JPH11328257A - 電子データ輸出システム - Google Patents

電子データ輸出システム

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JPH11328257A
JPH11328257A JP13295098A JP13295098A JPH11328257A JP H11328257 A JPH11328257 A JP H11328257A JP 13295098 A JP13295098 A JP 13295098A JP 13295098 A JP13295098 A JP 13295098A JP H11328257 A JPH11328257 A JP H11328257A
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JP
Japan
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exporter
data
electronic
export
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Application number
JP13295098A
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Inventor
Hiroki Suetsugu
博樹 末次
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 【解決手段】税関業務に相当する手続きを実現する電子
税関を設け、申請された電子データとその輸出先の照合
を行なうために、電子データを識別する情報を含む許可
データを輸出管理手続きの申請機関に輸出者に対して発
行してもらい、輸入者がこの許可データを電子税関に通
信手段等により直接、または輸出者経由で送付する際に
URLやIPアドレス等の輸入者の所在を示す情報が同
時に送付されるために、電子税関では、電子データと輸
出先の正当性の確認が行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】国際協定「ワッセナー・アレ
ンジメント」に準拠する「外国為替および外国貿易管理
法」およびこれに関連する政令、省令、通達において、
該電子データは、ハードウェアと用途の組み合わせによ
り、輸出規制対象、非対象が定められているが、輸出時
に予め申請された内容か否かを税関で確認するために、
該電子データは、物理的な媒体上に収納され、税関で確
認される必要がある。ハードウェアと同時に輸出される
場合を除き、該電子データは、技術的には、インターネ
ットや特定回線等の通信手段を用いた輸出が可能であ
り、正当な輸出者と正当な輸入者間の取引において、通
信手段を用いた該電子データの正当な輸出手続きを可能
とする。国際協定「ワッセナー・アレンジメント」に準
拠する「外国為替および外国貿易管理法」およびこれに
関連する政令、省令、通達における輸出であり、いずれ
の場所に置いても、規制対象の国、または地域に属する
人による輸入行為にも規制が及ぶため、この正当性の確
認も実現する。現行手続きにおいて可能な密輸出、密輸
入等の不正行為については、本特許の対象ではなく、正
当な手続きにおいて実現できなかった該電子データの通
信手段を用いた輸出を実現することに主眼を置く。
【0002】
【従来の技術】従来輸出手続きにおいては、税関におけ
る正当性の確認が必要であり、このために、該電子デー
タは、物理媒体に収納して税関に正当性の確認依頼をす
るのが原則であり、通信手段等により該輸出者と該輸入
者間で該電子データの授受を行なう場合に、便宜的に申
請書類とその許可証により、代替しているが、申請書記
載内容と該電子データの確認が一切行なわれないという
課題がある。
【0003】特殊法人日本機械輸出組合と財団法人戦略
技術貿易センターを中心に運営される輸出規制品の輸出
許可申請手続きができる情報ネットワーク「輸出管理V
ANシステム」は、輸出申請手続きのオンライン化であ
り、輸出品は、形態によらず対象になっていない。同種
の米国政府の輸出管理システム「エレイン」は、これに
許可証発行もオンラインで可能であるが、同様に輸出品
は、対象になっていない。仏国郵政省電気通信総局が運
用している「ミニテルネット」は、輸出規制品目に関す
る情報提供サービスであり、手続きには直接関知しな
い。
【0004】国際協定「ワッセナー・アレンジメント」
に準拠する「外国為替および外国貿易管理法」およびこ
れに関連する政令、省令、通達における輸出手続きを実
現する手段としては、公知例の出願番号特願平7−22
3741号公報「暗号通信システム」、特願平7-21
7678号公報「電子メールシステム」、特願平5−20
