JPH11313325A - 動画像の可逆圧縮符号化装置および可逆伸長復号化装置 - Google Patents

動画像の可逆圧縮符号化装置および可逆伸長復号化装置

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JPH11313325A
JPH11313325A JP11889998A JP11889998A JPH11313325A JP H11313325 A JPH11313325 A JP H11313325A JP 11889998 A JP11889998 A JP 11889998A JP 11889998 A JP11889998 A JP 11889998A JP H11313325 A JPH11313325 A JP H11313325A
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JP
Japan
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probability distribution
conditional probability
distribution table
data
image
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Withdrawn
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JP11889998A
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English (en)
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Kazuto Ogawa
一人 小川
Takashi Kato
隆 加藤
Yoshinori Izumi
▲吉▼則 和泉
Toshihiro Uehara
年博 上原
Masahide Naemura
昌秀 苗村
Yasumasa Ito
泰雅 伊藤
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像符号化方式であるMPEG1、M
PEG2は可逆符号化ができず、また、JPEGはイン
タレースされた動画像の符号化に適さない。そして、J
BIGも連続階調の画像の符号化に適用すると、大きな
メモリを必要とし、さらに、マルコフモデルを用いた従
来の動画像の可逆圧縮符号化は、エントロピー符号化に
使用する条件付確率分布テーブルに解決すべき課題があ
り、符号化に際しての圧縮率が低く抑えられていた。 【解決手段】 本発明は、マルコフモデルを用いた画像
の可逆圧縮符号化を改善するもので、マルコフモデルに
対応して使用される条件付確率分布テーブルの一部をマ
スク器 【外1】 でマスクし、使用しない画素値に対する確率を0とし、
その確率を0とした部分以外の確率分布を再構成して新
たな確率分布テーブルを構成し、その構成した新たな条
件付確率分布テーブルを基に動画像をエントロピー符号
化するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像(勿論、動
画像中に静止画部分が含まれていてもよい)の圧縮符号
化装置およびそれにより符号化された符号化データを復
号化する伸長復号化装置に係わり、特に、予測符号化技
術を用いた可逆圧縮符号化装置および可逆伸長復号化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像圧縮符号化としては、標準化
された、動画像のためのMPEG1、MPEG2、静止
画像のためのJPEG、および静止2値画像のためのJ
BIG、さらに本願人の出願に係る特許出願、特願平9
−330082号「動画像の可逆圧縮符号化装置および
可逆伸長復号化装置」(平成9年12月1日出願)の出
願明細書に記載のマルコフモデルを用いた動画像の可逆
圧縮符号化がある。
【0003】動画像の圧縮符号化のためのMPEG1、
MPEG2は、いくつかの要素技術で構成されている
が、それらの要素中に2次元離散コサイン変換(DC
T)のDCT変換係数の量子化がある。この量子化を行
うにあたって、MPEG1、MPEG2では8画素(水
平)×8画素(垂直)を符号化の最小単位(ブロック)
としている。この8画素(水平)×8画素(垂直)に対
してDCTを行い、DCT変換係数を算出する。この算
出されたDCT変換係数に対して量子化を行う。ここ
で、量子化とは、DCT変換係数全体をある値で割り算
し、小さな値に変換することであり、これによりデータ
の圧縮率を高めることができる。
【0004】また、静止画像の圧縮符号化のためのJP
EGでは2種類の符号化が規定されていて、それらのう
ちの1つはDCTと量子化技術を用いた非可逆符号化、
もう1つは予測符号化技術を用いた可逆符号化である。
まず、JPEGに基づく非可逆符号化では、8画素(水
平)×8画素(垂直)を符号化の最小単位(ブロック)
