JPH11215351A - 画像処理装置および画像処理システム - Google Patents

画像処理装置および画像処理システム

Info

Publication number
JPH11215351A
JPH11215351A JP10011209A JP1120998A JPH11215351A JP H11215351 A JPH11215351 A JP H11215351A JP 10011209 A JP10011209 A JP 10011209A JP 1120998 A JP1120998 A JP 1120998A JP H11215351 A JPH11215351 A JP H11215351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
input
image processing
image
public key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10011209A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Namigata
健 波潟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10011209A priority Critical patent/JPH11215351A/ja
Publication of JPH11215351A publication Critical patent/JPH11215351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一目で文書の内容は分かるが複写行為自体は
禁止するというような程度の軽いセキュリティを実現す
る。 【解決手段】 非対称公開鍵暗号方式に基づく公開鍵
を、複写動作時に紙媒体上に人間の視覚には目立ちにく
い形で埋め込む暗号鍵画像生成部110を設けることに
より、複写物を見ること自体はできるが、その複写物を
さらに複写しようとする際には、埋め込まれた公開鍵に
対応する秘密鍵がなければ複写することができないす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置および
画像処理システムに関し、特に、非対称暗号鍵方式を利
用して複写行為を制限するように構成した複写機および
複写機システムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、社内の機密文書やプライバシーに
係る文書など、内容が漏洩しては困るドキュメント等に
対して不正な複写行為に対するセキュリティをかける技
術開発が盛んになってきている。それには様々な方法が
あるが、代表的なものとして、特開平6−141192
号公報のように複写内容を暗号化するものなどが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の技術の場合、正当に文書を利用できる者であっても、
暗号化された文書は一旦復号化しなければ内容が分から
ないという問題があった。また、復号化した文書は再度
複写可能となるので、第三者が不正な複写を行うことも
可能になってしまうという問題もあった。さらに、この
種の技術では、一目で文書の内容は分かるが複写行為自
体は禁止したいというような程度の軽いセキュリティに
は対応できないという問題もあった。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、何れの人間に対しても通常の複
写物に同様に見えながらも、特定の人間以外には再複写
を有効に禁止できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、紙媒体上の画像を読み取る画像読取手段を持ち、該
画像読取手段により読み取られた画像信号、または外部
から入力された画像信号を紙媒体上に出力する手段を持
つ画像処理装置であって、非対称暗号方式に基づく一方
の鍵を入力するための鍵入力手段と、上記入力された一
方の鍵を、複写動作時に紙媒体上に人間の視覚には目立
ちにくい形で出力する出力手段とを備える。
【0006】ここで、紙媒体上に出力する一方の鍵は、
公開鍵暗号方式に基づく公開鍵であっても良い。また、
公開鍵暗号方式に基づく秘密鍵と公開鍵とを互いに対応
付けて記憶することにより、暗号鍵の対応を保持する暗
号鍵データベース手段を備え、鍵入力手段は、暗号鍵デ
ータベース手段より提示される公開鍵の一覧から任意の
公開鍵を選択することによって公開鍵を入力するもので
あっても良い。また、公開鍵暗号方式に基づく秘密鍵を
入力するための第2の鍵入力手段と、入力された秘密鍵
から公開鍵への変換を行う鍵変換手段とを備え、暗号鍵
