JPH11355304A - セルバッファおよびatmノード - Google Patents
セルバッファおよびatmノードInfo
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- JPH11355304A JPH11355304A JP16374398A JP16374398A JPH11355304A JP H11355304 A JPH11355304 A JP H11355304A JP 16374398 A JP16374398 A JP 16374398A JP 16374398 A JP16374398 A JP 16374398A JP H11355304 A JPH11355304 A JP H11355304A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、セルバッファおよびATMノード
に関し、多様なサービスクラスに柔軟に適応してサービ
ス品質が確度高く達成されることを目的とする。 【解決手段】 記憶手段と、QoSが含まれたセルを記
憶手段の記憶領域の内、そのQoSに対応した記憶領域
に蓄積する蓄積制御手段と、時系列とこれらのQoSと
に対応し、かつ蓄積されたセルの内、個々のQoSを含
むセルの読み出し時点を示す情報が保持されるスケジュ
ール記憶手段と、セルが記憶手段に蓄積され、このセル
に含まれるQoSに対応した記憶領域が空であるとき
に、その記憶領域に情報を登録する第一のスケジュール
手段と、記憶手段からセルを読み出す読み出し手段と、
読み出し時点を示す時系列に対応したスケジュール記憶
手段の記憶領域に蓄積されている情報について、QoS
毎に読み出し周期、その偏差が許容され得る範囲で分散
をはかる第二のスケジュール手段とを備えて構成され
る。
に関し、多様なサービスクラスに柔軟に適応してサービ
ス品質が確度高く達成されることを目的とする。 【解決手段】 記憶手段と、QoSが含まれたセルを記
憶手段の記憶領域の内、そのQoSに対応した記憶領域
に蓄積する蓄積制御手段と、時系列とこれらのQoSと
に対応し、かつ蓄積されたセルの内、個々のQoSを含
むセルの読み出し時点を示す情報が保持されるスケジュ
ール記憶手段と、セルが記憶手段に蓄積され、このセル
に含まれるQoSに対応した記憶領域が空であるとき
に、その記憶領域に情報を登録する第一のスケジュール
手段と、記憶手段からセルを読み出す読み出し手段と、
読み出し時点を示す時系列に対応したスケジュール記憶
手段の記憶領域に蓄積されている情報について、QoS
毎に読み出し周期、その偏差が許容され得る範囲で分散
をはかる第二のスケジュール手段とを備えて構成され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM網におい
て、サービスクラスが個別に付与されたセルをそのサー
ビスクラス毎に蓄積しつつ、このサービスクラスに適応
した頻度や時刻に読み出すセルバッファと、そのセルバ
ッファが適用されてなるATMノードとに関する。
て、サービスクラスが個別に付与されたセルをそのサー
ビスクラス毎に蓄積しつつ、このサービスクラスに適応
した頻度や時刻に読み出すセルバッファと、そのセルバ
ッファが適用されてなるATMノードとに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声、画像、文字、グラフィック
スその他の多様な情報を生成し、あるいは処理すること
が可能であるマルチメディア対応の情報端末が広く普及
しつつある。また、このように単位時間当たりの情報量
が毎秒数キロビットないし数百メガビットに及ぶ多様な
情報の伝送については、広域に亘って安価に高速な伝送
路の敷設が可能である光伝送技術と、端末の需要に応じ
た伝送容量の予測の不確実性を見越した網設備の実現が
可能であるATM方式とが融合することによって広帯域
ISDNとして実現され、かつ急速に普及しつつある。
スその他の多様な情報を生成し、あるいは処理すること
が可能であるマルチメディア対応の情報端末が広く普及
しつつある。また、このように単位時間当たりの情報量
が毎秒数キロビットないし数百メガビットに及ぶ多様な
情報の伝送については、広域に亘って安価に高速な伝送
路の敷設が可能である光伝送技術と、端末の需要に応じ
た伝送容量の予測の不確実性を見越した網設備の実現が
可能であるATM方式とが融合することによって広帯域
ISDNとして実現され、かつ急速に普及しつつある。
【0003】さらに、広帯域ISDNを構成するノード
装置には、伝送路を介して与えられた個々のセルに個別
にサービスクラスを割り付けつつこれらのセルを蓄積
し、かつ個々のサービスクラス毎設定された頻度や時刻
に読み出すことによって伝送速度が異なる複数の仮想チ
ャネルを形成するセルバッファが備えられる。図12
は、従来のセルバッファの構成例を示す図である。
装置には、伝送路を介して与えられた個々のセルに個別
にサービスクラスを割り付けつつこれらのセルを蓄積
し、かつ個々のサービスクラス毎設定された頻度や時刻
に読み出すことによって伝送速度が異なる複数の仮想チ
ャネルを形成するセルバッファが備えられる。図12
は、従来のセルバッファの構成例を示す図である。
【0004】図において、メモリ110-1〜110-N
は、ファーストイン・ファーストアウト方式に適応し、
かつ複数NのサービスクラスQoS1〜QoSNに個別
に対応する。これらのメモリ110-1〜110-Nはバッ
ファメモリ111に内蔵され、そのバッファメモリ11
1の書き込み入力と読み出し出力とにはそれぞれ入方路
と出方路とが接続される。サービスクラス対応部112
-1〜112-NはそれぞれサービスクラスQoS1〜Qo
SNに個別に対応し、これらのサービスクラス対応部1
12-1〜112-Nの出力とバッファメモリ111の読み
出し制御入力との間には競合制御部113が配置され
る。
は、ファーストイン・ファーストアウト方式に適応し、
かつ複数NのサービスクラスQoS1〜QoSNに個別
に対応する。これらのメモリ110-1〜110-Nはバッ
ファメモリ111に内蔵され、そのバッファメモリ11
1の書き込み入力と読み出し出力とにはそれぞれ入方路
と出方路とが接続される。サービスクラス対応部112
-1〜112-NはそれぞれサービスクラスQoS1〜Qo
SNに個別に対応し、これらのサービスクラス対応部1
12-1〜112-Nの出力とバッファメモリ111の読み
出し制御入力との間には競合制御部113が配置され
る。
【0005】また、サービスクラス対応部112-1は、
後述する閾値TH1 が予め保持された閾値レジスタ11
4-1と、計数入力にクロックが与えられるカウンタ11
5-1と、これらの閾値レジスタ114-1およびカウンタ
115の-1の後段に最終段として配置された比較器11
6-1と、一方の入力にカウンタ115-1の出力が直結さ
れ、かつ選択入力に比較器116-1の出力が接続される
と共に、出力がカウンタ115のロード端子に接続され
たセレクタ117-1と、そのセレクタ117-1の他方の
入力とカウンタ115-1の出力との段間に配置された減
算器118-1とから構成される。
後述する閾値TH1 が予め保持された閾値レジスタ11
4-1と、計数入力にクロックが与えられるカウンタ11
5-1と、これらの閾値レジスタ114-1およびカウンタ
115の-1の後段に最終段として配置された比較器11
6-1と、一方の入力にカウンタ115-1の出力が直結さ
れ、かつ選択入力に比較器116-1の出力が接続される
と共に、出力がカウンタ115のロード端子に接続され
たセレクタ117-1と、そのセレクタ117-1の他方の
入力とカウンタ115-1の出力との段間に配置された減
算器118-1とから構成される。
【0006】なお、サービスクラス対応部112-2〜1
12-Nの構成については、サービスクラス対応部112
-1の構成と同じであるから、対応する構成要素に添え番
号がそれぞれ「2」〜「N」である同じ符号を付与する
こととし、ここではその説明および図示を省略する。こ
のような構成のセルバッファでは、バッファメモリ11
1は、入方路から時系列の順に与えられる個々のセルに
ついて、含まれるサービスクラスを参照し、既述のメモ
リ110-1〜110-Nの内、そのサービスクラスに対応
したメモリに対する蓄積を順次行う。
12-Nの構成については、サービスクラス対応部112
-1の構成と同じであるから、対応する構成要素に添え番
号がそれぞれ「2」〜「N」である同じ符号を付与する
こととし、ここではその説明および図示を省略する。こ
のような構成のセルバッファでは、バッファメモリ11
1は、入方路から時系列の順に与えられる個々のセルに
ついて、含まれるサービスクラスを参照し、既述のメモ
リ110-1〜110-Nの内、そのサービスクラスに対応
したメモリに対する蓄積を順次行う。
【0007】なお、上述したサービスクラスについて
は、簡単のため、図12に示すセルバッファが備えられ
たノード装置の内部において仮想チャネル毎に割り付け
られ、かつセルヘッダのVCI(Virtual Channel Ident
ifier)フィールドに付加されると仮定する。一方、サー
ビスクラス対応部112-1では、閾値レジスタ114-1
には、サービスクラスQoS1が付与され、かつメモリ
110-1に蓄積されたセルが読み出されるべき周期をカ
ウンタ115-1の計数値LB1 の整数倍の値として示す
閾値TH1 が予め保持される。
は、簡単のため、図12に示すセルバッファが備えられ
たノード装置の内部において仮想チャネル毎に割り付け
られ、かつセルヘッダのVCI(Virtual Channel Ident
ifier)フィールドに付加されると仮定する。一方、サー
ビスクラス対応部112-1では、閾値レジスタ114-1
には、サービスクラスQoS1が付与され、かつメモリ
110-1に蓄積されたセルが読み出されるべき周期をカ
ウンタ115-1の計数値LB1 の整数倍の値として示す
閾値TH1 が予め保持される。
【0008】カウンタ115-1は上述したクロックを計
数し、かつ比較器116-1はその計数の結果として与え
られる計数値LB1 と閾値レジスタ114-1に保持され
た閾値TH1 とを比較する。さらに、比較器116-1
は、カウンタ115-1によって与えられた計数値LB1
が閾値TH1 を上回った時点では、その旨を示す「読み
出し要求」を競合制御部113に与える。
数し、かつ比較器116-1はその計数の結果として与え
られる計数値LB1 と閾値レジスタ114-1に保持され
た閾値TH1 とを比較する。さらに、比較器116-1
は、カウンタ115-1によって与えられた計数値LB1
が閾値TH1 を上回った時点では、その旨を示す「読み
出し要求」を競合制御部113に与える。
【0009】また、減算器118は、カウンタ115-1
によって与えられる計数値LB1 と上述した閾値TH1
との差分Δ1 を定常的に求める。セレクタ117は、比
較器116-1が競合制御部113に対して上述した「読
み出し要求」を何ら出力していない期間にはカウンタ1
15-1によって与えられる計数値LB1 を選択し、反対
にその「読み出し要求」を出力している期間には減算器
118-1によって与えられる差分Δ1 を選択する。
によって与えられる計数値LB1 と上述した閾値TH1
との差分Δ1 を定常的に求める。セレクタ117は、比
較器116-1が競合制御部113に対して上述した「読
み出し要求」を何ら出力していない期間にはカウンタ1
15-1によって与えられる計数値LB1 を選択し、反対
にその「読み出し要求」を出力している期間には減算器
118-1によって与えられる差分Δ1 を選択する。
【0010】さらに、カウンタ115にはこのようにし
てセレクタ117-1によって選択された計数値LB1 あ
るいは差分Δ1 がクロックの周期Tでロードされるの
で、上述した「読み出し要求」は一定の周期(=T・T
H1)で競合制御部113に与えられる。なお、サービス
クラス対応部112-2〜112-Nにおける各部の動作に
ついては、閾値レジスタ114-2〜114-Nに予め設定
される閾値がそれぞれTH2 〜THN であり、かつ減算
器118-2〜118-Nが上述した閾値TH1 に代えてそ
れぞれ閾値TH2〜THNを適用することによって差分Δ
2〜ΔNを求めるが、基本的にはサービスクラス対応部1
12-1における既述の動作と同様であるから、ここでは
その説明を省略する。
てセレクタ117-1によって選択された計数値LB1 あ
るいは差分Δ1 がクロックの周期Tでロードされるの
で、上述した「読み出し要求」は一定の周期(=T・T
H1)で競合制御部113に与えられる。なお、サービス
クラス対応部112-2〜112-Nにおける各部の動作に
ついては、閾値レジスタ114-2〜114-Nに予め設定
される閾値がそれぞれTH2 〜THN であり、かつ減算
器118-2〜118-Nが上述した閾値TH1 に代えてそ
れぞれ閾値TH2〜THNを適用することによって差分Δ
2〜ΔNを求めるが、基本的にはサービスクラス対応部1
12-1における既述の動作と同様であるから、ここでは
その説明を省略する。
【0011】競合制御部113は、既述のクロックの周
期毎に、サービスクラス対応部112-1〜112-Nの
内、「読み出し要求」を与えるサービスクラス対応部を
識別し、このようなサービスクラス対応部の数が複数で
あるか否かを判別する。さらに、競合制御部113は、
この判別の結果が真である場合には、例えば、該当する
複数のサービスクラス対応部の内、割り付けられたサー
ビスクラスが最も高いサービスクラス対応部を選択し、
かつ残りのサービスクラスの識別情報を蓄積して後続す
るクロック周期に持ち越す処理を行う。
期毎に、サービスクラス対応部112-1〜112-Nの
内、「読み出し要求」を与えるサービスクラス対応部を
識別し、このようなサービスクラス対応部の数が複数で
あるか否かを判別する。さらに、競合制御部113は、
この判別の結果が真である場合には、例えば、該当する
複数のサービスクラス対応部の内、割り付けられたサー
ビスクラスが最も高いサービスクラス対応部を選択し、
かつ残りのサービスクラスの識別情報を蓄積して後続す
るクロック周期に持ち越す処理を行う。
【0012】しかし、上述した判別の結果が偽である場
合には、競合制御部113は、該当する単一のサービス
クラス対応部を選択する。なお、競合制御部113は、
先行するクロックの周期で上述したように識別情報が持
ち越されたサービスクラス対応部がある場合には、既述
の判別の結果の如何にかかわらず、これらの識別情報で
示される単一あるいは複数のサービスクラス対応部の何
れかを優先して選択し、かつ後続して「読み出し要求」
を与える全てのサービスクラス対応部の識別情報を持ち
越す。
合には、競合制御部113は、該当する単一のサービス
クラス対応部を選択する。なお、競合制御部113は、
先行するクロックの周期で上述したように識別情報が持
