JPH11340889A - 衛星通信端末バージョンアップシステム - Google Patents

衛星通信端末バージョンアップシステム

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JPH11340889A
JPH11340889A JP10147086A JP14708698A JPH11340889A JP H11340889 A JPH11340889 A JP H11340889A JP 10147086 A JP10147086 A JP 10147086A JP 14708698 A JP14708698 A JP 14708698A JP H11340889 A JPH11340889 A JP H11340889A
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JP
Japan
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satellite communication
communication terminal
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unit
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Withdrawn
Application number
JP10147086A
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English (en)
Inventor
Kumiko Ono
久美子 小野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスコストやシステム構築コストが
安価で、遠隔地に設置している複数の衛星通信端末を同
時に短時間でバージョンアップすることができる衛星通
信端末バージョンアップシステムを提供することを目的
とする。 【解決手段】 ホスト局21は、バージョンアップ要求
受付部1と、バージョンアップ要求を受け付けると衛星
通信端末22にバージョンアップ待ち要求を行うバージ
ョンアップ待ち要求送信部2と、バージョンアップデー
タ格納部3と、バージョンアップデータ送信部4と、バ
ージョンアップ終了通知受信部5とを有し、衛星通信端
末は、バージョンアップ待ち要求受信部6と、バージョ
ンアップデータ受信部7と、バージョンアップデータで
フラッシュROMを書き換えるフラッシュROM書き換
え部と8、書き換えが終了するとホスト局に対してバー
ジョンアップ終了通知を送信するバージョンアップ終了
通知送信部9とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信端末をバ
ージョンアップする衛星通信端末バージョンアップシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星通信端末のバージョンアップ
システムは、パソコンと衛星通信端末とRS232Cケ
ーブルとを組み合わせて構成されている。パソコンと衛
星通信端末はRS232Cケーブルで接続される。パソ
コン側は、ハードディスク内もしくはフロッピーディス
ク内のバージョンアップデータを読み出し、衛星通信端
末に対して、バージョンアップデータを送信する。衛星
通信端末は、バージョンアップデータを受信し、フラッ
シュROMを書き換える。このようなパソコンと衛星通
信端末とRS232Cケーブルを使用したバージョンア
ップシステムにおいては、バージョンアップのためには
サービスマンが衛星通信端末を回収しなければならなか
ったので、そのメンテナンスコストが高価になってい
た。また、パソコン1台と衛星通信端末1台とを接続し
て1台ずつバージョンアップするので、バージョンアッ
プに非常に時間がかかっていた。また、複数の衛星通信
端末をバージョンアップするには、複数のパソコンとR
S232Cケーブルを用意しなければならないので、シ
ステム構築が高価になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の衛
星通信端末バージョンアップシステムでは、サービスマ
ンが端末を回収しなければならいので運送料、人材費な
どのメンテナンスコストが高価になるという問題点を有
し、また、1台ずつしかバージョンアップできないため
時間がかかるという問題点を有していた。さらに複数の
端末のバージョンアップには複数のパソコンとRS23
2Cケーブルが必要なため、システムの構築が高価にな
るという問題点を有していた。
【0004】この衛星通信バージョンアップシステムで
は、メンテナンスコストやシステム構築コストが安価で
短時間にバージョンアップできることが要求されてい
る。
【0005】本発明は、メンテナンスコストやシステム
構築コストが安価で、遠隔地に設置している複数の衛星
