JPH11234740A - 基地局送信電力制御方式及び移動局装置並びに基地局装置 - Google Patents

基地局送信電力制御方式及び移動局装置並びに基地局装置

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JPH11234740A
JPH11234740A JP4855098A JP4855098A JPH11234740A JP H11234740 A JPH11234740 A JP H11234740A JP 4855098 A JP4855098 A JP 4855098A JP 4855098 A JP4855098 A JP 4855098A JP H11234740 A JPH11234740 A JP H11234740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDMAセルラー移動無線通信システムにお
けるソフトハンドオフにおいて、1移動局に対して複数
の基地局が送信を行うことによる下り回線における干渉
を抑制する。 【解決手段】 ソフトハンドオフ時に移動局(MS)と
の伝搬損が最小となる基地局(主要基地局)のみが移動
局からの指示に従った送信電力の制御を行い、主要基地
局以外の基地局は出力を抑制して送信を行う。従来の複
数基地局送信を行う送信電力制御に比べて周辺移動局へ
与える干渉が減り高い下り回線容量が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトハンドオフ
が適用されたCDMAセルラー移動通信システムにおけ
る基地局送信電力制御方式及び移動局装置並びに基地局
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】符号分割多元接続(CDMA)セルラー
移動通信システムにおいては、基地局装置から送信され
る信号の送信電力を移動局装置からの電力制御情報によ
り制御する基地局送信電力制御技術が採用されている。
【0003】図19及び図20は、CDMAセルラー移
動通信システムにおける従来の一般的な基地局送信電力
制御法を説明するための移動局ならびに基地局の制御ブ
ロック図である。
【0004】まず、図19を用いて移動局装置からの電
力制御情報を送信するための制御について説明する。移
動局では、基地局から送出されている送信信号を送受共
用装置B001、RF部B008及び復調回路B009
を介して受信、復調を行い、受信品質測定器B010に
おいて受信品質Rq[dB]を測定する。ここで、受信
品質は基地局送信信号受信電力と干渉などの非希望信号
電力との比か、もしくは基地局送信信号の受信電力と任
意の基準受信電力定数との比として測定される。測定さ
れた受信品質Rq’は、処理部B011において所要の
品質Rthよりも大きいか否かを比較し、比較の結果、
受信品質Rq’が所要の品質Rthよりも大きいなら
ば、処理部B012において送信電力制御ビットを0に
設定し、そうでなければ処理部B013において送信電
力制御ビットを1に設定する。設定された送信電力制御
ビットは、送信電力制御ビット挿入部B006において
送信信号B007に挿入され、さらにオーバーヘッド挿
入部B005において各種制御情報等を含んだオーバー
ヘッドシンボルが挿入される。
【0005】送信電力制御ビット、オーバーヘッド情報
を含んだ送信データは、移動局装置の拡散器B004、
変調器B003、増幅装置B002を経て、送受共用装
置を経由して基地局へ向けて送出される。
【0006】次に、図20を用いて移動局装置からの電
力制御情報に基づく基地局装置における送信電力制御に
ついて説明する。移動局からの各種データや各種制御情
報を含む受信信号は、送受共用装置A001、RF部A
002、ダウンコンバータA003、逆拡散器A004
及び受信データ復調器A005を介して受信、復調さ
れ、送信電力制御ビット検出器A006において送信電
力制御ビットが抽出される。抽出された送信電力制御ビ
ットは、処理部A011においてその値が1であるかど
うかが判定され、送信電力制御ビットが1であるならば
処理部A009において現送信電力Pctl’に固定の
送信電力制御量ΔP’が加えられ、そうでなければ処理
部A010において送信電力制御量ΔP’が差し引かれ
る。送信拡散RF信号A008は、現送信パワーPct
l’を制御値とする可変出力アンプA007によって増
幅され、送受共用装置A001を経て移動局へ向けて放
出される。
【0007】以上のように送信電力制御ブロック図に従
った送信電力制御によって、移動局における受信品質が
Rthとなるような基地局送信電力制御が達成される。
【0008】上記送信電力制御方式(以下、「方式A」
という。)以外にも、いくつかの送信電力制御方式が考
案されている。たとえば、「菊池,東,大野,電子情報
通信学会技術報告書,RCS96−13,1996年5
月,pp.34 右段1行目〜同段15行目」に記載の
送信電力制御方式(以下、「方式B」という。)では、
基地局は接続中の移動局すべての通信品質情報を集め、
所要品質となるように一括して送信電力を決定する手法
を提案している。本手法によって高速に所望送信電力の
引き込みが完了し、引き込み時間にかかる間の過剰な送
信電力を抑制することができる。
【0009】また、「濱辺,吉田,後川,電子情報通信
学会技術報告書,RCS96−84,1996年8月,
pp.126,2.1節」に記載の送信電力制御方式
(以下、「方式C」という。)では、各移動局へ向けた
基地局の送信電力の配分量を移動局がパイロット受信電
力により自ら決定し、基地局はこの配分情報をもとに各
移動局へ向けた送信電力を一括して決定する手法を提案
している。方式Cは方式A、Bのように各移動局におけ
る受信品質が所要品質となるような送信電力制御を目指
すのではなく、すべての移動局における受信品質を一定
に揃えることだけを目指すものである。従って、干渉抑
制効果は方式Aに比べて低いと考えられるが、大きな電
力で送出されているパイロット信号を参照する方式であ
るので、精度の高い安定した制御が可能となる。
【0010】ところで、セルラー移動通信においては、
移動局が移動することによって接続基地局の切り替え
(ハンドオフ)が行われる。すべての基地局が同一周波
数を同時に使用するCDMAセルラー移動通信システム
における移動局は、最小伝搬損となる基地局と常に接続
し、かつ送信電力制御を実施することによって他の無線
回線へ与える干渉を最小に抑えなければならない。しか
し、新しい基地局への接続切り替え処理にはある程度の
時間を要するため、最小伝搬損基地局への接続が遅れて
しまい、その結果、過剰な送信電力での通信が強いられ
る不都合が生じる。そこで、移動局が複数の基地局と接
続して最小伝搬損基地局を事前に取り込んでおく手法が
採用されており、これをソフトハンドオフと呼ぶ。
【0011】本手法における基地局送信電力制御につい
ては、特開平9−74378号公報(請求項1〜7)に
記載の制御方式(以下、「方式D」)が知られている。
方式Dでは基地局毎の送信電力の分配法について、移動
局における各基地局からの受信電力が等しくなるように
分配する手法、移動局における各基地局からの受信電力
の比がパイロット受信レベル比と等しくなるように分配
する手法、各基地局の送信電力を移動局におけるパイロ
ット受信レベルの比と等しくなるように分配する手法、
以上の3手法を示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の方式A〜D等に
代表される従来の下り回線送信電力制御方式は、ソフト
ハンドオフ時にいずれも複数基地局が同時に送信を行う
ところの複数基地局送信を前提としている。ソフトハン
ドオフは、ハンドオフ制御遅延が無視できない実システ
ムにおいて最小伝搬損基地局との通信を実現するための
必須の技術であるが、下り回線に関しては1移動局に対
して複数の基地局が送信にあたらなければならないため
に移動局へ与える干渉を増加させてしまうという問題が
ある。このような問題点を図21ならびに図22を用い
て説明する。
【0013】図21は、非ソフトハンドオフ時に基地局
BS−AならびにBS−Bがそれぞれ守備するゾーンZ
−AならびにZ−Bに、それぞれ移動局MS−Aおよび
MS−Bが在圏する際の両移動局が受信する受信信号の
様子を図示したものである。移動局MS−Aは接続基地
局BS−Aから受信電力がPTd−Aの希望波ならびに
非接続基地局BS−Bから受信電力がPTi−Bの干渉
波を受信している。一方、移動局MS−Bは接続基地局
BS−Bから受信電力がPTd−Bとなる希望波ならび
に基地局BS−Aから受信電力がPTi−Aとなる干渉
波を受信している。移動局MS−Bが観測する希望波受
信電力対干渉波受信電力比はPTd−B/PTi−Aと
なる。つぎに、図21と同様な基地局構成における移動
局の在圏時に移動局MS−Aが基地局BS−Bとソフト
ハンドオフを行った場合について考える。
【0014】図22は、移動局MS−Aがソフトハンド
