JPH11337436A - 配管系に組み込まれた圧力計のドリフト検知方法 - Google Patents

配管系に組み込まれた圧力計のドリフト検知方法

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JPH11337436A
JPH11337436A JP15986898A JP15986898A JPH11337436A JP H11337436 A JPH11337436 A JP H11337436A JP 15986898 A JP15986898 A JP 15986898A JP 15986898 A JP15986898 A JP 15986898A JP H11337436 A JPH11337436 A JP H11337436A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラントの運転を継続したままであっても、
圧力計におけるドリフト現象の発生を早期検知でき、そ
のドリフト量を把握できるようにする。 【解決手段】 圧力調節弁と、圧力計と、該圧力計の指
示値に基づき前記圧力調節弁の弁開度を制御するコント
ローラとからなる自動調節弁ユニットを、多数個組み込
んだ配管系における圧力計のドリフト検知方法である。
予め求められている圧力調節弁に固有の弁開度とCv値
の関係を利用して、当該圧力調節弁の弁開度からCv値
を求め、該Cv値から圧力を算出し、その圧力算出値と
圧力計による圧力計測値の一致・不一致から圧力計のド
リフトの有無を検知する。また圧力指示値と圧力算出値
との差によってドリフト量を見積もる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の圧力調節弁
ユニットを組み込んだ配管系において圧力計のドリフト
現象を検知する方法に関し、更に詳しく述べると、圧力
調節弁に固有の弁開度とCv値の関係を利用して圧力を
算出し、圧力計による計測値との一致・不一致から圧力
計のドリフトの有無を検知する方法に関するものであ
る。この技術は、流体ガスを取り扱うプラントを運転し
たままで、圧力計のドリフト現象を早期検知するのに有
用である。
【0002】
【従来の技術】流体ガスを取り扱う各種プラントにおい
ては、圧力調節弁と、圧力計と、該圧力計の指示値に基
づき前記圧力調節弁の弁開度を制御するコントローラと
からなる自動調節弁ユニットを、多数個組み込んで、配
管系を流れる流体ガスの流量などを制御することが行わ
れている。
【0003】例えば、図1に示すように、配管10に圧
力調節弁12を組み込み、上流側の圧力計14と流量計
16及び必要に応じて下流側の圧力計18を接続する。
ここでは、上流側の圧力計14の圧力指示値P1 を目標
圧力にするために、コントローラ20により圧力指示値
1 と目標圧力を比較し、偏差分の弁開度調整指示を圧
力調節弁12に出力している。圧力調節弁12は、その
指示を受け、弁開度を自動的に変更する。上流側の圧力
計14の圧力指示値P1 ではなく、下流側の圧力計18
の圧力指示値P2 で制御する場合もある。圧力調節弁1
2と圧力計(ここでは上流側の圧力計14)とコントロ
ーラ20とが自動調節弁ユニットを構成している。
【0004】圧力計としては、図2に示すようなシール
ダイアフラム式の構造が一般的である。筐体30の内部
空間をシールダイアフラム32で区画し、一方に圧力導
入部34を設け、他方に封入液36を充填する。封入液
36に面して、背後の基準圧室38との間に半導体圧力
センサ40を設け、信号線42を引き出す。プロセスか
ら導入された絶対圧力は、シールダイアフラム32に加
わり、封入液36を介して半導体圧力センサ40に伝わ
る。この結果、ピエゾ抵抗効果により、半導体拡散ゲー
ジの抵抗値が変化する。これをブリッジ回路により取り
出し、増幅して圧力信号を得る。
【0005】圧力計による圧力指示値(Pa,Pa′)
が正常であれば、図3の(A)に示すように、実際の圧
力(Pb,Pb′)と同等の圧力値を示し(Pa=P
b,Pa′=Pb′)、圧力変化の偏差分は圧力調節弁
の弁開度調整(L→L′)により目標圧力になるように
調節される。
