JPH1127061A - カスコード回路 - Google Patents
カスコード回路Info
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- JPH1127061A JPH1127061A JP19485797A JP19485797A JPH1127061A JP H1127061 A JPH1127061 A JP H1127061A JP 19485797 A JP19485797 A JP 19485797A JP 19485797 A JP19485797 A JP 19485797A JP H1127061 A JPH1127061 A JP H1127061A
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- electrode
- circuit
- gate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カスコード回路において、回路の広帯域化と高
出力インピーダンス化が独立に達成できる。また、最低
出力信号電圧が0.5V程度まで高出力インピーダンス
特性が維持でき、さらに最低動作電源電圧が2V程度と
り、且つCMOSIC化に適した回路構成を得る。 【解決手段】入力トランジスタ1とドレイン電位を固定
するため、ゲート接地されたトランジスタ3と、その負
荷用電流源40と、ソース接地されたトランジスタ4
と、その負荷であってダイオード接続されたトランジス
タ5と、位相補償素子であってトランジスタ4のゲート
電極と高位側電源電位VDDに接続される容量50で増
幅回路を構成する。この増幅回路からの帰還出力を出力
トランジスタ2のゲートに戻す。トランジスタ3のゲー
ト電位を固定するための電圧発生回路をトランジスタ6
と定電流源41で構成する。
出力インピーダンス化が独立に達成できる。また、最低
出力信号電圧が0.5V程度まで高出力インピーダンス
特性が維持でき、さらに最低動作電源電圧が2V程度と
り、且つCMOSIC化に適した回路構成を得る。 【解決手段】入力トランジスタ1とドレイン電位を固定
するため、ゲート接地されたトランジスタ3と、その負
荷用電流源40と、ソース接地されたトランジスタ4
と、その負荷であってダイオード接続されたトランジス
タ5と、位相補償素子であってトランジスタ4のゲート
電極と高位側電源電位VDDに接続される容量50で増
幅回路を構成する。この増幅回路からの帰還出力を出力
トランジスタ2のゲートに戻す。トランジスタ3のゲー
ト電位を固定するための電圧発生回路をトランジスタ6
と定電流源41で構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カスコード回路に
係わり、特に、広帯域動作を可能にしたカスコード回路
に関する。
係わり、特に、広帯域動作を可能にしたカスコード回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のカスコード回路の中に、
「レギュレーテッド・カスコード回路」と呼ばれる回路
があり、その一例として例えば、本願と同一発明者によ
る特開平7−86842号公報の記載が参照される。
「レギュレーテッド・カスコード回路」と呼ばれる回路
があり、その一例として例えば、本願と同一発明者によ
る特開平7−86842号公報の記載が参照される。
【0003】図4は、上記公報に記載のカスコード回路
の構成を示す図である。図4を参照すると、この従来の
カスコード回路は、出力端子71および低位側電源電位
GND間に直列接続されるトランジスタ1および2の直
列接続回路と、トランジスタ1のゲート電極が接続され
る入力端子70と、ソース電極がトランジスタ1、2の
直列接続点Aに接続され、かつ、高位側電源電位VDD
および低位側電源電位GND間に直列接続され、その直
列接続点によりゲート接地されたトランジスタ3と、ト
ランジスタ1、2、および3と逆極性の関係にあるトラ
ンジスタ48および49からなり高位側電源電位VDD
から電流が供給されるカレントミラー回路と、トランジ
スタ49の負荷であって低位側電源電位GNDに接続さ
れる定電流源43と、位相補償素子であってトランジス
タ49のドレイン電極と低位側電源電位GNDに接続さ
れる容量59と、を備え、カレントミラー回路の入力端
Bがトランジスタ3のドレイン電極に出力端Cがトラン
ジスタ2のゲート電極にそれぞれ接続されて構成され
る。
の構成を示す図である。図4を参照すると、この従来の
カスコード回路は、出力端子71および低位側電源電位
GND間に直列接続されるトランジスタ1および2の直
列接続回路と、トランジスタ1のゲート電極が接続され
る入力端子70と、ソース電極がトランジスタ1、2の
直列接続点Aに接続され、かつ、高位側電源電位VDD
および低位側電源電位GND間に直列接続され、その直
列接続点によりゲート接地されたトランジスタ3と、ト
ランジスタ1、2、および3と逆極性の関係にあるトラ
ンジスタ48および49からなり高位側電源電位VDD
