【発明の詳細な説明】
新規な置換テトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾロン類、それらを製造
する方法及びそれらを含む製薬学的組成物
本発明は、テトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾロン構造を有する新規
化合物、それらを製造する方法及びそれらを含む製薬学的組成物に関する。本発
明の化合物は、それらの脈管形成−阻止力により全く有利な治療用途を提供する
。
脈管形成(又は新規な血管新生)は、新しい毛細血管の発生及び成長として定
義されている。脈管形成の過程は、胚の発生、傷の瘢痕形成及び月経後の子宮内
膜の発生を含む生理学的状況において重要である。それらの状況以外では、脈管
形成は、正常な成人において非常にまれであり、血管の壁を生成する内皮細胞の
有糸分裂は、年で測定される細胞更新回数であり非常に遅い。
異常脈管形成(言うなれば、病理学的症候群のために新生血管の成長の促進)
は、多くの疾患、特に糖尿病性網膜症、リウマチ様関節炎、血管腫及び固型腫瘍
で確立された特徴である。脈管形成は、冠動脈疾患のような他の疾患で重要な役
割をすることもできる。
腫瘍学の分野で、固型腫瘍の成長は、新生血管の定常的な発生に全く依存して
いること及び一次ガンの増大する寸法とある種のガンの転移は関連することが、
示されている(J.Folkman,New Engl.Med.,285(1974),1182-1185)。
製薬学治療(言うなれば、脈管形成阻害剤を用いること)は、したがって、一
次腫瘍の成長を止め、転移の形成を阻止又は減少させ、二次腫瘍の出現を阻止す
ることができる。そのような脈管形成阻害剤は、脈管形成活性が現れる上述の非
−腫瘍性疾患の治療にも有用である。
治療的要求は、より活性であるばかりでなくより特定的であり、より低毒性で
ある活性物質を得る目的のために、新規な脈管形成阻害剤化合物の定常的な発展
を必要とする。
本発明の先行技術は、特に殺菌特性を有するピラノ[3,2−d]オキサゾー
ル誘導体を記載している特許US-A-3.631,175により説明される。抗−脈管形成活
性を有する化合物が知られている(EP-A-357,061、EP-A-354,787、EP-A-354,767
)が、フマギロール(fumagillol)タイプの構造を有している。
本発明は、先行技術に記載されている化合物に比較したとき、構造的及び製薬
学的に新規であるテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾロン構造を有する
新規化合物に関する。
更に詳細には、本発明の特徴は、一般式(I):
(式中、
R1は、基:R及び基:−NH−CO−Rから選択され、
Rは、アミノ基、及びアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、アルケ
ニル、アルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリ
ールアルキル、アリールオキシ又はヘテロアリールオキシ基から選択され、
R2は、水素及びアルキル基から選択され、
R3は、水素、アルキル基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリール基、ア
リールアルキル基、基:−(CH2)n−OR8及び基:
−(CH2)n−NR8R9から選択され、
R4は、水素を表すか、さもなければ、Yと結合を形成し、
R5は、水素、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、ヘテロアリー
ル基及びヘテロアリールアルキル基から選択されるか、さもなければ、Yと結合
を形成し、
R6は、水素、アルキル基、アルキルエポキシ基、アリールアルキル基、アリ
ールアルキルエポキシ基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシカルボニル
基、カルボキシル基、アリール基及びヘテロアリール基から選択され、
R7は、水素、アルキル基、アリールアルキル基、基:−(CH2)n−OR8、基
:−(CH2)n−O−CO−R8及び基:−(CH2)n−NR8R9から選択され、
R8及びR9は、同一又は異なっていてもよく、互いに独立して、水素、アルキ
ル基、アリール基及びアリールアルキル基から選択され、
nは、1、2、3及び4から選択される値をとり、
X及びYは、以下のように
Xが、水素、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、アルキルアミノ基
、ジアルキルアミノ基、基:−O−COR’1及び基:−NH−CO−R’1(こ
こで、R’1は、上述のR1と同義である)から選択され、そしてYが、水素を表
すか、又は
Xが、水素を表し、そしてYが、R4若しくはR5と結合を形成するか、又は
XとYが、一緒になって、メチレン基、基:=CH−アルキル、基:=CH−
アリール若しくは基:=CH−アリールアルキルを形成するか、又は
XとYが、一緒になって、オキソ基を形成するか、又は
XとYが、一緒になって、それらに結合している炭素原子とオキシラン環を形
成するか、又は
XとYが、一緒になって、ヒドロキシイミノ基若しくは基:=N−O−CO−
R’1(ここで、R’1は、上述のR1と同義である)を形成するか、又は
Xが、アルキル基、アリールアルキル基及び基:
から選択され、そしてYが、水素、ヒドロキシル基及び基:−O−CO−NH−
CO−R’(ここで、R’は、上述のRと同義である)から選択されるか、若し
くはR4若しくはR5と結合を形成する、ものであり、
Ra及びRbは、同一又は異なっていてもよく、互いに独立して、アルキル基、
アリール基、アリールアルキル基、ヘテロアリール基及びヘテロアリールアルキ
ル基から選択されるか、又はそれと結合する硫黄原子と一緒になって、チエニル
、1,3−ジヒドロベンゾ[c]チエン−2−イル、2,3−ジヒドロベンゾ[
b]チエン−1−イル、ペルヒドロベンゾ[c]チエン−2−イル及びペルヒド
ロチエニルから選択される、場合により置換された基を形成し、
アルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアルキル、アリール
アルキルエポキシ、ヘテロアリールアルキル及びアルキルエポキシ基に含まれて
いる用語「アルキル」は、それらの飽和炭化水素鎖が、直鎖又は分岐鎖に1〜1
0個の炭素原子を含み、かつ場合により置換された基を意味し、
用語「アルケニル」は、直鎖又は分岐鎖に2〜10個の炭素原子を含
み、場合により置換され、かつ二重結合の形態で不飽和を含む基を意味し、
用語「アルキニル」は、直鎖又は分岐鎖に2〜10個の炭素原子を含み、場合
により置換され、かつ三重結合の形態で不飽和を含む基を意味し、
アルコキシ及びアルコキシカルボニル基に含まれる用語「アルコキシ」は、そ
れらの飽和炭化水素鎖が、直鎖又は分岐鎖に1〜10個の炭素原子を含み、かつ
場合により置換された基を意味し、
アリール、アリールアルキル、アリールオキシ及びアリールアルキルエポキシ
基に含まれる用語「アリール」は、フェニル及びナフチルから選択される場合に
より置換された基を意味する。
ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ及びヘテロアリールアルキル基に含ま
れる用語「ヘテロアリール」は、フリル、チエニル、チアゾリル、イミダゾリル
、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、キノリル、イソキノリル、インド
リル及びイソインドリルから選択される場合により置換された基を意味し、
並びに
用語「場合により置換された」は、このように定義された基が、以下の:
−ヒドロキシ、
−−OCO−R’1(ここで、R’1は、上述のR1と同義である)、
−アルコキシ、
−アルキル、アルケニル、アルキニル、
−エポキシ、
−アルキルチオ、
−フルオロ、クロロ、ブロロ及びヨードから選択されるハロゲン、
−トリハロゲノメチル、
−ニトロ、アミノ、アルキルアミノ及びジアルキルアミノ、
−カルボキシル、
−アルコキシカルボニル、
−アルキルカルボニル、
−アルコキシカルボニルアルキル、
−カルボキシアルキル、
−アリール、及び
−ヘテロアリールから選択される化学部分の1個又は2個以上で場合により置換
されていることができる基を意味すると理解される]で示される化合物、純粋な
形態又は混合物の形態でのその可能な幾何異性体及び光学異性体、その可能な製
薬学的に許容しうる酸との付加塩、並びにそれらの可能なS−オキシド、N−オ
キシド又は4級アンモニウム塩である。
本発明は、また式(I)の化合物を製造するための方法であって、
式(II):で示されるフリルリチウムを、式(III):
(上記式中、R2、R3、R5、R6及びR7は、上記と同義である)の化合物と、
極性非プロトン性溶媒、例えばテトラヒドロフラン中、−100℃〜30℃の範
囲の温度から選択される適切な温度、好適には−78℃で反応させ、式(IV):
(式中、R2、R3、R5、R6及びR7は、上記と同義である)で示されるフリル
カルビノールへ導き、
この化合物を、例えばピリジンクロロクロマート、N−ブロモスシンイミド又
はt−ブチルヒドロペルオキシド中で、カンファースルホン酸又はm−クロロ過
安息香酸のような酸の存在下で、ジクロロメタン又はテトラヒドロフランのよう
な適切な溶媒中で、0℃〜22℃の温度で酸化に付して、式(V):
(式中、R2、R3、R5、R6及びR7は、上記と同義である)で示されるピラノ
ンへ転位させ、
式(V)のピラノンを、2−クロロアセチルイソシアナートの作用に付し、式
(Ia):
(式中、R2、R3、R5、R6及びR7は、上記と同義である)で示されるジヒド
ロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオンを得、
これは、R1が基:−CH2−Clを表し、XとYが一緒になってオキ
ソ基を表し、そしてR4が水素を表す、式(I)の化合物の特定の化合物であり
、
式(Ia)の化合物は、アルコール、又は弱塩基の作用下に、式(VI):
(式中、R2、R3、R5、R6及びR7は、上記と同義である)で示される化合物
へ開裂させることができ、そして
それは、以下の反応スキームI、II、III に示されている反応に付される:
反応スキーム(I)、(II)及び(III)に示された反応は、このように実施さ
れた:
反応1:ケトン官能基のアルコールへの還元は、適切な溶媒、例えばテトラヒ
ドロフラン中で、−78℃〜20℃の低い温度で行われ、還元剤は、このタイプ
の還元に通常用いられるヒドリドから選択される。本反応に特に適切な還元剤は
、リチウムトリエチルボロヒドリドである。
反応2:アルコール官能基のエーテル化は、当業者に知られた標準の方法で行
われる。例えば、ナトリウムヒドリドのような塩基で処理されたアルコールは、
式:Alk−X(ここで、Alkは、上記に定義したアルキル鎖を表し、そして
Xは、ハロゲン原子を表す)のハロゲン化アルキルの作用に付される。
反応3:アルコール官能基は、標準技術、例えばベンゼン中でパラートルエン
スルホン酸の存在下での加熱による脱水に付される。
反応4:水素化反応は、パラジウムの触媒量の存在下に、雰囲気圧又は低圧で
の水素、10℃〜80℃の温度で実施される。
本反応の触媒的水素化の好適な操作条件は、水素が雰囲気圧、かつ室温である
条件であり、この反応は、水素化される化合物が全くなくなるまで継続される。
反応5:アルコール官能基のエステル化は、式:R’−CO−X(ここで、X
は、ハロゲンを表し、そしてR’は、上記と同義である)の作用により、エステ
ル化が所望されるアルコールから通常得られるアルコキシドで実施される。
反応6:反応は、上述された反応5で用いられたそれらと同じ操作条件下に行
い、ハロゲン化物:R’−CO−Xを式:R’−CO−NCO(ここで、R’は
、上記と同義である)のイソシアナートで代えた。
反応7:ケトン官能基は、ここで当業者に知られた条件下に求核攻撃、例えば
アルキルリチウム又はアリールアルキルリチウム(ここで、用語アルキル及びア
リールアルキルは、上記と同義である)による攻撃に付される。
反応8:ケトン官能基のアミン官能基への変換は、酢酸アンモニウム(第1ア
ミンを得るために)での処理により、式:H2NAlk(第2アミンを得るため
に)のアミンにより、又は式:HNAlkAlk’(第3アミンを得るために)
(ここで、Alk及びAlk’は、それぞれ上記のアルキル鎖を表す)のアミン
により得られる。この反応は、極性非プロトン性溶媒、例えばアルコール性溶媒
、メタノール又はエタノール中でナトリウムシアノボロヒドリドの存在下に行わ
れる。
反応9:塩酸ヒドロキシルアミン及び酢酸ナトリウムとの反応は、得ら
れるべき目的のオキシムを与える。反応媒体は、極性非プロトン性、好適にはア
ルコール性媒体、例えばメタノール又はエタノールである。反応温度は、20℃
〜80℃の範囲、例えば40℃で用いられる溶媒の関数として選択される。
反応10:オキシム(XIX)は、反応5又は6に記載されたように処理される。
反応11:アミン官能基は、反応5又は6に記載されたように処理される。
反応12:式(VI)の化合物は、式(XXIV)の化合物を得るために、式:Ph3
P=CH2の化合物の作用下、又は式:Ph3P=CH−A(ここで、Aは、上
記のようにアルキル、アリールアルキルを表す)の化合物の作用下にウイッティ
ヒ反応で用いられる。この反応は、60℃〜70℃でテトラヒドロフラン中で行
われ、ホスホニウムイリドは、カリウムt−ブトキシドの作用により得られる。
反応13a:スピロ−エポキシ官能基は、実施例(VI)の化合物でジメチルス
ルホキシドイリドの作用により得られる。
反応13b:スピロ−エポキシ官能基は、0℃、ジクロロメタン中、m−クロ
ロ過安息香酸の作用により得られる。
反応14:エポキシドの攻撃は、適切な溶媒、例えばジメチルホルムアミド中
で、式:RaSNa(ここで、Raは、上記と同義である)の化合物により実施
される。次いで、第2の攻撃は、式:Rb−X(ここで、Rbは、上記と同義で
あり、そしてXは、ハロゲン原子を表す)のハロゲン化物により行われ、この攻
撃は、トリクロロメタン中、臭化銀の存在下に行われる。RaとRbが、一緒に
なって、環を形成するとき、この反応は、式:
の化合物を用いて1工程で行われる。
式(VI)〜(XXIX)の化合物の組は、式(Id)の化合物を形成し、それは、
上記した反応5に記載された操作条件下に、最終的に式:R−CO−X(ここで
、Rは、上記と同義であり、そしてXは、ハロゲン原子を表す)のハロゲン化物
の作用に付すか、又は上記した反応6に記載した操作条件下に、式:R−CO−
NCO(ここで、Rは、上記と同義であ
る)のイソシアンナートの作用に付される。これらの反応は、以下のスキームで
示される:
(式中、R、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、X及びYは、上記と同義で
ある)、
式(Ib)及び(Ic)の化合物の組は、式(I)の化合物の組を形成し、そ
れは、適切ならば、標準の技術により精製され、それらの幾何異性体及び光学異
性体は、適切ならば、標準の技術により分離され、そして適切ならば、N−オキ
シド、S−オキシド、それらの製薬学的に許容しうる酸との付加塩へか、又はそ
れらの4級アンモニウム塩へ変換される。
本発明の化合物は、式(II’):
(式中、R2、R3、R5及びR7は、上記と同義である)の化合物を、式(III ’
):
(式中、R6は、上記と同義である)のリチウム試薬を、上記の式(IV)の化合
物を得るために、式(II)の化合物と式(III )の化合物の反応に
記載した操作条件下に反応させて得ることができる。
R6が、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアルキルエポキシ基を表す式
(I)の化合物は、好都合に以下の合成スキームに従い得ることができる。
(式中、R2、R3、R5及びR7は、上記と同義であり、そしてR’6は、アルキ
ル基又はアリールアルキル基を表し、アルキル鎖は、1〜8個の炭素原子を含む
)
基:−CO−NH−CO−R及び−CO−NH−COR’(ここで、R及びR
’は、上記と同義である)は、それらが式(I)の化合物を置換するとき、好都
合には、選択的に基:−CO−NH2へ開裂される。この開裂反応は、好適には
液体クロマトグラフィ(HPLC)によりシリカのカラム上、例えばRP18カ
ラム上、又は制御された酸性若しくは塩基性条件下に行われる。
一般に、上述した合成のそれぞれの工程で得られた化合物の幾何又は光学異性
体の分離は、当業者により適切であると考えられるどのような場合
にも行うことができる。同様に、化合物により結合された置換基の安定性の程度
に依存して、上述の種々の反応は、本発明で与えられ、かつ当業者により、より
適切であると考えられているそれらから異なる順序で行うことができる。
式(I)の化合物は、それらの化合物が対照化合物よりも一般により低毒性で
ある利点を有する強力な脈管形成阻害剤であるので好都合な製薬学的特性を有し
ている。それらは、したがって、優れた治療指標を有している。それらの化合物
は、また抗腫瘍剤として、転移の形成及び成長の阻止、及び糖尿病網膜症、リウ
マチ様関節炎、血管腫及び冠動脈疾患の治療、並びにさらに一般的に脈管形成疾
患又はそれに関連する病気の治療的適用を提供する。
本発明の目的は、また、式(I)の化合物、それらの可能な光学及び/又は幾
何異性体及びそれらの可能な製薬学的に許容しうる酸の付加塩を、単独、又は不
活性、非−毒性担体又は賦形剤の1種又は2種以上と組み合わせて含む製薬学的
配合物である。
本発明の製薬学的配合物において、経口、腸管外、鼻、直腸、舌下、経皮、眼
又は吸入投与に適切であり、特に単純錠又は糖衣錠、舌下錠、ゼラチンカプセル
、坐剤、クリーム、軟膏、皮膚ゲル、貼付剤、注入しうるか又は飲みうる製剤、
エアロゾル、点眼剤又点鼻剤に適切であるそれらが注目される。その適切な用量
は、患者の年齢及び体重、投与経路、治療に指示内容及び関連する治療により変
わり、1種又は2種以上の投薬において、1日当たり0.01〜1gの範囲であ
る。
以下の実施例は、発明を説明しており、いかなる方法においてそれを制限する
ものではない。出発物質は、知られているか又は知られた方法から製造される。
実施例1:1−クロロアセチル−5−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチルジヒ
ドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
工程A:8−(2−フリル)ノン−6−イル−8−オール
ヘキサン中のn−ブチルリチウム46.95ml(2.5M)を、ジエチルエーテ
ル150ml中の1−ヘプチン14ml(106.7mmol)を含む溶液に窒素雰囲気
下で滴下により加えた。攪拌を−78℃で1時間続けた。トルエン150ml中の
2−アセチルフラン12.89ml(106.7mmol)を加えた。混合物をさらに
1時間−78℃で攪拌した。次いで、溶液を飽和塩化ナトリウム水溶液で加水分
解し、次いでペンタンで抽出した。集めた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、
次いで濾過し、濃縮して目的物に相当する褐色液体22gを得て以下の合成でこ
の状態で用いた。
工程B:2−(ヘプチル−1−イル)−2−メチル−3−オキソ−ジヒドロ[
2H]ピラン−6−オール
N−ブロモスクシンイミド8.62g(48.4mmol)を、0℃に冷却したテ
トラヒドロフラン/水(2:1)750ml中に上記の工程で得た化合物10g(
48.4mmol)を含む溶液に加えた。混合物を0℃で1時間攪拌した。次いで、
反応媒体を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、ペンタンで抽出した。有機
相の通常の処理により目的物に相当する褐色液体22gを得て以下の合成でこの
状態で用いた。
工程C:1−クロロアセチル−5−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチルジヒ
ドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
クロロアセチルイソシアナート10.75g(7.6ml;90mmol)を、0℃
で不活性雰囲気下にジクロロメタン中の上記工程で得た化合物10g(45mmol
)を加えた。反応媒体を出発物質が消失するまで(反応は、薄層クロマトグラフ
ィでモニターした)攪拌した。次いで、溶液を飽
和塩化ナトリウム水溶液で加水分解し、次いでジクロロメタンで抽出した。有機
相の通常の処理及びシリカカラム(溶離剤:4/1ヘプタン/酢酸エチル)クロ
マトグラフィによる精製の後に、5−(ヘプタ−1−イン−1−イル)−5−メ
チルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオンの二つのジア
ステレオアイソマーA及びBの28gと共に、目的化合物4gを、結晶する褐色
油状物の形態で得た(Rf=0.28、ジアステレオアイソマーA;Rf=0.
16、ジアステレオアイソマーB;Rf=0.16、ジエチルエーテル/ジクロ
ロメタン)。
実施例2:1−クロロアセチル−5−(ヘプタ−1−エニル)−5−メチルジヒ
ドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例1で得た化合物2g(115.9mmol)を、リンドラー触媒1gの存在
下にベンゼン100ml中に溶解した。混合物を雰囲気圧の水素の存在下に、出発
