JPH11277349A - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JPH11277349A
JPH11277349A JP10079599A JP7959998A JPH11277349A JP H11277349 A JPH11277349 A JP H11277349A JP 10079599 A JP10079599 A JP 10079599A JP 7959998 A JP7959998 A JP 7959998A JP H11277349 A JPH11277349 A JP H11277349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
center line
tool magazine
tool
spindle head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10079599A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniaki Okabashi
邦明 岡橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DMG Mori Co Ltd
Original Assignee
Mori Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mori Seiki Co Ltd filed Critical Mori Seiki Co Ltd
Priority to JP10079599A priority Critical patent/JPH11277349A/ja
Publication of JPH11277349A publication Critical patent/JPH11277349A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 据え付け時のコラム倒れ対策のための調整作
業を不要にしながら、コラムの倒れによる加工精度の悪
化を防止できる工作機械を提供する。 【解決手段】 ベッド2上にコラム3を略垂直に延びる
よう立設し、該コラム3の前壁3cに主軸頭4を上下ス
ライド可能に配設し、該コラム3の一方の側壁3dに多
数の工具を収容保持する工具マガジン11を配設した工
作機械において、上記コラム3を、コラム上部3bがコ
ラム下部3aの中心線Cに対して上記工具マガジン11
の反対側にオフセットした形状に形成し、上記主軸頭4
の中心線C´を上記コラム下部3aの中心線Cより工具
マガジン11の反対側にオフセットした位置に位置させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動工具交換装置
を備えた工作機械に関し、特にコラムの一方の側壁に工
具マガジンを配設した場合のコラムの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、立型マシニングセンタ等の工作
機械は、図4,図5に示すように、主として、固定ベッ
ド50に垂直コラム51を立設し、該コラム51の前壁
に主軸頭52をZ軸(上下軸)方向に移動可能に配置
し、該主軸頭52に工具(不図示)が着脱可能に装着さ
れる主軸53を挿入した構造が一般的である。
【0003】またこの種の工作機械では、主軸53に装
着された工具を加工内容に応じたものと自動的に交換す
る自動工具交換装置54を備える場合があり、この自動
工具交換装置54は、多数の工具が収納保持された工具
マガジン54a中の次工程工具と、主軸53に装着され
た前工程工具とを交換アーム等により交換するように構
成されている。
【0004】このような工具マガジン54aを配置する
にあたっては、工具交換をスムーズにかつ短時間で行え
るようにするため、従来から、工具マガジン54aをコ
ラム51の一方の側壁51aの上部に取付けるのが一般
的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
工作機械では、コラム51の一方の側壁51aに工具マ
ガジン54aを配置していることから、コラム51の中
心線Cに対して左, 右の重量バランスが上記一方の側壁
51a側に偏ることとなる。この工具マガジン54a等
の重量の影響を受けてコラム51,及び主軸頭52が工
具マガジン54a側に倒れる傾向があり、特に長期間の
使用による経年変化によりその傾向がより顕著に現れ
る。
【0006】このようなコラム及び主軸頭に倒れが生じ
ると、例えばフェイスミル加工等の平面加工を行う際に
加工面に段差が生じる等の不都合が生じる場合があり、
加工精度が悪化するという問題がある。
【0007】上記問題を解消するために従来、工作機械
の据え付け調整時に調整用ジャッキボルトによりコラム
の傾きを調整するようにしていた。しかしながら、この
調整作業は時間のかかる面倒な作業であり、しかも技術
と経験が必要であることから、結果的に据え付けコスト
が上昇するという問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、据え付け時のコラム倒れ対策のための調整作
業を不要にしながらコラムの倒れによる加工精度の悪化
を防止できる工作機械を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベッド上にコ
ラムを略垂直に延びるよう立設し、該コラムの前壁に主
軸頭を上下スライド可能に配設し、該コラムの一方の側
壁に多数の工具を収容保持する工具マガジンを配設した
工作機械において、上記コラムを、コラム上部がコラム
下部の中心線に対して上記工具マガジンの反対側にオフ
セットした形状に形成し、上記主軸頭の中心線を上記コ
ラム下部の中心線より工具マガジンの反対側にオフセッ
トした位置に位置させたことを特徴としている。
【0010】
【発明の作用効果】本発明に係る工作機械によれば、コ
ラム上部をコラム下部の中心線から工具マガジンの反対
側にオフセットさせるとともに、主軸頭をコラム下部の
中心線から工具マガジンの反対側にオフセット配置した
ので、コラムの左, 右の重量バランスをとることができ