データベース手段は、入力された秘密鍵およびそれが変
換された公開鍵を対応付けて記憶するものであっても良
い。
【0007】さらに、公開鍵が埋め込まれて生成された
複写物に対し、複写動作時に、埋め込まれた公開鍵に対
応する秘密鍵が入力されたかどうかを暗号鍵データベー
ス手段を用いて照合する暗号鍵照合手段と、暗号鍵照合
手段による照合の結果に応じて複写動作の制御を行う複
写制御手段とを更に備えても良い。また、非対称暗号方
式に基づく一方の鍵を紙媒体上に複数埋め込むことが可
能なように構成しても良い。また、秘密鍵をネットワー
ク上で送受信するための通信手段を更に備え、ネットワ
ークを介して外部より入力された秘密鍵を上記鍵変換手
段に供給するようにしても良い。
【0008】本発明の画像処理システムは、紙媒体上の
画像を読み取る画像読取手段を持ち、該画像読取手段に
より読み取られた画像信号、または外部から入力された
画像信号を紙媒体上に出力する手段を持つ画像処理装置
がネットワーク上に接続された画像処理システムであっ
て、非対称公開鍵暗号方式に基づく秘密鍵を入力するた
めの秘密鍵入力手段と、上記入力された秘密鍵から公開
鍵への変換を行う鍵変換手段と、上記入力された秘密鍵
およびそれが変換された公開鍵を対応付けて記憶するこ
とにより、暗号鍵の対応を保持する暗号鍵データベース
手段と、上記暗号鍵データベース手段より提示される公
開鍵の一覧から任意の公開鍵を選択することによって上
記公開鍵を入力する公開鍵入力手段と、上記入力された
公開鍵を、複写動作時に紙媒体上に人間の視覚には目立
ちにくい形で出力する出力手段と、上記公開鍵が埋め込
まれて生成された複写物に対し、その後の複写動作時
に、上記埋め込まれた公開鍵に対応する秘密鍵が入力さ
れたかどうかを上記暗号鍵データベース手段を用いて照
合する暗号鍵照合手段と、上記暗号鍵照合手段による照
合の結果に応じて複写動作の制御を行う複写制御手段
と、上記秘密鍵を上記ネットワーク上で送受信する通信
手段とを備え、上記ネットワークを介して外部より入力
された秘密鍵を上記鍵変換手段に供給するようにしたこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本実施形態は、公開鍵暗号方式に
おける公開鍵と秘密鍵との関係を用いて、複写物の再複
写許可および再複写禁止を行う例である。
【0010】暗号方式には、大きく分けて共通鍵(対
象)暗号方式と公開鍵(非対称)暗号方式とがある。共
通鍵暗号方式では、暗号化する鍵と復号化する鍵とが同
じで、送信者と受信者との間で鍵を秘密に保持する必要
がある。これに対して、公開鍵暗号方式では、暗号化す
る鍵と復号化する鍵とが互いに異なり、一方を秘密に保
持し(秘密鍵)、もう一方を公開しておく(公開鍵)こ
とができる。
【0011】公開鍵と秘密鍵とは1対1に対応し、秘密
鍵から公開鍵を知ることは比較的容易であるが、公開鍵
から秘密鍵を知ることは非常に困難であるように設計さ
れている。さらに、公開鍵で暗号化したものは、対応す
る秘密鍵でしか復号できないし、秘密鍵で暗号化したも
のは、対応する公開鍵でしか復号できないように設計さ
れている。
【0012】本実施形態では、公開鍵暗号方式におい
て、非対称の2つの鍵のうち一方の鍵を公開しておける
点を利用し、公開鍵をディジタル署名として複写物中に
埋め込むことで、複写物を見ること自体はできるが、そ
の複写物をさらに複写しようとする際には対応する秘密
鍵がなければ複写できないという、いわば「緩いセキュ
リティ」を複写物に設けるものである。
【0013】以下、図面を参照して本実施形態について
説明する。図1は、本発明の代表的な実施形態を示した
図である。図1において、画像読み取り部101では、
複写機の図示しない原稿台に置かれた原稿を照射し、そ
の反射光をCCDなどの光電変換素子上に結像させて画
像情報を得る。このとき、光電変換素子は、R,G,B
それぞれのカラーフィルタを通して1つずつの素子で受
光し、3つの素子で1つの画素を構成する。なお、本明
細書において画像とは、絵や写真等の静止画の他に文字
や表、グラフ、数式など原稿に記録され得るあらゆる情
報を言うものとする。
【0014】入力画像処理部102は、読み取った画像
情報に対して色味合わせ、シェーディング補正などの画
像処理を施す。なお、画像処理を施す対象の画像情報
は、ネットワーク113上からネットワークI/F10
9を介して送信されてくる画像データでも構わない。入
力処理された画像信号は、出力画像処理部105に送ら
れる。ここでは、RGBからCMYKへの表色系変換な
ど、紙面への出力に適した変換処理が施され、画像出力
部106に出力される。
【0015】画像出力部106では、受け取った画像信
号に従って、1画素に対して1ドットずつトナーやイン
クなどを打ち込み、紙媒体上に画像を形成する。なお、