から電流が供給されるカレントミラー回路と、トランジ
スタ49の負荷であって低位側電源電位GNDに接続さ
れる定電流源43と、位相補償素子であってトランジス
タ49のドレイン電極と低位側電源電位GNDに接続さ
れる容量59と、を備え、カレントミラー回路の入力端
Bがトランジスタ3のドレイン電極に出力端Cがトラン
ジスタ2のゲート電極にそれぞれ接続されて構成され
る。
【0004】上述した構成によるカスコード回路は、ト
ランジスタ3→48→49→2→3と経由する利得段1
段の負帰還ループをもっている。このため、トランジス
タ1のドレイン電位は強固に固定されることになる。従
って電圧入力端子70に供給される電圧によって定まる
トランジスタ1のドレイン電流は、電流出力端子71の
直流電位の影響を殆ど受けない。このためこのカスコー
ド回路の出力インピーダンスは非常に高くなる。
ランジスタ3→48→49→2→3と経由する利得段1
段の負帰還ループをもっている。このため、トランジス
タ1のドレイン電位は強固に固定されることになる。従
って電圧入力端子70に供給される電圧によって定まる
トランジスタ1のドレイン電流は、電流出力端子71の
直流電位の影響を殆ど受けない。このためこのカスコー
ド回路の出力インピーダンスは非常に高くなる。
【0005】一方、最低出力信号電圧は、電流出力端子
71の動作電圧の下限値で決まり、トランジスタ1のド
レイン電位VD1にほぼ等しい。いまトランジスタ3お
よび6のゲート・ソース間電圧を各々、VGS3、VG
S6とすれば、VD1は次式(1)で与えられる。
71の動作電圧の下限値で決まり、トランジスタ1のド
レイン電位VD1にほぼ等しい。いまトランジスタ3お
よび6のゲート・ソース間電圧を各々、VGS3、VG
S6とすれば、VD1は次式(1)で与えられる。
【0006】VD1=VGS6−VGS3 …(1)
【0007】従って、VGS3とVGS6を調節するこ
とにより、トランジスタ1のドレイン電位VD1をトラ
ンジスタの飽和電圧である約0.5V程度とすることが
できる。
とにより、トランジスタ1のドレイン電位VD1をトラ
ンジスタの飽和電圧である約0.5V程度とすることが
できる。
【0008】また、最低動作電源電圧は、トランジスタ
1および49の飽和電圧とトランジスタ2のゲート・ソ
ース間電圧を加えた値となり、約2Vである。
1および49の飽和電圧とトランジスタ2のゲート・ソ
ース間電圧を加えた値となり、約2Vである。
【0009】このように、図4に示したカスコード回路
は高出力インピーダンスで、最低出力信号電圧および最
低動作電源電圧が低い。このことから、回路を演算増幅
器の増幅段に用いれば、低電源電圧動作が可能で、かつ
大きな増幅度が得られる。
は高出力インピーダンスで、最低出力信号電圧および最
低動作電源電圧が低い。このことから、回路を演算増幅
器の増幅段に用いれば、低電源電圧動作が可能で、かつ
大きな増幅度が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した上記従来
のカスコード回路の周波数特性は、ほぼ前述したトラン
ジスタ3→48→49→2→3と経由する負帰還ループ
の周波数特性で決定される。
のカスコード回路の周波数特性は、ほぼ前述したトラン
ジスタ3→48→49→2→3と経由する負帰還ループ
の周波数特性で決定される。
【0011】次に、この負帰還ループのオープン・ルー
プ電圧利得を考案する。
プ電圧利得を考案する。
【0012】図2に、破線で示したのが、従来の回路に
おける特性である。ここで、帯域を決めているのは、2
次極p2′である。この理由は、位相余裕を確保するに
は、p2′をユニテイ・ゲイン周波数の2倍以上高域に
配置する必要があるからである。
おける特性である。ここで、帯域を決めているのは、2
次極p2′である。この理由は、位相余裕を確保するに
は、p2′をユニテイ・ゲイン周波数の2倍以上高域に
配置する必要があるからである。
【0013】トランジスタ48の相互コンダクタンスを
gm48、トランジスタ48のゲートと高位側電源電位
VDD間に生じる容量をCs′で表すと、p2′は次式
(2)となる。
gm48、トランジスタ48のゲートと高位側電源電位
VDD間に生じる容量をCs′で表すと、p2′は次式
(2)となる。
【0014】p2′=−gm48/Cs′ …(2)
【0015】ここで、Cs′はカレントミラー回路を構
成するトランジスタ48とトランジスタ49のゲート・
ソース間容量が支配的であり、ミラー比を1対1とする
と、ほぼトランジスタ48のゲート・ソース間容量の2
倍となる。
成するトランジスタ48とトランジスタ49のゲート・
ソース間容量が支配的であり、ミラー比を1対1とする
と、ほぼトランジスタ48のゲート・ソース間容量の2
倍となる。
【0016】従って、カスコード回路を広帯域化するた
めには、トランジスタ48の相互コンダクタンスgm4
8を大きくするか、容量Cs′を小さくする必要があ
る。相互コンダクタンスを下げずにCs′を小さくする
ためには、チャネル長を短くしなければならない。しか
