JPH11312986A - 送信機自動同調整合用位相検出器 - Google Patents

送信機自動同調整合用位相検出器

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JPH11312986A
JPH11312986A JP12070698A JP12070698A JPH11312986A JP H11312986 A JPH11312986 A JP H11312986A JP 12070698 A JP12070698 A JP 12070698A JP 12070698 A JP12070698 A JP 12070698A JP H11312986 A JPH11312986 A JP H11312986A
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JP
Japan
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coaxial line
phase detector
high frequency
matching
core
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Application number
JP12070698A
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English (en)
Inventor
Susumu Oikawa
将 及川
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同軸線路に位相検出器を挿入するときインピ
ーダンスの乱れを極力少なくし、より正確な位相検出が
可能なよう改良することにある。 【解決手段】 位相検出器は高周波伝送路の同調・整合
回路の入力部に設けられる。位相検出器の高周波電流検
出部は、巻線14とコアー13で構成され、コアー13
を同軸線路の外導体12の外側に挿入する。また高周波
電圧検出部は、同軸線路の芯線11をむき出した部分と
接地間にC−C結合用コンデンサ16,17回路を接続
して設ける。高周波電流成分は巻線14に電磁誘導し取
出端子15より検出でき、高周波電圧成分はコンデンサ
16と17の中間点から取出端子18より検出できる。
これにより高周波の電圧、電流の位相が検出でき、これ
により同調・整合回路を自動同調及び自動整合させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信機、特に2K
W以上の短波大形送信機の自動同調及び自動整合に用い
る位相を検出する位相検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、短波大形送信機の終段増幅部
は、増幅した送信出力の高周波を除去するためと、空中
線との整合を得るために、同調・整合回路を備えてい
る。この回路はコイルL及びコンデンサC(以下LCと
いう)からなる共振回路で構成され、自動的に同調及び
整合がとれる機能を有する。自動同調及び自動整合を行
なうためには、同調・整合用のLC回路入力部の高周波
の電圧、電流の位相を検出してそれが同位相となるよう
にLCの値を変化させることによって行なわれる。
【0003】従来の真空管を使用した送信機の場合は、
自動同調及び自動整合を行なうための位相検出に、真空
管のグリッド及びプレートから高周波成分を結合検出す
る方法を用いた。これはいわゆるハイインピーダンス結
合である。一方近年、半導体技術の発達により出力15
KW程度までは全半導体化された送信機を製作できるよ
うになった。これに使用する位相検出器は、従来のハイ
インピーダンス結合ではなく50オーム系の結合とな
る。
【0004】従来、50オーム系の位相検出器の高周波
電流の結合部として、図3に示すような構造のものが使
用されている。図において、21は高周波を伝送するた
めの同軸線路の芯線、22は同軸線路の外導体である。
外導体22は一般に接地電位とされている。高周波電流
検出巻線24と該巻線を施したコアー(トロイダルコア
ー)23からなる高周波電流検出部を、50オーム同軸
線路の途中に同軸線路の芯線21をむき出しにした部分
を作り、ここにコアー23を配置し巻線24から高周波
電流成分を検出する。25が巻線24の電流取出端子で
ある。電圧成分は同軸線路の芯線21と接地間に接続し
た高周波電圧検出用のC−C結合用コンデンサ26,2
7の中間点に接続の電圧成分取出端子28から検出す
る。これらの位相検出器の高周波電流成分検出部及び高
周波電圧成分検出部はシールドケース29に納められ
る。
【0005】図4は、図3の位相検出器の電気回路図を
示したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の図3及び図4に
示されるように、従来の位相検出器は同軸線路の芯線2
1をむき出しにした部分に設けられる。これは位相検出
のためには電流成分だけでなく電圧成分も同時に検出す
る必要があるためであるが、しかし、このように位相検
出のために同軸線路の芯線をむき出しにし、そこに位相
検出器を結合すると、構造上の不均一性により50オー
ム系同軸線路のインピーダンス特性に乱れが発生する問
題点がある。したがって、これでは完全な位相検出をす
ることは不可能である。
【0007】本発明の目的は、同軸線路に位相検出器を
挿入するときインピーダンスの乱れを極力少なくし、よ
り正確な位相検出が可能なように改良するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、高周波電
流検出巻線と該巻線を施したコアーとからなる高周波電
流検出部を自動同調・整合回路の入力部の同軸線路外導
体の外側に設けたことによって達成される。
【0009】上記の手段によれば、電流検出部のコアー
を同軸線路外導体の外側に設け、そこの外導体を1〜数
ケ所接地することによりインピーダンス特性の乱れを最
小限に抑えることができる。外導体は静電シールドとし
ての役目も果し、これに電磁的に結合する電流検出部の
コアー及び巻線には芯線に流れている高周波電流に比例
した電流成分が誘起し高周波電流を正確に検出すること
ができる。また高周波電圧検出部は芯線に接続するC−
C結合用コンデンサによって芯線に流れる高周波電圧を
検出し、この高周波の電圧及び電流より正確に位相を検
出することができる。この高周波電圧検出部及び高周波
電流検出部を同調・整合回路の入力部に設け、同調・整
合回路に入力する高周波電圧及び電流の位相差を検出す
れば、それが同位相になるように自動同調及び自動整合
を行なうことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施形態の構成図であ
る。11は高周波を伝送するための同軸線路の芯線、1
2が同軸線路の外導体であり、接地されている。本発明
