JPH11249546A - 救急蘇生法訓練用の人体モデル装置 - Google Patents

救急蘇生法訓練用の人体モデル装置

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JPH11249546A
JPH11249546A JP5526898A JP5526898A JPH11249546A JP H11249546 A JPH11249546 A JP H11249546A JP 5526898 A JP5526898 A JP 5526898A JP 5526898 A JP5526898 A JP 5526898A JP H11249546 A JPH11249546 A JP H11249546A
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simulated human
training
airway
simulated
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Motoi Yatsugami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異物除去訓練と人工呼吸訓練と心マッサージ
訓練ができる人体モデル装置を提供すること。 【解決手段】 模擬人体1に、側胸下部及び/又は上腹
部を圧迫したときの圧迫力に応じて模擬人体1の体内側
から気道接続ソケット2に送風することのできる手動ポ
ンプ5を備え、気道接続ソケット2内に予め置かれてい
る異物を送風でもって除去できるようにする。さらに、
模擬人体1の口から吹き込まれた空気を逆流防止弁4を
介して模擬人体1の肺袋6に導き、肺袋6の容積変化を
センサーで検出できるようにし、模擬人体1の胸部上面
が押下されたときに、その胸部上面の上下方向の位置変
位をセンサー(リミットスイッチ)で検出できるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、救急蘇生法訓練用
の人体モデル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療関係の施設や自動車学校における心
肺蘇生法の教育及び訓練では、人体モデル(模擬人体と
もいう)を用いて人工呼吸と心マッサージを行うのが一
般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、幼児は異物
を飲み込んでのどに詰まらせることがあり、窒息事故を
防ぐうえで気道内の異物除去の訓練も必要性が高い。し
かしながら、上記従来の心肺蘇生法訓練用の人体モデル
は異物除去機構を有しておらず、このような要請に応え
ることができなかった。
【0004】すなわち、本発明の目的とするところは、
気道内の異物除去の訓練ができる救急蘇生法訓練用の人
体モデル装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、以下のよう
な救急蘇生法訓練用の人体モデル装置を創作した。すな
わち、第1の発明は、模擬人体の側胸下部及び/又は上
腹部を圧迫したときの圧迫力に応じて送風手段が該模擬
人体の体内側から咽頭の気道に対して気体を送るように
したことを特徴とする。
【0006】上記の人体モデル装置においては、模擬人
体の側胸下部及び/又は上腹部を圧迫すると、送風手段
の作用で模擬人体の体内側から咽頭の気道に対して気体
が送られ、予めその気道を塞ぐ位置に置いてあった異物
を送風時の風圧で口の方へ押し出すことができる。
【0007】ところで、のどにつまった異物を除去する
方法に、側胸下部圧迫法と上腹部圧迫法とがある。側胸
下部圧迫法とは、患者を背臥位にし、手のひらを患者の
両側胸下部に当て、下部胸郭を内下方に強く引きしぼる
ように瞬時に圧迫する方法であり、他方の上腹部圧迫法
はハイムリック法ともいい、手のひらの基部を患者のみ
ぞおちに当て、内上方に向けて素早く圧迫する方法であ
る。すなわち、この人体モデル装置は、模擬人体の側胸
下部及び/又は上腹部を圧迫したときに送風手段が働い
て気道の内圧が高められるようにしたものであるから、