オフ中に両移動局が受信する受信信号の様子を図示した
ものである。ソフトハンドオフ中の移動局MS−Aは、
受信電力がPTd−Aとなる基地局BS−Aからの希望
信号と、受信電力がPTd−A’となる基地局BS−B
からの希望信号との計2つの希望信号を受信する。両希
望信号波を移動局MS−Aがダイバーシチ受信すること
によってダイバーシチ利得を得ることが出来る。その一
方で、基地局BS−Bが移動局MS−Aとのソフトハン
ドオフのために放出した信号は、移動局MS−Bにおい
ては干渉波として受信される。この干渉波の移動局MS
−Bおける受信電力をPTi−A’とすると、移動局M
S−Bが観測する希望波受信電力対干渉波受信電力比は
PTd−B/(PTi−A+PTi−A’)となる。こ
れは、先の非ソフトハンドオフ時の希望波受信電力対干
渉波受信電力比であるPTd−B/PTi−Aにくらべ
て小さく、干渉増による受信品質の低下が発生すること
を示している。
【0015】この品質低下分は、移動局MS−Bもソフ
トハンドオフを実施することで、ある程度の補償は出来
る。しかし、干渉の増加量とサイトダイバーシチによる
ダイバーシチ利得を比較した「ソレイマニポアー,フリ
ーマン,プロシーディング・オブ・アイ・イー・イー・
イー・ビーキュラー・テクノロジー・カンファレンス
(M.Soleimanipor and G. H. Freeman, Proceeding of
IEEE Vehicular Technology Conference),pp.11
29右段15行目〜31行目」によると干渉の増加量の
ほうが大きく、その結果、下り回線の容量が制限され
る。同様の主張は、「中野,梅田,大野,電子情報通信
学会技術報告書,RCS94−100,pp.71左段
1行目〜同段8行目」にも見られる。
【0016】なお、上記下り回線の複数基地局送信によ
る干渉の増加は、複数基地局と移動局との同時通信を行
わない、いわゆるハードハンドオフでは問題とならない
が、この場合は基地局接続切り替え時間、すなわちハン
ドオフ制御遅延の影響が問題となる。ハンドオフ制御遅
延量と送信電力の関係を調べた「古川、1997年電子
情報通信学会通信ソサイエティ大会、pp.264、第
3章」によると、ハンドオフ制御遅延が大きくなるほど
より大きな送信電力が放出されることが述べられてい
る。すなわち、ハンドオフ制御遅延が無視できない状況
下でのハードハンドオフは移動局に対して非最小伝搬損
基地局であるハンドオフ元基地局との通信を強いるた
め、ハンドオフ元基地局はこの移動局に対して過剰な送
信電力で通信を行わざるを得ず、結局、周辺移動局へ与
える干渉が増加する。
【0017】(発明の目的)本発明の目的は、ソフトハ
ンドオフ時の複数基地局送信による干渉の増加を抑え、
高い下り回線容量を得ることにある。
【0018】本発明の他の目的は、ハンドオフの際の基
地局接続切り替え時間、すなわちハンドオフ制御遅延に
起因する送信電力の過剰放出を防止することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局送信電力
制御方式は、それぞれ固有のパイロット信号を報知する
複数の基地局と、前記基地局のうちの数局のソフトハン
ドオフ基地局群と同時に接続することが可能な移動局と
からなるCDMAセルラー移動無線通信システムにおい
て、ソフトハンドオフ時に移動局との伝搬損が最小とな
る基地局である主要基地局のみが適正な電力により送信
し、主要基地局以外の基地局は抑制した電力により送信
する送信電力制御を行うことを特徴とする。
【0020】また、本発明の移動局装置は、それぞれ固
有のパイロット信号を報知する複数の基地局のうち数局
のソフトハンドオフ基地局群と同時に接続することが可
能なCDMAセルラー移動無線通信システムにおける移
動局装置であって、受信通話品質を検出する通話品質検
出手段と、ソフトハンドオフ基地局群からの受信パイロ
ットのうち最大受信レベルとなる主要基地局を検出する
主要基地局検出手段と、受信通話品質に基づく主要基地
局に対する送信電力制御及び主要基地局以外のソフトハ
ンドオフ基地局群に対する送信電力の抑制制御を指示す
るソフトハンドオフ基地局群への送信電力制御信号を送
信する制御信号送信手段とを有することを特徴とする。
【0021】更に、本発明の基地局装置は、固有のパイ
ロット信号を報知し、移動局とソフトハンドオフ基地局
として他のソフトハンドオフ基地局と同時に接続するこ
とが可能なCDMAセルラー移動無線通信システムにお
ける基地局装置であって、移動局装置から受信された送
信電力制御信号を受信する制御信号受信手段と、前記送
信電力制御信号から主要基地局情報と送信電力抑制情報
と検出する制御信号検出手段と、前記主要基地局情報が
自基地局を示す場合に移動局装置の通話品質に基づく送
信電力制御を行い、主要基地局情報が自基地局以外を示
す場合に送信電力を抑制する電力制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0022】(作用)ソフトハンドオフ時に主要基地局
以外の基地局の送信電力を抑制することで、ソフトハン
ドオフで問題となった複数基地局送信による下り回線の
干渉の増加が回避される。また、ソフトハンドオフの適
用を前提することによりハンドオフ制御遅延が存在する
場合にも移動局と最小伝搬損基地局との接続が保証さ
れ、したがって、ハードハンドオフでは問題となるハン
ドオフ制御遅延に起因するハンドオフ元基地局の送信電
力の過剰放出も回避される。
【0023】
【発明の実施の形態】(構成の説明)本発明の基地局送
信電力制御方式及び移動局装置ならびに基地局装置の一
実施の形態を以下説明する。
【0024】図1は、本実施の形態の移動局装置の構成
を示す図である。移動局装置は、基地局装置から受信さ
れた信号の受信処理を行うRF部MS002及び復調回
路MS003と、受信信号の受信品質及び最大パイロッ
ト受信信号を検出する受信品質測定器MS004、パイ
ロット信号受信強度測定器MS005及び最大パイロッ
ト受信信号検出器MS006と、基地局装置に送信する
信号に挿入する基地局の送信電力制御情報を生成する送
信電力制御情報シンボル生成部PSCと、送信信号を出
力する送信情報部MS011と、送信信号に送信電力制
御情報のシンボルを挿入する送信電力制御情報シンボル
挿入部MS012と、必要なオーバーヘッド情報を挿入
し変調処理等を行い送信するための拡散器MS009、
変調器MS008及び増幅装置MS007と、送受共用
装置MS001とから構成される。
【0025】基地局より放出された送信信号は、移動局
装置の送受共用装置MS001、RF部MS002、復
調回路MS003を経て受信され、受信品質測定器MS
004においてその受信品質Rq[dB]が測定され
る。また、RF部MS002の出力に含まれる各基地局
が放出したパイロット信号はパイロット信号受信強度測
定器MS005を経て、最大パイロット受信信号検出器
MS006において、最大の受信電力を有するパイロッ
トを放出した最小伝搬損基地局インデックスBpmiが
検出される。ここで、基地局インデックスとしては、最
大ソフトハンドオフ基地局数がnである場合、各ソフト
ハンドオフ基地局にはそれぞれ1からnの番号のうち異
なる番号が割り当てられている。
【0026】受信品質Rqならびに最小伝搬損基地局イ
ンデックスBpmiは、送信電力制御情報シンボル生成
部PSCに入力される。送信電力制御情報シンボル生成
部PSCでは基地局に対する送信信号レベルを指定する
送信電力制御情報シンボルSpctを生成する。送信電
力制御情報シンボルSpctは、送信電力制御情報シン
ボル挿入部MS012において送信情報部MS011か
ら出力される送信信号へ挿入される。さらに、オーバー
ヘッド挿入部MS010の出力の送信信号は、オーバー
ヘッド挿入部MS010においてオーバーヘッド情報が
挿入される。送信情報、送信電力制御情報、オーバーヘ
ッド情報を含んだ送信信号は、拡散器MS009、変調
器MS008、増幅装置MS007及び送受共用装置M
S001を経て基地局へ向けて放出される。
【0027】図2は、本実施の形態の基地局装置の構成
を示す図である。基地局装置は、移動局装置から受信さ
れる信号の復調処理等を行う、RF部BS002、周波
数ダウンコンバーターBS003、逆拡散器BS004
及び受信データ復調器BS005と、基地局装置が送信
するRF信号の出力レベルを決定する送信電力制御情報
を受信信号から抽出する送信電力制御シンボル検出器B
S006及び送信電力制御部CTLと、移動局装置へ放
出するパイロット信号を含む送信信号を出力する送信拡
散RF信号部BS007と、送信電力制御情報に基づい
て送信信号の出力レベルを制御する可変出力アンプBS
008と、送受共用装置BS001とから構成される。
【0028】移動局より放出された送信電力制御情報を
含む送信信号は、基地局において送受共用装置BS00
1、RF部BS002、周波数ダウンコンバーターBS
