JPH11205386A - インターネット内トラフィック測定時のipパケットカウント方法 - Google Patents

インターネット内トラフィック測定時のipパケットカウント方法

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JPH11205386A
JPH11205386A JP10018010A JP1801098A JPH11205386A JP H11205386 A JPH11205386 A JP H11205386A JP 10018010 A JP10018010 A JP 10018010A JP 1801098 A JP1801098 A JP 1801098A JP H11205386 A JPH11205386 A JP H11205386A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定地点を流れるIPパケットの重複又は欠落
等の状態でもIPパケットの分割前のメッセージを判別
しアプリケーションの種類を特定しカウント可能とする
方法の提供。 【解決手段】通過IPパケットのうちヘッダにポート番
号を有するものは、発信元及び送信先アドレス、Identi
fication、Protocolの4つ要素及びポート番号が一致す
るIPパケット毎に、パケット数及びオクテット数をテ
ーブルで計数管理し、通過IPパケットがヘッダにポー
ト番号を有さない場合該テーブルに4つ要素が一致する
パケットデータが存在する場合、そのパケット数及びオ
クテット数を通過IPパケットの値と加算し、一致する
パケットデータが存在しない場合、前記テーブルに通過
IPパケットのデータを新たに登録し、ポート番号はそ
の他を示す値に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークトラ
フィックのモニタ方法に関し、特に、インターネット内
トラフィック測定時のIPパケットのカウント方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】本発明の背景技術について説明する。あ
るメッセージを、TCP(Transmission Control
Protocol)(又はUDP(User Datagram Protoc
ol)/IP(Internet Protocol)プロトコルで送信
する場合、メッセージの長さによっては、いくつかのI
Pパケットに分割される。図1に、インターネット内を
流れるIPパケットの分割の例を示す。図1では、1つ
のメッセージ(データ長200バイト)が4つのIPパケ
ットに分割される例を示している。以下ヘッダ情報の詳
細を説明する。
【0003】FO:Fragment Offset(フラグメントオ
フセット)は、IPパケット内のデータ部に、分割前の
メッセージの先頭から何バイト目のデータが入っている
かを示す。
【0004】MF:More Fragmentは、IPパケットが
分割前のメッセージの最後のデータであることを示すフ
ラグである。
【0005】ポート番号は、ソースポート(Source Po
rt)又はデスティネーションポート(Destination Por
t)の値を示す。
【0006】このとき分割されたIPパケットの先頭
(IPパケット1)には、TCP(又はUDP)ヘッダ
が入るが、その他のIPパケット(IPパケット2、
3、4)には入らない。
【0007】インターネット内では、メッセージは分割
されて(複数のIPパケットとして)流れる。
【0008】このIPパケットには、以下の特徴があ
る。
【0009】(1)1つのメッセージを構成するIPパケ
ット群が、発信元から送信先まで、全て同じ経路を通る
とは限らない。
【0010】(2)1つのメッセージを構成するIPパケ
ット群は、送信先に届いた時に、その順序が変わってい
る可能性がある。例えば図5のパターンCのように、順
番が変わって届くこともある。
【0011】(3)IPパケットは、発信元から送信先に
流れる途中で失われる可能性がある。
【0012】(4)再送により、同じIPパケットが複数
流れる可能性がある。例えば図5のパターンAのよう
に、2番目のIPパケットが送信先に2つ届くこともあ
る。
【0013】(5)1つのメッセージを分割した時、TC
P/UDPヘッダは分割した先頭のIPパケットにしか
付加されない(図1のIPパケット1参照)。
【0014】なお、特開平5−37568号公報には、
フレームが複数のパケットに分割されているとき、最初
のパケットに含まれているヘッダ情報のみ用いてネット
ワークトラフィック量を計測する装置が提案されてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このようなインターネ
ットを流れるトラフィックを測定する場合、以下の点が
問題となる。
【0016】トラフィックの測定では、どんな種類のア