し、トランジスタ48(従って、トランジスタ48とカ
レントミラー回路を構成するトランジスタ49も)のチ
ャネル長を極端に短くすると、相対精度が取れず、ミラ
ー比が劣化する。
めには、トランジスタ48の相互コンダクタンスgm4
8を大きくするか、容量Cs′を小さくする必要があ
る。相互コンダクタンスを下げずにCs′を小さくする
ためには、チャネル長を短くしなければならない。しか
し、トランジスタ48(従って、トランジスタ48とカ
レントミラー回路を構成するトランジスタ49も)のチ
ャネル長を極端に短くすると、相対精度が取れず、ミラ
ー比が劣化する。
【0017】またトランジスタ48(従って、トランジ
スタ49も)のバイアス電流を増やすと直流における帰
還電圧利得が低下する。これは、直流におけるオープン
・ループ電圧利得が、ほぼトランジスタ49の相互コン
ダクタンスとトランジスタ49および定電流源43の出
力インピーダンスで決まるからである。
スタ49も)のバイアス電流を増やすと直流における帰
還電圧利得が低下する。これは、直流におけるオープン
・ループ電圧利得が、ほぼトランジスタ49の相互コン
ダクタンスとトランジスタ49および定電流源43の出
力インピーダンスで決まるからである。
【0018】この結果、負帰還ループの帰還量が減少
し、カスコード回路の出カインピーダンスが低下する。
し、カスコード回路の出カインピーダンスが低下する。
【0019】従って、この回路には広帯域化すると、回
路の出カインピーダンスが低下するという問題点があ
る。
路の出カインピーダンスが低下するという問題点があ
る。
【0020】したがって、本発明は、上述した従来技術
の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、C
MOSプロセスにおいて、広帯域であり、かつ出力イン
ピーダンスが高いカスコード回路を提供することにあ
る。
の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、C
MOSプロセスにおいて、広帯域であり、かつ出力イン
ピーダンスが高いカスコード回路を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のカスコード回路は、ドレイン電極が出力端
子に導出された第1のトランジスタと、ソース電極が前
記第1のトランジスタのソース電極と接続され、かつゲ
ート接地された第2のトランジスタと、前記第2のトラ
ンジスタのドレイン負荷用電流源と、ドレイン電極が前
記第1、第2のソース電極と接続され、ゲート電極が入
力端子に導出され、かつソース接地された第3のトラン
ジスタと、ゲート電極が前記第2のトランジスタのドレ
イン電極に接続され、かつソース接地された前記第1、
第2、第3のトランジスタと逆極性の第4のトランジス
タと、そのドレイン負荷であって、かつダイオード接続
されるとともにソース接地された第5のトランジスタと
を備え、前記第4のトランジスタのドレイン電極が、前
記第1のトランジスタのゲート電極に接続されたことを
特徴とする。
め、本発明のカスコード回路は、ドレイン電極が出力端
子に導出された第1のトランジスタと、ソース電極が前
記第1のトランジスタのソース電極と接続され、かつゲ
ート接地された第2のトランジスタと、前記第2のトラ
ンジスタのドレイン負荷用電流源と、ドレイン電極が前
記第1、第2のソース電極と接続され、ゲート電極が入
力端子に導出され、かつソース接地された第3のトラン
ジスタと、ゲート電極が前記第2のトランジスタのドレ
イン電極に接続され、かつソース接地された前記第1、
第2、第3のトランジスタと逆極性の第4のトランジス
タと、そのドレイン負荷であって、かつダイオード接続
されるとともにソース接地された第5のトランジスタと
を備え、前記第4のトランジスタのドレイン電極が、前
記第1のトランジスタのゲート電極に接続されたことを
特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のカスコード回路は、その
好ましい実施の形態において、ドレイン電極が出力端子
に導出された第1のトランジスタ(図1の2)と、ソー
ス電極が第1のトランジスタのソース電極と接続され、
かつゲート接地された第2のトランジスタ(図1の3)
と、この第2のトランジスタのドレイン負荷用電流源
(図1の40)と、ドレイン電極が第1、第2のトラン
ジスタのソース電極と接続され、ゲート電極が入力端子
に導出され、かつソース接地された第3のトランジスタ
(図1の1)と、ゲート電極が第2のトランジスタ(図
1の3)のドレイン電極に接続されソース接地され、第
1、第2、及び第3のトランジスタと逆極性の第4のト
ランジスタ(図1の4)と、この第4のトランジスタの
ドレイン負荷であってダイオード接続されるとともにソ
ース接地された第5のトランジスタ(図1の5)と、を
備え、第4のトランジスタ(図1の4)のドレイン電極
が第1のトランジスタ(図1の2)のゲート電極に接続
されている。
好ましい実施の形態において、ドレイン電極が出力端子
に導出された第1のトランジスタ(図1の2)と、ソー
