JPH11211873A - 上部格子板取付けアセンブリおよび方法 - Google Patents
上部格子板取付けアセンブリおよび方法Info
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- JPH11211873A JPH11211873A JP10242792A JP24279298A JPH11211873A JP H11211873 A JPH11211873 A JP H11211873A JP 10242792 A JP10242792 A JP 10242792A JP 24279298 A JP24279298 A JP 24279298A JP H11211873 A JPH11211873 A JP H11211873A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】シュラウド又は炉心支持構造の他の部分を何ら
取外すことなく、上部格子板を遠隔操作で取外すことが
できるような、上部格子板をシュラウドに固定する上部
格子板アセンブリを提供する。 【解決手段】上部格子板アセンブリ１５４は、シュラウ
ド１５０の内面１６４に形成された溝１６０に固定され
るようにしたハンガー１５８を含み、ハンガーは複数個
の開口１６８を持つ棧１６６を有する。上部格子板１５
２が棧の上面にのっかる。更にアセンブリは、上部格子
板に形成されたポケット１５６内に位置決めされて、ハ
ンガーと上部格子板の間でぴったりとはまるくさび１７
０、および夫々整合したくさびの中孔１７２および棧の
開口を通るねじ付きスタッド１７４を含む。ナット１７
６および押さえ１７８を各々のスタッドの１端に係合さ
せて、くさびをハンガーと上部格子板の間に保持する。
取外すことなく、上部格子板を遠隔操作で取外すことが
できるような、上部格子板をシュラウドに固定する上部
格子板アセンブリを提供する。 【解決手段】上部格子板アセンブリ１５４は、シュラウ
ド１５０の内面１６４に形成された溝１６０に固定され
るようにしたハンガー１５８を含み、ハンガーは複数個
の開口１６８を持つ棧１６６を有する。上部格子板１５
２が棧の上面にのっかる。更にアセンブリは、上部格子
板に形成されたポケット１５６内に位置決めされて、ハ
ンガーと上部格子板の間でぴったりとはまるくさび１７
０、および夫々整合したくさびの中孔１７２および棧の
開口を通るねじ付きスタッド１７４を含む。ナット１７
６および押さえ１７８を各々のスタッドの１端に係合さ
せて、くさびをハンガーと上部格子板の間に保持する。
Description
【０００１】
【発明の分野】本発明は全般的に沸騰水型原子炉に関
し、更に具体的に言えば、このような原子炉のシュラウ
ドに上部格子板を固定することに関する。
し、更に具体的に言えば、このような原子炉のシュラウ
ドに上部格子板を固定することに関する。
【０００２】
【発明の背景】沸騰水型原子炉（ＢＷＲ）の原子炉圧力
容器（ＲＰＶ）は典型的には全体として円筒形であっ
て、両端が、例えば底部ヘッドおよび着脱自在の頂部ヘ
ッドによって閉じられている。上部格子板が、典型的に
は、ＲＰＶ内で炉心板の上方に隔たっている。炉心シュ
ラウド又はシュラウドが、典型的には炉心板を取囲んで
いて、シュラウド支持構造によって支持されている。特
に、シュラウドは全体として円筒形であって、炉心板お
よび上部格子板の両方を取囲んでいる。上部格子板は、
場合によっては包括的に格子板と呼ばれる横部材によっ
て形成された幾つかの開口を持ち、燃料バンドルが該開
口から挿入されて炉心板によって支持される。上部格子
板はシュラウドによって垂直方向および水平方向に支持
されており、上部格子板が燃料集合体の上端の水平方向
の動きを拘束する。通常の運転状態では、格子板には実
質的な垂直荷重が加わることはない。
容器（ＲＰＶ）は典型的には全体として円筒形であっ
て、両端が、例えば底部ヘッドおよび着脱自在の頂部ヘ
ッドによって閉じられている。上部格子板が、典型的に
は、ＲＰＶ内で炉心板の上方に隔たっている。炉心シュ
ラウド又はシュラウドが、典型的には炉心板を取囲んで
いて、シュラウド支持構造によって支持されている。特
に、シュラウドは全体として円筒形であって、炉心板お
よび上部格子板の両方を取囲んでいる。上部格子板は、
場合によっては包括的に格子板と呼ばれる横部材によっ
て形成された幾つかの開口を持ち、燃料バンドルが該開
口から挿入されて炉心板によって支持される。上部格子
板はシュラウドによって垂直方向および水平方向に支持
されており、上部格子板が燃料集合体の上端の水平方向
の動きを拘束する。通常の運転状態では、格子板には実
質的な垂直荷重が加わることはない。
【０００３】照射により、あるＢＷＲ材料のひび割れが
促進されることが知られている。格子板は高流束領域に
配置されており、照射促進応力腐蝕割れ（ＩＡＳＣＣ）