ち越されたサービスクラス対応部がある場合には、既述
の判別の結果の如何にかかわらず、これらの識別情報で
示される単一あるいは複数のサービスクラス対応部の何
れかを優先して選択し、かつ後続して「読み出し要求」
を与える全てのサービスクラス対応部の識別情報を持ち
越す。
【0013】また、競合制御部113は、メモリ110
-1〜110-Nの内、このようにして選択されたサービス
クラス対応部に対応するメモリに最先に蓄積されたセル
の読み出しをバッファメモリ111に指示する。したが
って、入方路から時系列の順に与えられる個々のセル
は、ATMコネクションのセル速度の平均値が遅延変動
分に対する余裕度を含むと共に、上述したサービスクラ
スに対応した閾値として確保されることによって、その
サービスクラスの降順に優先的に順次出方路に送出され
る。
-1〜110-Nの内、このようにして選択されたサービス
クラス対応部に対応するメモリに最先に蓄積されたセル
の読み出しをバッファメモリ111に指示する。したが
って、入方路から時系列の順に与えられる個々のセル
は、ATMコネクションのセル速度の平均値が遅延変動
分に対する余裕度を含むと共に、上述したサービスクラ
スに対応した閾値として確保されることによって、その
サービスクラスの降順に優先的に順次出方路に送出され
る。
【0014】なお、以下では、図12に示すセルバッフ
ァについては、単に「リーキバケット方式のセルバッフ
ァ」という。
ァについては、単に「リーキバケット方式のセルバッフ
ァ」という。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したリ
ーキバケット方式のセルバッファでは、競合制御部11
3がクロックの周期毎に既述の処理を完結しなければな
らないために、その競合制御部113にはサービスクラ
スの数が大きいほど高い処理速度が要求される。
ーキバケット方式のセルバッファでは、競合制御部11
3がクロックの周期毎に既述の処理を完結しなければな
らないために、その競合制御部113にはサービスクラ
スの数が大きいほど高い処理速度が要求される。
【0016】また、このような処理速度については、競
合制御部113に適用される半導体デバイスの技術的な
限界に起因して制約が生じ、例えば、所望のコストや消
費電力の範囲では達成されない可能性が高かった。しか
し、所望のサービスクラスの組み合わせや数については
マルチメディア通信の進展と共にさらに多様化し、かつ
複雑化する可能性が高いために、上述した課題の解決が
確度高く達成される技術が強く要望されていた。
合制御部113に適用される半導体デバイスの技術的な
限界に起因して制約が生じ、例えば、所望のコストや消
費電力の範囲では達成されない可能性が高かった。しか
し、所望のサービスクラスの組み合わせや数については
マルチメディア通信の進展と共にさらに多様化し、かつ
複雑化する可能性が高いために、上述した課題の解決が
確度高く達成される技術が強く要望されていた。
【0017】本発明は、多様なサービスクラスの組み合
わせおよび数に柔軟に適応し、かつ個々のサービスクラ
スについて所望のサービス品質が確度高く得られるセル
バッファおよびATMノードを提供することを目的とす
る。
わせおよび数に柔軟に適応し、かつ個々のサービスクラ
スについて所望のサービス品質が確度高く得られるセル
バッファおよびATMノードを提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜8に
記載の発明の原理ブロック図である。
記載の発明の原理ブロック図である。
【0019】請求項1に記載の発明は、複数のサービス
品質に個別に対応し、かつファーストイン・ファースト
アウト方式に適応した記憶領域を有する記憶手段11
と、複数のサービス品質の何れかを示すQoSが個別に
含まれ、あるいは付加されたセルを記憶手段11が有す
る記憶領域の内、そのサービス品質に対応した記憶領域
に蓄積する蓄積制御手段12と、時系列および複数のサ
ービス品質に対応し、かつ記憶手段11に蓄積されたセ
ルの内、これらのサービス品質を個別に有するセルが読
み出されるべき時点を示す情報の保持に供される記憶領
域を有するスケジュール記憶手段13と、蓄積制御手段
12によって何れかのセルが記憶手段11に蓄積され、
かつスケジュール記憶手段13の記憶領域の内、そのセ
ルに含まれ、あるいは付加されたQoSに対応する記憶
領域の全てが空であるときに、この時点に対応したこの
空の記憶領域に情報を登録する第一のスケジュール手段
14と、時系列の順に対応してスケジュール記憶手段1
3の記憶領域に登録された情報の順に、記憶手段11の
記憶領域に蓄積されたセルを読み出す読み出し手段15
と、記憶手段11の記憶領域に蓄積されたセルが読み出
し手段15によって読み出される時点で、スケジュール
記憶手段13の記憶領域の内、その時点に共通に対応し
た記憶領域に蓄積されている情報について、それぞれ対
応するQoS毎に予め設定された読み出し周期とその読
み出し周期の偏差とが許容され得る範囲で、時系列の順
方向に分散をはかる第二のスケジュール手段16とを備
えたことを特徴とする。
品質に個別に対応し、かつファーストイン・ファースト
アウト方式に適応した記憶領域を有する記憶手段11
と、複数のサービス品質の何れかを示すQoSが個別に
含まれ、あるいは付加されたセルを記憶手段11が有す
る記憶領域の内、そのサービス品質に対応した記憶領域
に蓄積する蓄積制御手段12と、時系列および複数のサ
ービス品質に対応し、かつ記憶手段11に蓄積されたセ
ルの内、これらのサービス品質を個別に有するセルが読
み出されるべき時点を示す情報の保持に供される記憶領
域を有するスケジュール記憶手段13と、蓄積制御手段
12によって何れかのセルが記憶手段11に蓄積され、
かつスケジュール記憶手段13の記憶領域の内、そのセ
ルに含まれ、あるいは付加されたQoSに対応する記憶
領域の全てが空であるときに、この時点に対応したこの
空の記憶領域に情報を登録する第一のスケジュール手段
14と、時系列の順に対応してスケジュール記憶手段1
3の記憶領域に登録された情報の順に、記憶手段11の
記憶領域に蓄積されたセルを読み出す読み出し手段15
と、記憶手段11の記憶領域に蓄積されたセルが読み出
し手段15によって読み出される時点で、スケジュール
記憶手段13の記憶領域の内、その時点に共通に対応し
た記憶領域に蓄積されている情報について、それぞれ対
応するQoS毎に予め設定された読み出し周期とその読
み出し周期の偏差とが許容され得る範囲で、時系列の順
方向に分散をはかる第二のスケジュール手段16とを備
えたことを特徴とする。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のセルバッファにおいて、記憶手段11の記憶領域に蓄
積され得るセルについて、個別に含まれ、あるいは付加
されるQoS毎に、読み出し手段15によって余剰の帯
域が占有されつつ読み出されることが許容されることを
示すフラグが予め登録されたフラグ記憶手段21を備
え、読み出し手段15は、スケジュール記憶手段13に
登録された情報に対応して記憶手段11の記憶領域から
読み出されるべきセルがないときに、その記憶領域に蓄
積されているセルの内、フラグ記憶手段21に登録され
ている有効なフラグに対応するQoSを含み、あるいは
このQoSが付与されたセルの何れかを読み出すことを
特徴とする。
のセルバッファにおいて、記憶手段11の記憶領域に蓄
積され得るセルについて、個別に含まれ、あるいは付加
されるQoS毎に、読み出し手段15によって余剰の帯
域が占有されつつ読み出されることが許容されることを
示すフラグが予め登録されたフラグ記憶手段21を備
え、読み出し手段15は、スケジュール記憶手段13に
登録された情報に対応して記憶手段11の記憶領域から
読み出されるべきセルがないときに、その記憶領域に蓄
積されているセルの内、フラグ記憶手段21に登録され
ている有効なフラグに対応するQoSを含み、あるいは
このQoSが付与されたセルの何れかを読み出すことを
特徴とする。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のセルバッファにおいて、記憶手段11の記憶領域に蓄
積されたセルについて、読み出し手段15が余剰の帯域
を占有しつつ読み出すことが許容されることを個別に示
すフラグが登録されたフラグ記憶手段21Aを備え、読
み出し手段15は、スケジュール記憶手段13に登録さ
れた情報に対応して記憶手段11の記憶領域から読み出
されるべきセルがないときに、その記憶領域に蓄積され
ているセルの内、フラグ記憶手段21Aに登録されてい
る有効な何れかのフラグに対応するセルを読み出すこと
を特徴とする。
のセルバッファにおいて、記憶手段11の記憶領域に蓄
積されたセルについて、読み出し手段15が余剰の帯域
を占有しつつ読み出すことが許容されることを個別に示
すフラグが登録されたフラグ記憶手段21Aを備え、読
み出し手段15は、スケジュール記憶手段13に登録さ
れた情報に対応して記憶手段11の記憶領域から読み出
されるべきセルがないときに、その記憶領域に蓄積され
ているセルの内、フラグ記憶手段21Aに登録されてい
る有効な何れかのフラグに対応するセルを読み出すこと
を特徴とする。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れか1項に記載のセルバッファにおいて、
スケジュール記憶手段13は、記憶手段11に蓄積され
たセルの内、同一のQoSを含むセルが読み出し手段1
5によって読み出される最大のインターバル値以上に相
当するサイズを有し、第一のスケジュール手段14、読
み出し手段15および第二のスケジュール手段16は、
スケジュール記憶手段13の記憶領域を時系列の順にリ
サイクリックに参照することを特徴とする。
請求項3の何れか1項に記載のセルバッファにおいて、
スケジュール記憶手段13は、記憶手段11に蓄積され
たセルの内、同一のQoSを含むセルが読み出し手段1
5によって読み出される最大のインターバル値以上に相
当するサイズを有し、第一のスケジュール手段14、読
み出し手段15および第二のスケジュール手段16は、
スケジュール記憶手段13の記憶領域を時系列の順にリ
サイクリックに参照することを特徴とする。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4の何れか1項に記載のセルバッファにおいて、
第二のスケジュール手段16は、スケジュール記憶手段
13の記憶領域に登録されている情報について、その情
報に対応するQoSに予め付与された優先度の順に分散
をはかることを特徴とする。請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載のセルバッファにおいて、スケジュール
記憶手段13の記憶領域に登録された個々の情報につい
て、第二のスケジュール手段16によって分散がはから
れた時点から経過した時間を計時する計時手段31を備
え、第一のスケジュール手段14および第二のスケジュ
ール手段16は、スケジュール記憶手段13の記憶領域
に登録された情報の内、計時手段31によって計時され
た時間がスケジュール記憶手段13のサイズに相当する
最長時間を超えた情報を無効化する手段を有することを
特徴とする。
請求項4の何れか1項に記載のセルバッファにおいて、
第二のスケジュール手段16は、スケジュール記憶手段
13の記憶領域に登録されている情報について、その情
報に対応するQoSに予め付与された優先度の順に分散
をはかることを特徴とする。請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載のセルバッファにおいて、スケジュール
記憶手段13の記憶領域に登録された個々の情報につい
て、第二のスケジュール手段16によって分散がはから
れた時点から経過した時間を計時する計時手段31を備
え、第一のスケジュール手段14および第二のスケジュ
ール手段16は、スケジュール記憶手段13の記憶領域
に登録された情報の内、計時手段31によって計時され
た時間がスケジュール記憶手段13のサイズに相当する
最長時間を超えた情報を無効化する手段を有することを
特徴とする。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
請求項6の何れか1項に記載のセルバッファにおいて、
第二のスケジュール手段16は、複数のサービスクラス
を個別に示すQoSについて、スケジュール記憶手段1
3の記憶領域に登録された末尾の情報に後続し、かつ該
当するQoSが含まれ、あるいは付加されたセルが読み
出し手段15によって蓄積手段11から読み出されるべ
き時点に対応する疑似的な情報を蓄積する手段を有し、
第一のスケジュール手段14および第二のスケジュール
手段16は、その第二のスケジュール手段16によって
スケジュール記憶手段13の記憶領域に蓄積された疑似
的な情報を検索し、かつ補完する手段を有することを特
徴とする。
請求項6の何れか1項に記載のセルバッファにおいて、
第二のスケジュール手段16は、複数のサービスクラス
を個別に示すQoSについて、スケジュール記憶手段1
3の記憶領域に登録された末尾の情報に後続し、かつ該
当するQoSが含まれ、あるいは付加されたセルが読み
出し手段15によって蓄積手段11から読み出されるべ
き時点に対応する疑似的な情報を蓄積する手段を有し、
第一のスケジュール手段14および第二のスケジュール
手段16は、その第二のスケジュール手段16によって
スケジュール記憶手段13の記憶領域に蓄積された疑似
的な情報を検索し、かつ補完する手段を有することを特
徴とする。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
請求項7の何れか1項に記載のセルバッファにおいて、
第二のスケジュール手段16は、スケジュール記憶手段
13の記憶領域に蓄積され、かつ分散がはかられるべき
情報について、そのスケジュール記憶手段13の記憶領
域の内、分散元と分散先とにそれぞれ該当する記憶領域
の内容の論理和演算を行い、この論理和演算の結果をそ
の分散先に格納することを特徴とする。
請求項7の何れか1項に記載のセルバッファにおいて、
第二のスケジュール手段16は、スケジュール記憶手段
13の記憶領域に蓄積され、かつ分散がはかられるべき
情報について、そのスケジュール記憶手段13の記憶領
域の内、分散元と分散先とにそれぞれ該当する記憶領域
の内容の論理和演算を行い、この論理和演算の結果をそ
の分散先に格納することを特徴とする。
【0026】図2は、請求項9、10に記載の発明の原
理ブロック図である。請求項9に記載の発明は、複数の
サービス品質の何れかを示すQoSが個別に含まれ、あ
るいは付加されたセルを並行して与える複数nの回線に
個別に対応し、かつ請求項1ないし請求項8の何れか1
項に記載された複数nのセルバッファ32-1〜32-nを