通信端末を同時に短時間でバージョンアップすることが
できる衛星通信端末バージョンアップシステムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の衛星通信端末バージョンアップシステムは、
ホスト局と衛星通信端末と周回通信衛星とを有し、ホス
ト局と衛星通信端末との通信を周回通信衛星を介して行
う衛星通信端末バージョンアップシステムであって、ホ
スト局は、バージョンアップ要求発生時にバージョンア
ップ要求を受け付けるバージョンアップ要求受付部と、
バージョンアップ要求受付部でバージョンアップ要求を
受け付けると衛星通信端末に対してバージョンアップ待
ち要求を行うバージョンアップ待ち要求送信部と、バー
ジョンアップデータを格納しているバージョンアップデ
ータ格納部と、バージョンアップデータ格納部からバー
ジョンアップデータを読み出して衛星通信端末に対して
バージョンアップデータを送信するバージョンアップデ
ータ送信部と、衛星通信端末から送られてきたバージョ
ンアップ終了通知を受信するバージョンアップ終了通知
受信部とを有し、衛星通信端末は、ホスト局から送られ
てきたバージョンアップ待ち要求を受信するバージョン
アップ待ち要求受信部と、ホスト局から送られてきたバ
ージョンアップデータを受信するバージョンアップデー
タ受信部と、バージョンアップデータ受信部で受信した
バージョンアップデータでフラッシュROMを書き換え
るフラッシュROM書き換え部と、フラッシュROM書
き換え部で全てのバージョンアップデータの書き換えが
終了すると、ホスト局に対してバージョンアップ終了通
知を送信するバージョンアップ終了通知送信部とを有す
る構成を備えている。
【0007】これにより、メンテナンスコストやシステ
ム構築コストが安価で、遠隔地に設置している複数の衛
星通信端末を同時に短時間でバージョンアップすること
ができる衛星通信端末バージョンアップシステムが得ら
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ホスト局と衛星通信端末と周回通信衛星とを有し、
ホスト局と衛星通信端末との通信を周回通信衛星を介し
て行う衛星通信端末バージョンアップシステムであっ
て、ホスト局は、バージョンアップ要求発生時にバージ
ョンアップ要求を受け付けるバージョンアップ要求受付
部と、バージョンアップ要求受付部でバージョンアップ
要求を受け付けると衛星通信端末に対してバージョンア
ップ待ち要求を行うバージョンアップ待ち要求送信部
と、バージョンアップデータを格納しているバージョン
アップデータ格納部と、バージョンアップデータ格納部
からバージョンアップデータを読み出して衛星通信端末
に対してバージョンアップデータを送信するバージョン
アップデータ送信部と、衛星通信端末から送られてきた
バージョンアップ終了通知を受信するバージョアップ終
了通知受信部とを有し、衛星通信端末は、ホスト局から
送られてきたバンージョンアップ待ち要求を受信するバ
ージョンアップ待ち要求受信部と、ホスト局から送られ
てきたバージョンアップデータを受信するバージョンア
ップデータ受信部と、バージョンアップデータ受信部で
受信したバージョンアップデータでフラッシュROMを
書き換えるフラッシュROM書き換え部と、フラッシュ
ROM書き換え部で全てのバージョンアップデータの書
き換えが終了すると、ホスト局に対してバージョンアッ
プ終了通知を送信するバージョンアップ終了通知送信部
とを有することとしたものであり、周回通信衛星を介し
て衛星通信端末のバージョンアップが行われるという作
用を有する。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ホスト局は、定期的に衛星通信端末か
ら送られてくる衛星通信端末のバージョン番号を受信す
るバージョン番号受信部と、最新のバージョン番号を格
納している最新バージョン番号格納部と、バージョン番
号受信部で受信した衛星通信端末のバージョン番号と最
新バージョン番号格納部から読み出した最新のバージョ
ン番号とを比較して、受信した衛星通信端末のバージョ
ン番号が最新のバージョン番号よりも古いときはバージ
ョンアップ要求受付部にバージョンアップ要求を出力す
るバージョン番号比較部とを有し、衛星通信端末は、自
己のバージョン番号を格納しているバージョン番号格納
部と、バージョン番号格納部から読み出した衛星通信端
末のバージョン番号をホスト局に対して定期的に送信す
るバージョン番号送信部とを有することとしたものであ
り、衛星通信端末は常に最新のバージョンに設定されて
いるという作用を有する。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、ホスト局は、バージョンアップ
要求受付部からバージョンアップ要求を受け付けたとき
プロテクト信号を送信するプロテクト信号送信部を有
し、衛星通信端末は、ホスト局から送られてきたプロテ
クト信号を受信するプロテクト信号受信部と、プロテク