上記二つの異物除去方法のいずれにも対応することがで
きる。
【0008】また、第2の発明は、模擬人体と、該模擬
人体の側胸下部及び/又は上腹部を圧迫したときの圧迫
力に応じて該模擬人体の体内側から咽頭の気道に送風す
る送風手段を有し、該気道に予め置かれている異物を該
送風手段からの送風でもって除去できるようにした異物
除去訓練機構と、該模擬人体の口から吹き込まれた空気
を逆流防止弁を介して該模擬人体の肺袋に導き、該肺袋
の容積変化に関する物理量をセンサーで検出できるよう
にした人工呼吸訓練機構と、該模擬人体の胸部上面が押
下されたときに、該胸部上面の上下方向の位置変位に関
する物理量をセンサーで検出できるようにした心マッサ
ージ訓練機構とを備えたことを特徴とする。
【0009】上記の人体モデル装置は、異物除去訓練
と、人工呼吸訓練と、心マッサージ(胸骨圧迫心マッサ
ージともいう)訓練とを行うことができるので、訓練内
容に合わせて人体モデルを取り替える煩わしさを回避で
き、訓練効率を上げることができる。なお、人工呼吸訓
練時に吹き込む呼気は逆流防止弁を経由して肺袋に導か
れるので、息を継ぐときに肺袋から空気が口内に戻ら
ず、したがって、使用者(訓練者)に不快感を与えな
い。
【0010】また、第3の発明は、請求項1又は2に記
載の救急蘇生法訓練用の人体モデル装置において、前記
送風手段は、前記模擬人体の体内に装着した手動ポンプ
と、その手動ポンプの吐出口に接続した逆流防止弁とを
有する構成であることを特徴とする。
【0011】この人体モデル装置では、模擬人体の側胸
下部及び/又は上腹部を圧迫するときの力の入れ具合で
手動ポンプの吐出量(圧縮空気量)を加減することがで
き、また、効果が不十分な場合は動作を繰り返すことが
できる。また、逆流防止弁があるので異物が手動ポンプ
によって吸い付けられるおそれがない。すなわち、人体
を模倣した異物除去機構が構成され、しかも、訓練に適
するものとなっている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図8に基づいて説明する。図1は実施形態に係る人体モ
デル装置の模擬人体の機器配置を説明する断面図であ
り、図2は模擬人体の機器配置を説明する要部平面図で
ある。救急蘇生法訓練用の人体モデル装置は、幼児をモ
デルにした模擬人体1の体内に、異物除去訓練機構と、
人工呼吸訓練機構と、心マッサージ訓練機構とを備えて
いる。以下順に説明する。
【0013】模擬人体1の咽頭(のど)に設置されてい
る気道接続ソケット2は、図3に示すように、模擬人体
1の口腔内で開口する上端側の開口部2aに対して下端
側が二つに分かれた形状となっており、一方の接続部2
bにつながれたホース3bの先端は逆流防止弁4を介し
て手動ポンプ5に接続され、他方の接続部2cにつなが
れたホース3cの先端は逆流防止弁4を介して肺袋6に
接続されている。なお、このホース3b,3cが人体の
気道に相当する。
【0014】上記の手動ポンプ5は合成ゴム等の弾性材
料製の蛇腹を有する、いわゆる蛇腹ポンプであり、図4
に示すように、左右両端部5a,5bの外周部には略三
角形の山状に折り返した形状の襞が形成される一方、中
央部5cの外周には断面形状がほぼ矩形の山及び谷が環
状に延びている。そして、中央部5cに設けられた吸排
気口5dに、次述する逆流防止弁4が接続されている。
すなわち、この手動ポンプ5は蛇腹の左右両端が模擬人
体1の側胸下部に位置しており、その蛇腹を軸線方向に
押しても、あるいは、模擬人体1の上腹部となる中央部
5c付近を軸線直角方向に押しても十分な形状復元性を
有し、圧縮空気を送風できるポンプとして作用するよう
になっているのである。図1中の5eは手動ポンプ5を
支持する台である。
【0015】次に、手動ポンプ5に取り付ける逆流防止
弁4の構造について図5及び図6を参照して説明する。
なお、手動ポンプ5の吸排気口5dのほか、後述するよ
うに肺袋6の吸排気口6aにも同じ構造の逆流防止弁4
が接続されている。逆流防止弁4は、手動ポンプ5の吸
排気口5dに連通する本体ケース4aに吸気パイプ4b
と排気パイプ4cとを対向させるようにして設けたもの
であり、本体ケース4aに接続する両パイプ4b,4c
の端部には開口形状を規定する端板4d,4eが取り付