備え、複数nのセルバッファ32-1〜32-nを個別に構
成する複数nのスケジュール記憶手段13-1〜13-n
は、時系列および複数のサービス品質に併せて、複数n
の回線に対応した記憶領域を有する記憶手段として形成
されたことを特徴とする。
理ブロック図である。請求項9に記載の発明は、複数の
サービス品質の何れかを示すQoSが個別に含まれ、あ
るいは付加されたセルを並行して与える複数nの回線に
個別に対応し、かつ請求項1ないし請求項8の何れか1
項に記載された複数nのセルバッファ32-1〜32-nを
備え、複数nのセルバッファ32-1〜32-nを個別に構
成する複数nのスケジュール記憶手段13-1〜13-n
は、時系列および複数のサービス品質に併せて、複数n
の回線に対応した記憶領域を有する記憶手段として形成
されたことを特徴とする。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載のATMノードにおいて、複数nの回線をリサイクリ
ックに示す第一の計数値と、時系列を示す第二の計数値
との組み合わせからなり、複数nのスケジュール記憶手
段13-1〜13-nの全てについて、これらのスケジュー
ル記憶手段13-1〜13-nの内、何れかのスケジュール
記憶手段の記憶領域を実時間で示すアドレスを生成する
計数手段33を備え、複数nのセルバッファ32-1〜3
2-nを個別に構成する第一のスケジュール手段14-1〜
14-n、読み出し手段15-1〜15-nおよび第二のスケ
ジュール手段16-1〜16-nは、複数nのスケジュール
記憶手段13-1〜13-nの記憶領域の内、計数手段33
によって生成されたアドレスに対応する記憶領域にアク
セスすることを特徴とする。
載のATMノードにおいて、複数nの回線をリサイクリ
ックに示す第一の計数値と、時系列を示す第二の計数値
との組み合わせからなり、複数nのスケジュール記憶手
段13-1〜13-nの全てについて、これらのスケジュー
ル記憶手段13-1〜13-nの内、何れかのスケジュール
記憶手段の記憶領域を実時間で示すアドレスを生成する
計数手段33を備え、複数nのセルバッファ32-1〜3
2-nを個別に構成する第一のスケジュール手段14-1〜
14-n、読み出し手段15-1〜15-nおよび第二のスケ
ジュール手段16-1〜16-nは、複数nのスケジュール
記憶手段13-1〜13-nの記憶領域の内、計数手段33
によって生成されたアドレスに対応する記憶領域にアク
セスすることを特徴とする。
【0028】(作用)請求項1に記載の発明にかかわる
セルバッファでは、蓄積制御手段12は、複数のサービ
ス品質の何れかを示すQoSが個別に含まれ、あるいは
付加されたセルを記憶手段11の記憶領域の内、そのサ
ービス品質に対応し、かつファーストイン・ファースト
アウト方式に適応した記憶領域に蓄積する。
セルバッファでは、蓄積制御手段12は、複数のサービ
ス品質の何れかを示すQoSが個別に含まれ、あるいは
付加されたセルを記憶手段11の記憶領域の内、そのサ
ービス品質に対応し、かつファーストイン・ファースト
アウト方式に適応した記憶領域に蓄積する。
【0029】また、第一のスケジュール手段14は、蓄
積制御手段12によって何れかのセルが記憶手段11に
蓄積され、かつスケジュール記憶手段13の記憶領域の
内、そのセルに含まれ、あるいは付加されたQoSに対
応する記憶領域の全てが空であるときには、記憶手段1
1に蓄積された該当するセルが読み出されるべき時点を
示す情報をその時点に対応したこの空の記憶領域に登録
する。
積制御手段12によって何れかのセルが記憶手段11に
蓄積され、かつスケジュール記憶手段13の記憶領域の
内、そのセルに含まれ、あるいは付加されたQoSに対
応する記憶領域の全てが空であるときには、記憶手段1
1に蓄積された該当するセルが読み出されるべき時点を
示す情報をその時点に対応したこの空の記憶領域に登録
する。
【0030】一方、読み出し手段15は、時系列の順に
対応してスケジュール記憶手段13の記憶領域に登録さ
れた情報の順に、上述したように記憶手段11の記憶領
域に先行して蓄積されたセルを読み出す。さらに、第二
のスケジュール手段16は、記憶手段11の記憶領域に
蓄積されたセルが上述したように読み出し手段15によ
って読み出されるべき時点には、スケジュール記憶手段
13の記憶領域の内、その時点に共通に対応した記憶領
域に蓄積されている情報について、それぞれ対応するQ
oS毎に予め設定された読み出し周期とその読み出し周
期の偏差とが許容され得る範囲で時系列の順方向に分散
をはかる。
対応してスケジュール記憶手段13の記憶領域に登録さ
れた情報の順に、上述したように記憶手段11の記憶領
域に先行して蓄積されたセルを読み出す。さらに、第二
のスケジュール手段16は、記憶手段11の記憶領域に
蓄積されたセルが上述したように読み出し手段15によ
って読み出されるべき時点には、スケジュール記憶手段
13の記憶領域の内、その時点に共通に対応した記憶領
域に蓄積されている情報について、それぞれ対応するQ
oS毎に予め設定された読み出し周期とその読み出し周
期の偏差とが許容され得る範囲で時系列の順方向に分散
をはかる。
【0031】すなわち、記憶手段11に蓄積された個々
のセルは、その蓄積が行われた時点とこの記憶手段11
に先行して蓄積された何らかのセルが読み出された時点
とに限って、スケジュール記憶手段13の記憶領域に登
録され、あるいは更新された情報に基づいて、対応する
サービスクラスに適応する頻度とセル遅延変動の範囲内
で確度高く順次読み出される。
のセルは、その蓄積が行われた時点とこの記憶手段11
に先行して蓄積された何らかのセルが読み出された時点
とに限って、スケジュール記憶手段13の記憶領域に登
録され、あるいは更新された情報に基づいて、対応する
サービスクラスに適応する頻度とセル遅延変動の範囲内
で確度高く順次読み出される。
【0032】したがって、リーキバケット・アルゴリズ
ムに基づいて同様のスケジューリングが行われる従来例
に比べて、そのスケジューリングに要する処理量は大幅
に削減される。請求項2に記載の発明にかかわるセルバ
ッファでは、請求項1に記載のセルバッファにおいて、
フラグ記憶手段21には、記憶手段11の記憶領域に蓄
積され得るセルについて、個別に含まれ、あるいは付加
されるQoS毎に、読み出し手段15によって余剰の帯
域が占有されつつ読み出されることが許容されることを
示すフラグが予め登録される。読み出し手段15は、ス
ケジュール記憶13に登録された情報に対応して記憶手
段11の記憶領域から読み出されるべきセルがないとき
には、その記憶領域に蓄積されているセルの内、フラグ
記憶手段21に登録されている有効なフラグに対応した
QoSを含み、あるいはこのQoSが付与されたセルの
何れかを読み出す。
ムに基づいて同様のスケジューリングが行われる従来例
に比べて、そのスケジューリングに要する処理量は大幅
に削減される。請求項2に記載の発明にかかわるセルバ
ッファでは、請求項1に記載のセルバッファにおいて、
フラグ記憶手段21には、記憶手段11の記憶領域に蓄
積され得るセルについて、個別に含まれ、あるいは付加
されるQoS毎に、読み出し手段15によって余剰の帯
域が占有されつつ読み出されることが許容されることを
示すフラグが予め登録される。読み出し手段15は、ス
ケジュール記憶13に登録された情報に対応して記憶手
段11の記憶領域から読み出されるべきセルがないとき
には、その記憶領域に蓄積されているセルの内、フラグ
記憶手段21に登録されている有効なフラグに対応した
QoSを含み、あるいはこのQoSが付与されたセルの
何れかを読み出す。
【0033】すなわち、請求項1に記載のセルバッファ
と同様にしてスケジューリングに要する処理量が削減さ
れ、かつフラグ記憶手段21に有効なフラグが登録され
たQoSが含まれ、あるいは付与されたセルのみの読み
出しに余剰の帯域が割り付けられるので、セル遅延変動
が許容可能な範囲に維持されると共に、伝送効率が高く
維持される。
と同様にしてスケジューリングに要する処理量が削減さ
れ、かつフラグ記憶手段21に有効なフラグが登録され
たQoSが含まれ、あるいは付与されたセルのみの読み
出しに余剰の帯域が割り付けられるので、セル遅延変動
が許容可能な範囲に維持されると共に、伝送効率が高く
維持される。
【0034】請求項3に記載の発明にかかわるセルバッ
ファでは、請求項1に記載のセルバッファにおいて、フ
ラグ記憶手段21Aには、記憶手段11の記憶領域に蓄
積されたセルについて、読み出し手段15によって余剰
の帯域が占有されつつ読み出されることが許容されるこ
とを個別に示すフラグが登録される。読み出し手段15
は、スケジュール記憶手段13に登録された情報に対応
して記憶手段11の記憶領域から読み出されるべきセル
がないときには、その記憶領域に蓄積されているセルの
内、フラグ記憶手段21Aに登録されている有効な何れ
かのフラグに対応するセルを読み出す。
ファでは、請求項1に記載のセルバッファにおいて、フ
ラグ記憶手段21Aには、記憶手段11の記憶領域に蓄
積されたセルについて、読み出し手段15によって余剰
の帯域が占有されつつ読み出されることが許容されるこ
とを個別に示すフラグが登録される。読み出し手段15
は、スケジュール記憶手段13に登録された情報に対応
して記憶手段11の記憶領域から読み出されるべきセル
がないときには、その記憶領域に蓄積されているセルの
内、フラグ記憶手段21Aに登録されている有効な何れ
かのフラグに対応するセルを読み出す。
【0035】すなわち、請求項1に記載のセルバッファ
と同様にしてスケジューリングに要する処理量が削除さ
れると共に、フラグ記憶手段21Aに有効なフラグが登
録されたセルのみの読み出しに余剰の帯域が割り付けら
れるので、請求項2に記載のセルバッファに比べて伝送
帯域の利用が柔軟に、かつ効率的に行われる。請求項4
に記載の発明にかかわるセルバッファでは、請求項3に
記載のセルバッファにおいて、スケジュール記憶手段1
3は、記憶手段11に蓄積されたセルの内、同一のQo
Sを含むセルが読み出し手段15によって読み出される
最大のインターバル値以上に相当するサイズを有し、第
一のスケジュール手段14、読み出し手段15および第
二のスケジュール手段16は、このスケジュール記憶手
段13の記憶領域を時系列の順にリサイクリックに参照
する。
と同様にしてスケジューリングに要する処理量が削除さ
れると共に、フラグ記憶手段21Aに有効なフラグが登
録されたセルのみの読み出しに余剰の帯域が割り付けら
れるので、請求項2に記載のセルバッファに比べて伝送
帯域の利用が柔軟に、かつ効率的に行われる。請求項4
に記載の発明にかかわるセルバッファでは、請求項3に
記載のセルバッファにおいて、スケジュール記憶手段1
3は、記憶手段11に蓄積されたセルの内、同一のQo
Sを含むセルが読み出し手段15によって読み出される
最大のインターバル値以上に相当するサイズを有し、第
一のスケジュール手段14、読み出し手段15および第
二のスケジュール手段16は、このスケジュール記憶手
段13の記憶領域を時系列の順にリサイクリックに参照
する。
【0036】すなわち、スケジュール記憶手段13のサ
イズが縮小化されるので、ハードウエアの規模および駆
動電力の削減がはかられる。請求項5に記載の発明にか
かわるセルバッファでは、請求項1ないし請求項4の何
れか1項に記載のセルバッファにおいて、第二のスケジ
ュール手段16は、スケジュール記憶手段13の記憶領
域に登録されている情報について、その情報に対応する
QoSに予め付与された優先度の順に分散をはかる。
イズが縮小化されるので、ハードウエアの規模および駆
動電力の削減がはかられる。請求項5に記載の発明にか
かわるセルバッファでは、請求項1ないし請求項4の何
れか1項に記載のセルバッファにおいて、第二のスケジ
ュール手段16は、スケジュール記憶手段13の記憶領
域に登録されている情報について、その情報に対応する
QoSに予め付与された優先度の順に分散をはかる。
【0037】すなわち、請求項1に記載のセルバッファ
と同様にしてスケジューリングに要する処理量が大幅に
削減され、かつ記憶手段11に蓄積されたセルは優先度
が高いほど早期に読み出されるので、その優先度に適応
したサービス品質に基づく伝送サービスが確度高く提供
される。
と同様にしてスケジューリングに要する処理量が大幅に
削減され、かつ記憶手段11に蓄積されたセルは優先度
が高いほど早期に読み出されるので、その優先度に適応
したサービス品質に基づく伝送サービスが確度高く提供
される。
【0038】請求項6に記載の発明にかかわるセルバッ
ファでは、請求項5に記載のセルバッファにおいて、計
時手段31は、スケジュール記憶手段13の記憶領域に
登録された個々の情報について、第二のスケジュール手
段16によって分散がはかられた時点から経過した時間
を計時する。また、第一のスケジュール手段14および
第二のスケジュール手段16は、スケジュール記憶手段
13の記憶領域に登録された情報の内、上述したように
計時手段31によって計時された時間がスケジュール記
憶手段13のサイズに相当する最長時間を超えた情報を
無効化する。
ファでは、請求項5に記載のセルバッファにおいて、計
時手段31は、スケジュール記憶手段13の記憶領域に
登録された個々の情報について、第二のスケジュール手
段16によって分散がはかられた時点から経過した時間
を計時する。また、第一のスケジュール手段14および
第二のスケジュール手段16は、スケジュール記憶手段
13の記憶領域に登録された情報の内、上述したように
計時手段31によって計時された時間がスケジュール記
憶手段13のサイズに相当する最長時間を超えた情報を
無効化する。
【0039】すなわち、複数のサービスクラスの内、こ
のような最長時間を超える期間に亘って記憶手段11に
蓄積された何れのセルにも対応するQoSが含まれず、
あるいは付与されなかったサービスクラスについては、
そのQoSが含まれ、あるいは付与され、かつ後続して
この記憶手段11に蓄積されたセルが読み出されるべき
時点が新たに設定される。したがって、第一のスケジュ
ール手段14または第二のスケジューリング手段16に
よって先行して行われたスケジューリングに起因する無
用な揺らぎの発生は、回避される。
のような最長時間を超える期間に亘って記憶手段11に
蓄積された何れのセルにも対応するQoSが含まれず、
あるいは付与されなかったサービスクラスについては、
そのQoSが含まれ、あるいは付与され、かつ後続して
この記憶手段11に蓄積されたセルが読み出されるべき
時点が新たに設定される。したがって、第一のスケジュ
ール手段14または第二のスケジューリング手段16に
よって先行して行われたスケジューリングに起因する無
用な揺らぎの発生は、回避される。
【0040】請求項7に記載の発明にかかわるセルバッ
ファでは、請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載
