JPH11342899A - 同軸二重反転式ヘリコプタ - Google Patents

同軸二重反転式ヘリコプタ

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JPH11342899A
JPH11342899A JP17070498A JP17070498A JPH11342899A JP H11342899 A JPH11342899 A JP H11342899A JP 17070498 A JP17070498 A JP 17070498A JP 17070498 A JP17070498 A JP 17070498A JP H11342899 A JPH11342899 A JP H11342899A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同軸二重反転式ヘリコプタにおけるヨー軸周
りの方向制御及びオートローテーション時のヨー軸制御
を簡単で確実なものとする。 【解決手段】 それぞれ反対方向へ回転する上下のロー
ター18,19を同軸上に備えた同軸二重反転式ヘリコ
プタにおいて、原動機出力を2分割して上下のローター
18,19にそれぞれ伝えるとともに、上下のローター
18,19相互の回転数を可変とすることにより回転速
度差を生じさせて、ヨー軸周りの方向制御を行なう手段
を基本として提供する。また、原動機出力を差動機構に
より2分割する手段、2分割した原動機出力の回転速度
を調節することにより、上下のローター18,19相互
の回転数を可変とした手段、分割した原動機出力を無段
変速機構により調節することにより、上下のローター1
8,19相互の回転数を可変とした手段を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はそれぞれ反対方向へ
回転する上下のローターを同軸上に備えた同軸二重反転
式ヘリコプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、最も一般的に使用されているシン
グルローター型ヘリコプタは、周知のように機体の重心
点付近より上部に延びたローターマスト上に、複数枚の
ブレードを備えたメインローターを有するとともに、機
体後部に延びるテールブームの先端にテールローターを
備えており、両ローターが同期して回転できるように構
成されている。メインローターの回転によって機体側に
発生する反動トルクは、このテールローターの推力を加
減して打ち消すと共に、機体の方向制御も行なうように
している。
【0003】上述のようなシングルローター型ヘリコプ
タは、構造が比較的シンプルであるという大きな長所を
有する半面、揚力の発生には寄与しないテールローター
に動力の一部を供給する必要があり、この割合は全動力
の15〜30%にも達する。しかもその長大なテールブ
ームのために小型、軽量化が困難であるとともに、低位
置で高速回転するテールローターの存在は運用上大変危
険である。また高速飛行中には前進側ローターと後退側
ローターとの揚力のアンバランスが発生し、性能向上を
阻んでいる。
【0004】よってこれらの問題点を回避するための一
手段として同軸二重反転式ヘリコプタが知られている。
この同軸二重反転式ヘリコプタの一般的な構造は、重心
点よりほぼ垂直に延びたローターマストに、上下のロー
ターを配置して、両ローターを互いに逆方向に回転させ
ることにより、揚力の発生と反動トルクの相殺を同時に
実現するようにしたものである。その作用は上下のロー
ターのコレクティブピッチを同時に高ピッチ或は低ピッ
チに変化させることにより、機体を上昇或は下降させ、
又上下のローターのコレクティブピッチをそれぞれ反対
に変化させて(ピッチ差動式)、上下のローター間にト
ルク差を発生させることにより方向制御を行なうのが一
般的な方法である。
【0005】その他にもローターのダウンウォッシュ中
に適当な面積の方向舵を設けて揺動させ、これに作用す
る空気力により偏揺れモーメントを発生させる方法や、
各ローター先端部に設けた空気ブレーキ装置を作動さ
せ、方向制御する方法等が知られており、これらはいず
