JPH11197410A - 移床式洗浄による固定床ろ過装置 - Google Patents
移床式洗浄による固定床ろ過装置Info
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- JPH11197410A JPH11197410A JP10040914A JP4091498A JPH11197410A JP H11197410 A JPH11197410 A JP H11197410A JP 10040914 A JP10040914 A JP 10040914A JP 4091498 A JP4091498 A JP 4091498A JP H11197410 A JPH11197410 A JP H11197410A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 浮上ろ材を使用する大型の固定床式ろ過装置
及び生物膜ろ過装置の洗浄方法の一部を変更して、運転
は固定床式又は移床式の何れかで行い、洗浄は移床式で
行なうこととし、本方式を上向流、下向流に適用する。 【解決手段】 方形のろ過槽において、ろ過槽上部の浮
上阻止部を複数に分割し、それぞれを多角錐形又は円錐
形として、先端部にろ材を引抜いて洗浄貯留槽へ流入さ
せるろ材流出管を連結し、ろ材は引抜きラインにより引
抜き洗浄し、移送ラインにより下部水槽へ移送しろ層を
再生する。
及び生物膜ろ過装置の洗浄方法の一部を変更して、運転
は固定床式又は移床式の何れかで行い、洗浄は移床式で
行なうこととし、本方式を上向流、下向流に適用する。 【解決手段】 方形のろ過槽において、ろ過槽上部の浮
上阻止部を複数に分割し、それぞれを多角錐形又は円錐
形として、先端部にろ材を引抜いて洗浄貯留槽へ流入さ
せるろ材流出管を連結し、ろ材は引抜きラインにより引
抜き洗浄し、移送ラインにより下部水槽へ移送しろ層を
再生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ろ材として比重
1より小さい浮上ろ材を使用するろ過装置、生物膜ろ過
装置の改良に関するもので、技術分野としては、下水、
農業集落排水、食品排水、家庭雑排水等の汚水処理に関
わる。
1より小さい浮上ろ材を使用するろ過装置、生物膜ろ過
装置の改良に関するもので、技術分野としては、下水、
農業集落排水、食品排水、家庭雑排水等の汚水処理に関
わる。
【0002】
【従来の技術】浮上ろ材を使用するろ過装置において、
小規模ろ過装置の洗浄方式としては移床式、機械攪拌式
がある。移床式としては特願平9−58217、特願平
9−190348、特願平9−247388があるが、
いずれも浮上ろ材の浮力を利用して上部より下部に戻し
てろ層を再構成するものである。大・中形ろ過装置は固
定床式が主であり、その構造はろ過槽上部に平坦な浮上
阻止部を設け、その下に浮上ろ材を充填して固定床ろ層
とし、ろ層中間部に散気管を設け、下部を原水槽とする
構造であり、ろ材洗浄方法としては圧縮空気と処理水を
使用して攪拌洗浄する型式のものである。
小規模ろ過装置の洗浄方式としては移床式、機械攪拌式
がある。移床式としては特願平9−58217、特願平
9−190348、特願平9−247388があるが、
いずれも浮上ろ材の浮力を利用して上部より下部に戻し
てろ層を再構成するものである。大・中形ろ過装置は固
定床式が主であり、その構造はろ過槽上部に平坦な浮上
阻止部を設け、その下に浮上ろ材を充填して固定床ろ層
とし、ろ層中間部に散気管を設け、下部を原水槽とする
構造であり、ろ材洗浄方法としては圧縮空気と処理水を
使用して攪拌洗浄する型式のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】浮上ろ材を使用する大
・中規模の固定床式ろ過装置においては、前述のように
洗浄方式として空気と水の単独又は併用による攪拌洗浄
が行われ、汚水中のろ材は浮力により上昇し、汚濁物は
浮遊−沈降により分離し汚水を排水して洗浄を終了する
ものであるが、次のような問題がある。 1.大量の処理水を使用するので大きい処理水槽とポン
プが必要である。 2.多量の空気を使用するので大型圧縮機が必要であ
る。 3.ろ層厚を大きくすると洗浄効率が悪くなる。 第一の課題は、下向流ろ過装置において、これらの問題
点の解決を新洗浄法により計ることである。第二の課題
は、新洗浄法を上向流ろ過装置に適用することであ