物質が完全になくなるまで攪拌した。セライトを通して濾過し、そして減圧で濾
液を濃縮した後、白色固体2gを得た。
実施例3:1−クロロアセチル−5−(3−ペンチルオキシラン−2−イル)−
5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例2で得た化合物60mg(0.18mmol)を、ジメチルジオキランで飽和
されたアセトン溶液6mlの存在下に0℃で酸化反応に付した。反応
媒体をこの温度で1時間攪拌した。減圧下に溶媒を蒸発させ、そのようにして得
た油状残渣をトルエンと共沸蒸留した。減圧下に濃縮し、真空下に乾燥した後目
的化合物を凍結乾燥物の形態で得た。
実施例4:6−[(1−クロロアセチル−5−(3−ペンチルオキシラン−2−
イル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン
]スピロ−2’−オキシラン(実施例13の化合物の異性体)
工程A:5−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチル−6−メチレンジヒドロピ
ラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン
テトラヒドロフラン中のカリウムt−ブトキシドの溶液(1M)28mlを、テト
ラヒドロフラン40mlに懸濁したトリフェニルメチルホスホニウムブロミド10
g(28mmol)に加えた。反応媒体を60〜70℃で1時間加熱した。次いで、
混合物を0℃に冷却し、テトラヒドロフラン30mlで希釈した実施例1で得た5
−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾ
ール−2,6−ジオンのジアステレオアイソマー2.5g(9.35mmol)を加
えた。室温で2時間攪拌した後、反応媒体を飽和塩化ナトリウムで加水分解し、
次いでエーテルで抽出した。有機相の通常の処理及びシリカゲル(溶離剤:2/
1ヘプタン/酢酸エチル)でのクロマトグラフィによる精製の後、目的化合物2
.08gを得た。
工程B:6−[5−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチルテトラヒドロピラノ
[3,2−d]オキサゾール−2−オン]スピロ−2’−オキシラ
ン
70%m−クロロ過安息香酸5g(20.5mmol)を、ジクロロメタン230
ml中の上記の工程で得た化合物1.8g(6.8mmol)の溶液に0℃で加えた。
室温に戻した後、反応媒体を12時間攪拌した。固体形態物を濾別し、濾液を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有
機相を通常の処理後、白色固体5gを得、シリカゲル(溶離剤:1/1ヘプタン
/酢酸エチル)でのクロマトグラフィにより精製して、目的化合物1.6gを得
た。
工程C:6−[5−(ヘプタ−1−エニル)−5−メチルテトラヒドロピラノ
[3,2−d]オキサゾール−2−オン]スピロ−2’−オキシラン
上記の工程で得た化合物670mg(2.39mmol)を、実施例2で記載した水
素化反応で用いて白色固体660mgを得た。
工程D:6−[5−(3−ペンチルオキシラン−2−イル)−5−メチルテト
ラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン]スピロ−2’−オキシ
ラン
上記の工程で得た化合物660mg(2.35mmol)を、実施例3で記載した条
件で酸化し、白色固体の形態で目的化合物650mgを得た。
工程E:6−[1−クロロアセチル−5−(3−ペンチルオキシラン−2−イ
ル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン]
スピロ−2’−オキシラン
n−ブチルリチウム467μl(0.746mmol)を、テトラヒドロフラン5
ml中の上記の工程で得た化合物200mg(0.71mmol)に0℃で加えた。半時
間攪拌した後、2−クロロアセチルクロリド84mg(0.746mmol)を加えた
。10分攪拌した後、反応媒体を飽和塩化ナ
トリウム水溶液で加水分解し、次いでジエチルエーテルで抽出した。有機相の通
常の処理により、目的生成物に相当する白色固体140mgを得た。
Rf=0.39(1/1ヘプタン/酢酸エチル)
実施例5:6−[1−クロロアセチルカルバモイル−5−(3−ペンチルオキシ
ラン−2−イル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール
−2−オン]スピロ−2’−オキシラン
実施例4に記載された方法に従い、2−アセチルフラン及び1−ヘプチンから
出発し、工程Eにおいて2−クロロアセチルクロリドを2−クロロアセチルイソ
シアナートに代えて得た化合物。
実施例4に記載された方法により処理して、実施例6及び7の化合物は、適切
なアシルクロリドを用いて得た。
実施例6:6−[1−シンナモイル−5−(3−ペンチルオキシラン−2−イル
)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン]ス
ピロ−2’−オキシラン(ジアステレオアイソマーA)
Rf=0.34(1/1ヘプタン/酢酸エチル)
実施例7:6−[1−シンナモイル−5−(3−ペンチルオキシラン−2−イル
)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン]ス
ピロ−2’−オキシラン(ジアステレオアイソマーB)
Rf=0.34(1/1ヘプタン/酢酸エチル)
実施例8及び9の化合物は、実施例4に記載された方法に従い、工程Eで2−
クロロアセチルクロリドを過剰に用い、かつ工程Aで適切なアルキンを用いて得
た。
実施例8:6−[1−クロロアセチル−5−(1−ヒドロキシ−2−クロロヘプ
チル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン
]スピロ−2’−オキシラン
実施例9:6−[1−クロロアセチル−5−(1−ヒドロキシ−2−クロロ−5
−ペンチルフェニル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾ
ール−2−オン]スピロ−2’−オキシラン
実施例10:6−[1−クロロアセチル−5−ヘプチル−5−メチルテトラヒド
ロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン]スピロ−2’−オキシラン
実施例4、工程A、B及びEに記載した方法に従い、工程Aで、5−メチル−
5−ヘプチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン(そ
れ自体は、実施例1で得た5−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチルジヒドロピ
ラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオンのジアステレオアイソマーA
の触媒的水素化(酢酸エチル中、1気圧、パラジウム、硫酸バリウム)により得
た)から出発して得た化合物。
実施例11−1:1−クロロアセチル−5−ヘプチルジヒドロピラノ[3,2−
d]オキサゾール−2,6−ジオン(実施例11−2の異性体)
フラルアルデヒド及び1−ヘプチンから出発し実施例1の工程Aに記載した方
法に従い得た化合物5g(24.5mmol)を水素雰囲気下にベンゼン100ml中
でリンドラー触媒1.5gと接触させた。1−(フラン−2’−イル)オクタン
−1−オール5gを得て、実施例1の工程B及びCに記載した方法に従い、処理
した。粗生成物を、クロマトグラフィにより単離して実施例11−2の化合物と
一緒に目的化合物を得た。
Rf=0.39(60/40シクロヘキサン/酢酸エチル)
実施例11−2:1−クロロアセチル−5−ヘプチルジヒドロピラノ[3,2−
d]オキサゾール−2,6−ジオン(実施例11−1の異性体)
実施例11−1で得た粗生成物の精製の間に得た化合物
Rf=0.39(60/40シクロヘキサン/酢酸エチル)特性スペクトル
:
実施例12:1−クロロアセチル−5−[3−(3−フェニルプロピル)オキシ
ラン−2−イル]−5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2
,6−ジオン
実施例1の工程Aにおいて、適切なアセチレンの誘導体を用いて、実施例2、
次いで3に記載の方法により得た化合物。
実施例13:1−[1−クロロアセチル−5−(3−ペンチルオキシラン−2−
イル)−5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオ
ン]スピロ−2’−オキシラン(実施例4の化合物の異性体)
工程A:5−(ヘプタ−1−エニル)−5−メチルジヒドロピラノ[3,2−
d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例1の工程Cで得た5−(ヘプタ−1−イン−1−イル)−5−メ
チルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオンのジアステレ
オアイソマーAを、実施例2に記載した方法に従い、触媒的水素化に付した。
工程B:6−[1−クロロアセチル−5−(3−ペンチルオキシラン−2−イ
ル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン]
スピロ−2’−オキシラン
テトラヒドロフラン15ml中の上記の工程で得た化合物1.25g(4.7mm
ol)を、テトラヒドロフラン15ml中のトリメチルスルホニウムヨージド4.9
2g(24.1mmol)及びn−ブチルリチウム24.1mmolから得たジメチルス
ルフィドイリドと0℃で反応させた。反応媒体を0℃から室温で15時間攪拌し
、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で加水分解し、ジエチルエーテルで抽出した
。有機相を通常の処理後、黄色固体1.3gを得、シリカゲルでのクルマトグラ
フィにより精製した。この化合物を、次いで実施例4の工程D及びEに記載され
た反応に付した。
Rf=0.35(1/1ヘプタン/酢酸エチル)
実施例14:1−カルバモイル−5−(3−ペンチルオキシラン−2−イル)−
5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例1の工程Cで得た5−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチルジヒドロピ
ラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオンのジアステレオアイソマーA
を、実施例2及び3で記載した方法に従い、触媒的水素化、エポキシ化に付し、
次いで実施例5に記載の方法に従い、2−クロロアセ
チルイソシアナートによるアセチル化に付し、続いてシリカを通した。特性スペクトル
:
実施例15:1−クロロアセチル−5−(ヘプタ−1−エニル)−6−ヒドロキ
シ−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン
工程A:5−(ヘプチン−1−イニル)−6−ヒドロキシ−5−メチルテトラ
ヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン
実施例1で得たジアステレオアイソマーA210mg(0.786mmol)を、テ
トラヒドロフラン中のスーパーヒドリド(LiEt3BH)1.57mmolと−7
8℃で処理した。15分攪拌下後、反応媒体を、水、10%水酸化ナトリウム水
溶液、及び15%過酸化水素水溶液で順次加水分解し、エチルエーテルで抽出し
た。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで真空下に濃縮し、目的化合物20
0mgを黄色油状物の形態で得た。
工程B:1−クロロアセチル−5−(ヘプタ−1−エニル)−6−ヒドロキシ
−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン
上記で得た化合物を実施例2に記載された方法に従い、触媒的水素化に付し、
次いで実施例4の工程Eに記載の方法に従い、2−クロロアセチルクロリドを用
いてアシル化した。特性スペクトル
:
実施例16:1−クロロアセチルカルバモイル−5−(ヘプタ−1−イニル)−
6−ヒドロキシ−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−
2−オン
実施例1で得たジアステレオアイソマーから出発して得た化合物を、実施例1
5の工程Aの操作条件に従い、スーパーヒドリド(LiEt3BH)で処理し、
次いで実施例4の工程Eに記載の方法に従い、クロロアセチルイソシアナートと
処理した。特性スペクトル
:
実施例17:1−クロロアセチルカルバモイル−6−クロロアセチルカルバモイ
ルオキシ−5−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,
2−d]オキサゾール−2−オン
実施例16の方法に従い、最終工程で過剰のクロロアセチルイソシアナートを
用いて得た化合物。
実施例18:6−[1−ベンゾイル−5−(3−ペンチルオキシラン−2−イル
)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン]ス
ピロ−2’−オキシラン
実施例4に記載の方法に従い、工程Eで2−クロロアセチルクロリドをベンゾ
イルクロリドに代えて得た化合物。特性スペクトル
:
5−フェニルペンチンで出発し、実施例1及び2に記載の方法に従い処理して
、実施例19及び20の化合物をそれぞれ得た。
実施例19:1−クロロアセチル−5−メチル−5−(5−フェニルペンタ−1
−イニル)ジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例20:1−クロロアセチル−5−メチル−5−(5−フェニルペンタ−1
−エニル)ジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン特性スペクトル
:
実施例21:1−クロロアセチル−5−メチル−5−(5−フェニル−ペンチル
)ジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例19で得た化合物の触媒的水素化により得た化合物。
実施例22:1−クロロアセチル−5−ヘプチル−5−メチルジヒドロピラノ[
3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例1で得た化合物の触媒的水素化により得た化合物。
実施例23:1−クロロアセチル−5−(3−メチルオキシプロパ−1−イニル
)−5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
3−メトキシプロパンから出発して、実施例1に記載の方法に従い得た化合物
。
実施例24:1−クロロアセチル−5−(5−メチルヘキサ−1−イニル)−5
−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
5−メチルヘキシンから出発して、実施例1に記載の方法に従い得た化合物。
実施例25:1−クロロアセチル−5−(3−メトキシプロピル)−5−メチル
ジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例23の化合物の触媒的水素化により得た化合物。
実施例26:1−クロロアセチル−5−(5−メチルヘキシル)−5−メチルジ
ヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例24の化合物の触媒的水素化により得た化合物。
実施例27及び28の化合物は、実施例4の工程Bで得た化合物から、実施例
4の工程Eで記載した方法に従い、2−クロロアセチルクロリドを2−クロロア
セチルイソシアナートに代えて得た。
実施例27:6−[1−クロロアセチルカルバモイル−5−(ヘプタ−1−イニ
ル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2オン]ス
ピロ−2’−オキシラン
実施例28:6−[1−カルバモイル−5−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチ
ルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2オン]スピロ−2’−オ
キシラン
実施例29:6−[1−クロロアセチル−5−[3−(3−フェニル−プロピル
)オキシラン−2−イル]−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキ
サゾール−2−オン]スピロ−2’−オキシラン
実施例4、工程A〜Eに記載した方法に従い、工程Aで、適切なアセチ
レン性の誘導体を用いて得た化合物。
実施例30:6−[1−クロロアセチル−5−(1−クロロアセチルカルバモイ
ルオキシ−2−クロロ−5−フェニルペンチル)−5−メチルテトラヒドロピラ
ノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン]スピロ−2’−オキシラン
実施例9の化合物から、ジクロロメタン中の2−クロロアセチルイソシアナー
トの1当量で処理して得た化合物。
0℃で2時間攪拌し、加水分解した後、有機相をジクロロメタンで抽出した。
有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮し、エーテル中でこねた後、所望の化
合物を白色粉末の形態で得た。
実施例31:1−クロロアセチルカルバモイル−6−クロロアセチルカルバモイ
ルオキシ−5−ヘプチル−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサ
ゾール−2−オン
触媒的水素化により5−メチル−5−ヘプチルジヒドロピラノ[3,2−d]
−オキサゾール−2,6−ジオンへ還元された、実施例1(工程C)で得たジア
ステレオアイソマーAから出発して、実施例17に記載の方法により得た化合物
。
実施例32−1:1−クロロアセチルカルバモイル−6−カルバモイルオキシ−
5−ヘプチル−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2
−オン
実施例31の化合物のRP18での液体クロマトグラフィにより精製の間に得
た化合物。
実施例32−2、32−3及び32−4の化合物は、実施例17の化合物の、R
P18での液体クロマトグラフィ(HPLC)による連続的開裂により得た。
実施例32−2:1−クロロアセチルカルバモイル−6−カルバモイルオキシ−
5−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オ
キサゾール−2−オン
実施例32−3:1−カルバモイル−6−クロロカルバモイルオキシ−5−(ヘ
プタ−1−イニル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾー
ル−2−オン
実施例32−4:1−カルバモイル−6−カルバモイルオキシ−5−(ヘプタ−
1−イニル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2
−オン特性スペクトル
:
実施例33及び34の化合物は、実施例31に記載の方法に従い、実施例1の
工程Aで、適切なアセチレンの誘導体を用いて得た。
実施例33:1−クロロアセチルカルバモイル−6−クロロ−アセチルカルバモ
イルオキシ−5−(5−フェニルペンタ−1−イニル)−5−メチルテトラヒド
ロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン
実施例34:1−クロロアセチルカルバモイル−6−クロロアセチルカルバモイ
ルオキシ−5−(5−フェニルペンチル)−5−メチルテトラヒドロピラノ[3
,2−d]オキサゾール−2−オン
実施例35:1−クロロアセチルカルバモイル−5−(ヘプタ−1−イニル)−
5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−
ジオン
実施例1の工程CのジアステレオアイソマーA(5−(ヘプタ−1−イニル)
−5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン)か
ら実施例4の工程Eで記載された方法に従い、2−クロロアセチルクロリドに代
えて2−クロロアセチルイソシアナートを反応させて得た化合物。
実施例36:1−クロロアセチルカルバモイル−5−(5−メチルヘキサ−1−
イニル)−5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジ
オン
実施例35に従い、実施例1の工程Aで適切なアセチレンの誘導体を用いて得
た化合物。
実施例37:1−クロロアセチルカルバモイル−5−(5−メチルヘキサ−1−
イニル)−5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジ
オン
実施例35の化合物の触媒的水素化により得た。
実施例38:1−カルバモイル−5−(5−メチルヘキシル)−5−メチ
ルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
RP18でのHPLCにより、実施例37化合物の精製の間に得た化合物。
実施例39:1−クロロアセチルカルバモイル−5−ヘプチル−5−メチルジヒ
