JPH11505750A - 歯科印象トレー - Google Patents

歯科印象トレー

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JPH11505750A
JPH11505750A JP8535867A JP53586796A JPH11505750A JP H11505750 A JPH11505750 A JP H11505750A JP 8535867 A JP8535867 A JP 8535867A JP 53586796 A JP53586796 A JP 53586796A JP H11505750 A JPH11505750 A JP H11505750A
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JP8535867A
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シーメン,クリスチャン
ミラー,アラン,エヌ.
レンチナー,ナザニエル,エイチ.
Original Assignee
コルテン/ワールデント インコーポレイテッド
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C9/00Impression cups, i.e. impression trays; Impression methods
    • A61C9/0006Impression trays

Abstract

(57)【要約】 剛性コアロッドの弾性率と降伏強度は、複合印象採得時、咬合整合時および後続する操作時に、歯科トレーの弾性変形を制限し塑性変形を防止するよう所定の限界内に設定される。本トレーには、屈曲される場合に正の回復力を与えるフレームが形成される。本コアロッドの断面は、所定面内の撓みをさらに制限するよう最適化可能である。不織布スパンボンドフィラメントを含む好ましい各種材料を、患者の歯列を全咬合時に邪魔する可能性を最小にし、本トレー上に印象材を保持するよう選択する。

Description

【発明の詳細な説明】 歯科印象トレー 発明の背景発明分野 本発明は、一般的に、患者の歯列、歯肉および口腔の印象を形成するための装 置に関し、特に、患者の上下の歯列の正確な印象の採得ならびに前記上下の歯列 の咬合整合(bite registration)を同時に行うための薄いメッシュまたは膜を 保持する剛性フレームを有する歯科トレーに関する。従来技術の進展の説明 歯科印象トレーは、患者の口腔と歯列の各部の印象を形成するため歯科医によ り使用されてきた。このような印象は、例えば、クラウン、歯列、ブリッジ義歯 、義歯およびその他の口腔の補綴などの、歯科代用人工コンポーネントと歯科ア センブリを形成するため、通常用いられる。 一つの通常タイプの歯科印象トレーは、修復または再建を必要とする口腔の部 分に対し印象材を満たしたトレーを加圧して、その歯列と口腔の上部または下部 のいずれかの印象を採得するために用いられる。 他の種類の歯科印象トレー、例えばここで、複合印象トレーを挙げることがで きるが、これを用いて患者の歯列と口腔の上下部の両者の印象を採得し、上下の 歯列の咬合時の相対位置の印象を同時に提供することができる。この上部印象が 上顎の印象部に相当し、その下部印象が下顎の相補部に対応し、これら2種の相 補印象が一緒になって上顎と下顎の咬合関係の印象整合を提供する。 通常の複合印象トレーには、上部トラフと下部トラフがあって、それぞれ、例 えば、硬化可能なゴム系基材の印象材でそれぞれ満される。このトレーを患者の 口腔に配置し、この患者は、この患者の上下の歯列が相互に十分に接触するまで 、この印象材を噛むように指示される。この操作の際には、この印象材は、該ト レー部とその患者の歯列および歯肉の間で移動し押出される。 この印象材の移動と押出しの際に生ずる力のために、不正確で歪んで変形した 印象が形成する結果となってしまう。つまり、この印象材に咬合時に圧力が加え られると、該複合印象トレーのフレームが加圧され、そのため形状に、屈曲、曲 げおよび歪み、を招く。