JPH11348152A - 伸縮性を有する不織網地又は織網地よりなるシートにヘッダー部を融着して製袋する製袋機及び製袋方法 - Google Patents

伸縮性を有する不織網地又は織網地よりなるシートにヘッダー部を融着して製袋する製袋機及び製袋方法

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JPH11348152A
JPH11348152A JP10170721A JP17072198A JPH11348152A JP H11348152 A JPH11348152 A JP H11348152A JP 10170721 A JP10170721 A JP 10170721A JP 17072198 A JP17072198 A JP 17072198A JP H11348152 A JPH11348152 A JP H11348152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、伸縮性を有する不織網地又は織網
地よりなる合成樹脂製シートにヘッダー部を融着した袋
体の製袋機を提供するものであり、ホッチキス等を用い
ずとも袋体の閉鎖ができ、かつ伸縮性を有する袋体本体
を構成する合成樹脂製シートとヘッダー部とを体裁よく
融着でき、かつ製袋に際する設備を極めて少なくすむ製
袋機の提供を課題とする。 【解決手段】 伸縮性を有する不織網地又は織網地より
なるシートを繰り出し、該シートの張力を調整し、ヘッ
ダー部を構成するヘッダーテープを繰り出して、その張
力を調整し、シートとヘッダーテープとを融着したうえ
繰り送りその張力を調整し、三角板により二つ居りにし
た上、該シートの張力を調整しつつ、側辺をシールして
製袋することにより、伸縮性を有する不織網地又は織網
地よりなるシートにヘッダー部を体裁よく融着して製袋
でき、上記課題を解決できる。尚、これによりヘッダー
部に接着部材等の貼付を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伸縮性を有する不織
網地又は織網地よりなる合成樹脂製シートから袋体を製
造する製袋機及び製袋方法に関し、より具体的には不織
網地又は織網地よりなる合成樹脂製シートの袋体上部に
ヘッダー部を融着したヘッダー付き伸縮性不織網地又は
織網地の袋の製袋機及び製袋方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、伸縮性を有する不織網地又は織網地
よりなる合成樹脂製シートから袋体を製造する製袋機に
関しては、伸縮性を有する不織網地又は織網地よりなる
合成樹脂製シートを極力伸びないように製袋機で単に必
要箇所をヒートシールして袋体を製造し、例えば枝豆や
オクラ、椎茸等を袋体に詰めた上で紙製のヘッダー部を
ホッチキス等で止めて袋体の開口部の閉鎖及びヘッダー
部の配設を行なっていた。
【0003】従って、通常は伸縮性を有する不織網地又
は織網地の合成樹脂製シートを二枚重ね合わせ、単に底
部及び側部のみをシールした後裁断機により袋体の形態
に分離させ袋体を形成する製袋機により袋体を製造し、
ヘッダー部に関しても全くの異なる機器でヘッダー部の
みを製造し、袋体やヘッダー部の製造とは別の場所や別
工程にて袋体内に必要内容物例えば枝豆等を入れた後、
袋体開口部に二つ折りした紙製のヘッダー部を折り目を
上部に位置させ、二つに開いたヘッダー部の端部にて袋
体開口部を挟み込み、ホッチキス等で挟着することによ
りヘッダー部の配設と共に袋体の封鎖を行なうものであ
る。或いはこの袋体の閉鎖に関してヘッダー部を熱可塑
性素材を用いて袋体と熱圧着等により融着して製造可能
ではあるが、この熱圧着のためのヒートシール機が別途
必要になるなど付帯設備をもって行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、先、ホッチ
キスにて袋体を封鎖すると共にヘッダー部を配設する袋
体は、PL法の施行に伴い消費者の安全を確保するため
にホッチキスの使用は極力避ける事が必要となってい
る。また、ホッチキスに変わる何等かの係止手段を別工
程で設けたとしても、製袋工程と別に袋体に内容物を詰
める機器及び係止手段を用いる機器等の付帯設備も必要
となる。特に手作業にてヘッダー部の配設と袋体の封鎖
を行なうものであれば、即ち例えば伸縮性を有する網目
状等よりなる不織網地又は織網地の袋体の歪みや変形は
その都度袋体の形状に応じて係止部材によりヘッダー部
の配設及び袋体の封鎖に際し袋体に歪み等が出ないよう
に閉じることが必要となり、反面極めて手間がかかるば
かりでなく現状のホッチキスにての封鎖等は危険防止の
観点から別手段によることが求められているものであ
る。
【0005】従って、ヘッダー部をつけてかつ袋体の封
鎖をするために例えば熱溶着等を行なう場合には別設備
が必要となるという設備上の欠点を有する。仮に今まで
の製袋機の工程において、製袋工程、袋詰め工程、ヘッ
ダー部の融着による袋体の封鎖工程という手順を取った
場合には、各工程を達するための各々の機器が必要とな
ってしまい、一連の工程では行えなかった。併せて特に
袋体内に内容物を入れてヘッダー部による袋体の封鎖を
行なう事から袋体自体の歪み等は内容物が既に入ってい
るのにもかかわらずどうしても生じてしまい、体裁上改
善が望まれていた。
【0006】又、袋体の封鎖に関してシール機などが必
要であり、内容物の封入後のヘッダー部との熱圧着等に
よる袋体の封鎖が必要という条件が課されていた。従っ
て、この様な内容物が入った状態でのヒートシールに関
しては作業効率の点ばかりでなく内容物に対する影響等
を与える恐があり、何等かの解決策が求められていた。
これらに対して袋体の製袋工程、ヘッダー部の融着工程
を仮に従来の機器により一連の工程で行なった場合には
伸縮性を有する不織網地又は織網地の袋体例えば網目状
等よりなる袋体であることから袋体自体はどうしても伸
びや歪みが生じるものであり、伸びの少ない合成樹脂製
シート等よりなるヘッダー部との融着に際しては、袋体
自体は伸びまたは歪むことにより変形してしまう反面ヘ
ッダー部はその様な伸びなどが生じず、結果として歪み
や変形のある袋体しか製造できないものであった。
【0007】特に伸縮性を有する不織網地又は織網地の
袋体にあってはこの変形に鑑みて前述したように現在極
めて多くの場合には袋体本体のみを製造した上で、別途
内容物を詰め例えばホッチキス等でヘッダー部を挟着す
ることにより袋体の封鎖とヘッダー部の配設を行ってい
るものである。従って、伸縮性を有する不織網地又は織
網地の袋体にヘッダー部をあらかじめ配設した歪みや変
形の無い袋体を製造することは極めて困難であり、体裁
のよい袋体の製造ができる製袋機が望まれていた。以上
のことから伸縮性を有する不織網地又は織網地よりなる
合成樹脂製シートから製袋する際の製袋上の袋体の変形
や歪みを防止すると共に製袋工程中にてかかるヘッダー
部の配設を行い、内容物は後日任意に入れる事のできる
伸縮性を持った袋体の製袋可能な製袋機が望まれてい
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記欠点を解消
し、封鎖手段を備えたヘッダー部を有する伸縮性のある
不織網地又は織網地よりなる合成樹脂製シートの袋体を
製袋するための製袋機であるとともに、かかる袋体は歪