【0006】ところが長期間にわたる使用中に、圧力計
の指示値が、突然、実際の値からずれていく現象(これ
を「ドリフト現象」という)が生じることがある。これ
は、主としてシールダイアフラムの塑性変形などに起因
するものと考えられる。圧力計の指示値に基づき圧力調
節弁の弁開度をコントローラで制御する自動調節弁ユニ
ットでは、実際の値からずれた指示値によって圧力調節
弁が制御されてしまうことから、目標とした圧力が得ら
れない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなドリフト現
象が生じると、圧力調節弁ユニットでは、圧力計の指示
値の変化を打ち消す方向に圧力調節弁の弁開度が自動的
に調節され、見掛け上の圧力値が保持されることから、
通常の圧力計指示値の監視ではドリフト現象の発見が極
めて困難である。そのため従来の技術では、プラントの
運転を停止し圧力計を排気して零点確認を行わなけれ
ば、ドリフトの有無を検知し、ドリフト量を確認するこ
とができなかった。
【0008】すなわち図3の(B)に示すように、圧力
指示値にΔP分のドリフトが発生した場合、圧力指示値
のΔP分の偏差は圧力調節弁の弁開度調整(L→L′)
により目標圧力になるように調節される。しかし実際の
圧力は、Pa=Pbであるはずのところが、Pa=Pb
−ΔP=Pb′というように、圧力指示値よりΔP分ず
れた値となる。そして、そのような異常な状態のまま、
その異常が発見できずに配管系を流体ガスが流れ、製品
の性能がばらついたり、甚だしい場合には所望の性能の
製品が製造できないことになる。しかるに、その原因が
どこにあるのか特定し難い。
【0009】また、たとえ圧力指示値の異常を推定でき
ても、流体ガスの供給を一旦停止させた状態で各圧力計
の校正を実施しなければ、ドリフト現象であることが特
定できない。
【0010】本発明の目的は、プラントの運転を継続し
たままであっても、圧力計におけるドリフト現象の発生
を早期検知できる方法を提供することである。本発明の
他の目的は、圧力計にドリフト現象が発生した時に、そ
のドリフト量を把握できる方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧力調節弁
と、圧力計と、該圧力計の指示値に基づき前記圧力調節
弁の弁開度を制御するコントローラとからなる自動調節
弁ユニットを、多数個組み込んだ配管系における圧力計
のドリフト検知方法である。本発明では、予め求められ
ている圧力調節弁に固有の弁開度とCv値の関係を利用
して、当該圧力調節弁の弁開度からCv値を求め、該C
v値から圧力を算出し、その圧力算出値と圧力計による
圧力計測値の一致・不一致から圧力計のドリフトの有無
を検知するように構成している。
【0012】具体的には、多数の自動調節弁ユニットを
組み込んだ配管系においては、例えば配管系の出口部の
実測流量値を使用して最も下流側の自動調節弁ユニット
の圧力計について圧力算出値と圧力計測値の差の有無を
求め、順次その上流側の自動調節弁ユニットの圧力計に
ついても圧力算出値と圧力計測値の一致・不一致を求
め、不一致が生じている一連の自動調節弁ユニットのう
ちの最上流側の自動調節弁ユニットの圧力計でドリフト
が生じていると判定する。あるいは、予め求められてい
る圧力調節弁に固有の弁開度とCv値の関係を利用し
て、当該圧力調節弁の弁開度からCv値を求め、該Cv
値から圧力を算出し、その算出値と圧力計の計測値との
一致・不一致を求め、多数の自動調節弁ユニットについ
ての圧力算出値と圧力計による圧力計測値の差の有無の
相関から異常を示す自動調節弁ユニットを求めることも
できる。
【0013】また本発明によれば、上記の方法によりド
リフトが生じている自動調節弁ユニットを検知し、当該
自動調節弁ユニットにおける圧力算出値と圧力計測値の
差を圧力計測値に加えて補正し、当該自動調節弁ユニッ
トがその補正値に基づき制御することで、プラントの運
転をそのまま継続することができる。
【0014】
【発明の実施の態様】圧力調節弁の一例を図4に示す。
軸受50により弁箱52に対して軸方向に摺動自在に保
持されている弁棒54の下端に弁体56が取り付けられ
て弁座58に対して接離自在となっている。弁棒54に
