JPH11265293A - スクリプト処理装置 - Google Patents

スクリプト処理装置

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JPH11265293A
JPH11265293A JP8801198A JP8801198A JPH11265293A JP H11265293 A JPH11265293 A JP H11265293A JP 8801198 A JP8801198 A JP 8801198A JP 8801198 A JP8801198 A JP 8801198A JP H11265293 A JPH11265293 A JP H11265293A
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JP
Japan
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script
processing
statement
list table
repetition
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JP8801198A
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English (en)
Inventor
Atsuko Ishibashi
亜津子 石橋
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリプト処理に条件や繰り返し等の制御文
を追加することにより、より充実した機能(よりプログ
ラミング言語ライクな機能)を実現した場合であって
も、スクリプトを効率良く実行できるスクリプト処理装
置を提供する。 【解決手段】 スクリプト処理装置SCを、入力したス
クリプトを解析するスクリプト解析部21と、該スクリ
プト解析部の解析内容に応じてリストとして記憶・更新
するリストテーブル23と、前記スクリプト解析部の解
析内容に従い、必要に応じて前記リストテーブルを参照
して処理を行うスクリプト処理部22とを備えて構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリプト処理装
置に関し、特にスクリプト処理に条件や繰り返し等の制
御文を追加することにより、より充実した機能(よりプ
ログラミング言語ライクな機能)を実現した場合に、そ
の処理を効率良く進めるようにしたスクリプト処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】スクリプト(スクリプト言語)は、定型
の処理内容をコンピュータに自動的に実行させるために
記述したものである。該スクリプトは、基本的に指定内
容を上から順次実行していくものなので、一つ一つを指
定していけば、プログラミング(例えば、フォトランの
プログラミング)ができない人でも簡単に使用すること
ができるという長所がある。
【0003】しかし、従来のスクリプトは、フォトラ
ン,コボル,C言語等の高水準言語をマスターしソフト
ウェアを自在に作成可能な熟練したプログラマーにとっ
ては、コマンドの使用面で物足りない面(プログラミン
グ言語ライクでない面)があった。かかる物足りなさを
解決する手段として、高水準言語で使用しているコマン
ド(例えば、IF,FOR,WHILE,GOTO等)
を流用することが考えられる(例えば、特開平10−1
1298号公報)。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、前記従来の
スクリプトには、以下のような不都合があった。同一処
理を繰り返して行いたい場合は、同一スクリプトを複数
回実行するか、或いはスクリプト内に同一処理を繰り返
し記述して対処していた。しかし、これではスクリプト
処理装置の実行に時間が掛かり、またスクリプトが長く
なり、メモリ使用量が増大する。また、或る条件で処理
を分ける場合、或るところまで行ったら処理を移動した
い場合には、或る纏まりの処理のスクリプトを複数作成
し、一つ作成する毎にスクリプト作成者(実行者)がス
クリプトの条件を判断して、次のスクリプトを実行しな
ければならなかった。
【0005】また、前述の如く単に高水準言語のコマン
ドを流用した場合には、流用したコマンドが出てくる度
に、スクリプト処理装置はスクリプトを最初から見直し
