JPH11203149A - タスクスケジュール装置およびその方法 - Google Patents

タスクスケジュール装置およびその方法

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JPH11203149A
JPH11203149A JP454698A JP454698A JPH11203149A JP H11203149 A JPH11203149 A JP H11203149A JP 454698 A JP454698 A JP 454698A JP 454698 A JP454698 A JP 454698A JP H11203149 A JPH11203149 A JP H11203149A
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JP454698A
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Kouji Zaiki
幸治 材木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ないオーバヘッドで優先度の逆転が発生し
ないタスクスケジュール装置を提供する。 【解決手段】 タスクからの要求を受け付けるタスクイ
ンターフェース部106と、タスクが使用する資源情報
を管理する資源管理手段104と、タスクに関する情報
を管理するタスク管理手段105と、資源管理手段10
4とタスク管理手段105からの指示でタスクの実行優
先度を決定する優先度制御手段102と、優先度制御手
段102によって決定された優先度に従って高い優先度
のタスクをタスクキューから取り出して起動するディス
パッチ部101とを備え、予め同じ排他的実行部(共有
資源)を実行するタスクに関して優先度をその排他的資
源ごとに管理して排他的実行部を実行するときは必ず、
同じ排他的実行部を実行する可能性のある他のタスクに
割り込まれないように優先度を高くして実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のタスクを並
行して実行させるシステムにおいて、タスクの優先度逆
転の検出およびそれを回避するタスクスケジューリング
装置とそのタスクスケジューリング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は複数のタスクで排他的に処理する
部分を含む場合に、実行しなければならない排他制御用
の命令を示したプログラム例である。図4において、4
02は排他的に処理されなければならない部分を示して
おり、その前後に資源使用要求命令404と資源開放要
求命令405を実行する。401、403は排他的に実
行しないタスクの処理部分を示している。このような排
他的に実行する部分を含んだ複数のタスクが実行する動
作を図5、図6を用いて説明する。
【0003】図5は第1の従来例のタスクスケジューリ
ングの動作説明図である。3つのタスク、Task1、Task
2、Task3が並行して実行する場合を考える。実行優先順
位は高い方から、Task1、Task2、Task3の順番であると
し、Task1とTask3が同じ資源を使用する、すなわち、排
他的に実行されるものとする。Task3が排他的な部分を
実行中に、優先度の高いTask2が発生(501)。さら
に優先度の高いTask1が発生(502)。ここでTask1が
排他的に実行すべき部分を実行しようとするとTask3が
既に排他的な部分を実行中(排他的な資源を使用中)な
ので、Task1はロックされた状態で待機する。そこでTas
k2へ制御が移る(503)。Task2の処理が完了してTas
k3が実行を再開し(504)、Task3が排他的実行部分
の処理を終えて資源開放を行なってTask1の実行が再開
する(505)。Task1の処理が完了し、Task3の実行が
再開する(506)。
【0004】図6は第2の従来例のタスクスケジューリ
ングの動作説明図である。図5と同様に、3つのタス
ク、Task1、Task2、Task3が並行して実行する場合を考
え、実行優先順位は高い方から、Task1、Task2、Task3
の順番であるとし、Task1とTask3が同じ資源を使用す
る、すなわち、排他的に実行されるものとする。Task3
が排他的な部分を実行中に、優先度の高いTask2が発生
(601)。さらに優先度の高いTask1が発生(60
2)。ここでTask3が排他的な部分を実行中(共有資源
を使用中)なので、Task1はロックされた状態で待機す
る。ここで、Task3の優先度をTask1と同じ値に設定さ
れ、Task3が排他的な部分を実行し(603)、排他的
実行部分の処理を終えて資源開放を行なってTask1の実