9323号公報「機能データインターフェース方法およ
び機能データインターフェース装置」、特願平7-32
366号公報「動的なプロシージャの輸出機構」、特願
平3−311517号公報「海外現地生産用資材輸出価
格設定支援システム」、特願平6−23143号公報
「電子文書処理方法」等、該輸出者と該輸入者間の該電
子データ取引の技術的な実現手段としての公知事例は多
数あるが、該電子データの正当性を証明する手段に欠
け、輸出管理における該電子データの通信手段を用いた
輸出手続きの解決手段とはならない。
【0005】特願平8−5125号公報「個人認証方
法」の請求範囲を該輸出者、該輸入者、該所定申請機
関、税関に置き換えた場合に、いかなる輸出においても
該輸入者の正当性を確認する技術であり、輸出管理にお
いては、輸出規制対象外のものについては、審査そのも
のを否定しているため、国際協定「ワッセナー・アレン
ジメント」に準拠する「外国為替および外国貿易管理
法」およびこれに関連する政令、省令、通達の波及外の
規制につながり、利用はできない。また、輸入場所の概
念が反映されていない。
【0006】特願平4−277784号公報「中央防護
制御システム」、および特願平2−409817号公報
「利用者認証方式」の請求範囲を該輸出者、該輸入者、
該所定申請機関、税関に置き換えた場合に、該輸出者が
自ら正当性を認証し、かつ輸入場所の概念が反映されて
いない。
【0007】特願平5−8817号公報「広域環境利用
者認証方式」の請求範囲を該輸出者、輸入者、該所定申
請機関、税関に置き換えた場合に、該所定申請機関と税
関は、該輸入者からの申請に基づき、該輸入者に対し
「証明書」を発行するため、該輸出者が申請する輸出管
理手続きにおいては、利用できない。該輸出者に対して
「証明書」を発行する場合では、該輸出者が正当性の審
査を受けることになり、目的を達成できない。
【0008】電子商取引において、購入者と販売者と認
証者の関係を該輸出者、該輸入者、該所定申請機関、税
関に置き換えた場合に、上記公知事例の通り、販売者が
購入者の正当性を未知のものとした場合に購入者の正当
性を確認することに主眼が置かれ、該輸出者と該輸入者
間で正当な取引の合意を得た上での手続きとは、課題が
異なるし、輸入場所の概念が考慮されておらず、戦略兵
器の特定国への輸出の禁止が目的の一つである輸出管理
の必須解決手段が欠けている。
【0009】特願平7−312592号公報「アクセス
制御システムおよびアクセス制御方式」は、「アクセス
場所」により利用可能な資源の制限を目的としている
が、「ユーザ」がアクセス要求をしてきた場所に応じ
て、利用できる資源の制限を変えることが主眼であり、
第三者の介入はないという点で、解決する課題が異な
る。
【0010】USP4,528,648「System
for reproducinginformati
on in material object at
apoint of sales location」
では、ベンダーがその販売拠点に対し、該電子データを
送付する手段における問題の解決に主眼がおかれてお
り、場所の問題の解決手段には、言及されていない。
【0011】以上、輸出管理における該輸入者の所在場
所と所定申請機関への申請により許可された輸出物を税
関、もしくはこれに相当する機関が確認するという要素
を併せ持つ解決手段の公知例はない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、国際協定「ワッセナー・アレンジメント」
に準拠する「外国為替および外国貿易管理法」およびこ
れに関連する政令、省令、通達における規制対象の該電
子データを輸出行為を該輸出者と該輸入者間で通信手段
等を介して実現することであり、また、インターネット
による該輸入者が該輸出者が提供する該電子データを正
当に取りに行くという行為を実現することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、結果として税関業務相当を実施できる機能を有する
該電子税関を設けることにより、物理的な媒体に該電子
データを収納して、税関に持参することもなく、かつ、
税関を該所定申請機関が許可した証左を提出する一方で
税関を通さずに輸出物を該輸入者に送付する非合理的な
手段を選択する必要がなくなり、本来の輸出管理の目的
を実現することができる。
【0014】該輸入者の所在場所を特定するために、該
電子データを利用するにあたり、該輸入者が該電子税関
に所在場所を特定するデータを該輸入者の意志に依らず
送付させるために、該輸入者が該電子データを利用する
前提として、該所定申請機関が発行する許可データを用
いた該電子税関へのアクセスを必須条件とすることによ
り、該輸入者の所在場所の特定を実現することができ
る。
【0015】所定申請機関が作る許可データを用いるこ
とが該電子データの輸出が成立条件とすることで、該所
