JPH11232076A - バッファメモリの制御装置及び制御方法 - Google Patents

バッファメモリの制御装置及び制御方法

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JPH11232076A
JPH11232076A JP2758298A JP2758298A JPH11232076A JP H11232076 A JPH11232076 A JP H11232076A JP 2758298 A JP2758298 A JP 2758298A JP 2758298 A JP2758298 A JP 2758298A JP H11232076 A JPH11232076 A JP H11232076A
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data
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JP2758298A
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Akio Ishikawa
明雄 石川
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッファメモリの出力レートを一定にし、か
つ、キックバック動作を必要最小限に抑えながらアンダ
ーフローを防止する。 【解決手段】 連続供給判定回路8は、バッファメモリ
5の容量Sを無視した場合のデータ量を示す基本遷移関
数Buに基づいて、実際のデータ量を示すデータ遷移関
数Biを算出する。読出しコントローラ7は、データ遷
移関数Biに基づいて、バッファメモリ5の読出しを制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れたデータの編集を行う編集システムに用いて好適なバ
ッファメモリの制御装置及び制御方法に関し、特にバッ
ファリングの有効性を検証してアンダーフローを防止す
るバッファメモリの制御装置及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ディスクには、例えばMP
EG(Moving Picture Experts Group)方式等によって
圧縮符号化されたデータが記録されている。ここで、光
ディスク再生装置は、光ディスクからデータを読み出す
光学ヘッドと、読み出したデータの復号処理を行う復号
回路と、復号回路からのデータを記憶するバッファメモ
リと、光学ヘッド及びバッファメモリのデータの読出し
を制御するコントローラとを備える。復号回路は、光デ
ィスクに記録されているデータの圧縮率によって復号す
るデータ量が異なるので、一定レートのデータを出力す
ることができない。そこで、光ディスク再生装置は、か
かる入出力レートの変化を吸収するためにバッファメモ
リを備えている。
【0003】上記バッファメモリの入力レートRinは、
図14に示すように、光ディスクからデータが読み出さ
れているときは単位時間当たりのデータ量と同じであ
る。また、光ヘッドが光ディスク上で移動しているとき
は、入力レートRinが0になり、その時間はジャンプ時
間に相当する。よって、入力レートRinは、一定又は最
低レートの可変値であるものの、平均的には一定値とな
る。
【0004】また、バッファメモリの出力レートRout
は、図15に示すように、バッファメモリから出力され
るデータの単位時間当たりのデータ量を示す。すなわ
ち、出力レートRoutは、一定の値である。
【0005】そして、上記バッファメモリには、図16
に示すように、入力レートRinから出力レートRoutを
引いた入出力レートRin−Routを時間積分して得られ
たデータが蓄積される。ここで、入力レートRin>0の
ときは、常に入力レートRin>出力レートRoutとなる
ので、入出力レートRin−Routは正となり、右上がり
のグラフになる。しかし、入力レートRin=0のとき
は、右下がりのグラフになる。
【0006】ところが、バッファメモリの容量は有限で
あるので、バッファメモリに蓄積されるデータ量が0に
なるとデータの枯渇(アンダーフロー)が生じ、このと
き出力レートRoutの値を一定に維持することができな
くなる。また、バッファメモリの容量の限界にまでデー
タが蓄積されると、光ディスクからデータの読み出しを
行うことができず、バッファメモリにデータを蓄積でき
る空きができるのを待つ必要があり、このときキックバ
ック動作が行われる。キックバック動作とは、バッファ
メモリの容量の空きができるまで光ディスクのデータの
読み出しを行わず、バッファメモリに空きができてから
光ディスクのデータの読み出しを行うことをいう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、入出力デ
ータの遷移によってアンダーフローになったりキックバ
ック動作が行われるので、バッファメモリの出力レート
を常に一定にすることができない。
【0008】また、従来では、アンダーフローやオーバ
ーフローを防止するためにバッファメモリに蓄積される
データ量を監視しながらその出力レートを制御する手法
が採られていたが、かかる手法では出力レートを一定に
することができない。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みて提案さ
