JPH11232730A - Vtrコントロールシステム - Google Patents

Vtrコントロールシステム

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Publication number
JPH11232730A
JPH11232730A JP10033451A JP3345198A JPH11232730A JP H11232730 A JPH11232730 A JP H11232730A JP 10033451 A JP10033451 A JP 10033451A JP 3345198 A JP3345198 A JP 3345198A JP H11232730 A JPH11232730 A JP H11232730A
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JP
Japan
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terminal
signal
computer
vtr
video
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JP10033451A
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English (en)
Inventor
Yoichi Onoe
洋一 尾上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータによる精度の高いVTR編集を
安価で容易な構成で行うことができる映像切替システム
を提供する。 【解決手段】 コンピュータ10のRS−232C端子
とビデオ装置20間に、RS−232C通信制御線11
を介して同期信号変換回路50を接続し、この同期信号
変換回路50で、ビデオ信号から水平同期信号及び奇数
/偶数信号を分離し、この分離された水平同期信号及び
奇数/偶数信号を、コンピュータ10のRS−232C
端子における状態入力に該当する端子へ出力し、コンピ
ュータ10のRS−232C端子からの送信データをビ
デオ装置20へ出力し、ビデオ装置20からの受信デー
タをRS−232Cへ出力するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はVTRコントロール
システムに関し、特にコンピュータでVTR(Video Tap
e Recorder) を制御し、この制御に応じた映像/音声信
号をモニタへ出力するVTRコントロールシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータでVTRを制御する
場合、RS−232CやRS−422による通信方式が
用いられているが、VTRのV同期信号(水平同期信
号)などの同期信号を検出するインタフェースがなかっ
たため、同期信号を読み取る拡張ボード(カード)を用
いていた。
【0003】このようなVTRコントロールシステムを
図12に示す。図12は従来のVTRコントロールシス
テムのブロック図である。この図12に示すVTRコン
トロールシステムは、コンピュータ10とVTR20と
がRS−232C通信制御線11で接続され、VTR2
0とテレビモニタ30とがケーブル21で接続され、更
に、そのケーブル21が分岐されて同期信号変換回路4
0に接続され、同期信号変換回路40とコンピュータ1
0の図示せぬ同期信号を読み取る拡張ボードとが他のケ
ーブル22で接続されて構成されている。
【0004】このような構成において、コンピュータ1
0からRS−232C通信制御線11を介してVTR2
0を制御し、この制御に応じてVTR20から出力され
るビデオ信号VSがテレビモニタ30へ出力される。
【0005】一方、ビデオ信号VSは同期信号変換回路
40で変換されることによりV同期信号VD及び、コン
ピュータ10とVTR20間で状態の問い合わせ等を行
うための奇数/偶数信号O/Eがコンピュータ10へフ
ィードバックされ、これに応じてコンピュータ10は、
VTR20をより精度よく制御できるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のVTRコントロールシステムにおいては、コンピュー
タ10によるVTR20の制御は、RS−232C通信
制御線11を介して行うが、同期信号をコンピュータ1