の位相検出器は、高周波伝送路の同調・整合回路の入力
部に設けられる。位相検出器の高周波電流検出部は、高
周波電流検出巻線14と、該巻線が施された電磁結合す
るためのコアー(トロイダルコアー)13とで構成さ
れ、コアー13を同軸線路の途中の外導体12の外側に
挿入する。コアー13を設けた同軸線路部分の外導体1
2は数ケ所で接地10される。また高周波電圧検出部
は、同軸線路の芯線11をむき出した部分に、芯線11
と接地間に接続したC−C結合用コンデンサ16,17
の回路により構成され、一般にコンデンサ16は小容量
であり、コンデンサ17は大容量のコンデンサを使用し
て周波数特性の良い結合を得ると共に、同軸線路のイン
ピーダンスの乱れを最小にするよう考慮される。このコ
ンデンサ16と17の中間点に電圧成分取出端子18を
接続して検出する。以上の高周波電圧検出部及び高周波
電流検出部より構成される位相検出器は全体がシールド
ケース19により遮蔽される。
【0012】図2は、同軸線路の外導体12の接地の仕
方を説明するもので、芯線11のむき出し部分を挟む両
側外導体12を一緒にシールドケース19に接続してハ
ンダ付等により接地する。これをシールドケース19の
左右で実施することにより、外導体12を全体接地して
インピーダンスの乱れを最小限に抑えるよう工夫されて
いる。
【0013】このように接地された外導体12は静電シ
ールドとしての役目を果たし、この外導体12の外側に
配置したコアー13は電磁的に結合し、芯線11を流れ
る高周波電流に比例した電流成分を電磁誘導によって巻
線14に誘起させ、電流成分取出端子15に検出するこ
とができる。また同軸線路を流れる高周波の電圧に比例
した電圧成分はC−C結合用コンデンサ16,17で検
出され、電圧成分取出端子18より取り出すことができ
る。
【0014】このようにして電圧成分取出端子18及び
電流成分取出端子15に検出された出力によって電圧、
電流の位相を検出する。この位相検出器は自動同調及び
自動整合を行なうためのLC回路の入力部に設けられて
いるから、これによりLC回路入力部の電圧、電流の位
相を検出でき、これが同位相となるようにLCの値を変
化させ自動同調及び自動整合を行なわせることができ
る。
【0015】そして位相検出器の高周波電流検出部のコ
アー13は、同軸線路の外導体12の外側に配置したこ
とにより構造上の均一性が保たれ、50オーム系同軸線
路のインピーダンス特性の乱れを最小限に抑えることが
できる。コアー13に巻回した巻線14には同軸線路の
芯線11に流れる高周波電流に比例した電流成分を電磁
誘導によって正確に検出できる。また高周波電圧検出部
は、芯線11にC−C結合用コンデンサ16,17回路
が接続され、コンデンサ16に小容量、コンデンサ17
に大容量のものが使用され、周波数特性の良い結合を得
て同軸線路のインピーダンスの乱れを最小にするように
してあるから、これによる高周波電圧成分の検出も高周
波電圧に比例した電圧を正確に検出できる。したがっ
て、この電圧、電流の位相が正確に検出でき、この検出
位相によってLC回路の値を変化させ、同位相になるよ
う安定した自動同調及び自動整合ができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、同軸線路
のインピーダンス特性の乱れを最小限に抑える構造とし
たので、同軸線路を流れる高周波の位相検出が正確にで
きる。したがって、この位相検出により自動同調及び自
動整合が容易に安定してできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成図。
【図2】外導体の接地の説明図。
【図3】従来の位相検出器の構成図。
【図4】図3の電気回路図。
【符号の説明】
11…同軸線路の芯線、12…同軸線路の外導体、13
…コアー、14…巻線、15…電流成分取出端子、1
6,17…C−C結合用コンデンサ、18…電圧成分取
出端子、19…シールドケース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機の出力部とアンテナ間の自動同調
    及び自動整合に用いる位相を検出する位相検出器におい
    て、高周波電流検出巻線と該巻線を施したコアーとから
    なる高周波電流検出部を自動同調・整合回路入力部の同
    軸線路外導体の外側に設けたことを特徴とする送信機自
    動同調整合用位相検出器。
JP12070698A 1998-04-30 1998-04-30 送信機自動同調整合用位相検出器 Pending JPH11312986A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12070698A JPH11312986A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 送信機自動同調整合用位相検出器

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JP12070698A JPH11312986A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 送信機自動同調整合用位相検出器

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JPH11312986A true JPH11312986A (ja) 1999-11-09

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ID=14792984

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JP12070698A Pending JPH11312986A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 送信機自動同調整合用位相検出器

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JP (1) JPH11312986A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011217212A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Yoshinori Ideno アンテナ自動同調・整合装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011217212A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Yoshinori Ideno アンテナ自動同調・整合装置

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