JPH11337296A - 不動化及び捕獲のための改良された武器 - Google Patents

不動化及び捕獲のための改良された武器

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JPH11337296A
JPH11337296A JP14893498A JP14893498A JPH11337296A JP H11337296 A JPH11337296 A JP H11337296A JP 14893498 A JP14893498 A JP 14893498A JP 14893498 A JP14893498 A JP 14893498A JP H11337296 A JPH11337296 A JP H11337296A
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JP14893498A
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F Mcnalty James Jr
ジェイムズ・エフ・マクナルティー・ジュニア
F Chady Ii John Jr
ジョン・エフ・チャディー・ザ・セコンド・ジュニア
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  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠距離にいる生きた標的に発射体を発射して
電圧を加え不動化する武器を提供すること。 【解決手段】 遠距離にいる生きた標的に発射体を発射
して電圧を加え不動化する武器にして、上記発射体が2
個のコネクターを備えた武器が提供される。第一のコネ
クターは発射体から伸長しており、発射体に固定されて
いる。第二のコネクターは、標的近傍で発射体から発射
される。この時2個のコネクター間の距離は、標的との
距離に関わらず適当なものとなっている。好ましい態様
にあっては、二次的なコネクターの発射は、発射体が標
的の表面に衝突する直前に標的を通る電流によって作動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生きた標的を捕獲
のために不動化する、非殺傷武器に関する。より詳しく
は、発射体を備え、好ましくはショットガンまたは他の
殺傷武器から発射する長距離での使用に適した形状を
し、高電圧源につながったワイヤー及び標的に電圧を通
過させる一対のコネクター(標的上でのコネクター間の
距離は、標的との距離に関わらず実質的に一定である)
を備えた武器に関する。
【0002】
【従来の技術】テーザー(不動化及び捕獲のための武器
の商標)は、襲撃者に電気パルスを与えて無能力にする
武器であり、従来の小火器類より殺傷性の低い武器であ
る。警察官はある対峙状況において、例えばナイフを近
距離で振るう襲撃者に対して、殺傷武器を使用すること
を正当化されていたが、1970年代の終わり頃から、
小火器の代わりにテーザーが用いられるようになった。
テーザーを用いることによって、従来の小火器類の使用
が非実用的である又は正当化されないであろう状況にお
いて、警察官、襲撃者、罪の無い傍観者の傷害を回避す
ることに成功している。テーザーは、ほぼ一瞬で標的を
無能力にするという特徴を有するので、人質の喉にガラ
スの破片を当てた襲撃者を、人質に肉体的傷害を与える
こと無く無能にし、怒った親が高層建築から幼児を投げ
るのを阻止し、自殺志願者が高層建築から飛び降りるの
を防ぎ、非武装戦闘員を鎮圧するのに用いられて来た。
この適用によって、警察官又は襲撃者に深刻な傷害を与
えること、家族や友人を悲しませること、又それほど重
要ではないにしろ、社会に医療費の負担、時間の損失を
させること、又かつては社会の生産的な一員であった者
を障害者にするということは回避されている。その上更
に、テーザーは、弾丸の誤射に由来するキャビン減圧の
危険性がないので、従来の小火器類とは違って、御しに
くいハイジャックに用いることができる。
【0003】しかし、材料工学上の制限から、テーザー
は約20年に渡って深刻な商品信頼上の問題を有してお
り、武器の誤作動によって惨事を引き起こすこともあっ
た。テーザーの重大な欠陥の一つとして、使用距離が限
定されていることが挙げられる。今までのところ、最小
距離が3フィート、最大距離が15フィート、有効距離
が3〜12フィートである。これにより、テーザーの使
用は、非常に限られた、特別な、そして戦略が非常には
っきりしている場合に限定されてしまう。対峙条件下で
の距離がより大きいテーザーがあれば、社会は明らかに
利益を得ることができる。テーザーの第二の問題点とし
て、テーザー出力電流下にあっては武器送り出しワイヤ
ーの絶縁が破損し易いと言うことが挙げられる。
【0004】John H.Coverによる特許番号
3,803,463(1974年4月9日)は、電源に
接続する手段を備えた、不動化及び捕獲のための武器を
開示している。この武器は、健康な人を不動化するのに
十分であるが、心室細動を引き起こすのに必要な閾値電
流よりは低い電流を、どちらかと言えば無害な発射体及
びトレーリングワイヤーによって遠隔の標的に送り出す
ことができる。この発明がテーザーとして市販されたの
ち、John Coverは標的であるヒトを鎮圧する
場合にこの武器に用いることのできる様々な高電圧源に
ついて開示した特許を1981年2月24日にうけた
(特許番号4,253,132)。標的であるヒトはも
っと低い電圧で無能力にすることができる(Underwrite
rs Laboratory Research Bulletin No. 14、 1939年
12月、及びLet-Go Currents andVoltages、 C.F.
DalzielおよびF.P.Massoglia、 A
pplications and Industry再版、American Institute o
f Electrical Engineers、1956年5月発行を参
照)。しかし、特許に述べられているように、標的を突
き刺したり標的に接触したりして標的に深刻な傷害を与
えたりできないと考えられる低速の発射体と、標的が電
気的に接触すること無く、大気を通ってアークをなすこ
とができ、よって発射体の接触部と標的との間における
インピーダンス及び抵抗を上回ることのできる高電圧出
力を用いることが望ましい。例えば、発射体の一つが標
的であるヒトのシャツ襟の折り返し部分に入ってしまっ
た場合でも、適当な長さを有する大気中アークをなす電
流を用いれば回路が形成されるであろう。冬季にしばし
ば着られる厚手の外套に対しては、標的において1・1/
2インチの長さになる最低出力アークになるのが非常に
望ましい。John Coverは、ついで特許番号
5,078,117で、火薬の爆破によって容器から大
量の圧縮ガスを放出することによって発射体を推進させ
る装置を開示している。この特許は特許番号3,80
3,463に記載の、不動化及び捕獲のための武器に適
用されている。
【0005】これらの特許は、標的に送り込んだ電源出
力が地面を通じて帰ってくることによって回路を形成す
る、一本導線接続システムにつて記載しているが、この
一本導線接続システムは、アスファルト等の舗装材、セ
ラミックタイルや木等の床材等の、高い電気抵抗を有す
る物質を考慮すると、標的であるヒトを鎮圧するのには
非実用的であり、野外で大型の哺乳類を捕獲することを