0にフィードバックする経路は、同期信号変換回路40
から別のケーブル22にて構成し、この際、コンピュー
タ10に同期信号を読み取るだけのために拡張ボードを
増設しなければならないので、その分、手間とコストが
かかる問題があった。
【0007】また、最近のオペレーティングシステム
(OS)によっては、例えば、WindowsNTのよ
うに、拡張ボードのようなハードウエアを制御するため
にデバイスドライバとよばれる特別なソフトウエアを作
成する必要がある。そのデバイスドライバを作成するた
めには、ライブラリプログラムキットを購入しなければ
ならないが、ライブラリプログラムキットは市販されて
おらず、入手には手間がかかり、また高価であるといっ
た問題があった。
【0008】また、デバイスドライバ作成には高度な知
識が必要なため、一般には手軽に試してみるということ
ができない問題がある。また、WindowsではNT
と95でこのデバイスドライバ自体がそれぞれ異なるた
め、複数のOSをサポートするためには、複数のデバイ
スドライバの開発が必要になり、どのOS上にインスト
ールするかの区別もつけなければならなくなる問題があ
る。
【0009】また、RS−232C拡張ボードを増設す
る際に、I/Oポートの衝突や、割り込み制御信号の不
足などから、希望するポート数だけ増設できないことが
ある問題があった。
【0010】また、コンピュータ10で編集等を行う場
合に、VTR20を正確に制御しなければならない場
合、V同期信号VDや奇数/偶数信号O/Eを読み取る
必要がある。それらの信号は、例えばNTSC(Nationa
l Television System Committee)方式では1/60秒単
位に発生するため、割り込み等の手法を用いて効率のよ
いプログラミングを行わなければならない。この場合も
Windows系のOSではデバイスドライバ作成のた
めに、専門的な知識が必要であり、簡単にプログラミン
グが行えないという問題があった。
【0011】従って、従来は安価で容易なシステム構成
で、コンピュータ10による精度の高いVTR編集を行
うことができない問題があった。本発明は、コンピュー
タによる精度の高いVTR編集を安価で容易な構成で行
うことができるVTRコントロールシステムを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンピュータ
でビデオ装置を制御し、この制御されたビデオ装置から
のビデオ信号を表示手段へ出力するVTRコントロール
システムにおいて、前記コンピュータのRS−232C
規格のRS−232C端子と前記ビデオ装置間にRS−
232C通信制御線を介して接続され、前記ビデオ信号
から水平同期信号及び奇数/偶数信号を分離し、この分
離された水平同期信号及び奇数/偶数信号を前記RS−
232C端子における状態入力に該当する端子へ接続
し、前記RS−232C端子の送受信データを前記ビデ
オ装置に接続する同期信号変換手段を、具備したことを
特徴とするVTRコントロールシステムが提供される。
【0013】ここで、同期信号変換手段は、ビデオ信号
から水平同期信号及び奇数/偶数信号を分離し、この分
離された水平同期信号及び奇数/偶数信号をRS−23
2C端子における状態入力に該当する端子へ出力し、コ
ンピュータのRS−232C端子からの送信データをビ
デオ装置へ出力し、ビデオ装置からの受信データをRS
−232Cへ出力する。
【0014】また、コンピュータでビデオ装置を制御
し、この制御されたビデオ装置からのビデオ信号を表示
手段へ出力するVTRコントロールシステムにおいて、
前記ビデオ装置に、前記コンピュータのRS−232C
規格のRS−232C端子にRS−232C通信制御線
を介して接続され、前記ビデオ信号の水平同期信号及び
奇数/偶数信号を前記RS−232C端子における状態
入力に該当する端子へ接続し、前記RS−232C端子
の送受信データを前記ビデオ装置に接続する同期信号変
換手段を、具備したことを特徴とするVTRコントロー
ルシステムが提供される。
【0015】ここで、ビデオ装置に内蔵された同期信号
変換手段は、ビデオ信号の水平同期信号及び奇数/偶数
信号を、コンピュータのRS−232C端子における状
態入力に該当する端子へ接続し、そのRS−232C端
子からの送信データをビデオ装置の所定回路へ入力し、
ビデオ装置の所定回路からの受信データをRS−232
C端子へ出力する。
【0016】更に、コンピュータでビデオ装置を制御
し、この制御されたビデオ装置からのビデオ信号を表示