操作部107は、例えばディスプレイパネルやタッチパ
ネルによるキー操作によって上述の各ブロックの動作条
件の指示、状態の表示を行う。
【0016】暗号鍵検出部103では、複写物の画像信
号に埋め込まれた暗号鍵(公開鍵)を検出する。公開鍵
は、人間の目には目立ちにくいドットパターンとして画
像中に埋め込まれたものであり、複写物の見ためには影
響を及ぼさない程度の情報である。例えば、人間の目に
は目立ちにくい黄色いドットで複写物に打ち込んだもの
である。また、視覚には感度の無いような特殊なインク
を用いて紙媒体に打ち込むへッドを画像出力部106に
用意し、そのような特殊なインクを打ち込んだ複写物を
再複写しようとするときに、画像読み取り部101でそ
の特殊なインクに対応するセンサを用いて公開鍵のドッ
トパターンを検出するようにしても良い。
【0017】この公開鍵のドットパターンは、原稿の複
写動作時に暗号鍵画像生成部110が、操作部107か
ら入力された公開鍵データを、図2のような例で示す8
×8のドットパターンとして任意の場所に埋め込んで生
成するものとする。8×8のマトリクスの外枠が全て
“1”の値(黒塗りのドット)をとるようにすることで
公開鍵のドットパターンの存在を示すものとし、その内
側の6×6の各ドットが“0”または“1”の値をとる
ようにすれば、この公開鍵データに対応する秘密鍵デー
タは、0から236−1までの範囲内の整数をとれる。
【0018】非対称暗号鍵変換部111は、秘密鍵から
公開鍵への変換処理を行う。具体的には、例えば、以下
のような非線形関数 y=4x(1−x)2 ……(式1) の演算を繰り返し実行するようなものを用いる。すなわ
ち、この(式1)で示す関数に、秘密鍵データの値を2
36で除算して0から1の範囲の実数にしたものを初期値
0 として与え、以下のように繰り返し計算を行う。
【0019】 y1 =4x0 (1−x0 22 =4y1 (1−y1 2 ・・・・ y100 =4y99(1−y992
【0020】このようにして求められたy100 の値に2
36を乗算し、得られたデータを公開鍵として設定する。
このように変換を行えば、秘密鍵から求めた初期値x0
と公開鍵として用いる最終値y100 とは1対1に対応
し、さらに、初期値x0 から最終値y100 を求めるのは
容易だが、最終値y100 から初期値x0 を求めるのは事
実上不可能である。
【0021】暗号鍵データベース112は、上述のよう
にして秘密鍵から変換された公開鍵を当該秘密鍵とあわ
せて、図3の例のように公開鍵と秘密鍵との対応関係と
して記憶する。暗号鍵データベース112にデータを追
加する際には、操作部107より秘密鍵データを入力
し、非対称暗号鍵変換部111により変換された公開鍵
データと共に追加することとする。
【0022】暗号鍵照合部104は、原稿の複写動作時
に暗号鍵検出部103で入力画像信号中から検出された
公開鍵と、複写機からの問い合わせに応じてユーザが操
作部107より入力した秘密鍵との組み合わせが暗号鍵
データベース112に存在するかどうかを照合し、その
照合結果に応じて画像出力の許可あるいは禁止を指示す
る制御信号を送出する。
【0023】上述した各部は、複写機の内部バス114
に接続され、制御部108によって制御される。制御部
108は、例えばRAMもしくはROMに記録されたプ
ログラムに従って動作するCPUにより構成される。
【0024】図4は、図1に示した構成を用いて公開鍵
を複写物に埋め込む際の動作を矢印付きで示すブロック
図である。図4において、操作部107で公開鍵を複写
物に埋め込むことを指示して複写動作を行うと、まず、
暗号鍵データベース112は、既に登録されている公開
鍵の一覧を操作部107に送る。
【0025】操作部107は、ディスプレイパネルに公
開鍵一覧を表示して、再複写動作を許可する相手の公開
鍵の選択をユーザに要求する。これに対応してユーザに
より選択された公開鍵は、暗号鍵画像生成部110に送
られ、図2に示したような8×8のマトリクス画像に変
換されて、出力画像処理部105に送られる。
【0026】一方、画像読み取り部101で読み取られ
た原稿の画像信号は、入力画像処理部102で所定の画
像処理が施され、出力画像処理部105に送られる。出
力画像処理部105では、暗号鍵画像生成部110より
供給された公開鍵のドットパターンと、入力画像処理部
102より供給された原稿の画像信号とを画像出力部1
06に送って、紙媒体上に画像を出力することにより複
写物を生成する。
【0027】図5は、公開鍵が埋め込まれた複写物を再
複写する際の動作(暗号鍵検出時の動作)を矢印付きで
示すブロック図である。図5において、画像読み取り部
101で読み取られた複写物の画像信号、またはネット
ワーク113上を送信され、ネットワークI/F109
を介して読み込まれた画像信号は、入力画像処理部10
