JPH1124926A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH1124926A
JPH1124926A JP19506997A JP19506997A JPH1124926A JP H1124926 A JPH1124926 A JP H1124926A JP 19506997 A JP19506997 A JP 19506997A JP 19506997 A JP19506997 A JP 19506997A JP H1124926 A JPH1124926 A JP H1124926A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レジスタリネーミング制御を非常に簡単な制御
で実現することが可能になる。また、差し替えパスの多
くがRAM構造の中で行われ、多くの配線の引き回しが
省略できるため、配線のためのレイアウト、収容性、遅
延の増加を大幅に改善できる。 【解決手段】レジスタリネーミングを行い、アウトオブ
ーダで命令実行が可能な情報処理装置で、命令実行の結
果を格納、取り出しを行うmワードの汎用レジスタと、
アウトオブオーダ発行によって実行された未確定の命令
の実行結果を格納するnワードのリネーミングレジスタ
をそれぞれ多ポートメモリで構成し、汎用レジスタの読
み出しビット線と、リネーミングレジスタのメモリセル
の読み出しビット線を結合し、m+nワードのレジスタ
として読み出す手段と、書き込みビット線を分離し、処
理結果を一旦リネーミングレジスタに書き込んでおき、
汎用レジスタへ書き込む際は、上記読み出し手段で読み
出されたリネーミングレジスタの内容を選択ラッチして
汎用レジスタに書き込む手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置に関
し、特に、アウトオブオーダで命令実行が可能なレジス
タリネーミングを行う情報処理装置の処理機能に関す
る。
【0002】近年、情報処理装置に対して、より一層の
性能向上が求められており、より高性能を実現するた
め、「スーパースカラ型」と呼ばれる高速化方式が採用
されている。
【0003】スーパースカラ型のプロセッサでは、複数
の命令を同時にデコードし、命令発行を行うが、各命令
間には処理結果に対する依存関係があり、依存関係を維
持したまま命令発行制御を行うと十分な性能が得られな
い。このため、多くのスーパースカラ型のプロセッサに
おいて、「アウトオブオーダ発行」と呼ばれる、命令出
現順序に従わない命令発行制御が行われている。
【0004】アウトオブオーダ発行制御では、命令の発
行順序の入れ替えが発生するため、各命令で処理された
結果を汎用レジスタ等に書き込む場合に、書き込み順序
の入れ替えも発生し得る。下記に示す例では、(2)の
命令が、(1)の除算命令による結果のS0レジスタへ
の書き込みを待ち合わせるため、アウトオブオーダ発行
制御によって、(3)の命令が(2)の命令に先行して
発行されることになるが、この場合、(3)の命令によ
るS3レジスタへの書き込みが、(2)の命令による書
き込みに先行して発生する。
【0005】S0←S1/S2 …(1) S3←S0十S4 …(2) S3←S5×S6 …(3)
【0006】通常、命令出現順の実行結果が反映される
ことを期待しているので、最終的に書き込まれるレジス
タの順序保証制御が必要となる。この制御のために、書
き込みレジスタ名をシステム中でユニークになるような
番号“タグ”に付け替える操作である「リネーミング」
を行い、データの依存関係を特定する。
【0007】これらの機能を実現する手法としては、ス
コアボーディング、Tomasuloアルゴリズム等が
知られている。例えば文献(ヘネシー、及びパターソン
著、「コンピュータ・アーキテクチャ 設計・実現・評
価への定量的アプローチ」、1992年12月25日、
日経BP社、第293〜298頁)等の記載が参照され
る。
【0008】Tomasuloアルゴリズムでは、依存
関係があり先行命令の未確定データを機能ブロック単位
で待ち合わせるために、「リザべ−ションステーショ
ン」と呼ばれる、バッファを持つ。
【0009】また、リネーミングの制御の一方式とし
て、リネーミングされたレジスタの結果を、汎用レジス
タに直接書き込むのではなく、一旦、「リネーミングレ
ジスタ」と呼ばれるレジスタに、リネーミングされたタ
グ番号に対応する位置に格納しておき、実行順序が保証
される時点に、結果の書き込みを行う制御がある。
【0010】図3に、従来方式の構成の一例を示す。図
3には、従来方式として、4リード3ライトポートを有
する汎用レジスタ1と、リザベーションステーションR
S18−1/18−2で3命令の同時発行、2演算命令
間のアウトオブオーダ発行が可能な構成を示す。図3に
おいて、2は読み出しアドレスデコーダ、4は書き込み
アドレスデコーダ、5〜7は書き込みデータレジスタ、
11−1〜11−3は書き込みアドレスレジスタ、12
−1〜12−4は読み出しデータレジスタ、13はアド
レスアダー、15、16は固定小数点/浮動小数点演算
器、17はキャッシュユニットを示している。
【0011】命令発行制御ユニット(図示せず)でデコ
ードされた命令のオペランドデータは、読み出しレジス
タ9−1〜9−4に汎用レジスタ1の読み出しアドレス
がセットされ、読み出しデータレジスタ12−1〜12
−4に読み出され、アドレスアダー13、および、固定
小数点/浮動小数点演算器15、16に供給される。こ
の場合、命令はデコード順で汎用レジスタSR1から読
み出されることから、先行命令の処理が未完了であるた
めに発行が不可の命令が発生する。
【0012】発行できない命令は、リザベーションステ
ーションRS18−1/18−2に、一旦格納され、先
行命令によるオペランドの確定を待ちあわせる。リザベ
ーションステーション18−1/18−2からは、オペ
ランドデータが確定した命令から順に演算器15/16
に対して発行される。
【0013】この従来方式では、アドレスアダー13側
には、リザベーションステーションを設けていないた
め、アドレスアダー13を利用するメモリアクセス命令
はアウトオブオーダ発行ができない。このため、命令デ
コードステージでオペランドの確定を待ちあわせること
になることから、後続命令の発行ができず、性能低下要
因になる。
【0014】処理結果の汎用レジスタ1への格納につい
ては、書き込みデータレジスタ5、6、7を介して汎用
レジスタ1に書き込まれるが、出力依存のある命令間で
の書き込みの追い越しがあった場合、先行命令の汎用レ
ジスタ1への書き込みを抑止する制御が行われる。そし
て、演算結果は、後続命令によって参照される可能性が
あるので、各ステージのレジスタ、リザベーションステ
ーションに対するデータの差し替えパスを有している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来方式は、下記記載の問題点を有している。
【0016】第1の問題点は、上記のように、レジスタ
リネーミング制御を行うための機能の組み込みが必要で
あるが、Tomasuloアルゴリズムによる、リザべ
−ションステーション方式等においては、リザベーショ
ンステーションは、構造上RAM(ランダムアクセスメ
モリ)構成で実現することは困難であり、また、レイア
ウト的にも分散する傾向があり、このため、遅延時間、
ハードウェア量としても大きくなる傾向にあるととも
に、制御も複雑になる、ということである。
【0017】第2の問題点は、スーパースカラ方式で
は、同時に複数の命令の処理を行うため、複数のデータ
を汎用レジスタから同時に読み出すことが必要とされ、
このため、汎用レジスタは多数のリードライトポートを
持つRAMマクロで構成され、また、リネーミングレジ
スタ等からのデータの差し替えパス等の確保が必要であ
り、膨大なデータ線の引き回しが必要となる、というこ
とである。
【0018】なお、近年のマイクロプロセッサでは、4
命令程度の同時発行を実現するため、10以上のポート
を持つメモリで構成され、チップ設計が非常に困難にな
ってきている。
【0019】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、レジスタリネー
ミング制御を非常に簡単な制御で実現することを可能と
すると共に、差し替えパスの多くがRAM構造の中で行
われ、多くの配線の引き回しが省略可能とし、収容性、
遅延の増加を大幅に改善する、情報処理装置を提供する
ことにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の情報処理装置は、レジスタリネーミングを
行い、アウトオブオーダで命令実行が可能な情報処理装
置であって、命令実行の結果を格納、取り出しを行うm
ワードの汎用レジスタと、アウトオブオーダ発行によっ
て実行された未確定の命令の実行結果を格納するnワー
ドのリネーミングレジスタをそれぞれ多ポートメモリで
構成し、前記汎用レジスタのメモリセルの読み出しビッ
ト線と、前記リネーミングレジスタのメモリセルの読み
出しビット線を結合し、m+nワードのレジスタとして
第一のアドレスデコーダによって指し示される位置のワ
ードデータを読み出す第一の読み出し手段と、前記汎用
レジスタのメモリセルの書き込みビット線と、前記リネ
ーミングレジスタのメモリセルの書き込みビット線を分
離し、第二のアドレスデコーダで指し示されるワード位
置の汎用レジスタに書き込む第一の書き込み手段と、第
三のアドレスデコーダで指し示されるワード位置のリネ
ーミングレジスタに書き込む第二の書き込み手段と、を
有する。
【0021】また、本発明においては、前記第一の書き
込み手段によって汎用レジスタに書き込まれるデータ
は、前記第一の読み出し手段によって読み出されたリネ
ーミングレジスタの内容であることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、その好ましい実施の形態において、レ
ジスタリネーミングを行い、アウトオブオーダで命令実
行が可能な情報処理装置において、命令実行の結果を格
納、取り出しを行うmワードの汎用レジスタ(図2の1
−2)と、アウトオブオーダ発行によって実行された未
確定の命令の実行結果を格納するnワードのリネーミン
グレジスタ(図2の1−1)をそれぞれ多ポートメモリ
で構成し、汎用レジスタの読み出しビット線とリネーミ
ングレジスタの読み出しビット線を共通化し、m+nワ
ードのレジスタとして読み出す手段と、汎用レジスタの
書き込みビット線とリネーミングレジスタの書き込みビ
ット線を分離し、処理結果を一旦、リネーミングレジス
タに書き込んでおき、汎用レジスタへ書き込む際は、上
記読み出し手段で読み出されたリネーミングレジスタの
内容を選択ラッチして(図2の1−3等)、汎用レジス
タ(図2の1−2)に書き込むようにしたものである。
【0023】本発明の実施の形態によれば、レジスタリ
ネーミング制御を簡単な制御で実現することが可能にな
る。また、差し替えパスの多くがRAM構造の中で行わ
れ、多くの配線の引き回しが省略できるため、配線のた
めのレイアウト、収容性、遅延の増加を大幅に改善でき
る。
【0024】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例を図面を参照して以下
に説明する。
【0025】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図1を参照すると、レジスタ1は、1
28ワードの汎用レジスタSR部と、64ワードのリネ
ーミングレジスタRR部の2つの部分から構成されるレ
ジスタファイルである。8組の読み出しレジスタ9−1
〜9−8は、それぞれアドレスデコーダ2に接続され、
192ワードのデコード出力としてレジスタファイル1
に接続される。4組のRR(リネーミングレジスタ)書
き込みレジスタ10−1〜10−4は、それぞれアドレ
スデコーダ3に接続され、64ワードのデコード出力と
して、リネーミングレジスタRRにのみ接続される。4
組のSR(汎用レジスタ)書き込みレジスタ11−1〜
11−4は、それぞれアドレスデコーダ4に接続され、
128ワードのデコード出力として、汎用レジスタSR
にのみ接続される。8組の読み出しレジスタ9−1〜9
−8で指し示された位置から読み出された、リネーミン
グレジスタRR、及び、汎用レジスタSRの読み出し結
果は、それぞれ8組の読み出しデータレジスタ12−1
〜12−8に格納される。
【0026】各読み出しデータレジスタ12−1〜12
−8は、アドレスアダー13、14、及び、2組の固定
小数点/浮動小数点演算器15、16に接続され、アド
レスアダー13、14は、さらにキャッシュユニット1
7に接続される。
【0027】キャッシュユニット17では、アドレスア
ダー13、14で計算された、主記憶上のアドレス情報
を基に、プロセッサ内のキャッシュメモリをアクセス
し、ヒットした場合は、指定位置のキャッシュの内容
を、ミスヒットなら、主記憶からのデータの取り出しを
行う。
【0028】また、固定小数点/浮動小数点演算器1
5、16では、読み出しレジスタ12を入カデータとし
て、命令発行ユニットによって指定された演算処理が行
われる。
【0029】キャッシュユニット17、および、固定小
数点/浮動小数点演算器15、16で処理された結果
は、各々書き込みデータレジスタ5、6、および7、8
に格納され、RR書き込みレジスタ10−1〜10−4
で指定されるリネーミングレジスタ位置に書き込まれ
る。
【0030】図2に、本発明の一実施例における、汎用
レジスタSRとリネーミングレジスタRRを含むレジス
タファイル1の構造を示す。
【0031】図2を参照すると、レジスタファイル1
は、64ワードのリネーミングレジタ1−1と、128
ワードの汎用レジスタ1−2から構成されている。8組
のリードポートに対応するレジスタファイルのリードポ
ートのビット線101、102、103、104、10
5、106、107、108は、レジスタRで結合さ
れ、192ワードのレジスタとしてデータの読み出しが
行われる。
【0032】リネーミングレジスタ1−1に対する書き
込みビット線109、110、111、112は、書き
込みデータレジスタ5、6、7、8にそれぞれ接続さ
れ、書き込みデータレジスタの内容がRR書き込みアド
レスデコーダ3の指定するワード位置に書き込まれる。
【0033】また、信号線101、102を介して読み
出されるリネーミングレジスタ1−1の読み出しデータ
は、セレクタ付きラッチ1−3で選択、ラッチされ、該
ラッチされたデータは、汎用レジスタ1−2に対する書
き込みビット線113を介して、SR書き込みアドレス
デコ−ダ4の指定するワード位置に書き込まれる。
【0034】同様に、リネーミングレジスタ1−1の内
容が、信号線103、104を介してセレクタ付きラッ
チ1−4で選択、ラッチされ、信号線114を介して汎
用レジスタ1−2に書き込まれる。同様に、リネーミン
グレジスタ1−1の内容が、信号線105、106を介
してセレクタ付きラッチ1−5で選択、ラッチされ、信
号線115を介して汎用レジスタ1−2へ、信号線10
7、108を介してセレクタ付きラッチ1−6で選択、
ラッチされ、信号線116を介して、汎用レジスタ1−
2に書き込まれる。
【0035】本発明の一実施例の動作について、図3に
示した従来方式と比較して説明する。
【0036】前述したように、図3を参照して説明した
上記従来方式では、アドレスアダー側には、リザベーシ
ョンステーションを設けていないため、アドレスアダー
を利用するメモリアクセス命令はアウトオブオーダ発行
ができないため、命令デコードステージでオペランドの
確定を待ちあわせることになり、後続命令の発行ができ
ず、性能低下要因になる。また処理結果の汎用レジスタ
への格納は、書き込みデータレジスタ5、6、7を介し
て汎用レジスタに書き込まれるが、出力依存のある命令
間での書き込みの追い越しがあった場合、先行命令の汎
用レジスタSRへの書き込みを抑止する制御が行われ
る。また演算結果は、後続命令によって参照される可能
性があるので、各ステージのレジスタ、リザベーション
ステーションに対するデータの差し替えパスを有する。
【0037】これに対して、図1に示す、本発明の一実
施例においては、大幅な性能改善を図るために、8つの
オペランドの同時読み出しと、4つ書き込みが同時にで
きるレジスタファイルを備えており、4つの命令の同時
発行が可能な構成としたものである。
【0038】本実施例では、データパス内でオペランド
の待ち合わせを行うのではなく、命令発行制御ユニット
内で命令発行のリオーダリングする制御ユニット(図示
せず)を有し、RR/SRレジスタファイル1の読み出
しは、リネーミングレジスタRR、または汎用レジスタ
SRにデータ確定した、または、確定する予定の命令に
対して行われる。
【0039】各汎用レジスタ更新命令には、システム中
でユニークになるような、“タグ”情報=リネーミング
レジスタ番号が割り当てられ、各命令の処理結果は、一
旦リネーミングレジスタの該当位置に格納される。
【0040】リネーミングレジスタRRに格納された処
理結果は、先行する命令すべての処理が完了した時点
で、汎用レジスタSRに対して書き込みが行われる。す
なわち、汎用レジスタSRへの書き込みはインオーダ
(in-order)化される。
【0041】オペランドデータの読み出しに関しては、
汎用レジスタSRへの書き込みが完了した命令に関して
は、汎用レジスタSRから、先行命令が未完了で汎用レ
ジスタSRへ書き込まれていない命令に関しては、リネ
ーミングレジスタRRから読み出される。
【0042】リネーミングレジスタRRから汎用レジス
タSRへの書き込み時の、リネーミングレジスタRRの
読み出すパスは、RR/SRの読み出すパスと共用され
る。
【0043】すなわち、リネーミングレジスタRRと汎
用レジスタSRのメモリの読み出しデータのビット線は
共通であり、このビット線で読み出されたデータは、一
旦、リネーミングレジスタRRと汎用レジスタSRの間
に実装される、セレクタ付きラッチによって、選択ラッ
チされ、そのラッチ出力データが汎用レジスタSRに書
き込まれる。
【0044】リネーミングレジスタRRと汎用レジスタ
SRの読み出しビット線を共用すると、RR/SRの読
み出しと、汎用レジスタSRへの書き込みが競合するこ
とが懸念されるが、読み出し側が、命令発行の平均スル
ープットに対して余裕を見て作られるので、汎用レジス
タSR書き込みを、読み出しの合間を縫って実行して
も、それほど性能低下にはつながらない。
【0045】本発明の一実施例において、RR/SRの
メモリ構成は、読み出し側はビット線を共用すること
で、倍の本数のビット線を配線したり、RR/SRの読
み出しデータを選択したりする必要がなくなる。
【0046】また、本発明の一実施例においては、書き
込みポート数をそろえることで、RR/SRの幅が揃
い、収容性が改善され、チップレイアウトを容易化する
ものである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レイアウトが容易で収容性が大幅に改善するという効果
を奏する。その理由は次の通りである。
【0048】リザベーションステーション構成等では、
複数のバッファ、複数のデータパスが混在した構成とな
り、不規則なレイアウトになってしまうが、本発明によ
れば、多くのデータパスをレジスタファイルブロック内
に規則的に収容できるようにしたためである。
【0049】また、本発明によれば、コンパクトで、短
い配線で各ブロック間を接続することが可能であるた
め、遅延時間の点でも改善が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例におけるレジスタファイル
(RR/SR)の構成を示すブロック図である。
【図3】従来方式の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 レジスタファイル 1−1 リネーミングレジスタ 1−2 汎用レジスタ 1−3〜1−6 セレクタ付きラッチ 2 読み出しアドレスデコーダ 3〜4 書き込みアドレスデコーダ 5〜8 書き込みデ−タレジスタ 9−1〜9−8 読み出しアドレスレジスタ 10−1〜10−4 書き込みアドレスレジスタ 11−1〜11−4 書き込みアドレスレジスタ 12−1〜12−8 読み出しデータレジスタ 13、14 アドレスアダー 15、16 固定小数点/浮動小数点演算器 17 キャッシュユニット 18−1/18−2 リザべ−ションステーション

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レジスタリネーミングを行い、アウトオブ
    オーダで命令実行が可能な情報処理装置において、 命令実行の結果を格納し、且つ取り出しを行うmワード
    の汎用レジスタと、アウトオブオーダ発行によって実行
    された未確定の命令の実行結果を格納するnワードのリ
    ネーミングレジスタをそれぞれ多ポートメモリで構成
    し、 前記汎用レジスタのメモリセルの読み出しビット線と、
    前記リネーミングレジスタのメモリセルの読み出しビッ
    ト線と、を結合し、m+nワードのレジスタとして第一
    のアドレスデコーダによって指し示される位置のワード
    データを読み出す第一の読み出し手段と、 前記汎用レジスタのメモリセルの書き込みビット線と、
    前記リネーミングレジスタのメモリセルの書き込みビッ
    ト線と、を分離し、第二のアドレスデコーダで指し示さ
    れるワード位置の汎用レジスタに書き込む第一の書き込
    み手段と、 第三のアドレスデコーダで指し示されるワード位置のリ
    ネーミングレジスタに書き込む第二の書き込み手段と、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記第一の書き込み手段によって前記汎用
    レジスタに書き込まれるデータが、前記第一の読み出し
    手段によって読み出された前記リネーミングレジスタの
    内容であることを特徴とする、請求項1記載の情報処理
    装置。
  3. 【請求項3】レジスタリネーミングを行い、アウトオブ
    オーダで命令実行が可能な情報処理装置において、 命令実行の結果を格納し、且つ取り出しを行う汎用レジ
    スタと、アウトオブオーダ発行によって実行された未確
    定の命令の実行結果を格納するリネーミングレジスタを
    それぞれ多ポートメモリで構成し、 前記汎用レジスタと前記リネーミングレジスタの読み出
    しポートを共通化し、 前記汎用レジスタと前記リネーミングレジスタの書き込
    みポートは分離し、 前記リネーミングレジスタに書き込まれた内容の読み出
    しデータを選択ラッチして前記汎用レジスタに書き込
    む、ように構成されてなることを特徴とする情報処理装
    置。
JP19506997A 1997-07-04 1997-07-04 情報処理装置 Expired - Lifetime JP2943776B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000065435A1 (fr) * 1999-04-22 2000-11-02 Seki, Hajime Systeme informatique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000065435A1 (fr) * 1999-04-22 2000-11-02 Seki, Hajime Systeme informatique

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