JPH11252386A - 出力機のキャリブレーションカーブ作成装置及び出力機のキャリブレーション方法 - Google Patents

出力機のキャリブレーションカーブ作成装置及び出力機のキャリブレーション方法

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JPH11252386A
JPH11252386A JP10047724A JP4772498A JPH11252386A JP H11252386 A JPH11252386 A JP H11252386A JP 10047724 A JP10047724 A JP 10047724A JP 4772498 A JP4772498 A JP 4772498A JP H11252386 A JPH11252386 A JP H11252386A
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calibration
color
output device
curve
output
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JP10047724A
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Inventor
Taijiro Ogawa
泰次郎 小川
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に出力機の色バラツキをなくすことができ
るようにすること。 【解決手段】チャート出力手段41により、標準出力機
50とキャリブレーション対象出力機10のそれぞれ
で、各1次色について複数濃度の色見本を有するキャリ
ブレーション用チャート70を出力させ、それらを測色
部42によって測色して、標準値記憶部43及び現状値
記憶部44にそれらの測色結果を記憶する。そして、キ
ャリブレーションカーブ作成部45によって、それら記
憶された各測色結果よりキャリブレーション対象出力機
10用のキャリブレーションカーブを作成し、それをキ
ャリブレーションカーブ出力部46によりパーソナルコ
ンピュータ(PC)20に供給する。、PC20は、キ
ャリブレーション対象出力機10に印刷用データを送信
する際に、上記供給されたキャリブレーションカーブを
用いて上記印刷用データに含まれる各1次色の値を補正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機やカラープ
リンタ等の複数の出力機それぞれによって出力される画
像の色を同様にするための出力機のキャリブレーション
カーブ作成装置及び出力機のキャリブレーション方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの普及に伴なって、
印刷分野においてもデスクトップパブリッシングと称さ
れるような電子編集・印刷システムが利用されるように
なってきている。このような電子編集・印刷システムに
おいては、文字の段組みのみならず、図版やイラストの
作成、写真の修正等が可能となっている。
【0003】このような電子編集・印刷システムにおい
ては、例えば、印刷機やカラープリンタ等の出力機に関
しては、シアン,マゼンタ,イエロー,黒(CMY
K)、あるいは赤,緑,青(RGB)の各値により色が
表されるのに対して、コンピュータ側では、モニタやプ
リンタの装置に関係なく常に一定の色を再現するようデ
ザインされたL*** (以下、アスタリスクは省略
してLabと記す)の値により色が表される。ここで、
Lは輝度あるいは明度、aは緑から赤の範囲の色彩、b
は青からイエローの範囲の色彩に対応するもので、aと
bをX軸,Y軸、LをZ軸に取った(XYZ)値により
色を表現することができる。例えば、Lは“0”〜“1
00”、aとbは“+120”〜“−120”の値を取
る。
【0004】このLab(XYZ)値に対応するCMY
K値又はRGB値は、出力機それぞれによってバラツキ
があり、ユーザが所望した色を正確に且つ各出力機間で
色バラツキなく印刷出力するためには、当該出力機それ
ぞれに合わせた補正が必要となる。
【0005】これは、例えば、図5の(A)に示すよう
にして行われている。即ち、まず、コンピュータ100
内部に設けたカラーマネージメントシステム102で、
デバイスプロファイルを用いて入力画像を図示しないモ
ニタ等のデバイスに依存しない色空間(例えばLab)
に変換する。ここで、上記デバイスプロファイルは、C
MYK(又はRGB)の各1次色を図5の(B)に示す
ような1次色ルックアップテーブル(以下、LUTと略
す)により補正し、それら補正後の各1次色の組み合わ
せを図5の(C)に示すような4次色LUT(入力画像
がRGBの場合は3次色LUT)によりLab値に変換
するという構造を持つ。そして、この色空間でユーザ所