れたものであり、バッファメモリの出力レートを一定に
し、かつ、キックバック動作を必要最小限に抑えながら
アンダーフローを防止することができるバッファメモリ
の制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係るバッファメモリの制御装置は、有限
容量のバッファメモリに対して入力レート及び出力レー
トが一定の状態で、出力開始点から出力終了点まで連続
的にデータを出力するようにバッファメモリを制御する
バッファメモリの制御装置において、バッファメモリの
容量を無限大と仮定してバッファメモリの時間毎のデー
タ量を示す基本遷移関数を用いて、基本遷移関数の最小
値が0になるように基本遷移関数をシフトすることによ
ってバッファメモリのバッファ占有量を示すデータ遷移
関数を算出し、データ遷移関数で示される出力開始点に
おけるバッファ占有量を算出する算出手段と、バッファ
メモリに蓄積されるデータ量が算出されたバッファ占有
量以上になったときにデータを出力するようにバッファ
メモリを制御する制御手段とを備える。
【0011】本発明に係るバッファメモリの制御装置
は、有限容量のバッファメモリに対して入力レート及び
出力レートが一定の状態で、出力開始点から出力終了点
まで連続的にデータを出力するようにバッファメモリを
制御するバッファメモリの制御装置において、バッファ
メモリの容量を無限大と仮定してバッファメモリの時間
毎のデータ量を示す基本遷移関数を用いて、基本遷移関
数で示される出力終了点でのデータ量が0になるように
基本遷移関数をシフトすることによってバッファメモリ
のバッファ占有量を示すデータ遷移関数を算出し、デー
タ遷移関数のバッファ占有量が最小値かつ0未満となる
極点に対してこのバッファ占有量が0になるようにデー
タ遷移関数をシフトし、このデータ遷移関数の出力開始
点におけるバッファ占有量を算出する算出手段と、バッ
ファメモリに蓄積されるデータ量が算出されたバッファ
占有量以上になったときにデータを出力するようにバッ
ファメモリを制御する制御手段とを備える。
【0012】本発明に係るバッファメモリの制御方法
は、有限容量のバッファメモリに対して入力レート及び
出力レートが一定の状態で、出力開始点から出力終了点
まで連続的にデータを出力するようにバッファメモリを
制御するバッファメモリの制御方法において、バッファ
メモリの容量を無限大と仮定してバッファメモリの時間
毎のデータ量を示す基本遷移関数を用いて、基本遷移関
数の最小値が0になるように基本遷移関数をシフトする
ことによってバッファメモリのバッファ占有量を示すデ
ータ遷移関数を算出し、データ遷移関数で示される出力
開始点におけるバッファ占有量を算出し、バッファメモ
リに蓄積されるデータ量が算出されたバッファ占有量以
上になったときにデータを出力するようにバッファメモ
リを制御することを特徴とする。
【0013】本発明に係るバッファメモリの制御方法
は、有限容量のバッファメモリに対して入力レート及び
出力レートが一定の状態で、出力開始点から出力終了点
まで連続的にデータを出力するようにバッファメモリを
制御するバッファメモリの制御方法において、バッファ
メモリの容量を無限大と仮定してバッファメモリの時間
毎のデータ量を示す基本遷移関数を用いて、基本遷移関
数で示される出力終了点でのデータ量が0になるように
基本遷移関数をシフトすることによってバッファメモリ
のバッファ占有量を示すデータ遷移関数を算出し、デー
タ遷移関数のバッファ占有量が最小値かつ0未満となる
極点に対してこのバッファ占有量が0になるようにデー
タ遷移関数をシフトし、このデータ遷移関数の出力開始
点におけるバッファ占有量を算出し、バッファメモリに
蓄積されるデータ量が算出されたバッファ占有量以上に
なったときにデータを出力するようにバッファメモリを
制御することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0015】本発明は、例えば図1に示す構成の光ディ
スク再生装置1に適用される。上記光ディスク装置1
は、光ディスク20に記録されているデータを読み出し
たときに、有効にバッファリングが行われるかを判定す
るものである。
【0016】上記光ディスク再生装置1は、光ディスク
20に記録されたデータを読み出す光学ヘッド2と、読
み出されたデータの復号処理を行う復号回路3と、誤り
訂正処理を行うECC回路4と、誤り訂正されたデータ
を記憶するバッファメモリ5と、バッファメモリ5から
読み出されたデータをビデオ信号とオーディオ信号とに
分けるデマルチプレクサ6と、光学ヘッド2とバッファ
メモリ5のデータの読み出しを制御する読出しコントロ
ーラ7と、読み出されたデータを連続してデマルチプレ
クサ6に供給できるかを判定する連続供給判定回路8と
を備える。
【0017】読出しコントローラ7は、バッファメモリ
5からのバッファ使用状況情報に基づいてその容量の限
界までデータが蓄積されたと判定すると、キックバック
動作を行う。キックバック動作とは、バッファメモリ5
の容量の空きができるまで光ディスク20からのデータ
の読み出しを行わず、バッファメモリ5に空きができて
から光ディスク20からのデータの読み出しを行うこと
をいう。すなわち、光学ヘッド2は、通常、光ディスク
20からは所定単位(例えばECCブロック)毎にデー