2で所定の画像処理が施され、出力画像処理部105お
よび暗号鍵検出部103に送られる。
【0028】暗号鍵検出部103では、入力された複写
物の画像信号中から埋め込まれた暗号鍵(公開鍵)を検
出する。暗号鍵が検出できなかった場合(暗号鍵が埋め
込まれていなかった場合)は、自由に複写して良い文書
等なので、暗号鍵検出部103は出力画像処理部105
にそのまま画像の出力を行わせるように制御信号を送
る。一方、暗号鍵を検出した場合は、検出した暗号鍵を
暗号鍵照合部104に送るとともに、操作部107のデ
ィスプレイパネルに所定の表示をすることにより、ユー
ザに秘密鍵の入力を要求する。
【0029】ユーザにより秘密鍵が入力されると、その
秘密鍵は暗号鍵照合部104に送られる。暗号鍵照合部
104では、暗号鍵検出部103で検出した公開鍵と、
操作部107より入力された秘密鍵との組み合わせが暗
号鍵データベース112に存在するかどうかを照合す
る。その結果、あらかじめ登録されている暗号鍵の組み
合わせが存在すれば、出力画像処理部105に画像出力
を行わせるように制御信号を送る。
【0030】一方、照合した結果があらかじめ登録され
ている暗号鍵の組み合わせの何れでもなかった場合に
は、出力画像処理部105に画像出力を禁止する制御信
号を送ると同時に、操作部107に画像出力が認められ
ない旨のメッセージを表示する。上記のような動作によ
り、公開鍵が埋め込まれた複写物は、その復写物に誰の
公開鍵が埋め込まれているかという情報と、その人物の
秘密鍵の情報とが無ければ複写行為を行うことができな
いようになる。
【0031】以上説明したように、本実施形態の構成に
よれば、コピー時に再コピーを許可したい特定の人間の
公開鍵データを人間の目には目立ちにくい形で複写物に
埋め込むため、何れの人間に対しても通常の複写物に同
様に見えながらも、特定の人間以外には再コピーを禁止
することができる。
【0032】また、本実施形態の自然な拡張として、複
数の公開鍵データを複写画像中に埋め込むことができ、
この場合、複数の人間に対して複写行為を許可すること
ができる。
【0033】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。第2の実施形態は、上述した第1の実施形態の構成
を持つ複写機がネットワーク上に接続されている場合、
ネットワーク上の全機器において、特定個人に対する複
写行為の許可を行う例である。
【0034】図6は、暗号鍵の情報をネットワーク上の
各機器で共有するために用いられる暗号鍵パケット60
1の構成を示す図である。図6において、ヘッダ602
は、ISO階層での物理層からアプリケーション層まで
のヘッダを含むものとし、ネットワークアドレスおよび
暗号鍵パケットであることを示す情報が入っている。ま
た、暗号鍵情報603は、登録した秘密鍵の情報を含
む。
【0035】本実施形態では、ネットワーク上の複数の
機器間で秘密鍵の情報をやり取りするため、暗号鍵情報
603自体が暗号化されていることが好ましいが、ここ
ではこの暗号化についての詳細な説明は省略する。な
お、ネットワークプロトコルとしてはTCP/IPなど
が挙げられるが、特にその種類にはこだわらない。
【0036】図7は、各複写機の動作を矢印付きで示す
ブロック図である。図7において、ネットワーク113
上に送信された暗号鍵パケット601は、ネットワーク
I/F109で受信される。ネットワークI/F109
は、受信した暗号鍵パケット601中のヘッダ602を
解釈して、暗号鍵(秘密鍵)情報603を取り出し、非
対称暗号鍵変換部111に渡す。
【0037】非対称暗号鍵変換部111では、秘密鍵か
ら公開鍵への一方向性関数を用いて変換を行い、得られ
た公開鍵を秘密鍵と共に暗号鍵データベース112に登
録する。以上の動作は、ネットワーク113上の各複写
機で行われるため、各複写機の暗号鍵データベース11
2は同一に保たれる。これ以外の動作は、上述した第1
の実施形態と同様であるので、重複する説明を省略す
る。
【0038】以上説明したように、第2の実施形態の構
成によれば、ネットワーク113上に存在する各複写機
が同一の暗号鍵データベース112を保持しているた
め、ネットワーク113上の複数の複写機において、特
定の人間以外の複写行為を効果的に抑制することができ
る。
【0039】なお、以上の実施形態では複写機を例とっ
て説明したが、本発明の画像処理装置はこれに限定され
るものではない。
【0040】
【発明の効果】本発明は上述したように、非対称暗号方
式に基づく一方の鍵を複写動作時に紙媒体上に人間の視
覚には目立ちにくい形で埋め込むようにしたので、複写
物を見ること自体はできるが、その複写物をさらに複写
しようとする際には、埋め込まれた一方の鍵に対応する
他方の鍵がなければ複写できないすることができ、何れ