としている。この8画素(水平)×8画素(垂直)に対
してDCTが行われ、DCT変換係数を算出する。この
算出されたDCT変換係数に対して量子化を行う。
【0005】次に、JPEGに基づく可逆圧縮符号化
は、画素値とその予測値との差分値をエントロピー符号
化している。この可逆圧縮符号化における画素値の予測
方法を、図1および表1を参照して説明する。図1にお
いて、xは符号化対象画素、a,b,cは予測に使用す
る近傍画素をそれぞれ示している。表1のPxは符号化
対象画素xの予測値、また、Ra,Rb,Rcはサンプ
ル位置a,b,cそれぞれのサンプル値を示している。
表1に示された7つの予測値Px を求める予測器を予め
定められたある一定数の画素を単位として選択し使用
し、画素値を予測する。エントロピー符号化の手法は、
まず予測値Pxとxの画素値Rxとの差分値を求め、そ
の発生確率に対応して算術符号化を行う方式、および差
分値に対しハフマン符号化を行う方式があり、これらに
より符号化されたデータの圧縮を行っている。これらJ
PEGの符号化については、例えば、安田浩編著「マル
チメディア符号化の国際標準」1991年(丸善)の第
1章「静止画像符号化標準」に詳しく記載されているの
で参照されたい。
【0006】
【表1】
【0007】さらに、静止2値画像の符号化のためのJ
BIGは、画像縮小方式(PRES)とマルコフモデル
と動的算術符号化とを組み合せた符号化を用いている。
図2を参照してPRESの基本演算を説明する。まず、
PRESとは高解像度の画像から低解像度の画像を作る
一方式のことであり、これにつき説明する。図2におい
て、a,b,c,d,e,f,g,h,iは高解像度画
像の画素、W,X,Y,Zは低解像度画像の画素を示し
ている。a,b,c,d,e,f,g,h,i,W,
X,Yに対応する画素値がそれぞれPa,Pb,Pc,
Pd,Pe,Pf,Pg,Ph,Pi,Pw,Px,P
yであるとし、そのときの画素Zの画素値Pzは、次の
(1),(2)および(3)式によって定められる。
【数1】 の計算を行い、その結果 SUM≧5の場合 Pz=1 (2) SUM<5の場合 Pz=0 (3) として決定する。以下、同様にして順次低解像度の画像
を作っていく。
【0008】次に、JBIGによる符号化に使用するマ
ルコフモデルの画素配置を図3(a)〜(d)に示す。
図3(a)〜(d)において、xは符号化対象画素、ま
たa,b,c,d,e,fはxと同じ解像度の画像上の
近傍画素を示していて、G,H,I,Jは低解像度画像
の画素を示している。このxとG,H,I,Jの位置関
係は、それぞれ図3(a)〜(d)に示すように4通り
の場合があり、それぞれ、位相0、位相1、位相2およ
び位相3と呼ばれている。
【0009】このように、JBIGでは、マルコフモデ
ルを近傍のxと同じ高解像度画像上のa,b,c,d,
e,fの6画素と低解像度画像上のG,H,I,Jの4
画素の画素値、および、符号化対象画素xの位置に基づ
く位相を含めた、212通りの状態とし、その条件付確率
分布テーブルをもとに算術符号化を行い、データの圧縮
を行うようにしている。また、JBIGの符号化につい
ても、例えば、安田浩編著「マルチメディア符号化の国
際標準」1991年(丸善)の第2章「2値符号化」に
詳しく記載されているので参照されたい。
【0010】次に、前述した本願人の出願に係る特願平
9−330082号明細書記載のマルコフモデルを用い
た動画像の可逆圧縮符号化においては、フレームごとに
画素値のエントロピー符号化に使用するマルコフモデル
を切り替えるマルコフモデル切り替え方式と、画素値の
エントロピー符号化に使用する条件付確率分布テーブル
をシーンチェンジごとに切り替え、また条件付確率分布
テーブルをフレームごとに更新する、条件付確率分布テ
ーブル切り替え、更新方式とを組み合わせた符号化を用
いている。図4、図5を参照してマルコフモデル切り替
え方式、条件付確率分布テーブル切り替え、更新方式に
ついて説明する。
【0011】図4は、マルコフモデル切り替え方式の一
構成例をブロック図にて示している。図4において1,
2および3で示される各ブロックは3種類のマルコフモ
デルによる符号化装置を示していて、Σはフレームごと
に送出されたビット数の総計を求める装置、4はビット
数を比較する比較装置を示している。符号化装置1,2
および3により符号化されたデータのビット数の総計が
それぞれTa,Tb,Tcであったとすると、比較器4
はTa,Tb,Tcの中から最小のものを選択し、その
モデルを選択するように切り替えスイッチSW1−1お
よびSW1−2に切り替え情報を送る。切り替えスイッ
チSW1−1およびSW1−2はこの切り替え情報に応
じてフレーム単位で、常に、最小のビット数となるマル
コフモデルを選択する。また、この例では、マルコフモ
デルを3種類としたが、適当と考えられる任意の個数の
マルコフモデルを準備することも可能である。
【0012】図5は、条件付確率分布テーブル切り替
え、更新方式の一構成例をブロック図にて示している。
図5において、5は常に符号化装置が所有している条件