を起こすことがある。炉心支持構造は最高の流束に露出
する。炉心板も高流束領域にあり、ＩＡＳＣＣを起こす
ことがある。上部格子板又は炉心板を交換することが必
要になった場合、上部格子板を取外さなければならな
い。然し、公知のあるＢＷＲでは、格子板が上側シュラ
ウド・アセンブリと一体である。その為、上側シュラウ
ド・アセンブリの全体を取外さずに、格子板を交換する
ことはできない。上側シュラウド・アセンブリ全体を取
外すには、約９０個のスタッド／ナット／押さえアセン
ブリを取外し、２乃至４本の炉心噴射配管を切り離すこ
とが必要になる。
促進されることが知られている。格子板は高流束領域に
配置されており、照射促進応力腐蝕割れ（ＩＡＳＣＣ）
を起こすことがある。炉心支持構造は最高の流束に露出
する。炉心板も高流束領域にあり、ＩＡＳＣＣを起こす
ことがある。上部格子板又は炉心板を交換することが必
要になった場合、上部格子板を取外さなければならな
い。然し、公知のあるＢＷＲでは、格子板が上側シュラ
ウド・アセンブリと一体である。その為、上側シュラウ
ド・アセンブリの全体を取外さずに、格子板を交換する
ことはできない。上側シュラウド・アセンブリ全体を取
外すには、約９０個のスタッド／ナット／押さえアセン
ブリを取外し、２乃至４本の炉心噴射配管を切り離すこ
とが必要になる。
【０００４】他の公知のＢＷＲは着脱自在の上部格子板
を有する。具体的に言うと、格子板がボルト留め継手に
より、シュラウド・アセンブリの他の部品に固定されて
いる。ボルトの予備荷重によって垂直荷重が支えられ、
水平荷重が継手における剪断ピン並びに／又は摩擦によ
って支えられる。このような上部格子板を組立てること
は、厄介で時間のかかる仕事である。すなわち、剪断ピ
ンが正しく位置決めできるように格子板を正確に整合さ
せなければならないし、各々のボルトは所要の予備荷重
までトルクを加えなければならない。
を有する。具体的に言うと、格子板がボルト留め継手に
より、シュラウド・アセンブリの他の部品に固定されて
いる。ボルトの予備荷重によって垂直荷重が支えられ、
水平荷重が継手における剪断ピン並びに／又は摩擦によ
って支えられる。このような上部格子板を組立てること
は、厄介で時間のかかる仕事である。すなわち、剪断ピ
ンが正しく位置決めできるように格子板を正確に整合さ
せなければならないし、各々のボルトは所要の予備荷重
までトルクを加えなければならない。
【０００５】従って、取外しおよび交換が容易にできる
上部格子板を提供することが望ましい。また、このよう
な格子板は取付けが容易であることも望ましい。
上部格子板を提供することが望ましい。また、このよう
な格子板は取付けが容易であることも望ましい。
【０００６】
【発明の概要】上記並びにその他の目的は、シュラウド
の他の部分又は炉心支持構造を取外すことなく上部格子
板を遠隔操作で取外すことができるような、上部格子板
をシュラウドに固定するための上部格子板アセンブリに
よって達成する事ができる。具体的に言うと、本発明の
１実施例では、上部格子板アセンブリが、シュラウドの
内面に形成された溝に固定されるハンガーを含み、ハン
ガーは複数個の開口を持つ棧を有する。上部格子板がハ
ンガーの棧の上面にのっかる。前記アセンブリはまた、
上部格子板に形成されたポケットに配置されるようにな
っていて、ハンガーと上部格子板との間にぴったりとは
まるくさびと、くさびにある夫々の整合した中孔を通っ
てハンガーの棧に螺合するねじ付きスタッド（ｓｔｕ
ｄ）とを含む。ナットおよび押さえが各々のスタッドの
１端に係合し、くさびを格子のポケット内に保持する。
の他の部分又は炉心支持構造を取外すことなく上部格子
板を遠隔操作で取外すことができるような、上部格子板
をシュラウドに固定するための上部格子板アセンブリに
よって達成する事ができる。具体的に言うと、本発明の
１実施例では、上部格子板アセンブリが、シュラウドの
内面に形成された溝に固定されるハンガーを含み、ハン
ガーは複数個の開口を持つ棧を有する。上部格子板がハ
ンガーの棧の上面にのっかる。前記アセンブリはまた、
上部格子板に形成されたポケットに配置されるようにな
っていて、ハンガーと上部格子板との間にぴったりとは
まるくさびと、くさびにある夫々の整合した中孔を通っ
てハンガーの棧に螺合するねじ付きスタッド（ｓｔｕ
ｄ）とを含む。ナットおよび押さえが各々のスタッドの
１端に係合し、くさびを格子のポケット内に保持する。
【０００７】上部格子板に対する垂直方向の支持は、シ
ュラウドの内面に加工された溝によって行われ、上部格
子板を垂直方向に支持するのに、シュラウドのフランジ
又は棧を必要としない。その為、シュラウドの内面は、
上部格子板との界面で一定の直径にすることができる。
更に、全てのねじ付き部品がシュラウドとは別個であっ
て、着脱自在であるので、シュラウドにはねじ孔を必要
としない。更に、くさびは上部格子板の水平方向の整合