けられ、その端板4d,4eの中心部同士をつなぐ軸4
fに沿ってシリコンゴム製の薄板状弁体4hが左右に移
動可能に取り付けられた構成である。なお、図6に示す
ように、端板4dの方が端板4eより大径で、かつ、開
口面積が大きくなるように設定されている。
【0016】したがって、図5に示す状態において、手
動ポンプ5から吐出された圧縮空気が本体ケース4aに
流入すると、弁体4hが左方向に移動して吸気パイプ4
bを塞ぐので空気は排気パイプ4c側へ流れる。他方、
本体ケース4a内の空気が手動ポンプ5によって同図の
上方に吸引されると、今度は弁体4hが右方向に動いて
排気パイプ4cを塞ぎ、吸気パイプ4b側の空気が手動
ポンプ5へと流れる。つまり、吸気パイプ4b内の空気
及び排気パイプ4c内の空気は一方向にしか流れないよ
うになっている。なお、この逆流防止弁4は、図1参
照、排気パイプ4cにホース3bが接続され、ホース3
bの先端が気道接続ソケット2の接続部2bに接続され
ている。また、吸気パイプ4bに吸気ホース3dが接続
され、吸気ホース3dの先端は模擬人体1の体側部に設
けられた開口部に接続されている。
【0017】異物除去訓練機構は上記のように構成さ
れ、気道接続ソケット2内に予め置いてある異物(本例
ではガラス玉G)を、手動ポンプ5から逆流防止弁4及
びホース3bを経由して気道接続ソケット2内に送り込
む圧縮空気の風圧で押し出すようにして除去することが
できる。なお、手動ポンプ5には吸気ホース3d及び吸
気パイプ4bを通って体外の空気が供給されるので気道
接続ソケット2内の異物を吸い付けるおそれがない。
【0018】ところで、上記の逆流防止弁は、図7に示
す構成としても良い。すなわち、同図において、逆流防
止弁4’の弁体4h’は、常には吸気パイプ4bを塞ぐ
位置に支持されており、吸気パイプ4b側から空気が吹
き込まれると弾性変位して吸気パイプ4bから離れると
ともに排気パイプ4cを塞ぐように湾曲するようになっ
ている(図7の状態)。
【0019】次に、人工呼吸訓練機構と心マッサージ訓
練機構について説明する。図8は肺袋6及びその支持構
造を示す分解斜視図である。図1,図2及び図8に示す
ように、模擬人体1の背中側に配置される台板7に支持
筒部(シリンダ)7aが立設され、肺袋6を支持する肺
板8の棒状脚部8aが支持筒部7aに差し込まれてい
て、肺板8は上下動可能な状態で胸部スプリング7bに
て所定の高さ位置に支持されるようになっている。この
肺板8の上に載せられた肺袋6の上に肋骨板9が載せら
れ、肋骨板9に設けられたセンサ取付台13a(後述す
る)の脚部13bが肺袋6の貫通孔6bを貫通して肺板
8の凹部8bにはまり込んでいる。なお、上記の各機構
は模擬人体1の表皮11で覆われている。
【0020】上記の肺袋6は、柔軟な合成樹脂で拡縮可
能に形成された袋体であり、吸排気口6aに逆流防止弁
4の本体ケース4aが接続され、逆流防止弁4の吸気パ
イプ4bに接続されたホース3cの他端は気道接続ソケ
ット2の接続部2cに接続されている。したがって、図
5に示す状態において、吸気パイプ4b側から本体ケー
ス4a内に空気が吹き込まれると、弁体4hが右方向に
動いて排気パイプ4cを塞ぎ、吸気パイプ4b側の空気
が肺袋6内に流入する。反対に、肺袋6から吐き出され
る空気が本体ケース4aに流入すると、弁体4hが左方
向に移動して空気は排気パイプ4cから大気中に排出さ
れる。つまり、吸気パイプ4b内の空気は一方向にしか
流れない。
【0021】また、肺板8の下面側に取り付けられた心
肺センサユニット12には、上下方向にスライド可能な
2本の検出棒12a,12bがそれぞれスプリング12
c,12dにて付勢された状態で支持されており、下向
きの検出棒12aは台板7の上面に当接し、上向きの検
出棒12bは肺袋6の貫通孔6cを貫通して肋骨板9の
下面に当接している。そして、この2本の検出棒12
a,12bの移動(突出)位置を個別に、図示省略のセ
ンサ(本例ではリミットスイッチ)で検出することで、
肺板8の上下動と、肺板8に対する肋骨板9の上下動
(すなわち、肺袋6の膨らみ具合)とを検出できるよう
になっている。なお、リミットスイッチに代えてリニア