みや変形のない体裁のよい袋体を製袋するための製袋機
を提供するものである。このためまず、請求項1にかか
る発明は袋体本体を構成する伸縮性を有する不織網地又
は織網地よりなるシートを原反より繰り出す繰り出しロ
ールと、繰り出したシートの張力を調整する張力調整ロ
ールと、袋体のヘッダー部を構成するヘッダーテープを
繰り出すヘッダーテープ繰り出しロールと、繰り出した
ヘッダーテープの張力を調整するヘッダーテープ張力調
整ロールと、シートとヘッダーテープとを融着するサイ
ドシール機と、ヘッダーテープを融着したシートを繰り
送る繰り出しロールと、該融着したシートの張力を調整
する張力調整ロールと、該シートを二つ折りする三角板
であってシートの進行方向に向かって後ろ部分が三角形
の底辺を構成し進行方向に向かって前部分が三角形の頂
点を有し、三角板の三角形の底辺部分はシートの進行方
向に対して奥方向に位置し頂点部分はシートの進行方向
の手前部分に位置するように配設された三角板と、前記
二つ折りしたシートを繰り送る繰り出しニップロール
と、前記シートの張力を調整する張力調整ロールと、前
記シートの袋体の側辺を構成するシールを行なうシール
機と、シール機に前記シートを繰り送る繰り出しニップ
ロールと、袋体を切り分けるカッターを有する伸縮性を
有する不織網地又は織網地よりなるシートにヘッダー部
を融着して製袋する製袋機により達成できる。
【0009】また請求項2にかかる発明である特定の三
角板を用いることによっても、袋体の二つ折りをよりス
ムーズに行う事が可能である。即ち前記三角板の表面の
斜辺間に断面略U字状の送り板を設けると共に三角形の
頂点部からシート送り方向に送り棒を設けることによっ
ても本課題を解決できる。
【0010】或いは請求項3にかかる発明である袋体本
体を構成する伸縮性を有する不織網地又は織網地よりな
るシートを原反より繰り出す繰り出しロールと、繰り出
したシートの張力を調整する張力調整ロールと、袋体の
ヘッダー部を構成するヘッダーテープであって袋体の一
面に配設されるべき上部ヘッダーテープと袋体の他の一
面に配設されるべき下部ヘッダーテープが前記ヘッダー
テープの上下に一体的に配設されているヘッダーテープ
を繰り出すヘッダーテープ繰り出しロールと、繰り出し
たヘッダーテープの張力を調整するヘッダーテープ張力
調整ロールと、前記ヘッダーテープを上部ヘッダーテー
プ及び下部ヘッダーテープに分け、それぞれシートの上
端と下端に沿わせて融着する上部サイドシール機及び下
部サイドシール機と、ヘッダーテープを融着したシート
を繰り送る繰り出しロールと、該融着したシートの張力
を調整する張力調整ロールと、該シートを二つ折りする
三角板であって、シートの進行方向に向かって後ろ部分
が三角形の底辺を構成し、進行方向に向かって前部分が
三角形の頂点を有し、三角板の三角形の底辺部分はシー
トの進行方向に対して奥方向に位置し、頂点部分はシー
トの進行方向の手前部分に位置するように配設された三
角板と、前記二つ折りしたシートを繰り送る繰り出しニ
ップロールと、前記シートの張力を調整する張力調整ロ
ールと、前記シートの袋体の側辺を構成するシールを行
なうシール機と、シール機に前記シートを繰り送る繰り
出しニップロールと、袋体を切り分けるカッターとを有
する伸縮性を有する不織網地又は織網地よりなるシート
にヘッダー部を融着して製袋する製袋機によっても本課
題を達成できる。
【0011】或いは請求項4にかかる発明である袋体本
体を構成する伸縮性を有する不織網地又は織網地よりな
るシートを繰り出すと共に繰り出したシートの張力を調
整する工程と、袋体のヘッダー部を構成するヘッダーテ
ープを繰り出すと共に繰り出したヘッダーテープの張力
を調整する工程と、シートとヘッダーテープとをサイド
シール機により融着する工程と、ヘッダーテープを融着
したシートを繰り送ると共にシートの張力を調整する工
程と、繰り送られた前記シートを二つ折りする工程と、
二つ折りしたシートを繰り送ると共に二つ折りしたシー
トの張力を調整する工程と、シートの進行方向に対して
垂線方向にシートをシールして袋体の側部のシールを行
う工程と、前記シートのシール部分にて袋体ごとに切り
分ける工程とを有する製袋方法であって、前記シートの
繰り出し速度及び前記ヘッダーテープの繰り出し速度及
び前記ヘッダーテープを融着したシートの繰り送り速度
が同じであると共に、前記シートの張力及び前記ヘッダ
ーテープの張力及び前記ヘッダーテープを融着したシー
トの張力がそれぞれ同一の張力を与えるよう調整し、シ
ートとヘッダーテープとをサイドシール機により融着す
る工程と、袋体の側部のシールを行う工程との各々のシ
ール工程の時間的調整を二つ折りしたシートの張力を調
整する工程により行なうと共にシートに一定張力を付与
する伸縮性を有する不織網地又は織網地よりなるシート
にヘッダー部を融着して製袋する製袋方法によっても本
課題を解決することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する
に、図1はヘッダー付きネット袋の製袋機の流れを示す
一実施例の図である。この図に基づいて先ず本製袋機の
基本構成を説明すると、原反11から繰り出しロール40に
より伸縮性を有する不織網地又は織網地の合成樹脂製シ
ート10を繰り出し、張力調整ロール50により繰り出され
た前記シート10ののびをなくす。このように繰り出され
たシート10には、別途ヘッダーテープ原反21からヘッダ
ーテープ繰り出しロール41により繰り出され張力調整ロ
ール51により一定の張力を加えられたヘッダーテープ20
が前記合成樹脂製シート10に沿わされる。そののちサイ
ドシール機60により合成樹脂製シート10に沿わされたヘ
ッダーテープ20が熱融着され、袋体のヘッダー部を構成
する。そして、該ヘッダー部に接着部材を着けた後、剥
離紙30を貼着する。
【0013】この様に合成樹脂製シート10にヘッダー部
を融着した上、ヘッダー部に剥離紙30を貼着したシート
10は繰り出しロール42により送られるとともに、再び張
力調整ロール52により一定の張力が与えられ、三角板70
により該シート10の中央部より二つ折りにされ、該シー
ト10の中央部を底部としシート10の両端部即ちヘッダー
部を袋体の開口部として形成される。この様に二つ折り
されたシート10は繰り出しニップロール43により順次送
られ、次に張力調整ロール53により、伸縮性のあるシー
ト10ののび歪みをなくす。特に連続運動により送られて
くる二つ折りされたシート10に対して、この後に続く袋
体を構成するための側辺のシール及び袋体の切り離しの
ためカット等の間欠運動との時間差を調整し、シート10
に逐次一定の張力を与えることが可能となる。
【0014】従って、連続的に送られてくる二つ折りの
シート10が次工程のシール機61等に際して必要とされる
シール時間の間、前記張力調整ロール53により前記二つ
折りのシート10が溜められ、そして必要に応じて引き出
される。この張力調整ロール53に続いて繰り出しニップ
ロール44があり、袋体側部のシールや袋体への切り離し
工程に二つ折りのシート10を引き出していくものであ
る。繰り出しニップロール44により引き出された二つ折
りのシート10は、コンベアロール80,81 により回転する
コンベア82上に乗せられて、予め袋体の側部を構成する
箇所をシールしその融着を助ける側辺の第二シール機62
をへて、袋体の側部を形作るための側辺の第一シール機
