JPH11296078A

JPH11296078A - 記念品

Info

Publication number: JPH11296078A
Application number: JP10441198A
Authority: JP
Inventors: Hideo Fukui; 英夫福井; Kenji Fukui; 健司福井; Katsuyuki Tsuji; 功行辻; Hideyuki Kobayashi; 秀行小林; Katsuichi Takashime; 勝一高▲しめ▼
Original assignee: YRS KK
Current assignee: YRS KK
Priority date: 1998-04-15
Filing date: 1998-04-15
Publication date: 1999-10-29

Abstract

(57)【要約】【課題】競技選手がある競技を一所懸命行っていたと
いう証を、人生過程の記録とし、また、飾りとしても利
用できる記念品として提供する。【解決手段】シート材２に、地図４と、少なくとも競
技名や大会名を特定する標題５と、少なくとも所定のチ
ーム名または所定の選手名を特定する個別情報１１とを
表示する。または、前記個別情報１１の代わりに、全出
場チーム名または全出場選手名を特定する全体情報１７
を表示する。前記シート材２は布であり、前記地図４、
標題５および個別情報１１を刺繍によって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は記念品、特に、競技
選手が特定の競技に熱中していたという証を記念するた
めの記念品に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、競技選手が特定の競技に熱中し、
青春時代に過ごした汗と涙の物語を記念として残すに
は、その姿をカメラやビデオ等の手段によって写して、
写真やテープ等の形として、あるいは、専門誌や新聞を
保存するのが一般的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして記念を残す方法では、例えば、写真を引き伸ば
してパネルとし、自分の部屋に飾っていても、年月が経
てから他人が見てもいつの時代にどこまで勝ち進んだの
か等、詳細なことが分からない。

【０００４】また、このような数多くの人達の中でも、
全国大会等で上位に進んだチームや個人種目の選手は、
その競技の専門誌に記載されるため、その専門誌を購入
すれば、良い記念として残しておくことができるが、全
国大会で惜しくも１回戦で敗れたチームや、地区予選で
敗れたチーム等の詳細は記載されることが少ないため、
大半の人は、自分が若き時代にある特定の競技を友と一
緒に一所懸命練習し、公式戦ではどこまで勝ち進んだか
という証を、誰が見ても分かるような形で記念に残すこ
とはできない。

【０００５】そこで、本発明では、競技選手がある競技
を一所懸命行っていたという証を、人生過程の記録と
し、また、飾りとしても利用できる記念品を提供するこ
とを課題とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第１の記念品は、シート材に、地図と、少
なくとも競技名や大会名を特定する標題と、少なくとも
所定のチーム名または所定の選手名を特定する個別情報
とを表示したものである。また、本発明の第２の記念品
は、シート材に、地図と、少なくとも競技名や大会名を
特定する標題と、全出場チーム名または全出場選手名を
特定する全体情報とを表示したものである。ここで、前
記競技とは、団体競技および個人競技のいずれをも含む
とともに、スポーツ以外の例えば囲碁や将棋等を含み、
互いに技術や能力を競い合い、優劣を争うもの全てを意
味する。

【０００７】前記第２の記念品では、前記全体情報は、
各出場地区別に記載した表であることが好ましい。また
は、前記全体情報は、その大会でのトーナメント表であ
るようにしてもよい。また、前記シート材に、所定のチ
ーム名または所定の選手名を特定する個別情報を表示す
ることが好ましい。

【０００８】前記第１および第２の記念品では、前記競
技は団体競技であり、前記個別情報として、特定のチー
ム名とそのチームの構成メンバーとを表示することが好
ましい。または、前記競技は団体競技であり、前記個別
情報として、特定のチーム名および対戦チーム名または
優勝チーム名と、各チームの構成メンバーとを表示して
もよい。

【０００９】また、前記地図における個別情報の代表地
区に印をすることが好ましい。さらに、前記シート材は
布であり、前記各表示を刺繍によって形成することが好
ましい。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。本発明の記念品１は、図１に示すよ
うに、シート材２に、地図４と、標題５と、個別情報１
１とを表示したものであり、本実施形態では、高校生が
団体競技で、かつ、全国大会である選抜野球大会に出場
し、優勝したという証を記念として残す場合を適用して
説明する。