ス電極が第1のトランジスタのソース電極と接続され、
かつゲート接地された第2のトランジスタ(図1の3)
と、この第2のトランジスタのドレイン負荷用電流源
(図1の40)と、ドレイン電極が第1、第2のトラン
ジスタのソース電極と接続され、ゲート電極が入力端子
に導出され、かつソース接地された第3のトランジスタ
(図1の1)と、ゲート電極が第2のトランジスタ(図
1の3)のドレイン電極に接続されソース接地され、第
1、第2、及び第3のトランジスタと逆極性の第4のト
ランジスタ(図1の4)と、この第4のトランジスタの
ドレイン負荷であってダイオード接続されるとともにソ
ース接地された第5のトランジスタ(図1の5)と、を
備え、第4のトランジスタ(図1の4)のドレイン電極
が第1のトランジスタ(図1の2)のゲート電極に接続
されている。
【0023】本発明の実施の形態においては、入力トラ
ンジスタである第3のトランジスタのドレイン電位を固
定するため、ゲート接地された第2のトランジスタと、
その負荷用電流源と、ソース接地された第4のトランジ
スタと、ダイオード接続された第5のトランジスタと、
位相補償素子であって第4のトランジスタのゲート電極
と高位側電源電位に接続される容量(図1の50)とで
増幅回路を構成し、この増幅回路からの帰還出力を、出
力トランジスタである第1のトランジスタ(図1の2)
のゲート電極に戻している。また、第2のトランジスタ
(図1の3)のゲート電位を固定するための電圧発生回
路を、ダイオード接続された第6のトランジスタ(図1
の6)と定電流源(図1の41)で構成している。
ンジスタである第3のトランジスタのドレイン電位を固
定するため、ゲート接地された第2のトランジスタと、
その負荷用電流源と、ソース接地された第4のトランジ
スタと、ダイオード接続された第5のトランジスタと、
位相補償素子であって第4のトランジスタのゲート電極
と高位側電源電位に接続される容量(図1の50)とで
増幅回路を構成し、この増幅回路からの帰還出力を、出
力トランジスタである第1のトランジスタ(図1の2)
のゲート電極に戻している。また、第2のトランジスタ
(図1の3)のゲート電位を固定するための電圧発生回
路を、ダイオード接続された第6のトランジスタ(図1
の6)と定電流源(図1の41)で構成している。
【0024】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例を図面を参照して以下
に説明する。
細に説明すべく、本発明の実施例を図面を参照して以下
に説明する。
【0025】図1は、本発明の第1の実施例の回路構成
を示す図である。図1を参照すると、本実施例のカスコ
ード同格は、出力端子71および低位側電源電位GND
間に直列接続されるトランジスタ1および2の直列接続
回路と、トランジスタ1のゲート電極が接続される入力
端子70と、ソース電極が直列接続点Aに接続されかつ
高位側電源電位VDDおよび低位側電源電位GND間に
直列接続されその直接接続点によりゲート接地されたト
ランジスタ3と、トランジスタ3の負荷であって、高位
側電源電位VDDに接続される定電流源40と、ゲート
電極がトランジスタ3のドレイン電極に接続され、トラ
ンジスタ1、2、および3と逆極性の関係にあるトラン
ジスタ4と、トランジスタ4の負荷であって低位側電源
電位GNDに接続され、トランジスタ1、2、および3
と同極性である、ダイオード接続されたトランジスタ5
と、位相補償素子であってトランジスタ4のゲート電極
と高位側電源電位VDDに接続される容量50と、を備
え、トランジスタ4のゲート電極はトランジスタ3のド
レイン電極に接続され、トランジスタ5のドレイン電極
はトランジスタ2のゲート電極に接続されて構成されて
いる。
を示す図である。図1を参照すると、本実施例のカスコ
ード同格は、出力端子71および低位側電源電位GND
間に直列接続されるトランジスタ1および2の直列接続
回路と、トランジスタ1のゲート電極が接続される入力
端子70と、ソース電極が直列接続点Aに接続されかつ
高位側電源電位VDDおよび低位側電源電位GND間に
直列接続されその直接接続点によりゲート接地されたト
ランジスタ3と、トランジスタ3の負荷であって、高位
側電源電位VDDに接続される定電流源40と、ゲート
電極がトランジスタ3のドレイン電極に接続され、トラ
ンジスタ1、2、および3と逆極性の関係にあるトラン
ジスタ4と、トランジスタ4の負荷であって低位側電源
電位GNDに接続され、トランジスタ1、2、および3
と同極性である、ダイオード接続されたトランジスタ5
と、位相補償素子であってトランジスタ4のゲート電極
と高位側電源電位VDDに接続される容量50と、を備
え、トランジスタ4のゲート電極はトランジスタ3のド
レイン電極に接続され、トランジスタ5のドレイン電極
はトランジスタ2のゲート電極に接続されて構成されて
いる。
【0026】ここで、帰還ループの周波数特性、特にオ
ープン・ループ電圧利得を解析する。図2に、実線で示
す特性が、本実施例の回路における特性である。
