JPH11306158A - 企業サイズ分布のシミュレーション方法及び企業サイズ分布のシミュレーション方法を実行する為のプログラムが格納された記録媒体 - Google Patents

企業サイズ分布のシミュレーション方法及び企業サイズ分布のシミュレーション方法を実行する為のプログラムが格納された記録媒体

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JPH11306158A
JPH11306158A JP10992898A JP10992898A JPH11306158A JP H11306158 A JPH11306158 A JP H11306158A JP 10992898 A JP10992898 A JP 10992898A JP 10992898 A JP10992898 A JP 10992898A JP H11306158 A JPH11306158 A JP H11306158A
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Hideki Takayasu
秀樹 高安
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 企業サイズ分布を仮想的なモデルに基づいて
数値的なシミュレーションすることで現実の企業サイズ
分布と異ならない結果を得る。 【解決手段】 複数の企業から競争関係にある2つの企
業のいずれかが各企業の資本に比例して勝つという第1
の条件と、競争関係にある2つの企業のうち、上記第1
の条件により勝った方の企業に負けた方の企業の資産の
うち所定の割合の資産を加算するとともに、上記所定の
割合に相当する資産を負けた方の企業の資産から減算す
る第2の条件と、各企業の資産から所定の割合の資産を
回収して、当該所定の割合の資産を各企業へ等分配する
第3の条件とを用いて企業のサイズ分布をシミュレーシ
ョンする。第1〜第3の条件を実際のデータに適用する
ことで、実際の企業サイズ分布と異ならない結果を得る
ことができ、将来の企業のサイズ分布等をシミュレーシ
ョンすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、国ごとに依存した
企業サイズ分布を仮想的なモデルに基づいて数値的なシ
ミュレーションにより解析する企業サイズ分布のシミュ
レーション方法及びこの企業サイズ分布のシミュレーシ
ョン方法を実行するためのプログラムが格納された記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、企業サイズの分布は、業種
毎、国毎に異なることが多く、資産や行政的な規制等に
起因して変動する。このように、国毎、業種毎に異なる
企業サイズの分布を公表されているデータを以下に示
す。ここで、サイズとは、各企業の資本金等の資産に応
じて変化するものであり、企業の規模を示すものであ
る。
【0003】図12は、各企業のサイズS0を100を基
準として規格化して企業サイズの分布を示した図であ
る。すなわち、企業のサイズS0が「1」であるとき
は、当該企業は全体の企業うち、平均的な規模の企業で
あることを示す。この図12は、各企業のサイズS
0と、当該サイズS0における企業の存在確率Pとの関係
を示している。また、図12は、米国における業種毎に
各企業のサイズS0を示しており、線種が異なるのは、
異なる業種の企業サイズ分布を意味している。
【0004】この図12によれば、どの業種において
も、サイズS0が小さいときにおける存在確率Pが高い
ことから、サイズS0が小さい企業が多数存在し、サイ
ズS0が大きいときにおける存在確率Pが低いことか
ら、サイズS0が大きな企業が比較的少ないことがわか
る。すなわち、この図12によれば、米国は、全業種に
おいて、多数の小企業と、少数の大企業とが混在した経
済構造となっていることがわかる。
【0005】図13は、国毎における全業種の、各企業
のサイズS0と、当該サイズS0における企業の存在確率
Pとの関係を示している。この図13によれば、イタリ
アの特性A及び日本の特性Bより、日本国及びイタリア
は、サイズS0が「1」を越えたあたりで急激に存在確
率Pが減少しており、小企業が多数存在し、あまり大き
な企業が存在していないことがわかる。一方、フランス
の特性C及びアメリカの特性Dによれば、日本やイタリ
アとは異なり、大きな企業も存在していることがわか
る。
【0006】図14は、アメリカの各業種において、任
意で決定した過去の年におけるサイズS0と前年におけ