【００１１】前記シート材２は、シルク、レイヨン、綿
等の布からなり、両側縁には房３が縫着され、外観の装
飾性が高められている。

【００１２】前記地図４は、大会の規模に応じて変更さ
れるものであり、本実施形態では各都道府県が区分けさ
れた分県地図が刺繍によって表示されている。

【００１３】前記標題５は、競技名および大会名を特定
するもので、本実施形態では、「全国高等学校」という
特定情報５ａの後に、「第○○回選抜高校野球大会」と
表示されている。なお、本実施形態では、前記標題５の
上部に、大会のキャッチフレーズ、または、各個人や提
供会社等が考えたキャッチフレーズ等のフレーズ６が表
示され、下部には、「祝優勝」という見出し７と、優勝
した母校名８が表示されている。また、この優勝校名の
下部には、主催者や主催団体の名９、および、開催地名
１０が表示されている。

【００１４】前記個別情報１１は、母校の所在地やチー
ムの構成メンバーである各選手名等の詳細１２を示すも
のである。この個別情報１１は、例えば、背番号、学
年、および、その競技に係るポジションを選手名の横に
表示する等、種々の記載方法を適用することができる。
また、本実施形態では、母校の詳細１２の反対側に準優
勝校名１３およびその学校の詳細１４を表示している。

【００１５】なお、本実施形態では、前記地図４におけ
る前記個別情報１１として表示した２つの学校の代表と
なった地区を、それぞれ簡単に識別可能な配色の糸で刺
繍することによって、印１５が為されている。

【００１６】前記構成の記念品１によれば、シート材２
に刺繍することによって地図４、競技名や大会名を特定
する標題５、および、学校名や各選手名を特定する個別
情報１１が表示されているため、該記念品１を見ること
により、青春時代に汗と涙を流してその競技を練習して
いたというよい証として残すことができる。また、この
記念品１は、布製であるため、部屋の壁掛け、机の上に
敷く敷物等の装飾品や、記念旗として利用することがで
きる。そして、将来、同年代の人と話をする際に、その
人が同じ競技に熱中していた時には、互いの年齢や同時
代に歩んできた当時を振り返り、思い出話に花が咲き、
より親密な会話が進むようになる。

【００１７】なお、本発明の記念品１は前記実施形態に
限定されず、図２に示すように、例えば、全国大会で惜
しくも１回戦で敗退した学校の場合には、図１に示す標
題５における「祝優勝」の見出し７の変わりに、「祝出
場」という見出し１６を表示し、個別情報１１として、
母校の詳細１２と、１回戦で対戦した対戦校またはその
大会の優勝校の詳細１４を表示すればよい。

【００１８】また、母校の詳細１２を記載すれば、対戦
校または優勝校の詳細１４は必ずしも表示する必要はな
く、これらの代わりに、前記個別情報１１として、母校
の創立、校風、過去の成績等のプロフィールを表示して
もよい。かつ、これらの詳細１２は必ずしも表示する必
要はなく、個別情報１１として母校名のみを記載しても
よい。

【００１９】さらに、図３に示すように、前記個別情報
１１の代わりに、その大会での全出場校名を特定する全
体情報１７を表示し、大会を応援または観戦した人々へ
の記念としてもよい。

【００２０】さらに、図４に示すように、個別情報１１
と、出場地区別に記載した表からなる全体情報１７とを
表示してもよく、このようにすれば、出場選手自身には
記念品１としての価値がより向上する。

【００２１】また、前記全体情報１７としては、図５に
示すように、全試合のトーナメント表を表示してもよ
く、この場合、どこまで勝ち進んだかが分かるように、
母校の勝ち上がりラインを赤糸等で刺繍することが好ま
しい。

【００２２】さらにまた、前記実施形態では、全国大会
に出場した場合の記念品１に適用したが、各都道府県の
地区大会である場合には、前記分県地図の代わりに、例
えば、大阪府大会である場合には、図６に示すように、
大阪府の各市町村を区分けした地図を表示すればよい。
同様に、世界大会の場合には世界の白地図、市町村大会
の場合にはその市町村の地図を表示すればよい。