付確率分布テーブル(Default Table)、6は符号化対象
フレームの一つ前のフレーム画像に基づいて作成された
条件付確率分布テーブル(Unique Table) 、7は符号化
対象フレームの一つ前のフレーム符号化に使用した条件
付確率分布テーブル(Old Table)、8は1フレーム遅延
回路、9は符号化に使用する条件付確率分布テーブル(N
ew Table) 、
【外1】 は条件付確率分布テーブルの合成演算を行う加算器を示
している。まず、切り替えスイッチSW2はシーンチェ
ンジ情報に応じて、シーンチェンジが生じた場合にはDe
fault Table 5側になるように切り替えている。
【0013】次に、
【外2】 で示された、加算器による条件付確率分布テーブル合成
演算は、Default Table5の各要素がPd(x)、Uniqu
e Table6の各要素がPu(x)、Old Table 7の各要
素がPo(x)、New Table 9の各要素がPn(x)、
合成のため係数がkであったとすると、 Pu(x)=0の場合 Pn(x)=Po(x) (4) Pu(x)≠0の場合 Pn(x)=k・Po(x) +(1−k)・Pu(x) (5) となっている。このように、このマルコフモデルを用い
た符号化においては、条件付確率分布テーブル合成のた
めの1つの係数kを用いて、条件付確率分布テーブルを
更新し、この条件付確率分布テーブルをもとにエントロ
ピー符号化を行っている。これら、マルコフモデルを用
いた符号化については特願平9−330082号明細書
に詳しく記載されているので参照されたい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の動画像圧縮符号化のためのMPEG1、MPEG2、
および、静止画像圧縮符号化のためのJPEGの非可逆
符号化は、圧縮率を高めるために、DCT係数の量子化
という技術を用いている。しかし、このDCT係数の量
子化技術を用いて符号化をした場合、その符号化データ
についてデータ復号化を行ったとしても、もとのデータ
に近似した値に復号化されるだけであり、もとのデータ
そのものに戻すことは不可能である。従って、これらの
技術を画像の符号化に使用した場合は、符号化前の画像
と、符号化され、その符号化データが復号化された後の
画像とでは異なったものになる。
【0015】また、従来の静止画像圧縮符号化のための
JPEGは、静止画像の可逆圧縮を対象とした符号化で
あるが、フレーム単位に処理するため、例えば、インタ
ーレースされた画像で動きがある場合などに適した符号
化ではない。また、エントロピー符号化に使用する確率
分布テーブルとして、各フレームの符号化に最適なテー
ブルを使う場合には、そのテーブル自体を符号化データ
とともに記録、もしくは、伝送する必要があり、これは
データ量を増加させる結果となっている。また、各フレ
ームに最適なテーブルを使用しない場合は、圧縮率が低
く抑えられる。
【0016】また、静止2値画像圧縮符号化のためのJ
BIGは、2値画像の可逆圧縮を対象とした符号化であ
るが、連続階調の画像にこの符号化方式を適用するに
は、大きなメモリが必要となり、装置の実装が困難とな
る。
【0017】また、マルコフモデルを用いた動画像の可
逆圧縮符号化は、エントロピー符号化に使用する条件付
確率分布テーブルのいかなる部分の確率も0にならない
ように設定されており、このため、実際の符号化に使用
しない画素値の確率も0ではない値になっており、それ
に応じて、実際の符号化に使用する画素値の確率が低く
なっている。従って、この確率をもとに符号の長さを定
めるエントロピー符号化においては、実際の符号化に使
用する画素値の確率が低くなることにより、割り当てら
れる符号の長さが長くなり、従って、画像全体の圧縮率
が低く抑えられてしまう。
【0018】また、条件付確率分布テーブルの更新方法
は、テーブル内のすべての条件付き確率において、一つ
の係数を定め、前フレーム画像の符号化に用いた条件付
確率分布テーブルと前フレームの画像データに基づいて
作成された条件付確率分布テーブルとを重み付け加算す
る方法であり、生起確率の小さい部分でも同じ重み付け
係数による加算が行なわれている。これにより、例え
ば、ランダムノイズのような偶発的に生じた画素値に対
しても同じ処理が行われていた。この処理により生起確
率分布にランダム性をもたせる結果となってしまい、結
果として、エントロピー符号化における圧縮率の低下を
招いている。
【0019】本発明の目的は、上述した各問題点を除去
した動画像の可逆圧縮符号化装置および復号化装置を提
供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による動画像の可逆圧縮符号化装置は、マル
コフモデルとそれに対応して使用される条件付確率分布
テーブルを用いてエントロピー符号化するように構成し
た動画像の可逆圧縮符号化装置において、前記マルコフ
モデルに対応して使用される条件付確率分布テーブルの
一部をマスクし、使用しない画素値に対する確率を0と
