JPH11215546A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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JPH11215546A
JPH11215546A JP10030656A JP3065698A JPH11215546A JP H11215546 A JPH11215546 A JP H11215546A JP 10030656 A JP10030656 A JP 10030656A JP 3065698 A JP3065698 A JP 3065698A JP H11215546 A JPH11215546 A JP H11215546A
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JP
Japan
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base station
function
control center
base stations
sub
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JP10030656A
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English (en)
Inventor
Daiki Sugimoto
大樹 杉本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 従来、基地局が所持していた、通信機能
4を基地局制御センタ1に置き換え、無線機能5のみ有
する基地局PA−1〜PA−Nと、基地局と同様の機能
を有する、小型のサブ基地局とを備え、このサブ基地局
を、基地局が受け持つ無線サービスエリア内の、電界強
度の弱い部分に配置する。 【効果】 基地局PA−1〜PA−Nを中心にした無線
サービスエリア内で、電波障害のある場所を予め調査し
て、サブ基地局SP−1〜SP−nを適宜配備し、送電
電力を増大することなく、電波障害を補正することが可
能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムのシステム構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年電気通信技術の発展に伴って、多種
多用な情報通信システムが登場し、普及拡大を続けてい
る。急激な普及拡大を続けているものの1つとして、移
動体通信システムを挙げることができる。中でも、携帯
電話の普及拡大は、注目に値する。特に都市部での発展
が急激である。しかし、都市部には、大型ビルディング
を初めとする電波障害物が多数存在する。従って、この
電波障害物による、通信品質の低下を避けることが、急
務であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、以下に記すような解決すべき課題が
残されていた。上記、電波障害物の陰になる部分では、
電界強度が低下してしまう。この電界強度の低下に伴
う、通信品質の低下を避けるために、基地局に対して送
信電力の増大が求められている。ところが、送信電力の
増大には、他の弊害が伴うため、簡単に実施することは
難しい。そこで、送信電力の増大を伴わない解決策が求
められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成1〉回線交換を行う交換機能、下りリンクでは、
システム中で伝送されるべき信号を、符号化、拡散し、
上りリンクでは、逆拡散、復号化する通信機能、全ての
機能を制御する統括機能とを有する、基地局制御センタ
と、この基地局制御センタに接続して、下りリンクで
は、上記通信機能によって拡散された信号を、特定の周
波数のキャリアで変調し、更に電磁波に変換して移動端
末に転送し、上りリンクでは移動端末から転送されてく
る電磁波による信号を伝送信号に変換し、復調して上記
基地局制御センタに転送する無線機能を有する、基地局
と、上記基地局制御センタに接続し、上記基地局と同様
な機能を有し、かつ小型の、サブ基地局とを備え、この
サブ基地局を上記基地局が受け持つ無線サービスエリア
内の、電界強度の弱い部分に配置したことを特徴とする
移動体通信システム。
【0005】〈構成2〉構成1による移動体通信システ
ムにおいて、基地局制御センタと基地局の間、及び基地
局制御センタとサブ基地局の間の接続に、光ファイバケ
ーブルを用いたことを特徴とする移動体通信システム。
【0006】〈構成3〉構成1または、構成2による移
動体通信システムにおいて、基地局制御センタに分配変