／位置決めができるようにし、上部格子板からシュラウ
ドへの水平荷重の経路を作る。整合ピン、偏心ピン又は
剪断ピンは何ら必要としない。更に、公知のボルト留め
方法と比較して、ボルトによる予備荷重がくさびによっ
て最小限に抑えられる。
ュラウドの内面に加工された溝によって行われ、上部格
子板を垂直方向に支持するのに、シュラウドのフランジ
又は棧を必要としない。その為、シュラウドの内面は、
上部格子板との界面で一定の直径にすることができる。
更に、全てのねじ付き部品がシュラウドとは別個であっ
て、着脱自在であるので、シュラウドにはねじ孔を必要
としない。更に、くさびは上部格子板の水平方向の整合
／位置決めができるようにし、上部格子板からシュラウ
ドへの水平荷重の経路を作る。整合ピン、偏心ピン又は
剪断ピンは何ら必要としない。更に、公知のボルト留め
方法と比較して、ボルトによる予備荷重がくさびによっ
て最小限に抑えられる。
【０００８】
【詳しい説明】図１は、原子炉圧力容器（ＲＰＶ）１０
２およびブリッジ１０４を含む沸騰水型原子炉１００の
一部分を断面で示す略図である。ＲＰＶ１０２は全体的
に円筒形であり、１端が底部ヘッド１０６により、そし
て他端が着脱自在の頂部ヘッド（図に示してない）によ
って閉じられている。上部格子板１０８が、ＲＰＶ１０
２内で炉心板１１０の上方に隔たっている。シュラウド
１１２が炉心板１１０を取囲み、シュラウド支持構造１
１４によって支持されている。シュラウド１１２とＲＰ
Ｖ １０２の壁の間に環状部分１１６が形成される。リ
ング形状を持つじゃま板１１８がシュラウド支持構造１
１４とＲＰＶ１０２の壁との間でＲＰＶ１０２に沿って
伸びる。
２およびブリッジ１０４を含む沸騰水型原子炉１００の
一部分を断面で示す略図である。ＲＰＶ１０２は全体的
に円筒形であり、１端が底部ヘッド１０６により、そし
て他端が着脱自在の頂部ヘッド（図に示してない）によ
って閉じられている。上部格子板１０８が、ＲＰＶ１０
２内で炉心板１１０の上方に隔たっている。シュラウド
１１２が炉心板１１０を取囲み、シュラウド支持構造１
１４によって支持されている。シュラウド１１２とＲＰ
Ｖ １０２の壁の間に環状部分１１６が形成される。リ
ング形状を持つじゃま板１１８がシュラウド支持構造１
１４とＲＰＶ１０２の壁との間でＲＰＶ１０２に沿って
伸びる。
【０００９】ＲＰＶ１０２はＲＰＶ支持構造１２０によ
って支持され、またＲＰＶ１０２は上側格納容器部１２
２に入込む。勿論、上側格納容器部１２２およびＲＰＶ
１０２は水で充たされる。水位１２４がブリッジ１０４
のすぐ下にあると示される。図１では、ＲＰＶ１０２
は、多数の部品を取外した運転停止の状態で示してあ
る。例えば、運転中は多数の燃料バンドルおよび制御棒
（図に示してない）が上部格子板１０８と炉心板１１０
との間の区域に配置される。更に、運転中は、気水分離
器および蒸気乾燥器および他の多くの部品（図に示して
ない）が上部格子板１０８より上方の区域に配置され
る。
って支持され、またＲＰＶ１０２は上側格納容器部１２
２に入込む。勿論、上側格納容器部１２２およびＲＰＶ
１０２は水で充たされる。水位１２４がブリッジ１０４
のすぐ下にあると示される。図１では、ＲＰＶ１０２
は、多数の部品を取外した運転停止の状態で示してあ
る。例えば、運転中は多数の燃料バンドルおよび制御棒
（図に示してない）が上部格子板１０８と炉心板１１０
との間の区域に配置される。更に、運転中は、気水分離
器および蒸気乾燥器および他の多くの部品（図に示して
ない）が上部格子板１０８より上方の区域に配置され
る。
【００１０】上部格子板１０８は、上部格子板開口１２
８を構成する幾つかの上部格子板ビーム１２６を含む格
子構造である。炉心板１１０が、上部格子板開口１２８
と略整合した幾つかの引っ込んだ面１３０を持ってい
て、燃料バンドルを上部格子板１０８と炉心板１１０と
の間で位置決めし易くしている。上部格子板開口１２８
および引っ込んだ面１３０を利用することによって、燃
料バンドルが上部格子板１０８および炉心板１１０の間
の区域に挿入される。具体的にいうと、各々の燃料バン
ドルは上部格子板開口１２８から挿入されて、水平方向
には炉心板１１０および上部格子板ビーム１２６によっ
て支持される。垂直方向には、燃料は図に示してない構
造により、炉心プレートの所で支持される。
８を構成する幾つかの上部格子板ビーム１２６を含む格
子構造である。炉心板１１０が、上部格子板開口１２８
と略整合した幾つかの引っ込んだ面１３０を持ってい
て、燃料バンドルを上部格子板１０８と炉心板１１０と
の間で位置決めし易くしている。上部格子板開口１２８
および引っ込んだ面１３０を利用することによって、燃
料バンドルが上部格子板１０８および炉心板１１０の間
の区域に挿入される。具体的にいうと、各々の燃料バン
ドルは上部格子板開口１２８から挿入されて、水平方向
には炉心板１１０および上部格子板ビーム１２６によっ