手段へ出力するVTRコントロールシステムにおいて、
前記コンピュータのRS−232C規格のRS−232
C端子にRS−232C通信制御線で接続され、前記ビ
デオ装置とRS−422通信制御線で接続され、前記ビ
デオ信号から水平同期信号及び奇数/偶数信号を分離
し、この分離された水平同期信号及び奇数/偶数信号を
前記RS−232C端子における状態入力に該当する端
子へ接続し、前記RS−232C端子から前記ビデオ装
置への送信データをRS−232C規格に変換し、前記
ビデオ装置から前記RS−232C端子への受信データ
をRS−422規格に変換する同期信号変換手段を、具
備したことを特徴とするVTRコントロールシステムが
提供される。
【0017】ここで、同期信号変換手段は、ビデオ信号
から水平同期信号及び奇数/偶数信号を分離し、この分
離された水平同期信号及び奇数/偶数信号をRS−23
2C端子における状態入力に該当する端子へ接続し、コ
ンピュータのRS−232C端子からビデオ装置への送
信データをRS−232C規格に変換し、ビデオ装置か
らコンピュータのRS−232C端子への受信データを
RS−422規格に変換する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
によるVTRコントロールシステムのブロック図であ
る。但し、この図1に示す第1の実施の形態において図
12に示した従来例の各部に対応する部分には同一符号
を付す。
【0019】図1に示す第1の実施の形態のVTRコン
トロールシステムの特徴は、コンピュータ10とVTR
20との間に、RS−232C通信制御線11、12を
介して同期信号変換回路50を接続した点にある。ま
た、VTR20とテレビモニタ30とはケーブル21で
接続され、更に、そのケーブル21が分岐されて同期信
号変換回路50に接続されている。
【0020】ここで、RS−232C通信制御線11の
コネクタが接続されるコンピュータ10のRS−232
C端子の配置を図2を参照して説明する。図2は図1に
示すコンピュータ10のRS−232C端子の配置及び
その端子ピンに割り当てられる入出力信号を示す図であ
る。
【0021】図2に示すように、RS−232C端子1
3は、9ピン接続構成となっており、各ピン1〜9に
は、テーブル14に示す通りの信号CD,RXD,TX
D,DTR,GND,DSR,RTS,CTS,RIが
割り当てられている。但し、ここでは9ピン接続構成と
なっているが、図示せぬ25ピンのタイプにおいても実
際に接続されるのは9ピンの場合と同じであることが殆
どである。25ピンが全て接続されることは殆どない。
また、各ピン1〜9を、CD,RXD,TXD,DT
R,GND,DSR,RTS,CTS,RI端子と呼ぶ
ことにする。
【0022】この図2から分かるように、データ端子以
外に、CD,DSR,CTS,RIのように4つの信号
が入力されるCD,DSR,CTS,RI端子が用意さ
れている。それらCD,DSR,CTS,RI端子は、
モデム等と接続する場合はそれぞれ大きな意味を持って
いるが、VTRなどの機器との接続では殆ど使用されて
いない。このため、その端子を別の用途に用いることが
可能である。
【0023】このように割り当てられた各信号の内、本
実施の形態の特徴に係わるTXD,DTR,RTSの各
信号の仕様を図3を参照して説明する。図3は本実施の
形態の特徴に係わる信号の仕様図である。以下、RS−
232Cレシーバ(インバータ)14,15,16以降
のロジックレベル、例えば5V系の回路であれば、L=
0V、H=5Vなどで説明を行う。
【0024】シリアル信号であるTXD信号は、テーブ
ル24に示すように、電圧+5〜+15Vの時に2進デ
ータ値で「0」、電圧−5〜−15Vの時に2進データ
値で「1」となる。即ち、テーブル25に示すように、
ロジックレベルでは、「0」の場合に「L」、「1」の
場合に「H」となる。
【0025】制御信号であるRTS及びDTR信号は、
テーブル26に示すように、電圧+5〜+15Vの時に
オン、電圧−5〜−15Vの時にオフとなる。即ち、テ
ーブル27に示すように、ロジックレベルでは、オンの
場合に「L」、オフの場合に「H」となる。
【0026】TXD信号は、タイムチャート28に示す
ように、通信していない時間帯は「H」のアイドル状態
を保持し、通信開始とともに、「L」のスタートビット
を先頭に、例えば「10000010」の8ビットのデ
ータビットを転送し、この後、「H」の1ビットのスト