望の変更修正を行うことで出力しようとする画像を作成
し、これを出力用画像としてコンピュータ100から出
力機200に送信する。
【0006】出力機200は、プリンタサーバ202と
プリンタ204とからなり、プリンタサーバ202内
で、コンピュータ100から送信されてきた出力用画像
を、デバイスプロファイルを用いてプリンタ204のデ
バイスの色空間に変換し、プリンタ204にて印刷出力
することで、出力物を得る。ここで、上記デバイスプロ
ファイルは、上記コンピュータ100内のカラーマネー
ジメントシステム102でのデバイスプロファイルとは
逆に、4次色LUT(プリンタ204がRGB空間のも
のの場合は3次色LUT)によりLab値をCMYK
(又はRGB)の各1次色に変換し、それら各1次色を
プリンタ204の色バラツキを吸収するように、図5の
(D)に示すような各1次色のキャリブレーションカー
ブ(1次色LUT)により補正するという構造を持つ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、出力機
(印刷機やカラープリンタ)の色バラツキを抑制するた
めのキャリブレーションシステムは、プリンタサーバ内
部の1次色のカーブを変更している。
【0008】しかしながら、このような手法では、出力
機200の内部のテーブルを用いているために、その出
力機200の内部構造を知る必要があった。即ち、一般
的に、出力機200は、プリンタサーバ202とプリン
タ204とが一体的に構成されており、上記内部テーブ
ルがブラックボックス化されているため、その内部テー
ブルによりキャリブレーション結果が満足行くものでな
かった場合に、ユーザ側で内部テーブルを変更すること
は容易ではない。
【0009】また、内部テーブルを変更させることがで
きても、その方法は、その出力機200の機種に依存し
ているため、他機種に対応できない。本発明は、上記の
点に鑑みてなされたもので、容易に出力機の色バラツキ
をなくすことができる出力機のキャリブレーションカー
ブ作成装置及び出力機のキャリブレーション方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による出力機のキャリブレーションカーブ
作成装置は、予めキャリブレーションされた参照用の出
力機及びキャリブレーション対象の出力機のそれぞれ
で、各1次色について複数濃度の色見本を有するキャリ
ブレーション用チャートを出力させるチャート出力手段
と、上記参照用の出力機及びキャリブレーション対象の
出力機それぞれによって出力された各キャリブレーショ
ン用チャートの各色見本を測色する測色手段と、上記参
照用の出力機によって出力されたキャリブレーション用
チャートの上記測色手段による測色結果を記憶するため
の標準値記憶手段と、上記キャリブレーション対象の出
力機によって出力されたキャリブレーション用チャート
の上記測色手段による測色結果を記憶するための現状値
記憶手段と、上記標準値記憶手段及び現状値記憶手段に
記憶された各測色結果より上記キャリブレーション対象
の出力機用のキャリブレーションカーブを作成するキャ
リブレーションカーブ作成手段と、を備えることを特徴
とする。
【0011】即ち、本発明の出力機のキャリブレーショ
ンカーブ作成装置によれば、予めキャリブレーションさ
れた参照用の出力機と、キャリブレーション対象の出力
機とのそれぞれで、各1次色について複数濃度の色見本
を有するキャリブレーション用チャートを出力させて、
それぞれを測色して記憶しておく。そして、それら記憶
された各測色結果より上記キャリブレーション対象の出
力機用のキャリブレーションカーブを作成する。
【0012】従って、この作成されたキャリブレーショ
ンカーブをコンピュータに与え、そのコンピュータから
上記キャリブレーション対象の出力機に印刷用データを
送信する際に、上記コンピュータにおいて、そのキャリ
ブレーションカーブを用いて上記印刷用データに含まれ
る各1次色の値を補正するようにすれば、出力機内部の
キャリブレーション用テーブルを変更することなく、出
力機の色バラツキをなくすことができるよになる。
【0013】また、本発明による出力機のキャリブレー
ション方法は、予めキャリブレーションされた参照用の
出力機及びキャリブレーション対象の出力機のそれぞれ
で、各1次色について複数濃度の色見本を有するキャリ
ブレーション用チャートを出力させる工程と、上記参照
用の出力機によって出力されたキャリブレーション用チ
ャートの各色見本を測色して、その測色結果を記憶する
工程と、上記キャリブレーション対象の出力機によって
出力されたキャリブレーション用チャートの各色見本を
測色し、その測色結果を記憶する工程と、上記記憶され
た各測色結果より上記キャリブレーション対象の出力機
用のキャリブレーションカーブを作成する工程と、上記
作成されたキャリブレーションカーブを上記キャリブレ