プリケーション(ポート番号で判断する)がどのくらい
の量(オクテット数、パケット数)流れているかを測定
する。
【0017】そのため、TCP/UDPヘッダ内のポー
ト番号情報が必要となるが、分割されたメッセージのI
Pパケットには、最初のIPパケットを除いて、このポ
ート番号情報が入っていない。
【0018】TCP/UDPヘッダのないIPパケット
からアプリケーションの種類を判断するには、これを元
のメッセージに復元する必要がある。しかし、1つのメ
ッセージを構成する全てのIPパケットが、同じ測定地
点を流れるとは限らないので、測定地点でメッセージを
復元することができない場合もある。
【0019】したがって、本発明は上記問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、トラフィック測定
時に、ある測定地点を流れるIPパケットが、例えばI
Pパケットの重複又は欠落、IPパケットがメッセージ
の区切られた順序に流れない、という状態でも、IPパ
ケットの分割前のメッセージを判別しアプリケーション
の種類を特定してカウント可能とする方法を提供するこ
とにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、インターネット内トラフィック測定時の
IPパケットカウント方法において、測定地点でモニタ
されたIPパケット(「通過IPパケット」という)が
ヘッダにポート番号を有するものについては、発信元ア
ドレス(Source Address)、送信先アドレス(Destina
tion Address)、アイデンティフィケーション(Ident
ification)、プロトコル(Protocol)の4つ要素及び
ポート番号が一致するIPパケット毎に分類して、その
パケット数及びオクテット数をテーブルで計数管理し、
前記通過IPパケットがヘッダにポート番号を有さない
ものである場合、前記テーブルにおいて、前記通過IP
パケットのヘッダの発信元アドレス(Source Addres
s)、送信先アドレス(Destination Address)、アイ
デンティフィケーション(Identification)、プロトコ
ル(Protocol)の4つ要素が一致するパケットデータが
存在する場合には、そのパケットデータのパケット数及
びオクテット数に前記通過IPパケットの値を加算した
値に更新し、一致するパケットデータが存在しない場
合、前記テーブルに前記通過IPパケットのデータを新
たに登録し、その際、ポート番号は、「その他」を示す
値に設定するものである。
【0021】本発明は、前記通過IPパケットがヘッダ
にポート番号を有するものについては、前記テーブル
に、前記通過IPパケットのヘッダの発信元アドレス
(SourceAddress)、送信先アドレス(Destination Ad
dress)、アイデンティフィケーション(Identificatio
n)、プロトコル(Protocol)の4つ要素が一致し、且
つポート番号が「その他」に設定されているデータが登
録されている場合、前記テーブルのデータのパケット数
及びオクテット数に前記通過IPパケットの値を加算し
て前記テーブルに登録するとともの、前記テーブルのポ
ート番号の値を「その他」から、前記通過IPパケット
のヘッダのポート番号に設定する。
【0022】本発明においては、前記テーブルに登録さ
れているデータ内、のMF(MoreFragment)が0である
データを前記テーブルから削除し、0でなければ、パケ
ット数が0であるか調べ、パケット数が0であれば該デ
ータをテーブルから削除し、パケット数が0でなけれ
ば、パケット数とオクテット数を0とし、上記処理を前
記テーブルに登録された全てのデータについて行うとい
う更新処理を予め定めた一定時間毎に行う。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、インターネット内のある測定地点のト
ラフィックを測定する場合において、以下の処理フロー
(アルゴリズム)1に従って、測定地点を流れるIPパ
ケットを同一メッセージと判断しカウントする。また、
本発明の実施の形態ではIPパケットカウント用に用い
るテーブル(図2)は、処理フロー(アルゴリズム)2
に従って更新する。図6は、IPパケットのカウントの
処理フローを示す流れ図であり、図7は、IPパケット
カウント用テーブルの更新の処理フローを示す流れ図で
ある。
【0024】1.IPパケットカウント方法: (1)測定地点を通過したIPパケットにTCP/UDP
ヘッダがあるかを調べ(図6のステップ101)、あれ
ば、IPヘッダ内の4要素(Source Address、Destina
tion Address、Identification、Protocol)とTCP
/UDPヘッダ内のポート番号が一致するIPパケット
がテーブル(図2)内にあるかを調べる(図6のステッ
プ102)。