ップビットを転送するようになっている。
【0027】次に、図4に図1に示す同期信号変換回路
50の構成及びコンピュータ10との接続を示すブロッ
ク図を示し、その説明を行う。図4に示す同期信号変換
回路50は、図1に示したVTR20からのビデオ信号
VS、コンポジット信号CS及び複合映像信号MSが入
力される端子51と、同期分離回路52と、RS−23
2Cドライバ53,54と、RS−232C端子55と
を備えて構成されている。
【0028】また、同期分離回路52から出力されるV
同期信号VDは、RS−232Cドライバ53を介して
コンピュータ10のCTS信号の入力端子へ出力され、
奇数/偶数信号O/Eは、RS−232Cドライバ54
を介してコンピュータ10のDSR信号の入力端子へ出
力されるようになっている。
【0029】更に、コンピュータ10のTXD端子及び
RXD端子は、RS−232C端子55に接続され、各
々矢印56,57で示す方向に伝送される信号が、コン
ピュータ10とVTR20間でRS−232C端子55
を介して入出力されるようになっている。
【0030】Windows系のOSでは、それらCT
S及びDSR信号が変化したときに、イベント(割り込
み)が発生するようにするためのAPI(Application P
rogramming Interface) 関数が標準で準備されているた
め、特別なデバイスドライバを作成する必要がない。
【0031】また、WindowsNTと95では同じ
API関数が使用できるため、OSに応じてプログラム
を作り替える必要がない。コンピュータには、一般的
に、プリンタ、キーボード、マウス、USB(Universal
Serial Bus)、PCモニタの標準的なコネクタと、IS
A(Industry Standard Architecture)、PCI(Periphe
ral Component Interconnect) 、PCMCIA(Persona
l Computer Memory Card International Association)
などの拡張用のバスが搭載されているが、これらどのハ
ードウエア部分もその制御を行う場合、デバイスドライ
バが必要となる。
【0032】唯一、RS−232CのみWindows
においては、標準でコントロールのためのAPI関数が
用意されており、アプリケーションソフトウエアから自
由にポートのコントロールが可能となっている。
【0033】この場合、例えばV同期信号VDに対して
イベントが発生するようにプログラミングを行うシリア
ル通信のタイミングとして、図5に示すような順で制御
が行われる。図5は図1に示す同期信号変換回路50で
変換されたV同期信号VD及び奇数/偶数信号O/Eに
よりタイムコード問合せやVTR制御コマンドの発行を
行うための説明用タイムチャートである。
【0034】図5に示すように、V同期信号VDは、一
定間隔の「L」レベルパルスP1によってコンピュータ
10に割り込みをかけるものである。また、奇数/偶数
信号O/Eは、そのパルスP1毎に偶数フレーム(EV
ENフィールドと呼ぶ)/奇数フレーム(ODDフィー
ルドと呼ぶ)と切り替わるようになっている。
【0035】コンピュータ10は、ODDフィールドの
時にTXD端子から、VTR20の状態の問い合わせを
行う状態問合コマンド61を発行するか、または、VT
R20に対して所定の指示を行うVTR制御コマンド6
2を、RS−232C端子55を介してVTR20へ送
出する。また、EVENフィールドの時にTXD端子か
ら、タイムコードの問い合わせを行うタイムコード問合
コマンド63を発行する。
【0036】そして、各コマンド61、63または62
の発行に応じたVTR20からの返答データ64,65
または66を、RS−232C端子55を介してRXD
端子で受け取るようになっている。
【0037】このような制御は、VTR編集を行う際に
よく用いられる手法である。この手法を実現するため
に、VTR20をコントロールする側のコンピュータ1
0にV同期信号VD、奇数/偶数信号O/Eが通知され
ている。
【0038】このような構成のVTRコントロールシス
テムの動作を、図6及び図7のフローチャートを参照し
て説明する。但し、図6は図1に示すVTRコントロー
ルシステムにおける通常の動作を説明するためのフロー
チャート、図7は図1に示すVTRコントロールシステ
ムにおける割り込み起動時の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。 〔S1〕最初に、図4に示した接続構成とすることによ