し、該確率を0とした部分以外の条件付確率分布を再構
成して新たな条件付確率分布テーブルを構成し、該構成
した新たな条件付確率分布テーブルをもとに動画像をエ
ントロピー符号化するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0021】また、本発明による動画像の可逆圧縮符号
化装置は、前記マルコフモデルに対応して使用される条
件付確率分布テーブルの一部をマスクするマスク用デー
タが、実際に符号化対象となるフレームから作り出され
たマスク用データであり、対象フレームで生起している
前記確率を0とした部分以外の画素値に対応する前記再
構成した新たな条件付確率分布テーブルには0でない確
率が割り当てられていることを特徴とするものである。
【0022】また、本発明による動画像の可逆圧縮符号
化装置は、前記マルコフモデルに対応して使用される条
件付確率分布テーブルには、前フレームの画像の符号化
に用いた条件付確率分布テーブルと前フレームの画像デ
ータに基づいて作成された条件付確率分布テーブルとを
重み付け加算して求めた条件付確率分布テーブルが含ま
れるとともに、前記重み付け加算のための重み付け係数
をテーブルの部分ごとに適応的に変化させるようにした
ことを特徴とするものである。
【0023】また、本発明による動画像の可逆圧縮符号
化装置は、前記重み付け係数を符号化対象フレームの生
起度数に基づいてグループ化し、そのグループ化に応じ
て係数を選択するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0024】また、本発明による動画像の可逆圧縮符号
化装置は、前記グループ化のためのデータが前記マルコ
フモデルに対応して使用される条件付確率分布テーブル
の一部をマスクするマスク用データを兼ねていて、前記
重み付け係数が0となるグループはマスクされる部分
を、そして重み付け係数が0とならないグループはマス
クされない部分をそれぞれ示していることを特徴とする
ものである。
【0025】また、本発明による動画像の可逆伸長復号
化装置は、記録側もしくは送信側でマルコフモデルとそ
れに対応して使用される条件付確率分布テーブルを用い
て行われたエントロピー符号化の復号化を行う動画像の
可逆伸長復号化装置において、記録側もしくは送信側で
条件付確率分布テーブルをどのようにグループ化して符
号化が行われたかを示すグループ化データを再生もしく
は受信して、該再生もしくは受信したグループ化データ
に対応して重み付け係数を定め、該係数に基づいて、前
フレーム画像の復号化に使用した条件付き確率分布テー
ブルと前フレームの画像データに基づいて作成された条
件付確率分布テーブルとを重み付け加算して求めた条件
付確率分布テーブルに対応してエントロピー符号化の復
号化を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0026】また、本発明による動画像の可逆伸長復号
化装置は、記録側もしくは送信側で条件付確率分布テー
ブルをどのようにグループ化して符号化が行われたかを
示すグループ化データを再生もしくは受信して、該再生
もしくは受信したグループ化データに対応してマスク用
データを構成し、該マスク用データを使用して復号化に
使用する条件付確率分布テーブルをマスクし、条件付確
率分布テーブルを再構成することにより求めた条件付確
率分布テーブルに対応してエントロピー符号化の復号化
を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照し、発明の
実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。本発明
は、上述した条件付確率分布テーブル切り替え、更新方
式を改善したものであり、本発明を上述したマルコフモ
デル切り替え方式と組み合わせて用いることもできる
し、マルコフモデルを固定して本発明を単独に実施する
こともできる。本発明においては、上述したように、マ
ルコフモデルを規定し、そのマルコフモデルに対応した
条件付確率分布テーブルを使用してエントロピー符号化
しているが、以下の実施の形態では、構成を容易にする
ため、マルコフモデルとして符号化対象画素直前の2画
素を含めた3画素から形成されるマルコフモデルを規定
するものとする。
【0028】3画素から形成されるマルコフモデルによ
る符号化とは、まず、符号化する画素のレベルがXa
その直前の2つの画素のレベルがXb ,Xc である場合
に、Xa の生起確率がXb ,Xc に依存する2重マルコ
フ情報源であるとし、条件付確率P(Xa |X
b , c )を定める。ここで、Xa ,Xb ,Xc がそれ
ぞれ、0から255までの値をとるものとすると、(X
b ,Xc )の組み合わせの数は65,536通り存在す
る。この個々の(Xb ,Xc )に対してXa を0から2
55まで変化させた場合の確率の総計は1となる。この
条件付確率分布をもとに、算術符号化、ハフマン符号化
等のエントロピー符号化を行う。このエントロピー符号
化はデータの欠落がない可逆圧縮符号化である。