はコイルバネ60が装着され、常時弁閉止方向に弾撥力
が加わっている。また、弁棒54の基端は空気室62に
達し、該弁棒54の基端は、該空気室62を気密的に区
画しているダイアフラム64に固着されている。空気室
62内の一方の領域には電空ポジショナー66を介して
加圧空気が供給されるようになっており、外部からの電
気信号によって弁棒54の変位を制御可能となってい
る。更に、弁棒54の変位、換言すると弁開度は、電気
的な信号として及び/又は機械的な指針の変位として、
供用期間中でも外部から直接随時検知できるようになっ
ている。本発明は、この弁開度を外部から常時検知でき
る点を利用するものである。
【0015】各弁について、その弁開度とCv値との関
係は、通常、弁製作時あるいは弁校正時に予め測定され
ている。本発明では、この各弁に固有の弁開度とCv値
との関係を利用する。弁の特性を近似する手法には幾つ
かあるが、いずれにしてもCv値の算出式は弁開度L
(%)の関数となる。即ち、 Cv=f(L) である。近似の仕方としては、 イコールパーセント特性 Cv=Cv100 ×50((L-100)/100) 2段イコールパーセント特性 Cv=Cv100 ×3.3323×333((L-100)/100) (0〜50%) Cv=Cv100 ×30((L-100)/100) (50〜100%) リニア特性 Cv=Cv100 ×L/100 などがある。そこで組み込まれている弁の特性に合わせ
て選択した近似式を用いる。但し、Cv100 は、弁開度
100%の時のCv値である。
【0016】圧力調節弁の弁開度は、上記のように、電
気的な信号として及び/又は機械的な指針の変位とし
て、外部から直接検出できる。従って、検出した弁開度
Lを用いて、上記の近似式によりCv値が算出できる。
【0017】圧力調節弁のCv値の算出式は、 ・モデル1…クリチカル((P1 −P2 )≧P1 /2の場合) Cv=(Q/249P1 )(γT)1/2 …(1) ・モデル2…ノンクリチカル((P1 −P2 )<P1 /2の場合) Cv=(Q/287)(γT/(P1 2 −P2 2 ))1/2 …(2) 但し、P1 :圧力調節弁上流圧力(kg/cm2 ) P2 :圧力調節弁下流圧力(kg/cm2 ) Q:基準状態換算の供試ガスの体積換算流量(m3
h)at(760Torr 15.6℃) γ:供試ガスの比重量比(kg/mol)ガス/(kg/mol)空
気 T:絶対温度(K) である。
【0018】上記の式のCv値に弁開度から求めたCv
値を弁の特性毎に代入することで、圧力調節弁の弁開度
によるその時の流量、ガス温度、実際の上流圧力、下流
圧力の関係式ができ、それは、上流圧力を求める式に変
換できる。上流圧力をより正確に算出するためには、上
流圧力計から圧力調節弁までの配管損失値及び圧力調節
弁から下流圧力計までの配管損失値を計算又は実測によ
り求めて、前記換算式に付加する。この換算式により算
出した圧力算出値と上流圧力計の圧力指示値とを比べる
ことでドリフト量が求まる。ドリフト量は、 ドリフト量=圧力指示値−圧力算出値 である。圧力算出値が圧力指示値に一致していればドリ
フト量は零である。
【0019】予め弁開度とCv値との関係が求められて
いないで、既に弁がプラントに組み込まれているような
場合には、過去に蓄積されている実際の運転データを用
いて両者の関係を導き出せばよい。その際には、 (a)圧力計にドリフト現象、その他の異常の無い時期
の運転データ (b)圧力調節弁の弁開度を広い範囲で使用している時
期の運転データ (c)運転開始時期及び中期の運転データ (d)圧力計校正実施後の運転データ などを使用して、上記の式(1)及び式(2)によりC
v値を算出する。これを各圧力調節弁毎に行い、弁開度
とCv値のグラフを作成する。そのグラフに近似線を引
き、この近似式を求める。ここで求めた近似式を、前記
弁の特性による算出式の代用として使用し、上流圧力の
算出時にCv値として代入する。
【0020】圧力調節弁の弁開度とCv値は、圧力一定
(目標圧力)制御の場合、図5のような関係にある。つ
まり、圧力計が正常な時には、 Cv=A×Q/P1 但し、A:定数 であり、圧力変化が発生しても、図5の(A)に示すよ