るサイズS0との比rと、この比rにおける企業の存在
確率Pとの関係を示している。すなわち、この図14
は、各企業の成長レートを示しており、サイズS0の比
rが「0」のときが任意で決定した過去の年におけるサ
イズS0と、前年度におけるサイズS0の比が変化してい
ないことを示し、「+」側が成長したとき、「−」側が
減退したときを示している。この図14によれば、業種
によってややばらつきがあるものの、どの業種であって
も、サイズS0の比rが変化していない企業が最も多い
ことがわかる。
【0007】図15は、国毎における全業種の、任意で
決定した過去の年におけるサイズS0と前年におけるサ
イズS0との比rと、この比rにおける企業の存在確率
Pとの関係を示している。すなわち、この図15は、各
国の企業の成長レートを示している。この図12によれ
ば、どの国であっても、サイズS0の比rが変化しない
企業が最も多い点であまりばらつきがないことがわか
る。また、この図15によれば、特性A及び特性Bに示
したイタリア及び日本のサイズS0の比rの幅Wが狭い
のに対して、特性C及び特性Dに示したフランス及びア
メリカのサイズS0の比rの幅Wが広いことがわかる。
このことは、図13で示したように、フランス及びアメ
リカが、イタリアや日本と比較して大きな企業が多数存
在することに対応し、イタリアや日本と比較して競争関
係が活発になされていることがわかる。
【0008】図16は、アメリカの各業種において、各
企業のサイズS0と、図15で示したサイズS0の比rの
幅との関係を示す。すなわち、この図16は、企業のサ
イズS0における成長レートの確率分布Pを示してい
る。この図16によれば、どの業種においても、各企業
のサイズS0の大小に関わらず、サイズS0の比rの幅W
は、約60年程度に亘って直線状であることがわかる。
すなわち、この図16によれば、サイズS0の比rの幅
は、業種には依存していないことがわかる。
【0009】図17は、国毎における全業種の、各企業
のサイズS0と、図15で示したサイズ0の比rの幅Wと
の関係を示す。この図17によれば、アメリカを除いて
は、各国におけるサイズS0の比rが10-3〜102のサ
イズSの範囲内で変化しているが、各国におけるサイズ
0の比rの幅Wは、一点差線で示した直線に対応して
いることがわかる。
【0010】以上説明したように、図12、図14及び
図16に示すように、同一の国であれば、業種は異なっ
ていても、ほぼ同一の特性を示していることがわかる。
また、図13、図15及び図17に示すように、企業の
サイズ分布は、各国毎に異なっていることがわかる。こ
れは、各国毎の国民の資質、行政的な規制に依存すると
考えられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、現実の企
業サイズ分布の傾向から、企業サイズ分布をモデル化し
て数学的手法によりシミュレーションすることがなされ
ている。従来のモデルでは、各企業のサイズを、孤立し
た企業単独の性質によって決まるものとして企業サイズ
の分布をシミュレーションしていた。
【0012】このため、従来のシミュレーションでは、
国毎の規制緩和や、各企業間の競合関係を用いて企業サ
イズのシミュレーションを行うことがなされていなかっ
た。
【0013】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、企業サイズ分布を仮想的
なモデルに基づいて数値的なシミュレーションすること
で現実の企業サイズ分布と異ならない結果を得ることが
できる企業サイズ分布のシミュレーション方法を適用す
ることを目的とする。
【0014】また、本発明は、企業サイズ分布のシミュ
レーション方法を実行する為のプログラムが格納される
ことで、実際のデータをモデルのパラメータに適用する
ことにより将来の企業サイズ分布を予測することができ
る記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明に係る企業サイズ分布のシミュレーション方法は、
複数の企業から競合関係にある2つの企業のいずれかが
双方の企業サイズの比に応じた確率で競合に勝利すると
いう第1の条件と、上記競合関係にある2つの企業のう
ち、上記第1の条件により勝利した企業に負けた企業の
所定の割合の資産を加算するとともに、上記所定の割合
に相当する資産を負けた方の企業の資産から減算する第
2の条件と、所定の割合の資産を全企業から回収して、
当該回収した資産を各企業へ等分配する第3の条件とを