ていき、何処に処理を移すのか再度検索する必要があ
る。これではスクリプトが大きくなればなるほどスクリ
プトの処理時間が多くなってしまう。
【0006】そこで本発明の課題は、スクリプト処理に
条件や繰り返し等の制御文を追加することにより、より
充実した機能(よりプログラミング言語ライクな機能)
を実現した場合であっても、スクリプトを効率良く実行
できるスクリプト処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項に記載の発明は、入力したスクリプトを解析す
るスクリプト解析部と、該スクリプト解析部の解析内容
に応じてリストとして記憶・更新するリストテーブル
と、前記スクリプト解析部の解析内容に従い、必要に応
じて前記リストテーブルを参照して処理を行うスクリプ
ト処理部とを備えたことを特徴とする。
【0008】このようにすれば、スクリプト処理に条件
や繰り返し等の制御文を追加することにより、より充実
した機能(よりプログラミング言語ライクな機能)を実
現した場合であっても、スクリプトのロード時に必要な
情報をリストテーブルに登録しておくことにより、再度
スクリプトを検索することなしに、処理を行うことがで
き、スクリプトを効率良く実行できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態例
に基づいて説明する。 〔I〕発明の概要説明 先ず、本発明の実施形態例を詳細に説明するに先立ち、
本発明の概要を説明する。なお、本発明では、制御文と
してIF,FOR,WHILE,GOTO等のコマンド
を使用し、よりプログラミング言語ライクなスクリプト
としている。
【0010】図1(A)に示すスクリプト処理装置SC
において、リストテーブル23には図1(B)に示す、
カウンタ(変数)・ラベル(ジャンプに使用)・条件文
(IF)・繰り返し文(FOR・WHILE)用の各リ
ストテーブル23a〜23eをそれぞれ用意しておく。
【0011】スクリプトの処理は、以下の「スクリプト
のロード処理」と「スクリプトの実行処理」の2つに大
別される。 (1)スクリプトのロード処理 スクリプト解析部21でスクリプトをロードし、1文ず
つ最後まで解析する。この解析の結果、スクリプトの内
容が、以下の各リストテーブル23a〜23eに関係す
る場合、関係するリストテーブルの情報を順次追加して
いく〔図2(A)〜(E)参照〕。 カウンタリストテーブル23a〔図2(A)〕 カウンタ指定時に、カウンタ名とカウンタ値(初期値ゼ
ロ)を入れる。 ラベルリストテーブル23b〔図2(B)〕 ラベル指定時に、ラベル名とその定義行番号を入れる。 IFリストテーブル23c〔図2(C)〕 IF条件文指定時に、IFの識別名を入れる。ELSE
文指定時に、その定義行番号を入れる。IF条件文終了
時に、その定義行番号を入れる。 FORリストテーブル23d〔図2(D)〕 FOR繰り返し文指定時に、FORの識別名とその行番
号を入れる。FOR繰り返し文終了時に、その行番号を
入れる。 WHILEリストテーブル23e〔図2(E)〕 WHILE繰り返し文指定時に、WHILEの識別名と
その行番号を入れる。WHILE繰り返し文終了時に、
その行番号を入れる。
【0012】(2)スクリプトの実行処理 スクリプトを実行する処理で、スクリプト処理部22に
おいてスクリプトを先頭から順次実行していく。この
時、 カウンタを使った演算や代入、または条件文の判定
の場合は、リストテーブル23内のカウンタリストテー
ブル23aの値を参照または代入し、常に最新の値が入
るようにする。 ジャンプ指定の場合は、リストテーブル23内のラ
ベルリストテーブル23bからジャンプ先の行番号を取
得し、その行に処理を移す。 IF条件文が指定された場合は、条件の真偽を判定
し、真の場合は次行へ処理を移す。偽の場合はリストテ
ーブル23内のIFリストテーブル23cからELSE
文の行番号を取得しELSE文の次行へ、ELSE文が
ない場合には条件終了の次行へ処理を移す。 FOR繰り返し文が指定された場合は、条件の真偽
を判定し、真の場合は次行へ、偽の場合はリストテーブ
ル23内のFORリストテーブル23dから繰り返し終
了の行番号を取得し、その次行へ処理を移す。 WHILE繰り返し文が指定された場合は、条件の
真偽を判定し、真の場合は次行へ、偽の場合はリストテ
ーブル23内のWHILEリストテーブル23eから繰