61により袋体の側辺を形成する。
【0015】次に冷却器92によりシール部分の冷却を行
い、袋体の側辺の融着部の変形を防止する。この後、袋
体の開口部閉鎖後の袋体開口部を切除し開口を行うため
の切り込み部をパンチ器93により形成し、袋体側辺部に
パンチ穴を開ける。そして繰り出しニップロール45によ
りシート10が送られ、側辺のシール部をカッター94によ
り切り離し個々の袋体を形成する。特に繰り出しロール
40とヘッダーテープ繰り出しロール41と繰り出しロール
42と繰り出しニップロール43は同速駆動により同じスピ
ードで合成樹脂製シートを繰り出すものである。又繰り
出しニップロール44とコンベアロール80,81 と繰り出し
ニップロール45も同速駆動するものであるが、特に間欠
運動を同速にて行ない、シール時間はシートの送りを停
止しその後同速にてシート10を送るものである。従っ
て、伸縮性を有する不織網地又は織網地よりなる合成樹
脂製シート10であっても、そののびをなくし、かつ二つ
折りするまでの工程と側辺のヒートシール等を行なう工
程との間のシートののびをなくし、体裁のよいヘッダー
付きネット袋を製造する製袋機である。
【0016】この製袋機により伸縮性を有する不織網地
又は織網地よりなる合成樹脂製シート例えばネット等に
より袋体本体を形成し、ヘッダー部には伸縮性をほとん
ど有さないを素材によるヘッダー部を用いることがで
き、該ヘッダー部の内面には接着部材により貼着されて
いる剥離シートを有する袋体の提供が行なえる。この袋
体は内容物は後日任意に袋内に入れる事ができると共に
剥離シートを引き離し、袋体開口部を構成するヘッダー
部の両面ををつけることにより接着部材で袋体の開口部
が閉鎖されることとなる。反面袋体を開口する場合には
切り込み部により接着しているヘッダー部上部を切り離
すことにより開口できる。
【0017】以上より、袋体を製袋する場合に、先、袋
体本体を構成する伸縮性を有する不織網地又は織網地よ
りなるシート10を繰り出す繰り出しロール40と繰り出し
たシートの繰り出し張力を調整する張力調整ロール50か
らなる工程を有し、これと共に袋体のヘッダー部を構成
するヘッダーテープ20を繰り出すヘッダーテープ繰り出
しロール41と共に繰り出したヘッダーテープ20の張力を
調整するヘッダーテープ張力調整ロール51からなる工程
を有し、シート10とヘッダーテープ20についてのび等を
生じさせずに送り出すものである。
【0018】次にシート10とヘッダーテープ20とをサイ
ドシール機60で融着する工程によりシート10とヘッダー
テープ20とをのびや歪みを生じさせずに融着する。そし
てヘッダーテープ20を融着したシート10を繰り送る繰り
出しローラ42とシートの張力を調整する張力調整ローラ
52からなる工程によりシートの張力を調整しのび等をな
くしつつ次工程へと送るものである。そして繰り送られ
た前記シート10を二つ折りする工程70により、シート10
をその中央部にて二つ折りした後、この二つ折りしたシ
ート10を繰り送る繰り出しニップローラ43と二つ折りし
たシート10の張力を調整する張力調整ローラ53からなる
工程によりシート10をこの後に続く袋体側辺を構成する
ためのシート10,10 同志を融着するシール工程へ送ると
共に、サイドシールとこれに続く袋体側面のシールとの
時間差を調整し、かつシート10ののび等をなくすもので
ある。そしてシート10の進行方向に対して垂線方向にシ
ート10をシールして袋体の側部のシールを行う工程によ
り、袋体の側辺部を構成する部分に付いて二つ折りした
シート10,10 同志を融着するものである。
【0019】その後前記シート10のシール部分にて袋体
ごとに切り分ける工程により各々の袋体を最終的に構成
する製袋方法である。この場合において特にシート10の
繰り出し速度及び前記ヘッダーテープ20の繰り出し速度
及び前記ヘッダーテープ20を融着したシート10の繰り送
り速度を同じにすることにより、シート10を各工程に進
める際において、伸縮性を有するシートであってものび
や歪みを防止できる。これと共に前記シート10を繰り送
る際の張力及び前記ヘッダーテープ20を繰り出る際の張
力及び前記ヘッダーテープ20を融着したシート10を繰り
送る際の張力がそれぞれ同一の張力を与えるよう調整す
ることによりシート10にかかる張力を一定に保てシート
10に付いてののびを調整できる。併せてシート10とヘッ
ダーテープ20とをサイドシール機60により融着する工程
と、袋体の側部のシール61を行う工程との各々のシール
工程の時間的調整を二つ折りしたシート10の張力を調整
する工程53により行うと共にシート10に一定張力を付与
するものである。
【0020】次に、より詳細に図2に示す本発明の一実
施例を説明する。原反掛け装置110 には伸縮性を有する
不織網地又は織網地よりなる合成樹脂製シート10の原反
11が配設されており、原反掛け装置110 自体については
合成樹脂製シート10を巻き出すための駆動軸111 を有す
る。又、この原反11の重みによる合成樹脂製シート10の
巻き出しを容易にするため、原反10の下部には空ロール
112 を設けている。これによりのびやすい不織網地又は
織網地よりなる合成樹脂製シート10の送りに際して、伸
びを極力無くす事が可能である。原反掛け装置110 から
巻き出された不織網地又は織網地よりなる合成樹脂製シ
ート10は、インパルスシール機90をへて繰り出しロール
40により繰り出される。このインパルスシール機90は、
一の原反の不織網地又は織網地よりなる合成樹脂製シー
ト10がなくなった場合に次の原反の不織網地又は織網地
よりなる合成樹脂製シートを各々繋ぐことを目的とす
る。従って、連続した送りを可能とする。繰り出しロー
ル40により繰り送られたシート10は、張力調整ロール50
であるダンサーロール50によりシート10の送りに際して
の張力を一定に保つ事ができ、のびを防ぐ。
【0021】尚、原反掛け装置110 におけるシート繰り
出しのための駆動軸111 と繰り出しロール40においては
一定の速度でシート10の繰り出しが行なえるように速度
制御されているものである。尚、これに限らず原反掛け
装置110 においては軸駆動せず、軸は自由回転するもの
であってもよく、原反11を積極的に駆動させず空ロール
により軸支されているものであっても良い。この場合に
は繰り出しロール40によりシート10の繰り出しを行な
う。また原反掛け装置110 の台座113 上には原反11の巻
き出しに伴う回転を助けるために空ロール112 が軸心部
分から放射状に配設されているものであって、繰り出し
ロール40により原反11から繰り出されたシート10の出の
スムーズさを保持するものである。
【0022】次に繰り出しロール40より繰り送られたシ
ート10は、ダンサーロール50によりシート10に張力が掛
かった場合にそののびを無くすために減張方向に該シー
ト10の張りを緩め、一定の張力を随時シート10に付与す
るものである。図2においてこの張力調整ロール50には
ダンサーロール50を用いており、回動自在に軸支されて
いる軸部501 から外方向に向かって設けられた支持板50
2 上に設けられたロール503 により構成されており、こ
の軸部501 は一定方向に回転するように付勢されてお
り、前記ロール503 は一定の張力を持って軸部501 を軸
心として一定方向に付勢されているものである。従って