ーション対象の出力機に接続されたコンピュータに対し
て供給する工程と、上記コンピュータから上記キャリブ
レーション対象の出力機に印刷用データを送信する際
に、上記コンピュータにおいて、上記供給されたキャリ
ブレーションカーブを用いて上記印刷用データに含まれ
る各1次色の値を補正する工程と、を備えることを特徴
とする。
【0014】即ち、本発明の出力機のキャリブレーショ
ン方法によれば、予めキャリブレーションされた参照用
の出力機と、キャリブレーション対象の出力機とのそれ
ぞれで、各1次色について複数濃度の色見本を有するキ
ャリブレーション用チャートを出力させて、それぞれを
測色して記憶しておく。そして、それら記憶された各測
色結果より上記キャリブレーション対象の出力機用のキ
ャリブレーションカーブを作成して、それをコンピュー
タに与え、そのコンピュータから上記キャリブレーショ
ン対象の出力機に印刷用データを送信する際に、上記コ
ンピュータにおいて、そのキャリブレーションカーブを
用いて上記印刷用データに含まれる各1次色の値を補正
するようにしている。従って、出力機内部のキャリブレ
ーション用テーブルを変更することなく、出力機の色バ
ラツキをなくすことができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。図1はその構成を示す図で、同
図中、参照番号10はキャリブレーション対象の印刷機
やカラープリンタ等の出力機である。このキャリブレー
ション対象出力機10は、複数のパーソナルコンピュー
タ(以下、PCと略す)20とローカルエリアネットワ
ーク(以下、LANと略す)30により接続され、各P
C20で作成、編集された出力用画像を印刷出力する。
【0016】また、参照番号40は、出力機キャリブレ
ーションカーブ作成装置であり、予めキャリブレーショ
ンされた標準出力機50での色再現性と同様の色再現性
を得るように上記キャリブレーション対象出力機10用
のキャリブレーションカーブを作成するためのものであ
る。本実施の形態においては、この出力キャリブレーシ
ョンカーブ作成装置40によって作成されたキャリブレ
ーションカーブをLAN30又はフロッピーディスク
(以下、FDと略す)60等の記録伝送媒体を介して各
PC20に与えて、各PC20内の出力機プロファイル
の1次色部分にこのキャリブレーションカーブを反映さ
せることで、キャリブレーション対象出力機10内の図
示しないプリンタサーバに構成されたキャリブレーショ
ン用のLUTを変更することなく、標準出力50と同様
の色再現性を得ることができる。
【0017】ここで、上記出力キャリブレーションカー
ブ作成装置40は、チャート出力部41、測色部42、
標準値記憶部43、現状値記憶部44、キャリブレーシ
ョンカーブ作成部45、及びキャリブレーションカーブ
出力部46と、図示しない制御部とから構成されてい
る。
【0018】チャート出力部41は、図示しない制御部
の制御により、上記キャリブレーション対象出力機10
及び標準出力機50に図2の(A)に示すようなキャリ
ブレーション用チャート70を印刷出力させる。即ち、
図2の(A)はそれら出力機10及び50が色をCMY
Kにより表現する装置である場合のキャリブレーション
用チャート70を示ている。このキャリブレーション用
チャート70は、C(シアン),M(マゼンタ),Y
(イエロー),K(ブラック)の各色毎に、例えば、0
%,5%,10%,20%,30%,50%,70%,
80%,90%,95%,及び100%の領域を当該色
の網点で埋めることにより、それらパーセンテージの色
濃度を実現した色見本71が印刷されてなる。
【0019】測色部42は、このようなキャリブレーシ
ョン用チャート70上の各色についての各色見本71を
測色し、図示しない制御部の制御により、キャリブレー
ション対象出力機10によって印刷出力されたキャリブ
レーション用チャート70を測色した場合と、標準出力
機50によって印刷出力されたキャリブレーション用チ
ャート70を測色した場合とで、その測色結果を標準値
記憶部43及び現状値記憶部44に振り分けて供給する
ことで、それら記憶部43及び44に対応する測色値を
記憶させる。
【0020】この測色部42は、例えば、図3に示すよ
うに、X−Yステージ42A、発光素子42B、受光素
子42C、ディジタル化装置42D、及びセレクタ42
Eから構成される。即ち、X−Yステージ42Aは、そ
の上に載置されたキャリブレーション用チャート70を
X方向及びY方向に移動させるものである。発光素子4
2Bは、特定の色温度の光源であり、X−Yステージ4
2A上のキャリブレーション用チャート70の一つの色
見本71に光を照射する。受光素子42Cは、上記色見
本71からの反射光の強度を電流値に変換するCCD等
の光電変換器である。ディジタル化装置42Dは、上記
受光素子42Cからの電流値を、例えば0〜255の数
値に変換する。セレクタ42Eは、図示しない切り換え