定審査機関による国際協定「ワッセナー・アレンジメン
ト」に準拠する「外国為替および外国貿易管理法」およ
びこれに関連する政令、省令、通達との照合を実現する
ことができる。
【0016】更に該所定申請機関が作成する該許可デー
タとして、該電子データを加工した加工データを併用
し、該輸出者が該加工データを該輸入者に送り、該輸入
者が該電子税関から受ける情報を用いて初めて該電子デ
ータに復元することで、該輸出者が誤って申請された電
子データではない電子データを輸出することの防止を実
現できる。
【0017】また、更に該所定申請機関が作成する該許
可データとして、識別データを併用し、該輸入者は、該
電子データを得る際に該識別データを該電子税関に送
り、正当性を認証してもらうことにより、該輸入者以外
が該輸入者の所在場所から該電子データを得ることの防
止を実現する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図を参照
して説明する。
【0019】図1は、本実施例のシステム構成図であ
る。図1において、100は、輸出者、およびその設
備。101は、輸入者、およびその設備。102は、所
定申請機関、およびその設備。103は、電子税関。
【0020】輸出者100は、国際協定「ワッセナー・
アレンジメント」に準拠する「外国為替および外国貿易
管理法」およびこれに関連する政令、省令、通達に従
い、所定申請機関102に所定申請手続きを行なう。所
定申請手続きに加え、該電子データの通信手段等を用い
た輸出を行なう輸出者100は、輸入者の所在場所を示
すIPアドレスやURL等の情報を併せて申請する。輸
出者100から所定申請機関102への輸出対象の該電
子データの搬送は、通信手段等を経由する場合と、該電
子データを物理媒体に収納して行なう場合がある。所定
申請機関102は、輸出者100が申請した一切のもの
から、該電子データの輸出のための許可データを作成
し、輸出者100に渡すとともに、電子税関103へ確
認に必要なデータを渡す。該許可データは、輸出行為案
件を識別するものであり、所定申請機関102から輸出
者100への許可データの渡しと電子税関103への確
認に必要なデータの渡しの手段は、通信手段等を経由す
る場合と、物理媒体に収納して行なう場合がある。輸出
者100は、許可データを輸入者101に通信手段等等
を介して送り、輸入者100は、該許可データと該電子
データを元に、電子税関103に該電子データの輸入の
正当性を通信手段等を介して確認するが、該許可データ
と該電子データを電子税関103に送る際に輸入者10
1は、その所在場所を示すIPアドレス、URL等の情
報を輸入者101の意志に拘らず電子税関103に送
る。輸入者101の所在場所を示す情報を送らない手段
を用いて、電子税関103に確認を行なっても、正当性
の確認は実施されない。これにより、電子税関103で
は、輸入者101の所在場所を申請された輸入者の所在
場所と照合できる。電子税関103より正当性の確認を
行なった輸入者101は、該電子データの利用の正当性
を保証される。輸入者101が、該電子データの受け取
っても該で許可デーを電子税関103に送らずに確認依
頼をしない、または、電子税関103で正当性が確認さ
れない場合を把握することが可能である。
【0021】図2において、200は、輸出者、および
その設備。201は、輸入者、およびその設備。202
は、所定申請機関、およびその設備。203は、電子税
関。
【0022】図1との違いは、所定申請機関202が輸
出対象の該電子データを所定申請機関202による圧縮
形状、または、暗号化形状、またはマスク形状等へ加工
された加工データを許可データとともに輸出者200が
受け取り、輸出者200は、該電子データをそのまま輸
入者201へ送るのではなく、該加工データを許可デー
タとともに送る。並行して所定申請機関202は、電子
税関203に、該加工データを該電子データに復元する
ための解凍ロジック、暗号鍵、マスクパターン等の電子
データ復元情報とともに渡し、輸入者201は、該許可
データを電子税関203に送付することで、該加工デー
タを該電子データ復元情報を受け取り、該電子データを
復元することができる。これにより、正当な輸入者20
1は、電子税関203に該許可データを送付しない限
り、該電子データを得ることができない。図2におい
て、加工データの替わりに電子データ復元情報を送付す
る場合は、図1と同じ効果となる。
【0023】図3において、300は、輸出者、および
その設備。301は、輸入者、およびその設備。302
は、所定申請機関、およびその設備。303は、電子税
関。
【0024】図1との違いは、所定申請機関302は、
識別番号、パスワード等の識別情報を許可データととも
に輸出者300に渡し、輸出者300は、該許可デー