り返し終了の行番号を取得し、その次行へ処理を移す。 以上のようなスクリプト処理装置により、次の処理行を
スクリプトの初めから再度検索することなく取得できる
ので、処理時間を短縮でき効率的に実行することができ
る。
【0013】〔II〕第1実施形態例 図1(A)は本実施形態例のスクリプト処理装置SCの
ブロック図である。図1(A)に示すように、スクリプ
ト処理装置SCは、キーボード等からなる入力装置1
と、プログラム制御により動作するスクリプト処理装置
2と、ディスプレイ等からなる出力装置3を備えてい
る。
【0014】スクリプト処理装置2は、入力されたスク
リプトをロード・解析するスクリプト解析部21と、実
際の処理を実行するスクリプト処理部22と、スクリプ
ト中に定義されたカウンタ名・ラベル名・条件文・繰り
返し文の情報をメモリ空間に保存した図1(B)に示す
リストテーブル23とを備えている。該リストテーブル
23は、変数に使用するカウンタリストテーブル23a
と、ジャンプに使用するラベルリストテーブル23b
と、条件文に使用するIFリストテーブル23cと、繰
り返し文に使用するFORリストテーブル23dと、繰
り返し文に使用するWHILEリストテーブル23eを
備えている。
【0015】カウンタリストテーブル23aの構成要素
は、各カウンタ毎に、カウンタ名,カウンタ値(初期値
はゼロとする)である〔図2(A)〕。ラベルリストテ
ーブル23bの構成要素は、各ラベル毎に、ラベル名,
スクリプト内の定義行番号である〔図2(B)〕。IF
リストテーブル23cの構成要素は、各条件文毎に、識
別のためのIF識別名,ELSE文の定義行番号,条件
文終了の行番号である〔図2(C)〕。FORリストテ
ーブル23dの構成要素は、各繰り返し文毎に、識別の
ためのFOR識別名,繰り返し開始の行番号,繰り返し
終了の行番号である〔図2(D)〕。WHILEリスト
テーブル23eの構成要素は、各繰り返し文毎に、識別
のためのWHILE識別名,繰り返し開始の行番号,繰
り返し終了の行番号である〔図2(E)〕。
【0016】前記スクリプト解析部21では、解析時
に、リストテーブル23に入れるべき情報が出現する度
に、リストテーブル23に順次追加していく〔図2
(A)〜(E)〕。前記スクリプト処理部22では、実
行時、コマンドの名前をキーにして、リストテーブル2
3の各リストテーブル23a〜23eを検索,更新しな
がら処理を行う。
【0017】次に、図1〜図8を参照しつつ本実施形態
例の動作を説明する。ここに、図3,図4はスクリプト
ファイルロード時のフローチャート、図5,図6,図7
はスクリプトファイル実行時のフローチャート、図8は
スクリプトの一例である。
【0018】(1)スクリプトファイルロード時の動作 先ず、スクリプトファイルロード時の動作を図1〜図4
を参照して説明する。入力装置1から与えられたスクリ
プト(図8参照)は、スクリプト解析部21で一文ずつ
解析される(A1〜A27のループにおけるA2)。指
定されたスクリプトがカウンタ定義の場合(A3)、リ
ストテーブル23内のカウンタリストテーブル23a
〔図2(A)〕を検索して二重定義等のエラーが無いか
をチェックし(A4)、無ければ新たにカウンタテーブ
ル23aに追加して、カウンタ名を登録する(A5)。
この時、カウンタ値(初期値)はゼロにしておく。定義
エラーがある場合は、出力装置3にエラーを出力する
(A28)。
【0019】指定されたスクリプトがラベル定義の場合
(A6)は、ラベルリストテーブル23b〔図2
(B)〕を検索して二重定義等のエラーが無いかをチェ
ックし(A7)、無ければ新たにリストテーブル23b
に追加して、ラベル名を登録する(A8)。この時、ス
クリプト内の定義番号も登録しておく。定義エラーがあ
る場合には、出力装置3にエラーを出力する(A2
8)。指定されたスクリプトがIF条件文の場合は(A
9)、IFリストテーブル23c〔図2(C)〕に新テ
ーブルを追加し、IF識別名を登録する(A10)。こ
の時、ELSE文の定義行番号と条件文終了の行番号
は、初期値として「−1」を入れておくと後でチェック
できる。また、定義エラーがある場合は、出力装置3に
エラーを出力する(A28)。
【0020】指定されたスクリプトがELSE文の場合
は(A11)、IFリストテーブル23cをIF識別名
で検索する。該当するテーブルのELSE文定義行番号
に、現在の行番号を追加する(A13)。また、該当す
るテーブルが無い場合等(A12)は、出力装置3にエ
