JPH11330807A - 電磁放射ビ―ム用導波管 - Google Patents

電磁放射ビ―ム用導波管

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Publication number
JPH11330807A
JPH11330807A JP11084487A JP8448799A JPH11330807A JP H11330807 A JPH11330807 A JP H11330807A JP 11084487 A JP11084487 A JP 11084487A JP 8448799 A JP8448799 A JP 8448799A JP H11330807 A JPH11330807 A JP H11330807A
Authority
JP
Japan
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window
windows
waveguide
passage
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP11084487A
Other languages
English (en)
Inventor
John Robert Brandon
ロバート ブランドン ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
De Beers Industrial Diamond Division Pty Ltd
Original Assignee
De Beers Industrial Diamond Division Pty Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by De Beers Industrial Diamond Division Pty Ltd filed Critical De Beers Industrial Diamond Division Pty Ltd
Publication of JPH11330807A publication Critical patent/JPH11330807A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/08Dielectric windows

Landscapes

  • Waveguides (AREA)
  • Microwave Tubes (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁放射ビームが進行する導波管内の
窓の厚さを前記ビームの反射を増加させるないように、
低下させた導波管を提供する。 【解決手段】 前記導波管に、通路と、それぞれ互い
に間隔を置き、かつ前記通路を横切って延伸した曲線断
面を有する2つの窓とを備え、前記窓間の空間における
圧力をその外側の前記通路における圧力より高くなるよ
うに保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁放射ビーム用
の導波管に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁放射、特にマイクロ波の放射は、ジ
ャイロトロン(gyrotron)及び他の高電力マイ
クロ波発生源により発生される。放射ビームが発生さ
れ、かつこれが導波管に沿って射出ポートへ進行する。
この導波管は、通常、円形断面の通路を備えており、こ
れを横切って延伸する窓を有する。電磁放射ビームはこ
の窓を通って進行する。この窓は環境的な要因から電磁
発生源又は検出器を保護するために使用されている。こ
の窓は、サファイヤ、ダイヤモンド等のような種々の物
質から作成可能とされる。このような窓は、曲線断面が
示唆されてはいたが、一般的に平面である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電磁放
射ビーム用の導波管は、通路と、それぞれ互いに間隔を
置き、かつ前記通路を横切って延伸する曲線断面を有し
た2つの窓とを備え、前記窓間の空間はその外側の前記
通路における圧力より高い圧力にある。
【0004】更に、本発明によれば、前記窓は、凸面及
び凹面を有し、かつ前記窓のうちの1つの凹面は、前記
ビームに向けられている。
【0005】本発明の好ましい形式において、前記間隔
を置く窓は凸面及び凹面を有すると共に、前記凸面は互
いに向き合っている。
【0006】前記窓間に定められる空間は、前記空間の
外側の通路における圧力より高い圧力にある。前記通路
は、典型的には、真空状態であり、かつその空間の圧力
は5気圧までである。
【0007】更に、本発明によれば、前記2つの窓の下
流に間隔を置き、かつ前記通路を横切って延伸する更な
る曲線の窓が設けられる。この曲線の窓は、好ましく
は、凸面及び凹面を有し、かつその凸面は前記2つの窓
に面している。
【0008】前記窓は、好ましくは、半球の一部をなす
形状を有する。前記半球の部分の最適半径は、2つの要
素により決定されてもよい。第1に、その曲率は、平坦