ト信号受信部で受信したプロテクト信号が示すフラッシ
ュROMの領域に対してプロテクトを設定するプロテク
ト設定部とを有することとしたものであり、バージョン
アップ対象外のフラッシュROM領域が破壊されること
が防止されるという作用を有する。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載の発明において、ホスト局は、バ
ージョンアップデータ格納部から読み出したバージョン
アップデータを暗号化する暗号化部を有し、衛星通信端
末は、バージョンアップデータ受信部で受信した暗号化
されているバージョンアップデータを解読する暗号解読
部を有することとしたものであり、秘密とすべきバージ
ョンアップデータの漏洩が防止されるという作用を有す
る。
【0012】以下、本発明の実施の形態について、図
1、図2を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による衛
星通信端末バージョンアップシステムを示すブロック図
であり、図2は本発明の実施の形態1による衛星通信端
末バージョンアップシステムの概略を示す構成図であ
る。
【0013】図1において、1はバージョンアップ要求
受付部、2はバージョンアップ待ち要求送信部、3はバ
ージョンアップデータ格納部、4はバージョンアップデ
ータ送信部、5はバージョンアップ終了通知受信部、6
はバージョンアップ待ち要求受信部、7はバージョンア
ップデータ受信部、8はフラッシュROM書き換え部、
9はバージョンアップ終了通知送信部、10はバージョ
ン番号格納部、11はバージョン番号送信部、12はバ
ージョン番号受信部、13は最新バージョン番号格納
部、14はバージョン番号比較部、15はプロテクト信
号送信部、16はプロテクト信号受信部、17はプロテ
クト設定部、18は暗号化部、19は暗号解読部、21
はホスト局、22は衛星通信端末であり、ホスト局21
は構成要素1〜5、12〜15、18から成り、衛星通
信端末22は構成要素6〜9、10〜11、16〜1
7、19から成る。また、図2において、ホスト局2
1、衛星通信端末22は図1と同様のものなので、同一
符号を付し、説明は省略する。23、24は内部構成が
衛星通信端末22と同じ衛星通信端末、25は周回通信
衛星であり、各衛星通信端末22、23、24はホスト
局21から見て遠隔地に配置されている。
【0014】以上のように構成された衛星通信端末バー
ジョンアップシステムについて、その概略動作を図2を
用いて説明する。
【0015】バージョンアップ要求発生時、ホスト局2
1は遠隔地にある複数の衛星通信端末22、23、24
に対してバージョンアップ待ち要求R1を送信する。衛
星通信端末22、23、24は、周回通信衛星25を介
してバージョンアップ待ち要求R1を受信すると、すぐ
にバージョンアップ待ち状態になる。次に、ホスト局2
1は衛星通信端末22、23、24に対してバージョン
アップデータDを送信する。衛星通信端末22、23、
24は、周回通信衛星25を介してバージョンアップデ
ータDを受信し、内部のフラッシュROMを書き換え
る。衛星通信端末22、23、24は、全てのバージョ
ンアップデータの書き込みを終了すると、ホスト局21
に対してバージョンアップ終了通知E22、E23、E
24をそれぞれ送信し、バージョンアップデータ待ち状
態を終了する。ホスト局21は、周回通信衛星25を介
してバージョンアップ終了通知E22、E23、E24
を受信すると、バージョンアップ状態を終了する。
【0016】次に、衛星通信端末バージョンアップシス
テムの詳細動作を図1を用いて説明する。バージョンア
ップ要求発生時、ホスト局21のバージョンアップ要求
受付部1でバージョンアップ要求Rを受け付ける。バー
ジョンアップ要求受付部1はバージョンアップ待ち要求
R1をバージョンアップ待ち要求送信部2に出力し、バ
ージョンアップ待ち要求送信部2は衛星通信端末22に
対してバージョンアップ待ち要求R1を送信する。衛星
通信端末22のバージョンアップ待ち要求受信部6は、
周回通信衛星25(図2)を介してホスト局21のバー
ジョンアップ待ち要求送信部2から送られてきたバージ
ョンアップ待ち要求R1を受信する。受信するとすぐ
に、衛星通信端末22はバージョンアップ待ち状態にな
る。
【0017】ホスト局21のバージョンアップデータ格
納部3には、バージョンアップデータが格納されてい
る。バージョンアップ要求受付部1がバージョンアップ
要求Rを受け付けると、バージョンアップデータ送信部
4は、バージョンアップデータ格納部3から読み出され
たバージョンアップデータDを衛星通信端末22に対し
て送信する。
【0018】衛星通信端末22のバージョンアップデー
タ受信部7は、周回通信衛星25を介してホスト局21
のバージョンアップデータ送信部4から送られてきたバ
ージョンアップデータDを受信し、フラッシュROM書
き換え部8にバージョンアップデータDを渡す。フラッ
シュROM書き換え部8は渡されたバージョンアップデ