ープン・ループ電圧利得を解析する。図2に、実線で示
す特性が、本実施例の回路における特性である。
【0027】本実施例の回路で、帯域を決めているの
は、図4に示した上記従来技術と同じく、2次極のp2
である。回路の広帯域化のため、p2を高域に配置する
必要があるのは、上記従来技術と同じである。
は、図4に示した上記従来技術と同じく、2次極のp2
である。回路の広帯域化のため、p2を高域に配置する
必要があるのは、上記従来技術と同じである。
【0028】いま、トランジスタ5の相互コンダクタン
スをgm5、トランジスタ5のドレイン電極とゲート電
極の接続点と低位側電源電位GND間に生じる容量をC
sで表すと、p2は次式(3)となる。
スをgm5、トランジスタ5のドレイン電極とゲート電
極の接続点と低位側電源電位GND間に生じる容量をC
sで表すと、p2は次式(3)となる。
【0029】p2=−gm5/Cs …(3)
【0030】従って、上記従来技術と同様に、回路を広
帯域化するためには、トランジスタ5の相互コンダクタ
ンスgm5を大きくするか、容量Csを小さくする必要
がある。
帯域化するためには、トランジスタ5の相互コンダクタ
ンスgm5を大きくするか、容量Csを小さくする必要
がある。
【0031】本実施例のCsは、トランジスタ5のゲー
ト−ソース間容量が支配的である。
ト−ソース間容量が支配的である。
【0032】この結果、容量Csの値は、図4に示した
従来技術における容量Cs′の約1/2となる。但し、
これは、トランジスタ5と同一サイズのトランジスタ
を、図4に示した従来技術におけるトランジスタ48と
トランジスタ49に用いた場合である。
従来技術における容量Cs′の約1/2となる。但し、
これは、トランジスタ5と同一サイズのトランジスタ
を、図4に示した従来技術におけるトランジスタ48と
トランジスタ49に用いた場合である。
【0033】従って、相互コンダクタンスgm5と、図
4に示した従来技術の相互コンダクタンスgm48が等
しいとすれば、p2は、p2′の約2倍となり、このた
め同じ位相余裕では、本実施例の回路のユニテイ・ゲイ
ン周波数は、図4に示した従来技術の約2倍となる。
4に示した従来技術の相互コンダクタンスgm48が等
しいとすれば、p2は、p2′の約2倍となり、このた
め同じ位相余裕では、本実施例の回路のユニテイ・ゲイ
ン周波数は、図4に示した従来技術の約2倍となる。
【0034】次に、トランジスタ5のバイアス電流を増
加することにより、トランジスタ5の相互コンダクタン
スgm5の値を大きくすることを考える。この電流増加
は、トランジスタ4のバイアス電流を増やすことにより
達成できるが、電流増加によるオープン・ループ電圧利
得への影響を調べる。
加することにより、トランジスタ5の相互コンダクタン
スgm5の値を大きくすることを考える。この電流増加
は、トランジスタ4のバイアス電流を増やすことにより
達成できるが、電流増加によるオープン・ループ電圧利
得への影響を調べる。
【0035】本実施例の直流におけるオープン・ループ
電圧利得は、ほぼトランジスタ3の相互コンダクタンス
とトランジスタ3および定電流源40の出カインピーダ
ンスで決まる。
電圧利得は、ほぼトランジスタ3の相互コンダクタンス
とトランジスタ3および定電流源40の出カインピーダ
ンスで決まる。
【0036】ここで、これらの値は、トランジスタ4の
バイアス電流を増やすことでは変化しないので、利得へ
の影響はない。
バイアス電流を増やすことでは変化しないので、利得へ
の影響はない。
【0037】この結果、回路の広帯域化と高出カインピ
ーダンス化を独立に達成できる。
ーダンス化を独立に達成できる。
【0038】一方、最低出力信号電圧は、電流出力端子
71の動作電圧の下限値で決まり、トランジスタ1のド
レイン電位VD1にほぼ等しい。いまトランジスタ3お
よび6のゲート・ソース間電圧を各々、VGS3、VG
S6とすれば、VD1は従来技術と同じく次式(4)と
なる。
71の動作電圧の下限値で決まり、トランジスタ1のド
レイン電位VD1にほぼ等しい。いまトランジスタ3お
よび6のゲート・ソース間電圧を各々、VGS3、VG
S6とすれば、VD1は従来技術と同じく次式(4)と
なる。
【0039】VD1=VGS6−VGS3 …(4)
【0040】従って、VGS3とVGS6を調節するこ
とにより、VD1をトランジスタの飽和電圧である約
0.5V程度とすることができる。
とにより、VD1をトランジスタの飽和電圧である約
0.5V程度とすることができる。
【0041】また、最低動作電源電圧は、トランジスタ
1および4の飽和電庄とトランジスタ2のゲート・ソー
ス間電圧を加えた値で約2Vとなる。
1および4の飽和電庄とトランジスタ2のゲート・ソー
ス間電圧を加えた値で約2Vとなる。
【0042】以上の結果から、両者の値は従来例と全く
同じであることが分かる。
同じであることが分かる。
【0043】図3は、本発明の第2の実施例の回路構成
を示した図である。図3を参照すると、本発明の回路
を、演算増幅回路の出力段に用いたものであり、バラン
ス出力型回路である。図3を参照すると、トランジスタ