003、逆拡散器BS004、受信データ復調器BS0
05を経て、送信電力制御シンボル検出器BS006に
よって送信電力制御情報Spcrが検出される。該送信
電力制御情報Spcrは送信電力制御部CTLへ入力さ
れ、送信電力制御部CTLは送信電力制御情報Spcr
に基づいて可変出力アンプBS008の出力レベル[d
BW]を制御値Pctlに設定する。
【0029】送信拡散RF信号部BS007から出力さ
れる移動局への送信信号は、信号Pctlで制御される
可変出力アンプBS008によって増幅され、送受共用
装置BS001を経て移動局へ向けて放出される。
【0030】図3ならびに図4は、本発明の基地局送信
電力制御方式における移動局の送信電力制御情報シンボ
ル生成部PSCならびに基地局の送信電力制御部CTL
の信号処理の一実施の形態を示す流れ図を示すものであ
る。
【0031】まず、図3に示す移動局における送信電力
制御情報シンボル生成部PSCの動作について説明す
る。移動局において測定された受信品質Rqは、制御ス
テップPA001において品質しきい値Rth[dB]
と比較される。比較の結果、Rq>Rthであれば制御
ステップPA002において送信電力制御情報シンボル
Spctを0に設定し、そうでなければ制御ステップP
A003においてSpctをBpmiと等しく設定し、
制御ステップPA004において何れかの送信電力制御
情報シンボルSpctを出力する。
【0032】つぎに、図4に示す基地局における送信電
力制御部CTLの動作について説明する。送信電力制御
シンボル検出器BS006で検出された送信電力制御情
報Spcrは、制御ステップCB001において0であ
るかどうかを判定する。送信電力制御情報Spcrが0
でなければ、制御ステップCB002において送信電力
制御情報Spcrを放出した移動局へ向けた現時点の基
地局送信電力Pbsm[dBW]に送信電力制御量(電
力増加量)ΔPu[dB]を加算し、一方、送信電力制
御情報Spcrが0であれば制御ステップCB003に
おいて基地局送信電力Pbsmから送信電力制御量(電
力減衰量)ΔPd[dB]を減算する。
【0033】制御ステップCB002において基地局送
信電力PbsmにΔPuを加算した場合は、制御ステッ
プCB004において、送信電力制御情報Spcrが自
基地局のインデックス番号と一致するかどうか調べる。
Spcrが自基地局のインデックス番号と一致すれば制
御ステップCB005において送信フラグFstを1に
設定し、送信電力制御情報Spcrが基地局のインデッ
クス番号に一致しなければ制御ステップCB006にお
いて送信フラグFstを0に設定する。ここで、送信フ
ラグFstは、初期値は0であり、その後は常に変更さ
れるまで保持されているものとする。
【0034】制御ステップCB003において現時点の
基地局送信電力PbsmからΔPuを減算した場合、送
信フラグFstの値は前回の値がそのまま用いられる。
【0035】そして、制御ステップCB007において
は、図1に示す可変出力アンプBS008の出力の制御
値Pctl[dBW]が下式(1)により算出される。
【0036】 Pctl←Pbsm×Fst+Pmin×(1−Fst) ……(1) ここで、Pmin[dBW]は基地局における最小送信
電力を表している。
【0037】制御ステップCB007において式(1)
で得られた制御値Pctl[dBW]は、可変出力アン
プBS008に出力され、可変出力アンプBS008に
より基地局送信電力が制御値Pctl[dBW]に制御
される。
【0038】(動作の説明)本実施の形態の基地局送信
電力制御方式におけるソフトハンドオフ中の基地局送信
電力制御の動作を、図5、図6ならびに図7を用いて説
明する。
【0039】図5に示すように、Cus方向に移動中の
移動局MSが3つの基地局BS#1,BS#2,BS#
3とソフトハンドオフを行っているものとする。移動局
MSは、図2に示す装置構成を備え、図3に示す方法で
常に送信電力制御情報シンボルSpctを基地局BS#
1〜BS#3へ向けて放出している。また、基地局BS
#1〜BS#3は、それぞれ図1に示す装置構成を備
え、図4に示す方法で可変出力アンプBS008の出力
は制御値Pctlに制御されている。ここで、電力増加
量ΔPuならびに電力減衰量ΔPdは等しい値とする。
【0040】本実施の形態による送信電力制御法が適用
された場合の基地局BS#1〜BS#3の移動局MSへ
向けた送信電力の時間推移は図6に実線で示すようにな
る。P−BS#1、P−BS#2及びP−BS#3は、
それぞれ基地局BS#1、BS#2及びBS#3の送信
電力の時間推移を示すものである。縦軸は基地局送信電
力[dBW]を、横軸は時間[sec]を表している。
【0041】図6の実線の時間推移P−BS#2に示さ
れているように本実施の形態による送信電力制御法で
は、時刻T0[sec]からT1[sec]までは基地
局BS#2が専ら送信に当たり、基地局BS#1、BS
#3は最小送信電力による送信を行っている。また、時
刻T1[sec]からT2[sec]までは、時間推移
P−BS#1に示されているように基地局BS#1が専
ら送信に当たり、基地局BS#2、BS#3は最小送信
電力による送信を行っている。
【0042】このように本実施の形態の送信電力制御法
によると、移動局が受信したパイロット信号の受信レベ
ルによって常に最小の伝搬損となる主要基地局が選びだ
され、主要基地局からのみが送信波を出力して他の基地
局の送信波の出力を抑制して干渉の増加が抑えられる。
これは見かけ上、ハンドオフ制御遅延が無い瞬時ハード
ハンドオフが実現された状態と等価といえる。
【0043】一方、図7は、図19、図20に示す従来
技術による送信電力制御を適用した場合の基地局送信電
力を示すものである。C−BS#1、C−BS#2及び
C−BS#3は、それぞれ基地局BS#1、BS#2及
びBS#3の送信電力の時間推移を示している。従来法
による送信電力制御では、図7のように3基地局すべて
が等しい送信電力を移動局MSへ向けて送信するため、
本発明の送信電力制御法に比べて高い干渉を周辺移動局
へ及ぼすことになる。
【0044】また、移動局からの電力加減指示による逐
次的な基地局送信電力制御では、制御信号の受信誤りに
よって基地局送信電力の加減制御にも誤りが生じ、これ
が累積して過剰送信出力に陥ってしまうことがある。
【0045】本発明の送信電力制御によれば、たとえ基
地局送信電力の加減制御に誤りが生じても主要基地局以
外は送信電力を抑制しているため影響を小さくすること
ができる。
【0046】(発明の他の実施の形態)次に、本発明の
基地局送信電力制御方式及び移動局装置ならびに基地局
装置の他の実施の形態を説明する。
【0047】図8は、本発明の基地局装置の異なる実施
の形態の構成を示すものであり、特に、図4により説明
した基地局装置における送信電力制御部CTLの異なる
構成を示す図である。つまり、図3に示す送信電力制御
情報シンボル生成部PSCに対応する送信電力制御部C
TLの異なる構成に関するものである。
【0048】本実施の形態においては、移動局装置から
の送信電力制御情報シンボルSpcrが自基地局のイン
デックス番号と一致するか否かに応じて送信電力の一定
量の増減制御を行っている。主要基地局の切り替えによ
る基地局装置の送信電力の変化を図6の点線に示すよう
になだらかな時間推移とすることを可能にしている。
【0049】図1に示す基地局の送信電力制御シンボル
検出器BS006において、検出された送信電力制御情
報シンボルSpcrに関して、制御ステップCA001
において送信電力制御情報シンボルSpcrと自基地局
のインデックス番号とを比較し、等しければ制御ステッ
プCA003において可変出力アンプBS008の出力
の制御値Pctl[dBW]に電力増加量ΔPu[d
B]を加算し、等しくなければ制御ステップCA002
において制御値Pctl[dBW]から電力減衰量ΔP
d[dB]を減算する処理を行うようにしたものであ
る。この加算または減算結果Pctl[dBW]は制御
ステップCA004おいて可変出力アンプBS008へ
向けて出力される。本実施の形態の基地局装置は、図3
に示す送信電力制御情報シンボル生成部PSCを有する
移動局装置とソフトハンドオフ動作を可能とする本発明
の基地局送信電力制御方式が構成される。
【0050】また、本発明の更に他の実施の形態として
の移動局装置及び基地局装置に関し、特に、送信電力制
御情報シンボル生成部PSCならびに送信電力制御部C
TLの異なる構成を図9及び図10により説明する。本
実施の形態においては、移動局装置は、主要基地局が放
出するべき基地局送信電力値を管理し、この基地局送信
電力値ならびに最小伝搬損基地局インデックスを常時送
信する。図9に示した送信電力制御情報シンボル生成部
PSCにおいては、受信品質Rqと一定の品質閾値Rt
hとの差を基地局送信電力値に反映させるような設定を
行う。
【0051】まず、送信電力制御情報シンボル生成部P
SCについて説明する。
【0052】図9は、本実施の形態の移動局装置の送信
