JPH11339495A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH11339495A
JPH11339495A JP10147999A JP14799998A JPH11339495A JP H11339495 A JPH11339495 A JP H11339495A JP 10147999 A JP10147999 A JP 10147999A JP 14799998 A JP14799998 A JP 14799998A JP H11339495 A JPH11339495 A JP H11339495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
random number
memory cell
memory
cell array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10147999A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Endo
正文 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10147999A priority Critical patent/JPH11339495A/ja
Publication of JPH11339495A publication Critical patent/JPH11339495A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ記憶時および読み出し時のエラーを抑
制でき、センシング時間の短縮およびS/Nのマージン
を十分にとることができ、大容量且つ高精度なデータ記
憶を実現できる不揮発性半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 符号化回路によりM個の入力データを一
単位としてN個の誤り訂正符号を付加し、得られたK個
のデータに乱数加算回路で生成されたK個の乱数列を加
算することにより乱数化し、乱数化したデータをフラッ
シュメモリセルアレイに記憶する。メモリセルアレイか
ら読み出されたデータに対して、乱数減算回路において
加算した乱数を減算処理により除去し、さらに誤り訂正
回路により付加された誤り訂正符号に基づき誤りを訂正
するので、データ記憶時および読み出し時に生じたエラ
ーを訂正でき、多値メモリにおけるエラー発生の確率を
低減させ、大容量且つ高精度なデータ記憶を実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置、例えば、NAND型のフラッシュメモリにおけ
る記憶データ信頼性の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造技術の進歩に伴い、不
揮発性半導体記憶装置の高集積度化、大容量化が進み、
低消費電力の特性を維持しながら大容量な情報記録を実
現可能となっている。
【0003】特に、不揮発性半導体記憶装置において、
一つのメモリセルに2以上のしきい値電圧レベルを設定
することにより、一ビット以上の情報を記憶できるいわ
ゆる多値メモリを実現できた。このため、この多値技術
を用いることにより不揮発性半導体記憶装置の記憶容量
を容易に拡大でき、ディジタル化した音声情報および画
像情報を記憶するなど、大容量な情報を記録する場合に
は有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した不
揮発性半導体記憶装置を用いる場合に、特にフラッシュ
メモリにおけるNAND型の多値メモリの場合に、構造
的に複数のメモリセルがビット線とソース線との間に直
列接続されていることを原因に、例えば、カップリング
ノイズ、AGL(Array Ground Line )およびBPD
(Back Pattern Dependence )などの不利益がある。
【0005】カップリングノイズは、主にビット線同士
間の静電容量結合によって発生し、選択されたビットの
電圧が時間的に変化することをいう。AGLは、複数の
メモリセルユニットが同時に動作するためソース線、即
ち接地端子側の配線抵抗の効果で、メモリセルユニット
が消去状態から順に書き込まれた状態においては、書き
込みが終了したメモリセルの読み出ししきい値電圧が変
化することをいう。この場合に、ソース線の電流が減少
するので、しきい値電圧が上昇する。また、メモリセル
ユニットが消去状態で、通常はソース線側から順にメモ
リセルに書き込まれる。この場合に、書き込みが終了し
たメモリセルのしきい値電圧は、後から書き込まれるメ
モリセルのデータ、即ちメモリセルのしきい値電圧によ
りセンスアンプ電流が変化し、読み出ししきい値電圧が
変化する。この現象をBPDという。
【0006】カップリングノイズはとAGLは、NAN
D型フラッシュメモリのメモリセルアレイの構成と動作
タイミングの最適化、またはソース線を形成するアルミ
ニウム(Al)配線の配線抵抗を低減させることなどに
より、問題となるレベル以下に制限することができる。
しかし、BPDは現在のところ、センスアンプの電流を
小さくする以外に有効な対策は殆どない。
【0007】BPDは、書き込まれたデータに規則的な
偏り、例えば、ブロックデータのほとんどのビットが
“1”、即ち、書き込みメモリセルのしきい値電圧が高
い場合に、しきい値電圧の変化が最大となる。この場合
に、BPDが問題になるようなメモリ装置では、ページ
読み出しにおいて多数のデータがエラーとなり、誤り訂
正(ECC)回路では完全に訂正できない場合もある。
実際、このような規則的なデータは、ディジタル化した
音声または画像データを記憶する場合に頻繁に現れる。
また、BPDはNAND型メモリにおけるメモリストリ
ングのセル段数が大きくなるほど、しきい値電圧の変化
が増大するという不利益が生じる。
【0008】これによって、メモリセルのしきい値電圧
の分布が広がることによって、NAND型メモリセルア
レイの面積を小さくする効果のあるメモリセルユニット
の直列メモリセルの段数を大きくすることが困難にな
る。また、一メモリセルに3値以上のしきい値電圧を設
定する多値メモリではさらに大きな問題となる。またセ
ンスアンプ電流を小さくする方式での解決方法は、セン
シング時間の増大と信号対雑音比(S/N)の悪化から
限界がある。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、フラッシュメモリ特にNAND
型多値メモリにおいて、メモリセルユニットのBPDに
起因する読み出し誤差を抑制でき、さらに、センスアン