行が再開する(604)。Task1の処理が完了し、Task2
へ制御が移る(605)。Task2の処理が完了してTask3
が実行を再開する(606)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の第
1の従来技術によれば、優先順位の低いタスク(Task
3)が先に排他的に実行する部分を実行中に優先順位の
高いタスク(Task1)が同じく排他的実行部分を実行し
ようとすると、このタスク(Task1)はロックされた状
態になる。この時、優先順位の中間のタスク(Task2)
が実行を開始するとこれが終了するまでTask3の実行は
待たされ、従って優先順位の一番高いタスク(Task1)
の実行が待たされ、結局、優先順位の低いタスク(Task
2)が優先順位の高いタスク(Task1)よりも先に終了し
てしまうという優先度の逆転が起きるという問題点があ
った。さらに第2の従来技術では、これを回避するた
め、一旦、優先度の高いタスク(Task1)が排他的実行
部分を実行しようとしてロックされた時点で、優先順位
の低いタスク(Task3)の優先度を上げて、排他的実行
部分を実行させるようにするため、タスクのスイッチン
グ回数が増え、オーバヘッドが大きくなるという問題点
があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、少ないオーバ
ヘッドで優先度の逆転が発生しないタスクスケジュール
装置を提供することを目的とする。
【0007】また、優先度の高いタスク(Task1)が排
他的実行部分を実行する場合は既に同じ排他的実行部分
を実行している他のタスクが存在すればそこでロックさ
れ、次に実行可能なタスクが実行されるようになってい
るため、優先度の逆転が発生するかどうか判断できな
い。さらに、優先度の高いタスク(Task1)が排他的実
行部分を実行しようとしてロックされた時点で、優先順
位の低いタスク(Task3)の優先度を上げて、排他的実
行部分を実行させるようにするため、必ずしも、優先度
の逆転が起こらない場合でもこれを判定することはでき
ないという問題点があった。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、確実に優先度
の逆転を検出できるタスクスケジュール方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の本発明のタスクスケジュール装置は、タ
スクからの要求を受け付けるタスクインターフェース部
と、タスクインターフェース部から与えられるタスクが
使用する資源情報を管理する資源管理手段と、タスクイ
ンターフェース部から与えられるタスクに関する情報を
管理するタスク管理手段と、タスク管理手段からのタス
ク情報をもとに実行順を保持するタスクキューと、前記
資源管理手段とタスク管理手段からの指示でタスクの実
行優先度を決定する優先度制御手段と、優先度制御手段
によって決定された優先度に従って高い優先度のタスク
から前記タスクキューから取り出して起動するディスパ
ッチ部とをを備えたものであり、優先度制御手段は、タ
スク管理手段から共有資源を使用するタスクの識別子と
共有資源の識別子を与えられ、これにより資源管理手段
から前記共有資源の識別子に関連付けて記憶されたタス
クのうち与えられた順位の優先度を取り出して、前記タ
スクの優先度を一時的にこの優先度に設定してディスパ
ッチ部に通知することを特徴とするものである。
【0010】これにより、予め同じ排他的実行部(共有
資源)を実行するタスクに関して優先度をその排他的資
源ごとに管理して排他的実行部を実行するときは必ず、
同じ排他的実行部を実行する可能性のある他のタスクに
割り込まれないように優先度を高くして実行する。
【0011】また請求項5記載の本発明のタスクスケジ
ュール方法は、タスクからの要求を受け付けるタスクイ
ンターフェース処理手続きと、タスクインターフェース
処理手続きから与えられるタスクが使用する資源情報を
管理する資源管理手続きと、タスクインターフェース処
理手続きから与えられるタスクに関する情報を管理する
タスク管理手続きと、前記資源管理手続きとタスク管理
手続きからの指示でタスクの実行優先度を決定する優先
度制御手続きと、優先度制御手続きによって決定された
優先度に従って高い優先度のタスクから起動するディス
パッチ手続きとを備え、タスクからの共有資源要求がタ
スクインターフェース処理手続きからタスク管理手続き
に渡され、前記タスク管理手続きから受けたタスクの優
先度と既にこれと同じ共有資源を使用中のタスクの優先
度との間の中間の優先度のタスクの実行が予め予測され
れば、優先度逆転の発生が起こると判断することを特徴
とするものである。
【0012】これにより、優先度の高いタスク(Task
1)が排他的実行部分を実行しようとしてロックされた
