOB変動が
生じることである。このような圧力変動は例えば掘削中の測定時に発生する圧力
パルスによって発生し得る。液圧変動は装置の外方向入れ子移動を誘導し、WO
Bの変動を生じる傾向がある。ドリルビットを駆動するためにスラスターとドリ
ルビットの間に下げ孔掘削モーターを配置する場合には問題は一層悪化する。例
えばドリルビットにおける摩擦力の増加により下げ孔モーターのトルクが増加す
ると、モーターの液体入口の液圧は増加し、従って、スラスター内の液圧も増加
する。その結果、スラスターの外方向入れ子傾向は更に増し、従って、WOBが
増加し、これに対応してモーターのトルクも増加する。モータートルクが増加す
ると、モーター入口の液圧は更に増加し、従って、スラスターの液圧も増加し、
スラスターの外方向入れ子傾向は一層増すといったプロセスが続く。このプロセ
スはスラスター/モーター/ビット組み合わせの無制御な挙動を招き、その結果
、システムが停止しかねない。こうして掘削の進展は著しく妨げられ、コンポー
ネントの1個以上の損傷を生じる恐れがある。
本発明の目的は、制御されたWOBを提供し、公知スラスターの問題を解決す
る改善されたスラスターを提供することである。
本発明によると、ドリルストリングの下端に配置されたドリルビットへの推力
を発生する油圧スラスターが提供され、該スラスターはドリルストリングの上部
に連結可能な第1の部材とドリルストリングの下部に連結可能な第2の部材を相
互に入れ子式に配置し、掘削中にドリルストリングトルクを伝達できるようにす
ると共に、掘削液がドリルストリングを通ってドリルビットまで流れるように前
記部材を貫通する流路と、掘削中にドリルストリングトルクが伝達されると前記
部材の内方向入れ子反応を生じる手段を含む。
トルクの伝達時の内方向入れ子反応は、液圧変動によりスラスターが外方向に
入れ子移動する傾向を相殺し、こうして従来技術スラスターの液圧、WOB及び
トルクの無制御な連鎖的増加が避けられる。
好ましくは、前記内方向入れ子反応を生じる手段は、前記部材の少なくとも一
方に設けた少なくとも1個の螺旋スプラインから構成され、該スプラインを前記
部材の他方に設けた対応する螺旋溝に嵌合させ、掘削中にスプラインと溝が協働
してドリルストリングの上部と下部の間でトルクを伝達するようにする。
内側部材と外側部材の間の界面に沿って複数の前記スプライン及び溝を一定間
隔で分配すると適切である。
本発明によるスラスターは、ドリルビットを駆動する下げ孔モーターをスラス
ターとドリルビットの間に配置したドリルストリングに適用すると有利である。
以下、添付図面を参考に本発明をより詳細に説明する。
尚、図1は本発明による油圧スラスターの1態様の概略縦断面図であり、図2
は図1のスラスターの概略斜視図であり、図3は本発明によるスラスターの別の
態様の概略図であり、図4は本発明によるスラスターの更に別の態様の概略部分
横断面図であり、図5は図4のV−V線における断面図である。
図1は、円筒形外側部材3と該外側部材3の内側に入れ子式に配置した円筒形
内側部材5を含むスラスター1を示し、前記内側部材5には外側部材3の内面か
ら適当なシールにより環状ピストン7がシールされている。部材3,5はスラス
ター1を流れる掘削液の共通流路9をもつ。外側部材3の上端はドリルストリン
グ(図示せず)の上部に連結されており、内側部材5の下端は油圧下げ孔モータ
ー(図示せず)を含むドリルストリングの下部に連結されている。内側部材5は
ピストン7から内側部材5の長さの実質的部分に沿って延びる螺旋スプライン1
1をその外面に備える。外側部材3は、内側部材5のスプライン11に対応し且
つこれと共働する螺旋溝15をその下部13に備える。図2(分かり易くするた
めに外側部材3の下部のみを示す)に示すように、スプライン11と溝15はス
ラスター1の長手方向軸14に対して螺旋角βの角度に向いている。螺旋角は、
掘削中のスラスター1の右回り回転中に外側部材3から内側部材5にトルクが伝
達されると、スプライン11と溝15が部材3,5に内方向入れ子反応を誘導す
るように設定される。更に、図1中、Aiは有効スラスター面積を表し、rはス