前記ダンサーロール50にシート10が掛けられることによ
りシートに一定の張力を与えることができ、のびをなく
すことができる。
【0023】次にロールを介してサイドシール機60に送
られるが、このサイドシール機60にはヘッダーテープ20
がこの時点でシート10に沿わされてシールされる。この
ヘッダーテープ20は、原反21からヘッダーテープ繰り出
しロール41により繰り出される。このヘッダーテープ原
反21には袋体の一面に融着されるべきヘッダーと他の一
面に融着されるべきヘッダーとが上下各々対称的に一の
ヘッダーテープ20により形成されており、このヘッダー
テープ20は前記ヘッダーテープ繰り出しロール41により
繰り出された後、ヘッダーテープ張力調整ロール51を介
してヘッダーテープ20の繰り出しの張力を調整して送ら
れる。この場合にヘッダーテープ繰り出しロール41と伸
縮性を有するシート10の原反11の繰り出しロール40とは
同速にて各々の繰り出しを行なうように制御されている
ものである。
【0024】尚、このヘッダーテープ張力調整ロール51
はヘッダーテープダンサーロール51を用いているが、前
述のダンサーロール50と同様の構成で足り、また同様の
機能を発揮するものであればよい。即ちこのヘッダーテ
ープダンサーロール51は、ヘッダーテープ20がシート10
に沿わされて融着されるものであり、ヘッダーテープ20
の張力が増し過ぎるとシート10自体について伸びや歪み
が生じてしまうことからシート10に関するダンサーロー
ル50と同様の一定の張力をヘッダーテープ20に付与する
ために配設されているものである。従って、ダンサーロ
ールに限らず例えばテンションロールを用いるものであ
ってもよい。これにより、例えば伸縮性を有さないヘッ
ダーテープ20を伸縮性を有するシート10に融着する際の
張力を保て、その融着を可能とする。併せて逆に伸縮性
を有するヘッダーテープ20を用いた場合にあっても、前
記ヘッダーテープダンサーロール51によりその張力の調
整が図れ、シート10との融着を可能とすると共に伸縮性
の異なる素材である場合の調整も可能である。
【0025】この様にヘッダーテープ張力調整ロール51
によりヘッダーテープ20の繰り出しの張力を調整して送
られた後、ヘッダーテープ20の上部と下部とを切り分
け、上部ヘッダーを構成するヘッダーテープ201 と下部
ヘッダーを構成する下部ヘッダーテープ202 とに分けら
れて、各々合成樹脂製シート10の上下端に沿わされ、サ
イドシール機60に送られる。この場合図2に示す構成に
おいては原反21に巻き付けられているヘッダーテープ20
は上部ヘッダーと下部ヘッダーを一のテープにより形成
したものであるが、これに限らず、上部ヘッダーテープ
と下部ヘッダーテープとが各々別の原反からなり、各々
の原反から送られるヘッダーテープがヘッダーテープ繰
り出しロールにより送られまたヘッダーテープダンサー
ロールにより張力を調整するものであってもよい。
【0026】次にサイドシール機60により、各々のヘッ
ダー部が合成樹脂製シート10に融着するが、このサイド
シール機60はシート10の上下端に沿わされたヘッダーテ
ープ201,202 との各々の箇所に上部サイドシール機601
及び下部サイドシール機602を設けてなり、両部分にて
それぞれシートと融着するものである。この場合サイド
シール機60に関しては熱融着を図る例えばシールバーに
よるヒートシールでも、または二つの加熱ロールにより
挟み込んで熱融着する回転熱ロールヒートシールやダイ
ロールによる回転ダイロール形シーラ等を用いたもので
もよい。或いは合成樹脂製シート10とヘッダーテープ20
の両側にエンドレススチールベルトを介して加熱及び冷
却をするバンドシーラー等によるものであってもよい。
即ち、加熱融着の停止時間を有するものであっても或い
は連続送り出し中におけるシールでもよいものである。
【0027】尚、サイドシール機60は前述のようなヒー
トシールに限らず高周波シールや超音波シール等をその
材質に応じて使用するものであってもよい。サイドシー
ル機60によりシートの上下端に各々ヘッダー部を融着さ
れたシート10は、次に一のヘッダー部に接着剤塗布器91
により接着剤911 が塗布される。これに対して、剥離紙
の原反31から剥離紙30が送られ、この接着剤911 塗着部
分に該剥離紙30が沿わされ、ニップロールを介して接着
し、繰り出しロール42により送られる。従ってシート10
の接着剤911 塗着部分には剥離紙30が貼着し、ニップロ
ールによりその貼着の確実を図るものである。なお、接
着剤に関しては例えばホットメルト等が該当する。
【0028】次にこのシート10は繰り出しロール42によ
り三角板70へ送られるが、この間に張力調整ロール52に
よりここまで送られてきたシート10が三角板70に送られ
る時の張力が調整される。この三角板70は、シート10の
進行方向に向かって後ろ部分が三角形の底辺701を構成
し、進行方向に向かって前部分が三角形の頂点702 を有
する三角板70である。また、この三角板70の配設位置
は、三角板の三角形の底辺701 部分はシート10の進行方
向に対して奥部分に位置し、頂点702 部分はシート10の
進行方向の手前部分に位置するように配設されており、
この頂点702 部分は丁度シート10の中央部に位置するよ
うに配設されているものである。すなわちシート10の進
行方向に対して垂線方向の奥方向に底辺701 部分が位置
し、手前方向に頂点702 部分が位置するように配設され
ているものである。従って、シート10が送られてくると
三角板70の表面に沿って送られることとなり、三角板70
の上下に位置する斜辺703 、704 同志の間の長さが前記
送られてくるシート10よりも短くなるにつれ、シート10
の両端は斜辺703,704 に沿って奥方向に折り込まれ、三
角板70の頂点702 においては、シート10の中央部分を底
部とする二つ折りされたシートとして形成されるもので
ある。
【0029】以上よりシート10が三角板70の表面に沿っ
て送られる事により該シート10の中央部を折り込み部と
して二つ折りに折り畳まれた形のシートとなる。この様
に二つ折りされたシート10は、繰り出しニップロール43
により送られる。この繰り出しニップロール43により送
られたシート10は、張力調整ロール53によりシート10の
送り時間の調整が図られると共に該シート10にかかる張
力を調整し、のびをなくす。
【0030】図2において張力調整ローラ53にはダンサ
ーロール53が用いられており、シート10が送られてくる
方向に支点である軸部531 を有し、この支点から送り方
向に支持部532 を有し、少なくとも支点方向にロール53
3 と先端方向にロール535 を有し、ロール533 とロール
535 にシート10を掛け渡し、シート10にかかる張力に応
じてこのダンサーロール53の先端部分が扇状に上下旋回
動するものである。このダンサーロール53は先端部が下
方方向に一定の力で付勢されているものであり、シート
10はその張力が弱くなるとダンサーロール53の先端部は
下方方向に旋回し該シート10を引き下げることにより一
定の張力を付与できると共にシート10自体をこのダンサ
ーロール53により溜めることができる。反面シート10の
張力が増すとダンサーロール53は先端部が上方方向に旋
回しシート10を戻すものであり、この場合にも一定の張
力が付与されたまま前記溜めてあるシート10を送ること