用いて企業のサイズ分布をシミュレーションすることを
特徴とする。
【0016】このような企業サイズ分布のシミュレーシ
ョン方法によれば、上記第1〜第3の条件を実際のデー
タに適用することで、企業のサイズ分布をシミュレーシ
ョンする。
【0017】また、本発明に係る企業サイズ分布のシミ
ュレーション方法を実行する為のプログラムが格納され
た記録媒体は、複数の企業から競合関係にある2つの企
業のいずれかが双方の企業のサイズの比に応じた確率で
競合に勝利するという第1の条件と、上記競合関係にあ
る2つの企業のうち、上記第1の条件により勝利した企
業に負けた企業の所定の割合の資産を加算するととも
に、上記所定の割合に相当する資産を負けた企業の資産
から減算する第2の条件と、所定の割合の資産を全企業
から回収して、当該回収した資産を各企業へ等分配する
第3の条件とを用いて企業のサイズ分布をシミュレーシ
ョンする処理を実行するためのプログラムが格納されて
いる。
【0018】このような企業サイズ分布のシミュレーシ
ョン方法を実行する為のプログラムが格納された記録媒
体は、記録されたプログラムを例えばコンピュータに読
み込まれることで、当該コンピュータに企業のサイズ分
布のシミュレーションする処理を実行させる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態に
係る企業サイズのシミュレーション方法は、以下に示す
ような仮想的なモデルを用いてなされる。
【0020】このモデルは、各企業の内部の構造等の詳
細は無視し、各企業の資産や売り上げ等の利益によって
企業のサイズをシミュレーションする。そして、このモ
デルは、企業の成長及び減退が企業同士の競合関係及び
各企業を保護する協調関係により確率的に決定されるも
のとみなす。また、本実施の形態において、企業のサイ
ズとは、企業の資本、資産等を指すが、その他のもので
あって、企業の規模を示すものであればよい。
【0021】企業サイズをシミュレーションするときに
は、以下に示す前提条件(1)及び(2)を決定する。
【0022】(1) 各企業のサイズSとしたとき、<S
>=1であるとする。
【0023】(2) 競合関係を形成する2つの企業を選
択するときの条件を下記1式に基づいて決定する。
【0024】前提条件(1)は、多数の企業が存在し、各
企業のサイズをSとしたとき、企業サイズの平均的なサ
イズを「1」とすることを意味する。
【0025】前提条件(2)は、競合関係をシミュレーシ
ョンするときにおいて、任意に2つの企業を決定する条
件を下記式1として示したものである。 δ−1<[S(i,t)/S(j,t)]<δ (式1) ここで、S(i,t)はステップtにおけるi企業のサイズを
示し、S(j,t)はステップtにおけるj企業のサイズを示
す。この式1によれば、競合関係をシミュレーションす
るときi企業と、j企業とを選択するとき、定数δを任
意に決定することにより、これらi企業とj企業とのサ
イズの比[S(i,t)/S(j,t)]の範囲を規制する。すなわ
ち、この式1によれば、i企業とj企業とが競合関係に
ある場合、定数δ-1から定数δの範囲内にi企業とj企
業との比が存在しないときには競合関係を形成しないよ
うに規制を与える。
【0026】ここで、定数δは、「1」より大きくして
競合関係を規制し、さらに望ましくは、「2」〜「8」
の範囲内に決定されて競合関係を規制する。
【0027】このように、式1を前提条件として導入す
ることにより、現実の競合関係にみられるように、サイ
ズが近似した企業同士が競合関係を形成し、サイズがあ
まりかけ離れた企業同士は競合関係を形成しないという
ことを満たす。
【0028】このような前提条件(1),前提条件(2)を決
定し、本実施の形態に係る企業サイズ分布のシミュレー
ション方法では、下記に示す演算式に従って、企業サイ
ズ分布をシミュレーションする。
【0029】ここで、本実施の形態に係る企業サイズ分
布のシミュレーション方法では、全ての企業に共通した
収入と全ての企業の資産とを加算した値は、全ての企業
のサイズを合計したサイズである。また、このシミュレ
ーション方法では、シミュレーション開始時から終了時
までの間、各企業は消滅、分裂及び合併しない。また、
このシミュレーション方法では、所定の単位時間t毎に
任意に選択した企業同士で競争関係が発生する。
【0030】この企業サイズ分布のシミュレーション方
法は、下記式2に示す演算式を用いることにより、多数
の企業のうちから上述の前提条件(2)を適用して選択さ
れた2つの企業又は任意に選択された2つの企業の競合