タを読み出すので、バッファメモリ5に上記所定単位の
データの空きが生じないと光ディスク20から次のデー
タを読み出すことができない。そこで、読出しコントロ
ーラ7は、このとき光学ヘッド2に1トラックジャンプ
を必要に応じて繰り返し行わせて、バッファメモリ5に
データの空きが生じるのを待つ。この動作がキックバッ
クである。
【0018】ここで、バッファメモリ5の容量Sを無視
した場合のバッファメモリ5のデータ量を示す基本遷移
関数Buの一例を図2に示す。このグラフの横軸は時間
t、縦軸はバッファメモリ5を占有しているデータ量s
である。なお、入力レートRin及び出力レートRoutは
固定されており、入力レートRinは出力レートRoutよ
りも大きいものとする。また、バッファメモリ5の容量
が無限であると仮定しているので基本遷移関数Buのs
切片には意味はなく、基本遷移関数Buの傾きが重要で
ある。
【0019】例えば傾きが正(右上がり)の部分では、
バッファメモリ5にデータの入力と出力が同時に行われ
ている。入力レートRinは出力レートRoutよりも大き
いため、データの入力と出力が同時に行われているとき
は必ず傾きが正になる。傾きが負(右下がり)の部分で
は、例えばトラックジャンプが行われていることによっ
て、バッファメモリ5のデータの入力が停止し、出力の
みが行われている。
【0020】一方、バッファメモリ5の容量Sを考慮し
た場合、データ量の推移を示すデータデータ遷移関数B
iを図2に示す。図2では、データデータ遷移関数Bi
が点Aから点Bに推移したところで、バッファメモリ5
のデータ量(以下、「バッファ占有量」という。)は一
杯になっている。
【0021】このとき、読出しコントローラ7は、キッ
クバック動作を行う。一般に、キックバック動作は光デ
ィスク20に記録されている各種のパラメータによって
決定されるので、キックバック動作中のバッファ占有量
の遷移を予想することができない。
【0022】したがって、以下の説明では、キックバッ
ク動作中においては、バッファ占有量は、図2に示すよ
うに、例えばA−B−B1−B2−B3−B4−B5−
B6のように遷移するものとする。すなわち、バッファ
占有量は、データの入出力が小刻みに行われることによ
って、SkからSまでの間でランダムに変動するものと
する。
【0023】このように、キックバック動作中ではデー
タ遷移関数BiがSkからSまで推移するものとする
と、基本遷移関数Buの極点Jに相当するデータがバッ
ファメモリ5に蓄積されるのは、データ遷移関数Biが
C−D間上に到達したときである。しかし、バッファメ
モリ5のデータの最低量を保証することができればアン
ダーフローを回避することができるので、以降の説明で
は、キックバック動作中のときはデータ量はA−B1−
B3−B5−Dを推移するものとする。この場合におい
て、基本遷移関数Buの点Jに相当するデータがバッフ
ァメモリ5に蓄積されるのは、データ遷移関数Biが点
Dに到達したときになる。
【0024】つぎに、データ遷移関数Biの妥当性につ
いて説明する。すなわち、基本遷移関数Buの点Jに相
当するデータがバッファメモリ5に蓄積されるのは、デ
ータ遷移関数Biが点Dに到達したときであることの証
明を行う。図3において、バッファメモリ5の容量を無
視した場合のデータ量の推移関数をBuとし、バッファ
メモリ5の容量Sを考慮した場合のデータ量の推移関数
をBiとする。
【0025】期間t1でバッファメモリ5に蓄積された
データ量と、期間t2で蓄積されたデータ量は同じであ
る。したがって、式(1)が成立する。
【0026】 (Rin−Rout)×t1=Rout×t2 ・・・・・(1) また、データ遷移関数Biの期間xにおける入力データ
量は、基本遷移関数Buの入力データ量に等しいことか
ら、式(2)が成立する。
【0027】 Rout×x=Rin×t1 ・・・・・(2) 式(1)及び式(2)より、 x=t1+t2 となる。したがって、図3に示す点A及び点Bは一致す
る。すなわち、図2に示す基本遷移関数Buの点Jに相
当するデータがバッファメモリ5に蓄積されるのは、デ
ータ遷移関数Biが点Dに到達したときであることが証
明された。
【0028】つぎに、基本遷移関数Bu,データ遷移関
数Biの時間差について図4を用いて説明する。基本遷
移関数Buはバッファメモリ5の容量が無限であると仮
定しているので、バッファメモリ5のデータの入力が停
止するのはトラックジャンプのときだけである。一方、
データ遷移関数Biはバッファメモリ5の容量が考慮さ
れているので、データ量が一杯になってキックバック動
作が行われている間はデータの入力が停止される。推移
データ遷移関数Biにおいて、T1,T2,T3はキッ
クバック動作によってデータの入力が停止した時間を示
す。このように、キックバック動作によって消費した時
間があるので、図4に示すように、基本遷移関数Buと
データ遷移関数Biには時間的な差が生じ、基本遷移関
数Buとデータ遷移関数Biを容易に比較しにくい。そ
こで、データ遷移関数Biからキックバック動作によっ
て消費した時間(T1,T2,T3)を削除することに
よって図5に示すように、基本遷移関数Buに対するデ
ータ遷移関数Biとを示すものとする。
【0029】つぎに、基本遷移関数Bu,データ遷移関
数Biの関係の特徴について図6を用いて説明する。第