のセルバッファにおいて、第二のスケジュール手段16
は、複数のサービスクラスを個別に示すQoSについ
て、スケジュール記憶手段13の記憶領域に登録された
末尾の情報に後続し、かつ該当するQoSが含まれ、あ
るいは付加されたセルが読み出し手段15によって記憶
手段11から読み出されるべき時点に対応する疑似的な
情報を登録する。
ファでは、請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載
のセルバッファにおいて、第二のスケジュール手段16
は、複数のサービスクラスを個別に示すQoSについ
て、スケジュール記憶手段13の記憶領域に登録された
末尾の情報に後続し、かつ該当するQoSが含まれ、あ
るいは付加されたセルが読み出し手段15によって記憶
手段11から読み出されるべき時点に対応する疑似的な
情報を登録する。
【0041】また、第一のスケジュール手段14および
第二のスケジュール手段16は、その第二のスケジュー
ル手段16によってスケジュール記憶手段13の記憶領
域に蓄積された疑似的な情報を検索し、かつ補完する。
すなわち、複数のサービスクラスの何れに対応するQo
Sが含まれ、あるいは付与されるセルについても、記憶
手段11に実際に蓄積されているか否かにかかわらず、
後続して読み出し手段15がその記憶手段11から読み
出すために占有すべき伝送帯域が確保されるので、これ
らのサービスクラスの伝送効率は一定に保たれる。
第二のスケジュール手段16は、その第二のスケジュー
ル手段16によってスケジュール記憶手段13の記憶領
域に蓄積された疑似的な情報を検索し、かつ補完する。
すなわち、複数のサービスクラスの何れに対応するQo
Sが含まれ、あるいは付与されるセルについても、記憶
手段11に実際に蓄積されているか否かにかかわらず、
後続して読み出し手段15がその記憶手段11から読み
出すために占有すべき伝送帯域が確保されるので、これ
らのサービスクラスの伝送効率は一定に保たれる。
【0042】請求項8に記載の発明にかかわるセルバッ
ファでは、請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載
のセルバッファにおいて、第二のスケジュール手段16
は、スケジュール記憶手段13の記憶領域に蓄積され、
かつ分散がはかられるべき情報について、そのスケジュ
ール記憶手段13の記憶領域の内、分散元と分散先とに
それぞれ該当する記憶領域の内容の論理和演算を行い、
この論理和演算の結果をその分散先に格納する。
ファでは、請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載
のセルバッファにおいて、第二のスケジュール手段16
は、スケジュール記憶手段13の記憶領域に蓄積され、
かつ分散がはかられるべき情報について、そのスケジュ
ール記憶手段13の記憶領域の内、分散元と分散先とに
それぞれ該当する記憶領域の内容の論理和演算を行い、
この論理和演算の結果をその分散先に格納する。
【0043】すなわち、スケジューリングの処理が上述
した論理和演算を行う組み合わせ回路を介して行われる
ので、ハードウエアの構成の簡略化がはかられる。請求
項9に記載の発明にかかわるATMノードでは、複数n
のセルバッファ32-1〜32-nは、複数のサービス品質
の何れかを示すQoSが個別に含まれ、あるいは付加さ
れたセルを並行して与える複数nの回線に個別に対応し
て備えられ、これらの構成は請求項1ないし請求項8の
何れか1項に記載されたセルバッファの構成と同じであ
る。
した論理和演算を行う組み合わせ回路を介して行われる
ので、ハードウエアの構成の簡略化がはかられる。請求
項9に記載の発明にかかわるATMノードでは、複数n
のセルバッファ32-1〜32-nは、複数のサービス品質
の何れかを示すQoSが個別に含まれ、あるいは付加さ
れたセルを並行して与える複数nの回線に個別に対応し
て備えられ、これらの構成は請求項1ないし請求項8の
何れか1項に記載されたセルバッファの構成と同じであ
る。
【0044】また、これらのセルバッファ32-1〜32
-nを個別に構成する複数nのスケジュール記憶手段13
-1〜13-nは、時系列および複数のサービス品質に併せ
て、複数nの回線に対応した記憶領域を有する記憶手段
として構成される。すなわち、複数nのスケジュール記
憶手段13-1〜13-nが単一の手段として併合され、そ
の手段に対するアドレッシングが上述した複数nの回線
毎に個別に並行して行われるので、ハードウエアの構成
が簡略化されると共に、速度が異なる複数の回線の収容
が確度高く達成される。
-nを個別に構成する複数nのスケジュール記憶手段13
-1〜13-nは、時系列および複数のサービス品質に併せ
て、複数nの回線に対応した記憶領域を有する記憶手段
として構成される。すなわち、複数nのスケジュール記
憶手段13-1〜13-nが単一の手段として併合され、そ
の手段に対するアドレッシングが上述した複数nの回線
毎に個別に並行して行われるので、ハードウエアの構成
が簡略化されると共に、速度が異なる複数の回線の収容
が確度高く達成される。
【0045】請求項10に記載の発明にかかわるATM
ノードでは、請求項9に記載のATMノードにおいて、
計数手段33は、複数nの回線をリサイクリックに示す
第一の計数値と、時系列を示す第二の計数値との組み合
わせからなり、複数nのスケジュール記憶手段13-1〜
13-nの全てについて、これらのスケジュール記憶手段
13-1〜13-nの内、何れかのスケジュール記憶手段の
記憶領域を実時間で示すアドレスを生成する。
ノードでは、請求項9に記載のATMノードにおいて、
計数手段33は、複数nの回線をリサイクリックに示す
第一の計数値と、時系列を示す第二の計数値との組み合
わせからなり、複数nのスケジュール記憶手段13-1〜
13-nの全てについて、これらのスケジュール記憶手段
13-1〜13-nの内、何れかのスケジュール記憶手段の
記憶領域を実時間で示すアドレスを生成する。
【0046】また、複数nのセルバッファ32-1〜32
-nを個別に構成する第一のスケジュール手段14-1〜1
4-n、読み出し手段15-1〜15-nおよび第二のスケジ
ュール手段16-1〜16-nは、スケジュール記憶手段1
3-1〜13-nの記憶領域の内、上述したように計数手段
33によって生成されたアドレスに対応する記憶領域に
アクセスする。
-nを個別に構成する第一のスケジュール手段14-1〜1
4-n、読み出し手段15-1〜15-nおよび第二のスケジ
ュール手段16-1〜16-nは、スケジュール記憶手段1
3-1〜13-nの記憶領域の内、上述したように計数手段
33によって生成されたアドレスに対応する記憶領域に
アクセスする。
【0047】すなわち、単一の計数手段33によって並
行して実時間で与えられる第一の計数値と第二の計数値
とに応じて、これらの計数値に何ら特別な処理が施され
ることなくスケジュール記憶手段13-1〜13-nに対す
るアドレッシングが行われるので、請求項9に記載の発
明に比べて、ハードウエアの構成が簡略化され、かつス
ケジューリングの効率が高められる。
行して実時間で与えられる第一の計数値と第二の計数値
とに応じて、これらの計数値に何ら特別な処理が施され
ることなくスケジュール記憶手段13-1〜13-nに対す
るアドレッシングが行われるので、請求項9に記載の発
明に比べて、ハードウエアの構成が簡略化され、かつス
ケジューリングの効率が高められる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。図3は、請求項1〜8
に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。図に
おいて、図12に示すものと機能および構成が同じもの
については、同じ符号を付与して示し、ここでは、その
説明を省略する。
施形態について詳細に説明する。図3は、請求項1〜8
に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。図に
おいて、図12に示すものと機能および構成が同じもの
については、同じ符号を付与して示し、ここでは、その
説明を省略する。
【0049】本実施形態と図12に示す従来例との構成
の相違点は、サービスクラス対応部112-1〜112-N
に代えてサービスクラス対応部50-1〜50-Nが備えら
れ、かつ競合制御部113に代えて競合制御部60が備
えられた点にある。サービスクラス対応部50-1は、図
12に示す閾値レジスタ114-1を兼ねる制御レジスタ
51-1と、後述する予定時刻レジスタ52-1と、図4に
示すように、メモリ110-1〜110-Nの内、該当する
サービスクラスQoS0 に対応したメモリに最先に蓄積
されたセルについて、時系列T1、T2、…、TXの順に読み
出されるべき時点を論理値「1」で示す2値情報が保持
され、かつ最終段に配置されたタイミングテーブル53
-1と、これらの制御レジスタ51-1、予定時刻レジスタ
52-1およびタイミングテーブル53-1に対するアクセ
スが可能であって、バッファメモリ111の制御出力、
そのバッファメモリ111に備えられたメモリ110-1
〜110-Nの最終段の出力、競合制御部60が有する2
つの出力にそれぞれ接続された制御部54-1とから構成
される。
の相違点は、サービスクラス対応部112-1〜112-N
に代えてサービスクラス対応部50-1〜50-Nが備えら
れ、かつ競合制御部113に代えて競合制御部60が備
えられた点にある。サービスクラス対応部50-1は、図
12に示す閾値レジスタ114-1を兼ねる制御レジスタ
51-1と、後述する予定時刻レジスタ52-1と、図4に
示すように、メモリ110-1〜110-Nの内、該当する
サービスクラスQoS0 に対応したメモリに最先に蓄積
されたセルについて、時系列T1、T2、…、TXの順に読み
出されるべき時点を論理値「1」で示す2値情報が保持
され、かつ最終段に配置されたタイミングテーブル53
-1と、これらの制御レジスタ51-1、予定時刻レジスタ
52-1およびタイミングテーブル53-1に対するアクセ
スが可能であって、バッファメモリ111の制御出力、
そのバッファメモリ111に備えられたメモリ110-1
〜110-Nの最終段の出力、競合制御部60が有する2
つの出力にそれぞれ接続された制御部54-1とから構成
される。
【0050】なお、サービスクラス対応部50-2〜50
-Nの構成については、サービスクラス対応部50-1の構
成と同じであるので、対応する構成要素に添え番号
「2」〜「N」がそれぞれ付加された同じ符号を付与す
ることとし、ここではその図示および説明を省略する。
また、本実施形態と図1に示すブロック図との対応関係
については、バッファメモリ111は記憶手段11に対
応し、制御部54-1〜54-Nは蓄積制御手段12、第一
のスケジュール手段14、第二のスケジュール手段16
および計時手段31に対応し、予定時刻レジスタ52-1
〜52-Nおよびタイミングテーブル53-1〜53-Nはス
ケジュール記憶手段13に対応し、競合制御部60は読
み出し手段15に対応し、制御レジスタ51-1〜51-N
はフラグ記憶手段21、21Aに対応する。
-Nの構成については、サービスクラス対応部50-1の構
成と同じであるので、対応する構成要素に添え番号
「2」〜「N」がそれぞれ付加された同じ符号を付与す
ることとし、ここではその図示および説明を省略する。
また、本実施形態と図1に示すブロック図との対応関係
については、バッファメモリ111は記憶手段11に対
応し、制御部54-1〜54-Nは蓄積制御手段12、第一
のスケジュール手段14、第二のスケジュール手段16
および計時手段31に対応し、予定時刻レジスタ52-1
〜52-Nおよびタイミングテーブル53-1〜53-Nはス
ケジュール記憶手段13に対応し、競合制御部60は読
み出し手段15に対応し、制御レジスタ51-1〜51-N
はフラグ記憶手段21、21Aに対応する。
【0051】図5は、請求項1、4〜6に記載の発明に
対応した本実施形態の動作フローチャートである。図6
は、請求項1、4〜6に記載の発明に対応した本実施形
態の動作を説明する図(1) である。図7は、請求項1、
4〜6に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明
する図(2) である。
対応した本実施形態の動作フローチャートである。図6
は、請求項1、4〜6に記載の発明に対応した本実施形
態の動作を説明する図(1) である。図7は、請求項1、
4〜6に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明
する図(2) である。
【0052】以下、図4〜図7を参照して請求項1、4
〜6に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明す
る。なお、以下では、サービスクラス対応部50-1〜5
0-Nにおいて並行して行われる同様の動作については、
これらのサービスクラス対応部50-1〜50-Nの相違が
特に明記されることが必要でない限り、簡単のため、サ
ービスクラス対応部50-1およびそのサービスクラス対
応部50-1の構成要素のみに着目して説明することとす
る。
〜6に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明す
る。なお、以下では、サービスクラス対応部50-1〜5
0-Nにおいて並行して行われる同様の動作については、
これらのサービスクラス対応部50-1〜50-Nの相違が
特に明記されることが必要でない限り、簡単のため、サ
ービスクラス対応部50-1およびそのサービスクラス対
応部50-1の構成要素のみに着目して説明することとす
る。
【0053】サービスクラス対応部50-1では、制御レ
ジスタ51-1には既述の閾値が保持され、かつ制御部5
4-1は、タイミングテーブル53-1および予定時刻レジ
スタ52-1の全ての記憶領域を初期化(ここでは、簡単
のため、初期値「0」を書き込む処理であると仮定す
る。)する。また、制御部54-1は、セルの長さに等し
い周期で離散的に時系列を認識し、タイミングテーブル
53-1の記憶領域の内、その時系列あるいはこの時系列
に基づいて後述するように求められる時刻に対応した記
憶領域を適宜参照し、あるいは更新する。
ジスタ51-1には既述の閾値が保持され、かつ制御部5
4-1は、タイミングテーブル53-1および予定時刻レジ
スタ52-1の全ての記憶領域を初期化(ここでは、簡単
のため、初期値「0」を書き込む処理であると仮定す
る。)する。また、制御部54-1は、セルの長さに等し
い周期で離散的に時系列を認識し、タイミングテーブル
53-1の記憶領域の内、その時系列あるいはこの時系列
に基づいて後述するように求められる時刻に対応した記
憶領域を適宜参照し、あるいは更新する。
【0054】一方、バッファメモリ111では、入方路