【００２３】このように、本発明の記念品１は、希望に
応じて種々の表示をすることができ、また、前記地図
４、標題５、個別情報１１および全体情報１７の配置位
置や、布の形状は種々の変形が可能である。

【００２４】そして、前記実施形態では、高校時代の記
念を残す場合を適用して説明したが、標題５を代えるだ
けで、小学生、中学生、大学生、社会人、プロ等、年齢
を問わず、年月を経て年老いた時のよい記念として残す
ことができる。また、同様に、標題５を代えるだけで、
野球以外のその他のスポーツ、また、スポーツ以外の例
えば囲碁や将棋等、さらに、団体競技以外の個人競技
等、いずれでも適用することができる。

【００２５】そしてまた、前記地図４、標題５、個別情
報１１、および、全体情報１１は、刺繍に限られず、ワ
ッペンとして前記布からなるシート材２に貼着してもよ
く、また、シート材に直接印刷してもよい。

【００２６】かつ、前記シート材２は布に限定されず、
プラスチックシートに印刷等することによってパネルと
して成形してもよく、また、金属シートを加工して形成
し、木枠等に取り付けることによって盾として形成して
もよい。

【００２７】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の記念品では、少なくとも競技名や大会名を特定する標
題と、少なくとも所定のチーム名や所定の選手名を特定
する個別情報、または、全出場チーム名や全出場選手名
を特定する全体情報とを表示しているため、例え全国大
会で１回戦で敗退したり、地区予選で敗退しても、汗と
涙を流して一所懸命練習していたという青春時代の思い
出をよい記念として残すことができる。また、この記念
品を布等によって形成することにより、部屋に飾る装飾
品としても利用することができ、それを他の人が見れ
ば、その人がどの時代にどのような過ごし方をしてきた
か等が分かり、それについての会話が進み、部屋の空気
を和ませることもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の記念品を示す正面図である。

【図２】記念品の変形例を示す正面図である。

【図３】記念品の他の変形例を示す正面図である。

【図４】記念品の他の変形例を示す正面図である。

【図５】記念品の他の変形例を示す正面図である。

【図６】記念品の他の変形例を示す正面図である。

【符号の説明】

１…記念品、２…シート材、３…房、４…地図、５…標
題、６…フレーズ、７…見出し、８…母校名、１１…個
別情報、１２…詳細、１３…準優勝校名、１４…詳細、
１５…印。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者辻功行兵庫県神戸市垂水区学ヶ丘７丁目１−３− 24 (72)発明者小林秀行兵庫県神戸市北区星和台２丁目７−７ (72)発明者高▲しめ▼ 勝一兵庫県神戸市西区月が丘４丁目９−１

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シート材に、地図と、少なくとも競技名
や大会名を特定する標題と、少なくとも所定のチーム名
または所定の選手名を特定する個別情報とを表示したこ
とを特徴とする記念品。
【請求項２】シート材に、地図と、少なくとも競技名
や大会名を特定する標題と、全出場チーム名または全出
場選手名を特定する全体情報とを表示したことを特徴と
する記念品。
【請求項３】前記全体情報は、各出場地区別に記載し
た表であることを特徴とする請求項２に記載の記念品。
【請求項４】前記全体情報は、その大会でのトーナメ
ント表であることを特徴とする請求項２に記載の記念
品。
【請求項５】前記シート材に、所定のチーム名または
所定の選手名を特定する個別情報を表示したことを特徴
とする請求項２乃至請求項４のいずれか１項に記載の記
念品。
【請求項６】前記競技は団体競技であり、前記個別情
報として、特定のチーム名とそのチームの構成メンバー
とを表示したことを特徴とする請求項１または請求項５
に記載の記念品。
【請求項７】前記競技は団体競技であり、前記個別情
報として、特定のチーム名および対戦チーム名または優
勝チーム名と、各チームの構成メンバーとを表示したこ
とを特徴とする請求項１または請求項５に記載の記念
品。
【請求項８】前記地図における個別情報の代表地区に
印をしたことを特徴とする請求項１，５，６，７のいず
れか１項に記載の記念品。
【請求項９】前記シート材は布であり、前記各表示を
刺繍によって形成したことを特徴とする請求項１乃至請
求項８のいずれか１項に記載の記念品。