1に、基本遷移関数Buにおいて、任意の点(例えば点
Q)でバッファ占有量が一杯になったとすると、その点
と同じ高さの点(例えば点T)でもバッファ占有量は一
杯になり、かつ、点Qと点Tの間ではバッファ占有量が
一杯になることがない。但し、点Sと点Tの間ではアン
ダーフローが生じることはないものとする。
【0030】第2に、基本遷移関数Buの任意の点(例
えば点V)でバッファ占有量が一杯になった場合、デー
タ遷移関数Biでその点以前のデータ量を増やしても
(例えばs切片を点Cから点Eに上げて基本遷移関数B
uをシフトしても)、その点以降のデータ遷移関数Bi
には何ら影響が生じない。
【0031】そこで、連続供給判定回路8は、このよう
な特性を用いることによって、例えば図7に示すよう
に、バッファメモリ5の容量を無視した場合のデータ量
の基本遷移関数Bu=f(t)に基づいて、バッファメ
モリの出力レートを一定にし、かつ、キックバック動作
を必要最小限に抑えながらアンダーフローを防止するた
めのデータ遷移関数Biを求めることができる。このと
き、連続供給判定回路8は、図8に示すステップST1
以下の処理を行う。
【0032】ステップST1において、基本遷移関数B
uにおける出力開始点INから出力終了点OUTまでの
間で、バッファ占有量が最大となる点(以下、「最大バ
ッファ占有点」という。)T1を求めて、ステップST
2に進む。なお、ここにいう出力開始点INとは、基本
推移関数Bu又はデータ推移関数Biにおいてバッファ
メモリ5に蓄積されるデータの出力が開始される点をい
い、出力終了点OUTとは、バッファメモリ5に蓄積さ
れるデータの出力を終了する点をいう。
【0033】ステップST2において、基本遷移関数B
uにおける最大バッファ占有点T1から出力終了点OU
Tまでの間で、バッファ占有量が最小となる点(以下、
「最小バッファ占有点」という。)B1を求めて、ステ
ップST3に進む。
【0034】ステップST3において、最小バッファ占
有点B1におけるバッファ占有量が0になるように基本
遷移関数Buをシフトしてデータ遷移関数Biを求め、
このときの最大バッファ占有点T1のバッファ占有量S
1を求めて、ステップST4に進む。
【0035】ステップST4において、ステップST3
で求められた最大バッファ占有点T1のバッファ占有量
S1がバッファメモリ5の容量S以下であるかを判定
し、バッファ占有量S1がバッファメモリ5の容量S以
下であるときはステップST5に進み、それがバッファ
メモリ5の容量S以下でないときはデータの枯渇が生じ
るので処理を終了する。
【0036】連続供給判定回路8は、このようにステッ
プST1〜ステップST4の処理を行うことによって、
最大バッファ占有点T1から出力終了点OUTまでの間
のデータ遷移関数Biを求める。すなわち、最大バッフ
ァ占有点T1,最小バッファ占有点B1,出力終了点O
UTにおける時刻をtT1,tB1,tOUTとおくと、 Bi=f(t)−f(tB1) (tT1≦t≦tOUT) となる。このデータ遷移関数Biは、アンダーフローを
防止するための最小限の値を保証した関数であるので、
最大バッファ占有点T1でのバッファ占有量がS1(=
f(tT1)−f(tB1))以上であればアンダーフロー
は生じないことを意味している。但し、ステップST5
以下の処理によって、データ遷移関数Biが変わること
がある。
【0037】ステップST5において、出力開始点IN
から最大バッファ占有点T1まで(但し、最大バッファ
占有点T1自体は除く。)の最大バッファ占有点T2を
求めて、ステップST6に進む。
【0038】ステップST6において、最大バッファ占
有点T2から最大バッファ占有点T1までの最小バッフ
ァ占有点B2を求めて、ステップST7に進む。
【0039】ステップST7において、最小バッファ占
有点B2でのバッファ占有量が0より小さいかを判定
し、0より小さいときはステップST8に進み、0より
小さくないときはステップST9に進む。
【0040】ステップST8において、最小バッファ占
有点B2でのバッファ占有量が0になるようにデータ遷
移関数Biをシフトして、ステップST9に進む。
【0041】ステップST9において、最大バッファ占
有点T2におけるバッファ占有量S2を求めて、ステッ
プST10に進む。
【0042】ステップST10において、最大バッファ
占有点T2におけるバッファ占有量S2がバッファメモ
リ5の容量S以下であるかを判定し、バッファ占有量S
1がバッファメモリ5の容量S以下であるときはステッ
プST11に進み、それがバッファメモリ5の容量S以
下でないときはデータの枯渇が生じるので処理を終了す
る。
【0043】このように、連続供給判定回路8は、ステ
ップST5〜ステップST10の処理を行うことによっ
て、最大バッファ占有点T2から出力終了点OUTまで
の間のデータ遷移関数Biを求める。すなわち、最大バ
ッファ占有点T2,最小バッファ占有点B2における時
刻をtT2,tB2とおくと、 Bi=f(t)−f(tB2) (tT2≦t≦tOUT) となる。このデータ遷移関数Biは、アンダーフローを
防止するための最小限の値を保証した関数であるので、
最大バッファ占有点T2でのバッファ占有量がS2(=
f(tT2)−f(tB2))以上であればアンダーフロー
は生じないことを意味している。
【0044】ステップST11において、出力開始点I