の人間に対しても通常の複写物に同様に見えながらも、
上記他方の鍵を有する特定の人間以外には再複写を禁止
することができる。
【0041】また、本発明の他の特徴によれば、上記の
ような画像処理装置をネットワーク上に接続した画像処
理システムにおいて、上記他方の鍵の一例である秘密鍵
をネットワーク上で送受信するように成し、ネットワー
クを介して外部より入力された秘密鍵を鍵変換手段に供
給するようにしたので、外部より供給された秘密鍵も内
部で入力された秘密鍵と同様に、対応する公開鍵と共に
暗号鍵データベースに格納することができ、ネットワー
ク上にある複数の画像処理装置が同一の暗号鍵データベ
ースを保持するようにできる。これにより、ネットワー
ク上の複数の画像処理装置において特定の人間以外の複
写行為を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置の一実施形態である
複写機の構成を示すブロック図である。
【図2】複写画像中に埋め込む公開鍵のドットパターン
の一例を示す図である。
【図3】暗号鍵データベースの一例を示す図である。
【図4】複写時の暗号鍵埋め込み動作を矢印によって示
すブロック図である。
【図5】複写時の暗号鍵検出および画像出力許可/禁止
動作を矢印によって示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態で使用する暗号鍵パケ
ットの構成の一例を示す図である。
【図7】暗号鍵パケット送受信時の動作を矢印によって
示すブロック図である。
【符号の説明】
101 画像読み取り部 102 入力画像処理部 103 暗号鍵検出部 104 暗号鍵照合部 105 出力画像処理部 106 画像出力部 107 操作部 108 制御部 109 ネットワークI/F 110 暗号鍵画像生成部 111 非対称暗号鍵変換部 112 暗号鍵データベース 113 ネットワーク 114 内部バス 601 暗号鍵パケット 602 ヘッダ 603 暗号鍵情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09C 1/00 640 G09C 1/00 640B 5/00 5/00 H04L 9/32 H04N 1/00 C H04N 1/00 H04L 9/00 675B 1/40 H04N 1/40 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙媒体上の画像を読み取る画像読取手段
    を持ち、該画像読取手段により読み取られた画像信号、
    または外部から入力された画像信号を紙媒体上に出力す
    る手段を持つ画像処理装置であって、 非対称暗号方式に基づく一方の鍵を入力するための鍵入
    力手段と、 上記入力された一方の鍵を、複写動作時に紙媒体上に人
    間の視覚には目立ちにくい形で出力する出力手段とを備
    えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記紙媒体上に出力する一方の鍵は、公
    開鍵暗号方式に基づく公開鍵であることを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記公開鍵暗号方式に基づく秘密鍵と公
    開鍵とを互いに対応付けて記憶することにより、暗号鍵
    の対応を保持する暗号鍵データベース手段を備え、 上記鍵入力手段は、上記暗号鍵データベース手段より提
    示される公開鍵の一覧から任意の公開鍵を選択すること
    によって上記公開鍵を入力することを特徴とする請求項
    2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記公開鍵暗号方式に基づく秘密鍵を入
    力するための第2の鍵入力手段と、 上記入力された秘密鍵から公開鍵への変換を行う鍵変換
    手段とを備え、 上記暗号鍵データベース手段は、上記入力された秘密鍵
    およびそれが変換された公開鍵を対応付けて記憶するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記公開鍵が埋め込まれて生成された複
    写物に対し、複写動作時に、上記埋め込まれた公開鍵に
    対応する秘密鍵が入力されたかどうかを上記暗号鍵デー
    タベース手段を用いて照合する暗号鍵照合手段と、 上記暗号鍵照合手段による照合の結果に応じて複写動作
    の制御を行う複写制御手段とを備えたことを特徴とする
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記非対称暗号方式に基づく一方の鍵を
    上記紙媒体上に複数埋め込むことが可能なように構成し
    たことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記秘密鍵をネットワーク上で送受信す
