JPH11324777A - 過給機付内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

過給機付内燃機関の燃料噴射装置

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JPH11324777A
JPH11324777A JP13361798A JP13361798A JPH11324777A JP H11324777 A JPH11324777 A JP H11324777A JP 13361798 A JP13361798 A JP 13361798A JP 13361798 A JP13361798 A JP 13361798A JP H11324777 A JPH11324777 A JP H11324777A
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JP
Japan
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internal combustion
combustion engine
fuel
spill valve
failure
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JP13361798A
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English (en)
Inventor
Manabu Yoshitome
学 吉留
Shigeru Maeda
茂 前田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過給機付内燃機関に燃料を噴射供給する装置
において、噴射ポンプ内のスピル弁が閉弁状態で故障し
た際に、その故障を、内燃機関がオーバラン状態になる
前に速やかに検出することで、スピル弁故障時の安全性
を向上する。 【解決手段】 過給機による吸気の過給圧が、エンジン
の回転数と噴射量指令値とから求めた過給圧基準値を越
えるか、或いは、噴射ポンプの回転変動が、エンジンの
回転数と噴射量指令値とから求めた回転変動基準値を越
えると(S510;YES)、噴射ポンプのスピル弁が
閉弁状態で故障したと判断して、ポンプ室に燃料を供給
する供給流路に設けた燃料遮断弁を閉弁させ、エンジン
を停止させる(S530)。また、故障判定回数が判定
値KORCNT を越えると(S560;YES)、エンジン
の再始動を禁止する(S570)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過給機を備えた内
燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射装置に関し、特
に、噴射ポンプのポンプ室内の加圧燃料をスピル弁を介
して溢流させることにより燃料噴射量を制御する過給機
付内燃機関の燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディーゼルエンジン等の内燃
機関に高圧の燃料を噴射供給する燃料噴射装置として、
内燃機関の回転に同期して往復動するプランジャにより
ポンプ室を拡縮することでポンプ室内の燃料を加圧し、
内燃機関に圧送する噴射ポンプを備えたものが知られて
いる。そしてこの種の燃料噴射装置では、一般に、噴射
ポンプのポンプ室に連通する燃料の排出経路にスピル弁
を設け、ポンプ室からの燃料圧送途中でスピル弁を開弁
して燃料を溢流させることにより、内燃機関への燃料噴
射量を制御するようにしている。
【0003】ところが、こうした従来の燃料噴射装置で
は、スピル弁が閉弁した状態で故障してしまうと、燃料
噴射量の制御ができなくなるばかりでなく、内燃機関に
大量の燃料が供給されて、内燃機関がオーバラン状態と
なってしまうといった問題があった。
【0004】そこで、従来では、内燃機関の回転数を検
出し、その回転数がオーバラン状態を示す回転数となっ
たときには、内燃機関の運転を強制的に停止するように
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした従来
の安全対策では、内燃機関の回転数からオーバラン状態
を検出してから、内燃機関の運転を停止するので、スピ
ル弁が閉弁状態で故障すると、内燃機関は一旦オーバラ
ン状態になることになり、充分な安全性を確保できない
といった問題があった。
【0006】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、スピル弁が閉弁状態で故障した際、その故障を、
内燃機関がオーバラン状態になる前に速やかに検出する