ドロ−ピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例35の方法に従い、実施例1の工程Aで、テトラヒドロフラン中フラン
リチウムをオクタナールと反応させることにより得た化合物。
実施例40:N−(1−クロロアセチル−5−ヘプチル−5−メチル−2−オキ
ソ−ペルヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−6−イル)アセトアミド
工程A:N−(5−ヘプチル−5−メチル−2−オキソ−ペルヒドロピラノ[
3,2−d]オキサゾール−6−イル)アセトアミド
5−メチル−5−ヘプチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,
6−ジオンから、それ自体は、触媒的水素化(パラジウム、酢酸エチル、1気圧
)により、メタノール中、室温1時間ナトリウムシアノボロヒドリド(20当量
)の存在下に酢酸アンモニウム(9当量)の処理により得た化合物。真空下に濃
縮した後、反応媒体を室温で酢酸/酢酸無水物中に希釈し、10時間攪拌した。
真空下で濃縮し、シリカ上でのクロマトグラフィ(1/4ヘプタン/酢酸エチル
)の後、N−(5−ヘプチル−
5−メチル−2−オキソ−ペルヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−6イ
ル)アセトアミドを得て、それをこの状態で以下の合成に用いた。
工程B:N−(1−クロロアセチル−5−ヘプチル−5−メチル−2−オキソ
−ペルヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−6−イル)アセトアミド
工程Aで得た化合物を、実施例4の工程Eに記載した方法に従い、2−クロロ
アセチルクロリドで処理し、白色粉末の形態で目的化合物を得た。特性スペクトル
:
実施例41:1−クロロアセチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−
2,6−ジオン
M.P.Georgiadis et al.,Org.Prep.Proc.Int.,(1992),24(1),95-118に
従い合成した6−ヒドロキシ−2H−ピラン−3(6H)オンから得た化合物を
、続いて実施例1の工程Cに従い、室温アセトン中で24時間処理した。
実施例42:1−クロロアセチル−5−ヘプチル−5−メチルジヒドロピラノ[
3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン 6−(0アセチルオキシム)
工程A:5−(ヘプタ−1−イニル)−5−メチルジヒドロピラノ
[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオンオキシム
塩酸ヒドロキルアミン(1.8g;0.0259mol)及び酢酸ナトリウム(3g
;0.022mol)を、メタノール(35ml)中の実施例1の工程Cで得た5−(
ヘプタ−1−イニル)−5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール
−2,6−ジオン(1.08g;0.004mol)のジアステレオアイソマーAの
溶液に加えた。反応媒体を40℃で12時間攪拌した。次いで、反応媒体を濃縮
した。残渣をジエチルエーテルに希釈し、水で洗浄した。有機相を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、次いで濃縮した。得た残渣をジエチルエーテルにとり、目的生成
物をヘキサンから沈殿させた。ベージュ色の粉末(700mg)を得て、以下の合
成にこの状態で用いた。
工程B:N−(5−ヘプチル−5−メチル−2−オキソ−2,3a,5,7a
−テトラヒドロ−1H−ピラノ[3,2−d]オキサゾール−6−イル)アセト
アミド
酢酸(12ml)/酢酸無水物(40ml)混合物中の工程Aで得た化合物(40
0mg;1.4mol)を、パラジウム−炭素(80mg)の存在下に水素雰囲気下に室
温、雰囲気圧で14時間攪拌した。反応媒体をセライトを通して濾過し、トルエ
ンと共沸蒸留した。ガム状残渣を得て、ジエチルエーテル/ペンタン混合物から
結晶化した。このようにしてベージュ色の粉末(240mg)を得て、以下の合成
にこの状態で用いた。濾液は主として5−ヘプチル−5−メチルジヒドロピラノ
[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン 6−(0−アセチルオキシム)
であり、実施例42の化合物の合成のために用いた。
工程C:1−クロロアセチル−5−ヘプチル−5−メチルジヒドロピラノ[3
,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン 6−(0アセチルオキ
シム)
工程Bで得た化合物を、実施例4の工程Eで記載した操作条件下でn−ブチル
リチウムの存在下に、2−クロロアセチルクロリドと処理した。特性スペクトル
:
実施例43:1−クロロアセチル−5−ヘプチル−5−メチルジヒドロピラノ[
3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオンオキシム
実施例42の工程Aで得た化合物を、2−クロロアセチルクロリドと処理(実
施例4の工程Eに記載した処理条件で)して目的生成物を得た。特性スペクトル
:
実施例44:6−ブチル−1−クロロアセチル−5−ヘプチル−5−メチル−6
−ヒドロキシテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン
実施例11−1で得た化合物をn−ブチルリチウムの存在下に2−クロロアセ
チルクロリドで処理して得た粗生成物を、シリカカラムクロマトグラフィで精製
して目的化合物を得た。特性スペクトル
:
実施例45:クロロアセチル−5−ヘキシルジヒドロピラノ[3,2−d]オキ
サゾール−2,6−ジオン
工程A:1−(2−フリル)ヘプタン−1−オール
ヘキサン中のn−ブチルリチウム(2.5M)105mlを、0℃に冷却した無水
テトラヒドロフラン500ml中にフラン38.2ml(35.77g;525.4
mmol)を含む溶液に滴下により加えた。反応媒体を、次いで−78℃に冷却し、
無水テトラヒドロフラン中のヘプタナール36.76ml(262.7mmol)を滴
下により加えた。反応混合物を−78℃で更に1時間攪拌した。次いで、この溶
液を飽和塩化ナトリウム水溶液で加水分解し、ペンタンで抽出した。有機相を集
め硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。目的生成物に相当する橙色油
状物(38.6g)を得て、以下の合成でこの状態で用いた。
工程B:1−クロロアセチル−5−ヘキシルジヒドロピラノ[3,2−d]オ
キサゾール−2,6−ジオン
工程Aの化合物を、実施例1の工程B及びCの方法に付し、二つの異性体の混
合物を得た。
ジアステレオアイソマーAを、シリカクロマトグラフィにより単離した。
Rf=0.39(80/20シクロヘキサン/酢酸エチル)特性スペクトル
:
実施例46:1−クロロアセチル−5−ヘキシルジヒドロピラノ[3,2−d]
オキサゾール−2,6−ジオン
実施例45の化合物の合成の間に得た第2のジアステレオアイソマー
Rf=0.33(溶離剤:80/20シクロヘキサン/酢酸エチル)特性スペクトル
:
実施例47:(3aS,5R,7aS)−1−クロロアセチル−5−トリチルメ
チルジヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
(1R)−1−(2−フリル)−2−トリチルオキシエタノール(M.P.Georg
iadis et al.,Pol.J.Chem,(1990),64,823-826に記載されている)から出
発して、実施例1の工程B及びCに記載された方法に従う処理により得た化合物
。特性スペクトル
:
実施例48:2−(1−クロロアセチル−2,6−ジオキソジヒドロピラノ[3
,2−d]オキサゾール−5−イル)エチルアセタート
エチル (6−ヒドロキシ−3−オキソ−3,6−ジヒドロ[2H]ピラン−
2−イル)アセタート(Sato et al.,J.Org.Chem.,(1989),54,2085-2091
に従い合成した)から出発して、実施例1の工程Cに記載された方法に従う処理
により得た化合物。
実施例49:ベンジル−[(1−クロロアセチル−5−ヘプチル−6−ヒ
ドロキシ−5−メチル−2−オキソテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾ
ール−6−イル)メチル]メチル−スルホニウム
実施例10に記載の方法に従い、ジメチルホルムアミド中でトリクロロメタン
中の臭化銀の存在下に、6−(5−ヘプチル−5−メチルテトラヒドロピラノ[
3,2−d]オキサゾール−2−オン]スピロ−2’−オキシランを、ナトリウ
ムメタンジチオラート、次いでベンジルクロリドと反応させ、実施例4の工程E
に記載の方法に従いクロロアセチル化して得た。
実施例50:ベンジル−[(1−クロロアセチル−6−クロロアセチルカルバモ
イルオキシ−5−ヘプチル−5−メチル−2−オキソ−テトラヒドロピラノ[3
,2−d]オキサゾール−6−イル)メチル]メチル−スルホニウム
実施例49の化合物を、実施例30に記載した操作条件下に2−クロロアセチ
ルイソシアナートと処理して得た化合物。
実施例51:2−[(1−クロロアセチル−5−ヘプチル−6−ヒドロキシ−5
−メチル−2−オキソ−テトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−6−
イル)メチル]1,3−ジヒドロベンゾ[c]チエニリウム
実施例4の工程Bで得た化合物の触媒的水素化により得た6−(5−ヘプチル
−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−d]オキサゾール−2−オン]スピ
ロ−2’−オキシランを、メタノール中、ナトリウムメトキシドの存在下に(2
−メルカプトベンジル)メタノールと処理した。次いでベンジルアルコール官能
基を、ジクロロメタン中でトリエチルアミンの存在下にメタンスルホニルクロリ
ドと処理した。ジヒドロベンゾ[c]チオフェンへの環化は、最後にジクロロメ
タン中で30℃に加熱すること
により行った。このようにして得た化合物は、実施例4の工程Eに記載された方
法に従いクロロアセチル化した。
実施例52:1−クロロアセチル−5−ヘキシル−7a−メチルジヒドロピラノ
[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例45に記載した方法に従い、4−メチル−2−ブロモフラン(M.E.Mai
er et al.,Tet.Lett.,(1991),32,53-56に従い合成した)及びヘプタナール
から出発して得た化合物。
実施例53:1−クロロアセチル−5−ヘキシル−7−メチルジヒドロピラノ[
3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
実施例41に記載の方法に従い、2−ヘキシル−6−ヒドロキシ−4−メチル
−6H−ピラン−3−オン(Sato et al.,J.Org.Chem.,(1989),54,2085-2
091 に従い合成した1−[2−(3−メチルフリル)]ヘキサン−1−オールの
酸化的転位により得た)から出発して得た化合物。
実施例54:1−クロロアセチル−7−メトキシ−5−メチル−ジヒドロピラノ
[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
6−ヒドロキシ−4−メトキシ−2−メチル−6N−ピラン−3−オン(P.A
.Weeks et al.,J.Org.Chem.,(1980),45,1109に従い合成した3−メトキ
シフラン−2−イル−メタノールの酸化的転位により得た)から出発して、実施
例53に記載のように処理して、標題化合物を得た。
実施例55:3a−ベンジルオキシメチル−1−クロロアセチルジヒドロピラノ
[3,2−d]オキサゾール−2,6−ジオン
2−ベンジルオキシメチル−5−ヒドロキシメチルフラン(O.Achmatowicz e
t al.,Tetrahedron,(1982),38,3507-3513 に従い合成した)から出発し、実
施例1の工程B及びCに記載のように処理して、標
題化合物を得た。
上述の実施例のそれと同様に行い、以下の化合物を得た。
実施例56:3a−ベンジルオキシメチル−1−クロロアセチルカルバモイル−
5,7a−ジメチル−5−ヘプチルジヒドロピラノ[3,2−d」オキサゾール
−2,6−ジオン
実施例57:6−[1−クロロアセチル−3a−ジメチルアミノエチル−7−メ
チル−5,5−ジフェニルテトラヒドロピラノ[3,2−d」オキサゾール−2
−オン]スピロ−2’−オキシラン
実施例58:6−アセチルアミノ−1−クロロアセチル−5−ヘプチルペルヒド
ロピラノ[3,2−d」オキサゾール−2−オン
実施例59:6−アセチルアミノ−1−クロロアセチル−5−ヘプチル−7a−
メチルペルヒドロピラノ[3,2−d」オキサゾール−2−オン
実施例60:6−ベンジルオキシ−3a−ベンジルオキシメチル−1−クロロア
セチルカルバモイル−5−ヘプチル−5−メチルテトラヒドロピラノ[3,2−
d」オキサゾール−2−オン
実施例61:1−(2−クロロプロパノイル)−5−ヘプチルジヒドロピラノ[
3,2−d」オキサゾール−2,6−ジオン
実施例62:6−ブチル−1−クロロアセチルカルバモイル−5−(2−クロロ
−1−クロロアセチルカルバモイルオキシヘプチル)−5−メチルテトラヒドロ
ピラノ[3,2−d」オキサゾール−2−オン
実施例63:1−クロロアセチル−5,7−ジメチル−6−メチルアミノ−5−
(3−ペンチルオキラン−2−イル)テトラヒドロピラノ[3,2−d」オキサ
ゾール−2−オン
実施例64:1−クロロアセチル−カルバモイルオキシ−6−ジエチルアミノ−
5−ヘプチル)テトラヒドロピラノ[3,2−d」オキサゾール−
2−オン
実施例65:6−ベンジリデン−5−(3−クロロアセチルカルバモイルオキシ
プロピル)−1−シンナモイル−5−メチルジヒドロピラノ[3,2−d」オキ
サゾール−2−オン
試薬学的検討
実施例A:本発明の化合物の抗−増殖活性の検討
3種の細胞系を用いた
−1白血病マウス、L1210
−1ヒト類表皮ガン、A431
−1ブタ大動脈からの内皮細胞の1次培地、CEAP
細胞を10%子牛胎児血清、グルタミン2mM、ペニシリン50単位/ml、スト
レプトマイシン50μg/ml及びHEPES(pH=7.4)を含むRPMI164
0完全培養培地中で培養した。
この細胞をミクロプレートに分割し、細胞毒性の化合物に暴露した。次いで、
細胞を2日間(L1210)、3日間(CEAP)及び4日間(A431)温置
した。次いで、比色試験、微量培養テトラゾリウム検定(Carmichael J.,DeGraf
f W.G.,Gazdar A.F.,Minna J.D.and Mithell J.R.,Evaluation of tetrazol
ium-based semiautomated colorimetric assay: assessment of chemosensivity
testing,Cancer Res.,47,936-942,81987))により生存しうる細胞の数を定
量した。
本発明の化合物は、これらの3種の細胞系で抗−増殖活性を示した。例えば、
IC50値(処理された細胞の増殖の50%を阻止する化合物の濃度)は、細胞系
に従い、フマグリン(fumagillin)のそれらよりも3〜10倍低い。
実施例B:ひよこ胚の漿尿膜の血管新生の阻害
この試験は、前に記載したひよこ胚で行った(Crum R.,Szabo S.and Folkman
J.,Science,(1985),230,1375-1378)。受精させた卵(D0)を、37℃で温置
した。空気のポケットは、アルブミン1mlをとることにより調製(D3)し、次い
で窓を、殻に切り(D4)そして漿尿膜(CAM)を離すために卵黄膜を取り除い
た。
試験生成物は、エタノール中に溶解し、乾燥されたメチルセルロース円板上に
置き、日6にCMA上に析出させた。8〜16個の卵を1グループ当たりに用い
た。次いで、円板の周りに位置した領域を48時間後に試験した。直径4mmより
大きな無血管帯を有する卵を数え、結果を無血管帯を有する卵の割合として表し
た。本発明のそれぞれの化合物で得た結果を以下の表1に示した。
実施例C:抗腫瘍活性
本願発明の化合物の抗腫瘍活性を、R.I.Geran et al.,Cancer Chemiotherapy
Reports,(1972),Part 3,page 3以降に記載された方法により検討した。
マウスを、ランダムに治療群(11マウス/群)と40マウスの対照に分けた
。
腫瘍断片を日0に移植した(皮下に移植)。試験化合物を腹腔内経路で12日
間投与した(日1〜日12)。
腫瘍の平均重量を移植後日13に測定した。阻止の割合を下記式に従い計算し
た。
例えば、実施例31の化合物は、120mg/kgの用量で79%阻止を示した。
実施例D:製薬学的組成物:錠剤
50mg用量を含む1,000錠のための組成物処方
実施例31の化合物 50g
小麦デンプン 15g
トウモロコシデンプン 15g
ラクトース 65g
ステアリン酸マグネシウム 2g
シリカ 1g
ヒドロキシプロピルセルロース 2gDETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION Novel Substituted Tetrahydropyrano [3,2-d] oxazolones, Processes for Producing Them and Pharmaceutical Compositions Containing The Same The present invention relates to novel compounds having an oxazolone structure, a method for producing them, and pharmaceutical compositions containing them. The compounds of the present invention provide a completely advantageous therapeutic use due to their angiogenic-blocking power. Angiogenesis (or new angiogenesis) is defined as the development and growth of new capillaries. The process of angiogenesis is important in physiological situations, including embryonic development, scar scarring, and postmenstrual endometrial development. Outside of these circumstances, angiogenesis is very rare in normal adults, and mitosis of the endothelial cells that form the walls of blood vessels is very slow, with cell renewals measured in years. Abnormal angiogenesis (promotion of neovascular growth due to pathological syndromes, for example) is a well-established feature of many diseases, particularly diabetic retinopathy, rheumatoid arthritis, hemangiomas and solid tumors It is. Angiogenesis can also play an important role in other diseases such as coronary artery disease. In the field of oncology, it has been shown that the growth of solid tumors is entirely dependent on the steady development of new blood vessels and that the increasing size of primary cancers is associated with metastasis of certain cancers (J. Folkman, New Engl. Med., 285 (1974), 1182-1185). Pharmaceutical treatment (using, for example, an angiogenesis inhibitor) can therefore stop the growth of primary tumors, prevent or reduce the formation of metastases, and prevent the appearance of secondary tumors. Such angiogenesis inhibitors are also useful for the treatment of the above-mentioned