プ電流を適切に設定できることにより、センシング時間
の短縮およびS/Nのマージンを十分にとることがで
き、データエラーが発生する確率を低減できる不揮発性
半導体記憶装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、複数の不揮発
性メモリセルにより構成されたメモリセルアレイと、M
個のデータからなる疑似乱数列を発生する乱数発生手段
と、M個のデータを有する入力データと上記乱数発生手
段により発生された上記疑似乱数列とに基づき所定の演
算を行い、当該演算によって乱数化されたM個のデータ
を上記メモリセルアレイに保持させる乱数化手段とを有
する。
【0011】また、本発明の不揮発性半導体記憶装置
は、上述した構成に加わって、上記メモリセルアレイに
保持された上記M個のデータを読み出し、読み出された
データと上記乱数化手段にて用いられた上記疑似乱数列
とに基づき所定の演算を行い、当該演算によって得られ
たM個のデータを出力するデータ出力手段をさらに有す
る。
【0012】また、本発明の不揮発性半導体記憶装置
は、上述した構成に、さらに誤り訂正手段を付加し、デ
ータ記憶および読み出しにおいて生じたエラーを訂正す
ることができる。即ち、半導体記憶装置は複数の不揮発
性メモリセルにより構成されたメモリセルアレイと、K
(Kは2以上の整数)個のデータからなる疑似乱数列を
発生する乱数発生手段と、M個のデータを有する入力デ
ータに対して、N(N=K−M)個のデータからなる誤
り訂正符号を付加する符号化手段と、上記符号化手段に
より得られたK個のデータと上記乱数発生手段により発
生された上記疑似乱数列とに基づき所定の演算を行い、
当該演算によって乱数化されたK個のデータを上記メモ
リセルアレイに保持させる乱数化手段とを有する。
【0013】また、本発明の不揮発性半導体記憶装置
は、複数の不揮発性メモリセルにより構成されたメモリ
セルアレイと、K(Kは2以上の整数)個のデータから
なる疑似乱数列を発生する乱数発生手段と、M個のデー
タを有する入力データに対して、N(N=K−M)個の
データからなる誤り訂正符号を付加する符号化手段と、
上記符号化手段により得られたK個のデータと上記乱数
発生手段により発生された上記疑似乱数列とに基づき所
定の演算を行い、当該演算によって乱数化されたK個の
データを上記メモリセルアレイに保持させる乱数化手段
と、上記メモリセルアレイに保持された上記K個のデー
タを読み出し、読み出されたデータと上記乱数化手段に
て用いられた上記疑似乱数列とに基づき所定の演算を行
い、当該演算により得られたK個のデータを出力するデ
ータ出力手段と、上記データ出力手段から出力された上
記K個のデータに対して、上記符号化手段により付加さ
れた上記N個の誤り訂正符号に基づき誤り訂正を行い、
誤り訂正されたM個のデータを出力する復号手段とを有
する。
【0014】また、本発明では、好適には、上記メモリ
セルアレイは、少なくとも2つのメモリセルが直列に接
続されてなるメモリストリングが選択トランジスタを介
して、それぞれビット線およびソース線に接続されて構
成され、書き込み後の読み出し/ベリファイにおいて、
書き込み終了したメモリセルのコントロールゲートに印
加される電圧と消去状態のメモリセルのコントロールゲ
ートに印加される電圧は、上記メモリストリング上のす
べてメモリセルが消去状態でのセンスアンプ電流と、各
メモリセルに乱数化されたデータが書き込まれたときの
統計的な平均センスアンプ電流とがほぼ等しくなるよう
に設定されている。
【0015】さらに、本発明では、好適には、上記メモ
リセルアレイを構成するメモリセルは、しきい値電圧が
少なくとも2以上のレベルに設定可能な多値メモリセル
であり、上記乱数発生手段は、符号周期L(L≧K)の
M系列(Maximum length code )を発生し、上記疑似乱
数列として上記乱数化手段および上記データ出力手段に
供給する。
【0016】本発明によれば、例えば、M個の入力デー
タを一単位として符号化処理が行われ、N個の誤り訂正
符号が付加されてK(K=M+N)個のデータが生成さ
れる。乱数加算回路により上記K個のデータに乱数列が
加算される。当該乱数化処理によって乱数化されたK個
のデータがフラッシュメモリセルアレイに記憶される。
メモリセルアレイから読み出されたデータに対して、乱
数加算処理で加算した乱数が減算処理により除去され、
さらに符号化処理により付加された誤り訂正符号に基づ
き誤り訂正が行われる。この結果、データ記憶時および
読み出し時におけるエラーの発生を抑制できる。さら
に、メモリセルアレイに乱数化されたデータを格納する
ことにより、センスアンプ電流のマージンが大きくと
れ、データエラーの発生する確率を低減できる。その結
果、大容量且つ高精度のデータ記録を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る不揮発性半導
体記憶装置の一実施形態を示す回路図である。図示のよ
うに、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、訂正符
号回路101、誤り訂正回路102、乱数加算回路10
3、乱数減算回路104、擬似乱数発生回路105、フ
ラッシュメモリセルアレイ106およびページ書き込み
読み出し制御回路107により構成されている。
【0018】訂正符号回路101は、入力データDIN
所定のビット数、例えばM(Mは2以上の整数)ビット
の入力データを一単位(ここで、ブロックという)とし
て、各ブロック毎に誤り訂正符号(ECC)を付加す
る。なお、本実施形態においては誤り符号の発生方法に
ついて特に限定することをせず、訂正能力が大きいほど
良いが、回路規模、データの冗長度から制限を受けるの
で、エラー発生条件、訂正能力を考慮して、適切な誤り
符号を選択することができる。例えば、BPD以外のラ
ンダムエラー発生が相対的に少なければ、一ビットの誤
りを訂正可能な誤り訂正符号、例えば、巡回ハミング符
号を使用することができる。データエラーの条件がより
悪ければ、2ビット以上の誤りを訂正可能なBCH符
号、リードソロモン符号(並列データ)などの方式も使
用可能である。ここで、誤り符号の符号長をNとする
と、誤り符号が付加されたデータ長Kは(K=M+N)
となる。
【0019】誤り訂正符号が付加されたKビットのデー
タDECは、乱数加算回路103において、擬似乱数発生
回路105により発生されたKビットの擬似乱数とビッ
ト毎の排他論理和演算が行われる。演算の結果、乱数化
されたKビットのデータDRMが生成される。例えば、入
力されたMビットのデータDINの各ビットが“000…
0”或いは“111…1”の場合に、乱数加算回路10