ことで、スピル弁閉弁故障時の安全性を向上することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の過給機付内燃機関の燃料
噴射装置においては、噴射量制御手段が、内燃機関の回
転数とアクセル開度とを含む運転条件に基づいて噴射量
指令値を算出し、この噴射量指令値に応じて噴射ポンプ
のスピル弁を開閉制御することにより、噴射ポンプのポ
ンプ室から内燃機関に圧送される加圧燃料量(つまり燃
料噴射量)を制御する。
【0008】また噴射量制御手段による燃料噴射量の制
御中(換言すれば内燃機関の運転中)には、過給圧基準
値算出手段が、内燃機関の回転数と噴射量制御手段が算
出した噴射量指令値とから、内燃機関において過給機に
より加圧される吸気の過給圧基準値を算出し、回転変動
基準値算出手段が、内燃機関の回転数と噴射量指令値と
から、噴射ポンプの回転変動基準値を算出する。
【0009】そして、過給圧異常判定手段が、内燃機関
にて過給機により実際に加圧された吸気の過給圧を検出
して、この過給圧が過給圧基準値よりも大きいときに過
給圧の異常を判定すると共に、回転変動異常判定手段
が、噴射ポンプの回転変動を検出して、この回転変動が
回転変動基準値よりも大きいときに回転変動の異常を判
定し、これら過給圧異常判定手段及び回転変動異常判定
手段のいずれか一方又は両方にて過給圧或いは回転変動
の異常が判定されると、故障判断手段が、スピル弁の閉
弁状態での故障を判断する。
【0010】このように、本発明の過給機付内燃機関の
燃料噴射装置においては、スピル弁の閉弁状態での故障
判断に、内燃機関にて過給機により加圧される吸気の過
給圧と、噴射ポンプの回転変動とを用いる。これは、ス
ピル弁が閉弁状態で故障した際に、内燃機関に大量の燃
料が供給されて内燃機関がオーバラン状態になる前にス
ピル弁の故障を検出するためである。
【0011】つまり、過給機による吸気の過給圧と噴射
ポンプの回転変動とは、内燃機関の回転数及び燃料噴射
量に応じて変化し、スピル弁が閉弁状態で故障して内燃
機関の回転が上昇し始めると、過給圧及び回転変動も上
昇し始める。そこで、本発明では、内燃機関の回転数と
噴射量指令値とから過給圧及び回転変動の基準値を夫々
設定して、センサ等を用いて検出した過給圧及び回転変
動がその設定した各基準値を越えたか否かを判断するこ
とにより、スピル弁の故障に伴う過給圧及び回転変動の
異常を夫々判定し、その判定結果に基づきスピル弁の故
障を判断するのである。
【0012】このため、本発明によれば、内燃機関がオ
ーバラン状態に入る前に速やかにスピル弁の故障を検出
することができ、内燃機関運転時の安全性を高めること
ができる。ここで、本発明において、スピル弁の故障判
定のために、過給圧と回転変動との2つのパラメータを
用いるのは、スピル弁の故障を正確に判定するためであ
り、故障判断手段としては、故障判定の精度を確保でき
れば、過給圧異常判定手段及び回転変動異常判定手段の
いずれか一方で異常が判断されたときにスピル弁の故障
を判断するようにしてもよく、過給圧異常判定手段及び
回転変動異常判定手段の両方で異常が判定されたときに
スピル弁の故障を判断するようにしてもよい。
【0013】つまり、例えば、内燃機関に設けられる過
給機が排気を利用してタービンを回転させるターボチャ
ージャである場合、内燃機関の低速回転域では過給機が
機能しないことから、ターボチャージャを備えた内燃機
関において、過給圧異常判定手段の判定結果だけでスピ
ル弁の故障を判定するようにすると、内燃機関の低速回
転域ではスピル弁の故障判定を実行できなくなる。
【0014】また、噴射ポンプ(換言すれば内燃機関)
の回転変動の周期は、内燃機関の低速回転域では長く、
内燃機関の高速回転域では短くなるので、回転変動の検
出精度は、内燃機関の低速回転領域程高く、高回転域程
低くなる。従って、回転変動異常判定手段の判定結果だ
けでスピル弁の故障を判定するようにすると、内燃機関
の高速回転時にスピル弁の故障を検出できないことが考
えられる。
【0015】従って、過給機としてターボチャージャを
備えた内燃機関に設けられる燃料噴射装置においては、
過給圧異常判定手段及び回転変動異常判定手段のいずれ
か一方で異常が判定された際に、スピル弁の故障を判断
(OR判定)するようにすれば、内燃機関の全回転域で
スピル弁の故障を精度よく検出できることになる。
【0016】一方、このように内燃機関の全回転域でO
R判定によりスピル弁の故障を判断するようにした場
合、過給圧異常判定手段及び回転変動異常判定手段の誤
動作によって、スピル弁の故障を誤検出することが考え
られる。そこで、過給機としてターボチャージャを備え
た内燃機関の燃料噴射装置においては、更に、過給圧異