て支持される。垂直方向には、燃料は図に示してない構
造により、炉心プレートの所で支持される。
【００１１】図２は、本発明の１実施例による上部格子
板取付けアセンブリ１５４を含む上部格子板１５２およ
びシュラウド１５０の一部分を、部分的に分解して示す
斜視図である。上部格子板１５２はその周縁に複数個の
ポケット１５６を持ち、アセンブリ１５４はシュラウド
１５０に固定されるハンガー１５８を含む。具体的にい
うと、シュラウド１５０が溝１６０を持ち、ハンガー１
５８が溝１６０に挿入されるフランジ１６２を持つ。ハ
ンガー１５８は、シュラウド１５０の内面の内側半径に
合うように選ばれた形を持つ。ハンガー１５８はまた、
複数個のねじ開口１６８が通抜けている棧１６６を持
つ。
板取付けアセンブリ１５４を含む上部格子板１５２およ
びシュラウド１５０の一部分を、部分的に分解して示す
斜視図である。上部格子板１５２はその周縁に複数個の
ポケット１５６を持ち、アセンブリ１５４はシュラウド
１５０に固定されるハンガー１５８を含む。具体的にい
うと、シュラウド１５０が溝１６０を持ち、ハンガー１
５８が溝１６０に挿入されるフランジ１６２を持つ。ハ
ンガー１５８は、シュラウド１５０の内面の内側半径に
合うように選ばれた形を持つ。ハンガー１５８はまた、
複数個のねじ開口１６８が通抜けている棧１６６を持
つ。
【００１２】アセンブリ１５４は、夫々のポケット１５
６に少なくとも部分的にぴったりとはまる寸法のくさび
１７０を含む。各々のくさび１７０は通抜けの中孔１７
２を持ち、スタッド１７４がくさびの中孔１７２を通っ
て、１つの棧のねじ開口１６８に入る。ナット１７６お
よび押さえ１７８をスタッド１７４の１端に係合させる
ことにより、くさび１７０が保持される。
６に少なくとも部分的にぴったりとはまる寸法のくさび
１７０を含む。各々のくさび１７０は通抜けの中孔１７
２を持ち、スタッド１７４がくさびの中孔１７２を通っ
て、１つの棧のねじ開口１６８に入る。ナット１７６お
よび押さえ１７８をスタッド１７４の１端に係合させる
ことにより、くさび１７０が保持される。
【００１３】図３は、図２に示したシュラウド１５０、
上部格子板１５２および上部格子板取付けアセンブリ１
５４の斜視図である。図２に示したように、ハンガー１
５８が溝１６０に取付けられ、溝１６０がハンガー１５
８を垂直方向に支持する。格子板１５２が棧１６６上の
所定位置に配置される。勿論、上部格子板１５２を垂直
方向に支持するために、典型的には２つ以上のハンガー
１５８が使われる。上部格子板１５２を支持するため
に、半径方向に隔たり且つシュラウド１５０と係合する
６個のハンガー１５８を使うことが考えられる。
上部格子板１５２および上部格子板取付けアセンブリ１
５４の斜視図である。図２に示したように、ハンガー１
５８が溝１６０に取付けられ、溝１６０がハンガー１５
８を垂直方向に支持する。格子板１５２が棧１６６上の
所定位置に配置される。勿論、上部格子板１５２を垂直
方向に支持するために、典型的には２つ以上のハンガー
１５８が使われる。上部格子板１５２を支持するため
に、半径方向に隔たり且つシュラウド１５０と係合する
６個のハンガー１５８を使うことが考えられる。
【００１４】くさび１７０およびスタッド１７４が、上
部格子板１５２にあるポケット１５６（図２）に取付け
られ、そしてスタッド１７４がハンガー１５８の開口１
６８とねじ係合される。くさび１７０を調節して格子板
１５２を半径方向に位置決めすることができ、スタッド
１７４の予備荷重が、半径方向の荷重を格子板１５２か
らくさび１７０およびハンガー１５８を介してシュラウ
ド１５０に加える。
部格子板１５２にあるポケット１５６（図２）に取付け
られ、そしてスタッド１７４がハンガー１５８の開口１
６８とねじ係合される。くさび１７０を調節して格子板
１５２を半径方向に位置決めすることができ、スタッド
１７４の予備荷重が、半径方向の荷重を格子板１５２か
らくさび１７０およびハンガー１５８を介してシュラウ
ド１５０に加える。
【００１５】図４は、図３に示した線Ａ−Ａに沿った第
１の位置における断面図を示す。図４に示すように、各
々のポケット１５６はくさび接触面１８０を持ち、くさ
び１７０は第１の端１８２および第２の端１８４を持
つ。くさびの第１の端１８２の表面積はくさびの第２の
端１８４の表面積より小さい。更にくさび１７０は、く
さびの第１および第２の端１８２および１８４の間にポ
ケット接触面１８６を有する。更にくさび１７０は、く
さびの第１および第２の端１８２および１８４の間にハ
ンガー接触面１８８を有する。くさび１７０がハンガー
１５８およびポケット１５６の間にぴったりとはまり、
この為、くさびのポケット接触面１８６がポケット１５
６のくさび接触面１８０と緊密に接触し、くさびのハン
ガー接触面１８８がハンガー１５８の面１９０と緊密に
接触する。
１の位置における断面図を示す。図４に示すように、各