【0029】以下に、本発明の実施の形態で使用するマ
ルコフモデルによる符号化について説明する。図6は、
本発明の実施の形態で使用するマルコフモデルにおける
3画素の配置を示している。図6において、Xpi,Xp
i-1,Xpi-2 は同一走査線上の互いに隣接する3つの画
素を表している。本実施の形態では、符号化は、これら
3つの画素、Xpi,Xpi-1,Xpi-2 を用いて行う。
符号化しようとする画素Xpi のレベルXiの生起確率
が、画素Xpi-1 のレベルXi-1 とXpi-2 のレベルX
i-2 とに依存している2重マルコフ情報源であるとし、
条件付確率分布P(Xi |Xi-2 ,X i-1 )を生成し、
この条件付確率分布をもとにエントロピー符号化を行
う。この符号化では、フレーム内の各走査線上の第1番
目、第2番目の画素の符号化は行わない。これらの画素
は、近傍の2つの画素が完全に揃わないからである。
【0030】ここで、このようにして動画像が可逆圧縮
符号化された符号化データが記録媒体に記録され、もし
くは伝送路を介して伝送されて、それら記録されもしく
は伝送された符号化データを、再生側もしくは受信側で
可逆伸長復号化する手順について説明する。
【0031】復号化に際しては、まず、符号化されずに
記録もしくは伝送されてきた各走査線上の第1番目、第
2番目の画素を基準とし、それと同一走査線上の第3番
目の画素の復号化を行う。次に、第2番目の画素と先に
復号化した第3番目の画素とを基準とし、第4番目の画
素の復号化を同様に行う。この復号化を繰り返すことに
より、すべての画素の復号化が可能となる。
【0032】次に、本発明においては、符号化側におい
てマルコフモデル、および対応する条件付確率分布テー
ブルを用いてエントロピー符号化を行うことを前提とし
ているが、符号化、および、復号化の手順は本発明にと
って本質的なことではないので、その詳細は、例えば、
原島博著「画像情報圧縮」(オーム社、平成3年8月2
5日発行)に譲ることとする。
【0033】このエントロピー符号化に使用する条件付
確率分布テーブルとして、フレームごとに合成され、さ
らに、フレームに応じたマスクが行われた条件付確率分
布テーブルを用いるのが効果的である。
【0034】図7は、本発明の実施の形態における条件
付確率分布テーブルの合成の仕方をブロック図にて示し
ている。図7において、10はユニークテーブル(Uniq
ue Table) 、11はオールドテーブル(Old Table)、1
2はニューテーブル(New Table) 、13はパワーテーブ
ル(Power Table)、14はグループテーブル(Group Ta
ble)、15はマスクテーブル(Mask Table) 、および1
6はリアルテーブル(Real Table) をそれぞれ示してい
るが、これらについては、以下に順を追って説明する。
【0035】ユニークテーブル(Unique Table) 10と
は、現在符号化しようとしているフレーム画像のフレー
ム番号がiであるとすると、その一つ前のi−1番目の
フレーム画像から生起度数分布を求め、その生起分布を
もとに作り出された条件付確率分布テーブルのことであ
り、これもすべてのXa , b ,Xc について条件付確
率Pu(Xa |Xb ,Xc )が規定されている。しか
し、i−1番目のフレーム画像では、すべてのXa ,X
b ,Xc が生起しているとは限らない。従って、このテ
ーブルは次の条件1を満足しているものであり、確率が
0となる部分が存在していても差し支えない。
【数2】
【0036】オールドテーブル(Old Table)11とは、
i−1番目のフレーム画像の符号化に使用した条件付確
率分布テーブルを作成するために使用され、後述するマ
スク演算を行う前の条件付確率分布テーブルのことであ
り、すべてのXa ,Xb ,X c について条件付確率Po
(Xa |Xb ,Xc )が規定されており、次の条件2を
満足している。
【数3】
【0037】ニューテーブル(New Table )12とは、
Unique Table10とOld Table 11から合成された条件
付確率分布テーブルのことであり、すべてのXa
b ,X c について条件付確率Pn(Xa |Xb
c )が規定されており、次の条件3を満足している。
【数4】
【0038】図7中
【外3】 で示される加算器は、New Table 12を作る際のUnique
Table10とOld Table11の合成演算を行う。このNew
Table 12の条件付確率Pn(Xa |Xb ,X c )の
作成方法は、 Unique Table10のPu(Xa |Xb ,Xc )にお
いて、Xb ,Xc を固定し、すべてのXa についてPu
(Xa |Xb ,Xc )=0である場合、すべてのXa
対し Pn(Xa |Xb ,Xc )=Po(Xa |Xb ,Xc ) (12) Unique Table10のPu(Xa |Xb ,Xc )にお
いて、Xb ,Xc を固定し、あるXa についてPu(X