る。、第三の課題は、新洗浄法を上向流生物膜ろ過装置
に適用することである。第四の課題は、新洗浄法を下向
流生物膜ろ過装置に適用することである。
・中規模の固定床式ろ過装置においては、前述のように
洗浄方式として空気と水の単独又は併用による攪拌洗浄
が行われ、汚水中のろ材は浮力により上昇し、汚濁物は
浮遊−沈降により分離し汚水を排水して洗浄を終了する
ものであるが、次のような問題がある。 1.大量の処理水を使用するので大きい処理水槽とポン
プが必要である。 2.多量の空気を使用するので大型圧縮機が必要であ
る。 3.ろ層厚を大きくすると洗浄効率が悪くなる。 第一の課題は、下向流ろ過装置において、これらの問題
点の解決を新洗浄法により計ることである。第二の課題
は、新洗浄法を上向流ろ過装置に適用することであ
る。、第三の課題は、新洗浄法を上向流生物膜ろ過装置
に適用することである。第四の課題は、新洗浄法を下向
流生物膜ろ過装置に適用することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題の解決方法と
しては、洗浄方式を一部変更する必要がある。即ち、固
定床式ろ過装置の洗浄方法としての空気、処理水による
ろ過槽全体を一度に攪拌・洗浄・汚水分離を行う方法を
止めて、何回かに分割して移送して洗浄する方法とする
ものである。第一の課題に対しては、運転は固定床式で
行い、洗浄は移床式により行うよう変更するものであ
り、大型槽であるから複数ヵ所より引抜くものとし、浮
上阻止部14を複数に分割する。大型ろ過槽は一般に方
形であるから複数の方形に分割し、浮上阻止部14を多
角錐形又は円錐形として立上がり、コーナ部は槽内角に
向けて立ち下がり、浮上阻止部14の先端にろ材流出管
13を設け、貯留槽流入弁12を経て、別に設ける洗浄
貯留槽9、貯留水引抜きポンプ20と連結して引抜きラ
インを形成し、ろ材移送はろ材移送水ポンプ4、移送水
弁6、移送水調整弁8、エジェクター10、ろ材移送弁
11、ろ材移送管15にて移送ラインを形成して、下部
ろ材分離槽24に移送する。尚、ろ材流出管13以降の
洗浄貯留・移送方法については、特願平9−5821
7、特願平9−190348、特願平9−247388
により出願中のものであって、本発明はこれらの洗浄シ
ステムを大型ろ過槽に適用するものである。第二の課題
は、上向流ろ過装置への適用であって、前述の第一の課
題に対応するろ過装置において、上部の複数の浮上阻止
部14をスクリーン又は網とし、浮上阻止部14の上部
を処理水槽16aとし処理水水路17を設け、下部を原
水槽3aとし原水流入管3を設ける。洗浄システムは同
様である。 第三の課題は、上向流生物膜
ろ過装置への適用であって、前述の第二の課題に対応す
るろ過装置において、ろ層の中間下部に散気管22を設
け、上部を好気層とし、下部を嫌気層とする。洗浄シス
テムは同様である。第四の課題は、下向流生物膜ろ過装
置への適用であって、前述の第一の課題に対応するろ過
装置において、ろ層の中間下部に散気管22を設け、上
部を好気層とし、下部を嫌気層とする。更に、上部の複
数の浮上阻止部14をスクリーン又は網とし、浮上阻止
部14の上部を空気室25とし、調圧管26、フロート
弁27を設ける。洗浄システムは同様である。
しては、洗浄方式を一部変更する必要がある。即ち、固
定床式ろ過装置の洗浄方法としての空気、処理水による
ろ過槽全体を一度に攪拌・洗浄・汚水分離を行う方法を
止めて、何回かに分割して移送して洗浄する方法とする
ものである。第一の課題に対しては、運転は固定床式で
行い、洗浄は移床式により行うよう変更するものであ
り、大型槽であるから複数ヵ所より引抜くものとし、浮
上阻止部14を複数に分割する。大型ろ過槽は一般に方
形であるから複数の方形に分割し、浮上阻止部14を多
角錐形又は円錐形として立上がり、コーナ部は槽内角に
向けて立ち下がり、浮上阻止部14の先端にろ材流出管
13を設け、貯留槽流入弁12を経て、別に設ける洗浄
貯留槽9、貯留水引抜きポンプ20と連結して引抜きラ
インを形成し、ろ材移送はろ材移送水ポンプ4、移送水
弁6、移送水調整弁8、エジェクター10、ろ材移送弁
11、ろ材移送管15にて移送ラインを形成して、下部
ろ材分離槽24に移送する。尚、ろ材流出管13以降の
洗浄貯留・移送方法については、特願平9−5821
7、特願平9−190348、特願平9−247388
により出願中のものであって、本発明はこれらの洗浄シ