常判定手段及び回転変動異常判定手段にてスピル弁の故
障判定を行うことができる内燃機関の中速回転域では、
各異常判定手段の両方で異常が判定された際に、スピル
弁の故障を判断(AND判定)するようにしてもよい。
【0017】また次に、過給機としては、内燃機関の回
転軸から直接動力を受けてタービンを回転させるスーパ
チャージャも知られているが、この種の過給機を備えた
内燃機関においては、内燃機関の全回転域で過給機が動
作するので、過給圧異常判定手段だけでもスピル弁の故
障判定は可能である。また、回転変動についても、回転
変動を高速に演算し得る演算装置(CPU等)を用いれ
ば、内燃機関の全回転域で回転変動を正確に検出するこ
とが可能になり、この場合には、回転変動異常判定手段
だけでもスピル弁の故障判定は可能である。
【0018】しかし、このように過給圧異常判定手段及
び回転変動異常判定手段のいずれか一方だけでスピル弁
の故障を判断するようにした場合には、過給圧異常判定
手段或いは回転変動異常判定手段が外乱等の影響を受け
て過給圧或いは回転変動の異常を誤検出すると、スピル
弁の故障を誤判定してしまうことになる。このため、過
給圧異常判定手段及び回転変動異常判定手段の一方だけ
でスピル弁の故障を判断し得る装置においても、これら
各異常判定手段の両方で異常が判定されたときにスピル
弁の故障を判断するようにするとよい。
【0019】そして、このように、本発明によれば、故
障判断手段における故障判断のアルゴリズムを、本発明
を適用する燃料噴射装置の特性に応じて適宜設定するこ
とにより、スピル弁の故障を速やかに且つ高精度に検出
することが可能になる。また次に、故障判断手段により
スピル弁の故障が判断されたときには、請求項2に記載
のように、報知手段により、その旨を内燃機関の運転者
等に報知するようにしてもよく、更に、請求項3に記載
のように、燃料供給遮断手段によって、噴射ポンプにお
いてポンプ室に燃料を供給する供給流路に介装された燃
料遮断弁を閉弁し、ポンプ室への燃料供給を遮断するよ
うにしてもよい。
【0020】そして、請求項2に記載のようにスピル弁
の故障を報知するようにした場合には、運転者等に対し
て内燃機関の運転停止を促すことができ、請求項3に記
載のようにポンプ室への燃料供給を遮断するようにした
場合には、噴射ポンプから内燃機関への燃料噴射を中断
させて、内燃機関の運転を強制的に停止させることがで
きる。
【0021】また、スピル弁の故障を検出した際に、内
燃機関の運転を強制的に停止させるには、請求項4に記
載のように、吸気遮断手段によって、内燃機関の吸気通
路に設けた吸気絞り弁を閉弁して、内燃機関への吸気の
流入を遮断するようにしてもよく、或いは、請求項3に
記載の燃料供給遮断手段と請求項4に記載の吸気遮断手
段とを同時に動作させて、内燃機関の運転を停止させる
ようにしてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された実施例の燃料
噴射装置全体の構成を表す概略構成図である。
【0023】図1に示すように、本実施例の燃料噴射装
置は、自動車用ディーゼルエンジン(以下、単にエンジ
ンという)2の気筒内に燃料噴射弁4を介して燃料を噴
射供給するためのものであり、燃料配管6を介して燃料
噴射弁4に高圧燃料を圧送し、燃料噴射弁4から燃料を
噴射させる噴射ポンプ10と、噴射ポンプ10から燃料
噴射弁4に圧送する燃料量(つまり燃料噴射量)等を制
御する電子制御装置(以下、単にECUという)30と
から構成される。
【0024】噴射ポンプ10は、エンジン2の各気筒
(図1では1気筒分のみを記載)に燃料を分配供給する
周知の分配型ポンプであり、ポンプ室12内に往復動可
能且つ回転可能に設けられたプランジャ14を備える。
プランジャ14のポンプ室12とは反対側には、カムプ
レート16が取り付けられており、カムプレート16の
プランジャ14とは反対側面には、カムローラ18が当
接されている。
【0025】そして、プランジャ14は、エンジン2の
回転に同期してエンジン2の2回転に1回の割で回転
し、その回転に伴いカムプレート16に形成された凸部
(フェイスカム)がカムローラ18を乗り上げること
で、ポンプ室12内を往復動する。またこのようにプラ
ンジャ14が往復動すると、ポンプ室12の容積が拡大
・縮小(拡縮)し、ポンプ室12の容積が縮小すること
で、ポンプ室12内の燃料が加圧されて、燃料噴射弁4
に圧送される。
【0026】また、ポンプ室12には、ポンプ室12に
燃料を供給する供給流路20、及びポンプ室12内の燃
料を溢流させるスピル流路22が接続されており、これ
ら供給流路20及びスピル流路22は、夫々、図示しな
い燃料室に連通されている。そして、供給流路20に
は、燃料遮断弁24が介装されており、スピル流路22