例えば、口腔から取出す操作時に、またはラボの製造( 調製とストーン成形)時に、このフレームが十分に変形を回復しない場合、ある いはへたりを生ずる場合、不正確な印象が得られ易い結果となる。この問題点は 、例えば、プラスチック、または繊細なワイヤのような非常にフレキシブルな材 料から形成された複合印象トレーの場合に、特に著しい。 このような従来の印象トレーを用いて歯科印象を採得する場合、そのフレーム の曲げと屈曲は、該トレーをその患者の口腔から取出す際にさらに悪くなる可能 性がある。その患者の歯列を該印象材から開放するのに要する力のために、この トレーはまた屈曲され、広げられ、捩じられることもしばしばあり、該印象の変 形と歪みを招くことになる。 印象の作製後でも、そのラボでさらなる歪みを受ける場合もある。技工士がこ の印象を処置し型を作る際に、このトレーは再度屈曲または曲げを受ける場合も 多く、この印象材の移動または相対的な変位を招く結果となる。 金属から作られた歯科印象トレーの場合でも、使用する特定金属は変形や曲げ に対し最小の剛性を有する易変形性ワイヤまたは易屈曲性シートの形態のもので あった。さらに、このようなトレーは、いったん曲げられ形状を失って、原形に 戻らなくなってしまうと、へたりとなることが知られている。この場合、採得さ れた該印象は、変形状態を保持し、印象は不適切である。 複合印象トレーの場合に特に加えられる他の問題点として、印象材を受け入れ る上下のトラフを画成する介在材料層の存在のため、患者がの上下の歯列を十分 に突合わせ接触できないことが挙げられる。この介在材料層または膜は、その印 象トレーの上下トラフに該印象材を支持また保持するために必要なものである。 この介在材料層は薄いものであるが、この介在材料の存在で、患者の上下の歯 列間の必要な接触が妨げられ、この患者の咬合整合の再生と正確な印象とができ なくなる。この介在する材料が厚いほど、上顎と下顎の間の咬合整合の再生が不 正確になり易い。 このような支持材料の例としては従来、この印象材を保持するためのガーゼ主 たはメッシュの材料が挙げられ、これらを貫通して該印象材が、好ましくは上部 トラフから下部トラフへ流動可能である。このメッシュまたはガーゼの材料は、 層が比較的薄いものではあるが、それでもこれにより患者の上下の歯列の接触が 妨げられる。 この課題を解決するための従来の一つの方法としては、隣接するフィラメント またはストランドの間の間隔の広いメッシュ材料を用いる方法が挙げられる。こ の広い間隔により、患者の歯列がそのフィラメントを広げこのフィラメント間接 触が可能となり、さらにこれにより該印象材の透過が十分となり、正確な咬合整 合が可能となる。 この課題を解決するための他の方法としては、その印象材を保持するため不織 布材料を用いる方法が挙げられる。この不織布材料は所定の長さのステープルフ ァイバから形成される。ここでは、この材料は一般的に厚くて緻密であるが、そ の患者の歯列がこの材料を透過、貫通できなければならない。 この材料を貫通し剪断すると、その切片端が、これはピンと張ったものではあ るが、これがその患者の歯列に隣接しその間にある印象腔に折込まれる。これら 切片端が、その患者の口腔から取出した後でも、その印象腔に入り、そのため得 られた型には異物となる。このため、その補綴型は欠陥のある、変形した、水準 以下の不良品という結果となる。 そのため以下に述べるような印象トレーに対する要望が存在する。まず歯科印 象の形成時または形成後に、撓み、歪みおよび捩りに耐性のある剛性構造を有す る印象トレーに対する要望が存在する。 さらには、剛性材料から作られ、歯科印象の形成時に塑性変形に耐性のある歯 科複合印象トレーに対する要望が存在する。 さらにまた、印象材層をその上部トラフと下部トラフの両者に適切に保持する 歯科複合印象トレイであって、これにより歯科印象の形成時に患者の上下の歯列 間の実質的に自由な接触が可能になるような歯科複合印象トレーに対する要望が 存在する。 さらに、そのトレーの上下部トラフに印象材を保持する介在材料層を貫通する 必要性を実質的に無くする歯科複合印象トレーに対する要望が存在する。 