    るための通信手段を更に備え、 上記ネットワークを介して外部より入力された秘密鍵を
    上記鍵変換手段に供給するようにしたことを特徴とする
    請求項1〜6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 紙媒体上の画像を読み取る画像読取手段
    を持ち、該画像読取手段により読み取られた画像信号、
    または外部から入力された画像信号を紙媒体上に出力す
    る手段を持つ画像処理装置がネットワーク上に接続され
    た画像処理システムであって、 非対称公開鍵暗号方式に基づく秘密鍵を入力するための
    秘密鍵入力手段と、 上記入力された秘密鍵から公開鍵への変換を行う鍵変換
    手段と、 上記入力された秘密鍵およびそれが変換された公開鍵を
    対応付けて記憶することにより、暗号鍵の対応を保持す
    る暗号鍵データベース手段と、 上記暗号鍵データベース手段より提示される公開鍵の一
    覧から任意の公開鍵を選択することによって上記公開鍵
    を入力する公開鍵入力手段と、 上記入力された公開鍵を、複写動作時に紙媒体上に人間
    の視覚には目立ちにくい形で出力する出力手段と、 上記公開鍵が埋め込まれて生成された複写物に対し、そ
    の後の複写動作時に、上記埋め込まれた公開鍵に対応す
    る秘密鍵が入力されたかどうかを上記暗号鍵データベー
    ス手段を用いて照合する暗号鍵照合手段と、 上記暗号鍵照合手段による照合の結果に応じて複写動作
    の制御を行う複写制御手段と、 上記秘密鍵を上記ネットワーク上で送受信する通信手段
    とを備え、 上記ネットワークを介して外部より入力された秘密鍵を
    上記鍵変換手段に供給するようにしたことを特徴とする
    画像処理システム。
JP10011209A 1998-01-23 1998-01-23 画像処理装置および画像処理システム Pending JPH11215351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10011209A JPH11215351A (ja) 1998-01-23 1998-01-23 画像処理装置および画像処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10011209A JPH11215351A (ja) 1998-01-23 1998-01-23 画像処理装置および画像処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11215351A true JPH11215351A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11771624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10011209A Pending JPH11215351A (ja) 1998-01-23 1998-01-23 画像処理装置および画像処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11215351A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008042906A (ja) * 2006-07-28 2008-02-21 Ricoh Co Ltd 電子書類の印刷方法及び印刷装置
JP2008205881A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Kddi Corp 複写制御装置、複写制御方法およびプログラム
JP2011060092A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Fuji Xerox Co Ltd 文書管理システム、文書操作装置及びプログラム
US9432182B2 (en) 2007-03-30 2016-08-30 Ricoh Company, Ltd. Techniques for sharing data
US9525547B2 (en) 2006-03-31 2016-12-20 Ricoh Company, Ltd. Transmission of media keys

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9525547B2 (en) 2006-03-31 2016-12-20 Ricoh Company, Ltd. Transmission of media keys