って、コンピュータ10のソフトウエアにおけるメイン
ルーチンで図5に示したようにV同期信号VDのパルス
P1周期でイベントが発生するように初期化する。即
ち、図4に示すV同期信号VDがRS−232Cドライ
バ53を介して接続されているCTS端子に変化があっ
た場合に割り込みがかかるように設定する。 〔S2〕次に、画面の描画や、ユーザーからのマウス操
作、データ管理などの通常の処理を行う。コンピュータ
10は、割り込みが起動されない時間では、VTR20
との通信以外の処理を行う。Windows系のOSで
動作している場合は、割り込みがRS−232Cのイベ
ント(割り込み)としてOSから通知される。従って、
特別なデバイスドライバソフトウエアを用意する必要が
ない。どの端子に対してイベントを発生させるかの選択
もAPI関数でサポートされている。 〔S3〕ここで、V同期信号VDに対してイベントが発
生すると、割り込み処理に制御が移行する。 〔S4〕この時点で、ODD/EVENの調査を行う。 〔S5〕即ち、ODDフィールドかEVENフィールド
かを、奇数/偶数信号O/Eで調べる。この奇数/偶数
信号O/Eの状態もWindows系のOSであれば、
レベルを調べる関数が標準で用意されているので簡単に
調査することができる。この例の場合、DSR信号の状
態をコンピュータ10で読み取ることによって、どちら
のフィールドかを調べることができる。つまり、特別な
デバイスドライバソフトウエアを作成する必要はない。 〔S6〕図5に示すようなODDフィールドの場合、V
TR20へ発行するコマンドが有るか否かを判断する。 〔S7〕コマンドがあれば、VTR20へVTR制御コ
マンド62を発行する。 〔S8〕そして、VTR20からの返答データ66、即
ち制御コマンド62の受け取りコードの受信を行う。 〔S9〕一方、S6の判断において、コマンドがない場
合は、状態問合コマンド61を発行する。 〔S10〕そして、VTR20からの返答データ64を
受信する。 〔S11〕また、S5の判断において、EVENフィー
ルドの場合、コンピュータ10からVTR20へタイム
コード問合コマンド63のコマンドを発行する。 〔S12〕そのタイムコード問合コマンド63に対する
VTR20からの返答データ65を受信する。 〔S13〕コンピュータ10は、S8,S10,S12
の何れかの受信の後、割り込み状態をリセットし、次の
割り込みに備える。 〔S14〕そして、割り込み処理を終了する。
【0039】以上説明した第1の実施の形態によれば、
コンピュータ10とVTR20とを、同期信号変換回路
50を介してRS−232C通信制御線11、12で接
続し、コンピュータ10からVTR20を制御すること
を可能とする構成を、コンピュータ10に標準装備され
ているRS−232端子のみへの接続で可能としたの
で、コンピュータ10による精度の高いVTR編集を安
価で容易な構成で行うことができる。
【0040】つまり、コンピュータに標準装備されてい
るRS−232C端子を使用し、Windows系に限
って言えば、これも標準で詳細な制御まで可能なAPI
関数が用意されている現状では、最も安価で簡単にアプ
リケーション及びシステムを構成することが可能な手法
である。
【0041】特に、割り込みなどの複雑な処理が必要な
ビデオ信号に同期した制御を行う場合、RS−232C
に関してはWindowsでは標準の関数でイベントの
発生を検出することが可能なため、比較的簡単に高いパ
フォーマンスのプログラムを容易に組むことが可能であ
る。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態によるV
TRコントロールシステムを図8を参照して説明する。
図8は本発明の第2の実施の形態によるVTRコントロ
ールシステムのブロック図である。但し、この図8に示
す第2の実施の形態において図1に示した第1の実施の
形態の各部に対応する部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0043】図8に示す第2の実施の形態のVTRコン
トロールシステムの特徴は、VTR70に同期信号変換
回路71を内蔵することにより、VTR70とコンピュ
ータ10とをRS−232C通信制御線11で直接接続
した点にある。
【0044】同期信号変換回路71は、第1の実施の形
態で説明した図4に示す同期信号変換回路50から同期