うに、圧力一定(P1 )の線上を移動するだけで、弁開
度とCv値の関係が変わるものではない。それに対して
圧力計にΔP分のドリフトが発生した場合、 Cv=A×Q/(P1 +ΔP) となり、圧力一定の線は、図5の(B)に示すように、
(P1 +ΔP)の線となり、初期の圧力調節弁の弁開度
とCv値の関係がずれることになる。
【0021】以上のことから図6に示すように、弁開度
とCv値の関係を示す近似式では、ドリフト発生時には
弁開度に関係なくCv値は横ばい(破線矢印で示す動
き)となる。このような現象は、過去の実際のドリフト
現象発生時のデータで確認されている。それとは逆の現
象(弁開度が一定に対してCv値が変化する実線矢印で
示す動き)は、弁や配管に詰まりが発生した場合と推測
される。 Cv=A×Q/P で表されることから、ドリフト発生時はP+ΔPとな
り、詰まり発生時はQ−ΔQとなる。
【0022】圧力計の設置場所及び流量測定のためのオ
リフィスなどを考慮すると、圧力調節弁の直前・直後の
正確な圧力及び上流圧力を算出するためには、配管損失
を計算又は実測して計算値を補正する。例えば図7に示
すような配管系の場合、次のようになる。 ・h3 における圧力の算出 圧力調節弁上流圧力=P1 (上流圧力計指示値)−P3
(オリフィス差圧計指示値) ・h4 における圧力の算出 圧力調節弁下流圧力=P2 (下流圧力計指示値)+h4
〜h5 の配管圧力損失値
【0023】圧力の算出は次のように行う。図8に示す
ように連続して個々の圧力調節弁により圧力を調節して
いる場合、それぞれの圧力の算出方法は次のようにな
る。 P1 =A1 1 /Cv12 =A2 2 /Cv23 =A3 3 /Cv3 但し、P1 〜P4 :圧力計の指示値 A1 〜A3 :定数(流体ガス温度一定時) Q1 〜Q3 :流量計の指示値 このように、ある圧力計の実際の圧力を算出したい場合
には、圧力計の下流側にある圧力調節弁のCv値及び流
量計の指示値を使用して算出する。
【0024】ところで流量計には図2に示した圧力計と
同様の構造の差圧計を用いることが多い。その場合、差
圧計でもドリフト現象が生じる可能性があり、流量計の
計測値は必ずしも常に正確とは限らない。しかし、上記
のような圧力の算出には流量値が必要である。ところ
が、プラントでは、最も下流側(製品出口)では正確に
流量が測定できる。従って、それに基づいて最下流側の
圧力計から順次、自動調節弁ユニットの圧力計について
圧力算出値と圧力計測値の一致・不一致を求めていくこ
とで、不一致が生じている一連の自動調節弁ユニットの
うちの最上流側の自動調節弁ユニットの圧力計でドリフ
トが生じていると判定できる。また、多数の自動調節弁
ユニットが存在する場合には、最も下流側での正確な流
量を測定しなくても、各自動調節弁ユニットについての
圧力算出値と圧力計測値の差の有無の相関を利用して
も、異常を示す自動調節弁ユニットは特異な挙動を呈す
ることからそれを特定することは可能である。
【0025】
【実施例】例えば流体ガスがUF6 の場合には、前記の
式(1)及び式(2)は、 ・モデル1 P1 =4.1547×10-2×Q×(273.15+
t)1/2 /Cv ・モデル2 P1 =3.6046×10-2×Q×(273.15+
t)1/2 /Cv+P2 となる。必要に応じて、それらに配管損失値を計算又は
実測により求めて付加することは言うまでもない。この
ようにして、算出した圧力値と上流圧力計の指示値とを
比べることでドリフトの有無、及びドリフトが発生して
いる場合にその量を求める。
【0026】実際にドリフト現象が生じた時の圧力推移
の一例を図9に示す。ドリフトが発生すると、圧力指示
値は一定であるにもかかわらず、圧力算出値は直ちに変
化するために異常を早期検知できる。その際の弁開度に
対するCv値の推移を図10に示す。Cv値が一定であ
るにもかかわらず、弁開度がどんどん大きくなっていく
ような変化を示した。このような現象から、ドリフトの
発生とその程度を検知することが可能となる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、プラントの運転を継続
したまま早期にドリフトの発見及びドリフト量の把握が