ータDでフラッシュROMを書き換える。全てのバージ
ョンアップデータDの書き換えが終了するまで、上記の
処理(バージョンアップデータ格納部3からバージョン
アップデータDを読み出し、バージョンアップデータ送
信部4でバージョンアップデータDを送信し、バージョ
ンアップデータ受信部7でバージョンアップデータDを
受信し、フラッシュROM書き換え部8バージョンアッ
プデータDで書き換える処理)を繰り返す。
【0019】全てのバージョンアップデータDの書き換
えが終了すると、衛星通信端末22のバージョンアップ
終了通知送信部9はバージョンアップデータ終了通知E
22をホスト局21へ送信し、衛星通信端末22は、バ
ージョンアップデータ待ち状態を解除する。ホスト局2
1のバージョンアップ終了通知受信部5は、周回通信衛
星25を介して衛星通信端末22のバージョンアップ終
了通知送信部9から送られてきたバージョンアップデー
タ終了通知E22を受信し、ホスト局21は、バージョ
ンアップ状態を解除する。
【0020】次に、衛星通信端末22を常に最新のバー
ジョンに設定する動作について説明する。
【0021】衛星通信端末22のバージョン番号格納部
10には、衛星通信端末22のバージョン番号T22が
格納されており、格納されているバージョン番号は衛星
通信端末22のバージョンアップの際、フラッシュRO
Mに全てのバージョンアップデータDの書き込みが終了
した時に更新される。バージョン番号送信部11は、バ
ージョン番号格納部10から読み出された衛星通信端末
22のバージョン番号T22を定期的にホスト局21に
対して送信する。
【0022】ホスト局21のバージョン番号受信部12
は、周回通信衛星25を介して衛星通信端末22のバー
ジョン番号送信部11から送られてきた衛星通信端末2
2のバージョン番号T22を受信する。最新バージョン
番号格納部13には、バージョンアップデータ格納部3
に格納されている最新のバージョンアップデータのバー
ジョン番号Tが格納されている。バージョン番号比較部
14は、バージョン番号受信部12で受信した衛星通信
端末22のバージョン番号T22と最新バージョン番号
格納部13から読み出した最新バージョン番号Tを比較
する。もしも衛星通信端末22のバージョン番号T22
が最新バージョン番号Tよりも古いときは、衛星通信端
末22のバージョンアップが必要と判断し、バージョン
番号比較部14はバージョンアップ要求受付部1にバー
ジョンアップ要求Rを出力する。
【0023】次に、バージョンアップ対象外のフラッシ
ュROM領域の破壊防止について説明する。
【0024】本システムのバージョンアップデータ以外
のデータによるバージョンアップ時は(例えばアプリケ
ーションのバージョンアップ時は)、ホスト局21はバ
ージョンアップ要求受付部1でバージョンアップ要求R
を受け付けると、プロテクト信号送信部15にプロテク
ト信号Pの送信を要求する。プロテクト信号送信部15
は衛星通信端末22に対して、プロテクト信号Pを送信
する。衛星通信端末22のプロテクト信号受信部16
は、周回通信衛星25を介してホスト局21のプロテク
ト信号送信部15から送られてきたプロテクト信号Pを
受信する。プロテクト設定部17は、プロテクト信号受
信部16で受信したプロテクト信号が示すフラッシュR
OMの領域にプロテクトを設定する。これで、バージョ
ンアップ対象であるアプリケーション以外のフラッシュ
ROM領域の破壊が防止される。
【0025】次に、バージョンアップデータの暗号化に
ついて説明する。ホスト局21の暗号化部18は、バー
ジョンアップデータ格納部3から読み出したバージョン
アップデータDを暗号化し、バージョンアップデータ送
信部4に暗号化されたバージョンアップデータD´を渡
す。衛星通信端末22の暗号解読部19は、バージョン
アップデータ受信部7で受信した暗号化されているバー
ジョンアップデータD´の暗号を解読し、元のバージョ
ンアップデータDに戻して、バージョンアップデータD
をフラッシュROM書き換え部8に渡す。
【0026】以上のように本実施の形態によれば、ホス
ト局21と衛星通信端末22、23、24は周回通信衛
星25を介して交信するようにしたので、遠隔地に設置
している衛星通信端末22、23、24をサービスマン
がバージョンアップのために回収することなく、また、
複数の衛星通信端末22、23、24をバージョンアッ
プする際に複数のパソコンとRS232Cケーブルを用
意することなく、同時に複数の衛星通信端末をバージョ
ンアップすることができる。それによって、衛星通信端
末バージョンアップシステム全体の構築コストやメンテ
ナンスコストを安価にでき、バージョンアップの時間を
短縮することができる。また、ホスト局21で管理して
いる最新のバージョンより古くなったら自動的にバージ
ョンアップを行うので、衛星通信端末22、23、24
を常に最新のバージョンに設定することができる。さら
に、プログラムの一部分(例えばアプリケーションプロ
グラム)をバージョンアップするときに、バージョンア