分離回路52を外して構成したものである。これは、V
TR内部にはV同期信号や奇数/偶数信号が必ずどこか
に存在するため、ビデオ信号からの同期分離回路52が
不要となるからである。
【0045】このようにVTR70に同期信号変換回路
71を内蔵することによって、外部に一切変換ボックス
のような装置が必要なくなるので、コンピュータ10と
VTR70との接続が非常に簡単になる。
【0046】また、コンピュータ10のRS−232C
端子とVTR70側の信号端子との接続関係の例を図9
に示す。この図9に示すように、コンピュータ10のR
S−232C端子CD,RXD,TXD,DTR,GN
D,DSR,RTS,CTS,RIと、VTR70の信
号端子VD,TXD,RXD,DSR,GND,DT
R,CTS,RTS,O/Eとが、この順に接続されて
いる。
【0047】このように接続することによって、市販の
ストレートケーブルと呼ばれているRS−232Cケー
ブルで、VTR70にコンピュータ10を接続すること
ができる。また、コンピュータ10のRS−232C端
子のパーンナルコンピユータ側のRS一232C端子の
CD,RXD,TXD,DTR,GND,DSR,RT
S,CTS,RIの順番は変更することができないた
め、VTR70側で図9のような順番にしておくと接続
が簡単になる。
【0048】更に、図9では、CDにVDを、RIにO
/Eを割り当てているが、このCDとRIはVTR70
との通信ではほとんど使用しないため、このような割り
当てを採用している。従って、CTSやDSRに割り当
ててもよい。
【0049】以上説明した第2の実施の形態によれば、
VTR70に同期信号変換回路71を内蔵することによ
り、VTR70とコンピュータ10とをRS−232C
通信制御線11で直接接続したので、第1の実施の形態
と同様の効果を得ることができる他、外部に一切変換ボ
ックスのような装置が必要なくなるので、コンピュータ
10とVTR70との接続を非常に簡単にすることがで
きる。
【0050】次に、本発明の第3の実施の形態によるV
TRコントロールシステムを図10を参照して説明す
る。図10は本発明の第3の実施の形態によるVTRコ
ントロールシステムのブロック図である。但し、この図
10に示す第3の実施の形態において図1に示した第1
の実施の形態の各部に対応する部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0051】図10に示す第3の実施の形態のVTRコ
ントロールシステムの特徴は、RS−422の制御プロ
トコルで動作するVTR80を、コンピュータ10のR
S−232C端子に接続して、VTR80をコンピュー
タ10で制御可能とする同期信号変換回路90を設けた
点にある。
【0052】但し、コンピュータ10と同期信号変換回
路90間は、RS−232C通信制御線11で接続さ
れ、同期信号変換回路90とVTR80間は、RS−4
22通信制御線81で接続されている。
【0053】RS−422というVTRの制御プロトコ
ルでは、TXDとRXDしか使用しないため、RS−4
22からRS−232Cへの電圧レベルの変換と、図4
に示した同期信号変換回路50による同期信号の割り当
てとを、同時に行う装置を製作することで、コンピュー
タ10からRS−422制御のVTRを正確な同期タイ
ミングでコントロールすることが可能になる。
【0054】次に、図11に図10に示す同期信号変換
回路90の構成及びコンピュータ10との接続を示すブ
ロック図を示し、その説明を行う。図11に示す同期信
号変換回路90は、図10に示したVTR80からのビ
デオ信号VS、コンポジット信号CS及び複合映像信号
MSが入力される端子91と、この端子91に接続され
た同期分離回路92と、この同期分離回路92に入力側
が接続され、出力側がコンピュータ10のCTS,DS
R端子に接続されたRS−232Cドライバ93,94
とを備え、更に、コンピュータ10のTXD端子に接続
されたRS−232Cレシーバ95と、このRS−23
2Cレシーバ95に入力側が接続され、出力側がRS−
422端子97に接続されたRS−422ドライバ96
と、RS−422端子97に入力側が接続され、出力側
がRS−232Cドライバ99に接続されたRS−42
2レシーバ98と、コンピュータ10のRXD端子に接
続されたRS−232Cドライバ99とを備えて構成さ
れている。また、RS−422端子97は、VTR80
に接続されている。
【0055】このような構成において、VTR80から