3において擬似乱数と加算した結果、入力データが乱数
化され、得られたKビットのデータにおいて“0”と
“1”は、ほぼ均等に分布するようになる。
【0020】乱数化されたデータDRMがページ毎にフラ
ッシュメモリセル106に格納される。ここで、フラッ
シュメモリセルアレイ106の各ページは、例えば、一
本のワード線に接続されているK個のメモリセルにより
構成されている。フラッシュメモリセルアレイ106
は、乱数加算回路103により乱数化されたデータ系列
をページ毎に記憶する。読み出し時に、記憶データがペ
ージ毎に外部に読み出される。フラッシュメモリセルア
レイ106の記憶データは、電源供給がなくても消滅し
ない、いわゆる不揮発性を有するので、消去が行われる
まで書き込まれたデータをほぼ永久に保持することが可
能である。このため、一旦データが記録されると、フラ
ッシュメモリセルアレイを記録装置から持ち出し、他の
装置、例えば記憶データを読み出して出力する機能を有
する再生装置などと結合して、データの再生を行うこと
ができる。即ち、フラッシュメモリセルアレイは、これ
までの磁気ディスク、CDROMなどの記録媒体とほぼ
同様に記録情報を流通させる記録媒体の機能を果たす。
【0021】図1において、ページ書き込み読み出し制
御回路107は、フラッシュメモリセルアレイ106に
おけるデータの書き込みおよび読み出しを制御する。例
えば、書き込みのとき乱数加算回路103によって乱数
化されたデータ系列をページ毎にフラッシュメモリセル
アレイに記憶させる。読み出しのときフラッシュメモリ
セルアレイ106に記憶されているデータをページ毎に
読み出して、乱数減算回路104に出力する。
【0022】乱数減算回路104は、フラッシュメモリ
セルアレイ106から読み出されたページデータ、ここ
で、例えばKビットのデータに対して、乱数加算回路1
03で使用された擬似乱数列と同じ乱数列を用いて、減
算処理を行う。ビット毎の排他的論理演算においては、
加算と減算がすべて加算により実現できるので、乱数加
算回路103と乱数減算回路104においては、実質的
に同様な演算、即ち、ビット毎の排他的に論理和演算が
行われる。乱数減算回路104において、フラッシュメ
モリセルアレイ106から読み出されたデータが乱数化
処理で用いられた乱数列と同一の乱数列により処理され
る。この結果、訂正符号が付加されたデータDDEとほぼ
同様なデータ列が得られる。
【0023】誤り訂正回路102は、乱数減算回路10
4の出力データに対して、付加された誤り訂正符号に基
づき、データのエラーを訂正する。誤り訂正方法は訂正
符号回路101で付加された誤り符号に応じて決まる。
例えば、誤り符号回路101において、畳み込み符号化
が用いられたときそれに応じて、ビタービ復号方法を用
いて、誤り訂正を行うことが可能である。
【0024】上述した構成を有する本実施形態におい
て、外部から入力されたデータDINは、例えば、Mビッ
トを一ブロックとして、訂正符号回路101においてブ
ロック毎に、Nビットの誤り訂正符号が付される。この
ように符号化されたK(K=M+N)ビットのデータが
乱数加算回路103において疑似乱数発生回路105に
より発生されたKビットの疑似乱数と加算される。その
結果乱数化されたKビットのデータDRMが生成される。
乱数化されたデータDRMがフラッシュメモリセルアレイ
106に書き込まれ、フラッシュメモリセルアレイに保
持される。なお、ここで、フラッシュメモリセルアレイ
106の書き込みおよび読み出しはページ単位で行われ
るものとして、一ページはKビットのデータからなる。
【0025】フラッシュメモリセルアレイ106に保持
されているデータが読み出されて乱数減算回路104に
入力される。乱数減算回路104において乱数加算回路
103に用いられている乱数列と同じ乱数列を用いて、
減算処理(例えば、ビット毎の排他的論理和演算)が行
われ、得られたKビットのデータが誤り訂正回路102
に出力される。誤り訂正回路102において、入力され
たKビットのデータのうち、訂正符号回路101におい
て付加されたNビットの誤り訂正符号に基づき、誤りの
有無を判定し、誤りが検出された場合に誤り符号に基づ
きそれが訂正される。
【0026】このように、誤り訂正回路102から、も
との入力データDINと同じデータDOUT が得られる。例
えば、フラッシュメモリセルアレイの記憶データに、メ
モリセルのしきい値電圧の遷移などにより生じたデータ
エラーが訂正され、記録時と全く同じデータが再生する
ことができる。さらに、データをメモリセルアレイに記
憶する前に乱数化されることによって、メモリセルアレ
イにおける読み出し時のノイズを低減でき、センスアン
プ電流のマージンが大きくなり、読み出しエラーの発生
を抑制できる。なお、読み出しにおけるセンスアンプ電
流の設定および読み出しエラー低減の効果について後述
する。
【0027】以下、図2および図3を参照しつつ、疑似
乱数発生回路105、乱数加算回路103および乱数減
算回路104の一例を説明する。図2に示すように、疑
似乱数発生回路105はシフトレジスタR0,R1,
…,R6および排他的論理和回路(エクスクルーシブO
Rゲート)XOR1により構成されている。シフトレジ
スタR0,R1,…,R6が直列に接続されている。シ
フトレジスタR0およびR3を除いて他の各シフトレジ
スタの入力端子は、前段のシフトレジスタの出力端子に
接続されている。シフトレジスタR0の入力端子がシフ
トレジスタR6の出力端子に接続され、シフトレジスタ
R3の入力端子がエクスクルーシブORゲートXOR1
の出力端子に接続されている。また、エクスクルーシブ
ORゲートXOR1は、シフトレジスタR2とR6の出
力信号の排他的論理和を出力する。
【0028】即ち、図2に示す疑似乱数発生回路105
は、M系列(Maximum length code)を発生するM系列
発生回路である。当該M系列発生回路により、符号周期
L=127ビットのM系列SMを発生することができ
る。発生されたM系列SMは、127ビット毎に同じパ
ターンで繰り返しているが、各乱数列においては、
“0”のビットと“1”のビットが適当に分散して配置
され、疑似乱数列となる。乱数加算回路103により、
当該M系列とデータDDEのビット毎の排他的論理和が算
出されるので、乱数化されたデータ列DRMが出力され
る。
【0029】図3は、乱数加算回路103および乱数減
算回路104の一構成例を示す回路図である。図示のよ
うに、本例の乱数加算回路103および乱数減算回路1
04は、排他的論理和回路、即ちエクスクルーシブOR
ゲートにより構成されている。これは、一ビットの排他
的加算および減算は、実質的に同じく排他的加算により
実現されるからである。このため、乱数加算回路103