には、スピル弁26が介装されている。
【0027】尚、燃料遮断弁24及びスピル弁26は、
ソレノイドへの通電状態によって開閉状態が切り替わる
電磁弁から構成されている。そして、本実施例では、ス
ピル弁26には、ソレノイドへの通電時に閉弁し、ソレ
ノイドへの通電を遮断したときに、図示しないばねの付
勢力により開弁する構造のものが使用され、燃料遮断弁
24には、ソレノイドへの通電時に開弁し、ソレノイド
への通電を遮断したときに、図示しないばねの付勢力に
より開弁する構造のものが使用されている。
【0028】次に、エンジン2は、排気管2aから排出
される排気を利用してタービンを回転させ、吸気管2b
を通る吸入空気(吸気)を昇圧する過給機(所謂ターボ
チャージャ)8を備える。そして、吸気管2bの過給機
8よりも下流側には、吸気絞り弁(即ちスロットルバル
ブ)32が設けられ、更に、スロットルバルブ32より
も下流側には、過給機8により過給されスロットルバル
ブ32を通過した吸気の圧力(過給圧)を検出する吸気
圧センサ34が設けられている。尚、スロットルバルブ
32は、所謂リンクレススロットルバルブであり、その
開度(スロットル開度)は、スロットルバルブ32を駆
動するスロットルアクチュエータ36を介して、ECU
30により制御される。
【0029】また、ECU30は、スロットルアクチュ
エータ36を介してスロットル開度を制御するスロット
ル制御、ドライブ回路38を介してスピル弁26を開閉
することにより噴射ポンプ10からエンジン2への燃料
噴射量を制御する燃料噴射量制御、スピル弁26の閉弁
状態での故障を検出してエンジン2を強制的に停止させ
るエンジン停止制御等を実行するためのものであり、C
PU,ROM,RAM等を中心とするマイクロコンピュ
ータにて構成されている。
【0030】そして、ECU30においてこれら各種制
御を実行するために、本実施例の燃料噴射装置には、噴
射ポンプ10内のプランジャ14の回転からエンジン2
の回転数NEを検出する回転数センサ40、及び、運転
者により操作される図示しないアクセルペダルの踏込量
(以下、アクセル開度という)を検出するアクセルセン
サ42が備えられ、これら回転数センサ40及びアクセ
ルセンサ42からの検出信号は、上記吸気圧センサ34
からの過給圧を表す検出信号と共に、ECU30に入力
される。また、ECU30には、スピル弁26の故障を
検出した際に、その旨を運転者に報知するための故障ラ
ンプ44も接続されている。尚、回転数センサ40は、
プランジャ14(延いてはエンジン2)の所定の回転角
度毎にパルス信号を発生する周知のものである。
【0031】次に、ECU30において実行される各種
制御処理のうち、前述の燃料噴射量制御及びエンジン停
止制御を行うために実行される処理について、図2〜図
6に示すフローチャートに沿って説明する。まず図2
は、燃料噴射量を制御するためにエンジン2の始動後に
繰り返し実行されるスピル弁開閉処理を表す。
【0032】この処理では、まずS110(Sはステッ
プを表す)にて、回転数センサ40により検出された回
転数NEとアクセルセンサ42により検出されたアクセ
ル開度ACCPFとから、図示しないマップ等に基づいて噴
射量指令値QFIN を算出する。そして、続くS120で
は、スピル弁26の閉弁時期QPANGFを、回転数センサ
40により検出された回転数NEと後述のS130にて
前回求めたスピル弁26の開弁時期QANGFとから算出
し、続くS130では、スピル弁26の開弁時期QANGF
を、回転数センサ40により検出された回転数NEとS
110で求めた噴射量指令値QFIN とから算出する。そ
して、最後にS140にて、上記S120及びS130
で求めたスピル弁26の閉弁時期QPANGFと開弁時期Q
ANGFとに応じた駆動信号をドライブ回路38に出力する
ことにより、スピル弁26を開閉させ、当該処理を一旦
終了する。
【0033】次に、図3は、燃料遮断弁24を制御する
ためにECU30にて繰り返し実行される燃料遮断弁開
閉処理を表す。この処理では、まずS210にて、イグ
ニッションスイッチがON状態であるか否かを判断す
る。そして、イグニッションスイッチがON状態であれ
ば、続くS220に移行して、後述の処理にてスピル弁
26の故障が検出されているか否かを判断し、スピル弁
26の故障が検出されていなければ、噴射ポンプ10か
らエンジン2に燃料を供給させるべく、燃料遮断弁24
の駆動信号をドライブ回路38に出力して、燃料遮断弁
24を開弁させた後、当該処理を一旦終了する。
【0034】一方、S210にて、イグニッションスイ
ッチがON状態でないと判断されるか、或いはS220
にて、スピル弁26の故障が検出されていると判断され
ると、噴射ポンプ10からエンジン2に燃料を供給する