電力制御情報シンボル生成部PSCの構成を示す図であ
る。
【0053】制御ステップPB001において、移動局
において測定された受信品質Rq[dB]から品質しき
い値Rthを差し引いた値を制御量ΔA[dB]に代入
する。制御ステップPB002において、基地局送信電
力移動局管理値Pmbs[dBW]からΔAを差し引
く。制御ステップPB003において基地局送信電力移
動局管理値Pmbsの値と最小伝搬損基地局インデック
スBpmiとを結合して送信電力制御情報シンボルSp
ctを生成し、この送信電力制御情報シンボルSpct
を、図1に示す送信電力制御情報シンボル挿入部MS0
12へ出力する。
【0054】つぎに、前記移動局装置に対応する基地局
装置における送信電力制御部CTLについて説明する。
【0055】図10は、図9に示す送信電力制御情報シ
ンボル生成部PSCに対応する基地局装置の送信電力制
御部CTLの構成を示す図である。
【0056】まず、制御ステップCC001において最
小伝搬損基地局インデックスBpmiと基地局送信電力
移動局管理値Pmbsとが分離される。次に制御ステッ
プCC002において最小伝搬損基地局インデックスB
pmiが自基地局インデックスと等しいか否かを判定す
る。最小伝搬損基地局インデックスBpmiが自基地局
インデックスと等しいならば、制御ステップCC003
において可変出力アンプBS008の制御値Pctlを
基地局送信電力移動局管理値Pmbsに設定し、等しく
なければ制御ステップCC004において制御値Pct
lを最小基地局送信電力Pminに設定する。その後、
制御ステップCC005において制御値Pctlを可変
出力アンプBS008へ出力する。
【0057】本実施の形態によれば、移動局からの電力
加減指示による逐次的な送信電力制御を行うものではな
いため、先に述べた基地局送信電力の加減制御誤りの累
積の問題が発生しない。
【0058】また、図9に示す移動局装置における送信
電力制御シンボル生成部PSCの更に異なる構成を図1
1に示す。本実施の形態においても、図9に示した送信
電力制御シンボル生成部PSCと同様に、移動局装置は
基地局送信電力値ならびに最小伝搬損基地局インデック
スを常時送信するが、基地局送信電力値の設定に関して
は、受信品質Rqと一定の品質閾値Rthとの比較結果
により現時点の送信電力値に対して一定の電力制御量の
増減制御を行っている。
【0059】制御ステップPC001において、移動局
において測定された受信品質Rq[dB]と品質しきい
値Rth[dB]を比較し、受信品質Rqが品質しきい
値Rthよりも大きければ制御ステップPC003にお
いて現時の基地局送信電力移動局管理値Pmbs[dB
W]から電力減衰量ΔPd[dB]を差し引く。受信品
質Rqが品質しきい値Rthよりも小さければ制御ステ
ップPC002において現時の基地局送信電力移動局管
理値Pmbs[dBW]へ電力増加量ΔPu[dB]を
加算する。基地局送信電力移動局管理値Pmbsの値
は、制御ステップPC002において最小伝搬損基地局
インデックスBpmiと結合されて送信電力制御情報シ
ンボルSpctとして出力される。本実施の形態の移動
局装置は、図10に示す送信電力制御部CLTを有する
基地局装置とソフトハンドオフ動作を可能とする本発明
の基地局送信電力制御方式が構成される。
【0060】本発明の更に他の実施の形態として、移動
局装置及び基地局装置に関し、特に、送信電力制御情報
シンボル生成部PSCならびに送信電力制御部CTLの
異なる構成を説明する。前述の本実施の形態は、移動局
装置から基地局装置に対して最小伝搬損基地局インデッ
クスを常時送信する構成を採用した基地局電力送信方式
に関するものであるが、以下の実施の形態は、最小伝搬
損基地局インデックスを間欠的に送信するようにしたも
のである。
【0061】図12は、最小伝搬損基地局インデックス
を間欠的に送信する一実施の形態を示す移動局装置に関
し、特に最小伝搬損基地局インデックスをその変化時に
のみ送信するようにした送信電力制御シンボル生成部P
SCの構成を示す図である。
【0062】制御ステップPC001において、移動局
において測定された受信品質Rq[dB]と品質しきい
値Rthを比較する。比較の結果、受信品質Rq[d
B]が品質しきい値Rth[dB]よりも大きいなら
ば、制御ステップPC002において送信電力制御ビッ
トPbtを0に設定し、受信品質Rq[dB]が品質し
きい値Rth[dB]よりも小さいならば制御ステップ
PC003において送信電力制御ビットPbtを1に設
定する。次に、制御ステップPC004において最小伝
搬損基地局インデックスBpmiを参照し、前回の最小
伝搬損基地局と等しいならば、制御ステップPC005
において送信電力制御情報シンボルSpctをPbtと
等しい値に設定し、1ビットの送信電力制御情報シンボ
ルSpctを図1の送信電力制御情報シンボル挿入部M
S012へ出力する。一方、前回の最小伝搬損基地局か
ら変更があったらならば、制御ステップPC006にお
いて送信電力制御情報シンボルSpctを下式(2)に
従って設定し、2ビット以上の送信電力制御情報シンボ
ルSpctを図1の送信電力制御情報シンボル挿入部M
S012へ出力する。
【0063】 Spct=2×Bpmi+Pbt ……(2) 本実施の形態では、最小伝搬損基地局に変更が生じた場
合にのみ基地局インデックスBpmiを送信電力制御情
報シンボルSpctに含ませて2ビット以上で構成され
る制御ビットを伝送し、最小伝搬損基地局に変更がない
場合は1ビットで構成される制御ビットのみを基地局へ
向けて送出することで送信電力制御情報の伝達量を少な
くすることを可能としている。
【0064】図13は、図12に示す送信電力制御情報
シンボル生成部PSCに対応する本発明の基地局装置に
おける送信電力制御部CTLの構成を示す図である。
【0065】本実施の形態においては、まず制御ステッ
プCD001において、送信電力制御情報Spcrが2
ビット以上で構成されているかどうかを判定する。送信
電力制御情報Spcrが2ビット以上であれば、制御ス
テップCD002において下式(3)、(4)に従って
制御ビットPbtならびに最小伝搬損基地局インデック
スBsiを取得する。
【0066】 Pbt=Spcr mod 2 ……(3) Bsi=int(Spcr/2) ……(4) ここで、X mod YはXをYで割ったあまりを、ま
た、int(X)はXの切り捨て整数化を表している。
式(3)、(4)は2ビットの制御ビットを各々分離す
る処理に相当する。
【0067】制御ステップCD002においてPbt、
Bsiを取得した後、制御ステップCD004において
最小伝搬損基地局インデックスBsiが自基地局インデ
ックスに等しいかどうか調べる。最小伝搬損基地局イン
デックスBsiが自基地局インデックスに等しいなら
ば、制御ステップCD005において送信フラグFst
を1に設定し、等しくなければ制御ステップCD006
において送信フラグFstを0に設定する。ここで、送
信フラグFstの初期値は0とし、設定された送信フラ
グは次の変更まで保持される。
【0068】一方、制御ステップCD001において送
信電力制御情報Spcrが2ビット以上で構成されてい
ないと判定された場合、制御ステップCD003におい
て制御ビットPbtを送信電力制御情報Spcrの値と
等しく設定する。制御ステップCD003の後の送信フ
ラグFstの値は、前回の値がそのまま用いられる。
【0069】次に、制御ステップCD007において制
御ビットPbtが0であるかどうかを判定し、0であれ
ば制御ステップCD009において基地局送信電力Pb
sm[dBW]から電力減衰量ΔPd[dB]を減算す
る。送信電力制御情報Spcrが0でなければ制御ステ
ップCD008において基地局送信電力Pbsm[dB
W]に電力増加量ΔPu[dB]を加算する。可変出力
アンプBS008の制御値Pctl[dBW]は、制御
ステップCD010において式(1)により算出され可
変出力アンプBS008へ出力される。
【0070】図14は、図12に示した最小伝搬損基地
局インデックスを間欠的に送信する移動局装置の異なる
実施の形態を示すものであり、特に、図13に示す基地
局送信電力制御部CTLに対応する送信電力制御情報シ
ンボル生成部PSCの異なる構成を示すものである。本
実施の形態は、主要基地局の送信電力の見直しを定期的
に行い、最小伝搬損基地局インデックスを定期的に送信
する。
【0071】制御ステップPD001において、移動局
において測定された受信品質Rq[dB]と品質しきい
値Rthを比較する。比較の結果、受信品質Rq[d
B]が品質しきい値Rth[dB]よりも大きいなら
ば、制御ステップPD002において送信電力制御ビッ
トPbtを0に設定し、受信品質Rq[dB]が品質し
さい値Rth[dB]よりも小さいならば、制御ステッ
プPD003において送信電力制御ビットPbtを1に
設定する。次に、制御ステップPD004において現時
が主要基地局の見直し時間であるかどうかを判定し、現