を介して与えられる個々のセルは、メモリ110-1〜1
10-Nの内、そのセルに含まれる(あるいは付与され
た)サービスクラスに対応するメモリに順次蓄積され
る。サービスクラス対応部50-1では、制御部54-1
は、このようにしてメモリ110-1〜110-Nの内、対
応するメモリに何らかのセルが蓄積されたとき(図6
(a)(1)) には、タイミングテーブル53-1の記憶領域の
内、その時点以降の後続する時点と該当するサービスク
ラスとに対応した記憶領域について、論理値が「1」で
ある(後述するように、該当するサービスクラスが付与
された後続するセルが後続して送出されるべき時点を示
す。)2値情報が蓄積された記憶領域があるか否かを判
別し(図5(1))、その判別の結果が真である場合には、
何ら特別な処理を行わない。なお、このような場合に
は、メモリ110-1に先行して蓄積されたセルが送出さ
れるべき時点(図6(a)(2)) は、後述するように、論理
値が「1」である2値情報が格納されているタイミング
テーブル53-1の領域のポインタとして与えられる。
を介して与えられる個々のセルは、メモリ110-1〜1
10-Nの内、そのセルに含まれる(あるいは付与され
た)サービスクラスに対応するメモリに順次蓄積され
る。サービスクラス対応部50-1では、制御部54-1
は、このようにしてメモリ110-1〜110-Nの内、対
応するメモリに何らかのセルが蓄積されたとき(図6
(a)(1)) には、タイミングテーブル53-1の記憶領域の
内、その時点以降の後続する時点と該当するサービスク
ラスとに対応した記憶領域について、論理値が「1」で
ある(後述するように、該当するサービスクラスが付与
された後続するセルが後続して送出されるべき時点を示
す。)2値情報が蓄積された記憶領域があるか否かを判
別し(図5(1))、その判別の結果が真である場合には、
何ら特別な処理を行わない。なお、このような場合に
は、メモリ110-1に先行して蓄積されたセルが送出さ
れるべき時点(図6(a)(2)) は、後述するように、論理
値が「1」である2値情報が格納されているタイミング
テーブル53-1の領域のポインタとして与えられる。
【0055】しかし、その判別の結果が偽である(メモ
リ110-1に先行して蓄積され、かつ該当するサービス
クラスに対応したセルの全てが既に出方路に送出された
ことを意味する。)場合には、タイミングテーブル53
-1の記憶領域の内、この時点に対応する記憶領域に論理
値が「1」である2値情報を書き込む(図5(2)、図6
(a)(3)) 。
リ110-1に先行して蓄積され、かつ該当するサービス
クラスに対応したセルの全てが既に出方路に送出された
ことを意味する。)場合には、タイミングテーブル53
-1の記憶領域の内、この時点に対応する記憶領域に論理
値が「1」である2値情報を書き込む(図5(2)、図6
(a)(3)) 。
【0056】競合制御部60は、既述の周期で更新され
る時刻毎に、タイミングテーブル53-1〜53-Nの記憶
領域の内、その時刻に対応した全ての記憶領域に論理値
が「1」である2値情報が蓄積された記憶領域があるか
否かを判別し、その判別の結果が偽である場合には、何
ら処理を行わない。しかし、その判別の結果が真であ
り、かつ該当する記憶領域の数が「1」である場合に
は、競合制御部60は、メモリ110-1〜110-Nの
内、この記憶領域を有するタイミングテーブルに対応し
たメモリ宛に、「最先に蓄積されたセルが送出されるべ
き旨を示す要求(以下、「送出要求」という。)」を与
える(図6(b)(1)) 。
る時刻毎に、タイミングテーブル53-1〜53-Nの記憶
領域の内、その時刻に対応した全ての記憶領域に論理値
が「1」である2値情報が蓄積された記憶領域があるか
否かを判別し、その判別の結果が偽である場合には、何
ら処理を行わない。しかし、その判別の結果が真であ
り、かつ該当する記憶領域の数が「1」である場合に
は、競合制御部60は、メモリ110-1〜110-Nの
内、この記憶領域を有するタイミングテーブルに対応し
たメモリ宛に、「最先に蓄積されたセルが送出されるべ
き旨を示す要求(以下、「送出要求」という。)」を与
える(図6(b)(1)) 。
【0057】また、競合制御部60は、上述した判別の
結果が真であり、かつ図7(a) に示す時刻T3のよう
に、該当する記憶領域の数が複数である場合には、これ
らの記憶領域の内、予め決められたアルゴリズムに基づ
いて何れか1つの(例えば、対応するサービスクラスが
最も高い)記憶領域を選択する。さらに、競合制御部6
0は、メモリ110-1〜110-Nの内、この記憶領域を
有するタイミングテーブルに対したメモリ宛に既述の送
出要求を与える(図6(b)(2)) と共に、残りの記憶領域
に個別に蓄積された論理値「1」の2値情報について
は、後続する時系列に対応して隣接する記憶領域に対し
てサービスクラスの降順に移す処理(以下、「競合制御
処理」という。)を施す(図6(b)(3)、図7(b)) 。
結果が真であり、かつ図7(a) に示す時刻T3のよう
に、該当する記憶領域の数が複数である場合には、これ
らの記憶領域の内、予め決められたアルゴリズムに基づ
いて何れか1つの(例えば、対応するサービスクラスが
最も高い)記憶領域を選択する。さらに、競合制御部6
0は、メモリ110-1〜110-Nの内、この記憶領域を
有するタイミングテーブルに対したメモリ宛に既述の送
出要求を与える(図6(b)(2)) と共に、残りの記憶領域
に個別に蓄積された論理値「1」の2値情報について
は、後続する時系列に対応して隣接する記憶領域に対し
てサービスクラスの降順に移す処理(以下、「競合制御
処理」という。)を施す(図6(b)(3)、図7(b)) 。
【0058】バッファメモリ111では、メモリ110
-1〜110-Nの内、上述した「送出要求」が与えられた
メモリは、最先に蓄積されたセルを読み出して出方路に
送出する。また、サービスクラス対応部50-1では、制
御部54-1は、該当するサービスクラスについてこのよ
うな「送出要求」が送出される時点を監視し(図5
(3))、その時点には、メモリ110-1〜110-Nの内、
その「送出要求」が与えられたメモリに蓄積されている
セルの数を求める(図5(4))と共に、このセルの数が単
数である場合には、後続して出方路に送出されるべきセ
ルが何らないので、読み出し予定時刻の更新のみを行う
(図7(c))。
-1〜110-Nの内、上述した「送出要求」が与えられた
メモリは、最先に蓄積されたセルを読み出して出方路に
送出する。また、サービスクラス対応部50-1では、制
御部54-1は、該当するサービスクラスについてこのよ
うな「送出要求」が送出される時点を監視し(図5
(3))、その時点には、メモリ110-1〜110-Nの内、
その「送出要求」が与えられたメモリに蓄積されている
セルの数を求める(図5(4))と共に、このセルの数が単
数である場合には、後続して出方路に送出されるべきセ
ルが何らないので、読み出し予定時刻の更新のみを行う
(図7(c))。
【0059】しかし、そのセルの数が複数である場合に
は、制御部54-1は、制御レジスタ51-1に蓄積された
閾値(該当するサービスクラスのセルが読み出されるべ
き周期を示す。)に等しい時間に亘って後続する時点の
時刻(以下、「予定時刻」という。)を算出し(図5
(5))、その予定時刻を予定時刻レジスタ52-1に格納す
る(図5(6))と共に、タイミングテーブル53-1の記憶
領域の内、この予定時刻に対応する記憶領域に論理値が
「1」である2値情報を書き込む(図5(7)、図6(b)
(4)) 。
は、制御部54-1は、制御レジスタ51-1に蓄積された
閾値(該当するサービスクラスのセルが読み出されるべ
き周期を示す。)に等しい時間に亘って後続する時点の
時刻(以下、「予定時刻」という。)を算出し(図5
(5))、その予定時刻を予定時刻レジスタ52-1に格納す
る(図5(6))と共に、タイミングテーブル53-1の記憶
領域の内、この予定時刻に対応する記憶領域に論理値が
「1」である2値情報を書き込む(図5(7)、図6(b)
(4)) 。
【0060】このように本実施形態によれば、メモリ1
10-1〜110-Nの何れかに対して書き込みや読み出し
が行われた時点に限って、所望のサービスクラスSに対
応したタイミングテーブル53-Sと予定時刻レジスタ5
2-Sとが適宜更新されるのず、これらのメモリ110-1
〜110-Nに先行して蓄積されたセルが出方路に送出さ
れるべき時点を決定するスケジューリングが確実に、か
つ効率的に行われると共に、これらのセルは競合調整部
60が既述の通りに行う最終的な調整の下で順次送出さ
れる。
10-1〜110-Nの何れかに対して書き込みや読み出し
が行われた時点に限って、所望のサービスクラスSに対
応したタイミングテーブル53-Sと予定時刻レジスタ5
2-Sとが適宜更新されるのず、これらのメモリ110-1
〜110-Nに先行して蓄積されたセルが出方路に送出さ
れるべき時点を決定するスケジューリングが確実に、か
つ効率的に行われると共に、これらのセルは競合調整部
60が既述の通りに行う最終的な調整の下で順次送出さ
れる。
【0061】すなわち、このようなスケジューリングが
上述した書き込みや読み出しが行われる時点とは非同期
に、かつ個々のサービスクラスについて並行して行われ
ていた「リーキバケット方式のセルバッファ」に比べ
て、そのスケジューリングにかかわる処理の処理量が大
幅に削減されるので、適用可能なデバイスの応答特性の
範囲において多数のサービスクラスに対する柔軟な適応
が可能となる。
上述した書き込みや読み出しが行われる時点とは非同期
に、かつ個々のサービスクラスについて並行して行われ
ていた「リーキバケット方式のセルバッファ」に比べ
て、そのスケジューリングにかかわる処理の処理量が大
幅に削減されるので、適用可能なデバイスの応答特性の
範囲において多数のサービスクラスに対する柔軟な適応
が可能となる。
【0062】なお、本実施形態では、タイミングテーブ
ル53-1のサイズが何ら示されていないが、そのサイズ
については、出方路に対してセルが送出されるべき最長
の周期に相当するサイズ以上であるならば、図6(c) に
示すように、有限の値(=T)であってもよく、かつ連続
運転が要求される場合には、そのタイミングテーブル5
3-1の記憶領域がリサイクリックに参照されてもよい。
ル53-1のサイズが何ら示されていないが、そのサイズ
については、出方路に対してセルが送出されるべき最長
の周期に相当するサイズ以上であるならば、図6(c) に
示すように、有限の値(=T)であってもよく、かつ連続
運転が要求される場合には、そのタイミングテーブル5
3-1の記憶領域がリサイクリックに参照されてもよい。
【0063】また、このようにタイミングテーブル53
-1〜53-Nのサイズが有限であり、かつリサイクリック
に参照される場合には、個々のサービスクラスの後続す
るセルが出方路に送出されるべき時点を示す2値情報に
ついては、その2値情報が生成された時点から経過した
時間がこれらのタイミングテーブル53-1〜53-Nの個
々のサイズに相当する時間を超えた時点で、それぞれ制
御部54-1〜54-Nあるいは競合制御部60によって初
期化されることによって、不正規な時点における無用な
セルの送出は回避される。
-1〜53-Nのサイズが有限であり、かつリサイクリック
に参照される場合には、個々のサービスクラスの後続す
るセルが出方路に送出されるべき時点を示す2値情報に
ついては、その2値情報が生成された時点から経過した
時間がこれらのタイミングテーブル53-1〜53-Nの個
々のサイズに相当する時間を超えた時点で、それぞれ制
御部54-1〜54-Nあるいは競合制御部60によって初
期化されることによって、不正規な時点における無用な
セルの送出は回避される。
【0064】さらに、本実施形態では、複数のサービス
クラスに対応したタイミングテーブルに「同一の時刻に
送出されるべきセルの存在を示す2値情報」が蓄積され
た場合には、これらのセルの内、個別に含まれ(あるい
は付与された)サービスクラスが最大であるセルが優先
的に送出されるスケジューリングが行われているが、こ
のような場合に優先的に送出されるべきセルの選定につ
いては、例えば、トラヒックの分布、自局、隣接する伝
送区間を含む他局の輻輳状態その他の如何なる基準に基
づいて行われてもよい。
クラスに対応したタイミングテーブルに「同一の時刻に
送出されるべきセルの存在を示す2値情報」が蓄積され
た場合には、これらのセルの内、個別に含まれ(あるい
は付与された)サービスクラスが最大であるセルが優先
的に送出されるスケジューリングが行われているが、こ
のような場合に優先的に送出されるべきセルの選定につ
いては、例えば、トラヒックの分布、自局、隣接する伝
送区間を含む他局の輻輳状態その他の如何なる基準に基
づいて行われてもよい。
【0065】また、本実施形態では、個々のサービスク
ラスに対応してバッファメモリ111に蓄積されたセル
の数が複数であっても、これらのセルの内、最先の単一
のセルのみについて出方路に送出されるべき時点が予定
時刻レジスタ52-1に保持されているが、タイミングテ
ーブル53-1のサイズが大きい場合には、同様に後続す
る複数のセルが出方路に送出されるべき時点が予定時刻
レジスタ52-1に時系列の順に蓄積されてもよい。
ラスに対応してバッファメモリ111に蓄積されたセル
の数が複数であっても、これらのセルの内、最先の単一
のセルのみについて出方路に送出されるべき時点が予定
時刻レジスタ52-1に保持されているが、タイミングテ
ーブル53-1のサイズが大きい場合には、同様に後続す
る複数のセルが出方路に送出されるべき時点が予定時刻
レジスタ52-1に時系列の順に蓄積されてもよい。
【0066】図8は、請求項1〜8に記載の発明に対応
した他の実施形態を示す図である。図において、図3に
示すものと機能および構成が同じものについては、同じ
符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。本
実施形態と図3に示す実施形態との構成の相違点は、サ
ービスクラス対応部50-1〜50-Nに代えてサービスク
ラス対応部80-1〜80-Nが備えられた点にある。
した他の実施形態を示す図である。図において、図3に
示すものと機能および構成が同じものについては、同じ
符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。本
実施形態と図3に示す実施形態との構成の相違点は、サ
ービスクラス対応部50-1〜50-Nに代えてサービスク
ラス対応部80-1〜80-Nが備えられた点にある。
【0067】なお、サービスクラス対応部80-1と図3
に示すサービスクラス対応部50-1との構成の相違点
は、制御部54-1に代えて制御部81-1が備えられ、か
つ予定時刻レジスタ52-1に代えて予定時刻レジスタ8
2-1が備えられた点にある。また、サービスクラス対応
