JPH1133048A - 中、小型犬用保定具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】獣医小動物臨床に於て、暴れる犬の爪切りや、
四肢、肛門周辺、尾部他の外科的治療に際し、操作が簡
単で一人ででも便利に利用でき携帯用や、置き場所をと
らない保定具を提供。 【構成】〔図１〕の如く前肢と後肢を根元まで網目に入
れ、其のまま体躯全体を網でくるむ事が出来、又操作が
し易く保定効果も良くなる様に両端部〔図１〕の
（２）．〔図２〕の（２）部分がプラスチツク棒様の丈
夫な取手付の長方形の衛生的で丈夫な網と、引掛け吊具
一式よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔発明の属する技術分野〕獣医小動物臨床
に於て、暴れる犬の爪切りや、四肢、肛門周辺、尾部他
の外科的治療時の保定に用いる。

【０００２】〔従来の技術〕助手が専任で保定をした
り、他に金属型の保定器具等が有る。

【０００３】〔発明が解決しようとする課題〕人手を少
しでも省き、操作が簡単で保定効果が高く、保管場所を
とらず安価な保定具。

【０００４】〔課題を解決するための手段〕網は丈夫で
衛生的で安価な化学繊維製の物を用い、前肢と後肢の入
る部分の網目の大きさを変え、一人ででも操作し易いよ
うに〔図１〕の（２）．〔図２〕の（２）両端部はプラ
スチツクス棒様の取手を付け、此により保定効果を高
め、宙吊保定により犬の自由を制する。

【０００５】〔作用〕四肢を根元まで網目に入れ、体躯
を二本の棒様取手付の網で巻かれた状態で宙吊りにされ
た犬は、ふんばりが効かず暴れられない。

【０００６】〔発明実施例〕 （イ）網の材質はナイロン他化学繊維製の丈夫で衛生的
なもの。 （ロ）網の大きさは中、小型犬用に体長に合わせ各種、
犬をくるんだ時に両端取手が各々側面に来る様な大きさ
が良い。 （ハ）頭方部の網目は前肢が根元の肘まで入る大きさ。 （ニ）尾方部の網目は後肢が根元の股部位まで入る縦長
の大きさ。 （ホ）網の両端〔図１〕の（２）．〔図２〕の（２）部
分は丈夫なプラスチツクス棒様の取手を付け、一人でで
も操作し易く、又保定度を高める。 （ヘ）引掛金具付の丈夫な吊紐二本と、診療室上部に吊
り下げ具を用意せねばならない。 本案は以上のような構造物で、此を使用するときは術者
は先ず網を広げて床に敷き、其の好適部に前肢、後肢が
位置する様に犬を立たせ、次に網の両端の取手を両手で
持ち、同時に持ち上げて胴を巻くようにし、前後背部二
か所に引掛金具をかけ静かに犬を持上げ宙吊りし、紐に
て適当な位置に固定する。

【０００７】〔発明の効果〕構造と操作が簡単で安価で
あり、犬は高い所へ置かれたり、まして体躯を二本の棒
付き網でくるまれ、四肢のふんばりが効かない状態にさ
れると暴れる事が出来なくなり、麻酔等しなくても一人
ででも簡単な治療処置等が出来る。又置き場所をとらな
い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例斜視図である。

【図２】本発明品網部の平面図である。

【符号の説明】

（１） 保定網 （２） 網の取手 （３） 引掛け吊具 （４） 前肢の入る網目 （５） 後肢の入る網目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】〔図１〕の如く前肢と後肢を根元まで網目
   に入れ、其のまま体躯全体を網でくるむ事ができ、又操
   作がし易く、保定効果をより良くするため両端部〔図
   １〕の（２）．〔図２〕の（２）部分がプラスチツク棒
   様のしつかりした取手付の長方形の衛生的で丈夫な網
   と、引掛け吊具一式。