JPH11353317A - 図面ファイリング装置、図面識別コード判別装置、図面ファイリングシステム、図面ファイリング方法及び図面識別コード判別方法 - Google Patents

図面ファイリング装置、図面識別コード判別装置、図面ファイリングシステム、図面ファイリング方法及び図面識別コード判別方法

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JPH11353317A
JPH11353317A JP10156294A JP15629498A JPH11353317A JP H11353317 A JPH11353317 A JP H11353317A JP 10156294 A JP10156294 A JP 10156294A JP 15629498 A JP15629498 A JP 15629498A JP H11353317 A JPH11353317 A JP H11353317A
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JP10156294A
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Migaku Goya
琢 合屋
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図面に合成した図面IDを表すバーコードを
読取ることによって図面情報をデータベースから容易に
引き出せるようにする。 【解決手段】 この発明の図面ファイリングシステム
は、図面を電子化して図面データ保存手段6に保存する
際、バーコード生成手段4によって当該図面に付される
べき識別コードに対応するバーコードイメージを生成
し、図面データ合成手段5によってこのバーコードイメ
ージを保存しようとする図面イメージに合成して図面デ
ータ保存手段6に保存する。そして、バーコードスキャ
ナ14と、そのバーコードスキャナが読み取ったバーコー
ドから対応する図面の識別コードを判別する識別コード
判別手段15と、この識別コードを検索キーにして図面情
報を管理しているデータベース11を利用することによ
り、図面に付与されているバーコードをバーコードスキ
ャナで読み取り、図面IDを判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードを利用
した図面ファイリング装置、図面識別コード判別装置、
図面ファイリングシステム、図面ファイリング方法及び
図面識別コード判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、設計図面や設備図面などの図面を
電子化して管理する際、図面を電子化したファイルは図
面のサイズ、精度などの情報のみを持ち、図面に描かれ
ている内容に関する情報は図面以外のデータベースなど
で管理を行い、実際の図面とのリンクは図面識別コード
(図面ID)をキーにして行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の図面管理方法では、電子化した図面データに
その内容を識別するような情報を持たせていない場合が
多く、また付属情報として持っていたとして他の画像形
式に変換して出力したり、保存したりすればそのような
情報が失われてしまうのがほとんどであるため、実図面
を見てその内容に関する詳しい情報を知ろうとする場合
には、ユーザがファイル名その他の識別コードをコンピ
ュータに手入力し、図面情報データベースから呼出す必
要があり、その作業に煩わしさが伴う問題点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、実図面をプリントアウトした場合には
必ずその図面の識別コードを表すバーコードが合成され
た実図面がプリントアウトされるようにして、図面内容
について検索する必要が生じた場合にはバーコードイメ
ージ部分を解析して図面識別コードを自動的に判別し、
関連する図面情報データベースに簡単にアクセスできる
ようにする図面ファイリング技術及び図面識別コード判
別技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の図面フ
ァイリング装置は、図面イメージデータを保存する図面
データ保存手段と、与えられる図面識別コードに対応す
るバーコードイメージを生成するバーコード生成手段
と、与えられる図面識別コードに対して前記バーコード
生成手段の生成したバーコードイメージを、前記図面デ
ータ保存手段に保存しようとする図面イメージの所定の