ができるものである。
【0031】このダンサーロール53により張力の調整の
されたシート10は、繰り出しニップロール44により送ら
れる。そして、コンベアロール80とコンベアロール81に
より掛け回されているコンベア82上にのり、第二シール
機62により袋体を構成する側辺の融着のための加熱を行
い、次いで第一シール機61により、側辺の融着を行な
う。この場合において図2上は熱融着を図るシールバー
によるヒートシールが示されているが、この他加熱ロー
ルにより挟み込んで熱融着する回転熱ロールヒートシー
ルやダイロールによる回転ダイロール形シーラを用いた
ものでも、バンドシーラー等によるものであってもよ
く、これに限らず高周波シールや超音波シール等をその
材質に応じて使用するものであってもよい。即ち伸縮性
のある不織網地又は織網地よりなる合成樹脂製シート10
を二つ折りした上部に位置するシートと下部に位置する
シートとを融着することができ、袋体の側辺を形成する
ことのできるシールを行うものであればよい。尚、ヘッ
ダー部についても袋体本体の側辺と連接している袋体側
辺を構成する部分についてのヘッダー部同志の融着をシ
ート10の融着と同時に行うものであってもよい。また、
第一シール機61と第二シール機62をそれぞれシート10の
融着と袋体の側辺を構成するヘッダー部の融着に振り分
けるものであってもよい。
【0032】以上のことから、前記した二つ折りしたシ
ート10の張力を調整する張力調整ロール43は、ヘッダー
部の融着及び剥離紙の貼着などのサイドシール機60の作
業速度と次工程の袋体の側辺の融着に際してのシール機
61等の作業速度との調整を図ると共に、伸縮性のあるシ
ート10にかかる張力の調整を行い、該シート10の伸びを
なくすものである。次にシール機61、62により側辺の融
着のなされたシート10は、冷却器92により融着部分の冷
却を行なう。次に袋体の開口部を閉鎖した際に、開口部
方向を切り取り袋体を開口するためのパンチ穴をパンチ
器93により穿ける。この様に袋体の形態を備えたシート
10は繰り出しニップロール45により送られると共にカッ
ター94によりシート10の袋体の側辺を構成する融着部分
の中央部で袋体毎の切り離しを行ない、各々の袋体毎に
切り分ける。尚、蹴り出しロール等により切り離した袋
体を蹴り出すものであってもよい。
【0033】図3は、図2の側面断面図であり、原反掛
け装置110 から繰り出しロール40によりシート10を繰り
出し、その後ダンサーロール50により張力の調整された
シート10はその上下端部にヘッダーテープ20が沿わさ
れ、サイドシール機601,602 により各々のヘッダー部が
融着される。そして、該ヘッダー部に接着部材911 を着
けた後、剥離紙30を貼着し、繰り出しロール42により送
られダンサーロール52により一定の張力が与えらる。そ
して、三角板70により、シート10の中央部より二つ折り
にされ、シート10の中央部を底部とし、シート10の両端
部即ちヘッダー部を袋体の開口部として折り畳まれた
後、繰り出しニップロール43により送られ、ダンサーロ
ール53により前工程であるヘッダー部の融着等の送り速
度と次に続く側辺の融着等の送り時間の調整を図ると共
にシート10に随時一定の張力を与えておくものである。
【0034】このダンサーロール53は、図3に示すよう
にシート10が送られてくる方向に支点である軸部531 を
有し、この支点からシートの送り方向に支持部532 を有
し、支点から支持部532 の先端方向に三箇所のロール53
3,534,535 をそれぞれ有し、支持部方向のロール533 と
先端部方向のロール535 にシート10を掛け渡しているも
のである。即ち、繰り出しニップロール43から繰り出さ
れたシート10は空ロール538 を介してその空ロール538
の下方のロール533 にかけられ、そこからロール535 に
掛け渡されており、かつ上部方向にある空ロール539 に
掛け渡されている。このダンサーロール53は、軸部531
を支点として支持部532 が扇状に上下旋回運動を行なう
ものであり、この支持部532 には下方旋回方向に一定の
テンションがかけられており、シート10にかかる張力に
応じてこのダンサーロール53の支持部532 の先端部分が
扇状に上下旋回動するものである。
【0035】従って、シート10の張力が弱くなるとダン
サーロール53の支持部532 の先端部は下方方向に旋回し
該シート10を引き下げることにより一定の張力を保つ事
ができ、かつ下方方向への旋回により空ロール538 とロ
ール533 との距離が長くなると共に空ロール539 とロー
ル535 との距離も長くなり、この距離においてシート10
をためることが可能となる。反面シート10の張力が増す
とダンサーロール53の支持部532 の先端部が上方方向に
旋回し空ロール538 とロール533 との距離が短くなると
共に空ロール539 とロール535 との距離も短くなり、溜
まっているシート10を送ることができると共に、ダンサ
ーロール53にかかるテンションにより常時一定の張力を
シート10に保つ事が可能である。
【0036】尚、この張力調整ロール53は、図3に示す
ダンサーロール53の形態に限らず、例えば空ロール538
と空ロール539 との間に位置し、シート10を引き出し又
は戻す一定の付勢を持って上下動するテンションロール
を有するものであっても良く、或いは速度調整のために
該シート10を溜めておけ、かつ一定の張力を維持できる
ものであればよい。このダンサーロール53に続いて繰り
出しニップロール44があり、シート10を送ると共に、コ
ンベアロール80、81に掛け渡された回転するコンベア82
上に乗せられて、側辺の第二シール機62をへて、袋体の
側部を形作るための第一シール機61により袋体の側辺を
形成する。次に冷却器92によりシール部分の冷却を行
い、袋体の側辺の融着部の変形を防止する。この後、パ
ンチ器93によりパンチ穴を開け、繰り出しニップロール
45により合成樹脂製シート10が送られ、側辺シール部を
カッター94により切り離し個々の袋体を形成する。
【0037】本発明においては、繰り出しロール40とヘ
ッダーテープ繰り出しロール41及び繰り出しロール42は
少なくとも同速駆動をなし、原反繰り出し機構を有する
場合にはこれらと同速駆動をなして一定の速度でシート
10を繰り出すことにより、シート10のびや歪みをなくし
ヘッダー部の融着を行える。併せて繰り出しニップロー
ル43も同速駆動するものである。次に、繰り出しニップ
ロール44とコンベアロール80、81及び繰り出しニップロ
ール45においても同速駆動することによりシートののび
を防止できる。特に袋体の側辺のシールを行う場合には
間欠運動をとる必要がある場合が多く、この場合におい
ては張力調整ロール53がヘッダー部融着及びシートの二
つ折り工程におけるシート10の送り速度と袋体の側部を
形作るためのシール機61等により袋体の側辺の形成工程
におけるシート10の送り速度との両者の調整を行うと共
に一定の張力を保つ事が可能である。
【0038】次に図4は、原反掛け装置110 の拡大図で
あり、原反の軸111 には駆動モータ115 が連接されてお
り、伸縮性のあるシートの原反11からシート10を引き出
す事が可能である。尚原反掛け装置110 の台座113 上に
は空ロール112 が軸心より放射状に配設されている。従