のビデオ信号VSが同期信号変換回路90の端子91を
介して同期分離回路92に入力されると、ここで、V同
期信号VDと奇数/偶数信号O/Eとに分離される。
【0056】この分離されたV同期信号VDは、RS−
232Cドライバ93を介してコンピュータ10のCT
S信号の入力端子へ出力され、奇数/偶数信号O/E
は、RS−232Cドライバ94を介してコンピュータ
10のDSR信号の入力端子へ出力される。
【0057】コンピュータ10は、第1の実施の形態で
説明したAPI関数によるアプリケーションソフトウエ
アから自由にポートのコントロールを行う。これによっ
て、同期信号変換回路90で変換されたV同期信号VD
及び奇数/偶数信号O/Eにより、図5に示すように、
VTR80にタイムコード問合せやVTR制御コマンド
の発行を行う。
【0058】即ち、ODDフィールドの時にTXD端子
から、VTR80の状態の問い合わせを行う状態問合コ
マンド61、または、VTR80に対して所定の指示を
行うVTR制御コマンド62を、RS−232Cドライ
バ95、RS−422ドライバ96、及びRS−422
端子97を介してVTR80へ送出する。また、EVE
Nフィールドの時にTXD端子から、タイムコードの問
い合わせを行うタイムコード問合コマンド63を発行す
る。
【0059】そして、各コマンド61、63または62
の発行に応じたVTR80からの返答データ64,65
または66を、RS−422端子97、RS−422レ
シーバ98、及びRS−422ドライバ99を介して、
RXD端子で受信する。
【0060】つまり、コンピュータ10の通信で使用す
るTXDとRXDの経路において、VTR側では、RS
−422ドライバ96及びレシーバ98でRS−422
で規定された電圧レベルに変換して通信を行い、コンピ
ュータ10側では、RS−232Cドライバ99でRS
−232C信号の電圧レベルに変換して通信を行ってい
る。
【0061】以上説明した第3の実施の形態によれば、
RS−422規格のVTR80を、コンピュータ10の
RS−232C端子に接続可能な同期信号変換回路80
を設けたので、VTR80がRS−422規格であって
も、これをコンピュータ10の標準装備されているRS
−232C端子に接続することができ、コンピュータ1
0による精度の高いVTR編集を安価で容易な構成で行
うことができる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明したように本発明のVTRコ
ントロールシステムは、コンピュータのRS−232C
端子とビデオ装置間に、RS−232C通信制御線を介
して同期信号変換回路を接続し、この同期信号変換回路
で、ビデオ信号から水平同期信号及び奇数/偶数信号を
分離し、この分離された水平同期信号及び奇数/偶数信
号を、コンピュータのRS−232C端子における状態
入力に該当する端子へ出力し、コンピュータのRS−2
32C端子からの送信データをビデオ装置へ出力し、ビ
デオ装置からの受信データをRS−232Cへ出力する
ように構成した。これによって、コンピュータによる精
度の高いVTR編集を安価で容易な構成で行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるVTRコント
ロールシステムのブロック図である。
【図2】図1に示すコンピュータ10のRS−232C
端子の配置及びその端子ピンに割り当てられる入出力信
号を示す図である。
【図3】本実施の形態の特徴に係わる信号の仕様図であ
る。
【図4】図1に示す同期信号変換回路の構成及びコンピ
ュータとの接続を示すブロック図である。
【図5】図1に示す同期信号変換回路で変換されたV同
期信号VD及び奇数/偶数信号O/Eによりタイムコー
ド問合せやVTR制御コマンドの発行を行うための説明
用タイムチャートである。
【図6】図1に示すVTRコントロールシステムにおけ
る通常の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1に示すVTRコントロールシステムにおけ
る割り込み起動時の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】本発明の第2の実施の形態によるVTRコント
ロールシステムのブロック図である。
【図9】図8に示すコンピュータのRS−232C端子
とVTR側の信号端子との接続関係の例を示す図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施の形態によるVTRコン