タ、該電子データとともに該識別情報を輸入者301に
送り、輸入者301は、電子税関303に該許可データ
と該識別情報を送ることで、輸入者301の所在場所
で、輸入者301以外の者が輸入者301に成り代わる
ことを防ぐ。
【0025】図4において、400は、輸出者、および
その設備。401は、輸入者、およびその設備。402
は、所定申請機関、およびその設備。403は、電子税
関。
【0026】図2との違いは、所定申請機関402は、
識別番号、パスワード等の識別情報を許可データ、およ
び加工データとともに輸出者400に渡し、輸出者40
0は、該許可データ、該加工データとともに該識別情報
を輸入者401に送り、輸入者401は、電子税関40
3に該許可データと該識別情報を送ることで、輸入者4
01の所在場所で、輸入者401以外の者が輸入者40
1に成り代わることを防ぐ。
【0027】図5において、500は、輸出者、および
その設備。501は、輸入者、およびその設備。502
は、所定申請機関、およびその設備。503は、電子税
関。
【0028】図5における特徴は、インターネットによ
る輸出の特徴である輸出者500が特定できない所在場
所にいる輸入者501が輸出元に該電子データを受け取
りに来ることであり、逐一、輸出管理手続きを取ること
が難しいが、輸出規制対象国、または地域からの受け取
り要求が来る可能性がある。ここにおいて、輸出者50
0は、輸入者501の所在する国、または地域を集合的
に示すURL等を所定申請機関502に申請する。返送
処理を実現するためには、返送先の所在情報は何らかの
形で必ず送られる。例えば、URLの場合、「・・・.
jp」なら日本、「・・・.com」なら米国、「・・
・.uk」なら英国を示すように、国、または地域の特
定が可能である。これにより、図1、図2、図3、図4
に示される実施例において、輸入者を特定する替わり
に、輸入国、または輸入地域を特定する。図5におい
て、図1と異なり、輸入者が手続きの契機となることで
あり、輸出者500は、インターネットであらゆる輸入
者の電子データへのアクセスを認める前に予め所定申請
機関502に対して所定申請手続きを完了し、許可デー
タを受け取り、所定申請機関502が確認に必要な情報
を電子税関503に送付完了ていることが前提であり、
輸入者501は、輸出者500に対し、該電子データの
送付要求を行ない、輸出者500は、輸入者501に輸
出者500、および電子税関503の所在場所を示す情
報と許可データを送り、輸入者501は、自らの所在場
所を示す情報とともに輸出者500の所在場所を示す情
報と該許可データを電子税関503に送り、電子税関5
03は、輸出者500に確認結果を送る。輸出者500
は、正当な輸出であることを確認すれば、該電子データ
を輸入者501へ送る。
【0029】図6において、600は、輸出者、および
その設備。601は、輸入者、およびその設備。602
は、所定申請機関、およびその設備。603は、電子税
関。
【0030】図5との違いは、輸出者600が、輸入者
601から該電子データの送付要求を受けると、輸出者
600が電子税関603に輸入者601の所在場所を示
す情報と許可データを送り、輸出者600は、正当な輸
出であることを確認すれば、該電子データを輸入者60
1へ送る点にある。
【0031】図7は、図5において、輸出者500が不
特定多数の輸入者に対して提供するHTML形式で示さ
れる公開ホームページ700の構造を示す。公開ホーム
ページ700上に明示される該電子データを識別する情
報を含む表示部701と輸入者501が選択した該電子
データの指定部702、公開ホームページ700の輸出
者500への返送処理の起動部703等が公開ホームペ
ージ700としてHTML形式で記述される。また、図
6において、輸出者600が不特定多数の輸入者に対し
て提供するHTML形式で示される公開ホームページ7
00の構造を示す。公開ホームページ700上に明示さ
れる該電子データを識別する情報を含む表示部701と
輸入者601が選択した該電子データの指定部702、
公開ホームページ700の輸出者600への返送処理の
起動部703等が公開ホームページ700としてHTM
L形式で記述される。
【0032】図8は、図7により、 輸入者501が輸
出者500に送付した該電子データ送付要求を受けて、
輸出者500が輸入者501に電子税関503への確認
依頼を促すためのHTML形式の構造を持つ返送ホーム
ページ800で、SunMicrosystems,I
nc.が提唱するJAVAやMicrosoft,Co
rp.が提唱するActive−Xに代表される言語等
を用いて実施されるプログラム部801と電子税関50
3へのリンク部802を含み、輸入者がリンク部802
への起動指定によりプログラム部801では、所定申請
機関502が発行した許可データと輸出者500の所在