【0025】(2)一致するデータがあれば、そのデータ
内のパケット数とオクテット数に通過したIPパケット
の値を加算する(図6のステップ103)。一致しなけ
れば、IPヘッダ内の4要素(Source Address、Desti
nation Address、Identification、Protocol)が一致
し、ポート番号が「その他」となっているIPパケット
がテーブル(図2)内にあるかを調べる(図6のステッ
プ104)。
【0026】(3)一致するデータがあれば、そのデータ
内のパケット数とオクテット数に通過したIPパケット
の値を加算する。さらにポート番号としては、通過した
IPパケットのポート番号を代入する(図6のステップ
105)。一致しなければ、テーブルに、通過したIP
パケットを追加する(図6のステップ106)。
【0027】(4)図6のステップ101において、TC
P/UDPヘッダがなかった場合、IPヘッダ内の4要
素(SourceAddress、Destination Address、Identific
ation、Protocol)が一致するIPパケットがテーブル
(図2)内にあるかを調べる(図6のステップ10
7)。
【0028】(5)一致するデータがあれば、そのデータ
内のパケット数とオクテット数に通過したIPパケット
の値を加算する(図6のステップ108)。なければ、
テーブルに通過したIPパケットを追加する。さらにポ
ート番号には、”その他”を入れる(図6のステップ1
09)。
【0029】2.テーブル更新: (1)一定時間が経過しているかを調べる(図7のステッ
プ201)。経過していなければ、何もしない(図7の
ステップ202)。
【0030】(2)テーブルのデータを調べる(図7のス
テップ203)。もし、テーブルが終わりならば(調べ
るデータがなければ)、終了する(図7のステップ20
2)。
【0031】(3)データ内のMF:More Fragmentが0
であるかを調べる(図7のステップ204)。MF=0
であるならば、そのデータをテーブルから削除する(図
7のステップ205)。
【0032】(4)MF=0でなければ、パケット数が0
であるかを調べる(図7のステップ206)。0である
ならば、そのデータをテーブルから削除する(図7のス
テップ205)。
【0033】(5)パケット数が0でなければ、パケット
数とオクテット数を0にする。
【0034】(6)次のデータを調べる(図7のステップ
208)。(2)からの作業を繰り返す。
【0035】本発明の実施の形態の特徴は以下の点にあ
る。
【0036】IPパケットはメッセージの再構築(IP
パケットから元のメッセージを復元する)を行わずに、
どのメッセージに属するかを判断し、カウントする。
【0037】インターネット網の特徴である要素(発明
の背景で記載している(1)から(6))は、メッセージを再
構築する場合には考慮しなければならないが、インター
ネット内のトラフィックを測定するという観点からすれ
ば、これらを全て考慮する必要はない。
【0038】本発明は、この知見に基づきなされたもの
であって、トラフィック測定に耐えうる簡易カウント方
法を提供するものである。以下、実施例に即してより詳
細に説明する。
【0039】
【実施例】本発明の一実施例について以下に説明する。
本発明の一実施例においては、IPパケットのカウント
用に、図2に示す構成のテーブルを用意する。
【0040】図2を参照すると、このテーブルは、メッ
セージを識別するための要素(Source Address、Desti
nation Address、Identification、Protocol)と、ポ
ート番号(Source Port、又はDestination Portの
値)、More Fragment、及び、パケット数、オクテット
数を格納するエリアを具備する。更に、これらを1つの
まとまりとして、複数格納できるエリアを具備する。
【0041】なお、Source Address(発信元アドレ
ス)、Destination Address(送信先アドレス)、Iden
tification(アイデンティフィケーション)、Protocol
(プロトコル)、More Fragment(モアフラグメント)
は、IPパケットのヘッダ内の値である。Source Por
t、Destination Portは、TCP/UDPヘッダ内の値
である。
【0042】ポート番号へ代入する値について:TCP
/UDPヘッダには、Source PortとDestination Por
tがある。ここには、WELL KNOWN PORT NUMBERS(ウ
ェルノウンポート番号)(0−1023)か、REGISTER
ED PORT NUMBERS(レジスタードポート番号)(10
24−65535)の値が入る。
【0043】本発明では、Source Port(ソースポー
ト)と、Destination Port(デスティネーテョンポー
ト)の値を比較して、WELL KNOWN PORT NUMBERS(ウ