スイッチ等の操作に応じて、上記ディジタル化装置42
Eの出力を、標準値記憶部43と現状値記憶部44とに
選択的に供給する。
【0021】また、上記キャリブレーションカーブ作成
部45は、詳細は後述するようにして、上記標準値記憶
部43及び現状値記憶部44に記憶されたそれぞれの値
に基づいて、キャリブレーションカーブを作成する。
【0022】そして、キャリブレーションカーブ出力部
46は、上記キャリブレーションカーブ作成部45で作
成されたキャリブレーションカーブを、LAN30上に
送出、あるいはFD60に記憶させるものである。
【0023】次に、このような構成における動作を説明
する。出力機キャリブレーションカーブ作成装置40
は、まず、チャート出力部41により、キャリブレーシ
ョン対象出力機10及び標準出力機50にそれぞれ、キ
ャリブレーション用チャート70を印刷出力させる。
【0024】次に、測色部42により、それらキャリブ
レーション用チャート70上の各色見本71を測色し、
その測色値を現状値記憶部44及び標準値記憶部43に
記憶させる。
【0025】この測色動作においては、予め基準となる
黒色及び白色を測定し、それぞれの時の電流値を、0と
255(又は255と0)として設定しておく。そし
て、標準出力機50で出力したキャリブレーション用チ
ャート70をX−Yステージ42A上に載置し、X軸に
ついてステップ駆動(間欠移送)させながら、シアンの
0%から100%を順次測色して、それらの測色値を標
準値記憶部43に保存する。次に、Y軸方向に移動し、
X軸についてステップ駆動させながら、マゼンタの0%
から100%を順次測色して、それらの測色値を標準値
記憶部43に保存する。以下、イエロー、ブラックにつ
いても同様に行う。
【0026】その後、キャリブレーション対象出力機1
0で出力したキャリブレーション用チャート70をX−
Yステージ42A上に載置し、X軸についてステップ駆
動(間欠移送)させながら、シアンの0%から100%
を順次測色して、それらの測色値を現状値記憶部44に
保存する。次に、Y軸方向に移動し、X軸についてステ
ップ駆動させながら、マゼンタの0%から100%を順
次測色して、それらの測色値を現状値記憶部44に保存
する。以下、イエロー、ブラックについても同様に行
う。
【0027】こうして、標準値記憶部43及び現状値記
憶部44に測色値が保存されたならば、次に、キャリブ
レーションカーブ作成部45により、測色値の最近傍値
によるキャリブレーションカーブを計算する。これは、
図4に示すようにして行われる。
【0028】即ち、まず、標準値記憶部43に記憶され
た各色の標準値を用いて補間により、各色についての出
力値−測定値カーブ(以下、それらを標準値カーブと称
する)を作成し、同様に、現状値記憶部44に記憶され
た各色の現状値を用いて補間により、各色についての出
力値−測定値カーブ(以下、それらを現状値カーブと称
する)を作成する(ステップS10)。
【0029】次に、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラ
ックのうちの一つをターゲット色として選択し(ステッ
プS11)、図示しないカウンタiを「0」に初期化す
る(ステップS12)。
【0030】その後、上記選択したターゲット色の値i
に対する現状値を当該ターゲット色の現状値カーブより
求め、その現状値に対応する標準値に対する値jを当該
ターゲット色の標準値カーブより求める(ステップS1
3)。そして、ターゲット色の値iに対するキャリブレ
ーション値を上記jとする(ステップS14)。
【0031】次に、カウンタiを「1」インクリメント
し(ステップS15)、その結果が「255」以下であ
れば(ステップS16)、上記ステップS13に戻っ
て、上記処理を繰り返す。これにより、i=0からi=
255までの値に対するキャリブレーション値が得られ
る。
【0032】そして、カウンタiの値が「255」を越
えた場合には、次に、シアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックの全てに対する処理が終了したかどうか判断し
(ステップS17)、まだであれば、上記ステップS1
1に戻って、次のターゲット色を処理対しようとして選
択する。
【0033】以上のようにして、シアン、マゼンタ、イ
エロー、ブラックの各1次色についてのキャリブレーシ
ョンカーブが作成される。そして、キャリブレーション
カーブ出力部46により、これらキャリブレーションカ
ーブを、例えばLUT形式のファイルとして、LAN3
0上に送出、あるいはFDに記憶させることで、該出力
機キャリブレーションカーブ作成装置40から外部に出
力する。
【0034】PC20は、こうして出力されたキャリブ
レーションカーブをLAN30より取り込み、あるいは
FD60から読み出して、図示しない内部記憶装置に保