時点で、このタスクの優先度と既に排他的実行部分を実
行しているタスク(Task3)の優先度の間の優先度を持つ
タスクが存在するかで確実に優先度の逆転を検出する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のタスクスケジュール装置
及びそのタスクスケジュール方法の実施の形態について
具体例を挙げて説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態におけるタスク
スケジュール装置の構成を示す図である。図において、
タスクインターフェース106は、Task1、Task2、Task
3からの資源制御コマンドを受け付けてそのコマンドに
よって資源識別子とタスク識別子およびそのタスクの優
先度をタスク管理手段105と資源管理手段104に送
る。資源管理手段104は、タスクインターフェース1
06から与えられた資源識別子とそれを使用するタスク
の識別子およびそのタスクの優先度とを関連付けて記憶
または記憶から削除を行ない、資源識別子とそれに関連
付けられたタスクの優先度を優先度制御手段102に送
る。優先度制御手段102は、タスク管理手段105か
ら与えられる資源識別子からこれに関連するタスクの優
先度を資源管理手段104から受けてその優先度のうち
与えられた順位の優先度をディスパッチ手段101へ送
る。タスクキュー103はタスク管理手段105から与
えられるタスク識別子をその優先度と共に保持してディ
スパッチ手段101へ送る。ディスパッチ手段101
は、優先度制御手段102からのタスク識別子とその優
先度と、タスクキュー103からの最高優先度のタスク
識別子とその優先度を受取り、これらを比較して優先度
の大きい方のタスクの起動を行なう。
【0015】以上のように構成された本発明の実施の形
態におけるタスクスケジュール装置について、図1、図
2、図4、図7を用いてその動作を説明する。
【0016】図2は本発明のタスクスケジュール方法を
示すフローチャート図である。資源制御コマンド解析手
続き201でタスクからの資源制御コマンドから資源識
別子を取り出し、その結果から資源制御コマンドの判定
手続き202では資源の使用を登録/抹消または資源の
使用を要求/開放を判定する。資源制御コマンドの判定
手続き202で資源使用の登録/抹消と判定された場合
は資源管理テーブルへの登録/抹消手続き203で資源
識別子とタスク識別子および優先度を資源管理テーブル
へ登録/抹消を行ない、次に優先度の決定手続き204
を行なう。また、資源制御コマンドの判定手続き202
で資源使用の要求/開放と判定された場合は次に優先度
の決定手続き204を行なう。優先度の決定手続き20
4では、資源要求の場合はその資源を使用するタスクの
うち与えられた順位の優先度のタスクの識別子とその優
先度をディスパッチ処理手続き205へ渡す。資源開放
の場合はその資源を使用したタスクの元の優先度とその
タスクの識別子をディスパッチ処理手続き205へ渡
す。また、資源管理テーブルへの登録/抹消手続き20
3の後での優先度の決定手続き204では資源を登録/
抹消要求したタスクの識別子とその優先度をディスパッ
チ処理手続き205へ渡す。ディスパッチ処理手続き2
05は、タスクキュー103と優先度の決定手続き20
4から渡されるタスクの優先度のうち大きい方の優先度
のタスクを取り出して、そのタスクを起動する。
【0017】図7は本発明の実施の形態におけるタスク
スケジューリングの動作説明図であり、これは図4に示
すような排他的に実行する部分をもつタスクが実行する
場合のスケジューリングを示している。3つのタスク、
Task1、Task2、Task3を考える。各タスクの実行優先度
をそれぞれ、Priority1、Priority2、Priority3とす
る。実行優先度は高い方から、Priority1、Priority2、
Priority3の順番であるとし(Priority1>Priority2>P
riority3)、Task1 とTask3 が同じ資源を使用する、す
なわち、排他的に実行するものとする。予め3つのタス
クの資源使用がわかっているものとすると、すなわち、
Task1 とTask3 が同一資源(これをResource1とする)
を使用し、Task2が別の資源(これをResource2とする)
を使用するものとする。まずタスクの実行前に資源使用
登録要求をタスクスケジューリング装置に発行すること
により資源管理手段104は、資源管理テーブルへの登
録/抹消手続き203によりタスクの資源使用情報を登
録する。この時、Task1とTask3は同一資源(Resource
1)を使用するものとして登録され、Task2は別の資源
(Resource2)を使用するものとして登録される。