目的とした実験モデルを除いては、現在までのところ製
造・販売されていない(An Electronic MeansOf Immobi
lizing Deer、D.A.Jessup、D.V.M.及
びW.E.Clark、B.A.、カリフォルニア州De
partment of Fish and Game参照)。また、特許に記載
の一本導線システムを用いて容量的に標的を帯電するこ
とは理論上可能であるが、非実用的であるため、開発は
試みられていない。従って、電源の2個の電極のうち1
個と標的とを接続した導線1本、及びもう一方の電極と
標的とを接続した別の導線1本からなり、電気回路を形
成する送り出しシステム、すなわち、各ワイヤーが一本
の導線を含む一対ワイヤー送り出しシステムを利用した
武器が単に開発され、製造されている。
【0006】各ワイヤーが1本の導線を含む一対ワイヤ
ー送り出しシステムを用いて製造した不動化及び捕獲の
ための武器に、確実に効力を持たせようとするなら、標
的上の武器の発射体接触部と付着部との間に、標的であ
るヒトを通過する少なくとも数インチの電気通路を確保
することが非常に望ましい、ということを実地調査デー
タは示している。不動化及び捕獲のための武器に効力を
与えるのは、電源出力だけでなく、電源出力と標的内に
おける適当な電気通路との組み合わせである。電気通路
の長さ、電気を適用する時間、電流が通り抜ける体の部
位の全てが、武器の効果に寄与する要因である。
【0007】テーザーは本来、片手で持ち、手に隠すこ
とのできる装置として考案された。テーザーの目的の一
つは、軽量の、容易に隠すことのできる武器を提供する
ことにあった。御しにくいハイジャックにテーザーを用
いれば、従来の小火器を用いた場合に起こりうる、弾丸
の誤射によるキャビンの減圧とその結果起こる大惨事を
避けることができる。しかし実際には、トレーリングワ
イヤーを備えた電気的に相対する2個の発射体は、武器
の発射部から発射される際に、互いから適当な間隔がと
られるようになっていなかった。従って、この武器の開
発者は、2個の発射体及びそのトレーリングワイヤー
が、武器の発射装置から標的に向かって飛ぶにつれ、互
いに離れていくように武器を設計していた。
【0008】現在までのところ製造されているテーザー
は、カートリッジを挿入するポート1個以上を有するプ
ラスチックケーシングからなる。スイッチを入れると、
テーザーは発射薬の爆発による気体を放出し、装置の電
源に接続されたトレーリング導線を備えた電導ダーツ2
個がカートリッジの穴から発射される。これらのダーツ
はカセットの別々の出口穴(直径6mm、2穴間の距離
約6mm)から発射される。2個の穴のうち1個は発射
装置の水平面上に位置している。2個目の穴は1個目の
穴に対して垂直に位置しており、1個目の穴から発射さ
れるダーツに対して鋭角にダーツを発射する。各ダーツ
がそれぞれの穴から遠ざかり、標的に近づくにつれ、互
いの距離を増加させる。両方のダーツが標的であるヒト
に到達した時、高電圧、低電流、低電気パルスが短時間
にわたって標的を通過するようにダーツ間を流れ、電流
が骨格筋及び/又は痛みのコンプライアンスに生理的効
果を与えた結果、標的は明らかに一時的に歩行不能な状
態に陥る。
【0009】テーザーの発射部から出て標的に向かって
飛んでいる間にダーツ間の距離を連続的に増加させるこ
の様な方法には、幾つもの欠点がある。まず、テーザー
の射程距離が大幅に制限される。最小距離及び最大距離
の双方が制限される。近距離で用いる場合、狙撃手が幸
運にも標的の敏感な部位に衝撃を与えない限りは、2穴
間の角度に応じてはダーツが十分に離れず、標的を通過
する適当な大きさの電流通路を確保できない場合があ
る。また、遠距離で用いる場合には、標的を通過する電
流通路を形成するのに必要である以上にダーツが互いに
離れすぎてしまい、標的に衝撃を与えられない場合があ
る。例えば、現在までのところ、2穴間の角度が15度
のテーザーが製造されている。ダーツが標的に向かって
5フィート進む毎に、2個のダーツは約1.3フィート
づつ離れて行く。これにより、装置の最小有効距離は標
的から3フィート、最大有効距離は標的から15フィー
トに制限される。15フィートの距離にあっては、2個
のダーツ間の距離は約3.9フィートとなり、ヒト又は
小動物を標的とする場合にはダーツを2個共標的に付着
させて回路を形成することは難しい。テーザーの操作上
での距離は3〜12フィートである。従って、今までに
開発及び製造されたテーザーは戦術上での適用には制限
がある。
【0010】第二に、上記したようなダーツ間の角度に
ついて、テーザーを配備した者が発射の際に少しでも武
器をそらしたり角度をつけたりした場合、角度のついた
穴から発射されるダーツは横に逸れ、標的を捉えられな
かった結果、完全に回路が開いてしまい効果が得られ
ず、また、罪の無い傍観者にダーツが当たってしまい、
ひどい怪我を与える及び/又はその結果大惨事になって
しまう可能性もある(The Taser Weapon: A New Emerge
ncy Medicine Problem、Eric M.Koscove、
M.D.、Annals of Emergency Medicine、 Vol. 14、
1985年12月参照)。
【0011】第三に、これらの角度をつけたダーツは、
従来の殆どの小火器類の穴を通過させることができない
であろうということが挙げられる。一方、従来の小火器
類は一般にプラスチック製のテーザーに比べて頑丈にで
きており、小火器類を二重に使用した場合、財政的に圧
迫されている自治体及び政府機関にとって備品にかかる
経費の軽減となる。その上更に、テーザーカートリッジ
を従来の小火器類から発射することが可能であれば、小
火器類を配備する個人にとって、例えば社会不安を排除
する平和維持活動において、殺傷よりも軽い結果で終わ
らせるテーザーというオプションを提供することが可能
となる。軍隊や警察官人事にとっては、通常の武器とは
別に非殺傷武器を更に乗り物に搭載したり、人員に装備
させたりする余裕はない。テーザーの発射に失敗した
り、相手の勢力が増した場合には、殺傷武器を直ちに配
備することができる。従って、様々な理由から捕獲する
必要のある様々なサイズ・形状の動物も考慮に入れて、
上記したような離れて行く発射体を推進する武器を配備
することは困難であり、さもなくば動物の統制及び生き
た動物の捕獲には非実用的である。
【0012】35%を超える米国家庭は小火器類を所持
している。27%がショットガンを持っている。これら
の家庭の有する小火器類の個数は1億9千2百万丁にな
る。6千5百万丁が拳銃である。2千8百万丁が半自動
式武器である。4千9百万丁がショットガンである。こ
れら所有者のうち54%が小火器類のロックを解除した
状態にしていることを認めている。所有者の20%は小
火器類のロックを解除した状態にし、弾を装填している
ことを認めている。過去数年間で、数百人の幼児が不慮
の発射で死んでおり、更に多くのものが負傷している。
所有者の46%は、犯罪から家族を守るために小火器類
を手に入れたと述べている。
【0013】これらの小火器類に、一対の電気的接触部
を含む低速の発射物を発射する弾薬だけが装填されてい
たならば、幼児による不慮の発射と死亡事故を大幅に減
らすことが、あるいは完全に無くすことができたであろ
う。更に接触部が上記した不動化及び捕獲のための武器
の一部を構成していても、そのような小火器類の所有者
は犯罪者に対して効果的に自らを守ることができるだろ