々のポケット１５６はくさび接触面１８０を持ち、くさ
び１７０は第１の端１８２および第２の端１８４を持
つ。くさびの第１の端１８２の表面積はくさびの第２の
端１８４の表面積より小さい。更にくさび１７０は、く
さびの第１および第２の端１８２および１８４の間にポ
ケット接触面１８６を有する。更にくさび１７０は、く
さびの第１および第２の端１８２および１８４の間にハ
ンガー接触面１８８を有する。くさび１７０がハンガー
１５８およびポケット１５６の間にぴったりとはまり、
この為、くさびのポケット接触面１８６がポケット１５
６のくさび接触面１８０と緊密に接触し、くさびのハン
ガー接触面１８８がハンガー１５８の面１９０と緊密に
接触する。
【００１６】図５は、図３に示す線Ａ−Ａに沿った第２
の位置における断面図である。図５に示すように、上部
格子板１５２がハンガーの面１８８から隔たり、ハンガ
ーの棧１６６にのっかっている。くさび１７０（図５に
は示してない）がポケット１６０に挿入されると、くさ
び１７０が上部格子板１５２とハンガーの側壁１８８と
の間に捕捉される。
の位置における断面図である。図５に示すように、上部
格子板１５２がハンガーの面１８８から隔たり、ハンガ
ーの棧１６６にのっかっている。くさび１７０（図５に
は示してない）がポケット１６０に挿入されると、くさ
び１７０が上部格子板１５２とハンガーの側壁１８８と
の間に捕捉される。
【００１７】図６は、上部格子板１５２および上部格子
板取付けアセンブリ１５４の一部分を完全に分解した斜
視図である。上部格子板１５２をハンガー１５８に固定
するため、上部格子板１５２がハンガー１５８の棧１６
６の上に位置決めされる。次に、くさび１７０をポケッ
ト１５６に挿入して、くさびの中孔１７２が棧１６６に
ある夫々の開口１６８（図２に示す）と整合するように
する。次にスタッド１７４を整合した中孔１７２および
開口１６８に挿入して、ハンガー１５８にねじ係合させ
る。
板取付けアセンブリ１５４の一部分を完全に分解した斜
視図である。上部格子板１５２をハンガー１５８に固定
するため、上部格子板１５２がハンガー１５８の棧１６
６の上に位置決めされる。次に、くさび１７０をポケッ
ト１５６に挿入して、くさびの中孔１７２が棧１６６に
ある夫々の開口１６８（図２に示す）と整合するように
する。次にスタッド１７４を整合した中孔１７２および
開口１６８に挿入して、ハンガー１５８にねじ係合させ
る。
【００１８】上に述べたアセンブリは、シュラウドの他
の部分又は炉心支持構造を何ら取外すことなく、上部格
子板を遠隔操作で取外すことができるようにする。更
に、シュラウドの内面に加工された溝により、垂直方向
の支持が行われ、上部格子板を垂直方向に支持するため
にシュラウドにフランジ又は棧を必要としない。従っ
て、シュラウドの内面は上部格子板との界面で一定の直
径にすることができる。更に、全てのねじ山を設けた部
品はシュラウドとは別個であって着脱自在であるから、
シュラウドにはねじ孔を必要としない。更に、くさびは
上部格子板の水平方向の整合／位置決めができるように
し、上部格子板からシュラウドへの水平荷重の経路を造
る。整合ピン、偏心ピン又は剪断ピンは全く必要としな
い。更に、公知のボルト留め方法と比較して、くさびに
よってボルトの予備荷重が最小限にされる。
の部分又は炉心支持構造を何ら取外すことなく、上部格
子板を遠隔操作で取外すことができるようにする。更
に、シュラウドの内面に加工された溝により、垂直方向
の支持が行われ、上部格子板を垂直方向に支持するため
にシュラウドにフランジ又は棧を必要としない。従っ
て、シュラウドの内面は上部格子板との界面で一定の直
径にすることができる。更に、全てのねじ山を設けた部
品はシュラウドとは別個であって着脱自在であるから、
シュラウドにはねじ孔を必要としない。更に、くさびは
上部格子板の水平方向の整合／位置決めができるように
し、上部格子板からシュラウドへの水平荷重の経路を造
る。整合ピン、偏心ピン又は剪断ピンは全く必要としな
い。更に、公知のボルト留め方法と比較して、くさびに
よってボルトの予備荷重が最小限にされる。
【００１９】本発明の種々の実施例についてこれまで説
明したところから、本発明の目的が達成されたことは明
らかである。本発明を詳しく説明して図面に示したが、
これは例示のためであって例に過ぎず、本発明を制約す
るものと解してはならないことを明確に承知されたい。
すなわち、本発明の範囲は特許請求の範囲によって限定
される。
明したところから、本発明の目的が達成されたことは明
らかである。本発明を詳しく説明して図面に示したが、
これは例示のためであって例に過ぎず、本発明を制約す
るものと解してはならないことを明確に承知されたい。
すなわち、本発明の範囲は特許請求の範囲によって限定
される。
【図１】原子炉圧力容器およびブリッジを含む沸騰水型
原子炉の一部分を断面で示した略図。