れもシングルローター型ヘリコプタと比較して多くの利
点を有している。先ず外形寸法をコンパクトにまとめら
れる上、パワーアップが比較的容易であり、コレクティ
ブピッチ操作によるヨー軸周りの偏向が少なく、その上
テールローターが不要のために種々のメリットがある。
それらを列記すれば、動力のロスが少ない、ドリフトが
起きず安定性がよい、高速飛行時の性能向上が容易であ
る、構造物が少なくその分軽量化ができて製造が容易で
ある、メンテナンスコストの低減、安全性の向上等々で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記で
説明したいずれの方向制御方法もそれぞれ欠点を包含し
ている。先ず空気ブレーキ式は構造が複雑であり、ダウ
ンウォッシュ利用の方法及びコレクティブピッチ差動式
では、空気力学的な原因から動力飛行時と、オートロー
テーション降下時では方向制御のための操舵が逆転して
しまうという致命的な欠点を有している。そのためピッ
チ差動式の同軸反転ヘリコプタでは、オートローテーシ
ョン降下時以外でのヨー軸周りの方向制御には、上下の
ローターのピッチ差動を使い、オートローテーション降
下時は上下のローターのピッチ差動を固定し、大面積の
方向舵を操作して機首方向を定めるのが一般的な方法と
されている。しかしながら、方向舵を有効に使うにはか
なりの前進速度が必要となり、これは操縦者にとって大
変危険な操縦となる。
【0007】なお、オートローテーションとは、エンジ
ントラブル等の場合、動力飛行中と同様にコレクティブ
ピッチが高ピッチのままではローターの回転数がたちま
ち低下し、最後にはローターが失速して墜落する。よっ
てこのような場合、すかさずローターのピッチを下げて
やれば、ローターは風車のように回転を続け揚力を発生
する。すると、動力飛行時のような揚力は出ないもの
の、パラシュート降下程度のスピードで降下ができる。
そこで、最後に着地寸前に適当な早さと量のピッチアッ
プ操作を行うと、ローターの揚力が一時的に増加する
が、空力抵抗も増えるため、たちまちローター回転数は
低下する。この一時的に増加した揚力を上手に使って軟
着陸をすることをいう。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明はヨー軸
周りの方向制御及びオートローテーション時のヨー軸制
御を簡単で確実なものとするために、それぞれ反対方向
へ回転する上下のローターを同軸上に備えた同軸二重反
転式ヘリコプタにおいて、前記上下のローター相互の回
転数を可変とすることにより回転速度差を生じさせて、
ヨー軸周りの方向制御を行なう手段、原動機出力を2分
割して上下のローターにそれぞれ伝えるとともに、上下
のローター相互の回転数を可変とすることにより回転速
度差を生じさせて、ヨー軸周りの方向制御を行なう手段
を基本として提供する。また、原動機出力を差動機構に
より2分割する手段、2分割した原動機出力の回転速度
を調節することにより、上下のローター相互の回転数を
可変とした手段、分割した原動機出力を無段変速機構に
より調節することにより、上下のローター相互の回転数
を可変とした手段を提供する。
【0009】さらに、より具体的には、それぞれ反対方
向へ回転する上下のローターを同軸上に備えた同軸二重
反転式ヘリコプタにおいて、原動機出力を減速して第1
軸へ伝達すると同時に、第2軸の逆転ギヤにも伝達し、
第1軸及び第2軸にそれぞれ結合した無段変速Vプーリ
を変速レバーの操作により任意の回転数に調節し、それ
ぞれVベルトにてロータマストに固着した大プーリを駆
動して上下のローターをそれぞれ回転させることによ
り、上下のローター間に回転速度差を生じさせて、ヨー
軸周りの方向制御を行なう手段、及び第1軸と第2軸に
それぞれ無段変速Vプーリを軸方向移動可能に圧着バネ
で軸着し、該圧着バネの下部は変速レバーによりシーソ
ー状態に支持されている手段を提供する。
【0010】上記した本発明によれば、上下のローター
の回転数を任意の回転数に調整し、上下のローター間に
回転速度差を生じさせてトルク差を発生させることによ