る。また工具マガジンをコラム下部の中心線側に近づけ
て配置することも可能であり、このようにすれば上記重
量バランスをより一層良好にすることができる。
【0011】その結果、コラムの倒れを回避でき、平面
加工等を行う場合の加工精度を長期間に渡って維持でき
る効果がある。またコラム自体の倒れを防止できること
からコラム及び主軸頭の倒れ対策のための据え付け時の
調整作業を不要にでき、調整作業に伴う据え付けコスト
の上昇を回避できる効果がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図3は、本発明の
一実施形態による立型マシニングセンタを説明するため
の図であり、図1,図2はコラムのオフセット状態を示
す模式平面図,模式正面図、図3は立型マシンニグセン
タの斜視図である。
【0013】図において、1は立型マシニングセンタで
あり、これは固定ベッド2の後部に垂直コラム3を立設
し、該コラム3に主軸頭4をZ軸(正面から見て上下
軸)方向に移動可能に配置し、上記固定ベッド2の前部
にサドル5をY軸(正面から見て前後軸)方向に移動可
能に配置し、該サドル5の上面にテーブル6をX軸(正
面から見て左右軸)方向に移動可能に配置して構成され
ている。
【0014】上記コラム3は垂直に延びるコラム本体3
aの上部に前方に突出する支持部3bを設けた構造のも
のであり、該支持部3bの前壁3cに上記主軸頭4が上
下スライド可能に配設されている。
【0015】上記主軸頭4内には主軸8が回転自在に挿
着されており、この主軸8の下端には工具(不図示)が
着脱可能に装着される。また上記ベッド2の底壁2aに
は複数個のジャッキボルト7・・が配置されており、該
ジャッキボルト7は工作機械の据え付け調整を行うため
のものである。
【0016】上記立型マシニングセンタ1は、次工程の
工具を所定の交換位置に割り出し、該次工程の工具と加
工済みの前工程工具とを自動的に交換するように構成さ
れた自動工具交換装置10を備えている。この自動工具
交換装置10は、工具が収納保持される工具ポット11
aを周方向に多数配置してなる工具マガジン11を備え
ている。この工具マガジン11は上記コラム3の支持部
3bの正面から見て左側壁(一方の側壁)3dに取付け
られている。
【0017】ここで、上記コラム3のコラム上部である
支持部3bは、コラム下部であるコラム本体3aのX軸
方向の中心線Cに対して上記工具マガジン11の反対
側,つまり正面視で右側にSだけオフセットしており、
これに伴って主軸4はその中心線C´が上記中心線Cに
対して正面視で右側にSだけオフセットするよう配置さ
れている。また上記工具マガジン11も上記中心線C寄
りに位置している。なお、上記オフセット量Sについて
は、上記コラム3の大きさ,工具マガジン11に配設さ
れる工具本数等に応じて、コラム3の倒れが回避される
よう適宜設定される。
【0018】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態によれば、コラム3のコラム上部である
支持部3bを、コラム3のコラム下部であるコラム本体
3aの中心線Cより工具マガジン11の反対側にSだけ
オフセットさせ、またこれに伴って主軸頭4を中心線C
から工具マガジン11の反対側にオフセットさせ、さら
に工具マガジン11を中心線C寄りに近づけて配置した
ので、上記コラム3の中心線Cの左, 右の重量バランス
をとることができる。
【0019】これにより従来の中心線がコラム下部,コ
ラム上部に渡って同一直線をなすコラムの一方の側壁に
工具マガジンを配置した場合に比べてコラム3の倒れを
小さく、あるいはなくすことができる。その結果、据え
付け時に上記コラムの倒れをなくすためのジャッキボル
ト7による時間のかかる、かつ経験,技術を要する調整
作業を不要にでき、据え付けコストの上昇を回避しなが
ら、平面加工等を行う場合の加工精度を長期間に渡って
維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による立型マシニングセン
タを説明するための模式平面図である。
【図2】上記立型マシニングセンタの模式正面図であ
る。
【図3】上記立型マシニングセンタの斜視図である。
【図4】上記立型マシニングセンタに備えられる工具マ
ガジンの斜視図である。
【図5】従来の立型マシニングセンタの模式平面図であ
る。
【図6】従来の立型マシニングセンタの模式正面図であ
る。
【符号の説明】
1 立型マシニングセンタ(工作機械) 2 固定ベッド 3 コラム 3a コラム本体(コラム下部) 3b 支持部(コラム上部) 3c コラムの前壁 3d コラムの一方の側壁 4 主軸頭 11 工具マガジン C コラム下部の中心線 C´ 主軸頭の中心線 S オフセット量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上にコラムを略垂直に延びるよう
    立設し、該コラムの前壁に主軸頭を上下スライド可能に
    配設し、該コラムの一方の側壁に多数の工具を収容保持
    する工具マガジンを配設した工作機械において、上記コ
    ラムを、コラム上部がコラム下部の中心線に対して上記
    工具マガジンの反対側にオフセットした形状に形成し、
    上記主軸頭の中心線を上記コラム下部の中心線より工具
    マガジンの反対側にオフセットした位置に位置させたこ
    とを特徴とする工作機械。
JP10079599A 1998-03-26 1998-03-26 工作機械 Withdrawn JPH11277349A (ja)

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JP10079599A JPH11277349A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 工作機械

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Family

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Effective date: 20050607