JPH1143433A - グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸を含む性ホルモン過多症用皮膚外用剤 - Google Patents
グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸を含む性ホルモン過多症用皮膚外用剤Info
- Publication number
- JPH1143433A JPH1143433A JP21923597A JP21923597A JPH1143433A JP H1143433 A JPH1143433 A JP H1143433A JP 21923597 A JP21923597 A JP 21923597A JP 21923597 A JP21923597 A JP 21923597A JP H1143433 A JPH1143433 A JP H1143433A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gluconic acid
- gluconodeltalactone
- skin
- cases
- preparation containing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 男性ホルモン過多により引き起こされる尋常
性ざ瘡や脱毛症または女性ホルモン過多により引き起こ
される雀卵斑や色素異常症等を軽減治療する皮膚外用剤
を提供する。 【構成】 グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸を
含む性ホルモン過多症用皮膚外用剤
性ざ瘡や脱毛症または女性ホルモン過多により引き起こ
される雀卵斑や色素異常症等を軽減治療する皮膚外用剤
を提供する。 【構成】 グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸を
含む性ホルモン過多症用皮膚外用剤
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、男性ホルモン過多
により引き起こされる尋常性ざ瘡や脱毛症または女性ホ
ルモン過多により引き起こされる雀卵斑や色素異常症等
を軽減治療する皮膚外用剤を提供する。
により引き起こされる尋常性ざ瘡や脱毛症または女性ホ
ルモン過多により引き起こされる雀卵斑や色素異常症等
を軽減治療する皮膚外用剤を提供する。
【0002】
【従来の技術】男性ホルモン過多症を治療するために
は、テストステロン5α−リダクターゼ阻害剤が主であ
り、他方女性ホルモンを加える方法や、脱毛症の場合に
は血行促進作用物質の併用等が用いられている。他方、
女性ホルモン過多による色素異常症の治療には、ビタミ
ンC誘導体やコウジ酸、ハイドロキノン誘導体の外用が
行われてきた。また、レーザーによる色素の破壊も用い
られてきた。
は、テストステロン5α−リダクターゼ阻害剤が主であ
り、他方女性ホルモンを加える方法や、脱毛症の場合に
は血行促進作用物質の併用等が用いられている。他方、
女性ホルモン過多による色素異常症の治療には、ビタミ
ンC誘導体やコウジ酸、ハイドロキノン誘導体の外用が
行われてきた。また、レーザーによる色素の破壊も用い
られてきた。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来の技術では、多
くの症状において効果が低い問題点があるか、安全性上
問題のある原料も多く有効な治療方法がなかった。
くの症状において効果が低い問題点があるか、安全性上
問題のある原料も多く有効な治療方法がなかった。
【0004】
【問題を解決するための手段】グルコノデルタラクトン
またはグルコン酸を含む性ホルモン過多症治療皮膚外用
剤
またはグルコン酸を含む性ホルモン過多症治療皮膚外用
剤
【0005】また本発明は、グルコノデルタラクトンま
たはグルコン酸をそれぞれ0.01〜100%含有する
皮膚外用剤として提供される。その皮膚外用剤は、化粧
品、医薬部外品または医薬品の何れにも適用される。本
来処方中には、グルコノデルタラクトンが配合される
が、水溶液中ではグルコン酸との混液として平衡状態を
保って存在する。
たはグルコン酸をそれぞれ0.01〜100%含有する
皮膚外用剤として提供される。その皮膚外用剤は、化粧
品、医薬部外品または医薬品の何れにも適用される。本
来処方中には、グルコノデルタラクトンが配合される
が、水溶液中ではグルコン酸との混液として平衡状態を
保って存在する。
【0006】本発明は、グルコノデルタラクトンまたは
グルコン酸と従来の有効成分と併用して、より効果をあ
げる事も出来る。例えば、尋常性ざ瘡の場合、テストス
テロン5α−リダクターゼ阻害剤やにきび桿菌に対する
殺菌剤との併用により相乗効果がある。色素異常症の場
合は、チロシナーゼ活性阻害剤や美白剤や抗炎症剤等と
併用され、脱毛症の場合は、血行促進剤、抹消血管拡張
剤、テストステロン5α−リダクターゼ阻害剤、毛母細
胞活性剤等との併用により相乗効果がある。
グルコン酸と従来の有効成分と併用して、より効果をあ
げる事も出来る。例えば、尋常性ざ瘡の場合、テストス
テロン5α−リダクターゼ阻害剤やにきび桿菌に対する
殺菌剤との併用により相乗効果がある。色素異常症の場
合は、チロシナーゼ活性阻害剤や美白剤や抗炎症剤等と
併用され、脱毛症の場合は、血行促進剤、抹消血管拡張
剤、テストステロン5α−リダクターゼ阻害剤、毛母細
胞活性剤等との併用により相乗効果がある。
【0007】
【実施例】本発明のグルコノデルタラクトンまたはグル
コン酸を配合する皮膚外用剤について、以下実施例を含
めてより詳細に説明する。尋常性ざ瘡に用いた実施例1
及び比較例1の処方を表1に示した。
コン酸を配合する皮膚外用剤について、以下実施例を含
めてより詳細に説明する。尋常性ざ瘡に用いた実施例1
及び比較例1の処方を表1に示した。
【0008】
【表1】
【0009】16才から22才の20人の尋常性ざ瘡の
女性を無作為に2群に分け、実施例1とグルコノデルタ
ラクトンまたはグルコン酸を含まない比較例1を対照と