13、14、25、26、29〜32、容量52、およ
び、トランジスタ36〜39、42、43、容量53か
らなるカスコード回路101および102が、第1の実
施例で示したカスコード回路に相当し、トランジスタ1
7、18、21〜24、27、28、容量51およびト
ランジスタ40、41、44〜47、容量54からなる
カスコード回路100および103が、前記第1の実施
例において、Pチャネル型およびNチャネルル型のMO
Sトランジスタの極性を入れ替えて構成したカスコード
回路に相当する。
を示した図である。図3を参照すると、本発明の回路
を、演算増幅回路の出力段に用いたものであり、バラン
ス出力型回路である。図3を参照すると、トランジスタ
13、14、25、26、29〜32、容量52、およ
び、トランジスタ36〜39、42、43、容量53か
らなるカスコード回路101および102が、第1の実
施例で示したカスコード回路に相当し、トランジスタ1
7、18、21〜24、27、28、容量51およびト
ランジスタ40、41、44〜47、容量54からなる
カスコード回路100および103が、前記第1の実施
例において、Pチャネル型およびNチャネルル型のMO
Sトランジスタの極性を入れ替えて構成したカスコード
回路に相当する。
【0044】すなわち、この演算増幅回路は、出力段に
カスコード回路100〜103を備える。
カスコード回路100〜103を備える。
【0045】より詳細には、カスコード回路101は、
出力端子74および低位側電源電位GND間に直列接続
されるトランジスタ25および26の直列接続回路と、
ソース電極が直列接続点Aに接続されかつ高位側電源電
位VDDおよび低位側電源電位GND間に直列接続され
その直接接続点によりゲート接地されたトランジスタ3
0と、トランジスタ30の負荷であって、高位側電源電
位VDDに接続されるトランジスタ29と、ゲート電極
がトランジスタ30のドレイン電極に接続され、トラン
ジスタ25、26、および30と逆極性の関係にあるト
ランジスタ32と、トランジスタ32の負荷であって低
位側電源電位GNDに接続され、トランジスタ25、2
6、および30と同極性の関係にある、ダイオード接続
されたトランジスタ31と、位相補償素子であってトラ
ンジスタ32のゲート電極と高位側電源電位VDDに接
続される容量52と、を有し、トランジスタ32のゲー
ト電極がトランジスタ30のドレイン電極に、トランジ
スタ32のドレイン電極がトランジスタ26のゲート電
極に接続されている。
出力端子74および低位側電源電位GND間に直列接続
されるトランジスタ25および26の直列接続回路と、
ソース電極が直列接続点Aに接続されかつ高位側電源電
位VDDおよび低位側電源電位GND間に直列接続され
その直接接続点によりゲート接地されたトランジスタ3
0と、トランジスタ30の負荷であって、高位側電源電
位VDDに接続されるトランジスタ29と、ゲート電極
がトランジスタ30のドレイン電極に接続され、トラン
ジスタ25、26、および30と逆極性の関係にあるト
ランジスタ32と、トランジスタ32の負荷であって低
位側電源電位GNDに接続され、トランジスタ25、2
6、および30と同極性の関係にある、ダイオード接続
されたトランジスタ31と、位相補償素子であってトラ
ンジスタ32のゲート電極と高位側電源電位VDDに接
続される容量52と、を有し、トランジスタ32のゲー
ト電極がトランジスタ30のドレイン電極に、トランジ
スタ32のドレイン電極がトランジスタ26のゲート電
極に接続されている。
【0046】なお、カスコード回路102は、カスコー
ド回路101と同一構成であり構成要素に付した符号2
5と43、26と42、29と39、30と38、31
と37、32と36、52と53、接続点AとA′がそ
れぞれ対応する。
ド回路101と同一構成であり構成要素に付した符号2
5と43、26と42、29と39、30と38、31
と37、32と36、52と53、接続点AとA′がそ
れぞれ対応する。
【0047】また、カスコード回路100は、カスコー
ド回路101のPチャネル型およびNチャネル型のMO
Sトランジスタの極性を入れ替えて構成されている。
ド回路101のPチャネル型およびNチャネル型のMO
Sトランジスタの極性を入れ替えて構成されている。
【0048】さらに、カスコード回路103は、カスコ
ード回路100と同一構成であり構成要素に付した符号
21と47、22と46、23と45、24と44、2
7と41、28と40、51と54、接続点A′とA″
がそれぞれ対応する。
ード回路100と同一構成であり構成要素に付した符号
21と47、22と46、23と45、24と44、2
7と41、28と40、51と54、接続点A′とA″
がそれぞれ対応する。
【0049】一方、この演算増幅回路の入力段は、入力
端子72および73にゲート電極をそれぞれ接続する差
動トランジスタ対33および35の共通ソース電極と低
位側電源電位GND間とに定電流源トランジスタ34が
接続される。差動トランジスタ対33および35のドレ
イン電極はそれぞれカスコード回路100および103