ップ対象外のフラッシュROM領域にプロテクトを設定
するようにしたので、システムプログラムの破壊を防ぐ
ことができる。さらに、バージョンアップデータDを暗
号化することによって、秘密のバージョンアップデータ
Dの漏洩を防止することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の衛星通信端末バー
ジョンアップシステムによれば、ホスト局と衛星通信端
末と周回通信衛星とを有し、ホスト局と衛星通信端末と
の通信を周回通信衛星を介して行う衛星通信端末バージ
ョンアップシステムであって、ホスト局は、バージョン
アップ要求発生時にバージョンアップ要求を受け付ける
バージョンアップ要求受付部と、バージョンアップ要求
受付部でバージョンアップ要求を受け付けると衛星通信
端末に対してバージョンアップ待ち要求を行うバージョ
ンアップ待ち要求送信部と、バージョンアップデータを
格納しているバージョンアップデータ格納部と、バージ
ョンアップデータ格納部からバージョンアップデータを
読み出して衛星通信端末に対してバージョンアップデー
タを送信するバージョンアップデータ送信部と、衛星通
信端末から送られてきたバージョンアップ終了通知を受
信するバージョンアップ終了通知受信部とを有し、衛星
通信端末は、ホスト局から送られてきたバージョンアッ
プ待ち要求を受信するバージョンアップ待ち要求受信部
と、ホスト局から送られてきたバージョンアップデータ
を受信するバージョンアップデータ受信部と、バージョ
ンアップデータ受信部で受信したバージョンアップデー
タでフラッシュROMを書き換えるフラッシュROM書
き換え部と、フラッシュROM書き換え部で全てのバー
ジョンアップデータの書き換えが終了すると、ホスト局
に対してバージョンアップ終了通知を送信するバージョ
ンアップ終了通知送信部とを有することにより、周回通
信衛星を介して衛星通信端末のバージョンアップを行う
ことができるので、遠隔地に設置している衛星通信端末
をサービスマンがバージョンアップのために回収するこ
となく、また、複数の衛星通信端末をバージョンアップ
する際に複数のパソコンとRS232Cケーブルを用意
することなく、同時に複数の衛星通信端末をバージョン
アップすることができ、衛星通信端末バージョンアップ
システム全体の構築コストやメンテナンスコストを安価
にでき、バージョンアップの時間を短縮することができ
るという有利な効果が得られる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、ホスト局は、定期的に衛星通信
端末から送られてくる衛星通信端末のバージョン番号を
受信するバージョン番号受信部と、最新のバージョン番
号を格納している最新バージョン番号格納部と、バージ
ョン番号受信部で受信した衛星通信端末のバージョン番
号と最新バージョン番号格納部から読み出した最新のバ
ージョン番号とを比較して、受信した衛星通信端末のバ
ージョン番号が最新のバージョン番号よりも古いときは
バージョンアップ要求受付部にバージョンアップ要求を
出力するバージョン番号比較部とを有し、衛星通信端末
は、自己のバージョン番号を格納しているバージョン番
号格納部と、バージョン番号格納部から読み出した衛星
通信端末のバージョン番号をホスト局に対して定期的に
送信するバージョン番号送信部とを有することにより、
衛星通信端末を常に最新のバージョンに設定することが
できるという有利な効果が得られる。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明において、ホスト局は、バージョン
アップ要求受付部からバージョンアップ要求を受け付け
たときプロテクト信号を送信するプロテクト信号送信部
を有し、衛星通信端末は、ホスト局から送られてきたプ
ロテクト信号を受信するプロテクト信号受信部と、プロ
テクト信号受信部で受信したプロテクト信号が示すフラ
ッシュROMの領域に対してプロテクトを設定するプロ
テクト設定部とを有することにより、バージョンアップ
対象外のフラッシュROM領域の破壊を防止することが
できるという有利な効果が得られる。
【0030】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3のいずれか1項に記載の発明において、ホスト局
は、バージョンアップデータ格納部から読み出したバー
ジョンアップデータを暗号化する暗号化部を有し、衛星
通信端末は、バージョンアップデータ受信部で受信した
暗号化されているバージョンアップデータを解読する暗
号解読部を有することにより、秘密とすべきバージョン
アップデータの漏洩を防止することができるという有利
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による衛星通信端末バー
ジョンアップシステムを示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1による衛星通信端末バー