って軸111 により原反に回転動作を与えシート10が引き
出されるが、原反11の重さに伴う台座113 との摩擦をな
くしスムーズにシート10を送り出すため台座113 上の空
ロール112 が原反11の回転にスムーズさを与える。尚、
114 は、脚部であり、昇降装置116 により台座113 の上
下位置の調整が可能である。
【0039】図5は、図2のサイドシール工程の一実施
例を示す図であり、シート10は、繰り出しロール40によ
り送られた後にダンサーロール50により一定のテンショ
ンを付与され、サイドシールを行うサイドシール機60に
送られる。これと共にヘッダーテープの原反21からヘッ
ダーテープ20がヘッダーテープ繰り出しロール41から引
き出されテンションロール51によりヘッダーテープ20に
一定のテンションが付与される。このテンションロール
51は、ヘッダーテープ20の進行方向と垂線方向に一定の
テンションを付与するためのロールであり、ヘッダーテ
ープ20の繰り送りに際してヘッダーテープにかかる張力
が弱くなった場合にはその進行方向と垂線方向にテンシ
ョンロール51を介してヘッダーテープ20が引き出され、
反面ヘッダーテープ20に一定の張力以上の力が加わった
場合にはテンションロール51は、元の方向に戻ることと
なり、引き出されているヘッダーテープ20を戻すことに
より常に一定の張力を付与するものである。
【0040】これにより、ヘッダーテープ20がシート10
に融着される際の両者の張力の調整を図り、シート10の
のびや歪みをなくすものである。従ってこのテンション
ロール51に代えてダンサーロールを用いるものであって
もよく、ヘッダーテープに一定の張力を付与し得るヘッ
ダーテープ張力調整ロールであればよい。尚、同様にダ
ンサーロール50も同様にテンションロールを用いるもの
であってもよく、シートに一定の張力を付与し得る張力
調整ロールであればよい。この様にして繰り出されたヘ
ッダーテープ20はシート10に沿わされてヘッダー部融着
のためのサイドシールが行われる。その後接着剤塗布器
91によりヘッダー部に接着剤が塗布され、剥離紙の原反
31から送られてきた剥離紙30が沿わされ、貼着される。
【0041】剥離紙30の貼着されたシート10は、繰り出
しロール42により送られると共に張力調整ロールである
ダンサーロール52により一定の張力が付与されシート10
ののびや歪みをなくし、次の工程に送られる。この場合
のダンサーロール52についても一定の張力を付与できる
例えばテンションロール等を用いるものであってもよ
い。この場合にダンサーロール50とテンションロール51
及びダンサーロール52はそれぞれ同じ張力をシート10に
付与することが必要である。即ちこれらの各ロール50,5
1,52が一定の張力をシート10又はヘッダーテープ20に付
与する事により、本図におけるシート10には常に一定の
張力がかかるものであり、シート10ののびや歪みを防止
できる。
【0042】但し本図における張力調整ロール50,51,52
であるダンサーロールやテンションロールの配設位置や
順序又は数は一実施の形態を示すものであり、この形態
に限定するものではなくシート10ののびや歪みをなくす
ものであれば足り、例えば繰り出しロールとダンサーロ
ールの順序が逆であってもよい。次に本図における繰り
出しロール40とヘッダーテープ繰り出しロール41及び繰
り出しロール42についても同速による繰り出し駆動する
ものであることが必要である。なお、これらの繰り出し
ロール40,41,42の設置位置や順序、数に関しても一実施
の形態を示すものであり、本図に限定するものではな
い。例えば、繰り出しロールの数を増したものでもよ
い。
【0043】図6はヘッダーテープ20の融着のための流
れを示す図であり、ヘッダーテープの原反21には上部ヘ
ッダーテープ201 と下部ヘッダーテープ202 とが一のテ
ープにより形成したものであり、ヘッダーテープ繰り出
しロール41により繰り出された後にテンションロール51
により一定の張力を付与され、その後上部ヘッダーテー
プ201 と下部ヘッダーテープ202 とに区分けされる。こ
の様に区分けされたヘッダーテープ20の上部ヘッダーテ
ープ201 はシート10の上端辺に沿わされ、下部ヘッダー
テープ202 はシート10の下端辺に沿わされ、上部ヘッダ
ーテープ201 とシート10は上部サイドシール機601 によ
り各々融着し、下部ヘッダーテープ202 とシート10は下
部サイドシール機602 により各々融着する。その後、融
着している下部ヘッダーテープ202 の一面に接着剤塗布
器91により接着剤を塗布する。そして、この接着剤塗着
部分に剥離紙30が沿えられ、前記接着剤により貼着す
る。
【0044】図7は三角板70を示す図である。この三角
板70は既に明示したようにシート10の進行方向に向かっ
て後ろ部分が三角形の底辺701 を構成し、進行方向に向
かって前部分が三角形の頂点702 を有する三角板70であ
り、底辺701 から頂点702 にかけては上部の斜辺703 と
下部の斜辺704 により構成されている。空ロール711,71
2 が三角板の底辺701 部分に配設されており、この空ロ
ール711,712 にシート10をかけることにより三角板70に
添ってシート10が送られていくものである。
【0045】図8は図7に示す三角板70の上面図であ
る。この図に示すように三角板70の配設形態は、三角板
70の三角形の底辺701 部分はシート10の進行方向に対し
て奥方向に位置し、三角板の頂点702 部分はシート10の
進行方向の手前部分に位置するように配設されており、
上面視斜めになるように配設されている。尚、この頂点
702 部分はシート10を送った際に丁度シート10の中央部
に位置するように配設されているものである。また、こ
の三角板70の背面の奥方向には軸部720 を有し、また頂
点方向には弧状の孔732 を有する調整板731 が設けられ
ており、この調整板731 は基台750 との間で前記孔732
を挟み込んで捩子740 止めされているものである。従っ
て、この三角板70は捩子740 を緩めることにより、弧状
の孔732 の範囲内において軸部720 を中心として旋回す
る事が可能である。これは三角板70の配置に関しシート
10を二つ折りする際の角度の調整を図るものであり、シ
ート10の材質や伸縮度などに応じて適宜三角板70の斜め
配設の角度調整を図るものである。
【0046】図9は、三角板70の他の一実施例を示す図
である。三角板70には、三角板70の中央部から頂点702
方向にかけて三角板のシートとの接面である表面の斜辺
703,704 間に断面略U字状の送り板76を有しているもの
である。この送り板76は底部がつぼんだ略円錐形状の半
面の形態をなしかつ頂点部分が切除された形態であり、
シート10が送られてきた場合にシート10の折り込みに際
するシートの流れの円滑に保つためのものであり、伸縮
性を有するシート10においては三角板70通過時における
シート10ののびや破損などをより効果的に防ぐ事が可能
である。また、この三角板70の頂点702 部には前記送り
板76より前記頂点702 部を回って袋体の進行方向に送り
棒77が突設されている。この送り棒77は袋体の底部を形
成することとなるシート10の二つ折りの折り曲げ部をシ
ート10の進行方向に導くものであり、折り曲げ部分の三
角板70の通過時におけるシート10の変形を導くのびや破