Nから最大バッファ占有点T2の間についてもステップ
ST4〜ステップST10の処理を繰り返し行うことに
よって、出力開始点INから最大バッファ占有点T2の
間のデータ遷移関数Biを求め、そして、出力開始点I
Nにおけるバッファ占有量Sinを算出する。
【0045】連続供給判定回路8は、以上のようなステ
ップST1〜ステップST11の処理を行うことによっ
て、出力開始点INから出力終了点OUTまでのデータ
遷移関数Biを求めることができる。
【0046】そして、読出しコントローラ7は、連続供
給判定回路8が求めたデータ遷移関数Biに基づいて記
録ヘッド2のデータの読出しを制御する。すなわち、読
出しコントローラ7は、再生を開始して、バッファメモ
リ5からのバッファ使用状況情報に基づいてバッファ占
有量がSinになったと判定すると、バッファメモリ5の
データの出力を開始する。
【0047】したがって、読出しコントローラ7は、バ
ッファメモリ5のデータの入力レート及び出力レートは
一定であることからバッファ占有量を図7に示すデータ
遷移関数Biのように遷移させて、アンダーフローを防
止することができる。換言すると、読出しコントローラ
7は、出力開始点INにおけるバッファ占有量がSin〜
Sのときにバッファメモリ5からのデータの読出しを開
始すれば、アンダーフローを防止することができる。特
に、出力開始点INにおけるバッファ占有量がSinにな
ったときにバッファメモリ5からのデータの読出しを開
始すると、バッファ占有量は図7に示すデータ遷移関数
Biのように推移し、キックバック動作によるデータの
読出しの遅延を最も少なくすることができる。
【0048】つぎに、本発明の第2の実施の形態につい
て説明する。なお、上述した実施の形態と同じ回路につ
いては同じ符号を付し、詳細な説明は省略するものとす
る。
【0049】第2の実施の形態において、連続供給判定
回路8は、図9に示す基本遷移関数Buの極点を出力開
始点INから出力終了点OUTまでの時間を走査して、
データ遷移関数Bi−2を算出する。連続供給判定回路
8は、具体的には、図10に示すステップST21以下
の処理を行う。
【0050】ステップST21において、出力開始点I
Nにおけるバッファ占有量Sinが0になるように基本遷
移関数Buをシフトしてデータ遷移関数Bi−2を求
め、さらに最大値変数Smaxに0を代入して、ステップ
ST22に進む。
【0051】ステップST22において、基本遷移関数
Buのつぎの極点に移動して、ステップST23に進
む。
【0052】ステップST23において、この極点のバ
ッファ占有量Snが最大値変数Smaxよりも大きいとき
はその値を上記最大値変数Smaxに代入して、ステップ
ST24に進む。
【0053】ステップST24において、この極点のバ
ッファ占有量Snが0未満であるか、バッファメモリ5
の容量S以上であるか、いずれにも該当しないかを判定
する。そして、バッファ占有量Snが0未満のときはス
テップST25に進み、バッファ占有量Snが容量S以
上のときはステップST28に進み、何れにも該当しな
いときはステップST29に進む。
【0054】ステップST25において、Sinの値に|
Sn|を加算して、ステップST26に進む。
【0055】ステップST26において、バッファメモ
リ5の容量Sが上記最大値変数Smaxに|Sn|を加算
した値よりも大きいかを判定し、大きいときはステップ
ST27に進む。一方、大きくないと判定したときはデ
ータの枯渇が生じるので処理を終了する。
【0056】ステップS27において、最大値Smaxに
|Sn|を加算し、さらに、Snが0になるようにデー
タ遷移関数Bi−2をシフトして、ステップST29に
進む。
【0057】一方、ステップST24でバッファ占有量
SnがS以上であると判定したときのステップST28
において、この極点(例えば極点T2)以降の各極点の
バッファ占有量が0以上になるかを調べる。すなわち、
極点T2以降については出力開始点INにおけるバッフ
ァ占有量Sinがこれ以上増えても何等影響が生じないの
で、各極点が0以上になるか、すなわちアンダーフロー
が生じないかを調べて、処理を終了する。
【0058】また、ステップST29において、これま
で処理の対象となっていた極点が出力終了点OUTであ
るかを判定し、出力終了点OUTでないときはステップ
ST22に戻り、再生終了点OUTであるときは処理を
終了する。
【0059】したがって、連続供給判定回路8は、この
ようなステップST21〜ステップST29の処理を行
うことによって基本遷移関数Buをシフトして、実際の
データ量を示すデータ遷移関数Bi−2を求める。そし
て、このデータ遷移関数Bi−2の出力開始点INにお
けるバッファ占有量をSinを求めることができる。
【0060】これにより、読出しコントローラ7は、出
力開始点INにおけるバッファ占有量がSin〜Sのとき
にバッファメモリ5からのデータの読出しを開始すれ
ば、アンダーフローを防止することができる。特に、バ
ッファ占有量がSinのときにバッファメモリ5からのデ
ータの読出しを開始すると、バッファ占有量は図9に示
すデータ遷移関数Bi−2を推移し、キックバック動作
によるデータの読出しの遅延を最も少なくすることがで
きる。
【0061】つぎに、本発明の第3の実施の形態につい
て説明する。なお、上述した実施の形態と同じ回路につ
いては同じ符号を付し、詳細な説明は省略するものとす