関係をシミュレーションする。
【0031】 p(i,t)=S(i,t)/[S(i,t)+S(j,t)] (式2) ここで、p(i,t)は、ステップtにおいてi企業とj企業
とが競合関係にあるとき、i企業が競合に勝利する確率
を示している。この式2によれば、i企業が競合に勝利
する確率p(i,t)は、競合関係にあるj企業のサイズに依
存して決定される。すなわち、i企業とj企業とのサイ
ズの比が1:10であるとき、i企業が競合に勝利する
確率p(i,t)は、1/11であることを意味する。したが
って、この式2によれば、競合関係にある2つの企業が
選択されたとき、それらの企業のサイズに応じていずれ
かが勝利するかを確率的に決定する。
【0032】また、この企業サイズ分布のシミュレーシ
ョン方法は、下記式3及び式4に示す演算式を用いるこ
とにより、上述の式2の演算式によりシミュレーション
された競合関係の結果に応じて各企業のサイズの変化を
シミュレーションする。 S(i,t+1)=S(i,t)+θS(j,t) (式3) S(j,t+1)=S(j,t)−θS(j,t) (式4) ここで、定数θは上述の式2で勝利したときの企業への
配当を示す。すなわち、この式3は、例えばi企業がj
企業との競合に勝利したとき、j企業の何割の資産を獲
得するかを示している。すなわち、この式3によれば、
i企業がj企業との競合に勝利したとき、j企業の資産
S(j,t)のうちθ割の資産θS(j,t)を獲得することを意味
する。一方、式4は、j企業がi企業との競合に敗北し
たとき、全資産S(j,t)のうちθ割の資産θS(j,t)を失う
ことを示している。
【0033】上述した式2、式3及び式4によれば、式
2によりサイズが大きな企業が高い確率で勝利すること
となるが、式3及び式4により、サイズの小さい企業が
勝利すると、大きな企業のθ割の資産を得ることがで
き、結果的に公平な競合関係でシミュレーションするこ
とができる。従って、これら式2、式3及び式4によれ
ば、サイズの大きな企業が大きくなりすぎて、大きな企
業が独占的に競合に勝利することを防止することができ
る。
【0034】このような式2を用いて企業のサイズ分布
をシミュレーションしたときの一例を図1に示す。この
図1は、上記の式2を用いて、競合関係をシミュレーシ
ョンしたときの企業のサイズS0と、当該サイズS0の企
業が存在する確率Pを示した図である。この図1によれ
ば、初期状態、すなわちステップt=0であるときに
は、実線で示すように、サイズS0の小さな企業が多く
存在している状態であり、企業サイズの平均<S>は
「1」である。そして、ステップtを進めていくことで
式2、式3及び式4でシミュレーションすることによ
り、点線で示すようにサイズS0の大きな企業が存在確
率Pが高くなり、さらに、ステップtを進めることによ
り、一点鎖線で示すようにサイズSの大きな企業の存在
確率Pが高くなり、サイズS0の大きな企業と小さな企
業が混在するようになる。
【0035】さらに、この企業サイズ分布のシミュレー
ション方法は、下記式5に示す演算式を用いることによ
り、このシミュレーションの対象となるすべての企業に
ついての協調関係をシミュレーションする。すなわち、
この式5を導入することで、単一の大きな企業による独
占性を回避し、公平な状態をシミュレーションする。
【0036】 S(i,t)→S(i,t)(1−αθ)+αθ (式5) ここで、αは、各企業に負担される協調関係の割合を示
す。この式5によれば、所定のステップを経過した後、
例えば、i企業のサイズS(i,t)からαθS(i,t)だけ減算
する。これは、シミュレーションの対象となる全ての企
業についてなされることとなる。そして、各企業から減
算される資産は、各企業の大きさに応じて決定する。こ
の式5によれば、各企業から減算された資産を、各企業
へ等しい割合で分配する。また、この式5は、全ステッ
プNのうち、例えばN/2のステップで適用される。
【0037】このように、式5によれば、例えば各企業
から企業サイズの所定の割合だけ資産を「税金」として
回収し、全企業に等分に分配する。このように、式5を
用いることにより、小さな企業のサイズS0が「0」に
なるようなことなく、各企業について協調関係を導入す
ることで、現実社会において存在する、例えば税金の概
念をシミュレーションに導入することができる。
【0038】このように、式5で示した協調関係を導入
して企業サイズ分布をシミュレーションしたときの一例
を図2に示す。なお、この図2は、式4中のδを∞の値
としており式1で示した概念を用いておらず、αを0.