換機能を備え、同一回線の信号を複数の近隣基地局に同
時に伝送可能にしたことを特徴とする移動体通信システ
ム。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。図1は、具体例1の基本シス
テム構成図である。具体例1の基本システムを説明する
前に本発明の構成を明確にするために、比較例を挙げ
て、その構成について説明する。
【0008】(比較例の基本システムの概要)図2は、
比較例の基本システム構成図である。比較例の基本シス
テムは、統括局7を頂点にして、複数の基地局B−1〜
B−Nと、複数の移動端末MB−1〜MB−nと、から
構成されている。統括局7は、既存通信網20と接続し
て、伝送すべき信号を送受信して、配下の基地局との間
で回線接続を行う交換機能8と、システム全体を制御す
る統括機能9を備えている部分である。統括機能とは、
例えば、移動端末MB−1がハンドオーバする時等に、
その動作を統括する機能である。ここでハンドオーバと
は、移動端末が、ある無線サービスエリアの中で交信中
に、交信を中断することなく、他の無線サービスエリア
へ移動することである。
【0009】基地局B−1は、統括局7と有線で接続
し、統括局7から移動端末MB−1〜MB−nに向かう
伝送信号の転送(以後下りリンクと記す)では、伝送信
号を符号化し、拡散する。ここで符号化とは、伝送効率
をあげるために、伝送信号のbit数を圧縮し、更に伝
送路中の誤りを受信側で訂正できるように、例えば畳み
込み処理等の特種な処理をすることである。また、拡散
とは、移動端末MB−1〜MB−n毎に予め定めてある
PN符号で伝送信号を変調することである。この変調に
よって、出力にはPN符号のbitレートに相当する周
波数間隔で多数の搬送波が発生する。従って、伝送信号
は、これら多数の搬送波で変調されるため、送信波の電
力スペクトラムは、広い周波数帯に拡散される。受信側
では、送信側と逆の操作によって元の伝送信号に復調す
る。この際、復調に使うPN符号は、送信時に使ったP
N符号と同一でなければならない。
【0010】更に特定の周波数のキャリアをこの拡散し
た信号でディジタル変調する。この信号を電磁波に変換
して、アンテナを通して移動端末MB−1〜MB−nに
転送する。また、移動端末MB−1〜MB−nから統括
局7に向かう転送(以後上りリンクと記す)では、移動
端末MB−1〜MB−nから電磁波に変換して転送され
てくる信号をアンテナで受信して、ディジタル復調、逆
拡散、復号化して統括局へ転送する部分である。ここで
符号化、復号化する機能と、拡散、逆拡散、する機能を
合わせて通信機能4と定義する。また、特定の周波数の
キャリアを拡散した信号でディジタル変調、復調した
り、この信号を電磁波に変換して移動端末MB−1〜M
B−nと交信する機能を無線機能5と定義する。更に、
ここでは、基地局B−1のみについて説明したが、基地
局B−2〜B−Nも全く同様である。
【0011】移動端末MB−1は、利用者が直接接触す
る端末であり、例えば携帯電話機である。基地局B−1
とアンテナを通して無線で交信する部分でもある。下り
リンクでは、基地局B−1から転送されてくる信号をア
ンテナで受信して、復調、逆拡散、復号化した後、電気
音響変換して利用者の耳に伝える。上りリンクでは、利
用者の音声を音響電気変換し、符号化、拡散した後、電
磁波に変換して、アンテナから基地局PA−1に向けて
放射する。基地局B−1と同様に通信機能4と、無線機
能5を備え、更に音響機能10を備えている。
【0012】以上、比較例の基本システムの概要を説明
したので、次に問題点について説明する。基地局B−1
が自己の無線サービスエリアに電磁波を放射する時に、
無線サービスエリア内に何の電波障害物も無ければ、等
電界強度線6は基地局B−1を中心にして同心円状に広
がる。ところが、図のように障害物A、障害物B、があ
ったとする。この時、電磁波は遮られ、図に示すように
等電界強度線6は、電波障害物の陰に大きな凹部を示
す。従って、この凹部に位置する移動端末MB−2の通
信品質は大きく劣化する。この通信品質を改善するため
に、送信電力の増大が求められる。
【0013】ところが、送信電力を増大すると、基地局
B−1の電力消費量が増大するのは基より、無線サービ
スエリアが大きくなり、エリア面積に対するチャネル数
の減少をもたらす等、その他の弊害が発生する。そこ
で、送信電力の増大を伴わずに電波障害物の影響を低減
することが具体例1の目的である。
【0014】〈具体例1の構成〉図1に戻って具体例1
の基本システムについて説明する。図より、具体例1の
基本システムは、基地局制御センタ1を頂点にして、複
数の基地局PA−1〜PA−Nと、複数の移動端末MA