る。
【0062】第3の実施の形態において、連続供給判定
回路8は、図11に示す基本遷移関数Buの極点を出力
終了点OUTから出力開始点INまでの時間を逆に走査
することによって、データ遷移関数Bi−3を算出す
る。具体的には、図12に示すステップST31以下の
処理を行う。
【0063】ステップST31において、出力終了点O
UTにおけるバッファ占有量が0になるように基本遷移
関数Buをシフトしてデータ遷移関数Bi−3を求め、
ステップST32に進む。
【0064】ステップST32において、出力終了点O
UTから時間を遡った次の極点に進んで、ステップST
33に進む。
【0065】ステップST33において、上記極点が出
力開始点INであるかを判定し、出力開始点INである
ときは処理を終了し、出力開始点INでないときはステ
ップST34に進む。
【0066】ステップST34において、上記極点にお
けるバッファ占有量が0未満であるかを判定し、0未満
であるときはステップST35に進み、0未満でないと
きはステップST36に進む。
【0067】ステップST35において、上記極点にお
けるバッファ占有量が0になるようにデータ遷移関数B
i−3をシフトし、ステップST32に戻る。なお、上
記極点(例えば極点P)におけるバッファ占有量が0に
なるようにデータ遷移関数Bi−3をシフトしたとき
に、既にチェックした極点(例えば極点Q)のバッファ
占有量が容量Sを超えても問題はない。このとき、極点
Qではキックバック動作が行われ、その後のデータ遷移
関数Bi−3には影響が生じないからである。
【0068】一方、ステップST36において、上記極
点におけるバッファ占有量がバッファメモリ5の容量よ
りも大きいかを判定し、大きいときは既にチェックした
いずれかの極点においてデータの枯渇が生じるため処理
を終了する。一方、バッファ占有量がバッファメモリ5
の容量よりも大きくないときはステップST32に戻
る。
【0069】連続供給判定回路8は、以上のようなステ
ップST31〜ステップST36の処理を繰り返し行
い、ステップST33においてチェックの対象となる極
点が出力開始点INであると判定すると、出力開始点I
Nから出力終了点OUTまでのデータ遷移関数Bi−3
を算出して、このデータ遷移関数Bi−3の出力開始点
INにおけるバッファ占有量をSinを求めることができ
る。
【0070】これにより、読出しコントローラ7は、出
力開始点INにおけるバッファ占有量がSin〜Sのとき
にバッファメモリ5からのデータの読出しを開始すれ
ば、アンダーフローを防止することができる。特に、バ
ッファ占有量がSinのときにバッファメモリ5からのデ
ータの読出しを開始すると、バッファ占有量は図9に示
すデータ遷移関数Bi−2を推移し、キックバック動作
によるデータの読出しの遅延を最も少なくすることがで
きる。
【0071】つぎに、本発明の第4の実施の形態につい
て説明する。なお、上述した実施の形態と同じ回路につ
いては同じ符号を付し、詳細な説明は省略するものとす
る。
【0072】第4の実施の形態において、連続供給判定
回路8は、複数のファイルを連続的に再生する場合にお
いては、ファイル間をジャンプするときのジャンプ時間
をバッファメモリ5から供給されるAVデータ配置情報
に基づいて計算し、出力レートとの乗算で得られるバッ
ファ占有量をファイル間に加算して解析する。
【0073】例えば図13に示すように、光ディスク2
0にファイル(タイトル)A,ファイル(タイトル)
B,ファイル(タイトル)Cのデータが記録されている
ものとする。連続供給判定回路8は、最初に、ファイル
Cの基本遷移関数Bu−Cに基づいて、第3の実施の形
態と同様の手法でファイルCのデータ遷移関数Bi−C
を算出する。
【0074】連続供給判定回路8は、つぎに、ファイル
Bの出力終了点OUTからファイルCの出力開始点IN
までにおけるバッファ占有量の減少分V23を計算する。
具体的には、光ディスク20から読み出したAVデータ
配置情報に基づいてジャンプ時間を計算し、このジャン
プ時間と出力レートを乗算することによってバッファ占
有量の減少分V23を計算する。
【0075】そして、連続供給判定回路8は、データ遷
移関数Bi−Cの出力開始点INのバッファ占有量に上
記減少分V23を加算し、これをデータ遷移関数Bi−B
の出力終了点OUTとする。そして、ファイルBの基本
遷移関数Bu−Bに基づいて第3の実施の形態と同様の
手法でファイルBのデータ遷移関数Bi−Bを算出す
る。なお、ファイルBのデータ遷移関数Bi−Bがシフ
トする場合は、それに応じてファイルCのデータ遷移関
数Bi−Cもシフトさせる必要がある。
【0076】データ遷移関数Bi−Bの算出後、連続供
給判定回路8は、ファイルAの出力終了点OUTからフ
ァイルBの出力開始点INまでにおけるバッファ占有量
の減少分V12を計算する。上記減少分V12は、減少分V
23と同様にして算出する。そして、データ遷移関数Bi
−Bの出力開始点INのバッファ占有量に上記減少分V
12を加算して、これをデータ遷移関数Bi−Aの出力終
了点OUTとする。さらに、ファイルAの基本遷移関数
Bu−Aに基づいて第3の実施の形態と同様の手法でフ
ァイルAのデータ遷移関数Bi−Aを算出する。そし
て、このデータ遷移関数Bi−Aの出力開始点INにお
けるバッファ占有量をSinを求めることができる。