ジョンアップシステムの概略を示す構成図
【符号の説明】
1 バージョンアップ要求受付部 2 バージョンアップ待ち要求送信部 3 バージョンアップデータ格納部 4 バージョンアップデータ送信部 5 バージョンアップ終了通知受信部 6 バージョンアップ待ち要求受信部 7 バージョンアップデータ受信部 8 フラッシュROM書き換え部 9 バージョンアップ終了通知送信部 10 バージョン番号格納部 11 バージョン番号送信部 12 バージョン番号受信部 13 最新バージョン番号格納部 13 バージョン番号比較部 15 プロテクト信号送信部 16 プロテクト信号受信部 17 プロテクト設定部 18 暗号化部 19 暗号解読部 21 ホスト局 22、23、24 衛星通信端末 25 周回通信衛星

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト局と衛星通信端末と周回通信衛星と
    を有し、前記ホスト局と前記衛星通信端末との通信を前
    記周回通信衛星を介して行う衛星通信端末バージョンア
    ップシステムであって、前記ホスト局は、バージョンア
    ップ要求発生時にバージョンアップ要求を受け付けるバ
    ージョンアップ要求受付部と、前記バージョンアップ要
    求受付部でバージョンアップ要求を受け付けると前記衛
    星通信端末に対してバージョンアップ待ち要求を行うバ
    ージョンアップ待ち要求送信部と、バージョンアップデ
    ータを格納しているバージョンアップデータ格納部と、
    前記バージョンアップデータ格納部からバージョンアッ
    プデータを読み出して前記衛星通信端末に対してバージ
    ョンアップデータを送信するバージョンアップデータ送
    信部と、前記衛星通信端末から送られてきたバージョン
    アップ終了通知を受信するバージョンアップ終了通知受
    信部とを有し、前記衛星通信端末は、前記ホスト局から
    送られてきたバージョンアップ待ち要求を受信するバー
    ジョンアップ待ち要求受信部と、前記ホスト局から送ら
    れてきたバージョンアップデータを受信するバージョン
    アップデータ受信部と、前記バージョンアップデータ受
    信部で受信したバージョンアップデータでフラッシュR
    OMを書き換えるフラッシュROM書き換え部と、前記
    フラッシュROM書き換え部で全てのバージョンアップ
    データの書き換えが終了すると、前記ホスト局に対して
    バージョンアップ終了通知を送信するバージョンアップ
    終了通知送信部とを有する衛星通信端末バージョンアッ
    プシステム。
  2. 【請求項2】前記ホスト局は、定期的に前記衛星通信端
    末から送られてくる衛星通信端末のバージョン番号を受
    信するバージョン番号受信部と、最新のバージョン番号
    を格納している最新バージョン番号格納部と、前記バー
    ジョン番号受信部で受信した衛星通信端末のバージョン
    番号と前記最新バージョン番号格納部から読み出した最
    新のバージョン番号とを比較して、受信した衛星通信端
    末のバージョン番号が最新のバージョン番号よりも古い
    ときは前記バージョンアップ要求受付部にバージョンア
    ップ要求を出力するバージョン番号比較部とを有し、前
    記衛星通信端末は、自己のバージョン番号を格納してい
    るバージョン番号格納部と、前記バージョン番号格納部
    から読み出した衛星通信端末のバージョン番号を前記ホ
    スト局に対して定期的に送信するバージョン番号送信部
    とを有する請求項1に記載の衛星通信端末バージョンア
    ップシステム。
  3. 【請求項3】前記ホスト局は、前記バージョンアップ要
    求受付部からバージョンアップ要求を受け付けたときプ
    ロテクト信号を送信するプロテクト信号送信部を有し、
    前記衛星通信端末は、前記ホスト局から送られてきたプ
    ロテクト信号を受信するプロテクト信号受信部と、前記
    プロテクト信号受信部で受信したプロテクト信号が示す
    フラッシュROMの領域に対してプロテクトを設定する
    プロテクト設定部とを有する請求項1又は2に記載の衛
    星通信端末バージョンアップシステム。
  4. 【請求項4】前記ホスト局は、前記バージョンアップデ
    ータ格納部から読み出したバージョンアップデータを暗
    号化する暗号化部を有し、前記衛星通信端末は、前記バ
    ージョンアップデータ受信部で受信した暗号化されてい
    るバージョンアップデータを解読する暗号解読部を有す
    る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の衛星通信端末
    バージョンアップシステム。
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