ェルノウンポート番号)の値をポート番号に入れてい
る。
【0044】本発明の一実施例の動作について説明す
る。
【0045】図3は、本発明の一実施例を説明するため
の図であり、ネットワークのある測定地点でのIPパケ
ットの測定例を示す。図3において、縦に並んでいる
からは、それぞれ一つのメッセージを構成する1つ又
は複数のIPパケットを表す。横方向は時間で、一定時
間(1分以上)毎に区切ってある。
【0046】横線は、その時間帯にメッセージ(から
)のIPパケットが複数流れていることを示す。
【0047】“S”は、ポート番号があるIPパケット
が来たことを表す。
【0048】“E”は、More Fragment=0のIPパケ
ットが来たことを表す。
【0049】図4は、図2のテーブルの使用例を示して
おり、図3の一定時間(AからC)内の時に、テーブル
に格納してあるメッセージが何であるかを示している。
ここに登録してあるメッセージが、各一定時間内で測定
対象となっているメッセージである。このテーブルは、
一定時間経過毎に、以下の削除方法に従い、メッセージ
を削除する。
【0050】テーブルへの登録/削除方法について、順
を追って説明する。
【0051】(1)一定時間Aでは、ポート番号があるI
Pパケット(から)が来たので、テーブルに登録す
る。登録内容は、Source Address、Destination Addr
ess、Identification、Protocol、ポート番号、More F
ragment、パケット数、オクテット数である(図2参
照)。
【0052】(2)一定時間A内で、ポート番号が無いI
Pパケットがきたが、該当するメッセージが無いた
め、テーブルに登録する。登録内容は、Source Addres
s、Destination Address、Identification、Protoco
l、ポート番号(ポート番号は無いため、ここには「そ
の他」を表す値を設定する)、More Fragment、パケッ
ト数、オクテット数である。
【0053】(3)一定時間A内で、IPパケット(か
ら)が来たので、テーブル内の該当するメッセージの
パケット数、及びオクテット数の値を加算する。More
Fragmentは、IPパケットのMore Fragmentとテーブル
内のMore FragmentでAND(論理積)を取り、その値を
テーブルに格納する。
【0054】(4)一定時間Aが終了した時点で、More F
ragment=0のIPパケットが流れたメッセージを、
テーブルから削除する。
【0055】(5)一定時間B内で、IPパケット(及
び)が来たので、テーブル内の該当するメッセージの
パケット数、及びオクテット数の値を加算する。More
Fragmentは、IPパケットのMore Fragmentとテーブル
内のMore FragmentでANDを取り、その値をテーブルに
格納する。
【0056】(6)一定時間Bが終了した時点で、More F
ragment=0のIPパケットが流れたメッセージ及び
を、テーブルから削除する。また一定時間Bの間、I
Pパケットが1つも来なかったので、メッセージも
テーブルから削除する。
【0057】次に、本発明の第二の実施例について説明
する。
【0058】図5において、IP-1からIP-4は、それぞれ
図1のIPパケット1からIPパケット4を指す。パタ
ーンAからパターンCは、1つのメッセージを分割した
IPパケットが、ある測定地点を通過する時のIPパケ
ットの順番を示している。例えば、パターンAは、IP-
1、IP-2、IP-2、IP-3、IP-4の順で測定地点を通過した
ことを表している。
【0059】図5のパターンのデータが流れた場合、I
Pパケットはどのようにカウントされるかを説明する。
なお、オクテット数は、実際には、IPパケットのヘッ
ダとデータ部を合計した値となるが、ここでは、わかり
やすいように、データ部のみを合計した値で説明する。
【0060】(1)パターンA(IPパケットが重複した
場合):パケット数=5、オクテット数=250;IP-2
が2個来ているが、両方とも同じメッセージのIPパケ
ットとしてカウントする。
【0061】元のメッセージを再構築する場合は、片方
のIP-2は不要であるが、トラフィック測定では2個とも
測定地点を流れたデータであるので、両方ともカウント
する。
【0062】(2)パターンB(IPパケットが欠落した
場合):パケット数=3、オクテット数=150;IP-2
が来ていないが、順番は測定には関係ないので、IP-3、
IP-4をIP-1と同じメッセージのIPパケットとしてカウ
ントする。
【0063】(3)パターンC(IPパケットが順番にこ
ない場合):パケット数=4、オクテット数=200;
IP-2が最初に通過するが、IP-2にはポート番号がついて
いないので、ポート番号=その他としてカウントする。
次にIP-1が通過するが、ポート番号があるのでそのポー