う。所有者は、切迫した深刻な体の傷害の脅威に対面し
た場合に小火器類のロックを解除するのに時間がかかる
という理由から、小火器類のロックをすすんですること
はない。
【0014】ワイヤーが最大距離又は最大長に展開しな
い場合、ポート又は着火区画の底を超えてカートリッジ
からぶら下がり、近接して地面に緩慢に横たわるか、全
長にわたって部分がオーバーラップして地面に横たわる
可能性がある。従って、標的を通過する回路が形成され
る前に、テーザーのアーチ出力電流がワイヤー間でショ
ートするのを避けるために、各導線はもう一方の導線と
絶縁されていなければならない。しかし、仮に一対の導
線上に設けた壁が導線間の出力アークに対する十分な絶
縁となっていても、上記したダーツ送り出しの方法では
ワイヤーがカートリッジポート接触部のうち1個と数ミ
リ内の距離に来る。必然的に非絶縁である接触部は、テ
ーザーの矩形ポート中に位置し、カートリッジワイヤー
を電源の極に接触させるものであるが、接触部を互いに
穴の内部で最大限に引き離すことによって、標的におけ
るアークが武器の設計上可能な距離だけ移動できる。非
絶縁の接触部とそれに対するワイヤーとが近接している
と、接触部とワイヤーとの間で電気ショートが頻繁に起
こり、標的における電気パワーが失われる。
【0015】テーザーを手で持って手の内に容易に隠す
ことのできる装置とするならば、テーザーの出力電位
(通常50KVを超える)に対して外縁だけ絶縁にする
ことだけでなく、商業的に非実用的であると言う事実か
ら、上記した問題はより深刻になるばかりでなく、他の
問題も引き起こされる。
【0016】隠すことの可能な武器送り出しシステムが
標的であるヒトに深刻な傷を与えることができないよう
にし、かつ標的に向けて実用的な距離だけ発射体を推進
することができるようにするべく、力を低いものに保つ
ことが必要であると考えられるが、補填量の少ない発射
薬と、発射時の力によって破損しないほど十分に強度が
あるが体積は小さい、トレーリング導線を備えた軽量の
発射体を用いることが望ましい。例えば、現在製造され
ているテーザーは、4/5グレーンの無煙発射火薬の爆
発力によって銃口速度200fpsで標的に向かう、各
1.4グラムの2個の有刺矢弾を射出する。各矢弾に
は、4mil直径の36AWG銅溶接導線がついてい
る。非絶縁の30AWG一本導線磁石ワイヤーを備えた
矢弾は、15フィートを越える距離を、標的に接触する
のに十分な力で標的に向かって進む。しかし、矢弾は一
般には人の皮膚を貫通することが可能な速度(125〜
170fps)では衝突しない(United States Consum
er Product Safety Commissioninternal memo、1975
年11月7日、Jeanette Michaelから
Tom Mackay宛ての、the Office of the surge
on General, U. S. Department of Armyにより確立され
た基準を設けたB.A.T.F.の往復文書を引用したメモ参
照)。
【0017】従って、テーザー矢弾に備わっているワイ
ヤーを絶縁する場合に更に考慮すべきことは、重量及び
剛性が増加したために、絶縁を施しても矢弾の距離又は
衝突速度は有為には減少しないということである。絶縁
ワイヤーは、何十フィート分も、隠すことが可能な小さ
な武器のカートリッジ内に保持されるのに十分にたたむ
ことのできるものであり、又望ましくは、小火器類に分
類されるものを市場において経済的なものに保つもので
なくてはならない(Gun Control Act of 1968、P. L. 90
-618第1編及び第2編、18USC921−928及び1
8C.F.R.178.11−178.129及び18C.
F.R.179.11−179.163に基づき修正・成
文化したOmnibus Crime Control and Safe Streets Act
of 1968に記載の一般的な武器の分類、免許税の必須条
件、並びに記録維持及び書類についての必須条件を参
照)。
【0018】市販されている、テーザーワイヤー導線の
押し出し成形に実用的な、Tefzelなどの高品位誘
電体としては最大絶縁耐力約2,000ボルト/mil
及び誘電等級2.7のものが入手可能である。ASAは
材料の絶縁耐力を、材料が破損に耐えられる最大電位傾
度と定義している。しかし、耐電圧50KVを持つのに
適した厚み、すなわち厚さ25milの絶縁壁を持つよ
うに、又は54milO.D.のワイヤーとなるように
Tefzelが押し出し成形された場合、ワイヤーの絶
縁は更に剛性及び重量を増し、4/5グレーンの無煙火
薬の爆発による推進時に抵抗を生じ、テーザー矢弾の距
離及び衝突速度は極端に低下する。その上更に、このよ
うなワイヤーは体積が大きすぎてテーザーカートリッジ
に収容できない。各テーザーカートリッジは、全直径が
20milの一本導線を、直線にして計32フィートし
か収容できない。
【0019】従って、導線上に押し出し成形されている
これらの誘電体のワイヤー間の壁厚は、トレーリング導
線間でのアークショートを縁を覆って防ぐだけのもので
なければならない。その後にエアギャップ及びテーザー
の短い適用時間が考慮される。通常、テーザーワイヤー
は厚さ6.5〜8mil、耐電圧13〜16KVのTe
fzelの絶縁壁を有する。2本のワイヤー上の2つの
絶縁壁及びワイヤー間のエアギャップはワイヤー間の電
流伝導に対する抵抗を与える。あるいは、ワイヤー間の
エアギャップが無いとすると、ワイヤー間の最小耐電圧
26〜32KVとなる。武器及びカートリッジケーシン
グは絶縁プラスチック製であり、武器を操作する者に5
0KVの出力電流がショートして流れるのを防ぐ。しか
し、プラスチックケーシングが手で容易に持ち運ぶこと
ができ、強い衝撃に耐える厚みを有するものであって
も、矢弾及びワイヤーを発射する火薬の爆発というかな
り重要なことに耐えることができない。
【0020】一本導線の絶縁壁は明らかにテーザー出力
電位に対する絶縁を提供するものだとは考えられないの
で、ワイヤーが最大に伸びた状態であっても、2つのワ
イヤー及び非絶縁ポート盤の間で容易にショートが起こ
る。その上更に、回路が、標的において同様に開いてい
る又は標的において高い空気インピーダンスを通じてア
ークをなす場合、出力電位が意図する標的に届く前にワ
イヤー間でショートが起こりかねない。更に、例えば製
造装置に由来する、絶縁体内での導線の偏向などのワイ
ヤーの欠陥により、絶縁壁の厚みが減少し、及び/又は
絶縁体と導線との間にコロナ放電を蓄積する。その結
果、標的におけるインピーダンスがワイヤの絶縁等級を
必ずしも上回らなくても、ワイヤー間にショートが起こ
る。例えばだぶだぶの服を着た標的が地面であがいてい
る場合、回路は標的において途中で開いたものになりう
る。しかし、ワイヤーが破損してしまい地面にショート
している場合、あるいはまず標的において回路が開いて
おり又はまず標的において高いインピーダンスを通じて
アークをなす時にワイヤーがショートしている場合、標
的に与えた電気出力は永遠に消滅してしまう。
【0021】さらに、アークトラッキング現象のため
に、特に発射を繰り返した結果生じる導電炭素の蓄積に
よる表面アークは、現在ABS及びノリルなどの高い衝
撃に耐える、絶縁プラスチックで作られているテーザー
のポートを詰まらせてしまいかねない。その結果、電源
からの出力電流は標的に届く前にショートを起こしかね