必要がなく、特にスピル弁26が閉弁状態で故障した際
には、燃料遮断弁24を開弁してポンプ室12に燃料を
供給すると、エンジン2に大量の燃料が供給されてエン
ジン2がオーバランし、エンジン2の破損に至る可能性
があるので、S240に移行し、ドライブ回路38への
燃料遮断弁24の駆動信号の出力を停止して、燃料遮断
弁24を閉弁させた後、当該処理を一旦終了する。
【0035】この結果、イグニッションスイッチがON
状態で、スピル弁26の故障が検出されていなければ、
燃料遮断弁24は開状態に保持される。そして、このよ
うに燃料遮断弁24が開状態に保持されているときに
は、噴射ポンプ10の供給流路20は、図7に示すよう
に、プランジャ14の移動によってポンプ室12が圧縮
された後、プランジャ14の回転及びプランジャ14先
端のスリット(図示せず)により連通される。従って、
ポンプ室12には、その後、プランジャ14が後退し
て、ポンプ室12が拡張するのに伴い、燃料が吸入され
ることになる。そして、ポンプ室12が最大容積にまで
拡張されると、プランジャ14の回転により、供給流路
20が遮断される。
【0036】一方、スピル弁開閉処理にて算出されるス
ピル弁26の閉弁時期QPANGF及び開弁時期QANGFは、
図7に示すように、プランジャ14がポンプ室12を圧
縮し始める前にスピル弁26を閉弁し、プランジャ14
がポンプ室12を圧縮することにより燃料噴射弁4(延
いてはエンジン2)に圧送される燃料量が噴射量指令値
QFIN に達した時点で、スピル弁26を開弁させるため
のものである。従って、上記スピル弁開閉処理にて制御
されるスピル弁26の閉弁時期QPANGFと開弁時期QAN
GFとによって、噴射ポンプ10からエンジン2への燃料
噴射量が噴射量指令値QFIN に制御されることになる。
【0037】また、燃料遮断弁開閉処理では、後述の処
理でスピル弁26の故障が検出されている場合には、燃
料遮断弁24を閉弁させる。そして、この状態では、噴
射ポンプ10のポンプ室12には、燃料が供給されなく
なるので、噴射ポンプ10からエンジン2への燃料供給
が停止され、エンジン2が強制的に停止されることにな
る。
【0038】尚、本実施例において、上記スピル弁開閉
処理は、請求項1記載の噴射量制御手段として機能し、
スピル弁開閉処理にてスピル弁26の故障時に燃料遮断
弁24を閉弁させるS220,S240の処理が、請求
項3記載の燃料供給遮断手段として機能する。
【0039】次に、図4及び図5は、過給圧及び噴射ポ
ンプ10(換言すればエンジン2)の回転変動からスピ
ル弁26の故障判定を行う過給圧異常判定処理及び回転
変動異常判定処理を表す。図4に示す如く、過給圧異常
判定処理では、まずS310にて、回転数センサ40に
より検出される回転数NEと噴射量指令値QFIN とに基
づき過給圧基準値PIMBASEを算出する、過給圧基準値算
出手段(請求項1)としての処理を実行する。
【0040】この過給圧基準値PIMBASEは、吸気圧セン
サ34にて検出される過給圧PIMからスピル弁26の故
障を判定するための基準値であり、予め実験等により作
成されROMに記憶された図8(b)に示す如きマップ
を用いて算出される。即ち、図8(a)に実線で示すよ
うに、スピル弁26が正常に作動しているときには、過
給圧PIMは噴射量指令値QFIN 及び回転数NEに応じて
増加するが、スピル弁26が閉弁状態で故障すると、噴
射ポンプ10からエンジン2に供給される燃料が異常に
増大するので、過給圧PIMは、図8(a)に一点鎖線で
示すように、高いレベルで一定となる。
【0041】そこで本実施例では、過給圧基準値PIMBA
SEとして、図8(a)に点線で示すように、正常時の過
給圧PIMとスピル弁故障時の過給圧PIMとの間で、正常
時の過給圧PIMよりも若干高い値を設定できるように、
図8(b)に示す過給圧基準値算出用のマップを予め作
成しておき、これを用いて過給圧基準値PIMBASEを設定
するようにしているのである。尚、回転数NEが高く、
噴射量指令値QFIN が大きいほど、過給圧PIMが大きく
なるので、過給圧基準値算出用のマップもこの特性に対
応したものとなる。
【0042】このようにS310にて過給圧基準値PIM
BASEが算出されると、S320に移行し、吸気圧センサ
34により検出された過給圧PIMが、過給圧基準値PIM
BASEを超えているか否かを判断する。そして、過給圧P
IMが、過給圧基準値PIMBASE以下であるときには、S3
30にて、過給圧(換言すればスピル弁26)は正常で
あると判定(記憶)し、当該処理を一旦終了する。また
逆に、過給圧PIMが、過給圧基準値PIMBASEを越えてい
るときには、S340にて、過給圧(換言すればスピル