【0077】以上の処理を行うことによって、連続供給
判定回路8は、複数のファイルを連続して再生する場合
に好適なデータ遷移関数Bi−A,Bi−B,Bi−C
を算出することができる。
【0078】これにより、読出しコントローラ7は、出
力開始点INにおけるバッファ占有量がSin〜Sのとき
にバッファメモリ5からのデータの読出しを開始すれ
ば、アンダーフローを防止することができる。特に、バ
ッファ占有量がSinのときにバッファメモリ5からのデ
ータの読出しを開始すると、バッファ占有量は図13に
示すデータ遷移関数Bi−A,Bi−B,Bi−Cを推
移し、キックバック動作によるデータの読出しの遅延を
最も少なくすることができる。これにより、複数のファ
イルを連続的に再生する場合であっても、アンダーフロ
ーによるバッファメモリ5の破綻を防止することができ
る。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るバッファメモリの制御装置及び制御方法によれば、基
本遷移関数の最小値が0になるように基本遷移関数をシ
フトすることによってバッファメモリのデータの推移を
示すデータ遷移関数を算出し、バッファメモリに蓄積さ
れるデータがデータ遷移関数の初期値以上になったとき
にこのデータを出力するようにバッファメモリを制御す
ることによって、アンダーフローが生じないようにバッ
ファメモリに蓄積されるデータを制御することができ
る。
【0080】また、本発明に係るバッファメモリの制御
装置及び制御方法によれば、基本遷移関数の再生終了点
のバッファ占有量が0になるように基本遷移関数をシフ
トすることによってデータ遷移関数を算出し、データ遷
移関数のバッファ占有量が最小値かつ0未満となる極点
に対して、このバッファ占有量が0になるようにデータ
遷移関数をシフトし、バッファメモリに蓄積されるデー
タがデータ遷移関数の初期値以上になったときにこのデ
ータを出力するようにバッファメモリを制御することに
よって、アンダーフローが生じないようにバッファメモ
リに蓄積されるデータを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した再生装置の具体的な構成を示
すブロック図である。
【図2】上記再生装置のバッファメモリの容量を無視し
た場合の基本遷移関数Bu及び考慮した場合のデータ遷
移関数Biを示す図である。
【図3】基本遷移関数Buの関係とデータ遷移関数Bi
との関係が妥当である証明をするための図である。
【図4】基本遷移関数Buとデータ遷移関数Biに時間
的な差が生じるときの状態を説明する図である。
【図5】データ遷移関数Biからキックバック動作によ
って消費した時間を削除したときの図である。
【図6】基本遷移関数Bu,データ遷移関数Biの関係
の特徴を説明する図である。
【図7】基本遷移関数Buに基づいてデータ遷移関数B
iを求めるときの説明図である。
【図8】上記再生装置の連続供給判定回路がデータ遷移
関数Biを求める処理動作を説明するフローチャートで
ある。
【図9】基本遷移関数Buに基づいてデータ遷移関数B
i−2を求めるときの説明図である。
【図10】上記連続供給判定回路がデータ遷移関数Bi
−2を求める処理動作を説明するフローチャートであ
る。
【図11】基本遷移関数Buに基づいてデータ遷移関数
Bi−3を求めるときの説明図である。
【図12】上記連続供給判定回路がデータ遷移関数Bi
−3を求める処理動作を説明するフローチャートであ
る。
【図13】光ディスクにファイルA,ファイルB,ファ
イルCのデータが記録されているときのデータ遷移関数
Bi−A,Bi−B,Bi−Cの算出を説明する図であ
る。
【図14】バッファメモリの入力レートRinを説明する
図である。
【図15】バッファメモリの出力レートRoutを説明す
る図である。
【図16】バッファメモリのデータ蓄積量を説明する図
である。
【符号の説明】
2 光学ピックアップ、5 バッファメモリ、7 読出
しコントローラ、8連続供給判定回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有限容量のバッファメモリに対して入力
    レート及び出力レートが一定の状態で、出力開始点から
    出力終了点まで連続的にデータを出力するように上記バ
    ッファメモリを制御するバッファメモリの制御装置にお
    いて、 上記バッファメモリの容量を無限大と仮定して上記バッ
    ファメモリの時間毎のデータ量を示す基本遷移関数を用
    いて、上記基本遷移関数の最小値が0になるように上記
    基本遷移関数をシフトすることによって上記バッファメ
    モリのバッファ占有量を示すデータ遷移関数を算出し、
    上記データ遷移関数で示される出力開始点におけるバッ
    ファ占有量を算出する算出手段と、 上記バッファメモリに蓄積されるデータ量が上記算出さ
    れたバッファ占有量以上になったときにデータを出力す
    るように上記バッファメモリを制御する制御手段とを備
    えることを特徴とするバッファメモリの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記算出手段は、上記基本遷移関数の最
    小値が0になるように上記基本遷移関数をシフトしたと
    きに、上記最小値よりも時間的に前の極点におけるバッ