プライン/溝の平均半径を表す。
スラスター1の平常運転中、掘削液はドリルストリングとスラスターを通り、
ドリルビットを駆動する下げ孔モーターの液体入口までポンプ給送される。スラ
スターの外側の液圧をPo、スラスターの内側の液圧をPiとするならば、液圧に
より誘導される推力は、
Ft=(Pi−Po).Ai (1)
であり、WOBは、
WOB=Ft+Fg−Ttan(β)/r (2)
[式中、Fgはドリルストリングの下部(即ち移動部)の重力であり、Tはモー
タートルクである]である。モータートルクTは下式:
T=km(Pi−Pmo) (3)
(式中、kmはモーター通過による単位圧力降下当たりに生じる単位トルクとし
て定義されるモーター定数である。)により、モーター入口の液圧Piとモータ
ー出口の液圧Pmoに依存する。ビットトルクTは下式:
T=Ab.WOB (4)
(式中、Abはビット/岩石摩擦係数である)により、WOBに実質的に線形に
依存する。ビットノズルの通過による液圧降下は下式:
ΔP=0.5ρv2 (5)
(式中、ρは掘削液密度であり、vはノズル中の平均液体速度である。)により
表すことができる。
ΔP=Pmo−Po (6)
v=Q/An (7)
(式中、Qは液体流速であり、Anはノズルの有効横断面積である)であるなら
ば、式(1)〜(7)から、
WOB=α-1(ρQ2Ai/2An 2+Fg) (8)
[式中、α=1−(AiAb/km)+(Abtan(β)/r)]が導かれる。パ
ラメーターAi及びkmは正確に選択できるデザインパラメーターである。他方、
ビット/岩石摩擦係数Abはビットと岩層の性質に依存し、大幅な変動を示す。
この問題は、
tan(β)/r−Ai/km (9)
を選択することにより解決でき、従って、
WOB=(ρQ2Ai+2An 2+Fg) (10)
となり、WOBのビット/岩石摩擦係数依存性を解消できる。こうして、ビット
と岩石の間の変動性摩擦の大きさを測定せずにこのような変動性摩擦の影響を免
れることができる。
例えば、外径0.1651m(6.5”)、Ai=0.013m2、r=0.0
65mのスラスターと、モーター定数km=0.0009m3のモーターを使用す
るならば、式(9)からβ=43°である。
以上の説明では式(1)〜(10)が正確であると仮定した。しかし、実際に
はパラメーターの一部が多少変動することもあるが、螺旋角βを
0.8 arctan(r.Ai/km)<β<1.2 arctan(r.Ai/km) (11)
の範囲で選択するならば、WOBのビット/岩石摩擦依存性の十分な低減を達成
できることが判明した。螺旋角βを
0.95 arctan(r.Ai/km)<β<1.05 arctan(r.Ai/km) (12)
の範囲で選択するのがより好ましい。
式(9)、(11)及び(12)から明らかなように、螺旋角βはモーター定
数kmに依存するので、モーターの型に応じてスラスターを選択すべきである。
図3に示すように、本発明によるスラスターの別の態様ではモーター型依存性を
低減できる。このスラスター20は螺旋角の変動する1組の螺旋スプラインを備
える内側部材22と、1組の対応する溝28を備える外側部材26をもつ。
スラスター20の平常使用は図1及び2に関して説明したスラスターの平常使
用と同様であるが、適用するモーター型に応じてドリルストリングを昇降させる
ことにより有効螺旋角を随意に変化できるという付加的な特徴がある。
図4に示す本発明によるスラスターの別の態様では、図3の態様のように固定
溝28を用いず、スラスター外側部材34の対応する凹部32に複数の案内30
を配置し、各案内30に溝36を設け、この溝にスラスター内側部材40のスプ
ライン38を配置している。各案内30は外側部材34に固定式に連結されたラ
ジアルシャフト42の周囲を回転可能である。こうして、外側部材34の溝36
の螺旋角をスプライン38の変動螺旋角に一致させることができる。案内30を
外側部材34に連結するのでなく、案内を内側部材に連結し、外側部材にスプラ
インを設けてもよいことが理解されよう。
本発明による油圧スラスターとドリルビットの間に下げ孔モーターを配置する