non-neoplastic diseases in which angiogenic activity is exhibited. Therapeutic demands require the constant development of new angiogenesis inhibitor compounds for the purpose of obtaining more active, more specific as well as less toxic active substances. The prior art of the present invention is illustrated by patent US-A-3.631,175 which describes in particular pyrano [3,2-d] oxazole derivatives having bactericidal properties. Compounds with anti-angiogenic activity are known (EP-A-357,061, EP-A-354,787, EP-A-354,767), which have a structure of the fumagillol type. The present invention relates to novel compounds having a tetrahydropyrano [3,2-d] oxazolone structure that is structurally and pharmaceutically novel when compared to the compounds described in the prior art. More specifically, a feature of the present invention is that of general formula (I): (Where R 1 Is selected from the group: R and the group: -NH-CO-R, wherein R is an amino group and alkylamino, dialkylamino, alkyl, alkenyl, alkoxy, aryl, arylalkyl, heteroaryl, heteroarylalkyl, aryl R selected from oxy or heteroaryloxy groups; Two Is selected from hydrogen and alkyl groups; Three Represents a hydrogen, an alkyl group, a hydroxyl group, an alkoxy group, an aryl group, an arylalkyl group, a group:-(CH Two ) n -OR 8 And a group:-(CH Two ) n -NR 8 R 9 Selected from: R Four Represents a hydrogen or otherwise forms a bond with Y; Five Is selected from hydrogen, an alkyl group, an aryl group, an arylalkyl group, a heteroaryl group and a heteroarylalkyl group, or otherwise forms a bond with Y; 6 Is selected from hydrogen, alkyl groups, alkylepoxy groups, arylalkyl groups, arylalkylepoxy groups, alkenyl groups, alkynyl groups, alkoxycarbonyl groups, carboxyl groups, aryl groups and heteroaryl groups; 7 Represents a hydrogen, an alkyl group, an arylalkyl group, a group:-(CH Two ) n -OR 8 , Group:-(CH Two ) n -O-CO-R 8 And group:-(CH Two ) n -NR 8 R 9 Selected from: R 8 And R 9 May be the same or different and are each independently selected from a hydrogen, an alkyl group, an aryl group and an arylalkyl group; n takes a value selected from 1, 2, 3 and 4; Y represents the following: X represents hydrogen, a hydroxyl group, an alkoxyl group, an amino group, an alkylamino group, a dialkylamino group, a group: -O-COR ' 1 And a group: —NH—CO—R ′ 1 (Where R ' 1 Is the above R 1 And Y is hydrogen, or X is hydrogen and Y is R Four Or R Five X and Y together form a methylene group, a group = CH-alkyl, a group = CH-aryl or a group = CH-arylalkyl, or X and Y Y together forms an oxo group, or X and Y together form an oxirane ring with the carbon atom to which they are attached, or X and Y together And a hydroxyimino group or group: = NO—CO—R ′ 1 (Where R ' 1 Is the above R 1 Or X is an alkyl group, an arylalkyl group and a group: And Y is selected from hydrogen, a hydroxyl group and a group: —O—CO—NH—CO—R ′ (where R ′ is as defined above for R), or R Four Or R Five R to form a bond with a And R b May be the same or different and are each independently selected from an alkyl group, an aryl group, an arylalkyl group, a heteroaryl group and a heteroarylalkyl group, or taken together with a sulfur atom bonded thereto. , Thienyl, 1,3-dihydrobenzo [c] thien-2-yl, 2,3-dihydrobenzo [b] thien-1-yl, perhydrobenzo [c] thien-2-yl and perhydrothienyl The term "alkyl" contained in alkyl, alkylamino, dialkylamino, arylalkyl, arylalkylepoxy, heteroarylalkyl and alkylepoxy groups forms an optionally substituted group of The hydrogen chain contains 1 to 10 carbon atoms in a straight or branched chain and is optionally substituted The term "alkenyl" means a group containing 2 to 10 carbon atoms in a straight or branched chain, optionally substituted and containing unsaturation in the form of a double bond, "Alkynyl" means a group containing from 2 to 10 carbon atoms in a straight or branched chain, optionally substituted and containing unsaturation in the form of a triple bond, the term included in alkoxy and alkoxycarbonyl groups. "Alkoxy" means a group whose saturated hydrocarbon chain contains 1 to 10 carbon atoms in a straight or branched chain and is optionally substituted. Aryl, arylalkyl, aryloxy and arylalkyl The term “aryl” contained in an epoxy group means an optionally substituted group selected from phenyl and naphthyl. The term `` heteroaryl '' included in heteroaryl, heteroaryloxy and heteroarylalkyl groups is optionally substituted selected from furyl, thienyl, thiazolyl, imidazolyl, thiadiazolyl, tetrazolyl, pyridyl, quinolyl, isoquinolyl, indolyl and isoindolyl. And the term "optionally substituted" refers to a group so defined, wherein:-hydroxy, -OCO-R ' 1 (Where R ' 1 Is the above R 1 -Alkoxy, -alkyl, alkenyl, alkynyl, -epoxy, -alkylthio, -halogen selected from -fluoro, chloro, bromo and iodo, -trihalogenomethyl, -nitro, amino, alkylamino and dialkyl Optionally substituted with one or more chemical moieties selected from amino, -carboxyl, -alkoxycarbonyl, -alkylcarbonyl, -alkoxycarbonylalkyl, -carboxyalkyl, -aryl, and -heteroaryl. Or its possible geometric and optical isomers in pure or mixed form, its possible pharmaceutically acceptable acid addition salts with acids. And their possible S-oxides, N-oxides or Is a quaternary ammonium salt. The present invention also provides a process for preparing a compound of formula (I), wherein a furyllithium of formula (II) is converted to a compound of formula (III): (In the above formula, R Two , R Three , R Five , R 6 And R 7 Is defined as above) in a polar aprotic solvent such as tetrahydrofuran at a suitable temperature selected from the temperature range of -100 ° C to 30 ° C, preferably -78 ° C; Formula (IV): (Where R Two , R Three , R Five , R 6 And R 7 Is as defined above), and this compound is converted to camphorsulfonic acid or m-chloroperoxide in, for example, pyridine chlorochromate, N-bromosuccinimide or t-butyl hydroperoxide. Oxidation in the presence of an acid such as benzoic acid in a suitable solvent such as dichloromethane or tetrahydrofuran at a temperature between 0 ° C. and 22 ° C. gives a compound of formula (V): (Where R Two , R Three , R Five , R 6 And R 7 Is as defined above), and the pyranone of the formula (V) is subjected to the action of 2-chloroacetyl isocyanate to give a compound of the formula (Ia): (Where R Two , R Three , R Five , R 6 And R 7 Is the same as defined above) to obtain a dihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione represented by the formula: 1 Is a group: -CH Two -Cl, X and Y together represent an oxo group; Four Is a specific compound of formula (I), wherein represents a hydrogen, wherein the compound of formula (Ia) has the formula (VI): (Where R Two , R Three , R Five , R 6 And R 7 Is as defined above) and is subjected to the reactions shown in the following reaction schemes I, II, III: The reactions shown in Reaction Schemes (I), (II) and (III) were carried out in this way: Reaction 1: Reduction of the ketone function to an alcohol in a suitable solvent such as tetrahydrofuran The reaction is carried out at a low temperature of 78 ° C to 20 ° C, and the reducing agent is selected from hydrides usually used for this type of reduction. A particularly suitable reducing agent for this reaction is lithium triethylborohydride. Reaction 2: Etherification of the alcohol function is performed by standard methods known to those skilled in the art. For example, an alcohol treated with a base, such as sodium hydride, is an alkyl halide of the formula: Alk-X, where Alk represents an alkyl chain as defined above and X represents a halogen atom. Attached to action. Reaction 3: The alcohol function is subjected to standard techniques, for example dehydration by heating in benzene in the presence of para-toluenesulfonic acid. Reaction 4: The hydrogenation reaction is carried out in the presence of a catalytic amount of palladium at atmospheric or low pressure of hydrogen at a temperature of 10C to 80C. Suitable operating conditions for the catalytic hydrogenation of this reaction are those in which the hydrogen is at atmospheric pressure and at room temperature, and the reaction is continued until no compounds are hydrogenated. Reaction 5: Esterification of the alcohol function is desired by the action of the formula: R'-CO-X, where X represents a halogen and R 'is as defined above. Carried out with alkoxides usually obtained from alcohols. Reaction 6: The reaction is carried out under the same operating conditions as those used in Reaction 5 described above, and the halide: R'-CO-X is converted to a compound of the formula: R'-CO-NCO, where R 'is (As defined above). Reaction 7: The ketone functionality is subjected to nucleophilic attack under conditions known to those skilled in the art, such as by alkyllithium or arylalkyllithium (where the terms alkyl and arylalkyl are as defined above). Attached. Reaction 8: Conversion of the ketone function to the amine function can be achieved by treatment with ammonium acetate (to obtain a primary amine) by the formula: H Two Obtained by an amine of NAlk (to obtain a secondary amine) or by an amine of the formula: HNAlkAlk '(to obtain a tertiary amine) wherein Alk and Alk' each represent an alkyl chain as described above. Can be This reaction is carried out in a polar aprotic solvent such as an alcoholic solvent, methanol or ethanol, in the presence of sodium cyanoborohydride. Reaction 9: Reaction with hydroxylamine hydrochloride and sodium acetate gives the desired oxime to be obtained. The reaction medium is a polar aprotic, preferably alcoholic medium, such as