時が主要基地局の見直し時間であればPD006におい
て式(2)に従って送信電力制御情報シンボルSpct
を設定し、現時が主要基地局の見直し時間でなければP
D005において送信電力制御情報シンポルSpctを
Pbtと等しく設定する。PD005もしくはPD00
6により決定された送信電力制御情報シンポルSpct
は図1の送信電力制御情報シンボル挿入部MS012へ
出力される。
【0072】図15は、図12または図14に示す送信
電力制御情報シンボル生成部PSCに対応する基地局装
置の送信電力制御部CTLの異なる構成を示すものであ
る。本実施の形態においては、送信電力の制御値Pct
lとして現時点の制御値に対して一定の電力制御量の増
減制御を行って出力している。
【0073】制御ステップCE001において送信電力
制御情報Spcrが2ビット以上で構成されているかど
うかを判定する。送信電力制御情報Spcrが2ビット
以上であれば、制御ステップCE002において式
(3)、(4)に従って制御ビットPbtならびに最小
伝搬損基地局インデックスBsiを取得する。制御ステ
ップCE002においてPbt、Bsiを取得した後、
制御ステップCE004において最小伝搬損基地局イン
デックスBsiが自基地局インデックスに等しいかどう
か調べる。最小伝搬損基地局インデックスBsiが自基
地局インデックスに等しいならば、制御ステップCE0
05において送信フラグFstを1に設定し、等しくな
ければ制御ステップCE006において送信フラグFs
tを0に設定する。ここで、送信フラグFstの初期値
は0とし、設定された送信フラグの値は常に次の変更ま
で保持される。
【0074】一方、制御ステップCE001において送
信電力制御情報Spcrが2ビット以上でないと判定さ
れた場合、制御ステップCE003において制御ビット
Pbtを送信電力制御情報Spcrの値と等しく設定す
る。制御ステップCE003の後の送信フラグFstの
値は、前回の値がそのまま用いられる。
【0075】次に、制御ステップCE007においてP
btが1であるかどうかを判定し、1であればさらに制
御ステップCE008においてFstが1であるかどう
かを判定する。制御ビットPbt、送信フラグFstと
もに1であれば、制御ステップCE009において基地
局送信電力Pbsm[dBW]に電力増加量ΔPu[d
B]を加算し、そうでなければ制御ステップCE010
において基地局送信電力Pbsm[dBW]から電力減
衰量ΔPd[dB]を減算する。制御ステップCE01
1において基地局送信電力Pbsmの値はPctlへ代
入されて、可変出力アンプBS008へ出力される。
【0076】図12または図14に示す送信電力制御情
報シンボル生成部PSCを有する移動局装置と、図13
または図15に示す送信電力制御部CTLを有する基地
局装置とにより本発明の基地局送信電力制御方式が構成
される。
【0077】本発明のさらに他の実施の形態として、移
動局装置及び基地局装置に関し、特に、送信電力制御情
報シンボル生成部PSCならびに送信電力制御部CTL
の異なる構成を説明する。
【0078】図16は、本発明の移動局装置の異なる実
施の形態に関し、特に送信電力制御シンボル生成部PS
Cの構成を示す図である。本実施の形態は、基地局装置
と同期的に動作することを前提とし、通常は基地局の送
信電力の増加減を指示する制御情報のみを送信電力制御
信号として送信し、定期的に主要基地局情報のみを送信
電力制御信号として送信するようにしたものである。
【0079】制御ステップPE001において、移動局
において測定された受信品質Rq[dB]と品質しきい
値Rthとを比較する。比較の結果、受信品質Rq[d
B]が品質しきい値Rth[dB]よりも大きいなら
ば、制御ステップPE002において送信電力制御ビッ
トPbtを0に設定し、受信品質Rq[dB]が品質し
きい値Rth[dB]よりも小さいならば、制御ステッ
プPE003において送信電力制御ビットPbtを1に
設定する。次に、制御ステップPE004において現時
が主要基地局の見直し時間であるかどうかを判定し、現
時が主要基地局の見直し時間であればPE006におい
て送信電力制御情報シンボルSpctを最小伝搬損基地
局インデックスBpmiと等しく設定し、現時が主要基
地局の見直し時間でなければPE005において送信電
力制御情報シンボルSpctをPbtと等しく設定す
る。PE005もしくはPE006により決定された送
信電力制御情報シンボルSpctは図1の送信電力制御
情報シンボル挿人部MS012へ出力される。
【0080】図17は、図16に示す送信電力制御情報
シンボル生成部PSCに対応する本発明の基地局装置に
おける送信電力制御部CTLの構成を示す図である。本
実施の形態においては、移動局装置から定期的に送信さ
れる主要基地局情報に同期して送信電力の抑制の制御を
行い、制御値Pctlを出力するようにしたものであ
る。
【0081】まず、制御ステップCF001において、
現時が主要基地局の見直し時間であるかどうかを判定す
る。ここで、移動局装置、基地局装置、それぞれの主要
基地局の見直し時間は、互いに同期が取れているものと
する。制御ステップCF001において現時が主要基地
局の見直し時間でないと判断された場合には、制御ステ
ップCF003において送信電力制御ビットPbtを送
信電力制御情報シンポルSpcrと等しく設定し、制御
ステップCF007においてPbtが0であるか否かを
判定する。Pbtが0であれば、制御ステップCF00
9において基地局送信電力Pbsm[dBW]から電力
減衰量△Pd[dB]を減ずる。Pbtが0でなけれ
ば、制御ステップCF008において基地局送信電力P
bsm[dBW]に電力増加量△Pu[dB]を加算す
る。
【0082】制御ステップCF005もしくはCF00
6により基地局送信電力Pbsmを決定した後は、可変
出力アンプBS008の制御値Pctl[dBW]を制
御ステップCF010において式(1)により算出し、
制御値Pctlを図2の可変出力アンプBS008へ出
力する。
【0083】一方、制御ステップCF001において現
時が主要基地局の見直し時間であると判断された場合に
は、制御ステップCF002において最小伝搬損基地局
インデックスBsiを送信電力制御情報シンボルSpc
rと等しく設定し、さらに自局の基地局インデックスが
Bsiと等しいかどうかを制御ステップCF004にお
いて判定する。CF004において、Bsiが自局の基
地局インデックスと等しいと判定された場合はCF00
5において送信フラグFstを1に設定し、そうでない
場合はCF006においてFstを0に設定する。ここ
で、送信フラグFstの初期値は0とし、設定された送
信フラグは次の変更まで保持される。CF005もしく
はCF006により送信フラグFstを決定した後は、
可変出力アンプBS008の制御値Pctl[dBW]
を制御ステップCF010において式(1)により算出
し、Pctlを図2の可変出力アンプBS008へ出力
する。
【0084】図18は、本発明の基地局装置の異なる実
施の形態を示すものであり、特に図16に示す送信電力
制御シンポル生成部PSCに対応する送信電力制御部C
TLの異なる構成を示すものである。本実施の形態は、
送信電力の制御値Pctlを現時点の制御値に対して一
定の電力制御量の増減制御を行うようにしたものであ
る。
【0085】制御ステップCG001において現時が主
要基地局の見直し時間であるかどうかを判定する。ここ
で、移動局装置、基地局装置、それぞれの主要基地局の
見直し時間は、互いに同期が取れているものとする。制
御ステップCG001おいて現時が主要基地局の見直し
時間であると判定されれば、制御ステップCG002に
おいて最小伝搬損基地局インデックスBSiを送信電力
制御情報シンボルSpcrと等しく設定し、さらに自局
の基地局インデックスがBsiと等しいかどうかを制御
ステップCG004において判定する。CG004にお
いて、Bsiが自局の基地局インデックスと等しいと判
定された場合はCG005において送信フラグFstを
1に設定し、そうでない場合はCG006においてFs
tを0に設定する。ここで、送信フラグFstの初期値
は0とし、設定された送信フラグは次の変更まで保持さ
れる。
【0086】制御ステップCG005もしくはCG00
6により送信フラグFstを決定した後は、制御ステッ
プCG011において可変出力アンプBS008の制御
値Pctl[dBW]をPbsmと等しく設定し、制御
値Pctlを図2の可変出力アンプBS008へ出力す
る。
【0087】一方、制御ステップCG001おいて現時
が主要基地局の見直し時間でない判定されれば、制御ス
テップCG003において送信電力制御ビットPbtを
送信電力制御情報シンボルSpcrと等しく設定し、さ
らにPbtが1であるかどうかを制御ステップCG00
7において判定する。
【0088】制御ステップCG007においてPbtが
1でないと判定されれば、制御ステップCG010にお