のでなく、油圧スラスターを下げ孔モーターとドリルビットの間に配置してもよ
い。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年7月31日
【補正内容】
補正明細書
このプロセスはスラスター/モーター/ビット組み合わせの無制御な挙動を招き
、その結果、システムが停止しかねない。こうして掘削の進展は著しく妨げられ
、コンポーネントの1個以上の損傷を生じる恐れがある。
米国特許第1,688,994号はドリルストリングの下端に配置されたドリ
ルビットへの推力を発生する油圧スラスターを開示しており、該スラスターはド
リルストリングの上部に連結可能な第1の部材とドリルストリングの下部に連結
可能な第2の部材を相互に入れ子式に配置し、掘削中にドリルストリングトルク
を伝達できるようにすると共に、掘削液がドリルストリングを通ってドリルビッ
トまで流れるように前記部材を貫通する流路と、掘削中にドリルストリングトル
クが伝達されると前記部材の内方向入れ子反応を生じる手段を含み、該手段は前
記部材の少なくとも一方に設けた少なくとも1個の螺旋スプラインから構成され
、該スプラインを前記部材の他方に設けた対応する螺旋溝に嵌合させ、掘削中に
スプラインと溝が協働してドリルストリングの上部と下部の間でトルクを伝達す
るようにしている。この公知スラスターのWOBは大幅な変動を示すビット/岩
石摩擦係数に依存する。
本発明の目的は、制御されたWOBを提供し、公知スラスターの問題を解決す
る改善されたスラスターを提供することである。
本発明によると、ドリルストリングの下端に配置されたドリルビットへの推力
を発生する油圧スラスターが提供され、該スラスターはドリルストリングの上部
に連結可能な第1の部材とドリルストリングの下部に連結可能な第2の部材を相
互に入れ子式に配置し、掘削中にドリルストリングトルクを伝達できるようにす
ると共に、掘削液がドリルストリングを通ってドリルビットまで流れるように前
記部材を貫通する流路と、掘削中にドリルストリングトルクが伝達されると前記
部材の内方向入れ子反応を生じる手段を含み、各スプライン(11)がスラスタ
ーの長手方向軸に対して、
0.8 arctan(r.Ai/km)<β<1.2 arctan(r.Ai/km)
(式中、r=スラスターの平均外径、Ai=スラスターの有効横断推力面積、km
=モーター通過による単位圧力降下当たりのモータートルクとして定義される
モーター定数である)の螺旋角βで配置されていることを特徴とする。
トルクの伝達時の内方向入れ子反応は、液圧変動によりスラスターが外方向に
入れ子移動する傾向を相殺し、こうして従来技術スラスターの液圧、WOB及び
トルクの無制御な連鎖的増加が避けられる。
内側部材と外側部材の間の界面に沿って複数の前記スプライン及び溝を一定間
隔で分配すると適切である。
補正請求の範囲
1.ドリルストリングの下端に配置されたドリルビットへの推力を発生する油圧
スラスター(1)であって、ドリルストリングの上部に連結可能な第1の部材(
3)とドリルストリングの下部に連結可能な第2の部材(5)を相互に入れ子式
に配置し、掘削中にドリルストリングトルクを伝達できるようにすると共に、掘
削液がドリルストリングを通ってドリルビットまで流れるように前記部材を貫通
する流路(9)と、掘削中にドリルストリングトルクが伝達されると前記部材の
内方向入れ子反応を生じる手段を含み、該手段が前記部材の少なくとも一方に設
けた少なくとも1個の螺旋スプライン(11)から構成され、該スプラインを前
記部材の他方に設けた対応する螺旋溝(15)に嵌合させ、掘削中にスプライン
と溝が協働してドリルストリングの上部と下部の間でトルクを伝達するように構
成し、各スプライン(11)がスラスターの長手方向軸に対して、
0.8 arctan(r.Ai/km)<β<1.2 arctan(r.Ai/km)
(式中、r=スラスターの平均外径、Ai=スラスターの有効横断推力面積、km
=モーター通過による単位圧力降下当たりのモータートルクとして定義されるモ
ーター定数である)の螺旋角βで配置されていることを特徴とする前記油圧スラ
スター。