001,θを0.1,Nを1000としてシミュレーシ
ョンした結果である。この図2によれば、上述の式2、
式3及び式4で示した競合関係に加えて、式5で示した
協調関係の概念を導入することにより、図2中の点線で
示すような結果が得られ、協調概念を導入していないと
きには図2中に実線で示すような結果となる。
【0039】この図2によれば、式5を用いないでシミ
ュレーションしたときには、結果に凹状の特性が得ら
れ、企業サイズ分布のバランスがずれた状態となってい
ることがわかる。一方、式5を用いたときの結果は、凹
状の特性が生ずるようなことなく、上述の図12及び図
13に示した実際のデータに近い特性が得られることが
わかる。
【0040】つぎに、図3に、全体のステップをNとし
たとき、シミュレーションを行うステップを2N、5
N,10Nとしたときの、任意で決定した過去の年にお
けるサイズS0と前年におけるサイズS0との比rと、こ
の比rが所定の値以上となった企業の存在確率Pとの関
係を示す。
【0041】ここで、図3は、αを0.001,θを
0.1,δを10,Nを1000としてシミュレーショ
ンした結果である。この図3によれば、ここで、実線で
示した特性はステップNとしたときの結果であり、点線
で示した特性はステップ5Nとしたときの特性であり、
一転鎖線で示した特性はステップ10Nとしたときの特
性である。この図3によれば、存在確率Pが小さいとき
にはどの特性をみてもほぼ直線状となっている。また、
この図3によれば、どの特性であっても、比rが
「1」、すなわち平均値において存在確率Pが最も大き
くなっており、上述の図14及び図16で示したよう
に、現実のデータとほぼ同一の特性が得られることがわ
かる。
【0042】つぎに、図4に、上述の式1〜式5を用
い、式5中のθ=0.1の一定値とし、αを0.0001,0.
001,0.01,0.1と変化させたときの、各企業のサイズS
0と、サイズS0における企業の存在確率Pとの関係を示
す。
【0043】この図4によれば、αを大きくするほど、
存在確率Pの減少が急峻となっていることがわかる。す
なわち、この図4によれば、αを0.1と大きくして、
協調性を高くすることにより、平均値「1」程度のサイ
ズを有する企業が多くなる。従って、企業サイズ分布
は、サイズS0が平均値「1」以上となると、急峻に減
少することとなる。
【0044】そして、αを0.01,0.001,0.
0001と小さくすると、サイズS0が平均値「1」付
近における存在確率Pが次第に小さくなることがわか
る。このことは、αを小さくすることにより協調性が失
われ、10-4程度のサイズS0の小さい企業からサイズ
0が102以上の大きな企業までが混在している状態と
なる。
【0045】したがって、この企業サイズのシミュレー
ション方法によれば、αを大きくすることにより協調性
を失わせること、すなわち、現実社会における規制緩和
の程度等を実現することができる。
【0046】つぎに、図5に、上述の式1〜式5を用
い、式7中のα=0.001の一定値とし、θを0.001,0.0
1,0.1,0.9と変化させたときの、各企業のサイズS
0と、各サイズS0における企業の存在確率Pとの関係を
示す。
【0047】この図5によれば、θを0.001と小さ
くすることにより、サイズS0が「1」程度となると、
存在確率Pが急峻に減少していることがわかる。このこ
とから、競合の勝利による収入を小さくすることによ
り、競合性が高くなり、平均値「1」に近いサイズS0
の企業が多数となる。
【0048】そして、θを0.01,0.1,0.9と
大きくすると、次第に各特性の傾きが緩やかになること
がわかる。このことから、競合の勝利による収入を大き
くすることにより、競合性が高くなり、サイズS0の小
さな企業から大きな企業までを混在させたシミュレーシ
ョン結果を得ることができる。
【0049】また、θを大きくすることに競合性を高く
すると、上述の協調性が低くなるが、図5に示す結果
は、図4に示した結果と矛盾しない結果を示しているこ
とがわかる。
【0050】つぎに、上述の図1〜図4に示したような
特性に鑑みて、式1〜式5を用いて、現実の企業サイズ
分布をシミュレーションする一例について説明する。な
お、以下に示す図6〜図11において、シミュレーショ
ン結果を点線で示し、現実の企業サイズ分布を実線で示
して説明する。また、以下に示す図6〜図8までの結果
は、アメリカでの全ての業種における企業サイズ分布の
データに上述したシミュレーション方法を適用したとき
の一例である。
【0051】図6は、α=0.002,θ=0.1,δ
=2,N=1000としたときにおいて、各企業のサイ
ズS0と、各サイズS0における企業の存在確率Pとの関
係を示した結果である。この図6によれば、各パラメー
タα,θ,δを適当に選択することにより、現実のデー
タと極めて近似した企業サイズ分布が得られている。
【0052】図7は、上述の図6で示した結果を用い