原子炉の一部分を断面で示した略図。
【図２】本発明の１実施例による上部格子板取付けアセ
ンブリを含む上部格子板およびシュラウドの一部分を部
分的に分解して示す斜視図。
ンブリを含む上部格子板およびシュラウドの一部分を部
分的に分解して示す斜視図。
【図３】図２に示したシュラウド、上部格子板および上
部格子板取付けアセンブリの斜視図。
部格子板取付けアセンブリの斜視図。
【図４】図３に示す線Ａ−Ａに沿った第１の位置におけ
る断面図。
る断面図。
【図５】図３に示した線Ａ−Ａに沿った第２の位置にお
ける断面図。
ける断面図。
【図６】１実施例の上部格子板取付けアセンブリを含む
上部格子板の一部分を完全に分解して示す斜視図。
上部格子板の一部分を完全に分解して示す斜視図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレックス・ブレイアー・ファイフ アメリカ合衆国、カリフォルニア州、サ ン・ホセ、リトル・フォールズ・ドライ ブ、6555番
Claims (10)
- 【請求項１】 その周縁に複数個のポケット（１５６）
を持つ上部格子板（１５２）を沸騰水型原子炉（１０
０）のシュラウド（１５０）に取付けるための上部格子
板取付けアセンブリ（１５４）に於て、 複数個の開口（１６８）が通抜けている棧（１６６）を
持ち、前記シュラウド（１５０）に固定されるようにし
たハンガー（１５８）と、 前記上部格子板（１５２）の１つのポケット（１５６）
に少なくとも部分的にぴったりとはまる寸法であって、
通抜けの中孔（１７２）を持つくさび（１７０）と、 前記くさびの中孔（１７２）を通抜けて、前記棧の１つ
の開口（１６８）に入込むスタッド（１７４）と、含ん
でいる上部格子板取付けアセンブリ（１５４）。 - 【請求項２】 前記シュラウド（１５０）が溝（１６
０）を持ち、前記ハンガー（１５８）が前記溝（１６
０）に挿入されるフランジ（１６２）を有する請求項１
記載の上部格子板取付けアセンブリ（１５４）。 - 【請求項３】 前記フランジ（１６２）が前記溝（１６
０）と係合している請求項１記載の上部格子板取付けア
センブリ（１５４）。 - 【請求項４】 各々の前記ポケット（１５６）がくさび
接触面（１８０）を持ち、前記くさび（１７０）が第１
の端（１８２）および第２の端（１８４）を有し、前記
くさびの第１の端（１８２）は前記くさびの第２の端
（１８４）の表面積よりも小さい表面積を持っている請
求項１記載の上部格子板取付けアセンブリ（１５４）。 - 【請求項５】 前記くさび（１７０）が前記くさびの第
１および第２の端（１８２および１８４）の間にポケッ
ト接触面（１８６）を有する請求項１記載の上部格子板
取付けアセンブリ（１５４）。 - 【請求項６】 前記くさび（１７０）が前記くさびの第
１および第２の端（１８２および１８４）の間にハンガ
ー接触面（１８８）を有する請求項５記載の上部格子板
取付けアセンブリ（１５４）。 - 【請求項７】 前記くさび（１７０）が前記ハンガー
（１５８）およびポケット（１５６）の間にぴったりと
はまり、その為、前記くさびのポケット接触面（１８
０）が前記ポケットのくさび接触面（１８６）と緊密に
接触すると共に、前記くさびのハンガー接触面（１８
８）が前記ハンガー（１５８）の面と緊密に接触する請
求項１記載の上部格子板取付けアセンブリ（１５４）。 - 【請求項８】 その周縁に複数個のポケット（１５６）
を持つ上部格子板（１５２）を原子炉（１００）内のシ
ュラウド（１５０）に取付けるために上部格子板取付け
アセンブリ（１５４）が設けられ、該アセンブリが、通
抜けの複数個の開口（１６８）を持つ棧（１６６）を有
するハンガー（１５８）、通抜けの中孔（１７２）を持
つくさび（１７０）、およびスタッド（１７４）を含ん
でいる場合に、上部格子板（１５２）を原子炉（１０
０）内のシュラウド（１５０）に取付ける方法に於て、 前記ハンガー（１５８）をシュラウド（１５０）に係合
させる工程と、 前記ハンガーの棧（１６６）の上に上部格子板（１５
２）を配置する工程と、 前記くさび（１７０）を上部格子板（１５２）の夫々の
ポケット（１５６）に挿入する工程と、 前記スタッド（１７４）を前記くさびの夫々の中孔（１
７２）に通して前記ハンガー（１５８）とねじ係合させ
る工程と、を含んでいる方法。 - 【請求項９】 前記シュラウド（１５０）の内面（１６
４）に溝（１６０）が設けられ、前記ハンガー（１５
８）がフランジ（１６２）を持ち、更に、前記ハンガー
（１５８）をシュラウド（１５０）に結合させる工程
が、前記ハンガーのフランジ（１６２）を前記シュラウ
ド（１５０）の溝（１６０）に挿入することを含む請求
項８記載の方法。 - 【請求項１０】 各々の前記くさび（１７０）が前記上
部格子板（１５２）の１つのポケット（１５６）に少な
くとも部分的にぴったりとはまる寸法である請求項８記