損を防止するものである。
【0047】図10は、図9に示す三角板70の上面図で
ある。
【0048】図11は、図9及び図10示す三角板70の
シート10を二つ折りする際の一実施の状態を示す図であ
る。送りロールにより送られてきたシート10は、三角板
70の空ロール711,712 を介して三角板70の頂点702 方向
に送られるが、送り板76の表面に沿ってシート10が送ら
れ順次三角板70の斜辺703,704 より折り込まれると共
に、シート10の中央部は送り棒77により引っ掛かりを生
ぜずに折り曲げ部を形成していくものである。
【0049】図12は、三角板70の他の一実施例を示す
図である。三角板70には送り板や送り棒を有さずに三角
形の斜辺703,704 の角が頂点部702 に向かって徐々に曲
面を持って構成され、先端部分がシート10の送り方向に
向かって曲面構成されているものである。この様な形態
にすることにより、シート10の流れを円滑に保つことが
可能である。
【0050】図13は、図2及び図3に示す張力調整ロ
ール53の拡大図である。このダンサーロール53は、軸部
531 からシートの送り方向に支持部532 を有し、支点方
向から先端方向に向けて3つのロール533,534,535 を有
するものであり、軸部531 を支点として旋回回動するも
のであり、かつシート10が送られてくる基台の空ロール
538 に対して下方方向に配設されているものである。そ
してこの支持部532 には下方旋回方向に一定のテンショ
ンがかけられており、空ロール538 と空ロール539 の間
においてロール533 とロール535 に掛け渡されたシート
10に張力が掛かるとその張力に応じてこのダンサーロー
ル53の支持部532 の先端部分が扇状に上下旋回動するも
のである。
【0051】図14は、図2及び図3に示す袋体の側辺
のシール工程の部分を示す図である。繰り出しニップロ
ール44により送られるシート10は、コンベアロール80と
コンベアロール81により掛け回されているコンベア82上
にのり、第二シール機62により袋体を構成する側辺の融
着のための加熱を行い、次いで第一シール機61により側
辺の融着を行なう。第一シール機61のシート10との接面
の両側には押さえプレート65が設けられており、伸縮性
のある不織網地又は織網地よりなる合成樹脂製シートの
特性であるシート自体の膨らみをを防止するものであ
る。即ち例えばネット状の素材はどうしても膨もうとす
るものであり、シールする際においてこの膨らみはシー
ルの妨げとなるものである。従ってシート10自体を押さ
えて平らにし、かつシール効率を上げ平らなシールをな
すためにかかる押さえプレート65を用いる。その後冷却
器92に寄りシール部分の冷却を行なった後にパンチ器93
によりシート10にパンチ穴をあける。また繰り送りニッ
プロール45によりシート10は繰り送られて、カッター94
によりシート10のシール部分の中央部で切り分け袋体を
構成する。この場合、繰り出しニップロール44とコンベ
アロール80とコンベアロール81と繰り送りニップロール
45は同速にて駆動するものであり、図14においては同
軸にて明示されている。
【0052】図15は、図14の断面図である。
【0053】図16は、本発明により製造されるヘッダ
ー部を有する伸縮性のある不織網地又は織網地よりなる
合成樹脂製シートの袋体である。袋体本体100 にはヘッ
ダー部200 を有し、サイドシール機60によりシールされ
た側辺シール部101 及び三角板70にて構成された袋体底
部102 を有する。ヘッダー部200 にはその内周面の一面
に接着剤が塗布されており剥離紙300 により接着面が隠
されている。従って、本袋体内に内容物を入れた後に剥
離紙300 を剥がすと、この接着剤により袋体の開口部で
あるヘッダー部200,200 同志が貼着し袋体の開口部を閉
じる事が可能である。
【0054】
【発明の効果】1.本発明にかかるヘッダー付き伸縮性
を有する不織網地又は織網地袋体の製袋機により、伸縮
性を有する袋体本体にヘッダー部融着を可能とし、かつ
体裁がよくのびや歪みのない袋体の提供が行なえる。従
って、従来いわゆる製袋されたネット袋に別途ホッチキ
ス等によりヘッダー部の挟着は必要はなくなり、使用者
における不必要な手間等がいらなくなるばかりでなく生
産効率も高まると共にホッチキス等が不要となり使用者
の使用上の安全が高まるばかりでなく製造者にとっても
製造者責任の危険負担を解除できる。
【0055】2.本発明にかかるヘッダー付き伸縮性を
有する不織網地又は織網地袋体の製袋機により、製袋上
におけるネット状のシート地の各工程におけるのびや歪
みを無くすことが可能となり、一連の工程で従来できな
かったヘッダー部の融着を可能とするものである。併せ
てヘッダー部には伸縮性を有さない素材を用いたもので
あっても或いは伸縮性を有する素材を用いたものであっ
てもよく、伸縮性を有する例えばネット状の袋体本体に
このヘッダー部を製袋過程で融着できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる製袋の流れの一実施の形態を示
す図
【図2】本発明にかかる製袋機の一実施の形態を示す図
【図3】図2の側面断面図
【図4】原反掛け装置の拡大図
【図5】サイドシール工程の一実施の形態を示す図
【図6】ヘッダーテープの融着工程の一実施の形態を示
す図
【図7】三角板の拡大図
【図8】図7の上面図
【図9】三角板の他の一実施の形態の拡大図
【図10】図9の上面図
【図11】三角板によりシートが二つ折りする際の一実
施の形態を示す図
【図12】三角板の他の一実施の形態の拡大図
【図13】張力調整ロールの一実施の形態を示す図
【図14】袋体の側辺を形成するシール工程の一実施の
形態を示す図
【図15】図14の側面断面図
【図16】本発明の製袋機により製袋される袋体を示す
【符号の説明】
10 シート 11 原反 110 原反掛け装置 111 軸 112 空ロール 113 台座 20 ヘッダーテープ 201 上部ヘッダーテープ 202 下部ヘッダーテープ 21 原反 30 剥離紙 31 原反 40 繰り出しロール 41 ヘッダーテープ繰り出しロール 42 繰り出しロール 43 繰り出しニップロール 44 繰り出しニップロール 45 繰り出しニップロール 50 張力調整ロール 51 ヘッダーテープ張力調整ロール 52 張力調整ロール 53 張力調整ロール 60 サイドシール機 601 上部サイドシール機 602 下部サイドシール機 61 第一シール機 62 第二シール機 70 三角板 701 底辺部 702 頂点部 703 斜辺 704 斜辺 720 軸部 731 調整板 732 孔 740 ねじ 76 送り板 77 送り棒 80 コンベアロール 81 コンベアロール 82 コンベア 90 インパルスシール 91 接着剤塗布器 92 冷却器 93 パンチ器 94 カッター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋体本体を構成する伸縮性を有する不織
    網地又は織網地よりなるシート10を原反11より繰り出す
    繰り出しロール40と、 繰り出したシート10の張力を調整する張力調整ロール50
    と、 袋体のヘッダー部を構成するヘッダーテープ20を繰り出
    すヘッダーテープ繰り出しロール41と、 繰り出したヘッダーテープ20の張力を調整するヘッダー