ステムを大型ろ過槽に適用するものである。第二の課題
は、上向流ろ過装置への適用であって、前述の第一の課
題に対応するろ過装置において、上部の複数の浮上阻止
部14をスクリーン又は網とし、浮上阻止部14の上部
を処理水槽16aとし処理水水路17を設け、下部を原
水槽3aとし原水流入管3を設ける。洗浄システムは同
様である。 第三の課題は、上向流生物膜
ろ過装置への適用であって、前述の第二の課題に対応す
るろ過装置において、ろ層の中間下部に散気管22を設
け、上部を好気層とし、下部を嫌気層とする。洗浄シス
テムは同様である。第四の課題は、下向流生物膜ろ過装
置への適用であって、前述の第一の課題に対応するろ過
装置において、ろ層の中間下部に散気管22を設け、上
部を好気層とし、下部を嫌気層とする。更に、上部の複
数の浮上阻止部14をスクリーン又は網とし、浮上阻止
部14の上部を空気室25とし、調圧管26、フロート
弁27を設ける。洗浄システムは同様である。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明に係わる装置は上述のよ
うに構成されており、大型のろ過槽内の浮上ろ材は浮力
により押し上げられて圧密状態にてろ層を形成してい
る。第一の課題に対しては、ろ過槽上部の浮上阻止部を
複数に分割し、それぞれを円錐形又は角錐形の浮上阻止
部14とし、更に方形のコーナ部の空隙を錐形下部の延
長斜めに阻止部14aを形成する。原水はろ層上部の原
水流入管3より流入し、下向流でろ材の間隙を下降しつ
つ汚濁固形物をろ層にてろ過分離し、更に下降してろ層
を出てろ材分離仕切筒23の外側の処理水槽16に至り
系外に搬出される。ろ層に汚濁物が蓄積し次第にろ過抵
抗が大きくなると、タイマー又はろ過抵抗値による操作
信号をうけ、ろ材引抜きラインが開となる。即ち、貯留
槽流入弁12が開となり、貯留水引抜き弁19が開、貯
留水引抜きポンプ20が運転となり、貯留槽流入弁12
を経てろ材は洗浄貯留槽9に流入する。ろ材は洗浄貯留
槽9内の水流により洗浄され浮上し、汚濁物は浮遊し下
降しつつ貯留水引抜きポンプ20により系外に排出され
る。引抜きが終了すると引抜きラインは閉となり、移送
ラインが開となる。即ち、ろ材移送弁11は開、移送水
弁6は開、移送水ポンプ4は運転となりエジェクター1
0を経てろ材を下部ろ材分離槽24に移送しろ層を再構
築する。浮上阻止部14が複数の場合の運転方法として
は、同時に洗浄する方法、交互に洗浄する方法があり何
れも数回に分けて間欠運転となる。
うに構成されており、大型のろ過槽内の浮上ろ材は浮力
により押し上げられて圧密状態にてろ層を形成してい
る。第一の課題に対しては、ろ過槽上部の浮上阻止部を
複数に分割し、それぞれを円錐形又は角錐形の浮上阻止
部14とし、更に方形のコーナ部の空隙を錐形下部の延
長斜めに阻止部14aを形成する。原水はろ層上部の原
水流入管3より流入し、下向流でろ材の間隙を下降しつ
つ汚濁固形物をろ層にてろ過分離し、更に下降してろ層
を出てろ材分離仕切筒23の外側の処理水槽16に至り
系外に搬出される。ろ層に汚濁物が蓄積し次第にろ過抵
抗が大きくなると、タイマー又はろ過抵抗値による操作
信号をうけ、ろ材引抜きラインが開となる。即ち、貯留
槽流入弁12が開となり、貯留水引抜き弁19が開、貯
留水引抜きポンプ20が運転となり、貯留槽流入弁12
を経てろ材は洗浄貯留槽9に流入する。ろ材は洗浄貯留
槽9内の水流により洗浄され浮上し、汚濁物は浮遊し下
降しつつ貯留水引抜きポンプ20により系外に排出され
る。引抜きが終了すると引抜きラインは閉となり、移送
ラインが開となる。即ち、ろ材移送弁11は開、移送水
弁6は開、移送水ポンプ4は運転となりエジェクター1
0を経てろ材を下部ろ材分離槽24に移送しろ層を再構
築する。浮上阻止部14が複数の場合の運転方法として
は、同時に洗浄する方法、交互に洗浄する方法があり何
れも数回に分けて間欠運転となる。
【0006】第二の課題に対しては、複数の浮上阻止部
14の錐体面をスクリーン又は網とし通水ができ、その
上部を処理水槽16aとし、ろ層の下部の原水槽3aの
原水流入管3よ原水が流入し上向流でろ過し、処理水水
路17より系外に搬出するものである。ろ材引抜き・洗
浄貯留・移送については第一の課題解決の方法と同様で
ある。
14の錐体面をスクリーン又は網とし通水ができ、その
上部を処理水槽16aとし、ろ層の下部の原水槽3aの