−1〜MA−nと、複数のサブ基地局SP−1〜SP−
Mとを備える。
【0015】基地局制御センタ1は、既存通信網20と
接続して、伝送信号を送受信して配下の基地局との間の
回線接続を行う交換機能2と、システム全体を制御する
統括機能3と、通信機能4を備えている部分である。こ
こで通信機能4は上記比較例で記した、基地局B−1
(図2)が所持していた通信機能4をそっくり、基地局
B−1(図2)から、基地局制御センタ1へ置き換えた
ものである。従って、基地局PA−1〜PA−Nまでに
それぞれ対応するN個所持する。この通信機能4には、
光電変換機能を備えている。
【0016】基地局PA−1は、基地局制御センタ1と
光ファイバケーブルC1で接続する。この接続部に光電
変換機能を備えている。更に自己を中心として無線サー
ビスエリアを構成して、そのエリア内に位置する、複数
の移動端末MA−1〜MA−nと無線で交信する部分で
ある。比較例では、基地局B−1(図2)が所持してい
た、符号復号化、拡散、逆拡散等のいわゆる通信機能4
をそっくり上記基地局制御センタ1に置き換えた。従っ
て、無線機能5のみを備えている部分である。ここで
は、基地局PA−1のみについて説明したが、基地局P
A−2〜PA−Nも全く同様である。
【0017】サブ基地局SP−1は、基地局PA−1と
同様の機能を所持するが、その送信電力が小さい、小型
の基地局である。基地局制御センタ1と光ファイバケー
ブルC2で接続する。更に障害物Aの近傍に位置して、
自己を中心とした局地的で小形の無線サービスエリアを
構成する。つまり障害物Aの陰に発生している等電界強
度線6の凹部を、自己の放射する電磁波による等電界強
度線6Aによって補正する部分である。更に、そのエリ
ア内に位置する、移動端末MA−2と無線で交信する部
分である。ここでは、サブ基地局SP−1のみについて
説明したが、サブ基地局SP−2〜SP−Nも全く同様
である。
【0018】〈具体例1の動作〉今仮に、利用者が移動
端末MA−2を用いて、図1に記してない他のシステム
に所属する、他の利用者と既存通信網20を介して交信
していると仮定する。下りリンクについて説明する。既
存通信網20を介して、基地局制御センタ1に転送され
てきた伝送信号は、交換機能2及び統括機能3によっ
て、既に、呼設定時に確立されている通話チャネルに乗
って基地局PA−1に向かう。まず、基地局制御センタ
1に備える、通信機能4によって、符号化され更に着信
先の移動端末MA−2に特定したPN符号によって拡散
される。この拡散された信号は、光電変換機能によって
光信号に変換され、光ファイバケーブルC1を通って基
地局PA−1に転送される。同時に光ファイバケーブル
C1の途中で分岐された光ファイバケーブルC2を通っ
てサブ基地局SP−1に転送される。
【0019】この転送されてきた光信号は、基地局PA
−1及び、サブ基地局SP−1で、それぞれ電気信号に
変換される。更に増幅され、電磁波に変換されて、アン
テナを通って無線サービスエリア内に放射される。今、
移動端末MA−2が図1に示すように障害物Aの陰に位
置していたと仮定する。この位置は、等電界強度線6の
凹部に属する。従って移動端末MA−2は、基地局PA
−1が放射する電磁波を受信しにくい状態にある。とこ
ろが、近傍にサブ基地局SP−1が存在する。移動端末
MA−2は、このサブ基地局SP−1が放射する電磁波
を受信することが可能になる。
【0020】この時、移動端末MA−2が、基地局PA
−1が放射する電磁波と、サブ基地局SP−1が放射す
る電磁波の双方を受信したとしても、双方の電磁波によ
って転送されてくる伝送信号は、全く同一の信号なので
容易にレイク受信可能である。ここでレイク受信とは、
異なる経路を通ってきた信号を、その経路差による遅延
時間差等を調整して、加算して受信することである。上
りリンクの場合は、上記の説明と全く逆になる。即ち、
基地局PA−1は、移動端末MA−1が放射する電磁波
を受信しにくいが、基地局PA−1に代ってサブ基地局
SP−1が受信するため、正常な交信が可能になる。
【0021】以上の説明は、障害物Aの陰に位置する移
動端末MA−2について説明したが、次に障害物A、B
から離れた移動端末MA−1と基地局PA−1との交信
を想定する。移動端末MA−1と、基地局PA−1は、
お互いが放射する電磁波を正常に受信することが可能で
ある。従ってサブ基地局SP−1が放射する電磁波を受
信すること、及び、サブ基地局SP−1に向けて、電磁
波を放射する必要は無くなる。
【0022】以上の説明は、障害物Aが、ビルディング
の陰、ビルディングの谷間、ビルディングの中、あるい
は、地下街等、電界強度の低下をもたらす障害物の全て