変位センサを使用して検出棒12a,12bの移動量を
連続的に検出できるようにしても良い。
【0022】また、肋骨板9には胸骨のほぼ中央部とな
る所定の位置に、複数のセンサ13(具体的には2個の
押しボタン式スイッチ)を有するセンサ取付台13aが
一体に取り付けられている。この場合、肋骨板9の上か
ら2個のセンサ13が同時に押されることにより胸部圧
迫の適正手位置を検出することにしているので比較的小
さなセンサ13で適正手位置を規定することができる。
なお、手の位置を検出するのには押しボタン式スイッチ
に限らず、他の適宜なセンサ、例えば圧電素子等の力セ
ンサや静電容量センサを使っても良い。そして、心肺セ
ンサユニット12のセンサ類は、制御装置15の制御回
路に接続されており、かつ、この制御装置15は、肺袋
6への呼気吹き込み適正量、肋骨板9を押すときの適正
手位置と適正押圧深さ及び速さ(ペース)等を表示でき
る適宜な表示手段を具備している。
【0023】なお、模擬人体1の頭部は頸部に対して傾
動可能に形成されており、その頭部内には、模擬人体1
を普通に仰向けに寝かせた状態でホース3cを塞ぎ、そ
の姿勢から頭部を後屈させるとそれまで塞いでいたホー
ス3cを解放する気道開閉機構(図示省略)が設けられ
ている。そして、模擬人体1の頭部を所定量後屈させた
ときに、その気道開閉機構がセンサ、具体的にはリミッ
トスイッチ1c(図1参照)を作動させ、リミットスイ
ッチ1cのオン/オフの状態を気道確保表示ユニット1
6のランプの点灯/消灯で確認することができるように
なっている。
【0024】次に、上記のように構成された人体モデル
装置を使った異物除去訓練と、人工呼吸訓練と、心マッ
サージ訓練とについて説明する。 (1)異物除去訓練 先ず、図3参照、患者にみたてた模擬人体1の気道接続
ソケット2内に異物、本例ではガラス玉Gを置いて気道
に異物が詰まった場面を作っておく。側胸下部圧迫法で
は模擬人体1を背臥位にし、模擬人体1の側方にひざま
ずいて手のひらを模擬人体1の両側胸下部に当て、下部
胸郭を内下方に強く引きしぼるように瞬時に圧迫する。
すると、そのときの圧迫力に応じて手動ポンプ5の左右
両端部5a,5bが圧縮されるから、手動ポンプ5から
吐出される圧縮空気が模擬人体1の体内側から気道接続
ソケット2に対して送り込まれ、この結果、ガラス玉G
が圧縮空気に押されて気道から口のなかに転がり出るこ
とになる。
【0025】また、上腹部圧迫法(ハイムリック法)で
は、手のひらの基部を模擬人体1のみぞおちに当て、内
上方に向けて素早く圧迫する。模擬人体1を背臥位にす
る場合、手動ポンプ5の中央部5cが主に圧縮され、手
動ポンプ5から圧縮空気が吐出される。
【0026】(2)気道の確保 人工呼吸に先立ち気道を確保する必要がある。すなわ
ち、模擬人体1は、前述したように、仰向けに寝かせた
状態で気道(ホース3c)が塞がれるように形成されて
いるので、訓練者は模擬人体1の頭部を所定の角度に後
屈させて気道を確保する。頭部が後屈して気道が確保さ
れた状態はリミットスイッチ1cで検出され、気道確保
表示ユニット16のランプ点灯で確認できる。
【0027】(3)人工呼吸訓練 呼気吹き込み法(マウスツーマウス)の人工呼吸をする
ときには、模擬人体1をあおむけに寝かせ、頭部を後屈
させて気道確保したうえで模擬人体1の鼻をつまんで口
から息を吹き込む。気道接続ソケット2内に吹き込まれ
た呼気(空気)は、ホース3cと逆流防止弁4とを通っ
て肺袋6に送り込まれて肺袋6を膨らませる。このとき
肺袋6の内圧は肺袋6自体の収縮力と表皮11からの圧
縮力により高まるが、人工呼吸を施す者が息を継ぐとき
に、肺袋6内の空気は逆流防止弁4があるから口内に逆
流せず、排気パイプ4cから排出される。したがって、
訓練をする者に不快感を与えない。なお、気道接続ソケ
ット2に接続するホース3bの先端に逆流防止弁4があ
るので吹き込まれた空気が手動ポンプ5側に流れない。
【0028】そして、肺袋6が膨らんだり縮んだりする
と、肋骨板9と心肺センサユニット12の検出棒12b
が昇降し、検出棒12bが所定の突出長さになったとき
にセンサ(リミットスイッチ)が作動する。すなわち、
肺袋6の容積変化に関する物理量がセンサで検出される
ことになる。このセンサにつながれた制御装置15の表
示手段にてランプが点灯し、音が発せられるので、訓練
者は、肺袋6に吹き込まれた呼気量が適正量であるかど
うかを判断することができる。
【0029】(4)心マッサージ訓練 心マッサージをするときには、模擬人体1をあおむけに
寝かせ、胸部中央部に相当する位置に訓練者の片方の手
のひらを置き、まっすぐ下に押す動作と力を抜く動作
を、適正な圧迫の深さと速さ(ペース)でリズミカルに
繰り返す。このとき、手のひらを置く位置がセンサ13
にて検出され、手の位置が正しいかどうかが制御装置1
5の表示手段にて表示されるので、マッサージの途中で
正しい位置から手がずれないように注意を促すことがで
きる。
【0030】上記のようにして加えられた押圧力が表皮
11の上から肋骨板9にかかると、胸部スプリング7b
が圧縮されて肋骨板9が下降し、検出棒12aが所定の
突出長さになったときにセンサ(リミットスイッチ)が
作用する。すなわち、胸部上面の上下方向の位置変位に
関する物理量がセンサで検出されることになる。そし
て、このセンサにつながれた制御装置15の表示手段を
介して、心マッサージの適正な圧迫の深さ、心マッサー
ジの速さ(ペース)等が表示される。
【0031】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明に係
る人体モデル装置を使用して、気道内の異物除去の訓練
をすることができる。また、一の模擬人体にて、異物除
去訓練と人工呼吸訓練と心マッサージ訓練をすることが
できるので、効率の良い救急蘇生法訓練が可能になると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る救急蘇生法訓練用人体モデル装
置の模擬人体の機器配置を説明する断面図である。
【図2】模擬人体の機器配置を説明する要部平面図であ
る。
【図3】気道接続ソケットの断面図である。
【図4】手動ポンプの正面図である。
【図5】逆流防止弁の断面図である。
【図6】逆流防止弁の端板の説明図であり、(a)は図
5のA−A線断面図、(b)は同図のB−B線断面図で
ある。
【図7】逆流防止弁の別例を説明する断面図である。
【図8】肺袋及びその支持構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 模擬人体 2 気道接続ソケット 3a,3b ホース 4 逆流防止弁 5 手動ポンプ 6 肺袋 7 台板 7a 支持筒部 7b 胸部スプリング 8 肺板 9 肋骨板 12 心肺センサユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模擬人体の側胸下部及び/又は上腹部を
    圧迫したときの圧迫力に応じて送風手段が該模擬人体の
    体内側から咽頭の気道に対して気体を送るようにした救
    急蘇生法訓練用の人体モデル装置。
  2. 【請求項2】 模擬人体と、 該模擬人体の側胸下部及び/又は上腹部を圧迫したとき
    の圧迫力に応じて該模擬人体の体内側から咽頭の気道に
    送風する送風手段を有し、該気道に予め置かれている異
    物を該送風手段からの送風でもって除去できるようにし
    た異物除去訓練機構と、 該模擬人体の口から吹き込まれた空気を逆流防止弁を介
    して該模擬人体の肺袋に導き、該肺袋の容積変化に関す
    る物理量をセンサーで検出できるようにした人工呼吸訓
    練機構と、 該模擬人体の胸部上面が押下されたときに、該胸部上面
    の上下方向の位置変位に関する物理量をセンサーで検出
    できるようにした心マッサージ訓練機構とを備えてなる
    救急蘇生法訓練用の人体モデル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の救急蘇生法訓練
    用の人体モデル装置において、前記送風手段は、前記模
    擬人体の体内に装着した手動ポンプと、その手動ポンプ
    の吐出口に接続した逆流防止弁とを有する構成である救
    急蘇生法訓練用の人体モデル装置。
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