原水流入管3よ原水が流入し上向流でろ過し、処理水水
路17より系外に搬出するものである。ろ材引抜き・洗
浄貯留・移送については第一の課題解決の方法と同様で
ある。
【0007】第三の課題については、第二の課題の解決
法によるろ過装置に対して、ろ層の中間下部に散気管2
2を設け、上部は好気層とし下部は嫌気層として微生物
を活性化し、有機性汚水を処理する生物膜ろ過装置であ
る。ろ材引抜き・洗浄貯留・移送については第一の課題
解決の方法と同様である。
法によるろ過装置に対して、ろ層の中間下部に散気管2
2を設け、上部は好気層とし下部は嫌気層として微生物
を活性化し、有機性汚水を処理する生物膜ろ過装置であ
る。ろ材引抜き・洗浄貯留・移送については第一の課題
解決の方法と同様である。
【0008】第四の課題については、第一の課題の解決
法によるろ過装置に対して、複数の浮上阻止部14の錐
体面をスクリーン又は網とし、その上部を空気室25と
して、ろ層の中間下部に散気管21を設け、上部は好気
層とし下部は嫌気層として、原水流入管3に原水を流入
し下向流でろ過しつつ、微生物を活性化して有機性汚水
を酸化分解処理し、処理水は処理水槽16より処理水管
17aを経て系外に搬出され、空気は浮上阻止部14の
スクリーンを通過して空気室25、調圧管26、フロー
ト弁27を経て系外に放出される。ろ材に付着した微生
物とろ材間に保持されている汚泥はろ材とともに、第一
の課題の解決法と同様にして、ろ材引抜き管13より引
抜かれ、洗浄貯留槽9より下部ろ材分離槽24に移送さ
れろ層を再構築する。ろ材分離槽24内の汚水中の汚濁
物は浮遊沈降して汚水排水管21により系外に搬出され
る。ろ材流出管13以降のろ材引抜き・洗浄貯留・移送
にっいては第一の課題解決の方法と同様である。
法によるろ過装置に対して、複数の浮上阻止部14の錐
体面をスクリーン又は網とし、その上部を空気室25と
して、ろ層の中間下部に散気管21を設け、上部は好気
層とし下部は嫌気層として、原水流入管3に原水を流入
し下向流でろ過しつつ、微生物を活性化して有機性汚水
を酸化分解処理し、処理水は処理水槽16より処理水管
17aを経て系外に搬出され、空気は浮上阻止部14の
スクリーンを通過して空気室25、調圧管26、フロー
ト弁27を経て系外に放出される。ろ材に付着した微生
物とろ材間に保持されている汚泥はろ材とともに、第一
の課題の解決法と同様にして、ろ材引抜き管13より引
抜かれ、洗浄貯留槽9より下部ろ材分離槽24に移送さ
れろ層を再構築する。ろ材分離槽24内の汚水中の汚濁
物は浮遊沈降して汚水排水管21により系外に搬出され
る。ろ材流出管13以降のろ材引抜き・洗浄貯留・移送
にっいては第一の課題解決の方法と同様である。
【0009】
【実施例】図1は、原水を上部の原水流入管3より流入
し下向流によりろ過する移床式ろ過装置である。上部の
複数の浮上阻止部14は密閉形で、頂部にろ材流出管1
3を連結し、ろ材は汚濁物が蓄積されろ過抵抗が大きく
なると、ろ材引抜きラインにより洗浄貯留槽9に入り、
洗浄貯留の後ろ材移送ラインによりろ過槽下部ろ材分離
室24に移送されろ層に戻りろ層を再構築する。
し下向流によりろ過する移床式ろ過装置である。上部の
複数の浮上阻止部14は密閉形で、頂部にろ材流出管1
3を連結し、ろ材は汚濁物が蓄積されろ過抵抗が大きく
なると、ろ材引抜きラインにより洗浄貯留槽9に入り、
洗浄貯留の後ろ材移送ラインによりろ過槽下部ろ材分離
室24に移送されろ層に戻りろ層を再構築する。
【0010】図2は、ろ過槽上部の複数の浮上阻止部1
4の錐体面をスクリーン又は網とし通水性を持ち、上部
にろ材流出管13を連結し、下部原水槽3aに原水流入
管3にて原水を流入し、上向流でろ過して処理水槽16
aに貯留し、処理水水路17より系外に搬出する上向流
ろ過装置である。原水中の汚濁固形物は沈降し、浮遊性
汚濁物のうち微細な汚濁質がろ材中に流入するが、処理
課程にて汚泥フロックとなりろ材間に保持されて上部に
至り、ろ材流出管13を経て前述の実施の形態において
述べたように引抜きラインにより引抜かれて洗浄貯留槽
9に入り洗浄の後、ろ材移送ラインにより原水槽3aに
移送されろ層を再構築するものである。
4の錐体面をスクリーン又は網とし通水性を持ち、上部
にろ材流出管13を連結し、下部原水槽3aに原水流入
管3にて原水を流入し、上向流でろ過して処理水槽16
aに貯留し、処理水水路17より系外に搬出する上向流
ろ過装置である。原水中の汚濁固形物は沈降し、浮遊性