    テープ張力調整ロール51と、 シート10とヘッダーテープ20とを融着するサイドシール
    機60と、 ヘッダーテープ20を融着したシート10を繰り送る繰り出
    しロール42と、 該融着したシート10の張力を調整する張力調整ロール52
    と、 該シート10を二つ折りする三角板70であって、シート10
    の進行方向に向かって後ろ部分が三角形の底辺を構成
    し、進行方向に向かって前部分が三角形の頂点を有し、
    三角板70の三角形の底辺部分はシート10の進行方向に対
    して奥方向に位置し、頂点部分はシート10の進行方向の
    手前部分に位置するように配設された三角板70と、 前記二つ折りしたシート10を繰り送る繰り出しニップロ
    ール43と、 前記シート10の張力を調整する張力調整ロール53と、 前記シート10の袋体の側辺を構成するシールを行なうシ
    ール機61と、 シール機61に前記シート10を繰り送る繰り出しニップロ
    ール44と、 袋体を切り分けるカッター94とを有する事を特徴とする
    伸縮性を有する不織網地又は織網地よりなるシートにヘ
    ッダー部を融着して製袋する製袋機。
  2. 【請求項2】 袋体本体を構成する伸縮性を有する不織
    網地又は織網地よりなるシート10を原反11より繰り出す
    繰り出しロール40と、 繰り出したシート10の張力を調整する張力調整ロール50
    と、 袋体のヘッダー部を構成するヘッダーテープ20を繰り出
    すヘッダーテープ繰り出しロール41と、 繰り出したヘッダーテープ20の張力を調整するヘッダー
    テープ張力調整ロール51と、 シート10とヘッダーテープ20とを融着するサイドシール
    機60と、 ヘッダーテープ20を融着したシート10を繰り送る繰り出
    しロール42と、 該融着したシート10の張力を調整する張力調整ロール52
    と、 該シート10を二つ折りする三角板70であって、シート10
    の進行方向に向かって後ろ部分が三角形の底辺を構成
    し、進行方向に向かって前部分が三角形の頂点を有し、
    三角板70の三角形の底辺部分はシート10の進行方向に対
    して奥方向に位置し、頂点部分はシート10の進行方向の
    手前部分に位置するように配設された三角板70と、 前記二つ折りしたシート10を繰り送る繰り出しニップロ
    ール43と、 前記シート10の張力を調整する張力調整ロール53と、 前記シート10の袋体の側辺を構成するシールを行なうシ
    ール機61と、 シール機61に前記シート10を繰り送る繰り出しニップロ
    ール44と、 袋体を切り分けるカッター94とを有する伸縮性を有する
    不織網地又は織網地よりなるシートにヘッダー部を融着
    して製袋する製袋機であって、 前記三角板70の表面の斜辺間に断面略U字状の送り板を
    設けると共に三角形の頂点部からシート送り方向に送り
    棒を設けた事を特徴とする伸縮性を有する不織網地又は
    織網地よりなるシートにヘッダー部を融着して製袋する
    製袋機。
  3. 【請求項3】袋体本体を構成する伸縮性を有する不織網
    地又は織網地よりなるシート10を原反11より繰り出す繰
    り出しロール40と、 繰り出したシート10の張力を調整する張力調整ロール50
    と、 袋体のヘッダー部を構成するヘッダーテープ20であって
    袋体の一面に配設されるべき上部ヘッダーテープ201 と
    袋体の他の一面に配設されるべき下部ヘッダーテープ20
    2 が前記ヘッダーテープ20の上下に一体的に配設されて
    いるヘッダーテープ20を繰り出すヘッダーテープ繰り出
    しロール41と、 繰り出したヘッダーテープ20の張力を調整するヘッダー
    テープ張力調整ロール51と、 前記ヘッダーテープ20を上部ヘッダーテープ201 及び下
    部ヘッダーテープ202に分け、それぞれシート10の上端
    と下端に沿わせて融着する上部サイドシール機601 及び
    下部サイドシール機602 と、 ヘッダーテープ20を融着したシート10を繰り送る繰り出
    しロール42と、 該融着したシート10の張力を調整する張力調整ロール52
    と、 該シート10を二つ折りする三角板70であって、シート10
    の進行方向に向かって後ろ部分が三角形の底辺を構成
    し、進行方向に向かって前部分が三角形の頂点を有し、
    三角板70の三角形の底辺部分はシート10の進行方向に対
    して奥方向に位置し、頂点部分はシート10の進行方向の
    手前部分に位置するように配設された三角板70と、 前記二つ折りしたシート10を繰り送る繰り出しニップロ
    ール43と、 前記シート10の張力を調整する張力調整ロール53と、 前記シート10の袋体の側辺を構成するシールを行なうシ
    ール機61と、 シール機61に前記シート10を繰り送る繰り出しニップロ
    ール44と、 袋体を切り分けるカッター94とを有する事を特徴とする
    伸縮性を有する不織網地又は織網地よりなるシートにヘ
    ッダー部を融着して製袋する製袋機。
  4. 【請求項4】袋体本体を構成する伸縮性を有する不織網
    地又は織網地よりなるシート10を繰り出すと共に繰り出
    したシートの張力を調整する工程と、 袋体のヘッダー部を構成するヘッダーテープ20を繰り出
    すと共に繰り出したヘッダーテープの張力を調整する工
    程と、 シート10とヘッダーテープ20とをサイドシール機60によ
    り融着する工程と、 ヘッダーテープ20を融着したシート10を繰り送ると共に
    シート10の張力を調整する工程と、 繰り送られた前記シート10を二つ折りする工程と、 二つ折りしたシート10を繰り送ると共に二つ折りしたシ
    ート10の張力を調整する工程と、 シート10の進行方向に対して垂線方向にシート10をシー
    ルして袋体の側部を形成する工程と、 前記シート10のシール部分にて袋体ごとに切り分ける工
    程とを有する製袋方法であって、 前記シート10の繰り出し速度及び前記ヘッダーテープ20
    の繰り出し速度及び前記ヘッダーテープ20を融着したシ
    ート10の繰り送り速度が同じであると共に、前記シート
    10の張力及び前記ヘッダーテープ20の張力及び前記ヘッ
    ダーテープ20を融着したシート10の張力がそれぞれ同一
    の張力を与えるよう調整し、 シート10とヘッダーテープ20とをサイドシール機60で融
    着する工程と、袋体の側部のシールをシール機61で融着
    する工程との各々のシール工程の時間的調整を二つ折り
    したシート10の張力を調整する工程により行なうと共に
    シート10に一定張力を付与する事を特徴とする伸縮性を
    有する不織網地又は織網地よりなるシートにヘッダー部
    を融着して製袋する製袋方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102001198A (zh) * 2010-09-29 2011-04-06 瑞安市瑞丰包装机械有限公司 牙医x光胶片包装袋成型机

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