載の方法。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US5757697P | 1997-08-29 | 1997-08-29 | |
| US60/057576 | 1997-08-29 | ||
| US09/096675 | 1998-06-12 | ||
| US09/096,675 US6240156B1 (en) | 1997-08-29 | 1998-06-12 | Top guide grid attachment for a boiling water reactor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11211873A true JPH11211873A (ja) | 1999-08-06 |
| JP3377452B2 JP3377452B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=26736646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24279298A Expired - Lifetime JP3377452B2 (ja) | 1997-08-29 | 1998-08-28 | 上部格子板取付けアセンブリおよび方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6240156B1 (ja) |
| JP (1) | JP3377452B2 (ja) |
| CN (1) | CN1236174A (ja) |
| FI (1) | FI117454B (ja) |
| TW (1) | TW405124B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010515079A (ja) * | 2007-01-02 | 2010-05-06 | ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー | 原子炉用アラインメント・プレートの構成 |
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| US8356591B2 (en) * | 2009-02-12 | 2013-01-22 | Babcock Power Services, Inc. | Corner structure for walls of panels in solar boilers |
| US8397710B2 (en) * | 2009-02-12 | 2013-03-19 | Babcock Power Services Inc. | Solar receiver panels |
| ES2413880B2 (es) * | 2009-02-12 | 2014-05-20 | Babcock Power Services Inc. | Sistema de soporte de panel para calderas solares |
| US8517008B2 (en) * | 2009-02-12 | 2013-08-27 | Babcock Power Services, Inc. | Modular solar receiver panels and solar boilers with modular receiver panels |
| US8316843B2 (en) | 2009-02-12 | 2012-11-27 | Babcock Power Services Inc. | Arrangement of tubing in solar boiler panels |
| US9134043B2 (en) | 2009-02-12 | 2015-09-15 | Babcock Power Services Inc. | Heat transfer passes for solar boilers |
| US9163857B2 (en) * | 2009-02-12 | 2015-10-20 | Babcock Power Services, Inc. | Spray stations for temperature control in solar boilers |
| US8893714B2 (en) | 2009-02-12 | 2014-11-25 | Babcock Power Services, Inc. | Expansion joints for panels in solar boilers |
| US20110079217A1 (en) * | 2009-02-12 | 2011-04-07 | Babcock Power Services, Inc. | Piping, header, and tubing arrangements for solar boilers |