さらにまた、歯科印象腔内に達するような、剪断されたフィラメントまたはス トランドの存在を無くした歯科複合印象トレーに対する要望が存在する。 発明の概要 本発明は、前記要望を満足させるため開発されたものであり、したがって本発 明は、目的として、歯科印象の形成時に撓み、歪み、屈曲、曲げおよび捩りに対 し耐性を有する剛性材料から形成された歯科トレーを提供するものである。 本発明の他の目的は、患者の口腔から取出時にさらには後続のラボ作業時の処 理時に曲げ、屈曲、および歪みに対し耐性を有する歯科印象トレーを提供するこ とにある。 さらに本発明の他の目的は、屈曲に耐性を有しさらに塑性変形にも耐性を有す る剛性フレームを有する歯科印象トレーを提供することにある。 さらに本発明の他の目的は、その上下部トラフに印象材層を適切に保持する歯 科印象トレーであって、これによりさらにまた患者の上下の歯列の間の実質的に 自由で妨げられることがない接触が可能になるような歯科印象トレーを提供する ことにある。 さらにまた本発明の他の目的は、咬合整合印象の形成時に、介在材料層の貫通 または剪断に対する必要性を実質的に無くした歯科印象トレーを提供することに ある。 さらにまた本発明の他の目的は、その印象材を保持するフレームの屈曲、捩り または曲げに起因する歪みの無い正確な歯科印象を与える歯科印象トレーを提供 することにある。 前記目的を達成するため、本発明の歯科印象トレーは歯科印象の形成時または 形成後に屈曲と曲げを制限するよう構成される。このトレーの、屈曲と曲げ、な らびに捩りと歪みは、例えば、鋼材のような比較的剛性のある材料でこのトレー のフレームを構成することにより制御される。 特に、剛性材料、例えば、鋼材、は、この印象トレーの屈曲を制御し制限し、 さらには塑性変形の生起を妨げるよう、弾性率と降伏強度が特定の範囲内にある ように選択する。例えば、口腔から取出す操作時またはラボの製造(ストーン成 形および調製)時に、同時印象トレー(simultaneous impression tray)の弾性 変形がある程度生じても、この剛性フレームは、その原形の自由状態に迅速に戻 り、患者の歯列に隣接する印象材料の歪みを防止する。 鋼材フレームの断面の形状は、屈曲に対する耐性を好ましい方向で最大にでき るよう構成する。すなわち、この鋼材フレームは、咬合整合時に最大の曲げの力 が加えられるような面内に主次元または主軸が伸びている長方形断面または楕円 形断面で形成される。 剛性フレームは、プラスチック材料に封じ込められた高弾性率のコアロッドの 形態で提供することができる。このプラスチック材料は、該印象トレーの美観を 増すうえに、患者の口腔と歯列に接触する柔らかい接触面となる。 剛性コアの周囲にプラスチック支持構造体を成形することにより、この印象ト レーにさらなる剛性を与えることができる。このプラスチック支持構造体には、 印象材の流動を支援し制御する一対の側壁を含むことができる。この側壁は、そ のトレー内に該印象材を受入れ固着するための溝を有するよう成形される。さら なる剛性はプラスチック成形補強リブの形態で与えることができる。 咬合整合印象の形成時に、この印象トレーとその患者の歯列の間の干渉を最小 にするため、本発明は、一つの実施の形態として、この印象トレーの上下部トラ フ内に該印象材を保持するためスパンボンド不織布材料を取入れる。このスパン ボンド不織布材料は、平均直径が0.0007インチ未満であってゆるめて分散 させた多数の連続フィラメントから形成される。そのため、例えば、製織、メリ ヤス製織、たてメリヤス製織、ステープル不織布のような他の方法で製造した織 物基布ほど緻密で厚くはなく、しかしながら同様にまだ強いものである。 そこで、患者がこの印象材を通り、そのスパンボンドフィラメントに入り込む ように咬合すると、ステープルファイバ系不織布材料より、直径がより小さく、 よりゆるめられて、容易に広がるため、フィラメントが剪断される可能性は小さ い。この分散作用のためばらばらの切片端の形成が防止され、このような切片端 に印象腔内に不良箇所になることが防止される。 