ない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従って、不動化及び捕
獲のための武器にして、電源の相対する極と遠隔の標的
との接触が、単一の発射物又は飛翔体によるものである
武器が非常に望まれている。この様な武器発射体はa)
標的に対して又は標的の近傍で第二の飛翔体又は発射体
(これらは発射装置又は分離した残りの一方の飛翔体又
は発射体に残っている接触部とは、電気的に反対の電源
接触部を備えている)を発射又はそれらに分離し、b)
発射体/飛翔体又は発射装置から射出され、互いに一定
の距離を保つが一定の角度で互いが遠ざかっていくよう
には設計されていない、一対の絶縁トレーリング導線に
よって、武器電源の相対する電極に接続している。この
ような特徴によりテーザーの有効距離が飛躍的に改良さ
れる。望まれる接触点の分離は標的において又は標的近
くで達成されるので、武器の射程距離は理論的には制限
が無くなる。従って、本発明の主な目的は、17フィー
トを上回る最大有効距離を有する、改良された不動化武
器を提供することにある。本発明の他の目的は、3イン
チの最小有効距離を有する改良された不動化武器を提供
することにある。本発明の他の目的は、標的との距離に
関わらず、2個のコネクターが実質的に同じ距離だけ離
れることを特徴とする改良された不動化武器を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、ショットガン又は他
の殺傷武器から発射することのできる形状をした発射体
を有する改良された不動化武器を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、標的に又は標的の近傍に電圧
導入コネクターを発射することのできる形状をした発射
体を有する改良された不動化武器を提供することにあ
る。本発明の更に他の目的は、電源と電圧導入コネクタ
ーとを接続するワイヤーの絶縁における電圧破損を低減
することにある。本発明の他の目的は、様々な非小火器
類から発射することのできる形状をした発射体を有する
改良された不動化武器を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
個のワイヤーにつながった発射体を不動化すべき生きた
標的に向けて発射できる、電気的に起動される不動化武
器にして、標的上の第一の場所に付着するための、該発
射体に備わった第一のコネクター;第一の場所から離れ
た、標的上の第二の場所に付着するための、該発射体に
部分として包含される第二のコネクター;及び標的に対
する発射体の位置に反応して、発射体が標的と実質的に
隣接した時に第二のコネクターの推進を作動する、該発
射体に備わった二次推進装置;を包含することを特徴と
する武器である。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明で達成される最大距離は、
発射体の力要素を近距離で標的に傷を与えないものに保
つということのみによって制限される。電源に接続した
1個の発射体の実施可能な態様は、第二の発射体を発射
又はそれに分離する構造を持ち、発射管からわずかな力
で発射でき、それでもなお現在製造されているテーザー
の最大距離の2倍以上に到達するものである。このよう
な発射体はすでに作製されており、ヒトを標的とする場
合に用いて成功している。例えば、そのような1個の発
射体の実施されている態様として、長さ85mm、直径
51.85mm、重量0.06gで、1cmのダーツを
4個、標的側に備えたものの発射に成功している。この
様な発射はFederal209Aショットガン雷管付
薬包のGoexFFFg黒色火薬1グレーンの爆発を行
って得られる、わずか33.52m/s(110fp
s)の銃口速度によって達成され、発射装置から35フ
ィートを超える距離にある標的に接触・付着させること
ができる。8milのTefzel壁の中に含まれる一
本の36AWG銅溶接導線からなる、発射体の2本のト
レーリングワイヤーは発射装置又は発射体から遠ざから
なかった。これにより、発射体が発射管を出る時の衝撃
力はわずか2.011=0.06×33.52又は2.
011ニュートンとなる。従って、発射薬の補填量、ワ
イヤーO.D.及び発射体の重量といった要素を調整す
ることによって、35フィートを超える最大距離を容易
に達成できると思われる。黒色火薬を含む発射カートリ
ッジを、プラスチック銃身、標準2インチ(52mm)
PVC製の23cmの発射管、1インチABSプラスチ
ック送水管及び接着剤を備えた標準Orion12ゲー
ジ信号フレアー発射装置に装填した。Fedral20
9Aショットガン雷管付薬包により着火した1グレーン
の黒色火薬の爆発により、信号銃及び発射装置から17
0個の発射体を連続して発射し、250倍率で信号銃又
は発射装置のプラスチック部を観察したところ、破断は
みられなかった。設計上の観点からは独立しているワイ
ヤーの接続部は、発射体距離の増加を実質的に妨げるも
のであってはならない。ワイヤーを導く飛翔体の最大距
離は3,000m又は9,800フィートであり、ヒト
の視力によってのみ制限される。しかし、安全性を確保
する力及び他の力要素を考慮に入れた場合、ワイヤーの
伸長は発射体にとって極限の最小距離を達成できるが、
0.0762〜22.86m又は3インチ〜75フィー
トの範疇になることはない。最小距離は、標的が怪我を
しない程度の力要素を保持すること、及び発射管から射
出される発射体の長さによってのみ制限される。電源の
高電圧出力アークのショートが、標的における可能な最
大インピーダンスを通じてではなく発射体において起き
てしまうことを防ぐように、発射体は十分大きくなけれ
ばならないが、同時に武器設計上の他の要素が実現でき
る大きさでなくてはならない。上記した長さ85mmま
たは約3インチ、直径51.85mm又は2インチの発
射体は、発射体におけるアークを避けるのに十分な大き
さである。電源の出力電圧又は分流を調整することによ
って、この発射体の長さ及び直径をそれぞれ80mm未
満、38mm未満に容易に減らすことができる。これに
より、武器全体を、例えばColtM16A1又はM1
6A2ライフル又はカービン銃に直接取り付ける38m
mFederalModel203Aガス銃及び40m
mColtM203グレネードランチャーなどの従来の
多くの武器に、固定武器として装填することができる。
従って、改良された設計の武器システムは、約3インチ
の最小距離を達成するように作製することができる。
【0025】本発明の主たる発射物は、標的において又
は近傍で第二の発射体を発射することができるが、これ
は下記の新規で、単順で、安価な数多くのオプションか
ら組み合わせることによって達成される。 a)発射した発射体が標的に衝突した後に、第二の発射
体が発射されることによって連続する運動量。この方法
においては、第二の発射体が、それを発射する第一の発
射体の経線に沿って経線とある角度をなしている第一の
発射体の穴から、地面に対して上向きに射出されること
が望ましいが、必要不可欠なことではない。この様な態
様にあっては、第二の発射体に作用する重力を、ダーツ
の軌道に起こりうる偏向ではなく、接触アーク軌道を得
るのに利用する。この方法を用いれば、点状の穴におけ
る炭素トラッキング又は他のショートの可能性が無くな
る。更に、この方法によれば、発射体がカップから射出
される前又は飛んでいる間に高電圧出力が達成される。 b)他の方法は、標的において又はその近傍で第二の発