部80-2〜80-Nの構成については、サービスクラス対
応部80-1の構成と同じであるから、対応する構成要素
にそれぞれ添え番号「2」〜「N」が付加された同じ符
号を付与することとし、ここではその説明を省略する。
に示すサービスクラス対応部50-1との構成の相違点
は、制御部54-1に代えて制御部81-1が備えられ、か
つ予定時刻レジスタ52-1に代えて予定時刻レジスタ8
2-1が備えられた点にある。また、サービスクラス対応
部80-2〜80-Nの構成については、サービスクラス対
応部80-1の構成と同じであるから、対応する構成要素
にそれぞれ添え番号「2」〜「N」が付加された同じ符
号を付与することとし、ここではその説明を省略する。
【0068】さらに、予定時刻レジスタ82-1〜82-N
は、それぞれ図4に点線で示すこように、タイミングテ
ーブル53-1〜53-Nと同様にして時系列およびサービ
スクラス「1」〜「N」に対応し、かつメモリ110-1
〜110-Nに蓄積されたセルが出方路に送出されるべき
時刻(ここでは、簡単のため、論理値「1」で示される
と仮定する。)を示す2値情報が格納される記憶領域と
して構成される。
は、それぞれ図4に点線で示すこように、タイミングテ
ーブル53-1〜53-Nと同様にして時系列およびサービ
スクラス「1」〜「N」に対応し、かつメモリ110-1
〜110-Nに蓄積されたセルが出方路に送出されるべき
時刻(ここでは、簡単のため、論理値「1」で示される
と仮定する。)を示す2値情報が格納される記憶領域と
して構成される。
【0069】以下、図4、図7および図8を参照して請
求項1に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明
する。サービスクラス対応部80-1では、制御部81-1
は、タイミングテーブル53-1に併せて、予定時刻レジ
スタ82-1の全ての記憶領域を初期化(ここでは、簡単
のため、初期値「0」を書き込む処理であると仮定す
る。)する。
求項1に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明
する。サービスクラス対応部80-1では、制御部81-1
は、タイミングテーブル53-1に併せて、予定時刻レジ
スタ82-1の全ての記憶領域を初期化(ここでは、簡単
のため、初期値「0」を書き込む処理であると仮定す
る。)する。
【0070】また、制御部81-1は、該当するサービス
クラスについて既述の「送出要求」が送出される時点を
監視し(図5(3))、その時点には、メモリ110-1〜1
10-Nの内、その「送出要求」が与えられたメモリに蓄
積されているセルの数を求める(図5(4))と共に、その
セルの数が単数である場合には、後続して出方路に送出
されるべきセルが何らないので、特別な処理を行わない
(図7(c))。
クラスについて既述の「送出要求」が送出される時点を
監視し(図5(3))、その時点には、メモリ110-1〜1
10-Nの内、その「送出要求」が与えられたメモリに蓄
積されているセルの数を求める(図5(4))と共に、その
セルの数が単数である場合には、後続して出方路に送出
されるべきセルが何らないので、特別な処理を行わない
(図7(c))。
【0071】しかし、そのセルの数が複数である場合に
は、制御部81-1は、既述の予定時刻を算出し(図5
(5))、予定時刻記憶レジスタ82-1の記憶領域の内、そ
の予定時刻に対応した記憶領域に論理値が「1」である
2値情報を格納する(図5(a))と共に、タイミングテー
ブル53-1の記憶領域の内、この予定時刻に対応する領
域に論理値が「1」である2値情報を書き込む(図5
(7)、図6(b)(4)) 。
は、制御部81-1は、既述の予定時刻を算出し(図5
(5))、予定時刻記憶レジスタ82-1の記憶領域の内、そ
の予定時刻に対応した記憶領域に論理値が「1」である
2値情報を格納する(図5(a))と共に、タイミングテー
ブル53-1の記憶領域の内、この予定時刻に対応する領
域に論理値が「1」である2値情報を書き込む(図5
(7)、図6(b)(4)) 。
【0072】このように本実施形態によれば、予定時刻
レジスタ82-1〜82-Nがタイミングテーブル53-1〜
53-Nと同様の型式のテーブルとして構成されるので、
制御部81-1〜81-Nが行うべき処理の手順が簡略化さ
れ、かつ応答性が高められる。なお、本実施形態では、
予定時刻レジスタ82-1とタイミングテーブル53-1と
が別体のメモリとして構成されているが、両者が共通の
メモリに個別に確保された異なる記憶領域として形成さ
れることによってハードウエアの規模が削減され、その
メモリに対するアクセスに供されるバスが一本化されて
もよい。
レジスタ82-1〜82-Nがタイミングテーブル53-1〜
53-Nと同様の型式のテーブルとして構成されるので、
制御部81-1〜81-Nが行うべき処理の手順が簡略化さ
れ、かつ応答性が高められる。なお、本実施形態では、
予定時刻レジスタ82-1とタイミングテーブル53-1と
が別体のメモリとして構成されているが、両者が共通の
メモリに個別に確保された異なる記憶領域として形成さ
れることによってハードウエアの規模が削減され、その
メモリに対するアクセスに供されるバスが一本化されて
もよい。
【0073】以下、請求項2に記載の発明に対応した実
施形態について説明する。本実施形態と請求項1、4〜
6に記載の発明に対応した実施形態との構成の相違点
は、図3および図8に示すように、競合制御部60に代
えて競合制御部60aが備えられた点にある。競合制御
部60aは図示されない「余剰帯域割り付け許否レジス
タ」を有し、その「余剰帯域割り付け許否レジスタ」に
は、それぞれサービスクラス「1」〜「N」について、
それぞれ「他のサービスクラスのセルの送出に供される
ために予め確保されたが、実際に送出されるべきセルが
存在しないために空である伝送帯域」の割り付けが許容
されるか否かを示す2値情報が予め登録される。
施形態について説明する。本実施形態と請求項1、4〜
6に記載の発明に対応した実施形態との構成の相違点
は、図3および図8に示すように、競合制御部60に代
えて競合制御部60aが備えられた点にある。競合制御
部60aは図示されない「余剰帯域割り付け許否レジス
タ」を有し、その「余剰帯域割り付け許否レジスタ」に
は、それぞれサービスクラス「1」〜「N」について、
それぞれ「他のサービスクラスのセルの送出に供される
ために予め確保されたが、実際に送出されるべきセルが
存在しないために空である伝送帯域」の割り付けが許容
されるか否かを示す2値情報が予め登録される。
【0074】また、競合制御部60aは、請求項1、4
〜6に記載の発明に対応した実施形態と同様にして一定
の周期で更新される時刻毎に、タイミングテーブル53
-1〜53-Nの記憶領域の内、その時刻に対応した全ての
記憶領域に論理値が「1」である2値情報が蓄積された
記憶領域があるか否かを判別し、その判別の結果が真で
ある場合には、既述の処理を行う。
〜6に記載の発明に対応した実施形態と同様にして一定
の周期で更新される時刻毎に、タイミングテーブル53
-1〜53-Nの記憶領域の内、その時刻に対応した全ての
記憶領域に論理値が「1」である2値情報が蓄積された
記憶領域があるか否かを判別し、その判別の結果が真で
ある場合には、既述の処理を行う。
【0075】しかし、その判別の結果が偽である場合に
は、競合制御部60aは、上述した「余剰帯域割り付け
許否レジスタ」に登録され、かつ論理値が「1」である
2値情報に対応したサービスクラスの内、タイミングテ
ーブル53-1〜53-Nに論理値が「1」である2値情報
が保持され、あるいは予定時刻レジスタ52-1〜52-N
(82-1〜82-N)に有効な予定時刻が登録されたサー
ビスクラスの何れか1つを所定のアルゴリズムに基づい
て選択する。
は、競合制御部60aは、上述した「余剰帯域割り付け
許否レジスタ」に登録され、かつ論理値が「1」である
2値情報に対応したサービスクラスの内、タイミングテ
ーブル53-1〜53-Nに論理値が「1」である2値情報
が保持され、あるいは予定時刻レジスタ52-1〜52-N
(82-1〜82-N)に有効な予定時刻が登録されたサー
ビスクラスの何れか1つを所定のアルゴリズムに基づい
て選択する。
【0076】さらに、競合制御部60aは、制御部54
-1〜54-N(81-1〜81-N)の内、このようにして選
択された1つのサービスクラスに対応する制御部にその
旨を示す通知を与える。また、制御部54-1〜54-N
(81-1〜81-N)の内、このような1つのサービスク
ラスに対応した制御部は、上述した通知を認識すると、
タイミングテーブル53-1〜53-Nの内、対応するタイ
ミングテーブルに先行して登録され、かつ論理値が
「1」である2値情報に対応した送出要求を繰り上げて
送出する。
-1〜54-N(81-1〜81-N)の内、このようにして選
択された1つのサービスクラスに対応する制御部にその
旨を示す通知を与える。また、制御部54-1〜54-N
(81-1〜81-N)の内、このような1つのサービスク
ラスに対応した制御部は、上述した通知を認識すると、
タイミングテーブル53-1〜53-Nの内、対応するタイ
ミングテーブルに先行して登録され、かつ論理値が
「1」である2値情報に対応した送出要求を繰り上げて
送出する。
【0077】このように本実施形態によれば、セルの送
出頻度の一次的な増加が許容されるサービスクラスのセ
ルに対して余剰の帯域が柔軟に割り付けられるので、出
方路の伝送帯域が有効に利用される。なお、本実施形態
では、このような余剰の帯域が割り付けられるべきサー
ビスクラスの選定に際して適用されるべき基準が何ら示
されていないが、例えば、優先度が高いサービスクラ
ス、後続して出方路に送出されるべき時点が最先に到来
するサービスクラス、時間帯、トラヒックの分布その他
の如何なる基準が適用されてもよい。
出頻度の一次的な増加が許容されるサービスクラスのセ
ルに対して余剰の帯域が柔軟に割り付けられるので、出
方路の伝送帯域が有効に利用される。なお、本実施形態
では、このような余剰の帯域が割り付けられるべきサー
ビスクラスの選定に際して適用されるべき基準が何ら示
されていないが、例えば、優先度が高いサービスクラ
ス、後続して出方路に送出されるべき時点が最先に到来
するサービスクラス、時間帯、トラヒックの分布その他
の如何なる基準が適用されてもよい。
【0078】また、本実施形態では、「余剰帯域割り付
け許否レジスタ」がサービスクラス毎に対応した既述の
2値情報を与えるレジスタとして構成されているが、こ
のような2値情報については、例えば、メモリ110-1
〜110-Nの記憶領域にセル毎に対応して蓄積されると
共に、競合制御部60aによって直接参照され、あるい
はサービスクラス対応部50-1〜50-N(80-1〜80
-N)を介して参照されることによって、余剰帯域が柔軟
に、かつ有効に利用されてもよい。
け許否レジスタ」がサービスクラス毎に対応した既述の
2値情報を与えるレジスタとして構成されているが、こ
のような2値情報については、例えば、メモリ110-1
〜110-Nの記憶領域にセル毎に対応して蓄積されると
共に、競合制御部60aによって直接参照され、あるい
はサービスクラス対応部50-1〜50-N(80-1〜80
-N)を介して参照されることによって、余剰帯域が柔軟
に、かつ有効に利用されてもよい。
【0079】さらに、本実施形態では、サービスクラス
毎に余剰の帯域の利用が許容されるか否かを示す2値情
報が「余剰帯域割り付け許否レジスタ」に予め与えられ
ているが、このようなフラグについては、例えば、タイ
ミングテーブル53-1の書き込みおよび読み出しに適用
されるべきポインタの値、入方路や出方路の輻輳の程度
その他の如何なる要因に応じて適宜更新されてもよい。
毎に余剰の帯域の利用が許容されるか否かを示す2値情
報が「余剰帯域割り付け許否レジスタ」に予め与えられ
ているが、このようなフラグについては、例えば、タイ
ミングテーブル53-1の書き込みおよび読み出しに適用
されるべきポインタの値、入方路や出方路の輻輳の程度
その他の如何なる要因に応じて適宜更新されてもよい。
【0080】また、上述した各実施形態では、メモリ1
10-1に対して既述の「送出要求」が与えられた時点に
は、制御部54-1、81-1はそのメモリ110-1に蓄積
されているセルの数が複数である場合に限って予定時刻
を算出して予定時刻レジスタ52-1に格納し、かつタイ
ミングテーブル53-1の対応する記憶領域に論理値が
「1」である2値情報を書き込む処理を行っているが、
例えば、対応するサービスクラスのセルが出方路に送出
されるべき時点の揺らぎ、あるいは余剰の帯域が多くの
サービスクラスに柔軟に割り付けられることに起因する
サービス品質のバラツキが抑圧されるべき場合には、制
御部54-1、81-1がこのようにメモリ110-1に蓄積
されているセルの数が単数であっても同様の処理を行う
ことも可能である。
10-1に対して既述の「送出要求」が与えられた時点に
は、制御部54-1、81-1はそのメモリ110-1に蓄積
されているセルの数が複数である場合に限って予定時刻
を算出して予定時刻レジスタ52-1に格納し、かつタイ
ミングテーブル53-1の対応する記憶領域に論理値が
「1」である2値情報を書き込む処理を行っているが、
例えば、対応するサービスクラスのセルが出方路に送出
されるべき時点の揺らぎ、あるいは余剰の帯域が多くの
サービスクラスに柔軟に割り付けられることに起因する
サービス品質のバラツキが抑圧されるべき場合には、制
御部54-1、81-1がこのようにメモリ110-1に蓄積
されているセルの数が単数であっても同様の処理を行う
ことも可能である。
【0081】さらに、上述した各実施形態では、タイミ
ングテーブル53-1〜53-Nに設定された2値情報が競
合制御部60によって更新される処理の手順が示されて
いないが、論理値が「1」である2値情報が「他の記憶
領域」に移される処理については、例えば、図7(A) に
示すように、その「他の記憶領域」に先行して蓄積され
ている2値情報(論理値は通常「0」に設定されてい
る。)と移されるべき2値情報との論理和をとり、その
結果を格納する処理として実現されることによって、ハ
ードウエアの構成が簡略化されてもよい。
ングテーブル53-1〜53-Nに設定された2値情報が競
合制御部60によって更新される処理の手順が示されて
いないが、論理値が「1」である2値情報が「他の記憶
領域」に移される処理については、例えば、図7(A) に
示すように、その「他の記憶領域」に先行して蓄積され
ている2値情報(論理値は通常「0」に設定されてい
る。)と移されるべき2値情報との論理和をとり、その
結果を格納する処理として実現されることによって、ハ
ードウエアの構成が簡略化されてもよい。
【0082】図9は、請求項9に記載の発明に対応した
実施形態を示す図である。図において、図3および図8
に示すものと機能および構成が同じものについては、同