データを生成して、輸入者501の所在場所を示すデー
タとともに電子税関に一括して送付する。
【0033】図9は、図5における手続きを図7の公開
ホームページ700、および図8の返送ホームページ8
00を利用した場合のフローを示す。輸入者501は、
輸出者500が、常時公開している公開ホームページ7
00を開いて、公開ホームページ700で表示されてい
る電子データを指定する(ステップ901)。輸入者5
01は、該電子データを指定した公開ホームページ70
0を返送起動部703を選択することにより、輸出者5
00に返送する(ステップ902)。輸出者500は、
輸入者501により選定された該電子データに対応する
許可データと電子税関503、および輸出者500の所
在場所を示す情報を生成するプログラム部801を含む
返送ホームページ800を輸入者501に返送する(ス
テップ903)。輸入者501は、輸出者500から返
送された返送ホームページ800に含まれる電子税関5
03へのリンク部802を起動する(ステップ90
4)。電子税関503は、ステップ904の起動によっ
て送られる許可データとそれに付随して送付される輸入
者501の所在場所を示す情報を元に、所定申請機関5
02より、予め送付を受けていた確認に必要なデータと
照合する(ステップ905)。照合の結果、輸入者501
への該電子データの輸出が正当であるか否かの識別デー
タを確認結果として、許可データとともに送付されてき
た輸出者500の所在場所を示す情報に基づく輸出者5
00へ送付する(ステップ906)。輸出者500は、
正当な輸出依頼である場合には、輸入者501に該電子
データを送付する(ステップ907)。
【0034】図10は、図6における手続きを図7の公
開ホームページ700を利用した場合のフローを示す。
輸入者601は、輸出者600が、常時公開している公
開ホームページ700を開いて、公開ホームページ70
0で表示されている電子データを指定する(ステップ1
001)。輸入者601は、該電子データを指定した公
開ホームページ700を返送起動部703を選択するこ
とにより、輸出者600に返送する(ステップ100
2)。輸出者600は、輸入者601から返送された公
開ホームページ800に含まれる輸入者601が指定し
た電子データに対応する許可データを輸入者601の所
在場所とともに電子税関603へ送付する(ステップ1
003)。電子税関603は、送られる許可データとそ
れに付随して送付される輸入者601の所在場所を示す
情報を元に、所定申請機関602より、予め送付を受け
ていた確認に必要なデータと照合する(ステップ100
4)。照合の結果、輸入者601への該電子データの輸
出が正当であるか否かの識別データを確認結果として、
輸出者600へ送付する(ステップ1005)。輸出者
600は、正当な輸出依頼である場合には、輸入者60
1に該電子データを送付する(ステップ1006)。
【0035】
【発明の効果】現在、正当な輸出においても、該電子デ
ータの輸出は、技術的には、通信手段等を介して輸入者
に送付することが可能であっても、税関に提示するため
に、物理媒体に収納して輸出するか、通信手段等を介し
て送付される電子データの如何に関わらず、税関におい
ては、申請書類だけで判断する方法しかなかったが、輸
入者が税関に通信手段等を介して、所定申請機関が発行
する許可データを該電子税関に送付することで、国際協
定「ワッセナー・アレンジメント」に準拠する「外国為
替および外国貿易管理法」およびこれに関連する政令、
省令、通達に従う該輸出者と該輸入者間で通信手段等を
介した輸出を実現する。また、インターネットでの情報
提供が普及しつつある状況で、該輸出者の意図に関わら
ず該輸入者が該輸出者提供の該電子データを受け取りに
行くという行為においても、該輸出者が申請し、許可を
受けた国、または地域からの輸出要求であるか否かを判
断でき、これにより、正当な国、または地域には、正当
な輸出を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】所定申請機関が許可データだけを発行する輸出
手続きを表す図である。
【図2】所定申請機関が許可データに加え、輸出対象の
電子データの加工データを発行する輸出手続きを表す図
である。
【図3】図1に加え、所定申請機関が輸入者を識別する
情報を発行する輸出手続きを表す図である。
【図4】図2に加え、所定申請機関が輸入者を識別する
情報を発行する輸出手続きを表す図である。
【図5】インターネットを利用して行なう輸出手続きを
表す図である。
【図6】インターネットを利用して不特定多数を対象と
して行なう輸出手続きを表す図である。
【図7】図5、および図6における輸出者が提供する公
開ホームページの構造を示す図である。
【図8】図5における輸出者が提供する返送ホームペー
ジの構造である。
【図9】図5において、図7、および図8を利用した輸