いて基地局送信電力Pbsm[dBW]から電力減衰量
△Pd[dB]を減ずる。CG007においてPbtが
1であると判定されれば、制御ステップCG008にお
いて送信フラグFstが1であるかどうかを判定し、F
stが1でなければ制御ステップCG010において基
地局送信電力Pbsm[dBW]から電力減衰量△Pd
[dB]を減ずる。Fstが1であれば制御ステップC
G009において基地局送信電力Pbsm[dBW]に
電力増加量△Pu[dB]を加算する。制御ステップC
G009もしくはCG010により基地局送信電力Pb
smを決定した後は、制御ステップCG011において
可変出力アンプBS008の制御値Pctl[dBW]
をPbsmと等しく設定し、制御値Pctlを図2の可
変出力アンプBS008へ出力する。
【0089】図16に示す送信電力制御情報シンポル生
成部PSCを有する移動局装置と、図17または図18
に示す送信電力制御部CTLを有する基地局装置とによ
り本発明の基地局送信電力制御方式が構成される。
【0090】
【発明の効果】本発明の送信電力制御法によれば、移動
局との伝搬損が最小となる主要基地局以外の基地局の出
力を抑制することにより、従来の送信電力制御法に比べ
て周辺移動局へ与える干渉が減り、その結果、高い下り
回線容量を得ることができる。
【0091】また、ソフトハンドオフ時に主要基地局以
外の基地局の送信電力を抑制することで、ソフトハンド
オフで問題となった複数基地局送信による下り回線の干
渉の増加が回避される。
【0092】更に、本発明の送信電力制御方式は、ソフ
トハンドオフの適用を前提としているため、ハンドオフ
制御遅延が存在する場合にも移動局と最小伝搬損基地局
との接続が保証され、したがって、ハードハンドオフで
は問題となるハンドオフ制御遅延に起因するハンドオフ
元基地局の送信電力の過剰放出も回避される。
【0093】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における移動局装置の実施の形態を示す
図である。
【図2】本発明における基地局装置の実施の形態を示す
図である。
【図3】本実施の形態の移動局装置における送信電力制
御情報の生成部を示す図である。
【図4】図3に示す移動局装置に対する基地局装置にお
ける送信電力制御部を示す図である。
【図5】本発明のソフトハンドオフ動作を説明するため
のセルラー移動局配置を示す図である。
【図6】本発明による基地局装置の送信電力の時間推移
を表す図である。
【図7】従来技術による基地局装置の送信電力の時間推
移を表す図である。
【図8】図4に示す移動局装置の他の実施の形態の基地
局装置の送信電力制御部を示す図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の移動局装置の送信電
力制御部を示す図である。
【図10】図9に示す移動局装置に対する他の実施の形
態の基地局装置の送信電力制御情報の生成部を示す図で
ある。
【図11】図9に示す移動局装置の他の実施の形態の移
動局装置の送信電力制御情報生成部を示す図である。
【図12】本発明の他の実施の形態の移動局装置の送信
電力制御情報生成部を示す図である。
【図13】図12に示す移動局装置に対する他の実施の
形態の基地局装置の送信電力制御部を示す図である。
【図14】図12に示す移動局装置の他の実施の形態の
移動局装置の送信電力制御部を示す図である。
【図15】図13に示す基地局装置の他の実施の形態の
基地局装置の送信電力制御部を示す図である。
【図16】図12または図14に示す移動局装置の他の
実施の形態の移動局装置の送信電力制御情報生成部を示
す図であ
【図17】図13または図15に示す基地局装置の他の
実施の形態の基地局装置の送信電力制御部を示す図であ
る。
【図18】図13、図15または図17に示す基地局装
置の他の実施の形態の基地局装置の送信電力制御部を示
す図である。
【図19】従来技術における移動局装置の構成図であ
る。
【図20】従来技術における基地局装置の構成図であ
る。
【図21】ソフトハンドオフが実施されない場合に移動
局が受信する信号を示す図である。
【図22】ソフトハンドオフが実施される場合に移動局
が受信する信号を示す図である。
【符号の説明】 A001 送受共用装置 A002 RF部 A003 ダウンコンバータ A004 逆拡散器 A005 受信データ復調器 A006 送信電力制御ビット検出器 A007 可変出力アンプ A008 送信拡散RF信号 A011 送信電力制御ビット BS001 送受共用装置 BS002 RF部 BS003 ダウンコンバータ BS004 逆拡散器 BS005 受信データ復調器 BS006 送信電力制御シンボル検出器 BS007 逆拡散RF信号部 BS008 可変出力アンプ CTL 送信電力制御部 B001 送受共用装置 B002 増幅装置 B003 変調器 B004 拡散器 B005 オーバーヘッド挿入部 B006 送信電力制御ビット挿入部 B007 送信信号 B008 RF部 B009 復調回路 B010 受信品質測定器 MS001 送受共用装置 MS002 RF部 MS003 復調回路 MS004 受信品質測定器 MS005 パイロット信号受信強度測定器 MS006 最大パイロット受信信号検出器 MS007 増幅装置 MS008 変調器 MS009 拡散器 MS010 オーバーヘッド挿入部 MS011 送信情報部 MS012 送信電力制御情報シンボル挿入部 Spcr 送信電力制御情報 Pbsm 基地局送信電力[dBW] ΔPd,ΔPu,ΔP’,ΔA 送信電力制御量[d
B] Fst 送信フラグ Pctl 可変送信アンプの制御値[dBW] Pmin 基地局最小送信電力[dBW] CTL 基地局送信電力制御部 Rq 移動局品質測定値[dB] Bpmi 最小伝搬損基地局インデックス Spct 送信電力制御シンボル PSC 送信電力制御情報シンボル生成部 Pmbs 移動局における基地局送信電力管理値[dB
W] Pbt 送信電力制御ビット Bsi 基地局が受信した最小伝搬損基地局インデック

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ固有のパイロット信号を報知す
    る複数の基地局と、前記基地局のうちの数局のソフトハ
    ンドオフ基地局群と同時に接続することが可能な移動局
    とからなるCDMAセルラー移動無線通信システムにお
    いて、ソフトハンドオフ時に移動局との伝搬損が最小と
    なる主要基地局以外のソフトハンドオフ基地局は出力を
    抑制して送信を行うことを特徴とする基地局送信電力制
    御方式。
  2. 【請求項2】 前記主要基地局は、前記移動局からの指
    示に従った送信電力の制御を行うことを特徴とする請求
    項1記載の基地局送信電力制御方式。
  3. 【請求項3】 前記移動局は、受信されるパイロット信
    号のうち最大受信レベルとなるソフトハンドオフ基地局
    を前記主要基地局として、前記主要基地局の送信電力を
    移動局において所望の受信通話品質となるように制御す
    ることを特徴とする請求項2記載の基地局送信電力制御
    方式。
  4. 【請求項4】 それぞれ固有のパイロット信号を報知す
    る複数の基地局と、前記基地局のうちの数局のソフトハ
    ンドオフ基地局群と同時に接続することが可能な移動局
    とからなるCDMAセルラー移動無線通信システムにお
    いて、 前記移動局は、受信通話品質と前記ソフトハンドオフ基
    地局群からのパイロット信号の受信レベルのうち最大パ
    イロット受信レベルとなる主要基地局とを検出し、前記
    ソフトハンドオフ基地局群に対する送信電力制御信号と
    して、前記受信通話品質が所望品質を超えていなければ
    前記主要基地局の基地局番号を通知し、超えていれば前
    記ソフトハンドオフ基地局群の基地局番号以外の番号を
    通知し、 前記ソフトハンドオフ基地局群の各基地局は、前記送信
    電力制御信号を受信し、前記送信電力制御信号が示す内
    容が自局の基地局番号でない場合には送信電力を抑制す
    ることを特徴とする基地局送信電力制御方式。
  5. 【請求項5】 前記ソフトハンドオフ基地局群の各基地
    局は、2つの送信電力値を管理し、第一の送信電力値に
    関しては、前記送信電力制御信号の内容が前記ソフトハ
    ンドオフ基地局群の基地局番号以外を示していれば減少
    させ、前記送信電力制御信号の内容が前記ソフトハンド
    オフ基地局群の基地局番号のいずれかを示していれば増
    加させ、第二の送信電力値は前記第一の送信電力値もし
    くは最小送信電力値を選択して設定し、前記送信電力制
    御信号の内容が自局の基地局番号を示していれば前記第
    二の送信電力値として前記第一の送信電力値を設定し、
    前記送信電力制御信号の内容が自局以外の前記ソフトハ
    ンドオフ基地局群の基地局番号を示していれば前記第二