存する。そして、LAN30により接続されたキャリブ
レーション対象出力機10にて印刷出力するときには、
このキャリブレーションカーブを用いて補正したCMY
Kの値をその出力機10に送信する。
【0035】キャリブレーション対象出力機10におい
ては、この送信されてきたCMYK値を、内部プリンタ
サーバに設けられた固定のLUTにより更にキャリブレ
ーションを行って、内部プリンタにて印刷出力する。こ
の場合、内部プリンタサーバのLUTを用いた再キャリ
ブレーション結果が標準出力機50での印刷結果と同様
になるように、PC20から送信されてくるCMYK値
に補正が施されているので、プリンタサーバのLUTが
固定であっても、即ち、何ら変更することなく、所望の
色再現性を得られる。
【0036】このように、本実施の形態では、プリンタ
サーバ内部の1次色カーブを変更することなく、コンピ
ュータ側のデバイスプロファイル内の1次色部分にキャ
リブレーションカーブを反映させることで、出力機毎の
色バラツキをなくすことが可能となる。
【0037】なお、デバイスプロファイルを作成するに
は、一般的に多くの色(4次色まで)を測色しないとい
けないが(100〜1000個)、本実施の形態では、
キャリブレーションは1次色のみであるため数個の測色
(30〜50個)で行えるので負担が少ない。
【0038】また、上記のようにして作成出力したキャ
リブレーションカーブを、同一機種の出力機にも適用で
きるので、出力機毎に測色を行ってキャリブレーション
カーブを作成する必要はない。さらに、一般に、同一メ
ーカの印刷機においては、あるいは同一印刷形式の印刷
機においては、同様の色のバラツキ傾向を示すため、一
つのキャリブレーションカーブをそれらに適用しても、
若干のバラツキは有るにせよ、許容可能な範囲に色バラ
ツキを抑えることが可能である。
【0039】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではないことは勿論である。例えば、上記実施
の形態では、大部分の出力機が採用しているCMYKモ
ードの場合を例に説明したが、非常に少ないとはいえ、
RGBデータを受け付ける出力機もある。従って、その
ような出力機に対しては、図2の(B)に示すように、
レッド、グリーン、ブルーの3色用のキャリブレーショ
ン用チャート70を出力し、それを測色してキャリブレ
ーションカーブを作成すれば良い。その他、本発明の主
旨を逸脱しない範囲で、種種の変形変更が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
容易に出力機の色バラツキをなくすことができる出力機
のキャリブレーションカーブ作成装置及び出力機のキャ
リブレーション方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる出力機のキャリ
ブレーションカーブ作成装置の構成を示す図である。
【図2】(A)は出力機が色をCMYKにより表現する
装置である場合のキャリブレーション用チャートを示す
図であり、(B)は出力機が色をRGBにより表現する
装置である場合のキャリブレーション用チャートを示す
図である。
【図3】図1中の測色部の構成を示す図である。
【図4】図1中のキャリブレーションカーブ作成部の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図5】(A)は従来のカラーマネージメントの概要を
説明するための図、(B)は1次色ルックアップテーブ
ルの内容を示す図、(C)は4次色ルックアップテーブ
ルの内容を示す図であり、(D)は各1次色のキャリブ
レーションカーブを示す図である。
【符号の説明】
10 キャリブレーション対象出力機 20 パーソナルコンピュータ(PC) 30 ローカルエリアネットワーク(LAN) 40 出力機キャリブレーションカーブ作成装置 41 チャート出力部 42 測色部 42A X−Yステージ 42B 発光素子 42C 受光素子 42D ディジタル化装置 42E セレクタ 43 標準値記憶部 44 現状値記憶部 45 キャリブレーションカーブ作成部 46 キャリブレーションカーブ出力部 50 標準出力機 60 フロッピーディスク(FD) 70 キャリブレーション用チャート 71 色見本

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めキャリブレーションされた参照用の
    出力機及びキャリブレーション対象の出力機のそれぞれ
    で、各1次色について複数濃度の色見本を有するキャリ
    ブレーション用チャートを出力させるチャート出力手段
    と、 上記参照用の出力機及びキャリブレーション対象の出力
    機それぞれによって出力された各キャリブレーション用
    チャートの各色見本を測色する測色手段と、 上記参照用の出力機によって出力されたキャリブレーシ