可能となる。その結果、 1.ドリフト量を評価することで、プラントの運転を停
止せずに圧力計を校正することも可能となる。 2.ドリフト現象が発生しても、そのドリフト量を考慮
した運転条件を設定することで、製品の精度が損なわれ
ないように出来る。 3.連続的な監視を行うことで、ドリフト現象が徐々に
進行していく場合でも、容易に発見でき、更にドリフト
量の経時的傾向から、将来的な予測も可能となり迅速な
対応が可能となる。 4.本発明方法の応用により、詰まり等の圧力調節弁の
異常についても発見が可能になる。 などの効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配管系に組み込んだ自動調節弁ユニットの説明
図。
【図2】圧力計の一例を示す説明図。
【図3】圧力と圧力指示値の関係を示す説明図。
【図4】圧力調節弁の一例を示す説明図。
【図5】弁開度とCv値の関係を示すグラフ。
【図6】ドリフト現象時の弁開度とCv値の関係を示す
説明図。
【図7】配管系における配管損失計算の説明図。
【図8】多数の自動調節弁ユニットを組み込んだ配管系
における圧力算出の説明図。
【図9】実際のドリフト現象時の圧力推移の説明図。
【図10】ドリフト現象時のCv値推移の説明図。
【符号の説明】
10 配管系 12 圧力調節弁 14 上流側の圧力計 16 流量計 18 下流側の圧力計 20 コントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力調節弁と、圧力計と、該圧力計の指
    示値に基づき前記圧力調節弁の弁開度を制御するコント
    ローラとからなる自動調節弁ユニットを、多数個組み込
    んだ配管系において、 予め求められている圧力調節弁に固有の弁開度とCv値
    の関係を利用して、当該圧力調節弁の弁開度からCv値
    を求め、該Cv値から圧力を算出し、その圧力算出値と
    圧力計による圧力計測値の一致・不一致から圧力計のド
    リフトの有無を検知することを特徴とする配管系に組み
    込まれた圧力計のドリフト検知方法。
  2. 【請求項2】 配管系の出口部の実測流量値を使用して
    最も下流側の自動調節弁ユニットの圧力計について圧力
    算出値と圧力計測値の差の有無を求め、順次その上流側
    の自動調節弁ユニットの圧力計についても圧力算出値と
    圧力計測値の一致・不一致を求め、不一致が生じている
    一連の自動調節弁ユニットのうちの最上流側の自動調節
    弁ユニットの圧力計でドリフトが生じていると判定する
    請求項1記載の配管系に組み込まれた圧力計のドリフト
    検知方法。
  3. 【請求項3】 圧力調節弁と、圧力計と、該圧力計の指
    示値に基づき前記圧力調節弁の弁開度を制御するコント
    ローラとからなる自動調節弁ユニットを、多数個組み込
    んだ配管系において、 予め求められている圧力調節弁に固有の弁開度とCv値
    の関係を利用して、当該圧力調節弁の弁開度からCv値
    を求め、該Cv値から圧力を算出し、その算出値と圧力
    計の計測値との一致・不一致を求め、多数の自動調節弁
    ユニットについての圧力算出値と圧力計による圧力計測
    値の差の有無の相関から異常を示す自動調節弁ユニット
    を求めることを特徴とする配管系に組み込まれた圧力計
    のドリフト検知方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかによりドリフ
    トが生じている自動調節弁ユニットを検知し、当該自動
    調節弁ユニットにおける圧力算出値と圧力計測値の差を
    圧力計測値に加えて補正し、当該自動調節弁ユニットが
    その補正値に基づき制御されるようにしたプラントの運
    転方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100458390C (zh) * 2007-10-31 2009-02-04 谢显奇 液压微调器

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