methanol or ethanol. The reaction temperature is selected as a function of the solvent used in the range from 20C to 80C, for example at 40C. Reaction 10: The oxime (XIX) is treated as described in Reaction 5 or 6. Reaction 11: The amine function is treated as described in Reaction 5 or 6. Reaction 12: The compound of the formula (VI) is converted to a compound of the formula: Ph to obtain a compound of the formula (XXIV) Three P = CH Two Under the action of a compound of the formula Three It is used in the Wittig reaction under the action of a compound of P = CH-A (where A represents alkyl, arylalkyl as described above). The reaction is carried out at 60 ° C. to 70 ° C. in tetrahydrofuran and the phosphonium ylide is obtained by the action of potassium t-butoxide. Reaction 13a: Spiro-epoxy functionality is obtained by the action of dimethylsulfoxide ylide in the compound of Example (VI). Reaction 13b: The spiro-epoxy functionality is obtained by the action of m-chloroperbenzoic acid in dichloromethane at 0 ° C. Reaction 14: The epoxide attack is carried out with a compound of the formula: RaSNa, where Ra is as defined above, in a suitable solvent, such as dimethylformamide. A second attack is then carried out with a halide of the formula: Rb-X, where Rb is as defined above and X represents a halogen atom, the attack being carried out in trichloromethane Performed in the presence of silver bromide. When Ra and Rb together form a ring, the reaction is of the formula: In one step using the compound of The set of compounds of formulas (VI)-(XXIX) forms a compound of formula (Id) which, under the operating conditions described in Reaction 5 above, ultimately has the formula: R-CO-X ( Wherein R is as defined above and X represents a halogen atom) or under the operating conditions described in reaction 6 above, the formula: R—CO—NCO (Where R is as defined above). These reactions are shown in the following scheme: (Where R, R 1 , R Two , R Three , R Four , R Five , R 6 , R 7 , X and Y are as defined above), the set of compounds of formulas (Ib) and (Ic) forms the set of compounds of formula (I), which, if appropriate, is purified by standard techniques. And their geometric and optical isomers are separated, if appropriate, by standard techniques, and, where appropriate, N-oxides, S-oxides, their addition with pharmaceutically acceptable acids. Or to their quaternary ammonium salts. The compound of the present invention has the formula (II ′): (Where R Two , R Three , R Five And R 7 Is as defined above), with a compound of formula (III ′): (Where R 6 Is the same as defined above) in order to obtain a compound of formula (IV) above under the operating conditions described for the reaction of a compound of formula (II) with a compound of formula (III) Can be obtained. R 6 Wherein R represents an alkyl, alkenyl, alkynyl or alkyl epoxy group, may conveniently be obtained according to the following synthesis scheme. (Where R Two , R Three , R Five And R 7 Is as defined above, and R ′ 6 Represents an alkyl group or an arylalkyl group, and the alkyl chain contains 1 to 8 carbon atoms.) Groups: -CO-NH-CO-R and -CO-NH-COR '(where R and R Is as defined above), when they displace compounds of formula (I), advantageously, optionally with the group -CO-NH Two Cleaved to The cleavage reaction is suitably carried out by liquid chromatography (HPLC) on a column of silica, for example on a RP18 column, or under controlled acidic or basic conditions. In general, the separation of the geometric or optical isomers of the compounds obtained in each step of the synthesis described above can be performed in any case deemed appropriate by a person skilled in the art. Similarly, depending on the degree of stability of the substituents attached by the compound, the various reactions described above will differ from those given in the present invention and which are deemed more appropriate by those skilled in the art. Can be done in order. The compounds of formula (I) have advantageous pharmaceutical properties as they are potent angiogenesis inhibitors with the advantage of being generally less toxic than control compounds. They therefore have excellent therapeutic indices. These compounds also serve as antitumor agents, inhibiting the formation and growth of metastases, and treating diabetic retinopathy, rheumatoid arthritis, hemangiomas and coronary artery disease, and more generally angiogenic diseases or diseases related thereto. To provide therapeutic applications. It is also an object of the present invention to provide compounds of formula (I), their possible optical and / or geometric isomers and their possible pharmaceutically acceptable acid addition salts, alone or inert, Pharmaceutical formulations comprising one or more non-toxic carriers or excipients in combination. In the pharmaceutical formulation of the present invention, it is suitable for oral, parenteral, nasal, rectal, sublingual, transdermal, ocular or inhalation administration, especially simple tablets or dragees, sublingual tablets, gelatin capsules, suppositories, Of interest are creams, ointments, skin gels, patches, injectable or swallowable preparations, aerosols, eye drops or nasal drops. Suitable dosages will vary with the age and weight of the patient, the route of administration, the indications for the treatment and the treatment involved, and will range from 0.01 to 1 g per day for one or more doses. The following examples illustrate the invention and do not limit it in any way. Starting materials are known or are prepared from known processes. Example 1: 1-chloroacetyl-5- (hepta-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Step A: 8- (2-furyl) none -6-yl-8-ol 46.95 ml (2.5 M) of n-butyllithium in hexane are added dropwise to a solution containing 14 ml (106.7 mmol) of 1-heptin in 150 ml of diethyl ether under a nitrogen atmosphere. Was. Stirring was continued at -78 C for 1 hour. 12.89 ml (106.7 mmol) of 2-acetylfuran in 150 ml of toluene were added. The mixture was stirred at -78 C for an additional hour. The solution was then hydrolysed with a saturated aqueous sodium chloride solution and then extracted with pentane. The collected organic phases were dried over magnesium sulfate, then filtered and concentrated to give 22 g of a brown liquid corresponding to the desired product, which was used in this state in the following synthesis. Step B: 2- (heptyl-1-yl) -2-methyl-3-oxo-dihydro [2H] pyran-6-ol N-bromosuccinimide 8.62 g (48.4 mmol) was cooled to 0 ° C. in tetrahydrofuran. A solution containing 10 g (48.4 mmol) of the compound obtained in the above step in 750 ml of water / water (2: 1) was added. The mixture was stirred at 0 ° C. for 1 hour. The reaction medium was then neutralized with a saturated aqueous sodium hydrogen carbonate solution and extracted with pentane. The usual treatment of the organic phase gave 22 g of a brown liquid corresponding to the desired product, which was used in this state in the following synthesis. Step C: 1-chloroacetyl-5- (hepta-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione chloroacetylisocyanate 10.75 g (7.6 ml; (90 mmol) was added 10 g (45 mmol) of the compound obtained in the above step in dichloromethane at 0 ° C. under an inert atmosphere. The reaction medium was stirred until the starting material disappeared (the reaction was monitored by thin layer chromatography). The solution was then hydrolysed with a saturated aqueous sodium chloride solution and then extracted with dichloromethane. After the usual treatment of the organic phase and purification by chromatography on a silica column (eluent: 4/1 heptane / ethyl acetate), 5- (hepta-1-yn-1-yl) -5-methyldihydropyrano [3, 4 g of the desired compound are obtained in the form of a crystallizing brown oil, with 28 g of the two diastereoisomers A and B of 2-d] oxazole-2,6-dione (Rf = 0.28, diastereoisomer A) Rf = 0.16, diastereoisomer B; Rf = 0.16, diethyl ether / dichloromethane). Example 2: 1-chloroacetyl-5- (hepta-1-enyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione 2 g of the compound obtained in Example 1 (115. 9 mmol) were dissolved in 100 ml of benzene in the presence of 1 g of Lindlar's catalyst. The mixture was stirred in the presence of hydrogen at atmospheric pressure until the starting material was completely gone. After filtration through celite and concentration of the filtrate under reduced pressure, 2 g of a white solid was obtained. Example 3: 1-chloroacetyl-5- (3-pentyloxiran-2-yl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione 60 mg of the compound obtained in Example 2 (0.18 mmol) was subjected to an oxidation reaction at 0 ° C. in the presence of 6 ml of an acetone solution saturated with dimethyldioxirane. The reaction medium was stirred at this temperature for 1 hour. The solvent was evaporated under reduced pressure and the oily residue so obtained was azeotropically distilled with toluene. After concentration under reduced pressure and drying under vacuum, the target compound was obtained in the form of a lyophilizate. Example 4: 6-[(1-chloroacetyl-5- (3-pentyloxiran-2-yl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'- Oxirane (isomer of the compound of Example 13) Step A: 5- (Hept-1-ynyl) -5-methyl-6-methylenedihydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Potassium in tetrahydrofuran 28 ml of a solution of t-butoxide (1 M) were added to 10 g (28 mmol) of triphenylmethylphosphonium bromide suspended in 40 ml of tetrahydrofuran The reaction medium was heated for 1 hour at 60-70 ° C. The mixture was then cooled to 0 ° C. 