位置に合成し、その全体を当該図面データ保存手段に図
面イメージデータとして保存させる図面データ合成手段
とを備えたものである。
【0006】請求項1の発明の図面ファイリング装置で
は、図面を電子化して図面イメージデータとして図面デ
ータ保存手段に保存する際、バーコード生成手段によっ
て当該図面に付されるべき識別コードに対応するバーコ
ードイメージを生成し、図面データ合成手段によってこ
のバーコードイメージを保存しようとする図面イメージ
に合成し、その全体を前記図面データ保存手段に図面イ
メージデータとして保存する。
【0007】これによって、図面データ保存手段に保存
されている図面データを呼出して実図面としてプリント
アウトする場合、その識別コードを表すバーコードイメ
ージが必ず付与された図面を得ることができるようにな
る。したがって、実図面を広げて見ている際にその図面
に関連する図面情報が必要になれば、図面識別コード判
別装置によって当該図面に付与されている識別コードを
判別し、判別した識別コードをキーにして図面情報デー
タベースを利用することにより、従来から利用されてい
る図面情報データベースに自動的にアクセスして該当す
る情報を簡単に取り出せるようになる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の図面
ファイリング装置において、前記図面データ合成手段
が、前記バーコードイメージを前記図面イメージの左肩
部に相当する座標位置に合成するようにしたものであ
り、図面イメージの左肩部という特定の定まった領域に
バーコードイメージを合成することにより、図面によら
ず当該バーコードイメージのスキャニングが統一して行
えるようになる。
【0009】請求項3の発明の図面識別コード判別装置
は、実図面上のバーコードが付与された領域のイメージ
を読み取るバーコードスキャナと、前記バーコードスキ
ャナの読み取ったバーコードイメージデータからバーコ
ードを構成する黒細線、細スペース、黒太線及び太スペ
ースの配列を判別するバーコード配列判別手段と、前記
バーコード配列判別手段の判別した黒細線、細スペー
ス、黒太線及び太スペースの配列から当該図面の図面識
別コードを判別する識別コード判別手段とを備えたもの
である。
【0010】請求項3の発明の図面識別コード判別装置
では、バーコードスキャナで実図面上のバーコードが付
与された領域のイメージを読み取り、この読み取ったバ
ーコードイメージデータに対して、バーコード配列判別
手段によりバーコードを構成する黒細線、細スペース、
黒太線及び太スペースの配列を判別し、さらに判別した
黒細線、細スペース、黒太線及び太スペースの配列から
当該図面の図面識別コードを識別コード判別手段によっ
て自動的に判別する。
【0011】したがって、図面を見てその内容に関する
情報が必要になれば、図面に合成されているバーコード
をバーコードスキャナで読み取る操作をするだけで自動
的に図面の識別コードを判別することができ、その識別
コードを検索キーにして、従来から利用されている図面
情報データベースに自動的にアクセスして該当する情報
を簡単に取り出せる。
【0012】請求項4の発明は、請求項3に記載の図面
識別コード判別装置において、前記バーコードスキャナ
が、前記実図面上の左肩部分に限定して前記バーコード
イメージを読み取るようにしたものであり、バーコード
イメージの読取処理、図面識別コードの判別処理が高速
化できる。
【0013】請求項5の発明の図面ファイリングシステ
ムは、請求項1に記載の図面ファイリング装置と、請求
項3に記載の図面識別コード判別装置とを備えたもので
あり、図面ファイリングに際して図面識別コードをバー
コードイメージにして図面イメージに合成して図面デー
タ保存手段に保存する図面ファイリング処理と、所定の
領域にバーコードイメージの付与された図面からの識別
コードの判別処理が一つのシステムで行える。
【0014】請求項6の発明の図面ファイリング方法
は、与えられる図面識別コードに対応するバーコードイ
メージを生成し、電子化して保存しようとしている図面
イメージに対して、その所定の位置に前記バーコードイ
メージを合成し、その全体を電子化して図面データ保存
手段に保存するものである。
【0015】請求項7の発明の図面識別コード判別方法
は、実図面上のバーコードが付与された所定の領域のイ
メージをバーコードスキャナで読み取り、前記バーコー
ドスキャナの読み取ったバーコードイメージデータから
バーコードを構成する黒細線、細スペース、黒太線及び
太スペースの配列を判別し、前記バーコード配列判別手