ラーを出力する(A28)。指定されたスクリプトがI
F条件文終了の場合(A14)、IFリストテーブル2
3cをIF識別名で検索する。該当するテーブルの条件
文終了行番号に、現在の行番号を追加する(A16)。
また、該当するテーブルが無い場合等(A15)は、出
力装置3にエラーを出力する(A28)。指定されたス
クリプトがFOR繰り返し文の場合(A17)、FOR
リストテーブル23dに新テーブルを追加し、FOR識
別名を登録する(A18)。この時、FOR繰り返し終
了の行番号は、初期値として「−1」を入れておくと後
でチェックできる。また、定義エラーがある場合は、出
力装置3にエラーを出力する(A28)。
【0021】指定されたスクリプトがFOR繰り返し終
了の場合(A19)、FORリストテーブル23dをF
OR識別名で検索する。該当するテーブルのFOR繰り
返し終了の行番号に、現在の行番号を追加する(A2
1)。また、該当するテーブルが無い場合等(A20)
は、出力装置3にエラーを出力(A28)する。指定さ
れたスクリプトがWHILE繰り返し文の場合(A2
2)、WHILEリストテーブル23eに新テーブルを
追加し、WHILE識別名を登録する(A23)。この
時、WHILE繰り返し終了の行番号は、初期値として
「−1」を入れておくと後でチェックできる。また、定
義エラーがある場合は、出力装置3にエラーを出力する
(A28)。
【0022】指定されたスクリプトがWHILE繰り返
し終了の場合(A24)、WHILEリストテーブル2
3eをWHILE識別名で検索する。該当するテーブル
のWHILE繰り返し終了の行番号に、現在の行番号を
追加する(A26)。また、該当するテーブルが無い場
合等(A25)は、出力装置3にエラーを出力する(A
28)。それ以外の指定は、ここでは無視する。
【0023】以上の繰り返しで、スクリプトを一通り解
析し終わると、各リストテーブルが完成し、次の処理行
番号を簡単に得ることができる。またこの時、繰り返し
文や条件文の開始と終了の対応が取れているか等のチェ
ックもできるので(終了の行番号が「−1」のままだと
対応がとれていないことになる)、スクリプト内の指定
エラーを実行前に発見することもできる。
【0024】(2)スクリプトファイル実行時 次に、スクリプトファイル実行時の動作を図1,図5〜
図7を参照して説明する。入力装置1から与えられたス
クリプトは、スクリプト処理部22で一文ずつ処理され
る(B1〜B28のループにおけるB2)。指定された
スクリプトが代入式の場合(B3)、カウンタリストテ
ーブル23a〔図2(A)〕からカウンタ名を検索し
(B4)、指定された値をカウンタ値に入れる(B
5)。カウンタリストテーブルに該当するカウンタ名
(該当テーブル)が無い場合は、出力装置3にエラーを
出力(B29)する。指定されたスクリプトが演算式の
場合(B6)、カウンタリストテーブル23aからカウ
ンタ名を検索し(B7)、そのカウンタ値を使用して演
算を行う(B8)。該当テーブルがない場合は、出力装
置3にエラーを出力(B29)する。
【0025】指定されたスクリプトがジャンプ文の場合
(B9)、ラベルリストテーブル23bからラベル名を
検索し(B10)、ラベルが定義された行番号へ処理を
移す(B11)。該当ラベルがない場合は、出力装置3
にエラーを出力(B29)する。指定されたスクリプト
がIF条件文の場合(B12)、条件式が真か偽かを判
定する(B13)。真の場合は、次の行へ処理を移す。
偽の場合は、IFリストテーブル23cからIF識別名
を検索し(B14)、ELSE文がある(チェックで
「−1」でないこと:B15)場合、ELSE文が定義
された行番号の次行へ移る。ELSE文がない場合は、
条件文終了の行番号の次行へ移る。該当テーブルがない
場合は、出力装置3にエラーを出力(B29)する。指
定されたスクリプトがELSE文の場合(B16)、I
F条件文で条件式が真の場合の処理が終わったことにな
るので(ELSEの処理に移る場合は、ELSE文定義
行番号の次行へ移るのでELSE文にはあたらない)、
IFリストテーブル23cからIF識別名を検索し(B
17)、条件文終了の行番号の次行へ移る。該当テーブ
ルがない場合は、出力装置3にエラーを出力する(B2
9)。
【0026】指定されたスクリプトがFOR繰り返し文
の場合(B18)、条件式が真か偽かを判定する(B1
9)。真の場合は、次の行へ処理を移す。偽の場合は、