ト番号として、カウントする。このときIP-2は、IP-1と
ポート番号以外の4つの要素(Source Address、Desti
nation Address、Identification、Protocol)は一致
するので、IP-2のカウント分をIP-1のカウントに加算す
る(その他のカウントは廃棄する)。IP-3、IP-4も4つ
の要素がIP-1と一致するので、IP-1のカウントに合計す
る。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及至6の
本発明によれば、トラフィック測定時に、ある測定地点
を流れるIPパケットが、例えば(1)IPパケットの重
複、(2)IPパケットの欠落、(3)IPパケットが、メッ
セージの区切られた順序に流れない、という状態でも、
IPパケットの分割前のメッセージを判別し、アプリケ
ーションの種類を特定し、カウントすることができる、
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の背景を説明するための図であり、複数
IPパケットへの分割(フラグメンテーション)を説明
するための図である。
【図2】本発明の一実施例を説明するための図であり、
テーブル構成例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例を説明するための図であり、
ある地点でのIPパケット測定例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例を説明するための図であり、
図2のテーブルの使用例を説明する図である。
【図5】本発明の一実施例を説明するための図であり、
IPパケットのパターン例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例の処理フローを説明するため
の流れ図である。
【図7】本発明の一実施例の処理フローを説明するため
の流れ図である。
【符号の説明】
E MF=0のIPパケットの到来 FO フラグメントオフセット MF モアフラグメント S ポート番号があるIPパケットの到来 IP−1〜IP−4 IPパケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターネット内トラフィック測定時のI
    Pパケットカウント方法において、 測定地点でモニタされたIPパケットをそのヘッダに含
    まれる発信元アドレス(Source Address)、送信先ア
    ドレス(Destination Address)、アイデンティフィケ
    ーション(Identification)、プロトコル(Protoco
    l)、ポート番号情報に基づき振り分けしてパケット数
    及びオクテット数をテーブルで計数管理し、前記モニタ
    されたIPパケットのうちそのヘッダにポート番号を持
    たないものについては、前記テーブルに格納されたデー
    タのうち発信元アドレス(Source Address)、送信先
    アドレス(Destination Address)、アイデンティフィ
    ケーション(Identification)、プロトコル(Protoco
    l)の4つ要素が一致するパケットのデータに前記モニ
    タされたIPパケットのパケット数及びオクテット数を
    加算することを特徴とするIPパケットカウント方法。
  2. 【請求項2】インターネット内トラフィック測定時のI
    Pパケットカウント方法において、 測定地点でモニタされたIPパケット(「通過IPパケ
    ット」という)がヘッダにポート番号を有するものにつ
    いては、発信元アドレス(Source Address)、送信先
    アドレス(Destination Address)、アイデンティフィ
    ケーション(Identification)、プロトコル(Protoco
    l)の4つ要素及びポート番号が一致するIPパケット
    毎に分類して、そのパケット数及びオクテット数をテー
    ブルで計数管理し、 前記通過IPパケットがヘッダにポート番号を有さない
    ものである場合、前記テーブルにおいて、前記通過IP
    パケットのヘッダの発信元アドレス(SourceAddres
    s)、送信先アドレス(Destination Address)、アイ
    デンティフィケーション(Identification)、プロトコ
    ル(Protocol)の4つ要素が一致するパケットデータが
    存在する場合には、該パケットデータのパケット数及び
    オクテット数に前記通過IPパケットの値を加算した値
    に更新し、一致するパケットデータが存在しない場合、
    前記テーブルに前記通過IPパケットのデータを新たに
    登録し、その際、ポート番号は「その他」を示す値に設