| US8573196B2 (en) | 2010-08-05 | 2013-11-05 | Babcock Power Services, Inc. | Startup/shutdown systems and methods for a solar thermal power generating facility |
| US9038624B2 (en) | 2011-06-08 | 2015-05-26 | Babcock Power Services, Inc. | Solar boiler tube panel supports |
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| US2709059A (en) * | 1953-01-07 | 1955-05-24 | Chicago Pneumatic Tool Co | Swivel post locking means |
| AT208951B (de) * | 1957-04-04 | 1960-05-10 | Wasagchemie Ag | Zündmaschine mit Federzugantrieb |
| FR1488523A (fr) * | 1966-07-28 | 1967-07-13 | Babcock & Wilcox Ltd | Perfectionnements aux grilles de support, notamment aux réacteurs nucléaires |
| US3421726A (en) * | 1967-09-18 | 1969-01-14 | Herbert Getter | Tie-down anchor device |
| IT1038778B (it) * | 1975-06-09 | 1979-11-30 | Breda Termomeccanica Spa | Methodo per fabricare una griglia costituita da due materiali diversie capace di essere inizialmente rigida mentre dopo la messa in eser cizio permette dilatazioni termiche differenziali |
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| US5838751A (en) * | 1996-06-18 | 1998-11-17 | General Electric Company | Core plate repair using guide tube gap wedges |
| US6009137A (en) * | 1997-08-29 | 1999-12-28 | General Electric Company | Mid-shroud joint for a boiling water reactor |
-
1998
- 1998-06-12 US US09/096,675 patent/US6240156B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-08-28 FI FI981852A patent/FI117454B/fi not_active IP Right Cessation
- 1998-08-28 JP JP24279298A patent/JP3377452B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1998-08-29 CN CN98120343A patent/CN1236174A/zh active Pending
- 1998-10-09 TW TW087114327A patent/TW405124B/zh not_active IP Right Cessation
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Also Published As
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|---|---|
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| TW405124B (en) | 2000-09-11 |
| CN1236174A (zh) | 1999-11-24 |
| FI981852A (fi) | 1999-03-01 |
| FI981852A0 (fi) | 1998-08-28 |
| FI117454B (fi) | 2006-10-13 |
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