な窓に対し、実質的に機械的な効果を達成するために十
分小さいことが必要とされる。曲面の窓の機械的な効果
は、前記窓の厚さを便宜的なレベルに低下させるのに十
分なものでなければならない。CVDダイヤモンドのと
きに、前記厚さは、好ましくは、2mm以下に保持され
る。その機械的な効果は、前記窓の面積を増加させる、
前記窓の圧力処理能力を増加させる、又は厚さを減少さ
せるために、利用されてもよい。
【0009】曲率半径が増加すると、その横力が増加す
るので、前記窓のエッジの取り付けは益々重要となる。
しかしながら、完全な半球を与えるように半径を減少さ
せると、法線からの入射角における大きな変化を原因と
するビームの反射のために、他の問題が発生する。
【0010】前記窓の厚さは、好ましくは、前記ビーム
の反射を最小にするために、電磁放射の半波長の整数倍
である。
【0011】前記窓が配置される通路は、管によりほぼ
定められる。これらの窓は、前記管内にほぼ支持される
エッジを有する。
【0012】前記窓が作成される物質は、典型的には、
サファイヤ、ダイヤモンド、ゲルマニウム、セレン化亜
鉛、シリコン、ドープド・シリコン(doped、si
licon)、窒化シリコン、窒化アルミニウム及び窒
化ボロンである。前記窓は、好ましくは、低い誘電体損
失を有するダイヤモンドから作成される。このようなダ
イヤモンドは、好ましくは、化学蒸着(CVD)使用し
て製作される。
【0013】本発明は、例えばジャイロトロンにより発
生されたマイクロ波放射に格別な応用を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】ここで、添付図面を参照して本発
明の2つの実施例を説明する。
【0015】図1を参照すると、マイクロ波放射のよう
な電磁放射用の導波管が、円形断面の通路12を定める
管10を備えている。相互に間隔を置いた窓14、16
が通路12を横切って延伸している。電磁放射ビームは
通路12に沿って矢印18の方向に進行する。この電磁
放射は窓14の上流に存在する領域で発生される。この
ビームは窓14を通って進行し、窓16を通って進行し
た後は導波管から射出される。
【0016】窓14、16は曲げられており、それぞれ
半球の一部を定めている。これらの窓は、凸面(14a
及び16a)及び凹面(14b及び16b)をそれぞれ
有する。従って、これら窓の凸面は互いに向き合い、か
つこれらの間に例えば5気圧以下の圧力状態にある空間
12aを定める。空間12aの外側の通路12は、低い
圧力、典型的には真空である。その圧力差は凸面を圧縮
状態に保持する。即ち、凸面に対する圧力は、凹面に対
する圧力より高くなければならない。
【0017】窓14、16の厚さは、好ましくは、パワ
ーを反射しないことを確実とするために電磁放射の半波
長の整数倍である。
【0018】窓のエッジ14c及び16cは、管10に
適当に取り付けられ、かつ支持される。特に窓がCVD
ダイヤモンドから作成されている場合に、エッジの取り
付けは、そのエッジにおける応力分布が同一の負荷によ
る完全な半球等価領域と一致した応力状態に保持するよ
うにしなければならない。CVDダイヤモンドの場合
に、これは、モリブデン、タンタル若しくはインコネル
(Inconel)のような金属、又はダイヤモンドと
ほぼ同一の熱膨張特性を有する非金属による両面ろう付
けによって達成されてもよい。
【0019】ジャイロトロン及び実験的な核融合反応炉
の実際的な構成において、通常の動作条件は、ジャイロ
トロン窓が超高真空に保持され、かつ反応炉それ自体は
低くした圧力に保持されるようにしたものである。その
ような場合は、図1の実施例が適当である。このような
いくつかの状況において、例えば反応炉が故障した場合
には、反応炉内の圧力が遙かに高い、例えば5気圧のレ
ベルに到達し得る。従って、2つの凸面14a及び16
a間の空間12aにおける静圧は、例外的な環境におい
て予測されるものより、いくらか高いレベルにあること
が好ましい。
【0020】凸面14a及び16a間の空間12aは、
乾燥空気、乾燥窒素又はSF6のようなガスを使用する
ことによって加圧されてもよい。
【0021】何らかの理由により加圧された長い部分の
導波管が許容できないときは、窓14、16を図2に示
したように接近して配置することができる。この図にお
いて、図1の実施例と同一部分には同一番号が付けられ
ている。この実施例において、加圧された二重窓14、
16を有するのは、反応炉端のみである。更なる窓20
は加圧された二重窓の下流に設けられる。窓20のエッ
ジ20cは管10に適当に取り付けられ、かつ支持され
る。窓20と窓16との間の空間12bは典型的には約
1気圧の圧力となり、一方、窓14と窓16との間の空
間12aは典型的には5気圧のより高い圧力となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁放射を伝達する導波管の異なる実施例の概
要側面図。
【図2】電磁放射を伝達する導波管の異なる実施例の概
要側面図。
【符号の説明】
10 管 12 通路 12a、12b 空間 14、16、20 窓 14a、16a、20a凸面 14b、16b、20b凹面