5- (hepta-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazo obtained in Example 1 and diluted with 30 ml of tetrahydrofuran. After stirring for 2 hours at room temperature, the reaction medium is hydrolyzed with saturated sodium chloride and then extracted with ether. After the usual work-up and purification by chromatography on silica gel (eluent: 2/1 heptane / ethyl acetate), 2.08 g of the expected compound are obtained: Step B: 6- [5- (Hept-1-ynyl) 5-Methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane 70% m-chloroperbenzoic acid 5 g (20.5 mmol) in 230 ml of dichloromethane as described above. It was added to a solution of 1.8 g (6.8 mmol) of the compound obtained in the above at 0 ° C. After returning to room temperature, the reaction medium was stirred for 12 hours, the solid form was filtered off, and the filtrate was washed with saturated sodium hydrogen carbonate. The organic phase was washed with an aqueous solution and then with a saturated aqueous sodium chloride solution.After usual treatment, 5 g of a white solid was obtained, which was purified by chromatography on silica gel (eluent: 1/1 heptane / ethyl acetate) to give the desired compound 1. Step C: 6- [5- (hepta-1-enyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2′-oxirane The obtained compound (670 mg, 2.39 mmol) was used in the hydrogenation reaction described in Example 2 to obtain 660 mg of a white solid.Step D: 6- [5- (3-Pentyloxiran-2-yl) -5 -Methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane 660 mg (2.35 mmol) of the compound obtained in the above step were oxidized under the conditions described in Example 3, To obtain the desired compound 650mg in the form of a color solid. Step E: 6- [1-Chloroacetyl-5- (3-pentyloxiran-2-yl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxiran n 467 μl (0.746 mmol) of -butyllithium were added at 0 ° C. to 200 mg (0.71 mmol) of the compound obtained in the above step in 5 ml of tetrahydrofuran. After stirring for half an hour, 84 mg (0.746 mmol) of 2-chloroacetyl chloride was added. After stirring for 10 minutes, the reaction medium was hydrolyzed with a saturated aqueous sodium chloride solution and then extracted with diethyl ether. The usual treatment of the organic phase gave 140 mg of a white solid corresponding to the desired product. Rf = 0.39 (1/1 heptane / ethyl acetate) Example 5: 6- [1-Chloroacetylcarbamoyl-5- (3-pentyloxiran-2-yl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'- Oxirane A compound obtained according to the method described in Example 4, starting from 2-acetylfuran and 1-heptin, and substituting 2-chloroacetyl isocyanate for 2-chloroacetyl chloride in step E. Working up by the method described in Example 4, the compounds of Examples 6 and 7 were obtained using the appropriate acyl chloride. Example 6: 6- [1-cinnamoyl-5- (3-pentyloxiran-2-yl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane ( Diastereoisomer A) Rf = 0.34 (1/1 heptane / ethyl acetate) Example 7: 6- [1-cinnamoyl-5- (3-pentyloxiran-2-yl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane ( Diastereoisomer B) Rf = 0.34 (1/1 heptane / ethyl acetate) The compounds of Examples 8 and 9 were obtained according to the method described in Example 4, using an excess of 2-chloroacetyl chloride in Step E and using the appropriate alkyne in Step A. Example 8: 6- [1-Chloroacetyl-5- (1-hydroxy-2-chloroheptyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane Example 9: 6- [1-Chloroacetyl-5- (1-hydroxy-2-chloro-5-pentylphenyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro- 2'-oxirane Example 10: 6- [1-Chloroacetyl-5-heptyl-5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane Example 4, Steps A, B and According to the method described in E, in step A, 5-methyl-5-heptyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione (the 5- (hepta Catalytic hydrogenation of diastereoisomer A of -1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione (1 atm in ethyl acetate, palladium, barium sulfate) Obtained from the above). Example 11-1: 1-chloroacetyl-5-heptyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione (isomer of Example 11-2) Starting from furalaldehyde and 1-heptin Then 5 g (24.5 mmol) of the compound obtained according to the method described in step A of Example 1 were brought into contact with 1.5 g of Lindlar catalyst in 100 ml of benzene under a hydrogen atmosphere. 5 g of 1- (furan-2′-yl) octan-1-ol were obtained and treated according to the method described in steps B and C of Example 1. The crude product was isolated by chromatography to give the target compound together with the compound of Example 11-2. Rf = 0.39 (60/40 cyclohexane / ethyl acetate) Example 11-2: 1-chloroacetyl-5-heptyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione (isomer of Example 11-1) Crude obtained in Example 11-1 Compound Rf obtained during product purification = 0.39 (60/40 cyclohexane / ethyl acetate) Characteristic spectrum : Example 12: 1-Chloroacetyl-5- [3- (3-phenylpropyl) oxiran-2-yl] -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Example 1 A compound obtained by the method described in Example 2 and then in Example 3, using an appropriate acetylene derivative in Step A. Example 13: 1- [1-Chloroacetyl-5- (3-pentyloxiran-2-yl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione] spiro-2 ' -Oxirane (isomer of the compound of Example 4) Step A: 5- (hepta-1-enyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Step of Example 1 The diastereoisomer A of 5- (hepta-1-yn-1-yl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione obtained in C is described in Example 2. It was subjected to catalytic hydrogenation according to the procedure described. Step B: 6- [1-Chloroacetyl-5- (3-pentyloxiran-2-yl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane tetrahydrofuran 1.25 g (4.7 mmol) of the compound obtained in the above step in 15 ml are obtained from 4.9 g (24.1 mmol) of trimethylsulfonium iodide and 24.1 mmol of n-butyllithium in 15 ml of tetrahydrofuran. The reaction was carried out at 0 ° C. with sulfide ylide. The reaction medium was stirred at 0 ° C. to room temperature for 15 hours, then hydrolyzed with saturated aqueous sodium chloride solution and extracted with diethyl ether. After usual treatment of the organic phase, 1.3 g of a yellow solid are obtained, which is purified by chromatography on silica gel. This compound was then subjected to the reactions described in Example 4, steps D and E. Rf = 0.35 (1/1 heptane / ethyl acetate) Example 14: 1-carbamoyl-5- (3-pentyloxiran-2-yl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Obtained in Step C of Example 1. The diastereoisomer A of 5- (hepta-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione was converted to the catalytically active compound according to the method described in Examples 2 and 3. Hydrogenation, epoxidation and then acetylation with 2-chloroacetyl isocyanate according to the method described in Example 5, followed by passage through silica. Characteristic spectrum : Example 15: 1-chloroacetyl-5- (hepta-1-enyl) -6-hydroxy-5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Step A: 5- (heptin-1 -Inyl) -6-hydroxy-5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one 210 mg (0.786 mmol) of diastereoisomer A obtained in Example 1 was superhydrated in tetrahydrofuran (LiEt Three (BH) 1.57 mmol and treated at -78 ° C. After stirring for 15 minutes, the reaction medium was hydrolyzed sequentially with water, a 10% aqueous sodium hydroxide solution, and a 15% aqueous hydrogen peroxide solution, and extracted with ethyl ether. The organic phase is dried over sodium sulphate and then concentrated in vacuo to give 200 mg of the title compound in the form of a yellow oil. Step B: 1-chloroacetyl-5- (hepta-1-enyl) -6-hydroxy-5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one The compound obtained above was used in Example 2. The catalyst was subjected to catalytic hydrogenation according to the method described and then acylated using 2-chloroacetyl chloride according to the method described in Example 4, Step E. Characteristic spectrum : Example 16: 1-chloroacetylcarbamoyl-5- (hepta-1-ynyl) -6-hydroxy-5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one The diastereomer obtained in Example 1. The compound obtained starting from the isomer was synthesized according to the operating conditions of step A of Example 15 with super hydride (LiEt Three BH) and then treated with chloroacetyl isocyanate according to the method described in Step E of Example 4. Characteristic spectrum : Example 17: 1-chloroacetylcarbamoyl-6-chloroacetylcarbamoyloxy-5- (hepta-1-ynyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one The method of Example 16 Obtained in the final step using an excess of chloroacetyl isocyanate. Example 18: 6- [1-benzoyl-5- (3-pentyloxiran-2-yl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane Compound obtained according to the method described in Example 4 and substituting 2-chloroacetyl chloride for benzoyl chloride in step E. Characteristic spectrum : Starting with 5-phenylpentine and treating according to the methods described in Examples 1 and 2, the compounds of Examples 19 and 20 were obtained, respectively. Example 19: 1-chloroacetyl-5-methyl-5- (5-phenylpenta-1-ynyl) dihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Example 20: 1-chloroacetyl-5-methyl-5- (5-phenylpenta-1-enyl) dihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Characteristic spectrum : Example 21: 1-chloroacetyl-5-methyl-5- (5-phenyl-pentyl) dihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione by catalytic hydrogenation of the compound obtained in Example 19 Compound obtained. Example 22: 1-chloroacetyl-5-heptyl-5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Compound obtained by catalytic hydrogenation of the compound obtained in Example 1. Example 23: 1-chloroacetyl-5- (3-methyloxyprop-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Starting from 3-methoxypropane Thus, a compound obtained according to the method described in Example 1. Example 24: 1-chloroacetyl-5- (5-methylhex-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Starting from 5-methylhexine Compound obtained according to the method described in Example 1. Example 25: 1-chloroacetyl-5- (3-methoxypropyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Obtained by catalytic hydrogenation of the compound of Example 23. Compound. Example 26: 1-chloroacetyl-5- (5-methylhexyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Obtained by catalytic hydrogenation of the compound of Example 24. Compound. The compounds of Examples 27 and 28 were obtained from the compound obtained in Step B of Example 4 by replacing 2-chloroacetyl chloride with 2-chloroacetyl isocyanate according to the method described in Step E of Example 4. . Example 27: 6- [1-Chloroacetylcarbamoyl-5- (hepta-1-ynyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane Example 28: 6- [1-carbamoyl-5- (hepta-1-ynyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane Example 29: 6- [1-chloroacetyl-5- [3- (3-phenyl-propyl) oxiran-2-yl] -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] Spiro-2'-oxirane Compound obtained according to the method described in Example 4, Steps AE, in Step A using the appropriate acetylenic derivative. Example 30: 6- [1-Chloroacetyl-5- (1-chloroacetylcarbamoyloxy-2-chloro-5-phenylpentyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Spiro-2′-oxirane A compound obtained from the compound of Example 9 by treating with 1 equivalent of 2-chloroacetyl isocyanate in dichloromethane. After stirring at 0 ° C. for 2 hours and hydrolysis, the organic phase was extracted with dichloromethane. After drying the organic phase over magnesium sulfate, concentrating and kneading in ether, the desired compound is obtained in the form of a white powder. Example 31: 1-chloroacetylcarbamoyl-6-chloroacetylcarbamoyloxy-5-heptyl-5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one 5-methyl-5 by catalytic hydrogenation. Starting from the diastereoisomer A obtained in Example 1 (Step C), reduced to heptyldihydropyrano [3,2-d] -oxazole-2,6-dione, the method described in Example 17 The compound obtained by. Example 32-1: 1-chloroacetylcarbamoyl-6-carbamoyloxy-5-heptyl-5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Liquid chromatography of the compound of Example 31 on RP18 Obtained during purification. The compounds of Examples 32-2, 32-3 and 32-4 were obtained by continuous cleavage of the compound of Example 17 by RP18 by liquid chromatography (HPLC). Example 32-2: 1-chloroacetylcarbamoyl-6-carbamoyloxy-5- (hepta-1-ynyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Example 32-3: 1-carbamoyl-6-chlorocarbamoyloxy-5- (hepta-1-ynyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Example 32-4: 1-carbamoyl-6-carbamoyloxy-5- (hepta-1-ynyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Characteristic spectrum : The compounds of Examples 33 and 34 were obtained according to the method described in Example 31 in Step A of Example 1 using the appropriate acetylene derivative. Example 33: 1-chloroacetylcarbamoyl-6-chloro-acetylcarbamoyloxy-5- (5-phenylpenta-1-ynyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Example 34: 1-chloroacetylcarbamoyl-6-chloroacetylcarbamoyloxy-5- (5-phenylpentyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Example 35: 1-Chloroacetylcarbamoyl-5- (hepta-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Diastereoisomer of Step C of Example 1 A (5- (hepta-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione) was prepared according to the method described in Step E of Example 4 to give 2-chloro A compound obtained by reacting 2-chloroacetyl isocyanate instead of acetyl chloride. Example 36: 1-chloroacetylcarbamoyl-5- (5-methylhex-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Example 1 according to Example 35. A compound obtained by using an appropriate acetylene derivative in Step A of Step A. Example 37: 1-Chloroacetylcarbamoyl-5- (5-methylhex-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Catalytic of the compound of Example 35 Obtained by hydrogenation. Example 38: 1-carbamoyl-5- (5-methylhexyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Purification of the compound of Example 37 by HPLC on RP18. Compound obtained in between. Example 39: 1-Chloroacetylcarbamoyl-5-heptyl-5-methyldihydro-pyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Following the procedure of Example 35, Step A of Example 1, A compound obtained by reacting medium furan lithium with octanal. Example 40: N- (1-chloroacetyl-5-heptyl-5-methyl-2-oxo-perhydropyrano [3,2-d] oxazol-6-yl) acetamide Step A: N- (5-heptyl-5 -Methyl-2-oxo-perhydropyrano [3,2-d] oxazol-6-yl) acetamide From 5-methyl-5-heptyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione itself Is a compound obtained by treatment with ammonium acetate (9 eq) in methanol in the presence of sodium cyanoborohydride (20 eq) by catalytic hydrogenation (palladium, ethyl acetate, 1 atm) in methanol at room temperature for 1 h. After concentration under vacuum, the reaction medium was diluted in acetic acid / acetic anhydride at room temperature and stirred for 10 hours. After concentration under vacuum and chromatography on silica (1/4 heptane / ethyl acetate), N- (5-heptyl-5-methyl-2-oxo-perhydropyrano [3,2-d] oxazol-6yl ) Acetamide was obtained, which was used in this state for the following synthesis. Step B: N- (1-Chloroacetyl-5-heptyl-5-methyl-2-oxo-perhydropyrano [3,2-d] oxazol-6-yl) acetamide The compound obtained in Step A was prepared according to Example 4. According to the method described in Step E, the compound was treated with 2-chloroacetyl chloride to obtain the target compound in the form of a white powder. Characteristic spectrum : Example 41: 1-chloroacetyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione MP. Georgiadis et al., Org. Prep. Proc. The compound obtained from 6-hydroxy-2H-pyran-3 (6H) one, synthesized according to Int., (1992), 24 (1), 95-118, was subsequently treated according to Example 1, Step C, in acetone at room temperature. For 24 hours. Example 42: 1-chloroacetyl-5-heptyl-5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione 6- (0-acetyloxime) Step A: 5- (hepta-1- Inyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione oxime Hydroxyamine hydrochloride (1.8 g; 0.0259 mol) and sodium acetate (3 g; 0.022 mol) were converted to methanol ( 5- (hepta-1-ynyl) -5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione obtained in Step C of Example 1 (1.08 g; 004 mol) of diastereoisomer A. The reaction medium was stirred at 40 ° C. for 12 hours. Then the reaction medium was concentrated. The residue was diluted in diethyl ether and washed with water. The organic phase was dried over magnesium sulfate and then concentrated. The residue obtained was taken up in diethyl ether and the expected product was precipitated from hexane. A beige powder (700 mg) was obtained and used in this state for the following synthesis. Step B: N- (5-heptyl-5-methyl-2-oxo-2,3a, 5,7a-tetrahydro-1H-pyrano [3,2-d] oxazol-6-yl) acetamide acetic acid (12 ml) / The compound obtained in Step A (400 mg; 1.4 mol) in a mixture of acetic anhydride (40 ml) was stirred under a hydrogen atmosphere in the presence of palladium-carbon (80 mg) at room temperature and atmospheric pressure for 14 hours. The reaction medium was filtered through celite and azeotropically distilled with toluene. A gummy residue was obtained and crystallized from a diethyl ether / pentane mixture. A beige powder (240 mg) was thus obtained, which was used as such in the following synthesis. The filtrate was mainly 5-heptyl-5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione 6- (0-acetyloxime) and was used for the synthesis of the compound of Example 42. . Step C: 1-Chloroacetyl-5-heptyl-5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione 6- (0-acetyloxime) The compound obtained in Step B was obtained in Example 4 With 2-chloroacetyl chloride in the presence of n-butyllithium under the operating conditions described in step E. Characteristic spectrum : Example 43: 1-Chloroacetyl-5-heptyl-5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione oxime The compound obtained in Step A of Example 42 was converted to 2-chloroacetyl Treatment with chloride (under the processing conditions described in Step E of Example 4) gave the desired product. Characteristic spectrum : Example 44: 6-butyl-1-chloroacetyl-5-heptyl-5-methyl-6-hydroxytetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one The compound obtained in Example 11-1 was converted to n. The crude product obtained by treating with 2-chloroacetyl chloride in the presence of -butyllithium was purified by silica column chromatography to obtain the target compound. Characteristic spectrum : Example 45: chloroacetyl-5-hexyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Step A: 1- (2-furyl) heptane-1-ol n-butyllithium in hexane ( 105 ml of (2.5 M) was added dropwise to a solution of 38.2 ml of furan (35.77 g; 525.4 mmol) in 500 ml of anhydrous tetrahydrofuran cooled to 0 ° C. The reaction medium