の場合に適応する。また、基地局制御センタ1、基地局
PA−1、サブ基地局SP−1を光ファイバケーブルC
1、C2で接続したが、必ずしも光ファイバケーブルに
限るものではない。高周波特性のよいケーブルであれば
メタルケーブルでもよい。
【0023】更に、基地局PA−1(図1)、サブ基地
局SP−1,SP−2(図1)は、無線機能5の全てを
備える構成について説明したが、本発明はこの構成に限
定されるものではない。即ち、この無線機能5を高周波
帯への変換機能、及び高周波増幅機能に分割して、この
高周波帯への変換機能を基地局制御センタに備え、基地
局PA−1(図1)、サブ基地局SP−1,SP−2
(図1)には、増幅機能のみ備える構成も可能である。
【0024】〈具体例1の効果〉従来、基地局が所持し
ていた、通信機能を基地局制御センタ1に置き換えたこ
とによって以下の効果を得た。 1、基地局PA−1〜PA−Nの機能が無線機能5のみ
になり、構成が単純、廉価になったため、基地局にプラ
スしてサブ基地局SP−1〜SP−nを備えることが容
易になった。 2、その結果、基地局を中心にした無線サービスエリア
内の、電波障害を予め調査して、サブ基地局を適宜配備
して、送信電力を増大することなく電波障害を補正する
ことが可能になった。
【0025】更に、基地局制御センタ1、基地局PA−
1〜PA−N、サブ基地局SP−1〜SP−n間の接続
に光ファイバケーブルを用いることによって以下の効果
を得た。 3、光ファイバケーブルは、伝送帯域が広いことから、
基地局制御センタ1で無線周波数帯に周波数変換した信
号を転送できるため、基地局PA−1〜PA−N、サブ
基地局SP−1〜SP−nは、周波数変換すら、実行す
る必要がなくなり、より一層構成が単純、廉価になっ
た。 4、光分岐結合器を用いることによって、サブ基地局S
P−1〜SP−nの増設が容易かつ、廉価になった。
【0026】〈具体例2の構成〉図3は、具体例2のシ
ステム構成図である。具体例1との差異のみについて説
明する。図より、具体例2によるシステムは、基地局制
御センタ11を頂点にして、複数の基地局PA−1〜P
A−Nと、複数の移動端末MA−1〜MA−nと、複数
のサブ基地局SP−1〜SP−Mと、分岐結合器T1と
を備える。基地局制御センタ11は、具体例1による機
能、交換機能2と、統括機能3と、通信機能4に加え
て、分配変換機能12を備える。分配変換機能12は、
発呼要求によって確立され、基地局制御センタ11と特
定された基地局PA−1(仮にPA−1と仮定する)を
接続する回線の途中から、伝送信号を他の基地局(必要
に応じてPA−2〜PA−N)に分配する機能である。
【0027】その機能の説明図を図3(b)に示す。通
信機能4を通って入力PA−INに転送されてきた伝送
信号を統括機能3の制御に従って1又は複数の基地局P
A−1〜PA−Nに分配する。この時、同時に統括機能
3の制御に従って減衰器AT−1〜AT−Nを制御して
出力を制御する。複数の基地局PA−1〜PA−Nと、
複数の移動端末MA−1〜MA−nと、複数のサブ基地
局SP−1〜SP−Mは、具体例1と同様である。分岐
結合器T1は、基地局制御センタ11と基地局PA−1
〜PA−Nまたは、サブ基地局SP−1〜SP−Mの間
に位置して、伝送信号を分岐結合する部分である。
【0028】〈具体例2の動作〉具体例2の動作につい
て、1例としてハンドオーバについて説明する。ここで
ハンドオーバとは、移動端末MA−1〜MA−nが、特
定の基地局PA−1〜PA−Nと、その各々の基地局の
無線サービスエリアE−1〜E−N内で交信中に交信を
中断することなく、移動して他の無線サービスエリア内
に入り、交信基地局を変更することである。今仮に、図
3(a)上の移動端末MA−1が、無線サービスエリア
E−1内で基地局PA−1と交信中であるが、無線サー
ビスエリアE−3に向かって移動中である、と仮定す
る。以下に、経時的な段階毎(S−1〜)に説明する。
【0029】S−1.移動端末MA−1が無線サービス
エリアE−1から無線サービスエリアE−3に向かって
移動中、基地局PA−1及び近隣の基地局PA−2、基
地局PA−3から制御チャネルに乗って転送されてくる
パイロット信号を受信する。このパイロット信号に基づ
いて、基地局制御センタ11に向けて、ハンドオーバメ
ッセージを送信する。
【0030】S−2.ハンドオーバメッセージを受信し
た基地局制御センタ11の統括機能3は、移動端末MA
−1が移動中であることを感知して監視を開始する。 S−3.統括機能3は、移動端末MA−1が無線サービ
スエリアE−1と、無線サービスエリアE−3の境界に
近づいたことを感知する。その時、統括機能3は分配変
換機能12−1を制御して、通信機能4−1から基地局