a |Xb ,Xc )≠0である場合、すべてのXa に対し Pn(Xa |Xb,c ) =(1−k(Xb,c ))・Po(Xa |Xb,c ) +k(Xb,c )・Pu(Xa |Xb,c ) (13) とする。なお、この更新を行った場合でも、New Table
12は上述の条件3を満足する。
【0039】ここに、k(Xb,c )はNew Table 12
を作成する際に用いる乗算係数であり、図7のパワーテ
ーブル(Power Table)13に格納されており、次の条件
4を満足している。なお、本実施の形態の前提である連
続する3画素からなるマルコフモデルではk(X
b,c )=k(Xa ,Xb )である。 条件4 任意のXa ,Xb に対し 0≦k(Xa ,Xb )<1 (14) ここで、k(Xa ,Xb )は条件4を満たしていれば任
意の値で構わないが、i番目のフレーム画像の符号化を
行う際に符号量が最小になるような設定が望ましい。こ
のk(Xa ,Xb )を決定する手法の2通りの例を以下
に示す。
【0040】第1の例として、まず、計算量を少なく
し、構成を簡単にした決定手法について説明する。ここ
では、i番目のフレーム画像より(Xa ,Xb )の生起
度数分布H1 (X a ,Xb )を算出し、このH
1 (Xa ,Xb )に基いて以下のようにグループ化を行
う。このグループ化はいくつのグループに分類しても構
わないが、本例では4つのグループに分類することとす
る。各(Xa ,Xb )に対するグループをG 1 (Xa ,Xb )とすると H1 (Xa ,Xb )>TH のときG1 (Xa ,Xb )=3 (15) H1 (Xa ,Xb )≦TH かつH1 (Xa ,Xb )>TL のときG1 (Xa ,Xb )=2 (16) H1 (Xa ,Xb )≦TL かつH1 (Xa ,Xb )>0 のときG1 (Xa ,Xb )=1 (17) H1 (Xa ,Xb )=0 のときG1 (Xa ,Xb )=0 (18) このG1 (Xa ,Xb )は図7のグループテーブル(Gr
oup Table)14に格納されている。
【0041】ここに、TH,TLはグループ化を行うに
あたり使用するスレッショルド値であり、これは、次の
ようにして決定する。いま、
【数5】 として
【数6】 ここに、Nbit は符号化前の1画素あたりのビット数で
ある。
【0042】このグループ化の後に各グループごとの条
件付確率分布テーブルの重み付け係数k(Xa,b )を
以下のようにして決定する。いま、
【数7】 として、重み付け係数は、
【数8】 となり、さらに、
【数9】 となる。ここに、Ntotal は、第i−1番目のフレーム
画像を符号化した際の総符号量、Npixel は1フレーム
分の画素数、Nbit は符号化前の1画素あたりのビット
数である。
【0043】次に、上述した第1の例と比較した場合、
演算量が多く、構成が大きくなるが、最終的なフレーム
の圧縮率を低く抑えることが可能な決定手法について説
明する。ここでは、まずi番目のフレーム画像より(X
a ,Xb ,Xc )の生起度数分布H2 (Xa ,Xb ,X
c )を算出する。次に、このH2 (Xa ,Xb ,Xc
により、生起度数分布H3 (Xb ,Xc )とXb ,Xc
を固定し、Xa を変数とした場合の標準偏差σ(Xb
c )を以下のようにして求める。いま、
【数10】
【数11】 として
【数12】 となる。
【0044】以上により求められたH3 (Xb ,Xc
およびσ(Xb ,Xc )に基づいて以下のようにグルー
プ化を行う。このグループ化はいくつのグループに分類
しても構わないが、本例では4つのグループに分類する
こととする。各(Xb ,Xc )に対するグループをG2
(X b ,Xc )とすると
【数13】
【0045】このグループ化の後で、各グループごとの
確率分布テーブルの重み付け係数k(Xb ,Xc )を以
下のようにして決定する。
【数14】
【0046】図7のリアルテーブル(Real Table) 16
とは、New Table 12に後述するマスク演算を行って作
成された条件付確率分布テーブルであり、すべての
a ,X b ,Xc について条件付確率Pr(Xa
b ,Xc )が規定されており、次の条件5を満足して
いる。
【数15】
【0047】図7のマスクテーブル(Mask Table) 15
とは、New Table 12にマスク演算を行うためのマスク
データが格納されたテーブルであり、(Xa ,Xb )に
おけるグループ化データをG(Xa ,Xb )、マスクデ
ータをM(Xa ,Xb )とすると G(Xa ,Xb )=0 のときM(Xa ,Xb )=0 (44) G(Xa ,Xb )≠0 のときM(Xa ,Xb )=1 (45) となっている。図7中の
【外4】 で示されるマスク器はNew Table 12とMask Table15
からReal Table16を作る際のマスク演算、およびテー
ブルの再構成を行う。
【0048】このマスク演算の方法は、いま、
【数16】 として
【数17】 とする。なお、この更新を行った場合でもReal Table1
6は上述の条件5を満足している。