トロールシステムのブロック図である。
【図11】図10に示す同期信号変換回路の構成及びコ
ンピュータとの接続を示すブロック図である。
【図12】従来のVTRコントロールシステムのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10…コンピュータ、11,12…RS−232C通信
制御線、20…VTR、30…テレビモニタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータでビデオ装置を制御し、こ
    の制御されたビデオ装置からのビデオ信号を表示手段へ
    出力するVTRコントロールシステムにおいて、 前記コンピュータのRS−232C規格のRS−232
    C端子と前記ビデオ装置間にRS−232C通信制御線
    を介して接続され、前記ビデオ信号から水平同期信号及
    び奇数/偶数信号を分離し、この分離された水平同期信
    号及び奇数/偶数信号を前記RS−232C端子におけ
    る状態入力に該当する端子へ接続し、前記RS−232
    C端子の送受信データを前記ビデオ装置に接続する同期
    信号変換手段を、 具備することを特徴とするVTRコントロールシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記同期信号変換手段は、前記ビデオ信
    号から水平同期信号及び奇数/偶数信号を分離する同期
    分離手段と、前記分離された水平同期信号及び奇数/偶
    数信号を前記RS−232C端子における状態入力に該
    当する端子へ出力するRS−232Cドライバと、前記
    コンピュータのRS−232C端子を前記ビデオ装置に
    RS−232C通信制御線を介して接続するRS−23
    2C端子とを、 具備することを特徴とする請求項1記載のVTRコント
    ロールシステム。
  3. 【請求項3】 コンピュータでビデオ装置を制御し、こ
    の制御されたビデオ装置からのビデオ信号を表示手段へ
    出力するVTRコントロールシステムにおいて、 前記ビデオ装置に、前記コンピュータのRS−232C
    規格のRS−232C端子にRS−232C通信制御線
    を介して接続され、前記ビデオ信号の水平同期信号及び
    奇数/偶数信号を前記RS−232C端子における状態
    入力に該当する端子へ接続し、前記RS−232C端子
    からの送受信データを前記ビデオ装置に接続する同期信
    号変換手段を、 具備することを特徴とするVTRコントロールシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 コンピュータでビデオ装置を制御し、こ
    の制御されたビデオ装置からのビデオ信号を表示手段へ
    出力するVTRコントロールシステムにおいて、 前記コンピュータのRS−232C規格のRS−232
    C端子にRS−232C通信制御線で接続され、前記ビ
    デオ装置とRS−422通信制御線で接続され、前記ビ
    デオ信号から水平同期信号及び奇数/偶数信号を分離
    し、この分離された水平同期信号及び奇数/偶数信号を
    前記RS−232C端子における状態入力に該当する端
    子へ接続し、前記RS−232C端子から前記ビデオ装
    置への送信データをRS−232C規格に変換し、前記
    ビデオ装置から前記RS−232C端子への受信データ
    をRS−422規格に変換する同期信号変換手段を、 具備することを特徴とするVTRコントロールシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータが、RS−232C制
    御関数プログラムによって前記水平同期信号及び奇数/
    偶数信号のタイミングを読みとり前記ビデオ装置を制御
    することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のV
    TRコントロールシステム。
  6. 【請求項6】 前記RS−232C制御関数プログラム
    が、API関数プログラムであることを特徴とする請求
    項5記載のVTRコントロールシステム。
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