段の判別した黒細線、細スペース、黒太線及び太スペー
スの配列から当該図面の図面識別コードを判別するもの
である。
【0016】請求項8の発明は、請求項7に記載の図面
識別コード判別方法において、前記バーコードイメージ
の最初に出てくる黒細線、細スペース、黒細線それぞれ
の画素数を基にして黒線、スペースそれぞれに対する細
/太を識別する閾値を設定し、当該閾値との比較によ
り、前記バーコードを構成する黒細線、細スペース、黒
太線及び太スペースを識別し、それらの配列を判別する
ものである。
【0017】請求項7及び8の発明の図面識別コード判
別方法では、図面が原寸から縮小あるいは拡大され、こ
れにより、図面に合成されているバーコードイメージが
規格サイズよりも縮小あるいは拡大されていても、バー
コードが表現する識別コードを確実に判別することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
システム構成を示している。この実施の形態の図面管理
装置は大容量記憶装置、必要な種類のプリンタ、入力デ
バイス、ポインティングデバイス、ディスプレイの接続
されたコンピュータシステムを使用し、その大部分はソ
フトウェアプログラムによって実現されるものである
が、処理機能ごとにブロックに分けて示すと次のような
構成である。すなわち、この図面管理装置は、機械図
面、回路図面、建築図面その他の図面を作図する作図処
理部1、作図処理部1で作図された図面に対応する識別
コードとしての図面ID(この図面IDはユーザの会社
の規約に従って任意に設定されるものである)を入力す
る識別コード入力部2、数字、記号、文字に対応するバ
ーコードイメージを保存するバーコードイメージメモリ
3、識別コード入力部2から入力された図面IDに対し
てこのバーコードイメージメモリ3のデータを参照して
図面IDに対応するバーコードイメージを生成するバー
コード生成部4、作図処理部1で作図された図面イメー
ジに対してバーコード生成部4が生成したバーコードイ
メージを、実図面として出力したときに当該図面の左肩
部のような特定の場所にバーコードが現れるように合成
し、電子化する図面データ合成部5、この図面データ合
成部5の合成し電子化した図面データを保存する、大容
量記憶装置で成る図面イメージデータ保存装置6を備え
ている。
【0019】またユーザが識別コードを指定してある図
面のプリントアウト要求を入力したときに、図面イメー
ジデータ保存装置6にアクセスして該当する図面IDの
図面データを呼出してイメージ化する図面イメージ出力
処理部7、この図面イメージ出力処理部7のイメージ化
した図面をプリントアウトする、ページプリンタ、プロ
ッタプリンタ、その他の機種のいずれかで成るプリンタ
8を備えている。
【0020】この実施の形態の図面管理装置はさらに、
作図処理部1によって図面を作成したときに、例えば、
プラント設計図面であれば、プラント全体のどの部分の
関する図面であるか、配線図面であるか配管図面である
か、制御回路図面であるかなど、その図面に関連する種
々の情報を図面情報として同じ図面IDと対応させて作
成する図面情報作成部10、この図面情報作成部10の
作成した図面情報を登録する図面情報データベース1
1、図面IDを検索キーにしてこの図面情報データベー
ス11を検索するデータベース検索部12、このデータ
ベース検索部12によって抽出した図面情報を表示出力
又は/及びプリントアウト出力する図面情報出力部13
を備えている。
【0021】またさらに、実図面の左肩部のバーコード
が付与されている領域を読み取るバーコードスキャナ1
4、このバーコードスキャナ14の読み取ったバーコー
ドイメージデータから図面IDを判別してデータベース
検索部12に検索キーとして与える識別コード判別処理
部15を備えている。
【0022】次に、上記の実施の形態の図面管理装置の
動作を説明する。
【0023】<図面IDの合成処理>図2及び図3に示
しているように、作図処理部1で作成した図面102に
対して図面IDを付与するために、識別コード入力部2
によって図面情報データベース11から図面を識別する
図面IDを取得し(ステップ201)、これに対してバ
ーコード生成部4がバーコードイメージメモリ3を参照
して図面IDに対応するバーコードイメージ102を生
成する。ここでは、バーコードイメージは、規格により
一定のサイズに規定されたものである(ステップ20
2)。
【0024】図面データ合成部5は、図面101に対し
てバーコード生成部4の生成したバーコードイメージ1
02を所定の場所、ここでは図面101の左肩部の位置