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁放射ビーム用の導波管において、通路
    と、それぞれ互いに間隔を置き、かつ前記通路を横切っ
    て延伸する曲線断面を有した2つの窓とを備え、前記窓
    間の空間はその空間の外側の前記通路における圧力より
    高い圧力にある導波管。
  2. 【請求項2】前記窓は、凸面及び凹面を有し、前記窓の
    うちの1つの凹面は前記ビームに向けられている請求項
    1記載の導波管。
  3. 【請求項3】前記間隔を置く窓は、それぞれ凸面及び凹
    面を有すると共に、前記凸面は互いに向き合っている請
    求項1又は請求項2記載の導波管。
  4. 【請求項4】前記窓間に定められる空間は、5気圧まで
    の圧力にあり、かつ前記通路は真空状態にある前記請求
    項のうちのいずれか1つに記載の導波管。
  5. 【請求項5】更に、前記2つの窓の下流に間隔を置き、
    かつ前記通路を横切って延伸する更なる曲線の窓を設け
    た前記請求項のうちのいずれか1つに記載の導波管。
  6. 【請求項6】前記更なる曲線の窓は凸面及び凹面を有
    し、かつ前記凸面は前記2つの窓に面している請求項5
    記載の導波管。
  7. 【請求項7】前記窓は、半球の一部をなす形状を有する
    前記請求項のうちのいずれか1つに記載の導波管。
  8. 【請求項8】前記窓の厚さは、前記電磁放射の半波長の
    整数倍である前記請求項のうちのいずれか1つに記載の
    導波管。
  9. 【請求項9】前記通路は、管により定められる前記請求
    項のうちのいずれか1つに記載の導波管。
  10. 【請求項10】前記窓は、前記管内に支持されたエッジ
    を有する請求項記載の導波管。
  11. 【請求項11】前記窓は、サファイヤ、ダイヤモンド、
    ゲルマニウム、セレン化亜鉛、シリコン、ドープド・シ
    リコン、窒化シリコン、窒化アルミニウム及び窒化ボロ
    ンから選択された1物質から作成される前記請求項のう
    ちのいずれか1つに記載の導波管。
  12. 【請求項12】前記窓は、低い誘電体損失を有するダイ
    ヤモンドから作成される前記請求項のうちのいずれか1
    つに記載の導波管。
  13. 【請求項13】前記ダイヤモンドは、化学蒸着により製
    作される請求項12記載の導波管。
  14. 【請求項14】前記電磁放射は、ジャイロトロンにより
    発生されたマイクロ波放射である前記請求項のうちのい
    ずれか1つに記載の導波管。
JP11084487A 1998-02-19 1999-02-19 電磁放射ビ―ム用導波管 Pending JPH11330807A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9803534.8A GB9803534D0 (en) 1998-02-19 1998-02-19 A waveguide for a beam of electromagnetic radiation
GB9803534.8 1998-02-19

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JPH11330807A true JPH11330807A (ja) 1999-11-30

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ID=10827268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11084487A Pending JPH11330807A (ja) 1998-02-19 1999-02-19 電磁放射ビ―ム用導波管

Country Status (5)

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EP (1) EP0940876A1 (ja)
JP (1) JPH11330807A (ja)
GB (1) GB9803534D0 (ja)
RU (1) RU99103339A (ja)
ZA (1) ZA991223B (ja)

Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Also Published As

Publication number Publication date
ZA991223B (en) 1999-08-16
GB9803534D0 (en) 1998-04-15
RU99103339A (ru) 2001-01-27
EP0940876A1 (en) 1999-09-08

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