弁26)は異常であると判定(記憶)し、当該処理を一
旦終了する。尚、S320〜S340の処理は、請求項
1に記載の過給圧異常判定手段として機能する。
【0043】一方、図5に示す如く、回転変動異常判定
処理では、まずS410にて、回転数センサ40により
検出される回転数NEと噴射量指令値QFIN とに基づき
回転変動基準値DNEBASEを算出する、回転変動基準値算
出手段(請求項1)としての処理を実行する。
【0044】この回転変動基準値DNEBASEは、エンジン
2の1サイクル毎に生じる回転変動DNE(図9(a)参
照)からスピル弁26の故障を判定するための基準値で
あり、上述の過給圧基準値PIMBASEと同様、予め実験等
により作成されROMに記憶された図9(c)に示す如
きマップを用いて算出される。
【0045】即ち、図9(a)に示すように、噴射ポン
プ10(換言すればエンジン2)の回転変動DNEは、エ
ンジン2の回転に同期して発生するものであり、回転数
センサ40からエンジン2の所定回転角度毎に出力され
るパルス信号のパルス間隔の変化から検出できるが、こ
の回転変動DNEは、スピル弁26が正常に作動している
ときには、図9(b)に実線で示すように、噴射量指令
値QFIN 及び回転数NEに応じて増加し、スピル弁26
が閉弁状態で故障すると、図9(b)に一点鎖線で示す
ように、高いレベルで一定となる。
【0046】そこで本実施例では、上述の過給圧基準値
PIMBASEと同様、回転変動基準値DNEについても、図9
(b)に点線で示すように、正常時の回転変動DNEとス
ピル弁故障時の回転変動DNEとの間で、正常時の回転変
動DNEよりも若干高い値を設定できるように、図9
(c)に示す回転変動基準値算出用のマップを予め作成
しておき、これを用いて回転変動基準値DNEBASEを設定
するようにしているのである。尚、過給圧PIMと同様、
回転変動DNEは、回転数NEが高く、噴射量指令値QFI
N が大きいほど、大きくなるので、回転変動基準値算出
用のマップもこの特性に対応したものとなる。
【0047】このようにS410にて回転変動基準値D
NEBASEが算出されると、S420に移行し、回転数セン
サ40からの検出信号に基づき算出された回転変動DNE
が、回転変動基準値DNEBASEを超えているか否かを判断
する。そして、回転変動DNEが、回転変動基準値DNEBA
SE以下であるときには、S430にて、回転変動(換言
すればスピル弁26)は正常であると判定(記憶)し、
当該処理を一旦終了する。また逆に、回転変動DNEが、
回転変動基準値DNEBASEを越えているときには、S44
0にて、回転変動(換言すればスピル弁26)は異常で
あると判定(記憶)し、当該処理を一旦終了する。尚、
S420〜S440の処理は、請求項1に記載の回転変
動異常判定手段として機能する。
【0048】次に、図6は、上記各異常判定処理による
判定結果に基づきスピル弁26の閉弁状態での故障を判
定するスピル弁故障判定処理を表す。尚、この処理は、
請求項1に記載の故障判断手段として機能する。図6に
示す如く、この処理が開始されると、まずS510に
て、上述の過給圧異常判定処理又は回転変動異常判定処
理にて、過給圧又は回転変動の異常が判定されたか否か
を判断する。そして、過給圧又は回転変動の異常が判定
されていれば、スピル弁26が閉弁状態で故障している
ものと判断して、S520に移行し、図2に示したスピ
ル弁開閉処理を禁止し、更に続くS530にて、スピル
弁26の故障を判定した旨を記憶することにより、図3
に示した燃料遮断弁開閉処理にて、燃料遮断弁24を強
制的に閉弁させる。
【0049】また続くS540では、故障ランプ44を
点灯させることにより、スピル弁26が故障した旨を運
転者に報知する、報知手段(請求項2)としての処理を
実行し、更に、続くS550にて、故障判定回数をカウ
ントするカウンタをインクリメントすることにより、故
障判定回数を更新し記憶する。
【0050】そして、続くS560では、S550で更
新した故障判定回数が、予め設定された判定値KORCNT
(例えば、2回)を越えたか否かを判断し、故障判定回
数が判定値KORCNT を越えていなければ、当該処理を一
旦終了する。また、故障判定回数が判定値KORCNT を越
えている場合には、スピル弁26は完全に故障している
と判断して、S570にて、その後のエンジン2の始動
を禁止し、更にS580にて、例えば、故障ランプ44
の点灯形態を変更(例えば、点滅させる)ことにより、
エンジン2の始動は不能になったことを運転者に報知し
た後、当該処理を一旦終了する。
【0051】一方、S510にて、過給圧又は回転変動
の異常が判定されていないと判断された場合には、スピ
ル弁26は正常に動作していると判断して、S590に