に合成してバーコード付き図面103とし(ステップ2
03)、その全体を電子化して図面イメージデータ保存
装置6に保存する(ステップ204)。
【0025】なお、図面101を作成し、バーコード付
き図面103に合成して保存する際に、当該図面101
の内容を記述する図面情報を図面情報作成部10によっ
て作成し、図面IDと結びつけて図面情報データベース
11に登録する。
【0026】<図面出力処理>図面イメージ出力処理部
7によって図面IDを指定して出力指令を入力すると、
図面イメージデータ保存装置6から図面IDに対応する
図面データを読み出し、プリンタ8によってバーコード
付き図面103をプリントアウトする。
【0027】<図面情報抽出処理>図4及び図5に示す
ように、バーコード102付きの実図面103に対して
バーコードスキャナ14によってバーコードイメージが
付与されている左肩部の所定の領域のイメージ104を
切出し、画素ごとに白黒で2値化したイメージデータに
して識別コード判別処理部15に渡す(ステップ30
1)。ここで、バーコードイメージを通常のバーコード
リーダで読み取らない理由は次による。バーコードは通
常、規格によって所定のサイズに規定されているが、本
発明の図面103に付与されるバーコードは、出力され
た図面103の拡大・縮小によってバーコードも拡大・
縮小して規格されたサイズから外れたものとなるのが通
常である。したがって、広く利用されているバーコード
リーダによっては図面103に付与されたバーコードイ
メージ102から図面IDを判別することはできない場
合が多いからである。
【0028】識別コード判別処理部15では、切出され
たバーコードイメージ104からバーコード画素105
を抽出し(ステップ302)、バーコード画素105に
おいて黒を示すドットと白(スペース)を示すドットの
連続した数列の比を解析して連続情報106を抽出し
(ステップ303)、これから図面ID107を判別し
てデータベース検索部12に渡す(ステップ304)。
【0029】このバーコード画素105から図面ID1
07を判別する処理方法は、次の通りである。図6
(a)に示すようなバーコードイメージ102に対し
て、バーコードスキャナ14が読み取ったバーコード画
素は、スキャナ14の解像度により、同図(b)あるい
は同図(c)のようになる。同図(b)のバーコード画
素105aは、解像度300dpiでのもの、同図
(c)のバーコード画素105bはその2倍、600d
piの解像度で読み取った場合を示している。
【0030】このようにスキャナ14の解像度によりバ
ーコード画素105の配列は異なるが、バーコードを構
成する黒細線、白細線(細スペース)、黒太線、白太線
(太スペース)それぞれが示す画素連続数の相対比率は
解像度によらずにほぼ一定である。そして、細線と太線
それぞれに対応する平均画素連続数の差は解像度よりも
十分大きく、たとえば、図6(b)の解像度であれば、
細線の画素連続数を平均2とすれば、太線の画素連続数
は平均10程度である。したがって、細線と太線を区別
するために閾値として5に設定すれば、細線と太線とを
正確に区別することができる。また同図(c)の高解像
度の場合には、細線の画素連続数を平均4とすれば、太
線の画素連続数は平均20程度である。したがって、細
線と太線を区別するために閾値として10に設定すれ
ば、細線と太線とを正確に区別することができる。
【0031】しかしながら、バーコードスキャナ14が
読み取ったバーコードイメージ102において白黒それ
ぞれ細線、太線が占める画素連続数をまず判別する必要
がある。一般に、バーコードは規格によりその始まり
(左端)には必ず、「黒細線」、「白細線」、「黒細
線」を表示することになっているので、この部分に対応
するバーコード画素列に基づき、黒細線、白細線それぞ
れの画素連続数を割出す。
【0032】たとえば、図6(b)に示したバーコード
画素列105aの場合には、黒細線=2又は3画素連続
数、白細線=2画素連続数である。したがって、これを
基準にすれば、その約5倍が太線となるので、細線と太
線を区別するための閾値として「5」を設定する。また
同図(c)に示したバーコード画素列105bの場合に
は、黒細線=3又は4画素連続数、白細線=4画素連続
数である。したがって、これを基準にすれば、その約5
倍が太線となるので、細線と太線を区別するための閾値
として「10」を設定する。
【0033】そこで図6(b)のバーコード画素列10
5aの後続が、図7のようであれば、画素連続数が5よ
りも大きい場合には太線、5よりも小さい場合には細線