て、任意で決定した過去の年におけるサイズS0と前年
におけるサイズS0との比rと、この比rにおける企業
の存在確率Pとの関係、すなわち企業の成長レートを示
した結果である。この図7によれば、資産の比rにおけ
る企業の存在確率Pもまた、上述の図6で示した企業サ
イズ分布と同様に、現実のデータと極めて近似した結果
が得られていることがわかる。
【0053】図8は、各企業のサイズS0と、図7で示
したサイズS0の比rの幅Wとの関係を示す。すなわ
ち、この図8は、企業のサイズS0における成長レート
の確率分布Pを示している。この図8によれば、全体の
傾きに着目すると、サイズS0が10-2〜102の範囲内
において、シミュレーション結果が現実のデータとほぼ
一致していることがわかる。
【0054】これら図6〜図8を用いて説明したよう
に、本実施の形態に係る企業サイズ分布のシミュレーシ
ョン方法によれば、単純なモデルを前提としてシミュレ
ーションを行ったのにも拘わらず、現実のアメリカにお
けるデータと良好な一致を示していることがわかる。
【0055】つぎに、日本での全ての業種における企業
サイズ分布のデータに、上述したシミュレーション方法
を適用したときの一例を図9〜図11を用いて説明す
る。
【0056】図9は、α=0.0064,θ=0.0
4,δ=2,N=1000としたときにおいて、各企業
のサイズS0と、各サイズS0における企業の存在確率P
との関係を示した結果である。この図9によれば、各パ
ラメータα,θ,δを調整して選択することにより、現
実のデータと極めて近似した企業サイズ分布が得られて
いる。
【0057】図10は、上述の図9で示した結果を用い
て、企業の成長レートを示した結果である。この図10
によれば、サイズS0の比rにおける企業の存在確率P
もまた、上述の図9で示した企業サイズ分布と同様に、
現実のデータと極めて近似した結果が得られていること
がわかる。
【0058】図11は、企業のサイズS0における成長
レートの確率分布Pを示している。この図11によれ
ば、全体の傾きに着目すると、サイズS0が10-2〜1
2の範囲内において、シミュレーション結果が現実の
データとほぼ一致していることがわかる。
【0059】これら図9〜図11を用いて説明したよう
に、本実施の形態に係る企業サイズ分布のシミュレーシ
ョン方法によれば、各国毎に協調関係を示すパラメータ
α、競争関係を示すパラメータθ、競合する企業のサイ
ズを規制するパラメータδを調整することにより、国が
異なっていても、現実の企業サイズ分布に近似した結果
を得ることができる。
【0060】このような本実施の形態に係る企業サイズ
分布のシミュレーション方法によれば、例えば、各国
毎、業種毎に応じて、各パラメータα,θ,δを調整す
ることにより、現実のデータと近似した結果を得ること
ができ、将来における企業サイズ分布等の予測に用いる
ことができる。また、本実施の形態に係る企業サイズ分
布のシミュレーション方法によれば、業務規制に関する
法律、競争関係に関する法律や課税システムの変化に応
じて、各パラメータα,θ,δを変化させることによ
り、より現実に近似したシミュレーション結果を得るこ
とができる。さらに、本実施の形態に係る企業サイズ分
布のシミュレーション方法によれば、各国や各業界にお
ける法的な規制等に応じて協調関係、競争関係を示すパ
ラメータα,θ,δを変化させることにより、将来の独
占的な状態の発生、不公平な規制等を予測することがで
きる。
【0061】なお、上述の図6〜図11を用いて説明し
たシミュレーション方法では、競合関係を示すパラメー
タδを導入してシミュレーションを行ったが、このパラ
メータを導入せずにシミュレーションを行っても良い。
このとき、式2で示す競合関係には、任意に選択された
企業同士が適用されることとなる。
【0062】また、上述した企業サイズのシミュレーシ
ョン方法は、例えば、記録再生可能な記録媒体に格納し
て、コンピュータに読み込ませることで、コンピュータ
により企業サイズ分布の予測を実行させることができ
る。すなわち、この記録媒体は、企業サイズ分布のシミ
ュレーション方法をコンピュータにより読み込ませ、例
えばユーザにより各国毎、業種毎に応じて、各パラメー
タα,θ,δを調整することにより、上述のシミュレー
ション方法を実行し、現実のデータと近似した結果を得
る。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る企業サイズ分布のシミュレーション方法は、複数の企
業から競争関係にある2つの企業のいずれかが各企業の
資本に比例して勝つという第1の条件と、競争関係にあ
る2つの企業のうち、第1の条件により勝った方の企業
に負けた方の企業の資産のうち所定の割合の資産を加算
するとともに、上記所定の割合に相当する資産を負けた
方の企業の資産から減算する第2の条件と、各企業の資
産から所定の割合の資産を回収して、当該所定の割合の
資産を各企業へ等分配する第3の条件とを用いて企業の