    ファ占有量がバッファメモリの容量を超えるかを判定
    し、上記容量を超えたと判定したときは上記データ遷移
    関数の算出を停止することを特徴とする請求項1記載の
    バッファメモリの制御装置。
  3. 【請求項3】 有限容量のバッファメモリに対して入力
    レート及び出力レートが一定の状態で、出力開始点から
    出力終了点まで連続的にデータを出力するように上記バ
    ッファメモリを制御するバッファメモリの制御装置にお
    いて、 上記バッファメモリの容量を無限大と仮定して上記バッ
    ファメモリの時間毎のデータ量を示す基本遷移関数を用
    いて、上記基本遷移関数で示される出力終了点でのデー
    タ量が0になるように上記基本遷移関数をシフトするこ
    とによって上記バッファメモリのバッファ占有量を示す
    データ遷移関数を算出し、上記データ遷移関数のバッフ
    ァ占有量が最小値かつ0未満となる極点に対してこのバ
    ッファ占有量が0になるように上記データ遷移関数をシ
    フトし、このデータ遷移関数の出力開始点におけるバッ
    ファ占有量を算出する算出手段と、 上記バッファメモリに蓄積されるデータ量が上記算出さ
    れたバッファ占有量以上になったときにデータを出力す
    るように上記バッファメモリを制御する制御手段とを備
    えることを特徴とするバッファメモリの制御装置。
  4. 【請求項4】 上記算出手段は、上記データ遷移関数の
    バッファ占有量が最小値かつ0未満となる極点に対して
    このバッファ占有量が0になるように上記データ遷移関
    数をシフトしたときに、バッファ占有量が0になった極
    点より時間的に前の極点におけるバッファ占有量がバッ
    ファメモリの容量を超えるかを判定し、上記容量を超え
    たと判定したときは上記データ遷移関数の算出を停止す
    ることを特徴とする請求項3記載のバッファメモリの制
    御装置。
  5. 【請求項5】 有限容量のバッファメモリに対して入力
    レート及び出力レートが一定の状態で、出力開始点から
    出力終了点まで連続的にデータを出力するように上記バ
    ッファメモリを制御するバッファメモリの制御方法にお
    いて、 上記バッファメモリの容量を無限大と仮定して上記バッ
    ファメモリの時間毎のデータ量を示す基本遷移関数を用
    いて、上記基本遷移関数の最小値が0になるように上記
    基本遷移関数をシフトすることによって上記バッファメ
    モリのバッファ占有量を示すデータ遷移関数を算出し、 上記データ遷移関数で示される出力開始点におけるバッ
    ファ占有量を算出し、 上記バッファメモリに蓄積されるデータ量が上記算出さ
    れたバッファ占有量以上になったときにデータを出力す
    るように上記バッファメモリを制御することを特徴とす
    るバッファメモリの制御方法。
  6. 【請求項6】 上記基本遷移関数の最小値が0になるよ
    うに上記基本遷移関数をシフトしたときに、上記最小値
    よりも時間的に前の極点におけるバッファ占有量がバッ
    ファメモリの容量を超えるかを判定し、 上記容量を超えたと判定したときは上記データ遷移関数
    の算出を停止することを特徴とする請求項5記載のバッ
    ファメモリの制御方法。
  7. 【請求項7】 有限容量のバッファメモリに対して入力
    レート及び出力レートが一定の状態で、出力開始点から
    出力終了点まで連続的にデータを出力するように上記バ
    ッファメモリを制御するバッファメモリの制御方法にお
    いて、 上記バッファメモリの容量を無限大と仮定して上記バッ
    ファメモリの時間毎のデータ量を示す基本遷移関数を用
    いて、上記基本遷移関数で示される出力終了点でのデー
    タ量が0になるように上記基本遷移関数をシフトするこ
    とによって上記バッファメモリのバッファ占有量を示す
    データ遷移関数を算出し、 上記データ遷移関数のバッファ占有量が最小値かつ0未
    満となる極点に対してこのバッファ占有量が0になるよ
    うに上記データ遷移関数をシフトし、このデータ遷移関
    数の出力開始点におけるバッファ占有量を算出し、 上記バッファメモリに蓄積されるデータ量が上記算出さ
    れたバッファ占有量以上になったときにデータを出力す
    るように上記バッファメモリを制御することを特徴とす
    るバッファメモリの制御方法。
  8. 【請求項8】 上記データ遷移関数のバッファ占有量が
    最小値かつ0未満となる極点に対してこのバッファ占有
    量が0になるように上記データ遷移関数をシフトしたと
    きに、バッファ占有量が0になった極点より時間的に前
    の極点におけるバッファ占有量がバッファメモリの容量
    を超えるかを判定し、 上記容量を超えたと判定したときは上記データ遷移関数
    の算出を停止することを特徴とする請求項7記載のバッ
    ファメモリの制御方法。
JP2758298A 1998-02-09 1998-02-09 バッファメモリの制御装置及び制御方法 Withdrawn JPH11232076A (ja)

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