汚濁物のうち微細な汚濁質がろ材中に流入するが、処理
課程にて汚泥フロックとなりろ材間に保持されて上部に
至り、ろ材流出管13を経て前述の実施の形態において
述べたように引抜きラインにより引抜かれて洗浄貯留槽
9に入り洗浄の後、ろ材移送ラインにより原水槽3aに
移送されろ層を再構築するものである。
【0011】図3は、前述の図2の上向流ろ過装置にお
いて、ろ層の中間下部に散気管22を設け上部を好気層
とし下部を嫌気層として、ろ材に微生物を付着させ活性
化して有機性汚水を酸化処理するものである。ろ材の引
抜き・洗浄貯留・移送については前述と同様である。
いて、ろ層の中間下部に散気管22を設け上部を好気層
とし下部を嫌気層として、ろ材に微生物を付着させ活性
化して有機性汚水を酸化処理するものである。ろ材の引
抜き・洗浄貯留・移送については前述と同様である。
【0012】図4は、前述の図1の下向流ろ過装置にお
いて、複数の浮上阻止部14の錐体面をスクリーン又は
網とし通水性、通気性を保ち、上部は覆蓋して空気室と
し、ろ層の中間下部には散気管22を設けて、上部を好
気層とし下部を嫌気層として、ろ材に微生物を付着させ
活性化して有機性汚水を酸化処理するものである。ろ材
の引抜き・洗浄・貯留・移送については同様である。
いて、複数の浮上阻止部14の錐体面をスクリーン又は
網とし通水性、通気性を保ち、上部は覆蓋して空気室と
し、ろ層の中間下部には散気管22を設けて、上部を好
気層とし下部を嫌気層として、ろ材に微生物を付着させ
活性化して有機性汚水を酸化処理するものである。ろ材
の引抜き・洗浄・貯留・移送については同様である。
【0013】
【発明の効果】本発明によると、浮上ろ材を使用する大
型の固定床式ろ過装置、生物膜ろ過装置に対して、従来
の洗浄方法を変更して移床式洗浄法とすることで、負荷
が大きい場合でも又負荷変動が大きい場合でも対応が容
易であり、ろ層厚も自由に大きくすることが可能とな
り、又大容量の処理水貯留槽、ポンプ、空気圧縮機等が
不要となる。即ち、ろ過装置、生物膜ろ過装置の目的、
規模容量、汚濁負荷の条件によりろ材の洗浄量、洗浄回
数を決めてろ材移送計画が容易に実施でき、ろ過装置の
大型化が容易であり、生物膜ろ過装置などろ層厚を必要
とし、規模、容量の大きい施設に適用出来て、省面積、
省エネルギに資するものである。
型の固定床式ろ過装置、生物膜ろ過装置に対して、従来
の洗浄方法を変更して移床式洗浄法とすることで、負荷
が大きい場合でも又負荷変動が大きい場合でも対応が容
易であり、ろ層厚も自由に大きくすることが可能とな
り、又大容量の処理水貯留槽、ポンプ、空気圧縮機等が
不要となる。即ち、ろ過装置、生物膜ろ過装置の目的、
規模容量、汚濁負荷の条件によりろ材の洗浄量、洗浄回
数を決めてろ材移送計画が容易に実施でき、ろ過装置の
大型化が容易であり、生物膜ろ過装置などろ層厚を必要
とし、規模、容量の大きい施設に適用出来て、省面積、
省エネルギに資するものである。
【図1】浮上ろ材を使用する、下向流の移床式ろ過装置
の断面図である。
の断面図である。
【図2】浮上ろ材を使用する、上向流の移床式ろ過装置
の断面図である。
の断面図である。
【図3】浮上ろ材を使用する、上向流の移床式生物膜ろ
過装置の断面図である。
過装置の断面図である。
【図4】浮上ろ材を使用する、下向流の移床式生物膜ろ
過装置の断面図である。
過装置の断面図である。
【図5】浮上阻止部の多角錐形の平面図である。
【図6】浮上阻止部の多角錐形の断面図である。
【図7】浮上阻止部の多角錐形の斜め断面図である。
1は、ろ過槽 3は、原水流入管 3aは、原水槽 4は、ろ材移送水ポンプ 6は、移送水弁 7は、洗浄貯留槽流入調整弁 8は、移送水調整弁 9は、洗浄貯留槽 10は、エジェクター 11は、ろ材移送弁 12、12aは、貯留槽流入弁 13、13aは、ろ材流出管 14、14aは、浮上阻止部 15は、ろ材移送管 16、16aは、処理水槽 17は、処理水水路 19は、貯留水引抜き弁 20は、貯留水引抜きポンプ 21は、汚水引抜き弁 22は、散気管 23は、ろ材分離仕切筒 24は、ろ材分離槽 25は、空気室 26は、調圧管 27は、フロート弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 29/08 540A 29/38 510B 520A
Claims (4)
- 【請求項1】 比重が1より小さい浮上ろ材を上部に浮