サイズ分布をシミュレーションするので、各国、各業界
における第1及び第2の条件により競合関係を、第3の
条件により協調関係を導入してシミュレーションを行う
ことができる。したがって、本発明に係る企業サイズ分
布のシミュレーション方法によれば、例えば、各国毎、
業種毎に応じて、協調関係、競合関係を示すパラメータ
を調整することにより、現実のデータと近似した結果を
得ることができ、将来における企業サイズ分布等の予測
に用いることができる。
【0064】また、本発明に係る企業サイズ分布のシミ
ュレーション方法を実行する為のプログラムが格納され
た記録媒体は、複数の企業から競争関係にある2つの企
業のいずれかが各企業の資本に比例して勝つという第1
の条件と、上記競争関係にある2つの企業のうち、上記
第1の条件により勝った方の企業に負けた方の企業の資
産のうち所定の割合の資産を加算するとともに、上記所
定の割合に相当する資産を負けた方の企業の資産から減
算する第2の条件と、各企業の資産から所定の割合の資
産を回収して、当該所定の割合の資産を各企業へ等分配
する第3の条件とを用いて企業のサイズ分布をシミュレ
ーションする処理を実行するためのプログラムが格納さ
れているので、コンピュータに読み込ませることで、当
該コンピュータに企業サイズ分布をシミュレーションさ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】競合関係をシミュレーションしたときの企業の
サイズと、所定のサイズ以上の企業が存在する確率との
関係を示した図である。
【図2】δを∞の値としており式1で示した概念を用い
おらず、αを0.001,θを0.1,Nを1000と
してときの企業のサイズと、当該サイズの企業が存在す
る確率との関係を示した図である。
【図3】αを0.001,θを0.1,δを10,Nを
1000としたときの成長レートを示す図である。
【図4】θ=0.1の一定値とし、αを0.0001,0.00
1,0.01,0.1と変化させたときの、各企業のサイズと、
サイズにおける企業の存在確率Pとの関係を示す図であ
る。
【図5】α=0.001の一定値とし、θを0.001,0.01,0.
1,0.9と変化させたときの、各企業のサイズと、当該サ
イズにおける企業の存在確率との関係を示す図である。
【図6】本実施の形態に係る企業サイズのシミュレーシ
ョン方法により、α=0.002,θ=0.1,δ=
2,N=1000としたときにおいて、各企業のサイズ
と、各サイズにおける企業の存在確率との関係を示す図
であり、点線がシミュレーション結果であり、実線が現
実のデータである。
【図7】図6で示した結果を用いて、任意で決定した過
去の年におけるサイズと前年におけるサイズとの比と、
この比における企業の存在確率との関係を求めた結果を
示す図であり、点線がシミュレーション結果であり、実
線が現実のデータである。
【図8】各企業のサイズと、図7で示したサイズの比の
幅との関係を示す図であり、点線がシミュレーション結
果であり、実線が現実のデータである。
【図9】α=0.0064,θ=0.04,δ=2,N
=1000としたときにおいて、各企業のサイズと、各
サイズにおける企業の存在確率との関係を示す図であ
り、点線がシミュレーション結果であり、実線が現実の
データである。
【図10】上述の図9で示した結果を用いて、企業の成
長レートの結果を示す図であり、点線がシミュレーショ
ン結果であり、実線が現実のデータである。
【図11】企業のサイズにおける成長レートの確率分布
を示す図であり、点線がシミュレーション結果であり、
実線が現実のデータである。
【図12】現実のデータに基づいて、各企業の資産を、
100を基準として規格化して企業サイズの分布を示し
た図である。
【図13】現実のデータに基づいて、国毎における全業
種の、各企業の資産と、資産が平均値以上である企業の
存在確率との関係を示した図である。
【図14】現実のデータに基づき、アメリカの各業種に
おいて、任意で決定した過去の年における資産と前年に
おける資産との比と、この比が所定の値以上となった企
業の存在確率との関係を示す図である。
【図15】現実にデータに基づいて、国毎における全業
種の、任意で決定した過去の年における資産と前年にお
ける資産との比と、この比における企業の存在確率との
関係を示した図である。
【図16】現実のデータに基づき、アメリカの各業種に
おいて、各企業のサイズと、図15で示したサイズの比
の幅Wとの関係を示す図である。
【図17】現実のデータに基づいて、国毎における全業
種の、各企業のサイズと、図15で示したサイズの比の
幅との関係を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】図16は、アメリカの各業種において、各
企業のサイズS0と、図15で示したサイズS0の比rの
幅との関係を示す。すなわち、この図16は、企業のサ
イズS0における成長レートの確率分布Pを示してい