と区別し、黒細線、白細線(細スペース)、黒太線、白
太線の配列を割出す。そして、この黒細線、白細線(細
スペース)、黒太線、白太線の配列の組合せから識別コ
ードを判別し、これを最終的に図面IDとして出力する
のである。
【0034】こうして図面IDが判別すれば、データベ
ース検索部12は受け取った図面IDを検索キーにして
図面情報データベース11を検索し、該当する図面情報
を抽出し、図面情報出力部13によって表示し、又はプ
リントアウトさせる。
【0035】これによって、図面全体を操作することな
く、バーコード102付きの実図面103の特定の場
所、ここでは左肩部を走査するだけで図面に対応した図
面情報を簡単に呼出してその内容を知ることができるよ
うになる。
【0036】また、バーコードの白、黒の連続パターン
の比率から図面IDを判別するので、図面が任意の縮尺
率で出力されたものであっても、正しく図面IDを判別
することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明の図面ファ
イリング装置によれば、図面データ保存手段に保存され
ている図面データを呼出して実図面としてプリントアウ
トする場合、その識別コードを表すバーコードイメージ
が必ず付与された図面を得ることができ、したがって、
実図面を広げて見ている際にその図面に関連する図面情
報が必要になれば、図面識別コード判別装置によって当
該図面に付与されている識別コードを判別し、判別した
識別コードをキーにして図面情報データベースを利用す
ることにより、従来から利用されている図面情報データ
ベースに自動的にアクセスして該当する情報を簡単に取
り出せるようになる。
【0038】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、図面イメージの左肩部という特定の定
まった領域にバーコードイメージを合成するようにした
ので、図面内容によらずバーコードイメージのスキャニ
ングと識別コードの判別処理が統一的に行える。
【0039】請求項3の発明の図面識別コード判別装置
によれば、図面を見てその内容に関する情報が必要にな
れば、図面に合成されているバーコードをバーコードス
キャナで読み取る操作をするだけで自動的に図面の識別
コードを判別することができ、その識別コードを検索キ
ーにして、従来から利用されている図面情報データベー
スに自動的にアクセスして該当する情報を簡単に取り出
せるようになる。
【0040】請求項4の発明の図面識別コード判別装置
によれば、請求項3の発明の効果に加えて、バーコード
スキャナが、実図面上の左肩部分に限定してバーコード
イメージを読み取るようにしたので、バーコードイメー
ジの読取処理、図面識別コードの判別処理が高速化でき
る。
【0041】請求項5の発明の図面ファイリングシステ
ムによれば、請求項1に記載の図面ファイリング装置
と、請求項3に記載の図面識別コード判別装置とから構
成されているので、図面ファイリングに際して図面識別
コードをバーコードイメージにして図面イメージに合成
して図面データ保存手段に保存する図面ファイリング処
理と、所定の領域にバーコードイメージの付与された図
面からの識別コードの判別処理が一つのシステムで行え
る。
【0042】請求項6の発明の図面ファイリング方法に
よれば、与えられる図面識別コードに対応するバーコー
ドイメージを生成し、電子化して保存しようとしている
図面イメージに対して、その所定の位置に前記バーコー
ドイメージを合成し、その全体を電子化して図面データ
保存手段に保存するので、図面データ保存手段に保存さ
れている図面データを呼出して実図面としてプリントア
ウトする場合、その識別コードを表すバーコードイメー
ジが必ず付与された図面を得ることができ、したがっ
て、実図面を広げて見ている際にその図面に関連する図
面情報が必要になれば、図面識別コード判別装置によっ
て当該図面に付与されている識別コードを判別し、判別
した識別コードをキーにして図面情報データベースを利
用することにより、従来から利用されている図面情報デ
ータベースに自動的にアクセスして該当する情報を簡単
に取り出せるようになる。
【0043】請求項7及び8の発明の図面識別コード判
別方法によれば、図面が原寸から縮小あるいは拡大さ
れ、これにより、図面に合成されているバーコードイメ
ージが規格サイズよりも縮小あるいは拡大されていて
も、バーコードが表現する識別コードを確実に判別する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の図面ファイリング