【0049】これらの条件付確率分布テーブルにより得
られた符号化データを記録もしくは伝送する場合、再生
もしくは受信側のために、どのようなグループ化を行っ
たかを示すグループ化データG(Xa ,Xb )を、符号
化データとともに記録もしくは送信する必要がある。
【0050】動画像の場合、隣接するフレームどうしの
相関が非常に強いため、i番目のフレーム画像の符号化
に使用するグループ化データ(G(Xa ,Xb ))i とi
−1番目のフレーム画像の符号化に使用したグループ化
データ(G(Xa ,Xb ))i- 1 とは非常に類似したもの
になっている。従って、グループ化データを記録もしく
は伝送する場合には、(G(Xa ,Xb ))i と(G(X
a ,Xb ))i-1 が異なる場合のみを記録もしくは伝送す
ることにより、G(Xa ,Xb )のデータ量を削減する
ことが可能である。
【0051】すなわち、 DG(Xa ,Xb )=( G(Xa ,Xb ))i −( G(Xa ,Xb ))i-1 (48) と定義したとき、DG(Xa ,Xb )=0である場合に
は、何のデータも記録もしくは伝送を行わない。また、
DG(Xa ,Xb )≠0である場合には、Xa ,Xb
G(Xa,Xb )の3つのデータを記録もしくは送信す
る。このようなデータを記録もしくは送信する場合に動
画像のシーンチエンジが生じた場合には、グループ化デ
ータとして、多くの付加情報が必要となるが、一連の動
画像の場合、実際に記録もしくは送信されるグループ化
データは非常に少ないものになる。
【0052】このように、G(Xa ,Xb )のデータ量
を削減したとしても、DG(Xa ,Xb )≠0の場合に
は、3つのデータを記録・送信しなければならない。し
かし、通常の画像データの量は非常に多いため、データ
量がこれらのグループ化データの分だけ増加しても、画
像用のデータ量に比較して非常に少なく、このグループ
化により圧縮率を大きく劣化させるさせることはない。
【0053】以上説明した符号化装置で符号化された符
号化データを、再生もしくは受信側で再生もしくは受信
して復号化するには、まず、符号化時に使用しているグ
ループデータG(Xa , Xb )を読み取り、このG(X
a , Xb )からk(Xa , X b )を作り、そしてUnique
Table10とOld Table 11からNew Table 12を作成
する。さらに、G(Xa , Xb )からM(Xa , Xb
を作り、符号化に使用したPr(Xa |Xb ,Xc )を
作成し、このPr(Xa |Xb ,Xc )を用いて復号化
を行う。このときNew Table 12の作成方法および Rea
l Table 16の作成方法は、記録もしくは送信側での符
号化の際の作成方法と同じである。
【0054】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による動
画像の可逆圧縮符号化装置によれば、動画像データを欠
落することなく圧縮符号化し、しかも、エントロピー符
号化に使用する条件付確率分布テーブルの一部をマスク
することにより、圧縮率を高めることが可能となる。ま
た、条件付確率分布テーブルの部分ごとに更新係数を定
め更新することにより、エントロピー符号化による圧縮
率を高めることが可能となる。これにより、本発明を記
録もしくは送信に用いた場合、それぞれ記録もしくは送
信するデータ量の削減が可能となり、従って、画像記録
装置の記録時間を増加させ、画像伝送におけるデータ転
送速度を低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】JPEGに基づく可逆圧縮符号化における画素
値の予測方法を示している。
【図2】JBIGに基づく符号化における画像縮小方式
(PRES)を示している。
【図3】JBIGによる符号化に使用するマルコフモデ
ルの画素配置を示している。
【図4】マルコフモデル切り替え方式の一構成例をブロ
ック図にて示している。
【図5】条件付確率分布テーブル切り替え、更新方式の
一構成例をブロック図にて示している。
【図6】本発明の実施の形態で使用するマルコフモデル
における画素の配置を示している。
【図7】本発明の実施の形態における条件付確率分布テ
ーブルの合成の仕方をブロック図にて示している。
【符号の説明】
10 ユニークテーブル (Unique Table) 11 オールドテーブル (Old Table) 12 ニューテーブル (New Table) 13 パワーテーブル (Power Table) 14 グループテーブル (Group Table) 15 マスクテーブル (Mask Table) 16 リアルテーブル (Real Table) Xpi 符号化しようとする画素 Xpi-1 Xpi の直前の画素 Xpi-2 Xpi-1 の直前の画素 D 遅延回路 〔外1〕 加算器 〔外4〕 マスク器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 年博 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 苗村 昌秀 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 伊藤 泰雅 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルコフモデルとそれに対応して使用さ