FORリストテーブル23dからFOR識別名を検索し
(B20)、FOR繰り返し終了の行番号の次行へ移
る。該当テーブルがない場合は、出力装置3にエラーを
出力する(B29)。指定されたスクリプトがFOR繰
り返し終了の場合(B21)、FORリストテーブル2
3dからFOR識別名を検索し(B22)、FOR繰り
返し開始の行番号へ移る。該当テーブルがない場合は、
出力装置3にエラーを出力する(B29)。指定された
スクリプトがWHILE繰り返し文の場合(B23)、
条件式が真か偽かを判定する(B24)。真の場合は、
次の行へ処理を移す。偽の場合は、WHILEリストテ
ーブル23eからWHILE識別名を検索し(B2
5)、WHILE繰り返し終了の行番号の次行へ移る。
該当テーブルがない場合は、出力装置3にエラーを出力
する(B29)。
【0027】指定されたスクリプトがWHILE繰り返
し終了の場合(B26)、WHILEリストテーブル2
3eからWHILE識別名を検索し(B27)、WHI
LE繰り返し開始の行番号へ移る。該当テーブルがない
場合は、出力装置3にエラーを出力する(B29)。そ
れ以外は、それぞれ指定通りの処理を行い、次の処理に
移る。以上の繰り返しにより、スクリプトをもう一度最
初から検索することなしに、効率的に処理を行うことが
できる。
【0028】〔III 〕従来技術と本発明との相違点の比
較 (1)プログラミング言語ライクの面での比較 図9は制御文(IF,FOR,WHILE等)を受け付
けず、上から順に処理を行う従来のスクリプト(プログ
ラミング言語ライクでない)を、スクリプトファイルに
記述したときの記述と処理手順の一例を示す図である。
図10は図9と同一例に対して制御文を受け付けるよう
にした本発明の場合のスクリプトファイルの記述と処理
手順を示す図である。なお、本例はデータ測定自動試験
用スクリプトファイルの場合である。図9と図10を比
較すると明らかなように、図10の方が、よりプログラ
ミング言語ライクであることが分かる。
【0029】(2)処理の効率面での比較 図11は制御文は受け付けるようにした従来のスクリプ
ト(前記「従来の技術」で説明した単に高水準言語のコ
マンドを流用した場合)の処理フローである。この場合
は、制御文が出てくる度にファイルを最初から検索しな
ければならないので、処理に時間がかかる。図12は図
11と同一例に本発明の場合の処理フローである。この
場合は、最初にファイルを解析しリストテーブルに登録
するので、処理時にファイル検索の必要が無く、処理時
間を短縮でき処理の効率が良い。
【0030】〔IV〕第2実施形態例 前記第1実施形態例で挙げたコマンド(図8参照)に加
え、以下のようなコマンドを追加し、リストテーブルの
項目を追加して制御することにより、よりプログラミン
グ言語ライクなスクリプトを作成できる。 ジャンプ文(GOTO)とRETURNを組み合わ
せて、RETURNが指定された場合は、ジャンプ前の
行に戻る。この時、ラベルリストテーブルにジャンプ前
行番号の要素を追加する。スクリプトロード時にジャン
プ文が指定されていたら該当ラベル名のジャンプ前行番
号を入れておく。実行時、RETURNが指定されてい
る場合は、該当ラベル名のジャンプ前行番号に処理を移
す。 IF文にELSE文だけでなく、ELSEIF文も
受け付ける。この時、IFリストテーブルのELSE定
義行番号の前にELSEIF定義行番号を追加し、その
行番号を入れておく。スクリプト実行時は、IFの条件
式が偽の場合は、ELSEIF文がある場合、その条件
式に移る。無ければELSE文、または条件文終了行番
号へ移る。 BREAK文とCONTINUE文を受け付ける。
BREAK文の場合は、スクリプト実行時、FORまた
はWHILEリストテーブルの該当テーブルの終了行番
号の次行へ処理を移す。CONTINUE文の場合は、
FORまたはWHILEリストテーブルの該当テーブル
の開始行番号へ処理を移す。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、条
件文や繰り返し文等を受け付けるスクリプトを処理する
場合、スクリプトのロード時に必要な情報をリストテー
ブルに登録しておくことにより、再度スクリプトを検索
することなしに、処理を行うことができ、処理速度を上
げることができる。また、リストテーブルはスクリプト
をロードする毎に作り直すので、メモリ使用量も抑える
ることができる。更に、実行前にスクリプトのチェック