射体を、高電圧出力電源により点火されるように設計又
は改変された点火装置を通じて射出するものである。こ
の電源は回路を形成しているが、より抵抗のある標的を
通じて回路を形成するように開く。発射される発射体
は、意図する標的において又はその近傍で第二の発射体
を発射する、遠隔自己起動小火器として用いることがで
きる。発射する発射体面上の電源出力接触部間の距離
が、空中を通じてではなく標的においてアークをすのに
十分に離れているが、しかし標的を確実に不能力にする
のに十分に近いならば、発射装置から射出される前又は
飛んでいる最中に、高電圧電源回路を作動させることに
よって、接触部から標的を通じて高電圧アークを形成す
ることができる。発射体が標的に接近するにつれて、ア
ークが標的において形成され、a)に記載したのと同様
な、角度のついた発射体発射穴中に位置する、例えば改
変雷管付薬包又は導火爆弾等の火薬が着火する。これに
より第二の発射体が穴から射出され、同時に初期電源回
路が開き、第二の発射体を通じるより広くてより抵抗の
ある回路を形成することができるようになる。これによ
り電源出力が数インチ離れた標的をも「感知」し自動的
に発射体小火器を点火することができるようになる。標
的から数インチの距離で、発射した発射体から第二の発
射体を射出できるようになるので、発射体のより大きな
広がりが達成され、その結果標的における電源回路を形
成することができる。 c)遅延スイッチを用いることができる。このスイッチ
を用いると、高電圧出力を起動する前に付着した発射物
を標的から引き抜くのを避けるのに十分に短い時間であ
るが、高電圧の起動、火薬の点火、及び角度のついた発
射穴からの第二の発射体の発射を、発射体が標的に接触
するまで遅らせることができる。更に、このように遅ら
せることによって、細いワイヤー間の静電気による引力
によって飛翔中に起こるワイヤーのねじれ及び不適当な
ワイヤーの絶縁壁によって起こるショートを防ぐことが
できる。第二の発射体は又、相対する永久磁石及び/又
は電磁石又はばねの力によって射出することもできる。
ばねは電気的又は電気機械的に起動しても良い。これに
より、カートリッジ表面での炭素トラッキングショート
が起こりにくくなる。回路は放出カップにつけた動作検
出装置によって起動されても良い。
【0026】本発明の、不動化及び捕獲のための改良さ
れた武器は、皮膚を貫通しうるダーツではなくて接着剤
などの非侵襲性の手段によって、発射体と標的とを接続
させることのできる大型の発射体を提供する。これによ
り、現在までのところ試されている実行可能な態様では
発射された発射体が標的に付着した場合のワイヤーの長
さが2.5フィートなのに比べて、発射されるダーツが
近接してつながっているので、例えば目の負傷など、標
的や傍観者に与える傷害が従来のものに比べて非常に起
こりにくくなる。又、大型の発射体を用いると、ロケッ
ト推進が可能になる。これにより発射装置が標的に向け
て発射体を射出するのに必要な力を減少させ、従って、
発射装置の銃口から飛翔体が遠ざかる際に電源接続ワイ
ヤーが不発に終わる可能性を減少させることができる。
これによって更に、力要素を十分に低減し、回路を飛翔
体内に完全に収め、遠隔の電源に対するワイヤーの伸長
を完全に排除することが可能になる。更に、大型の発射
体による衝突力は、標的を不安定にするように作用し、
電気出力が標的を不能力にする効果を促進する。発射さ
れるダーツについた2・1/2フィートのつなぎ鎖は、適
当に計算された射出角度、パルス繰返し速度、電力が与
えられれば、2個のダーツが様々な種類の家畜動物に接
触・付着し、不動化することを可能にするのに十分に短
い。その上更に、標的におけるつなぎ鎖の分離が限定さ
れているので、武器の発射部分が発射の際に右や左にず
れたとしても分離するダーツが標的を外すということは
起こりにくい。又、電源接続部全体が着火ポートから射
出されるので、ポートにおける炭素蓄積が出力アークの
トラックショートを引き起こすことはない。
【0027】発射体を含む本発明の武器システムは、従
来武器に弾薬として装填し、銃身から発射体を発射する
ことができる。発射体は、電気的に絶縁した発射管又は
放出カップ(しばしば、不正確にだが「グレネードラン
チャー」と称する)から発射されても良い。これは、シ
ョットガン、ライフル、ピストル、グレネードランチャ
ー、フレアーガン及び他の信号銃、空気銃及び他のガス
銃(この目的には塗料弾銃が特に適している)等の従来
の様々な装置の銃身の先に装着することができる。発射
力は、例えばショットガン、ピストル、グレネードラン
チャー又はフレアーガンに装填した発射カートリッジか
ら放出される膨張気体から得ても良い。放出カップとし
ては、ショットガンやピストル等の小火器類から爆発性
の手榴弾及び/又はCSキャニスターを発射するのに現
在用いられているのと同様の、使い捨て又は再利用可能
な装置を単独で用いることができる。再利用可能な装置
はCSキャニスターやビーンバッグなどの、殺傷性の少
ない他の発射物を発射することが可能であるという点で
有利である。発射体の直径が様々なものであっても、3
8mmのキャニスターを40mmの放出カップに適応さ
せるのに用いられている製品と同様のアダプターを用い
て、一個の放出カップから射出することが可能である。
放出カップは再利用の可能なもの使い捨てのものに関わ
らず、対峙する脅威が増大した場合に殺傷弾薬を発射す
ることができるような形状に製造することができる。電
気的に絶縁した銃身が交換可能なものである場合、先端
を放出カップの形にして製造することもできる。
【0028】上記したような出力ワイヤーの絶縁に起こ
る望ましくない絶縁破壊又は破損や、その結果起こる相
対するワイヤー間及びワイヤーと相対する接触部又は地
面との間で起こる出力電流のショートの可能性を大幅に
減じることのできる形状をとることもできる。アーク放
電及び絶縁破壊の両方とも、電極の位置関係及び電極に
おける電荷の分布状態に高度に依存する典型的な点放電
現象であり、電位傾度分布ワット/cmで表わされる
ことが文献から分かっている。従って、トレーリング導
線がコンデンサープレートの形状を取り、電源出力変圧
器の2次巻き線に対して平行な十分に大きなキャパシタ
ンスが形成されるなら、出力電荷は導線上に分散して導
線上の電圧点におけるワット/cm、電界促進アーク
放電の可能性、又は相対する導線プレート間で起こる絶
縁破壊を極端に減少させることができる。上記したよう
に、高い誘電性のTefzelで覆われた、一対の相対
する導線にして、互いに一定の距離を保って発射装置か
ら発射され、一定の角度で互いが離れないように設計さ
れた導線を有する、改良された武器の送り出しシステム
は、絶縁体に覆われた相対する導線プレート間に適当な
空間のあるコンデンサーの形をとることができる。様々
なプレート空間、位置関係、誘電体、誘電体の厚み、従
って更にキャパシタンスを選ぶことができる。例えば、
1本の二重導線を用いて電源と発射体を接続しても良
い。導線は16mil厚のTefzelの壁(耐電圧3
2KV)1枚で隔てることができる。幅12.5mi
l、長さ50フィートのリボン導線が用いられた場合に
は、キャパシタンスは285pf[C=(0.225K
A)/sより、0.225×2.7(tefzelの定
数)×7.5sq.インチ(リボンプレート1個の面
積)/0.016インチ(プレート間のスペース)=2
85]となる。これにより蓄積及びプレート分布キャパ
シティーが、50KVのエネルギーを適用した時、0.