および乱数減算回路104は、図3に示すように、二つ
のエクスクルーシブORゲートにより簡単に構成されて
いる。乱数加算回路103において入力されたデータと
疑似乱数列のビット毎の排他的論理和が求められ、乱数
データとして、例えば、フラッシュメモリセルアレイに
記憶される。乱数減算回路104において、例えば、フ
ラッシュメモリセルアレイから読み出された乱数データ
と疑似乱数列のビット毎排他的論理和が求められ、乱数
化される前の入力データとほぼ同様なデータが出力され
る。
【0030】なお、フラッシュメモリセルアレイに記憶
された乱数データが不揮発性メモリセルのしきい値電圧
遷移または読み出し時のセンスアンプ電流ノイズなどの
原因で変化することがあるため、乱数減算回路104に
より完全にもとの入力データを再現できるとは限らない
が、このように発生した誤りが上述したように、誤り訂
正符号に基づき誤り訂正回路102において訂正可能で
ある。
【0031】図4は、フラッシュメモリセルアレイ10
6のの一例を示す回路図である。以下、図4を参照しな
がらフラッシュメモリセルアレイにおけるノイズの発生
原因または本実施形態におけるノイズ防止の対策、並び
にセンスアンプ電流の設定について詳細に説明する。
【0032】図示のように、メモリセルアレイ106
は、行列状に配置されている複数の不揮発性メモリセル
MC11,MC12,MC13,…,MCmnにより構成されて
いる。各列のメモリセルが直列接続され、複数のメモリ
ストリングを形成している。それぞれのメモリストリン
グは、一方選択トランジスタを介してビット線に接続さ
れ、他方選択トランジスタを介してソース線に接続され
ている。例えば、メモリセルMC11,MC21,…,MC
m1が直列に接続されて形成されているメモリストリング
は、選択トランジスタBT1を介してビット線BL1に
接続され、選択トランジスタST1を介してソース線S
L1に接続されている。選択トランジスタBT1のゲー
トはビット選択線BSL1に接続され、選択トランジス
タST1のゲートはソース選択線SSL1に接続されて
いる。
【0033】各列のメモリセルアレイがそれぞれ複数の
ワード線WL1,WL2,…,WLnに接続されてい
る。例えば、メモリセルMC11,MC12,MC13,…,
MC1nのゲートは、ワード線WL1に接続されている。
ここで、一ワード線に接続されている複数のメモリセ
ル、図4においては例えば、n個のメモリセルを一ペー
ジという。また、複数のストリングによりブロックが構
成されている。ここで、誤り符号化および誤り訂正の単
位であるデータブロックと区別するため、複数のストリ
ングからなるメモリセルのブロックをメモリブロックと
いう。通常、メモリセルアレイ106において、データ
の書き込み/読み出しは、ページ単位またはメモリブロ
ック単位で行われ、消去は一般的にメモリブロック単位
で行われる。
【0034】図4において、各ビット線BL1,BL
2,…,BLnには図示していないセンスアンプおよび
データバッファがそれぞれ接続されている。以下、図4
を参照しつつ、フラッシュメモリセルアレイにおけるデ
ータ書き込み、読み出しおよびベリファイについて説明
する。
【0035】ここで、初期状態においてすべてのメモリ
セルは消去状態、例えば、しきい値電圧がローレベルに
設定されている。この状態において各メモリセルの格納
データを“0”とする。また、書き込みによりメモリセ
ルのしきい値電圧が高いレベルに設定され、この場合に
おいてメモリセルの格納データを“1”とする。即ち、
各メモリセルはしきい値電圧がローレベルとハイレベル
の何れかに設定されることによりデータ“0”または
“1”の何れかを記憶することが可能である。このよう
に構成された不揮発性メモリは、2値メモリと呼ばれて
いる。メモリセルのしきい値電圧を2以上のレベル、例
えば、8段階に分けた複数のレベルに設定することによ
り一つのメモリセルに、例えば、データ“000”,
“001”,…,“111”のような複数ビットのデー
タを記憶することができる。このように構成された不揮
発性メモリは、多値メモリと呼ばれている。図5(a)
および(b)は、それぞれ2値メモリおよび多値(8
値)メモリのしきい値電圧の分布例を示している。多値
メモリの場合に、一つのメモリセルに1ビット以上のデ
ータを保持できるので、メモリのデータ記憶容量が大幅
に向上できる利点がある。
【0036】以下、ページ単位で行われる書き込みにつ
いて説明する。ここで、例えば、書き込みは、ワード線
WL1,WL2,…,WLmに接続されているmページ
のメモリページに対して表記順に行われるとする。書き
込みのとき各ビット線BL1,BL2,…,BLmに接
続されたデータバッファに書き込みデータ、例えば、図
1に示す乱数加算回路103により乱数化された複数ビ
ットのデータが保持されている。各ビット線BL1,B
L2,…,BLm、それぞれのビット線に接続されてい
るデータバッファのデータに応じて所定のビット線電位
に設定される。さらに、書き込み対象となるページに接
続されているワード線に書き込み電圧が印加される。な
お、書き込み時に、ビット選択線BSLにハイレベル、
例えば、電源電圧VCCレベルの電圧が印加されることに
より各トランジスタBT1,BT2,…,BTnがオン
状態に保持され、ソース選択線SSLにローレベル、例
えば、接地電位GNDレベルの電圧が印加されることに
より、トランジスタST1,ST2,…,STnがオフ
状態に保持される。
【0037】上述したバイアス状態において、選択され
たページにある各メモリセルのしきい値電圧がそれぞれ
書き込みデータに応じて設定される。例えば、書き込み
データが“0”の場合にメモリセルのしきい値電圧は図
5(a)に示すVth0 又はその近傍に保持され、書き込
みデータが“1”の場合にメモリセルのしきい値電圧は
同図(a)に示すVth1 又はその近傍に設定される。な
お、データ“1”に対応するしきい値電圧のハイレベル
th1 は、所定の電圧範囲内に分布するように制御する
必要があり、書き込みは通常複数回にわたって行われ、
一回の書き込み毎に読み出しを行い、メモリセルのしき
い値電圧が所定の目標電圧範囲内に達したか否かを判定
するいわゆるベリファイが行われる。ベリファイの結
果、しきい値電圧が上記目標電圧範囲内に達した場合、
当該メモリセルに対する書き込みが終了し、しきい値電
圧が上記目標電圧範囲内に達していないメモリセルに対
して、次回の書き込みが行われる。このように、書き込
みと読み出し/ベリファイが繰り返して行われた結果、
選択された一ページのすべてのメモリセルのしきい値電
圧が書き込みデータに応じて所定のレベルに設定され
る。
【0038】図4は、上述した読み出し/ベリファイに