じ符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
本実施形態と図3に示す実施形態との構成の相違点は、
入方路および出方路が共に多重化された複数nの回線の
束として構成され、これらの回線に個別に対応したn個
のバッファメモリ111-1〜111-nがバッファメモリ
111に代えて備えられ、さらに、バッファメモリ11
1-1〜111-nに個別に対応し、かつ図3に示す実施形
態に備えられたサービスクラス対応部50-1〜50-N、
競合制御部60と構成が同じであるサービスクラス対応
部50-11〜50-1N、…、50-n1〜50-nN、競合制御
部60-1、…、60-nが備えられた点にある。
実施形態を示す図である。図において、図3および図8
に示すものと機能および構成が同じものについては、同
じ符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
本実施形態と図3に示す実施形態との構成の相違点は、
入方路および出方路が共に多重化された複数nの回線の
束として構成され、これらの回線に個別に対応したn個
のバッファメモリ111-1〜111-nがバッファメモリ
111に代えて備えられ、さらに、バッファメモリ11
1-1〜111-nに個別に対応し、かつ図3に示す実施形
態に備えられたサービスクラス対応部50-1〜50-N、
競合制御部60と構成が同じであるサービスクラス対応
部50-11〜50-1N、…、50-n1〜50-nN、競合制御
部60-1、…、60-nが備えられた点にある。
【0083】なお、サービスクラス対応部50-21〜5
0-2N、…、50-n1〜50-nNの構成要素については、
上述した複数nの回線の内、対応する回線との対応関係
を明確化するために、第一の添え番号として「1」〜
「n」が付与された同じ符号を付与することとし、ここ
では、その説明および図示を省略する。また、競合制御
部60-2〜60-nについては、簡単のため、図示を省略
する。
0-2N、…、50-n1〜50-nNの構成要素については、
上述した複数nの回線の内、対応する回線との対応関係
を明確化するために、第一の添え番号として「1」〜
「n」が付与された同じ符号を付与することとし、ここ
では、その説明および図示を省略する。また、競合制御
部60-2〜60-nについては、簡単のため、図示を省略
する。
【0084】さらに、本実施形態と図2に示すブロック
図との対応関係については、サービスクラス対応部50
-11〜50-1N、…、50-n1〜50-nNおよび競合制御部
60-1〜60-nはセルバッファ32-1〜32-nに対応
し、後述するマルチメモリはスケジュール記憶手段13
-1〜13-nを構成する記憶手段に対応する。図10は、
請求項9に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説
明する図である。
図との対応関係については、サービスクラス対応部50
-11〜50-1N、…、50-n1〜50-nNおよび競合制御部
60-1〜60-nはセルバッファ32-1〜32-nに対応
し、後述するマルチメモリはスケジュール記憶手段13
-1〜13-nを構成する記憶手段に対応する。図10は、
請求項9に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説
明する図である。
【0085】以下、図9および図10を参照して本実施
形態の動作を説明する。本実施形態では、タイミングテ
ーブル53-11〜53-1N、…、53-n1〜53-nNは、図
9に網掛けを付して示すように、単一のメモリ(以下、
「マルチポートメモリ」という。)の記憶領域に配置さ
れ、そのマルチポートメモリが有する2nN個(あるい
は(1+N)n個)のポートを介してそれぞれ制御部54
-11 〜54-1N、…、54-n1〜54-nNと、競合制御部6
0-1〜60-nとによって適宜参照される。
形態の動作を説明する。本実施形態では、タイミングテ
ーブル53-11〜53-1N、…、53-n1〜53-nNは、図
9に網掛けを付して示すように、単一のメモリ(以下、
「マルチポートメモリ」という。)の記憶領域に配置さ
れ、そのマルチポートメモリが有する2nN個(あるい
は(1+N)n個)のポートを介してそれぞれ制御部54
-11 〜54-1N、…、54-n1〜54-nNと、競合制御部6
0-1〜60-nとによって適宜参照される。
【0086】さらに、このようなマルチポートメモリの
記憶領域には、例えば、上述した回線の数nが「4」で
ある場合には、図10に示すように、時系列T1、T
2、…の順に、回線1、回線2、回線3、回線4、回線
1、…と4つの全ての回線にリサイクリックに対応し、
かつタイミングテーブル53-11、53-21、53-31、5
3-41、53-21、53-22、…、53−4N、53-11の対
応する記憶領域が語の単位に配置される。
記憶領域には、例えば、上述した回線の数nが「4」で
ある場合には、図10に示すように、時系列T1、T
2、…の順に、回線1、回線2、回線3、回線4、回線
1、…と4つの全ての回線にリサイクリックに対応し、
かつタイミングテーブル53-11、53-21、53-31、5
3-41、53-21、53-22、…、53−4N、53-11の対
応する記憶領域が語の単位に配置される。
【0087】また、制御部54-11 〜54-1N、…、54
-n1〜54-nNおよび競合制御部60-1〜60-nは、上述
したマルチポートメモリの記憶領域の配置に適応したア
ドレッシングおよび領域管理を行うことによって、請求
項1〜8に記載の発明に対応した実施形態と同様にし
て、タイミングテーブル53-11、53-21、53-31、5
3-41、53-21、53-22、…、53−4Nを適宜参照す
る。
-n1〜54-nNおよび競合制御部60-1〜60-nは、上述
したマルチポートメモリの記憶領域の配置に適応したア
ドレッシングおよび領域管理を行うことによって、請求
項1〜8に記載の発明に対応した実施形態と同様にし
て、タイミングテーブル53-11、53-21、53-31、5
3-41、53-21、53-22、…、53−4Nを適宜参照す
る。
【0088】このように本実施形態によれば、タイミン
グテーブル53-11、53-21、53-31、53-41、53-
21、53-22、…、53−4Nが既述のマルチポートメモリ
として構成され、そのマルチポートメモリの記憶領域の
内、時系列の順に参照されるべき記憶領域のアドレスを
与えるカウンタ(例えば、制御部54-11、54-21、5
4-31、54-41、54-21、54-22、…、54−4Nに内蔵
される。)がサービスクラス毎に個別に備えられること
によって、ハードウエアのサイズの低減がはかられると
共に、多様な伝送速度が要求される複数のサービスクラ
スに対する柔軟な適応が可能となる。
グテーブル53-11、53-21、53-31、53-41、53-
21、53-22、…、53−4Nが既述のマルチポートメモリ
として構成され、そのマルチポートメモリの記憶領域の
内、時系列の順に参照されるべき記憶領域のアドレスを
与えるカウンタ(例えば、制御部54-11、54-21、5
4-31、54-41、54-21、54-22、…、54−4Nに内蔵
される。)がサービスクラス毎に個別に備えられること
によって、ハードウエアのサイズの低減がはかられると
共に、多様な伝送速度が要求される複数のサービスクラ
スに対する柔軟な適応が可能となる。
【0089】また、本実施形態では、回線1〜回線nを
介して与えられるセルに付与され得るサービスクラスの
数が何れもNとなっているが、これらのサービスクラス
にそれぞれ対応し、かつ上述したようにマルチポートメ
モリにアドレスを与えるカウンタが個別に備えられるな
らば、サービスクラスの数は如何なる値であってもよ
い。
介して与えられるセルに付与され得るサービスクラスの
数が何れもNとなっているが、これらのサービスクラス
にそれぞれ対応し、かつ上述したようにマルチポートメ
モリにアドレスを与えるカウンタが個別に備えられるな
らば、サービスクラスの数は如何なる値であってもよ
い。
【0090】図11は、請求項10に記載の発明に対応
した実施形態を示す図である。図において、図9に示す
ものと機能および構成が同じものについては、同じ符号
を付与して示し、ここではその説明を省略する。本実施
形態と図9に示す実施形態との構成の相違点は、回線1
〜回線nを介して与えられセルに付与され得るサービス
クラスの数が共通の値Nであり、かつ出力が制御部54
-11、54-21、54-31、54-41、54-21、54-22、…、5
4−4Nの対応する外部計数入力に共通に接続された単一
のカウンタ100が備えられた点にある。
した実施形態を示す図である。図において、図9に示す
ものと機能および構成が同じものについては、同じ符号
を付与して示し、ここではその説明を省略する。本実施
形態と図9に示す実施形態との構成の相違点は、回線1
〜回線nを介して与えられセルに付与され得るサービス
クラスの数が共通の値Nであり、かつ出力が制御部54
-11、54-21、54-31、54-41、54-21、54-22、…、5
4−4Nの対応する外部計数入力に共通に接続された単一
のカウンタ100が備えられた点にある。
【0091】本実施形態と図2に示すブロック図との対
応関係については、カウンタ100が計数手段33に対
応する点を除いて、図9に示す実施形態における対応関
係と同様である。以下、図11を参照して本実施形態の
動作を説明する。カウンタ100は、バッファメモリ1
11-1〜111-nのそれぞれについて、セルが出方路に
向けて送出されるべき周期と多重度nと比に等しい周期
で計時を行い、その計時の結果として計数値を出力す
る。
応関係については、カウンタ100が計数手段33に対
応する点を除いて、図9に示す実施形態における対応関
係と同様である。以下、図11を参照して本実施形態の
動作を説明する。カウンタ100は、バッファメモリ1
11-1〜111-nのそれぞれについて、セルが出方路に
向けて送出されるべき周期と多重度nと比に等しい周期
で計時を行い、その計時の結果として計数値を出力す
る。
【0092】制御部(54-11、54-21、54-31、54
-41)、…、(54-1N、54-2N、54-3N、54−4N)
は、このような計数値の下位オーダの値(log2nビット
のビット列からなる。)がそれぞれ「0」〜「n-1」で
あるときに限って、マルチポートメモリ(タイミングテ
ーブル)を参照する。また、制御部(54-11、54-2
1、54-31、54-41)、…(54-1N、54-2N、54-3
N、54−4N)は、マルチポートメモリの記憶領域の内、
このような参照の対象となるべき記憶領域については、
請求項1〜8に記載の発明に対応した実施形態における
アドレスとしてこの下位オーダに隣接する上位オーダの
値を適用することによって生成する。
-41)、…、(54-1N、54-2N、54-3N、54−4N)
は、このような計数値の下位オーダの値(log2nビット
のビット列からなる。)がそれぞれ「0」〜「n-1」で
あるときに限って、マルチポートメモリ(タイミングテ
ーブル)を参照する。また、制御部(54-11、54-2
1、54-31、54-41)、…(54-1N、54-2N、54-3
N、54−4N)は、マルチポートメモリの記憶領域の内、
このような参照の対象となるべき記憶領域については、
請求項1〜8に記載の発明に対応した実施形態における
アドレスとしてこの下位オーダに隣接する上位オーダの
値を適用することによって生成する。
【0093】すなわち、複数nの回線についてこれらの
回線を介して個別に与えられるセルに含まれ、あるいは
付与され得るサービスクラスの数が等しい限り、タイミ
ングテーブル53-11、53-21、53-31、53-41、5
3-21、53-22、…、53−4Nに併せて、これらのタイ
ミングテーブル53-11、53-21、53-31、53-41、5
3-21、53-22、…、53−4Nの記憶領域の内、参照され
るべき記憶領域のアドレスは、単一のカウンタ100に
よって与えられるアドレスに対して簡単な論理演算を施
すことによって確度高く求められる。
回線を介して個別に与えられるセルに含まれ、あるいは
付与され得るサービスクラスの数が等しい限り、タイミ
ングテーブル53-11、53-21、53-31、53-41、5
3-21、53-22、…、53−4Nに併せて、これらのタイ
ミングテーブル53-11、53-21、53-31、53-41、5
3-21、53-22、…、53−4Nの記憶領域の内、参照され
るべき記憶領域のアドレスは、単一のカウンタ100に
よって与えられるアドレスに対して簡単な論理演算を施
すことによって確度高く求められる。
【0094】したがって、本実施形態によれば、請求項
9に記載の発明に対応した実施形態に比べて、ハードウ
エアの規模の縮小化と構成の簡略化とがはかられる。な
お、本実施形態では、回線の数nおよびこれらの回線を
介して与えられ得るセルに含まれ、あるいは付与され得
るサービスクラスの数Nが共に「2」の冪乗値に設定さ
れているが、これらのサービスクラスの数が回線毎に異
なる場合であっても、例えば、カウンタ100がその回
線を示す下位オーダの計数値とサービスクラスを示す上
位オーダの計数値との組み合わせを順次リサイクリック
に生成する場合には、本発明は確実に実現される。
9に記載の発明に対応した実施形態に比べて、ハードウ
エアの規模の縮小化と構成の簡略化とがはかられる。な
お、本実施形態では、回線の数nおよびこれらの回線を
介して与えられ得るセルに含まれ、あるいは付与され得
るサービスクラスの数Nが共に「2」の冪乗値に設定さ
れているが、これらのサービスクラスの数が回線毎に異
なる場合であっても、例えば、カウンタ100がその回
線を示す下位オーダの計数値とサービスクラスを示す上
位オーダの計数値との組み合わせを順次リサイクリック
に生成する場合には、本発明は確実に実現される。
【0095】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、従来例に比べて、スケジューリングに要する処理量
の大幅な削減がはかられる。また、請求項2に記載の発
明では、セル遅延変動が許容可能な範囲に維持されつつ
伝送効率が高く維持される。
は、従来例に比べて、スケジューリングに要する処理量
の大幅な削減がはかられる。また、請求項2に記載の発
明では、セル遅延変動が許容可能な範囲に維持されつつ
伝送効率が高く維持される。
【0096】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項2に記載の発明に比べて伝送帯域の利用が柔軟に、か
つ効率的に行われる。また、請求項4に記載の発明で
は、ハードウエアの規模および駆動電力の削減がはから
れる。さらに、請求項5に記載の発明では、記憶手段に