システムの構成を示すブロック図。
【図2】上記の実施の形態によるバーコード合成処理の
説明図。
【図3】上記の実施の形態によるバーコード合成処理の
フローチャート。
【図4】上記の実施の形態によるバーコードから図面I
Dを判別する処理の説明図。
【図5】上記の実施の形態によるバーコードから図面I
Dを判別する処理のフローチャート。
【図6】上記の実施の形態によるバーコードイメージか
ら黒細線、細スペース、黒太線及び太スペースの配列を
判別する手順を示す説明図。
【図7】上記の実施の形態によるバーコード画素配列か
ら識別コードを判別する手順氏を示す説明図。
【符号の説明】
1 作図処理部 2 識別コード入力部 3 バーコードイメージメモリ 4 バーコード生成部 5 図面データ合成部 6 図面イメージデータ保存部 7 図面イメージ出力処理部 8 プリンタ 10 図面情報作成部 11 図面情報データベース 12 データベース検索部 13 図面情報出力部 14 バーコードスキャナ 15 識別コード判別処理部 101 図面 102 バーコードイメージ 103 バーコード合成図面 105 バーコード画素

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図面イメージデータを保存する図面デー
    タ保存手段と、 与えられる図面識別コードに対応するバーコードイメー
    ジを生成するバーコード生成手段と、 与えられる図面識別コードに対して前記バーコード生成
    手段の生成したバーコードイメージを、前記図面データ
    保存手段に保存しようとする図面イメージの所定の位置
    に合成し、その全体を当該図面データ保存手段に図面イ
    メージデータとして保存させる図面データ合成手段とを
    備えて成る図面ファイリング装置。
  2. 【請求項2】 前記図面データ合成手段は、前記バーコ
    ードイメージを前記図面イメージの左肩部に相当する座
    標位置に合成することを特徴とする請求項1に記載の図
    面ファイリング装置。
  3. 【請求項3】 実図面上のバーコードが付与された領域
    のイメージを読み取るバーコードスキャナと、 前記バーコードスキャナの読み取ったバーコードイメー
    ジデータからバーコードを構成する黒細線、細スペー
    ス、黒太線及び太スペースの配列を判別するバーコード
    配列判別手段と、 前記バーコード配列判別手段の判別した黒細線、細スペ
    ース、黒太線及び太スペースの配列から当該図面の図面
    識別コードを判別する識別コード判別手段とを備えて成
    る図面識別コード判別装置。
  4. 【請求項4】 前記バーコードスキャナは、前記実図面
    上の左肩部分に限定して前記バーコードイメージを読み
    取ることを特徴とする請求項3に記載の図面識別コード
    判別装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の図面ファイリング装置
    と、請求項3に記載の図面識別コード判別装置とを備え
    て成る図面ファイリングシステム。
  6. 【請求項6】 与えられる図面識別コードに対応するバ
    ーコードイメージを生成し、 電子化して保存しようとしている図面イメージに対し
    て、その所定の位置に前記バーコードイメージを合成
    し、その全体を電子化して図面データ保存手段に保存す
    ることを特徴とする図面ファイリング方法。
  7. 【請求項7】 実図面上のバーコードが付与された所定
    の領域のイメージをバーコードスキャナで読み取り、 前記バーコードスキャナの読み取ったバーコードイメー
    ジデータからバーコードを構成する黒細線、細スペー
    ス、黒太線及び太スペースの配列を判別し、 前記バーコード配列判別手段の判別した黒細線、細スペ
    ース、黒太線及び太スペースの配列から当該図面の図面
    識別コードを判別する図面識別コード判別方法。
  8. 【請求項8】 前記バーコードイメージの最初に出てく
    る黒細線、細スペース、黒細線それぞれの画素数を基に
    して黒線、スペースそれぞれに対する細/太を識別する
    閾値を設定し、当該閾値との比較により、前記バーコー
    ドを構成する黒細線、細スペース、黒太線及び太スペー
    スを識別し、それらの配列を判別することを特徴とする
    請求項7に記載の図面識別コード判別方法。
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