ばらばらの切片端の存在は、この印象トレーのフレームにゆるくまたは無伸張 にスパンボンド材料のフィラメント布を取付けることにより、さらに低減するこ とができる。この場合、フィラメントファイバが剪断されたとしても、メリヤス 製織、たてメリヤス製織の材料の場合のようにピンとはならない。それよりむし ろ、この剪断切片端は、ゆるく、無伸張で、不安定であり、その印象腔内に突出 されない。 スパンボンド連続フィラメント膜は本用途で良好に機能するが、他の膜材料も 所定の厚さの限界内で選択する場合、利用可能である。利用可能な膜材料には、 シリコーンの薄いフォイル、多孔またはメッシュの錫のシート、または金属フォ イル、またはその複合トレーフレームの所定の方向に各々配向した独立した複数 の糸のものを挙げることができる。 ここで用語「膜」は、上下部トラフ間の支持層を指すのに用いるが、この膜に は、フォイル、織物基布、および独立した複数の糸が含まれる。フォイルには、 錫のような金属やシリコーンのようなプラスチックが含まれる。織物基布には、 不織布、製織、メリヤス製織、たてメリヤス製織の材料が含まれる。不織布材料 には、例えば、合成のスパンボンド材料、天然および合成の繊維のステープルフ ァイバが含まれる。 膜30の使用に好適な糸には、モノフィラメントまたは好ましくはマルチフィ ラメントのような連続フィラメントが含まれる。このようなマルチフィラメント の例には人工合成繊維がある。他の適当なただしその程度は前例より劣る糸には 、長さが通常約1インチないし2.5インチのステープルファイバから得られた ものがある。ステープルファイバには、天然繊維、合成繊維およびこれらの2種 のブレンドが含まれる。製織材料は膜30に好ましい材料ではない。 この複合印象トレー内にその印象材を固着するために提供される溝は、その側 壁の高さに目一杯に伸びているものではない。むしろ、この溝は、その剛性コア を囲むプラスチック補強リブを形作るよう、その側壁の頂部と底部は、剛性コア に向かって伸び、そして剛性コアに達しないで終端している。このリブは、その トレイの屈曲と捩れに抵抗するように、剛性リブ周りに一部または全部に伸るこ とができる。 本発明の前述の目的、特徴および利点は、本出願の一部を構成する添付図面を 照合した本発明の以下の詳細な説明に詳しく指摘されこれらから明白となるであ ろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明のしり形歯科印象トレーの平面図である。 図2は、図1の線2−2についての部分断面図である。 図3は、図1の線3−3についての断面図である。 図4は、図1の右側面図である。 図5は、図1の左側面図である。 図6は、図1の線6−6についての部分断面図である。 図7は、図1の線7−7についての部分断面図である。 図8(a)、8(b)、8(c)、8(d)、8(e)および8(f)は、本 発明のコアロッドの種々の実施形態の断面図である。 図9は、本発明の他の実施形態を示す図2と同様の図である。 図10は、本発明の全アーチ型複合印象トレーの他の実施形態の平面図である 。 図11は、本発明の他の実施形態の斜視図である。および、 図12は、図11の線12−12についての端面図である。 図面中の同様部分には同一符号を用いる。 好ましい実施の形態の詳細説明 図1から始めて、図面を参照し本発明をさらに説明する。図1は、本発明の構 成の歯科印象トレー20を示す。このトレー20は、患者の上部の歯列または上 顎の少くとも一部の印象と、この患者の下部の歯列または下顎の相補部の印象と を同時に形成するよう設けられる。同時に、これら上下の咬合部の相対位置また は整合が確定される。 これら上下顎の歯列の相対的整合(alignment)は咬合整合(bite registrati on)として既知である。単一の印象手順の際に、3種の有用な測定値が得られ、 この種の歯科印象トレーは同時印象トレー(simultaneous impression tray)と 呼ばれる。 さらに図1と図2に示すように、トレー20には複合フレーム22があり、こ れはほぼU形の形態を有し、また比較的剛性のある中央のコアロッド24から形 成され、このコアロッド24の少くとも一部が軟質の封入材料26により囲まれ ている。