り、ヨー軸周りの方向制御を行なうことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は原動機出力を2分割して
上下のローターにそれぞれ伝えるとともに、上下のロー
ター相互の回転数を可変とすることにより回転速度差を
生じさせて、ヨー軸周りの方向制御を行なうことを特徴
としている。以下、図面に基づいて本発明の一実施形態
を説明する。図1は本発明の第1実施形態の要部構成側
断面図、図2は要部平面配置図であり、共に概念図であ
る。図3及び図4は変速レバー操作による作動説明のた
めの変速機構部の一部拡大側面図である。図5及び図6
は変速操作による機体の挙動を示す外観斜視図である。
【0012】図1に示すように、原動機1の出力軸1a
にクラッチ2を設け、このクラッチ2の出力側にVプー
リ3が一体として固着されている。第1軸10aの上端
部にはワンウェイ機構(図示略)を介してVプーリ5が
一体として装着されており、このVプーリ5とVプーリ
3との間にはVベルト4が掛け渡されて接続されてい
る。第1軸10aの上部にはギヤ7aを固着し、下部に
は無段変速Vプーリ8aが圧着バネ9aに付勢されて軸
方向にスライド自在に嵌合されている。
【0013】10bは第2軸であり、上部には逆転ギヤ
7bを固着し、下部には無段変速Vプーリ8bが圧着バ
ネ9bに付勢されて軸方向にスライド自在に嵌合されて
いる。そして、第1軸10aのギヤ7aと第2軸の逆転
ギヤ7bは噛合してる。また、第1軸10aと第2軸1
0bの下端は変速レバー11によりシーソー状態に支持
されており、変速レバー11の右端部11a及び左端部
11bはそれぞれ圧着バネ9a,9bに当接している。
即ち、圧着バネ9aは無段変速Vプーリ8aと変速レバ
ー11の右端部11aとの間に、又圧着バネ9bは無段
変速Vプーリ8bと変速レバー11の左端部11bとの
間に装備されている。
【0014】無段変速Vプーリ8a、8bはそれぞれV
ベルト12a,12bにて同軸のローターマスト14,
15にそれぞれ一体として固着された大プーリ13a,
13bと接続されている。同軸のローターマスト14,
15の上端にはそれぞれハブ16、17が固着され、ハ
ブ16には上のローター18が、ハブ17には下のロー
ター19が装着されている。20,21はスワッシュプ
レートであり、ロッド22,23,24が連結されて図
示しない操縦装置により上下動及び傾動可能にそれぞれ
ローターマスト14,15に装着されている。よって、
ロッド22,23,24を操作して、スワッシュプレー
ト20,21を上下動及び傾動させることにより、上下
のローター18,19のコレクティブピッチ角及びサイ
クリックピッチ角を変更することができる。
【0015】次に上記第1実施形態の作用について説明
する。原動機1を起動して出力軸1aが所定の回転数に
達するとクラッチ2が自動的に接続される。クラッチ2
に固着されたVプーリ3の回転はVベルト4によりVプ
ーリ5へ減速されて伝達される。Vプーリ5の回転はワ
ンウェイ機構(図示略)を介して第1軸10aを経て、
軸方向にスライド自在に嵌合された無段変速Vプーリ8
aへ伝わると同時に、ギヤ7aも回転させる。
【0016】そして、ギヤ7aの回転は噛合した逆転ギ
ヤ7bにも回転方向が逆転して伝達される。逆転ギヤ7
bの回転は第2軸10bを経て、軸方向にスライド自在
に嵌合された無段変速Vプーリ8bへ伝わる。回転方向
が相互に逆方向の無段変速Vプーリ8a,8bの回転は
それぞれVベルト12a,12bにより大プーリ13
a,13bに伝達され、更にローターマスト14,1
5、ハブ16,17を経て上のローター18及び下のロ
ーター19をそれぞれ逆方向に回転させる。今図示しな
いコレクティブピッチ操縦機構を操作して、上のロータ
ー18及び下のローター19のコレクティブピッチを一
斉に増加させると同時に、回転数を変化させないように
原動機出力を増加させるとヘリコプタは上昇し、逆に操
作すれば降下する。
【0017】このとき、上のローター18及び下のロー
ター19がほぼ同速度で反転しているにもかかわらずヨ
ー軸周りに機体が右または左に振られる場合は、上下の