    の送信電力値として前記最小送信電力値を設定し、前記
    送信電力制御信号の内容が前記ソフトハンドオフ基地局
    群の基地局番号以外を示しておりかつ前回に第二の送信
    電力値として第一の送信電力値を設定した場合は前記第
    二の送信電力値として前記第一の送信電力値を設定し、
    前記送信電力制御信号の内容が前記ソフトハンドオフ基
    地局群の基地局番号以外を示しておりかつ前回に第二の
    送信電力値として前記最小送信電力値を設定した場合は
    前記第二の送信電力値として前記最小電力値を設定し、
    前記第二の送信電力値を送信増幅装置の出力値とするこ
    とを特徴とする請求項4記載の基地局送信電力制御方
    式。
  6. 【請求項6】 前記ソフトハンドオフ基地局群の各基地
    局は、前記送信電力制御信号が自局の基地局番号を表し
    ている場合は送信電力を増加させ、前記送信電力制御信
    号が自基地局の基地局番号を表していない場合は送信電
    力を減少させることを特徴とする請求項4に記載の基地
    局送信電力制御方式。
  7. 【請求項7】 それぞれ固有のパイロット信号を報知す
    る複数の基地局と、前記基地局のうちの数局のソフトハ
    ンドオフ基地局群と同時に接続することが可能な移動局
    とからなるCDMAセルラー移動無線通信システムにお
    いて、 前記移動局は、基地局送信電力値を管理し、受信通話品
    質と前記ソフトハンドオフ基地局群からのパイロット信
    号の受信レベルのうち最大パイロット受信レベルとなる
    主要基地局とを検出し、前記受信通話品質が所望品質と
    なるように前記移動局が管理する前記基地局送信電力値
    を加減し、前記主要基地局の基地局番号と前記基地局送
    信電力値とで構成される送信電力制御信号を前記ソフト
    ハンドオフ基地局群へ送信し、 前記ソフトハンドオフ基地局群の各基地局は、前記送信
    電力制御信号を受信し、前記送信電力制御信号に含まれ
    る前記基地局番号が自基地局番号と一致すれば前記送信
    電力制御信号に含まれる前記移動局が管理する前記基地
    局送信電力値を自局の送信電力値とし、前記基地局番号
    と自基地局番号が一致しなければ自局の送信電力値とし
    て最小送信電力値を設定することを特徴とする基地局送
    信電力制御方式。
  8. 【請求項8】 前記移動局は、前記受信通話品質と前記
    所望品質との差分量だけ前記基地局送信電力値を加減す
    ることを特徴とする請求項7記載の基地局送信電力制御
    方式。
  9. 【請求項9】 前記移動局は、前記受信通話品質と前記
    所望品質とを比較し、前記受信通話品質が前記所望品質
    を超えていれば前記移動局が管理する前記基地局送信電
    力値を減少し、前記受信通話品質が前記所望品質を超え
    ていなければ前記移動局が管理する前記基地局送信電力
    値を増加することを特徴とする請求項7記載の基地局送
    信電力制御方式。
  10. 【請求項10】 それぞれ固有のパイロット信号を報知
    する複数の基地局と、前記基地局のうちの数局のソフト
    ハンドオフ基地局群と同時に接続することが可能な移動
    局とからなるCDMAセルラー移動無線通信システムに
    おいて、 前記移動局は、受信通話品質と前記ソフトハンドオフ基
    地局群からのパイロット信号の受信レベルのうち最大パ
    イロット受信レベルとなる主要基地局とを検出し、前記
    受信通話品質が所望品質を超えていなければ送信電力制
    御ビットに電力増加シンボルを設定し、前記受信通話品
    質が所望品質を超えていれば送信電力制御ビットに電力
    減少シンボルを設定し、前記ソフトハンドオフ基地局群
    へ前記送信電力制御ビットを伝達するとともに前記主要
    基地局番号を間欠的に伝達し、 前記ソフトハンドオフ基地局群の各基地局は、前記送信
    電力制御信号を受信し、前記送信電力制御信号に主要基
    地局番号が含まれておりかつ自局の基地局番号と一致し
    なければ現時以降の自局の送信電力を抑制することを特
    徴とする基地局送信電力制御方式。
  11. 【請求項11】 前記移動局は、前記最大パイロット受
    信レベルより決定される前記主要基地局に変更が生じた
    場合にのみ前記主要基地局番号と前記送信電力制御ビッ
    トとで構成される送信電力制御信号を前記ソフトハンド
    オフ基地局群へ送信し、前記主要基地局に変更がない場
    合には前記送信電力制御ビットだけで構成される送信電
    力制御信号を前記ソフトハンドオフ基地局群へ伝達する
    ことを特徴とする請求項10記載の基地局送信電力制御
    方式。
  12. 【請求項12】 前記移動局は、前記送信電力制御ビッ
    トだけで構成される送信電力制御信号を前記ソフトハン
    ドオフ基地局群へ伝達し、定期的に前記主要基地局番号
    と前記送信電力制御ビットとで構成される送信電力制御
    信号を前記ソフトハンドオフ基地局群へ送信することを
    特徴とする請求項10記載の基地局送信電力制御方式。
  13. 【請求項13】 前記ソフトハンドオフ基地局群の各基
    地局は2つの送信電力値を管理し、前記送信電力制御信
    号に含まれる前記送信電力制御ビットに従って第一の送
    信電力値を加減し、前記送信電力制御信号に主要基地局
    番号が含まれておりかつ自基地局番号と一致すれば現時
    以降の第二の送信電力値として第一の送信電力値を設定
    し、前記送信電力制御信号に主要基地局番号が含まれて
    おりかつ自基地局番号と一致しなければ現時以降の第二
    の送信電力値として最小送信電力を設定し、前記第二の
    送信電力値を送信増幅装置の出力値とすることを特徴と
    する請求項10記載の基地局送信電力制御方式。
  14. 【請求項14】 前記ソフトハンドオフ基地局群の各基
    地局は前記送信電力制御信号に主要基地局番号が含まれ
    ておりかつ自基地局番号と一致すれば現時以降の送信電
    力を前記送信電力制御信号に含まれる前記送信電力制御
    ビットに従って加減し、前記送信電力制御信号に主要基
    地局番号が含まれておりかつ自基地局番号と一致しなけ
    れば現時以降の送信電力を前記送信電力制御ビットによ
    らずに減少させることを特徴とする請求項10記載の基
    地局送信電力制御方式。
  15. 【請求項15】 それぞれ固有のパイロット信号を報知
    する複数の基地局と、前記基地局のうちの数局のソフト
    ハンドオフ基地局群と同時に接続することが可能な移動
    局とからなるCDMAセルラー移動無線通信システムに
    おいて、前記移動局は、受信通話品質と前記ソフトハン
    ドオフ基地局群からのパイロット信号の受信レベルのう
    ち最大パイロット受信レベルとなる主要基地局とを検出
    し、前記受信通話品質が所望品質を超えていなければ送
    信電力制御ビットに電力増加シンボルを設定し、前記受
    信通話品質が所望品質を超えていれば送信電力制御ビッ
    トに電力減少シンポルを設定し、前記送信電力制御ビッ
    トで構成される送信電力制御信号もしくは前記主要基地
    局番号で構成される送信電力制御信号を前記ソフトハン
    ドオフ基地局群へ送信し、前記ソフトハンドオフ基地局
    群の各基地局は、前記送信電力制御信号を受信し、前記
    送信電力制御信号の内容が前記主要基地局番号を示しか
    つ前記主要基地局番号が自局の基地局番号と一致しなけ
    れば現時以降の自局の送信電力を抑制することを特徴と
    する基地局送信電力制御方式。
  16. 【請求項16】 前記ソフトハンドオフ基地局群の各基
    地局は2つの送信電力値を管理し、前記送信電力制御信
    号の内容が前記送信電力制御ビットを示す場合には前記
    送信電力制御ビットに従って第一の送信電力値を加減
    し、前記送信電力制御信号の内容が前記主要基地局番号
    を示しかつ前記主要基地局番号が自局の基地局番号と一
    致すれば現時以降の第二の送信電力値として第一の送信
    電力値を設定し、前記送信電力制御信号の内容が前記主
    要基地局番号を示しかつ前記主要基地局番号が自局の基
    地局番号と一致しなければ現時以降の第二の送信電力値
    として最小送信電力値を設定し、前記第二の送信電力値
    を送信増幅装置の出力値とすることを特徴とする請求項
    15に記載の基地局送信電力制御方式。
  17. 【請求項17】 前記ソフトハンドオフ基地局群の各基
    地局は、前記送信電力制御信号の内容が主要基地局番号
    を示しかつ前記主要基地局番号が自基地局番号と一致す
    れば、現時以降の送信電力を前記送信電力制御ビットに