この材料26は、硬質ゴムまたはプラスチック材料とすることができる が、コア24の周囲に成形される。取っ手28(図1)は、プラスチック材料2 6から成形可能であるが、これはこの材料がその中央コア24の周囲に成形され るのと同時に成形することができる。さらに、膜(membrane)30は、この膜の 周辺部の周りに連続的にインサート成形することにより、前記成形操作の際に、 前記成形操作により、フレーム22に取付け可能である。 このフレーム22には、湾曲端部25により結合した少くとも一対の脚部21 、23があり、これらは膜30を支える面を一緒に形成する。以下に説明するが 、フレーム22は、前記面内において互いに近づいたり離れたりする方向の脚部 21、23の撓みを最小にするよう設計される。 膜30は、図2に示すように、コア24の下部面に成形されるが、本発明では 、膜30とフレーム22の間に何らかの適当な接続を図れる。取っ手28は、歯 科医の母指と人差し指の間で好都合なグリップを提供するよう、図3に示すよう に、一対の対向凹部32、34を有するよう成形可能である。 フレーム22と膜30は、図2で仮想線に示すように、歯科印象材40を受入 し含有するための上部トラフ36と下部トラフ38を形成する。この印象材40 は、第1と第2の対向側壁42、44と膜30上に塗布される。側壁はまたフレ ーム22の成形時にそのプラスチック材料26から成形される。側壁は一般に好 ましいものであるが、本発明の実施に必須とは限らない。 各側壁42、44はそれぞれ内面46、48を有し、これら内面46、48に は複数の腔部または凹部50が形成されている。図1ないし図7、なかでも図4 、5および6が最良であるが、これらの図に示す特定のしり(posterior)形の 同時印象トレイの場合、第1の側壁すなわち内部側壁42は、その長さLとその 高さHが両者ともその第2の側壁すなわち外部側壁44の対応する長さと高さよ り小さいものである。 第1の側壁すなわち内部側壁42は、その上縁部沿いは全体的に湾曲した頂壁 52が境界となり、その下縁部沿いは全体的に底壁54が境界となっている。同 様に、第2の側壁すなわち外部側壁44は、その上縁部沿いは全体的に湾曲した 頂壁56が境界となり、その下縁部沿いは全体的に湾曲した底壁58が境界とな っている。側壁42の壁52、54は、側壁44の壁56、58と同様に、コア 24について大体対称的に配置されている。 縦方向に間隔をおいて配置した一連の腔部または凹部50は、内部側壁42の 頂壁54からその内面46沿いに、かつ内部側壁42の底壁54からその内面4 6沿いに、コア24に向かって大体相互整合して伸びている。同様に、一連の腔 部50は、外部側壁44の頂壁56からその内面48沿いに、かつ外部側壁44 の底壁58からその内面48沿いに、大体相互整合して伸びている。 図2のように、腔部50は、その各側壁内面46、48を完全に横切って伸び ているのではなく、その中央コア24に達する前に終端している。このように、 縦方向に伸びる第1のリブ60は内面46沿いに画成され、縦方向に伸びる第2 のリブ62は内面48沿いに画成される。 中央リブ60、62は、フレーム22の屈曲と歪みに対しさらなる剛性と抵抗 を与えるよう、上下部トラフ36、38に境界を接するコア24の内面上でかつ この内面に沿い伸びている。図面では、半円筒状腔部50が中央リブ60、62 を形作るよう示されているが、いずれの形態の凹部でも使用可能である。凹部5 0は、同時印象の形成時にまた患者の口腔からこの3重トレイの取出し時に、そ の複合印象トレー20上の該印象材40の保持を支援する。 本発明の特に重要な特徴はコア24に対する材料の選択である。コア24は、 常に本質的に剛性があり、同時印象の形成時に限られた弾性変形が可能なように 設計される。しかし、重要なことは、このコアとフレームの何らかの塑性変形を 避けることである。というのはこのような塑性変形のため、不正確で欠陥のある 印象となり易いからである。 