36ジュール[En(CE)/2より、(0.000
000000285×2,500,000,000)/
2=0.36]となる。この様なワイヤーコンデンサー
は、一般的な組み立て品であるマイラーフォイルコンデ
ンサーの形状と同様の、円筒状巻き線上の小型で隠すこ
とのできる武器に容易に収納することができる。実際に
は、より長く、より幅の広いワイヤーコンデンサー、例
えば長さ500フィート、幅2インチのものを武器内に
収容することができる。例えば誘電等級2.4、絶縁耐
力5KV/milのマイラー等の他の材料や複合物を、
コンデンサー誘導体として代用しても良いし、あるいは
真空化によって実用真空誘電体を作り出しても良い。こ
れらのコンデンサーは他の高度誘電体及び高度摩耗絶縁
体内に覆われていても良い。武器内に巻かれた状態にな
っている伸長しなかったワイヤー部分はキャパシタンス
として作用しうる。導線と発射体及び/又は発射装置と
はキャパシタンスを増加させるように接続されている
が、これらの間に(1個以上の)プレート及び更なる誘
電体を加えても良い。0.3〜1ジュール/パルスの、
予想される回路出力よりもずっと小さい貯蓄容量のキャ
パシタンスでも、ある点にとどまっているエネルギー
を、電子なだれ及び望ましくないアーク放電又は絶縁破
壊を回避するのに十分なだけ減少させることができる。
最低95pfのキャパシタンスが必要とされる。これに
より、最小蓄積及び配電容量は、0.025ジュールと
なるか、あるいは50KVのパルスを用いた場合のテー
ザーの予想される最小エネルギーの約1%となる。最小
面積2.4インチ四方のプレート一個分のエリアが、エ
ネルギー分配のために必要である。Tefzelで絶縁
した円筒状導線が用いられた場合、キャパシタンスはも
ちろん上記の計算値とはある程度異なり得るが、おそら
く端点に起こっているであろう放電による縮小を補うも
のでなくてはならない。
【0029】標的におけるインピーダンスが大きすぎ
て、アーキング電源出力が標的を通じて回路が形成され
ない場合には、回路は、本質的に自動放電タンク回路で
あるものを通じて形成される。タンク回路は共鳴しない
ものであり、コンデンサーの誘電体からの漏れが早くな
いものであるのが好ましい。開いた回路は、結果的に絶
縁破壊を起こさないとしても、回路に負担をかける。こ
れにより回路部品を回る高電圧場が崩壊し、出力変圧器
に故障及び他の破損を与えうる。もちろん、アーキング
出力が始めから又はそののち標的を通じて形成されるな
ら、キャパシタンスは標的内をショートし標的を通じて
漏れるので、有為に大きくなることもなく、回路操作に
重大な影響を与えるものでもない。しかし、改良された
武器において上記した送り出しシステムを用いる場合、
武器電力の出力を変更する必要がある。上記のような二
重導線の実施可能な態様はすでに作製され、成功した試
験結果が得られている。導線間のTefzel絶縁壁の
厚さが8milで長さ27フィートの二重導線を作製し
た。各導線はその先端部において互いから6インチ離れ
ている。50KV,10ワット、7ppsの電流を、
1.43ジュール/4ミクロ秒パルスでワイヤー及び4
・1/2インチのエアーギャップに適用した。回路は、5
秒ONN、5秒OFFのバーストで起動した。予想した
通りに、電流はエアーギャップにアークを形成しなかっ
た。10回のテストを行ったが、平均21.2秒間、絶
縁体の破損は起こらなかった。
【0030】2本のワイヤーに分かれた同じ導線を、間
に8milの厚さのTafzel絶縁体を設け、一点の
みで交差するように作製した。ワイヤー及び4・1/2イ
ンチギャップに上記テストと同様の条件で電気を流し1
0回テストを行ったところ、平均わずか20ミリ秒で絶
縁体の破損が起こった。ある方法では極めて高い電気絶
縁体に分類されるある素材は、大きな振動数で動いた場
合、特に高電圧が更に加わった条件下で振動した場合、
多量の電流を通すことが知られている。この現象につい
て述べた初期の文献として、Nikola Tesla
によるExperiments with Alternate Currents of High
Potentialand High Frequency、P5〜6(Institution
of Electrical Engineers, Londonでの講演。1892
年にW. J. Johnson & Co., Ltd.により書籍として出
版)が挙げられる。5〜6ページにおいて、Tesla
氏は以下のように述べている。「ここで、再度、2枚の
ワイヤーガーゼプレートをある程度離してコイルの末端
に接続し、コイルを作動した。小さなスパークが二枚の
プレートの間を通過しているのが観察された。プレート
間に最も誘電性の高い素材でできた厚いプレートを挿入
した。いつもは全体が使用不能になるが、放電の通路を
与えたところ、この通路は、プレートを挿入するにつれ
て、全く様相を変化させ、発光流の形態を呈した。」
Nikola Tesla、Colorado Spring Notes 1899-1900、1
978Nikola Tesla Museum、Beograd; Nolit, Beogra
d, Yougoslavia発行を参照)
【0031】テーザー導線を絶縁するのに用いられるT
efzelは、テフロン族の素材(エチレン塩素化プロ
ピレン重合体)であり、一部が鎖状になった過剰なポリ
エチレン分子を有しているため、他のテフロン類に比べ
て抗摩耗性に優れている。実験により、テーザーの50
KVの電気出力を誘電等級において完全に絶縁するよう
な厚みを持つようにTefzelが押し出し成形されて
いる場合でさえ、相対する導線が近距離に設置された場
合、多量の電源出力電流がTefzelおよび相対する
導線間を伝導することが示されている。テーザーの出力
パルスは、始めに4ミクロ秒1.5〜2KVD.C.鋸
歯状パルスが発生されるため、約50KV及び約4ミク
ロ秒の持続時間のピークを有する、減衰したD.C.鋸
歯状パルスが反転した形状であると予想されがちであ
る。しかし実際に共鳴と共に観察される出力波は、一定
率で発生する(しかし持続時間は1秒あたり数百万サイ
クルではない)減衰シヌソイド波である。Tefzel
壁は電流ブリード抵抗として作用し、導線のアーク末端
での電力損は貫通アークの有為な減少として観察され
る。
【0032】電力損は、導線自体によって起こる電流に
対する線抵抗の結果というよりも、Tefzelを通じ
て起こる相対するワイヤー間の伝導の結果起きる最も深
刻な現象である。実際に、太陽光線又は人工照明のもと
では、補助器具を用いないヒトの目には見えないのに対
し、夜間の電気をつけない部屋で、ごくかすかな光線及
び発光が、絡み合っては別れる形状をしているワイヤー
間を伝導するのを観察することができる。Tefzel
絶縁体の厚みを増加させても、望ましくない伝導とそれ