PA−1へ転送している伝送信号の一部を分配して基地
局PA−3へも転送する。
【0031】S−4.移動端末MA−1は、基地局PA
−1と基地局PA−3の双方から伝送信号を受信する。
この信号は全く同じ信号なので、容易にレイク受信可能
である。 S−5.移動端末MA−1が無線サービスエリアE−3
に移動を完了すると、ハンドオーバメッセージの監視を
続けている統括機能3は、移動完了を感知する。その
時、統括機能3は、交換機能2と共同で、基地局制御セ
ンタ11から基地局PA−1経由で移動端末MA−1に
至る通話チャネルを基地局PA−3経由に変更する。以
後、移動端末MA−1は、通信機能4−3、基地局PA
−3経由で交信することになる。
【0032】以上の動作中、説明を簡単にするため、S
−3で、通信機能4−1から基地局PA−1へ転送して
いる伝送信号の一部を分配して基地局PA−3へも転送
する、としたが、分配すべき基地局を基地局PA−3の
みに限る必要はない。同時に他の近隣基地局、例えば、
PA−2に分配することも可能である。更に、この時、
統括機能3の制御によって、その分配比も自由に変換す
ることが可能である。また、サブ基地局SP−1〜SP
−Mを無線サービスエリアの境界上に配置することも可
能である。
【0033】なお、以上の説明では、説明の都合上、移
動端末の移動動作に限定して説明したが、本発明の効果
は移動動作にのみ及ぶものではない。即ち、エリアの境
界近傍に位置する停止中の移動端末、及び固定端末は、
複数エリアからの電波を受信することによって、楽にレ
イク受信することが可能になる。
【0034】〈具体例2の効果〉具体例1の構成に加え
て、基地局制御センタ11に、分配変換機能12を備え
ることにより、以下の効果を得た。 1.移動端末MA−1〜MA−nは、ハンドオーバする
時に、自己が現在交信中の伝送信号と全く同一の信号を
移動先の基地局及び近隣基地局から受信することができ
る。 2.その結果、レイク受信が容易になり、より確実なハ
ンドオーバが可能になった。
【0000】3.エリア境界近傍に位置する停止中の移
動端末及び固定端末は、複数エリアからの電波を受信す
ることによって、楽にレイク受信することが可能にな
る。その結果、固定端末をエリア近傍に配置することも
可能になり、エリアの端末収容能力が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の基本システム構成図である。
【図2】比較例の基本システム構成図である。
【図3】具体例2のシステム構成図である
【符号の説明】
1 基地局制御センタ 2 交換機能 3 統括機能 4 通信機能 5 無線機能 6 等電界強度線 6A 等電界強度線 10 音響機能 20 既存通信網 C1〜C3 光ファイバケーブル MA−1〜MA−n 移動端末 PA−1〜PA−5 基地局 SP−1〜SP−2 サブ基地局

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線交換を行う交換機能、 下りリンクでは、システム中で伝送されるべき信号を、
    符号化、拡散し、上りリンクでは、逆拡散、復号化する
    通信機能、 全ての機能を制御する統括機能とを有する、基地局制御
    センタと、 この基地局制御センタに接続して、下りリンクでは、前
    記通信機能によって拡散された信号を、特定の周波数の
    キャリアで変調し、更に電磁波に変換して移動端末に転
    送し、上りリンクでは移動端末から転送されてくる電磁
    波による信号を伝送信号に変換し、復調して前記基地局
    制御センタに転送する無線機能を有する、基地局と、 前記基地局制御センタに接続し、前記基地局と同様な機
    能を有し、かつ小型の、サブ基地局とを備え、 このサブ基地局を前記基地局が受け持つ無線サービスエ
    リア内の、電界強度の弱い部分に配置したことを特徴と
    する移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1による移動体通信システムにお
    いて、 基地局制御センタと基地局の間、及び基地局制御センタ
    とサブ基地局の間の接続に、光ファイバケーブルを用い
    たことを特徴とする移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または、請求項2による移動体
    通信システムにおいて、 基地局制御センタに分配変換機能を備え、 同一回線の信号を複数の近隣基地局に同時に伝送可能に
    したことを特徴とする移動体通信システム。
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