そこで、本発明では、患者の口腔から取出す操作時またはラボの製造(スロー ン成形と調製)時に該複合印象トレーに加えられる力と、そのコア材料の弾性率 と降伏強度との間の注意深いバランスを提供する。このように、患者の歯列と歯 肉の密接に接触する該印象材を歪み無く維持し、または患者の口腔面から該印象 材が離れないように保持するよう、完全な弾性回復によりフレームの弾性捩り変 形を小さくすることが可能である。 ここで見出だされたことは、コアの材料は、弾性率が少くとも1000万ポン ド/平方インチであり、降伏強度が少くとも5万ポンド/平方インチであるよう に選択する必要がある。鋼材合金のような種々の金属が本利用に好適であって、 具体例としては、例えば、ステンレス鋼のタイプ301、302、304を挙げ ることができる。 弾性率が少くとも2800万ポンド/平方インチの鋼材が容易に入手可能であ り、これらはコアロッド24の作製に特に適している。チタンとアルミニウムの 合金のような他の合金をコア24に用いることができる。さらに、コア24は、 例えば、カーボン−カーボン、アラミドファイバのような強化繊維材料から製造 することができる。 この印象トレーにさらに大きい剛性と構造の完全性を持たせるため、コア24 の断面は、膜30により規定される面における曲げおよび屈曲に対する抵抗を最 大にするよう設計される。すなわち、印象の形成時にその印象材の歪みを防止す るため、側壁42、44が互いに近づいたり離れたりする相対運動に抵抗するよ うにコア24は設計される。次にこれにより咬合整合時に、患者の歯列の側面に 向かいまたこの側面から部分的に離れるようなフレーム22の屈曲を最小にする 。 再びまた図2、さらには図6と7、および特には図8(a)において、コア2 4は、長方形断面で形成することができ、その主次元(major dimension)また は最大の側面が膜30とフレーム22との交点により規定される平面に全体的に 平行に伸びるようにできる。換言すると、コア24の主次元は、フレーム22と コア24について対称的に上部トラフ36を下部トラフ38から離す平面に全体 的に平行でかつ共通面の方向に、側壁に直交するように伸びる。コア24の副次 元(minor dimension)は、該上下部トラフ間の膜の面に全体的に直交するよう に伸びる。 このように、コア24の副次元または最短の側面は、トラフ36、38の側面 を規定する側壁42、44間の隙間を間にして相互に対向する。この短い辺また は副次元の配向は、前記平面と膜に大体直交して伸びる。コア24のこの配向が 咬合整合時の患者の歯列の側面に向かったり離れたりするフレーム22の横方向 の曲げに対し最大の抵抗となり、これにより、不正確で歪みのある歯科印象を形 成する確率を低減する。 コア24の例えば、湾曲端部25を通る他の断面を、図8(b)、8(c)、 8(d)、8(e)および8(f)に示す。図8(b)は面取りした縁を有する 長方形コア24を示す。図8(c)は楕円形のコア24を示し、図8(d)半円 形側部で結合した上下平らな表面のコアを示す。他の断面も可能である。 もし撓みと弾性に対する限度を守ることができるならば、図8(e)に示すよ うに円形断面も可能である。 図8(a)ないし8(e)では、プラスチックまたはエラストマー材料26の 薄層により封入または塗布されたコアロッド24の湾曲端部25を示すが、図8 (f)に示すように、膜30の境界となっている内縁部63を除き湾曲部25を 未塗布のまま残すことも可能である。コアロッド24の縁部63は、材料26と コアロッド24間に連結を形成するため凹部または溝を付けることができ、ここ で材料26は膜30を前記コアロッドに固定させるための中間結合部材としての 役目をする。 この複合印象トレーにさらに剛性を加えるため、一対の外部リブがこの内外側 壁42、44の外面64、66に沿いコア24に成形することができる。図1、 2、4および5において、第1の外部リブ68は側壁42の外面64に沿いコア 24の周りに成形し、第2の外部リブ70は側壁44の外面66に沿いコア24 の周りに成形する。 本発明の他の重要な特徴は、膜30に対し適当な材料を選択することにある。 