ローター18,19のコレクトピッチ変化比率の不適切
が原因であるため調節する。一般的に上のローター18
のダウンウォッシュを受ける下のローター19のコレク
ティブピッチ角度の変化率を上のローター18のそれよ
り大きく設定する必要がある。上記設定によりコレクテ
ィブピッチ操作の影響によるヨー軸周りへの偏向が解消
される。
【0018】次に各舵の作動について述べるが、図示例
では各Vベルトのテンションプーリは図示していない。
今、動力飛行中に変速レバー11を右方向へ操作する
と、図3に示すように、変速レバー11の右端部11a
によって圧着バネ9aが圧縮され無段変速Vプーリ8a
の伝導半径が増し、図5に示すように、その結果上のロ
ーター18の回転(A)が加速される。一方、圧着バネ
9bは伸びて無段変速Vプーリ8bの伝導半径は減り、
下のローター19の回転(B)は減速される(A>
B)。よって、操作初期は上下のローター18,19を
それぞれ加減速する慣性力により、回転速度が安定後は
上下のローター18,19間の空気抵抗差により、図5
に示すように、ヘリコプタ29は機首を右(R)へ、機
尾を左(L)へ振り、変速レバー11を戻さない限りヨ
ー軸周りの回転は保持される。
【0019】一方、図4に示すように、変速レバー11
を左へ操作すれば上記とは逆に、変速レバー11の左端
部11bによって圧着バネ9bが圧縮され無段変速Vプ
ーリ8bの伝導半径が増し、図6に示すように、その結
果下のローター19の回転(B)は加速される。逆に、
圧着バネ9aは延びて無段変速Vプーリ8aの伝導半径
は減り、上のローター18の回転(A)は減速される
(A<B)。よって、操作初期は上下のローター18,
19をそれぞれ加減速する慣性力により、回転速度が安
定後は上下のローター18,19間の空気抵抗差によ
り、図6に示すように、ヘリコプタ29の機首を左
(L)へ、機尾を右(R)へ偏向し、変速レバー11を
戻さない限りヨー軸周りの回転は保持される。
【0020】また、動力飛行中に原動機1の出力を減じ
たり、停止させた場合は、ワンウェイ機構(図示略)に
より動力は切り離され適切なコレクティブピッチ操作に
より、オートローテーション降下に移行するが、ヨー軸
周りの作動は動力飛行時と同様のままである。他方図示
しないサイクリック制御レバーを操作してロッド24,
25を上下動させ、スワッシュプレート20,21を前
後左右に傾動させると、上下のローター18,19のサ
イクリックピッチ角が周期的に変化して上下のローター
18,19の回転面も傾動し、機体をその傾斜方向へ進
行させることができる。
【0021】上記した本発明の第1実施形態では、原動
機1の出力をギヤ7aと逆転ギヤ7bの噛合による逆転
機構を介して2分割し、上下のローター18,19を相
互に逆方向に回転させ、その回転速度を無段変速Vプー
リ8a,8bの無段変速機構で調節することにより、ヨ
ー軸周り方向の制御能力を得るものである。なお、原動
機1の出力を逆転させる機構及び上下のローター18,
19相互の回転数を可変とするための無段変速機構は他
の周知の構成のものを採用することができる。
【0022】図7は本発明の第2の実施形態の要旨を概
念的に示すものであり、原動機1の出力を差動機構32
により2分割し、同軸のローターマスト14,15に相
互に回転方向を逆転させて伝達するものであり、このロ
ーターマスト14,15の回転数、即ち上下のローター
18,19の回転数を無段変速機構又は回転速度制御装
置33にて調節するものである。
【0023】即ち、本発明は原動機出力を2分割して上
下のローターにそれぞれ伝えるとともに、上下のロータ
ー相互の回転数を可変とすることにより回転速度差を生
じさせて、ヨー軸周りの方向制御を行なうことを特徴と
するものであり、2分割させる手段としては逆転機構
や、差動機構を採用することができ、2分割した原動機
出力の回転速度を調節する手段としては無段変速機構や
回転速度制御装置を採用することができるものである。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、原動機
よりの回転出力は2分割され、無段変速機構にて任意の