る。この図16によれば、どの業種においても、各企業
のサイズS0の大小に関わらず、サイズS0の比rの幅W
は、約6桁の範囲に亘って直線状であることがわかる。
すなわち、この図16によれば、サイズS0の比rの幅
は、業種には依存していないことがわかる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】図17は、国毎における全業種の、各企業
のサイズS0と、図15で示したサイズS0の比rの幅W
との関係を示す。この図17によれば、アメリカを除い
ては、各国におけるサイズS0の比rが10-3〜102
サイズS0の範囲内で変化しているが、各国におけるサ
イズS0の比rの幅Wは、一点鎖線で示した直線に対応
していることがわかる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】ここで、図3は、αを0.001,θを
0.1,δを10,Nを1000としてシミュレーショ
ンした結果である。この図3によれば、ここで、実線で
示した特性はステップNとしたときの結果であり、点線
で示した特性はステップ5Nとしたときの特性であり、
一点鎖線で示した特性はステップ10Nとしたときの特
性である。この図3によれば、存在確率Pが小さいとき
にはどの特性をみてもほぼ直線状となっている。また、
この図3によれば、どの特性であっても、比rが
「1」、すなわち平均値において存在確率Pが最も大き
くなっており、上述の図14及び図16で示したよう
に、現実のデータとほぼ同一の特性が得られることがわ
かる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の企業から競合関係にある2つの企
    業のいずれかが双方の企業サイズの比に応じた確率で競
    合に勝利するという第1の条件と、 上記競合関係にある2つの企業のうち、上記第1の条件
    により勝利した企業に負けた企業の所定の割合の資産を
    加算するとともに、上記所定の割合に相当する資産を負
    けた方の企業の資産から減算する第2の条件と、 所定の割合の資産を全企業から回収して、当該回収した
    資産を各企業へ等分配する第3の条件とを用いて企業の
    サイズ分布をシミュレーションすることを特徴とする企
    業サイズ分布のシミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の条件の対象となる2つの企業
    のサイズの差を所定の範囲内となるように規制して、競
    合関係を形成する2つの企業を選択することを特徴とす
    る請求項1記載の企業サイズ分布のシミュレーション方
    法。
  3. 【請求項3】 複数の企業から競合関係にある2つの企
    業のいずれかが双方の企業のサイズの比に応じた確率で
    競合に勝利するという第1の条件と、上記競合関係にあ
    る2つの企業のうち、上記第1の条件により勝利した企
    業に負けた企業の所定の割合の資産を加算するととも
    に、上記所定の割合に相当する資産を負けた企業の資産
    から減算する第2の条件と、所定の割合の資産を全企業
    から回収して、当該回収した資産を各企業へ等分配する
    第3の条件とを用いて企業のサイズ分布をシミュレーシ
    ョンすることを特徴とする企業サイズ分布のシミュレー
    ション方法を実行する為のプログラムが格納された記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 上記第1の条件の対象となる2つの企業
    の資産の大きさを所定の範囲内となるように規制して、
    競合関係を形成する2つの企業を選択する処理を実行す
    ることを特徴とする請求項3記載の企業サイズ分布のシ
    ミュレーション方法を実行するためのプログラムが格納
    された記録媒体。
JP10992898A 1998-04-20 1998-04-20 企業サイズ分布のシミュレーション方法及び企業サイズ分布のシミュレーション方法を実行する為のプログラムが格納された記録媒体 Withdrawn JPH11306158A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112435050A (zh) * 2020-11-13 2021-03-02 北京创业光荣信息科技有限责任公司 一种关联企业的获取方法、电子设备、计算机存储介质及终端

Cited By (2)

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CN112435050B (zh) * 2020-11-13 2023-11-28 海创汇科技创业发展股份有限公司 一种关联企业的获取方法、电子设备、计算机存储介质及终端

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