の接続点A′およびA″に接続される。
端子72および73にゲート電極をそれぞれ接続する差
動トランジスタ対33および35の共通ソース電極と低
位側電源電位GND間とに定電流源トランジスタ34が
接続される。差動トランジスタ対33および35のドレ
イン電極はそれぞれカスコード回路100および103
の接続点A′およびA″に接続される。
【0050】出力端子74および75は、それぞれトラ
ンジスタ25と26、およびトランジスタ42と43で
低位側電源電位GNDに接続される。トランジスタ23
および45のゲート電極にはダイオード接続されたトラ
ンジスタ18をトランジスタ17で定電流駆動された定
電圧発生回路の出力電位が供給され、一方、トランジス
タ30および38のゲート電極にはダイオード接続され
たトランジスタ13をトランジスタ14で定電流駆動さ
れた定電圧発生回路の出力電位が供給される。
ンジスタ25と26、およびトランジスタ42と43で
低位側電源電位GNDに接続される。トランジスタ23
および45のゲート電極にはダイオード接続されたトラ
ンジスタ18をトランジスタ17で定電流駆動された定
電圧発生回路の出力電位が供給され、一方、トランジス
タ30および38のゲート電極にはダイオード接続され
たトランジスタ13をトランジスタ14で定電流駆動さ
れた定電圧発生回路の出力電位が供給される。
【0051】トランジスタ28と29、および39と4
0のバイアス電流値は、これらのトランジスタを出カト
ランジスタとし、ダイオード接続されたトランジスタ1
9を入カトランジスタとしたカレントミラー回路に、ト
ランジスタ20により定電流駆動され固定される。
0のバイアス電流値は、これらのトランジスタを出カト
ランジスタとし、ダイオード接続されたトランジスタ1
9を入カトランジスタとしたカレントミラー回路に、ト
ランジスタ20により定電流駆動され固定される。
【0052】一方、トランジスタ17、20、24、お
よび34と44のバイアス電流値は、これらのトランジ
スタを出カトランジスタとし、ダイオード接続されたト
ランジスタ16を入力トランジスタとしたカレントミラ
ー回路にトランジスタ15により定電流駆動され固定さ
れる。
よび34と44のバイアス電流値は、これらのトランジ
スタを出カトランジスタとし、ダイオード接続されたト
ランジスタ16を入力トランジスタとしたカレントミラ
ー回路にトランジスタ15により定電流駆動され固定さ
れる。
【0053】さらに、トランジスタ11と14および1
5のバイアス電流値は、これらのトランジスタを出カト
ランジスタとし、ダイオード接続されたトランジスタ1
0を入カトランジスタとしたカレントミラー回路に定電
流源42により駆動され固定される。
5のバイアス電流値は、これらのトランジスタを出カト
ランジスタとし、ダイオード接続されたトランジスタ1
0を入カトランジスタとしたカレントミラー回路に定電
流源42により駆動され固定される。
【0054】出力端子74および75は、容量素子55
および56にはスイッチ素子60と61および62と6
3により、容量素子57および58が選択的にそれぞれ
並列接続されることにより、同相帰還回路を構成する。
および56にはスイッチ素子60と61および62と6
3により、容量素子57および58が選択的にそれぞれ
並列接続されることにより、同相帰還回路を構成する。
【0055】この同相帰還回路には、ダイオード接続さ
れたトランジスタ12をトランジスタ11で定電流駆動
された定電圧発生回路の出力電位が供給され、入力端子
76には外部より基準電位が供給される。
れたトランジスタ12をトランジスタ11で定電流駆動
された定電圧発生回路の出力電位が供給され、入力端子
76には外部より基準電位が供給される。
【0056】上述した構成により、消費電流が大幅に削
減され、低電源電圧動作で、高利得かつ広帯域の特性が
得られる。
減され、低電源電圧動作で、高利得かつ広帯域の特性が
得られる。
【0057】なお、図3に示した演算増幅回路の動作に
ついては、通常の演算増幅回路と同様なので省略する。
ついては、通常の演算増幅回路と同様なので省略する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回路の広帯域化と高出力インピーダンス化を独立に達成
でき、従来のレギュレーテッド・カスコード回路と同様
に最低出力信号電圧(出力端子と電源またはグランド
間)が通常のCMOSプロセスでも0.5V程度にで
き、また最低動作電源電圧も2V程度にできるという効
果を有する。
回路の広帯域化と高出力インピーダンス化を独立に達成
でき、従来のレギュレーテッド・カスコード回路と同様
に最低出力信号電圧(出力端子と電源またはグランド
間)が通常のCMOSプロセスでも0.5V程度にで
き、また最低動作電源電圧も2V程度にできるという効
果を有する。
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の特性および比較例として従
来のカスコード回路の特性を示す図である。
来のカスコード回路の特性を示す図である。