おける各信号線のバイアス電圧の一例を示している。こ
こで、一例としてワード線WL1に接続されている一ペ
ージの書き込みが既に終了し、ワード線WL2に接続さ
れている一ページに対して書き込みが行われているとす
る。図示のように、既に書き込みが終了したワード線W
L1に、電圧Vw が印加され、書き込み対象となるペー
ジに接続されているワード線WL2に読み出し電圧V
ref が印加され、まだ書き込みが行われていない各ペー
ジに対応したワード線WL3,…,WLmにそれぞれ電
圧Ve が印加されている。
【0039】さらに、読み出し時にビット選択線BSL
にハイレベルの電圧、例えば、電源電圧VCCが印加され
ることにより各トランジスタBT1,BT2,…,BT
nがオン状態に保持される。同じく、ソース選択線SS
Lにハイレベルの電圧、例えば、電源電圧VCCが印加さ
れることにより、トランジスタST1,ST2,…,S
Tnもオン状態に保持される。
【0040】書き込み終了したページのワード線に印加
される電圧Vw は、メモリセルの書き込みデータが
“0”、“1”の何れの場合でもオン状態となるように
十分高いレベルに設定されている。一方、未書き込みペ
ージのワード線に印加される電圧Ve は、消去状態のメ
モリセルのしきい値電圧より、例えば、わずかに高いレ
ベルに設定される。即ち、図5(a)に示すように、消
去状態のメモリセルのしきい値電圧の分布の中心をV
th0 として、書き込み状態のメモリセルのしきい値電圧
の分布の中心をVth1 とすると、書き込み終了したペー
ジのワード線に印加される電圧Vw は、しきい値電圧V
th1 より高いレベルに設定され、未書き込みページのワ
ード線に印加される電圧Ve は、しきい値電圧Vth0
り高く、しきい値電圧Vth1 より低いレベルに設定され
ている。さらに、書き込み対象となるページに接続され
ているワード線WL2に印加された読み出し電圧Vref
は、ほぼしきい値電圧Vth0 とVth1 の中間に設定され
ている。
【0041】これにより、例えば、ビット線BL1およ
びソース線SL1との間に接続されているメモリセルM
11,MC21,MC31,…,MCm1において、メモリセ
ルMC11のコントロールゲートに電圧Vw が印加されて
いるので、その書き込みデータにかかわらずオン状態に
保持される。また、メモリセルMC31,…,MCm1にお
いて、各コントロールゲートに電圧Ve が印加されてい
るので、すべてオン状態にある。書き込み対象となるメ
モリセルMC21のしきい値電圧が読み出し電圧Vref
り低い場合に、メモリセルMC21がオン状態となり、こ
の場合にビット線BL1から、オン状態にある選択トラ
ンジスタBT1、オン状態にあるm個のメモリセルMC
m1,…,MC31,MC21,MC11およびオン状態にある
選択トランジスタST1を介して、ソース線SL1まで
に電流経路が形成されているので、読み出し前に所定の
電位にプリチャージされたビット線BL1の電位が低下
し、ソース線SL1の電位、即ち接地電位GNDに近づ
く。
【0042】一方、書き込み対象となるメモリセルMC
21のしきい値電圧が読み出し電圧Vref より高い場合
に、メモリセルMC21がオフ状態となり、この場合にビ
ット線BL1から、ソース線SL1までの電流経路が形
成されず、ビット線BL1は、プリチャージ電位とほぼ
同じ電位に保持される。
【0043】上述したように、読み出し/ベリファイの
とき選択されたページのワード線に読み出し電圧Vref
が印加され、書き込みが終了したページのワード線に電
圧Vw が印加され、未書き込みのページのワード線に電
圧Ve が印加され、センスアンプによりビット線の電位
を検出することにより、書き込み対象となるメモリセル
のしきい値電圧が所定の目標値に達したか否かを判断で
きる。書き込みおよび書き込み毎に行われる読み出し/
ベリファイにより、選択ページの各メモリセルが書き込
みデータに応じてそれぞれのしきい値電圧が制御され
る。
【0044】なお、多値メモリの場合においても上述し
た書き込みおよび読み出し/ベリファイが繰り返して行
われ、メモリセルのしきい値電圧が複数ビットの書き込
みデータに応じて設定される。ただし、図5にも示した
ように多値メモリの場合に、しきい値電圧の分布範囲は
2値メモリに較べて狭く制御する必要がある。このた
め、多値メモリにおいて各しきい値電圧に対応するしき
い値電圧の分布マージンが狭く、しきい値電圧のわずか
の遷移により、他のしきい値電圧の分布範囲に入ってし
まうことが起こりやすくなる。このため多値メモリの記
憶データにエラーが発生する確率は2値メモリに較べて
高くなる。さらに、多値メモリの読み出しにおけるセン
スアンプ電流のマージンも小さくなり、わずかなノイズ
の影響によって読み出しデータが変化することがあり、
読み出しエラーが発生する確率も2値メモリに較べて高
くなる。
【0045】例えば、ソース線側のメモリセルから順に
データの書き込みが行われる場合に、書き込みが終了し
たメモリセルのしきい値電圧は、後から書き込まれるメ
モリセルのしきい値電圧により読み出し時のセンスアン
プ電流が変化する、いわゆるBPDノイズが生じるの
で、BPDによるセンスアンプ電流の変化がセンスアン
プ電流の動作マージンを越えた場合に、読み出しデータ
エラーが発生する。特に多値メモリの場合に、センスア
ンプ電流のマージンが小さく、読み出しエラーが発生し
やすくなる。
【0046】このため、特に多値メモリによりデータを
記憶する場合に、しきい値電圧遷移によるータのエラー
および読み出し時のエラーを防ぐため、データ記憶する
前に誤り訂正符号を付加し、読み出したデータに対して
誤り訂正符号に基づき誤りを訂正する本実施形態の方法
により、データエラーの発生を防止することができる。
【0047】本実施形態において、上述したように疑似
乱数列により書き込みデータを乱数化し、さらにセンス
アンプ電流を適切に設定することにより、読み出しエラ
ーの発生を防止できる。乱数化されたデータ列がメモリ
セルアレイに書き込まれた場合に、各メモリストリング
において記憶データがすべて“0”またはすべて“1”
の状態はほとんど生じることなく、メモリセルアレイに
おける各メモリセルの記憶データが“0”および“1”
がほぼ均一に分散して分布する状態となる。
【0048】図5は、一つのM系列(系列1)によりデ
ータを乱数化した場合一メモリストリングにおけるデー
タ“1”の分布を示すグラフである。ここで、一メモリ
ストリングは、例えば、32個のメモリセルにより構成
されていると仮定する。図示のように、ほとんどの確率
が平均値16付近に集中している。即ち、殆どの場合に
データ“1”と“0”がほぼ同じ数に分散されている。
【0049】これに応じて、本実施形態においては書き