    従って加減し、前記送信電力制御信号の内容が主要基地
    局番号を示しかつ前記主要基地局番号が自基地局番号と
    一致しなければ、現時以降の送信電力を前記送信電力制
    御ビットによらずに減少させることを特徴とする請求項
    15に記載の基地局送信電力制御方式。
  18. 【請求項18】 それぞれ固有のパイロット信号を報知
    する複数の基地局のうち数局で構成されるソフトハンド
    オフ基地局群と同時に接続することが可能なCDMAセ
    ルラー移動無線通信システムにおける移動局装置であっ
    て、 受信通話品質を検出する受信品質検出手段と、ソフトハ
    ンドオフ基地局群からの受信パイロット信号のうち最大
    受信レベルとなる主要基地局を検出する主要基地局検出
    手段と、 前記受信品質検出手段により検出した受信通話品質が所
    要品質を超えない場合に前記主要基地局検出手段により
    検出した主要基地局情報を前記ソフトハンドオフ基地局
    群に対する送信電力制御信号として決定し、前記受信品
    質検出手段により検出した受信通話品質が所要品質を超
    える場合に基地局送信電力減少情報を前記ソフトハンド
    オフ基地局群に対する送信電力制御信号として決定する
    送信電力制御信号決定手段と、前記送信電力制御信号決
    定手段により決定された前記送信電力制御信号を前記ソ
    フトハンドオフ基地局群へ送信する制御信号送信手段と
    を有することを特徴とする移動局装置。
  19. 【請求項19】 固有のパイロット信号を報知し、移動
    局とソフトハンドオフ基地局として他のソフトハンドオ
    フ基地局と同時に接続することが可能なCDMAセルラ
    ー移動無線通信システムにおける基地局装置であって、 移動局装置からの送信電力制御信号を受信する制御信号
    受信手段と、前記送信電力制御信号から主要基地局情報
    もしくは基地局送信電力減少情報を検出する制御信号検
    出手段と、前記制御信号検出手段によって検出された前
    記送信電力制御信号が自局の基地局情報を示していない
    場合には送信電力を抑制する送信電力制御手段とを有す
    ることを特徴とする基地局装置。
  20. 【請求項20】 それぞれ固有のパイロット信号を報知
    する複数の基地局のうち数局で構成されるソフトハンド
    オフ基地局群と同時に接続することが可能なCDMAセ
    ルラー移動無線通信システムにおける移動局装置であっ
    て、 受信通話品質を検出する受信品質検出手段と、ソフトハ
    ンドオフ基地局群からの受信パイロット信号のうち最大
    受信レベルとなる主要基地局を検出する主要基地局検出
    手段と、 基地局送信電力値を保持し、前記受信品質検出手段によ
    り検出した受信通話品質が所要品質を超えない場合に前
    記基地局送信電力値を増加させ、前記受信品質検出手段
    により検出した受信通話品質が所要品質を超える場合に
    前記基地局送信電力値を減少させる基地局送信電力管理
    手段と、 前記主要基地局検出手段により検出した主要基地局情報
    と前記基地局送信電力管理手段において保持される前記
    基地局送信電力値とを送信電力制御信号として前記ソフ
    トハンドオフ基地局群へ送信する制御信号送信手段とを
    有することを特徴とする移動局装置。
  21. 【請求項21】 固有のパイロット信号を報知し、移動
    局とソフトハンドオフ基地局として他のソフトハンドオ
    フ基地局と同時に接続することが可能なCDMAセルラ
    ー移動無線通信システムにおける基地局装置であって、 移動局装置からの送信電力制御信号を受信する制御信号
    受信手段と、前記送信電力制御信号から主要基地局情報
    と基地局送信電力値情報とを分離する制御信号分離手段
    と、前記制御信号分離手段によって分離された前記主要
    基地局情報が自局の基地局情報を示している場合に前記
    基地局送信電力値情報が示す基地局送信電力による送信
    を行い、前記制御信号分離手段によって検出された前記
    主要基地局情報が自局の基地局情報を示していない場合
    に最小送信電力による送信を行う送信電力制御手段とを
    有することを特徴とする基地局装置。
  22. 【請求項22】 それぞれ固有のパイロット信号を報知
    する複数の基地局のうち数局で構成されるソフトハンド
    オフ基地局群と同時に接続することが可能なCDMAセ
    ルラー移動無線通信システムにおける移動局装置であっ
    て、 受信通話品質を検出する受信品質検出手段と、ソフトハ
    ンドオフ基地局群からの受信パイロット信号のうち最大
    受信レベルとなる主要基地局を検出する主要基地局検出
    手段と、 前記受信品質検出手段により検出した受信通話品質が所
    要品質を超えない場合に電力増加を基地局送信電力制御
    信号に設定し、前記受信品質検出手段により検出した受
    信通話品質が所要品質を超える場合に電力減少を基地局
    送信電力制御信号に設定する基地局送信電力制御信号決
    定手段と、 前記基地局制御信号決定手段によって決定された前記基
    地局送信電力制御信号を前記ソフトハンドオフ中の基地
    局群へ送信するか、もしくは間欠的に前記主要基地局検
    出手段により検出された主要基地局情報ならびに前記基
    地局制御信号決定手段によって決定された前記基地局送
    信電力制御信号とを前記ソフトハンド中の基地局群へ送
    信する制御信号送信手段とを有することを特徴とする移
    動局装置。
  23. 【請求項23】 固有のパイロット信号を報知し、移動
    局とソフトハンドオフ基地局として他のソフトハンドオ
    フ基地局と同時に接続することが可能なCDMAセルラ
    ー移動無線通信システムにおける基地局装置であって、 移動局装置からの送信電力制御信号を受信する制御信号
    受信手段と、前記送信電力制御信号に主要基地局情報が
    含まれる場合に前記送信電力制御信号と前記主要基地局
    情報とを分離する主要基地局情報分離手段と、 前記送信電力制御信号に前記主要基地局情報が含まれか
    つ前記主要基地局情報が自局の基地局情報を示している
    場合に現時以降の送信電力を前記送信電力制御信号に従
    って加減し、前記送信電力制御信号に前記主要基地局情
    報が含まれかつ前記主要基地局情報が自局の基地局情報
    を示していない場合に現時以降の送信電力を最小送信電
    力とする送信電力制御手段とを有することを特徴とする
    基地局装置。
  24. 【請求項24】 それぞれ固有のパイロット信号を報知
    する複数の基地局のうち数局で構成されるソフトハンド
    オフ基地局群と同時に接続することが可能なCDMAセ
    ルラー移動無線通信システムにおける移動局装置であっ
    て、 受信通話品質を検出する受信品質検出手段と、ソフトハ
    ンドオフ基地局群からの受信パイロット信号のうち最大
    受信レベルとなる主要基地局を検出する主要基地局検出
    手段と、 前記受信品質検出手段により検出した受信通話品質が所
    要品質を超えない場合に電力増加を基地局送信電力制御
    情報に設定し、前記受信品質検出手段により検出した受
    信通話品質が所要品質を超える場合に電力減少を基地局
    送信電力制御情報に設定する基地局送信電力制御情報決
    定手段と、 前記基地局制御情報決定手段によって決定された前記基
    地局送信電力制御情報を送信電力制御信号として前記ソ
    フトハンドオフ基地局群へ送信するか、もしくは定期的
    に前記主要基地局検出手段により検出された主要基地局
    情報を送信電力制御信号として前記ソフトハンドオフ基
    地局へ送信する制御信号伝達手段とを有することを特徴
    とする移動局装置。
  25. 【請求項25】 固有のパイロット信号を報知し、移動
    局とソフトハンドオフ基地局として他のソフトハンドオ
    フ基地局と同時に接続することが可能なCDMAセルラ
    ー移動無線通信システムにおける基地局装置であって、 移動局装置からの送信電力制御信号を検出する送信電力
    制御信号検出手段と、前記送信電力制御信号が前記主要
    基地局情報を示しかつ前記主要基地局情報が自局の基地
    局情報を示している場合に現時以降の送信電力を前記送
    信電力制御信号に従って加減し、前記送信電力制御信号
    が前記主要基地局情報を示しかつ前記主要基地局情報が
    自局の基地局情報を示していない場合に現時以降の送信
    電力を最小送信電力とする送信電力制御手段とを有する
    ことを特徴とする基地局装置。
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