前述のように、膜30は、印象材層を保持するための適当な支持体となる必要が あり、さらに咬合整合時に患者の歯列間の接触に障害となってはならない。膜3 0に対する一つの適切な材料には、不織布スパンボンドフィラメントから作った 織物基布が挙げられる。このような織物基布は、膜30の形成時に、その全体の または平均の厚さが約0.003インチまたはそれ未満に保持される場合、良好 に働く。膜30に対し選択した織物基布の平均厚さはASTM-D-1777-64規格により 測定しなければならない。 側壁42、44間に伸びる際のこのスパンボンドフィラメントは、重量対面積 比が0.4オンス/平方ヤード以下内に保持することが好都合である。このフィ ラメントファイバ間に適切な間隔を確実に得るため、上下部トラフ36、38間 の空気透過度は、ASTM-D-737-75 規格による測定で約1100立法フィート/分 /平方フィートより大きくなければならない。このような材料から膜30が構成 されると、微細なガーゼ状の半透明なゴッサマー(gossamer)膜にそっくりであ る。 適当な織物基布の具体例に2種のCEREX の織物基布を挙げることができるが、 これはそれぞれ布重量が0.3と0.4オンス/平方ヤードであり、平均厚さが 2.6と2.9ミルであり、バースト強度が9と12psiであり、および空気 透過度が1330と1110立法フィート/分/平方フィートであり、これはAS TM-D-737-75 規格における値である。 図1ないし7において膜30を形成するスパンボンドフィラメント膜はやや平 滑な状態でフレーム22に保持されているが、さらにまた図9に示すように、フ レーム22上にゆるめた状態で保持することも可能である。ルースネットでフレ ーム22に膜30をゆるめた状態で取付けることにより、膜30は、咬合整合時 に患者の歯列の相互咬合面間の変形に対し実質的に抵抗を与えない。 図9は、また側壁42、44の内面46、48がフレーム22から外側に向か って開くという変形例を示す。これにより膜30に向かって患者の歯列を誘導ま たはくさびどめし、容易に咬合整合が得られる。 膜30の他の可能な構造には、この複合印象トレーを横断する連続フィラメン トの形態のヤーンアレイがある。このような配置例として、全アーチ型複合印象 トレー20(a)が挙げられ、これを図10に示す。一連の平行で間隔をおいて 配置したマルチフィラメントヤーン72はフレーム22(a)を横切って糸を張 るように配置される。図10の実施形態では20ないし40本のストランドが使 用可能であり、図1の実施形態では10ないし20本のストランドが使用可能で ある。 加工糸72は、約2.0テックス未満の値を有するフィラメントをすべて一緒 にしたマルチフィラメントが好ましくは選択される、ただしここで1.0テック スとは1000mの長さ当たり1gの糸である。延伸比が1:1.3ないし1: 3.5を有する予配向ヤーンが有効であることが分かった。 フィラメントの代りには、膜30を形成するため平均厚さが約0.001ない し0.002インチのシリコーン系フィルムの多孔または連続シートが使用可能 である。または、厚さが約0.0005ないし0.001インチの連続または多 孔式の高展性金属フォイルが膜30を形成するため使用可能である。このような 多孔シリコーンシートまたは多孔金属フィオルを図11に示すが、ここでは膜3 0は図1のトレー20に実質的に同じしり(posterior)形トレー20(b)に 取付けられている。図12はさらにトレー20、20(b)の詳細を示す。 以上本発明の実施の現在意図する最良の形態を開示したが、本発明の精神を逸 脱することなく種々の変更や変形が可能であることは容易に理解できることであ る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミラー,アラン,エヌ. アメリカ合衆国、10956、ニューヨーク州、 ニュー シティ、サンバリー ドライブ 10番地 (72)発明者 レンチナー,ナザニエル,エイチ. アメリカ合衆国、11020、ニューヨーク州、 レイク サクセス、ブライドル パス レ ーン 6番地