込み前後でセンスアンプ電流がほとんど変化しないよう
にセンスアンプ電流およびバイアス電圧を設定すること
ができ、読み出し時センスアンプ電流ノイズの発生を抑
制できる。具体的に、書き込み終了したページのワード
線に印加される電圧Vw と、未書き込み(消去状態)の
ページのワード線に印加される電圧Ve は、ストリング
上のすべてのメモリセルが消去状態でのセンスアンプ電
流とストリング上のすべてのメモリセルに乱数データが
書き込まれたときの統計的な平均センスアンプ電流とが
等しくなるように設定する。ただし、設定されたバイア
ス電圧Vw 、Ve は、(0<Ve <Vw)を満足し、且
つ電圧Vw は、そのメモリストリングのすべてのメモリ
セルに“1”が書き込まれたときでもオン状態に保持で
きる電圧である必要がある。これらの場合にバイアス電
圧は、プロセス条件などに応じて統計的な実測結果に基
づいた計算により求められる。
【0050】上述したように本実施形態において、各メ
モリストリングに乱数化したデータを書き込み、さらに
読み出し/ベリファイのバイアス電圧を適切に設定する
ことにより、メモリセルアレイにおける読み出し対象メ
モリセルの配置場所に依存せず、センスアンプ電流がほ
ぼ平均値に保持されているので、読み出し時センスアン
プ電流ノイズを低減でき、読み出しエラー発生する確率
を低減できる。
【0051】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、訂正符号回路においてM個の入力データを一単位と
してN個の誤り訂正符号を付加し、得られたK個のデー
タに乱数発生回路により発生されたK個の乱数列を加算
することにより乱数化し、乱数化したデータをフラッシ
ュメモリセルアレイに記憶する。メモリセルアレイから
読み出されたデータに対して、乱数化処理で加算した乱
数を減算処理により除去し、さらに誤り訂正回路により
付加された誤り訂正符号に基づき誤りを訂正するので、
データ記憶時および読み出し時に生じたエラーを訂正で
き、もとの入力データを忠実に再現できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の不揮発性
半導体装置によれば、書き込みデータに疑似乱数を添加
し、乱数化することにより書き込みデータにおける
“0”と“1”をほぼ均一に分散して分布させることが
でき、さらに読み出しセンスアンプ電流を統計結果に基
づき算出された平均値に設定することにより、読み出し
時のセンスアンプ電流をほぼ一定に保持でき、センスア
ンプ電流ノイズの低減を実現でき、データエラーの発生
を抑制できる利点がある。また、本発明によれば、例え
ば、NAND型のフラッシュメモリセルアレイにおける
各メモリストリングのメモリセル数を大きく設定でき、
多値メモリのしきい値電圧レベル分布幅を小さくでき、
ICメモリチップの集積度の向上を実現できる。多値メ
モリの多値レベルを増加する結果、データの記録密度が
向上でき、誤り訂正符号を付加することによるデータの
増加にもかかわらず、大容量なデータ記録装置を実現で
きる。また、センスアンプ電流を極端に小さくする必要
がなく、センシング時間の短縮および信号対雑音比(S
/N)の向上を実現できる。また、書き込みデータを乱
数化することにより、メモリセルの書き込みストレスを
平均化でき、メモリ装置の信頼性の向上を実現できる。
さらに、本発明における誤り訂正符号回路および疑似乱
数発生回路は、独立に半導体チップ内部に配置すること
ができる。また、それらはハードウェア論理回路または
ソフトウェア(プログラム)で処理することができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施
形態を示す回路図である。
【図2】疑似乱数列発生回路の一例を示す回路図であ
る。
【図3】乱数加算回路および乱数減算回路の一例を示す
回路図である。
【図4】フラッシュメモリセルアレイの一例を示す回路
図である。
【図5】2値および多値メモリセルのしきい値電圧の分
布例を示す図である。
【図6】乱数化されたデータを記憶するメモリストリン
グの記憶データ分布確率を示すグラフである。
【符号の説明】
101…訂正符号回路、102…誤り訂正回路、103
…乱数加算回路、104…乱数減算回路、105…疑似
乱数発生回路、106…フラッシュメモリセルアレイ、
107…ページ書き込み読み出し制御回路、R0,R
1,…,R6…シフトレジスタ、XOR1…エクスクル
ーシブORゲート、BL1,BL2,…,BLn…ビッ
ト線、WL1,WL2,…,WLm…ワード線、SL…
ソース線、MC11,MC12,MC13,…,MCmn…メモ
リセル、VCC…電源電圧、GND…接地電位。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の不揮発性メモリセルにより構成され
    たメモリセルアレイと、 M(Mは2以上の整数)個のデータからなる疑似乱数列
    を発生する乱数発生手段と、 M個のデータを有する入力データと上記乱数発生手段に
    より発生された上記疑似乱数列とに基づき所定の演算を
    行い、当該演算によって乱数化されたM個のデータを上
    記メモリセルアレイに保持させる乱数化手段とを有する
    不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】複数の不揮発性メモリセルにより構成され
    たメモリセルアレイと、 M(Mは2以上の整数)個のデータからなる疑似乱数列
    を発生する乱数発生手段と、 M個のデータを有する入力データと上記乱数発生手段に
    より発生された上記疑似乱数列とに基づき所定の演算を
    行い、当該演算によって乱数化されたM個のデータを上
    記メモリセルアレイに保持させる乱数化手段と、 上記メモリセルアレイに保持された上記M個のデータを
    読み出し、読み出されたデータと上記乱数化手段にて用
    いられた上記疑似乱数列とに基づき所定の演算を行い、
    当該演算によって得られたM個のデータを出力するデー
    タ出力手段とを有する不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】上記メモリセルアレイは、複数のメモリセ
    ルが直列に接続されてなるメモリストリングが選択トラ
    ンジスタを介して、それぞれビット線およびソース線に
    接続されて構成されている請求項2記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】上記乱数化手段には、上記入力データと上