入要求から電子データ輸出までのフロー図である。
【図10】図6において、図7を利用した輸入要求から
電子データ輸出までのフロー図である。
【符号の説明】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設計図面、製品仕様書、マニュアル等のコ
    ンテンツ情報、ソフトウェアプログラムのコード、CA
    Dやシミュレータや科学技術計算のシステム動作実行に
    用いる図面やシミュレーションやパラメータデータ等に
    代表される電子データのなかで、国際協定「ワッセナー
    ・アレンジメント」に準拠する「外国為替および外国貿
    易管理法」およびこれに関連する政令、省令、通達にお
    ける規制対象の電子データを輸出する際に、輸出者は、
    該電子データを輸出先とともに輸出許可・役務取引許可
    伺いを所定申請機関に申請することで、該所定申請機関
    より、輸出の正当性を認める許可データを受け取り、該
    輸出者は、輸入者に該許可データを送付し、該輸出者が
    税関に該電子データを提示する替わりに、該輸入者が、
    結果として税関業務相当を実施できる機能を有する電子
    税関に輸出の正当性を確認することにより、該輸出者が
    該電子データを逐一物理的媒体に収納して、税関に提示
    せずに、該輸出者と該輸入者間で該電子データの正当な
    る輸出手続きを成立させる方法であり、正当な取引を行
    なう該輸出者と該輸入者間の該電子データの輸出行為の
    輸入場所における正当性の確認を該電子データを収納し
    た物理的媒体として税関において行なうことなく、該輸
    出者と該輸入者間での通信手段等により実現することを
    特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】該輸出者は、該電子データを輸出先ととも
    に輸出許可・役務取引許可伺いを該所定申請機関に申請
    し、該所定申請機関が、該許可データに加えて、該電子
    データの圧縮形状、暗号化形状、マスク形状等に加工し
    た加工データを該輸出者に送り、該輸出者が該許可デー
    タと該加工データを該輸入者に送り、該輸入者が該許可
    データを該電子税関に送ることで、該加工データを復元
    するための解凍ロジック、暗号鍵、マスクパターン等を
    受け取ることにより、正当な取引を行なう該輸出者と該
    輸入者間の該電子データの輸出入行為の輸入場所におけ
    る正当性の確認を該電子データを収納した物理的媒体と
    して税関において行なうことなく、該輸出者と該輸入者
    間での通信手段等により実現することを特徴とするシス
    テム。
  3. 【請求項3】請求項1、または請求項2の該許可データ
    は、該電子データが許可された該輸入者からの正当性の
    確認のためのデータであり、確認をすべき該電子税関の
    所在場所を含む場合、または、含まずに、該輸出者が該
    輸入者に該許可データと並行して、あるいは同時に該輸
    出者に送付する場合があり、該輸入者が、該許可データ
    を元に該電子税関に確認依頼する際は、該許可データに
    該輸入者の意志に依らず該輸入者の所在場所を示すIP
    アドレス、URL等の情報を加えて該電子税関に送付
    し、該電子税関で、該輸入者の所在場所が該輸出者から
    申請された該輸入者の所在場所と合致することを確認で
    きることを特徴とするシステム。
  4. 【請求項4】請求項1、または請求項2の該許可データ
    は、国際協定「ワッセナー・アレンジメント」に準拠す
    る「外国為替および外国貿易管理法」およびこれに関連
    する政令、省令、通達における輸出行為が輸出国外の
    国、または地域への輸出対象物の持ち出しに限定され
    ず、輸出国外の国、または地域に籍を有する人への販
    売、提供、使用許諾、情報開示等の行為も含むために、
    請求項3において、正当な輸入場所の確認に加え、正当
    な該輸入者であることを確認するための識別データ等を
    含むことにより、正当な場所における正当な人による輸
    入行為を可能にするシステム。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2のいずれか、または双
    方において、請求項3を含み、これに請求項4を含む場
    合と含まない場合のいずれにおいて、実現するための装
    置、設備等を含むシステム。
  6. 【請求項6】請求項5を実行するためのプログラムを含
    む媒体。
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