して使用試験を実施した。試験期間を3週間とし、1週
間ごとに症状を判定した。判定基準は、面皰なし;
(−)、軽微な面皰を認める;(±)、明瞭な面皰を認
める;(+)、中等度な面皰を認める;(++)、重度
の面皰を認める;(+++)とした。その結果を表2に
示すが、実施例1では、10例中著効8例、有効2例で
あったが、比較例1では、10例中やや有効7例、無効
3例に留まった。
女性を無作為に2群に分け、実施例1とグルコノデルタ
ラクトンまたはグルコン酸を含まない比較例1を対照と
して使用試験を実施した。試験期間を3週間とし、1週
間ごとに症状を判定した。判定基準は、面皰なし;
(−)、軽微な面皰を認める;(±)、明瞭な面皰を認
める;(+)、中等度な面皰を認める;(++)、重度
の面皰を認める;(+++)とした。その結果を表2に
示すが、実施例1では、10例中著効8例、有効2例で
あったが、比較例1では、10例中やや有効7例、無効
3例に留まった。
【0010】
【表2】
【0011】色素異常症の症例に用いた実施例2及び比
較例2の処方を表3に示す。
較例2の処方を表3に示す。
【0012】
【表3】
【0013】14才から20才の18人の雀卵斑の女性
を無作為に2群に分け、実施例2とグルコノデルタラク
トンまたはグルコン酸を含まない比較例2を対照として
使用試験を実施した。試験期間を3ヶ月とし、1ヶ月ご
とに症状を判定した。判定基準は、雀卵斑なし;
(−)、軽微な雀卵斑を認める;(±)、明瞭な雀卵斑
を認める;(+)、重度の雀卵斑を認める;(++)と
した。その結果を表4に示すが、実施例2は、9例中著
効4例、有効5例に効果を認めた。比較例2は9例中や
や有効3例、無効6例であった。
を無作為に2群に分け、実施例2とグルコノデルタラク
トンまたはグルコン酸を含まない比較例2を対照として
使用試験を実施した。試験期間を3ヶ月とし、1ヶ月ご
とに症状を判定した。判定基準は、雀卵斑なし;
(−)、軽微な雀卵斑を認める;(±)、明瞭な雀卵斑
を認める;(+)、重度の雀卵斑を認める;(++)と
した。その結果を表4に示すが、実施例2は、9例中著
効4例、有効5例に効果を認めた。比較例2は9例中や
や有効3例、無効6例であった。
【0014】
【表4】
【0015】脱毛症の症例に用いた実施例3及び比較例
3の処方を表5に示す。
3の処方を表5に示す。
【0016】
【表5】
【0017】28才から37才の14人の壮年性脱毛症
の男性を無作為に2群に分け、実施例3とグルコノデル
タラクトンまたはグルコン酸を含まない比較例3を対照
として使用試験を実施した。試験期間を3ヶ月とし、1
ヶ月ごとに症状を判定した。判定基準は、試験前の毛髪
の状態の写真と比較して、変化なし;(−)、軽微な毛
髪の増加を認める;(±)、明瞭な毛髪の増加を認め
る;(+)、著しい毛髪の増加を認める;(++)とし
た。その結果、実施例3では、7例中著効2例、有効3
例、やや有効2例であった。比較例3では、7例中やや
有効2例、無効5例であった。結果を表6に示す。
の男性を無作為に2群に分け、実施例3とグルコノデル
タラクトンまたはグルコン酸を含まない比較例3を対照
として使用試験を実施した。試験期間を3ヶ月とし、1
ヶ月ごとに症状を判定した。判定基準は、試験前の毛髪
の状態の写真と比較して、変化なし;(−)、軽微な毛
髪の増加を認める;(±)、明瞭な毛髪の増加を認め
る;(+)、著しい毛髪の増加を認める;(++)とし
た。その結果、実施例3では、7例中著効2例、有効3
例、やや有効2例であった。比較例3では、7例中やや
有効2例、無効5例であった。結果を表6に示す。
【0018】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/19 AED A61K 31/19 AED
Claims (3)
- 【請求項1】グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸
を含む尋常性ざ瘡用皮膚外用剤 - 【請求項2】グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸
を含む養毛・育毛用皮膚外用剤 - 【請求項3】グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸
を含む色素異常症用皮膚外用剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21923597A JPH1143433A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸を含む性ホルモン過多症用皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21923597A JPH1143433A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸を含む性ホルモン過多症用皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1143433A true JPH1143433A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16732336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21923597A Pending JPH1143433A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸を含む性ホルモン過多症用皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1143433A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003086378A1 (fr) * | 2002-04-18 | 2003-10-23 | Fuso Chemical Co., Ltd. | Composition prophylactique ou therapeutique pour la colite et le cancer du gros intestin |