回転数に調節されて、上下のローターにトルク差を生じ
させて方向制御することができる。よって、動力飛行
時、オートローテーション時を問わずヨー軸周りの制御
が容易である。また、ローターマスト周辺のコレクティ
ブピッチ差動機構が不要になり構造が簡略化できる。さ
らに、動力伝達機構が比較的単純に構成でき、軽量化と
整備性に効果がある。そして、従来の同軸二重反転式ヘ
リコプタと比較して全体的に上下方向の寸法を小さく構
成でき、小型化が容易である。そして、本発明は飛行用
の有人機は勿論、産業用の無人機、ラジコン機に至るま
で同軸二重反転機構を採用する全てのヘリコプタに幅広
く使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の要旨を概念的に示す要
部側断面図。
【図2】第1実施形態の要部平面配置図。
【図3】無段変速Vプーリの作用を説明する変速機構部
の部分拡大側面図。
【図4】無段変速Vプーリの作用を説明する変速機構部
の部分拡大側面図。
【図5】機体の挙動を示す外観斜視図。
【図6】機体の挙動を示す外観斜視図。
【図7】本発明の第2実施形態の要旨を概念的に示す説
明図。
【符号の説明】
1…原動機 2…クラッチ 3,5…Vプーリ 4,12a,12b…Vベルト 7a…ギヤ 7b…逆転ギヤ 8a,8b…無段変速Vプーリ 9a,9b…圧着バネ 10a…第1軸 10b…第2軸 11…変速レバー 13a,13b…大プーリ 14,15…ローターマスト 16,17…ハブ 18…上のローター 19…下のローター 20,21…スワッシュプレート 22,23,24…ロッド 32…差動機構 33…無段変速機構又は回転速度制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ反対方向へ回転する上下のロー
    ターを同軸上に備えた同軸二重反転式ヘリコプタにおい
    て、 前記上下のローター相互の回転数を可変とすることによ
    り回転速度差を生じさせて、ヨー軸周りの方向制御を行
    なうことを特徴とする同軸二重反転式ヘリコプタ。
  2. 【請求項2】 それぞれ反対方向へ回転する上下のロー
    ターを同軸上に備えた同軸二重反転式ヘリコプタにおい
    て、 原動機出力を2分割して上下のローターにそれぞれ伝え
    るとともに、上下のローター相互の回転数を可変とする
    ことにより回転速度差を生じさせて、ヨー軸周りの方向
    制御を行なうことを特徴とする同軸二重反転式ヘリコプ
    タ。
  3. 【請求項3】 原動機出力を差動機構により2分割する
    請求項2記載の同軸二重反転式ヘリコプタ。
  4. 【請求項4】 2分割した原動機出力の回転速度を調節
    することにより、上下のローター相互の回転数を可変と
    した請求項2又は3記載の同軸二重反転式ヘリコプタ。
  5. 【請求項5】 2分割した原動機出力を無段変速機構に
    より調節することにより、上下のローター相互の回転数
    を可変とした請求項2又は3記載の同軸二重反転式ヘリ
    コプタ。
  6. 【請求項6】 それぞれ反対方向へ回転する上下のロー
    ターを同軸上に備えた同軸二重反転式ヘリコプタにおい
    て、 原動機出力を減速して第1軸へ伝達すると同時に、第2
    軸の逆転ギヤにも伝達し、第1軸及び第2軸にそれぞれ
    結合した無段変速Vプーリを変速レバーの操作により任
    意の回転数に調節し、それぞれVベルトにてロータマス
    トに固着した大プーリを駆動して上下のローターをそれ
    ぞれ回転させることにより、上下のローター間に回転速
    度差を生じさせて、ヨー軸周りの方向制御を行なうこと
    を特徴とする同軸二重反転式ヘリコプタ。
  7. 【請求項7】 第1軸と第2軸にそれぞれ無段変速Vプ
    ーリを軸方向移動可能に圧着バネで軸着し、該圧着バネ
    の下部は変速レバーによりシーソー状態に支持されてい
    る請求項6記載の同軸二重反転式ヘリコプタ。
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