    定する、ことを特徴とするIPパケットのカウント方
    法。
  3. 【請求項3】前記通過IPパケットがヘッダにポート番
    号を有するものについては、前記テーブルに、前記通過
    IPパケットのヘッダの発信元アドレス(Source Addr
    ess)、送信先アドレス(Destination Address)、ア
    イデンティフィケーション(Identification)、プロト
    コル(Protocol)の4つ要素が一致し、且つポート番号
    が「その他」に設定されているデータが登録されている
    場合、前記テーブルのデータのパケット数及びオクテッ
    ト数に前記通過IPパケットの値を加算して前記テーブ
    ルに登録するとともの、前記テーブルのポート番号の値
    を「その他」から、前記通過IPパケットのヘッダのポ
    ート番号に設定する、ことを特徴とする請求項2記載の
    IPパケットのカウント方法。
  4. 【請求項4】インターネット内トラフィック測定時のI
    Pパケットカウント方法において、(a)測定地点を通
    過したIPパケットにTCP(Transmission Control
    Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)ヘ
    ッダがあればIPヘッダ内の4要素(発信元アドレス
    (Source Address)、送信先アドレス(DestinationAd
    dress)、アイデンティフィケーション(Identificatio
    n)、プロトコル(Protocol))とTCP/UDPヘッ
    ダ内のポート番号が一致するIPパケットのデータがテ
    ーブル内に存在するか調べ、一致するデータがあれば、
    そのデータ内のパケット数とオクテット数に通過したI
    Pパケットの値を加算し、 (b)一致しなければ、IPヘッダ内の4要素が一致し
    且つポート番号が「その他」となっているIPパケット
    が前記テーブル内にあるかを調べ、IPヘッダ内の4要
    素が一致し且つポート番号が「その他」となっているI
    Pパケットが前記テーブル内にあれば、該データ内のパ
    ケット数とオクテット数に通過したIPパケットの値を
    加算し、さらにポート番号には、通過したIPパケット
    のポート番号を設定し、なければ、前記テーブルに通過
    したIPパケットを追加登録し、 (c)一方、測定地点を通過したIPパケットにTCP
    /UDPヘッダがなかった場合、IPヘッダ内の4要素
    が一致するIPパケットが前記テーブル内に登録済みで
    あるかを調べ、一致するデータがあれば、該データ内の
    パケット数とオクテット数に通過したIPパケットの値
    を加算し、一致するデータがなければ、前記テーブルに
    通過したIPパケットを追加し、さらにポート番号には
    「その他」を設定する、ことを特徴とするIPパケット
    カウント方法。
  5. 【請求項5】前記テーブルに登録されているデータ内の
    MF(More Fragment)が0であるデータを前記テーブ
    ルから削除し、0でなければ、パケット数が0であるか
    調べ、パケット数が0であれば該データをテーブルから
    削除し、パケット数が0でなければ、パケット数とオク
    テット数を0とし、上記処理を前記テーブルに登録され
    た全てのデータについて行う更新処理を予め定めた一定
    時間毎に行う、ことを特徴とする請求項2及至4のいず
    れか一に記載のIPパケットカウント方法。
  6. 【請求項6】前記テーブルが、発信先アドレス、送信先
    アドレス、アイデンティフィケーション、プロトコル、
    ポート番号、モアフラグメント(More Fragment)、パ
    ケット数、オクテット数を一エントリデータとし、該エ
    ントリデータを一又は複数備えることを特徴とする請求
    項2及至4のいずれか一に記載のIPパケットカウント
    方法。
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JP2011134213A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Fujitsu Ltd メッセージ判別プログラム、メッセージ判別装置及びメッセージ判別方法
US8614965B2 (en) 2008-10-24 2013-12-24 Nec Corporation Packet loss frequency measuring system, packet loss frequency measuring method, and program
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