    記乱数データとの加算を行う加算手段を有し、 上記出力手段には、上記読み出しデータと上記乱数デー
    タとの減算を行う減算手段を有する請求項2記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】上記加算手段手段および上記減算手段は、
    ビット毎排他的論理和を求める論理回路から構成されて
    いる請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】書き込み後の読み出し/ベリファイにおい
    て、書き込み終了したメモリセルのコントロールゲート
    に印加される電圧と消去状態のメモリセルのコントロー
    ルゲートに印加される電圧は、上記メモリストリング上
    のすべてメモリセルが消去状態でのセンスアンプ電流
    と、各メモリセルに乱数化されたデータが書き込まれた
    ときの統計的な平均センスアンプ電流とがほぼ等しくな
    るように設定されている請求項3記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  7. 【請求項7】上記メモリセルアレイを構成するメモリセ
    ルは、しきい値電圧が少なくとも2以上のレベルに設定
    可能である請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】上記乱数発生手段は、符号周期L(L≧
    M)のM系列(Maximum length code)を発生し、上記
    疑似乱数列として上記乱数化手段および上記データ出力
    手段に供給する請求項2記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  9. 【請求項9】上記乱数発生手段は、少なくとも異なる2
    種類の疑似乱数列を発生する請求項2記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  10. 【請求項10】複数の不揮発性メモリセルにより構成さ
    れたメモリセルアレイと、 K(Kは2以上の整数)個のデータからなる疑似乱数列
    を発生する乱数発生手段と、 M個のデータを有する入力データに対して、N(N=K
    −M)個のデータからなる誤り訂正符号を付加する符号
    化手段と、 上記符号化手段により得られたK個のデータと上記乱数
    発生手段により発生された上記疑似乱数列とに基づき所
    定の演算を行い、当該演算によって乱数化されたK個の
    データを上記メモリセルアレイに保持させる乱数化手段
    とを有する不揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】複数の不揮発性メモリセルにより構成さ
    れたメモリセルアレイと、 K(Kは2以上の整数)個のデータからなる疑似乱数列
    を発生する乱数発生手段と、 M個のデータを有する入力データに対して、N(N=K
    −M)個のデータからなる誤り訂正符号を付加する符号
    化手段と、 上記符号化手段により得られたK個のデータと上記乱数
    発生手段により発生された上記疑似乱数列とに基づき所
    定の演算を行い、当該演算によって乱数化されたK個の
    データを上記メモリセルアレイに保持させる乱数化手段
    と、 上記メモリセルアレイに保持された上記K個のデータを
    読み出し、読み出されたデータと上記乱数化手段にて用
    いられた上記疑似乱数列とに基づき所定の演算を行い、
    当該演算により得られたK個のデータを出力するデータ
    出力手段と、 上記データ出力手段から出力された上記K個のデータに
    対して、上記符号化手段により付加された上記N個の誤
    り訂正符号に基づき誤り訂正を行い、誤り訂正されたM
    個のデータを出力する復号手段とを有する不揮発性半導
    体記憶装置。
  12. 【請求項12】上記メモリセルアレイは、少なくとも2
    つのメモリセルが直列に接続されてなるメモリストリン
    グが選択トランジスタを介して、それぞれビット線およ
    びソース線に接続されて構成されている請求項11記載
    の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】上記乱数化手段には、上記入力データと
    上記乱数データとの加算を行う加算手段を有し、 上記出力手段には、上記読み出しデータと上記乱数デー
    タとの減算を行う減算手段を有する請求項11記載の不
    揮発性半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】上記加算手段および上記減算手段は、ビ
    ット毎に排他的論理和を求める論理回路から構成されて
    いる請求項13記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】書き込み後の読み出し/ベリファイにお
    いて、書き込み終了したメモリセルのコントロールゲー
    トに印加される電圧と消去状態のメモリセルのコントロ
    ールゲートに印加される電圧は、上記メモリストリング
    上のすべてメモリセルが消去状態でのセンスアンプ電流
    と、各メモリセルに乱数化されたデータが書き込まれた
    ときの統計的な平均センスアンプ電流とがほぼ等しくな
    るように設定されている請求項12記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  16. 【請求項16】上記メモリセルアレイを構成するメモリ
    セルは、しきい値電圧が少なくとも2以上のレベルに設
    定可能である請求項11記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  17. 【請求項17】上記乱数発生手段は、符号周期L(L≧
    K)のM系列(Maximum length code)を発生し、上記
    疑似乱数列として上記乱数化手段および上記データ出力
    手段に供給する請求項11記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  18. 【請求項18】上記乱数発生手段は、少なくとも異なる
    2種類の疑似乱数列を発生する請求項11記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