【0018】まず最初にTask3が排他的な部分を実行す
るためにタスクスケジューリング装置に対して資源使用
要求コマンドを発行する。この時、例えばここではこの
共有資源を使うタスクのうちの1番優先度の高いタスク
の優先度で実行することを要求する。これにより、優先
度制御手段102は、優先度決定手続き204により資
源管理手段104から、登録されているTask3の使用す
る資源(Resource1)を使用するタスクのうち優先度の
最も高いPriority1を獲得する。次にディスパッチ手段
101によりTask3の実行が継続される。このとき、Tas
k3は実行優先度 Priority1で実行することになる。Task
3が排他的な部分を実行中に、Task2が発生したとする
と、Task2はPriority2であり、Task3は本来、Priority3
(Priority2>Priority3)であるが排他的な実行部分に
関してはPriority1(Priority1>Priority2)で実行し
ている。このため Task3は排他的な部分の実行が終了す
るまで継続して実行される。Task3が排他的実行部分を
終了した時点で、タスクスケジューリング装置に対して
資源開放要求コマンドを発行する。これにより、優先度
制御手段102は、優先度の決定手続き204により資
源管理手段104からTask3の本来の優先度Priority3を
獲得する。次にディスパッチ手段101により、この時
点で実行可能なタスクのうち実行優先度の高いTask2の
実行が開始(701)される。
【0019】Task2の実行中にTask1が発生したとする
と、実行優先度はTask1の方が高い(Priority1>Priori
ty2)のでTask1の実行が開始(702)される。Task1
の実行が終了すると、この時点で実行待ちの状態にある
2つのタスクのうち実行優先度の高いTask2が実行を再
開(703)し、Task2の実行が終了すると、Task1が実
行を再開(704)する。
【0020】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、予め同じ排他的実行部(共有資源)を実行するタスク
に関して優先度をその排他的資源ごとに管理して排他的
実行部を実行するときは必ず、同じ排他的実行部を実行
する可能性のある他のタスクに割り込まれないように指
定された順位の優先度に設定してタスクを実行する。
【0021】図3はタスクスケジューリングにおいてタ
スクの優先度逆転を検出する方法を示すフローチャート
図である。
【0022】手続き301で、タスクから資源使用要求
があった場合にすでにこれと同じ共有資源が使用中であ
るかどうかを判断する。使用中の場合はさらに手続き3
02で、共有資源を使用中のタスクの優先度と自タスク
の優先度の間の優先度を持つタスクが存在するかどうか
を判断する。存在すれば手続き304で優先度逆転の可
能性ありと判断されその旨がタスク管理手段105に通
知される。存在しなければ手続き305で優先度逆転の
可能性無しと判断されその旨がタスク管理手段105に
通知される。手続き301で同じ共有資源が使用中では
ないと判断された場合は、手続き303で優先度制御手
段102で決定された優先度に自タスクの優先度を一時
的に変える。
【0023】以上のように本発明のタスクの優先度逆転
の検出方法によれば、優先度の高いタスクが排他的実行
部分を実行しようとしてロックされた時点で、このタス
クの優先度と既に排他的実行部分を実行しているタスク
の優先度の間の優先度を持つタスクが存在するかで確実
に優先度の逆転を検出する。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明のタスクスケジュー
リング装置及びそのタスクスケジュール方法によれば、
複数のタスクで同一資源を使用する場合、その資源を使
用する可能性のあるタスクの実行優先度のうちの指定さ
れた順位の優先順位で資源を使用する処理を実行するた
め、資源使用要求を処理する際に、既に別のタスクによ
り予期できない中断がなくなり、本来の実行優先順位が
逆転してしまうことがなくなる。また、予めタスクが使
用する資源情報を登録し排他的実行部を実行開始する時
点でそのタスクの実行優先度を変更するのでタスクの切
替えに要するオーバヘッドを削減できるという効果が得
られる。
【0025】さらに、本発明のタスクの優先度逆転の検
出方法によれば、優先度の高いタスクが排他的実行部分
を実行しようとしてロックされた時点で、このタスクの
優先度と既に排他的実行部分を実行しているタスクの優
先度の間の優先度を持つタスクが存在するかで確実に優
先度の逆転を検出するため、逆転が存在しない場合は無
駄なオーバヘッドを減らすことができタスクスイッチ処
理効率の向上が図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるタスクスケジュー
ル装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態におけるタスクスケジュー
リング方法を示すフローチャート
【図3】タスクの優先度逆転を検出する方法を示すフロ
ーチャート
【図4】排他制御を必要とするプログラム例の一部を示
す図
【図5】第1の従来例のタスクスケジューリングの動作
説明図
【図6】第2の従来例のタスクスケジューリングの動作
説明図
【図7】本発明の実施の形態におけるタスクスケジュー
リングの動作説明図
【符号の説明】
101 ディスパッチ手段 102 優先度制御手段 104 資源管理手段 105 タスク管理手段 106 タスクインターフェース手段 201 資源制御コマンド解析手続き 203 資源管理テーブルへの登録/抹消手続き

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチタスク処理を行なうためのタスク
    スケジュール装置において、タスクからの要求を受け付
    けるタスクインターフェース部と、このタスクインター
    フェース部から与えられるタスクが使用する資源情報を
    管理する資源管理手段と、タスクインターフェース部か
    ら与えられるタスクに関する情報を管理するタスク管理
    手段と、このタスク管理手段からのタスク情報をもとに
    実行順を保持するタスクキューと、前記資源管理手段と
    前記タスク管理手段からの指示で共有資源を使用するタ
    スクの優先度のうちのいづれか1つの優先度をタスクの
    実行優先度とする優先度制御手段と、この優先度制御手
    段によって決定された優先度に従って高い優先度のタス
    クから前記タスクキューから取り出して起動するディス
    パッチ部とを備えたことを特徴とするタスクスケジュー
    ル装置。
  2. 【請求項2】 前記資源管理手段は、共有資源の識別子
    とその共有資源を使用するタスクの識別子とタスクの優
    先度を記憶する手段を備えるとともに、タスクインター
    フェース部からの指示により前記共有資源の識別子とそ
    の共有資源を使用するタスクの識別子と優先度を関連付
    けて記憶し、また前記タスクインターフェース部からの
    指示により前記共有資源の識別子とその共有資源を使用
    するタスクの識別子と優先度を記憶する手段から消去
    し、さらに優先度制御手段に前記共有資源に関連付けら
    れたタスクのうち与えられた順位の優先度を与えること
    を特徴とする請求項1記載のタスクスケジュール装置。
  3. 【請求項3】 前記優先度制御手段は、タスク管理手段
    から共有資源の識別子とその共有資源を使用するタスク
    の識別子を与えられ、これにより資源管理手段から前記
    共有資源の識別子に関連付けて記憶されたタスクのうち
    与えられた順位の優先度を取り出して、前記タスクの優
    先度を一時的にこの優先度に設定してディスパッチ部に
    通知することを特徴とする請求項2記載のタスクスケジ
    ュール装置。
  4. 【請求項4】 マルチタスク処理を行なうためのタスク
    スケジュール方法において、タスクからの要求を受け付
    けるタスクインターフェース処理手続きと、このタスク
    インターフェース処理手続きから与えられるタスクが使
    用する資源情報を管理する資源管理手続きと、タスクイ
    ンターフェース処理手続きから与えられるタスクに関す
    る情報を管理するタスク管理手続きと、前記資源管理手
    続きと前記タスク管理手続きからの指示で共有資源を使
    用するタスクの優先度のうちのいづれか1つの優先度を
    タスクの実行優先度とする優先度制御手続きと、この優
    先度制御手続きによって決定された優先度に従って高い
    優先度のタスクから起動するディスパッチ手続きとを備
    えたことを特徴とするタスクスケジュール方法。
  5. 【請求項5】 タスクからの共有資源要求がタスクイン
    ターフェース処理手続きからタスク管理手続きに渡さ
    れ、前記タスク管理手続きから受けたタスクの優先度と
    既にこれと同じ共有資源を使用中のタスクの優先度との
    間の中間の優先度のタスクの実行が予め予測されたとき
    に、優先度逆転の発生が起こると判断することを特徴と
    する請求項4記載のタスクスケジュール方法。
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Cited By (5)

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