    ョン用チャートの上記測色手段による測色結果を記憶す
    るための標準値記憶手段と、 上記キャリブレーション対象の出力機によって出力され
    たキャリブレーション用チャートの上記測色手段による
    測色結果を記憶するための現状値記憶手段と、 上記標準値記憶手段及び現状値記憶手段に記憶された各
    測色結果より上記キャリブレーション対象の出力機用の
    キャリブレーションカーブを作成するキャリブレーショ
    ンカーブ作成手段と、 を具備することを特徴とする出力機のキャリブレーショ
    ンカーブ作成装置。
  2. 【請求項2】 上記キャリブレーションカーブ作成手段
    は、 上記標準値記憶手段に記憶された各測色結果より各1次
    色の変動カーブを生成する標準値カーブ作成手段と、 上記現状値記憶手段に記憶された各測色結果より各1次
    色の変動カーブを生成する現状値カーブ作成手段と、 各1次色の各値について、各現状値を上記現状値カーブ
    作成手段で生成された変動カーブより求め、それら各現
    状値に対応する標準値に対する値を上記標準値カーブ作
    成手段で生成された変動カーブより求めて、その値を対
    応する1次色の値に対するキャリブレーション値とする
    手段と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の出力機のキャ
    リブレーションカーブ作成装置。
  3. 【請求項3】 上記キャリブレーションカーブ作成手段
    で作成されたキャリブレーションカーブを、上記キャリ
    ブレーション対象の出力機に接続されたコンピュータに
    対して供給するためのキャリブレーションカーブ出力手
    段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の出
    力機のキャリブレーションカーブ作成装置。
  4. 【請求項4】 予めキャリブレーションされた参照用の
    出力機及びキャリブレーション対象の出力機のそれぞれ
    で、各1次色について複数濃度の色見本を有するキャリ
    ブレーション用チャートを出力させる工程と、 上記参照用の出力機によって出力されたキャリブレーシ
    ョン用チャートの各色見本を測色して、その測色結果を
    記憶する工程と、 上記キャリブレーション対象の出力機によって出力され
    たキャリブレーション用チャートの各色見本を測色し、
    その測色結果を記憶する工程と、 上記記憶された各測色結果より上記キャリブレーション
    対象の出力機用のキャリブレーションカーブを作成する
    工程と、 上記作成されたキャリブレーションカーブを上記キャリ
    ブレーション対象の出力機に接続されたコンピュータに
    対して供給する工程と、 上記コンピュータから上記キャリブレーション対象の出
    力機に印刷用データを送信する際に、上記コンピュータ
    において、上記供給されたキャリブレーションカーブを
    用いて上記印刷用データに含まれる各1次色の値を補正
    する工程と、 を具備することを特徴とする出力機のキャリブレーショ
    ン方法。
  5. 【請求項5】 上記キャリブレーションカーブを作成す
    る工程は、 上記記憶された、上記参照用の出力機からのキャリブレ
    ーション用チャートの各色見本の各測色結果より、各1
    次色の標準値変動カーブを生成する工程と、 上記記憶された、上記キャリブレーション対象の出力機
    からのキャリブレーション用チャートの各色見本の各測
    色結果より、各1次色の現状値変動カーブを生成する工
    程と、 各1次色の各値について、各現状値を上記生成された現
    状値変動カーブより求め、それら各現状値に対応する標
    準値に対する値を上記標準値変動カーブより求めて、そ
    の値を対応する1次色の値に対するキャリブレーション
    値とする工程と、 を含むことを特徴とする請求項4に記載の出力機のキャ
    リブレーション方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036370A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Brother Ind Ltd 画像形成システム、画像形成装置、及びデータ処理装置
US7859718B2 (en) 2005-09-26 2010-12-28 Fuji Xerox Co., Ltd. Image output device, color correction method, and computer readable medium storing program for color correction
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