移行し、故障判定回数をカウントするカウンタをリセッ
トすることにより、故障判定回数をクリアし、当該処理
を一旦終了する。
【0052】以上説明したように、本実施例の燃料噴射
装置においては、エンジン2の運転中に、過給機8によ
る吸気の過給圧PIMが、エンジン2の回転数NEと噴射
量指令値QFIN とから求めた過給圧基準値PIMBASEを越
えるか、或いは、噴射ポンプ10の回転変動DNEが、エ
ンジン2の回転数NEと噴射量指令値QFIN とから求め
た回転変動基準値DNEBASEを越えると、噴射ポンプ10
のスピル弁26が閉弁状態で故障したと判断して、ポン
プ室12に燃料を供給する供給流路20に設けた燃料遮
断弁24を閉弁させて、供給流路20からポンプ室12
への燃料供給を遮断するようにしている。
【0053】このため、本実施例によれば、エンジン2
の回転数からエンジン2のオーバランを検出することに
より、スピル弁26の故障判定を行う従来装置に比べ、
スピル弁26の故障を速やかに検出して、エンジン2を
停止させることが可能になり、安全性を高めることがで
きる。
【0054】また本実施例では、スピル弁26の故障判
定回数が判定値KORCNT に達すると、その後のエンジン
2の始動を禁止するようにしているので、スピル弁26
が一時的に故障又は外乱等の影響で誤判断した際には、
その後のエンジン2の再始動によってスピル弁26を正
常に復帰させることができると共に、スピル弁26が完
全に故障した際には、エンジン2の再始動を繰り返し行
うことによって、エンジン2自体が破損してしまうのを
防止することができる。
【0055】また、スピル弁26の故障或いは完全故障
を検出した際には、その旨を運転者に報知するため、運
転者は、エンジン停止がスピル弁26の故障によるもの
であることを検知して、適切な対応をとることができ
る。以上、本発明の一実施例について説明したが、本発
明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態
様を採ることができる。
【0056】例えば、上記実施例では、スピル弁故障判
定処理において、過給圧異常判定処理にて過給圧の異常
が判定されるか、或いは、回転変動異常判定処理にて回
転変動の異常が判定された場合に、スピル弁26の故障
を判定するものとして説明したが、過給圧異常判定処理
と回転変動異常判定処理との両方で異常が判定されたと
きにだけ、スピル弁26の故障を判定するようにしても
よい。
【0057】また、例えば、上記実施例では、スピル弁
26の故障判定は、過給圧異常判定処理及び回転変動異
常判定処理による異常判定結果だけで行うものとして説
明したが、スピル弁26の故障が判定されてエンジン2
が一旦停止した後、次にエンジン2が始動された際に
は、上記スピル弁故障判定処理とは別に、エンジン始動
直後のアイドル運転時の回転数NEからスピル弁26の
故障を判定する図10に示す如きスピル弁故障簡易判定
処理を行うようにしてもよい。
【0058】即ち、この簡易判定処理では、故障判定回
数が、エンジン2の始動禁止を判定する判定値KORCNT
よりも小さい簡易判定実行用の判定値KRUN (例えば、
1回)を越え(S610;YES)、且つ、エンジン2
が始動直後の安定状態(アイドル運転状態)にあるとき
に(S620;YES)、回転数NEが通常のアイドル
回転数よりも若干高い判定回転数KNEOR(例えば、20
00[r.p.m.])を判定時間(例えば、0.5秒)以上連
続して越えた際に(S630;YES)、エンジン2の
再起動によってもスピル弁26は正常動作しなかったと
判断して、スピル弁故障判定処理のS520にジャンプ
する。
【0059】そして、このような簡易判定処理を実行す
るようにすれば、スピル弁26の故障判定後のエンジン
再始動時に、スピル弁26が正常復帰したか、故障状態
のままであるかを、より速やかに判定することができる
ようになり、エンジン再始動後の安全性を高めることが
できる。
【0060】また、上記実施例では、スピル弁26の故
障を判定した際には、燃料遮断弁24を閉弁し、供給流
路20からポンプ室12への燃料供給を遮断することに
より、エンジン2を停止させるようにしたが、燃料遮断
弁24に代えて、エンジン2の吸気管2bに設けたスロ
ットルバルブ32を強制的に閉弁させて、エンジン2の
運転を停止するようにしてもよく、或いは、燃料遮断弁
24の閉弁とスロットルバルブ32の閉弁とを同時に行
うようにしてもよい。
【0061】また更に上記実施例では、ディーゼルエン
ジンに燃料を噴射供給する燃料噴射装置について説明し
たが、例えば、気筒内に直接燃料を噴射供給する直噴式
のガソリンエンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射装置