に伴うアーク末端での電力損を有為に減少させることは
できない。
【0033】これは2次出力の増加がワイヤー端間の貫
通アークにおける損失を上回り、出力を不能電力に回復
させることを示している。50KV、10pps、及び
1.2ジュール/パルスの出力を有する回路を作製し
た。長さ50フィートのワイヤーを上記したように絡ま
せた。電源におけるギャップを2インチに設定して、開
いたワイヤー端間で1・1/2インチのアーク電流パルス
を15回のテストに渡って容易にかつ継続的に作ること
ができた。
【0034】従って、武器の送り出しワイヤーが互いに
近接して何フィートも伸長した時に適当な貫通アークを
供給するのに十分であり、かつ出力が2次出力変圧器か
ら介在ワイヤーを経ないで直接に加えられる場合に閾値
において健康なヒトに心室細動を引き起こすかあるいは
回復できない傷害を与えるような、電源出力の範囲を確
実に知ることが重要である。
【0035】ワイヤーの長さが15フィートを超える回
路を用いたとき、健康なヒトに心室細動を引き起こさせ
ないが、標的を「凍らせる」のに適当な貫通アークを供
給するのに十分な電力出力範囲は平均12〜20ワッ
ト、1.2〜2ジュール/パルスである。
【0036】現在生産されているテーザーの有効電流は
計算によると10maであるが、健康なヒトに心室細動
を引き起こさせる閾値は70〜100maである。上に
述べた本発明の目的及び利点、並びにその他の目的及び
利点は、下記の図を参照にしつつ好ましい態様を詳細に
説明することで十分に理解される。
【0037】
【実施例】好ましい態様の詳細な説明 付属の図面を参照にする。本発明の好ましい態様を示す
のにショットガン10を用いる。発射体12は放出カッ
プ14から射出されており、放出カップから伸びる一対
のワイヤー16でつながれている。発射体は標的20に
衝突しており、コネクター15及び25を標的20の表
面に接触・付着させている。放出カップ14と発射体1
2との距離は35フィートと表記されているが、本発明
の具体例を示す図の一つであり、最小値もとりうる。図
1には更に、カップ14からショットガン10の床尾に
向かって伸びている一対のワイヤー18が示されてい
る。ワイヤー18は、本発明の主要な電圧源として用い
られる外部電源(図示せず)に接続していても良い。こ
の様な電源は、例えばショットガンの床尾内に設けた空
間などに収容しても良いし、ショットガン又は放出カッ
プ14により支持されるようにしても良い。この回路の
特徴は、Coverによる開示では本質的に明確にされ
ていないので、ここでは詳細を開示しない。図1につい
て特筆すべき他の点は、コネクター25に付着し、コネ
クター15と25との距離を意図したものにするワイヤ
ーつなぎ鎖30である。
【0038】図2〜5に見られるように、発射体12は
好ましくは端キャップ13及び17を備えた中空円筒の
形状をしている。端キャップ17からは縦方向にコネク
ター15が伸長している。斜行通路22は発射体12の
円筒部の対向する面の間を、円筒の中心を通過するよう
に伸長しており、その両端は図2及び3に示されるよう
に発射体円筒面において開口部になっている。
【0039】通路22は、隣接する端キャップ13にお
いて開けることのできるポリエステル(マイラー、商品
名)テープ21で覆われている。テープ21は雷管付薬
包28を保護している(図5参照)。図5は更に、通路
22内にスチロフォーム26、フォーム押さえ29、及
びコネクター25で終わっている接続体24が位置して
いるのを示している。これらは、端キャップ17に近い
方の通路22の開口部付近に位置している。金属フォイ
ル接触部19は開口部から突き出ており、端キャップ1
7を超え、発射体12の前端に隣接するところで終わっ
ている。さらにピン32及び34も通路22内に位置し
ている。ピン34は雷管付薬包28とスチロフォーム2
6との間に位置しており、ピン32に向かってスチロフ
ォーム内に伸長している。ピン32はワイヤーつなぎ鎖
30につながっており、ワイヤーつなぎ鎖30は接続体
24の軸端に接続している。
【0040】標的20に接近し接触する際の発射体12
の末端における作動は、図6及び7に連続的に例証され
ている。図6に示すように、発射体12及びコネクター
15が標的に接近するにつれて(実際の距離は電気パラ
メーター及び大気の状態に依存する)、標的を通じてコ
ネクター15とフォイル19との間にアークが起こる。
その結果起こるワイヤー16及び通路22の金属壁を通
る電流は雷管付薬包28に着火し、通路22内を接続体
24が推進し、コネクター25が標的表面に接触・付着
するまで標的に向かって斜めに進む。この接触点は、同
じく標的表面に接触・付着したコネクター15とは離れ
ている。
【0041】発射体12が標的20に近づいた時のみ第
二のコネクターを発射するこの二次効果によって、標的
との距離に関わらず、コネクター15と25との距離が
実質的に常に同じに保たれる。その上更に、この開き具
合は、標的を不能にする効果を実質的に最適にするのに
好ましい狭い範囲になる。
【0042】ここに示される好ましい態様にあっては、
ワイヤーつなぎ鎖30の長さは約18インチであり、通
路22の角度は発射体12の軸に対して約70度であ
る。
【0043】図8及び9は、起動してショットガンに取
り付ける前の、本発明が取りうる2つの形態を示す。図
8は、38mm又は40mmの従来の口径を通じて発射
することのできる固定弾薬莢としての形態をした態様を
示す。図9は、小火器の薬室内の発射カートリッジ又は
ケーシング内での気体膨張によって発射が可能な態様を
示す。図8に示すように、発射体12はショットガン銃
身接続器39によりショットガンに接続が可能なケーシ
ング38に収容されている。ケーシング38の底に位置
し、発射体12の下に位置する弾底板42は、密閉機構
を提供し、気体膨張が効果的に発射体12の発射に用い
られるのを確実にする。図9の態様にあっては、発射体
12はショットガンから発射され、雷管付薬包35及び
充填発射薬36が着火することによってケーシング38
から発射される。標的の不動化が望ましい場合には、ラ
イフル又はショットガン10への雷管付薬包の装填は従
来と同様に行い、一般の薬莢のように扱う。
【0044】このように、上記した目的を満たす本発明
の好ましい態様を述べたが、ここで開示した装置は単に
本発明を例証するためのものであり、本発明を限定する
ものではないことは理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ショットガンアクセサリーとしての形状で示し
た、本発明の概念的な例証図である。
【図2】本発明の発射体の上面図である。
【図3】本発明の発射体の底面図である。
【図4】発射体の表層部を切り取った側面図である。
【図5】第二のコネクターを発射する部品の横断面を拡