上阻止部を有するろ過槽に充填してろ層とし、ろ層の上
部に原水を流入し下向流でろ過し下部の処理水槽(1
6)より処理水を系外に搬出する下向流ろ過装置におい
て、上部の浮上阻止部(14)を複数個とし、それぞれ
を円錐形又は角錐形の浮上阻止部(14)とし、頂部に
ろ材流出管(13)を設け、洗浄貯留槽(9)と連結し
て、ろ材を引抜きポンプ(27)により引抜いて、洗浄
貯留槽(9)にて洗浄し貯留して、ろ材移送水ポンプ
(4)によりろ層の下部ろ材分離槽(24)に移送しろ
層を再構築することを特長とするろ過装置。 - 【請求項2】 請求項1のろ過装置において、浮上阻止
部(14)をスクリーン又は網とし、その上部を処理水
槽(16a)とし下部を原水槽(3a)として上向流に
よりろ過することを特長とするろ過装置。 - 【請求項3】 請求項2のろ過装置において、ろ層の中
間下部に散気管(22)を設け、上部を好気層とし下部
を嫌気層としてろ材に微生物を付着させ活性化して、有
機汚水を酸化処理することを特長とする生物膜ろ過装
置。 - 【請求項4】 請求項1のろ過装置において、ろ層の中
間下部に散気管(22)を設け、上部を好気層とし下部
を嫌気層として、浮上阻止部(14)をスクリーン又は
網とし、その上部を空気室(25)として、空気は調圧
管(26)よりフロート弁(27)を経て放出し、水位
は調圧管内フロート弁(27)を最高として下向流にて
有機汚水を酸化処理することを特長とする生物膜ろ過装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10040914A JPH11197410A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 移床式洗浄による固定床ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10040914A JPH11197410A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 移床式洗浄による固定床ろ過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11197410A true JPH11197410A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=12593780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10040914A Pending JPH11197410A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 移床式洗浄による固定床ろ過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11197410A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005296792A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Tokyo Metropolis | 移床式ろ過装置 |
JP2013516317A (ja) * | 2010-01-08 | 2013-05-13 | パークソン コーポレーション | 不純物含有液体を処理するための方法およびコンピュータプログラム製品 |
-
1998
- 1998-01-19 JP JP10040914A patent/JPH11197410A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005296792A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Tokyo Metropolis | 移床式ろ過装置 |
JP4513390B2 (ja) * | 2004-04-12 | 2010-07-28 | 大同特殊鋼株式会社 | 移床式ろ過装置 |
JP2013516317A (ja) * | 2010-01-08 | 2013-05-13 | パークソン コーポレーション | 不純物含有液体を処理するための方法およびコンピュータプログラム製品 |
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