JP2008042906A (ja) * 2006-07-28 2008-02-21 Ricoh Co Ltd 電子書類の印刷方法及び印刷装置
JP2008205881A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Kddi Corp 複写制御装置、複写制御方法およびプログラム
US9432182B2 (en) 2007-03-30 2016-08-30 Ricoh Company, Ltd. Techniques for sharing data
JP2011060092A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Fuji Xerox Co Ltd 文書管理システム、文書操作装置及びプログラム
US8413257B2 (en) 2009-09-11 2013-04-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Document management system, document manipulation apparatus, and computer readable medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1984213B (zh) 认证设备和图像形成设备
US7769200B2 (en) Method, apparatus, and computer product for embedding an electronic watermark into image data
US8224041B2 (en) Media data processing apparatus and media data processing method
CN101515989B (zh) 图像处理装置、图像处理方法、及成像装置
US7627118B2 (en) Scanner device, scanner system and image protection method
Clarke et al. The untrusted computer problem and camera-based authentication
EP1220076A2 (en) Automatic authentication of printed documents
US20070283170A1 (en) System and method for secure inter-process data communication
JP2008035494A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2006293438A (ja) 情報処理装置、画像形成装置、画像形成システム、情報処理方法、画像形成方法
JP2005517218A (ja) 安全な画像メッセージの通信方法及び装置
JP3894883B2 (ja) 画像形成装置
WO2005062910A2 (en) Method and system for controlling encoded image production using image signatures
US8526063B2 (en) Image forming apparatus, method, and system for encrypting or decrypting portion of image
JP4629581B2 (ja) 出力情報管理システム
US20040170274A1 (en) Image forming apparatus and method for inputting encryption key setting
JP2008301480A (ja) Cacセキュリティ及びドキュメントセキュリティの向上
US8250661B2 (en) Image processing apparatus, information processing apparatus, and methods thereof
US20080247678A1 (en) Image processing apparatus
JPH11215351A (ja) 画像処理装置および画像処理システム
CN101340503A (zh) 图像通信装置
EP1704667B1 (en) Electronic signing apparatus and methods
Franz et al. Steganography secure against cover-stego-attacks
WO2006109447A1 (ja) 文書管理システム、文書管理プログラム、文書管理システムの構成方法、サーバコンピュータ
JP2006304199A (ja) ホストコンピュータ、印刷装置及びそれらの制御方法、コンピュータプログラム、記憶媒体