大した図である。
【図6】発射体端の作動を連続的に例証した図である。
【図7】図6と共に発射体端の作動を連続的に例証した
図である。
【図8】本発明の発射体とケーシングとの組み合わせの
とりうる1つの態様を部分的に切り取った図である。
【図9】本発明の発射体とケーシングとの組み合わせの
とりうる他の態様を部分的に切り取った図である。
【符号の説明】
10 ショットガン 12 発射体 13,17 端キャップ 14 放出カップ 15,25 コネクター 16,18 ワイヤー 19 金属フォイル接触部 20 標的 21 テープ 22 斜行通路 24 接続体 28 雷管付薬包 29 スチロフォーム 32,34 ピン 30 ワイヤーつなぎ鎖 35 雷管付薬包 36 充填発射薬 38 ケーシング 39 銃身接続器 42 弾底板

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個のワイヤーにつながった
    発射体を不動化すべき生きた標的に向けて発射できる、
    電気的に起動される不動化武器にして、 標的上の第一の場所に付着するための、該発射体に備わ
    った第一のコネクター;第一の場所から離れた、標的上
    の第二の場所に付着するための、該発射体に部分として
    包含される第二のコネクター;及び標的に対する発射体
    の位置に反応して、発射体が標的と実質的に隣接した時
    に第二のコネクターの推進を作動する、該発射体に備わ
    った二次推進装置;を包含することを特徴とする武器。
  2. 【請求項2】 該二次推進装置が該発射体内の通路を包
    含し、該通路は該発射体の軌道に対してゼロ以外の角度
    方向に第二のコネクターを導く方向に向いていることを
    特徴とする請求項1に記載の武器。
  3. 【請求項3】 該通路が発射体を貫通していることを特
    徴とする請求項2に記載の武器。
  4. 【請求項4】 該ゼロ以外の角度が45度より大きい角
    度であることを特徴とする請求項2に記載の武器。
  5. 【請求項5】 第二のコネクターの推進を作動する電流
    を導くための、第一のコネクター及び該標的を通る回路
    を形成する手段を更に包含することを特徴とする請求項
    1に記載の武器。
  6. 【請求項6】 該回路を形成する手段が、該通路を形成
    する導体;該通路間を発射体に沿って位置する導体;及
    び第一のコネクターが伸長している発射体の端、を包含
    することを特徴とする請求項5に記載の武器。
  7. 【請求項7】 該通路内において第二のコネクターと隣
    接し、通路から第二のコネクターを推進する電流に対し
    て反応する、雷管付き薬包を更に包含することを特徴と
    する請求項5に記載の武器。
  8. 【請求項8】 該発射体が標的に向けて推進される前に
    発射体を収容しておくケーシングを更に包含することを
    特徴とする請求項1に記載の武器。
  9. 【請求項9】 該ケーシング上に、武器に取り付けるた
    めの手段を更に包含することを特徴とする請求項8に記
    載の武器。
  10. 【請求項10】 該武器がショットガンであることを特
    徴とする請求項9に記載の武器。
  11. 【請求項11】 標的上の第一のコネクターと第二のコ
    ネクターとの距離が、該軌道の長さに関わらず実質的に
    一定であることを特徴とする請求項1に記載の武器。
  12. 【請求項12】 発射体を発射した生きた標的上の離れ
    た2点に高電圧を加えるための不動化武器にして、 標的上の第一の場所に接触するための、該発射体から伸
    長する第一のコネクター;第一の場所から離れた、標的
    上の第二の場所に接触するための、該発射体に包含され
    る第二のコネクター;及び標的に対する発射体の位置に
    反応して、発射体が標的と実質的に隣接した時に発射体
    からの第二のコネクターの推進を作動する、該発射体に
    備わった二次推進装置;を包含することを特徴とする武
    器。
  13. 【請求項13】 該二次推進装置が該発射体内の通路を
    包含し、該通路は該発射体の軌道に対してゼロ以外の角
    度方向に第二のコネクターを導く方向に向いていること
    を特徴とする請求項12に記載の武器。
  14. 【請求項14】 該通路が発射体を貫通していることを
    特徴とする請求項13に記載の武器。
  15. 【請求項15】 該ゼロ以外の角度が45度より大きい
    角度であることを特徴とする請求項13に記載の武器。
  16. 【請求項16】 第二のコネクターの推進を作動する電
    流を導くための、第一のコネクター及び該標的を通る回
    路を形成する手段を更に包含することを特徴とする請求
    項12に記載の武器。
  17. 【請求項17】 該回路を形成する手段が、該通路を形
    成する導体;該通路間を発射体に沿って位置する導体;
    及び第一のコネクターが伸長している発射体の端、を包
    含することを特徴とする請求項16に記載の武器。
  18. 【請求項18】 該通路内において第二のコネクターと
    隣接し、通路から第二のコネクターを推進する電流に対
    して反応する、雷管付き薬包を更に包含することを特徴
    とする請求項16に記載の武器。
  19. 【請求項19】 該発射体が標的に向けて推進される前
    に発射体を収容しておくケーシングを更に包含すること
    を特徴とする請求項12に記載の武器。
  20. 【請求項20】 該ケーシング上に、武器に取り付ける
    ための手段を更に包含することを特徴とする請求項19
    に記載の武器。
  21. 【請求項21】 該武器がショットガンであることを特
    徴とする請求項20に記載の武器。
  22. 【請求項22】 標的上の第一のコネクターと第二のコ
    ネクターとの距離が、該軌道の長さに関わらず実質的に
    一定であることを特徴とする請求項12に記載の武器。
  23. 【請求項23】 該高電圧を、該標的から離れた位置か
    らコネクターに加えるための、第一及び第二のコネクタ
    ーにつながったワイヤーつなぎ鎖を更に包含することを
    特徴とする請求項12に記載の武器。
  24. 【請求項24】 遠隔の標的上の離れた2点に高電圧を
    加えるための一対のコネクター;遠隔の標的に向かって
    移動する間、隣接した関係を保つコネクターを備えた発
    射体;及び該発射体と該標的との距離に反応して、標的
    近傍で2個のコネクターの分離を引き起こす作動装置を
    包含する不動化武器。
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