蓄積されたセルの優先度に適応したサービス品質で伝送
サービスが確度高く提供される。
項2に記載の発明に比べて伝送帯域の利用が柔軟に、か
つ効率的に行われる。また、請求項4に記載の発明で
は、ハードウエアの規模および駆動電力の削減がはから
れる。さらに、請求項5に記載の発明では、記憶手段に
蓄積されたセルの優先度に適応したサービス品質で伝送
サービスが確度高く提供される。
【0097】また、請求項6に記載の発明では、スケジ
ューリングに起因する無用な揺らぎの発生が回避され
る。さらに、請求項7に記載の発明では、個々のサービ
スクラスについて伝送効率が一定に保たれる。また、請
求項8に記載の発明では、ハードウエアの構成の簡略化
がはかられる。
ューリングに起因する無用な揺らぎの発生が回避され
る。さらに、請求項7に記載の発明では、個々のサービ
スクラスについて伝送効率が一定に保たれる。また、請
求項8に記載の発明では、ハードウエアの構成の簡略化
がはかられる。
【0098】さらに、請求項9に記載の発明では、ハー
ドウエアの構成が簡略化されつつ速度が異なる複数の回
線の収容が確度高く達成される。また、請求項10に記
載の発明では、請求項9に記載の発明に比べて、ハード
ウエアの構成が簡略化され、かつスケジューリングの効
率が高められる。したがって、これらの発明が適用され
た伝送系では、伝送速度や要求されるサービス品質が異
なる多様な伝送情報の伝送に供されるパスやチャネルが
安価に、かつ確度高く形成される。
ドウエアの構成が簡略化されつつ速度が異なる複数の回
線の収容が確度高く達成される。また、請求項10に記
載の発明では、請求項9に記載の発明に比べて、ハード
ウエアの構成が簡略化され、かつスケジューリングの効
率が高められる。したがって、これらの発明が適用され
た伝送系では、伝送速度や要求されるサービス品質が異
なる多様な伝送情報の伝送に供されるパスやチャネルが
安価に、かつ確度高く形成される。
【図1】請求項1〜8に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
ある。
【図2】請求項9、10に記載の発明の原理ブロック図
である。
である。
【図3】請求項1〜8に記載の発明に対応した実施形態
を示す図である。
を示す図である。
【図4】タイミングテーブルの構成を示す図である。
【図5】請求項1、4〜6に記載の発明に対応した本実
施形態の動作フローチャートである。
施形態の動作フローチャートである。
【図6】請求項1、4〜6に記載の発明に対応した本実
施形態の動作を説明する図(1)である。
施形態の動作を説明する図(1)である。
【図7】請求項1、4〜6に記載の発明に対応した本実
施形態の動作を説明する図(2)である。
施形態の動作を説明する図(2)である。
【図8】請求項1〜8に記載の発明に対応した他の実施
形態を示す図である。
形態を示す図である。
【図9】請求項9に記載の発明に対応した実施形態を示
す図である。
す図である。
【図10】請求項9に記載の発明に対応した本実施形態
の動作を説明する図である。
の動作を説明する図である。
【図11】請求項10に記載の発明に対応した実施形態
を示す図である。
を示す図である。
【図12】従来のセルバッファの構成例を示す図であ
る。
る。
11 記憶手段 12 蓄積制御手段 13 スケジュール記憶手段 14 第一のスケジュール手段 15 読み出し手段 16 第二のスケジュール手段 21,21A フラグ記憶手段 31 計時手段 32 セルバッファ 33 計数手段 50,80,112 サービスクラス対応部 51 制御レジスタ 52,82 予定時刻レジスタ 53 タイミングテーブル 54,81 制御部 60,60a,113 競合制御部 100,115 カウンタ 110 メモリ 111 バッファメモリ 114 閾値レジスタ 116 比較器 117 セレクタ 118 減算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝永 博 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 瓦井 健一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 加藤 次雄 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 天野 光治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 重谷 昌昭 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 源田 浩一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 土井 幸浩 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 複数のサービス品質に個別に対応し、か
つファーストイン・ファーストアウト方式に適応した記
憶領域を有する記憶手段と、 前記複数のサービス品質の何れかを示すQoSが個別に
含まれ、あるいは付加されたセルを前記記憶手段が有す
る記憶領域の内、そのサービス品質に対応した記憶領域
に蓄積する蓄積制御手段と、 時系列および前記複数のサービス品質に対応し、かつ前
記記憶手段に蓄積されたセルの内、これらのサービス品
質を個別に有するセルが読み出されるべき時点を示す情
報の保持に供される記憶領域を有するスケジュール記憶
手段と、 前記蓄積制御手段によって何れかのセルが前記記憶手段
に蓄積され、かつ前記スケジュール記憶手段の記憶領域
の内、そのセルに含まれ、あるいは付加されたQoSに
対応する記憶領域の全てが空であるときに、この時点に
対応したこの空の記憶領域に前記情報を登録する第一の
スケジュール手段と、 前記時系列の順に対応して前記スケジュール記憶手段の
記憶領域に登録された情報の順に、前記記憶手段の記憶
領域に蓄積されたセルを読み出す読み出し手段と、 前記記憶手段の記憶領域に蓄積されたセルが前記読み出
し手段によって読み出される時点で、前記スケジュール
記憶手段の記憶領域の内、その時点に共通に対応した記
憶領域に蓄積されている情報について、それぞれ対応す
るQoS毎に予め設定された読み出し周期とその読み出
し周期の偏差とが許容され得る範囲で、時系列の順方向
に分散をはかる第二のスケジュール手段とを備えたこと
を特徴とするセルバッファ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のセルバッファにおい
て、 記憶手段の記憶領域に蓄積され得るセルについて、個別
に含まれ、あるいは付加されるQoS毎に、読み出し手
段によって余剰の帯域が占有されつつ読み出されること
が許容されることを示すフラグが予め登録されたフラグ
記憶手段を備え、 前記読み出し手段は、 スケジュール記憶手段に登録された情報に対応して前記
記憶手段の記憶領域から読み出されるべきセルがないと
きに、その記憶領域に蓄積されているセルの内、前記フ
ラグ記憶手段に登録されている有効なフラグに対応する
QoSを含み、あるいはこのQoSが付与されたセルの
何れかを読み出すことを特徴とするセルバッファ。 - 【請求項3】 請求項1に記載のセルバッファにおい
て、 記憶手段の記憶領域に蓄積されたセルについて、読み出
し手段が余剰の帯域を占有しつつ読み出すことが許容さ
れることを個別に示すフラグが登録されたフラグ記憶手
段を備え、 前記読み出し手段は、 スケジュール記憶手段に登録された情報に対応して前記
記憶手段の記憶領域から読み出されるべきセルがないと
きに、その記憶領域に蓄積されているセルの内、前記フ
ラグ記憶手段に登録されている有効な何れかのフラグに
対応するセルを読み出すことを特徴とするセルバッフ
ァ。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
記載のセルバッファにおいて、 スケジュール記憶手段は、 記憶手段に蓄積されたセルの内、同一のQoSを含むセ
ルが読み出し手段によって読み出される最大のインター
バル値以上に相当するサイズを有し、 第一のスケジュール手段、読み出し手段および第二のス
ケジュール手段は、 前記スケジュール記憶手段の記憶領域を時系列の順にリ
サイクリックに参照することを特徴とするセルバッフ
ァ。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
記載のセルバッファにおいて、 第二のスケジュール手段は、 スケジュール記憶手段の記憶領域に登録されている情報
について、その情報に対応するQoSに予め付与された
優先度の順に分散をはかることを特徴とするセルバッフ
ァ。 - 【請求項6】 請求項5に記載のセルバッファにおい
て、 スケジュール記憶手段の記憶領域に登録された個々の情
報について、第二のスケジュール手段によって分散がは
かられた時点から経過した時間を計時する計時手段を備
え、 第一のスケジュール手段および第二のスケジュール手段
は、 前記スケジュール記憶手段の記憶領域に登録された情報
の内、前記計時手段によって計時された時間がスケジュ
ール記憶手段のサイズに相当する最長時間を超えた情報
を無効化する手段を有することを特徴とするセルバッフ
ァ。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6の何れか1項に
記載のセルバッファにおいて、 第二のスケジュール手段は、 複数のサービスクラスを個別に示すQoSについて、ス
ケジュール記憶手段の記憶領域に登録された末尾の情報
に後続し、かつ該当するQoSが含まれ、あるいは付加
されたセルが読み出し手段によって蓄積手段から読み出
されるべき時点に対応する疑似的な情報を蓄積する手段
を有し、 第一のスケジュール手段および前記第二のスケジュール
手段は、 その第二のスケジュール手段によって前記スケジュール
記憶手段の記憶領域に蓄積された疑似的な情報を検索
し、かつ補完する手段を有することを特徴とするセルバ
ッファ。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7の何れか1項に
記載のセルバッファにおいて、 第二のスケジュール手段は、 スケジュール記憶手段の記憶領域に蓄積され、かつ分散
がはかられるべき情報について、そのスケジュール記憶
手段の記憶領域の内、分散元と分散先とにそれぞれ該当
する記憶領域の内容の論理和演算を行い、この論理和演
算の結果をその分散先に格納することを特徴とするセル
バッファ。 - 【請求項9】 複数のサービス品質の何れかを示すQo
Sが個別に含まれ、あるいは付加されたセルを並行して
与える複数nの回線に個別に対応し、かつ請求項1ない
し請求項8の何れか1項に記載された複数nのセルバッ
ファを備え、 前記複数nのセルバッファを個別に構成する複数nのス
ケジュール記憶手段は、 時系列および前記複数のサービス品質に併せて、前記複
数nの回線に対応した記憶領域を有する記憶手段として
形成されたことを特徴とするATMノード。 - 【請求項10】 請求項9に記載のATMノードにおい
て、 複数nの回線をリサイクリックに示す第一の計数値と、
時系列を示す第二の計数値との組み合わせからなり、複
数nのスケジュール記憶手段の全てについて、これらの
スケジュール記憶手段の内、何れかのスケジュール記憶
手段の記憶領域を実時間で示すアドレスを生成する計数
手段を備え、 複数nのセルバッファを個別に構成する第一のスケジュ
ール手段、読み出し手段および第二のスケジュール手段
は、 前記複数nのスケジュール記憶手段の記憶領域の内、前
記計数手段によって生成されたアドレスに対応する記憶
領域にアクセスすることを特徴とするATMノード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16374398A JPH11355304A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | セルバッファおよびatmノード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16374398A JPH11355304A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | セルバッファおよびatmノード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11355304A true JPH11355304A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15779846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16374398A Pending JPH11355304A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | セルバッファおよびatmノード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11355304A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7142547B2 (en) | 2001-06-05 | 2006-11-28 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Scheduling device and cell communication device |
JP2011049983A (ja) * | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Fujitsu Ltd | フレーム出力方法及びフレーム出力装置 |
-
1998
- 1998-06-11 JP JP16374398A patent/JPH11355304A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7142547B2 (en) | 2001-06-05 | 2006-11-28 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Scheduling device and cell communication device |
JP2011049983A (ja) * | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Fujitsu Ltd | フレーム出力方法及びフレーム出力装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040205 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040413 |