2.前記第1の部材が外側部材(3)を形成し、前記第2の部材が内側部材(5
)を形成する請求項1に記載のスラスター。
3.内側部材と外側部材(3,5)の間の界面に沿って一定間隔で分配した複数
の前記スプライン(11)及び溝(15)を含む請求項2に記載のスラスター。
4.各スプライン(11)がスラスターの長手方向軸に対して、
0.95 arctan(r.Ai/km)<β<1.05 arctan(r.Ai/km)
の螺旋角βで配置されている請求項3に記載のスラスター。
5.各スプライン(11)及び溝(15)の螺旋角がスラスターの長さに沿って
変動する請求項1から4のいずれか一項に記載のスラスター。
6.各スプライン(30)及び各溝(36)の少なくとも一方が、その螺旋角を
各スプライン(30)及び各溝(36)の他方の螺旋角に一致させるように径方
向軸(42)の周囲に回転可能である請求項5に記載のスラスター。
7.各スプライン(11)が内側部材(5)に設けられ、各溝(15)が外側部
材(3)に設けられている請求項1から6のいずれか一項に記載のスラスター。
8.ドリルストリングがドリルビットを駆動する下げ孔モーターを含み、該下げ
孔モーターがスラスターとドリルビットの間に配置されている請求項1から7の
いずれか一項に記載のスラスター。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ドリルストリングの下端に配置されたドリルビットへの推力を発生する油圧 スラスターであって、ドリルストリングの上部に連結可能な第1の部材とドリル ストリングの下部に連結可能な第2の部材を相互に入れ子式に配置し、掘削中に ドリルストリングトルクを伝達できるようにすると共に、掘削液がドリルストリ ングを通ってドリルビットまで流れるように前記部材を貫通する流路と、掘削中 にドリルストリングトルクが伝達されると前記部材の内方向入れ子反応を生じる 手段を含む前記油圧スラスター。 2.前記第1の部材が外側部材を形成し、前記第2の部材が内側部材を形成する 請求項1に記載のスラスター。 3.前記内方向入れ子反応を生じる手段が、前記部材の少なくとも一方に設けた 少なくとも1個の螺旋スプラインから構成され、該スプラインを前記部材の他方 に設けた対応する螺旋溝に嵌合させ、掘削中にスプラインと溝が協働してドリル ストリングの上部と下部の間でトルクを伝達するようにした請求項1又は2に記 載のスラスター。 4.内側部材と外側部材の間の界面に沿って一定間隔で分配した複数の前記スプ ライン及び溝を含む請求項3に記載のスラスター。 5.各スプラインがスラスターの長手方向軸に対して、 0.8 arctan(r.Ai/km)<β<1.2 arctan(r.Ai/km) (式中、r=スラスターの平均外径、Ai=スラスターの有効横断推力面積、km =モーター通過による単位圧力降下当たりのモータートルクとして定義されるモ ーター定数である)の螺旋角βで配置されている請求項3又は4に記載のスラス ター。 6.各スプラインがスラスターの長手方向軸に対して、 0.95 arctan(r.Ai/km)<β<1.05 arctan(r.Ai/km) の螺旋角βで配置されている請求項5に記載のスラスター。 7.各スプライン及び溝の螺旋角がスラスターの長さに沿って変動する請求項3 から6のいずれか一項に記載のスラスター。 8.各スプライン及び各溝の少なくとも一方が、その螺旋角を各スプライン及び 各溝の他方の螺旋角に一致させるように径方向軸の周囲に回転可能である請求項 7に記載のスラスター。 9.各スプラインが内側部材に設けられ、各溝が外側部材に設けられている請求 項3から8のいずれか一項に記載のスラスター。 10.ドリルストリングがドリルビットを駆動する下げ孔モーターを含み、該下 げ孔モーターがスラスターとドリルビットの間に配置されている請求項1から9 のいずれか一項に記載のスラスター。 11.図面に関して実質的に明細書に記載したスラスター。
Applications Claiming Priority (3)
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