を行うので、指定エラー等を早期に発見することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例を示す図であって、(A)
はブロック図、(B)はリストテーブルの種類を示す図
である。
【図2】同実施形態例のリストテーブルの内容を示す図
である。
【図3】同実施形態例のスクリプトファイルロード時の
フローチャートである。
【図4】図3の続きを示すフローチャートである。
【図5】同実施形態例のスクリプトファイル実行時のフ
ローチャートである。
【図6】図5の続きを示すフローチャートである。
【図7】図6の続きを示すフローチャートである。
【図8】同実施形態例で使用するスクリプトの例を示す
図である。
【図9】従来例のスクリプトにおける処理手順とスクリ
プトファイルを示す図である。
【図10】図9に示した処理手順とスクリプトファイル
に対して本発明を適用した場合の図である。
【図11】従来例の処理のフローチャートである。
【図12】図11に示した処理に対して本発明を適用し
た場合のフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力装置 2 スクリプト処理装置 3 出力装置 21 スクリプト解析部 22 スクリプト処理部 23 リストテーブル 23a カウンタリストテーブル 23b ラベルリストテーブル 23c IFリストテーブル 23d FORリストテーブル 23e WHILEリストテーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したスクリプトを解析するスクリプ
    ト解析部と、 該スクリプト解析部の解析内容に応じてリストとして記
    憶・更新するリストテーブルと、 前記スクリプト解析部の解析内容に従い、必要に応じて
    前記リストテーブルを参照して処理を行うスクリプト処
    理部とを備えたことを特徴とするスクリプト処理装置。
  2. 【請求項2】 前記スクリプトのロード毎に前記リスト
    テーブルを更新することを特徴とする請求項1記載のス
    クリプト処理装置。
  3. 【請求項3】 前記リストテーブルに記憶する内容は、
    少なくともカウンタ,ラベル,IF条件文,FOR繰り
    返し文,WHILE繰り返し文を含むことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のスクリプト処理装置。
  4. 【請求項4】 代入文実行時,演算文実行時,ジャンプ
    実行時,IF条件文実行時,FOR繰り返し文実行時,
    WHILE繰り返し文実行時に、それぞれの前記リスト
    テーブルに対する、該当カウンタ値の更新,該当カウン
    タ値の参照,該当ラベルの定義行番号の参照後の処理の
    移動,IF条件に応じた処理の移動,FOR繰り返し文
    に応じた処理の移動,WHILE繰り返し文に応じた処
    理の移動を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載のスクリプト処理装置。
  5. 【請求項5】 入力したスクリプトを解析する処理と、 該処理の解析内容に応じてリストテーブルを記憶・更新
    する処理と、 前記処理の解析内容に従い、必要に応じて前記リストテ
    ーブルを参照して処理・実行を行う処理とをコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記憶した記録媒体。
JP8801198A 1998-03-17 1998-03-17 スクリプト処理装置 Pending JPH11265293A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019161645A1 (zh) * 2018-02-24 2019-08-29 平安科技(深圳)有限公司 基于Shell的数据表提取方法、终端、设备及存储介质

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019161645A1 (zh) * 2018-02-24 2019-08-29 平安科技(深圳)有限公司 基于Shell的数据表提取方法、终端、设备及存储介质

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