    れる条件付確率分布テーブルを用いてエントロピー符号
    化するように構成した動画像の可逆圧縮符号化装置にお
    いて、 前記マルコフモデルに対応して使用される条件付確率分
    布テーブルの一部をマスクし、使用しない画素値に対す
    る確率を0とし、該確率を0とした部分以外の条件付確
    率分布を再構成して新たな条件付確率分布テーブルを構
    成し、該構成した新たな条件付確率分布テーブルをもと
    に動画像をエントロピー符号化するように構成したこと
    を特徴とする動画像の可逆圧縮符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動画像の可逆圧縮符号化
    装置において、前記マルコフモデルに対応して使用され
    る条件付確率分布テーブルの一部をマスクするマスク用
    データは、実際に符号化対象となるフレームから作り出
    されたマスク用データであり、対象フレームで生起して
    いる前記確率を0とした部分以外の画素値に対応する前
    記再構成した新たな条件付確率分布テーブルには0でな
    い確率が割り当てられていることを特徴とする動画像の
    可逆圧縮符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1また2記載の動画像の可逆圧縮
    符号化装置において、前記マルコフモデルに対応して使
    用される条件付確率分布テーブルには、前フレームの画
    像の符号化に用いた条件付確率分布テーブルと前フレー
    ムの画像データに基づいて作成された条件付確率分布テ
    ーブルとを重み付け加算して求めた条件付確率分布テー
    ブルが含まれるとともに、前記重み付け加算のための重
    み付け係数をテーブルの部分ごとに適応的に変化させる
    ようにしたことを特徴とする動画像の可逆圧縮符号化装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の可逆圧縮符号化装置にお
    いて、前記重み付け係数を符号化対象フレームの生起度
    数に基づいてグループ化し、そのグループ化に応じて係
    数を選択するようにしたことを特徴とする動画像の可逆
    圧縮符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の可逆圧縮符号化装置にお
    いて、前記グループ化のためのデータは前記マルコフモ
    デルに対応して使用される条件付確率分布テーブルの一
    部をマスクするマスク用データを兼ねていて、前記重み
    付け係数が0となるグループはマスクされる部分を、そ
    して重み付け係数が0とならないグループはマスクされ
    ない部分をそれぞれ示していることを特徴とする動画像
    の可逆圧縮符号化装置。
  6. 【請求項6】 記録側もしくは送信側でマルコフモデル
    とそれに対応して使用される条件付確率分布テーブルを
    用いて行われたエントロピー符号化の復号化を行う動画
    像の可逆伸長復号化装置において、 記録側もしくは送信側で条件付確率分布テーブルをどの
    ようにグループ化して符号化が行われたかを示すグルー
    プ化データを再生もしくは受信して、該再生もしくは受
    信したグループ化データに対応して重み付け係数を定
    め、該係数に基づいて、前フレーム画像の復号化に使用
    した条件付き確率分布テーブルと前フレームの画像デー
    タに基づいて作成された条件付確率分布テーブルとを重
    み付け加算して求めた条件付確率分布テーブルに対応し
    てエントロピー符号化の復号化を行うようにしたことを
    特徴とする動画像の可逆伸長復号化装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の可逆伸長復号化装置にお
    いて、記録側もしくは送信側で条件付確率分布テーブル
    をどのようにグループ化して符号化が行われたかを示す
    グループ化データを再生もしくは受信して、該再生もし
    くは受信したグループ化データに対応してマスク用デー
    タを構成し、該マスク用データを使用して復号化に使用
    する条件付確率分布テーブルをマスクし、条件付確率分
    布テーブルを再構成することにより求めた条件付確率分
    布テーブルに対応してエントロピー符号化の復号化を行
    うようにしたことを特徴とする動画像の可逆伸長復号化
    装置。
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