was then cooled to -78 ° C and 36.76 ml (262.7 mmol) of heptanal in anhydrous tetrahydrofuran were added dropwise. The reaction mixture was stirred at -78 C for another hour. The solution was then hydrolyzed with a saturated aqueous sodium chloride solution and extracted with pentane. The combined organic phases were dried over magnesium sulfate, filtered and concentrated. An orange oil (38.6 g) corresponding to the expected product was obtained and used in this state in the following synthesis. Step B: 1-chloroacetyl-5-hexyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione The compound of Step A was subjected to the method of Steps B and C of Example 1 to give A mixture of isomers was obtained. Diastereoisomer A was isolated by silica chromatography. Rf = 0.39 (80/20 cyclohexane / ethyl acetate) Characteristic spectrum : Example 46: 1-chloroacetyl-5-hexyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione The second diastereoisomer obtained during the synthesis of the compound of Example 45, Rf = 0. .33 (eluent: 80/20 cyclohexane / ethyl acetate) Characteristic spectrum : Example 47: (3aS, 5R, 7aS) -1-chloroacetyl-5-tritylmethyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Starting from (1R) -1- (2-furyl) -2-trityloxyethanol (described in MP. Georgiadis et al., Pol. J. Chem, (1990), 64, 823-826). Obtained by a treatment according to the method described in steps B and C of Example 1. Characteristic spectrum : Example 48: 2- (1-Chloroacetyl-2,6-dioxodihydropyrano [3,2-d] oxazol-5-yl) ethylacetate ethyl (6-hydroxy-3-oxo-3,6 -Dihydro [2H] pyran-2-yl) acetate (synthesized according to Sato et al., J. Org. Chem., (1989), 54, 2085-2091), followed by Step C of Example 1. Compound obtained by treatment according to the method described. Example 49: Benzyl-[(1-chloroacetyl-5-heptyl-6-hydroxy-5-methyl-2-oxotetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-6-yl) methyl] methyl-sulfonium According to the method described in Example 10, 6- (5-heptyl-5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] in dimethylformamide in the presence of silver bromide in trichloromethane. Spiro-2'-oxirane was obtained by reaction with sodium methanedithiolate followed by benzyl chloride and chloroacetylation according to the method described in Step E of Example 4. Example 50: Benzyl-[(1-chloroacetyl) -6-chloroacetylcarbamoyloxy-5-heptyl-5-methyl-2-oxo-tetrahydropyrano [3,2-d Oxazol-6-yl) methyl] methyl-sulfonium Compound obtained by treating the compound of Example 49 with 2-chloroacetyl isocyanate under the operating conditions described in Example 30. Example 51: 2-[( 1-chloroacetyl-5-heptyl-6-hydroxy-5-methyl-2-oxo-tetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-6-yl) methyl] 1,3-dihydrobenzo [c] thienylium 6- (5-heptyl-5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane obtained by catalytic hydrogenation of the compound obtained in step B of Example 4 Was treated with (2-mercaptobenzyl) methanol in the presence of sodium methoxide in methanol. With methanesulfonyl chloride in the presence of triethylamine in cyclization to dihydrobenzo [c] thiophene was carried out by finally heating in dichloromethane to 30 ° C. The compound thus obtained was Chloroacetylation was performed according to the method described in Step E of Example 4. Example 52: 1-Chloroacetyl-5-hexyl-7a-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Following the procedure described in Example 45, starting from 4-methyl-2-bromofuran (synthesized according to ME. Maier et al., Tet. Lett., (1991), 32, 53-56) and heptanal. Example 53: 1-Chloroacetyl-5-hexyl-7-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione According to the method described in Example 41. , 2-hexyl-6-hydroxy-4-methyl-6H-pyran-3-one (Sato et al., J. Am. Org. Chem., (1989), 54, 2085-2091, obtained by oxidative rearrangement of 1- [2- (3-methylfuryl)] hexane-1-ol). Example 54: 1-chloroacetyl-7-methoxy-5-methyl-dihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione 6-hydroxy-4-methoxy-2-methyl-6N-pyran-3- Starting from ON (obtained by oxidative rearrangement of 3-methoxyfuran-2-yl-methanol synthesized according to PA. Weeks et al., J. Org. Chem., (1980), 45, 1109). Work-up as described in Example 53 gave the title compound. Example 55: 3a-benzyloxymethyl-1-chloroacetyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione 2-benzyloxymethyl-5-hydroxymethylfuran (O. Achmatowicz et al., (Synthesized according to Tetrahedron, (1982), 38, 3507-3513) and treated as described in steps B and C of Example 1 to give the title compound. The following compounds were obtained in the same manner as in the above Examples. Example 56: 3a-benzyloxymethyl-1-chloroacetylcarbamoyl-5,7a-dimethyl-5-heptyldihydropyrano [3,2-d] oxazole-2,6-dione Example 57: 6- [1 -Chloroacetyl-3a-dimethylaminoethyl-7-methyl-5,5-diphenyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one] spiro-2'-oxirane Example 58: 6-acetylamino- 1-Chloroacetyl-5-heptylperhydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Example 59: 6-acetylamino-1-chloroacetyl-5-heptyl-7a-methylperhydropyrano [ 3,2-d "oxazol-2-one Example 60: 6-benzyloxy-3a-benzyloxymethyl-1-chloroacetylcarba Moyl-5-heptyl-5-methyltetrahydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Example 61: 1- (2-chloropropanoyl) -5-heptyldihydropyrano [3,2-d Oxazole-2,6-dione Example 62: 6-butyl-1-chloroacetylcarbamoyl-5- (2-chloro-1-chloroacetylcarbamoyloxyheptyl) -5-methyltetrahydropyrano [3,2-d Oxazol-2-one Example 63: 1-Chloroacetyl-5,7-dimethyl-6-methylamino-5- (3-pentyloxylan-2-yl) tetrahydropyrano [3,2-d] oxazole -2-one Example 64: 1-chloroacetyl-carbamoyloxy-6-diethylamino-5-heptyl) tetrahydropyrano [3,2-d] Xazol-2-one Example 65: 6-benzylidene-5- (3-chloroacetylcarbamoyloxypropyl) -1-cinnamoyl-5-methyldihydropyrano [3,2-d] oxazol-2-one Investigation Example A: Investigation of the anti-proliferative activity of the compounds according to the invention Primary culture medium of endothelial cells from -1 leukemia mouse, L1210-1 human epidermoid carcinoma, A431-1 porcine aorta using three cell lines. CEAP cells were cultured in complete RPMI164 medium containing 10% fetal calf serum, 2 mM glutamine, 50 units / ml penicillin, 50 μg / ml streptomycin and HEPES (pH = 7.4). The cells were split into microplates and exposed to cytotoxic compounds. The cells were then incubated for 2 days (L1210), 3 days (CEAP) and 4 days (A431). Subsequently, a colorimetric test and a microculture tetrazolium assay (Carmichael J., DeGraf f WG, Gazdar AF, Minna JD. And Mithell JR, Evaluation of tetrazolium-based semiautomated colorimetric assay: assessment of chemosensivity testing, Cancer Res., 47, 936-942, 81987)) to quantify the number of viable cells. The compounds of the present invention have shown anti-proliferative activity in these three cell lines. For example, IC 50 The value (the concentration of compound that inhibits 50% of the growth of the treated cells) is 3 to 10 times lower than those of fumagillin, depending on the cell line. Example B: Inhibition of Chorion Chorion Allantois Neovascularization This study was performed on the chick embryo described previously (Crum R., Szabo S. and Folkman J., Science, (1985), 230, 1375). -1378). Fertilized egg (D 0 ) Was incubated at 37 ° C. The air pocket was prepared by taking 1 ml of albumin (D Three ) And then cut the window into shells (D Four ) And the yolk membrane was removed to release the chorioallantoic membrane (CAM). The test product was dissolved in ethanol, placed on a dried methylcellulose disc, and precipitated on day 6 on CMA. 8-16 eggs were used per group. The area located around the disc was then tested after 48 hours. Eggs with an avascular zone larger than 4 mm in diameter were counted and the results were expressed as the percentage of eggs with an avascular zone. The results obtained with each compound of the present invention are shown in Table 1 below. Example C: Antitumor activity The antitumor activity of the compound of the present invention was examined by the method described in RI Geran et al., Cancer Chemiotherapy Reports, (1972), Part 3, page 3 or later. Mice were randomly divided into treatment groups (11 mice / group) and 40 mouse controls. Tumor fragments were implanted on day 0 (subcutaneously implanted). Test compounds were administered by the intraperitoneal route for 12 days (Day 1 to Day 12). The average weight of the tumor was measured on day 13 after implantation. The percentage of inhibition was calculated according to the following equation: For example, the compound of Example 31 showed 79% inhibition at a dose of 120 mg / kg. Example D: Pharmaceutical composition: Tablets Composition formulation for 1,000 tablets containing a 50 mg dose Compound of Example 31 50 g Wheat starch 15 g Maize starch 15 g Lactose 65 g Magnesium stearate 2 g Silica 1 g Hydroxypropyl cellulose 2 g
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フロントページの続き
(72)発明者 アタシィ,ガーナム
フランス国、エフ−92210 サン−クルド、
リュ・ジョセフィン、4
(72)発明者 ピエール,アラン
フランス国、エフ−78580 レ・ザ・リュ
エット・ル・ロワ、シマン・デ・ボワ−ジ
ャノード、9
(72)発明者 ビュルブリッジ,ミッシェル
フランス国、エフ−92400 クールブボワ、
リュ・ドゥ・ラルマ、42
(72)発明者 ギルボー,ニコラ
フランス国、エフ−78170 ラ・セル・サ
ン・クルド、ルート・デ・ピュイ、21────────────────────────────────────────────────── ───
Continuation of front page
(72) Inventor Attacy, Garnum
France, F-92210 Saint-Courdes,
Ryu Josephine, 4
(72) Inventor Pierre, Alain
F-78580 Les The Lys, France
Et Le Roi, Ciman des Boisses
Node 9
(72) Inventor Bullbridge, Michel
France, F-92400 Courbevoie,
Ryu de L'Arma, 42
(72) Inventor Gilbor, Nikola
F-78170 La Sel Sa, France
N Kurdish, Luthe de Puy, 21