【図3】本発明の別の実施例の回路構成を示す図であ
る。
る。
【図4】従来のカスコード回路の回路構成の一例を示す
図である。
図である。
1〜6、10〜49 トランジスタ 40〜43 定電流源 50〜59 容量 60〜63 スイッチ 70、72、73、76 入力端子 71、74、75 出力端子
Claims (2)
- 【請求項1】ドレイン電極が出力端子に導出された第1
のトランジスタと、 ソース電極が前記第1のトランジスタのソース電極と接
続され、かつゲート接地された第2のトランジスタと、 前記第2のトランジスタのドレイン負荷用電流源と、 ドレイン電極が前記第1及び第2のトランジスタのソー
ス電極と接続され、ゲート電極が入力端子に導出され、
かつソース接地された第3のトランジスタと、 ゲート電極が前記第2のトランジスタのドレイン電極に
接続され、かつソース接地された前記第1、第2、第3
のトランジスタと逆極性の第4のトランジスタと、 前記第4のトランジスタのドレイン負荷であって、かつ
ダイオード接続されるとともにソース接地された第5の
トランジスタと、 を備え、前記第4のトランジスタのドレイン電極が、前
記第1のトランジスタのゲート電極に接続されたことを
特徴とするカスコード回路。 - 【請求項2】出力端子と第2電源間に直列接続された出
力トランジシタ及び入力トランジスタを備え、前記入力
トランジスタのゲート電極は入力端子に接続され、 前記入力トランジスタ及び前記出力トランジスタの接続
点に第1信号電極を接続しゲート接地された第3のトラ
ンジスタと、 前記第3のトランジスタの第2信号電極と第1電源間に
接続された負荷用電流源と、 ソース接地されゲート電極を前記第3のトランジスタの
第2信号電極に接続された第4のトランジスタと、 位相補償素子であって前記第4のトランジスタのゲート
電極と前記第1電源間に接続される容量と、 前記第4のトランジスタの負荷であってダイオード接続
された第5のトランジスタと、で増幅回路を構成し、 該増幅回路からの帰還出力を前記出力トランジスタのゲ
ート電極に戻し、 前記第3のトランジスタのゲート電位を固定するための
電圧発生回路を備えたことを特徴とするカスコード回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9194857A JP3052902B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | カスコード回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9194857A JP3052902B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | カスコード回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1127061A true JPH1127061A (ja) | 1999-01-29 |
JP3052902B2 JP3052902B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=16331451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9194857A Expired - Fee Related JP3052902B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | カスコード回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052902B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007049425A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Taiyo Yuden Co Ltd | 光信号受信回路 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP9194857A patent/JP3052902B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007049425A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Taiyo Yuden Co Ltd | 光信号受信回路 |
JP4545064B2 (ja) * | 2005-08-10 | 2010-09-15 | 太陽誘電株式会社 | 光信号受信回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3052902B2 (ja) | 2000-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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