JP10147999A 1998-05-28 1998-05-28 不揮発性半導体記憶装置 Pending JPH11339495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10147999A JPH11339495A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 不揮発性半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10147999A JPH11339495A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 不揮発性半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11339495A true JPH11339495A (ja) 1999-12-10

Family

ID=15442857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10147999A Pending JPH11339495A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11339495A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157841A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Toshiba Corp メモリシステム
US8185802B2 (en) 2008-02-15 2012-05-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Data memory system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157841A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Toshiba Corp メモリシステム
US7984232B2 (en) 2007-12-27 2011-07-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system
US8185802B2 (en) 2008-02-15 2012-05-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Data memory system
US8327229B2 (en) 2008-02-15 2012-12-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Data memory system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8797795B2 (en) Methods and apparatus for intercell interference mitigation using modulation coding
TWI381381B (zh) Memory controller and semiconductor device
US8239730B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device
JP5019611B2 (ja) メモリシステム
US7304893B1 (en) Method of partial page fail bit detection in flash memory devices
US8782505B2 (en) Methods and devices to reduce outer code failure rate variability
US6233717B1 (en) Multi-bit memory device having error check and correction circuit and method for checking and correcting data errors therein
TWI397076B (zh) 非揮發性儲存器中利用以多重讀取為基礎之可靠度計量的解碼資料方法及系統
JP4498370B2 (ja) データ書き込み方法
US7355892B2 (en) Partial page fail bit detection in flash memory devices
US6990622B2 (en) Method for error correction decoding in an MRAM device (historical erasures)
JP3420121B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR100822030B1 (ko) 고 부호화율 부호를 이용한 멀티 레벨 셀 메모리 장치
US9990247B2 (en) Write mapping to mitigate hard errors via soft-decision decoding
US20090201726A1 (en) Non-volatile semiconductor storage system
US20140269071A1 (en) Preserving data from adjacent word lines while programming binary non-volatile storage elements
US9665426B2 (en) Semiconductor device and reading method
JPH07234823A (ja) 記憶システム
US9348694B1 (en) Detecting and managing bad columns
JP2008108356A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR20190009630A (ko) 비휘발성 메모리의 ecc 제어 방법 및 이를 수행하는 메모리 시스템
KR20110028228A (ko) 다중레벨 플래시 메모리의 에러정정
US11487614B2 (en) Semiconductor storing apparatus and readout method
CN116959538A (zh) 用于每行错误擦除信息的设备、系统和方法
JPH11339495A (ja) 不揮発性半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060328

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees