JPH11241992A - 移動物体の分光計測と体積分率推定処理方法と装置 - Google Patents

移動物体の分光計測と体積分率推定処理方法と装置

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JPH11241992A
JPH11241992A JP28756497A JP28756497A JPH11241992A JP H11241992 A JPH11241992 A JP H11241992A JP 28756497 A JP28756497 A JP 28756497A JP 28756497 A JP28756497 A JP 28756497A JP H11241992 A JPH11241992 A JP H11241992A
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equation
volume fraction
wavelength
substance
value
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Kiyoaki Kobayashi
清朗 小林
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】流体の分光による測定対象流体の体積分率を求
める方法を提供する。 【解決手段】測定した光強度から時刻tの波長jの透過
率TDj(t)を計算し、各時刻tでFlow Reg
imeをSlagとMixed Phase Flow
の共存するFlow Regimeの式群としてモデリ
ングし、Mixed Phaseによる強度の寄与の項
を一つの未知の物質でかつ散乱損失による係数Sjを未
知の物質の擬似Slag分の体積分率と見立て、最小二
乗法等で、各物質iのSlag分の体積分率Fsjを求
め、Slag分の項をTDjから引き、この差を吸収率
Djに変換し、Sjも定数Sと近似して、Mixed
Phase分の体積分率Fmiと屈折率nijに起因す
る屈折や多重散乱による光路長の延長による因子Sbi
jを波長依存性が無い定数Sbiと近似し、関Fmi*
Sbiを最小二乗法等で求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】各種移動物体分光装置や移動物体
分光情報処理方法。石油探査や石油生産用の光学的流体
分光装置や分光装置の信号処理方法。移動固体のX線や
Gamma線分光装置の信号処理方法。油井の生産計画
法、油田の試掘井の計画、油田からの生産計画法。
【0002】
【従来の技術】Mixed Phaseのモデルに関し
ては多数あり、Slug of Majority &
Mixed Phaseに関しては、私の指導的研究
者Dr.Dan HinesがSchlumberge
r Doll Researchにて1990年5月上
旬まで石油と水の流体系に関して研究と発明を行ない米
国特許として出されている。この方法の名前はEffe
ctive Flow Stream法と呼ばれてい
た。本方法はこれと異なり、私は請求項の幾つかは同社
の社員であった1990年において単独で独自に開発を
行い、例えば、請求項21では全てのFlow Reg
imeにおいて石油と水に対してほぼMeanSqua
re Errorが5%になる複雑なアルゴリズムを開
発したが、同社が特許化しないため、私が特許申請を今
回行う。Permeabilityの予測方法は圧力の
変化と小さなChamberを埋め尽くす速度により近
似的にSchlumberger社では一般的に式Sc
hlで表される。Water Cutの予測方法はPe
rmeabilityの予測からの方法がSchlum
berger社では一般的に式Sch2で表される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】Mixed Phas
eのFlow Regimeだけでは無く、有限の大き
さを持つ光学的窓や、時間的な積分作用のある光電変換
系と電気系の影響と散乱やSlugのあるFlow R
egimeのある流体の分光に関する解析方法を求める
事が出来る。更に石油探査において、地表及び地中で
油、水、ガスの混在する流体の分光を行ない体積分率を
もとめ、それを従来のWater CutやPerme
abilityと関連付ける事。
【0004】
【課題を解決するための手段】混合しない物質が存在す
る可能性のある一つ以上のN個の物質が移動又は存在し
える流体の各物質iの吸収分光特性を利用し、複数の波
長の光りを持つ照明光1を光学系2でコリメートした後
に光軸にそった光学セル中の真空中の光学長がdの使用
波長で吸収率が少ない光学的窓4と5を持った断面が長
方形の光学セルに照射し、光学セルの中に流体を流し、
又は、静止させ、各分光データサンプルの光強度測定の
積分時間Tavを、照明領域内に、例えば90%以上位
の様に、殆どの流体の体積が積分時間内に収まる位い移
動量が小さくなる様に短くとり、透過型の分光装置6で
分光計測を行なう。この計測データを信号及び情報処理
装置7で以下のごとく処理及び解析する。測定光強度と
予め計測した空の光学セルの時の光強度等の情報から時
刻tにおける波長jに関する透過率データ列TDj
(t)を計算し、本流体に関してのFlow Regi
meを窓の面の任意の場所の光軸の方向に対し反対側の
窓まで一つの物質しか存在しない場合のSlugと二つ
以上存在するMixed Phase Flowの共存
状態のFlow Regimeの式1.1と式1.2と
してモデリングし更に、積分の効果がほぼ無視出来ると
仮定し式1.3で之以下では時間tを必要でなければ文
章を短くするため明示して書かづ常に時間の関数である
と仮定して表し、Mixed Phase Flowに
よる強度の寄与の項式2.1と2.2を一つの新たな未
知の分光特性をもつ物質で且つその散乱損失による係数
Sjを未知の分光特性をもつ物質の疑似Slug Fl
ow Regime分の疑似体積分率として見て最小二
乗法やMaximum Likelihood法で、ま
ず、既知の吸収率(Absorbance)Aijを持
つ各物質iのSlug Flow Regime分の体
積分率Fsiを求め、Slug Flow Regim
e分体積分率推定値Fsiを各物質iが100%の体積
分率の式3の透過率に掛けてSlug Flow Re
gime分の項をTDjから式4による減算をし、この
差TMjの式5.1から式5.4をMixedPhas
e Flowとし、その10の基底の対数をとり更に−
1を掛け吸収率Djに変換し、散乱損失の係数Sjの対
数の項1/d*Log(1/Sj)も全ての波長jに対
し一定の値を持つ物質と近似して、その係数の値をその
物質のMixed Phase分の体積分率1/d*l
og(1/S)として、各物体iの既知の吸収率(Ab
sorbance)分光特性Aijから、全て物質のM
ixed Phase分の体積分率Fmiと更にそのM
ixed Phaseでの各物質iと波長jにより異な
る吸収以外の屈折率nijに起因する屈折や多重散乱に
よる光路長の延長によるScattering Fac
tor Sbijの関をScattering Fac
tor Sbijの波長依存生を近似的に無いとして定
数Sbiと近似し、したがって前記の関をFmi*Sb
iと近似し、全体のFlow Regimeのモデルを
式6.1から式6.3とし、このMixed Phas
e分の項に関しては式7として、関Fmi*Sbiを最
小二乗法やMaximum Likelihood法で
求め、各物質i当たりSlugFlow Regime
分とMixed Phase分の体積分率FsiとFm
iを求めこれらを加え各物質の全体の体積分率Fiを求
める。
【式1】
【式2】
【式3】
【式4】
【式5】
【式6】
【式7】 上記の方法において、Mixed Phase分の体積
分率をN個の全ての流体の組成の物質の分率のたし合わ
せは、1.0であると言う条件から、Scatteri
ng Factor Sbijの関をScatteri
ng Factor Sbijの波長依存生を近似的に
無いとして定数Sbiと近似し、したがって前記の関を
Fmi*Sbiと近似したモデルに基づき式8.1を使
って.式8.2を満足した近似解のFemiとしてMi
xed Phase分の体積分率を求める方法。
【式8】 第3の方法として、前記の方法において、透過率TDj
からSlug Flow Regime分の推定におい
て、測定値TDjとモデルによる推定値の差に対して、
非負の条件下で、最小二乗法やMaximum Lik
elihood法、更に他の各種の最小化法を用いて、
既知の吸収率(Absorbance)Aijを持つ各
物質iのSlug Flow Regime分の体積分
率Fsiを求め、TDjとこの推定Slug Flow
Regime分の体積分率Fsiからの推定Slug
Flow Regimeの項の差の式4をMixed
Phase Flowとし、その10の基底の対数をと
り更に−1を掛け吸収率Djに変換し、この後の算出法
は第1と2の方法と同様とし、各物質iの全体の体積分
率Fiを求める。第4の方法として、第1と2の方法に
おいて、透過率TDjからSlug Flow Reg
ime分の体積分率Fsiを求めた後、測定値TDjと
モデルによる推定値の差の式5が非負の値を持つ波長群
Opsを選び、この波長での差の値のみ、Mixed
Phase Flow分の体積分率Fmiを求める為の
透過率データとして、これから吸収率データDjを請求
項1と同様に求め、必要であれば、各物質iの分光特性
を考慮したPeakのDetrendや一次以上の微分
又は積分等をした線形変換後のデータ値DLjと各物質
iの同じ変換後の参照値ALijで、又はDjと各物質
iの吸収率(Absorbance)Aijを使い、最
小二乗法やMaximum Likelihood法で
MixedPhase Flow分の体積分率Fmi*
Sbiを求める、式8.1を使いFemiと全体の体積
分率Fiを求める方法。第5の方法として、第1と2の
方法において、体積分率Fsiを求めた後、測定値TD
jとモデルによる推定値の差の式5が非負の値を持つ波
長で、且つSlug Flow Regime分の体積
分率計算Fsiで用いながった波長群Opssのデータ
を選びMixed Phase Flow分の体積分率
Fmiを求める為の透過率データとして、これから吸収
率データDjを第1法と同様に求め、第4の方法と同様
に以下は体積分率求める方法。第6の方法は、第1の方
法において、第1の方法の様に、分割してFsiとFm
i*Sbiを求めるのではなく、Slug Phase
とMixed Phaseの項と散乱効果によるモデル
式1における各物質iの夫々の体積分率FsiとFmi
*Sbiを、透過率での測定値TDjとモデルを利用し
た予測値との差の誤差が非負の条件で、この誤差の各種
最小化法、最小二乗法、又はMaximum Like
lihood法で求め、式8.1による算法によりMi
xedPhase体積分率Femiを求め、FsiとF
emiを和算し各物質iの全体の体積分率Fiを求める
方法である。本発明では、これらの上記の方法におい
て、問題になる散乱損失の係数の対数の部分1/d*L
og(1/Sj)を以下の方法によって推定する。散乱
損失の係数の対数の部分1/d*Log(1/Sj)
を、全ての測定物質の吸収分光率の中の吸収率が波長に
関し最も低い波長kでの吸収率を等価的に波長に依存し
ない散乱損失の係数の対数の項1/d*Log(1/
S)として近似し、その波長での各測定吸収率(Abs
orbance)Dkを式9の様に1/d*Log(1
/S)とし、他の波長の測定吸収率(Absorban
ce)Djから式10.1の様に引き、之を新たに各波
長での補正測定吸収率Dbjとしこれを測定吸収率Dj
の代わりに、更に、各物質iの吸収率(Absorba
nce)Aijをこの波長kの吸収率Aikですべての
波長jの吸収率Aijを減算し式10.2に示される参
照様補正された分光吸収率(Absorbance)A
bijとし、これをAijの代わりに、第1から6の方
法に使用し、これらの各方法と同様の計算方法で各物質
当たりSlog Flow Regime分の体積分率
FsiとMixed Phase分の体積分率Femi
を求めこれらを加え各物質の全体の体積分率Fiを求め
る方法。
【式9】
【式10】 第二に、散乱損失の係数の対数の部分1/d*Log
(1/Sj)を疑似吸収率特性Ej(Sk)と式11.
1で定義し、全ての測定物質の吸収分光率の中の吸収率
が波長に関し低く安定してScatteringの強度
が測定できる1/SjがScattererの密度と形
状と空間的分布の差のばらつき等による統計的ばらつき
の小さい一つ以上の波長kを含む波長群Oscでの測定
吸収率DkとScatteringの強度と波長に対す
る依存性の実験等による対数項1/d*Log(1/S
k)に相当する既知の散乱による疑似吸収率特性Ek
(Sk)データから式11.2と式11.3に示される
散乱による疑似吸収率特性のモデル等を使った最小二乗
法やMaximum Likelihood法等で推定
した値Eskで式11.3として近似し、このEskと
既知の散乱による疑似吸収率Ek(Sk)を使い波長k
以外の波長」での波長jに依存する散乱損失の寄与分の
推定疑似吸収率Esjを式11.4求め、各測定吸収率
(Absorbance)DjからこのEsjを式1
2.1の様に引き、之を新たに各波長jでの測定吸収率
DbjとしDjの変わりに、更に、式12.2の様に各
物質iの吸収率(Absorbance)Aijを波長
kの中で最b全ての物質iの吸収率の和が小さい波長u
の吸収率Aiuで引き参照吸収率AbijとしAijの
代わりとし、前請求項と違い測定吸収率DkをEskに
置き換える事による誤差がOでなくAbsorbanc
eの減少に寄与する事を考慮して、最小二乗法やMax
imum Likelihood法でMixed Ph
ase Flow分の体積分率Fmi*Sbiを求め、
式8.1によりFemiを求め、全体の体積分率Fiを
求める方法。
【式11】
【式12】 第三に、1/d*Log(1/Sj)の推定において、
全ての測定物質の吸収分光率の中の吸収率が波長に関し
低く安定してScatteringの強度が測定できる
1/SjがScattererの密度と形状と空間的分
布の差のばらつき等による統計的ばらつきの小さい一つ
の波長kでの測定吸収率Dkを1/d*Log(1/S
k)と近似しこれを、Scatteringの強度と波
長に対する依存性の実験等による散乱損失による対数項
1/d*Log(1/Sj)に相当する既知の散乱によ
る疑似吸収率特性Ek(Sk)データと比べ一致する又
は非負で最も誤差の少ない値Ek(Sk)を選び、これ
に対応する散乱損失による疑似吸収率分光特性Ej(S
k)から、式11.4の様に他の波長jに対する散乱損
失による疑似吸収率分光特性値Esj(Sk)を求め、
前記のEj(Sk)を推定の第二の方法と同様に各種体
積分率FemiとFiを求める方法。第四の散乱損失の
係数の対数の部分1/d*Log(1/Sj)推定方法
として、安定してScatteringの強度が測定で
きる1/SjがScattererの密度と形状と空間
的分布の差のばらつき等による統計的ばらつきの小さい
一つ以上の波長kを含む波長群Oslpで、Scatt
eringの強度と波長に対する依存性の実験等による
対数項1/d*Log(1/Sj)に相当する既知の散
乱による疑似吸収率特性Ek(Sk)テータから式1
1.2と11.3に示される散乱による疑似吸収率特性
のモデル等を使い、更に、各物質iの吸収率(Abso
rbance)AijとMixed Phaseでの体
積分率Fmiと散乱による光路長の変化に起因する散乱
効果のSbijからの式13.1の関係のモデルを使
い、更に、Sbijの波長依存性を無視してSbiと見
なし、式13.2と近似し、各波長jでの、又、必要で
あれば各強度での測定系からくる予測された分散誤差S
djを用いた重み付けをした二乗誤差による式13.4
の評価関数Ev2に対する最小二乗法や、式13.3の
代わりに式13.3の評価関数Evに対する最小二乗法
やMaximum Likelihood法を用い、同
時に散乱損失による疑似吸収率特性EsjとFmi*S
biを求め、式8.1によりFemiを加えた各物質の
全体の体積分率Fiを求める方法。
【式13】 OEv:最小二乗誤差の評価用の波長の集合。 この散乱損失の推定における、最小二乗法の評価関数や
式13.4において、各波長jでの、又、必要であれば
各強度での測定系からくる予測された分散誤差Sdj以
外に散乱の変動による分散SSdjを加えた重み付けを
した二乗誤差による式14に表される評価関数に対す
る、最小二乗法や、式14の代わりにMaximum
Likelihood法を用いる方法
【式14】 OEv:最小二乗誤差の評価用の波長の集合。 第6として上記の第2から5の方法の、散乱損失吸収率
1/d*Log(1/Sj)の推定において、散乱強度
予測用の波長群OslpやOscでの散乱損失吸収率1
/d*Log(1/Sj)の推定値Fj(Sk)の算出
方法を、その散乱損失吸収率の実験や理論計算からの参
照吸収スペクトル、要素kが波長kである吸収率SLm
kで表されるベクトルSLmとすると、線形独立なスペ
クトルSLmを選び、更に必要であれば直交基底のスペ
クトルOSLmを作り、Nm次元の線形空間を作り、夫
々実験や理論により求まる値に関しては線形和の重みW
mにより、例えば、式39でモデリングして表し、重み
Wmのベクトルを未知数にして、しかも直交化させてい
ない時は、重み要素が、一つの値以外殆ど0であると言
う解を選び、散乱強度の推定Skに対応するFk(S
k)の推定を吸収度での推定では式11.3や13.1
や13.2のモデルにおいて最小二乗法やMaximu
m Likelihood法や、式群16や式15等の
各種誤差の関数の最小化によりWmを求めて行ない、S
Lmから他の波長jにおいてもこの重みWmによる線形
和によって式40にて近似する方法と之を用いる装置。
特に、行列表示をすると、式39は式39.1となる。
【式39】
【式39.1】 Es:Osc又はOslpの要素の数NuのNu次元の
ベクトルでk番目の要素がEk(Sk). SLM:Nu X Nmの行列で、SLMij=SLj
i,i∈Osc,Oslp,1<=j<=Nm Wv:Nm次元のベクトルで、Wvi=Wi,1<=i
<=Nm SLji:Nu次元のベクトルで、iが波長を示しjは
基底のベクトルの番号。
【式40】 次に、上記の全ての方法の中で体積分率や散乱による影
響SbijやSjを求めるに当たり、各波長jでの、
又、必要であれば各強度での光源と光学系と検出装置に
おいての熱雑音やその他の影響により時間積分時間を考
慮した予測された変動の標準偏差Sdjによる重み付け
をした各種生又は処理及び変換後のData更に各種モ
デルからの予測値Estimateとして書くと之らの
誤差の二乗誤差による式15.1に表される評価関数E
vw1に対する最小二乗法、又は散乱の変動による分散
SSdjを加えた式15.2に表される評価関数Evw
2に対する最小二乗法を、これらの中の最小二乗法にお
いて使用する方法。
【式15】 OEv:最小二乗誤差の評価用の波長の集合。 更に、以上の体積分率や散乱効果の推定の後に、更に誤
差を小さくするために以下の高精度化の方法を行い精度
を向上させようとする。上記の方法から得た散乱効果と
各Flow Regime分の体積分率FsiとFmi
*Sbiの値を要素に持つ体積分率ベクトルFを初期値
にし、Relaxation factorを用いた多
次元ニュートン・ラプソン法を用い、全ての物質の吸収
分光特性を考慮して選ばれた複数個mの波長群Onlの
各波長uで、又、必要であれば各強度での、光源と光学
系と検出装置においての熱雑音やその他の影響による時
間積分時間を考慮した変動の標準偏差Sduとオフセッ
ト分の誤差Eouを誤差の重み付けとして、測定透過率
TDuと式1に表されるモデルによる予測値TEuとの
誤差の評価基準である式群16の何れかの誤差関数を使
い、式群17中の収束条件の係数Cjを小さくとりこの
誤差を減少させ、波長Onl以外を含む波長jでの測定
透過率TDuに対する予測値TEuの誤差を、光源と光
学系と検出装置においての熱雑音やその他の影響による
時間積分時間を考慮した変動の標準偏差Sdjとオフセ
ット分の誤差Eojの範囲に入るまで最小化させ、これ
らを満たす各Flow Regime分の体積分率Fs
iとFmi*Sbiの値を求め、式8.1でFemiを
求め体積分率Fiを求める方法。
【式16】 Onl:ニュートン・ラプソン法誤差の評価用の波長の
集合。 Ocv:収束条件の評価用の波長jの集合。
【式17】 Cj:各jに対し設定された定数で3.0以下を普通と
り、通常1.0より小さい値を指定する eej:各jに対し設定された定数で、更なる収束条件
用定数。 Csc:収束条件用定数。 Cfc:収束条件用定数。 Crc:収束条件用定数。 Cnc:収束条件用定数。 OM:収束条件の評価用のM個の波長の集合。 第二の方法は、請求項1から12の各方法から得た散乱
効果と各Flow Regime分の体積分率Fsiと
Fmi*Sbiを要素に持つ体積分率ベクトルFを初期
値にし、Relaxation factorを用いた
多次元ニュートン・ラプソン法を用い、全ての物質の吸
収分光特性を考慮して選ばれた複数個mの波長群Onl
の各波長jで測定透過率TDuと式1に表されるモデル
による予測値TEuとの式群16に表された何れかの誤
差に対し、非負の条件の下各種最小化を行い式群17に
表された何れかの予め決められた一つ以上の収束条件を
満たすと反復計算を停止し、式8.1でFemiを求め
体積分率Fiを求める方法。第三の方法は、請求項1か
ら12の各方法から得た散乱効果と各Flow Reg
ime分の体積分率FsiとFmi*Sbiの値を要素
に持つ体積分率ベクトルFを初期値にし、全ての物質の
吸収分光特性を考慮して選ばれた複数個mの波長群On
lの各波長jと必要であれば各強度での光源と光学系と
検出装置においての熱雑音やその他の影響により時間積
分時間を考慮した変動の標準偏差Sdjとオフセット分
の誤差Eojを誤差の重み付けに用いた式16.n2か
式16.n1から式16.n4のいずれかの評価関数を
用いて、収束条件の判定用関数とし、この波長群内の全
ての波長jでの誤差の非負の条件の下、散乱効果と各F
low Regime分の体積分率FsiとFmi*S
biの値によるベクトルを変化させて誤差を最小化させ
る各種最小化を行い、式群17の中の一つ以上の何れか
の予め決められた収束条件を満たすと反復計算を停止
し、式8.1でFemiを求め体積分率Fiを求める方
法。第4の方法は、高精度化の第1と2の方法におい
て、最小化反復計算の中で、測定透過率TDuとモデリ
ングにより求まる透過率TEuの差が負に任意の波長u
でなる場合はRelaxation Factor E
xを減少させ差が正になる様にRelaxation
Factor Exを設定し、反復計算に復帰し、誤差
を減少させ、その後はこれら請求項の方法を用い、収束
条件を満たすと反復計算を停止し、式8.1でFemi
を求め体積分率Fiを求める方法。第5の方法は、上記
の高精度化の全ての方法の最小化において、収束判定条
件に、反復回n回目での体積分率FsiとFmi*Sb
i等を要素に持つm次元の体積分率ベクトルFnの変化
ベクトルdFnの各種ノルムが許容誤差の範囲で且つ、
式群18の何れかの様に誤差の移動平均F2n(L)や
F1n(L)が連続して減少する事を加え、全ての収束
判定条件を満たした場合反復計算を終了し、式8.1で
Femiを求め体積分率Fiを求める方法。
【式18】 m:全体積分率と散乱係数Sbiや散乱損失Esj又は
1/d*Log(1/Sj)の予測値によるベクトルF
nの次元。 上記までの全ての方法において、各波長jの測定透過率
TDjに対し、各強度、つまり等価的に各透過率の値、
に対する各波長での光源と光学系と検出装置においての
熱雑音やその他の影響により時間積分時間を考慮した変
動の標準偏差Sdjの3倍以下の値とオフセット分の誤
差Eojを式19の様に加算した値TDejを任意の段
階で代用し、TDejとモデリングTEjの誤差に対し
非負の条件下に、これらの各請求項によって表された方
法によって誤差の各種最小化を行い、式8.1でFem
iを求め体積分率Fiを求める方法。
【式19】 第7の方法は、上記の高精度化の全ての方法で、測定透
過率TDj又はTDejと、式群20でモデリングされ
たSlug Phaseのn回の反復計算の予測項TS
jnの式群16の各種誤差を、初期値のMixed P
haseの体積分率Fmiと散乱効果Sbiとその関の
Fmi*Sbiを固定したまま、FsinとSjn又は
Snを変化させ各方法で、n回の反復計算の誤差Evf
2Tj=(TDj−TSjn)が非負の条件下で最小化
し、w回目で最小化すると、この時のSlug Pha
seの体積分率Fsiwと散乱強度Sjw又はSwを求
めるSlug Phaseの予測体積分率Fsiwと散
乱強度Sjw又はSwとし、次に、これらの解を固定
し、Fmin*Sbinを変化させて最小化させるた
め、透過率TDjやTDejからSlug Phase
のみの予測項TSojwを引き、Mixed Phas
eの項を吸収率(Absorbance)Djwへ変換
とし、Esjw=1/d*LOG(1/Sjw)又はE
sw=1/d*LOG(1/Sw)として之を固定し、
式群21をモデル用として、式群16の各種誤差を最小
にする関Fmi*Sbiの解を付属資料1の方法や、M
aximumLikelihood法、各種最小化法、
又は最小二乗法等により求め、式8.1によりFem
i、さらにFiを求める方法。
【式20】
【式21】 第8の方法は、第7の方法において、測定透過率TDj
又はTDejと、式群20でモデリングされたSlug
Phaseのn回の反復計算の予測項TSjnの式群
16の各種誤差を、Mixed Phaseの項の値が
重要ないかなる体積分率Fmiでも小さい波長群Osl
の波長で、その条件を満たしたある値以下の小さい透過
率の時、この波長jで各種の方法で初期値のMixed
Phaseの体積分率Fmiと散乱効果Sbiとその
関のFmi*Sbiを固定したまま、FsinとSjn
又はSnを変化させ各方法で、n回の反復計算の誤差E
vf2Tj=(TDj−TSjn)が非負の条件下で最
小化し、w回目で最小化すると、この時のSlug P
haseの体積分率Fsiwと散乱強度Sjw又はSw
を求めるSlug Phaseの予測体積分率Fsiw
と散乱強度Sjw又はSwとし、次に、別の波長群Om
xに対して、このFsiwと散乱強度Sjw又はSwを
固定して、Fmin*Sbinを変化させて最小化させ
るため、透過率TDjやTDejからSlug Pha
seのみの予測項TSojwを引き、吸収率Djwに変
換し、散乱損失のEsj=1/d*LOG(1/Sj
w)又はEsj=1/d*LOG(1/Sw)を固定
し、式群21をモデルとして、式群16の各種誤差を最
小にする関Fmi*Sbiの解を付属資料1の方法や、
Maximum Likelihood法、各種最小化
法、又は最小二乗法等により求め、式8.1によりFe
mi、さらにFiを求める方法。第9の方法で請求項2
1の方法は、Flow Regimeのモデルを請求項
1の一つではなく、式22のMixed Phase、
式23のSlug Phase、式24のSlug o
f Majority&Mixed Phase、式1
のSlug&Mixed Phase、としてこのモデ
ルを示すインデックスをvとすると、測定吸収率TDv
jとその値からの吸収率Drvjから、各モデルで、散
乱効果、SlugとMixed Phaseの各体積分
率FsivとFmiv*Sbivを計算し、これらを要
素に持つベクトルを体積分率ベクトルFvとすると、体
積分率ベクトルFvと各波長jごとの誤差を要素に持つ
誤差ベクトルSeと式15や式群16の各種誤差、測定
されたそれぞれの透過率又は吸収率のパターンに対し
て、各物質iの吸収率(Absorbance)Aij
の特性と全ての分率の組み合わせから得られる各率の分
光特性の値の特性とそれに対する体積分率ベクトルFv
の特性から得られた判断基準と各種誤差を最小にする等
も含む誤差に関する判断基準による複数の判断基準を用
い、Flow Regime vの判定を行ない、その
モデルにあう体積分率ベクトルFvを解として選び、式
8.1によりFemi、さらにFiを求める方法。
【式22】 whereeod1j,eodc1j,ed1j,eo
1j,ed1cj,eoc1j:各波長jにおけるラン
ダムなエラー。
【式23】 where ed2j:各波長jにおけるランダムなエラー。
【式24】 where em3j,emc3j,emo3j:各波長jにおける
ランダムなエラー。 第10の方法は、第9の方法で、Flow Regim
eの判定の後に、対応するモデルを使い、更に、各種誤
差を最小にするために、モデルが式15や式群16に表
される各種誤差を最も小さくすると考えられる透過率T
Djが吸収率Djか又は両方の空間において、請求項1
3から20までの各方法とその他のモデルに対する応用
も含む、多次元ニュートンラプソン法や他の各種最小化
法を用い、各種誤差を減少させ、且つ、必要であればF
vに対して請求項17の条件を収束条件に加え、収束判
定を行ない、最小化反復計算を終了させ、誤差評価関数
が収束した値に対応する体積分率ベクトルFvを解と
し、式8.1によりFemi、さらにFiを求める方
法。次に反射型又は散乱分光装置に関する発明は以下の
通りである。混合しない物質を含む流体や移動物体の各
物質iの波長jに対する散乱分光特性Rjiを利用し
た、一つの時間サンプル中の計測の為の積分時間をTi
ntとすると、反射型分光計測を行ない、その光強度か
ら反射率を計算し、時刻tでのこの波長に関する散乱断
面積又は反射率テータ列Rj(t)から、照射領域をA
REA1としこの内点だけで1.0の値を持ち他の点で
0の窓関数W(X)式25を使い、更に速度をV(X,
t)とすると光学セル部分の光学窓に平行の照射面内
(X)の微小厚さの平板の照明面内の中の面積分率Fa
i(X,t)としこの面内の微小面積での面積分率をf
ai(X,t)として式26と27でこれらを定義付
け、測定データ列Rj(t)と誤差をe1j(t)を使
いモデル式28によってモデリングし、更に、物体の分
布にかんする微小面積分率faiの空間移動による空間
変位量をΔX(X,t)とし物体の移動による寄与を式
29.1から式29.3で近似し、更に、移動により殆
ど組成の割合が移動物体のその体積において変化が少な
く面積分率が殆ど変化しない事を仮定し、式30.1か
ら式30.2で近似し、さらに、全ての物質iの面積分
率の変化の面積分率の移動速度に変換した速度が測定時
間内に一様であると仮定して、式31.1に示される様
に中間値の定理から平均速度と同様のものVa(X,
t)を使い誤差をe2j(t)とし、式31.1から式
31.3できらに近似し、更に、照射面内の物質iの面
積分率の時間空間平均近似AFiを式32で近似し、こ
れと誤差ERjを使い、式34の正規化方程式を満たす
様に係数C1をとり、式33の近似を行ない、近似式3
3をこのシステムのモデルとして使い、この式を透過型
分光計測の吸収率のDjに置き換えて、参考資料1と同
様の最小二乗法やMaximumLikelihood
法で、又は、式群16の何れかの誤差に対する最小化や
通常の最小二乗法を用い、又はMaximum Lik
elihood法で、AFiを求め、これを面分率と近
似する方法とこの方法を用いる装置。
【式25】 W(X)=1.0XがArea1の中点の位置ベクトル W(X)=0.0 XがArea1の外の位置ベクトル
【式26】
【式27】
【式28】
【式29】
【式30】
【式31】
【式32】
【式33】
【式34】 更に、上記の分光方法と分光データの解析方法を、水と
油及びガスの混ざった任意のFlow Regimeに
対する流体に応用する方法と更にこれらの利用方法と解
析方法に関しての発明を以下に記す。シュルンベルジェ
社のModular Dynamic Testerに
一例が上げられる様に油井の中に岩層の中から液体を採
取する装置において、上記の請求項を用いた、石油と水
及びガスに対する分光装置を用い、地層中の夫々の流体
の圧力の下に地層流体を少量採取する時に、大量に採取
する生産時のこれらの圧力が予測できさらにこの圧力の
時間変化により生産時の自発的採取可能の石油及びガス
の埋蔵量が従来の各種の方法で予測できるが、これらの
物質の上記の様な採取装置に自発的に流体の圧力と採取
系の中のガス圧力との差により、又はポンプにより強制
的に人為的圧力差を作る事により、流体の流れ込む速度
と量とその組成の時間変化が見られるが組成の時間的変
化を本方法と装置で測定し、圧力と左記の速度の情報と
共に重要な生産可能埋蔵量の推定の情報に以下のように
する方法。地層中の水が大部分をしめる層の部分と油が
最大限多くなる部分の境目の領域をOil−Water
Transition Zone、更にここでの油井
に出てくる水の体積分率をWater Cutと定義
し、同様に油とガスが大部分の層の部分の境目の部分を
Oil−Gas Transition Zone、こ
こでの気体状熊の物をGas更にその圧力での体積分率
をGas Cut、ガスと水が大部分の層の部分の境目
の部分をGas−Water Transition
Zone更にここでの油井に出てくる水の体積分率をW
aterin gas Cutとここでは呼び、これら
をこの装置により、微量又はそれ以上のOilの検出に
より、更に、Oil−Water Transitio
nZoneの開始領域OWCutを求め、又はこの近傍
での上記の計測からの組成の時間的変化から、Draw
Down Pressure dPに近いForma
tion Pressure Peと既知の装置内の圧
力の圧力差DPoが安定した領域での体積分率の時間平
均値を式35の様に疑似Water Cutとし、これ
を求め、Oil−Water Transition
Zoneの領域の予測又は確認を行ない、さらに生産可
能なムーバブルオイルの層の厚さ方向の又は静水圧の変
化方向や油井方向に対するContour Mapを書
くような圧力と流体速度情報から密度及び流体圧力分布
及びPermeability及びWater Cut
のContour Mapを書くようなWater C
utの分布の推定に役立て、さらに、別の層においてガ
スが存在すれば、全ての吸収率で0.0の吸収を持つ物
質をガスとしそれに対し疑似Water Cutと同様
の測定値からの計算によりGas Cutを求め、Oi
l−Gas Transition Zoneの位置を
求め、更に、存在すれば同様の方法でWater in
Gas Cutを測定値からの計算により求めとGa
s−Water Transition Zoneの位
置の予測又は確認を行ない、更に、請求項27の疑似P
ermeability油井方向の各種生産可能ムーバ
ブルオイルやGasの密度及び流体圧力分布及びPer
meabilityの分布と生産物の埋蔵位置での生産
物体の体積分率の各Cutの推定を行なう事により、生
産計画の立案に有意義な情報を提供し生産可能石油とガ
スの埋蔵量の推定に役立てる本方法とこれに用いる分光
装置とこの情報利用し解析する解析装置。上記の疑似W
ater Cutを式35として定義し、油田のその場
所の地層での生産可能な油と水の体積分率とする方法。
【式35】 where, Fw(t):Time varrying Stant
eneous Volumetric Fractio
n of water.時刻tでの瞬間的体積分率。 t:Time.時刻。 Tav:Averaging Interval.平均
時間。 Pe:Formation Fluid Pressu
re.地層内液体の静止圧力。 Pm(t):Measured Fluid Pres
sure in themeasurement ap
paratus,assumed to beclos
ed to Well Bore Pressure
duringproduction in futur
e.圧力計によって計られた時刻tでの流体静止圧力で
殆ど生産時の油井の中の静止圧力と近い値。 e:Allowed error of fluctu
ation of pressure gauge r
ead out.任意の圧力計の圧力値の時間変動の標
準偏差の二乗に対する変動許容量の値で小さい値。 L:Distance between pressu
re Gauge and optical spec
troscopy unit.圧力計と光学的分光計の
流路の長さ。 V:Fluid velocity.流体の移動速度。 Vs:Velocity of sound in t
he fluid,estimated as vel
ocity of propagation of p
ressure if the fluid is n
otmovingat all.流体の中の音波の伝搬
スピードで、流体が移動しなければ圧力の伝搬スピード
と近似できる為。 ここで、dtは0としてもかまわない。第二の疑似Wa
ter Cutの定着を式36で表し、油田のその場所
の地層での生産可能な油と水の体積分率とする方法。
【式36】 但し、記号群は請求項25と同じ。ここで、dtは0と
してもかまわない。上記に記されたように、光学的測定
がら疑似Permeability Kiを式37.1
として定義しこれが又は式37.2で近似して測定し、
各種解析に利用する方法。
【式33】 where, Vi:Velocity of Fluid item
i at timet 時刻tでの物iの流速の予測
値 μi:Viscosity of Fluid ite
m i 物iの温度T圧力Pmでの粘性の予測値 Vtk(t1):Volume of fluid i
ntake intoa chamber like
pretest chamber of RFTdur
ing intake from time t1 t
o t1+Tav.ある容器か体積内に時刻t1からt
1+Tavの間に流入させた流体全体の体積。例えばS
chlumberger社のRFTやMDTと言う装置
では、Pretest Chamberに時刻t1から
t1+Tavの間に流入させた流体全体の体積を指す。 A:Cross section of the ch
amber thatdrew the fluid
in.同じ容器の中に時刻t1がらt1+Tavの間に
流入させた流体全体の体積をいれた容器の断面の面積。
例えばSchlumberger社のRFTやMDTと
言う装置では、Pretest Chamberの断面
面積を指す。 Vtk(t1)/A:Average Speed o
f fluid flow from time t1
to t1+Tav,for examplemea
sured by the piston movem
ent of the pretest chambe
r of RFT during drawingth
e fluid from formation fr
om time t1 to t1+Tav.同じ容器
の中に時刻t1からt1+Tavの間に流入させた流体
全体の体積をいれた容器への流体全体の流量。例えばS
chlumberger社のRFTやMDTと言う装置
では、Pretest ChamberのPiston
の時刻t1からt1+Tavの間に動くスピードである
し、その平均値を使う事もできる。 上記と請求項24の装置と方法を用いて、Reserv
oireの地震探査等で得られる情報と試掘井からの情
報からの予想位置とDrill Stem Testか
らの生産可能の石油の広がりから予測されるOil−W
ater Transition Zone、Oil−
Gas Transition Zone、Gas−W
ater Transition Zoneの位置の予
測と、更に、請求項25から27までの方法も使い、W
ater CutとPermiabilityとGas
Cutと必要であればWater in Gas C
utの予測の精度を向上し生産可能石油とガスの埋蔵量
の推定の精度の向上と生産計画の立案や生産制御を行う
ため、地下での請求項24の装置と方法による流体の採
取と流体の体積分率と流れの時間変化を測定するため、
推定される生産井として重要な場所と、少なくとも予測
されるWater Cutが消滅しかかる場所、更なる
試掘井を作り、Water Cutと疑似Water
Cutと疑似Permeabilityの三次元的分布
の予測の精度を上げる事により生産可能石油とガスの位
置、密度、Permeability、圧力分布更に、
現実的な指標としてのWater Cutや、Gas
Cut、 Water inGas Cut、Perm
eabilityと疑似Permeabilityの精
度を向上させて埋蔵量及び生産計画や生産制御を行う方
法とこれを用いるシステムとその使用方法。更に、ここ
で上記の油と水とガスの混ざった流体の特異性を生かし
た分光に関しての本発明の方法を記す。上記の透過型分
光に関する請求項1から22までの方法を、例えば1.
57がら1.85umの波長に上げられる様に、油の吸
収率のピークと近傍の複数の波長を測定波長に選び、吸
収率測定から、吸収率Djを求め、Djが、Djの一次
微分が差分のDd1j,Djの二次微分か一次差分の差
分やDd2j、必要ならば同様に高次kの微分や差分値
Ddkjに対し、物質iが100%の体積分率の時の吸
収率も同様の微分及び差分値Adkjとして利用する方
法。更に第二には、前記の方法に対し、微分値を吸収率
と併用し、式38の様に疑似波長j+mのデータとして
取扱い、疑似吸収率DSj+mとし、さらに物質iが1
00%の体積分率の時の吸収率も同様の微分及び差分値
Adkjを使い疑似波長j+mの参照吸収率ASi,j
+mとして取扱い、高度のグローバルな精度の向上と収
束を試みる方法とこれを有する装置又は使用する装置。
【式38】 where, Lk:k次までの微分又は差分の吸収率のスペクトルで
解析に使用される波長の数。 分光装置に関しては、光学セルの断面の光軸方向の厚み
を1から2mmの薄い物にして全ての散乱効果を低め、
解析の精度を向上させる方法と之を有する装置。又、第
2に,光学セルの断面の光軸方向の厚みを1から2mm
の薄い物にし更に幅も短くして、流速の高速化し殆どS
lugが分解されなるべくMixedPhaseにその
光学セルの近傍からなる様にし、Mixed Phas
eでの散乱効果が多くなる場合も厚みが薄い事からSj
やSbij等の非線型性を抑える系にし、解析の精度を
向上きせる方法と之を有する装置。又、流体以外の固体
も含む移動体に対しては、請求項24から28以外の方
法を使用し光学的分光測定の一つの測定時間内に測定領
域を移動する物体の体積分率又は面積分率を求める方法
が上げられる。更に以上の方法において、各種誤差等の
最小化の時に反復法を用いる場合、反復の回数に上限値
を持たせこの回数の間の最小の誤差の時の値を解とする
方法。これらの方法とこの方法を用いた装置により解決
する。
【0005】
【発明の実施の形態】課題を解決するための手段の全文
の記述と同じである。参照して下さい。更に具体例の概
略として、特に、ここでは高精度化のニュートンラプソ
ン法を用いた計算手法の部分の一例を表すフローチャー
トを上げる。上記の方法で求められた初期値の全ての物
質のSlug及び散乱係数Sbi込みのMixed P
haseの体積分率Fsi,Fmi*Sbi,散乱効果
Sj又はSを持つベクトルFvn(反復回数nで今回は
n=0)とすると、まづ、予測誤差dTFn(n=0)
を計算し、この評価関数で式群16の内の一つEv16
を計算し式群17の判定条件で誤差許容値内でなけれ
ば、計算を続行し、Jacobian Jnを計算しそ
の逆行列J−1n(反復回数nで今回はn=0)を計算
し、Relaxation Factor Exをま
づ,初期値のRelaxation Factor E
xtと設定し、反復回数インデックスlを0にして、通
常反復回数nとは別の反復部分lに入る。ここでは予測
誤差が非負である事をなるべく行う為の反復回数をlと
して最大L回まで反復計算をJ−1nとFvnを固定し
行う。まづ反復計算としてFvの新しい値Fvl+1を
J−1nとdTEl(初期値はdTE0=dTEn)、
Extさらに固定のFvnから計算し、新たなdTEl
+1を計算し、負の要素があれば、1以下の定数r1を
設定した後、FxtをFxt*r1として減少させ更新
し、lを1つ増加させたあとFvl+1の計算の所にま
で戻りこの反復を最大L回繰り返す。 全て正であった
り最大L回まで繰り返した後は、dTEn+1にdTE
l+1とFvn+1にFvl+1としてその後nを増加
させ、これを繰り返す収束条件を満たすが最大の回数L
n回繰り返し、たとえばこの反復の中で最小の誤差の時
のFvnを解とする方法。
【0006】
【発明の効果】同上の方法により、Mixed Pha
seのFlow Regimeだけでは無く、有限の大
きさを持つ光学的窓や、時間的な積分作用のある光電変
換系と電気系の影響と散乱やSlugのあるFlow
Regimeのある流体の分光に関する解析方法を求め
る事が出来る。更に石油探査において、地表及び地中で
油、水、ガスの混在する流体の分光を行ない体積分率を
もとめ、それを従来のWater CutやPerme
abilityと関連付ける事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】透過型流体用分光装置の横断面の概略図。
【図2】透過型流体用分光装置の中を2相流で一つが全
くSlug Phaseを持たづにMixed Pha
seのみになっている流体が流れている時の光学セルの
流体の進行方向に対しての断面の概略図。
【図3】透過型流体用分光装置の中を光軸にそって光学
セルの両端の窓を完全に一つの流体物体で埋めつくした
Slug Phaseのある流体が流れた時の光学セル
の流体の進行方向に対しての断面の概略図。
【図4】透過型流体用分光装置の中を油と水の2相流で
油が少量しか流れない流体で油が全くSlug Pha
seを持たづにMixed Phaseのみになってい
て光りを散乱させる時の光学セルの流体の進行方向に対
しての横断面の概略図。
【図5】架空の理想的な湾曲地層構造においてPerm
eabilityの非常に小さいCap Rockが上
部に存在する単純な油田の横断面の想像概略図。
【図6】架空の理想的な湾曲地層構造においてPerm
eabilityの非常に小さいCap Rockが上
部に存在する単純な油田で試掘井が多数存在していて、
本方法も含む方法でWater Cut 100%の境
界線により囲まれた形状をを上部から見た投影図の想像
概略図。
【図7】ニュートンラプソン法を用いた計算手法の部分
の一例を表すフローチャート。 1.光源 2.コリメーター用光学系 3.コリメートされた照明光 4.照明側の光学セルの窓。 5.検出器側の光学セルの窓。 6.分光系 7.信号及び情報処理装置 8.流体内の溶けない物質1 9.流体内の溶けない物質2 10.流体内の溶けない物質3 11.流体の大部分の体積を占める物質4 12.流体の移動方向の速度ベクトルを表す概略の線 13.分光用照明光の透過光散乱が無い時の光軸を表す
概略の線 14.光学セルが存在する時の光りを通さない横の壁面
部材。 15.流体内の溶けない物質1でかつ光軸にそって光学
セルの両端の窓を完全に埋めつくした物質1のSlug
Phaseの部分。 16.流体内の溶けない物質1で光学セルの両端の窓の
間に物質4が光の進行方向にそって存在しMixed
Phaseを作っている物質1。 17.物質1のSlug Phaseの部分を透過した
光りの光路を示す線。 18.物質4のSlug Phaseの部分を透過した
光りの光路を示す線。 19.物質1と物質4によるMixed Phaseの
部分を透過した光りが物質1が無い時に散乱を受けづに
通過するであろう光路を示す線。 20.物質1と物質4によるMixed Phaseの
部分を透過した光りが物質1が無い時に散乱を受けづに
通過するであろう光路を示す線。 21.水と油による流体において水が殆どをしめ流速が
ある程度早く油が粒状に水流の速度が最も早い所に集中
して流れている流体での油が球からだ円体のような形に
変形してセルの中心を流れている時の油の粒Dropl
et。 22.水と油による流体において水が殆どをしめ流速が
ある程度早く油が粒状に水流の速度が最も早い所に集中
して流れている流体での油が球からだ円体のような形に
変形してセルの中心を流れている時の水。 23.1.水と油によるMixed Phaseの部分
を透過した光りが油が無い時に散乱を受けづに通過する
であろう光路を示す線。 23.2.水のSlug Phaseの部分を透過した
光りの光路を示す線。 24.油井。 25.Permeabilityの非常に低い地層でC
ap Rockなった地層。 26.断層。 27.ガスがたまった領域。 28.原油がこの油田では一番密度が高い領域で生産対
象領域。 29.1.Water Cutが100%以下のOil
−Water Transition Zone. 29.2.Water Cutが100%の境界面。 30.Source Rock. 31.試掘井と生産油井。 32.Water Cutが100%の境界面の上面か
ら見た境界線。 33.試掘井24でのWater Cutや圧力等の計
測から予測されるWater Cut100%になると
予測される距離を持つ曲面のWater Cutが10
0%の境界面の交点にある試掘井36の位置も含む曲面
のこの投影深度での投影面と交差する曲線。 34.24に隣接する試掘井から予測された33と同様
の曲線。 35.試掘井と生産油井がサンプリングと同様に整列し
ている井戸の場所を結ぶ直線。 36、将来に試掘をする事を計画した井戸のWater
Cutが100%の境界面上での場所。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】有限の大きさ持つ光学
的窓による空間的積分作用と光電変換及び電子的処理に
よる時間的な積分作用の影響と、散乱の無いMixed
PhaseのFlowRegimeだけでは無く、光
の散乱、更に、SlagのあるFlow Regime
のある移動する流体に対する分光によって測定対象流体
の体積分率を求める分光データの解析方法を求める事。
更に、石油探査において、地表及び地中で油、水、ガス
の混在する液体に対する分光データをもとにそれぞれの
体積分率を求める方法を求め、それを従来のWater
CutやPermeabilityと関連づける方法
を求める事。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】課題を解決するための手段の全文の記述を
包含しここに参照する。更に、高精度化の方法の具体例
として、ニュートンラプソン法を応用したに、高度化の
計算方法の部分の一例を図7のフローチャートに上げ
る。全ての各物質のSlag分の体積分率Fsi及び散
乱係数Sbi込みのMixedPhase分の体積分率
Fmi*Sbi、散乱効果Sj又はSを要素に持つ反復
計算用変数ベクトルをFvnとする。但し、このnは反
復回数とし、初期値は0とする。まづ前記の方法で求め
られた全ての各物質のSlag分の体積分率Fsi及び
散乱係数Sbi込みのMixed Phase分の体積
分率Fmi*Sbi、散乱効果Sj又はSをFvnの初
期値Fv0の要素とする。このFv0をモデルの式群1
に代入し計算した後に、此れを測定値から計算した透過
率TDjから引いた分の誤差を予測誤差dTEと定義し
この反復回数をlとする予測誤差dTElを反復回数l
の初期値を1として、dTE1を計算する。式群16の
一つの評価関数をEv16として計算し、式群17の判
定条件で誤差許容値内でなければ、反復計算を続行し、
許容値内であれば反復計算を終了し、Fvnの各値を高
精度化の解とする。反復計算は以下のとうりに行う。J
acobian Matrix Jnとこの一般化逆行
列Generalized lnverse J−1n
を反復回数をnとして計算し、Relaxation
Factor Exを初期値のExtと設定し、予測誤
差dTEを非負になるべくするFvn+1を求める為の
新たな反復計算を初期値0の反復回数lを利用し、J−
1nとFvnを固定して最大L回まで行う。この反復計
算部分では初期値のdTElをdTEnとしてFvnl
+1とdTElを固定のJ−1nとFvnから求め、こ
れら両者からdTEl+1を求めこの要素dTEl+1
jに負の値があれば、Extを減少させlを1増加させ
た後Fvnl+1の計算の箇所の2に戻る。全て正であ
ったり最大L回に達すると、dTEn+1にdTEl+
1を代入し、Fvn+1にFvnl+1を代入しnを1
増加させ、nの評価の箇所の前の箇所1に戻る。収束条
件を満たすか最大反復回数Ln回に達すると反復計算の
中で最小の誤差の時のFvmを解とする方法。したがっ
てこのベクトルFvmの要素の各体積分率を全体の解と
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図5】
【図7】

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】混合しない物質が存在する可能性のある一
    つ以上のN個の物質が移動又は存在しえる流体の各物質
    iの吸収分光特性を利用し、複数の波長の光りを持つ照
    明光を光学系でコリメートした後に光軸にそった光学セ
    ル中の真空中の光学長がdの使用波長で吸収率が少ない
    光学的窓を持った断面が長方形の光学セルに照射し、光
    学セルの中に流体を流し、又は、静止させ、各分光デー
    タサンプルの光強度測定の積分時間Tavを、照明領域
    内に、例えば90%以上位の様に、殆どの流体の体積が
    積分時間内に収まる位い移動量が小さくなる様に短くと
    り、透過型の分光計測を行ない、その測定光強度と予め
    計測した空の光学セルの時の光強度等の情報から時刻t
    における波長jに関する透過率データ列TDj(t)を
    計算し、本流体に関してのFlow Regimeを窓
    の面の任意の場所の先軸の方向に対し反対側の窓まで一
    つの物質しか存在しない場合のSlugと二つ以上存在
    するMixed Phase Flowの共存状態のF
    low Regimeの式1.1と式1.2としてモデ
    リングし更に、積分の効果がほぼ無視出来ると仮定し式
    1.3で之以下では時間tを必要でなければ文章を短く
    するため明示して書かづ常に時間の関数であると仮定し
    て表し、Mixed PhaseFlowによる強度の
    寄与の項式2.1と2.2を一つの新たな未知の分光特
    性をもつ物質で且つその散乱損失による係数Sjを未知
    の分先特性をもつ物質の疑似Slug Flow Re
    gime分の疑似体積分率として見て最小二乗法やMa
    ximum Likelihood法で、まず、既知の
    吸収率(Absorbance)Aijを持つ各物質i
    のSlug Flow Regime分の体積分率Fs
    iを求め、Slug Flow Regime分体積分
    率推定値Fsiを各物質iが100%の体積分率の式3
    の透過率に掛けてSlug FlowRegime分の
    項をTDjから式4による減算をし、この差TMjの式
    5.1から式5.4をMixed Phase Flo
    wとし、その10の基底の対数をとり更に−1を掛け吸
    収率Djに変換し、散乱損失の係数Sjの対数の項1/
    d*Log(1/Sj)も全ての波長jに対し一定の値
    を持つ物質と近似して、その係数の値をその物質のMi
    xed Phase分の体積分率1/d*Log(1/
    S)として、各物体iの既知の吸収率(Absorba
    nce)分光特性Aijから、全て物質のMixed
    Phase分の体積分率Fmiと更にそのMixed
    Phaseでの各物質iと波長jにより異なる吸収以外
    の屈折率nijに起因する屈折や多重散乱による光路長
    の延長によるScatteringFactor Sb
    ijの関をScattering Factor Sb
    ijの波長依存生を近似的に無いとして定数Sbiと近
    似し、したがって前記の関をFmi*Sbiと近似し、
    全体のFlow Regimeのモデルを式6.1から
    式6.3とし、このMixed Phase分の項に関
    しては式7として、関Fmi*Sbiを最小二乗法やM
    aximum Likelihood法で求め、各物質
    i当たりSlug Flow Regime分とMix
    ed Phase分の体積分率FsiとFmiを求めこ
    れらを加え各物質の全体の体積分率Fiを求める方法と
    この方法を用いる装置。 【式1】 【式2】 【式3】 【式4】 【式5】 【式6】 【式7】
  2. 【請求項2】請求項1で、Mixed Phase分の
    体積分率の近似値FemiをN個の全ての流体の組成の
    物質の分率のたし合わせは、1.0であると言う条件か
    ら、Scattering Factor Sbijの
    関をScattering Factor Sbijの
    波長依存生を近似的に無いとして定数Sbiと近似し、
    したがって前記の関をFmi*Sbiと近似したモデル
    に基づき式8.1を使って.式8.2を満足した近似解
    を求める方法とこの方法を用いる装置。 【式8】
  3. 【請求項3】請求項1と2において、透過率TDjから
    Slug Flow Regime分の推定において、
    測定値TDjとモデルによる推定値の差に対して、非負
    の条件下で、最小二乗法やMaximum Likel
    ihood法、更に他の各種の最小化法を用いて、既知
    の吸収率(Absorbance)Aijを持つ各物質
    iのSlug Flow Regime分の体積分率F
    siを求め、TDjとこの推定Slug Flow R
    egime分の体積分率Fsiからの推定Slug F
    low Regimeの項の差の式4をMixed P
    hase Flowとし、その10の基底の対数をとり
    更に−1を掛け吸収率Djに変換し、この後の算出法は
    請求項1と2と同様とし、各物質iの全体の体積分率F
    iを求める方法とこの方法を用いる装置。
  4. 【請求項4】請求項1と2において、透過率TDjから
    Slug Flow Regime分の体積分率Fsi
    を求めた後、測定値TDjとモデルによる推定値の差の
    式5が非負の値を持つ波長群Opsを選び、この波長で
    の差の値のみ、Mixed Phase Flow分の
    体積分率Fmiを求める為の透過率データとして、これ
    から吸収率データDjを請求項1と同様に求め、必要で
    あれば、各物質iの分光特性を考慮したPeakのDe
    trendや一次以上の微分又は積分等をした線形変換
    後のデータ値DLjと各物質iの同じ変換後の参照値A
    Lijで、又はDjと各物質iの吸収率(Absorb
    ance)Aijを使い、最小二乗法やMaximum
    Likelihood法でMixed PhaseF
    low分の体積分率Fmi*Sbiを求め、請求項2の
    方法等を用い各物質iのMixed Phase分の体
    積分率Femiを求め、Slug FlowRegim
    e分の体積分率Fsiとこれを加えた各物質の全体の体
    積分率Fiを求める方法とこの方法を用いる装置。
  5. 【請求項5】請求項1と2において、透過率TDjから
    Slug Flow Regime分の体積分率Fsi
    を求めた後、測定値TDjとモデルによる推定値の差の
    式5が非負の値を持つ波長で、且つSlug Flow
    Regime分の体積分率計算Fsiで用いなかった
    波長群Opssのデータを選びMixedPhase
    Flow分の体積分率Fmiを求める為の透過率データ
    として、これから吸収率データDjを請求項1と同様に
    求め、必要であれば、各物質iの既知の分光特性を考慮
    したPeakのDetrendや一次以上の微分又は積
    分等をした線形変換後のデータ値DLjと各物質iの同
    じ変換後の参照値ALijで、又はDjと各物質iの吸
    収率(Absorbance)Aijを使い、最小二乗
    法やMaximum Likelihood法でMix
    ed Phase Flow分の体積分率体積分率Fm
    i*Sbiを求め、請求項2の方法等を用い各物質iの
    Mixed Phase分の体積分率Femiを求め、
    Slug Flow Regime分の体積分率Fsi
    とこれを加えた各物質の全体の体積分率Fiを求める方
    法とこの方法を用いる装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、Slug Phase
    とMixed Phaseの項と散乱効果によるモデル
    式1における各物質iの夫々の体積分率FsiとFmi
    *Sbiを、透過率での測定値TDjとモデルを利用し
    た予測値との差の誤差が非負の条件で、この誤差の各種
    最小化法、最小二乗法、又はMaximum Like
    lihood法で求め、請求項2による方法によりMi
    xed Phase体積分率Femiを求め、Fsiと
    Femiを和算し各物質iの全体の体積分率Fiを求め
    る方法とこの方法を用いる装置。
  7. 【請求項7】請求項1から6の各方法で、散乱損失の係
    数の対数の部分1/d*Log(1/Sj)を、全ての
    測定物質の吸収分光率の中の吸収率が波長に関し最も低
    い波長kでの吸収率を等価的に波長に依存しない散乱損
    失の係数の対数の項1/d*Log(1/S)として近
    似し、その波長での各測定吸収率(Absorbanc
    e)Dkを式9の様に1/d*Log(1/S)とし、
    他の波長の測定吸収率(Absorbance)Djか
    ら式10.1の様に引き、之を新たに各波長での補正測
    定吸収率Dbjとしこれを測定吸収率Djの代わりに、
    更に、各物質iの吸収率(Absorbance)Ai
    jをこの波長kの吸収率Aikですべての波長jの吸収
    率Aijを減算し式10.2に示される参照様補正され
    た分先吸収率(Absorbance)Abijとし、
    これをAijの代わりに、請求項1から6の方法に使用
    し、これらの各方法と同様の計算方法で各物質当たりS
    lug Flow Regime分の体積分率Fsiと
    Mixed Phase分の体積分率Femiを求めこ
    れらを加え各物質の全体の体積分率Fiを求める方法と
    この方法を用いる装置。 【式9】 【式10】
  8. 【請求項8】請求項1から6の各方法で、散乱損失の係
    数の対数の部分1/d*Log(1/Sj)を疑似吸収
    率特性Ej(Sk)と式11.1で定義し、全ての測定
    物質の吸収分光率の中の吸収率が波長に関し低く安定し
    てScatteringの強度が測定できる1/Sjが
    Scattererの密度と形状と空間的分布の差のば
    らつき等による統計的ばらつきの小さい一つ以上の波長
    kを含む波長群Oscでの測定吸収率DkとScatt
    eringの強度と波長に対する依存性の実験等による
    対数項1/d*Log(1/Sk)に相当する既知の散
    乱による疑似吸収率特性Ek(Sk)データから式1
    1.2と式11.3に示される散乱による疑似吸収率特
    性のモデル等を使った最小二乗法やMaximum L
    ikelihood法等で推定した値Eskで式11.
    3として近似し、このEskと既知の散乱による疑似吸
    収率Ek(Sk)を使い波長k以外の波長jでの波長j
    に依存する散乱損失の寄与分の推定疑似吸収率Esjを
    式11.4求め、各測定吸収率(Absorbanc
    e)DjからこのEsjを式12.1の様に引き、之を
    新たに各波長jでの測定吸収率DbjとしDjの変わり
    に、更に、式12.2の様に各物質iの吸収率(Abs
    orbance)Aijを波長kの中で最も全ての物質
    iの吸収率の和が小さい波長uの吸収率Aiuで引き参
    照吸収率AbijとしAijの代わりとし、前請求項と
    違い測定吸収率DkをEskに置き換える事による誤差
    が0でなくAbsorbanceの減少に寄与する事を
    考慮して、最小二乗法やMaximum Likeli
    hood法でMixedPhase Flow分の体積
    分率Fmi*Sbiを求め、請求項2の方法等を用い各
    物質iのMixed Phase分の体積分率Femi
    を求め、SlugFlow Regime分の体積分率
    Fsiとこれを加えた各物質の全体の体積分率Fiを求
    める方法とこの方法を用いる装置。 【式11】 【式12】
  9. 【請求項9】請求項8の方法で、散乱損失の係数の対数
    の部分1/d*Log(1/Sj)の推定において、全
    ての測定物質の吸収分光率の中の吸収率が波長に関し低
    く安定してScatteringの強度が測定できる1
    /SjがScattererの密度と形状と空間的分布
    の差のばらつき等による統計的ばらつきの小さい一つの
    波長kでの測定吸収率Dkを1/d*Log(1/S
    k)と近似しこれを、Scatteringの強度と波
    長に対する依存性の実験等による散乱損失による対数項
    1/d*Log(1/Sj)に相当する既知の散乱によ
    る疑似吸収率特性Ek(Sk)データと比べ一致する又
    は非負で最も誤差の少ない値Ek(Sk)を選び、これ
    に対応する散乱損失による疑似吸収率分光特性Ej(S
    k)から、式11.4の様に他の波長jに対する散乱損
    失による疑似吸収率分光特性値Esj(Sk)を求め、
    各測定吸収率(Absorbance)DjからこのE
    sjを式12.1の様に引き、之を新たに各波長jでの
    測定吸収率DbjとしDjの変わりに、更に、式12.
    2の様に各物質iの吸収率(Absorbance)A
    ijを波長kの中で最も全ての物質iの吸収率の和が小
    さい波長uの吸収率Aiuで引き参照吸収率Abijと
    しAijの代わりとし、前請求項と違い測定吸収率Dk
    をEskに置き換える事による誤差が0でなくAbso
    rbanceの減少に寄与する事を考慮して、最小二乗
    法やMaximum Likelihood法でMix
    ed Phase Flow分の体積分率Fmi*Sb
    iを求め、請求項2の方法等を用い各物質iのMixe
    d Phase分の体積分率Femiを求め、Slug
    Flow Regime分の体積分率FsiとFem
    iを加えた各物質の全体の体積分率Fiを求める方法と
    この方法を用いる装置。
  10. 【請求項10】請求項1から6の各方法で、散乱損失の
    係数の対数の部分1/d*Log(1/Sj)を、安定
    してScatteringの強度が測定できる1/Sj
    がScattererの密度と形状と空間的分布の差の
    ばらつき等による統計的ばらつきの小さい一つ以上の波
    長kを含む波長群Oslpで、Scatteringの
    強度と波長に対する依存性の実験等による対数項1/d
    *Log(1/Sj)に相当する既知の散乱による疑似
    吸収率特性Ek(Sk)データから式11.2と11.
    3に示される散乱による疑似吸収率特性のモデル等を使
    い、更に、各物質iの吸収率(Absorbance)
    AijとMixed Phaseでの体積分率Fmiと
    散乱による光路長の変化に起因する散乱効果のSbij
    からの式13.1の関係のモデルを使い、更に、Sbi
    jの波長依存性を無視してSbiと見なし、式13.2
    と近似し、各波長jでの、又、必要であれば各強度での
    測定系からくる予測された分散誤差Sdjを用いた重み
    付けをした二乗誤差による式13.4の評価関数Ev2
    に対する最小二乗法や、式13.3の代わりに式13.
    3の評価関数Evに対する最小二乗法やMaximum
    Likelihood法を用い、同時に散乱損失によ
    る疑似吸収率特性EsjとFmi*Sbiを求め、請求
    項2の方法等を用い各物質iのMixed Phase
    分の体積分率Fmiを求め、Slug Flow Re
    gime分の体積分率FsiとMixed Phase
    分の体積分率Fmiを加えた各物質の全体の体積分率F
    iを求める方法とこの方法を用いる装置。 【式13】 OEv:最小二乗誤差の評価用の波長の集合。
  11. 【請求項11】請求項8と10の最小二乗法の評価関数
    や式13.4において、各波長jでの、又、必要であれ
    ば各強度での測定系からくる予測された分散誤差Sdj
    以外に散乱の変動による分散SSdjを加えた重み付け
    をした二乗誤差による式14に表される評価関数に対す
    る、最小二乗法や、式14の代わりにMaximum
    Likelihood法をもちいて各種体積分率を求め
    請求項2を用いFemiと更に全体の体積分率Fiを求
    める方法とこの処理方法を用いる装置。 【式14】 OEv:最小二乗誤差の評価用の波長の集合。
  12. 【請求項12】請求項1から10において各波長jで
    の、又、必要であれば各強度での光源と光学系と検出装
    置においての熱雑音やその他の影響により時間積分時間
    を考慮した予測された変動の標準偏差Sdjによる重み
    付けをした各種生又は処理及び変換後のData更に各
    種モデルからの予測値Estimateとして書くと之
    らの誤差の二乗誤差による式15.1に表される評価関
    数Evw1に対する最小二乗法、又は散乱の変動による
    分散SSdjを加えた式15.2に表される評価関数E
    vw2に対する最小二乗法を、これらの中の最小二乗法
    において使用する方法とこの方法を用いる装置。 【式15】 OEv:最小二乗誤差の評価用の波長の集合。
  13. 【請求項13】請求項1から12の方法に、更に、これ
    ら方法から得た散乱効果と各Flow Regime分
    の体積分率FsiとFmi*Sbiの値を要素に持つ体
    積分率ベクトルFを初期値にし、Relaxation
    factorを用いた多次元ニュートン・ラプソン法
    を用い、全ての物質の吸収分光特性を考慮して選ばれた
    複数個mの波長群Onlの各波長uで、又、必要であれ
    ば各強度での、光源と光学系と検出装置においての熱雑
    音やその他の影響による時間積分時間を考慮した変動の
    標準偏差Sduとオフセット分の誤差Eouを誤差の重
    み付けとして、測定透過率TDuと式1に表されるモデ
    ルによる予測値TEuとの誤差の評価基準である式群1
    6の何れかの誤差関数を使い、式群17中の収束条件の
    係数Cjを小さくとりこの誤差を減少させ、波長群On
    l以外を含む波長jでの測定透過率TDuに対する予測
    値TEuの誤差を、光源と光学系と検出装置においての
    熱雑音やその他の影響による時間積分時間を考慮した変
    動の標準偏差Sdjとオフセット分の誤差Eojの範囲
    に入るまで最小化させ、これらを満たす各Flow R
    egime分の体積分率FsiとFmi*Sbiの値を
    求め、更に請求項2の方法を用いMixed Phas
    eの各物質iの体積分率Femiを求め、Slug及び
    Mixed Phaseの各物質iの体積分率Fsiと
    Femiの和Fiを求める方法とこの方法を用いる装
    置。 【式16】 Onl:ニュートン・ラプソン法誤差の評価用の波長の
    集合。 Ocv:収束条件の評価用の波長jの集合。 【式17】 Cj:各jに対し設定された定数で3.0以下を普通と
    り、通常1.0より小さい値を指定する eej:各jに対し設定された定数で、更なる収束条件
    用定数。 Csc:収束条件用定数。 Cfc:収束条件用定数。 Crc:収束条件用定数。 Cnc:収束条件用定数。 OM:収束条件の評価用のM個の波長の集合。
  14. 【請求項14】請求項1から12の方法に、更に、これ
    ら方法から得た散乱効果と各Flow Regime分
    の体積分率FsiとFmi*Sbiを要素に持つ体積分
    率ベクトルFを初期値にし、Relaxation f
    actorを用いた多次元ニュートン・ラプソン法を用
    い、全ての物質の吸収分光特性を考慮して選ばれた複数
    個mの波長群Onlの各波長jで測定透過率TDuと式
    1に表されるモデルによる予測値TEuとの式群16に
    表された何れかの誤差に対し、非負の条件の下各種最小
    化を行い、式群17に表された何れかの予め決められた
    一つ以上の収束条件を満たすと反復計算を停止し、更に
    請求項2の方法を用いMixed Phaseの各物質
    iの体積分率Femiを求め、Slug及びMixed
    Phaseの各物質iの体積分率FsiとFemiの
    和Fiを求める方法とこの方法を用いる装置。
  15. 【請求項15】請求項1から12の方法に、更に、これ
    ら方法から得た散乱効果と各Flow Regime分
    の体積分率FsiとFmi*Sbiの値を要素に持つ体
    積分率ベクトルFを初期値にし、全ての物質の吸収分光
    特性を考慮して選ばれた複数個mの波長群Onlの各波
    長jと必要であれば各強度での光源と光学系と検出装置
    においての熱雑音やその他の影響により時間積分時間を
    考慮した変動の標準偏差Sdjとオフセット分の誤差E
    ojを誤差の重み付けに用いた式16.n2か式16.
    n1から式16.n4のいずれかの評価関数を用いて、
    収束条件の判定用関数とし、この波長群内の全ての波長
    jでの誤差の非負の条件の下、散乱効果と各Flow
    Regime分の体積分率FsiとFmi*Sbiの値
    によるベクトルを変化させて誤差を最小化させる各種最
    小化を行い、式群17の中の一つ以上の何れかの予め決
    められた収束条件を満たすと反復計算を停止し、更に請
    求項2の方法を用いMixed Phaseの各物質i
    の体積分率Femiを求め、Slug及びMixed
    Phaseの各物質iの体積分率FsiとFemiの和
    Fiを求める方法とこの方法を用いる装置。
  16. 【請求項16】請求項13から14の方法において、最
    小化反復計算の中で、測定透過率TDuとモデリングに
    より求まる透過率TEuの差が負に任意の波長uでなる
    場合はRelaxation Factor Exを減
    少させ差が正になる様にRelaxation Fac
    tor Exを設定し、反復計算に復帰し、誤差を減少
    させ、その後はこれら請求項の方法を用い、収束条件を
    満たすと反復計算を停止し、請求項2等を使いSlug
    及びMixed Phaseの各物質iの体積分率Fs
    iとFemi、更に、これらの和Fiを求める方法とこ
    の方法を用いる装置。
  17. 【請求項17】上記の請求項13から16の全ての最小
    化において、収束判定条件に、反復回n回目での体積分
    率FsiとFmi*Sbi等を要素に持つm次元の体積
    分率ベクトルFnの変化ベクトルdFnの各種ノルムが
    許容誤差の範囲で且つ、式群18の何れかの様に誤差の
    移動平均F2n(L)やF1n(L)が連続して減少す
    る事を加え、全ての収束判定条件を満たした場合反復計
    算を終了し、請求項2等を使いSlug及びMixed
    Phaseの各物質iの体積分率FsiとFmi、更
    に、これらの和Fiを求める方法とこの方法を用いる装
    置。 【式18】 m:全体積分率と散乱係数Sbiや散乱損失Esj又は
    1/d*Log(1/Sj)の予測値によるベクトルF
    nの次元。
  18. 【請求項18】請求項1から17の方法で、各波長jの
    測定透過率TDjに対し、各強度、つまり等価的に各透
    過率の値、に対する各波長での光源と光学系と検出装置
    においての熱雑音やその他の影響により時間積分時間を
    考慮した変動の標準偏差Sdjの3倍以下の値とオフセ
    ット分の誤差Eojを式19の様に加算した値TDej
    を任意の段階で代用し、TDejとモデリングTEjの
    誤差に対し非負の条件下に、これらの各請求項によって
    表された方法によって誤差の各種最小化を行い、請求項
    2等を使いSlug及びMixed Phaseの各物
    質iの体積分率FsiとFmi、更に、これらの和Fi
    を求める方法とこの方法を用いる装置。 【式19】
  19. 【請求項19】請求項13から18の方法で、測定透過
    率TDj又はTDejと、式群20でモデリングされた
    Slug Phaseのn回の反復計算の予測項TSj
    nの式群16の各種誤差を、初期値のMixed Ph
    aseの体積分率Fmiと散乱効果Sbiとその関のF
    mi*Sbiを固定したまま、FsinとSjn又はS
    nを変化させ各方法で、n回の反復計算の誤差Evf2
    Tj=(TDj−TSjn)が非負の条件下で最小化
    し、w回目で最小化すると、この時のSlug Pha
    seの体積分率Fsiwと散乱強度Sjw又はSwを求
    めるSlug Phaseの予測体積分率Fsiwと散
    乱強度Sjw又はSwとし、次に、これらの解を固定
    し、Fmin*Sbinを変化させて最小化させるた
    め、透過率TDjやTDejからSlug Phase
    のみの予測項TSojwを引き、Mixed Phas
    eの項を吸収率(Absorbance)Djwへ変換
    とし、Esjw=1/d*LOG(1/Sjw)又はE
    sw=1/d*LOG(1/Sw)として之を固定し、
    式群21をモデル用として、式群16の各種誤差を最小
    にする関Fmi*Sbiの解を付属資料1の方法や、M
    aximum Likelihood法、各種最小化
    法、又は最小二乗法等により求め、請求項2等を使いS
    lug及びMixed Phaseの各物質iの体積分
    率FsiとFemi、更にこれらの和Fiを求める方法
    とこの方法を用いる装置。 【式20】 【式21】
  20. 【請求項20】請求項19において、測定透過率TDj
    又はTDejと、式群20でモデリングされたSlug
    Phaseのn回の反復計算の予測項TSjnの式群
    16の各種誤差を、Mixed Phaseの項の値が
    重要ないかなる体積分率Fmiでも小さい波長群Osl
    の波長で、その条件を満たしたある値以下の小さい透過
    率の時、この波長jで各種の方法で初期値のMixed
    Phaseの体積分率Fmiと散乱効果Sbiとその
    関のFmi*Sbiを固定したまま、FsinとSjn
    又はSnを変化させ各方法で、n回の反復計算の誤差E
    vf2Tj=(TDj−TSjn)が非負の条件下で最
    小化し、w回目で最小化すると、この時のSlug P
    haseの体積分率Fsiwと散乱強度Sjw又はSw
    を求めるSlug Phaseの予測体積分率Fsiw
    と散乱強度Sjw又はSwとし、次に、別の波長群Om
    xに対して、このFsiwと散乱強度Sjw又はSwを
    固定して、Fmin*Sbinを変化させて最小化させ
    るため、透過率TDjやTDejからSlug Pha
    seのみの予測項TSojwを引き、吸収率Diwに変
    換し、散乱損失のEsj=1/d*LOG(1/Sj
    w)又はEsj=1/d*LOG(1/Sw)を固定
    し、式群21をモデルとして、式群16の各種誤差を最
    小にする関Fmi*Sbiの解を付属資料1の方法や、
    Maximum Likelihood法、各種最小化
    法、又は最小二乗法等により求め、請求項2等を使いS
    lug及びMixed Phaseの各物質iの体積分
    率FsiとFemi、更にこれらの和Fiを求める方法
    とこの方法を用いる装置。
  21. 【請求項21】Flow Regimeのモデルを請求
    項1の一つではなく、式22のMixed Phas
    e、式23のSlug Phase、式24のSlug
    of Majority&Mixed Phase、
    式1のSlug&Mixed Phase、としてこの
    モデルを示すインデックスをvとすると、測定吸収率T
    Dvjとその値からの吸収率Drvjから、各モデル
    で、散乱効果、SlugとMixed Phaseの各
    体積分率FsivとFmiv*Sbivを計算し、これ
    らを要素に持つベクトルを体積分率ベクトルFvとする
    と、体積分率ベクトルFvと各波長jごとの誤差を要素
    に持つ誤差ベクトルSeと式15や式群16の各種誤
    差、測定されたそれぞれの透過率又は吸収率のパターン
    に対して、各物質iの吸収率(Absorbance)
    Aijの特性と全ての分率の組み合わせから得られる各
    率の分光特性の値の特性とそれに対する体積分率ベクト
    ルFvの特性から得られた判断基準と各種誤差を最小に
    する等も含む誤差に関する判断基準による複数の判断基
    準を用い、Flow Regime vの判定を行な
    い、そのモデルにあう体積分率ベクトルFvを解として
    選び、請求項2等を使いSlug及びMixed Ph
    aseの各物質iの体積分率FsiとFmi、更にこれ
    らの和Fiを求める方法とこの方法を用いる装置。 【式22】 【式23】 【式24】
  22. 【請求項22】請求項21において、Flow Reg
    imeの判定の後に、対応するモデルを使い、更に、各
    種誤差を最小にするために、モデルが式15や式群16
    に表される各種誤差を最も小さくすると考えられる透過
    率TDjか吸収率Djか又は両方の空間において、請求
    項13から20までの各方法とその他のモデルに対する
    応用も含む、多次元ニュートンラプソン法や他の各種最
    小化法を用い、各種誤差を減少させ、且つ、必要であれ
    ばFvに対して請求項17の条件を収束条件に加え、収
    束判定を行ない、最小化反復計算を終了させ、誤差評価
    関数が収束した値に対応する体積分率ベクトルFvを解
    とし、請求項2等を使いSlug及びMixed Ph
    aseの各物質iの体積分率FsiとFmi、更にこれ
    らの和Fiを求める方法とこの方法を用いる装置。
  23. 【請求項23】混合しない物質を含む流体や移動物体の
    各物質iの波長jに対する散乱分光特性Rjiを利用し
    た、一つの時間サンプル中の計測の為の積分時間をTi
    ntとすると、反射型分光計測を行ない、その光強度か
    ら反射率を計算し、時刻tでのこの波長に関する散乱断
    面積又は反射率データ列Rj(t)から、照射領域をA
    REA1としこの内点だけで1.0の値を持ち他の点で
    0の窓関数W(X)式25を使い、更に速度をV(X,
    t)とすると光学セル部分の光学窓に平行の照射面内
    (X)の微小厚さの平板の照明面内の中の面積分率Fa
    i(X,t)としこの面内の微小面積での面積分率をf
    ai(X,t)として式26と27でこれらを定義付
    け、測定データ列Rj(t)と誤差をe1j(t)を使
    いモデル式28によってモデリングし、更に、物体の分
    布にかんする微小面積分率faiの空間移動による空間
    変位量をΔX(X,t)とし物体の移動による寄与を式
    29.1から式29.3で近似し、更に、移動により殆
    ど組成の割合が移動物体のその体積において変化が少な
    く面積分率が殆ど変化しない事を仮定し、式30.1か
    ら式30.2で近似し、さらに、全ての物質iの面積分
    率の変化の面積分率の移動速度に変換した速度が測定時
    間内に一様であると仮定して、式31.1に示される様
    に中間値の定理から平均速度と同様のものVa(X,
    t)を使い誤差をe2j(t)とし、式31.1から式
    31.3でさらに近似し、更に、照射面内の物質iの面
    積分率の時間空間平均近似AFiを式32で近似し、こ
    れと誤差ERjを使い、式34の正規化方程式を満たす
    様に係数C1をとり、式33の近似を行ない、近似式3
    3をこのシステムのモデルとして使い、この式を透過型
    分光計測の吸収率のDjに置き換えて、参考資料1と同
    様の最小二乗法やMaximumLikelihood
    法で、又は、式群16の何れかの誤差に対する最小化や
    通常の最小二乗法を用い、又はMaximum Lik
    elihood法で、AFiを求め、これを面分率と近
    似する方法とこの方法を用いる装置。 【式25】W(X)=1.0 XがArealの中点の
    位置ベクトル W(X)=0.0 XがArealの外の位置ベクトル 【式26】 【式27】 【式28】 【式29】 【式30】 【式31】 【式32】 【式33】 【式34】
  24. 【請求項24】シュルンベルジェ社のModular
    Dynamic Testerに一例が上げられる様に
    油井の中に岩層の中から液体を採取する装置において、
    上記の請求項を用いた、石油と水及びガスに対する分光
    装置を用い、地層中の夫々の流体の圧力の下に地層流体
    を少量採取する時に、大量に採取する生産時のこれらの
    圧力が予測できさらにこの圧力の時間変化により生産時
    の自発的採取可能の石油及びガスの埋蔵量が従来の各種
    の方法で予測できるが、これらの物質の上記の様な採取
    装置に自発的に流体の圧力と採取系の中のガス圧力との
    差により、又はポンプにより強制的に人為的圧力差を作
    る事により、流体の流れ込む速度と量とその組成の時間
    変化が見られるが組成の時間的変化を本方法と装置で測
    定し、圧力と左記の速度の情報と共に重要な生産可能埋
    蔵量の推定の情報に以下のようにする方法。地層中の水
    が大部分をしめる層の部分と油が最大限多くなる部分の
    境目の領域をOil−Water Transitio
    n Zone、更にここでの油井に出てくる水の体積分
    率をWater Cutと定義し、同様に油とガスが大
    部分の層の部分の境目の部分をOil−Gas Tra
    nsition Zone、ここでの気体状態の物をG
    as更にその圧力での体積分率をGas Cut、ガス
    と水が大部分の層の部分の境目の部分をGas−Wat
    er Transition Zone更にここでの油
    井に出てくる水の体積分率をWaterin gas
    Cutとここでは呼び、これらをこの装置により、微量
    又はそれ以上のOilの検出により、更に、Oil−W
    ater TransitionZoneの開始領域O
    WCutを求め、又はこの近傍での上記の計測からの組
    成の時間的変化から、Draw Down Press
    ure dPに近いFormation Pressu
    re Peと既知の装置内の圧力の圧力差DPoが安定
    した領域での体積分率の時間平均値を式35の様に疑似
    Water Cutとし、これを求め、Oil−Wat
    er Transition Zoneの領域の予測又
    は確認を行ない、きらに生産可能なムーバブルオイルの
    層の厚さ方向の又は静水圧の変化方向や油井方向に対す
    るContour Mapを書くような圧力と流体速度
    情報がら密度及び流体圧力分布及びPermeabil
    ity及びWater CutのContour Ma
    pを書くようなWater Cutの分布の推定に役立
    て、きらに、別の層においてガスが存在すれば、全ての
    吸収率で0.0の吸収を持つ物質をガスとしそれに対し
    疑似Water Cutと同様の測定値からの計算によ
    りGas Cutを求め、Oil−Gas Trans
    ition Zoneの位置を求め、更に、存在すれば
    同様の方法でWater in Gas Cutを測定
    値からの計算により求めとGas−Water Tra
    nsition Zoneの位置の予測又は確認を行な
    い、更に、請求項27の疑似Permeability
    油井方向の各種生産可能ムーバブルオイルやGasの密
    度及び流体圧力分布及びPermeabilityの分
    布と生産物の埋蔵位置での生産物体の体積分率の各Cu
    tの推定を行なう事により、生産計画の立案に有意着な
    情報を提供し生産可能石油とガスの埋蔵量の推定に役立
    てる本方法とこれに用いる分光装置とこの情報利用し解
    析する解析装置。
  25. 【請求項25】請求項24の疑似Water Cutを
    式35として定義し、油田のその場所の地層での生産可
    能な油と水の体積分率とする方法とこれを用いる装置。 【式35】 where, Fw(t):Time varrying Stant
    eneous Volumetric Fractio
    n of water.時刻tでの瞬間的体積分率。 t:Time.時刻。 Tav:Averaging Interval.平均
    時間。 Pe:Formation Fluid Pressu
    re.地層内液体の静止圧力。 Pm(t):Measured Fluid Pres
    sure in themeasurement ap
    paratus,assumed to beclos
    ed to Well BorePressure d
    uringproduction in futur
    e.圧力計によって計られた時刻tでの流体静止圧力で
    殆ど生産時の油井の中の静止圧力と近い値。 e:Allowed error of fluctu
    ation of pressure gauge r
    cad out.任意の圧力計の圧力値の時間変動の標
    準偏差の二乗に対する変動許容量の値で小さい値。 L:Distance between pressu
    re Gauge and optical spec
    troscopy unit.圧力計と光学的分光計の
    流路の長さ。 V:Fluid velocity.流体の移動速度。 Vs:Velocity of sound in t
    he fluid,estimated as vel
    ocity of propagation of p
    ressure if the fluid is n
    otmovingat all.流体の中の音波の伝搬
    スピードで、流体が移動しなげれば圧力の伝搬スピード
    と近似できる為。 ここで、dtは0としてもかまわない。
  26. 【請求項26】請求項24の疑似Water Cutを
    式36として定義し、油田のその場所の地層での生産可
    能な油と水の体積分率とする方法とこれを用いる装置。 【式36】 但し、記号群は請求項25と同じ。ここで、dtは0と
    してもかまわない。
  27. 【請求項27】請求項24において、光学的測定がら疑
    似Permeability Kiを式37.1として
    定義しこれか又は式37.2で近似したり測定し、各種
    解析に利用する方法とこれを用いる装置。 【式33】 where, Vi:Velocity of Fluid item
    i at timet 時刻tでの物iの流速の予測
    値 μi:Viscosity of Fluid itc
    m i物iの温度T圧力Pmでの粘性の予測値 Vtk(t1):Volume of fluid i
    ntake intoa chamber like
    pretest chamber of RFT du
    ring intake from time t1
    to t1+Tav.ある容器か体積内に時刻t1から
    t1+Tavの間に流入させた流体全体の体積。例えば
    Schlumberger社のRFTやMDTと言う装
    置では、Pretest Chamberに時刻t1か
    らt1+Tavの間に流入させた流体全体の体積を指
    す。 A:Cross section of the ch
    amber thatdrew the fluid
    in.同じ容器の中に時刻t1からt1+Tavの間に
    流入させた流体全体の体積をいれた容器の断面の面積。
    例えばSchlumberger社のRFTやMDTと
    言う装置では、Pretest Chamberの断面
    面積を指す。 Vtk(t1)/A:Average Speed o
    f fluid flow from time t1
    to t1+Tav,for cxamplemea
    sured by the piston movem
    ent of the pretest chambe
    r of RFT during drawingth
    e fluid from formation fr
    om time t1 to t1+Tav.同じ容器
    の中に時刻t1からt1+Tavの間に流入させた流体
    全体の体積をいれた容器への流体全体の流量。例えばS
    chlumberger社のRFTやMDTと言う装置
    では、Pretest ChamberのPiston
    の時刻t1からt1+Tavの間に動くスピードである
    し、その平均値を使う事もできる。
  28. 【請求項28】請求項24の装置と方法を用いて、Re
    servoireの地震探査等で得られる情報と試掘井
    からの情報からの予想位置とDrill Stem T
    estからの生産可能の石油の広がりから予測されるO
    il−Water Transition Zone、
    Oil−Gas Transition Zone、G
    as−Water TranSition Zoneの
    位置の予測と、更に、請求項25から27までの方法も
    使い、Water CutとPermiability
    とGas Cutと必要であればWater in G
    as Cutの予測の精度を向上し生産可能石油とガス
    の埋蔵量の推定の精度の向上と生産計画の立案や生産制
    御を行うため、地下での請求項24の装置と方法による
    流体の採取と流体の体積分率と流れの時間変化を測定す
    るため、推定される生産井として重要な場所と、少なく
    とも予測されるWater Cutが消滅しかかる場
    所、更なる試掘井を作り、Water Cutと疑似W
    ater Cutと疑似Permeabilityの三
    次元的分布の予測の精度を上げる事により生産可能石油
    とガスの位置、密度、Permeability、圧力
    分布更に、現実的な指標としてのWater Cut
    や、Gas Cut、 Water in GasCu
    t、Permeabilityと疑似Permeabi
    lityの精度を向上させて埋蔵量及び生産計画や生産
    制御を行う方法とこれを用いるシステムとその使用方
    法。
  29. 【請求項29】請求項1から22までの方法を、油の吸
    収率のピークと近傍の複数の波長を測定波長に選び、吸
    収率測定から、吸収率Djを求め、Djか、Djの一次
    微分か差分のDd1j,Djの二次微分か一次差分の差
    分やDd2j、必要ならば同様に高次kの微分や差分値
    Ddkjに対し、物質iが100%の体積分率の時の吸
    収率も同様の微分及び差分値Adkjとして利用する方
    法と之を有する装置。
  30. 【請求項30】請求項29の、微分値を吸収率と併用
    し、式38の様に疑似波長j+mのデータとして取扱
    い、疑似吸収率DSj+mとし、さらに物質iが100
    %の体積分率の時の吸収率も同様の微分及び差分値Ad
    kjを使い疑似波長j+mの参照吸収率ASi,j+m
    として取扱い、高度のグローバルな精度の向上と収束を
    試みる方法とこれを有する装置又は使用する装置。 【式38】 where, Lk:k次までの微分又は差分の吸収率のスペクトルで
    解析に使用される波長の数。
  31. 【請求項31】請求項29や30に更に,光学セルの断
    面の光軸方向の厚みを1から2mmの薄い物にして全て
    の散乱効果を低め、解析の精度を向上させる方法と之を
    有する装置。
  32. 【請求項32】請求項29や30に更に,光学セルの断
    面の光軸方向の厚みを1から2mmの薄い物にし更に幅
    も短くして、流速の高速化し殆どSlugが分解されな
    るべくMixed Phaseにその光学セルの近傍か
    らなる様にし、Mixed Phaseでの散乱効果が
    多くなる場合も厚みが薄い事からSjやSbij等の非
    線型性を抑える系にし、解析の精度を向上させる方法と
    之を有する装置。
  33. 【請求項33】請求項8や10及びその他の関連する請
    求項において、散乱強度予測用の波長群OslpやOs
    cでの散乱損失吸収率1/d*Log(1/Sj)の推
    定値Ej(Sk)の算出方法を、その散乱損失吸収率の
    実験や理論計算からの参照吸収スペクトル、要素kが波
    長kである吸収率SLmkで表されるベクトルSLmと
    すると、線形独立なスペクトルSLmを選び、更に必要
    であれば直交基底のスペクトルOSLmを作り、Nm次
    元の線形空間を作り、夫々実験や理論により求まる値に
    関しては線形和の重みWmにより、例えば、式39でモ
    デリングして表し、重みWmのベクトルを未知数にし
    て、しかも直交化させていない時は、重み要素が、一つ
    の値以外殆ど0であると言う解を選び、散乱強度の推定
    Skに対応するEk(Sk)の推定を吸収度での推定で
    は式11.3や13.1や13.2のモデルにおいて最
    小二乗法やMaximum Likelihood法
    や、式群16や式15等の各種誤差の関数の最小化によ
    りWmを求めて行ない、SLmから他の波長jにおいて
    もこの重みWmによる線形和によって式40にて近似す
    る方法と之を用いる装置。特に、行列表示をすると、式
    39は式39.1となる。 【式39】 【式39.1】 Es: Osc又はOslpの要素の数NuのNu次元
    のベクトルでk番目の要素がEk(Sk). SLM: Nu X Nmの行列で、SLMij=SL
    ji.i∈Osc,Oslp,1<=j<=Nm Wv:Nm次元のベクトルで、Wvi=Wi,1<=i
    <=Nm SLji:Nu次元のベクトルで、iが波長を示し、j
    はこの空間の基底のベクトルの番号。 【式40】
  34. 【請求項34】請求項24から28以外の上記の請求項
    の方法を流体以外に固体も含む移動体に対して使用し光
    学的分光測定の一つの測定時間内に測定領域を移動する
    物体の体積分率又は面積分率を求める方法とこれを用い
    る装置。
  35. 【請求項35】全ての請求項で、各種誤差等の最小化の
    時に反復法を用いる場合、反復の回数に上限値を持たせ
    この回数の間の最小の誤差の時の値を解とする方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7538870B2 (en) 2004-07-01 2009-05-26 Konica Minolta Sensing Inc. Multi-channel colorimeter and method for measuring spectral intensity characteristics
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