EP1430933A3 (de) * | 2002-12-20 | 2004-09-29 | Henkel Kommanditgesellschaft auf Aktien | Kosmetische und pharmazeutische Zusammensetzungen enthaltend Steroidsulfatase-Inhibitoren und deren Verwendung zur Verminderung von Haarausfall |
WO2015002239A1 (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-08 | 花王株式会社 | 経口紫外線抵抗性向上剤 |
-
1997
- 1997-07-29 JP JP21923597A patent/JPH1143433A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003086378A1 (fr) * | 2002-04-18 | 2003-10-23 | Fuso Chemical Co., Ltd. | Composition prophylactique ou therapeutique pour la colite et le cancer du gros intestin |
EP1430933A3 (de) * | 2002-12-20 | 2004-09-29 | Henkel Kommanditgesellschaft auf Aktien | Kosmetische und pharmazeutische Zusammensetzungen enthaltend Steroidsulfatase-Inhibitoren und deren Verwendung zur Verminderung von Haarausfall |
WO2015002239A1 (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-08 | 花王株式会社 | 経口紫外線抵抗性向上剤 |
JP2015027996A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-02-12 | 花王株式会社 | 経口紫外線抵抗性向上剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ATE173148T1 (de) | Kombinationspräparat zur förderung des haarwachstums und ggf. des haut- und nagelwachstums sowie zur verhinderung bzw. zur beseitigung von haarausfall | |
US20040102358A1 (en) | Composition for treating skin conditions | |
EP0414605A1 (fr) | Compositions pharmaceutiques de type pâtes à l'eau | |
JPH11514999A (ja) | ビタミンdおよびその誘導体による掻痒症治療 | |
US5817666A (en) | Dermatological preparation and method for treating actinic keratoses using 5-FU | |
US7655255B2 (en) | Topical composition for transdermal administration | |
JP2000038340A (ja) | 育毛剤および食品 | |
ES2137125A1 (es) | La utilizacion de la sal de zinc del acido glicirretico en preparados contra el acne y las composiciones que contienen dicha sal. | |
US4034114A (en) | Treatment of skin keratoses with retinal | |
GB2210789A (en) | Topical application for skin care | |
JP7527966B2 (ja) | ストロンチウムおよびメチルスルホニルメタン(msm)を含む局所製剤ならびに治療方法 | |
EP0659080B1 (en) | Method for the treatment of hair loss | |
JPH1143433A (ja) | グルコノデルタラクトンまたはグルコン酸を含む性ホルモン過多症用皮膚外用剤 | |
US5240945A (en) | Method and compositions for treating acne | |
JPH11269042A (ja) | 頭皮頭髪用化粧料 | |
JPH11269043A (ja) | 頭皮頭髪用化粧料 | |
KR20110138709A (ko) | 5-아미노레불린산 또는 이의 에스테르를 포함하는 여드름 개선용 조성물 | |
JPH11302133A (ja) | 頭皮頭髪用化粧料 | |
JP2001220339A (ja) | キシロビオース混合物またはd−キシロースの2個以上の縮合物を配合する性ホルモン過多症用皮膚外用剤 | |
JPH11302131A (ja) | 頭皮頭髪用化粧料 | |
US12029811B2 (en) | Formulation and method for the treatment of androgenic alopecia | |
JPH10273424A (ja) | 頭髪用化粧料 | |
JPH11263714A (ja) | 頭皮頭髪用化粧料 | |
JPH11255621A (ja) | 頭皮頭髪用化粧料 | |
JP2002332237A (ja) | 皮膚外用剤 |