等、スピル弁を備えた噴射ポンプを用いて内燃機関に高
圧燃料を供給する装置であれば、本発明を適用して上記
実施例と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の燃料噴射装置の構成を表す概略構成
図である。
【図2】 ECUにおいて実行されるスピル弁開閉処理
を表すフローチャートである。
【図3】 同じく燃料遮断弁開閉処理を表すフローチャ
ートである。
【図4】 同じく過給圧異常判定処理を表すフローチャ
ートである。
【図5】 同じく回転変動異常判定処理を表すフローチ
ャートである。
【図6】 同じくスピル弁故障判定処理を表すフローチ
ャートである。
【図7】 スピル弁と供給流路の開閉タイミングを示す
タイミングチャートである。
【図8】 過給圧異常判定処理の動作を説明する説明図
である。
【図9】 回転変動異常判定処理の動作を説明する説明
図である。
【図10】 スピル弁故障簡易判定処理を表すフローチ
ャートである。
【符号の説明】 2…エンジン、2a…排気管、2b…吸気管、4…燃料
噴射弁、6…燃料配管、8…過給機、10…噴射ポン
プ、12…ポンプ室、14…プランジャ、16…カムプ
レート、18…カムローラ、20…供給流路、22…ス
ピル流路、24…燃料遮断弁、26…スピル弁、30…
ECU(電子制御装置)、32…スロットルバルブ、3
4…吸気圧センサ、38…ドライブ回路、40…回転数
センサ、42…アクセルセンサ、44…故障ランプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 41/02 380 F02D 41/02 380D F02M 65/00 305 F02M 65/00 305B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャの往復動により拡縮するポン
    プ室と、該ポンプ室に燃料を供給する供給流路と、前記
    ポンプ室から燃料を逃すスピル弁とを備え、前記ポンプ
    室内の加圧燃料を、過給機を備えた内燃機関に噴射供給
    する噴射ポンプと、 前記内燃機関の回転数とアクセル開度とを含む運転条件
    に基づいて噴射量指令値を算出し、該噴射量指令値に応
    じて前記スピル弁を開閉制御する噴射量制御手段と、 を備えた過給機付内燃機関の燃料噴射装置において、 前記内燃機関の回転数と前記噴射量指令値とから、前記
    内燃機関において前記過給機により加圧される吸気の過
    給圧基準値を算出する過給圧基準値算出手段と、 前記内燃機関にて前記過給機により実際に加圧された吸
    気の過給圧を検出し、該過給圧が前記過給圧基準値より
    も大きいときに過給圧の異常を判定する過給圧異常判定
    手段と、 前記内燃機関の回転数と前記噴射量指令値とから、前記
    噴射ポンプの回転変動基準値を算出する回転変動基準値
    算出手段と、 前記噴射ポンプの回転変動を検出し、該回転変動が前記
    回転変動基準値よりも大きいときに回転変動の異常を判
    定する回転変動異常判定手段と、 前記過給圧異常判定手段及び前記回転変動異常判定手段
    のいずれか一方又は両方にて異常が判定されたときに、
    前記スピル弁の閉弁状態での故障を判断する故障判断手
    段と、 を設けたことを特徴とする過給機付内燃機関の燃料噴射
    装置。
  2. 【請求項2】 前記故障判断手段により前記スピル弁の
    故障が判断されると、その旨を報知する報知手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の過給機付内燃機関の
    燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記故障判断手段により前記スピル弁の
    故障が判断されると、前記供給流路に介装された燃料遮
    断弁を閉弁して、前記ポンプ室への燃料供給を遮断する
    燃料供給遮断手段を備えたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の過給機付内燃機関の燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記故障判断手段により前記スピル弁の
    故障が判断されると、前記内燃機関の吸気通路に設けた
    吸気絞り弁を閉弁して、前記内燃機関への吸気の流入を
    遮断する吸気遮断手段を備えたことを特徴とする請求項
    1〜請求項3いずれか記載の過給機付内燃機関の燃料噴
    射装置。
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