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.全体的にU形の部分を形作る剛性コアロッドを有する剛性フレームと、前記 フレーム上に支えられ、前記フレームと一体となり、前記U形部分にまたがって いる膜とを有し、 前記剛性コアは、前記膜に沿って伸びる主次元と前記膜と実質的に直交するよ うに伸びる副次元を持つ断面を有し、 前記剛性コアロッドは所定の弾性率と所定の降伏強度を有し、前記弾性率と前 記降伏強度は、歯科印象の形成時に前記コアロッドの弾性変形を限定して許容す るように選択され、さらに前記弾性率と前記降伏強度は、前記歯科印象の前記形 成時と前記操作時に、前記コアロッドの塑性変形を防止するよう選択されること を特徴とする歯科印象トレー。 2.さらに、前記U形部分の両側において前記フレームにそれぞれ成形された内 部側壁と外部側壁を有することを特徴とする請求項1に記載のトレー。 3.前記膜はスパンボンドフィラメントから製造された織物基布を有することを 特徴とする請求項1に記載のトレー。 4.前記コアロッドは、弾性率が少くとも1000万ポンド/平方インチである 金属ロッドを有することを特徴とする請求項1に記載のトレー。 5.前記コアロッドは、さらに、降伏強度が少くとも6万ポンド/平方インチで あることを特徴とする請求項4に記載のトレー。 6.前記コアロッドは、主次元と副次元を持つ断面を有することを特徴とする請 求項4に記載のトレー。 7.前記コアロッドは、さらに、弾性率が少くとも2800万ポンド/平方イン チであることを特徴とする請求項1に記載のトレー。 8.プラスチック材料に少くとも部分的に封入された剛性コアロッドを有する剛 性フレームと、 前記フレーム上に支えられ、前記フレームと共に上部トラフと下部トラフを形 成する膜と、 前記膜の両側で前記フレーム上に支えられた一対の側壁を有し、 前記剛性コアロッドは、前記側壁と全体的に直交方向に伸びる主次元と、前記 膜と全体的に直交方向に伸びる副次元を持つ断面を有することを特徴とする歯科 印象トレー。 9.前記剛性コアロッドは、弾性率が少くとも1000万ポンド/平方インチで ある金属ロッドからなることを特徴とする請求項8に記載のトレー。 10.前記各側壁は、前記剛性コアロッドに隣接し前記フレームに沿って伸びた 中央リブを形成するように配置された複数の整合凹部を有することを特徴とする 請求項8に記載のトレー。 11.前記膜は、平均厚さが約0.003インチ未満であるフィラメント膜を有 することを特徴とする請求項8に記載のトレー。 12.前記膜は、無伸張状態で前記フレームにゆるめて取付けられていることを 特徴とする請求項11に記載のトレー。 13.前記内外側壁は、それぞれ、外面を有し、前記フレームは前記剛性コアロ ッドに隣接し各前記外面に沿って成形された外部リブを有することを特徴とする 請求項8に記載のトレー。 14.前記剛性コアロッドは長方形断面を有することを特徴とする請求項8に記 載のトレー。 15.前記剛性コアロッドは楕円形断面を有することを特徴とする請求項8に記 載のトレー。 16.端部で結合した少くとも一対の脚部を有するフレームと、前記脚部間に取 付けられた薄膜とを有し、前記膜は平均厚さが0.003インチ以下である所定 の長さのスパンボンド連続フィラメントから製造され、前記膜が印象材層を保持 できるが咬合整合時に患者の歯列間にはほとんどまたは全く障害を与えないよう になっていることを特徴とする歯科トレー。 18.前記膜は、重量対面積比が0.4オンス/平方ヤード以下であり、および 前記膜は空気透過率が1100立法フィート/分/平方フィートより大きいこと を特徴とする請求項16に記載のトレー。 19.前記膜は、ゆるめた無伸張配置で前記フレーム上に取付けられていること を特徴とする請求項16に記載のトレー。 20.前記膜は、前記脚部間に相互に平行に張られた複数のマルチフィラメント ヤーンを有することを特徴とする請求項16に記載のトレー。 21.前記スパンボンドフィラメントは合成繊維であることを特徴とする請求項 16に記載の歯科印象トレー。
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